【今回レビューする内容】2026年 涼しい冷感寝具・涼感寝具・ベッドパッド・夏用敷きパッドの性能とおすすめ・選び方:Q-MAXと通気性の関係:冷感繊維の涼しさの評価:製品の違いと性能ランキング
今回のお題
夏向きの涼感寝具(ベッドパッド)のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2026年6月現在、最新の夏用の涼感寝具(涼感パッド)の比較です。
ベッドでもふとんでも使え、また、比較的低予算で涼を得られので、夏に爆発的に売れる人気の寝具ジャンルです。
肌触りの冷たさ(Q-max値)だけでなく、繊維の違いによる通気性・吸放湿性も重視して、朝まで「しっかり涼しい寝具」を探していきます。

1・夏用の涼感寝具・涼感パッドの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ジェルマット系
1-3:冷感繊維系
1-4:立体編込系
2・夏用の涼感寝具・涼感パッドの比較 (2)
2-1:ALL天然繊維系(綿・麻)
2-2:空気・水系
2-3:他の製品
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その上で、タイプ別に分けて、各社の製品をみていきます。
定番といえるニトリのNクールほか、寝具メーカーからは、西川のクールタッチ、ロマンス小杉のアイス眠、ネット販売系からは、アイスマックスやスピードクーラーなどを取りあげました。
涼感の持続性 ★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★★★★
肌触りの優しさ ★★★★★
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品を提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
1-1・涼感寝具の選び方の基本

はじめに、涼感寝具の「選び方の基本」の説明からです。
真っ先に「説明しなければならない」のは、Q-max値(接触冷湿感評価値)という数字の限界についてです。

Q-maxとは、生地表面の接触冷感素材の「冷たさ」を数値化したもので、値が大きいほど肌触りが涼しいことを意味します。
JIS規格で測定法が定められており、日本化学繊維協会も認定する指標の1つで「信頼性」はあります。
例えば、天然繊維だと涼しいといわれる「麻素材」でQ-max.0.24ほどです。
冷感加工された化学繊維だと、最近では「Q-max0.5」をだせる製品も現れています。
しかしながら、この指標は「万能」ではないです。
なぜなら、あくまで「肌にあたる部分だけ」の話だからです。
そのためQ-max値だけ注目して延ばした「格安製品」は、通気性が相当犠牲になっており、かえって不快な製品ばかりです。
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結論的にいえば、Q-max値だけでなく、使われている素材「全部」をしっかりみて、通気性と「ひんやり感」が両立した製品を選ぶことが、とても重要です。

1・表地の通気性
・空気を十分に通す繊維か?
2・長時間利用時の快適性
・朝まで涼感が「長持ち」するか?
3・涼感繊維の出所
・大手繊維メーカーの製品か?
今回の記事では、Q-max値は、「接触冷感素材の性能」を示すものとしてある程度は重視します。
その上で、寝具としての「通気性」「快適性」を、表地や中材・裏地の素材に注目しつつ調べるつもりです。

「涼感繊維」も、東洋紡・帝人・旭化成など、しっかりとした試験を経た「高機能繊維」を利用した製品がある一方で、「出所不明の技術」を使った製品も多いです。
(わりと)長い歴史があるので、10年以上前の水準の技術に止まるものも実際多いので、この部分にも注目して、今回は比較するつもりです。
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というわけで、以下では、こうした点をふまえつつ、各製品のスペックを見ていきます。
1-2・ジェル系ベッドパッドの比較
はじめに、比較的「格安」で人気がある、ジェル系ベッドパッドの紹介からです。
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なお、以下の記事の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。

【2024年発売】
1・モダンデコ スピードクーラー ベーシック シングル
¥8,990 楽天市場 (6/10執筆時)
Q-max値: 0.52
2・モダンデコ スピードクーラー プレミアム シングル
¥9,990 楽天市場 (6/10執筆時)
Q-max値: 0.59
サイズ:シングル (小サイズもあり)
冷感素材:ソルトジェル
中材:PCM
表面素材:ポリエステル
モダンデコ スピードクーラー は、中材のソフトジェルで冷やすタイプの涼感寝具です。
冷却ジェルマット・クールマットなどの名前でも売られます。
なお、本機は、リンク先にて、通常品とプレミアム品が選べます。

Q-maxは、通常品が0.52で、プレミアムが0.58です。
0.5を超えており、通常品でも冷感性能はかなり良いです。
なお、上位版のみグラフェン粉と遠赤外線鉱物粉をジェル層に添加することで「ひんやり度」をやや高めています。
その上で、写真のように(寝返り時などの)冷たさの戻りが速いとされます。ただ、「35度の手を、室温19度時に40秒後に22度に戻った」というだけの話で、通常品とそこまで変わるとは思えません。
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結論的にいえば、お守り程度の効果は期待できますが、まあ、通常品で良いでしょう。
あとは変わらないなので、同時にみていきます。

サイズは、シングル(90×180cm)ほか、若干小さめ(90×140cm)が選べます。
表地は、ポリエステルです。
寝心地も、いわゆるジェルマットの類なのでソフトです。

涼感を得る仕組みは、中材のジェルの機能性によるものです。
とりあえず、人間の熱を一定時間ジェルが吸い取ってくれる「氷枕」のようなものと考えてください。
水と違って零下に至らずとも凍る(30度前後)ので、寝返りを打ってふとんの温度を下げれば、その効果が復活する仕組みです。

