【今回レビューする内容】2023年 FILCO Majestouch 3 キーボードの性能とおすすめ・人気モデル・打ちやすさなど: FILCO Majestouch 2 HAKUA Convertible3 MINILA-R Convertible Majestouch Stingray Limi S Majestouch 2SS EditionMajestouch 2SC ASAGI Majestouch Xacro M3A Majestouch 2とMajestouch 3の違い
【比較する主な製品型番】茶軸 FKBN108M/NMB3 FKBN108M/NFMB3 FKBN108M/JMW2 FKBN108M/NCSP2AG FKBN108M/NCSP2LS FKBN91M/NMB3 FKBN91M/NFMB3 FKBN91M/JMW2 FKBN91M/NCSP2LS FKBN91M/NCSP2AG 青軸 FKBN108MC/NMB3 KBN108MRL/NFMB3 FKBN91MC/NMB3 FKBN91MRL/NFMB3 赤軸 FKBN108MRL/NMB3 FKBN108MRL/NFMB3 FKBN108MRL/NCSP2AG FKBN91MRL/NMB3 FKBN91MC/NFB2 FKBN91MRL/NCSP2AG 静音赤軸 FKBN108MPS/NMB3 FKBN108MPS/NFMB3 FKBN108MPS/JMW2 FKBN108MPS/NCSP2AG FKBN91MPS/NMB3 FKBN91MPSL/NFMB3 FKBN91MPS/JMW2 FKBN91MPS/NCSP2AG Majestouch Convertible 3 FFKBC108M/JB3 FKBC91M/JB3 FKBC108MRL/JB3-RKL FKBC108MC/JB3 FKBC91MC/JB3 FKBC108MPS/JB3 FKBC91MPS/JB3
今回のお題
軸色別に、マジェスタッチはどのように選ぶのがおすすめ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のFilco(ダイヤテック)の マジェスタッチキーボードを比較します。
2022年におよそ10年ぶりに、新シリーズとなる、Majestouch 3(マジェスタッチ3)が発売されました。
今回は、その情報を取り込みつつ、Atlas自身の使用経験をふまえて書きました。
1・マジェスタッチの比較【日本語】
2・マジェスタッチの比較【英語】
ただし、現行品だけで合計で100機種近くあります。
一度に紹介するには多すぎるため、以上の2記事に分けました。
今回は「日本語配列キーボード編」なので、ゲーム用などで、英語配列を探している方は、恐れ入りますが【2回目記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を個別に比較していきます。
そして、最後に「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
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1・東プレキーボード
2・マジェスタッチ2キーボード
3・Bluetooth無線キーボード
4・Mac配列のキーボード
5・プログラマー向けのHHKB
6・おすすめ高級キーボードの選び方【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「家電批評モノマニア」のキーボード比較シリーズの2回目記事として書きました。
0・マジェスタッチの選び方の基本!
はじめに、Majestouch 2とMajestouch 3に共通する「選び方の基本」について、簡単に説明しておきます。
0-1・軸色
0-2・キー刻印
0-3・USB接続とBluetooth接続
0-4・ Majestouch 2と Majestouch 3の違い
基本と言える「軸色」の話をはじめに済ませたあと、キー刻印と、接続方法の違いについて説明します。
0-1・軸色別の特長と欠点
マジェスタッチを選ぶ際に重要になるのは、キーの軸に使われているスイッチの素材の色です。
上表で示したように、軸の色で、キーボードの性質が変わります。
荷重が関係し、押し疲れに関係する「軽快感」、入力の正確性に関係する「クリック感」、押した際の「静音性」がポイントです。
そのため、キーボードを選ぶ際には、まず、「何色の軸のモデルにするのか」を決めておく必要があります。
この部分を最初に説明していきます。
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第1に、茶軸です。
キーの荷重は、標準的なキーの重さのモデルです(荷重55g)。
さほど指に力を入れずとも、「スコスコ」入力できます。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
青軸ほどハッキリしていないものの、十分に感じられます。
静音性は、マジェスタッチの中では平均的な打鍵音です。うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「最もオーソドックス」な軸がこちらです。
どこをとっても「平均点」なのが見所です。自分の好みが分からない方が最初に買う一台!としてオススメできます。
クリック感があるため底打ちしなくて良いですし、強めに押した場合も荷重が軽いので、いずれにしても、軽く疲れず入力できるでしょう。
