【今回レビューする製品】2025年 最新オイルヒーター・オイルレスヒーターの性能とおすすめ・選び方: オイルフリーヒーター・マルチダイナミックヒーター :本体のコスパ・電気代の違いや性能ランキング
【比較する製品型番】デロンギ RHJ11G0812-DG RHJ10F1015-DG ヴェルティカルド RHJ21F0812 RHJ21F1015 アミカルド RHJ35M0812-DG RHJ35M1015-BK ユニカルド RHJ65L0712 RHJ65L0915 ベルカルド RHJ75V0915 MDHAA15WIFI-BK MDHS15-BK MDHS15-PB MDHAA12WIFI-BK MDHAA09WIFI-BK MDHS12-BK MDHS12-PB MDHS09-BK MDHS09-PB HXJ60L12 マルチダイナミックヒーターソラーレ IDH15WIFI-AB IDH15WIFI-WB IDH15-AB IDH15-WG DBK DRC121 DRC131 DRC1009WS HEZC13/10JCH アイリス IWH2-1208D-W IWH2-1212D-W IWH2-1208M-W IWHD-1208M-B KIWHD-1210M-W 山善 YAB-H1200TIM POH-S1208M IOH-1208KS POH-505K DOL-J122-GY DOL-J122-BK DOL-J121-GY DOL-J121-BK コロナ ノイルヒート DHS-1523 DHS-1522 DHS-1223 DHS-1222 DHS-1221(CW) ユーレックス VFX8BH-SW LFX8BH-IW VFX11EH-SW VF8BS-SW LF8BS-IW VF11ES-SW LF11ES-IW VFM7U ほか
今回のお題
最新オイルヒーター・オイルレスヒーターのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今回は、2025年1月現在、最新のオイルヒーターを比較します。
オイルを使わない新世代のオイルレスヒーターを含めて、輻射熱・上昇気流で暖める方式、各社の製品をみていく予定です。
基本となる「暖かさ」はもちろん、光熱費にかかわる省エネ機能ほか、安全装備や操作面などに注目しながら、各機を詳しく説明します。
1・オイルヒーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:デロンギ〈イタリア〉
1-3:DBK〈ドイツ〉
2・オイルヒーターの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-2:MILL〈北欧〉
2-3:コロナ〈日本〉
2-4:ユーレックス〈日本〉
2-5:最終的なおすすめ機種の提案
記事では、はじめにオイルヒーターの「選び方の基本」を説明します。
そのあと、業界最大手のデロンギからメーカー順に製品を見ていくつもりです。
同社の製品は上位のマルチダイナミックヒーター・ソラーレ(オイルレス)を含めて、全機種をみていくつもりです。
暖かさ ★★★★★
省エネ機能 ★★★★★
室温センサー ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」をあげていきます。
よろしくお願いします。
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1・セラミックファンヒーターの比較
2・遠赤外線ヒーターの比較
3・オイルヒーター・オイルレスヒーターの比較
4・石油ファンヒーターの比較
5・ガスファンヒーターの比較
6・冬の暖房記事全体のまとめ記事 【結論】
なお、今回の記事は、このブログの暖房器具比較シリーズの3回目記事として書きました。
1-1・オイルヒーターの選び方の基本!
はじめに、オイルヒーターの「選び方の基本」について書いておきます。
暖房の仕組みは、新しいオイルレス式を含めて、本体から発する輻射熱と、自然に上昇する暖気流で、風を起こさず「優しく・柔らかく」部屋を暖めていくという方式です。
正確に言えば、部屋の家具・壁・床をゆるやかに暖め、そちらの熱も利用しながら暖めていくことになります。
1・静音性が高い
=ファンレスで作動音が静か。
2・空気が汚れない
=石油などの燃料を燃やさない。
3・空気が乾燥しない
=エアコンと異なり乾かない。
4・日なたの暖かさ
=「やわらかく」優しく暖まる。
5・安全性
=高熱を出さず、子供にも安全。
この方式の良い部分は、以上のようにまとめられます。
これらの要素を兼ね備える家電は、エアコンを含めて「ない」と言えます。
世界中の寒冷地で、この家電が愛される理由と言えます。
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1 ・すきま風に「弱い」
=断熱性の低い和風建築に不向き
2 ・厳寒地に「弱い」
=暖房前後の気温差15度以上に非対応
3・暖房に時間がかかる
=ファン未搭載で速暖性がない
しかし、公平を期して言えば、以上のような欠点もあります。
注意するべき点を、以下まとめておきます。
第1に、住宅構造です。
オイルヒーター(オイルレスヒーター)は、木造・コンクリを問わず、しっかりした断熱材(5cm以上)を備えた住宅にむく季節家電です。
断熱性が乏しい住宅だと、強運転の時間が増え、翌月、電気代に驚くことになります。
第2に、気候です。
日中のみ使う場合、(外気ではなく)夜間に室内温度が零下になるような地域は向きません。
暖房前から15度ほどあげないと快適にならない地域の場合、石油ファンヒーターや寒冷地用エアコンのが無難です。
第3に、日中に留守が多いご家庭です。
一般的なオイルヒーターは、速暖性に乏しいため、部屋の暖めに時間がかかるからです。
ただし、3点目の部分だけは、Wi-Fi搭載機(デロンギ上位機)ある程度、解決可能です。
外出先で電源をいれられるためです。
その上で、オイルレスヒーターを選ぶならば、留守宅でもさらに問題ないです。
この方式は、オイルを暖める時間が不要なので、熱周りが良く、速暖性が高めだからです。
繰り返しますが、オイルレス方式でも、輻射熱と、自然に上昇する暖気流で暖かくする仕組みなので、オイルヒーターと「良い部分」は、変わりません。
ただし、極端に安いオイルレス機は、構造的に信頼性が低いので、(新型で5万円以上の)上位機を選べばという話になります。予算が限られるならば、オイルヒーターの方が信頼性がだいぶあります。
