【今回レビューする内容】2022年 Macでブルーレイを見る方法:有料・無料視聴再生ソフトと対応プレーヤのおすすめ: Mac go Mac Blu ray Playe rMac Blu-ray Player PROの違い Leawo Blu-ray Player VIDEO LAN VLCプレーヤー gemsoft ZEUS PLAYER
今回のお題
Macでブルーレイを見るためには何が必要か?
どもAtlasです。
今日は、2022年10月現在、最新のMacでブルーレイを再生する方法についての紹介です。
主に、Macを初めて購入した方向けに、iMacやMacbookでブルーレイを見る方法を簡単に紹介する企画です。
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1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
なお、今回の記事は、このブログの、Mac用ドライブの比較記事の3回目記事となります。
Macでブルーレイを観るために必要なドライブについては、2回目記事(こちら)で比較しています。
ただし、再生に必要なソフトについて書いた今回の記事とも連動する内容です。
そのため、この記事をお読みになったあと、必要に応じてそちらをお読みください。
1・視聴のために必要なソフト
事情詳しい人なら知っていると思います。
Appleは、iTunes Storビデオを買う方がユーザーの利便性が高いと判断して、それをビジネスにしています。
そのため、Macはデスクトップでもノートパソコンでも、光学ドライブを付属させないというのが、最近の「常態」となっています。
同社により、定額制動画サービスもはじまります。今後もドライブを実装せず、また、純正のブルーレイ再生ソフトは今後も実装しないでしょう。
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結論的にいえば、こうした事情から、Mac用の再生ソフトは、サードパーティの別会社が用意しています。
1・無料の視聴ソフト
はじめに、無料ソフトです。
多少時間をかけてウェブ・ブラウジングすれば、無料で利用したい場合は、次の3つの手段があることが分かるでしょう。
1・ Leawo Blu-ray Player
¥無料 APP STORE (10/20執筆時)
第1に、 Leawo Blu-ray Playerです。
中国深圳のソフトウェアメーカー「Leawo Software」が展開するブルーレイアプリです。
以前は、App Store(日本)で取扱いがありましたが32bitアプリですので、最新のMac OSXでは動きません。
ちなみに、同社の公式サイト にはOS 10.10- OS 12.0対応の64bit版があります。アプリ単体では置いていないので、インストーラを利用する形式です。
こちらも「無料体験」ができますが、視聴時に広告は入ります。
「Leawo Blu-ray Player プレミアム」にアップグレードすれば広告は消えます。
1台限定(無期限ライセンス)で、調査時(2022年7月)、10,899円、1年間ライセンスで、5550円でした。
2・Mac Go Free Mac Media Player
¥無料 MacGO公式サイト (10/20執筆時)
第2に、Mac Go Free Mac Media Playerを利用する方法です。
Mac goは、香港の企業ですが、2016年から4K放送対応のお試し版無償プレーヤーを発売しています。
ただ、こちらは、ビデオフォーマットの「4Kビデオファイル」の再生は対応するのですが、市販のBlu-rayディスクフォーマットや、そのデータ(ISOファイル)は扱えません。
そのため、多くの皆さんには、(実際は)意味の無いソフトでしょう。
3・VIDEO LAN VLCプレーヤー
¥無料 VLC公式サイト (10/20執筆時)
第3に、VLCプレーヤー を利用する方法です。
最新状況で、ブルーレイ方式を扱う無料の手段としては、現在的な「唯一の選択肢」です。
ただ、デフォルトでは対応せず、有志が作ったファイルを追加して再生する方法となります。
また、その手段は、システムファイル(ホームフォルダ)を改変する方法となります。
Apple自体推奨しませんし、OSアップグレードの際などにOSの挙動が不安定になる懸念もあります。そのため、「初心者向け」ではありません。
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以上、フリーソフトの状況について見てきました。
結論的にいえば、中級者以下で、簡単かつ安定的に利用したい場合は、無料では手段がないと言えます。
VLCプレーヤー を利用する方法も考えられますが、最終的な安定性の部分は「自己責任」です。
2・製品版の視聴ソフト
続いて、製品版ソフトです。
【ダウンロード版】
3・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
¥10,120 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【無料版】
4・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
¥0 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ブルーレイ再生:対応
4K UHD:(対応)
昔からある老舗のプレーヤーで、安定感に優れるソフトです。
ニッチな製品ですが、最も手軽に、初心者でも使えるプレーヤーであり、日本では、ダウンロード専用とパッケージ版が、アマゾンから購入できます。
ライセンス数は、Mac用の1ライセンスです。
事後の、他のMac本体へのライセンスキーの入替は可能ですが、年間登録数5回を超えると、ロックされるので、メールサポートが必要です。
同社は、香港に本社を置きつつ、世界に向けてこのソフトを売っています。
世界的なブルーレイ規格の「BDA(ブルーレイディスク協会)」に加盟し、しっかり、サポート窓口も持つ企業です。
本体の操作法は、ドライブとソフトを手に入れてさえすれば、それ以降の操作は、簡単です。
インストールして、ドライブにディスクを入れるだけでブルーレイの視聴が可能です。
専用プレーヤーのようなブルーレイメニューに対応し、その上で、字幕・オーディオトラックの選択も対応できます。
また、新しい4K規格となるUHD4Kに対応します。
ただし、UHD4Kについては、データファイルのみ対応です。
上図のような、市販のディスクからの読み込みには現状で非対応な部分は残念です。
本体の軽快性も、問題ありません。
速度的にコマ落ちもせず快適に視聴できますし、フルスクリーンでの再生も問題を感じません。
このソフトは、初回版でエラーが頻発していたため、ネット上では評価が悪い面がありました。
しかし、発売後に機能改善の無償アップデートが出ており、改善しています。
現在は、最新版がダウンロードされます。
本体の操作法は、数回のアップデートでかなり良くなっています。
とくに、BluFast MXアクセラレーションを有効にすると、CPUの使用率が最大50%ほどさがり、動画の動作がスムーズにできます。
音声面でも、こちらはDTS 5.1chに対応します。