キーを押し込んでしまいがちな、タイピング初心者向けにも良い機種です。
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第2に、青軸です。
キーの荷重は、重めです(荷重60g)。
ただし、押し下げたとき磁石の反発のような、「ずっしり」した感触はないです。
クリック感は、押し込む途中の段階で、「カチッ」というクリック感があります。
この場合、底打ちせずに済みますから、重めでも割と疲れにくい軸です。
静音性は、しかしながら、この製品の課題です。
クリック感を出すため、打鍵音が「かちかち」かなりうるさいという欠点があります。
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結論的にいえば、「タイプミスを減らしたい!」ということが購入動機ならば最適な選択肢です。
クリック感と押し味があるため、ブラインドタッチにおいて、タイプミスは黒軸に比べても少ない傾向です
一方、静音性は犠牲になるため、夜間などの利用や、相当静かなオフィスでの利用には向かない製品です。
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第3に、赤軸です。
キーの荷重は、茶軸より少し軽めですが、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、一方、全くない機種です。
磁石の同じ極を合わせたようなリニアな反発力です。
静音性は、うるさくも静かでもないです。
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結論的にいえば、「指が疲れやすい方におすすめ」な軸がこちらです。
クリック感がないことは、「押したときの抵抗がない」ことを意味します。一方、キーの荷重もさほど重くないため、押す力も不要です。
これらの点で、指にかかる負担は最も少ない、長時間使っても疲れないキーボードと言えます。
ただし、クリック感とキーの重さの双方がないことは、タイプミスが増える懸念があります。あまりブラインドタッチが上手でない方には、オススメできない軸ですね。
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第4に、ピンク軸(サイレントレッド・静音赤軸)です。
キーの荷重は、こちらも標準的なキーの重さのモデルです(荷重45g)。
クリック感は、赤軸・黒軸と同じく、全くない機種です。
静音性は、特別な静音キーを採用しています。
打鍵音が30%ほど静かなキーボードです。赤軸の改良版なので 別名は「サイレントレッド」です。
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結論的にいえば、「静音性を最大限重視したい方におすすめ」な軸がこちらです。
赤軸の改良版ですから、ほぼと同じ特長と欠点となります。ただし、やや価格は高めですから、本当に静音性を重視したい方以外は不要でしょう。
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第5に、黒軸です。
マジェスタッチの初期シリーズからあった伝統の軸色ですが、(あまりにクセが強いためか)2022年現在だと、販売が無い色です。
キーの荷重は、最も重いです(荷重60g)。
このタイプは、キーを深く押すほど、バネによる押し返しが重くなる性質があります。
クリック感は、全くないです。
キーを押し込んだ際に、(入力できたか分かる)「カチッ」というクリック感が全くありません。
静音性は、高いので、夜間などにタイピングしても、静かです。
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結論的にいえば、(今後復活すればですが)「押した感」が強いため、キーボードを力強くしっかり叩きたい方にく軸色と言えます。
しっかり重さがあり、押し間違いしにくいため、ゲームや、文字入力の仕事に向きます。ただ、キーが重いため長時間利用する際は疲れるでしょう。
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なお、提供元のチェリーのスイッチ自体は、ほかの軸もあります。
茶軸を基準とすると、特性はざっくり以上のようになります。
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このうち、FILCOから現在販売があるのは、クリア軸(スピードシルバー)と低背MX赤軸スイッチ(Low Profile MX Red)です。
いずれもストロークが短めで、ゲーム利用(連射)を重視したモデルです。
そのほか、静音黒軸(サイレントブラック)という軸がでています。
特性としては、赤軸と黒軸の中間的な特性という触れ込みですが、どちらかというと黒軸に近いです。ストロークが少し浅めなので、「30%静か」とという触れ込みです。
ただし、この軸だけは【フィルコの直販サイト】で、部品として売られるだけです。
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結論的にいえば、こうした軸は「クセが強すぎて」かなり使い込んだ方向けで、(ゲームニーズを除けば)一般向けではないです。
