【今回レビューする内容】2025年 低燃費な省エネ石油ファンヒーターの性能とおすすめ:コロナ・トヨトミ・ダイニチ:燃費・灯油代・電気代の違い:人気機種の性能ランキング
【比較する製品型番】コロナ FH-M2524Y FH-M2523Y FH-VG3324Y FH-G3224Y FH-G32YA5 FH-G3223Y FH-G32YA4 FH-ST3624BY FH-ST3623BY FH-ST4624BY FH-ST4623B FH-ST5724BY FH-ST5723BY FH-SR3324Y FH-SR3323Y FH-VX3624BY FH-VX3623BY FH-VX4624BY FH-VX4623BY FH-VX5723BY FH-WZ3624BY FH-WZ3623BY FH-WZ3622BY FH-WZ4624BY FH-WZ4623BY FH-WZ4622BY FH-WZ4621BY FH-WZ5724BY FH-WZ5723BY FH-WZ5722BY トヨトミ LC-S33N LC-S36N LC-S53N LC-33N LC-SHB40N LC-SHB40L ダイニチ FW-25S4 FW-32S5 FW-32S4 FW-3224NC FW-3223NC FW-4224NC FW-4222NC FW-2524NE FW-2523NE FW-3224NE FW-3223NE FW-3324KE FW-3323KE FW-4324KE FW-4323KE FW-3323KC FW-3322KC FW-3724GR FW-3723GR FW-3722GR FW-4724GR FW-4723GR FW-4722GR FW-5724GR FW-5723GR FW-3724LS FW-3723LS FW-4724LS FW-4723LS FW-5724LS FW-5723LS FW-3624L FW-3623L FW-4624L FW-4623L FW-5624L FW-5623L FW-3724SGX FW-3723SGX FW-4724SGX FW-4723SGX FW-5724SGX FW-5723SGX
今回のお題
燃費の良い石油ファンヒーターのおすすめはどの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2025年1月現在、最新の石油ファンヒーターの比較です。
基本となる「暖かさ」はもちろん、光熱費の安さにも注目して、現行機を分析しました。
現状で、石油ファンヒーターを製造するのは、日本の、コロナ・トヨトミ・ダイニチです。
最新モデルほか型落ちを含めて、Atlasが知る限りの一般家庭向け製品を(ほぼ)網羅して紹介します。
1・石油ファンヒーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:スタンダード機〈各社〉
1-3:省エネ型〈コロナ〉
2・石油ファンヒーターの比較 (2)
2-1:省エネ型〈コロナ〉
2-2:ハイブリッド型〈トヨトミ〉
2-3:速暖型〈ダイニチ〉
3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに石油ファンヒーターの「選び方の基本」を説明します。
その後、価格が安めの「入門機・スタンダード機」をメーカー横断的にみていきます。
最後に、コロナの省エネ型(主に電気代)、トヨトミのハイブリッド型(灯油なしでも動く)、ダイニチの速暖型など、特色のある上位機を見ていくという構成にしました。
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速暖性 ★★★★★
省エネ(石油)★★★★★
省エネ(電気)★★★★★
ニオイカット ★★★★★
タンクサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・セラミックファンヒーターの比較
2・遠赤外線ヒーターの比較
3・オイルヒーター・オイルレスヒーターの比較
4・石油ファンヒーターの比較
5・ガスファンヒーターの比較
6・冬の暖房記事全体のまとめ記事 【結論】
なお、今回の記事は、このブログの暖房器具比較シリーズの4回目記事として書きました。。
1-1・石油ファンヒーターの選び方の基本!
具体的な製品紹介にはいる前に、石油ファンヒーターの「選び方の基本」を紹介しておきます。
1・光熱費からの選び方
はじめに、光熱費からの石油ファンヒーターの選び方です。
石油ファンヒーターは、デンキヤでみると、どれも同じに見えがちです。
しかし、慎重に選ばないと、灯油代・電気代の部分でたいへんな損をすることになります。
1・灯油代の安さ
=エコセンサーなどの充実度
2・電気代の安さ
=運転時の電力抑制
第1に、灯油代です。
燃費は、暖房出力(適用畳数)が同じならば、どの機種もだいたい同じです。
ただ、ファンの性能(風質・風力)は異なります。
部屋が均一に暖められないものだと、よけいに燃料を使いがちです。
上位機は、温度・人感センサーで賢く節電しているので、実際の燃費も大きく変わります。
第2に、電気代です。
灯油の部分に目が行きがちです。しかし、速暖性の高い製品は、100W前後の電力を燃焼時にも利用します。
皆さんのご家庭で、秋冬シーズンの電気代が「予想以上に高い」場合、石油ファンヒーターが原因という場合もよくあります。
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そのため、今回は、光熱費の部分を最重要視して比較するつもりです。
2・適用畳数からの選び方
つづいいて、適用畳数からの選び方です。
上表は、今回見る3社の製品から展開のある適用畳数を示したものです。
各社は、暖房出力(パワー)に応じて、「畳数の目安」をだします。
業界統一基準なので、信頼性がありますが、注意するべき点があります。
この数字は日本の平均的な気候の地域で、5cm程度の断熱材があり、すきま風が入りにくい家の場合の「目安」だからです。
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結論的にいえば、古民家などの場合、上表の暖房出力において、1クラス大きいものにすると快適です。
そのほか、天井が広かったり、密閉度が低いコンクリ住宅の場合もそう言えます。
余裕がない場合、全力運転が続き、光熱費がよけいにかかるでしょうし、1回のタンク給油の手間も増えまます。、製品寿命も短くなるでしょう。
速暖性は、一方、「暖房出力」の強さによります。
少しでも速く温めたい場合は、適用畳数を目安にしつつも、暖房出力の水準が1クラス良い製品を選ぶのが良いです。
ただし、石油ファンヒーターの場合、パワフル「過ぎ」だと本体が大型化するほか、結局、換気の問題が生じるため、必要以上に大きいものは無意味でしょう。
