比較2018'【多機能】小型スチームオーブン28機の性能とおすすめ(1)【小型〜大型】

2018年12月05日

比較2018'【多機能】小型スチームオーブン28機の性能とおすすめ(1)【小型〜大型】

【今回レビューする製品】2018年 人気の小型 スチームオーブンレンジの性能とおすすめ・選び方:シャープ ウォーターオーブンレンジ ヘルシオ 東芝 スチームレンジ 石窯ドーム 日立過熱水蒸気オーブンレンジ ヘルシーシェフ パナソニック エレック ビストロ アイリスオーヤマ:安いが高性能な最強スチームオーブン:機種の違いと性能ランキング

【紹介する製品型番】NE-MS234-W NE-MS264-K NE-BS604 NE-JBS654 MRO-TS7-WMRO-TS8-R ER-R6-W ER-RD7-W ER-RD8-W ER-RD100-W ER-ND200-W RE-V80A RE-V90A RE-SS10D-W AX-CA400-R MS-2402 ER-SD80 ER-SD200 ER-SD70 ER-S60 RE-V90B RE-V80B NE-BS605 NE-BS655 NE-MS265 NE-MS235 MRO-VS8 MRO-VS7 AX-CA450-W

今回のお題
機能が充実した小型スチームオーブンレンジはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、小型の家庭用スチームオーブンを比較します。

 小型で設置性が良く、1人暮らしの方のほか、2-4人程度のご家族にも最適なサイズのオーブンを全28機紹介するつもりです。

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 ただし、少人数世帯でも10万円以上のハイエンド商品をお探しの方は、【高級スチームオーブンの比較記事】をご覧ください。

 ただし、そういった機種は、比較的大きめの世帯用となります。

 以下では、いつものように各製品を比較したあと、最後に「結論」として、目的別・予算別に「Atlasのオススメ機種」をあげていきます。

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1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン
3・高級スチームオーブン
4・オーブントースター
5・コンベクションオーブン
6・オーブン全体のおすすめ【結論】

 なお、今回の記事は、このブログの調理家電比較記事の「2回目記事」として書きました。  

1・スチームオーブンの健康効果!

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 製品の比較に入る前に、「わざわざスチームオーブンを買う意義はなにか?」について、「健康」という視点から書いておきましょう。

 さて、Atlasですが、健康診断での指摘を受けてダイエットをし、1日1500キロカロリー程度への食事制限ロードバイクによるトレーニングにより体重を20キロばかり落としました。78キロまで体重を減らすことに成功し、今もほぼキープしています。

 ウエストは最終的に95センチから85センチくらい細くなりました。食事療法ダイエット終了後のリバウンドも7年以上なく、腰痛もだいぶ緩和しました。

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 その際に役に立ったのが「スチームオーブン」です。体重の減りが落ちてから、食事量や食事内容を通常に戻す頃、スチームオーブンが大活躍しました。

 では、どうしてスチームレンジがダイエットに結びつくのか?この分野を切り開いたシャープのヘルシオを例に説明しましょう。

ーー

 キーワードは「脱油」と「減塩」です。スチームオーブンで調理すると、油と塩分を効率よく落とせるのです。

A・脱油効果

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 第1に、脱油効果です。

 これは、蒸気の力で内部の油を溶かすことで、無駄な脂肪分を溶かし出すという仕組みです。ヒータだけを利用するオーブンレンジにはできない芸当です。

 なお、水蒸気は「気化した水」ですから、庫内は最終的に300度近くになります。食材の表面温度も100度を超えますので、揚げ物や、その温め直しも「カラッ」と仕上がります。

B・減塩効果!

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 第2に、減塩効果です。

 これは、食材の熱を奪う際、一時的に水に戻った水蒸気が食材の表面の塩分を落とす仕組みです。

 さらに、食塩は、濃度のひくところに移動する性質があるので、食材内部の塩分もしっかり減塩できます。買ってきた総菜などは、仕込み段階で自分で塩分調整できないので、こちらも健康効果は高いでしょう。

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 なお、オーブン調理に比べると、大事なビタミンなどの栄養素はキープできるため、必要な栄養素もとれます。そのため、無理なダイエットにならないわけです。

 予算的には、2万円台からとはなりますが、一般的なオーブンに比べて、非常に多機能と言えるでしょう。

2・スチームオーブンの選び方の基本!

 スチームオーブンは、30L未満の小型機だけでも15機以上あります。

 さらに、各社のスチームオーブンは、同じシリーズ名でも、性質がかなり異なります。 

 選ぶにあたって重要ポイントはいくつかあります。しかし、特に「小型の」スチームオーブンについては、次の3点にはひときわ注意して選ぶべきでしょう。

A・スチームの発生方法

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 第1に、スチームの発生方法です。

 小型スチームオーブンの場合、「激安」といえる機種もあります。

 ただ、そのような機種は、左図のような角皿に水を張ってスチームを発生させています。

 角皿式は、レシピ数が少ないほか、脱油・減塩効果が期待できません。また、メンテナンス性や使い勝手も悪いです。

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 結論的に言えば、右図のように、水タンクを装備し、過熱水蒸気を出す仕組みの機種を選ぶのが、「買ったあとに後悔しない」ための「基本」となります。

