【今回レビューする内容】2021年 小型で高速なUSBポータブルハードディスクの性能とおすすめ・選び方: 5TB 4TB 3TB 2TB 1TB 500GB:耐衝撃モデル USB-C変換対応機種:PS4 Xbox One対応
【紹介する主な製品】バッファローHD-PCG1.0U3-BBA HD-PCG2.0U3-GBA HD-PCG3.0U3-GBA HD-PCG500U3-BA WD Elements Portable My Passport WD_Black P10 WDBA3A0040BBK-JESN トランセンドStoreJet 25M3 TS2TSJ25M3G TS1TSJ25M3S アイオーデータ HDPX-UTS2K HDPX-UTS1K HDPD-SUTB2 HDPD-SUTB1 HDPD-SUTB500 HDPT-UTS1K エレコム ELP-QEN2020UBK ELP-QEN2040UBK 東芝 CANVIO HD-TPA4U3-B/N HD-TPA2U3-B/N HD-TPA1U3/N LaCie Rugged Portable Hard Drives STFS5000800 LaCie Mobile Drive STHG2000402 Seagate Backup Plus Slim
今回のお題
おすすめの最新ポータブルハードディスクはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2021年2月現在、最新のUSB3.0対応の小型ポータブルハードディスクを比較します。
WindowsにもMacにも対応する記事として書きました。
1・軽量性 ★★★★★
2・堅牢性 ★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★★★
5・保証 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
以下では、「スピード」などからの選び方を解説したあと、上表の様なポイントから、各社の製品を比較します。
そして、最後に「結論」として、目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
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1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・USBフラッシュメモリー
4・外付けハードディスク(電源付)
5・NAS(ネットワークディスク)
6・Mac向きのドライブのまとめ
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のPC周辺機器比較記事の1回目記事として書きました。
1・ポータブルハードディスクの選び方の基本
1・パソコン向けのHDD
2・テレビ・レコーダー向けのHDD
ポータブルハードディスクを購入する場合、上表2点の「利用目的」の違いをふまえて、選ぶのが基本です。
選び方の基本となるので、以下、順番に解説しておきます。
1・パソコンで使う場合
はじめに、パソコンで利用する場合です。
この場合、Windowsでも、Macでも、今回紹介するポータブルハードディスクならば、どの製品でも問題なく利用可能です。
その場合、皆さんが気になるのは「転送速度」でしょう。
この部分について言えば、最近のポータブルハードディスクは、全てUSB3.0規格対応です。そのため、「理論的」には、最大5Gbps(625メガバイト/秒)まで、速度を出せます。
現実のスピード | |
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USB2.0 | 最大480Mbps |
USB3.0 | 最大960Mbps |
ただし、HDDの場合、ハードディスク内部の円盤の回転数の遅さがボトルネックとなっています。
そのため、一般的なUSB3.0端子の場合、規格的には5Gbpsですが、実際は、最大960Mbps(=120メガバイト/秒)あたりが、一般的なUSB端子でつなげる場合の、現在のHDDの最高速です。
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速度について言えば、PC本体に内蔵される大きな3.5インチHDDは、5400RPMと7200RPMなどディスク回転速度の違いが、実際の読み書きの速度に影響する部分があります。
しかし、ポータブルHDDでは、5400RPMの2.5インチHDDをどれも搭載しています。
コントローラーの差はありますが、一般的には、最高速度はどれもほとんど同じです。
ただし、2019年末頃から、PS4などのゲーム用のニーズから、(5400RPMの範疇でも)速度をできるだけ速くした製品が、WD(ウエスタンデジタル)から発売されました。
この場合、最大1120Mbps(=140メガバイト/秒)あたりまで出せます。
ベンチマークとして、2割ほどの速度上昇が望めるので、速度重視派には、こうした製品を選ぶ意味があります。
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1・本体の堅牢性
2・本体の軽量性
3・保証期間の長さ
4・読み書きの高速性
以上、ハードディスクの基本的な選び方を解説しました。
結論的に言えば、製品間で差が見られる主な要素は、主に、上表の4点です。
したがって、PC用に選ぶ際は、「本体の堅牢性」・「本体の軽量性」・「保証期間」といったスペックを把握した上で、「価格」を考慮して選んでいくことになります。