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以上、マジェスタッチの軸色を紹介しました。
このうちから自分の好みにあったものを皆さんは選ぶ必要があります。
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結論的にいえば、初心者の方におすすめなのは、軽くて使いやすい「茶軸」です。
マジェスタッチでは、最もオーソドックスなモデルで、クセがないと言えますので。
「黒軸」は、タイプミスを避けたいゲーマーや文字入力業務の方にオススメします。
「青軸」は、打鍵音が周りに迷惑にならない環境で、ブラインドタッチで文字入力をする方に向き合ます。
「赤軸」「ピンク軸」は、長時間タイピングする方で、タイプミスが少めなブラインドタッチ上級者におすすめです。
というわけで、以下、この軸の色に沿って商品ごとレビューしていきます。
0-2・キーボードの刻印について
続いて、Majestouch 3のキーボード上のキーの刻印についてです。
マジェスタッチの場合、刻印は大きく分けて「3形態」あります。
第1に、「かなあり」タイプです。
日本語の「ひらがな入力」用の刻印がある古くからあるタイプです。
見かけがごちゃごちゃして、スタイリッシュではないです。
ただ、日本語入力で使う一部の記号の刻印があるのもこれだけです。
その点で、ブラインドタッチをこれから覚えたいような初心者の方は、このタイプが良いかと思います。
第2に、「かななし」タイプです。
かな刻印がないので、スタイリッシュです。
一方で、先述のように、一部の特殊記号の刻印は省略されます。
慣れた方には問題ないでしょうが、注意点です。
第3に、「かななし・前面印刷」タイプです。
キー印字が上部ではなく、側面に印刷されるタイプです。
たいへん格好良いですが、特殊キーの刻印はさらに少ないので、ブラインドタッチができる人向けです。
その上で、マジェスタッチは外装と色の違いで(大きく)6シリーズに分けられます。
各シリーズで、刻印が決まっているので、外観色で選ぶ場合、選べる刻印も連動することになります。詳しくは、本編でしっかり説明します。
0-3・Bluetooth接続について
最後に、Bluetooth接続についてです。
マジェスタッチの一部機種(コンバーティブル)は、USBとBluetoothとに対応する「ハイブリッド型」です。
Bluetoothは、乾電池が必要ではありますが、配線不要で使えるので、机がスッキリします。
加えて、2022年に登場したMajestouch Convertible 3は、通信安定性に秀でるBluetooth5.1に更新されました。旧機はBluetooth 3.0でしたので大幅な更新です。
TKLキーボードのMINILA-R Convertibleは、もともとBluetooth5.0ですので、問題ありません。
一方、これは、Bluetooth 5.xも含めての話です。
Bluetooth通信を使って(高解像度の)音楽を聴いている方は、データレートの限界で、キーボードとの通信が不安定になる場合がよくあります。また、電子レンジなどのノイズにもBluetoothは弱めです。
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結論的にいえば、PCの場合、可能な限りにおいて有線USB接続を利用したほうが、ストレスを溜めないと思います。
スマホ・タブレットの場合など、どうしようもない場合に使うのが良いでしょう。
0-4・Majestouch2と3の違い
最後に、2022年登場の「3代目筐体」となる、マジェスタッチ3と、旧来のマジェスタッチ2の違いについてです。
すでに、いくつかの筐体がマジェスタッチ3に移っていますが、現在は併売なので、解説しておきます。
1・フルNキーロールオーバー
2・メディアキー新設
3・キャップの変更
FILCOの説明を参考にすると、今回、大きく変わった言えるのは、上表の2点です。
順番に書いておきます。
第1に、フルNキーロールオーバーの対応です。
従来は、6キーでしたが(原理的に)全キーを同時押ししても反応する水準になりました。主に、ゲーム(ゲーミング)に関係する部分ですが、エンジンの変更で実現しました。
第2に、メディアキーの新設です。
機能キー(Fn)との組み合わせで、音量操作や再生操作などのショートカット実行が可能になりました。
Windows OSでは、便利に使えるでしょう。
第3に、キャップの変更です。
個人的にはここが最も大きい変更点だと思います。
従来は、ABS樹脂に印刷をする方式でしたが、PBT2色成形のキャップになりました。
この場合、文字色部分も樹脂なので、使い込んでも印字が消えません。印刷式でも昇華印刷なら消えませんが、PBT樹脂はキーの耐久面でも優れます。
なお、新タイプのキャップについては、Majestouch 2の一部機種(ASAGIほか)でも先行採用されていました。
そのほか、黒筐体の従来のモデルと塗装が少し変わり(マットブラックコーティング)、高級感が増した印象を受けました。
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結論的にいえば、旧来のマジェスタッチ2や、その「仲間」である他シリーズである他機に対して、マジェスタッチ3は、とくに、PBT樹脂性の品質高いキーを搭載する点で、値段上昇分の差はあると言えます。
ただ、ASAGIなど、専攻してPBT2色成形のキャップを採用していた機種と比べると、さほどの差はないとは感じます。フルNキーの実装も、実際さほど重要ではないでしょう。
