【今回レビューする製品】2023年 パナソニックの3枚刃シェーバー・ラムダッシュの性能とおすすめ: メンズシェーバー・電気ひげ剃り:製品の機能差や違いなど:スキンケアシェーバー ラムダッシュ ES-MT21対応
【評価する製品型番】ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2B ES-LT2P ES-ST2T ES-CST2T ES-LT4B ES-LT4P ES-ST6T ES-CST6T ES-ST8T ES-CST8T ES-LT6B ES-LT6P ES-LT2A ES-LT5A S-LT5A ES-LT8B ES-LT8P ES-LT7A ES-LT8A ES-RT48 ES-RT39 ES-RT28 ES-RL34 ES-RT19 ES-RL15 ES-MT22 ES-MT2!
今回のお題
パナソニックのラムダッシュ3枚刃のおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のパナソニックのラムダッシュの比較です。
国産メーカーで、日本人に合わせた「優しく」かつ「深く剃れる」というバランス性に定評のあるパナソニック社のラムダッシュについて紹介します。
1・高性能ラムダッシュの比較
・刃の枚数:6枚刃・5枚刃
・予算:2.5万円〜6万円
2・中級ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃
・予算:5000円〜2万円
3・携帯用小型ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃・5枚刃
・予算:2000円〜2万円
4・ラムダッシュのまとめ 【結論】
=おすすめ機種の提案
ラムダッシュは、かなりの数がありますので、記事を複数に分けています。
今回は、2回目の記事です。
ラムダッシュのなかでは「安くて高性能」といえる 「3枚刃モデル」の紹介です。
価格的には1万円台が中心のグレードで「お風呂剃りに特化したモデル」や「フェイスケア特化モデル」など、3枚刃でも興味深いモデルも多いです。
なお、「そり味」の部分で「より高性能」となる、6枚刃・5枚刃は、1回目記事で紹介しています。
洗浄機なしでも2万円以上の予算が必要ですが、切れ味などの技術水準は高いです。
そうした製品をお探しならば、1回目記事となる【高性能ラムダッシュの比較記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
肌の優しさ ★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★★★
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、機種ごと機能を紹介します。
そして、最後に「結論」して、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を選定していきます。
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1・ラムダッシュ5・6枚刃シェーバー
2・ラムダッシュ3枚刃シェーバー
3・ブラウンの高級シェーバー
4・ブラウンの格安シェーバー
5・フィリップスのシェーバー
6・イズミの低価格シェーバー
7・防水・風呂ぞり対応シェーバー
8・トラベル用・携帯用シェーバー
9・おすすめシェーバーまとめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログのシェーバ比較記事全体としては、その2回目記事として書きました。
1・ラムダッシュ3枚刃と5枚刃の違い
最初に、3枚刃と、前回記事で見た上位の5枚刃モデルとの違を解説しておきます。
3枚刃のラムダッシュは、(名前通りですが)3枚の刃を採用します。
長いヒゲやアゴ下の毛を処理するためのトリマー刃と、その両側に、やや大きめな2枚の外刃(深剃り刃)が採用されるのが「デフォルト」です。
5枚刃のラムダッシュは、(やはり名前通りですが)3枚刃より刃が2枚多いです。
深剃りに対応するフィニッシュ刃が2枚、長いヒゲに対応するクイックスリット刃、くせのあるヒゲに対応するくせヒゲリフト刃が2枚で、計5枚の外刃を採用します。
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刃の名前を色々出したので混乱されたかもしれません。
「ざっくりと簡単に」言ってしまえば、ラムダッシュの場合、外刃の枚数が多いほど、「深剃り」と「クセヒゲへの対応力」が高いという「法則」があります。
逆に言えば、さほど濃くないヒゲの方や、クセヒゲも気にならない方は、3枚刃でも十分高性能といえます。
以下、もう少しだけ、「細かく」説明してみましょう。
第1に、「シェービングにかかる時間」です。
3枚刃モデルは、上位の5枚刃モデルと刃の品質は同じです。
内刃は30°鋭角ナノエッジ内刃、外刃はステンレス鍛造外刃という日本刀をつくる技術を応用した同じ技術を採用します。。
一方、リニア駆動(=内刃の往復運動)は、5枚刃は14000ストロークですので、3枚刃の13000ストロークだと少し(7%)遅くなります。
パナソニックは、 刃の枚数とストローク数とをかけ算して、「カットアクション」という独自の数値を出しています(上図)。
しかし、用途性の異なる「クセヒゲ用の刃」までカウントしての数字ですし、数値が示すインパクトほど、実際に意味のある数値ではないと思います。
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結論的にいえば、ヒゲの濃い方やクセヒゲを「念入りに」処理する場合、上位機のが「早剃り」なのは間違いないです。
ただ、一般的な利用法において、この数字の差を実感できるほどの時短効果はないと言えます。