ジェルは、吸水性ポリマーと表記されます。
正確には、ソルト系(硫酸ナトリウムと塩化カルシウム六水和物)PCM(相変化材料)です。
吸水性ポリマーを利用するタイプは昔からあります。
ただ、すぐ体温を吸収してしまい逆に暑くなる上、寝返りをしても、温度が戻らないので、相当不評でした。

しかし、ソルト系ジェル(ナトリウム系化合物)の場合、温度上昇がそれなりに「ゆっくり」です。その上で、エアコン利用下ならば、寝返りをすれば(勝手に放熱して)「機能が復活しやすい」ため、再び注目を集めている感じです。
吸放湿性は、一方、注意点です。
ジェルマットの場合ふとんに対して放湿できないからです。
この点で、夏でもケットなど上掛けを掛ける方は、蒸れやすいです。
通気性も、皆無に近いです。
熱や湿気を逃がしにくいといえます。
エアコンでしっかり30度以下まで温度を落とさずに、寝返りもしない状況だと、あまり心地よいとは言えないでしょう。
汗をかきやすい人、または、ケットを掛けて寝る方には、向きません。
お手入れは、一方、注意点です。
このタイプは、洗濯不可です。
中性洗剤でふき掃除になりますので。ちなみに、PCM素材でも「洗える」製品は、ニトリからでるので、あとで見比べようと思います。
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以上、モダンデコ スピードクーラーの紹介でした。
一昔前もジェルマットに比べて、ソルトジェル採用の新世代なので、接触冷感とその持続性は、かなり良くなっています。ジェル特有の寝心地が欲しいファンには向くでしょう。
一方、通気性と吸放湿はこの方式の課題です。
ふとんを掛けて寝る方、あるいは、夜中にエアコンをかけて寝ない方、寝返りをしない方は、このタイプは向きません。
ここがジェルタイプのユーザーレビューの評価が分かれる理由と言えますので「合う、合わない」はよく考えるべきでしょう。
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【2019年発売】 19000003(74434)
3・タンスのゲン 塩で冷やす瞬間冷却マット
¥4,499 Amazon co.jp (6/10執筆時)
4・Onirlax ひんやりマット
¥4,784 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:ソルトジェル
Q-max値: 0.58 - 0.59
中材:(ジェル)
表面素材:ポリエステル
なお、ソルト系ジェルを利用する製品は、他社からもいくつか見られます。

基本的に、モダンデコの製品と同じ注意点で、合うか合わないか考えて貰って結構です。
ただ、比較的安めのものは、PCMジェルではなく、ナトリウム(ソルト)をそのままで中材としています。
この場合、再結晶化の際に固まりができてしまう場合があり得ます。
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結論的にいえば、ジェルマット式を選ぶ場合は、ソルト系で、ジェル(吸水性ポリマー)の仕様の製品を選ぶのが良いでしょう。
1-3・冷感繊維を使うベッドパッドの比較

続いて、接触冷感素材を利用するベッドパットです。
ソルト系ジェルの製品は、日本だと、エアコン利用下での利用でない場合など、日本の気候で涼感を得るには、いくつか「弱点」を抱えます。
その点を強調して最近流行するのが、東洋紡の「イザナス」やNASAの開発した「アウトラスト」など表面に「冷感素材を使うベッドパッド」です。
ただ、この類の製品も、良い部分と、イマイチな部分があるので、代表的な製品を順番に解説していきます。

【2025年発売】
【ゴムバンド】
5・ニトリ Nクール極冷 S S2503
¥3,490 楽天市場(ニトリ)(6/10執筆時)
【裏面滑り止め】
6・ニトリ Nクール極冷 S S2503
¥4,990 楽天市場(ニトリ)(6/10執筆時)
【BOXパッド】
7・ニトリ Nクール極冷 S S2503
¥3,990 楽天市場(ニトリ)(6/10執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
Q-max値:(極冷)
表面素材:ポリエチ ナイロン ポリウレタン
中材:ポリエステル・アクリレートほか
Nクール極冷は、ニトリのNクールシリーズでは、今年の最上位仕様にあたる製品です。
このタイプの「夏用寝具」は、ニトリの定番商品で、毎年人気があります。

固定方式は、3種で選べます。
順番にみておきます。
第1に ゴムバンド固定方式です。
最も一般的な製品です。
リバーシブル仕様で、裏面のパイル地は春秋でも使えます。

第2に、裏面滑り止め式です。
底面は、シリコーン樹脂の滑り止め加工を施したポリエステル生地です。
片面しか使えないものの、洗濯後の固定は楽です。
この方式のほうが、構造的には通気性もよさそうです。

第3に、BOXパッド式です。
ベッド用で、マットレスごと包むタイプです。
こちらもリバーシブル仕様です。
ただ、このタイプは洗濯や干す際にやや面倒に思うので、あまりおすすめしません。
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結論的にいえば、洗濯のしやすさと機能性(涼しさ)で選ぶならば、裏面滑り止め式かなと思います。
ゴムバンド式の方が、経年変化でへたっても「ある程度使える」点で、長く保ちそうです。ただ、今期のモデルは、中材からの放湿が重要なので、構造的には裏面滑り止め式のほうがよく見えます。
あとは、だいたい同じなので同時にみていきます。