1クラス程度上に止めた上で、(むしろ)風質部分で工夫のある機種を選んだほうが良いです。
なお、木造10畳(コンクリ13畳)、木造12畳(コンクリ17畳)、木造15畳(コンクリ20畳)は、各社とも、(価格高めの)上位モデルのみの展開です。
例えば、木造10畳は、もとは木造9畳用のスペックだったものを、プレミア感を出すためちょい強化したものと考えてください。
いずれにしても、この3種の畳数表記の製品はパワー以外の部分でも高性能なものが多いです。
どこが良いのかは製品で変わるので、詳しくは本編で説明します。
3・燃焼方式からの選び方
最後に、燃焼方式からのメーカーの特質です。
上表のように、石油の燃焼方式がメーカーでそれぞれ異なります。
コロナは、燃焼時の熱で灯油をガス化してそれを燃焼させていくARCバーナー式、トヨトミは灯油皿に灯油を直接垂らしていくポット式、ダイニチは、電気で灯油をパワフルにガス化させるブンゼン気化式という燃焼方式です。先ほど書いた、電気代の差は主に方式の違いで生まれます。
燃焼方式は、そのほか、着火時間・石油臭・不良灯油耐性・静音性にも影響を与えます。
ただ、上表に見られる燃焼方式に由来する弱点は、センサーやシャッターなど、他の部分の工夫で解決できる部分があります。
実際、固有の弱点を克服した機種は多く、この部分だけに注目するのは間違いです。
1・静音性
=運転音の静かさ
2・臭い対策
= 石油臭の少なさ
3・速暖性
= 暖房出力・着火までの時間
結論的にいえば、(結局のところ)燃焼方式やメーカーだけでなく、1つ1つの石油ファンヒーターの性能を細かく見ていかないと駄目、ということです。
今回は、シンプルな「燃焼方式だけで決める方法」ではなく、一台一台しっかり見ていきます。
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以上、石油ファンヒーターの「選び方の基本」でした。
他にも「基本」はあります。
しかし、こう言った部分は、本文中で具体的に説明していくつもりです。
というわけで、比較にはいります。
冒頭書いたように、以下では各社のスタンダードクラスの製品から順番にみていきます。
1-2・スタンダードな石油ファンヒーター
はじめに、各社の製品のうち、値段が比較的に安い「スタンダード機」を紹介します。
もっとも「売れ筋」の価格帯で安いですが、この家電は、どの社も基本「国産(国内製造)」のため、品質信頼性は高いです。
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なお、ここからの記事は、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【木造〜7畳・コンクリート〜9畳】
〈2024年発売〉(白とベージュ)
1・コロナ miniタイプ FH-M2524Y-W
2・コロナ miniタイプ FH-M2524Y-C
¥18,699 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉(白とピンク)
3・コロナ miniタイプ FH-M2523Y-W
4・コロナ miniタイプ FH-M2523Y-R
¥18,980 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ390×幅312×奥行307mm
暖房出力 :2.50〜0.66kw
消費電力:弱燃焼時8.5W(強燃焼時15W)
エコ性能:
静音:弱燃焼時21dB・強燃焼時33dB
タンク:3.6リットル
保証期間:3年間
FH-M2524Y(W)とFH-M2524Y(C)は、新潟に本社を置くコロナの石油ファンヒータでは最も小型のモデルです。
miniタイプという名前で長年販売されている製品で、子供部屋など限られたサイズの部屋に向いたストーブです。
旧機種が残ります。
入タイマーを「長押し」する場合、タイマー設定後も1時間は継続運転できる仕様が新機種から加わりました。本機は時計機能がないので、寝る前に前もって設定できるのは便利でしょう。
長押ししない場合は、普通に設定できます。あとは、切タイマーに、1-3時間ほか、30分という刻みが加わったのが違いです。
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結論的にいえば、これらの部分が便利に感じる場合、とくに新機種が良いかと思います。
あとは同じなので、同時にみていきます。
適用畳数は、木造で7畳、コンクリート9畳です。
基本的に小部屋用として売られるものです。
暖房出力は、最大2.5kWです。
適用畳数通りの出力とはいえ、あまり強くないです。
8畳以上の木造和室では、フルパワー運転になってしまうので、光熱費が不利でしょう。
また、適用畳数以内の空間でも、家の断熱性に課題がある場合、寒いと思います。
燃焼方式は、コロナはどの製品もポンプ噴射式です。
冒頭書いたように電気をほぼ使わず、光熱費面でお得な方式で、着火時間が長めにかかる以外は、とくだんの欠点はない方式です。
タンクの容量は、3.6Lです。
燃料補給を考えても、小部屋以外は、オススメできません。
メーカもそのつもりで、「子供部屋」に相応しい色目にしている気がします。
着火までの時間は、秒速点火機能をONにした場合で、7秒です。
ただ、この機能をONにすると、着火までに余熱を入れ続けるので、100Wの待機電力が必要です。この機能は使わない方が良いでしょう。
それでも、余熱を55秒(5度以下は約85秒)いれれば、点火します。
エコ機能は、搭載ですが、簡易的なセーブモードです。
押すと、一律で火力を60%に抑えて暖房するというシンプルな機能です。温度に連動するような本格的なエコ運転はできません。
消臭対策は、ニオイカットメカが付属します。
これは、灯油の残りをポンプで吸引して残さないことで、臭いを抑える機能です。
また、消化時もクリーン消火として、ニオイ低減機能が搭載です。
そのほか、利便性の面では、15分前からの油ぎれカウントダウンもあります。
お手入れは、普段は、週1回ほど、掃除機で後部のファンの部分(中央)と、空気取り入れ口(下部)のエアフィルターのメンテが必要です。怠ると、燃費が悪くなるほか、燃焼不良の原因にもなります。
あとは、年1回のオフシーズンのメンテ(ゴミとりと水抜き)が推奨されます。
このあたりは、各社とも(だいたい)同じです。
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以上、コロナのミニシリーズの紹介でした。
子供部屋などに向く、可愛らしい外観で、コンパクト性が「売り」な機種です。
一方、エコ運転の未付属や、タンク容量の点は、大きめの部屋で使う場合は、注意するべきポイントと言えそうです。
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FH-VG3324Y(TB)