Anker USB C to USB 3.0 変換アダプタ
¥999 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
なお、Macbookなど、新形状のUSB3.1(TYPE-C)規格の端子を採用している場合は、対応ケーブルが付属しない場合、基本的には、変換アダプタを購入してください。
2・テレビ・レコーダーで使う場合
つづいて、テレビやレコーダー用途での利用する場合です。
こちらも、基本的に(今回紹介する)ポータブルハードディスクなら、どれでも「OK」です。
ただし、注意点が2つあります。
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第1に、トラブルの際の保証についてです。
メーカーが「推奨」しないモデルの場合、トラブルに際しての保証が自己責任になる点です。
この点は、割と注意して、今回は比較するつもりです。
第2に、SeeQVaultという新規格への対応です。
2016年以降発売のテレビ・レコーダーについては、概ねSeeQVaultという業界団体がさだめる新規格に対応しています。
以前は、USBポータブルHDDに録画したTV映像は、録画した機種だけで再生可能でした。
しかし、SeeQVault規格に対応するポータブルハードディスクを導入する場合、録画したテレビ・レコーダー以外でも映像が再生可能です。
そのため、対応機は、持ち運びの際や、TVが故障した際の買換にも便利と言えます。
詳しくは、このブログでは、【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介しまました。
なお、小型機は、BUFFALOが生産から撤退したので、対応機の選択肢は少なくなっています。
とはいえ、「ないわけでもない」ので、この部分を含めて、今回の記事では紹介しています。
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以上、PCとTVとの場合の、ポータブルハードディスクの選び方の基本を紹介しました。
以下では、これらの基本をふまえつつ、各機について、個別に詳しく説明していきます。
2・BUFFALOのポータブルHDDの比較
はじめに、日本の大手周辺機器メーカー、バッファローのポータブルハードディスクから比較します。
なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思える部分を青字で記します。
【2018年発売】
【2TB】
1・BUFFALO HD-PCG2.0U3-GBA
¥9,031 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:240 g
寸法:75×19.5×117mm
【1TB】
2・BUFFALO HD-PCG1.0U3-BBA
¥6,580 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:175 g
寸法:75×14×117mm
【500GB】
3・BUFFALO HD-PCG500U3-BA
¥6,053 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:145 g
寸法:75×11.5×117mm
1・軽量性 ★★★★☆
2・堅牢性 ★★★★☆
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★★☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★☆
最初に紹介するのは、バッファローの「ミニステーション」です。
今回紹介するHDDの中では、価格が安く、「最もお財布に優しいHDD」の1つです。
配色は、一般的なブラックのほか、各サイズともホワイト(HD-PCG2.0U3-GWA HD-PCG1.0U3-BWA HD-PCG500U3-WA)もラインナップされます。
堅牢性は、しかしながら、さほど重視されていないと言えます。また、排熱もさほど重視されていないため、パソコンに常時接続する用途には不向きです。
なお、2018年新モデルについては、底面に衝撃吸収剤を採用し、置いた際や、ずれた際の衝撃を緩和する仕組みが新採用されました。
ただし、これは、上位機のような落としても壊れにくいという設計ではなく、「おまけ」程度です。
サイズも、同社のHDDとしては、厚みがある方ですね。
付属ソフトは、事後のダウンロード対応ですが、SecureLock Mobile2という暗号化ソフトが利用できます。
そのほか、Windowsのみですが、データの圧縮転送で、バックアップ時間を削減するBackup Utilityと、論理フォーマットのための、Data Formatter 2が利用できます。。
ユーザーサポートは、最近の国内周辺機器メーカーは充実させてきている部分です。
バッファローの場合、HDD故障復元のためのラボがあるため、軽度の論理障害の無償対応を売りにしています。
それに関連して、この製品には、OSのSMART機能を利用し、ハードディスクの故障を予測するLEDランプが付属します。
いずれも、「ユーザーの利便性向上」と「企業の利益増進」の総取りを目指した、同社らしい「Win-Win」的なシステムです。
録画機器への対応は、【こちら】で動作確認済みの機種が検索できます。
冒頭に書いたように、最近の大手製(ソニー・シャープ・東芝・日立・Panasonic・三菱)ならば、未記載でも(原理的にはですが)利用可能です。