B・本体のサイズ

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 第2に、本体のサイズです。

 スチームオーブンは、給水タンクと蒸気発生機能を持つため、同じ庫内容量のオーブンレンジと比べて、本体がやや大きいです。そのため、設置サイズには注意するべきです。

 ただし、最近は「小型機」も多く出ており、私のようなキッチンの狭いマンションや、しつらえのレンジ台が相当小さい場合でも設置できるようになりました。「トーストが4枚同時に焼ける小型オーブン」も出回っています。

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 結論的に言えば、庫内容量18−30L程度の製品ならば、ご家庭でも無理なく設置できると言えます。

 今回は、設置性が良く、コンパクトなスチームオーブンを多く紹介しますが、拙宅のように「相当狭い場所」に設置する場合に備え、外形寸法はできる限り明示します。

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 以上、小型の「スチームオーブン」を選ぶ場合に特に重要な2点の紹介でした。

1・レンジ機能
 =
温めセンサーの精度
2・オーブン機能
 =火力の強さ・最高温度
3・トースト機能
 =枚数・片面/両面焼き

 このほか、今回の記事では、「レンジ機能」「オーブン機能」「トースト機能」に関わる、「3つの注目ポイント」もふまえて、各機種を解説をしていきます。

3・シャープのスチームオーブン

 では、レビューをはじめます。 

 はじめにシャープのスチームオーブンの比較です。基本的に「高価な機種から安い機種」の順番で紹介するつもりです。

 なお、以下ではいつものように、高評価できる点については赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。


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 【2017年】

 1・SHARP ヘルシオ AX-CA400-R 【赤】
  ¥35,800 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

 【2018年】

 2・SHARP ヘルシオ AX-CA450-W 【白】
  ¥51,760 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅490x高さ345x奥行400 mm
トースト:2枚まで(両面焼)
スチーム:水タンク式
センサー:温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

 AX-CA450は、ウォーターオーブン「ヘルシオ」シリーズの入門機になります。スチームオーブンとしては最も最初に発売された「ヘルシオ」の最新小型機種になります。

 なお、新旧両機種ありますが、今年度は本体色が白に変更になったほかは、基本性能面で進化はありませんでした。したがって、値段で決めて良いです。

 庫内容量は、18リットルです。

 庫内容量からすると、2人程度のご家庭に相応しいサイズです。小さいとオーブン機能の予熱時間が短くて済みますから、調理時間や電気代の節約につながるでしょう。オススメです。

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 設置性は、この機種の「売り」です。今回紹介する機種の中でも「超小型」と言えます。

 奥行は40cmですから、たいていのキッチンに置けるでしょう。背面を壁に付けて設置することも可能です。

 さらに言えば、高さも34.5cmとコンパクトですから、ワンルームのキッチンでも邪魔なくおけるサイズです。

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 スチーム方式は、「ヘルシオ」なので、しっかりとした水タンク式を採用しています。

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 加えて、シャープの場合は、他社と違い、食品に熱を入れる場合、他社のようにヒーター加熱を併用せず、過熱水蒸気のみで調理する方式です。そのため、「ウォーターオーブン」と呼んで差別化を図っています。

 シャープによれば、この方式は、通常のスチーム方式よりも栄養素の保持率が高くなります。その上で、他社同様の「カロリーオフ調理」「減塩調理」が可能です。

 なお、ヘルシオは「蒸し物」まで調理できるスチーム量もあり、「ウォーターヒート」の「元祖」として、信頼できる品質です。

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 電子レンジ機能は、加熱ムラや加熱不足を防ぐための高性能センサーの精度が重要です。

 しかし、この機種は、温度センサーと湿度センサーのみ搭載と物足りないです。

 この場合、ラップした食品の温度が正確に感知できません。そのため、解凍などの際に、グラム単位で重さを指定して加熱する必要があり、やや面倒です。

 ただ、購入した総菜などをレンジではなく、ウォーターオーブンの機能として「しっとり」「さっくり」に自動で温めることができます。電子レンジ加熱より時間がかかりますが、より美味しく仕上がります。

 買ってきたお弁当の加熱などは(100度以上になるので)この方法での利用は無理ですが、フライや蒸し物はうまいです。

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 オーブン機能は、最大で250度までの加熱調理が可能です。

 250度というのは、オーブン性能の1つの目安で、この温度が出せれば、たいていの料理のレシピに対応できます。むろん「過熱水蒸気だけ」でこの温度に達します。

 さらに、ヘルシオについては、時間制限なしに250度を続けられるため、ある程度ガスオーブン的な、強火力での長時間加熱も可能です。

 その上で、35-45度の発酵温度も出せるため、パン作りなどにも使えます。

 グリル機能も、搭載です。

 上火ヒーターを利用して、魚などを「こんがり」焼くことができます。なお、グリルについては、温度設定アーありません。

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 なお、オーブンとグリルは、水(スチーム)を使わずにヒーターのみでも加熱できます

 この場合、減塩・脱塩はできません。しかし、鰤などの魚の照り焼き・グラタンなど、焼き色や香ばしさが欲しい場合は、そのようにします。


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 逆に、減塩・脱油を重視したい場合、スチームを利用し「ウォーターオーブン」「ウォーターグリル」として、利用します。

 鶏の唐揚げや、鳥の照り焼き、魚の塩焼きは、この方法で、ヘルシーかつ美味しく仕上がります。

 自動調理メニューは、とくに充実しており、多彩な料理が可能で、専用の料理本までついてきます。88種類に増えています。ヘルシー料理のレシピ集ではシャープが最も優秀かと思います。

