【今回レビューする内容】2024年 最新の家電スマートリモコンの性能とおすすめ・選び方:IOTリモコン:音声やスマホで家電操作!エアコン TV レコーダー対応スマート家電コントローラー:値段や使い勝手 Google Assistant Amazon Alexa Apple Siri HomePod iPhone・Android・Matter対応
【比較する製品型番】LinkJapan eRemote 5 eRemote RJ-3 eRemote mini EZCON Remocon ePlug 3 ラトックシステムRATOC smalia RS-WBRCH1 RS-WFIREXU4 RS-WBRCH1-BTNST Nature Remo 3 Remo-1W3 Nature Remo nano Remo-5W1 Nature Remo mini 2 Premium REMO-2B2 mini2 IODATA HS-IRR01 SwitchBotハブ2 W3202106 W3202100 SwitchBot Hub mini W0202200 W0202200-GH ハブミニ(Matter対応) W0202205 Zigxico ZGXC-WR-IR1 SwitchBot 学習リモコン W4600000 エジソンスマート DIR-S08PROBK covia ORVIBO Magic Cube CT-10 キングジム エッグ EG10 シロ アイリスオーヤマ SMT-RC1 B BESTCON RM4C-Mate etife スマートリモコン SRC01 SRC04 ほか
今回のお題
スマート家電リモコンのおすすめ機種はどれ?
どもAtlasです。
今日は、2024年7月現在、最新のスマートリモコンの比較です。
スマホをリモコン化したい方ほか、外出先から家電を遠隔操作したい方、あるいは、AIスピーカーで家電を声で操作したい方に向けて書きました。
基本的に「はじめて買う」方の向けに書きました。
しかし、上級者向けには、音声AIの種類にかかわらず横断的に操作できるMatter規格の対応状況や、Wi-Fi家電を含めて連動制御できる、IFTTTアプリへの対応状況なども説明します。
Atlasは「日本初登場」から8年以上試しているため、その経験をふまえています。
1・スマートリモコンの比較 (1)
1-1:リンクジャパン〈日本〉
1-2:ラトック〈日本〉
1-3:Nature Remo〈日本〉
1-4:アイオーデータ 〈日本〉
2・スマートリモコンの比較 (2)
2-1:SwitchBot 〈中国〉
2-2:SmartLIfe 〈中国〉
2-3:その他〈各社〉
2-4:最終的なおすすめ機種の提案
記事は、以上のように、メーカー順に各機をみていきます。
日本のトップシェアといえるリンクジャパン(eRemote 5)とラトックシステム(smalia RS-WBRCH1)の製品を含めて、大手製品は、ほぼ網羅しました。
スマホのリモコン化 ★★★★★
音声コントロール ★★★★★
外出先からの制御 ★★★★★
赤外線の強さ ★★★★★
高度な設定 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品を最終的に提案していくつもりです。
よろしくお願いします。
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1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較
今回の記事は、このブログのスマート家電比較シリーズ全体としては、3回目記事として書きました。
1-1・リンクジャパンのスマートリモコン
はじめに、リンクジャパンのスマートリモコンからです。
BtoBを含め、IOT関連のインフラを得意とする日本企業です。黎明期から家電リモコンを展開している点で、信頼度も高い企業です。
家庭向きに「売れ筋」の製品でもあるので、他社を含めた家電リモコン全体の「選び方の基本」の説明を兼ねて、詳しく書いていきます。
なお、アイリスオーヤマの家電リモコンも同社が出すので、同時に見ています。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【Alexa対応】【Google対応】【Siri対応】
【2020年発売】
1・LinkJapan eRemote5
¥6,280 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【2016年発売】
2・LinkJapan eRemote RJ-3
¥1,580 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:垂直180度・水平360度
赤外線距離:最大8m
センサー:温度・湿度センサー
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter:
サイズ:37×66×66mm
eRemote 5は、日本の「リンクジャパン」の製品です。
2020年に、約3年ぶりに新機種になりました。
1・スマホGPS連動機能
2・湿度センサー
3・タイマー(時計)機能
旧機種(eRemote RJ-3)も引き続き売られています。
しかし3点の機能が省略されるため、凝った設定ができません。
値段差も逆転して居ますので、素直に新機種が良いでしょう。
本体サイズは、37×66×66mmです。
十分に小型で、設置において邪魔になりません。
LinkJapan HomeLink
¥0 Apple App Store
LinkJapan HomeLink
¥0 Google Play
対応するスマホは、iOS/ Androidです。
いずれのOSでも、スマホを「リモコン化」可能です。
また、タブレットでも操作可能です。
2020年から、デザイン性がかなり向上した新アプリになりました。
リモコンアプリは、メーカーごとに、使い勝手が異なる部分です。
eRemoteは、長い販売経歴があることもあり、他機と比較しても使い勝手は上々です。
