比較2017' 目に優しい液晶ディスプレイ50機の性能とおすすめ〈まとめ記事〉(9)(Windows・Mac)【EIZO・イイヤマ電機・LG・フィリップス・DELLなど】

2017年10月10日

比較2017' 目に優しい液晶ディスプレイ50機の性能とおすすめ〈まとめ記事〉(9)(Windows・Mac)【EIZO・イイヤマ電機・LG・フィリップス・DELLなど】

今回レビューする製品【2017年10月】 PC用液晶モニター・ディスプレイ最新50機の価格・性能とおすすめ・選び方(IPS) EIZO・イイヤマ・LG・ASUS・フィリップス・DELL) 疲れにくいPCパソコンや動画・ゲーム向け口コミIIYAMA ProLite XUB2390HS-B3 XUB2790HS XU2290HS-B1 LG 27MP38VQ-B 27MU67-B 27UD58-B EIZO FORIS S2434-R FlexScan EV2780-BK EV2456-RBK BenQ XL2430 Dell UP2415Q 27UD68-P 43UD79-Bなど機種の違いや人気ランキング

今回のお題
目に優しいパソコン用の液晶ディスプレイのおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、パソコン用液晶モニター(液晶ディスプレイ)の比較です。WindowsMac双方に対応します。

 なお、このブログ「モノマニア」では、2017年の最新液晶モニターについて以下の10本の記事があります。

第1回・27インチ液晶モニタ
第2回・
24.1-25インチ液晶モニタ

第3回・
23.0-23.8インチ液晶モニタ

第4回・
21インチ液晶モニタ
第5回・4K5K解像度の液晶モニタ   
第6回・タッチパネル式モニタ
第7回・ゲーム向け液晶モニタ
第8回・Mac向け液晶モニタ
第9回・液晶モニターの選び方 【まとめ】

 今回は9回目の記事です。

 ここまで比較してきた50機種以上の新製品から、主に液晶の画面サイズや予算別に、「目に優しいモニター」のおすすめ機種やその選び方を提案する【まとめ】記事になります。

 検索エンジンから来られた方で、「具体的なモニターのサイズや解像度を決めていない方は、詳しい選び方についても今回の記事で解説しますので、この記事をはじめに読んでください。よろしくお願いします。

 というわけで、以下の記事では、最初にAtlas的に目に優しい」ディスプレイの選び方の基本を説明した上で、現在最新のモデルから、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を複数提案してきます。

目に優しい液晶ディスプレイの選び方

 目が疲れにくい液晶モニターを選ぶ場合、注意するポイントは基本的に4点あります。

1・適切なサイズのモニターを選ぶこと

 第1に、モニターサイズです。この点については、「画面が大きければ大きいほど目に良い」とはなりません。

 なぜなら、モニターが大きすぎると目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労がかえって悪化するからです。

 201701101553.jpg

 この点を考慮に入れると、目とモニターの距離に応じた適切なサイズのモニターをを選ぶのがポイントです。例えば、最近の「大画面モニター」として標準的な27インチの場合、最低80cm以上24インチなら70cm以上は必要です。

 一般的な事務机・学習机は奥行65-70cmほどです。そのため、椅子に座った状態で使う場合、27型以下が適切です。奥行きが短い机を使っている方は、最大でも24.1型かそれ以下が無難でしょう。

 モニターが大きいほど作業スペースが広く使えるわけですが、机に比して過度に大きなディスプレイは控えましょう。

2・スタンドの性能の良いモデルを選ぶこと

 第2に、モニタースタンドの性能です。

  201411061749.jpg

 図のように、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。この部分は、モニターを選ぶ際に軽視されがちですが、「目の疲れ」に大きく影響する要素です。

 性能が「イマイチ」なディスプレイはスタンドの上下移動ができないなど、性能の悪いものがあります。そのため、モニタースタンドの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。