 細かく分かれているため「この場合はグリルだっけ?、この場合はウォーターオーブンだっけ?」など、迷わず、ボタン操作1つで感覚的に利用できます。

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 また、使い勝手の研究も進んでおり、おかずをまとめての調理する機能なども搭載します。

 近年は「焼き料理」と「蒸し料理」という2つのカテゴリーのセットメニューが多いです。ただし、どの食材でもできるわけではないです。

 例えば、上図のような「チキン」と「焼き野菜」などレシビブックに掲載の「セットメニュー」のみ対応です。

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 一人暮らし向きにモーニングセットなどが同時に調理できる機能なども付属します。

 とはいえ、モーニングセットや、レトルトカレーごはんなど、時短的な提案は多く、使えそうではあります。

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 トーストは、角皿を利用することで2枚の焼き上げに対応です。

 ウォーターオーブンで焼くため、仕上がりがしっとりで、出来映えは良いです。一方、加熱には時間がかかり、2枚焼くのに10分強かかります。

 なお、裏返す必要はないですが、裏面の焦げ目は表よりすこし薄めの仕上がりです。

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 以上、ヘルシオAX-CA450紹介でした。ウォーターオーブンの元祖だけあり、作り込まれた製品である印象です。多彩な「ダイエット」料理の調理に本格的に取り組みたい人の機種でしょう。

 減塩・脱油については、過熱水蒸気のみで加熱できるシャープにメリット性があります

 一方で、電子レンジとしての性能は、あまり良くないです。オーブン機能も(減塩・脱油という方向性を除けば)味の面では、火力の強い他社機に及びません

 この点で言えば、お弁当や冷凍食品の加熱など、レンジ機能を多用する方は、他社製品を選んだほうが満足度が高いでしょう。ただ、スチームを使った「フライや蒸し物の温め直し」は、逆に得意ですので、そういった用途ならば、逆に向きます。

 なお、これより上位には、シャープにも電子レンジ機能が良い機種があります。ただ、やや大きいので、【高級/中型スチームオーブンの比較記事】のほうで比較しています。


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 【2018年】

 3・シャープ オーブンレンジ RE-V90B-S
  ¥42,188 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ345×奥行430mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

 RE-V90Aは、シャープのスチームオーブンレンジの中級機です。先ほどと違い、この機種は「ヘルシオ」という銘のない機種で、別のシリーズの製品です。

 庫内容量は、26リットルです。

 3−4人まで対応できる家庭用の小型スチームオーブンの「平均値」とも言えるサイズです。

 本体も、幅500×高さ345×奥行430mmです。たいていのレンジ台に無理なく収まると思います。

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 スチーム方式は、ヘルシオ同様に「水タンク式」を採用します。

 ただし、この機種の場合、唐揚げ・ハンバーグ・スポンジケーキ・鳥の照り焼き・茶碗蒸し・塩サバ・アジの開き、焼き野菜サラダなど、「自動調理メニュー利用時のみ利用可能」です。

 手動加熱はできない点が、ヘルシオとの違いであり、どちらかと言えば、本格的に料理を取り組むという方ではなく、「時短クッキング」を目的に購入する方が多そうです。

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 電子レンジ機能は、この機種は、先ほどの機種より「上位」と言えます。

 なぜなら、温度センサー・湿度センサーのほか赤外線センサーを搭載するからです。

 赤外線センサーがある場合、ラップをしている食品の温度も測れます。一方、オーブン加熱した直後は(庫内が赤外線で一杯なので)センサーが効かなくなりますが、その場合は、温度センサー・湿度センサーがフォローするので安心です。

 後ほど紹介する、日立は(より性能の期待できる)重量センサーを装備しますが、それを除けば、小型のスチームオーブンとしては「最高レベル」と言えるでしょう。

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 また、(時間はかかりますが)フライなどを過熱水蒸気で「さっくり温める」ことや、ごはんや蒸し物を「しっとり温める」ことは、この機種でも対応できますので、やはり、「レンジとしての性能」は高度です。

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 自動調理メニューは、29種類です。スチームを利用しないものを含めて、減塩・脱油系の調理メニューも10個を超えますね。

 オーブン機能は、こちらも、250度のパワーで調理ができる機種です。

 ただし、火力については、250度が出せるのは5分間で、その後は220度になります。上級者以外にはあまり関係ない部分でしょうが、継続的に250度を出せる「ヘルシオ」とは違います。 

 また、ウォーターオーブンについては、自動メニューのみ対応です。

 手動設定では利用できない仕様ですので、手動の場合は、普通のオーブンとなります。

 グリル機能も、搭載します。

 上火で焦げ目を付けるような利用法は可能です。ただし、ウォーターグリル機能はありません。

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 トーストについては、26Lクラスにしては庫内が小さく、2枚までです。

 所要時間は、2枚で6分と意外に早いものの、スチームを利用せずにグリルで焼くために、仕上がりの味は、上位機(ヘルシオ)に負けるでしょう。

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 以上、シャープのRE-V90シリーズの紹介でした。

 手動でウォーターオーブン・グリルを利用できないのが上級者には難点です。ただ、自動調理メニュー以外は使わない方ならば、むしろ、庫内も広めのこの機種は「逆に便利」でしょう。

 とくに、電子レンジ機能は、赤外線センサーを搭載する分、この機種のほうが性能は期待できるため、「たまには、減塩・脱油料理もしたい」が、「電子レンジやオーブン機能を重視したい!」という方は、ヘルシオよりこの機種が良いと思います。