例えば、ボタンの割り当ては、自由にカスタマイズできます。
また、ボタンを押した際に「バイブ」を設定できるので、物理的なボタンを押す感覚で操作できます。
登録方法も、主なメーカーには「プリセット設定」があります。
主要メーカーのテレビ・照明・エアコンはプリセットがあります。
ない場合も、(覚えさせたい)リモコンかのボタンを押し、eRemote本体の赤外線受信部向けて押すだけで、手動登録が可能です。
つまり、(赤外線リモコンならば)エアコンや映像家電に限らず、どの家電でも登録できるという製品です。
通信の仕組みは、単純です。
スマホで入力した「電源ON」などの操作を、Wi-Fi経由でeRemote本体に送信されます。
そして、この本体が、TVやエアコンに向けて、赤外線信号を送るというものです。
後述するように、「外出先からエアコンを付けるなどの操作」も可能です。
音声操作は、本体単体では、できません。
しかし、Google Home・Amazon Echoと連携可能なので、それらを利用することで操作が可能です。
順番に解説しておきます。
第1に、Amazon Echo (Alexa)の場合です。
照明器具
・ON/ OFF
・ 明るさ
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル
・ ボリューム
エアコン
・ON/OFF
・温度(温度指定可)
・モード切替(暖房/冷房など)
他の家電
・ON/OFF
この機種の場合、「Alexa!なになにをして!」というシングルフレーズで、以上の操作が可能です。
全て、Amazon側が設定した公式スキル (SmartHome Skill)なので、Amazon Alexaアプリで設定するだけで、安定して実行可能です。
基本動作は、現状対応するコマンドは、上表の通りです。
最新の対応動作は、【対応動作表】(アレクサにできる操作のタブ)で確認が可能です。Amazon側が対応した動作のみ、今後増えていく、という形です。
例えば、2022年11月から、Amazon側で「時間指定」に対応したので、「Alexa 19時になったら テレビを付けて」など、時間・時刻をキーにした操作もできるようになっています。
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なお、照明・テレビ・エアコン以外の「他の家電」について、現状では、ON/OFF操作のみ対応可能です。
「扇風機・ダウンライト」など、それぞれに別の名前を付ければ、複数の家電のON/OFFICEに対応できます。
設定は、Amazon公式アプリ(Amazon Alexa)も利用します。
先述の自社アプリからシームレスに誘導されます。また、安定感のあるSmartHome Skillを利用する方式なので、簡単です。
第2に、Google Assistantの場合です。
照明器具
・ON/ OFF
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル
・ ボリューム
・AV操作(一時停止/停止)
エアコン
・ON/OFF
・温度(温度指定可)
・モード切替(暖房/冷房など)
他の家電
・ON/OFF
こちらも、Google公式の「SmartHome Direct Action」 が認める、上表の動作だけフォローします。
たあだ、対応するコマンドは、Alexaと「同等レベル」です。
その上で、テレビは、Google系の場合、再生に関わる動作も音声で可能です。
この部分は、Amazonを上回る対応と言えます。
最新の対応動作は【動作表】で確認可能です。
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なお、これらの音声入力システムとの連携方法については、【スマートスピーカーの比較記事】 でも、別の角度から紹介しました。
第3に、Apple Siri (Home Pod)の場合です。
照明器具・テレビ・エアコン
・ほぼ全ての動作に対応可
Apple Siriの場合、他のデバイスとややニュアンスは異なるとは言え、原理的には、全てのリモコン動作に対応可能です。
iPhone用の「家電リモコンアプリ(HomeLink)」は、iOSの基本機能である「Siriショートカット」に公式対応します。
そのため、「家電リモコンアプリ」上で「siriに追加」して、「Hey Siri、テレビをつけて」など、利用したい音声コマンドを指定可能です。
したがって、基本的に、制限なくコマンドが作れます。複数の操作を並行する「マクロ(ショートカット)」にも対応します。
ただし、これは、あくまで「iPhone上のアプリの特定コマンドを、音声で入力できるようにしたシステム」です。
Appleスピーカー(HomePod mini)と本機がダイレクトにつながっているわけでないので、 HomePod miniが媒介となり、iPhoneを一度「呼び出して」、家電リモコンを操作させている、という感覚が正確です。
他のAIの場合と違って直接つながらない点は不便ではありますが、現状ではこの方法が唯一です。
外出先からの操作は、対応します。
エアコンを帰宅前に着けることなどができます。
仕組みは、ネット上のeRemoteのサーバーを経由させ、スマホから発せられたリモコン信号を、Wi-Fiで、自宅の本体に送る方式です。
初期設定は、Home Linkアプリ上でユーザーIDとパスワードをするだけですので、誰でもできるでしょう。
良い部分は、「登録料なしで無料」で利用できる点です。課金がないのは魅力です。
また、本機は、スマホのGPSと連動し、指定した距離に近づいた段階で、オートコマンドが可能です。
例えば、自宅1km手前に付いた際、「エアコンを25度・除湿」で自動運転する、などの設定も可能です。
誤動作防止のため、完全に自動化はしたくない場合は、GPS・温度などをトリガーにして、スマホに通知を送るようにもできます。
しかる後、自分自身で、アプリ操作で付けるという方向性です。
赤外線の照射範囲は、他機に比べても「広い」です。
四方に赤外線ユニットを配置しているので、360度どの方向にも電波を飛ばせます。