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1・マジェスタッチ2の比較 (1)
1-1:茶軸
1-2:青軸
1-3:赤軸
2-1:ピンク軸(静音赤軸)
2・マジェスタッチ2の比較 (2)
2-1:低背赤軸
2-2:シルバー軸
2-3:その他〈ミニラほか〉
2-4:最終的なおすすめの提案
というわけで、ここまでは、マジェスタッチの「選び方の基本」を説明してきました。
ここからは、以上のような順番で、軸色別に、具体的に製品を紹介していきます。
1-1・茶軸キーボードの比較
はじめに、最も「オーソドックス」な、茶軸を採用するキーボードの紹介です。
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以下の記事では、いつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチな部分を青字系で記していきます。
マジェスタッチ3 茶軸
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1・かななし FKBN108M/NMB3-AKP
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マジェスタッチ3 Black 茶軸
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2・かななし 前面印刷 FKBN108M/NFMB3-AKP
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マジェスタッチ3 HAKUA 茶軸
3・かなあり FKBN108M/JMW2
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マジェスタッチ 2SC ASAGI 茶軸
4・かななし FKBN108M/NCSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
マジェスタッチ Lumi S 茶軸
5・かななし FKBN108M/NCSP2LS
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これらは、マジェスタッチのフルサイズ(104)キーの茶軸モデルです。
冒頭詳しく書いたように、茶軸は、押し味が比較的軽く、クリック感もあるため、初心者におすすめのキーボードです。
ラインアップは、5種類です。
配色の違いで、上表のようにかな刻印の有無や、キャップの種類などが決まります。
そのため、色の好みだけでなく、機能性に注目して選ぶことが重要となります。
キー刻印は、種類によって異なります。
かな印字もある「かなあり」と、ローマ字・記号印字のみの「かななし」ほか、必要に応じて、種類を選びます。
なお、区別が付くように、今回の記事では、各機がどれに該当するかを商品名に書き入れています。
なお、LUMI Sは、少し特殊で蛍光塗料が仕込まれていて、蓄光時にぼんやり光る仕様です。
ゲーミング用なので、こちらだけA/S/D/Wキーの交換パーツが付属します。
そのほか、【Amazon限定】とかいたモデルだけは、オマケとして、キーの引き抜き工具がつきます。
キー荷重は、55gです。
マジェスタッチでは「茶軸」が最もオーソドックな性質のキーボードです。
クリック感も、青軸ほど出ないにせよ、標準以上にあります。
キー配列は、もっともオーソドックスな配置と言える日本語108キーです。
下段にWindowsキーがあるタイプです。
キーピッチ(キーとキーの感覚)は19mmで、キーストローク(キーを押し下げられる量)は、4mmです。
メカニカルキーボードとしての「業界標準」といえる数字です。
打鍵音は、「うるさく」はないですが、静かでもありません。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、フルサイズの茶軸キーボードの紹介でした。
最も最初に登場した軸が茶軸ですし、最もオーソドックスな一般向けの軸といえます。
初めての方で迷われた場合は、とりあえず「茶軸」を選んでおけばOKと言えます。
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マジェスタッチ3 テンキーレス 茶軸
【Amazon限定】FKBN91M/NMB3同等品
6・かななし FKBN91M/NMB3-AKP
¥14,980 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 BLACK テンキーレス茶軸
【Amazon限定】FKBN91M/NFMB3同等品
7・かななし 前面印刷 FKBN91M/NFMB3-AKP
¥14,941 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 HAKUAテンキーレス 茶軸
8・かなあり FKBN91M/JMW2
¥13,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチLumi S Tenkeyless 茶軸
9・かななし FKBN91M/NCSP2LS-AKP
¥13,745 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI Tenkeyless 茶軸