3・目に優しい液晶パネルの製品を選ぶこと

 第3に、液晶パネルの品質です。

 現在、液晶は、大きく分けて、VAパネルTNパネルと、IPSパネルという3種類の液晶方式あります。

 IPSパネルは、高級な液晶テレビでも採用されており、視野角が抜群に広く、液晶の粒状感が少ないという特長があります。これは、大画面でワープロ作業をする場合に「見やすさ」の面で重要なポイントになります。

 VAパネルは、IPSよりも格安なパネルです。液晶の品質はIPSパネルに及ばず、明確な差があります。IPSパネル搭載モデルもかなり格安になってきているので、現在的にVAを選ぶメリットはあまりありません。ただ、表示遅延が少ないという特性があるため、高速なゲーム用としては高品質のパネルです。

 TNパネルは、最も安価なパネルです。ただ、ワープロ用としては、独特な色調があることと、視野角が狭いことで、不評です。ゲーム用として需要があるものの「目の疲れやすさ」を考えると、選ぶ必然性はないものです。

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 結論的に言えば、もっとも「目に優しい」といえるのは、IPSパネルです。IPS液晶は視野角が広いので、色味やコントラストが画面を見る角度が変わっても変わらないからです。  

 一方、パネルの種類はデンキヤで実物を見ても、どれがIPSパネルなのかが分かりません。しかし、このブログでは、しっかり明記して比較しています。

3・適切な解像度の製品を選ぶこと
 201701101615.jpg

 第3に、液晶パネルの解像度です。

 現在ほぼ全てのディスプレイは、フルハイビジョン解像度(1920×1080)です。しかし、27インチ以上の大型機種には、2K解像度2560x1440)や4K解像度3840x2160)の高品質パネルがあります。

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 同じ27インチのディスプレイでも、解像度が高いほど細かい文字でも精密に表示できて美しく見やすいです。ただ、「老眼世代」のかたには、往々にして表示が細かすぎて、逆に疲れてしまう傾向にあります。そのため、老眼のかたは、フルハイビジョン解像度(1920×1080)の製品が良いでしょう。

 フルハイビジョン解像度・2K解像度4K解像度のディスプレイは、画面の詳細さは異なれども、画面の縦横比は16:9という比にあわせています。ゲームや動画はこの縦横比が標準なので、全画面表示をする方はこれらの規格にあったディスプレイを選ぶのが理想です。

 201701192358.jpg

 一方、売れているディスプレイサイズのうち、24.1型のディスプレイに限っては、1920×1200という縦横比が16:10という縦長の画面を採用します。

 この規格は縦長なので、ワープロ・表計算などは使いやすいです。ただ、映像やゲームを全画面表示で利用する場合、相性は良くありません。その用途の場合は、避けた方が良いでしょう。

 正確に言えば、最近のPCはグラフィックボードは基本、縦横比を固定できるので問題ないです。しかし、そもそも24.1型で「ゲーム用」に向いた機種は1つもありません。そのため、初心者の方で、ゲームや動画も利用する方は、「24.1型は選ばないほうがよい」とだけ覚えていただければ結構です。

4・デジタル接続で接続すること
 connector.jpeg

 第4に、モニターの接続方法です。

 絶対避けてほしいのは、PCとモニターをD-Sub端子(=アナルログVGA端子)で接続することです。なぜなら、この接続の場合、色のズレが生じるほか、色ムラが起こりやすいからです。モニターの品質にかかわらず目に優しいとはいえません

 かならず、HDMI端子か、DVI端子、または、DisplayPortという端子のいずれかでつなげてください。


 以上、「目に優しい液晶ディスプレイ」を選ぶための重要な4点を説明しました。 

 より正確に言えば、これ以外に、画面の加工法(光沢・非光沢)や、画面の調整機能(画面の照度が十分に落とせるか)解像度(表示の細かさ)、など重要視したい項目はあります。