第2に、「アゴなどの曲面そり」についてです。
この部分の精度は、5枚刃とは、はっきり差がでます。
3枚刃のラムダッシュも、上位機は、外刃が浮き沈みするフロート構造ほか、ヘッド自体が、上下・左右・前後に稼働することで、アゴに密着して、曲面そり精度を高める、3D密着ヘッドを採用します。
5枚刃のラムダッシュは、しかし、その上で、密着性を高めるため、より複雑な動きに対応する5Dアクティブサスペンション機能を実装します。
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結論的にいえば、「アゴのそり残し」は、5枚刃モデルのほう確実に少ないでしょう。1往復で正確にカットできる率も高くなります。
また、とくに、念入りにアゴを処理する方ならば、(前言を撤回するようですが)シェービングにかかる時間」も、5枚刃のほうが短く済むとは言えるでしょう。
こうしたこともあり、パナソニックも「ヒゲの濃い方は、5枚刃以上」を薦めています。
第2に、「肌への優しさ」についてです。
「肌の優しさ」の点でも、5枚刃と少し差があります。
5枚刃モデルは、肌にあたる面が3枚刃より広いので、あまり押しつけずに、深剃りできるからです。
その上で、写真のような金色のスムースローラーが付属し、過度の肌の摩擦を防ぐ仕組みもあります。
3枚刃にも、ヒゲの濃さに合わせて、自動的にパワーをコントロールしてくれるラムダッシュAI(ヒゲセンサー)など、一部の上位技術は「降りてきて」います。
そのため、相当大きな差というわけではないです。
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以上、3枚刃と上位の5枚刃モデルとの違いを説明しました。
結論的にいえば、くせ毛がある人、深剃りがしたい人、シェービング速度を短くしたい人は、(多少高くとも)能力の高い5枚刃モデルがおすすめです。
しかし、ヒゲがさほど濃くない方など、「ベストではなくてベターで良い」ならば、パナソニックの3枚刃は、他社機と比べても「費用対効果が高い」と言えます。
なお、3枚刃は、スキンケアモデルや、「ラムダッシュの称号」を得られない下位機種など、上で説明した原則からすこしずれるモデルもあります。
そういったモデルも扱いますので、注意しながら比較しようと思います。
2・他メーカーのシェーバーとの違い
日本市場でシェアが多いシェーバーは、パナソニックのほかに、ブラウンとフィリップスがあります。
パナソニックは国産で、ブラウンはドイツ、フィリップスはオランダのメーカーになります。
3大メーカーは、それぞれメーカーごとに以下のような特徴を持ちます。
1・パナソニック
深剃りと肌の優しさが両立。
日本人向け製品。
シェービング速度がダントツ速い。
2・フィリップス
深剃りがイマイチ。
そり味が最も優しい。
シェービングには時間がかかる。
3・ブラウン
深剃りが最も得意。
クセ髭に強い。
パナソニックに次ぐシェービング速度。
パナソニックは、主に国内向けに生産されており、日本人の髭の性質に合ったものを作っているといえます。
そのため、Atlasは、パナソニックのラムダッシュを(日常的には)愛用しています。
今回、紹介するパナソニック製品は、そり味が優しいフィリップスと、深剃りが得意なブラウンに対して、ほぼその中間、言い換えれば「いいとこ取り」な製品を出しているメーカーだと言えます。
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深剃りも可能ですし、肌にも優しいです。
また、日本人の生活スタイルに合わせたためか、シェービングにかかるスピードも他社よりも速いと思います。
オールマイティに優れているので、深剃りや、肌への優しさなど特定の一点に特化したシェーバーが欲しい場合でないならば、パナソニックのシェーバーがオススメになります。
3・ラムダッシュLTシリーズ
というわけで、紹介にはいります。
はじめに、スタンダードな3枚刃ラムダッシュからです。
3枚刃は、2022年に「約10年ぶり」に外観部分のメジャーアップデートがあり、LTシリーズになりました。
今回は、その情報を盛り込んでいます。
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いつものように、オススメできるポイントを赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。
〈2022年7月モデル〉
【お風呂剃り対応】
1・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2B-W
2・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2B-K
¥7,891 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】
3・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2P-T
¥7,891 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 固定式(フロート)
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
ES-LT2BとES-LT2Pは、3枚刃のLTシリーズのベーシックモデル(入門機)です。
2機種あり、お風呂剃りに対応するモデルと、非対応のモデルがあります。
対応機のみ、あとで説明する(お風呂剃りの際に便利な)洗顔料を使っての泡メイキングモードが備わります。
非対応機は、その代わりに、充電中でも利用できる仕様になっています。
非対応機も「防水仕様」であることは変わりませんので、水洗いもできます。