10・かななし FKBN91M/NCSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
茶軸モデルはは、省スペース型のTKL(テンキーレス)もあります。
キー配列は、日本語91キー配列です。
こちらもWindowsキーがあるタイプなので、シンプルにフルサイズからテンキーを取っただけです。
キーの間隔・大きさ・配列は、テンキーの付いたモデルと同じですので、打ちやすさは変わりません。
キー刻印・キャップの質・Nキーロールオーバーの部分は、本機についても、選ぶシリーズで決まります。
なお、キーが前面印刷(Majestouch2 ブラック)のモデルは、TKLタイプのみの展開です。
パーフェクトグリップシート FPGS3-MC2F
¥2,268 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、上で「Amazon」とあるのは、通常製品と同じですが「おまけ付き」です。、専用設計」のグリップシートが付属するタイプがあります。別売でも買えるものです。
必須ではありませんが、インシュレータを兼ねているので、グリップ性の向上の他、振動や反響音の抑制に(多少)効果があります。
【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 茶軸
【Amazon限定】FFKBC108M/JB3同等品
11・かなあり FKBC108M/JB3-RKL
¥18,067 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 茶軸
【Amazon限定】FKBC91M/JB3同等品
12・かなあり FKBC91M/JB3-RKL
¥16,800 Amazon co.jp (1/27執筆時)
Majestouch Convertible 3は、Majestouch3を、Bluetooth対応させた上位モデルです。
フルサイズとテンキーレスの省スペース型ともにあります。
正確には、USBでの有線接続も可能なBluetoothとのハイブリッドモデルです。
なお、基本的には、電池が必要(単3電池2本)です。
正確に言えば、右図のようにPCから給電を受けての稼動も可能です。なお、この利用法場合、エボルタなど充電乾電池でも電池に対して給電するわけではないです。
Bluetoothのバージョンは、しっかりBluetooth 5.1です。
安定性の部分は冒頭書いた通りよいです。電池(単3電池2本)の寿命も長くなります。具体的な目安の説明はないものの、1年ほどは保つかなと思います。
ただ、記事の冒頭書いたように、Bluetoothはそもそも回線が細です。イヤホンほかに、CD・ハイレゾクラスの高解像度の音楽転送をする場合、通信安定性はやや悪くなります。
あるいは、MacのAirDropのような、写真データなどの転送時もそう言えます。
こうしたBluetooth機器と日常的に併用する場合は、USB接続のほうが安心な部分はあります。
これは、他社機でも同じです。
キー配列や、その他の仕様は、USBのみの普通のMajestouch 3と同じです。
なお、こちらもAmazonモデルはオマケがあります。
本機の場合、通常モデルでもキーの引き抜き工具(FILCO Key Puller)が付きます。しかしAmazonモデルだと、それに加えて、赤キーロックが付属です。
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以上、Majestouch Convertible 3の紹介でした。
Bluetooth5.1になり、通信安定性については、格段に良くなったと見なせます。
ただ、先ほども書いたように、ロスレスのCDデータを、イヤホンでそのまま聴いているような方は、入力遅延は、仕組み上避けられないので、注意は必要と言えます。
1-2・青軸のキーボードの比較
つづいて、クリック感があり、打ち間違いが少ない青軸のキーボードの比較です。
マジェスタッチ3 青軸
【通常製品】FKBN108MC/NMB3-AKP同等品
13・かななし FKBN108MC/NMB3
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マジェスタッチ3 Black 青軸
【Amazon限定】KBN108MRL/NFMB3同等品
14・かななし 前面印刷 FKBN108MRL/NFMB3-AKP
¥15,908 Amazon co.jp (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチ3の青軸モデルのフルサイズキーボードです。
Amazon限定ですが、キーの引き抜き工具がオマケに付く以外は同じです。
ラインナップは、現在2種類です。
通常モデル(かななし)と、墨消しにもみえる「前面印刷」で格好良いマジェスタッチ3 Blackとなります。
キー荷重は、60gです。
現行のフィルコでは、荷重としては最も重く、黒軸と同等です。
しかし、磁石の同極を合わせたようなリニアな感じではないので、「スコスコ」打てます。
押した際に、強い重さ(反発)は感じませんし、一般的な感覚表現では「軽い」キーボードです。
クリック感も、押し込んだ際「カチッと」した感触がしっかりあります。
茶軸よりも強いので、底打ちせずに、軽快・高速・正確にタイピングできます。