 しかし、あまり項目を立てすぎると逆に「ややこしい」ので、こういった要素については、各機種を解説する中で、説明していきたいと思います。

大画面モニターのおすすめ機種

 続いて、1回目から6回目の記事の「おさらい」として、ワープロ、インターネット、動画閲覧などを目的にした場合オススメと言える機種を数機種ずつ、比較紹介していきます。

 はじめに27インチサイズからおすすめ機種を提案します。


 第1に、比較的格安に27インチの大画面を得られる機種としてオススメできるのは、

 

 1・iiyama ProLite XUB2790HS-B2
  ¥30,000 Amazon.co.jp
(10/9執筆時)

 解像度:1,920×1,080
 輝度:250cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:
5ms(GTG)
 接続端子: HDMI VGA, DVI-D
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(2w×2)
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★

 日本の液晶メーカの老舗、イイヤマProLite XUB2790HSが良いと思います。

 パネル品質は、視野角の広いIPSパネルであり、上であげた「目に優しい液晶モニター」の重要な基準をクリアしています。

 解像度は、一般的なフルHDで、細かく、美しい表示こそできませんが、大きめの文字表示で、老眼世代には優しいでしょう。

 応答速度も、5msと応答速度が高速のため、ある程度高速なゲームや動画も遅延無しに十分対応できる実力です。

 画質調整も、多彩です。文書仕事に適したテキストモードや、動きのある映像に強いゲームモードなどシーンに合わせて画質が自動調整されます。

 201502111047.jpg

 モニタースタンドは、とりわけこの機種の優れた部分で、高さの調整・左右の角度の調節、90度の回転に対応できます。格安のモニターはこの部分が疎かにされていますが、この機種は性能が高いといえます。

 価格も相当安く、大画面ディスプレイの中では導入しやすいと思います。

 なお、市場には30インチ以上のサイズのモニターもあります。しかし、基本的に「TV用モニター」の代わりとして主に売れている物で、机上の作業には向きません。机で使う場合は、目の疲れを考慮するならば、27インチが最大と考えてください。

ーーー

  

 2・LGエレクトロニクス27MP38VQ-B
  ¥18,980 Amazon.co.jp
(10/9執筆時)

 解像度:1920×1080
 輝度:200cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:5ms(GTG)
 接続端子: D-sub 15, HDMI 1,DVI 1
 スタンド:上下のみ【VESA100mm】
 スピーカー:なし
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★☆
 ワープロ向き ★★★★☆
 ゲーム向き  ★★★★☆

 なお、多少安価な機種としては、LG27MP38VQ-Bも人気です。

 こちらもIPS液晶を採用し、応答速度も高速ですが、モニタースタンドの性能が低いため、今回の比較の観点に基づいて言えば、多少「落ち」ます。



第2に、2K高解像度で「目に優しい」27インチモニターとして最も優れた製品は、

 

 [ブラック]

 3・EIZO FlexScan EV2780-BK
  ¥91,410 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 [ホワイト]

 4・EIZO FlexScan EV2780-WT
  ¥86,000 Amazon.co.jp
(10/9執筆時)

 解像度:2560x1440
 輝度:350cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:5ms(GTG)
 接続端子: Displayport USB-C×1 HDMI×1
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(1w×2)
 保証期間:5年

 目への優しさ ★★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★

 日本の高級液晶モニターメーカーEIZOの出しているEV2780でしょう。

 パネル品質は、視野角の広いIPSパネルであり、上であげた「目に優しい液晶モニター」の基準をクリアしています。

 解像度は、2K解像度に対応し、フルHD対応機に較べて、小さな文字表示でも美麗に出力できるため、書類を複数並べて行う作業には最適です。

 応答速度も、5msと応答速度が高速なので、仕事以外に、ゲームや動画も遅延無しに十分対応できる実力でもあります。

 画質調整は、とくに低輝度調光力が優れ、この機種は、3カランいう低輝度まで落としても、文字が視認できる性能を持ちます。

 眼精疲労が強い方は、基本的に画面の明るさを暗くして使うのが良いですが、格安機種だと、十分に明るさが落とせません。その点、この機種はこの部分で間違いのない性能があります。また、明るさセンサーが搭載されるため、あまり意識せずとも、明るさを制御してくれるのも魅力ですね。