しかし、充電中に使える仕様にするとお風呂の場合感電する恐れがあるため、仕様を分けています。
ユーザーの用途に合わせて選べるので、そうすれば問題ないでしょう。
本機の仕組みは、往復式です。
パナソニックは、旅行用を除けば左右に刃が動く往復式(リニア式)だけを出します。
その上で、ストローク数として1.3万回以上持つモデルだけが「ラムダッシュ」と呼ばれます。本機は、その基準に達している製品ですから、基本的に実力はあります。
刃の枚数は、先述のように3枚刃です。
パナソニックのシェーバーとしては「真ん中」ランクです。
同社の最高峰は6枚刃・5枚刃ですから。
往復式シェーバーの場合、枚数が多いほど、シェービング速度・そり残しのなさ・深剃りしやすさの部分でメリット性がでます。
ただ、刃が多いと重くなるのが欠点です。そのため「T字カミソリのように」使いたい場合、重さの軽い3枚刃には、一定のメリットがあります。
続いて、LTシリーズだけの機能で、本機も搭載する注目機能を、3点紹介しておきます。
第1に、泡スルーヘッド機能です。
旧機(写真左)のようにヘッドに(はっきり分かる)溝のある形状は止めましたが、機能的には引き続き搭載です。
本機は、お風呂用・非お風呂用ともに防水仕様で、シェービングフォームの利用にも対応します。
Schick ハイドロ シェービングフォーム
¥297 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
例えば、シックのハイドロなど、一般的なシェービングフォームなどを使ってシェービングすることができます。
フォームが使えるのは他社機にもあります。
ただ、それらを含めて、泡ぞりする際に泡を一緒にかきとってしまうことが、共通の問題点でした。
泡スルーヘッド機能は、ここにメスを入れたものです。ヘッドをカミソリを使う場合のように泡をかき取りにくい構造にし、泡を肌によりきちっと届けることが可能です。
実用性の点ではかなり意味のある機能だと思います。
泡スルーヘッドは、5枚刃にもない工夫で、3枚刃のLTシリーズだけの搭載です。
LTシリーズは、3枚刃は「風呂剃り用」として、パナソニックが展開してきた旧シリーズ(写真)の後継品でもあるため、本機も、この部分を引き継がれています。
カミソリに近い持ち方ができるコンセプトも、今回の製品でも引き継がれました。
第2に、「泡メイキングモード」です。
こちらは、お風呂対応モデルだけの機能です。
スイッチを2秒間長押しをすると発動し、洗顔料からシェーバー用の泡を作るのに適切な、強力運転をする機能です。
なお、お風呂非対応モデルは、同じ運転機構を生かして、それを清掃時に使う「音波洗浄モード」が代わりにつきます。
第3に、「ウォータースルー洗浄」です。
写真のように、シャッターを下げて、刃を外さずそのまま洗うことができる機能です。
毎日使うには意外と面倒な部分の「時短」を狙った機能です。
掃除をサボっている場合など、たまには外して洗う必要はありますが、毎日の風呂そりには便利です。
ヘッド可動は、注意が必要な部分です。
ラムダッシュの他機は、アゴなどの曲がった部分への対応のためにヘッドが稼働します(アクティブサスペンション)。
しかし、本機は、若干の前後の刃の沈み込み(フロート刃)があるだけで、ヘッドは固定で動きません。
この部分は、ただ、一長一短があるといえます。
例えば、T字カミソリのように自分で角度調節しながら使いたいという方には、稼働性は不要なので「シンプルで良い」と感じるでしょう。
ヘッドの稼働は、本体重量と反比例するので、他機より軽量であるのも、上位機に比べて、本機の良い部分です。
本体形状は、本機は旧機種(写真)を踏襲してシンプルなスティック形状です。
旧機と同じく、新規もスティックに対して傾斜(角度)を付けて固定しているので、シェーバを逆にして、カミソリのように逆さに握れます。
構造がシンプルで、持ち方の自由度が高いと言えます。
充電時間は、1時間の急速充電に対応し、容量的に14日間の利用が可能と十分です。
そのほか、ポップアップ式のヒゲ用のトリマー(シャープトリマー・キワゾリ刃)が付属です。
このシリーズは、上位機を含めて、全機種とも搭載になります。
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以上、ラムダッシュのES-LT2BとES-LT2Pの紹介でした。
このシリーズの上位機と比べると、(とくにドライシェーブの際)ヘッドが稼動しない部分は、注意が必要です。この部分でシェービング時間は、3枚刃の他機より長くかかるでしょう。
ただ、T字カミソリのような使用感を期待している方には、全く問題ない部分とも言えます。T字カミソリからの「買い換え」という方は、本機でも良いでしょう。
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〈2021年7月モデル〉
【お風呂剃り対応】【通常型番】
4・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST2T-A
4・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST2T-W
4・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST2T-K
¥8,375 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り対応】【特定家電量販店用型番】
5・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST2T-A
5・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST2T-W
5・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST2T-K