そのため、マジェスタッチの中では、打ち間違えが起こりにくいのが青軸です。
クリック音でスイッチが確認できる部分も含めて、このように言えます。
この点で、研究者・プログラマー・ブロガーなど、ブラインドタッチにおいて、長時間タイピングをする場合は、タイプミスが起こりにくい点で、青軸は生産性が高いです。
キー配列は、本機も日本語108キーです。
そのため、Windowsキーがあります。
キーピッチ(キーとキーの感覚)は19mm、キーピッチは、4mm±0.5mm表記です。
他軸とキーピッチの表示が異なりますが、ここで使用感はかわらないでしょう。
打鍵音は、注意点ですです。
お世辞にも「静か」と言えないレベルですので、夜間のタイピングは家族の迷惑になるでしょう。
音が気になるならば、特性が似て、音が抑えられた茶軸をおすすめします。
キー刻印は、本機の場合も外観色(シリーズ)に依拠します。
ただし、先述のように、現在は展開数が少ないです。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチの青軸の紹介でした。
クリック感とクリック音で入力の正確性を担保したい場合に有効な製品です。
正確性を要する業務用に向いたキーボードの1つですが、特に静音性の部分で、一般的ではないため、やはり「最初の1枚」ならば、同じ傾向で個性弱めの茶軸が無難です。
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マジェスタッチ3 テンキーレス 青軸
【Amazon限定】FKBN91MC/NMB3同等品
15・かななし FKBN91MC/NMB3-AKP
¥14,998 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 BLACK テンキーレス青軸
【Amazon限定】FKBN91MRL/NFMB3同等品
16・かななし 前面印刷 FKBN91MRL/NFMB3-AKP
¥14,845 Amazon co.jp (1/27執筆時)
なお、青軸についても、TLKタイプがあります。
ラインナップは、こちらも前面印刷のモデルがあります。
キー配列は、日本語91キー配列で、他軸のテンキーレスと同じです。
こちらについても、テンキーがないだけで、フルサイズキーボードと仕様は変わらないので、必要に応じて選んでOKです。
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【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 青軸
【Amazon限定】FKBC108MC/JB3同等品
17・かなあり FKBC108MC/JB3-RKL
¥(22,000) Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 青軸
【Amazon限定】FKBC91MC/JB3同等品
18・かなあり FKBC91MC/JB3-RKL
¥16,892 Amazon co.jp (1/27執筆時)
加えて、青軸についても、USB+Bluetooth仕様のキーボードがあります。
新しくなって、通信安定性の高いBluetooth5.1になりましので、好みで選んでも良いです。
ただ、Bluetoothには、記事冒頭で書いたような注意点もある点は改めて言及しておきます。
1-4・赤軸のキーボードの比較
続いて、黒軸と茶軸の「中間的」な性質を持つ、赤軸モデルの紹介です。
マジェスタッチ3 赤軸
【Amazon限定】FKBN108MRL/NMB3同等品
19・かななし FKBN108MRL/NMB3-AKP
¥16,318 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 Black 赤軸
【Amazon限定】FKBN108MRL/NFMB3同等品
20・かななし 前面印刷 FKBN108MRL/NFMB3-AKP
¥10,473 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI 赤軸
21・かななし FKBN108MRL/NCSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
これらは、マジェスタッチ2の赤軸モデルのフルサイズキーボードです。
軸色別で言えば、赤軸は「押し心地が最も軽い」と言われるモデルです。
ラインナップは、現状で、3種類です。
キー荷重は、45gです。
マジェスタッチでは、もっとも、軽い押し味のキーの1つです。
クリック感は、「ない」です。
例えるならば、反発する磁石のようにリニアな押し返しがあるタイプです。
ただ、黒軸のような「ずっしりとした重さ」がなく、クリック感なしに、軽快に打てるモデルです。
この仕様だと、タイプミスを抑制する部分(押し返しとクリック感)が皆無とも言えるので、ブラインドタッチなどで、打ち間違いはほかの軸より多い印象です。
キーピッチは、他機と同じく19mmで、キーストロークも4mmです。
問題ありません。
打鍵音は、茶軸とそう変わらないレベルです。
メカニカル式としては標準的です。
キー配列は、日本語108キーです。
そのため、Windowsキーがあります。
キー刻印は、本機も外観色(シリーズ)に依拠します。