ただし、冒頭で書いたような、SeeQVaultには対応できません。
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以上、バッファローの「ミニステーション」の紹介でした。
他機種と比較すると「値段の安さ」は圧倒的です。外観や堅牢性などあまりこだわらないならば、コスパのよいこちらを選ぶのが最善でしょう。
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【Amazon専用型番】
【5TB】
4・BUFFALO HD-PCFS5.0U3-GBA
¥15,580 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【4TB】
5・BUFFALO HD-PCFS4.0U3-GBA
¥13,618 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:225g
寸法:75×19.5×115mm
【2TB】
6・BUFFALO HD-PCFS2.0U3-BBA
¥8,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【1TB】
7・BUFFALO HD-PCFS1.0U3-BBA
¥6,345 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:175g/150g
寸法:75×14×115mm
なお、Amazon専用型番の「ミニステーション」もあります。
こちらは、旧筐体を使うことで、「さらにお財布に優しいHDD」としたものです。
重さやサイズは少し異なりますが、容量に比してかなり安いので、値段重視ならば、選んで良いでしょう。
保証も1年です。
ただし、ランプによる「みまもり合図」がないほか、軽度論理障害の無料保証や、暗号化保証は付属しません。また、TV用でもないので、利用の可否は自己責任となります。
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【2TB】
8・BUFFALO HD-PUS2.0U3-SVD
8・BUFFALO HD-PUS2.0U3-RDD
¥ 11,500 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【1TB】
9・BUFFALO HD-PUS1.0U3-SVD
9・BUFFALO HD-PUS1.0U3-RDD
¥8,782 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:130g
寸法:79×8.6×116mm
1・軽量性 ★★★★★★
2・堅牢性 ★★★★☆
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★★
また、BUFFALOからは、HD-PUSU3-Dシリーズという、ミニステーションの姉妹品も販売中です。
この製品は、本体にアルミを利用することで、軽量化が図られるほか、とくに、厚みの部分で8.6mmと、下位機種より相当程度薄くなっています。
その点で、身軽に持ち歩きたい場合に便利ですが、外観が金属製とはいえ、耐衝撃・落下性は期待できないため、どちらを取るかという「選択」となります。
また、(原理上、使えはしますが)PC/Mac専用として売られており、映像機器用ではない点も注意点です。
【2019年】
【耐衝撃・5TB】
10・BUFFALO HD-PGF5.0U3-GBKA
¥17,636 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【耐衝撃・4TB】
11・BUFFALO HD-PGF4.0U3-GBKA
¥13,460 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:250 g
寸法:79.5×21.5×119mm
【耐衝撃・2TB】
12・BUFFALO HD-PGF2.0U3-BBKA
¥9,959 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:180 g
寸法:79.5×21.5×119mm
【耐衝撃・1TB】
13・BUFFALO HD-PGF1.0U3-BKA
¥7,299 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:150g
寸法:79.5×16×119mm
1・軽量性 ★★★★☆
2・堅牢性 ★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★★☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★☆
HD-PGFシリーズも、バッファローのポータブルHDDです。
価格帯で言えば、一つ上のディスクよりも高い価格のモデルです。
配色は、基本的にはホワイト/ブラック色ですが、売れ筋の1TBモデルに限っては、他のカラーモデルも選べます。
堅牢性は、この機種のもっとも「売り」の部分です。
先ほどの機種よりも耐衝撃性能が向上し、落としたときなどに壊れにくくなっているといえます。
内部にゴム材を入れることで、落下時の衝撃を和らげています。
サイズは、堅牢性を高めるため、下位機種よりも0.2cm程度厚みが増しています。
重さは、一方、下位機とほとんど変わらず、軽量です。
