比較2018' 書きやすい!LAMYの高級ボールペン35点のおすすめと選び方(1)

2018年07月11日

比較2018' 書きやすい!LAMYの高級ボールペン35点のおすすめと選び方(1)

【今回レビューする内容】2018年 LAMYのおすすめ高級ボールペン37本の性能とおすすめ【ラミー】・プレゼントにおすすめなドイツの高級ボールペン・油性ボールペン・水性ローラーボール対応

【比較する製品型番】LAMY 2000 L201 L301 L202S L302 L203TAX L203 scala スカラ 280 L380 L378 L401 aion アイオン L277BK L377BK OS studio ステュディオ L267 L265 L268 L367 L365 L368 noto ノト L283 tipo ティポ L339 L337 safari サファリ L217 L218 L219 L316 L317 L319 AL-star アルスター L229DP L226 L228 L284P L329 L326 L328 L384P pur ピュア L247 accent AL アクセントAL L296 KK KW L396 KK KW swift スウィフト L330 L331 L334 econ イコン L240 st エスティー L245 cp1 L256 L253 L353 pico ピコ L287 L278 L279 L288NP scribble スクリブル L285 dialog ダイアログ 1 2 twin ツイン L656 L645 L606 tri pen トライペン L746 L759 4 pen 4ペンL495(3+1) L497(3+1)

今回のお題
書きやすさでおすすめの高級ボールペンはどの製品?

 どもAtlasです。

 今日は、ボールペンの比較です。

 201803161553.jpg

 Atlasが長年愛用しているドイツのLAMYのボールペンを紹介します。

 1000円前後で手に入る格安製品から、日本では入手困難な限定の高級ボールペンまで幅広く紹介するつもりです。

 201803161558.jpg

 Atlasは、研究者という仕事柄もあり、ボールペンを集めるのが趣味です。とくにラミーは好きなブランドです。上の写真のように、仕事場の筆箱に(現在的に)8本を確認できました。

 このほか、noteシリーズsafariシリーズなど、仕事鞄に入っているモノも含めると、合わせれば軽く10本は超える本数を愛用しています。

 LAMYのボールペンについては、2012年頃一度記事にしましたが、その後は更新せずに「手つかず」でした。今回、改めて、「高級ボールペンとしてのLAMYの魅力」を見直して、紹介しようと思います。

ーー

 なお、以下では、いつものように、各製品を丁寧に比較した後、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ製品を提案する形式で書いていきます。

1・格安のボールペンの比較

 はじめに、1万円以下の「ボールペンを比較します。

 油性ボールペンは、数が多いため「A・太くて持ちやすいタイプ」「B・細身のビジネスタイプ」「C・携帯性重視のミニタイプ」の3つに分けて、それぞれの製品を紹介します。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。

A・太くて持ちやすいタイプ

 では、ペンの横幅が太めで、柿安タイプのラミーの油性ボールペンの紹介から入ります。


 201803161618.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 1・LAMY noto ノト L283
  ¥1,106 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
 

 登場年:2008年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 ノトは、ラミーの筆記具の中では、入門用に位置づけられるシリーズです。

 そのカジュアルなデザインは、フォーマルな場面には似合わないですが、学生などのシンプルでオシャレな筆記具として愛用者は多いと言えます。

 製品登場年は、2008年です。「初号機」は、黒一色のモデルでした。

 製品デザイナーは、無印良品でも有名な日本の深沢直人です。シンプルで実用性を重視する同氏らしいデザインです。機能面の不自然さを嫌うラミーの方向性とマッチしてのオファーでしょう。

 そして、そのオファーの正しさは、ロングセラーになっていることでも証明されます。

 201803161622.jpg

 本体の替芯は、ラミーの油性替芯として最も一般的なLM16です。リフィルは、黒・の三色です。

 201803170841.jpg

 太さは3段階から選べます。手持ちのリフィルで、MとBのサイズを撮影しました。ちなみに、使っているは、現在は「廃盤」となった色目になり、貴重な?「Atlasコレクション」です。

 書き味は、ラミー全体に言えますが、粘性が強いインクですから、特に太めの芯では「書いている満足感」が非常に強いです。太くて、滑りにくいので、アジア圏の複雑な漢字でもつがい勝手が良いと言えます。

 以上、ノトの紹介でした。格安な油性ボールペンですが、「個人用」として普段使いに便利に使えます。気軽な価格のボールペンながら、しっかりした「歴史・思想」があるため、1本持っていても良いと思います。


  201803161628.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 2・LAMY tipo ティポ L339
 ¥1,293 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 201803161631.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 2・LAMY tipo ティポ L337
 ¥1,387 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:(2017年)
 本体替芯:LM66(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 ティポ は、水性インクを採用したローラーボールペンとしては、LAMYで最も安いモデルです。