赤色はASAGIもあるので「かななし」ならば、選択肢は多めです。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチ赤軸の、フルサイズキーボードの紹介でした。
押し味が軽快なので、わりと人気のモデルです。
ただ、裏返して言えば、赤軸は、タイプミスを抑制する部分(押し返しとクリック感)が皆無とも言えます。実際、ブラインドタッチでは、打ち間違いは、他軸より多い印象です。
実際、ある程度軽快で、クリック感もある「茶軸」のほうが一般的といえます。
とはいえ、正確な入力ができる器用な上級者は、長時間のタイピングで疲れにくい点で、赤軸との親和性は高く、選ぶ意味はありそうです。
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マジェスタッチ3 テンキーレス 赤軸
【通常製品】FKBN91MRL/NMB3同等品
22・かななし FKBN91MRL/NMB3-AKP
¥14,968 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 BLACK テンキーレス赤軸
【Amazon限定】FKBN91MRL/NFMB3同等品
23・かななし 前面印刷 FKBN91MRL/NFMB3-AKP
¥14,845 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ BLACK テンキーレス 赤軸
24・かななし・前面印刷 FKBN91MC/NFB2
¥10,473 Amazon co.jp (1/27執筆時)
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マジェスタッチ 2SC ASAGI Tenkeyless 赤軸
25・かななし FKBN91MRL/NCSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
赤軸についても、TKLタイプがあります。
軽く、素早く押せる点で、中級者以上のゲーミングやプログラミングに人気があるようで、シリーズ構成は多めです。
キー配列は、日本語91キー配列で、Windowsキーがあります。
フルサイズと同様のキーストローク・キーピッチです。
こちらについても、テンキー不要で、用途が合うようならば、選んでOKです。
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【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 赤軸
【Amazon限定】FKBC108MRL/JB3同等品
26・かなあり FKBC108MRL/JB3-RKL
¥18,509 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス 赤軸
【Amazon限定】FKBC108MRL/JB3同等品
27・かなあり FKBC108MRL/JB3-RKL
¥17,063 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチの赤軸モデルも、Bluetooth・USBのハイブリッド仕様のモデルがあります。
Bluetoothに関する注意点は、冒頭や茶軸の項目で書いた通りです。
Bluetooth5.1になったので、以前よりは敬遠するべき理由は少なくなりましたが、注意は必要です。
1-4・ピンク軸のキーボードの比較
つづいて、「ピンク軸(静音赤軸)」のキーボードを紹介します。
マジェスタッチ3 Sピンク軸
【Amazon限定】FKBN108MPS/NMB3同等品
28・かななし FKBN108MPS/NMB3-AKP
¥17,080 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 Black ピンク軸
【Amazon限定】FKBN108MPS/NFMB3同等品
29・かななし 前面印刷 FKBN108MPS/NFMB3-AKP
¥(15,893) Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ2 HAKUA SILENT ピンク軸
30・かなあり FKBN108MPS/JMW2
¥18,150 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI ピンク軸
31・かななし FKBN108MPS/NCSP2AG
¥16,800 楽天市場 (1/27執筆時)
こちらは、マジェスタッチのピンク軸モデルです。
赤軸に静音面の改良を施した製品です。
ラインナップは、4種類から選択できます。
ここまでみた他軸の場合と同じで、シリーズ(色)で、「かな記号あり」「かな記号なし」ほか、以上の項目が決まります。
キー荷重は、赤軸と同じ45gです。
ピンク軸も、赤軸と同じで、クリック感がなく、また、押し心地が軽いモデルです。
キーピッチは19mmと他軸と同じですが、ストロークは3.7mmとなります。
ストロークは他軸より浅めです。AP(スイッチの入るポイント)も(静音性を高めるため)10%ほど浅めですが、赤軸との使い心地に差は(ほぼ)感じません。
やはり、一般的には「軽快すぎる」キーボードなので、打ち間違いは多くなりがちです。ブラインドタッチに慣れた上級者以外は、茶軸が無難でしょう。
キー配列は、本機も日本語108キーです。
そのため、Windowsキーがあるタイプです。