5・コロナ VGタイプ FH-VG3324Y-TB
¥19,380 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FH-VG3323Y(TB)
6・コロナ VGタイプ FH-VG3323Y-TB
¥18,000 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ424×幅385×奥行325mm
暖房出力 :3.3〜0.63kw
消費電力:弱燃焼時10W(強燃焼時21W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年
FH-VG3324Y(TB) は、コロナのリビング向けの入門機です。
先ほどのSタイプは小部屋用でしたが、こちらは8畳程度のリビングに向く安めの機種と言えます。
新旧あります。
同社の下位機同様、1・2・3時間に加えて30分の切タイマーが付いたこと、入タイマーのボタン「長押し」で、タイマー設定後も1時間延長運転できるようになったことが変更点です。
あとは同じなので、同時にみていきます。
適用畳数は、木造9畳・コンクリート12畳です。
暖房出力は、最大3.3kwです。
9畳用として問題ない出力です。
燃焼方式は、こちらも、ポンプ噴射式です。
先述のように、着火時間に課題があるだけで、あとは問題なく、総合力に優れます。
消費電力は、強燃焼時で21Wです。
電気代の面では、トヨトミの小型機が優秀です。
タンクの容量は、5リットルです。
小型ならば、十分です。
着火までの時間は、遅めです。
ただし、指定した時間の2時間前からあらかじめ電気でしておく機能があり、これを使えば7秒で着火します。
電力を100W使用して予熱するので、1時間あたり約2.7円ほどの待機電力を常に消費しています。
使わない場合は、55秒(10度以下なら最大+30秒)の余熱時間が必要です。
エコ運転は、新エコモードを搭載します。
設定すると、室温が20度をめざし火力を40%減らして運転します。また、23度以上で消火、20度で再点火を繰り返します。
後ほど見る、トヨトミの方式に比べると単純です。
トヨトミ側に特許があり、後追いできないようです。
消臭機能は、灯油臭いを軽減できる「ニオイカットメカ」が付属します。
消火時のニオイを軽減できるクリーン消火+においとり触媒も搭載します。ただ、点火時のニオイ対策はみられません。
静音性は、本体の大きさが影響してか、平均値以下です。
お手入れは、先ほどみた同社の下位機と変わりません。
問題ないです。
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以上、コロナのVGタイプの紹介でした。
「小部屋用」ですが、やや本体が大きめです。
トヨトミの小型機(9畳用)がライバルですが、このグレードだけで言えば、「やや負けている製品」です。
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【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉
【通常型番】FH-G3224Y(W)・FH-G3224Y(S)
7・コロナ G32タイプ FH-G3224Y-W
7・コロナ G32タイプ FH-G3224Y-S
¥14,990 楽天市場 (1/8執筆時)
【ネット限定型番】
8・コロナ G32タイプ FH-G32YA5(W)
8・コロナ G32タイプ FH-G32YA5(K)
¥19,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
【通常型番】
9・コロナ G32タイプ FH-G3223Y-W
9・コロナ G32タイプ FH-G3223Y-S
¥17,800 楽天市場 (1/8執筆時)
【ネット限定型番】
10・コロナ G32タイプ FH-G32YA4(W)
10・コロナ G32タイプ FH-G32YA4(K)
¥21,480 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ424×幅385×奥行325mm
暖房出力 :3.19〜0.63kw
消費電力:弱燃焼時11W(強燃焼時20W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時35dB
タンク:5リットル
保証期間:3年
なお、コロナで最も安い「リビング用」と言えるのは、こちらのG32タイプです。
ネットの特売セールで毎年見かける「セール用」と言えます。
旧機種が残ります。本機の場合も違いはタイマーです。また、流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。
パネルは、写真のように、バックライトがない、小さめのグレー液晶です。
この部分では、先述の小部屋用の「ミニタイプ」より仕様が下です。
暖房出力も、最大3.19kwです。
木造9畳用と銘打った製品としては、暖房出力は、やや弱めです。
その上で、新エコモードとニオイ取り触媒が省略です。
また、パネルがバックライトのないグレー液晶になり、ボタン配置も変わります。給油のお知らせも、メロディでなくブザーです。
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結論的にいえば、安いのですが、やはり、性能面で大きな開きがあります。
安売りにかかる場合が多い気種ですが、その分機能面で結構差があるのが注意点です。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉
11・コロナ STシリーズ FH-ST3624BY-W
¥21,200 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
11・コロナ STシリーズ FH-ST3623BY-W
¥24,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ426×幅442×奥行334mm
暖房出力 :3.6〜0.59kw
消費電力:弱燃焼時10W(強燃焼時22W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉
12・コロナ STシリーズ FH-ST4624BY-W
¥26,364 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
12・コロナ STシリーズ FH-ST4623BY-W
¥24,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ:高さ426×幅504×奥行334mm