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 ディスプレイアームも、イイヤマと同じく、自由に効く構造です。このモデルは上下左右と回転のほか、下方向に角度を付けることもできます。

 ネックは、価格が高い点です。

 ただ、EIZOは検品体制がしっかりしており、液晶ディスプレイの個体差を徹底的に排除する体制です。また、5年間保証が付属するため、長く使えるのも魅力ですので、「安物買いの銭失い」にはならないと思います。

第1回・27インチの液晶モニタ
  なお、これ以外の2K解像度の27インチ液晶モニターについては、上記の記事で詳しく比較しています。よろしくお願いします。  


 第3に、4K超解像度の27インチモニターとして最もオススメできるのは、

 

 5・Dell P2715Q [27インチ]
  ¥64,800 Amazon.co.jp   (10/9執筆時)

 解像度:4K(3840×2160)
 輝度:300cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:6ms(GTG)
 接続端子:HDMI DisplayPort miniDPt x1
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー: 非搭載

 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★☆

 DELLの27インチモデルのP2715Q でしょう。

 パネル品質は、視野角の広いIPSパネルです。4KパネルにはTN液晶も多いですが、IPSでこの価格を実現できているのは珍しく、良い部分です。

 解像度は、4K解像度に対応します。4K解像度を得るためには、お持ちのパソコン側にHDMI2.0端子・DisplayPort・mini-DisplayPortが必須です。

 応答速度も、4Kながら5msと高速ですので、ゲームも含めてマルチ利用できると思います。

 画質調整は、LGがTVメーカーであることもあり、ゲームや映像閲覧に重要な画質調整機能が、PC専業メーカーよりも多彩です。超解像度技術も搭載されます。

 ディスプレイアームも、高さ調整、角度調整、左右/縦横への回転が可能な高性能スタンドで、総合力が高いです。

ーーー

 

 6LGエレクトロニクス 27UD58-B
  ¥46,980 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 解像度:4K(3840×2160)
 輝度:250cd/m2
 液晶方式:IPS液ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:5ms(GTG)
 接続端子:HDMIx2 DisplayPortx1
 スタンド:前後チルトのみ【VESA100mm】
 スピーカー:
非搭載    

 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★

 なお、これと同サイズで多少安い27UD58-B という機種があります。ただ、上で紹介したような画像調整機能が未装備であり、輝度も低いため、選ばない方が良いでしょう。


 第4に、トレードやゲームに向いた超大型の4Kディスプレイのおすすめは、

  

 7・LGエレクトロニクス 43UD79-B
  ¥64,980 Amazon.co.jp
(10/9執筆時

 解像度:4K(3840×2160)
 輝度:350cd/m2
 液晶の方式:IPS液晶 ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:8ms(GTG)
 接続端子:HDMIx4 DisplayPortx1 D-SUB×1
 スタンド:チルト式【VESA 200mm】
 スピーカー:
内蔵(10w×2
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★☆
 ワープロ向き ★★☆☆☆
 ゲーム向き  ★★★★★

 42.5インチのLGのディスプレイをおすすめします。HDMIが4系統付属し、21.5インチの広さの画面を4つ表示できるため、マルチディスプレイ環境を構築しようと考えるならば、これ1台で対応可能です。

 パネル品質は、大きいものですが視野角の広いIPSパネルです。大画面なのに「びっくりするほど安い」のは、この規格がTV用にも供与されているから、大量生産効果が望めるからですね。