 製品登場年は、2017年です。以前のモデルを、クリップを含めてフルモデルチェンジされました。

 製品デザイナーは、LAMYの「中の人」です。特定の名前などは公開されていない点で、LAMY製品としては「哲学にイマイチ欠ける」製品です。

 201803171038.jpg

 本体の替芯は、ラミーの水性ローラーボール用の替芯のLM66です。新型の水性リフィルです。LAMYの水性ローラーボールは、キャップが必須でしたが、こちらはキャップレス仕様(ノック式)でも使えるインクです。

 201803171419.jpg

 太さは、水性ローラーボールの場合、選べません。LAMYのローラーボールは「極細」ではないですが、12pt程度の細かい字まで書けます

 書き味は、LM66のインクの質について言えば、滲まずに思った通りの字が書けます。水性インクは、日本の各メーカーもかなり品質が高いと言えますが、そうしたユーザーでも、不満を感じることは少ないでしょう。

 一方、本体の持ちやすさの点では、樹脂製のグリップ部の横線のあたりがイマイチ良くなく、価格を感じさせます

 以上、ティポ の紹介でした。水性ローラーボールにかんしても、LAMYは良い製品がありますが、ティポについては、持ちやすさや設計思想の点で、ややオススメできない部分が多いです。


 201803161728.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 3・LAMY safari サファリ L217 L218 L219
 ¥1,542 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1980年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 サファリは、その特徴的な形状から、ラミーの筆記具として、日本で最も有名な製品と言えます。ロフトや東急ハンズなどの筆記具コーナーでも見かけることがありますね。

 製品登場年は、1980年で、万年筆からでした。「初号機」は、黄色のモデルです。

 製品デザイナーは、「LAMYの中の人」です。名前は公表されません。元々は、10−15歳くらいのドイツの子供用の筆記具として開発されたものです。

 その後、滑りにくさと、ジーンズでも着けられる大きなクリップの利便性が評価され、90年代以降、多色展開が始まり、ボールペンも登場しました。

 本体の替芯は、ノトと同じで、最も一般的なLM16です。リフィルは、黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、上のノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、ABS樹脂の採用による軽量性と、指のあたる部分の角張った「滑りにくい」形状で、LAMYの格安ペンの中では、非常に良好です。ボールペンの字の練習などにも良いでしょう。

 以上、サファリの紹介でした。Atlasも所有している1本で、普段使いです。使い倒しているので、どの鞄に入れたのか「家庭内で行方不明」になっていますが、それくらい使っています。

 普段使いとしては良いのですが、元々子供用の製品なので、その利便性に比して、外観の安っぽさはあります。そのように感じる場合は、次に紹介するアルスターシリーズが最適です。

ーーー

 201803161726.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 4・LAMY safari サファリ L316 L317 L319
  ¥1,859 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1980年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、サファリには、水性のローラーボール仕様の製品もあります。こちらは、ノック式ではなく、写真のように、使用時にキャップを外す万年筆ような使い方をする製品です。

 201803171058.jpg

 本体の替芯は、LM63です。水性ローラーボールとしてLAMYの標準的なものです。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。

 なお、M32という細めのフェルトペンも過去に売っていましたが、現在は絶版ですね。

 201803171052.jpg 

 書き味は、油性ボールペンのような粘度はなく、摩擦を感じずに気持ちよくすらすら書けます。ヨーロッパの筆記具は、万年筆の書き味をベースに設計されているように感じます。ただし、滲まずにしっかり書けます。


 201803161650.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 5・LAMY AL-star アルスター L229DP
 5・
LAMY AL-star アルスター L226
 5・
LAMY AL-star アルスター L228

  ¥2,190 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 201803170902.jpg

 【2017年限定色】

 5・LAMY AL-star アルスター L284P
  ¥2,810 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1997年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 アルスターは、外観から分かるように、「サファリの改良型」です。

 製品登場年は、1997年です。子供用として設計されたサファリはABS樹脂素材でしたが、素材をアルミに変更し、デザイン性を高めています。人気モデルなので、毎年「限定色」が出ます。

 製品デザイナーは、「LAMYの中の人」です。名前は公表されません

 本体の替芯は、ノトなどと同じで、最も一般的なLM16です。リフィルは、黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、上のノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、サファリの良い部分がそのまま引き継がれます。アルミニウムは、金属素材では軽量ですので、サファリの特長だった軽量性はそのまま引き継がれています。「クリップ」や「グリップ」も同じ設計思想ですね。

 以上、アルスターの紹介でした。「大人向けサファリ」と言えます。難点だったABS樹脂の安っぽさが改善していますので、どちらかといえば、サファリよりこちらがおすすめです。

ーーーー

 201803161654.jpg

 【水性ローラーボール】

 6・LAMY AL-star アルスターL329 L326 L328
  ¥2,370 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 6・LAMY AL-star アルスター L384P【限定色2017】
  ¥3,190 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、アルスターにも水性ローラーボールがあります。こちらも、万年筆のように、キャップを外してから使う製品です。