暖房出力 :4.62〜0.72kw
消費電力:弱燃焼時13W(強燃焼時24W)
エコ性能:温度センサー
消臭対策:ニオイカットメカ
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時38dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉
13・コロナ STシリーズ FH-ST5724BY-W
¥27,540 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
13・コロナ STシリーズ FH-ST5723BY-W
¥34,684 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ:高さ426×幅504×奥行334mm
暖房出力 :5.65〜0.90kw
消費電力:弱燃焼時13W(強燃焼時27W)
エコ性能:温度センサー
消臭対策:ニオイカットメカ
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時40dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
FH-ST3624BY(W)・FH-ST4624BY(W)などは、コロナのスタンダード機です。
広い畳数のモデルの展開もある製品で、このあたりから、仕様が「本格的」になっていきます。
新旧両機種あります。
こちらも、1・2・3時間に加えて30分の切タイマーが付いたこと、入タイマーのボタン「長押し」で、タイマー設定後も1時間延長運転できるようになったことが変更点です。
なお、機種によってはすでに新機種のが安い機種が多いです。
パネル部分は、このグレードから、かなりしっかりした操作パネルを装備します。
大きめで視認性の良いオレンジバックライトほか、運転状況の分かるLEDライトなど、ここまでみた、下位機種より装備が良くなります。
燃焼方式は、こちらもポンプ噴射式です。
適用畳数は、木造10畳・12畳・15畳の3種類です。
同社の場合、木造12畳用以上の製品は、このグレードからです。
10畳用は、下位機でみた9畳用と同じほどで、幅44cmサイズですが、12畳用と15畳用は共に、幅50cmですので、少し大きめです。。
暖房出力は、木造10畳用だと、最大3.6kwです。
下位機は、木造9畳用で、3.3kwでした。
9畳用と10畳用はしっかり区分して買う方は少ないと思いますが、出力出言えば、失火し差があり、パワフルです。
その上で、このグレードから「火力セレクト」という機能性が加わります。
温度設定によらず「強・中・弱」運転をフラットに続けるモードです。
消費電力は、強燃焼時に、22Wです。
後ほど見る、トヨトミのが少し良いのですが、優秀です。
タンクの容量は、10畳用は、5リットルです。
ただ、それ以上は、7.2リットルの「でかタンク」を装備しています。
使用頻度が高い寒冷地用に向いています。
着火までの時間は、下位機と仕様は同じです。
7秒で着火を利用する際は、待機電力(約2.7円/時間)が必要です。
OFFにした場合は、55秒(10度以下ならプラス30秒)の余熱が必要です。
あとは、下位機と同じです。
つまり、本機も、エコ運転に関わる新エコモードを装備し、消臭に関して、ニオイカットメカ・クリーン消化を搭載します。
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以上、コロナのSTシリーズの紹介でした。
下位機との最も大きな違いは、操作性です。しっかり使いやすい操作パネルを装備して、使いやすさに配慮があります。また、木造10畳用については、下位機より少しパワフルと言えます。
あとは、火力セレクトが目立つほどですが、使い勝手を重視する場合は、 コロナだとこのグレード以上が良いでしょう。
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【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FH-SR3324Y(W)
14・コロナ SRタイプ FH-SR3324Y-W
¥19,780 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉
14・コロナ SRタイプ FH-SR3323Y-W
¥22,980 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ426×幅394×奥行324mm
暖房出力 :3.30〜0.63kw
消費電力:弱燃焼時11W(強燃焼時21W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
なお、SRタイプも、同じグレードのスタンダード機とみなせます。
こちらも、視認性の良い、操作パネルを装備しますのでs。
適用畳数は、木造9畳のみです。
火力は、STシリーズ(10畳用)と較べる場合、やや弱いです。
ただ、それ以外は油量計のデザインが違うほどで、性能は、ほぼ同じです。
ただ、このグレードだけは、リモコンが付属します。
ファンヒーターは(誤動作すると危ないので)着火についてはリモコンでは制御できない仕様です。しかし、あれば便利でしょう。
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結論的にいえば、オーソドックスなスタンダード機ですが、リモコン付きに魅力を感じるならば、選べるでしょう。
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2023年発売〉LC-S33N(WT)
15・トヨトミ LC-S33N-WT
¥20,300 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ428×幅376×奥行296mm
暖房出力 :3.25〜0.79kw
消費電力:燃焼時11W
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時18dB・強燃焼時34dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2023年発売〉LC-S36N(WT)
16・トヨトミ LC-S36N-WT
¥26,189 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ:高さ437×幅435×奥行き315mm
暖房出力 :3.60〜1.02kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時37dB
消費電力:燃焼時20W
タンク:7リットル
保証期間:3年間
