【今回レビューする内容】2021年 最新のプロジェクターの性能とおすすめ・選び方:家庭用プロジェクター ホームシアター:ビジネス用の機種の違い・価格別人気ランキング EPSON BenQ リコー Acer ASUS:4Kプロジェクター・HDR・HLG対応
【紹介する製品型番】EPSON dreamio EB-W06 EH-TW750 EH-TW750S EH-TW5750 EH-TW5750S EH-LS300B EH-LS300W EH-LS300B EH-LS300W EB-W05 H6531BD EH-TW650 EH-TW5650 EF-100BATV EF-100WATV EF-100B EF-100W EH-TW8400W EH-TW7100 EH-TW7000 EH-LS500B EH-LS500W ViewSonic X10-4K X100-4K PX727-4K PX747-4K BenQ TH685 TH585 TK800M TK850 CinePrime HT3550 TK850i HT3550i HU70LS 短焦点 HT2150ST TH671ST popIn Aladdin 2 PA18U02VN popIn Aladdin SE PA20URCXJ H6810BD SONY VPL-VW255 VPL-VW575 パナソニック TH-100FP1 JVC LX-NZ3 ANKER Nebula Cosmos D2150411 Max D2150511
今回のお題
安くて画質の良いプロジェクターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2021年2月現在、最新のプロジェクターの比較です。
価格としては、5万円以下の格安製品から、4K対応の10万円以上の本格的な製品まで網羅しました。
1・画質(日中) ★★★★☆
2・画質(夜間) ★★★★☆
3・設置の容易さ ★★★★☆
4・軽量性 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★★☆
6・総合評価 ★★★★☆
以下では、Atlasの10年以上の使用経験をふまえつつ、一機ずつ丁寧に比較・紹介します。
その後、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
1・プロジェクターの選び方の基本!
1・家庭用プロジェクター
2・ビジネス用プロジェクタ
3・モバイル小型プロジェクタ
比較サイトを見ると、「プロジェクター」というカテゴリで、上表のような3つの異なるジャンルの製品を一括りにして紹介する「記事」がみられます。
しかし、ユーザー視点で見ると、これは、大きな問題があります。
なぜなら、ホームシアターに向いた画質の高い映像視聴用の家庭用プロジェクターと、会議室など日中の明るい場所で使える軽量なビジネス用プロジェクターとでは、求められる性能が全く異なるからです。
さらにいえば、最近はソニーの LSPX-P1のように「手のひらサイズ」のモバイルプロジェクター もあります。これに至っては、完全に用途が異なります。
メーカー側も明確に区別して説明しない場合もあります。しかし、この記事では、しっかり区分して、皆さんの「目的に沿った機種の選び方」を提案したいと思います。
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1・家庭用プロジェクター【42機】
2・ビジネス用プロジェクタ【32機】
3・モバイル小型プロジェクタ【30機】
さしあたって、上で書いた理由と、(重複を除き)総計で94機を紹介するため、今回の記事は「3つ」に分けてあります。
今回は、家庭用のホームシアター用のプロジェクターを紹介する1番の記事です。
ビジネス用プロジェクター などをお探しの方は、上記のリンク記事をご覧ください。
2・家庭用プロジェクター比較基準!
さて、家庭用のプロジェクターを選ぶ場合、Atlasの経験をふまえると、買ってから後悔しないために、注意した方が良いポイントは、次の3点です。
1・コントラスト比と明るさ
第1に、光学部分の明るさとコントラスト比です。
この2つのスペックは、いずれも画質に影響する重要な部分です。
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コントラスト比は、ホームシアター用としては、特に重要なスペックです。
なぜなら、TVの場合と同じで、この値が低いと、映像の奥行き感・黒の引き締まりがない、味気ない映像になってしまうからです。
スペックとしては、最低でも13000:1以上のコントラスト比があると良いでしょう。
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明るさは、部屋を暗くして利用する場合、さほど重要視しなくてよいスペックです。
ただし、完全にTVの代わりとして日中もお使いならば、最低でも、3000ルーメン以上の製品を買うのがおすすめです。
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初心者には、用語などが多少難しい部分です。詳しくは、具体的に製品を紹介しながら説明していくので、この時点で「分からなくても」大丈夫です!