その点でいえば、持ち歩き用途にするHDDで予算が許せばこちらが良いと思います。
付属ソフトは、下位機種が持つソフトは全て網羅します。
その上で、「おでかけロック」というHDDにパスワードをかけられる機能が提供されます。他のPCにつなげた場合も、ロックは有効ですから、持ちはこびに便利です。
ユーザーサポートは、下位機種同様で、特に復旧サービスにかかわる部分が充実します。
録画機器への対応は、下位機種で説明したのと同様の意味で、利用は可能です。
ただし、SeeQVaultには対応できません。
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以上、耐衝撃HD-PGFシリーズの紹介でした。
「ミニステーション」に比べると、重さはそのままで耐久性が上昇している点、外観デザインが綺麗な点が見所です。持ち運んで利用するならば、こちらが良いでしょう。
【2018年】
【耐衝撃 2TB】
14・BUFFALO HD-PZF2.0U3-BKA
¥12,360 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【耐衝撃 1TB】
15・BUFFALO HD-PZF1.0U3-BKA
¥10,268 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:300 g
寸法:90×21×141mm
1・軽量性 ★★☆☆☆
2・堅牢性 ★★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★☆
HD-PZNシリーズは、Buffaloでは最も高価で、最も堅牢なポータブルハードディスクです。
堅牢性は、このモデルの「売り」です。
なぜなら、米軍納入品規格である「MIL-STD-810F 516.5 procedure IV」準拠で、 1.2mの落下に耐える性能を持つからです。
と 市販のハードディスクの中でもとくに「堅牢なモデル」です。
サイズは、下位機種より一回り大きいです。
また、堅牢性を売りにしているため、本体重量も重めです。
ただ、持ちはこびの点で言えば、本体の中にUSBケーブルが収納できる構造になっている点が便利です。
また、セキュリティスロット(ケンジントンスロット)もあるため、据置時の盗難防止にも役立ちます。
その他の部分は、ソフト・ユーザーサポート・TVの利用の部分を含めて、下位機種と同じです。
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以上、HD-PZNシリーズの紹介でした。
持ちはこびなどが多い方で「とにかく頑丈なモデル」であることを重視するならば、最高の選択肢です。
3・アイオーデータのポータブルHDDの比較
つづいて、日本の周辺機器メーカーとして、バッファローと同様に有名な、アイ・オー・データの機種を紹介します。
【2019年発売】【カクうすLite】
【5TB】
16・アイオーデータ HDPH-UT5DKR
¥22,490 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【4TB】
17・アイオーデータ HDPH-UT4DKR
¥17,680 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【3TB】
18・アイオーデータ HDPH-UT3DKR
¥14,648 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【2TB】
19・ アイオーデータ HDPH-UT2DKR
19・ アイオーデータ HDPH-UT2DWR
19・ アイオーデータ HDPH-UT2DNVR
¥9,380 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:230g
寸法:76×15×114mm
【1TB】
20・アイオーデータ HDPH-UT1KR
20・アイオーデータ HDPH-UT1WR
20・アイオーデータ HHDPH-UT1NVR
¥7,020 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【500B】
21・アイオーデータ HDPH-UT500KR
21・アイオーデータ HDPH-UT500WR
21・アイオーデータHDPH-UT500NVR
¥6,555 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:160g
寸法:76×20×114mm
1・軽量性 ★★★★☆
2・堅牢性 ★★★★☆
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★☆
かくうすliteシリーズは、アイオーデータでは、最も安いポータブルハードディスクです。
冒頭でみた、バッファローの格安機種である「ミニステーション」のライバル機種と言えます。
配色は、一部の容量を除いて、ブラック以外にホワイトとブルー(ミレニアム群青)も選べます。
サイズは、2TBまでのモデルは厚みが15mm、2TB以上は厚みが20mmです。
「かくうすlite」という商品名ですが、BUFFALO機に比べて、薄さ部分でさほど優秀とも言えないです。
重さも、同じです。
一般的な意味では、十分軽いとは言え、比較した場合とくに軽量でもありません。
堅牢性は、特段、この機種は強調しません。
一方、ドライブの静音性が強調されますが、実際のところは、さほど他社と変わりません。