 インクについては、サファリの水性ローラーボールと同じですので、そちらの説明をご覧ください。



 201803161710.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 7・LAMY pur ピュア L247
  ¥4,050〜 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2007年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 ピュアは、「横幅太め」のLAMYの製品としては珍しく、曲線や角がない「フラットなデザイン」です。

 製品登場年は、2007年で、比較的新しいシリーズです。

 製品デザイナーは、デンマークの産業デザイナーで、デンマーク王立美術院の教授でもあったKnud Holscher(クヌート・ホルシャー)です。後ほど紹介する「ダイアログ2」という高級ボールペンも手がけた外部デザイナーです。

 そちらは、割と凝ったデザインですが、ピュアについては、「シンプルイズベスト」「無駄を排除した機能美・職人芸」という、ドイツのバウハウス的哲学に沿った、ラミーらしい設計思想の製品です。

 本体の替芯は、こちらも、一般的なLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、ノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、直線的なアルミボディの製品で、滑りやすそうに見えます。しかし、写真をよくよくご覧頂くと分かるように、横にラインがあるため、意外と滑りにくい仕様です。

 以上、ピュアの紹介でした。5000円前後と高いですが、欧州のモダンデザインの分野でも名が知られたナッド・ホルシャーの作品であり、設計上の哲学もしっかりしています。書きやすさの軽んじられていない製品ですし、1本所有しておいて損がないボールペンだと思います。


 201803161737.jpg

 【油性ボールペン】

 8・LAMY 2000 L201
  ¥4,970 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1966/2006年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 ラミー2000は、LAMYの最も有名なモデルで、同社を世界的な筆記具ブランドにした立役者と言える製品です。

 製品登場年は、1966年で、そのモダンな外観に似合わず、「クラシカル」な製品です。万年筆として登場しましたが、半世紀経っても人気が続き、ボールペンなど複数の改良型モデルが出ています。

 製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。最も有名な作品がLAMY2000と言えますが、過去には、【ブラウンのシェーバーの比較記事】に登場した同社のブラウンのシェーバーの設計者でもありました。

 本体の替芯は、こちらも、一般的なLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、ノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、良好です。本体の材質に、硬質でしっかりした質感のあるマクロロン(ポリカーボネート樹脂)を採用し、ヘアライン加工を施しているので、形状から想像できないレベルで滑りにくいです。

 以上、ラミー2000の紹介でした。特徴的な形状なので、所有していると「LAMY好きには絶対気付かれる!」という意味で「ブランド力のある製品」です。プレゼントにも良いでしょう。

 色目的にも、経年変化に強い製品です。銀色の部分もステンレスなので、「へたれ感」は出ず、長年愛用できるでしょう。

ーーー

 201803161742.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 9・LAMY 2000 L301
  ¥6,433 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1966/2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、LAMY2000には、水性ローラーボールもあります。こちらも、万年筆のように、キャップを外してから使う製品です。

 本体の替芯は、LM63です。水性ローラーボールとしてLAMYの標準的なものです。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。サファリの水性ローラーボールと同じですので、インクについては、そちらの説明をご覧ください。

 書き味は、ローラーボールの場合も良好です。キャップを外すという設計上、本体のバランスは油性モデルと変わりますが、書きやすさ、持ちやすさともに、レベルの高さをキープしています。

 油性も水性も欲しい方は、このシリーズで筆箱を統一するのも良いと思います。両方そろえて1万円程度なので。Atlasも1本キープして、普段使いにしています。


 201803161802.jpg

 10LAMY accent AL アクセントAL L296 KK KW
  ¥5,639〜 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1998/2017年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 アクセントALは、LAMYでは、ちょっと「変わり種」と言えるボールペンです。

 製品登場年は、1998年です。もともとアクセントは、パラジウム素材でしたが、最近はアルミニウム素材に変更され「AL」という表記が加わりました。

 製品デザイナーは、LAMY同様のバウハウス系のデザイン事務所であるPhönix Designです。外部のデザイナーとなります。

 201803170953.jpg

 特徴的なのは、グリップが交換できる点です。一点1500円ほどです。このあたりは、「シンプルイズベスト」のLAMYの哲学としては、多少「亜流」でしょうか。

 本体の替芯は、こちらもLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、ノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、グリップの種類によるでしょう。ラバーグリップは最も滑りにくいでしょう。実際、もともとアクセントは、ラバーのみだった記憶があります。

 以上、アクセントALの紹介でした。アルミの採用は、軽量性の面で有利でしょう。ただ、丁寧に使わないと、素材的に変色する点は、「一生もの」として買う方には「注意」です。

ーーー

 201803161803.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 11LAMY accent AL L396 KK KW
  ¥7,765〜 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1998/2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、アクセントには、水性ローラーボールのモデルがあります。こちらは、ノック式ではなく、フタを外してから利用する万年筆タイプです。