赤外線の特性上、壁紙が白い部屋の場合、赤外線は壁紙で反射します。
そのため、部屋の大抵の部分には電波が届きます。構造的には、画鋲で壁固定も可能です。
搭載されるセンサーは、温湿度センサーが内蔵されます。
センサーを利用して、エアコンのON/OFFを室温と連動させることも可能です。
例えば、「湿度が80%を上回ったら」「除湿モードにする」などの設定もOKです。
応用的で高度な設定は、同社の製品の場合、自社の別売デバイスの利用を促します。
同社は住設関係にも力を入れるため、主に日本企業に限られますが、同社のHomeLinkアプリと協調動作可能な周辺機器がとても多いです。
このうち、同社自身が出すの純正の周辺機器をいくつか紹介しておきます。
LinkJapan eCamera2
¥7,280 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
第1に、eCamera2です。
「ペット・子供見守りカメラ」として売られるもので、外出先からペットの様子を確認するためのものです。カメラのアングルが動くので、動き回るペット向きです。
夜間も(カラーではないですが)赤外線撮影できます。
なお、防水・防滴性はないので室内専用ですが、モーションセンサーと音声検知ができるので、防犯用の室内カメラにもなります。
動画保存や、アラート発信もできますので、実際的にはその用途も考えています。
LinkJapan 高精度CO2センサー eAir
¥14,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
LinkJapan eSensor2
¥3,880 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
第2に、高精度CO2センサー eAir です。
温度・湿度・二酸化炭素濃度の計測および表示ができます。
温湿度センサーは、リモコン本体にも内蔵です。
しかし、、エアコンなどと連動させるため、家電リモコンとは別の場所に置きたいシーンはあるでしょう。
なお、温湿度だけならば、少し安めの「eSensor 2」も対応です。
LinkJapan - ePlug3
¥2,980 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
第3に、節電スマートプラグ ePlug3です。
Wi-FiでON・OFFできる電源スイッチです。
リモコンのない(単純な)家電の操作が可能になります。
似た製品は他社にもあります。しかし、使用電力量(電気代)をアプリで確認できるのは面白い工夫です。
GPS位置情報や・温度と連動させることも(もちろん)できます。
例えば、先ほどみたeAirと連動させて、「空気質が悪くなったら」「換気扇を起動」という設定や、「自宅1km圏内近づいたら」「車庫の照明をON」という設定も可能でしょう。
つなげられる家電は、電源(コンセント)だけでON/OFFできる類のシンプルな家電製品に限られます。
LinkJapan eCurtain(イーカーテン)W1
¥42,460〜 直販オーダー 9/28執筆時)
第4に、eCurtainです。
182cmまでのレールと電動モーターをセットにして、片開きのカーテンの開閉が可能となるものです。
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このように、自社ブランドで完結する周辺機器は、全社通しても多いと言えます。
(APP内課金あり)
IFTTT
¥0 Apple iTunes Store
IFTTT
¥0 Google Play
自動化設定(オートメーション・シーン設定)は、対応です。
本機で操作できる家電に限りますが、かなり細かく設定できます。
時間、稼動させたい家電(複数可)と、稼動条件(温度・湿度・CO2濃度・GPS位置情報)の組み合わせで、特定の条件下で、オート稼動させられます。
例えば、「28度になったらエアコンと扇風機を付ける」「自宅に近づいたら、エアコンと照明を付ける」などです。
操作が行われた場合、スマホにプッシュ通知することも可能です。
シーン設定も可能です。
1回の操作で、指定された順番で複数の家電を付けていくことができます。
例えば、コマンド発動で、テレビ・アンプを付けた後、10秒後にBS-TBSを出すようなプログラムです。言うまでもなく、TV稼動直後は、チャンネル操作ができないので、時差をつけられるのが「みそ」です。
時計・タイマー設定が可能になので、曜日や時間による設定も対応です。
IFTTT
¥0 Apple iTunes Store
IFTTT
¥0 Google Play
IFTTT(イフト)は、ただ、近年、非対応になりました。
家電操作の自動化における「上級者」には有名な、サードパーティアプリ(英語)です。
こちらは、メーカーの枠を超えて、スマートスピーカー・家電リモコン・スマホアプリ・センサー・SNS(Twitter)を「高度に結びつけるハブ」のようなサービスです。
対応する機種は、スマート家電リモコンで操作できない家電類(Wi-Fi家電など)を含めて操作できます。
IFTTTが用意するサーバーを経由させ「もし○○になったら××を実行する」というコマンド(アプレット)を、各機器を連携させながら、高度に設定できます。音声AI(Google Assistant・Amazon Alexa)と連携させた設定もできます。
例として、IFTTTならば対応できる家電を簡単にみておきます。
【温湿度・CO2・気圧・騒音計(屋外+室内)】
NETATMO ウェザーステーション
¥29,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
Netatmo Rain Gauge 追加雨量計
Netatmo Rain Gauge 追加風速計
¥14,359 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
第1に、温度計です。
例えば、Netatmoに対応します。
