【今回レビューする内容】2023年 涼しい冷感寝具・涼感寝具・ベッドパッド・夏用敷きパッドの性能とおすすめ・選び方: 機能性の違いと涼しさに関する口コミと、夏用涼感シーツの人気製品ランキング
【比較する製品型番】 ナイスデイ ひんやり敷パッド 57050102 モフア 極涼 エアーパッド 216401H0 ニトリ NクールWSP S2303 NクールSP S2302 Nクール S2301昭和西川 冷感 敷きパッド 0.480 2241318855304 Cool Liv LIGHT レノ ロマンス小杉 アイス眠 麻 アイス眠RG ICE min 西川リビング OK-6015 OK-6014 アテックス 快眠マット SOYO AX-BSA608H Buyes RELICIA 温水マット 水循環マット タンスのゲン 塩で冷やす 瞬間冷却 モダンデコ スピードクーラー アイスマックスクール Home Cocci 西川 Cool Totch Umi 印良品 ひんやり 敷パッド/Sほか
今回のお題
ひんやりする涼感寝具のおすすめ製品はどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年5月現在、最新の夏用の涼感寝具の比較です。
肌触りの冷たさ(Q-max)だけでなく、素材の通気性・吸放湿性を重視して、睡眠導入時だけでなく、実際に「一晩通して涼しく快適」といえる製品を探していきます。
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ジェル系
1-3:冷感繊維系
1-4:立体編込系(高級寝具)
1-5:空気・水系
1-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その上で、タイプ別に、各社の涼感ベッドパットを順番にみていく構成です。涼感の持続性 ★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★★★★
肌触りの優しさ ★★★★★
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品を提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
1-1・涼感寝具の選び方の基本
はじめに、涼感寝具の「選び方の基本」の説明からです。
真っ先に「説明しなければならない」のは、Q-max値(接触冷湿感評価値)という数字の限界についてです。
Q-maxとは、生地表面の接触冷感素材の「冷たさ」を数値化したもので、値が大きいほど肌触りが涼しいことを意味します。
JIS規格で測定法が定められており、日本化学繊維協会も認定する指標の1つで「信頼性」はあります。
例えば、天然繊維だと涼しいといわれる「麻素材」でQ-max.0.24ほどです。
冷感加工された化学繊維だと、最近では「Q-max0.5」をだせる製品も現れています。
しかしながら、この指標は「万能」ではないです。
なぜなら、あくまで「肌にあたる部分だけ」の話だからです。
そのためQ-max値だけ注目して延ばした「格安製品」は、通気性が相当犠牲になっており、かえって不快な製品ばかりです。
---
結論的にいえば、Q-max値だけでなく、使われている素材「全部」をしっかりみて、通気性と「ひんやり感」が両立した製品を選ぶことが、とても重要です。
1・表地の通気性
・空気を十分に通す繊維か?
2・長時間利用時の快適性
・朝まで涼感が「長持ち」するか?
3・涼感繊維の出所
・大手繊維メーカーの製品か?
今回の記事では、Q-max値は、「接触冷感素材の性能」を示すものとしてある程度は重視します。
その上で、寝具としての「通気性」「快適性」を、表地や中材・裏地の素材に注目しつつ調べるつもりです。
「涼感繊維」も、東洋紡・帝人・旭化成など、しっかりとした試験を経た「高機能繊維」を利用した製品がある一方で、「出所不明の技術」を使った製品も多いです。
(わりと)長い歴史があるので、10年以上前の水準の技術に止まるものも実際多いので、この部分にも注目して、今回は比較するつもりです。
ーー
というわけで、以下では、こうした点をふまえつつ、各製品のスペックを見ていきます。
そして、こうした水準満たした製品を「おすすめ」として提案するつもりです。
1-2・ジェル系ベッドパッドの比較
はじめに、比較的「格安」で人気がある、ジェル系ベッドパッドの紹介からです。
ー
なお、以下の記事の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。
【Q-max 0.59】19000003(74434)
1・タンスのゲン 塩で冷やす瞬間冷却マット
¥4,999〜 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.58】
2・モダンデコ スピードクーラー シングル
¥4,990 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:ソルト系ジェル
中材:(ジェル)
表面素材:ポリエステル100%
立体編み込み:
はじめにジェル系のベッドパットからです。
基本的な仕組みは、中材の吸水性ポリマーの熱吸収効果を利用し、体熱を吸収させるというものです。