付属ソフトは、アイオーデータの場合、強調できます。
ダウンロード対応ですが、【IO APPsというアプリ群】が無料で提供されるからです。
Sync Connectというバックアップソフトのほか、データ消去アプリ・データ抹消アプリなど充実します。
パスワードロックについては、フォルダ単位のロックをフォローします。
なお、多くのアプリがありますが、一部は試用版です。
ユーザーサポートは、一方、土日のサポート電話対応など、同社は充実していることで有名です。
ただし、PC用HDDについては窓口が別であり、とくに強調するべき部分はありません。
故障診断もBUFFALO機のように、SMART機能とリンクするランプなどはありません。
録画機器への対応は、「PC用」として特化しているため、原理上は使えますが、動作保証はとっていません。
なお、アイオーデータは、初期値ではFAT32ではなく、NTFS形式でフォーマットしています。
そのため、Macで使うには、再フォーマットしないと使えない仕様です。
NTFS-3G for Mac I-O DATA」というMacでもNTFS形式を扱えるアプリを付属させていますが、Macは1年ごとにOSが更新される性質があるため、初心者には、この仕様は微妙です。
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以上、かくうすliteシリーズシリーズの紹介でした。
基本的に「PC専用」である点、さらに、WindowsPC向きである点に、注意が必要です。
ただ、Windowsならば、便利なアプリも多めであり、割と良い選択肢でしょう。
なお、特に500GBモデルは、やや重め・大きめである点に注意が必要です。
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【2020年発売】【カクうすLite】
【Amazon専用型番】
【5TB】
22・アイオーデータ HDPH-UT5DKR/E
¥19,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【4TB】
23・アイオーデータ HDPH-UT3DKR/E
¥13,580 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【3TB】
24・アイオーデータ HDPH-UT3DKR/E
¥12,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【2TB】
25・アイオーデータ HDPH-UT2DKR/E
¥8,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【1TB】
26・アイオーデータ HDPH-UT1DKR/E
¥6,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
なお、カクうすLiteは、Amazon専用型番として、ブラックモデルのみで売られています。
保証やサポートを含めて、同じで、少し安いため、在庫があればこちらを選んで良いと思います。
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【2TB】
27・アイオーデータ HDPX-UTS2K
¥11,636 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【1TB】
28・アイオーデータ HDPX-UTS1K
¥8,091 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:130g
寸法:76×8.6×114mm
1・軽量性 ★★★★★★
2・堅牢性 ★★★★☆
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★★
また、BUFFALOにもありましたが、通常機にアルミを採用して、軽量・省スペース化を図った製品が、アイオーデータにもあります。
BUFFALOの軽量機と比較して、重さも薄さも同等です。
ただ、縦横のサイズだけ、ほんのわずかですが、アイオーデータの方が薄いです。とはいえ、明確な機能差があるわけでもないです。
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結論的にいえば、「薄型・小型」という点で選ぶ場合は、両機から、値段とデザインで決めてしまって良いでしょう。
【2019年】
【2TB】
29・アイオーデータ HDPT-UTS2K
¥9,700 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【2TB】【アマゾン限定型番】
30・アイオーデータ HDPT-UTS2K/E
¥9,580 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:160g
寸法:75×14×112mm
【1TB】
31・アイオーデータ HDPT-UTS1K
¥7,550 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【1TB】【アマゾン限定型番】
32・アイオーデータ HDPT-UTS1K/E
¥7,580 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【500GB】
33・アイオーデータ HDPT-UTS500K