2・映像の傾き補正と焦点距離
第2に、映像の傾き補正機能と焦点距離です。
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映像の傾き補正機能は、設置環境的に真正面からずれて投影せざるを得ない場合、重要視するべきスペックです。
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焦点距離は、投影サイズに影響する部分です。
短焦点タイプのレンズを採用する高級品は、100インチサイズの投影でも1m以内で設置できますが、そうでない場合、平均では3m前後ないと100インチより小サイズでの投影となります。
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とはいえ、2mでも60インチ程度の大画面にはなるため、過度には心配しないでください。100インチ投影に必要な距離についても、このブログでは簡単に紹介していきます。
3・鮮やかさと色再現性
第3に、鮮やかさと色再現性です。
いうまでもなくホームシアターでは重要な部分です。
30万円以内のプロジェクターを買う場合、DLP方式・3LCD液晶方式(=浸透型3LCD)・LCOS(=反射型3LCD式)という投影方式の選択肢があります。
そのため、順番に特徴を紹介しておきます。
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DLP方式は、鏡を利用して光の反射によって映像を投影する型式です。
格安でコントラスト比も高めやすいですが、彩度は3LCD液晶方式に及ばないと言えます。
また、(色を分離して投写しない)30万円以下の製品は、色残像ノイズ(カラーブレーキング)を感じる人も多いです。
ただ、LGやViewSonicなど、ホイール式を廃しカラーLEDを利用することで、色残像ノイズの問題の解決をはかる機種もあります。
今回はこの部分も注意します。
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3LCD液晶方式は、強い光源ランプの光を液晶パネルに透過させたものをレンズで拡大する型式です。
エプソンが得意とする型式です。
DLP方式と比べて光源が明るく、三原色を分離して透過させるため、色の鮮やかさでは上位です。
また、仕組み的に、DLP式は、フィルターを通すので、カラーを発色する際、スペック表で示された最大限のルーメン値(白色)を実際発揮できません。しかし、3LCDは、全光が行き渡るため、カラーでも白でも同じです。
この方式の場合、比較的明るい場所での投影にも強く、発色も良く、綺麗に見えやすいです。以前はコントラスト比に難がありましたが、DLP方式と現在は差がありません。
ただし、黒の引き締まりは「課題」です。真っ暗なシアター的な投影ならば、DLP方式と大きな差は感じないのも事実です。
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LCOS(反射型3LCD式)は、基本的には50万円台クラスの高級機が採用する方式で、コントラスト比が高いです。
ただし、本体が大型化して家庭向きとしてはやや煩わしいのが弱点です。なお、ソニーが小型短焦点機でこの技術を使っていますが、画質面での優位性は(このグレードでは)ない状況です。
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結論的にいえば、特に明るい場所でも見る場合は、3LCD液晶方式が良く、暗くして利用する場合も、彩度の再現性の点では、3LCD液晶方式がやや勝つ、と言えます。
基本的に同価格帯の製品ならば、3LCD液晶方式が画質の上では、多少ですが「有利」です。
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というわけで、家庭用プロジェクターを選ぶ場合に重要な3点を紹介しました。
今回は、これらの指標に沿いながら、具体的なおすすめ製品を比較していきます。
1・一般的なプロジェクター
2・4K対応のプロジェクター
3・超短焦点プロジェクター
なお、以下では、以上3つにカテゴリ分けして、それぞれ紹介します。
2・一般的な家庭用プロジェクター
はじめに、ホームシアターに向いた家庭用プロジェクターを比較します。
なお、以下では、高評価できる点は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。
【2020年】
1・EPSON ドリーミオ EB-W06
¥72,800 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【2017年】
1'・EPSON ドリーミオ EB-W05
¥58,800 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD液晶 (0.59型)
画素数:1280x800
コントラスト:15000:1
重さ:2.5キロ
明るさ:3700ルーメン
100インチ投影距離: 2.81〜3.38 m
EB-W06 は、エプソンの「家庭用」ドリーミオシリーズでは最も安い製品です。
正確に言えば、エプソンには、これより安い機種もあります。しかし、明るさなどの面で、それらはホームシアター用ではないものです。
一方、本機には、旧機種のEB-W05の在庫が残ります。主な変更点は明るさです。10%ほど新機種の方が明るく、3700ルーメンです。
あまり値段差がないならば、新機種が良いでしょう。
解像度は、1280x800のワイド画面(16:10)です。
地デジを含むフルHD信号は16:9の縦横比なので、シアター表示する場合、多少の黒帯が生じるでしょうが、価格的に問題ないレベルです。
コントラスト比は、15000:1で、明るさは、3700ルーメンになります。
ホームシアター用として、余裕のあるスペックです。これらの点では、他のモデルと比較するための「基準」としてよいモデルといえます。
液晶方式は、3LCD液晶方式です。
これは、他社標準のDLP方式などに比べて色再現性の高い液晶方式です。
この部分は、「エプソンを選ぶ大きなポイント」です。十分なコントラスト比を持つ機種であり、明るめの部屋でも十分対応できます。
さらにエプソンの場合は、明るさを画面が全て白色の「全白」状態(有効光束)だけでなく「カラー表示」状態(カラー光束)でも最大値(3700lm)を保証しています。