これは、天気・環境センサーで、室内の温湿度・空気質・騒音計と、屋外の温湿度・雨量・風量・気圧計などを兼ねる、この手のセンサーの草分け的存在です。
IFTTTと連携させる場合、スマホアプリ(カレンダー・天気予報など)との連携が可能です。
例えば「雨量計が大雨を検知」したら、「注意のメールを出し」「天気予報アプリを起動し」、「エアコン除湿モードをON」と言ったような、複雑な機器連動設定ができます。
第2に、照明です。
フィリップスの電球(左図)やライトリボン(右図)などが、IFTTTに対応です。
間接照明から、TV照明・PC照明まで色々あるので、結構凝った連係が可能になりますので、おすすめです。
このブログでは【Philips Hueの比較記事】で詳しく書きました。
第3に、セキュリティ系製品です。
例えば、【Amazon Ringなどの次世代テレビドアホン比較記事】でみた、ドアベルや、屋内外の監視カメラ類も対応です。
こうした機器との高度な連携は、本機の場合、不可と言えます。
IFTTTは、リモコンを発売するメーカー側がこのアプリに対応させて、初めて使えるようになる仕組みだからです。
リンクジャパンは非対応なので、試したい方は他社のスマートリモコンを選ぶ必要があります。
ただ、IFTTTは、3つ以上のコマンド設定なす場合、有償(月350円〜)です。
また、家電の連動制御(オートメーション)は、音声AI(Amazon Alexa)ほか一部できるようにはなってきているので、中級者までは、IFTTT未対応でも問題ないです。
Matterも、規格として、非対応です。
こちらは、対応機の部分で詳しい説明をします。
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以上、LinkJapanのeRemote 5の紹介でした。
スマホ利用型の学習リモコンは数多くあります。
しかし、こちらは、機能が最もまとまった製品です。日本企業である点も、(自宅にアクセスできる)「パスワードを預ける」という部分では、ポイントになります。
利便性の面でも、赤外線リモコンの受信範囲は、正しく設定すれば現行機種の中でも範囲が広いため、この点でも「おすすめ」です。
値段も安めですし、最初に買う1台としては適当といえる機種です。
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【2016年発売】
【Alexa対応】【Google対応】【Siri対応】
【通常型番】
3・LinkJapan eRemote mini
¥1,600 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【アイリスオーヤマ版】
4・アイリスオーヤマ SMT-RC1
¥4,900 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:垂直180度・水平360度
赤外線距離:最大8m
センサー:
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter:
サイズ:55mm×55mm×65mm
なお、同社は、eRemote miniという製品も出しています。
Amazonでは、EZCONというブランド名でもかつて売っていましたが、これと外観の色以外は同じ製品です
アプリも、現在はHomeLinkに統一され、明示的な違いはなくなっています。
なお、アイリスが提供するSMT-RC1は、実際には本機であり、利用するアプリも同じです。別売プラグ(SMT-PL1)もやはり、先ほどみた純正品と同じです。
これらは、先ほど見たeRemote 5より前に登場していたものです。
その際は、旧製品(黒色)のeRemoteの小型の廉価版という位置づけでした。
現状では、小型化したeRemote5がでたため、単純に「廉価版(下位機種)」という位置づけです。
eRemote5と比較すると温湿度センサーを搭載しないほか、新機種のほうは、(旧製品に比べて)「通信の安定性・レスポンスの改良」も表明されてもます。
値段差もありますが、性能で選ぶならばやはり上位機でしょう。
1-2・ラトックシステムのスマートリモコン
続いて、日本のラトックシステムの製品です。
PCパーツ店ではお馴染みの周辺機器メーカーです。ネットワーク関係を得意とする関係で、同社もスマートリモコンに早くから参入しています。
日本市場においては「リンクジャパン」のライバルであり、2強を形成します。
【2022年発売】
【Alexa対応】【Google対応】【Siri対応】
【スマートリモコン単品】
5・ RATOC smalia RS-WBRCH1
¥7,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【スマートリモコン+スマートリボタン】
6・ RATOC smalia RS-WBRCH1-BTNST
¥5,865 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【スマートボタン単品】
7・ RATOC smalia RS-SCBTN
¥5,865 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:垂直180度・水平360度
赤外線距離:最大25m
センサー:温度・湿度・照度センサー
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter:
サイズ:60mm×60mm×20mm
smalia スマートリモコンは、ラトックシステムのスマートリモコンです。
2017年に初号機がでましたが、2022年の本機で「6世代目」です。
なお、同社の「スマートボタン」とのセット製品も販売があります。
何かしらの操作を登録し、ボタンを押すことで起動させる「ボタン」です。要不要で選ぶと良いでしょう。
大きさは、直径6cmです。
eRemoteより一回り以上小型です。
後述するセンサーが飛び出す形ですが、邪魔ではないでしょう。