本体色は、青(BLS2503)、灰(GY S2503)、ローズ( RO S2503)、白( WH S2503)です。ただ、ゴムバンド式以外は、全色展開ではないです。

涼感を得る仕組みは、同社も、「接触冷感素材」を利用する方式です。
本製品は、同社では上位仕様となるNクール極冷です。

表生地は、ポリエチレン(65%)、ナイロン(30%)、ポリウレタン(5%)の複合素材となります。
冷感面では、熱を逃がしやすいポリエチレンを主体に、ナイロンで生地としてのしなやかさや耐久性、汗の拡散性を補い、少量のポリウレタンで、伸縮性を持たせる構成です。
「涼感繊維」としてこの3種を組み合わせて利用する製品は他社でもみられます。
なお、ポリエチレン自体は水を吸わず、水分を通す素材でもありません。そのため、本機の吸水速乾性は、合繊としては吸湿するナイロンとの複合や編み方によって高めていると言えます。
表生地は、このほか、抗菌防臭性と吸水速乾性が明記されます。

一方、接触冷感素材の下、つまり2層目に、PCMマイクロカプセル(相変化物質)を加工した不織布を挿入する「二重の工夫」があります。
仕組は、先ほど見たジェル系素材と近く、一定の温度域で凝固・融解する物質に熱を吸わせる方式です。ただし、本機の場合は、ジェルをそのまま入れるのではなく、PCMをマイクロカプセル化し、ポリプロピレン不織布に加工して挟み込む構造です。
公称では、ポリエステル100%の一般的な敷パッドより、着衣表面温度が低いとされます。

中材は、 上層はポリエステル(100%)、下層はポリエステル(65%)とアクリレート(35%)です。ただし、裏面滑り止め式のみ、上層・下層の区分はなく、充填物としてポリエステル(65%)とアクリレート(35%)を使う構成です。
吸放湿性は、東洋紡のアクリレート系除湿わたを35%入れるなど、蒸れにくさへの配慮があります。
高湿度で吸湿し、乾燥時に放湿する性質を持つ繊維です。天然繊維より高い吸湿性能を持たせやすい素材です。
なお、ニトリの宣伝では、「東洋紡の除湿わた」により、一般的な敷パッドより1.4℃低いと書かれます(東洋紡調べ)。ただ、アクリレート系の吸放湿繊維は、吸湿時に吸着熱を伴う素材でもあります。
そのため、1.4℃下がる要因を、除湿わた単独の直接効果と見るのは難しいでしょう。短時間の冷感には、表生地冷感素材、PCM加工不織布を含む、完成品としての構成が効いているとみるべきです。
もっとも、アクリレートは、「除湿」を担う繊維として重要な構成要素と言えます。ただ、本機は表地の直下にPCM加工の不織布を挟み、その下に除湿わたを置く構造です。そのため、後ほど見るシンプルな立体編みの製品と比べると、通気を通じて湿気を逃がす力は強くないと見ます。
高湿な空間で、長期間しきっぱなしで使う場合、やはり注意してください。なお、下層には、消臭機能も持たせています。

通気性は、あまり強調されません。
裏面は、リバーシブルで使えるレーヨン混のパイル地です。
冬用とは表記されませんし、保温性を強めた裏面というより、春秋にも使いやすい肌触り重視の面と見ればよいでしょう。
一方、裏面滑り止め式だけは片面仕様ですので、裏面はポリエステル生地と滑り止め(シリコーン樹脂)です。
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以上、ニトリのNクール極冷の紹介でした。
「合わせ技」で面白いですし、値段を含めて評価できます。
低価格な製品のなかでは機能性を含めて期待値の高い仕上がりだと思います。
吸放湿性は、ポリエチレンの使用割合が多く、PCMカプセル層もあるので、表面側の湿気抜けはそこまで強くないでしょう。一方、中材にアクリレート繊維を使うことで、弱点への対策はあります。
そのため「万年床」のようにしきっぱなしにせず、シーツ類と同じようにまめに洗うつもりならば、全体として問題ないレベルといえます。
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【2025年発売】
【ゴムバンド】
8・ニトリ Nクール S2601
¥1,990 楽天市場(ニトリ)(6/10執筆時)
【BOXパッド】
9・ニトリ Nクール S2601
¥2,990 楽天市場(ニトリ)(6/10執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:Nクール
Q-max値:
表面素材:ポリエス ナイロン
中材:ポリエステル アクリレート
なお「Nクール」は、極冷シリーズの下位製品にあたります。
値ごろ感のある価格ですが、性能差はあります。
設置法は、こちらは、ゴムバンドとBOXパッドの2種類から選べます。

表面素材は、こちらも冷感素材(Nクール)です。
ただ、上位機とは素材が変わります。
表面生地は、ナイロン(30%)とポリエステル(70%)の複合素材です。
上位機と比べると、表面材のポリエチレンを使わないほか、2層目にPCMマイクロ カプセル層が不採用です。
ポリエチレンは2層目のPCMカプセルに「熱を伝える」役割も担っているので同時に省略されるのは納得感があります。
あとは大きく変わりません。
実際、Nクールも、「極冷」と同じで、接触冷感、除湿わた、吸水速乾、抗菌防臭などの機能性はありますし、「持続冷感」が機能性がないほかは、「抗ピリング加工(毛玉防止)」が省略されるほどです。