¥9,900 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 固定式
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
なお、LTシリーズの旧製品となるのが、STシリーズです。
旧機種は、お風呂そり対応モデルだけの展開でした。
写真で見るとおり、今年は外観を大きく替えてきたため、全く別の機種に見えますが、機能面は、ほぼ同じで、利用する外刃・内刃も同じです。
ただ、率直に言って、新登場のLTシリーズは、「風呂そり対応機、非対応機との筐体の共通化」という、メーカー側の合理性の追求という側面もあったと言えます。
そのため、旧機種は(ややワイルドな外観ながら)、特に、お風呂でT字カミソリを使う場合の使用感に、現行機より「寄せていた」側面はあります。
例えば、先述の「泡スルー構造」がヘッドの溝に及び、効果性が重視されている点、また、T字カミソリのような逆手持ちでの利用を優先した形状だった点です。
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結論的にいえば、風呂剃りについては、T字カミソリをベースに考えてる方は、旧機種も悪くないと言えます。
ただ、新機種の「格好良さ」も捨てがたいですし、価格差も考えると、現状では新機種でしょう。
〈2022年8月モデル〉
【お風呂剃り対応】
6・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT4B-A
¥11,555 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】
7・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT4P-R
¥11,555 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
ヘッド: 密着スイングヘッド(1D)
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
ES-LT4BとES-LT4Pは、LTシリーズのスタンダード機です。
本機も、風呂そり対応と、風呂そり非対応があります。
違いは、1つ上で説明した下位機種と同じです。
繰り返せば、電源周りの仕様の違いです。風呂そり非対応でも、市販のシェービングフォームでの「泡そりは可能」です。
シェービングに関する技術も、刃や駆動部分では、下位機種と同じです。
ヘッド構造は、しかし、大きく異なります。
「密着スイングヘッド」を採用するからです。
図のように、ヘッドが左右に30度ほど動くため、肌に密着しやすく、アゴ周りが剃りやすい構造です。
風呂そりも、ジレットなどのT字カミソリ(の一部)もヘッドが動く製品がありますし、この程度の稼動ならば、逆に使いやすそうです。
後ほど見る上位機は、「上下・左右・前後に動く3Dヘッド」なので、お風呂での「カミソリ」の使用感に近いという部分では、むしろ本機が優秀です。
ただ、5枚刃以上の製品には普通にあるスイングロック用のボタンがない点は、注意してください。必ず動きます。
それ以外の点は、ヘッドの分10gほど重くなる以外、下位機種とほぼ同じです。
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以上、ラムダッシュのES-ST6の紹介でした。
ヘッドが稼働する部分で、曲面部の密着性が高まっています。その部分で(上手に使えば)シェービング時間の時短が、下位機種に比べて可能と言えます。
しかし、ドライシェーブの際は、左右だけでなく上下前後にも動く3Dヘッドが確実に上位ですし、次に見る上位機種とは、性能面で差を感じます。
それをふまえると、本機は(稼働性がそこそこで十分な)お風呂剃り用、あるいは、シェービングフォームを使って、滑らせながら使いたい方に向くグレードでしょう。
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〈2021年7月モデル〉
【お風呂剃り対応】【通常型番】
8・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST6T-R
8・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST6T-K
¥15,566 楽天市場 (1/16執筆時)
【お風呂剃り対応】 【特定店用型番】
9・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST6T-R
9・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CT6T-K
¥13,959 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 密着スイングヘッド(1D)
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
なお、このグレードにも旧モデル(お風呂剃り対応モデル)が残ります。
新製品と比べて、外観形状が旧式です。
しかし、シェービング能力の部分は、変わりません。
一方、先ほど見た下位機種(の旧機種)と比較した場合、こちらのみ「クリーンコーティング」になります。
利用後に水洗いする際に、泡やジェルが落としやすい加工がなされています。
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結論的にいえば、下位機種(の旧機種)の項目でも書いたように、お風呂剃りについては、旧機種の形状が優れる部分があります。ただ、すでに値段差が結構ついてしまっているため、今選ぶならば新機種です。