キー刻印は、先述のようにかな印字がある「かなあり」と、印字がない「かななし」とも選べます。
打鍵音は、黒軸並みに、静音性が高いです。
オフィスや夜間など、打鍵感が気になる場所での利用に向いています。
なお、赤軸と比べると、静音性が約30%向上しているとされます。
接続方式は、USBのみとなります。
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以上、マジェスタッチのピンク軸の紹介でした。
メイン5軸のなかでは最後発でしたが、定番化し、人気のあるモデルになっています。
ただ基本的には、設置環境的に「静音」が絶対に必要な方にのみ向くモデルといえます。
赤軸と同様に、慣れないと誤入力が起こりやすいため、やはり茶軸に比べると、一般向けではないです。
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マジェスタッチ3 テンキーレス ピンク軸
【通常型番】FKBN91MPS/NMB3-AKP同等品
32・かななし FKBN91MPS/NMB3
¥18,700 Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ3 BLACK テンキーレスピンク軸
【Amazon限定】FKBN91MPSL/NFMB3同等品
33・かななし 前面印刷 FKBN91MPS/NFMB3-AKP
¥(14,898) Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ HAKUA SILENT テンキーレス ピンク軸
34・かなあり FKBN91MPS/JMW2
¥(9,991) Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチ 2SC ASAGI Tenkeyless ピンク軸
35・かななし FKBN91MPS/NCSP2AG
¥15,500 楽天市場 (1/27執筆時)
なお、マジェスタッチのピンクにもテンキーレスがあります。
キー配列は、日本語91キー配列で、Windowsキーがあります。
やはり、フルサイズと同様のキーストローク・キーピッチです。
接続方式は、USBのみとなります。
他軸の場合と同じで、テンキー付きのフルサイズ版と、打ち味は変わりません。
剛性・安定性もあるので、テンキー不要ならば選んでOKです。
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【USB+BT接続】
マジェスタッチコンバーチブル3 ピンク軸
【Amazon限定】FKBC108MPS/JB3同等品
36・かなあり FKBC108MPS/JB3-RKL
¥(23,300) Amazon co.jp (1/27執筆時)
マジェスタッチコンバーチブル3 テンキーレス ピンク軸
【Amazon限定】FKBC91MPS/JB3
37・かなあり FKBC91MPS/JB3-RKL
¥17,719 Amazon co.jp (1/27執筆時)
なお、ピンク軸モデルについても、USBとBluetoothのハイブリッド仕様のモデルがあります。
Bluetooth接続の良い部分とイマイチな部分は、冒頭書いた通りです。
こちらも、アマゾン限定モデルですが、先述のように、キーロックが3つオマケで付く部分を除くと、通常モデルと同じです。
Majestouch 3 Metal SUS Tenkeyless
¥33,000〜
Majestouch 3 Metal SUS フルサイズ
¥37,400〜
以上、フィルコの代表的な軸色の製品を総覧しました。
ここで、ケース部分が「レア」なモデルについて少し補足しておきます。
FILCOの30周年企画で、直販限定ですが、メタル仕様のキーボードの展開があります。
過去にもあったメタル仕様の最新版で、今回はステンレスになりました。
軸色は、4色(茶色・青色・赤色・ピンク)が選べます。
その上で、フルサイズ・テンキーレスの選択、また、前面印刷(「Majestouch 3 BLACK Metal SUS)も選択可能です。
ここまで見たベース機をもとに、パネルだけ換装した「受注生産品」のようなイメージでよいかと思います。
個人的に思うのは、ノートPCのようなパンタグラフ式でない、メカニカルスイッチを金属の筐体に入れる場合、(経年変化などで)共振(金属の響き)生じやすい部分があるで、あまり好みません。
キーはあくまでプラスチックなので、太さ割ったとき金属特有の質感(冷感)も、作業の邪魔になりやすいとも感じます。
基本的に、普通の強化プラスチックのほうが良いかなとは思っています。
次回に続く
軸色別のマジェスタッチのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今日は、FILCOのマジェスタッチの現行製品を全機種比較しました。
しかし、記事はもう少しだけ続きます。
2・マジェスタッチ2の比較 (2)
2-1:低背赤軸
2-2:シルバー軸
2-3:その他〈ミニラほか〉
2-4:最終的なおすすめの提案
続く後半記事(こちら)では、ゲーム・省スペース型向けを含め、少し特殊な製品を追加で紹介します。
キーの軽さ ★★★★★
打鍵の正確さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
後半記事は→こちら
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ではでは!