¥7,143 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:160g
寸法:75×14×112mm
1・軽量性 ★★★★☆
2・堅牢性 ★★★★☆
3・PC利用 ★★★★☆
4・TV利用 ★★★★★
5・保証 ★★★★☆
6・総合評価 ★★★★☆
HDPT-UTSシリーズも、アイオーデータの製品です。
同社の「中位機」ですが、堅牢性・軽量性のスペックは、下位機種とほとんど変わりません。
相違点は、ブルーレイやTVなどの家電との接続にも公式対応する点です。
もちろん、PCでも使えます。
BUFFALOを含めて他社の場合、ポータブルHDDについては製品をPC向けと、TV・レコーダー向けに、しっかり分けません。
一方、アイオーデータが分けるのは、ユーザーサポートが大きな理由です。
同社の場合、録画対応HDDについては、メーカー動作確認を取った上で、「土日も電話サポート」をするなど、サービス面で充実します。
その分のサービス料を価格に組み込むため、PC用と録画機器用に明確に区分していると思われます。
本体色は、3色展開です。
カーボンブラックのほか、セラミックホワイト(HDPT-UTS1W)とブリックブラウン(HDPT-UTS1BR)が展開されます。
ブラウンは割と珍しい配色です。
堅牢性は、先述のように、下位機種と、明確な差は無いです。
ただ、外観にハードコーティング加工・ラバー素材の採用があるので、傷が付きにくく、滑りにくいと言えます。
そのほかは、筐体のサイズも性能も、ほとんど変わりません。
USB3.0で接続できているかを示すLEDを搭載する点と、PC向けの30cmのケーブルの他、TV向けの1mケーブルが付属するのが相違点です。
なお、【アマゾン限定型番】とある製品については、形状や保証面では同等で、パッケージだけ「エコ包装」にすることで、値段を抑えたモデルとなります。サポートも、同水準です。
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以上、HDPT-UTSシリーズの紹介でした。
堅牢性などの部分で、PC向けではオススメしません。一方、映像機器用としては、土日を含めて電話サポートが充実する点で、割と良い選択肢と思います。ゲーム用にも良いでしょう。
ただし、録画機器用を銘打った製品ですが、冒頭で紹介したような、SeeQVault規格には対応できませんので、注意が必要です。
【2016年発売】
【耐衝撃 2TB】
34・アイオーデータ HDPD-SUTB2
¥15,455 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【耐衝撃 1TB】
35・アイオーデータ HDPD-SUTB1
¥9,500 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【耐衝撃 500GB】
36・アイオーデータ HDPD-SUTB500
¥8,382 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:180 g
寸法:84×19×120mm
1・軽量性 ★★★★☆
2・堅牢性 ★★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★☆☆
6・総合評価 ★★★★★
HDPD-SUTBシリーズは、アイオーデータでは、最も堅牢なポータブルハードディスクです。
堅牢性重視のモデルは、BUFFALOでもありました。
しかし、アイオーデータは堅牢性を担保しつつ、ある程度は、軽量性も追求した方向性の製品となります。
堅牢性は、アイオーデータの場合、外装のTPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)と内装のポリカーボネートが担います。
剛性と弾力性を併用することで、BUFFALOの最上位機と同じ「MIL-STD-810F 516.5 procedure IV」準拠の資格を得ています。
サイズは、その上で、BUFFALO機より、一回り小さいです。
重さも、BUFFALOはケーブル収納式である点を割り引かないといけないものの、180gと、100g超軽量です。
スマホとだいたい同じ重さで、持ちはこびの利便性は良さそうです。
付属ソフトは、アイオーデータは、このグレードから、BUFFALOでみたハードウェア暗号化(AES256bit)をフォローします。パスワードロックをかけて持ち運べる仕様です。
セキュリティスロット(ケンジントンスロット)もあるため、据置時の盗難防止にも役立ちます。
その他の部分は、同社の(PC向け)下位機種と同じです。ただし、
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以上、HDPD-SUTBシリーズの紹介でした。
堅牢性を重視したい場合は、BUFFALOの最上位機か、こちらが良いでしょう
比較した場合、MIL-STD-810F 516.5 procedure IV」準拠の部分は同等ですが、その上で、ある程度「軽い」ので、持ち運びを考えた場合は、こちらがオススメと言えます。
4・WDのポータブルHDDの比較
続いて、アメリカのウエスタン・デジタルのハードディスクです。
東芝の一件で日本でも知名度を高めたと言えますが、古くから日本市場でシェアがあるHDDメーカーで、信頼度の高いブランドです。
【2019年】
【My Passportシリーズ】
【5TB】
37・WD WDBPKJ0050BBK-WESN