これは、DLP式のようにフィルターを通さず、RGBカラーを合成するため、光源の光を全て利用できるという、3LCDのメリット性ゆえです。
公の測定基準が「全白」であるため、カラー状況の明るさを表示するのは、企業の品質への自身の表れでしょう。
端子は、HDMI端子を1つ装備します。
そのほか、PC・映像機器用のアナログ端子などが一通り揃います。HDMIでつなげる場合は、音声も伝送できます。
重さは、2.5kgです。
ケースなどはなく、外出先までの持ちはこびは前提に考えられている機種ではないですが、家庭内や企業内の持ちはこびには支障の無い重さです。
投影距離は、100インチサイズで投影したい場合、約3m必要です。
短焦点ではなく、このあたりは10万円オーバーの機種には及びません。
傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。
他社は横方向を補整できない機種もあり、その場合正面からしか投影できません。しかし、エプソンは手動ながら対応でき優秀です。また、縦方向については、ワンボタンで調整できるのも魅力です。
【2020年機用】
EPSON 無線LANユニット ELPAP11
¥10,606 楽天市場 (2/7執筆時)
Wi-Fi機能は、オプションです。USB接続式の無線LANユニットを装着すると使えます。
この場合、スマホアプリ経由で、スマホやタブレットもプロジェクターに接続できます。
Android系・iOS系に対応します。また、スマホをプロジェクター用のリモコンとして利用することも可能となります。
その他、Apple TV・Chromecast・Amazon Fire TVなどの端末との接続も公式にフォローします。
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以上、エプソンのEB-W06の紹介でした。
低予算で考えたとき、明るさや利便性の面で、まさに「基準」としたいプロジェクターです。
【2019年】
2・Acer フルHDプロジェクター H6531BD
¥69,900 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP(0.48型)
画素数:1920x1200
コントラスト:20000:1
重さ:3.5キロ
明るさ:3600ルーメン
100インチ投影距離:3.3-3.7m
H6502BDは、台湾のAcerのプロジェクターです。
以前人気があったH6517STの後継モデルです。
解像度は、1920x1200です。
したがって、フルHD解像度の基準はクリアします。
正確には、フルHD【1920×1080】より縦長のWUXGA(16:10)となりますが、地デジのようなフルHD画質の映像も上下に黒帯が少しでるだけで、解像度のまま投影可能です。
そのほか、3D投影にも対応できる機種です。
一方、120Hzの高リフレッシュレートに対応する製品です。
この場合、TVの「倍速液晶」と同じで、動きのある映像につよくなるため、モータースポーツや、PCにつなげてのゲームなどは得意です。
コントラスト比は、20000:1で、明るさは、3400ルーメンです。
解像度の関係でコントラスト比はやや落ちます。
ただ、Dynamic Blackテクノロジーの採用で、質感は良いです。
いずれにしても、ホームシアター用として十分なスペックです。
液晶方式は、DLP液晶方式です。
色再現性の点ではエプソンには劣るでしょう。
端子は、HDMI端子を1つと、PC・映像機器用のアナログ端子という標準的な構成です。
重さは、2.2kgです。軽量性ではBenQよりやや落ちますが、高画素数機としては軽いと思います。
投影距離は、1.1倍の光学レンズを使います。
例えば、100インチサイズで投影したい場合、3.3m-3.6mというスペックです。
傾き補正は、縦方向だけ対応でレバー式の手動調整です。
Wi-Fi機能は未搭載です。スマホ画像を投影したい場合は、各社のHDMI変換ケーブル(AVアダプタ)を利用し有線でつなげます。
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以上、Acerのプロジェクターの紹介でした。
最大の魅力はフルハイビジョン画質を超える機種で、「倍速液晶」を搭載する点です。
この部分のスペックが高いと、画像のメリハリ・立体感が高まり、より臨場感が期待できます。
フルHD画質対応ですので、TVのデジタル放送やブルーレイなど1280x800ではフル表示できないメディアを投影したい方にはとくにおすすめできるでしょう。
【2020年】
【本体のみ】
3・EPSON EH-TW750
¥114,584 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【本体+80型スクリーン付】
4・EPSON EH-TW750S
¥128,800 楽天市場 (2/7執筆時)
【2017年旧モデル】
4'・EPSON EH-TW650
¥119,980 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
解像度:1920x1080
コントラスト:16000:1
重さ:2.8キロ
明るさ:3400ルーメン
100インチ投影距離: 2.27〜2.75 m
EH-TW750 は、EPSONのホームシアター専用モデルです。
本機も、旧モデルのEH-TW650が残ります。
改良点はやはり明るさの部分で、新機種の方が約10%明るい仕様です。現状の値段差ならば、基本的に新機種の方が良いでしょう。
解像度は、1920x1080対応のワイド画面(16:9)の表示です。
そのため、フルハイビジョンに対応できる機種です。
他社のフルハイビジョン画質対応機に比べると、価格は高いですが、スペックは良いです。
明るさは、3400ルーメンです。
フルHD画質である部分を考慮しても優秀な水準でしょう。
一方、部屋の照度を落とすのが普通であるホームシアター用の場合、明るさよりも、画面のメリハリ(コントラスト)が重要です。
コントラスト比は、その部分で重要なスペックですが、16000:1は、この価格帯の製品としては、必要十分です。
液晶方式は、しかし、エプソンの場合は、3LCD液晶方式です。
AcerやBenQなどのDLP方式などに比べて色再現性の高いので、コントラスト比を込みで考えても、フルハイビジョンクラスのシアター用途では、こちらの方が美麗でしょう。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fiなど、装備しません。