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 【2018年】

 4・シャープ オーブンレンジ RE-V80B-W
  ¥34,705 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ345×奥行380mm
トースト::2枚(裏返し)
スチーム:角皿スチーム
センサー:赤外線・温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

 RE-V80シリーズRE-V90シリーズの下位機種にあたります。

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 スチーム方式は、しかしながら、水タンク式ではなく、角皿式の簡易的なものです。

 この点で、カロリーオフ料理はやや難しい機種です。油を使わない揚げ物など、自動的にセットアップされている数種類のメニューは対応できます。とはいえ、「おまけ程度」です。

 電子レンジとしての機能・オーブンの火力は、赤外線センサーを搭載するなど、RE-V90シリーズと同等ですが、価格差を考えても、基本的には上位機をオススメします。


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 【2018年】

 5・シャープ オーブンレンジ RE-V100A-W
 6・シャープ オーブンレンジ RE-V100A-B
  ¥41,250 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅490x高さ370x奥行445 mm
トースト:非対応
スチーム:角皿スチーム
センサー:赤外線・温湿度センサー
オーブン最高温度:250度

 RE-SS10は、シャープのスチームオーブンレンジです。

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 庫内容量は、31リットルと大きいです。

 ただ、サイズは幅490x高さ370x奥行445 mmとさほどではなく、コンパクト機と見なせます。

 この機種は、ファンを搭載し、熱風を循環させる構造になっているため、写真のように2段調理ができます。主にパン焼きなどを趣味とする方に人気なスチームオーブンになります。

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 スチーム方式は、しっかりタンク式です。

 ただ、ヘルシオシリーズではないので、自動調理のみの対応です。

 時間や温度などを自分で設定して自在に作りたい場合は、ヘルシオシリーズを選ぶ必要があります。

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 電子レンジ機能は、こちらも優れており、赤外線センサー・温度センサー・湿度センサーを搭載します。

 ラップした食品などにも問題なく対応できるでしょう。

 オーブン機能は、250度のパワーで2段調理ができる点がこの機種の「売り」です。

 一定時間後の温度低下もないので、性能は良いでしょう。小型のオーブンですが、パンやピザを2段で焼き上げられるのは、便利だと思います。

 グリルは、こちらも付属します。

 ただし、ヘルシオシリーズではないため、ウォーターグリルは利用できません。

 トーストについては、注意が必要です。

 この製品は、2段調理という仕組みをとったためか未対応です。

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 以上、シャープのRE-SS10の紹介でした。2段調理ができる点が最大の魅力である機種です。

 また、スチーム機能もしっかりタンク式過熱水蒸気です。ただし、あくまで「水蒸気だけで250度出せる」ヘルシオシリーズではない点は注意点でしょう。

 また、セットメニュー以外は、(スチームを利用しない)普通のオーブンやグリルとしての運用となります。。その点で言えば、どちらかと言えば、「製菓」「製パン」に向いたレンジですね。

4・パナソニックのスチームオーブン

 続いて、パナソニックのスチームオーブンの比較です。

 なお、以下ではいつものように、高評価できる点については赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。


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 【2017年】

 8・パナソニック ビストロ NE-BS604
  ¥30,680 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

 【2018年】

 9・パナソニック ビストロ NE-BS605
  ¥47,200 Amazon.co.jp
(12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:水タンク式
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度

  NE-BS600シリーズは、パナソニックの「(3つ星)ビストロ 」シリーズに属するスチームオーブンです。

 「ビストロ」は、パナソニック社の中上位機種にあてられるブランド名であり、シャープの「ヘルシオ」のライバルです。

 なお、新旧両機種あります。しかし、基本的に80度の低温オーブンに対応しただけの違いです。旧機種は100度からの温度設定です。マイナーチェンジですから、旧機種がお買得です。

 庫内容量は、26リットルです。

 設置に必要な外形寸法は、幅500×高さ347×奥行400mmです。

 シャープの26Lとほぼ同じ体積であり、設置は容易な製品であり、コンパクト機です。

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 スチーム方式は、こちらは、本格的な水タンク式のスチームオーブンです。

 ただし、この機種は、過熱水蒸気を利用した「減油調理」「減塩調理」は、手動調理では利用できません。シャープの下位機種のように、自動調理メニューだけの対応です。

 具体的なメニューとしては、「塩サバ・塩鮭・アジの開き・肉巻き野菜」が用意され、これらについては、加湿水蒸気を利用して、「ヘルシー調理」が可能です。

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 また、唐揚げ・とんかつ・エビフライについても、油で揚げない「ヘルシーなノンフライ調理」に対応します。ただし、パナソニックの場合は、「水タンクを使わずに熱で焼く」方式です。

 減塩・脱油効果は、シャープほどは期待できないでしょう。しかし、それでも、油で揚げるより削減効果は高く、効果はあります。

 自動メニューは、タンク式のため、ヘルシーメニューを含めて63の自動メニューの調理が可能です。

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 電子レンジ機能は、この機種も期待できます。

 なぜなら、こちらは、「スイングサーチ赤外線センサー」が搭載されるからです。ラップをした食品の自動加熱にも対応できるため高性能です。

 赤外線センサーは、シャープにも見られました。しかし、こちらは、センサーが稼働して、広範囲の温度を監視するため、加熱ムラはより少ないです。

 唯一の欠点は、オーブン機能を利用した直後だと(庫内に赤外線が一杯なので)センサー感知ができないという点です。

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 さらに、サイクロンウェーブ加熱も搭載されます。

 これは、パナソニックの特許技術です。

 電子レンジのマイクロ波の改良で、冷凍食品の解凍ムラを防ぐ作用があります。2015年に上位機に初めて搭載されたもので、2017年から入門機にも下りてきた技術です。とくに、ひき肉の解凍は上手との評判です。