【木造〜14畳・コンクリート〜19畳】
〈2023年発売〉LC-S53N(WT)
17・トヨトミ LC-S53N-WT
¥30,800 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ:高さ445×幅550×327.5mm
暖房出力 :5.25〜1.41kw
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時38dB
消費電力:燃焼時21W
タンク:7リットル
保証期間:3年間
LC-S3Nシリーズ、名古屋に本社を置くトヨトミのスタンダード機です。
同社の場合、こちらの2023年発売機が最新です。
操作パネルは、液晶が若干小さめながら、オレンジバックライトを装備します。
この点だけで言えば、コロナの入門機(VGタイプ )あたりがライバルでしょう。
燃焼方式は、トヨトミはポット式です。
コロナと同じで、消費電力が少なめです。
一方、着火にかかる時間が長めという難点があるものの、後述するように、不良油耐性が高いので、この部分で不具合(故障)が起こりにくいのが、特に良いところです。
適用畳数は、木造で9畳・10畳・14畳まで対応水準の展開です。
それぞれ、幅38cm、幅43cm、幅50cmクラスです。
スタンダード機で言えば、9畳用は特に小型で、設置性も良いでしょう。
寝室などでも利用できるサイズです。
暖房出力は、9畳用で3.25kw、10畳用で3.6kw、14畳用は5.25kwです。
9畳用と10畳用は、(畳数的に言えば)さほど差がないですが、出力で言えば結構差があります。
この点で言えば、木造8畳程度の部屋まででは設置性がよい9畳用で良いですが、家の断熱にやや不安がある場合は、10畳用がよいです。
速暖性もそちらのほうが期待値が高いです。
消費電力は、燃焼時は、9畳用は強運転でも最大12Wです。
他機も21Wですので、スタンダード機だけで言えば、トヨトミは光熱費面で優秀です。
タンクの容量も、木造9畳用で5リットルです。
スタンダードな石油ファンヒーターだと、各社ともこのサイズが多いです。
一方、、10畳以上のモデルは、7リットルです。
他社比でも大きめといえます。頻繁な給油は不要でしょう。
着火までの時間は、150秒です(14畳は210秒)。
これは、平均より遅めです。
トヨトミの場合、着火時に石油臭さを防止するために(あえて)長めに時間を取ります。
そのため、消臭着火をオフにすると、90秒着火は可能です。
また、待機電力を利用しての高速着火機能はないので、そもそも電気代はあまり気にしなくて良い機種です。
エコ機能は、室温センサーを利用した節電が可能です。
また、他社機のように「自動消火」したり、「自動点火」したりしながら室温を調整していくのではなくて、緩やかにその温度を目指して温度を低くしていくよう仕組みがとられます。
一定の温度を境にして自動的に消火して温度を調整する他社のエコ機能と比較する場合、快適度・エコ度は高いです。
また、別の意味で「エコ」と言えるのは、エコバーナーを採用している点です。
冒頭書いたように、同社のポット式は、耐久性がいため、シーズン前の灯油の残りをそのまま使っても不具合が生じにくい仕様です。消臭にも効果的で、炉の窒素酸化物を除去することで、消臭対策にもなります。
消臭機能は、エコバーナーの採用に加えて、点火と着火時のダブル消臭機能のほか、灯油臭を軽減できる「においません機構」も装備されます。
同社のポット式は、燃料を直接滴下するので、他方式よりニオイがしやすいため、対策は重要です。
複数のニオイ対策をしている点で、優秀と言えるでしょう。
センサーは、人感センサーを搭載です。
エコモードを利用する場合、人影を感知して、5分間だれもいないと自動でセーブ運転をはじめ、25分間いないと自動で消火することが可能です。(使用しないことも選択できます)
人感センサー(赤外線)の検知範囲は、左右80度、上方向20度、前方に約5メートルです。
温風が行き届く範囲(約2.5M)を越えますが、石油ファンヒーターは部屋全体の暖房に使うため、5メートルほどの範囲のほうが良いです。
なお、下方向に検知しないのは、石油ストーブの場合、赤外線(熱風)が前方に出ているため、検知されないからです。
お手入れは、週1回ほど、掃除機でファンフィルタと、空気取り入れ口のメンテをしてください。
コロナとほぼ変わりませんが、エアフィルタを引き出さずに掃除できる分、やや楽とはいえます。
先述のように、ホコリっぽいご自宅の場合は特にですが、まめにすれば、燃費が結構良くなります。
そのほか、こちらもオフシーズンなどに油受けの掃除が推奨されます。
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以上、トヨトミのスタンダードクラスの紹介でした。
本文でも書いたように、9畳用の小型機は、タンクも大きめで、最も機能が充実しているため、小型機のなかでは良い選択肢だと思います。
エコモードで灯油代が節約できるほか、燃焼時の電力も11Wと低いため、ランニングコストを考えても良い機種です。
また、部屋の利用法によっては、人感センサー付き機種も魅力でしょう。
一方、14畳用は少し暖房出力が多少低めですのであまりおすすめできません。ただ、7Lタンクの10畳用は、スタンダード機としては良いです。
9畳用だと、給油量の面で、心許ない場合は選択肢になりそうです。
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〈2023年発売〉(黒は直販限定)
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
18・トヨトミ LC-33N-WT
18・トヨトミ LC-3324-BM
¥20,799 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ428×幅376×奥行296mm
暖房出力 :3.25〜0.79kW
消費電力:燃焼時11W
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時18dB・強燃焼時34dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
なお、トヨトミの場合 9畳用は、 LC-33N(WT)という下位機種もあります。
黒は、直販限定色です。
暖房出力や仕組みは同じですが、バックライトがないグレー液晶である上で、「人感センサー」が未付属となります。
(値段によっては)本機でも良いでしょう。
安定の「ポット」式で、同じく電気代が安く、不良灯油耐性も高い頑強な製品です。
【木造〜7畳・コンクリート〜9畳】
〈2024年発売〉FW-25S5(S)
19・ダイニチ Sタイプ FW-25S5-S