 本体の替芯は、LM63です。水性ローラーボールとしてLAMYの標準的なものです。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。

 LM63の書き味など、詳しくは、サファリ水性ローラーボールの紹介の部分をご覧ください。


 201803161826.jpg

 【油性ボールペン】

 12・LAMY studio ステュディオ L267 L265 L268
  ¥5,167〜 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2005年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 ステュディオは、2005年に登場した新シリーズです。バリエーションが多く、毎年のように「限定色」がでるシリーズでもあります。Atlasも(限定の誘惑に負けて)2本ほど持っていますね。

 201803171019.jpg

 製品登場年は、2005年です。LAMYでは比較的新しいですが、「プロペラ」と呼ばれるクリップデザイン的な珍しさからすぐに「同社の顔」の1つとなりました。

 製品デザイナーは、Hannes Wettstein(ハンネス・ヴェットシュタイン)で、スイスの著名産業デザイナーです。カールスルーエ造形芸術大学で教職も務めていました。氏の晩年の作品となります。

 本体の替芯は、こちらもLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、ノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、材質にもよりますが、LAMY製品としては、あまりバランスが良くなく、重みもあり滑りやすいものが多いです。

 以上、ステュディオの紹介でした。

 プロペラクリップは、人を惹きつけるものがあります。ただ、筆記具として優れているかは、別問題でしょう。おそらく、アルファベットを綴るには良いのでしょうが、「漢字圏ではちょっと不利かな」と思うシーンがあります。個人的には、もっぱら、自宅の筆箱に入れっぱなしです。

ーーー

 201803161829.jpg

 【水性ローラーボール】

 13・LAMY studio ステュディオ L367 L365 L368
  ¥6,879〜 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2005年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、ステュディオにも、水性ローラーボールがあります。ノック式ではなく、万年筆のようにキャップを外して利用するタイプです。

 本体の替芯は、LM63です。リフィルは黒・の三色で、太さは1段階から選べます。インクの使用感については、サファリ水性ローラーボールの紹介の部分をご覧ください。

  書き味は、こちらの場合も、やや本体のバランスが悪く、滑りやすいので、個人的にはあまりおすすめできません。


 201803161809.jpg

 【油性ボールペン】

 14・LAMY aion アイオン L277BK OS
  ¥6,281 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2017年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 アイオンは、LAMYでは久しぶりのニューシリーズです。

 製品登場年は、2017年です。出たばかりの製品です。

 製品デザイナーは、Jasper Morrisonです。日本でも知られるプロダクトデザイナーです。深沢直人の場合と同じで、「無駄な要素をそぎ落とす」、シンプルな産業デザインを好む方で、LAMYとの共鳴度は高いと言えます。

 本体の替芯は、こちらもLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、ノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、形状は全く異なりますが、「LAMY2000の現代版」といえ、デザインと持ちやすさが両立した設計です。グリップを含めて継ぎ目のない本体は、機能美も感じさせます。

 本体はアルミ製ですが、グリップの部分は、同心円状に研磨するサーキュラーブラッシュ加工がなされており、持ちやすさに配慮もあります。

 以上、アイオンの紹介でした。久しぶりの「中・高級路線の新作」です。デザイナーの思想とLAMYの思想も近く、その点でも所有欲がわく逸品です。

 Atlasもつい「衝動買い」してしまいましたが、やはり持ちやすさや、回転のギミックなどが気に入り、持ち歩いています。

 素材的には、長期間で傷みやすいアルミですので、変色などが気にならない黒いモデルが良いと思います。Atlasもそちらですね。

ーーー


 201803161811.jpg

 【水性ローラーボール】

 15・LAMY aion アイオン L377BK OS  
  ¥7,358 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2017年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、アイオンにも、水性ローラーボールがあります。こちらも、他の水性ボールと同じで、ノック式ではないです。

 本体の替芯は、一般的なLM63です。リフィルは黒・の三色で、太さは1段階から選べます。詳しくは、サファリ水性ローラーボールの紹介の部分をご覧ください。

 書き味は、やや重みがあるものの、バランスはある程度配慮されています。とはいえ、ローラーボールだと、キャップという「継ぎ目」はあるため、どちらかといえば、油性ボールペンの方が「傑作」かなあという印象です。


 201803161723.jpg

 【水性ローラーボール】【各色】

 16・LAMY swift スウィフト L330 L331 L334
  ¥6,872 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1990年
 本体替芯:LM66(水性キャップレス)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 スウィフトは、LAMYでは珍しい、油性がなくローラーボールのみ展開される中・高級ボールペンです。

 製品登場年は、1990年で、こちらも息の長いシリーズです。

 製品デザイナーは、非公開で「LAMYの中の人」です。

 201803171038.jpg

 本体の替芯は、ティポと同じ替芯のLM66です。ティポとスウィフトは、例外的に「新型の水性リフィル」を採用するため、水性インキでも、キャップレス仕様(ノック式)にできます。リフィルは、黒・の三色です。太さは選べません。