¥15,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【Mac版 5TB】(2つは同じ製品)
38・WD WDBA2F0050BBL-WESN
¥16,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
38・WD WDBA2F0050BBL-JESE
¥19,800 楽天市場 (2/12執筆時)
【4TB】
39・WD WDBPKJ0040BBK-WESN
39・WD WDBPKJ0040BBL-WESN
39・WD WDBPKJ0040BRD-WESN
¥12,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【Mac版 4TB】(2つは同じ製品)
40・WD WDBA2F0040BBL-WESN
¥ 13,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
40・WD WDBA2F0040BBL-JESE
¥16,800 楽天市場 (2/12執筆時)
重さ:210g
寸法:107.2 x 19.15 x 75 mm
保証期間: 3年
【2TB】
41・WD WDBYVG0020BBK-WESN
41・WD WDBYVG0020BBL-WESN
41・WD WDBYVG0020BRD-WESN
¥8,780 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【Mac版 2TB】(2つは同じ製品)
42・WD WDBA2D0020BBL-WESN
¥9,280 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
42・WD WDBA2D0020BBL-JESE
¥11,800 楽天市場 (2/12執筆時)
重さ:120g
寸法:107.2 x 11.15 x 75 mm
保証期間: 3年
1・軽量性 ★★★☆☆
2・堅牢性 ★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★☆☆
5・保証 ★★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
WD My Passportは、アメリカのWD(ウエスタンデジタル)のハードディスクです。
同社は、同社は、世界的なハードディスクのメーカーで、「中身のHDD」自体を自社生産できる企業です。
そのため、特に2TB以上のハードディスクは、かなり安めの値段で買えることで有名です。
最近は、日本のアイオーデータが販売面で提携し、商品サポートも充実してきました。
配色は、基本の黒のほか、サイズによっては赤と青も選べます。
20世紀の米国をイメージする外観で、日本にはない感じで、割と個性的です。。
重さは、2TBまでのモデルは、120gと軽量です。
しかし、4TB以上は、210グラムとなかなか重量があるため、持ち運んでの利用には多少難があると言えます。
堅牢性は、「故障しにくさ」という側面において、この機種は期待できます。
なぜなら、自社で生産したWestern Digital製の高品質ハードディスクが中に入っていることは確定的だからです。
WDのハードディスクは、他社製HDDより技術的信頼性が高いですから。
ただし、「落としても壊れにくい」という意味では、国内2社の「耐衝撃・落下モデル」に及ばないでしょう。
サイズは、従来WDのポータブルは「大きめ」でした。
しかし、このモデルからは、日本メーカー同様のサイズです。
付属するソフトは、割と多めです。
通常、ハードディスク内のパーティションの一部にWD Backupなどがはいっています。また、消した場合も、【WDのダウンロードサイト】からフォローできます。
録画機器への対応は、原理上は使えますが、動作保証はとっていません。
ユーザーサポートは、日本的な意味での電話サポートは、充実しません。
ただし、他社では通常1年の保証期間が、WDの場合は3年保証です。
排熱関係のトラブルでハードディスクはよく壊れるので、長期保証がついているのはかなりのメリット性があります。
なお、【Mac版】とあるモデルは、2つ型番がありますが、国際型番と日本型番の違いです。同社は国際保証なので問題ないでしょう。
一方、通常版と比較すると、色が異なるほか、USB-Cケーブルも付属している点でMacBookユーザーなどに便利な仕様です。
その他は、あらかじめMac用フォーマットがなされているだけですので、Macユーザーでも通常版を買って良いです。
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以上、WDの My Passportの紹介でした。
中身のHDDが「信頼のWD製で確定」している点が「売り」です。
価格としてみても、他社の廉価機種並みに安いです。中身が自社生産できるメーカーの強みでしょう。保証期間の長さも、もちろん「売り」です。
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【My Passportシリーズ】
【5TB】
43・WD WDBPKJ0050BBK-JESN
¥ 18,800 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【4TB】
44・WD WDBPKJ0040BBK-JESN
¥ 15,800 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:210g