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〈2021年7月モデル〉
【お風呂剃り対応】【通常型番】
10・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST8T-A
11・ラムダッシュ 3枚刃 ES-ST8T-S
¥17,800 楽天市場 (1/16執筆時)
【お風呂剃り対応】【特定店用型番】
12・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST8T-A
13・ラムダッシュ 3枚刃 ES-CST8T-S
¥16,480 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 密着スイングヘッド(1D)
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
加えて、旧機種には、2022年モデルで廃止された 「お風呂剃り対応」のハイグレード機もありました。
シェービングに関する技術は、本機だけ「特別」な部分がありました。
第1に、スムースローラーの採用です。
スムースローラーはラムダッシュの5枚刃高級機も採用される技術です。
ローラーが肌の摩擦を軽減し、より優しいそり味にしてくれます。
5枚刃モデルとは構造が異なり、ローラー数は1つですが、波形形状で、肌への配慮がありつつも、泡がこそぎ落とされにくくなっています。
第2に、ヒゲ起こしフィンの採用です。
「カミソリシェーバー」独特の機能です。
ウェット時のクセヒゲに対する対応力が高まるでしょう。
あとは、新機種同様にヘッドはスイングするものの、外刃は固定(フロート刃ではない)で、ウェットシェーブに最適化されていた点が、新機種との違いです。
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結論的にいえば、 「泡そり」に特化して利用するつもりならば、洗面所でも、お風呂でも、本機は良い機種と言えます。
ただし、「ドライシェービング利用時」は、逆に快適なシェービングの妨げになる部分もあったので、廃止になった理由もないわけではないと思います。
〈2022年8月モデル〉
【お風呂剃り対応】
14・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT6B-A
¥14,945 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】
15・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT6P-S
¥15,609 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
ヘッド: 3Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
ES-LT6Bと ES-LT6Pは、ラムダッシュLTシリーズの、ハイグレードモデルです。
本機の場合も、風呂そり対応と、風呂そり非対応のモデルがあります。
違いは、ここまでの機種で説明したのと同じです。
改めて言えば、電源周りの仕様の違いです。風呂そり非対応でも、シェービングフォームでの「泡そりは可能」です。
つまり、確実にお風呂で使わないならば、非対応でOKです。
シェービングに関する技術は、形状が下位機種と共通していることから分かるように、下位シリーズと基本的な仕組みは同じです。
ヘッドは、しかし、上位の密着3Dヘッド(3Dアクティブサスペンション)です。
先ほどみた同世代の下位機種は「左右だけに動くスイングヘッド(1D)」(左図)でした。
しかし、本機は、上下・左右・上下にヘッド自体がフル稼動します(右図)。
アゴなどの曲線部分での圧の分散がさらにはかれるため「肌への優しさ」の点では下位機種よりも優れます。
ラムダッシュの5枚刃以上は、すでに「5D」以上なのですが、下位機種とは大きな差です。
本体サイズは、本機だけは、ここまでみた下位機より太くなります。
性能の良いヘッドを搭載するためで、どちらかと言うと、同社の5枚刃に近いです。「持ちやすさ」につながるので良いといえます。
ただ、「T字カミソリのような形状」からは離れるので、握りの自由度を追求したい場合は、これより下位機種のが向くと言えます。
その上で、本機は、キワゾリ刃の上のスイッチで、スイングロックが可能です。
先述のように、中位機は、これができないので、この部分も本機のポイントです。
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以上、ラムダッシュのS-LT6Bと ES-LT6Pの紹介でした。
密着3Dヘッドは、(シェービングクリーも使わない)ドライシェーブの際に、アゴ周りのそりが素早くできるため、時短につながると言えます。
同じ時間で剃るとすれば、そり残しも少なくなると言えますので、実際的には「5枚刃」と「3枚刃(の下位機)」との、「中間的なグレード」の別機と言っても良いかと思います。
先述のように、ヘッドがスイングロックができるのもポイントです。
この部分で、(ロックして)泡剃りもしたいが、(泡を使わず)ドライシェーブもしたいという「兼用派」に、本機は良いでしょう。
ただし、「ヘッド固定」のベーシックモデルと比べると、ヘッドが大きめになる関係で、185g(下位機は145g)と重めです。また、握り形状が異なるため、「逆さ持ち」を含め、握り方の自由度は狭まると言えます。
その点で言えば、(T字カミソリのような使い心地で)ヘッドが動く必要もないならば、最も安い固定式のベーシックモデルで良いかと思います。
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〈2016年モデル〉