 書き味は、直線的な形状ですが、適度な太さがあるため、なかなか優れています。グリップの部分の滑り止めが功を奏しているのでしょう。

 201803171147.jpg

 また、ノックしてボールペンを利用しているときには、クリップが引っ込んで凹凸がなくなるという独特のギミックがあります。これは、同社の高級ボールペン「ダイアログ2」でも採用されるギミックです。

 以上、スウィフトの紹介でした。ローラーボールで、使い勝手の良いキャップレス仕様の高級品を探しているのならば、まず選択肢にあがるでしょう。

 クリップ部分のギミックも「面白い」ので、だれでも普通の文具との違いが分かるでしょう。その点で言えば、文具に興味のない方へのプレゼントとしても「おすすめ」です。

B・細身のビジネスタイプ

 続いて、ビジネスシーンに向いた、細身のボールペンを数点紹介しましょう。


 201803161706.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 17・LAMY econ イコン L240
  ¥2,005 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2011年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 イコンは、LAMYの製品としては最も安いペンシル型の油性ボールペンです。

 製品登場年は、2011年です。

 製品デザイナーは、EOOSです。Gernot Hohmannら、オーストリアのウィーン工芸美術大学の卒業生らが立ち上げたデザイン会社です。アルマーニなどの店舗デザインも手がけている若手実力集団という位置づけです。

 本体の替芯は、こちらも油性ボールペンではお馴染みの、LM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、冒頭のノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、グリップの部分に切り込みを入れるという「一工夫」があり、細身のボールペンとしては、握りやすいです。

 以上、イコンの紹介でした。ある程度安く、細身のボールペンというオーダーならば、こちらが有力な候補です。ただ、この製品は元々シャープペンシルとして設計された製品と思われます。LM16の粘性などの性質から言っても、可能ならば、太めを選んだ方が良いでしょう。


 201803161714.jpg

 【油性ボールペン】

 18・LAMY st エスティー L245
  ¥2,627 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1974年/2007年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 エスティーは、イコンより先発の細身のボールペンです。

 製品登場年は、1974年です。後ほど紹介しますが、こちらは、二色を切り替えて利用できるTwin Penとして始まりました。それを単色仕様にしたのがエスティです。

 製品デザイナーは、LAMY2000を設計したGerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。大ヒット作のLAMY2000にを「現代における筆記具の最高傑作」とせず、そのオルタナティブとして開発されたのがCP1(ツインペン)です。

 本体の替芯は、油性ボールペンの替芯であるLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、冒頭のノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、ただ、同シリーズの「ツインペン」とことなり、持ち手の部分がやや滑りやすいです。

 以上、エスティーの紹介でした。LAMY2000と同様に、LAMYの歴史を語れる製品の1つと言えます。ただ、初号機のツインペンに比べると、後発のCP1はやや持ちにくい気がします。この形状の筆記具を選ぶならば、本家の「ツインペン」でしょうか。これについては、最後の方で改めて紹介します。


 201803161835.jpg

 【油性ボールペン】

 19・LAMY cp1 L256
  ¥3,489 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1970年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 cp1は、LAMYのペンシル型ボールペンでは、最も高級なラインです。

 製品登場年は、1970年です。上で紹介したエスティー(ツインペン)を開発する前で、おそらくそれのプロトタイプとして出された製品でしょう。

 製品デザイナーは、こちらも、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。エスティーに比べると、素材はLAMY2000によっており、クリップデザインもそちらに近いニュアンスです。

 本体の替芯は、同じく油性ボールペンの替芯であるLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。詳しくは、冒頭のノトの紹介をご覧ください。

 書き味は、太めの製品と比較すると、「持ちにくい」という評価になります。あくまで、シャープペンシル向きに設計された製品でしょう。

 以上、cp1の紹介でした。太い筆記具が苦手な方にはおすすめの中級品です。細身のボールペンに限定すれば、素材的には、滑りにくいと言えます。その点で言えば、エスティーの弱点は克服されているため、2者から選ぶならば、こちらでしょう。

C・携帯性重視のミニタイプ

 続いて、携帯性に富んだ、ミニタイプの筆記具を紹介します。


 201803161718.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 20・LAMY pico ピコ L287 L278 L279【各色】
  ¥4,039 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 20・LAMY pico ピコ L288NP【2017限定色】
  ¥7,280 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2001年
 本体替芯:LM22(油性)
 替芯の色:黒・青のみ
 替芯太さ:F・M・B(黒のみ)

 ピコは、LAMYの小型タイプとしては、人気のある定番商品です。

 製品登場年は、2001年です。「ビジネス用品のスリム化」が進んだ時代で、その先駆け的製品と言えるでしょう。

 製品デザイナーは、スイスのFranco Clivioです。高級ラインのダイアログ3のデザイナーでもあります。

 この製品を初めて見た時、ノックと同時に持ち手が伸びるギミックは衝撃的でした。けれども当時はお金がなかったので、似たような国内製品にLAMYの替え芯を(無理やり)入れて使っていました。