寸法:107.2 x 11.15 x 75 mm
保証期間: 3年
なお、WDのハードディスクは、型番が2系統あります。
先ほど紹介したモデルは、末尾が「WESN 」、こちらは、「JESN」です。
前者は、グローバル型番で、後者は、日本専用型番で、主に電気店に卸される際のものです。
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結論的にいえば、同社は、国際保証ですから、保証面を含めて、どちらを選んでも構いません。値段で決めましょう。
【WD_Black P10 Game Driveシリーズ】
【6TB】
45・WD WDBA3A0050BBK-WESN
¥ 17,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【4TB】
46・WD WDBA3A0040BBK-JESN
¥ 18,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
47・WD WDBA3A0040BBK-WESN
¥ 14,480 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【2TB】
48・WD WDBA2W0020BBK-JESN
¥ 12,200 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
49・WD WDBA2W0020BBK-WESN
¥ 9,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
重さ:230g/140g
寸法:118 x 20.8/.12.8 x 88 mm
保証期間: 3年
WD_Black P10 Game Driveは、WDが販売する、ゲーム用ドライブです。
先ほど紹介したように、末尾が「WESN 」はグローバル型番、「JESN」は日本専用型番です。
性能は保証面は同じなので、値段で決めましょう。
重さや堅牢性などは特徴はないのですが、「一点突破型」の製品で、最大140MB/秒の高速アクセスが唯一の自慢と言えます。
ディスク回転数は、7200RPMという説もありますが、(中身のHDDでその速度の生産がないので)それは、ACコンセント必須の同シリーズの8TB「据置型」のみでしょう。
ポータブルについては、5400RPMの回転数のHDDで、現ロットでは(WD50NMZW-59LG6S1)です。
いずれにしても、通常に較べると1-2割の速度向上です。ゲーミングPCのほか、PS4 Xbox Oneを含めたゲーム機用として出されたものとなります。
SSDはまだ高いので、容量と速度を、可能な限り低価格で高めたいというニーズに叶うでしょう。
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以上、WD_Black P10 Game Driveの紹介でした。
ポータブル型で「高速」というのは、ここ10年近く不在だったので、面白い存在でしょう。
ベンチマークを見ても改善効果はあるため、ゲーム機用には良い選択肢に思えます。
後編記事の予告!
おすすめのポータブルハードディスクは結論的にこれ!
以上、今日はUSB3.0ポートを搭載したポータブルハードディスクを紹介してきました。
しかし記事は、もう少し「続き」ます。
・WD
WDBU6Y0050BBK-WESN
WDBU6Y0040BBK-WESN
WDBU6Y0030BBK-WESN
WDBU6Y0020BBK-WESN
WDBUZG0010BBK-WESN
・東芝 CANVIO
HD-TPA4U3-B HD-TPA4U3-B/N
HD-TPA2U3-B HD-TPA2U3-B/N
HD-TPA1U3-B HD-TPA1U3-B/N
・エレコム
ELP-QEN010UBKELP-QEN020UBK
ELP-QEN2020UBK ELP-QEN2040UBK
ELP-ZS010UBK ELP-GTV010UBK
ELP-GTV020UBK
・LaCie ラシー
STHG5000402 STHG5000400
STHG4000402 STHG4000400
STHG2000402 STHG2000400
STHY4000800 STFS5000800
STFS4000800 STFS2000800
・トランセンド
M3 TS2TSJ25M3S TS1TSJ25M3S
TS4TSJ25M3S
・Seagate(シーゲート)
STHP5000401 STHP4000403
HX-M401TCB/GM STHN2000401
STHN1000401
続く後編記事(こちら) では、WDが発売する廉価版を紹介したあと、WDと同じく、中身のHDDが生産できるメーカーである東芝・シーゲートの製品などを紹介します。
そのほか、エレコムの「テレビ・ブルーレイ向け」のSeeQVault規格対応HDDなどを、追加で紹介します。
1・軽量性 ★★★★★
2・堅牢性 ★★★★★
3・PC利用 ★★★★★
4・TV利用 ★★★★★
5・保証 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
その上で、ここで紹介した全機種から、価格別・用途別に、Atlasが最もおすすめできる機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
後編は→【こちら】
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