台座もしっかりです。ストラップホルダで壁掛けにもできます。
対応するスマホは、iOS/ Androidです。
いずれでも、スマホを「リモコン化」できます。
また、同社の場合は、(使いやすさはともかく)iPad用アプリも用意されます。
smaliaスマートリモコン
¥無料 Apple App Store
smaliaスマートリモコン
¥無料 Google Play
リモコンアプリは、自社製の以上のアプリです。
2022年発売の新機種から、アプリも全面更新になりました。
やや古風でポップなUIだったのが、かなりスッキリしました。
アプリは、設定の仕方から(お節介なほど)親切な設定で、しきいが高いと感じていただろう、初心者にかなり配慮した跡がみられます。
電話での無休サポートについても強調され、新規ユーザーの開拓に力を入れた機種に思えます。実際「とっつきやすさ」では、ライバル機以上です。
一方、時差連動設定など、中・上級者向けの設定はeRemoteと比べると未装備です。
ただ、指定ワードで家電を一斉にオン/オフすること、あるいは、時計機能を利用し、朝の起床時などのタイマー設定は可能です。
通信の仕組みは、本機はWi-FiとBluetoothを装備する方式です。
Wi-Fiは、11ac対応のWi-Fi5であり、通信安定性が高いです。
Bluetoothは、Bluetooth LEを装備です。
eRemoteには未装備だったので、Bluetoothを搭載する部分は本機の特長と言えます。
ただ、Bluetoothについては、同社の連携対応デバイス(同社の環境センサーなど)のみです。
赤外線の照射範囲は、最大25メートルという表記です。
ハイパワータイプのIRを装備するため、かなり強いです。
赤外線は壁に反射しつつ飛んでいくので、この部分が強いのが意味があります。
方向性は、水平方向に最大360°垂直方向に最大180°ですから、eRemoteと同じです。
音声操作は、単体ではできません。
しかし、Google Assistant・Amazon Alexa・Apple Siri搭載端末と連携可能です。
それらを利用することで、操作が可能です。
一方、eRemoteと比べて、どのような操作ができるか、比較しておきましょう。
第1に、Amazon Echo (Alexa)の場合です。
照明器具
・ON/ OFF
・ 明るさ
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル
・ ボリューム
エアコン
・ON/OFF
・温度(温度指定可)
・モード切替(暖房/冷房など)
他の家電
・ON/OFF
本機は、eRemoteと同様に、Amazon (SmartHome Skill)に対応する上表の動作は、面倒な設定なしに可能です。
ほかの家電も、家電名の登録(扇風機・照明など)で、ON/OFFは利用できます。
ただ、設定可能なコマンドは、先ほどみたeRemoteとそう大きくは変わらない印象です。
対応する動作は、同社による【発話例の説明】をご覧ください。
第2に、Google Assistantの場合です。
照明器具
・ON/ OFF
・ 明るさ
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル
・ ボリューム
エアコン
・ON/OFF
・モード(暖房/冷房)
・温度(温度指定可)
本機も、Google (SmartHome Direct Action) が公式に許可する、上表の動作をフォローします。
対応する動作は、同社による【発話例の説明】に詳しいです。
第3に、Apple Home Pod mini (siri)の場合です。
照明器具・テレビ・エアコン
・ほぼ全ての動作に対応可
こちらの場合も、eRemoteと同じで、「Siriショートカット」に公式対応します。
この部分もeRemoteで説明したのと同じです。
スマホを中継点にせざるを得ないという限界があります。
Appleは個人情報保護を重視するため、この仕様なのかと思います。
外出先からの操作は、対応します。
特に費用もかからず、外出先からエアコンなどが操作できます。
eRemoteと比較する場合、スマホへの通知ほか、新機種になってGPS連動で「自宅1km手前で、エアコンを自動的にON」のような操作には対応するようになりました(ジオフェンス)
搭載されるセンサーは、温度・湿度・照度センサーです。
先述のように、センサーは、アンテナ形状の先端にあるので、本体の発熱の影響を受けにくいと言えます。
smalia 環境センサー RS-BTEVS1A
¥15,785 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
応用的で高度な設定は、同社も別売のセンサーを用意します。
温湿度と、二酸化炭素濃度(空気質)のセンシングが可能です。
リモコンの設置場所と測りたい場所がことなる場合に便利です。
空気質に合わせて自動化させることも可能です。
ただ、eRemoteと比べると純正のコンセント(電源タップ)はみられませんので、換気扇などシンプルな機器との連携は難しいです。
自動設定(オートメーション)は、本機も対応です。
eRemoteと仕様はほぼ同じです。
繰り返せば、時間、稼動させたい家電(複数可)と、稼動条件(温度・湿度・CO2濃度・GPS位置情報)の組み合わせで、オート稼動の設定ができます。
こちらも、操作が行われた場合、プッシュ通知することができます。複数の機器の時間差起動も可能ですし、eRemoteと機能性はあまり変わりません。
IFFTT(イフト)も、Matterも、やはり非対応です。
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以上、ラトックシステムのsmalia スマートリモコンの紹介でした。
最新機の登場で、eRemoteとの差は詰まった印象です。とくに、サポート面をふくめ、初心者でも惑わずに設定できる方向性にしたのは、良い部分です。
中級者についても、内蔵センサーの多さと、IFFTTを利用しなくても、ある程度細かい連動設定ができるようになったので、オススメしたい機種になりました。