重さは、2.8kgです。
あまり軽くないですし、据え置いて使うのに適したモデルです。本体の形状も持ち運ぶことを前提にはなってません。
投影距離は、100インチサイズの投影でも2.27mからと、十分短焦点です。
そのため、あまり大きくない部屋でも設置性は良いと思います。実際、エプソンは「6畳間でも100型大画面シアター」というキャッチフレーズで、この商品を売っています。
傾き補正は、本機も、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。
便利な作りと言えます。
Wi-Fi機能は、本体に内蔵されます。
また、Bluetoothが内蔵されるため、スピーカーなどにワイヤレス転送することも可能です。
もちろん、PC/Macからのワイヤレス投写にも対応できます。スマホ用の投写アプリ(iOS/Android)も用意されます。
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以上、エプソンのEH-TW750 の紹介でした。
フルハイビジョンサイズに対応するのはもちろんのこと、3LCD液晶方式を利用した上で、かなりの高コントラスト比を実現するなど、画質についてもこだわりのある上位機です。
価格は高いですが、この液晶方式を採用するのはエプソンだけであり、画質重視の方にはおすすめできるモデルと言えます。
【2020年】
【本体のみ】
5・EPSON EH-TW5750
¥125,158 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【本体+80型スクリーン付】
6・EPSON EH-TW5750S
¥142,800 楽天市場 (2/7執筆時)
【2017年旧モデル】
6'・EPSON EH-TW5650
¥115,960 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
解像度:1920x1080
コントラスト:70000:1(最大)
重さ:3.5キロ
明るさ:2700ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.78 m
EH-TW5750も、EPSONのホームシアター専用モデルです。
先ほどの製品と比べるとグレードの高いといえる製品です。
新旧両機種ありますが、やはり明るさが約10%弱強化され2700ルーメンとなった点です。
この値段差ならば旧機種は「あり」でしょうが、すでに在庫は少ないです。
解像度は、1920x1080のフルHD画質対応のワイド画面(16:10)の表示で、下位機種と同じです。
明るさは、一方、2700ルーメンとスペックとして見ると下位機種より落としてあります。
ただ、これは部品代を「ケチった」わけではないです。
コントラスト比を最大70000:1と高めるための工夫です。
ここまで高められるならば、明るい部屋で、日常的な「テレビ代わり」として使っても問題ないでしょう。
液晶方式は、もちろん、美麗な3LCD液晶方式です。
画像処理も、この機種の「売り」です。
こちらは、実際には存在しない画像と画像の間のフレームを再計算で作り出すことで、画像を「なめらか」に再生するフレーム補間技術のほか、ノイズリダクションなどの機能が標準搭載されます。
ノイズリダクションは、【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したような、高性能なが総処理技術を持つブルーレイレコーダーをお持ちなら、必ずしも必要ではありません。
なお、フレーム補完技術は、TV側(プロジェクター側)の処理に任せるほかない部分です。
高級液晶TVの「倍速液晶」に相当するもので、モータースポーツなどスピードのある映像の残像感の軽減に有用です。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fiなど、装備しません。
重さは、3.4kgです。
据え置いて使うのに適した製品と言えるでしょう。本体の形状も持ち運ぶことを前提にはなってません。
投影距離は、100インチサイズの投影でも2.95mからと、こちらも、十分に短焦点です。
傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。
他社と異なり、真正面以外からの投影にも対応する点で、優秀と言える機種です。
Wi-Fi機能は、本体に内蔵されます。
また、Bluetoothが内蔵されるため、スピーカーなどにワイヤレス転送することも可能です。
もちろん、PC/Macからのワイヤレス投写にも対応できます。スマホ用の投写アプリ(iOS/Android)も用意されます。
Android TV ELPAP12
¥10,500 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
また、Android TVについては、公式端末が追加で発売されました。むろん、Apple TV・Chromecast・Amazon Fire TVなどの端末との接続も公式にフォローします。
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以上、エプソンのEH-TW5750 の紹介でした。
プロジェクターは上を見たらキリがないのですが、本機は、フルHDに対応した上で、最大70000:1とコントラスト比が高いです。
その上で、画質補正の部分が値段相応に進化しているため、ある意味、一般的な「液晶テレビ画質面で並べる」のは、このグレード以降と言えそうです。
7・BenQ 短焦点プロジェクター HT2150ST
¥99,000 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP
解像度:1920x1080
コントラスト:15000:1
重さ:3.6キロ
明るさ:2200ルーメン
100インチ投影距離:約1.52〜1.83m
HT2150STは、台湾のベンキューが発売する、家庭用のホームプロジェクターです。
解像度は、1920 x 1080で、フルHD画質です。
液晶方式は、DLP方式です。
コントラスト比も、15000:1と十分です。
その上で、ベンキューは、色再現性と色精度に従来からこだわるメーカーですので、この部分は定評があります。
カラーホイールも6セグメント(RGBRGB)ですし、問題ないでしょう。