¥14,899 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-25S4(S)
19・ダイニチ Sタイプ FW-25S4-S
¥16,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ391×幅321×奥行311mm
暖房出力 :2.50〜0.68kw
消費電力:弱燃焼時49W(強燃焼時82W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時33dB
タンク:3.5リットル
保証期間:3年間
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FW-32S5(W)
20・ダイニチ Sタイプ FW-32S5-W
¥14,044 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-32S4(W)
20・ダイニチ Sタイプ FW-32S4-W
¥14,500 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.20〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時35dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜11畳・コンクリート〜15畳】
〈2024年発売〉FW-42S5(W)
21・ダイニチ Sタイプ FW-42S5-W
¥19,800 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ435×幅436×奥行313mm
暖房出力 :4.20〜0.84kw
消費電力:弱燃焼時63W(強燃焼時143W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時39dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
Sタイプは、ダイニチの入門機です。
ホームセンターなどではわりと見かける機種で、売れ筋になる格安モデルです。
新旧ありますが、性能は同じです。
パネルは、ただ、バックライトなしで、文字盤も小さめな廉価版です。
燃焼方式は、ダイニチはブンゼン気化式です。
あとで書きますが、燃焼時に電気を使うので、光熱費の水準が課題です。
その代わり、着火も早く、パワフルで、そこを「売り」にしています。
適用畳数は、木造で7畳・9畳・11畳というラインナップです。
こちらは、上で示したように、畳数ごと本体サイズがそれぞれ大きくなります。
暖房出力は、木造7畳用だと、2.50kwです。
パワーが弱めで速暖性に欠けるので、7畳の部屋で使うのは、光熱費の部分でおすすめしません。
また、コンクリを含めて、適用畳数以内でも、寒冷地で、天井が高かったり、「すきま風」があるような空間だと、弱く感じるでしょう。
木造9畳用ならば、3.2kw表記なので、他社の9畳用表記の製品より多少パワーは低め表記ながら、問題ないといってよい数字です。
11畳用も同じです。
消費電力は、注意が必要です。
なぜなら、ダイニチは、燃焼時に電力も併用する仕組みだからです。
他社よりだいぶ多くの電気を使う仕様です。
小型種でも、弱燃焼時に49W、強燃焼時には82Wですから。
他社は、10-20W程度であることをふまえると、運転時にほぼ5倍です。
シーズンを通せば、5,000円程度の差になるため、注意が必要です。
タンクの容量は、木造9畳用以上は、平均的な5リットルです。
ただ、7畳用の場合3.5リットルです。洗面所などはともかく、部屋使いだと給油頻度は多めでしょう
着火までの時間は、40秒です。
待機電力を利用せず40秒で着火できるブンゼン気化式は同社の「売り」の1つです。ただ、燃焼時の消費電力に影響はあります。
エコ機能は、「エコおまかせモード」が搭載されます。
こちらは、設置した温度に向かって、強運転・弱運転を繰り返して調整する方式です。
ただし、温度が上がりすぎた場合の、一時消火機能がないのがやや難点でしょう。
消臭機能は、点火・消火時のニオイをカットするパワフル秒速消臭システムを装備します。
弁を閉じて気化ガスを止めるという仕組みです。
ダイニチの電気を使うブンゼン気化式は、他方式より臭いにくいので、(格安機で)この部分を重視するならば、同社の製品は選べます。
お手入れは、ダイニチの方式(ブンゼン気化式)の場合、他社と違って、別の空気取り入れ口がないので、真ん中1カ所のみの掃除で楽です。
一方、この方式は不良油耐性に課題があることもあり、底部の油フィルターを月1回の点検(他社はシーズン1回以上)を要請しています。
フィルターを持ち上げ油が連続的に落ちない場合、油フィルタのメンテ(容器に張った灯油ですすぐ)が必要です。ここをノータッチで使っていく場合、耐久性は他社より落ちると言えます。
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以上、ダイニチ(ブルーヒーター)の小型のSタイプの紹介でした。
燃焼に電気を併用する機種です。しかし、暖房出力は(電気をさほど使わない)他社機に負けていると言えます。
パワフルさでは定評があるメーカーとはいえ、本機は例外でしょう。
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なお、ダイニチの場合、本機の(プチ)上位機と言えるラインナップが他にあります。
順番にみておきます。
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉FW-3224NC(W)
22・ダイニチ NCタイプ FW-3224NC-W
¥14,898 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉FW-3223NC(W)
22・ダイニチ NCタイプ FW-3223NC-W
¥16,800 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :3.20〜0.74kw
消費電力:弱燃焼時52W(強燃焼時98W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時35dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
【木造〜11畳・コンクリート〜15畳】
〈2024年発売〉4224NC(W)
23・ダイニチ NCタイプ FW-4224NC-W
¥18,380 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
〈2023年発売〉4223NC(W)