そのほか、新しいMacbook Proのタッチバーに対応するなど、Macフレンドリーな仕様です。
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以上、Mac go Mac Blu ray Player Proの紹介でした。
現状で利用できるMac用の再生ソフトとしては、安定性・軽快性が最も高い製品です。
この部分に実力が伴わない製品は、視聴の妨げになりますので、重要視して良い部分でしょう。
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【パッケージ版】
5・Mac go Mac Blu ray Player
(¥8,480) Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ブルーレイ再生:対応
4K UHD:非対応
なお、Macgoには、旧製品として、Mac Blu-ray Playerがありました。
ただ、Amazonでは、「32bitアプリ」という表記があります。
周知のように、2019年10月公開の、Mac OSX 10.15からは、(Appleとして)32bitアプリのサポートを切るので、最新OSでは「使えない」ソフトです。
機能面でも、字幕・オーディオトラックに対応しないなど、限定される面もありますから、買い直す必要が出てくるでしょう。
【パッケージ版】
6・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,891 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【ダウンロード版】
7・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,770 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ブルーレイ再生:対応
4K UHD:(対応)
第2に、ZEUS PLAYER です。
販売元は、映像系のバンドルソフトを得意とする、日本のジェムソフトです。
ゼウスは、2017年頃から登場した、動画ダウンロード支援ソフトを中核とするソフト群ですが、ブルーレイ再生機能をになう製品が、こちらです。
このソフトも、Macでのブルーレイ再生に対応します。
なお、Windows系と共通のパッケージですが、購入後にどちらのOSかライセンスを選ぶ形式なので、「ハイブリッド式」ではないです。
その上で、利用時のネット接続でライセンスをチェックするため、厳格な「1ライセンス」です。
「別のMacに入れ替える際」には、都度、メーカーサポートを経由しての変更が必要ですから、MacGoより厳格でしょう。
本体の操作法は、こちらも、再生ソフトを利用する方式です。
簡単に実験しましたが、ブルーレイ再生については、字幕を含めて問題なく再生できました。
4K UHDについても、Mac go proと同様に、ファイルならば扱えます。
その他の部分を含めて、ブルーレイの再生にかかわる機能は、Mac go Proと同等と言えます。
一方、ソフトの「軽量性・軽快性」という部分では、BluFast MXアクセラレーションなどを持つ、MacGo社の製品に及ばない部分はあるでしょう。
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以上、 ZEUS PLAYERの紹介でした。
格安で「ちょっと試したい」ならば、こちらで良いでしょう。
比較した場合、ソフト自体の軽量性はややMac go proに負けます。
動作環境もグラフィックスにやや負担をかけるので、「見ながら作業」などの並行処理には、多少向かない部分もあります。
今回の結論
Macでブルーレイを見るためには必要なソフトはこれ!
というわけで、、今回は、Macでブルーレイを観る方法について書きました。
最後に、いつものようにAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
第1に、「とりあえず」、Macでブルーレイを再生できればよいと考えている方におすめできるのは、
【パッケージ版】
6・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,891 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【ダウンロード版】
7・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,770 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ブルーレイ再生:対応
4K UHD:(対応)
ZEUS PLAYER でしょう。
価格的に非常に安く試せる製品ですが、一通りのことはできるソフトです。
ちょっと試したいというレベルの方ならは、この製品で問題ないです。
2・VIDEO LAN VLCプレーヤー
¥無料 VLC公式サイト (10/20執筆時)
もちろん、「腕に自信」のある方は、VLCプレーヤー に挑戦してみてから後でも良いでしょう。
第2に、シアター用途などが主で、とくに「安定性」にこだわりたい方におすすめなのは、
【ダウンロード版】
3・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
¥10,120 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【無料版】
4・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
¥0 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ブルーレイ再生:対応
4K UHD:(対応)
Mac goのMac Blu-ray Player PROでしょう。
機能面では、こちらにできて「 ZEUS PLAYERにできないこと」というのはあまりないです。
ただ、安定性・軽快性の部分は、高く評価できます。
その上で、「BDA(ブルーレイディスク協会)」加盟団体である点を含めて、信頼性が高い部分は、値段の見合う価値はあるでしょう。
4Kなど重い映像を扱う場合は、特に良いと思います。テクニカルサポートも提供されます。
字幕・音などに関するフル機能がサポートされますし、普通のブルーレイを観る分には、不満に感じる点は少ないでしょう。
対応するドライブに関する補足!
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1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
なお、冒頭で書いたように、専用ソフトのほかに、Mac向けのポータブルブルーレイドライブ が必要です。
このブログでは、Macに対応モデルを機種ごとに比較した2回目の記事(こちら)もあります。
もしよろしければ、ひきつづきご覧ください。
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というわけで今日はブルーレイの書き込みの話でした。
最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。