エアコンやオーディオ機器中心に細かい調整をしたいなど、上級者は引き続きeRemoteが良い部分はあります。それ以外は、予算が許せばこちらかなと思います。
基本機能も、BluetoothとWi-Fi5に対応させた上で、センサーを熱の影響を受けないように、アンテナの先に分離させたこと、赤外線が強力な部分など、良い改良が多いです。
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【2019年発売】(第4世代)
8・ラトックシステム RS-WFIREXU4
¥4,480 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【2021年発売】(第5世代)
9・ラトックシステム RS-WFIREXU5
¥2,800 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:垂直360度・水平360度
赤外線距離:最大30m
センサー:温度
外出先からの操作:対応
IFTTT:対応
サイズ:70mm×15mm×34mm
※第4世代のスペック
一方、2世代前の「第4世代」となるのがRS-WFIREXU4です。
本機は、Wi-Fi5とBluetoothに非対応になります。
Wi-Fiは2.4GHz帯のみです。
小型機なので、同社の製品としては電波の飛びで少し劣ります。照度・温湿度センサーは装備です。赤外線の公称飛距離は、新機種より眺めの30Mでした。
また、2022年機からアプリ部分で大幅な改善があったので、こちらの基本アプリ(スマート家電コントローラ)では、スマホのGPS(位置情報)に連動したON/OFFができないなど、制限もでます。
RS-WFIREXU5は、より小型で、USB-ACアダプタ経由でコンセント設置もできる製品です。
ネットワークは第4世代と同じで、新機種より弱い上で、明るさセンサーが未搭載です。
電波の飛びも20Mとなります。
ただ、こちらも、アプリ旧世代なので、同社の製品から今選ぶならば、最も新しい製品でしょう。
1-3・Natureのスマートリモコン
続いて、日本のNatureが販売するスマートリモコンです。
同社は、スマートリモコンで「名を挙げた」ベンチャー企業といえます。最近は、新電力にも参入し、同社のスマートリモコンとの「コラボ」を図っています。
【Alexa対応】【Google対応】【Siri対応】
【2020年8月発売】
10・Nature Remo 3 Remo-1W3
¥8,618 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:
赤外線距離:(30畳)
センサー:温度・湿度・照度・人感
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter:
サイズ:70mm×70mm×18mm
Nature Remo 3は、日本のNatureが販売するスマートリモコンです。
大きさは、直径70mm x 高さ18mmです。
本機も、かなりの小型と言えます。
Nature Home
¥0 Apple App Store
Nature Home
¥0 Google Play
対応するスマホは、こちらの場合も、iOS/ Androidです。
既存の他社に比べると、UIがとても美しいのが特長です。
思わず使いたくなるデザインであり、ここ10年で成功しているデザイン系家電メーカーの特長をしっかり持ち合わせています。
タイマー設定や、センサーを利用したトリガー設定など、感覚的に処理できます。
通信の仕組みは、他社と同様です。
Wi-Fiを利用する型式で、スマホをリモコン化する仕組みが取られます。
また、外出先からの操作のために、ID・PWの提供が必要な点も同様です。
mornin’ plus
¥6,525 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
なお、Bluetoothも搭載です。ただ、操作利用できるのは、mornin’ plusという、電動カーテンシステムに限られます。
赤外線の照射範囲は、詳しい説明はありません。
30畳と若干分かりにくい表記に止まります。
本体の形状を確認すると、この部分での優位性はあまりないでしょう。
外出先からの操作は、こちらも対応します。
エアコンなどを帰宅前にONにできます。
GPSとの連動もできますが、UIの作り方がうまいので、ルールの設定が簡単です。
ここが本機に人気がある理由の1つです。
音声操作は、Amazon Echo・Google Home・Apple HomePodに公式対応です。
こちらも、順番にざっとみておきます。
照明器具
・ON/ OFF
・ 明るさ
・ 常夜灯
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル(BS/CS/地デジ切替)
・ ボリューム
・AV操作(再生・一時停止)
エアコン
・ON/OFF
・温度
・モード切替(暖房/冷房など)
・風量
・スイングのON/OFF
他の家電
・ON/OFF
第1に、Amazon Echo (Alexa)の対応操作です。
上表の茶色で示した部分は、他社機のスキルではみられなかった対応動作です。
他社機でも、アプリで細かい設定をすれば対応できる部分もありますが、スマートスキルとして多く対応してくれるほうが「楽」でしょう。
詳しくは、同社の【スキル一覧】に現段階のリストがあります。
照明器具
・ON/ OFF
・ 明るさ
・ 調色
テレビ
・ON/OFF
・ チャンネル(BS/CS/地デジ切替)
・ ボリューム
・AV操作
エアコン
・ON/OFF
・温度(温度指定可)
・モード切替(暖房/冷房など)
・風量
・スイングのON/OFF
他の家電
・ON/OFF
第2に、Google Assistantの対応操作です。
こちらも表の茶色で示した部分は、調査時他社が対応していないものと言えます。
詳しくは同社の【スキル一覧】に、現段階のリストがあります。