【お風呂剃り非対応】
16・ ラムダッシュ 3枚刃 ブラック ES-LT2A-K
¥12,702 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】(上位機)
17・ラムダッシュ 3枚刃 グレー調 ES-LT5A-H
¥14,040 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 3Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
なお、このグレードの旧製品はS-LT2Aでした。
2022年まで売られていたロングセラーで、お風呂剃り非対応のモデルです。
上位機( ES-LT5A)は、充電用の台座が付く点と、(下位機もある)充電督促ランプほか、5段階の残量表示もなされる部分が違いです。
他機種も督促ランプはあるのですが、5段階表示に対応するのは、3枚刃では本機だけでしょう。
現行機と比較する場合、本機も、同じく3Dヘッド採用です。
一方、設計が古い部分もあって、泡スルーヘッドが不採用で、「泡剃り」を前提にした製品ではなく、ドライシェーブ専用です。
あとは、外観部分ほか、ラムダッシュAI(ヒゲセンサー)の仕様が旧式で、現行機より多少ですが精度が劣る部分と、メンテ時の音波洗浄モード、ウォータースルー洗浄が搭載されない部分が違いです。
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結論的にいえば、シェービングフォームを含めて「泡」は使わず、ドライシェーブしか、していないならば、性能面で本機は選択肢にできます。
ただ、(さすがに)そろそろ在庫が尽きてきていて、費用対効果があまり良くないため、特別なアウトレットセールでもない限り選びにくいと言えます。
〈2022年7月モデル〉
【お風呂剃り対応】
18・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8B-A
¥19,404 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】
19・ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT8P-S
¥18,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 3Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:対応(高度)
ES-LT8BとES-LT8Pは、3枚刃ラムダッシュでは、「トップグレード」となる製品です。
ただ、1つ上でみたハイグレードモデルに対して、洗浄機を付属させた部分以外は同じと考えてください。
本機も、風呂そり対応と、風呂そり非対応があります。
下位機種と同じく電源周りの仕様の違いです。風呂そり非対応でも、シェービングフォームでの「泡そりは可能」です。
洗浄機は、5枚刃・6枚刃で利用されているものと、同じ機能です。
パナソニックはファンでの乾燥運転までしてくれるので、次の日「スッキリ爽やかに」使えます。
ライバルのブラウンやフィリップスは、最上位機以外はファンによる乾燥運転をしない仕様ですから、ラムダッシュ3枚刃の「良い部分」の一つです。
洗浄充電器専用洗浄剤(3個) ES-4L03
¥715 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
自動洗浄システムは、消耗品の洗浄液カードリッジが必要です。
30回分の洗浄液が3ヶ月分(90回分)付いての値段ですから、1ヶ月で250円ほどです。
交換時期は、水量の減少を把握し、教えてくれます。
あとは同じです。
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以上、ラムダッシュの ES-LT8BとES-LT8Pの紹介でした。
ラムダッシュの洗浄機は、導入した場合、朝の爽快感が違うため、個人的に導入しても損はないと思います。
なお、先述のように、LTシリーズは(下位機種から搭載の)「ウォータースルー洗浄」(上図)で、簡単に水を通せるので、洗浄機はなくて良いようにも思えます。
ただ、洗浄機は、音波で内刃を動かしつつ洗うため、内刃の中のひげクズまでとれますが、るウォータースルーは内刃の部分まで「完璧に洗えるわけではない」です。
乾燥まで対応で、くずによる「生乾き臭」の問題もないため、清潔面での徹底度は違います。
導入する価値は、3枚刃の場合もあると言えます。
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〈2016年発売モデル〉
【お風呂剃り非対応】
20・ラムダッシュ ES-LT7A-S
¥18,810 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
21・ラムダッシュ ES-LT8A-S
¥14,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: 3Dアクティブサスペンション
音波洗浄機:搭載
充電時間: 1時間
風呂利用:不可
なお、本機も、旧シリーズとしてES-LT7Aが一定数残ります。
ES-LT8A-Sは、本体がプラスチックではなくメタル製になった高級版です。
また、このモデルのみ、図のようなトラベルケースが付属します。
洗浄充電器専用洗浄剤(3個) ES-4L03
¥716 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
一方、洗浄機は、形状が旧式ですが、使用する洗浄液を含めて新機種と同じです。
新機種との違いは、先ほどみた洗浄機が付かない下位機種( ES-LT2A)の場合と同じです。