 解像度は、こちらも4K解像度に対応します。4K解像度を得るためには、こちらの場合も、PC側にHDMI2.0端子・DisplayPort・mini-DisplayPortのいずれかが必須です。

 応答速度は、大画面ながら8msと健闘しています。FPSゲームなど遅延が問題になるものを除けば、大きな問題にはならないでしょう。

 画質調整は、超解像度技術も搭載され、TVに近いスペックを持ちます。

 ディスプレイアームは、この場合稼働性はありません。ただ、根本的な用途が異なるので、単純に比較はできません。

中画面モニターのオススメ機種

 続いて、24インチ前後の中画面サイズのモニターの中から「オススメと言えるモニター」をいくつか紹介します。

 201701101911.jpg
 
 なお、先ほど書いたように、このサイズは、画面と目の距離を80cmは取れない場合のほか、27インチに較べると、縦はほぼ同様の長さですが、横幅の長さが10cmほど短い54cmなので、机の上のあまり横幅大きなディスプレイを置きたくない場合に向いています。

 では、おすすめ機種の提案です。

 第1に、24インチモニターで、ビジネス用としてバランスが取れていると言える機種は、

  

 【ブラック】

 8・EIZO FlexScan EV2456-RBK
   ¥53,499 Amazon.co.jp (10/10執筆時)

 【グレイ】
 9・EIZO FlexScan EV2456-RWT  

  ¥53,571 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:1920×1200 WUXGA
 輝度:350 cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:5ms(GTG)
 接続端子: DVI-D DisplayPort D-Sub HDMI ×1
 スタンド:上下左右高さ調節【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(1w×2)
 保証期間:5年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★

 EIZOEV2456がオススメです。

 パネル品質は、視野角の広いIPSパネルです。また、先ほど書いたように、EIZOのモニターは、品質管理がしっかりしており、画質面において個体差が少ない点で高品質です。

 解像度は、WUXGAで、フルHDよりも画面が縦に長く、ワープロ作業などが快適です。

 応答速度も、5msと現在の標準的なスペックをクリアしています。

 画質調整は、この機種も、輝度をしっかり2カランまで落とせる機種です。また、低輝度表示時のチラツキを防止する機能も付属しており、実際、ワープロなどの実務中心で考えるならば、この機種が最もおすすめと言えるでしょう。


 201611181147.jpg

 ディスプレイアームも、EIZOらしく、高さの調節や角度の調整・縦表示など自在です。この部分は、EIZOが最もこだわる部分であり、最も優秀です。

 このように、良い機種なのですが、先ほど書いたように、24.1型は、縦横比が16:10と特殊ですので、ゲームや動画のフル画面表示には向きません。その用途の場合は、次に「おすすめ」する機種などが良いと思います。


 第2に、24インチ前後で、ゲームや動画などマルチメディア用途に最もおすすめなのは、

 201510272252.jpg

 10・EIZO FORIS FS2434-R
  ¥37,200 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:
IPS ノングレア
 コントラスト比:
1000:1
 応答速度:
4.9ms(GTG)
 接続端子: DVI-D、HDMI×2
 スタンド:
上下左右高さ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(0.5w×2)
 保証期間:5年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★★

 EIZOFORIS FS2434オススメです。

 パネル品質は、視野角の広いIPSパネルで、解像度フルHDまでの対応です。この点では先ほどの機種と同じです。

 応答速度は、しかしながら、4.9msと高速対応で、表示遅延は0.05フレーム未満になり、速い動きのアクションでも対応します。

 画質調整は、その一方で、明るさを2カランまで落とす能力はありませんが、その代わりに、暗いシーンでの黒つぶれを防止する機能や、品質の悪い動画などを高解像度表示できる超解像度技術を搭載します。TVにも使われる技術を採用することで、マルチメディア対応力は最も高い機種です。

position.jpg

 ディスプレイアームは、縦表示こそ非対応ですが、高さ調節や角度調節ができる仕様で、この点でも能力が高いです。

 なお、「マルチメディア用途に向いている」と書きましたが、もちろん、品質の良いIPSディスプレイを採用しているので、ワープロなどにも十分実力を発揮します。3万円代で考えるならば、このモニターは「ベストバイ」と言えます。