 加えて、シャープのように、スチームを使って、スーパー総菜のフライなどの「さっくりあたため」、餃子など蒸し物などの「しっとりあたため」も、可能です。

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 オーブン機能は、火力としては最高温度が250度が5分間と比較的長めで、その後も220度です。

 「火力」としては、250度を継続できるシャープには及びませんが、実用的には差がないでしょう。

 なお、オーブン調理時に、加熱するエリアを限定して、効率よく調理できるエリア調理機能が搭載されます。2人分の材料のみ加熱する場合17%の時短効果がありますが、一部の自動メニュー以外には使えません。

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 グリル機能は、一方で、パナソニックの最も力を入れる部分です。

 パナソニックの場合、電子レンジ上方の上火ヒーター遠赤Wヒーターで強力で、お肉やお魚に焦げ目がつけやすい仕様です。

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 その上で、先述のサイクロウエーブを放射することで下面から焼き上げられるビストログリル皿が付属します。

 これにより、パナソニックの場合、「強火力で両面で焼くグリル料理」に高度に対応できます。 この場合、グラタンや焼き魚など、焼き目を付けるこんがり系の料理がとくに得意です。

 オーブン機能の火力を重視するメーカーは、次に紹介する東芝もあります。しかし、「こんがり系」のグリルは、パナソニックが有利です。

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 トーストは、4枚同時の調理が可能です。

 また、先述のビストログリル皿を利用できるので、裏返す必要なしに両面を焼けるようになりました。4枚でも6分程度で焼き上げることが可能です。

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 以上、 NE-BS600シリーズの紹介でした。

 「本格的な水タンク式」を採用する小型機として、ヘルシオのライバルでしょう。

 比較する場合、とくに「グリル機能」が優秀です。サイクロウエーブ加熱を利用したビストログリル皿と、Wの遠赤ヒーターの効果で、「中まで十分火が通りつつも、こんがり焼き目を付けるような」肉や魚系の料理は「とくに得意」です。

 トーストも、短時間で4枚焼ける機種ですが、これもパナソニックの「強火力」が活かされています。

 その反面、減塩・脱油料理については、ヘルシオと異なり、一部の自動調理メニューのみの対応です。とはいえ、熱によるノンフライ調理を含めて、「味を落とさず健康的」な料理が可能です。

 オーブン・グリル・スチームと、性能のバランスがとれたパナソニックらしい機種で、今回「おすすめ」と言える機種の一つですね。


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 【2017年】

 10・パナソニックビストロ NE-JBS654【各色】
  ¥55,500 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

 【2018年】

 11・パナソニック ビストロ NE-BS655【各色】  
  ¥60,390 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:水タンク式
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度

 NE-JBS650シリーズは、パナソニックの少人数世帯用の高級スチームオーブンです。小型では最も高級なモデルです。

 本体色は、隔年ともNE-JBS654-K(黒色)とNE-JBS654-W(白色)から選択可能です。

 基本的な仕様は下位機種と同じです。相違点は、自動調理メニューです。

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 自動メニューは、ヘルシー系を含めて168種類あります。

 「料理好き用」の高機能モデルと言えます。「Jコンセプト」として、かき揚げや、ナスの揚げ出しなど、和食メニュー50選も搭載されます。

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 自動メニューが多くできるのは、カラータッチパネル液晶が搭載されるからです。メニューの他、レシピ表示なども対応します。

 また、 下位機種に搭載されていたエリア調理機能に加えて、こちらは、「スピードスチーム機構」が搭載されます。強力噴射のスチームのため、スチーム調理の時短もはかれます。

 その他の部分は、1つ上で紹介した NE-BS600シリーズと同じですね。

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 以上、パナソニックの3つ星 ビストロ NE-JBS650シリーズの紹介でした。

 他社の小型モデルでカラー液晶を採用した多調理対応モデルはないため、この機種はデザイン家電として今後売れていくと予想します。メニュー数も多彩で、グリルが特に強力なので、肉・魚料理好きには良い選択肢と言えます。

 とくに、和食のレシピの数は多いため、機械的な「減塩・脱油」というより、調理法や素材部分で健康に配慮したいという方は、良い選択肢です。


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 【2017年】

 12・Panasonic エレック NE-MS264-K
  ¥26,800 Amazon.co.jp
(12/3執筆時)

 【2018年】

 13・Panasonic エレック NE-MS265-K
  ¥29,800 Amazon.co.jp
(12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅500×奥行400×高さ347mm
トースト:4枚(裏返し)
スチーム:角皿スチーム
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度 

 NE-MS260シリーズは、「エレック」シリーズという、「ビストロ」よりも下位の入門機ラインの製品となります。

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 こちらも新機種が登場予定です。

 レンジ解凍時の改良がメインの改良(サイクロウエーブ加熱の採用)です。これにより解凍力は上がりましたが、価格差を正当化できるとも言えず、価格の下がった旧機種が(今のところは)お買得です。