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結論的にいえば、泡(シェービングフォーム)の利用を考えず、ドライシェーブが専らという方は、選択肢になります。ただ、本機も、すでに価格差がないので、特別なセールを覗けば、選択肢にしにくいでしょう。
4・普通の3枚刃シェーバーの比較
ここからは、ラムダッシュの名前は冠しないものの、同じく「3枚刃」のパナソニック機を見ていきます。
1万円以下の製品が主で、一部を除いて、ドライシェービング専用です。
〈2019年モデル〉
【お風呂剃り非対応】【充電台付属】
22・ パナソニック ES-RT48-S
¥6,821 楽天市場 (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応】【充電台なし】
23・ パナソニック ES-RT39-K
¥9,900 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(非リニア)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: フロートヘッド(2D)
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:不可
ES-RT48は、パナソニックの量販店向けの「入門機」です。
下位機種のES-RT39も同時に見ていきますが、こちらだけ、縦置きの充電台が未付属になります。
シェービングに関する技術は、「ラムダッシュ」の名前が貰えていない部分で、差があります。
とくに、内刃の往復運動(リニア)は、3枚刃ラムダッシュが13000ストロークであるのに対して、本機は情報自体が非開示です。
刃は、ラムダッシュと同じ技術の、曲線的な刃(マルチフィットアーク刃)です。
ただ、ドライシェーブ専用なので、泡スルーヘッドなど、シェービングフォームを利用する際の工夫はないです。
ヘッドは、フロートヘッド(2D)です。
刃の部分の浮き沈み(フロート刃)に加え、ヘッド自体が上下と左右に動くフロートヘッド(2D)を採用します。
前後には動かないので、ラムダッシュの3D密着ヘッドではないのですが、値段からすると、ラムダッシュLTシリーズの下位機よりも優秀です。
稼働性が良い場合、あごの部分のそり残しが少なくなるほか、強くあてなくても剃れるため、多少肌に優しい部分もありそうです。
お風呂剃りは、非対応です。
充電時間は、こちらも1時間の急速充電に対応し、フル充電で14日間使える仕様です。
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以上、パナソニックのES-RT46-Sの紹介でした。
ヘッド部分の稼働性は「そこそこ良い」ため、あごの部分のそり残しは少なめで、そり味も優しいでしょう。
時短性の部分では、しかし、内刃の往復運動(リニア)が不採用で、シェービング時間はある程度必要です。
深剃りの部分でも、ヒゲセンサー(ラムダッシュAI)不採用ということもあって、肌負けしないよう、3枚刃ラムダッシュより「弱め」にしているように感じます。
これらの部分で、ラムダッシュという名前が付いてない「理由」はあるので、予算が許せば、ラムダッシュが良いでしょう。
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〈2019年モデル〉
【お風呂剃り非対応・フロートヘッドあり】
24・ パナソニック ES-RT28-H
¥5,618 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
【お風呂剃り非対応・フロートヘッドなし】
25・ パナソニック ES-RL34-A
26・ パナソニック ES-RL34-S
¥3,536 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(非リニア)
刃の種類:3枚刃
ヘッド: フロートヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 8時間
風呂利用:不可
なお、このシリーズには、さらに安いモデルがあります。
いずれの機種も、ニッケル電池採用のため充電時間が8時間と長いです。
さらに、下位機種のES-RL34は、曲線部のそり味において重要なパーツである「フロートヘッド」が不採用です。
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〈2019年モデル〉
【お風呂剃り対応・フロートHなし】
27・ パナソニック ES-RT19-A
¥4,836 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
〈2014年モデル〉
【お風呂剃り対応・フロートH・トリマーなし】
28・ パナソニック ES-RL15-A
29・ パナソニック ES-RL15-R
¥3,269 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(非リニア)
刃の種類:3枚刃
音波洗浄機:
ヘッド: フロートヘッド
充電時間: 8時間
風呂利用:対応
さらに、安いモデルがこちらです。
こちらについては、特段、泡スルーヘッドなどの工夫があるわけではないですが、電源周りの仕様として、お風呂剃りに対応です。
しかし、やはり、リニア駆動に対応せず、充電時間8時間と長いです。
ES-RL15は、さらに、後ろのキワゾリ刃(シャープトリマー)がない仕様です。
いずれの製品も、おすすめしかねる仕様です。
6・スキンケア対応ラムダッシュの性能比較
最後に、2020年7月新登場で、2022年に2代目が出た「スキンケアシェーバー ラムダッシュ 」について、見ていこうと思います。