 第4に、特に速度の速いゲームに対応する応答速度の速いモデルとしては、

 

 11・BenQ ZOWIE XL2430 【24インチ】
  ¥42,800 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大144.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:350cd/m
 液晶方式: TNパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:
 倍速液晶:1ms (GtoG)
 接続端子: DVI-D DP×1 HDMI ×2
 スタンド:上下・高さ【VESA100mm】
 スピーカー:なし
 保証期間: 3年間

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★★(FPS系のみ)

 ベンキューZOWIE XL2430 を推します。こちらは、ガンシューティングEスポーツ用などに売れているモデルです。

 パネル品質は、TNパネルで、解像度フルHD解像度です。TNパネル点で品質が低いと見えます。しかし、ゲーム用モニターは、応答速度とリフレッシュレートが重要で、普通のモニターとは観点がことなるため、むしろこれが「正解」です。

 応答速度は、1msと高速で、リフレッシュレートも最大144.0Hzまで上げられるため、FPSなどの高速な動作をするゲームへの対応力は高いでしょう。

 201607301132.jpg

 ディスプレイアームも、ゲームに最適化されており、高さ調整、上下調整が可能な高性能スタンドです。

第7回・ゲーム向けの液晶モニターの比較

 なお、ゲーム用でも、あまり動きの速くないゲーム(テキストゲームやシミュレーションなど)については、「ゲーム専用用のモニター」である必要はほぼないです。

 しかし、動きの激しいゲーム(ガンシューティング・FPSゲーム・一部のアクションロールプレイングなど)で、プロレベルのハイスコアを目指す場合については、このモデルの応答速度の高速性に特化したゲーム専用機でなければ、対応できない場合があります。

 なお、ゲームをメインに考えている方向けに、ゲームジャンル別のおすすめ製品について上記の7回目の記事でまとめています。ゲーム向きの多くの機種を詳しく紹介していますので、もしよろしければ、覧ください。


 第4に、24インチ前後で、4K解像度に対応するモニターとしておすすめできるのは、

 

 12・Dell UP2415Q [23.8インチ]
  ¥48,903 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:4K(3840×2160)
 輝度:300cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:6ms(GTG)
 接続端子:HDMI DisplayPort miniDisplayPort
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー: 非搭載
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★☆

 デル23.8インチモデルUP2415Qです。

 解像度は、4K画質で、液晶パネルは、IPS液晶を採用している機種です。4KはTN液晶を採用する機種も多いですが、こちらはきっちりISPであり、好感が持てます。

 応答速度は、標準的な6ms(GTG)をキープしており、中型の4Kモニターとしては最も優秀です。

 一方、4Kモニターということで、WindowsPCで利用する場合は、画面の文字表示が相当細かいことは留意してください。人気の機種ですが、どちらかと言えば、Retina表示に対応させたいMacユーザに売れている機種です。

第5回・4K5K解像度のモニターの比較   

 なお、4K以上のサイズのモニターについては、多くの機種を比較した記事が別にあります。

 4K解像度限定でお探しの場合、よろしければ、こちらの記事をご覧ください。

小画面モニターのオススメ機種

 最後に、21.5インチ23インチ小画面サイズのモニターを紹介します。

 201701101943.jpg

 実際のモニターパネルのサイズは、21.5インチ23インチとは、横幅が3cm程異なる程度で、圧迫感の上ではあまり差はありません。奥行がない机で使う場合は、21.5インチ23インチ、どちらを選んでもよいでしょう。


 第1に、小型モニターのなかで、費用対効果に優れた機種としておすすめできるのは、

 