 庫内容量は、26リットルです。

  サイズ的には3−4人家族まで対応できる大きさです。

 外形寸法がわずかに大ぶり(幅500ミリ)ですが、壁にぴったりにつけても良い機種なので、設置の自由は効きます。十分「コンパクト」です。

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 スチーム方式は、しかしながら、角皿式のスチームです。

 水タンクを備えないので、過熱水蒸気を使った料理は多彩にはできません。

 また、シャープの場合は、角皿式でも「オマケ程度ながら」減塩・脱油料理ができましたが、こちらは、スチームを使っての「カロリーオフ調理」「減塩調理」には対応できません

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 ただし、唐揚げ・とんかつ・エビフライなど、油で揚げない「ヘルシーなノンフライ調理」は対応します。パナソニックの場合は、先述のように「水タンクを使わずに熱で焼く」方式ですから。

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 電子レンジ機能は、この機種も、「スイングサーチ赤外線センサー」が搭載されるため、ラップをしての加熱に対応できます。加熱ムラも少ないでしょう。

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 自動メニューは、角皿を使うものとしては「茶碗蒸し・おかず蒸しパン・卵のココット、ガトーショコラ・濃厚チーズケーキ・とろけるプリン」などが見られます。先ほど書いたように、ヘルシー調理を目的にしたものはありません。

 角皿スチームを使うものとしては下位機種とほぼ同じです。一方、ボウルに材料を入れて10分でパスタができる「パスタ10分メニュー」はこの機種独特です。ただし、パスタは1.6mmのみ対応です。

 一方、角皿式のため、総菜で買ったフライなどの「さっくりあたため」や、蒸し物の「しっとりあたため」には対応できません。この点は、ネックでしょう。

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 オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。

 グリル機能は、しかしながら、ビストログリル皿が付属せず、「強火力で両面で焼くグリル料理」はできません。

 上火ヒーターも、遠赤ヒーターながら、エレックと異なりWヒーターではありません。パナソニックの「強み」と言える部分ですし、残念でしょう。

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 トーストは、一方、5分弱で焼き上げます

 庫内が大きめの機種ですから、4枚を同時に焼けます。ただし、ビストログリル皿が付属せず、遠赤ヒーターが上面のみなので、この機種は、途中で裏返す必要があります。

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 以上、NE-MS260シリーズの紹介でした。

 過熱水蒸気による調理機能は角皿式なので「おまけ」程度の機種ですが、電子レンジとしての性能は下位機種よりも良いという機種です。

 ただ、パナソニックの特長であるグリル機能の部分の個性が乏しいので、選ぶとすると上位シリーズの「エレック」でしょう。


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 【2017年】

 14・Panasonic エレック NE-MS234-W
  ¥22,800 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

 【2018年】

 15・Panasonic エレック NE-MS235-W
  ¥27,683 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅483×奥行396×高さ310mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:角皿スチーム
センサー:蒸気センサー
オーブン最高温度:250度

 NE-MS230シリーズも、パナソニックの「エレック」の入門機です。

 なお、2018年9月に新機種が発売されます。ただ、型番のみの変更です。各社とも、値引き対策などのために、毎年型番を変えています。素直に安いものを買えば良いでしょう。

 庫内容量は、庫内容量23リットルです。

 幅483×奥行396×高さ310mmで、サイズもかなり小型です。

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 スチーム方式は、こちらも、角皿式のスチームです。オーブンを使っての「カロリーオフ調理」「減塩調理」には対応できません

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 電子レンジ機能は、あまり性能が高くありません。

 なぜなら、レンジに搭載されているセンサーが、(性能の悪い)蒸気センサーだからです。

 この場合、ラップやジップロックをした食品は、蒸気が検知できません。ラップが「破裂」するまで温度感知ができませんので、「加熱ムラ」や「過剰加熱」が起きやすいです。

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 自動メニューは、42種に対応します。

 とくに、煮物系は、かぼちゃの煮物 ・大根とツナ ・肉じゃがと3種のメニューを取り入れるなど充実します。但し、減塩・減油に関するメニューはありません。

 オーブン機能は、上位機と同じで、250度出力が5分間で、その後は220度となります。

 なお、パナソニックも、40度前後の発酵温度も出せるため、パン作りなどにも利用可能です。これは上位機も、下位機も同様です。

 グリル機能も、上位機機種と同等です。

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 トーストは、5分で2枚を焼き上げます。ただし、上面の遠赤ヒーターのみで焼くので、途中で裏返す必要があります。

 以上、NE-MS230シリーズの紹介でした。

 省スペースモデルで、デザインもスタイリッシュな電子レンジです。しかし、肝心なスチーム機能や電子レンジとしての性能はイマイチな機種です。

5・日立のヘルシーシェフ

 続いて、日立のスチームオーブンを紹介したいと思います。

 日立は、他社に較べて安い価格で高機能のスチームオーブンを出しています。


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【2017年】

 16・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-TS8-R
  ¥29,529 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

【2018年】

 17・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-VS8-R
  ¥42,596 Amazon.co.jp (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅487x高さ365x奥行430 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:温度・赤外線・トリプル重量
オーブン最高温度:250度