中材は、上層がポリエステルで、下層が、ポリエステル(65%)とアクリレート(35%)です。
アクリレートは先述のように「除湿わた」です。
示される30秒後の冷たさは、上位機の1.4℃に対して、下位機は0.7℃です。
あとは、リバーシブル仕様なので、裏面がワッフル地(ポリエステル100%)になる点が、上位機に対する違いです。
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結論的にいえば、示される冷感性能の違いほか、PCMシートの有無により、冷感の持続性にも差があります。
逆に、不織布のPCMを挟まない分通気性はやや良さそうにも思いますが、予算が許せば上位品を選ぶ意味はありそうです。

【2026年発売】30600102 30600108
10・AQUA アウトラスト 敷きパッド
¥4,999 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:アウトラスト
Q-max値: 0.334
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル・レーヨン
アウトラスト 敷きパッドは、AQUAが販売する冷感寝具です。

涼感を得る仕組みは、表面の接触冷感素材と、中綿のアウトラスト素材による温度調整を組み合わせる方式です。
アウトラストは、マイクロカプセル化した相変化物質により、周囲の温度に応じて熱を吸収・放出する素材です。NASA向けに開発された技術をもとにした温度調整素材として、以前から寝具や衣類に使われてきました。
快適と感じやすい31〜33度付近に、肌まわりの温度を近づけようとする機能があります。一方、冷却だけでなく、保温方向にも働く素材です。ただ、本製品は表面に接触冷感素材を使うため、あくまで夏向きの敷きパッドです。
表生地は、ナイロン(100%)です。
ナイロンは、ポリエステルより吸湿性があり、熱も逃がしやすい合繊です。触れた瞬間に肌の熱を逃がしやすいため、表生地に使われる場合が多いです。
Q-max値は 、0.334です。
数値としてはそこまで目立ちません。ただ、Q-maxを無理に高める方向に寄せると、吸放湿性や寝床内の快適性が犠牲になる場合があります。
中材のアウトラストの機能性も期待する製品ですし、この程度でよいでしょう。
中材は、アウトラスト・レーヨンが50%入ります。
残り50%はポリエステルです。抗菌・防臭・防ダニの機能性を持ちます。
吸放湿性は、表地のナイロンは、吸湿性はある素材です。
一方、吸った湿気がすぐ乾くかは別問題で、一般的にこの部分はそこまで強くありません。
裏面をハニカムメッシュにすることで、湿気や熱を逃がす構造ですが、寝ている間の湿気抜けは、立体編みの製品ほど強くないでしょう。
洗濯は、可能です。
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以上、アクアのアウトラスト 敷きパッドの紹介でした。
冷感素材としては長年の実績があるアウトラスト系の製品であり、この部分には安心感があります。
しっかり冷やした部屋では、表地の接触冷感とアウトラストの調温性が活きるでしょう。ただ、熱帯夜でエアコンを消している状態だと、マイクロカプセルの調熱にも限界があります。吸湿性や通気性の面で、不快感が出る場合もありそうです。
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このほか、ナイロン系の接触冷感素材を表地に利用している製品はかなり多くあります。順番にみておきます。

11・極涼 敷きパッド T015-GS
¥2,980 Amazon co.jp (6/10執筆時)
12・アイリスプラザ RMSP-10200-S
¥3,313 Amazon co.jp (6/10執筆時)
13・Home Cocci 接触冷感 B0CZQ9SY3R
¥2,980 Amazon co.jp (6/10執筆時)
14・Matdeco 冷感 敷きパッド B09SSMB693
¥2,182 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:冷感繊維(ナイロン)
Q-max値: 0.52 - 0.61
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
第1に、極涼 敷きパッドなどです。
いずれもQMAX0.5前後と高めの敷きパッドです。
表生地は、接触冷感素材として使われるナイロンです。
触れた瞬間は涼しく感じやすく、合繊としてはある程度の吸湿性もあります。
ただ、通気性と、吸った湿気を素早く逃がす速乾性は別問題です。そのため、触った瞬間の冷たさと、朝まで寝苦しくないかは分けて考える必要があります。
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結論的にいえば、表地がナイロンの格安製品で、Q-max値を高く出すタイプは、表面を平滑かつ高密度寄りに仕上げる場合があります。
肌との接触面積が増えるため瞬間的な冷感は出しやすい一方、汗っかきの方には蒸れが気になることが多いため、注意が必要です。
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15・AQUA エアーパッド 216401H0
¥1,999 Amazon co.jp (6/10執筆時)
16・VK Living 敷きパッド 夏用接触冷感
¥1,998 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜キング
冷感素材:マイカ蒸着ナイロン ほか
Q-max値: 0.38 - 0.4
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル
第2に、AQUA エアーパッドなどです。
これらは、格安な上で、Q-Max値が、0.4前後と「ほどほど」のタイプです。
いずれも、冷感繊維の開発元や加工内容ははっきりしません。