 13・IIYAMA ProLite XUB2390HS-B3
  ¥21,800 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:IPS
ノングレア方式
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:
5ms(GTG)
 接続端子: DVI-D HDMI ミニD-SUB
 スタンド:
上下左右高さ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(2w×2)
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★☆
 ゲーム向き  ★★★★☆

 イイヤマXUB2390HS-B3でしょう。2万円を切る国産格安モニターですが、性能面では充実しています。

 解像度は、フルHDで、液晶パネルは、しっかりおtIPS液晶を採用しています。1万円代の機種は、値段だけで選ぶとTN液晶のモデルが非常に多いのですが、良く探せば、このような「目に優しい液晶パネル」を採用した機種もあります。

 応答速度も、標準的なゲームに対応できる5msをキープしています。

 画像補正機能も、解像度の悪い動画を綺麗に見せるTV技術でアル超解像度技術(X-Res Tech)が採用されています。また、この技術を応用させ、文字をクッキリ表示させることもできる重要です。

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 ディスプレイスタンドも、上下左右の回転と高さの調節ができる「パーフェクトスタンド」が採用されており、2万円以下の予算で考える場合、この機種は最もおすすめです。


 第2に、できるだけ低予算で、ISP液晶を採用する小型モニターを選ぶ場合におすすめなのは、

  
 14・iiyama 21.5型 XU2290HS-B1
  ¥16,447 Amazon.co.jp
(10/9執筆時) 

 解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:
IPS ノングレア方式
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:5ms(GTG)
 接続端子:HDMI×2 ミニD-SUB15 DVI-D
 スタンド:上下角度のみ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(2w×2)
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★☆
 ゲーム向き  ★★★★☆

 イイヤマのXU2290HSです。この価格帯ですが、IPS液晶を採用し、応答速度も5msをキープし、ゲームや動画にも対応できる機種です。

 ディスプレイスタンドは、高さの調節ができない簡易的なものです。しかし、画面のサイズが小さいことを考えれば、そこまで過度に心配する必要はないかもしれません。

 ただ、やはり予算とスペースがあれば、23インチのモデルをえらんだ方が満足度は高いでしょう。

今回の結論
目に優しいパソコン用の液晶ディスプレイのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、全9回の記事の「総まとめ」として、ディスプレイサイズごとのオススメ機種を紹介してみました。

 最後に、とくに、パソコン初心者向けに、Atlasが最もおすすめする機種をあげておきます。


 第1に、大画面液晶ディスプレイで最も初心者におすすめできるのは、

 

 1・iiyama ProLite XUB2790HS-B2
  ¥30,000 Amazon.co.jp
(10/9執筆時)

 解像度:1,920×1,080
 輝度:250cd/m2
 液晶方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1,000:1
 応答速度:
5ms(GTG)
 接続端子: HDMI VGA, DVI-D
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(2w×2)
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★

 はじめに紹介したイイヤマProLite XUB2790HSです。

 27インチは人気のサイズで色々な種類があります。

 しかし、この機種は、フルHD対応で、HDMI・DVI接続双方に対応するため、やや旧いスペックのマシンでも相性問題が生じにくいメリット性があります。

 接続が容易で、価格も安いので、入門用の大型モニターとしては最適だと感じます。


 第2に、中画面液晶ディスプレイで最も初心者におすすめできるのは、

 201510272252.jpg

 10・EIZO FORIS FS2434-R
  ¥37,200 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:
IPS ノングレア
 コントラスト比:
1000:1
 応答速度:
4.9ms(GTG)
 接続端子: DVI-D、HDMI×2
 スタンド:
上下左右高さ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(0.5w×2)
 保証期間:5年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★★
 ゲーム向き  ★★★★★★ 

 EIZOFORIS FS2434オススメです。さきほど「動画やゲームに強いマシン」として紹介しましたが、ワープロなどについても、マルチに性能が期待できる機種だとも思います。