一方、AppleのHomePod mini(seri)は、本機も、Siriショートカットを介する形式で可能です。
ただし、純正アプリから設定するのではなくiOS自体の設定を利用する方式なので、やや「上級者向け」です。
搭載されるセンサーは、温度・湿度・照度・人感センサーが内蔵です。
センサーによるエアコン周りの設定は、他社機を無双しています。
別売のセンサーを買わずに済む点も、親切です。人感センサーでは「人がいるとき○○する」も設定が可能です。
こうしたセンサーや、スマホのGPSを含めたセンサーを使いつつ本機も、シーンに合わせた複数の操作の自動化(オートメーション)が作成できます。
照度に合わせた寝る前の複数の家電操作や、GPSに連動させた
Nature Remo E lite
¥13,900 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
そのほか、各社のスマートメーカー(電気メーター)の使用料を見れる、少し面白い周辺機器も用意されます。
最近は、電力会社各社のサイトでも見れますが、「リアルタイムで確認できる」という部分に、一定の価値があります。
自動化設定(オートメーション・シーン)は、対応です。
他社同様に、アプリせ制御できる家電は、日時、稼動させたい家電(複数可)と、稼動条件(温湿度・照度・GPS位置情報など)の設定ができます。
操作結果のスマホへのプッシュ通知もできます。複数の機器の時間差起動も可能です。eRemoteと機能性はあまりありません。
ただ、IFFTT・Matterは、共に、非対応です。
同社はイフトに日本では最後まで対応していました。
IFTTTの有料化もあり24年6月を以て廃止です。対応したいヘビーユーザー場合、あとで見る、スイッチボットなどを選ぶ必要があります。
Matterは、あとでみる同社の下位機は対応ですが、こちらは非対応です。
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以上、Nature Remoの紹介でした。
内蔵タイプの人感センサーがある部分と、スキルが多少ですが他社より多めという部分が目立つ機種です。アプリがスッキリしていて、分かりやすい部分も見どころでしょう。
一方、純正の周辺機器の展開は、ここまでmちあ2社と比べるとイマイチな部分があるように思います。
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【2021年発売】(執筆時ブラックは売り切れ)
10・Nature Remo mini 2 Premium REMO-2B2
11・Nature Remo mini 2 Premium REMO-2N2
¥5,980 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
【2020年発売】
12・Nature Remo mini2 Remo-2W2
¥4,255 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:
赤外線距離:60畳(上位機のみ)
センサー:温度
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter:
サイズ:70mm×70mm×18mm
なお、下位機種として、Nature Remo mini2 の販売もあります。
サイズは、5.8cm四方とやや小型な機種です。
新旧両機種あります。
2021年モデルは「プレミアムモデル」として、塗装をマット調のブラックにした上で、旧型より、1.5倍の赤外線飛距離(60畳)を謳います。それ以外は、2020年モデルと同じです。
ただ、2021年機にしても、Nature Remo との比較ではない点と、センサーが温度センサーだけという点には注意です。
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いずれにしても、豊富なセンサーが自慢のシリーズなので、できれば上位機種を選びたいところです。
【Alexa対応】【Google対応】【Siri対応】
【2020年8月発売】
13・Nature Remo nano Remo-5W1
¥3,780 Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:
赤外線距離:(10畳)
センサー:
外出先からの操作:対応
IFTTT:
Matter: 対応
サイズ:47mm×47mm×12.5mm
Nature Remo nanoは、Natureが販売するスマートリモコンの入門機です。
大きさは、直径47mm x 高さ12.5mmです。
同社では最も小型です。
一赤外線の到達距離は、ただ、約10畳との表記です。
通常機の1/3なので、弱いでしょう。
通信の仕組みは、他社と同様です。
外出先からの操作も、対応です。
GPSとの連動も可能です。
音声操作は、Amazon Echo・Google Home・Apple HomePodに公式対応です。
対応水準は、1つ上で見た上位機と同じです。
しかし、本機は新規格のMatter対応です。とくに、Apple Siriとの連携面については、他機より見どころがあります。
Matterは、Appleほか、Google・Amazonを含めた業界団体(CSA)が参加して生まれた業界規格です。
簡単に言えば、AIスピーカーを通した操作を共通化する目的で設定されたものです。
機器側の対応も必要なのですが、対応さえすれば「どのAIからも、同じようにIOT家電を動かせる」ような仕組みです。
特に、Appleユーザーに限っては注目点です。
現行のAppleのHomePodがすでにこの規格に対応するかです。
ここまでみてきた他機の場合、iPhoneで面倒なショートカットを作成した上で、iPhoneを介してでしか、家電リモコンにつながらない仕組みでした。
しかし、本機は、HomePodからMatterで直でつながります。それもあり、デフォルトで対応できる動作が増えました。
照明器具