23・ダイニチ NCタイプ FW-4222NC-W
¥23,000 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サイズ: 高さ435×幅436×奥行313mm
暖房出力 :4.20〜0.84kw
消費電力:弱燃焼時63W(強燃焼時143W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時25dB・強燃焼時39dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
第1に、NCタイプです。
適用畳数は、木造で9畳・11畳というラインナップです。
先ほどの機種と比べると、7畳用はないです。
パワーや消費電力など、仕様面は、Sタイプと同じです。
ただ、Sタイプに対して、本機は、押し開けできて手が汚れにくいワンタッチ汚れんキャップになります(写真)。
あとは、機能面で、Sシリーズとの言及したい差は無いです。
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結論的にいえば、線の部分は気になる部分ですし、Sシリーズと比べた場合、NCタイプのほうが魅力的に感じます。あまり、値段差がないならば、そちらが良さそうです。
ーーー
【木造〜7畳・コンクリート〜9畳】
〈2024年発売〉白:FW-2524NE(W) 黒:FW-2524NE(K)
24・ダイニチ NEタイプ FW-2524NE-W
24・ダイニチ NEタイプ FW-2524NE-K
¥21,378 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉白:FW-2523NE(W) 黒:FW-2523NE(K)
25・ダイニチ NEタイプ FW-2523NE-W
25・ダイニチ NEタイプ FW-2523NE-K
¥18,700 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ393×幅321×奥行311mm
暖房出力 :2.50〜0.68kw
消費電力:弱燃焼時49W(強燃焼時82W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時33dB
タンク:3.5リットル
保証期間:3年間
【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】
〈2024年発売〉白:FW-3224NE(W) 黒:FW-3224NE(K)
26・ダイニチ NEタイプ FW-3224NE-W
26・ダイニチ NEタイプ FW-3224NE-K
¥19,259 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉白:FW-3223NE(W) 黒:FW-3223NE(K)
27・ダイニチ NEタイプ FW-3223NE-W
27・ダイニチ NEタイプ FW-3223NE-K
¥20,486 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ429×幅371×奥行299mm
暖房出力 :4.20〜0.84kw
消費電力:弱燃焼時63W(強燃焼時143W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時24dB・強燃焼時35dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間
第2に、NEタイプです。
Sタイプと同じ本体サイズで、暖房出力・省エネ性も同じです。
したがって、本機の場合も、木造7畳用は、速暖性の部分で(スペック以上の空間だと)やや不安があります。
こちらも、新旧ありますが、機能差はないです。
しかし、このシリーズは、消臭機能面で、機能性がすこし上です。
バーナー温度を高めることで消火時の消臭効果を高める秒速消臭システムプレミアムが搭載されます。
そのほか、オレンジのバックライト液晶を装備し、給油お知らせが(ブザーではなく)メロディとなる点が、Sタイプとの違いです。
--
結論的にいえば、仕様面では、明らかに上位です。
ただ、Sタイプで説明した欠点はあるのと、後ほど見る、同社の上位シリーズとあまり価格差がない部分で、若干「宙ぶらりん」なグレードと言え、その部分で選びにくいです。
1-3・コロナの高性能モデル
ここからは、各社の上位機の比較です。
はじめに、コロナの「省エネ」な、高級石油ファンヒーターです。
同社の上位機の石油ファンヒーターは、DCモーターの採用とファンの工夫で、暖かさをキープさせつつ、とくに「消費電力」面で、省エネ性を高めた点に特長があります。
【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】
〈2024年発売〉黒:FH-VX3624BY(H) 白:FH-VX3624BY(W)
28・コロナVX ブラウン FH-VX3624BY-H
28・コロナVX ホワイト FH-VX3624BY-W
¥25,900 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉黒:FH-VX3623BY(H) 白:FH-VX3623BY(W)
29・コロナVX ブラウン FH-VX3623BY-H
29・コロナVX ホワイト FH-VX3623BY-W
¥27,780 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅458×奥行334mm
暖房出力 :3.60〜0.59kw
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】
〈2024年発売〉黒:FH-VX4624BY(H) 白:FH-VX4624BY(W)
30・コロナVX ブラウン FH-VX4624BY-H
30・コロナVX ホワイト FH-VX4624BY-W
¥32,650 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉黒:FH-VX4623BY(H) 白:FH-VX4623BY(W)
31・コロナVX ブラウン FH-VX4623BY-H
31・コロナVX ホワイト FH-VX4623BY-W
¥32,870 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行334mm
暖房出力 : 4.62〜0.72kw
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時38dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