 MRO-VS8は、日立の「ヘルシーシェフ」の中位機です。

 こちらについても2017年旧モデルが併売中です。ただ、この機種については基本性能は変わっていないので、安い方を選んで問題ありません。

 庫内容量は、31リットルと、かなり広々と使える機種です。

 外形寸法は、幅487x高さ365x奥行430 mmとコンパクトです。

 とくに、横幅が48センチ台に収まっているので、小型冷蔵庫とセットの机上棚などにも設置できそうです。

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 スチーム方式は、水タンク式です。

 日立は、パナソニック「ビストロ」と同じく、スチーム調理に、過熱水蒸気とヒーターを併用するタイプです。

 ただ、それより「本格的」で、シャープのヘルシオのように、自動調理メニューでなくても、過熱水蒸気を利用する「スチームオーブン」「スチームグリル」が手動設定・利用可能です。

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 この点で、ヘルシオに準じて「スチーム調理は本格的」と言えます。実際過熱水蒸気による「減油効果」についても、メーカーとして言及があります。

 ただし、唐揚げ・とんかつ・エビフライについては、パナソニックと同じで、「水を使わずに熱で焼く」方式です。

 油で揚げない点で十分に「ヘルシーなノンフライ調理」ではありますが、「過熱水蒸気だけでカリッと焼ける」シャープには及ばない実力でしょう。

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 自動メニューは、ヘルシーメニュー32個をを含めて85の自動メニューの調理が可能です。

 過熱水蒸気を利用するメニューには、ローストビーフや、鶏のハーブ焼きなど割と面白いメニューもあります。

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 電子レンジ機能は、この機種の「最大のチャームポイント」と言って良い部分です。

 他社にみられた赤外線センサー温度センサーに加えて、日立は重量センサーが搭載するからです。

 右・中央・左に3つ重量センサーが配置され、複数の食品を一緒に温める際も、適切な温度設定にしてくれます。表面温度と重さを同時にスキャンすることで、日立は自動加熱時の「加熱ムラ」「温め不足」がほとんどありません

 結論的にいえば、「レンジでのあたため」がメインのユーザーは、日立が最も高機能です。

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 オーブン機能は、パナソニックとほぼ同じです。

 つまり、250度出力が5分間で、その後は210度となります。

 上部・下部とも平面ヒーター採用で、庫内がフラットで掃除しやすい仕様です。

 グリル機能は、搭載です。

 ただし、上面ヒーター火力は、パナソニック「エレック」の遠赤Wヒーターに及ばな水準いです。「こんがり焼く」ことについては、パナソニックに及ばないでしょう。

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 トーストは、この機種の「欠点」です。

 2枚まで焼けますが、皿の余熱時間を含めて最短で14分、こんがり焼き目を入れようとすると20分ほどかかります。途中で裏返す必要があるため、トースター兼用と考えれば、おすすめしません。別に買った方が良いでしょう。

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 以上、日立の「ヘルシーシェフ」MRO-VS8の紹介でした。

 過熱水蒸気オーブンとしては、シャープに準じる高性能で、電子レンジとしての性能は業界一番です。とくに、後者は、普段多用する部分ですから、個々を重視するのは「あり」でしょう。

 とくに、「トースト機能は要らない!」という方にオススメできます。値段も比較的安く、高性能機が手に入ります。


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 【2017年】

 18・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-TS7-W
  ¥26,800 Amazon.co.jp  (12/3執筆時)

 【2018年】

 19・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-VS7-W
  ¥34,172 Amazon.co.jp  (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅483x高さ340x奥行388 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:温度・赤外線センサー
オーブン最高温度:250度

 MRO-TS7は、日立のオーブンレンジ「ヘルシーシェフ」シリーズの入門機です。

 庫内容量は、23リットルとやや小さめの機種です。

 外形寸法は、幅483x高さ340x奥行388 mmとコンパクトです。

 今回紹介するスチームオーブンでも「最小サイズ」と言えます。限られた場所に設置する場合は、良い機種です。

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 スチーム方式は、本格的な水タンク式のスチームオーブンです。

 基本的な仕様は、1つ上で紹介した上位機種と同じです。自動調理以外でも、過熱水蒸気を使ったスチーム調理に対応します。シャープのヘルシオを除けば、この部分では最も能力があります。

 このことから、この機種も「カロリーオフ調理」「減塩調理」に「対応」といえます。

 自動メニューは、64種類になります。

 上位機より減りますが、日立の注目点はむしろマニュアル操作の部分です。スチームやオーブンの温度設定も手動で手軽に調整できるため、ある程度高度な料理も可能だと思います。

 電子レンジ機能は、赤外線センサー温度センサーが搭載されます。

 ラップした食品の対応から、冷凍したお肉の半解凍まで十分以上の性能を持ちます。

 一方、上位機が採用する、トリプル重量センサーは非搭載です。この点は惜しいですが、それでも他社と比べてると、(引き続き)優れた部分です。

 オーブン機能は、この機種も5分間、250度まで出せる仕様です。この機種も、フラット庫内ですね。

 グリル機能も、下位機種と同様です。

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 トーストは、上位機に比べると、余熱不要で9分程度と、高速ではないですが「実用水準」です。庫内が小さいことが却って幸いした結果でしょう。

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 以上、日立の「ヘルシーシェフ」MRO-VS7の紹介でした。

 注目するべき点は、引き続き水タンク式スチームの採用と、高度な電子レンジとしての性能です。ただ、重量センサーの非搭載は「惜しい」ので、サイズが許すならば、1つ上で紹介した上位機が良いでしょう。

6・東芝の石窯オーブン

 続いて、東芝の石窯オーブンの紹介です。

 東芝は、オーブンの火力に力を入れている会社です。


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 【2017年】

 20・東芝 石窯ドーム ER-RD8-W
  ¥32,800 Amazon.co.jp   (12/3執筆時)