冷感素材は、こちらもナイロン繊維です。
AQUAの場合は、マイカ鉱石(雲母)を利用した冷感加工です。
昔からある鉱物系の冷感加工で、接触冷感を大きく押し上げる効果は期待しにくいです。
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結論的にいえば、格安品の場合、Q-Max値が「ほどほど」の製品でも、その代わりに通気性や吸水速乾性が優れるとは限りません。
こうしたタイプの格安品は、強い冷感や寝苦しさの軽減を期待しすぎないほうがよいでしょう。
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17・GOKUMIN 敷きパッド
¥4,369 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:冷感繊維(複合素材)
Q-max値: 0.35
表面素材:ナイロン ポリエステル
中材:ポリエステル
第3に、GOKUMIN 敷きパッド です。
東京のKURUKURUが展開します。企画は日本、デザインはイタリア、生産は中国という、家電でもたまに見るパターンの製品です。
表生地は、ナイロン(50%)とポリエステル(50%)です。
いずれの繊維も冷感素材だとされますが、名前のある機能性繊維ではないようです。
Q-Max値は、0.35です。
格安品は無理に高めるよりこれくらいの方が良いです。

裏生地は、リバーシブル仕様で、ピーチスキン加工で肌触りを良くしています。
中材は、厚めのポリエステルです。
湿気を溜めない素材なので寝汗は受け止めません。
通気性は、特段の言及はないものの、この構成ならば問題ないさそうです。
洗濯も、可能です。
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結論的にいえば、ほどよく涼しいタイプのオールシーズン用といえます。
吸水速乾部分を含めて、寝具としての機能性を大きく犠牲にせず、その範囲で肌触りを「涼しく」したものに思えます。寝具として、わりと評価できる製品です。
「寝心地重視」で中綿が厚めなタイプなので、Amazonだと中綿が飛び出してくるようなレビューがあります。ただ、これは中綿にポリエステルを利用する場合、他社の格安品でも普通にあります。
夏は洗濯回数も多くなるので、この価格クラスのオールシーズン用の場合、数シーズン持てば「御の字」でしょう。

【2018年発売】アイスマックス 敷きパッド
18・ディーブレス ICEMAX アイスマックス敷きパッド
¥9,900 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングルL - ダブルL
冷感素材:イザナス(東洋紡)
Q-max値: 0.5
表面素材:ポリエチ・レーヨンなど
中材:ポリエステル
アイスマックス 敷きパッド(B07D2HJN6X)は、接触冷感素材を使った製品です。
「田村駒」系の冷感寝具として、以前から注目されてきた製品です。ハンズや百貨店系の寝具売場で見かけた時期もあります。
Q-max値は、0.5です。
接触冷感の強さは、かなり強めと言えます。

涼感を得る仕組みは、表生地の接触冷感素材によるものです。
表生地は、ポリエチレン(50%)、レーヨン(35%)、ポリエステル(15%)です。
接触冷感の主役はポリエチレンです。東洋紡が開発した高機能繊維「イザナス」を使います。
ポリエチレン系の繊維は熱を逃がしやすく、Q-max値を高めやすい素材です。スペック的にも、冷感素材として優秀です。
一方、ポリエチレンは吸放湿性に乏しいので、上掛けを使う状態だと蒸れやすい面があります。
その対策のため、この製品は、表地に他の素材を混紡しています。
この点は良いと思います。。
中材は、ありません。
裏地はポリエステル100%です。
通気性を含め、敷きパッドとして問題ない構成です。

吸放湿性は、ほどほどですが、配慮があります。
表面素材の1つであるレーヨンは吸水速乾素材です。吸った湿気をすばやく乾かす速乾素材というより、湿気を受け止めて肌離れをよくする方向性です。
通気性も、裏地をメッシュ状にすることで、湿気がこもらないよう配慮があります。
ただ、後述する立体編みの製品に比べると、長時間睡眠した際に熱や湿気はこもりやすいとは言えそうです。
洗濯は、可能です。
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以上、アイスマックス 敷きパッドの紹介でした。
現品を試したおり、確かに冷感は強く感じられました。
睡眠導入時のひんやり感は、5000円未満の製品とは明らかな性能差があります。吸放湿も、「蒸れにくさ」という部分では問題ないです。
一方、通気性や放熱性は、この価格帯の立体編み込みの他社製品と比べるとやや課題です。夜通し快適というレベルには至りません。
ただ、夏にも比較的厚い上掛けケットを使う方は、いずれにしても汗をかきやすいでしょう。その意味では、吸湿性に配慮がある本機は候補になります。

【2026年発売】 2241323118319
19・昭和西川 CoolLiv Super EX
¥18,700 楽天市場 (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:高分子ポリエチレン
Q-max値: (極冷)
表面素材:ポリエチレン ナイロン
中材:なし
CoolLiv Super EXは、老舗寝具メーカーの昭和西川が販売する、接触冷感タイプの敷パッドの上位製品です。
詰め物なしの薄手仕様で、使用感としてはシーツに近いタイプです。
Q-max値は、 非公開です。
ただ、素材構成的に接触冷感は「強め」とみて良い製品です。
涼感を得る仕組みは、表面の接触冷感素材によるものです。
表生地は、高分子ポリエチレン(60%)とナイロン(40%)です。
ポリエチレンは吸湿性は乏しい一方で、肌の熱を移しやすい素材であり、本機の接触冷感の主役です。使用割合も多く、就寝直後の「ひんやり感」は期待できます。
一方、ポリエチレンだけだと湿気処理や風合いが弱くなるため、ナイロン40%を混ぜて、肌触りや汗とのなじみを補う構成でしょう。