・ON/ OFF
テレビ
・ON/OFF
エアコン
・ON/OFF
・温度
・モード切替(暖房/冷房など)
他の家電
・ON/OFF
現状では、Matter連携でできる所作は、エアコンが「ちょっと良い」程度ですが、ここは、Matter側の進化で増えていくでしょう。
現状の対応幅は【こちら】に説明があります。
なお、Nature Remo nano自体に、Matter回線でつなげられる機器は最大3台(例えばHomePodとiPhone2台)です。
なお、Google系や、Amazon系の音声AIともMatter連携はできるでしょうが、上表の用に、対応動作が少ないので、現状では「意味がない」といえます。
搭載されるセンサーは、こちらは、未搭載です。
あとは、上位機と同じです。
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以上、Nature Remo nanoの紹介でした。
現状で言えば、AppleのHomePodを持っている方にだけ「意味のある」端末でしょう。とくに、エアコンについては、割と便利に使えそうでもあります。
とはいえ、ここは、本当にAppleの「問題」だったので、解決の方向性が見えたのは良いと思います。
1-4・IO-DATAのスマートリモコン
続いて、日本のPC周辺機器メーカーのアイオーデータのスマートリモコンです。
誰でも知っている大手のPC周辺機器メーカーです。2020年からの参入と新しいので、他社に対して、どの部分が優位なのかが重要になります。
【Alexa対応】【Google対応】
【2020年発売】(執筆時在庫なし)
14・IODATA HS-IRR01
¥(3,356) Amazon.co.jp (9/28執筆時)
スマホ連携;iOS/Android
赤外線方位:360度
赤外線距離:7メートル
センサー:温度
外出先からの操作:対応
IFTTT:
サイズ:73mm×73mm×33mm
おうちスマートHS-IRR01は、アイオーデータの販売する製品です。
形状的には後ほどみる中国のSWEなどと似ていますが、アプリやサーバーは、自社製です。
日本では知られたPC周辺機器メーカーですので、IDを預ける部分での安心感はあります。
大きさは、直径73mm x 高さ33mmです。
小型と言えます。
おうちスマート
¥0 Apple App Store
おうちスマート
¥0 Google Play
対応するスマホは、本機もiOS/ Androidです。
大手が自社名で出すアプリですし、UIを含めてしっかりしています。
1アクションでの連動設定(一括操作)も設定できます。ただ、AV機器の連動設定については、リンクジャパンほど、細かい設定はできません。
家電の登録作業も、各社のプリセットがありますし、もちろん、学習機能もあるため、問題ないです。
音声操作は、GoogleとAmazon Alexa双方に対応します。
ただし、対応するアクションについては、説明書を含めて情報非開示です。
実際的に、エアコンとテレビの電源操作以外は、少なくとも保証されないと言えます。
通信の仕組みは、Wi-Fiを利用する型式です。
外出先からの操作のために、ID・PWの提供が必要な点も他社と同様です。
赤外線の照射範囲は、360度で、7メートルです。
必要十分でしょう。ただ、図解の仕方をみると、センサー全方向に向けてという意味ではないようです。
外出先からの操作は、本機も対応します。
他社同様に、スマホのGPSと連動させての「自動化」も可能です。
そのほか、自宅内外で、地域の天気や日没・日照時間・時刻などを利用した設定も可能です。
この部分は、多機能であり、問題ないです。
搭載されるセンサーは、温度センサーです。
シンプルによく使うセンサーだけ載せた印象です。
自動化設定(オートメーション)は、対応です。
他社同様に、アプリせ制御できる家電は、日時、稼動させたい家電(複数可)と、稼動条件(温度・GPS位置情報)の設定ができます。
その上で、天気予報(地域の湿度・温度・天気・日の出/日入時刻)と連動できる部分が特長です。eRemoteのような時間差での連動起動機能はないです(1機の遅延設定は可)。
IFFTTは、こちらも非対応です
本機は、純正の周辺機器の展開もありませんので、拡張性はイマイチでしょう。
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以上、IODATA HS-IRR01 の紹介でした。
OSや、ID管理を含めて、大手メーカーが出す部分で信頼性はあります。
一方、「スマホのリモコン化」の部分では、本機は問題ない性能ですが、AIスピーカーを利用する音声コントロールの部分は、大きな課題です。
スマホアプリの更新状況も含めて、生産が終息に向かいつつある感じもあります。
次回に続く!
スマートリモコンのおすすめ機種は結論的にこれ!
とううわけで、今回は、スマートリモコンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・スマートリモコンの比較 (2)
2-1:SwitchBot 〈中国〉
2-2:SmartLIfe 〈中国〉
2-3:その他〈各社〉
2-4:最終的なおすすめ機種の提案
続く2回目記事(こちら)では、以上各社のスマートリモコンを紹介します。
ソニーの「照明一体型」など、一風変わった各社のスマート家電リモコンも紹介するつもりです。スマホのリモコン化 ★★★★★
音声コントロール ★★★★★
外出先からの制御 ★★★★★
赤外線の強さ ★★★★★
高度な設定 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介してきた全機種から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を改めて提案します。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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