 【2018年】

 21・東芝 石窯ドーム ER-SD80-W
  ¥42,470 Amazon.co.jp   (12/3執筆時)

レンジ出力:1000W
外形寸法:幅480x高さ348x奥行400 mm
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:水タンク式
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:250度

 ER-SD80は、「石窯ドーム」のシリーズの人気製品です。

 こちらも新旧2機種ありますが、基本的な機能差はないため、安い方でよいでしょう。

 庫内容量は26リットルです。

 他社の小型機によるあるサイズです。

 外形寸法は、幅480x高さ348x奥行400 mm設置性は良いです。ワンルームマンションでも置けそうです。

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 スチーム方式は、水タンク式の過熱水蒸気です。

 方式としては、パナソニックや日立のと同じで、スチーム調理に、過熱水蒸気とヒーターを併用するタイプです。

 この機種も、自動調理メニューでなくても、過熱水蒸気を利用する「スチームオーブン」が手動設定・利用可能です。過熱水蒸気による「減油効果」についても、期待できるでしょう。

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 また、スチーム調理における温度設定について、35度から100度まで5度刻みで温度設定が可能です。

 ビタミンなどを熱で消失させずに調理できるため、この部分もヘルシーですね。

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 一方、唐揚げ・とんかつ・エビフライについては、パナソニック・日立と同じで、「水を使わずに熱で焼く」方式です。油で揚げない点で十分に「ヘルシーなノンフライ調理」ではありますが、徹底度はシャープが一番です。

 電子レンジ機能は、この機種は温度センサー赤外線センサーがダブルで搭載されます。

 3種類のセンサーを装備する日立や、より上位の「スイングサーチ赤外線センサー」を搭載するパナソニックには敵いません

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 ただ、「冷凍食品の解凍」にはこだわりがあり、挽肉などの「お急ぎ解凍」、スチームを利用した「全解凍」、刺身などの「半解凍」などの選択肢があります。

 そのほか、他社同様に、スーパーの総菜などの「カラッとあたため」、中華まんなどの「しっとりあたため」にも対応できます。

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 オーブン機能は、他社の追随を許さない、東芝の「売り」です。

 温度としては、最高温度がで5分間で250度、その後は200度と他社水準です。

 ただ、「石窯オーブン」という名前が示すように、石窯を摸した庫内で遠赤効果で「ふっくら」焼くことが可能です。

 東芝は、上面に遠赤ヒーターを採用した上で、扉部分を除く4面から遠赤外線を放射する仕組みを取っています。

 これが、「石窯ドーム」の名前の由来です。オーブンを使う際に均一に加熱ができる「石窯の仕組み」が再現されています。「じっくり、ムラ無く中まで加熱」することにかけては、他社を凌ぐでしょう。

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 そのため、ピザなどを焼く際、遠赤外線効果で「ふっくらと」うまく焼くことができると言えます。

 グリル機能も、搭載します。

 ただ、「火力」という意味では、上部に遠赤Wヒーターを採用するパナソニックには及ばず、普通レベルです。

 パナソニックは、肉や魚などに焼き目を付ける「こんがり系のグリル」が得意でしたので、メーカーによって個性が異なると言えます。

 自動メニューは、86種類です。

 ノンフライは、唐揚げ、ミルフィーユカツ、ポテトコロッケなどが提案されます。

 一方、お肉料理は多彩です。しかし、焼き目を付ける料理はあまりなく、焼き魚などのラインナップはやはり「こんがり系」が得意なパナソニックより見劣りします。ピザは、パンピザにもクリスピーピザにも対応しますね。このあたりは「こだわり」があります。

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 トーストは、スチームを使ってふっくらさせる「スチームトースト機能」が付属します。

 トーストの味に明確なこだわりを表明している点は、東芝の「強み」です。2枚までの対応ですが、8分弱で焼き上げます。

 ただし、(両面グリル機能がないこともあり)途中で裏返す必要がある機種ですね。利便性はイマイチでしょう。

---

 以上、ER-SD80の紹介でした。いうまでも無く「遠赤効果が期待できる石窯オーブン」が最大の魅力です。

 市販品を含めてピザを焼きたい方や、照り焼きなど(厚みのある)肉料理を中心に考えている方は、コンパクト機ならば、東芝を「指名買い」でもよいでしょう。逆に、グリルが弱いため、お魚好きの方には物足りないかもしれませんね。

後編の予告!
小型スチームオーブンのおすすめは結論的にこれ!

 以上、今回の前編では、パナソニック・日立・東芝・シャープの小型スチームオーブンを比較してきました。

 記事は、まあと少し続きます。

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・東芝 石窯ドーム ER-ND200-W
・東芝 石窯ドーム ER-SD200-W
・東芝 石窯ドーム ER-RD7
・東芝 石窯ドーム ER-SD70-W
・東芝 石窯オーブン ER-R6-W
・東芝 石窯オーブン ER-S60-W
・アイリスオーヤマ MS-2402

  続く後編では、東芝の製品をさらにいくつか紹介します。

 また、水タンク式では「最安」といえるアイリスオーヤマのスチームオーブンも紹介します。

 その上で、ここまで紹介した全機種から、予算別、機能別、目的別に選ぶ場合、どの機種がおすすめか?についてAtlasの結論をまとめます。

 引き続きよろしくお願いします!

 後編の記事は→こちら

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posted by Atlas at 17:34 | 調理家電

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