ただ、過去の報道などでもご存じでしょうが、酷暑対策としては逆効果になる場合も多いです。
なぜなら、ジェル式のマットは時間が経過すると、体温を吸収してしまい、かえってふとんの温度を上げてしまうからです。
この部分の「不評」からここ数年は、この方式は大きく「衰退」しました。
変わって近年流行しているものが、ソルト系ジェル(ナトリウム系化合物)の相変恒温素材を用いた涼感シーツです。
福岡の寝具メーカーのタンスのゲンや、スピードクーラーなどの名前で、他社からも同じ仕組みの涼感寝具が出ています。
高性能な涼感寝具として、最近、比較的格安で人気です。
涼感を得る仕組みは、ソルト系ジェルの作用です。
30度前後に融点がある物質特性を活かし、30度以下なら結晶化して放熱させ、30度以上ならば水溶化して吸熱させるというものです。
配合は「メーカーごとの秘伝」の部分もありますが、(硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム6水和物など)、基本的に発想は同じです。
吸水性ポリマーを利用した過去のジェルマットと比較する場合、水溶化の速度が遅いので、比較的長時間吸熱効果が続くというメリットがあります。
この点では、従来のジェル式に代わる新機軸と評価できます。
ただし、次第に温度上昇する点はこの方式も同じです。
宣伝としては、「寝返りを打つ」と多少効果を回復する面が示されます。しかし、再結晶化には26度以下の温度が必要なので、使用時間に伴う効果の低下は避けられないといえます。
また、ソルト系は、再結晶化の際に固まりができてしまう場合もあり、寝心地に多少影響を与えることもあります。
吸放湿性も、表面素材がポリエステルであるため、一般的に悪いです。
汗をかきやすい人、または、ケットを掛けて寝る方には、向きません。
--
以上、ソルト系ジェルを用いた涼感シーツの紹介でした。
熟睡時の温度上昇は、従来と同じ欠点を抱えます。
しかし、安めですし、睡眠導入時だけに限定して考えるならば、比較的長めに涼感は続くので、選択肢にはなるでしょう。
1-3・冷感繊維を使うベッドパッドの比較
続いて、接触冷感素材を利用するベッドパットです。
先述のように、ジェル系やソルト系ジェルの製品は、日本の気候で涼感を得るには、いくつか「弱点」を抱えます。
その点を強調して、最近流行するのが、東洋紡の「イザナス」やNASAの開発した「アウトラスト」など表面に「冷感素材を使うベッドパッド」です。
ただ、この類の製品も、良い部分と、イマイチな部分があるので、代表的な製品を順番に解説していきます。
【Q-max 0.5】
3・アイスマックスクール 敷きパッド
¥9,900 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:イザナス(東洋紡)
表面素材:ポリエチ・レーヨンなど
中材:ポリエステル
アイスマックスCOOLは、接触冷感素材を使った製品です。「田村駒」という会社が作っています。
割と注目され、iデパートの寝具売場でも特集されていました。
東急ハンズや伊勢丹などに置かれていた時期もあります。
涼感を得る仕組みは、表面の「接触冷感素材」によるものです。
接触冷感素材は、東洋紡のポリエチレン素材の「イザナス」です。
単体素材ではQ-max値がかなり高い(Q-max 0.5-)素材で、スペック的に他の素材に比べて優秀です。
ただ、ポリエチレン素材は吸放湿性に乏しく、(上掛けを使うと)寝具として蒸れやすいので、レーヨン素材を35%・ポリエステルを15%混ぜています。
吸放湿性は、先述のように、複合素材とすることで通気性の配慮はあります。ただ、通気性はさほど高くもありません。
夏には、時間経過とともに快適度は落ちるでしょう。
---
以上、アイスマックスCOOLの紹介でした。
現品を試したおり、確かに冷感は強く感じられました。
とくに、睡眠導入時は、5000円未満の製品と、明らかな性能差です。
繊維の通気性はしかし課題で、夜通し快適というレベルには至りません。
ただ、夏にも(割と厚い)上掛けケットを利用するかたは、(いずれにしても汗をかくでしょうし)吸放湿性に配慮がある本機は候補になります。
【Q-max 0.516】
【抗菌防臭タイプ】
4・ナイスデイ ひんやり敷パッド 570501Y7
¥2,525 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.542】
【ムレないタイプ】型番:57050102 5705011
5・ナイスデイ ひんやり敷きパッド 57050104
¥3,784 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:アルクール繊維
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
ナイスデイ ひんやり 敷きパッドは、ネットで人気の冷感寝具です。
涼感を得る仕組みは、表面の「接触冷感素材」によるものです。
こちらは、ALCOOL SUPERというナイロンにポリエチレンを巻き付けた複合素材(開発元不明)を表面に編み込んだ製品です。
素材由来の冷感性があることで人気です。
吸放湿性は、ただし、ナイロンもポリエチレンも能力皆無です。
中綿と裏地は(寝心地を高めるため)ポリエステル繊維ですが、逃がす構造を設けているわけでもないため、放湿性についての機能背の表明がないです。
なお、「ムレない 接触冷感」タイプは、「裏地」が粗いメッシュという話です。
本製品は、リバーシブルなので、裏側をメインにして使えるため、そうすれば涼しいだろうという話ですが、接触涼感素材は表地だけですので、意味はあまりないでしょう。
---
以上、ナイスデイ ひんやり敷パッドの紹介でした。
Q-maxの「高すぎる」涼しい素材は、寝心地か通気性かが犠牲になります。
そのため、この部分を十分理解して買う必要があります。
ーーー
【Q-max 0.523】
6・極涼 敷きパッド T015-GS
¥2,652 Amazon co.jp (5/19執筆時)
7・アイリスプラザ MXSP-10200-S-BL
¥2,697 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.42】
8・Home Cocci 接触冷感 敷きパッド
¥4,580 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.42】
9・リプラクオール RP011-SRSBL
¥2,780 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.318】
10・Amazonブランド Umi 敷パッド
¥1,776 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:接触冷感ナイロン
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
同じく、QMAX0.5前後を表明する敷きパッドは多いです。
やはり、通気性が犠牲になるため、実際、「寝苦しくないか」は、別問題と考えてください。
リバーシブルで、裏面だけ吸放湿性の高いものというのはありますが、接触冷感素材がある側の面で、この部分が両立した素材、というのは、(この価格帯では)なかなか難しいです。
ーー
11・無印良品 ひんやり 敷パッド/S
¥2,990 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:接触冷感ナイロン
表面素材:ナイロン 45%
中材:ポリエステル
一方、お馴染みの無印良品のひんやり敷パッドも、出所不明ながら。ナイロン系の接触冷感と言えます。
ただ、表面素材の45%の使用量ですし、QMAX値も非公開です。大手ですが、次に見るニトリと比べると、そこまでキッチリ「接触冷感」している製品ではないと言えます。
個人的に同社のオールシーズン用は同社のウール混のパッドを(ラテックスのベッドの)上敷きに昔から使っていてわりと良いです。
ただ、こちらの夏用は伸縮性を出すためにポリウレタンも10%混ぜますし、寿命もイマイチに思います。
【2023年モデル】
【型番:NクールWSP S GY S2303】
12・ニトリ NクールWSP S2303
¥3,990 楽天市場(ニトリ)(5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
表面素材:ポリエチ/ナイロン/ウレタン
中材:ポリエステル
NクールWSPは、ニトリのNクールシリーズの今年の最上位機です。
格安な「夏用寝具」は、ニトリの人気製品で、(上位機は)毎年「ワンポイントの工夫」をしてきます。
涼感を得る仕組みは、同社も、「接触冷感素材」を利用する方式です。
本製品は、同社の3段階ある冷感素材の最上位となるNクール・ダブルスーパーとです。
表面は、ナイロン・ポリエチレン・ポリウレタンの複合素材となります。
加えて、接触冷感素材(Nクール)の下部(2層目)に、PCMマイクロカプセル(相変化物質)層を設ける「二重の工夫」があります。
この仕組みとしては、先ほど見た「ジェル系」と同じで、一定の温度で、凝固・融解する物質を充填しています。
後ほど簡単に見る、西川の最上位モデルも、2022年モデルはこれを採用しました。
吸放湿性は、2層目にレーヨン素材(吸放湿わた)を入れるなど、配慮があります
ただ、マイクロカプセル層がある関係もあり、この部分は同社の下位機種に及ばないと言えます。まめに選択するならばOKですが、しきっぱなしで使う場合、多少注意してください。
裏面はリバーシブルで使えるニット地です。
---
以上、ニトリのNクールWSPの紹介でした。「合わせ技」で面白いですし、値段を含めて評価できます。
低価格な製品のなかでは機能性を含めて期待値の高い仕上がりだと思います。ただ、吸放湿性は、特殊構造ゆえに一定の注意が必要です。
とはいえ、素材部分の配慮はあるので「万年床」のようにしきっぱなしにせず、(薄いシーツのように)まめに洗うつもりならば、問題ないレベルです。
ーーー
【型番:NクールSP S BL S2302】
13・ニトリ NクールSP S2302
¥2,990〜 楽天市場(ニトリ)(5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
表面素材:ナイロン/ポリエチ/ポリウレほか
中材:ポリエステル/アクリレート糸
なお、ニトリの2番目に高い製品は「NクールSP」です。
こちらも表面素材は、Nクールですが、PCMマイクロカプセル(相変化物質)層が不採用です。
そのため「Nクールスーパー」と機能名を上位機と変えています。
中材は吸放湿わたですが、カプセル層がない分、吸放湿性(乾きやすさ)は、上位機より良さそうです。
本製品もリバーシブルです。裏面がパイル地(タオル生地)ですので、この部分でも、吸放湿は良いと言えます。
ーー
【型番:Nクール S BL S2301】
14・ニトリ Nクール S2301
¥1,990〜 楽天市場(ニトリ)(5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
表面素材:ポリエス/ナイロン
中材:ポリエステル/アクリレート糸
なお、同社の格安ラインは、「Nクール」です。
ただ、同じ「Nクール」という名前でも表面素材構成が異なるため、触感ほか、冷感性能は異なります。
特に、本機のリバーシブルの裏面はワッフル素材ですので、上位機に比べると、吸放湿性の部分ほかで、値段ほどの差があります。
ーー
結論的にいえば、ニトリで「オリジナル」な工夫があるのは、やはり最上位製品(NクールWスーパー)です。
値段面と、洗濯を含めた扱いやすさならば「中位製品」も悪くないですが、このグレードの工夫ならばライバル製品も強いです。多少扱いにくい部分があるとしても、上位機が「完成度が高く、効果的」だと思います。同社から選ぶならそちらでしょう。
【Amazon限定】
【Q-max 0.480】
15・昭和西川 冷感 敷きパッド
¥4,980 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.483】
16・昭和西川 Cool Liv LIGHT
¥5,980 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.252】
17・昭和西川 接触冷感 ひんやり敷きパッド
¥2,279 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:ナイロン系複合素材
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
接触冷感ひんやり敷きパッドは、老舗寝具メーカーの昭和西川がAmazon限定で卸している接触冷感寝具です。
クールリブライト(]Cool Liv LIGHT)の名前で卸される涼感寝具と同じPB商品です。
涼感を得る仕組みは、「接触冷感素材」と「温度調節わた」からなります。
第1に、接触冷感素材は、「ナイロン系複合素材」との説明だけです。
ただ、(数値が高いほど冷感が強いという)Q-max値は 0.480です。
0.5が「最高クラス」なので、かなり数値は良いです。
なお、下位機種は、Q-max値(0.252)が低いので、さほど涼しくないモデルです。
第2に、温度調節わたです。
中綿にレーヨン素材の温度調節わたを30%採用し、温度の上昇を1.1度ほど下げる仕組みがあります。
吸放湿性の良い素材は、旭化成のキュプラ素材(レーヨン)の「ベンベルグ」が寝具に良く使われますが、本製品は「無名」です。
効果は入眠直後20分までですが、プラスアルファとは言えます。
吸放湿性は、裏地のメッシュ加工とレーヨン素材のわた30%で、一定の配慮はあるでしょう。
ただし、高い吸放湿性を持つ、というレベルには至りません。
---
以上、接触冷感 ひんやり 敷きパッドの紹介でした。
しっかりした中綿があるので、寝心地は良いでしょう。このへんは、寝具メーカーです。
ただし、(夜通しの)涼しさを得やすいかといえば、この方式も、必ずしもそうではないといえます。
ーーー
【Q-max 0.386】
18・ナイスデイ 敷きパッド 21640102
¥1,897 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.386】
19・ナイスデイ エアーパッド 216401H0
¥1,897 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.405】
20・接触冷感 敷きパッド「 レノ 」#9844584
¥1,405 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜キング
冷感素材:マイカ蒸着ナイロン
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
なお、「接触冷感素材」の製品は、シングルなら1000円前後から買えます。
ホームセンターやスーパーなどにおいてあるセール品はたいていこのタイプです。ただ、こうしたものは冷感素材の出所が不明です。
例えば、「ナイスデイ」の場合は、マイカ鉱石(雲母)をナイロンに蒸着させる製品で「安全」ですが、(大昔からある)古典的な技術で、効果はあまり期待できません。
この製品に限りませんが、東レなり、旭化成なり、帝人なりの、機能性が高い「ブランド繊維」を使ったものとは、やはり差があります。
1-4・立体編み込みベッドパッドの比較
というわけで、大きく分けて「ジェル系」「接触冷感素材系」の涼感寝具を紹介してきました。
しかし、どちらもともに、「通気性」などに課題があり、高温多湿の日本では、朝までの涼しさ・快適な寝心地においては、物足りない部分もある点が分かりました。
では、ではどうするべきなのか?
結論的に言ってしまえば、むしろ使用する繊維に工夫があり、通気性を持った繊維で立体的に編まれたベッドパッドのほうが、日本においては効果的です。
この点では、以前は、機能性寝具の草分けである「エアウィーヴ」がクール2 パッドという製品を出していましたが、「終売」です。
旭化成の「ベンベルグ」系の冷感素材(Q-max 0.3)を合わせた面白い製品でしたので、残念です。
ただ、同じような発送の「ライバル」と言うべき、「アイス眠」という製品があるので、以下、詳しく紹介していきます。
【2020年】
【シングル】(セミダブル〜クイーンあり)
21・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6610
22・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6610
¥9,889 Amazon co.jp (5/19執筆時)
セミダブル:3131-6613
ダブル:3131-6614
クイーン: 3131-6616
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:ツヌーガ(東洋紡)
表面素材:ナイロン+ポリエチレン
中材:麻(0.2kg)
アイス眠 EX ストライプ麻 は、1947年創業の日本の中堅ふとんメーカーであるロマンス小杉の発売する製品です。
日本製冷感寝具として、10年間、ほぼ毎年モデルチェンジを繰り返してきた製品の新製品です。
Atlasは、ほぼ初代から試してきています。
快眠を売りにする全国の「意識高い系」のふとん屋さんでも扱っている人気商品です。Atlasも東京・京都・福岡のそのような「快眠ショップ」で見かけました。
涼感を得る仕組みは、本製品は複合的です。
第1に、中綿への麻わたの採用です。
麻は、合繊にくらべて、熱を帯びにくい特性をもつ天然繊維です。
密度も粗く、空気を含められるため、夏用の涼感寝具には好適です。
夏用のシャツには麻素材が多い、ということを考えれば、イメージが沸くでしょうか。
第2に、接触冷感素材です。
他社と同じく表面に利用します。
こちらは、大手繊維メーカーの東洋紡が開発するポリエチレンの接触冷感素材のツヌーガを採用します。
比熱と熱伝導性が高い素材で寝具向きの「スーパー繊維」です。
コスト的な問題からか、格安の寝具での採用は見られないレア度の高い素材です。
吸放湿性も、優れる部分です。
麻わたは、吸放湿性に優れるからです。
夜通しさらりと快適に使うためには重要な部分ですが、本製品は素材特性を利用し、通気性を出す工夫があります。
その上で、裏面をメッシュ素材にして、放湿性を高める工夫もあります。
なお、本製品は麻素材ですが、家庭での洗濯はOKです(ネットは必要)。
麻素材なので、タンブル乾燥はさけるべきですが、それ以外は問題ありません。
中身の麻の乾燥も速いので、1時間も干せばすぐ乾きます。替えのパッドが不要な感じです。夏用に1枚買えば、こと足ります。
中わたも、比較的長めの繊維なので、ホコリも出にくいといえます。
心配な部分は、天然繊維だけに、洗濯による麻繊維のヌケとへたりです。
この点については、Atlasも心配でしたが、Atlas家で1シーズン試した結果、問題はありませんでした。
---
以上、アイス眠 EX 麻の紹介でした。
就寝段階について、接触冷感素材が、その後も、麻わたを含む通気性の良い複層構造が由来して、1万円代の製品では信頼性が高いモデルです。
(冷えた状態の)ジェルマットのように「ひんやり」しているわけではありません。しかし、体熱を吸収・保持することもありませんので、朝まで快適です。
この部分でお悩みの方には、おそらくジェル式よりも相当高い効果を発揮するでしょう。個人的には「おすすめ」したい製品です。
ーーー
【麻入り】
23・西川リビング 麻入り敷パッド OK-6015
¥6,587 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【ナイロン(冷感素材)】
24・西川リビング ひんやり敷パッド OK-6014
¥5,500 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:
表面素材:リセヨル+麻
中材:ポリエステル
なお、西川(西川リビング)も、「麻入りの敷パッド」を出します。
こちらについては、表面にリセヨルと麻の混紡で、肌触りで「さらっと」させる仕組みです。
速乾性や通気性は期待できますが、接触冷感素材ではなく、普通の繊維ですから「ひんやり」はしないので、今回の比較では「選外」です。
一方、似た型番(OK-6014 )の製品は、(無名の)接触冷感素材を表面に使いますが、麻は素材として使われませんので、注意してください。
【2020年】
【シングル】3131-7110-0700 3131-7110-0100
25・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
26・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
¥16,500 Amazon co.jp (5/19執筆時)
27・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
¥16,500 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:ツヌーガ(東洋紡)
表面素材:ポリエチ+ポリエス/ナイロン
中材:ポリエステル100%
アイス眠 EXも、ロマンス小杉の製品です。
上でみた「アイス眠 EX 麻 」より昔から販売されていてるもので、麻exの上位製品です。
今年はSサイズ(シングル)しかみられませんが、寝具専門店や大手百貨店の寝具売場で売られています。
涼感を得る仕組みは、複合的です。
第1に、立体編み込みです。
麻exも立体的でした。
しかし、中材含めて太いポリエステル糸で編み込まれるので、常に空洞ができていて、高反発です。通気性は「これ以上ないレベル」です。
指で表面を押すと、押し返されるほどです。
第2に、接触冷感素材です。
麻exと同じで、表面にツヌーガを採用します。
吸放湿性も、抜群です。
というより、湿気を全くためこまずにスルーするといったほうが近いでしょう。湿気をためこむ、要素がそもそもないので。
洗濯も、すぐ乾きます。
寝心地は、肌を露出して寝る方は注意です。
太いポリエステル糸が混紡されるため、地肌にあたる部分に、人によっては多少、粗めの触感を感じる場合があるからです。
チクチクしないので不快ではないですし、むしろ涼感が先に来ます。ただ、同社の麻exの方が「肌へのあたり」が優しく、(ベッドパットとして)一般的な寝心地だとはいえます。
---
以上、アイス眠 EXの紹介でした。
「涼しさ」の部分では「最高」です。
色々試しましたが、朝まで確実に涼しかった製品で、これ以上のものは未だないです。肌を露出して寝る方以外は、寝心地も問題ないと感じます。
Atlasはこちらも愛用しているので、「おすすめ」と声を大にして言いたい製品です。ただ、客観的に言えば、寝心地の部分は麻exのほう一般向けではあります。
もともとは「麻ex」という製品はなく、これが、同社の一般ユーザー向けの「夏の看板商品」でした。そして、今でもリピーターの愛用者は多いから(Sサイズだけ続けている)ということは、記しておきます。
とにかく、この上ない涼しさです。
今まで色々な涼感寝具を試した上級者の方で、寝苦しさが(もう)どうともならなかった方は、その部分の対策力が「MAX」な製品として試してほしい製品です。
ーーー
【シングル】CM03201006
28・西川 Cool Touch CB3602
¥22,000 楽天市場 (5/19執筆時)
【シングル】CM03101005
29・西川 Cool Touch CB3601
¥11,000 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:クールタッチ
表面素材:ポリエチレン80%ほか
中材:ポリエステルほか
ちなみに、西川(東京・京都)が、百貨店や寝具店で展開する涼感寝具に、「クールタッチ」シリーズがあります。
QMAX値が高いモデルや、ロマンス小杉同様ツヌーガを利用したモデル(CB2603)など、毎年ラインナップを変えます。
CB3602の場合、ポリエチレン80%とナイロンとの複合繊維20%との表記です。
ポリエチ系の冷感素材となりますが、機能性繊維の名前は不明で、「クールタッチ」とのみの表記です。
CB3601は、ポリエチレン60%と、レーヨン/ナイロンという構成です。
機能性繊維名はやはり不明ですが含有率が低いので、機能性は落ちるでしょう。
【シングル】GM02351145
30・西川 Cool Touch CB2604
¥38,500
【シングル】CM03201006
31・西川 Cool Touch CB2605
¥55,000
一方、百貨店・寝具店ベースでだけ販売されるクールタッチ上級品(CB2604)だと、アイス眠と同じで、「麻100%」であるほか(ニトリでみた)PCMマイクロカプセルの工夫が複合的に使われます。中材は綿です。
最高級(CB2605)も同じです。、中材も麻にすることで、通気性を高めていると言えます
PCMマイクロカプセル層は吸放湿に課題があるため、その部分を補っているとも言えます。値段も値段ですので今回の記事の対象外ですが、複合的な工夫があります。
【2019年発売】
【シングル】(ダブル・クイーンもあり)
32・ロマンス小杉 アイス眠 RG 3131-6310-9700
33・ロマンス小杉 アイス眠 RG 3131-6310-9100
¥11,800 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:ツヌーガ(東洋紡)
表面素材:ポリエチレン+ナイロン
中材:ポリエステル
アイス眠RG(レギュラー)は、価格を抑えたお買得なアイス眠と言えます。
こちらについては、2020年も継続販売であり、在庫もあります。
涼感を得る仕組みは、同じ名前の製品ですが異なります。
本製品は、繊維やその形状の素材的工夫ではなく、接触冷感素材がメインだからです。
先ほど紹介した、ポリエチレンの接触冷感素材(ツヌーガ)を採用します。
ただし、涼感ポリエチレンの使用割合が40%(EXは50%)と価格相応に減っています。
また、中綿が麻ではなく、ポリエステルわたとなります。
吸放湿性も、したがって期待できません。
裏面はメッシュ素材ですが、素材のほとんどがポリエチレン・ポリエステルであり、やや残念感があります。
---
以上、アイス眠RG(レギュラー)の紹介でした。
アイス眠EX麻と比較すると、性能面にだいぶ差がある製品です。
1万円以下の製品としても、突出して優れている部分がなく他社製品と同等ですし、予算があれば、上位の麻わたのほうが良いでしょう。
ーーーー
【各色】p-icemin-rs
34・ロマンス小杉 ICE min スタンダード
¥4,999 楽天市場 (5/19執筆時)
なお、同社の最安クラスは「ICE min」とだけ表記があるシリーズです。
いくつか種類がありますが、表面の冷感素材種類の言及がないほか、製造が海外になります。
中綿(ポリエステル)の量を含めて、値段差分の差はあるでしょう。同社の製品は、日本製の上位製品が良いかと思います。
1-5・空気/水を利用する寝具の比較
最後に、空気や水を使ったベッドパッドについて見ていきたいと思います。
【2021年】
35・ アテックス 快眠マット SOYO AX-BSA608H
¥19,800 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:100×90
冷感素材:送風式
表面素材:ポリエステル+綿
中材:POE
快眠マット SOYO は、寝具用品を出しているアテックスのベッドパットです。
涼感を得る仕組みは、送風ファンが布団についていて、送風することで熱を1カ所に籠もらないようにして、熱と湿気を風とともに送り出す仕組みです。
以前、同社から販売されていたドライブリーゼ・扇風マットレスや、西川産業から出ていた送風敷き布団エアロスリープと同じ発想の製品です。
その上で、接触冷感素材と3Dエアファイバーを利用した立体構造を採用します。
原理的・数値的に、これらの複合システムの効果は期待できます。
ただし、小型ファンが回転する構造なので、「騒音」という新しい問題が発生するほか、あくまでハーフサイズなので、寝姿勢という部分で、この形状が妥当かは、意見が分かれるところでしょう。
なお、電気代は1日13円程度です。
---
以上、快眠マット SOYO の紹介でした。
あまり寝返りを打たない寝姿勢が固定されがちな方には、割と良い選択肢とも言えます。
ただ、ファンの音はあるため、それを「ホワイトノイズ」と認識できない方にはややキツいでしょう。
とはいえ、高性能涼感寝具を試して見て、どうにもならなかった方は、試す価値は充分あると思います。
36・Buyes 温水マット 水循環マット
¥49,388〜 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:温水・冷水式
表面素材:綿+ポリエスチル
中材:
冷・温水マットは、韓国のLGが日本のノバックを通して販売している水冷式のベッドパットです。
水温を利用する形式なので、実際的には、冬場も利用できる製品です。
以前は、LGの製品(NV-LG10CH-S )をノバックが輸入していましたが、最近は見られません。
ただ、上記ほかBAIYEAなどのサードパーティ製の輸入製品がいくつか見られます。
涼感を得る仕組みは、水冷式です。
別置させる本体に冷水を入れて、水を循環させつつ、設定温度(19度から60度)を保持する仕組みです。
ただし、エアコンのような熱交換器があるわけではないため、冷水を入れても、水温は30度近くまで上昇します。
また、循環させる方式のため騒音がある点、水を使うので結露しやすい点、夏場でも140Wという商品で力のため、本体から発熱が生じる点で、イマイチです。
---
以上、冷・温水マットの紹介でした。
水を使うのは「画期的な解決策」にも思えますが、それに伴う難点は多いです。実際、LG(ノバック)については、日本市場からこの製品カテゴリーから撤退するようです。
37・ボーマ 冷却快眠 クールウォーターパッド
¥6,980 Amazon co.jp (5/19執筆時)
37・クール ウォーター パッド シングル
¥8,980 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:温水・冷水式
表面素材:綿+ポリエスチル
中材:
クールウォーターパッドは、水を利用するタイプのベッドパッドです。
涼感を得る仕組みは、ジェルパッドと似ていますが、非なるものです。
なぜなら、使用前に冷たい水を入れ替えなければ涼しくならないからです。
こちらは、完全に体に触れている部分の水は体温で温まってきます。
しかし、寝返りで触れていない部分の冷たい水と混ざり合うためひんやり感は総じて持続します。そのためある程度の涼感の持続性はあるようです。
ただ、全体の水の温度は、時間が経つほど上がるのはジェルマットと同じです。また、万一の場合の水漏れは心配です。水なので、乾かせば良いですが、水に弱い素材のふとんなどは気をつけましょう。
今回の結論
酷暑対策になる冷感・涼感寝具のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は涼感寝具を紹介してきました。
最後に、いつものように、Atlasのオススメ!について書いておきたいと思います。
第1に、寝苦しい夏の夜に最も最適だと考えられるベッドパッドは、
【シングル】(セミダブル〜クイーンあり)
21・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6610
22・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6610
¥9,889 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:ツヌーガ(東洋紡)
表面素材:ナイロン+ポリエチレン
中材:麻(0.2kg)
涼感の持続性 ★★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★★
吸放湿 ★★★★★
肌触りの優しさ ★★★★★
価格 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★★
国産のふとんメーカーロマンス小杉のアイス眠EX麻のベッドパッドが良いと思います。
空気やジェルなどを使わないベッドパットですが、熱は籠もらず、湿気も籠もらせないという点で、持続的に涼感を得ることができますから。
また、水などを使わず手軽ですし、エアコンベッドと違い騒音の問題もありません。もちろん、ジェルマットのように涼感低下の問題もありません。
ネックは値段でしょう。
少々高いです。
ただし、素材は長持ちです。Atlas宅は2シーズン目ですが、予備のマットを使わず引きっぱなしで、劣化は殆どないです。
もちろん洗濯はよくします。30分〜1時間くらいで乾くので、2枚目は必要ないです。洗濯カスの検証などをしてみましたが、1シーズ麻カスの漏れはなく、今後も「大丈夫そう」な感触があります。
酷暑の寝苦しさは次の日の「疲れ」にまで影響することを考えれば、安物を買って後悔するより、きちんとしたものを買うことは効果的だと思います。
その上で、従来難点だった肌触りも、素材の見直して向上しており、「睡眠導入性」は高いです。
(枕用カバー)
・ピローパッド ブルー 3131-6641
・ピローパッド ベージュ 3131-6641
¥3,300 Amazon co.jp (5/19執筆時)
なお、同じシリーズの枕用カバーの販売もあります。
ーーー
【シングル】
25・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
26・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
¥16,500 Amazon co.jp (5/19執筆時)
27・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-7110
¥16,500 楽天市場 (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:ツヌーガ(東洋紡)
表面素材:ポリエチ+ポリエス/ナイロン
中材:ポリエステル100%
涼感の持続性 ★★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★★
吸放湿 ★★★★★★
肌触りの優しさ ★★★☆☆
価格 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
ただ、本編中で書いたように、中材がポリエステルの旧バージョンの方が、ゴミも出にくいですし「涼しい」です。
Atlasが長年愛用しているモデルでもありますが「とにかくさらっと涼しく」という方向性ならば、こちらをオススメします。
ただ、繰り返しますが、肌へのあたりは、多少ゴワゴワ感はあるといえるので、寝心地は、麻のがよいです。
第2に、上掛けはもちろん、パジャマも着ずに寝るような方におすすめなのは、
【Q-max 0.5】IMD-S6018
3・アイスマックスクール 敷きパッド
¥9,900 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:イザナス(東洋紡)
表面素材:ポリエチ・レーヨンなど
中材:ポリエステル
涼感の持続性 ★★★★☆
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★★☆☆
肌触りの優しさ ★★★★☆
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
やや条件が「特殊」ではありますが、冷感アイスマックスCOOLが良いと思います。
2系統の接触冷感素材を使用しており、薄着で、かつ(寝返りを前提ならば)涼しさはそれなりに持続するでしょう。
吸放湿性は、さほど高くないです。
しかし、そもそも厚着しないならば、表地の高機能繊維(イザナス)でカバーできそうです。
割と注目され、デパートの寝具で売り場で特集されていたので、Atlasも試しましたが、薄着前提とするならばかなり向くと感じました。
なお、このタイプは、「寝返りを打つ」際に温度を低下させる作用があります。暑いと誰しも寝返りを打つものですし、合理的でしょう。
第3に、比較的格安で涼を得やすい涼感寝具としてオススメできるのは、
【Amazon限定】
【Q-max 0.480】
13・昭和西川 冷感 敷きパッド
¥4,980 Amazon co.jp (5/19執筆時)
【Q-max 0.483】
14・昭和西川 Cool Liv LIGHT
¥5,980 Amazon co.jp (5/19執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:ナイロン系複合素材
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
涼感の持続性 ★★★★☆
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★★☆☆
肌触りの優しさ ★★★★☆
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
老舗寝具メーカーの昭和西川がの接触冷感 ひんやり 敷きパッドが良いと思います。
格安な涼感寝具ですが、Q-max値は 0.480と涼しさを感じられるレベルをキープします。
その上で、「温度調節わた」というプラスアルファのポイントもあるため、このグレードの品としては高機能です。
吸放湿性も、裏地のメッシュ加工とレーヨン素材のわた30%で配慮はあるため、今年度の格安モデルから選ぶならば、この製品かと思います。
ただし、高い吸放湿性を持つ、というレベルには至りません。
いずれにしても、(ネットやホームセンターなどで)適当に選んでしまった涼感寝具を使っている方は、これでも「確実な違い」を感じられると思います。
ーー
【2023年モデル】
【型番:NクールWSP S GY S2303】
12・ニトリ NクールWSP S2303
¥3,990 楽天市場(ニトリ)(5/19執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
表面素材:ポリエチ/ナイロン/ウレタン
中材:ポリエステル
涼感の持続性 ★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★☆☆☆
肌触りの優しさ ★★★★☆
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
同じく、涼感の部分で言えば、ニトリの最上位機も良いです。
吸放湿性の部分では、課題はありますが、しっかり対策はあります。
表地の接触冷感と、2層目のPCMマイクロカプセル(相変化物質)層のWの働きで、冷感の持続性は格安製品としては、かなり高いです。
この点で言えば、毎日布団を上げて、まめにシーツの洗濯もするだろうという方が、1シーズン使う分には、涼しさの部分で、値段を含めて有力な候補といえます。
ーーー
というわけで、今日は、涼感寝具についてでした。
なお、このブログ「モノマニア」には、寝具について次のような記事があります。
1・羽毛ふとんの比較
2・低価格な掛けふとんの比較
3・敷ふとんの比較
4・マットレスの比較
5・肩こり対策用のまくらの比較
ベッドパッドと共に、他の寝具もお探しの方はぜひご覧ください。
最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。