明るさは、一方、2200ルーメンですから、あまり良くないです。
外光を入れないように配慮して使うべき製品です。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fiなど、装備しません。
重さは、3.6kgあるため、出し入れして使うには、多少重い気もします。
投影距離は、この機種の大きな特長です。
100インチ投影で1m以下の「超短焦点」ではないものの、短焦点タイプのプロジェクターだからです。
1.2倍の短焦点レンズで、1.5m〜1.8mと短距離で100インチ投影が可能という機種です。
部屋のスペースの関係で、どうしても、通常タイプが無理の場合「救世主」といえる機種でしょう。
傾き補正は、しかし、マニュアル式の縦方向の台形補正のみ搭載ですから、設置は面倒ではあります。
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以上、台湾のベンキューのHT2150STの紹介でした。
フルHDクラスが欲しいが、設置スペース的に短焦点である必要がある場合、選択肢になるでしょう。
米国のViewSonicも短焦点で設置性が良い機種を出していましたが、現状ではないため、貴重な選択肢です。
【2020年6月】
8・BenQ DLPプロジェクター TH685
¥90,726 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP
解像度:1920×1080
コントラスト:10000:1
重さ :2.8キロ
明るさ :3500ルーメン
100インチ投影距離:2.45〜3.23m
TH685は、ベンキューが販売する、フルHDクラスの高級機です。
価格面では、後述する4K機が買えてしまうような値段です。
これは、本機が「ゲーム用」として設計されているからです。
応答速度は、動きのあるゲームを行う場合重要なスペックです。
本機は8.3msと、【ゲーミングモニターの比較記事】で紹介したような機種には遠く及ばないものの、プロジェクターとしては最高速です。
リフレッシュレートについても、同じDLP形式の他社機と同じく120Hzのリフレッシュレートに対応します。ベンキューは、Eゲーム関係に強い会社なので、こうした商品も出していることになります。
液晶方式は、DLP方式です。
しかも、RGBカラーに以上の色を足した6セグメントカラー(RGBWYV)対応です。
HDR10も、対応です。
詳しくは4Kプロジェクターの項目で紹介しますが、最近の一部ゲームが対応する、輝度の拡張情報に対応します。
明るさは、3500ルーメンです。
コントラスト比はさほどスペックが出ていませんが、明るい日中の対応度は高いです。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fiなど、装備しません。
重さは、2.8kgです。
投影距離は、本機もそれなりの短焦点です。
100インチ投影で2.5mで済みますので。デジタルレンズシフト対応ですので、宙づり設置などにした場合も調整もしやすいでしょう。
傾き補正も、垂直方向だけですが、自動補整機能があります。
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以上、ベンキューのTH685の紹介でした。
業界最高クラスの応答速度を持つほか、6セグメントカラー・HDR対応の部分を含めて、画質面でも値段相応に期待できる製品です。
アクション・RPGを含めて、「ゲームも高度かつ、快適に行いたい」という方には、有効な選択肢といえます。
とくに、応答速度の面で言えば10万円台前半の4K機を選ぶよりも、本機を選んだ方がゲームには良いでしょう。
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なお、同社の「ゲーム関係に強い機種」については、いくつかの下位シリーズがあります。
9・BenQ DLPプロジェクター TH671ST
¥76,505 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP (0.48型)
解像度:1920×1080
コントラスト:10000:1
重さ :2.7キロ
明るさ :3000ルーメン
100インチ投影距離:1.52〜1.84 m
第1に、TH671STは、100インチ投影距離をさらに短くした「ゲーム用短焦点機」です。
ニッチですが、応答速度が16.67msと落ちます。これでも、普通のプロジェクターよりは応答速度は速いので「ゲーム用」といえますが、上位機とは差があります。
HDRコンテンツにも非対応です。
【2020年2月】
10・BenQ DLPプロジェクター TH585
¥70,980 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP (0.48型)
解像度:1920×1080
コントラスト:10000:1
重さ :2.79キロ
明るさ :3500ルーメン
100インチ投影距離:3.32〜3.65m
第2に、TH585は、上位機の「 TH685」廉価版ともいえる製品です。
応答速度が、16msとやはり落ちるほか、普通のレンズなので、100インチ投影距離が長めです。
そのぶん安いですし、上位機同様に、明るいレンズと自動台形補正を採用します。
もちろん予算があれば上位機が1ランク高いですが、「プロジェクターで、映画も見たいし、ゲームもしたい」という程度の方には、値段面で本機は良い選択肢になるでしょう。
【2020年発売】
【フルHD画質】【700ルーメン】
11・popIn Aladdin 2 PA20U01DJ
¥89,289 楽天市場 (2/7執筆時)
【フルHD画質】【500ルーメン】
12・popIn Aladdin SE PA20URCXJ
¥74,800 楽天市場 (2/7執筆時)
【2018年発売】
【ハイビジョン画質】
12'・popIn Aladdin PA18U02VN
¥69,084 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP (0.33型)
解像度:1920×1080
コントラスト:
重さ:4.9キロ
明るさ:700ANSIルーメン
100インチ投影距離:約1.56m
popIn Aladdin2 は、キックスターター初の新しいタイプのプロジェクターです。
・明るさ
:30%暗い
・調光
:無段階→6段階調光
・投影調整範囲
;最大32度→最大18度
・スピーカー
:8W→3W
本機については、下位機種としてpopIn Aladdin SEがあります。
popIn Aladdin2と popIn Aladdin SEの違いは上表の通りです。
とくに、投影時の明るさが500ANSIルーメンと、より暗い部分がネックとなるため、やはり上位機が良いでしょう。
一方、旧機種については、フルHD解像度未対応なので、現状では選択肢にはならないでしょう。
この機種は、要するに、プロジェクター機能のほか、天井照明と、Bluetoothスピーカーが組み合わさった、ハイブリッドな製品です。
誰もが考えそうでやらなかったことを実行した、ユニークな製品です。
照明としては、調色対応の8畳用で、器具光束が、標準で3800ルーメン、最大で4300ルーメンというスペックです。
【LEDシーリングライトの比較記事】で紹介したように、 8畳用としての最大光量(4299ルーメン)は出せます。
ただし、演色値はRa80とあまり良くない点と、光源配置の面で、どちらかというと、寝室兼用のシアタールームなどに向きます。
スピーカーは、内蔵式で、米国のHarman/lkardonのものを採用します。
音響分野では有名ブランドですが、TV向けに安いユニットを出しているので、その類だと思います。
総計16Wで出力のステレオですので、さほど高い音質は期待できないでしょう。
天井振り下ろしの音が欲しいならば【サウンドバーの比較記事】で、書いたような、ソニーなどのATMOS対応のスピーカーを買うのが良いでしょう。
画素数は、先述のように、新機種からフルHD出力に対応となります。
液晶方式は、DLP方式です。
一方、素子サイズは、0.33型であり、この部分では、モバイルプロジェクター系列です。
コントラスト比は、情報非開示です。
明るさは、一方、700ANSIルーメンですから、シアターの用に暗くして利用する専用です。
先述のように、照明器具としても「寝室向け」なので、家族で、夜にシアターを気軽に楽しむという用途で利用に最適化されています。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、Bluetoothと共にWi-Fiが、本体に内蔵されます。
その上で、Android OS 9.0を装備するため、YouTubeほか、アマゾンのプライムビデオや、Netflixをはじめとしたアプリが、アプリとして内蔵されます。
いわゆる、「スマートテレビ」として利用できるため、家族で楽しむのは、相当考えられた製品です。
重さは、4.9kgです。
家庭用の引っかけシーリングの耐荷重が5kgなので「ギリギリOK」に設計しています。
ただ、相当古い部材の場合、この部分は3kgが限界だったので、注意しましょう。
投影距離は、サイズ固定なので、投影距離で決まります。
85cm以上壁から離れての利用が原則です。100インチ投影の場合は、1.78mです。
寝室サイズの部屋の真ん中に照明用コンセントがあるとして、設計されているので、たいていの場合は、「大画面」となるでしょう。
投影角度は、天井設置型の場合、考える必要があります。
しかし、32度までと、前モデルより相当柔軟になりました。たいていOKでしょう。
傾き補正は、手動ながら水平40度, 垂直40度に対応します。
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以上、popIn Aladdin の紹介でした。
アイデアとして、とても優れており、相当人気のある理由も分かります。
家族のリビングに使うには、照明の部分と、画質(素子サイズと光量)の部分であまりおすすめしません。
しかし、寝室のような専用室や、1人暮らしの方が、気軽に楽しむには最適でしょう。
【2019年】
【AndroidTV搭載】
13・EPSON dreamio EF-100BATV
14・EPSON dreamio EF-100WATV
¥94,600 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【AndroidTVなし】
15・EPSON dreamio EF-100B
16・EPSON dreamio EF-100W
¥92,345 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.59型)
解像度:1280x800
コントラスト:250万:1
重さ:2.7キロ
明るさ:2000ルーメン
100インチ投影距離: 2.33〜3.14 m
EF-100シリーズ は、EPSONが2019年に発表した新シリーズです。
ここまで紹介してきた同社の製品と位置づけが異なる「別ライン」と認識するべき、特別・特殊な製品です。
結論的に言えば、「カジュアルで、お手軽な、オールインワン型」な(ちょっと高い)シアター入門機と言えます。
解像度は、1280x800のWXGAです。
この価格グレードで、フルHD非対応というのは、家庭用として物足りないです。
明るさも、2000ルーメンです。
納得がいくレベルの画質としては、必要最低限はありますが、やはり、値段からすると物足りないです。
液晶方式は、一方で、しっかり、3LCD液晶方式です。
一方、この機種は、光源としてレーザーダイオードを採用するため、コントラスト比は250万:1と優れます。
ルーメン値からするとカーテンなど配慮が必要で、そもそもフルHDに対応しない点は割り引く必要がありますが、ここは画質的な見所です。
端子は、HDMI端子1つです。
一方、上位機は、USBスティック形式で、本体に直付けする、Epson純正のAndroid TV端末が同梱されます。
AndroidTVのバージョンは不明(恐らくAndroidTV9.0)ですが、購入するだけで、NetflixやYou Tubeを含む、Androidアプリが利用できます。
ただ、この部分について言えば、他製品同様に、【セットトップボックスの比較記事】で紹介したような、Amazonや、Googleの専用端末を(後から)つなげれば、キャストできます。
とはいえ「とにかく買ったらすぐ使えるオールインワン機」としては便利に思います。
重さは、2.7kgあるため、据え置いて使うのに適したモデルです。
投影距離は、100インチサイズの投影でも2.3mからで、設置性は良いです。
本体も小さく持ち運びやすいので、設置性は良いです。
傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。
Wi-Fi機能は、未搭載です。
一方、Bluetoothは搭載し、音声出力がワイヤレスで可能です。一方、5Wの出力で、同社としては「そこそこ音質に配慮した」スピーカーが内蔵されますが、やはり、Bluetoothや、ヘッドホンを使うのが基本です。
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以上、エプソンのEF-100シリーズの紹介でした。
家庭用として小型で持ちはこびやすく、AndroidTVも簡単に楽しめる、という楽しい機種です。
決して本格的ではなく、ターゲット層は、ファミリー層でしょう。あまり考えずに、とにかく簡単に使いたい、という場合にはおすすめです。
3・4K対応の家庭用プロジェクター
続いて、4K対応のプロジェクターを紹介します。
【2019年】
【無線LANなし】
17・EPSON dreamio EH-TW8400
¥269,982 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【無線LANあり】
18・EPSON dreamio EH-TW8400W
¥296,982 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.74型)
解像度:4K UHD (3840 x 2160)
コントラスト:1,000,000:1(最大)
重さ:11.2キロ
明るさ:2600ルーメン
100インチ投影距離: 3.00〜6.3 m
H-TW8400 は、エプソンの高級機です。
同社のEH-TW6700の1つ上位の機種ですが、やはり価格差があります。
ちなみに、同社の最上位機は、レーザー投射採用のEH-LS10000ですが、80万円ほどします。
4K映像は、対応です。
ただ、この機種は画素数自体はフルHD(1920×1080)です。
4Kは、液晶を0.5 ピクセル単位でずらして、2パターンの画像を合成する「4Kエンハンスメントテクノロジー」で可能にしています。
その点では、正確には、「4K相当」という表現になります。
HDR10も、対応です。
HDR10(通称HDR)とは、4Kと同時に普及している輝度に関する新しい業界規格です。
ハイダイナミックレンジの略称で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。
HDR技術は「眼鏡なし」でも、奥行を感じられるように進化していくために必要な技術で、それを先駆的にこの機種は採用しました。
また、夜のシーンなど暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。次世代のブルーレイ規格Ultra HD ブルーレイでは、このHDR規格が採用されます。
一方、2019年の新機種と言うことで、HLG(Hybrid Log Gamma)にも追加対応するので、2018年末に開始した、BS/CSの新しい4K放送のHDR放送にも対応できます。
なお、この受信には専用チューナーが必要ですが、それについては【新4K衛星放送チューナーの比較記事】で詳しく説明しています。
明るさは、2600ルーメンとスペック上下位機種よりも低いです。
ただ、コントラスト比は100万:1というスペックです(ダイナミック)。3LCD方式は、DLP方式よりコントラストが高めやすいためです。昼間でも視認性は相当期待できます。
投影距離は、倍率の高いレンズを採用します。
3.00〜6.3mというスペックですので、かなり後ろからの投影も可能です。広いリビングにお住まいの方には良い機種です。
画像処理は、しっかり、倍速(フレーム補間技術)に対応した上、ノイズリダクション・超解像度などの機能が標準搭載されます。
モータースポーツやゲームなどスピードのある映像の残像感の軽減に有用です。
端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。
ネットワークは、上位機のみWi-Fiを装備しています。
スマホ等から、画像のミラーリングなどが可能です。
傾き補正は、縦方向・横方向とも自動補整です。縦横とも自動補整が付くのはこの機種からですね。
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以上、エプソンのEH-TW8300 の紹介でした。
新技術で4Kに対応させた高級機です。
やはり、その部分に注目が集まりますが、HLG技術の採用や、高コントラスト比など、画質は総合的にアップグレードされています。
予算が許せば、この価格帯では「最高・最強のプロジェクター」でしょうが、やはり価格は購入者を選びそうです。
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【2019年発売】
【上位機種】
19・EPSON dreamio EH-TW7100
¥193,982 楽天市場 (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
画素数:4K UHD (3840 x 2160)
コントラスト:1,000,000:1(最大)
重さ:6.9キロ
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.77m
【下位機種】
20・EPSON dreamio EH-TW7000
¥174,610 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:3LCD (0.61型)
画素数:4K UHD (3840 x 2160)
コントラスト:40000:1
重さ:6.6キロ
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.77m
なお、エプソンは、EH-TW8300 の下位機種扱いとなる、以上の2機を2019年11月に発売します。
いずれも、ルーメン値については、EH-TW8300 より高い3000ルーメンです。
一見すると「上位機」に見えますが、液晶パネルを、0.74型から0.61型にしてコストカットしています。そのため、画質的にも「値段相応」に下位機です。
また、同方式で4K表示とHDRとHLGには対応し、動きのある映像のための「フレーム補完」も行えますが、超解像度技術・DEEP BLACK・ディテール強調などの、画質補整機能が省略です。
PCのほか、ブルーレイなどにつなげて利用する場合、こうした補正は重要です。最近、ブルーレイ側の機能として省略される場合が多いですし、ないのは残念です。