一方、この製品は、POLYGIENE STAYCOOL加工の表記があります。
スウェーデンのPolygiene Groupの冷却加工技術です。
体の熱に反応し、表面温度を0.8℃ほど冷却するとします。汗などの水分に反応して、生地温度を下げる仕組みです。繊維表面になされる追加加工と考えてよいです。

加工前に比べて3分後の生地温度が0.8℃低いとされます。
中材は、ありません。
裏地は、ハニカム編みのポリエステルです。
吸放湿性は、全体としては課題です。
ポリエチレンの使用割合が高いため、汗っかきの場合や、夏でも上掛けふとんを使う方が、朝まで快適かは別問題です。
通気性は、中わたなしで、裏地もハニカム構造なので、湿気は逃がしやすいでしょう。
洗濯は、ネットにて可能です。
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以上、CoolLiv Super EXの紹介でした。
後ほど見る、立体編み込みでやや厚めの製品とは違い、薄手でシーツに近い使用感の高機能製品を探しているならば、候補にできます。
たただし、表面の接触冷感と水分反応型の冷却加工を利用するタイプなので、夜中にエアコンを消して30℃以上になるような部屋だと、効果は感じにくいでしょう。
また、汗や水分への反応も涼感の一部なので、睡眠中に汗自体をできるだけかきたくない方には、少しクセのある製品です。
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なお、昭和西川の涼感寝具は他にもあります。
順番にみておきます。

【2023年発売】
20・昭和西川 強冷感敷きパッド B0C4376N1Q
¥5,500 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:冷感繊維(ナイロン系)
Q-max値:
表面素材:ナイロン
中材:ポリエステル アクリレート
第1に、昭和西川の強冷感敷きパッドです。
同社が、ネット向けに格安で出している企画製品といえます。
涼感を得る仕組みは、表地の接触冷感素材です。
表生地は、はナイロン100%です。
特に「ブランド繊維」ではなく、表面の追加加工もないです。

吸放湿性は、中材にアクリレート系の合繊を25%混ぜることで配慮があります。
吸放湿性のあるわたを使い、湿気を調整する方向の作りです。
ナイロンは合繊としてはある程度吸湿する素材ですし、素材感の相性はよいかと思います。
この仕様ならば、汗をかいた際のべたつきはある程度抑えられるでしょう。
裏面をメッシュにして、熱や湿気を逃がす仕組みもあります。
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結論的にいえば、メーカー製ですし、この価格帯としては必要な工夫はあると言えます。
冷感の程度を含めて、PCMマイクロカプセルのないニトリの中級品と、だいたい同じ方向性の機能性かと思います。
比較する場合、多少高めといえますが、、老舗の寝具メーカーの製品ですし、縫製を含めた信頼性を加味すれば、これくらいの価格差は付くかなと思います。
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【2024年発売】2241380440309 2241380330303
21・昭和西川 敷きパッド 接触冷感
¥3,960 Amazon co.jp (6/10執筆時)
22・昭和西川 接触冷感 ひんやり敷きパッド
¥2,580 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜ダブル
冷感素材:冷感繊維(複合素材)
Q-max値: 0.3 - 0.33
表面素材:ナイロン ポリエステル
中材:ポリエステル/アクリレート
第2に、昭和西川の 敷きパッド 接触冷感などです。
先ほどの機種の下位機になります。
表生地は、いずれもナイロンとポリエステルの混紡です。
Q-max値は、それもあり「ほどほど」です。
機能面では、先ほどみたノンブランド品とそこまで大きく変わらない一方、価格はやや高めです。
老舗の専門メーカーが販売する安心感を重視する場合を除けば、機能性から積極的に選ぶ理由はあまりないでしょう。
【2025年発売】CM06201003
23・西川 Cool Touch CB6601
¥22,000 楽天市場 (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:高分子ポリエチレン
Q-max値:0.55
表面素材:ナイロン ポリエチレン ほか
中材:レーヨン ポリエステルほか
Cool Touch CB6601は、西川が販売する製品です。
昭和西川と歴史的な起源は同じですが、現在は別会社です。
同社は、高級涼感寝具となる「クールタッチ」シリーズが有名です。毎年モデルチェンジしますが、夏になると、百貨店や寝具店の催しでもよく見かけます。

表生地は、高分子ポリエチレン(75%) とナイロン(25%)です。
涼感を得る仕組みは、接触冷感です。
昭和西川の上位機と同じく、吸湿性は乏しい一方で、肌の熱を移しやすいポリエチレン素材が主役です。
比率がかなり高いので、湿気処理よりも、触れた瞬間の強い冷感を重視した構成です。同社は「強冷感ファイバー」と呼んでいます。
中材は、上層がポリエステル(100%)です。
下層は、レーヨンを80%とすることで、吸放湿に配慮する構造です。
一方、25〜35℃の温度域で働くオレフィン系温調樹脂を中わた側に使うことで、温度上昇を抑える仕組みも強調されます。
PCMマイクロカプセルとは違う方向性ですが、「涼感持続」面での工夫です。
裏面は、リバーシブル仕様で、パイル糸は綿100%です。
吸放湿性は、表生地を上にして使う場合は、若干課題がありそうです。
とくに、夏でも上掛けを使う場合、湿気と熱がこもらないかは構造上の不安があります。
もちろん、この価格の「高級寝具」として、厳しめに見た場合です。
通気性も、同じです。
洗濯は、ネットにて可能です。
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以上、Cool Touch CB6601の紹介でした。
「夏用」として利用する場合、表面素材と中材の入る構成なので、吸放湿性と通気性にはやや課題が出そうです。
一方、「オールシーズン用」として裏面を使う場合は、肌に触れる綿パイルと、中材下層のレーヨンの吸湿性は活きそうです。ただし、その場合は下側にポリエチレン主体の強冷感面が回るため、吸った湿気を下へ逃がす部分には若干不安があります。
もちろん、しっかりした縫製など良い部分もあります。ただ、高級寝具の場合は、「夏用」と「オールシーズン用」を別に考え、別々に用意するほうが、最終的な満足度は高い気がします。
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【2025年発売】CM05301004
24・西川 Cool Touch CB5602
¥33,000 楽天市場 (6/10執筆時)
サイズ:シングル
冷感素材:PCMシート
Q-max値:
表面素材:綿
中材::綿
なお、西川 Cool Touch CB5602も、西川の製品です。
クールタッチの上位グレードにあたります。