〈2022年9月モデル〉
30・ラムダッシュ ES-MT22-S
¥26,730 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
〈2019年7月モデル〉
31・ラムダッシュ ES-MT21-H
¥24,200 楽天市場 (1/16執筆時)
駆動方式:往復式(リニア駆動)
刃の種類:3枚刃
ヘッド:密着スイングヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:
ES-MT22は、「スキンケアシェーバー」として、パナソニックが売り出す、一風変わった美容用のラムダッシュです。
新機種は、後述するスキンクリアモード・保湿モードの新設が柱です。
シェービング方法は、かなり独特です。
本製品は、利用前、あらかじめ「化粧水・乳液・美容液」などを、シェービング前に塗布します。
その上で、本体正面のイオンプレートで温めつつ、振動とイオン現象(電気浸透流)を利用して、肌の中まで化粧水や乳液(ヒアルロン酸)を浸透させていく仕組みです。
これは「イオンケアモード」という機能名でしたが、2022年機からは「保湿モード」と名前が変わりました。
ヒアルロン酸以外に、ビタミンCなどの浸透力の検証もしていますが、やっていることは、新旧とも同じです。
ケアの際は、広い「正面パネル」をあてながら「イオンケアモード(保湿モード)」でお手入れします。これは、ある程度時間をかけた「肌ケア」を想定しています。
ただ、シェービングの際も「天面パネル」をあてつつ、シェーバーを動かせば、電気浸透流の効果が得られますので、ある程度忙しい時にも利用できます。
なお、イオンプレートは温感機能があります。これは、サロン的な心地よさを出すためで、肌には関係ないようです。
2022年機は、電気浸透流を逆方向(左図)にする仕組みが加わりました。
コットンに染みこませた化粧水で(イオンで)角質をとりやすくする「スキンクリアモード」に使われます。
イオンエフェクター EH-ST78-N
¥14,798 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
イオンエフェクター EH-ST99-N
¥25,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)
ちなみに、「女子向け」の美容家電として、パナソニックは電気浸透流を利用した「イオンエフェクター」という製品を(だいぶ前から)出しています。
それを「男子向け」に訴求したのが本製品となります。
シェービングに関する技術は、他の「3枚刃」相当と言えます。
往復運動は「リニア」なので、ラムダッシュの名前は貰えています。
刃も、他の3枚刃と同じ「マルチフィットアーク刃」です。
ヘッドは、しかし、立体駆動をしない左右のスイングヘッドです。
リニア駆動ではありますが、そり味・シェービング速度・深剃り対応度は、いずれも、先ほどみた、3枚刃LTシリーズで言えば、「スタンダード機」相当です。
ただ、本機は、あまりヒゲが濃くない方、あるいは、とくに時短は不要で、「美容に時間をかけられる方」に向けた製品なので、この仕様で十分なのだと言えるかもしれません。
また、重さの限界から3枚刃にしたと言うことでもなさそうです。
「肌への優しさ」は、高い配慮があります。
とくに、化粧水などを利用する前提で考えれば、そう言えます。
加えて(片側のみですが)5枚刃にも採用される(押しつけ防止のため)スムースローラーがあり、ラムダッシュAIでパワー制御もします。
「合わせ技」ですが、期待値は結構高いです。
お風呂剃りは、防水設計で、本機は対応です。
充電時間は、1時間の急速充電に対応し、フル充電で5日間使える仕様です。
自動洗浄システムは、装備しません。
ただ、防水設計で、音波洗浄モードを備えます。
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以上、ラムダッシュのES-MT21-Hの紹介でした。
「美容男子」という明らかな「ターゲット層」がある製品です。
(女子向けの)イオンエフェクターの効果をみれば、時間をかけた「イオンケアモード」については、電気浸透流の効果を期待できそうです。
もちろん、忙しい際に、天面プレートだけのシェービングでどの程度の効果があるかは、未知数な部分があります。ただ、シェービングの前にこうしたお手入れしていた方ならば、試す価値はありそうです。
とはいえ、ハイブリッド家電のある種の「宿命」といえますが、(時間とお金はかかりますが)イオンエフェクターをシェーバーと別に購入する形が、実際にはベストでしょう。
次回につづく
パナソニックのラムダッシュのおすすめ機種はこれ!
というわけで、今日は、最新モデルの3枚刃のラムダッシュを紹介してきました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・高性能ラムダッシュの比較
・刃の枚数:6枚刃・5枚刃
・予算:2.5万円〜6万円
2・中級ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃
・予算:5000円〜2万円
3・携帯用小型ラムダッシュの比較
・刃の枚数:3枚刃・5枚刃
・予算:2000円〜2万円
4・ラムダッシュのまとめ 【結論】
=おすすめ機種の提案
肌の優しさ ★★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★★★★
清潔性 ★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
最終回となる4回目記事(こちら)は、全体の結論編です。
パナソニックのラムダッシュ全機種から、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら