【今回レビューする内容】2019年 最新の強力なコードレス・スティック式掃除機の性能とおすすめ・選び方: 絨毯・カーペット対応のハンディクリーナー・スティッククリーナー(サイクロン 紙パック) 価格 重さ 充電時間 吸引力の違いと口コミランキング
【紹介する製品型番】ダイソン V7 V8 V11 Fluffy Animal pro Absolute pro V10 Animal+ dyson V6 Slim Origin DC62 SPL SV07ENT2 SV11FF OLB SV11AN V7 Slim SV11 SLM SV10FF2 SV10ANCOM2 SV10ABL2 V10 Fluffy SV12 FF V11 Fluffy SV14 FF COM Panasonic MC-SBU530J-W MC-SBU430J-D MC-VGS8000-W MC-SBU820J-WMC-VGS6000-R MC-SBU620J-R 日立 PV-BFH500-W PV-BFH900-R PV-BH900G-N PV-BH500G-W Shark EVOFLEX S10 S30 sharp FREED EC-SX320-R EC-SX530-P Pure F9 PF91-5OGF PF91-6B MF Tineco A10 HERO Danimo Master
今回のお題
コードレスの掃除機のなかで、吸引力の強いおすすめ機種は?
どもAtlasです。
今日は、2019年9月現在、最新の各社のコードレス掃除機(スティック色相時期)を比較します。
今回は、人気のダイソンの掃除機は「全機種」紹介します。
そのほか、エレクトロラックス・マキタ・ティファール・パナソニック・日立・シャープ・東芝・パナソニックのコードレス掃除機をメーカー別に紹介します。
とくに、吸引力のパワーや軽量性については重視して比較したいと思います。
1・吸引力の強さ ★★★★★
2・バッテリー量 ★★★★★
3・掃除機の軽さ ★★★★★
4・ヘッドの性能 ★★★★★
5・センサー性能 ★★★★★
6・ゴミ箱のサイズ ★★★★★
7・総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・サイクロン式掃除機の比較
2・紙パック式掃除機の比較
3・コードレス掃除機の比較
4・ロボット掃除機の比較
5・おすすめ掃除機の選び方 【まとめ】
なお、今回の記事は、このブログの掃除機の比較シリーズの第3回目記事として書きました。
1・コードレス掃除機の選び方の基本
ここ5年ほど、各社のコードレス掃除機は、相当の「技術的進化」を見せています。
現状の技術をふまえると、「時代遅れではないコードレス掃除機」を選びたい場合、次の4点がひときわ重要となります。
1・掃除機のパワー
2 ・本体の軽量性
3・バッテリー稼働時間
4・本体の収納方法
第1に、掃除機のパワーです。
例えば、英国のダイソンは「今後コードレス掃除機以外は開発しない」と言い切るほど、充電池の性能とモーターのパワーが上がりました。
各社の高性能機は、フローリングやだけでなく、絨毯や畳も含めて「キャニスター式の代わり」になり得る性能の機種を出しつつあります。
今回の記事では、この部分を重視して比較しますが、とくに「自走式ヘッドの性能」と「モーターのパワー(仕事率)」には注意します。
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第2に、本体の軽量性です。
以前は、軽量の掃除機と言えば、「通販生活」などで有名な「マキタの掃除機」1択でした。
しかし、シャープなどが、1.5kgを切る優秀な軽量機を出してきており、市場を賑わせています。
また、「自走式ヘッド」を搭載した強力モデルも、2kg前後の軽量機を出しており、「重さ」は比較基準として特に重要となっています。
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第3に、バッテリー稼働時間です。
最近の機種は、モーターやバッテリーの効率を大幅に改善し、標準運転で30分以上連続運転できる機種も多くなっています。
また、それだけではなく、バッテリーを簡単取り外せるように設計し、「片方を充電しながら」常に利用できるような設計思想の機種も現れています。
今回はこのような「面白い機種」も多く紹介しました。
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第4に、本体の収納方法です。
各社からは、各社工夫を凝らす部分ですが、壁に簡単に立て掛けて充電できたり、自立して置ける機種が出はじめています。
一方で、基本的に壁にネジ固定が基本の機種もあるため、こうした収納性についてもしっかり比較するつもりです。
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以上、コードレス掃除機の選び方の基本について書きました。
今回の記事では、これらの点を重視しながら、メーカーごと、主要なコードレス掃除機を比較していきます。
今回の記事構成について(重要)
1・強力なコードレス掃除機の比較
2・軽量なコードレス掃除機の比較
コードレス掃除機は、各社から30機以上出ており紹介する機種が多いです。
そのため、今回の記事は、「カーペット対応」の強力機と、「フローリング対応」の軽量機に分けて紹介します。
そのため、マキタの CL107DWなど「フローリング対応」の軽量モデルを「限定」でお探しならば、2回目の【軽量なコードレス掃除機の比較記事】から、お読み頂ければと思います。
そちらでは、カーペット未対応ながら、2kg以下と軽いシャープの掃除機や、スティックを取り外して「軽量なハンディ掃除機」として使えるエレクトロラックスなどの2WAYタイプを紹介しています。
一方、強力なモデルと、軽量なモデルを比較して考えたい!という方は、今回の記事から順番にお読みください。
2・【強力】ダイソンの掃除機の比較
はじめに、イギリスのダイソンの掃除機から紹介をしていきます。
なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントを赤字で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2018年発売開始】
【下位機種】(隙間ノズルなし)
1・ダイソン V6 Slim Origin DC62 SPL
¥26,480 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【上位機種】(隙間ノズル付属)
1・ダイソンV6 Slim Pro DC62 SPL PLS
¥32,023 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2100グラム
吸い込み仕事率: 100W
標準駆動時間:20分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3時間30分
ダイソンのV6シリーズは、同社の現行シリーズの「入門機」で、最も安い機種です。
発売当時は、V6シリーズが「最も高級な機種」でした。
しかし、これから見ていくように現在では、より上位のV7・V8シリーズなどが登場し、V6シリーズはテレビショッピングなどでお馴染みの「格安入門機」となりました。
なお、2018年末に型番と色目の変更があり、現行の最新機はこれら2機となります。
違いは、後述するように、付属するノズルパーツのみです。
掃除機の重さは、2100グラムです。
ダイソンの現行機のなかでは最も軽く、自走式ヘッドが付属し絨毯にも対応できる機種としては、他社機に比較しても軽量な部類です。
吸引力は、吸い込み仕事率100Wです。
サイクロン式は、数値が実際の能力より低めに出るため比較しにくいですが、それでもサイクロン式としてはかなり強力です。
この機種に新開発のV6デジタルモーターが採用されているためです。サイクロンも15個のサイクロン搭載の強風力で、細かいゴミまできちんと集めることができます。
掃除機のヘッドは、モーターが搭載された自走式ヘッドを採用します。
この場合、軽い力で掃除機を前後に動かせるため、掃除は快適です。モーター出力も強いため、カーペットでも十分にゴミを吸引することができます。
付属品は、アタッチメントとして、自動車の掃除などに便利なコンビネーションノズルが装備されます。
さらに上位機種は、ホースが自在に曲がる、フレキシブルすき間ノズルも加わります。
なお、2機種の違いは、色のほかは、この部分だけです。
バッテリー持続時間は、標準モードで20分の連続使用が可能です。
これは他社に比べると短いです。しかし、ダイソンの場合、スティックを握っている際だけ電源が入る仕様ですから、実際は、より長めに利用できると思います。
バッテリー充電時間も、充電時間が3.5時間と、他社モデルと較べても引けをとりません。
掃除機のセンサーは、その一方で、ダイソンの場合は付属しません。
他社はゴミ残しを検知するゴミセンサーなどが付属するモデルもありますが、この部分は重視していません。
サイクロン分離方式も、ゴミの圧縮機能を持たない普通のサイクロンです。
ただ、先ほど書いたように、15個のサイクロン搭載の強風力で、この部分では、他メーカーよりも一段と強力です。
その他、排気の清浄能力も自慢です。
空気清浄機レベルの99.97%以上の捕捉率を誇る高性能なポストモーターフィルターが採用されました。クリーンな排気を得られるため、アレルゲン対策として有効です。
掃除機の収納は、一方で、ダイソンの場合、壁にネジ固定する収納ブラケット固定です。
したがって、賃貸の場合は難があります。しかし、後ほど紹介するように、最近は、 サードパーティから、充電台も据え付けられるスタンド式壁掛けが別売で出ており、対応は可能です。
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以上、V6の紹介でした。
センサーやゴミ圧縮などの人気機能は省略されています。
しかし、モーター出力が強い上にサイクロンの数が多く、パワーの点で優れる機種です。カーペットにも対応できる力強さが自慢です。掃除機としての「本質部分」の能力はとても高い良機種です。
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【2017年発売開始】
1'・ダイソンV6 Slim SV07ENT2
¥33,983 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
なお、2017年販売モデルが残っています。
相違点は、フレキシブルすきまノズルではなく、固定式のノズルとコンビネーションノズルのセットになる点です。
あとは、色のみの違いですから、基本的に、付属品と値段で決めて良いでしょう。
【2017年発売開始】
【フローリング向け】
2・ダイソンV7 Fluffy SV11FF OLB
¥31,997 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【絨毯向け】
2・ダイソン V7 Animalpro SV11AN
¥47,000 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2400グラム
吸い込み仕事率: 100W
標準駆動時間:20分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3時間30分
ダイソン V7 FluffyとV7 Animal proは、2017年に登場したV6シリーズの1つ上位の機種です。
ダイソンでは、ミドルグレードの製品となります。
掃除機の重さは、この機種の場合、2400グラムです。
下位機種に比べて300g重いですが、自走式ヘッドが搭載される絨毯対応機としては、他社水準はキープしているというレベルです。
吸引力は、推定110Wです。下位機種より優れます。
パワーアップしているのは、新型のダイソンデジタルモーターV7を採用したからです。
これにより、約5%ほど下位機種よりも性能が「上」と言えます。もちろん、排気の清浄能力の強化がなされた機種です。
掃除機のヘッドは、機種によって異なります。
第1に、V7 Fluffy です。
こちらは、ソフトローラークリーナーヘッドです。
静電気を抑えるカーボンファイバーを採用しており、フローリングの細かいゴミの捕捉率が上がっています。
第2に、V7 Animalproです。
こちらは、ダイレクトドライブクリーナーヘッドです。
絨毯に絡まった動物の毛などに強く、カーペットに絡まったゴミや毛をかき出す能力が高いヘッドです。
付属品は、いずれも機種も、コンビネーションノズル、隙間ノズル、ミニモーターヘッドが付属です。
注目するべきポイントは、ミニモーターヘッドが標準搭載される点です。このヘッドに交換した場合、ハンディクリーナーとして使えます。
ミニモーターヘッドは、ふとん掃除機としても利用可能です。
ゴミ用と布団用で同じヘッドを使わずに済み清潔です。
バッテリー持続時間は、20分の連続使用が可能です。仕様書には30分とあります。
ただ、一般的な掃除においてモーターヘッドを使うため、20分というスペックで間違いありません。
バッテリー充電時間は、3.5時間と、この部分もV6シリーズの仕様を踏襲しています。
掃除機のセンサーは、V6シリーズと同じで、こちらも付属しません。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
掃除機の収納は、下位機種と同じ方法です。
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以上、ダイソン V7の紹介でした。
新型モーター採用での吸引力の強化が「見所」です。一方、下位機種に比べると「重さ的なメリット性」は薄まっています。
この点で言えば、気軽に使う「サブ機」としてより、「家庭用のメイン機」と言えます。その場合は、絨毯用のV6 Animal proのほうが良いと思います。
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【2019年発売開始】
【フローリング向け】
3・ダイソンDyson V7 Slim SV11 SLM
¥38,664 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
なお、2019年に「日本市場向け」として、V7のスリムモデルが登場しました。
重さが200g軽量化されて、2200グラムになっています。
ただし、この改良は、ソフトローラークリーナーヘッドを小型化したコンパクトモーターヘッドと、パイプの短縮によるものです。
グローバル仕様から、日本人(女性)の背の高さに合わせたとも言えますが、掃除の効率は下がるため、一長一短はあるでしょう。
付属品は、コンビネーションノズル、隙間ノズルです。
値段で決める場合、オプションでは高価と言える、ミニモーターヘッドは付属しない点は注意が必要です。
【2017年発売開始】
【フローリング向け】
4・ダイソン V8 Fluffy SV10FF2
¥49,800 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【じゅうたん向け】
5・ ダイソン V8 Animalpro SV10ANCOM2
¥45,999 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
6・ ダイソン V8 Absolute SV10ABL2
¥51,777 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2610グラム
吸い込み仕事率: 115W(推定)
標準駆動時間:30分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 5時間00分
ダイソンV8は、ダイソンのスティック式掃除機の上位機種となります。
こちらは、3機種構成でしたが、2018年にV10がでたため、フローリング向きのV8 Fluffy 以外は「在庫限り」です。
ただ、2つのヘッドが付属するV8 Absolute は、新機種の登場で、「かなり安く」なっていてお得です。
掃除機の重さは、2610グラムです。
ダイソンは、上位モデルほど重量が増します。自走式ヘッドで稼働性は良い反面、「2台目サブ機」とは、軽量とは言えないですね。
吸引力は、推定115Wです。
V8モーターは、V7シリーズと比べると吸引力が10%ほどアップしています。
実際試しましたが、吸引力は視認できるほどの向上しています。
さらに、騒音も50%ほどカットされています。排気の清浄能力も高いです。
掃除機のヘッドは、こちらも機種によって異なります。
第1に、V8 Fluffy は、フローリングに向く、ソフトローラークリーナーヘッドです。
第2に、V8 Animalproは、絨毯に向く、ダイレクトドライブクリーナーヘッドです。
第3に、V8 Absolute は、両方のヘッドが搭載されるプレミアモデルです。
上位機ですが、先述のように、新機種の登場と生産終了で、値が下がっています。
付属品は、いずれも機種も、コンビネーションノズル、隙間ノズル、ミニモーターヘッドが付属です。
また、V8 AnimalproとV8 Absolute は、これに加えて、フトンツール・延長ホース・ハードブラシも付属します。
モーターヘッドだと吸い付いてしまう軽めの布団の掃除ができる「フトンツール」が装備されます。延長ホースとハードブラシも付属です。
バッテリー持続時間は、V7シリーズよりも長寿命化し、モーターヘッド使用時でも30分の連続使用が可能になっています。
こちらもカタログスペックは40分ですが、モーターヘッド駆動の場合は30分です。
バッテリー充電時間は、5時間と伸びていますが、これは容量を考えれば仕方ないことです。
掃除機のセンサーは、属しません。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。ただ、ダストカップが大容量化したので、ゴミ捨ての頻度という点では、下位機種よりも楽です。
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以上、ダイソン V8の紹介でした。
V7シリーズとの相違点は、付属品の部分を除けば、吸引力とバッテリー持続時間です。これらの部分は基本性能面の向上といえる部分であるため、価格差を考えても、「メイン機」として使うならば、してはV8シリーズを選んだ方がお得だと感じます。
【2018年発売開始】(一部在庫限り)
【フローリング向け】
7・ダイソン Dyson V10 Fluffy SV12 FF
¥49,000 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
7・ ダイソン V10 Fluffy+ SV12 FF COM
¥52,000 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【じゅうたん向け】
8・ ダイソン V10 Animal+ SV12 AN COM
¥45,800 楽天市場(dyson直販) (9/9執筆時)
8・ ダイソン V10 Absolutepro SV12 ABL
¥55,445 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2580グラム
吸い込み仕事率: 130W(推定)
標準駆動時間:40分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3 時間30分
ダイソン cyclone V10は、2018年3月にダイソンが発表した上位機です。
型番は、V9を飛ばしてV10としました。
報道によれば、同社は、ローラー付きのキャニスター掃除機の販売を全廃し、バッテリーコードレス掃除機に統一する方向だそうです。
V10は、「パワーの面でそれを完全に凌駕した」という、「記念碑的」な意味で付けたと思われます。
こちらは、4種類のラインアップがありますが、オプションパーツのみの変化となります。なお、Animal+ SV12 だけは、ダイソンの直販限定のモデルです。
なお、 V10 Fluffy SV12 以外は、2019年のV11の登場で「生産終了」で廃盤となります。
掃除機の重さは、2580グラムです。
「パワーを保ちつつできるだけ小型軽量」を目指したため、V8の水準をキープしています。
ただ、他社と比べると、決して軽くはなく、「メイン機」として考える場合におすすめとなります。
吸引力は、推定130Wほどです。
今回の製品は、モーターの小型化(軽量化)を主眼に置き、サイクロンの気筒を15から14に減じた一方で、モーター回転数と空力の見直しで、吸引力は従来以上となっています。
5年にわたる設計準備期間で、パワフルでなるべく軽量という新しい魅力を打ちだそうとしています。
一方、下位機種同様に、排気の清浄能力の強化がなされますが、V10について、スペック的に静音性は強調されない点は、V8シリーズとの違いでしょう。小型化の影響と考えられます。
掃除機のヘッドは、こちらも機種によって異なります。
第1に、V10 FluffyとV10 Fluffy+は、フローリングに向く、ソフトローラークリーナーヘッドが付属します
第2に、V10 Animalproは、絨毯に向く、ダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属します。
第3に、V10 AbsolutePro は、これらの両方のヘッドが搭載されるプレミアモデルです。
付属品は、いずれも機種も、ミニモーターヘッドとコンビネーションノズル、隙間ノズルが付属です。
また、V10 FluffyとV10 AbsolutePro に限っては、サッシなどの掃除に便利なミニソフトブラシも付属します。
また、V10 Fluffy+とV10 Absolutepro は、これに加えて、フトンツール・延長ホース・アップセットアダプターも付属します。アップセットアダプターは、高い場所の掃除に便利なアダプターです。
バッテリー持続時間は、今回パワーアップしたもうひとつの点です。
新型セルの採用で、モーターヘッド利用時でも40分の連続使用が可能になっています。(不使用時は、カタログにあるように、60分)
バッテリー充電時間は、決して短いとは言えませんが、容量に比べて、3.5時間と短縮している点は評価できます。
掃除機のセンサーは、ゴミセンサーについては付属しません。
なお、複数の報道によれば、今回のモデルから圧力センサーが付属したようで、気候・高度に最適化したパワーに調整されたました。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
一方、ゴミ捨てに関しては、本体構造の見直して、縦方向に向けてのゴミ捨てとなりましたが、従来同様に、簡単かつ清潔にゴミが捨てられるようになっています。
掃除機の収納は、下位機種と同じ方法です。
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以上、ダイソン cyclone V10の紹介でした。
ダイソンの場合は、上位機になるほどに吸引力とバッテリー持続時間が高まります。この点で、選びやすいので、予算に合わせて購入できるでしょう。
また、V10(フローリング用)は、現在的にV8と価格差が縮まってきたため、フローリングを主たる用途とする場合、このグレードを選ぶのは「あり」でしょう。
【2019年4月発売開始】
【フローリング向け】
9・ダイソン Dyson V11 Fluffy SV14 FF
¥57,514 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
9・ ダイソン V11 Fluffy+ SV14 FF COM
¥75,384 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【じゅうたん向け】
10・ ダイソン V11 Absolute SV14 ABL
¥79,704 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
10・ ダイソン V11 Absolutepro SV14 AN COM
¥79,704 楽天市場(dyson直販) (9/9執筆時)
重さ:2720グラム
吸い込み仕事率: 160W(推定)
標準駆動時間:40分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3 時間30分
ダイソン cyclone V11は、2019年4月にダイソンが発表した、最新の最上位機です。
掃除機の重さは、2720グラムです。
V8とV10は、重さをキープしましたが、こちらは重さが増えています。
吸引力は、推定160Wほどです。
気筒数は14気筒で同じなのですが、今回は、モーター内の送風方式を、「3段階ディフューザー」としたことで、吸引力を強化しました。
その上で、V10で改良がなかった静音性の部分もディフューザーの改良と、静音パーツの採用で、V10に蔵ベットえ11%程静かになりました。
重さの「かせ」がない分、静音性が出しやすかった部分もありそうです。
掃除機のヘッドは、V10と同じ構成です。
第1に、V11 FluffyとV11 Fluffy+は、フローリングに向く、ソフトローラークリーナーヘッドが付属します。
第2に、V11 AbsoluteとV11 AbsolutePro は、これに加え、じゅうたんに向くダイレクトドライブクリーナーヘッドが付属します。
付属品は、どの機種も、ミニモーターヘッドとコンビネーションノズル、隙間ノズルが・ミニソフトブラシが付属します。
また、V11Fluffyを除く全機種は、壁掛け不要の専用充電ドックが新たに装備されるようになりました。
壁掛け処理や、サードパーティ製のドックを購入せずに、純正品で固定できるようになったのは進化でしょう。
そのほか、ダイソン直販限定のV11 AbsoluteProに限っては、V10同様に「ふとんツール」が付属します。
バッテリー持続時間は、モーターの出力増加を、マイクロプロセッサーによる新しい高度な制御でカバーするため、V10と同じ40分の水準をキープします。
例によってカタログは60分表記ですが、それは、モーターヘッドを利用しない場合となります。
バッテリー充電時間は、同じく、3.5時間です。
掃除機のセンサーは、ゴミセンサーについては付属しません。
圧力センサーは継続して付属しのようです。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
掃除機の収納は、先述のように、V11Fluffyを除いて、専用充電ドックが付属します。
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以上、ダイソン cyclone V11の紹介でした。
重さがさらに増えている点が注意点ですが、持続時間をキープしたままで、静音性と吸引力が高まっているのは評価できるでしょう。
ご家庭のメイン機として「とにかく吸引力が欲しい!」という場合は、選択肢になると思います。ただ、例によって、発売当初は値段が高いため、V10を選ばれる方が、費用対効果は高いでしょう。
3・【強力】パナソニックの掃除機の比較
パナソニックのコードレス掃除機を比較してきます。
こちらも、カーペットに対応し、家庭用のメイン機として利用できる「強力タイプ」に限定します。
【2019年6月発売】
【上位機種】
11・パナソニック MC-SBU530J-W
¥47,950 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【下位機種】
12・パナソニック MC-SBU430J-D
¥39,585 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2400グラム
吸い込み仕事率: 140W
標準駆動時間:〜40分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3時間0分
パワーコードレススティック掃除機・MC-SBU500シリーズは、パナソニックが2019年から新展開する強力タイプのコードレス掃除機です。
昨年までは、すき間対応力に優れる 「イット」シリーズ(MC-SBU520J)でしたが、形を完全に変えてフルモデルチェンジしています。
掃除機の重さは、2400グラムです。
ダイソン V7シリーズと同程度の重さで、重くもなく、軽くもない、標準的な重さです。
吸引力は、140Wです。
ダイソンは完全に仕事率を公開していないので、比較は「推定値」ですが、上位機のV10の水準の吸引力があります。
気筒数は8気筒でダイソンに及びませんが、一次分離と二次分離があるW構造なので、単純に比較はできません。
しかし、いずれにしても、カーペット掃除にも高度に対応できる機種です。
掃除機のヘッドは、ダイソンと同じく、自走式のモーターヘッドを採用します。
その上で、壁にノズルをあてると、前面が開く「ガバとり」構造を採用します。
完璧を期す日本的な「清潔感覚」と言えるかもしれませんが、「壁際までしっかり」取れる仕組みを工夫するのは、日本メーカー独特でしょう。
吸入口は独特のV字ブラシ形状で、ゴミを中心に集めて吸引する仕組みです。
ブラシ自体の毛は硬く、じゅうたんのゴミをかき出すのに適しています。
付属品は、すき間掃除やサッシなどに利用するブラシ付きすき間ノズルが1本です。
一方、上位機のMC-SBU530Jに限っては、ふとん清掃ノズル・ペタすき間ノズル・3段伸縮ロングすき間ノズルの3点セットが加わります。
とくに、ふとん清掃ノズルは、叩き出しに対応するので、布団を叩いてホコリを出すことを「伝統」とする和ふとんには、ダイソンに比べて合いやすいです。
ペタすき間ノズルも、テレビ台など静電気のまとわりつきやすい場所の掃除にも便利な形状です。
ロングノズルは、高所やすき間にも対応できますし、ダイソンに比べると「日本市場の特化度」の部分で見所が多いです。
バッテリー持続時間は、自動運転(ロング運転)で、自走モーターを利用した際に、最大40分です。
ダイソンの最上位機と同等です。
バ ッテリー充電時間も、3時間と優秀です。
掃除機のセンサーは、この機種の強い部分です。
なぜなら、ゴミセンサーが搭載されるからです。
ゴミが吸入していることを知らせるセンサーが搭載されるため、ハウスダストの取り残しがない点が売りです。この辺も、几帳面な人が多い日本市場向け技術ですね。
なお、2018年モデルからは、ゴミの多い少ないに合わせて、吸引力を自動調整する機能が新搭載されました。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
ただ、ゴミ捨ては楽です。その上でプリーツフィルターがない構造なので、フィルターの手入れが不要です。
また、遠心分離ユニットを含めて、水洗いできるため、清潔性への配慮も高いです。
本体の収納については、壁工事不要で、壁掛けで安定する構造を採用します。
スタンドなどが不要な点も、日本家屋向きです。
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以上、パナソニックのMC-SBU500シリーズの紹介でした。
ダイソンの上位機の「ライバル機」となるでしょう。較べる場合、ゴミセンサーや「ガバとり」構造のヘッドなど「完全にゴミを取り除く」的な、日本の「完璧主義」の気質に合わせた部分が目立ちます。
その点で、とことん「ゴミを残したくない方」に適するでしょう。その上で、清潔性への配慮があるのも、日本市場向けです。
一方、じゅうたん対応力の面では、パナソニックの場合、より上位の機種の強力な機種があります。
【2018年7月発売開始】
【充電器・ロングホース付き】
13・パナソニック MC-VGS8000-W
¥46,045 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
14・パナソニック MC-SBU820J-W
¥69,948 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【充電器・ロングホースなし】
15・パナソニック MC-VGS6000-R
¥37,880 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
16・パナソニック MC-SBU620J-R
¥61,511 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2500グラム
吸い込み仕事率: 200W
標準駆動時間:〜40分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3時間0分
MMC-SBU820Jは、パナソニックの「パワーコードレス」シリーズに属する、同社の最上位機となります。
上位機種・下位機種双方に型番が複数ありますが、これは流通経路の違いによるものです。
VGS型番は主に大手家電量販店に卸される場合の型番です。
また、それぞれの上位機のみ、自立できる充電スタンドと、ロングホースが付属します。
下位機種は、壁に立て掛けた状態で、コードを差しての充電なので、上位機が便利ですね。
掃除機の重さは、2500グラムです。
開発時にベンチマークにしたのは、恐らくダイソンV10でしょう。
2.5kgを越えてくると、「標準より軽い」とは言えないですが、その範囲で、掃除機をできるだけ強力にしてみようというコンセプトでしょう。
その点で言えば、セルロースファイバーを本体を採用するなど、独自の軽量化の工夫があり、評価できます。
吸引力は、こちらも、仕事率が公開されており、200Wとなります。
もちろん、「強運転時」の出力ですが、同じ基準でダイソンV11と比較した場合も、仕事率の点で引けをとらないでしょう。発売当時「史上最強の吸引力」というキャッチフレーズでした。
一方、吸引機構は多気筒を利用する下位機種と異なり、新開発の大型ファン付きのハイパワーモーターを力を存分に利用する仕組みです。
吸引力について言えば、同社の下位機種やダイソンの最上位機のV11より吸うでしょう。キャニスタータイプに「準ずる」とも言えます。
掃除機のヘッドは、こちらも自走式のモーターヘッドです。
もちろん、パナソニックの「売り」である壁ぎわを掃除する際に、自動的に前方が開く「ガバとりパワーノズル」が搭載されます。
また、足で掃除機のヘッドを外した状態で、子ノズルがつくため、この機種もすきま掃除が容易です。
付属品は、かなり充実します。
下位機種にも見られた、ふとん専用のふとん清潔ノズルのほか、2種類のすきまノズルが付属です。
上位機種は、先述のようにロングホースが追加で付属します。
バッテリー持続時間は、自動運転で、最大40分、ロングモードで60分です。
パナソニックは、リチウムイオン電池を自社で作れる会社なので、この部分は劣りません。
バ ッテリー充電時間は、3時間と優秀です。
掃除機のセンサーは、この機種もゴミセンサーが搭載されます。
ランプ目視で確認できるほか、ゴミの多い少ないに合わせて、吸引力を自動調整する機能も付属します。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
また、下位機種と異なり、フィルタレスサイクロンではないため、吸引部の水洗いには対応しません。
本体の収納については、自立はできませんが、壁に立て掛ける状態では、安定するように配慮はなされます。
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以上、パナソニックのMMC-SBU820Jの紹介でした。
先述のようにダイソンのV11のライバルでしょう。
比較した場合、吸引力については、高出力モーターによる「力技」ながら、スペック的に「史上最強」といえます。
ただ、吸引力の強化で、静音性が犠牲になっています。弱運転で63dB、強運転で69dBというのは、掃除機として「うるさいほう」です。
ダイソンはとりわけV11については、静音性にメスを入れたこともあり、この部分は「課題」です。
一方、諸機能では、すき間や壁際の掃除や、毛の長いじゅうたんの掃除は、パナソニックが有利に思えます。
また、ほこりセンサーの採用で、取り残しを把握できる点、バッテリーを節約できる点も、掃除において「完璧」を求める、日本のニーズに合っているでしょう。
いずれにしても、両メーカーとも甲乙つけがたい部分はあるので、最終的なオススメ機種は、最後の結論部分で、改めて考えたいと思います。
4・【強力】日立のコードレス掃除機の比較
続いて、日立のコードレス掃除機の比較です。
昔から「モーターの日立」と呼ばれるメーカーで、掃除機にも力を入れています。
【2019年8月発売】
【下位機種】
17・日立 パワーブースト PV-BH500G-W
¥49,797 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【上位機種】
18 ・日立 パワーブースト PV-BH900G-N
19 ・日立 パワーブースト PV-BH900G-R
¥63,196 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【2018年8月発売】
【下位機種】
20・日立 パワーブースト PV-BFH500-W
¥29,800 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
【上位機種】
21 ・日立 パワーブースト PV-BFH900-R
¥43,301 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:2000グラム
吸い込み仕事率: 非公開
標準駆動時間:40分
集塵方式・サイクロン式
充電時間・ 3時間30分
パワーブーストサイクロンシリーズは、コードレス掃除機における日立の「看板商品」で、最上位機です。
新旧両機種ありますが、大きな違いは、新機種に、スティックを持ったまま捨てられる「ゴミ捨てレバー」が付属した点です。
旧機種も、「ゴミ捨てボタン」は搭載するので実用的には問題ないですが、この部分の改良は嬉しいでしょう。
とはいえ、ほかは、「5秒間ターボモード」が付属したほどです。
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結論的にいえば、現状では新機種の費用対効果はさほど高くないので、値段的にお買得なのは2018年旧モデルを選ぶと良いでしょう。
本体の重さは、2000グラムです。
カーペットに対応する機種としては、ダイソンやパナソニックの上位機よりも軽量であり、優秀です。
高齢者の多い日本のニーズに合うでしょう。
吸引力は、吸い込み仕事率が非公開です。
ただ、新開発の小型ハイパワーファンモーターX4の力で、キャニスタータイプ同様に、パワーブーストサイクロンを搭載しました。
「モーターの日立」らしく、吸引力の点で不満に感じることはないでしょう。5秒間ですが、一瞬の「ターボ運転」ができる点も、面白いです。
カーペットにも使えるモデルです。
掃除機のヘッドは、自走式の「パワフルスマートヘッド」です。
こちらは、前方に掃除機を掛ける際に、前面のフラップが空いて吸引力を高め、逆に掃除機を引くときに、後方のフラップを開けて、後方のゴミを巻き込む新構造です。
前方が開く仕組みはパナソニックが先行発売していました。それを、日立も今回取り入れた形です。
一方、日立については、前後が連動して開く仕組みなので、絨緞への吸い付きすぎを抑える、という稼働面でのメリット性も強調します。
この部分は、日立の独自性です。
そのほか、LEDヘッドライトも搭載です。
付属品は、下位機種の場合、小回りの利く小さめのミニパワーヘッドと隙間ブラシ・延長パイプが付属します。
こちらも自走式で、ダイソンを意識しています。
上位機種は、これらに加えて、スマートホースが付属します。
そのため、キャニスター掃除機のようにも利用できます。従来的にあまりなかった発想で、面白いです。車の掃除などにも便利でしょう。
このほか、玄関マットなどに向く、ハードブラシと、サッシ掃除などにつかえるほうきブラシも付属ですね。
バッテリー持続時間は、標準運転で最大40分です。
バッテリー充電時間は、約3.5時間で満充電となります。
サイクロンは、ゴミを圧縮する圧縮サイクロン式が採用されています。
キャニスター式掃除機でも上位機種には搭載される機能ですね。ゴミ捨ての頻度が減ると共に、ゴミがまとまるので捨てるのがより簡単になります。
掃除機のセンサーは、その一方で、未搭載です。
本体の収納については、充電台は付属しますが、形状的に分解してから充電となります。この部分は、他社機に比べて、改善が考えられる場所でしょう。
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以上、日立のスティック掃除の紹介でした。
絨毯に対応できる2kg前後の機種と言うことで、ダイソンのV8や、とくにパナソニックの「イット」がライバルです。
比較すると、やはりキャニスター式のように使える点で、従来式の「メイン機の代替」として優れる気がします。そのほか、圧縮サイクロンの搭載面なども違いでしょう。
一方、隙間掃除・ゴミセンサー・収納のしやすさは、パナソニックが、吸引力と空気の綺麗さは、ダイソンV8が優れそうです。
難しいですが、最終的な「おすすめ機種」は、記事の最後で改めて考えます。
5・【強力】シャークの掃除機の比較
続いて、米国のシャークニンジャのコードレス掃除機です。
2018年に「日本進出」を果たした最新機です。
【2018年発売】【各色】
22・ Shark EVOFLEX S10【下位機】
¥39,420 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
23・ Shark EVOFLEX S30 【上位機】
¥49,680 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
重さ:3300グラム
吸い込み仕事率: 非公開
標準駆動時間:〜38分
集塵方式・サイクロン式(ペーパーフィルタ不要)
充電時間・ 3時間30分
シャーク・ニンジャのエヴォフレックスは、同社が日本市場に投入する初めての機種です。
アメリカでは、Shark IONFlex 2Xと呼ばれるシリーズを、日本向けに改良したものとなります。
販売台数において米国ではダイソンのV8シリーズを席巻したとも言われる「黒船」の日本進出で、Atlasも注目しています。
本体の重さは、3300グラムです。
(軽さよりパワーを重視する)米国のお国柄もあって、この部分では、ダイソンのV10よりさらに重いです。ただ、「パワフルさ」を個性と考えると、この部分は仕方ないところもあります。
吸引力は、強力モーターが搭載です。
ただ、仕事率や中身のテクノロジーなどは、ほぼ、情報非開示です。
掃除機のヘッドは、DuoCleanと同社が呼ぶ特殊なヘッドが採用されます。
この部分が同社の強みです。前後に2つの自走ローラーを付属させ、特に、後部のローラーに「かき出し」をさせることで、カーペットなどへの強い対応力を確保しています。
モーター部分よりもこちらのテクノロジーを強調し、「ダイソン(V8)並み」との評判で、米国市場を席巻しました。
シャークは伝統的にヘッドの構造に強みがありますね。
さらに、ボタン操作で、かけ続けの状態で、パイプの継ぎ目が曲がる設計もあり、隙間掃除は便利です。
サイクロン分離方式は、こちらもゴミの圧縮機能を持たないものです。
バッテリー持続時間は、標準で最大38分です。
シャークを選ぶ方は「パワー重視」で気になるのは「強運転」でしょうが、その場合も22分です。
ダイソンは「最強」だと10分未満ですので、この部分は「家の広いアメリカ向き」の使用を持ち込んでいると言えます。
また、この機種は、S30シリーズについては、バッテリーが最初から2本搭載されるため、最大で66分まで利用できます。充電直は3.5時間で、普通ですね。
掃除機のセンサーは、未付属です。
付属品は、S30については、ダイソンにも見られた自走式のミニモーターヘッドが付属です。
本体の収納については、パイプが中間で傾斜できる構造である点を活かして、折りたたんで収納ができます。この点は、日本市場で「受けそう」です。
そのほかHEPAフィルターを使っており、排気には配慮があります。
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以上、シャークニンジャのエヴォフレックスの紹介でした。
3kgを超えてくる重さで、この部分は「ヘビー」なので、年配の方や、女性などはやや疲れやすいでしょう。この点では「一般向き」ではないと思います。
しかし、 「毛の長い絨毯」をパワフルに掃除したい場合は、おそらく相当の力強さを発揮するでしょう。カーペット敷きで、ペットの入るご家庭など、こうしたニーズは日本では一定層ありますので、そうした方におすすめできます。
いずれにしても、吸いこむ部分の「演出」が面白くできそうなので、通販番組で火が付きそうですね。
次回に続く!
強力なコードレス掃除機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、コードレスの掃除機について紹介しました。
4回の連続記事なので、記事は、もう少し続きます。
1・強力なコードレス掃除機の比較(1)
2・強力なコードレス掃除機の比較(2)
3・ 軽量なコードレス掃除機の比較
4・コードレス掃除機のおすすめ 【結論】
次の2回目記事(こちら)では、今回紹介しきれなかったじゅうたん用の機種をもう少し紹介します。
1・シャープ FREED EC-SX320
2・シャープ FREED EC-SX530
3・Electrolux Pure F9
4・Electrolux Pure F9 Plus
5・Tineco A10 HERO
6・Tineco A10 Danimo
7・Tineco A10 Master
具体的には、シャープのほか、スウェーデンのエレクトロラックス・中国のティネコなどの海外勢の製品のうち、「じゅうたん対応機」をさらに詳しく見ていきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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引き続きよろしくお願いします。また、今回の1回目記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。