涼感を得る仕組みは、下位機種と変わります。
こちらは、ニトリの極冷系と同じくPCMシートを使う仕組みです。
表生地は、片面がサテン地の綿100%、もう片面がパイル地です。パイル糸は綿100%で、地糸はポリエステルです。
つまり、綿のベッドパッドの中にPCMシートを挟んだ製品です。
この場合、接触冷感素材による冷感ではありません。
PCMシートによって温度上昇を抑えることが、「冷たさ」を得る主な工夫です。
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結論的にいえば、こちらは、綿のベッドパッドの質感が好きだが、今どきの夏用ベッドパッドのように「すこし涼しく」なる要素も欲しい方向けかと思います。
ただし、PCMシートの効果を感じやすいのは、パイル面よりも、肌離れのよいサテン地の面でしょう。こうした製品はニッチですが、あってもよいと思います。
個人的にも試したい気持ちはありますが、中材が綿素材である点は多少気になります。夏以外はAtlasも「綿」ですが、吸湿性がよい一方で、湿気をややため込みがちな繊維ではあるからです。
1-4・立体編み込みベッドパッドの比較

続いて、立体編み込み系のベッドパッドの比較です。
ここまで見た「ジェル系」「接触冷感素材系」の涼感寝具は、優れたモデルは多かれ少なかれ「通気性」に課題があります。
高温多湿の日本では、朝までの涼しさ・快適な寝心地においては物足りない部分があります。
そのため、個人的には、通気性を持った繊維で立体的に編まれたベッドパッドのほうが、日本においては効果的に思っています。
この系統だと以前は、機能性寝具の草分けである「エアウィーヴ」がクール2 パッドという製品を出していましたが「終売」です。
ただ、「アイス眠」という製品があるので、以下、そういった製品を中心に、詳しく紹介していきます。

【2024年発売】
25・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-8110-20
¥15,000 楽天市場 (6/10執筆時)
26・ロマンス小杉 アイス眠ex 3131-8110-20
¥16,500 Amazon co.jp (6/10執筆時)
ブルー:3131-8110-2700
ピンク:3131-8110-2100
グレー:3131-8110-2900
サイズ:シングル〜セミダブル
冷感素材:立体編み込み+ポリエチレン
Q-max値:
表面素材:ポリエチレン ポリエステル
中材:ポリエステル
アイス眠 EXは、1947年創業の日本の中堅ふとんメーカーであるロマンス小杉の発売する製品です。

寝具専門店や大手百貨店の寝具売場でも売られている定番の夏寝具です。
何回かモデルチェンジされていますが、最新作がこちらです。Atlasも何回か買いました。

涼感を得る仕組みは、主に繊維の立体編み込みです。
中材を含めて太いポリエステル糸で編み込まれるため、内部に空気層ができ、高反発です。通気性は「これ以上ないレベル」です。
指で表面を押すと、押し返されるほどです。

接触冷感素材は、表面のポリエチレンです。
従来は熱伝導性の高い東洋紡のツヌーガ明記でした。
去年も買ったので現品も見ましたが、今回は明記なしです。ただ、触った感じでは同等の冷感はあります。

ちなみに、以前売っていた高級仕様の「アイス眠EX ストライプ」では、肌あたりを涼しくするキシリトール加工もありましたが、こちらはありません。
寝付き時の冷却は「効果的」でしたが、立体編み込みでない部分がどうしても必要で、それが原因か、現在は廃番です。まあ、ないものは仕方ないです。

吸放湿性は、汗抜けという意味では、抜群です。
吸湿素材のように汗を抱え込むのではなく、立体編み込みの隙間で水分を素早く拡散させ、乾かしていくタイプです。湿気をため込む要素がそもそも少ないので、この方向ではかなり強いです。
実際、洗濯するときには、汗の水分が抜けたあとに残った塩分が、パッド下のシーツ側で確認できるほどです。