【木造〜15畳・コンクリート〜20畳】
〈2024年発売〉黒:FH-VX5724BY(H) 白:FH-VX5724BY(W)
32・コロナVX ブラウン FH-VX5724BY-H
32・コロナVX ホワイト FH-VX5724BY-W
¥35,770 楽天市場 (1/8執筆時)
〈2023年発売〉黒:FH-VX5723BY(H) 白:FH-VX5723BY(W)
33・コロナVX ブラウン FH-VX5723BY-H
33・コロナVX ホワイト FH-VX5723BY-W
¥38,780 楽天市場 (1/8執筆時)
サイズ: 高さ466×幅520×奥行334mm
暖房出力 :5.65〜0.90kw
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時40dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間
VXシリーズは、コロナでは「2番目に高級」な、ハイグレードモデルです。
コロナ製品の中では、デンキヤで売れているシリーズの1つです。
パネルも、しっかりした、ブラックバックパネルで、高級感があります。
同社の下位機とは、はっきりとした差があります。
なお、本機も旧機種が残ります。
同社のスタンダード機と同じで、1・2・3時間に加えて30分の切タイマーが付いたこと、入タイマーのボタン「長押し」で、タイマー設定後も1時間延長運転できるようになったことが変更点です。
--
結論的にいえば、ここを便利に感じられる方は、新機種でしょうが、一般的には、値段で決めてOKです。
あとは同じですので、同時にみていきます。
燃焼方式は、先述のように、コロナはどれもポンプ噴射式です。
着火時間が長めという以外、欠点が見られない方式です。
適用畳数は、適用畳数別に、木造10畳・12畳・15畳です。
本体サイズは、12畳以上は幅が52cmと大きめで、木造10畳(コンクリート13畳)モデルのみ、45.8cmとやや小型です。
暖房出力は、木造10畳用で、3.6kwです。
他のサイズを含めて、適用畳数にたいして十分なパワーがあるので、問題ないです。
消費電力は、先述のように、強燃焼時でも9.5Wです。
2021年機からDCモーター搭載となった関係で、同一畳数の下位機と比べても、光熱費の面でかなりお得になりました。
そのほか、DCモーターの制御力も使いつつ一、下位機種にはない「ターボモード」搭載です。
同名のダイニチの機能とは違い、ボタン押しで180秒限定で、最大火力より10%ブーストできる機能です。まあ「おまけ」でしょう。
燃焼温度をオーバーブーストさせるものなので、連続使用は基本的にはできない(しても効果が少ない)ですが、立ち上げ時には良いです。
気流の仕組みは、本機は独特です。
VXシリーズは「ダブルフロー」送風機能があります。
石油ファンヒーターは、従来、足下を暖めるのが難しく、天井ばかりが暖かいという難点がありました。
本機は、2つの気流の温度を変えることで、部屋を均一的に暖める能力を備えています。
そのため「温度以上に温かく感じられる」でしょう。省エネにも寄与する部分で優秀です。
加えて、2「ロング温風1/f」として、風に揺らぎをもたせ、「心地よく」する工夫を取り入れました。ルーパーと、細かく制御できるDCモーターの利点を合わせている点で、面白い技術だと思います。
もちろん、石油ファンヒーターの風に積極的に当たりたいかと言えば、微妙なところです。
タンクの容量は、10畳用の機種も含めて7.2リットルの「でかタンク」を装備しています。
着火までの時間は、7秒で着火に対応します。
この場合、電力で余熱をするので、1時間あたり約2.7円ほどの電気代が必要です。
ただ、OFFにした場合も、65秒(13畳用は55秒)と着火は結構速いです。室温が10度以下の場合は、10〜60秒余計に時間はかかりますが。
なお、本機は、着火までの時間をLEDランプで知らせてくれます(トリプルサイン)。
このランプは運転状況を知らせるのにも使われます。
エコ運転は、燃焼を60%、20℃以下に下げる新エコモードが付属します。
このグレードでも、トヨトミに比べると単純な仕組みです。
消臭機能は、かなり徹底しています。
最も効果的な工夫は、消臭シャッターの搭載です。
使用後に自動でシャッターが閉じることで石油臭の広がりを押さえます。
これに加えて、下位機種にも搭載されるニオイカットメカを採用するほか、未燃焼ガスの臭いを浄化する「新においとり触媒」が採用されます。
さらに、消火時の火力制御で、さらにニオイを低減させる「クリーン消火」も搭載です。
これらは「プレミアム消臭・極」と名付けられます。
5つの技術により、スタンダード機に比べて、消化後の石油臭が70%軽減できています。
なお、このグレードについては、リモコンは未付属です。
お手入れは、下位機と同じです。
トヨトミ同様、石油ファンヒーターとしては、面倒ではないほうです。
---
以上、コロナのVXシリーズの紹介でした。
機能面では、送風運転の改良と消臭シャッター、燃費の面でも静音モーターによる電気代のさらなる節約と、下位機種と明らかな違いがあります。
その点で「高級機を買った!」という満足感が得やすく、「上手なラインナップ構成」だと感じます。よく売れる理由でしょう。
また、本体のデザイン性が高く高級感があるのも魅力です。リビングに違和感なく置ける「インテリア家電」を探している方に、この機種は向いていると言えます。
次回につづく!
燃費に優れた石油ファンヒーターは結論的にこの機種!
というわけで、今回は石油ファンヒーターの比較の1回目記事でした。
しかし記事は、まだまだ「続き」ます。
2・石油ファンヒーターの比較 (2)
2-1:省エネ型〈コロナ〉
2-2:ハイブリッド型〈トヨトミ〉
2-3:速暖型〈ダイニチ〉
3・石油ファンヒーターの比較 (3)
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、コロナの上位機を見たあと、トヨトミの(電気との)ハイブリッド型のと、パワー自慢のダイニチの高性能なSGXシリーズなどをさらに紹介します。
とくに、寒冷地においてかなり実力を発揮する機種で、Atlasも注目しているモデルです。
速暖性 ★★★★★
省エネ(石油)★★★★★
省エネ(電気)★★★★★
ニオイカット ★★★★★
タンクサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の3回目記事(こちら)では、全ての機種のうちから、部屋の大きさや、予算別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきたいと思います!
2回目記事は→こちら
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