 多少高いですが、高い品質を誇る、EIZO製の「ブランド液晶」であるという点と、5年間保証というメリット性をふまえると、この価格はお買得だと感じます。

 画面サイズも手頃で、比較的奥行のない机でも圧迫感なく使えるので、寸法の心配をせずに済むのも良い部分でしょう。

 なお、こちらもHDMIとDVI端子での接続ですので、基本的に相性問題は生じないメリット性があります。その点でも初心者向きでしょう。


 第3に、小画面液晶ディスプレイで最も初心者におすすめできるのは、

 

 13・IIYAMA ProLite XUB2390HS-B3
  ¥21,800 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:IPS
ノングレア方式
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:
5ms(GTG)
 接続端子: DVI-D HDMI ミニD-SUB
 スタンド:
上下左右高さ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(2w×2)
 保証期間:3年

 目への優しさ ★★★★★
 ワープロ向き ★★★★☆
 ゲーム向き  ★★★★☆

 イイヤマXUB2390HS-B2でしょう。

 2万円を切るモニターで、IPS液晶と高性能なディスプレイアームの採用は、非常にお買得感があります。サイズ的には、より小型の21.5インチモデルもありますが、設置性はほぼ変わらないので、こちらを推します。

 もちろん、HDMIとDVIによる接続に対応し、その部分でも初心者に優しいといえます。

ーーー

 というわけで、今日はWindows/Mac用のパソコン用液晶モニター(液晶ディスプレイ)の比較をしました。

第1回・27インチの液晶モニタ
第2回・
24インチの液晶モニタ

第3回・
23インチの液晶モニタ

第4回・
21インチの液晶モニタ
第5回・4K5K解像度の液晶モニタ   
第6回・タッチパネル式モニタ
第7回・ゲーム向けの液晶モニタ
第8回・Mac向けの液晶モニタ

 なお、はじめに書いたように今回の記事は、ここまで書いた第1回〜第8回目の記事を「まとめ」たものです。

 それぞれの記事では、より多くの製品を紹介、比較しています。欲しいサイズが決まっているなどで、より詳しく「オススメの理由」を知りたい方は、上記のそれぞれの記事にジャンプしていただければ幸いです!。

ーーー

 最後にいくつかおまけです。

 

 第1に、モニターアームについてです。

 今回は、モニターアームの性能が良い機種を高く評価してきました。しかし、より「目への負担の軽減」をお考えならば、新しいモニターと同時に、別売りのモニターアームを導入するのも効果的です。

 各モニターのスペック表の部分で、Atlasが【VESA100mm】などと書き入れているものは、VESA統一規格のネジ穴がある製品です。そのため、他社の高性能モニターアームに換装することもできます

おすすめモニターアームの比較記事

 予算としては+1万円ほどから購入可能です。上記の記事で詳しく紹介していますので、もし興味があればご覧ください。

   

 第2に、スピーカーについてです。

 また、ここで挙げたディスプレイの一部には内部スピーカーが付属します。しかし、スピーカーの口径が圧倒的に小さく、音質は全く期待できません。PC用の場合、モニターに付属するスピーカーは、基本的に「OSの警告音を出すだけの装備」と考えてください。

おすすめPCスピーカーの比較
おすすめBluetoothスピーカーの比較
おすすめBluetoothヘッドホンの比較
おすすめBluetoothイアホンの比較

 そのため、PCで仕事をしながら音楽を聴くなど、少しでも音にこだわりたい方は、上記の記事で紹介しているような外部スピーカーを買われると満足度が高いと言えます。

 また、環境的にスピーカケーブルの設置が難しい場合、現在はかなり高音質で転送できるBluetooth系機器が出てきています。いずれも、1万円ほどの予算から購入可能です。よろしければこれらの記事もご参考になさってください。

ーーー

 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークボタンから記事を共有していただければ幸いです!!(↓)

posted by Atlas at 20:54 | Comment(0) | PC用液晶モニター

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