通気性は、Q-Max値が高い製品との大きな違いです。
普通の敷パッドと比較しても通気性は約25倍との評価です。
洗濯も、すぐ乾きます。
ネットに入れれば、型崩れもしにくいです。
寝心地は、ただ、肌を露出して寝る方は注意です。
太いポリエステル糸が使われるため、柔らかな当たりではありません。むしろ地肌にあたる部分はゴワゴワする触感なので、苦手な方はいるかもしれません。
チクチクしないので不快ではないですし、むしろ涼感が先に来ます。
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以上、アイス眠 EXの紹介でした。
「涼しさ」の部分では「最高」です。
色々試しましたが、朝まで確実に涼しかった製品で、これ以上のものはまだありません。肌を露出して寝る方以外は、寝心地も問題ないと感じます。
Atlasは大きな変更があった場合、本品を何回か買い替えてきましたが、不満に思ったことはなく、「おすすめ」と声を大にして言いたい製品です。
今まで色々な涼感寝具を試した上級者の方で、寝苦しさがもうどうにもならなかった方は、その部分の対策力が「MAX」な製品として、ぜひ試してほしい製品です。
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なお、アイス眠の定番は以上の「立体編み」モデルですが、「立体編み」以外でバリエーションがいくつかあります。
違いを確認しておきます。

【2025年発売】
27・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6910
¥11,000 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:麻+冷感素材
Q-max値:
表面素材:ナイロンポリエチレン
中材:麻
第1に、アイス眠 EX 麻(新モデル)です。
特定店向けを含めて継続展開されているタイプです。

こちらも、旧型番ですが所有しています。

涼感を得る仕組みは、表面の接触冷感素材と、中わたの麻です。
表生地は、複合繊維(ナイロン/ポリエチレン)85%と、ポリエチレン15%です。
中材は、0.2kgの麻わたです。
麻は、吸放湿性と速乾性に優れ、熱がこもりにくい天然繊維です。
そのため、合繊だけの冷感パッドとは違い、湿気を受け止めつつ、さらっとした寝心地を出しやすい素材です。
夏用のシャツには麻素材が多いことを考えれば、イメージがわくでしょうか。
2025年の西川の最高級機も、この素材を使っていました。
裏生地は、メッシュのポリエステルです。

洗濯は、可能です。
麻わたを使いますが、中材として入るため、表面が麻生地の製品ほど扱いにくいわけではありません。ただ、素材的にタンブル乾燥は避けたほうがよいでしょう。
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結論的にいえば、アイス眠 EXとしては、寝心地は最も良いです。
素材由来の「ゴワゴワ感」が心配な場合、こちらは良い選択肢です。
逆に、通気性は、同社の下位製品や他社の同級製品と比べればよいものの、立体編みの上位機と比べると「抜群」とまでは言えない感じです。
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【2024年発売】
28・ロマンス小杉 アイス眠ex 麻 3131-6810
¥11,000 Amazon co.jp (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:麻+ツヌーガ
Q-max値:
表面素材:ナイロン ポリエチレン ほか
中材:麻
第2に、アイス眠 EX 麻(旧モデル)です。
1つ上の製品と同じ名前ですが、2024年発売モデルになります。

涼感を得る仕組みは、同じです。
表面の接触冷感素材と中綿の麻わたです。

表生地は、ポリエステル44%、複合繊維(ナイロン/ポリエチレン)36%、レーヨン12%、ポリエチレン6%、アクリレート系繊維2%です。
上層側の涼感ニットには、東洋紡のポリエチレン系繊維「ツヌーガ」が使われます。同社自慢の高分子量ポリエチレン糸です。
その上で、下層にアクリレート糸を利用し、除湿・消臭機能を持たせています。
中材は、こちらも、0.2kgの麻わたです。
あとの部分は、先ほどの製品と変わりません。
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結論的にいえば、示される機能性は、先ほどの機種よりも、こちらの方が多いと言えます。
難しいところですが、少なくとも公表される機能性で見るならば、こちらの仕様のほうがやや上に思えます。同社の昔からの仕様でもありますし、個人的に選ぶならばこちらでしょうか。
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【2025年発売】
【シングル】(ダブル・クイーンもあり)
29・ロマンス小杉 アイス眠 RG 3131-7810 【各色】
¥6,600 楽天市場 (6/10執筆時)
サイズ:シングル〜クイーン
冷感素材:冷感繊維(複合素材)
Q-max値: (標準)
表面素材:ポリエチレン+ナイロン
中材:綿
第3に、アイス眠RG(レギュラー)です。
アイス眠シリーズの格安版です。

涼感を得る仕組みは、表地の接触冷感素材です。
表生地は、ナイロン(70%)と、ナイロン/ポリエチレンの複合繊維(30%)です。
おそらく、後者が(無名ですが)冷感繊維にあたります。
中材は、一方、綿わたです。
吸湿性に見どころはある素材ですが、夏用としては、麻ほどの機能性はない素材です。
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結論的にいえば、こちらも中わたに天然素材を使う製品ですが、夏用寝具としてこの構成が最適かは議論があるでしょう。
コスト面からの採用でしょうし、せっかく選ぶならば、少し予算を足しても、同社の別製品のほうがよさそうです。
今回の結論
酷暑対策になる冷感・涼感寝具のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は涼感寝具の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ続きます。

2・夏用の涼感寝具・涼感パッドの比較 (2)
2-1:空気・水系
2-2:他の製品
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
涼感の持続性 ★★★★★
肌触りの涼しさ ★★★★★
吸放湿 ★★★★★
肌触りの優しさ ★★★★★
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、空気や水を利用して冷やすタイプの製品などをみたあと、結論編に入ります。
いつものように、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ製品を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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