  201803171247.jpg

 本体の替芯は、同じく油性ボールペンの替芯であるLM22です。小型の専用リフィルとなりますが、基本的に、LM16インクの粘度などの書き味は同じです。

 リフィルは黒・の三色です。太さは3段階ですが、黒以外は太字(B)がなく2段階です

 201803171248.jpg

 書き味は、インクについては、LM16と変化ありません。太さは、中字(M)の場合は上記のような感じです。

 持ちやすさの面では、基本的に長時間のライティング用として設計されていないので「そこそこ」です。

 以上、ピコの紹介でした。携帯用に向く製品の1つです。クリップがない点は「要注意」ですが、筆箱用として一定のニーズはありそうです。



 201803161730.jpg

 【油性ボールペン】【各色】

 21・ LAMY scribble スクリブル L285
  ¥3,243 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2000年
 本体替芯:LM22(油性)
 替芯の色:黒・青のみ
 替芯太さ:F・M・B(黒のみ)

 スクリブルは、クリップ付きの小型ボールペンとなります。

 製品登場年は、2000年です。やはり、こうした小型機が登場するのは、20世紀転換期ですね。

 製品デザイナーは、先ほど見た「プロペラクリップ」採用のステュディオを設計したスイスのHannes Wettstein(ハンネス・ヴェットシュタイン)です。

 本体の替芯は、こちらも、ピコと同じでLM22です。したがって、リフィルは黒・の三色です。太さは黒のみ3段階です。

 書き味は、LAMY2000にも似た本体ですが、短いせいでバランスが悪く、滑りやすく書きにくいです。

 以上、スクリブルの紹介でした。ステュディオと同じヴェットシュタインのデザインです。デザイナーの性質か、どうもそちらと同じく滑りやすさが難点です。角度的に、アルファベットなどについては、問題ないのかもしれませんが、率直に言って、漢字文化圏ではやや使いにくいと思います。

2・高級ボールペンの比較

 続いて、1万円以上の「高級ボールペン」を比較します。

 ボールペンは、万年筆に比べると、だいぶ低い価格、つまり、1万円(100ドル)を境に、高級品と既製品が分かれる印象です。

 他社モデルと見比べても、このグレードからが「高級ボールペン」と言えそうです。


 201803161751.jpg  

 【油性ボールペン】

 22・LAMY 2000 L202S
  ¥9,233 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2013年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 LAMY 2000 stainless steelは、同社伝統のLAMY2000の素材を見直した改良型モデルです。

 製品登場年は、2013年で、さすがに、かなり気合を入れた準備・設計をしたことが社史からも分かります。

 素材面では、マクロロン(ポリカーボネート樹脂)から、オールステンレスにすることで、外観の高級化とともに経年変化に強くしています。

 製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。もちろん、氏は逝去していますので、「衣鉢を継ぐ」後継者たちが仕上げたことになります。

 201803170841.jpg

 本体の替芯は、一般的なLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。

 書き味は、引き続き良好です。ステンレス素材にベルベットマット仕上げが施されるため、滑りにくさは「初代を超えた」と思います。

 以上、LAMY 2000 stainless steelの紹介でした。伝統の逸品の「正統的な後継品」として評価できます。素材の見直しで、書き味は増したと思います。一方、ステンレス素材だと、海外の他ブランドだと「テカテカで下品」という固定観念がありましたが、LAMYはマット仕上げで「下品さ」が微塵もない点も評価できます。

ーーー

 201803161753.jpg

 【水性ボールペン】

 23・LAMY 2000 L302
  ¥11,849 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、こちらについても、ローラーボール仕様があります。

 201803171052.jpg 

 本体の替芯は、サファリの水性ローラーボールと同じで、LM63です。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。M32という細めのフェルトペンも過去に売っていましたが、現在は絶版です。

 書き味は、やはり良好です。キャップを外して付ける形式は、バランスがとりにくいのですが、うまく調整しています。

 その点で言えば、こちらを選んでも良いでしょう。


 201803161748.jpg

 【油性ボールペン】

 24・LAMY 2000 L203TAX
  ¥9,233 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 25・LAMY 2000 L203
  ¥11,849 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2006年ごろ
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 LAMY 2000 taxusLAMY 2000 blackwoodは、木材を利用した、LAMY2000系の製品です。

 デザイン面では、無機質なLAMY 2000 stainless steelとは、正反対の方向性の製品だと思います。なお、タクサスは、家具によく使われる西洋イチイ材、ブラックウッドは、楽器にも使われるグラナディラ材です。

 グレードとしては、blackwoodのほうがわずかに上で、価格差が少しあります。

 製品登場年は、2006年ごろで、当初はLAMY40周年企画の製品でした。しかし、、定番化し2012年には、「兄弟機」のタクサスも登場しています。

 製品デザイナーは、こちらの場合も、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の後継者たちです。

 本体の替芯は、こちらも、一般的なLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。

 書き味は、木材という素材は、意外に滑りにくい素材で、書き味は上々です。ステンレスよりも軟質なので、当たりが柔らかく、温かさもあり、気持ち疲れにくい気もします。ただ、プラシーボ的かもしれません。

 以上、LAMY 2000 taxusLAMY 2000 blackwoodの紹介でした。木製素材は、他メーカーでもありますが、LAMY 2000 をベースにしたこちらは、持ちやすさの点で圧倒的に優れます。

 Atlasも1本所有していますが、とても書きやすいので愛用しています。


  201803161816.jpg

 【油性ボールペン】

 26・LAMY scala スカラ 280【黒】
  ¥9,300 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 26・LAMY scala スカラ 280【チタン】
  ¥14,208 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2012年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 スカラは、2012年に登場した割と新しめの高級ボールペンです。ただ、おそらく、万年筆を重視した設計のシリーズです。

 表面素材の違いで、マットブラックとチタンの2種類ありますが、持ち手の部分は共通して光沢のあるステンレスですので、使い勝手は同じでしょう。

 製品登場年は、2012年です。マットブラックは、楽器を思わせるような配色で、デザイン性も高いです。実際、シカゴデザインアワードで、グッドデザイン賞を受賞しました。

 製品デザイナーは、sieger design(ジーガーデザイン)です。ドイツの大きなデザイン会社で、ミュンスターラントの古城をアトリエとしている会社です。製品のクラシックな質感を思わせます。

 本体の替芯は、この製品もLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。

 書き味は、素材と大きさ的に言って、やや重量感があります。滑りにくさは問題ないですが、どちらかといえば、実用性よりも、デザイン優先設計だと思います。

 201803171344.jpg

 以上、スカラの紹介でした。重みを気にされない方、もしくは、オフィス(役員室)なので、ある程度「権威 性」を筆記具で表したい場合は良いかもしれません。

 デザイン面で言えば、クリップの部分の落ち着きのある一体感は、美しいと感じます。

ーーー


 201803161820.jpg

 【水性ボールペン】

 27・LAMY scala スカラ L380
  ¥12,248 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 27・LAMY scala スカラ L378
  ¥17,028 Amazon.co.jp (7/11執筆時)  

 登場年:2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、スカラについても、ローラーボール仕様があります。

 本体の替芯は、LAMY 2000のローラーボールと同じLM63です。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。

 書き味は、やはり、キャップを後ろに付けて使う構造で、重みもあるため、長時間は疲れます


 201803161837.jpg

 【油性ボールペン】

 28・LAMY cp1 L253
  ¥17,400 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2012年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 cp1 プラチナコートは、1万円以下クラスで見たcp1 の高級化モデルです。

 製品登場年は、2012年です。LAMY2000などのフルモデルチェンジは、これくらいの時期に集中しています。

 製品デザイナーは、cp1 と同じで、原案はGerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。

 本体の替芯は、こちらも、同じく油性ボールペンの替芯であるLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。

 書き味は、通常のCP1に比べると、模様を兼ねて入れている、リブ模様の滑り止めが効いているため、細身のペンシル型ボールペンとしては、割と良好です。

 以上、cp1 プラチナコートの紹介でした。白色のエレガントな逸品です。ミュラーというLAMYを代表する大デザイナーの系譜を継いだ歴史を感じる製品でもあるので、気の利いたプレゼントとして良いでしょう。

ーーーー

 201803161840.jpg

 【水性ボールペン】

 29・LAMY cp1 L353
  ¥20,700 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2009年
 本体替芯:LM63(水性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 なお、cp1 プラチナコートについても、ローラーボール仕様があります。

 本体の替芯は、LAMY 2000のローラーボールなどと同じLM63です。リフィルは、黒・の三色で、太さは選択できません。

 LAMYでは、細身のローラーボールは珍しいので、欲しいのですが、エレガントすぎて、Atlasには似合わなそうです。


 201803161842.jpg

 【油性ボールペン】

 30・LAMY dialog ダイアログ 1
  ¥14,461 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2003年
 本体替芯:LM16(油性)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:F・M・B

 ダイアログ 1は、LAMY30周年を記念して作られた特別な油性ボールペンです。

 製品登場年は、2003年です。限定品として登場しましたが、いつぞやからか、量産化されていました。Atlasも所有しています。。

 製品デザイナーは、Richard Sapper(リヒャルト・ザッパー)です。

 ドイツの工業デザイナーの草分けで、製品の1つはニューヨーク近代美術館にも展示される人物です。80-90年代の古き良きIBMのThinkPadも彼が手がけました。

 本体の替芯は、こちらも油性ボールペンの替芯であるLM16です。リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。本体に継ぎ目はなく、リフィルの入れ替えは、下部のスイッチを押して入れる仕組みです。

201803171408.jpg

 書き味は、非常に良好です。 三角形のフォルムはかなり独創的ですが、いざ使ってみると、滑らず非常に書きやすいです。鉛筆を考えても、角張った本体の方が、漢字などは書きやすいのかもしれません。

 以上、ダイアログ 1の紹介でした。リヒャルト・ザッパーによるかなり独創的なデザインです。しかし、デザインが使い勝手に影響を与えず、むしろ、それを向上させている点は、さすがの一言です。

 高価ですが「自分への特別なプレゼント」として、筆記用具好きにおすすめしたい製品です。


 201803161843.jpg

 【水性ボールペン】

 31・LAMY dialog ダイアログ 2
  ¥16,995 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:2006年
 本体替芯:LM66(水性キャップレス)
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1種のみ

 ダイアログ 2は、LAMY30周年を記念して始まったダイアログシリーズの「第2弾」で、こちらは水性ローラーボールです。

 製品登場年は、2006年です。ちなみに、ダイアログはver3までありますが、そちらは万年筆ですね。

 製品デザイナーは、デンマーク王立美術院の教授だったKnud Holscher(クヌート・ホルシャー)です。先ほど紹介した「ピュア」も彼のデザインでした。

 本体は、真ん中に継ぎ目がありますが、これを回すと、ペンとクリップが飛び出てくると言うギミックです。

 201803171422.jpg

 太さは、キャップレス仕様の水性ローラーボール用のLM66を利用します。LAMYの水性ローラーボールはLM63の場合が多いですが、太さはそれと同じですね。

 ただ、キャップレス仕様で乾燥に強くするためか、インクの水分は若干LM66は多めという印象はあります。

 リフィルは黒・の三色で、太さは選べません。

 書き味は、良好です。ただ、本体が相当重めであり、LM66は文字がややにじみ出る性質があるため、注意も必要です。

 以上、ダイアログ 2の紹介でした。

 Atlasも所有していますが、油性ボールペンのダイアログ1に比べると、実用性よりもデザイン性を重視した設計です。ただ、興味深い製品ではあるので、どちらかといえば、実用ではなく、趣味として面白い製品を探している方にオススメです。

3・多機能ペンの比較

 最後に、複数のインクやシャープペンシル機能が含まれる「マルチペン」を紹介します。

 「ボールペン」マニアは、(筆箱に入れるべきペンの数が減るためか)「多機能ペンは邪道」と考える向きも多いです。ただ、現実的な利便性を重視すると、こういったペンも選択肢に入るでしょう。


 201803161849.jpg

 【油性ボールペン+シャープペンシル】

 32・LAMY twin ツイン L656 L645 L606
  ¥3,997 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 登場年:1974年
 本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
 替芯の色:黒・
 替芯太さ:1つのみ

 ツインは、LAMY初期の傑作作品の1つです。先ほど細身のボールペンとして紹介したエスティーは、もともとこのシリーズから派生したものとなります。

 製品登場年は、1974年です。

 製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。LAMY2000の設計者で、LAMYを代表する、伝説的なデザイナーですね、

 201803171431.jpg

 本体の替芯は、ボールペンの部分については、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。リフィルは黒・青・4色です。シャープペンシルは、0.5mm芯のものが対応します。

  201803171435.jpg

 ボールペンの太さの選択はできません。日本の油性ボールペンよりもやや太めでしょう。

 201803171433.jpg

 なお、このリフィルは、オレンジ色の極細マーカー(LM55)とタブレット用のスタイラスペン(LM70)にも換装可能です。

 また、ラミーのほうが口がやや広いのですが、日本の既製品のボールペンリフィルも(自己責任ですが)うまく合う機種があるかもしれません。

 書き味は、素材によって大きく異なりますが、やや細身である点と、フラットな形状ですが、単色の細身のボールペンよりも少し太いので、それなりに快適に筆記できます。

 以上、ツインの紹介でした。LAMY2000ほどは、デザイン的な冒険はないですが、実用性は十分です。ペンシル型ボールペンでないと違和感があるという方で、業務上、即時的なペンとペンシルの切替が必要な方には向くでしょう。

後編につづく!
書きやすさでおすすめの高級ボールペンは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、LAMYの高級ボールペンの紹介でした。

 201803161916.jpg

  35・LAMY 2000 4色油性ボールペン L401
  ¥5,695 Amazon.co.jp (7/11執筆時)

 次回の後編こちら】では、多色対応マルチペンをもう数機種紹介します。その御、最後に、ここまで紹介してきた機種から、Atlasのおすすめ機種を提案してみたいと思います!

 後編は→こちら

 これで、前半最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂けると嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 15:16 | Comment(0) | 研究上の道具(文具)

今回の記事はいかがだったでしょうか?

モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png