下位機種のEH-TW7100は、さらに、スピーカーが省略される他、コントラスト比が40000:1となります。
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以上、EH-TW8300 の紹介でした。
20万円台前後の機種として、エプソン機のラインナップの「中間」を埋める意味で重要な機種です。
ただ、EH-TW8300 を見てしまうと、画質面のスペックで大きな差を感じてしまうのも事実です。少し、お金を出しても、EH-TW8300 を選ぶのが良いでしょう
【リアル4K機】(3000ルーメン RGBW)
【Android TV あり】
21・ BENQ シネマプロジェクター TK850i
¥199,800 楽天市場 (2/7執筆時)
【Android TV なし】
21'・ BENQ シネマプロジェクター TK850
¥191,173 楽天市場 (2/7執筆時)
【4K機】(2000ルーメン RGB)
【Android TV あり】
22・BenQ CinePrime HT3550i
¥201,808 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
【Android TV なし】
22'・BenQ CinePrime HT3550
¥149,495 Amazon.co.jp (2/7執筆時)
パネルタイプ:DLP
解像度:4K UHD (3840 x 2160)
コントラスト:30000:1
重さ:4.2キロ
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離:約2.5〜3.3m
TK850i は、台湾のベンキューが販売する、短焦点の4Kプロジェクターです。
4K映像は、対応です。
また、本機は、画素をずらず「XPR技術」を伴わない「真の4K UHD」となります。
一方「HT3550i」については、旧型の後継機です。
ただ、こちらは、ネイティブ4Kではなく、画素をずらすXPR機を利用する方式です。
ルーメン値も少し劣ります。
コントラスト比は、ダイナミック比で30000:1です。
同社の下位機はこの部分が振るわない製品もありましたが、本機は異なります。
HDR10は、HDR10・HLG双方に公式対応です。
明るさは、3000ルーメンです。
本体価格からすると当然かもしれませんが、スペックは良いです。
液晶方式は、DLP方式を取ります。
一方、DLP形式の場合、4K対応機器について、注意するべき部分があります。
それは、パネルが「色の三原色」のRGBカラーではなく、白を加えたRGBWカラーの機種がある点です。
これについては、【4K液晶テレビの比較記事】でも書きました。主に、コスト削減効果を狙う方式で、白のピクセル表現で、比較的「黒がしまる」DLP方式の利点が削がれていると見なせます。
一方、兄弟機の「HT3550i」は、RGB(RGBRGB)カラーです。
ようするに、画素ずらしをしない「真の4K」に進化したものの、完全な上位とも言えない側面があります。
画像処理は、各種ゲームモードのほか、モーションエンハンサーの記述が見られます。
フレーム補間技術はあるため、動く映像には強いでしょう。
端子は、HDMI端子を2つと、メディア再生用のUSB端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fiなど、装備しません。
ただ、2021年に追加された「AndroidTV」搭載モデルについては、QS01 Android TV ドングルが付属します。
これを本体内部のに取り付けることで、YouTube ・Amazon Prime TVをはじめとするネットワークコンテンツが利用可能になります。
基本的にメジャーなVODは網羅するのですが、Netflixだけは、認証デバイスではないので(スマホなどからキャストするなど以外は)非対応です。
重さは、4.2kgです。
据え置いて使うのに適した製品です。
投影距離は、100インチ投影で、約3.25〜3.90mですから、標準よりやや長めでしょう。
傾き補正は、縦自動台形補正機能を搭載するので設置は楽です。
投影距離は、100インチ投影で、約2.5〜3.3mですから、割と設置性は良さそうです。
傾き補正は、縦自動台形補正機能を搭載します。
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以上、台湾のベンキューのTK850iの紹介でした。
HLG対応で、20万円前後で「真の4KHDR」という機種を選ぶ場合、最適な新機種に思えます。
もちろん、RGBWである点は割り引いて考える必要があります。しかし、スペック上コントラスト比は出ていますし、部屋を暗くしたシアター用ならば、選択肢になるでしょう。
次回に続く!
プロジェクターでおすすめできる機種は結論的にこちら!
というわけで、今回は、ホームシアター向けのプロジェクターを比較してきました。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
・ ViewSonic
PX727-4K PX747-4K
X10-4K X100-4K
・LG CineBeam
HU80KS HU70LS
・JVC
LX-NZ3
・Acer
H6810
・SONY
VPL-VW255-B
VPL-VW575-B
VPL-VW575-W
・EPSON dreamio
EH-LS500B EH-LS500W
・パナソニック
TH-100FP1
・BenQ
TK800M
・ANKER
Nebula Cosmos D2150411
Nebula Cosmos Max D2150511
次回の2回目記事(こちら)では、今回紹介しきれなかった製品を紹介します。
1・画質(日中) ★★★★☆
2・画質(夜間) ★★★★☆
3・設置の容易さ ★★★★☆
4・軽量性 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★★☆
6・総合評価 ★★★★☆
その上で、最終回となる3回目記事(こちら)では、今回紹介した全機種から、Atlasのおすすめ機種を最終的に提案していきます。
よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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