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1・適用畳数
=部屋のサイズに合う機種
2 ・速暖性
=フィン(放熱板)面積の広い機種
3・温度調整
=センサー(サーモ)性能が良い機種
4・省エネ性能(電気代)
=実質的な光熱費が安くしやすい機種
最後に、オイルヒーターを買うことにに決めた場合、注意して欲しいポイントを4点、示しておきます。
第1に、適用畳数です。
各社が示す「最大10畳」などのスペックは、断熱材(5cm)があるコンクリ建築を基準した目安です。
もちろん、ある程度、密閉できる空間の話になります。少なくとも、実際の畳数を下回る機種を選ぶのはNGです。
そのため、今回の記事でも、各製品の「適用畳数」をしめして紹介するつもりです。
第2に、速暖性です。
オイルヒーターの場合、最大出力(1200Wなど)も重要です。
その上で、放熱フィンの面積が広い製品の方が、原則的に暖まりが良いです。
一方、昔は「フィンの枚数が多いほど高性能」という原則が通じました。しかし、最近は、フィンの形状を工夫して、少ない枚数でも(実は)合計面積は広いという「新型」が出ています。
さらに新型の「ノンオイルヒーター」は、仕組み自体が変わるため、速暖性を知るのが難しくなっています。
実際、ややこしい部分なので、ここついては本編で機種ごとに説明を加えます。(ある程度)安心してご覧ください。
第3に、温度調整です。
格安機の場合、温度センサーがチープ(バイメタル式)で、しっかり調整できません。
その場合、快適な温度設定が難しいほか、光熱費が無駄に高くなります。
少なくとも、サーミスタ式でマイコン制御ができる機種、適うならば、しっかりした温度制御プログラムで、安定温度を維持しやすい機種を選ぶべきです。
今回も、その点を重視して比較します。
第3に、省エネ性能(電気代)です。
電気代は、オイルヒーターの場合、8畳を暖房するとして1時間35円ほどです。
先述の断熱性基準がある部屋で使うならば、例えば石油ファンヒーターあたりと同じほどです。
一方、しっかりした温度センサー、制御プログラムを搭載したエコ性能が高い上位機は、賢い運転で、より安くすることが可能です。
単純に一定温度「下げる」以上に高度な運転ができる機種もあるので、そういった部分に注目するのがポイントです。
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以上、オイルヒーターの「選び方の基本」の説明でした。
ここまで書いてきたことに注意しながら、以下では、冒頭でかいたようなメーカー順に各機を比較していきます。
1-2・デロンギのオイルヒーターの比較
はじめに、イタリアのデロンギの製品からです。
日本で最も「売れている」だけに、同社の製品展開数は多いです。
はじめに、オイルヒーターを紹介したあと、先ほど少し振れた、上位のマルチダイナミックヒーターをみていきます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2021年発売】
【8畳〜10畳用】
1・デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F0812-WH
2・デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F0812-GY
¥23,410 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:8枚
電力切替:強1200 中700 弱500W
サイズ:長さ43×幅26×高さ65cm
【10畳〜13畳用】(2023年追加)
3・デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-LG
4・デロンギ ヴェルティカルド RHJ21F1015-BR
¥32,799 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:9枚
電力切替:強1500 中900 弱600W
サイズ:長さ52×幅26×高さ65cm
温度感知:バイメタル式
自動エコ運転:
表面温度:最大80度
保証期間:3年
ヴェルティカルドは、 デロンギのオイルヒーターの、リビング向けの入門機です。
同社の現行機では最も安い製品です。
適用畳数は、8畳〜10畳用・10畳〜13畳用から選べます。
パワー以外は同じなので、同時に紹介したいと思います。
本体サイズは、8-10畳用だと、長さ43×幅26×高さ65cmです。
10-13畳用だと長さだけ若干拡がります。
いずれも畳数クラスでは、大きくも、小さくもない普通のサイズです。
なお、この世代では外観の改良があったので、見かけはモダンで「格好良い」です。コードを前面全体で巻き付けられるようになったため、保管時に楽になっています。
フィン(放熱板)は、8枚です。
オイルヒーターは、基本的に、フィン(放熱板)の面積が多いほど強力です。
本機はサーマルカットフィンという、昔からあるフィンです。
後ほどみる上位機と違い、表面積を増す加工はなされません。
また、最近の高性能機に比べると、表面温度は「最高80度まで」という水準のフィンです。多少、熱くなりやすいと言えます。
子供のいるご家庭は、熱の部分に配慮がある、もう少し上位機でも良いでしょう。
温度調整は、バイメタル式サーモスタットです。
2つの金属の熱膨張の違いを利用して「1点の温度」だけを検知しスイッチを入れる仕組みです。
コタツとかアイロンとかに採用されている温度感知方式です。室温に応じた温度の設定ができません。スイッチを入れる場所を、6段階でアバウトな設定できるだけです。
また、ONとOFFでの通電温度差が広いため、温度変動幅も広いです。
エコ運転機能も、イマイチです。
(センサーがアバウトな)バイメタル式では高度な運転はできないからです。(本体は安くても)電気代は高めな機種です。
パワー切替は、ただし、1200Wの強運転と、500Wの弱運転の2種類が選べます。
タイマーは、付属します。
24時間でONとOFFの時間を設定する方式です。
朝早くにONにしておいて、部屋をじっくり暖めることが可能です。
デロンギ トップハンガー TH-8FH
¥2,900 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
そのほか、この価格の製品からキャスターが付属します。暖房性能が良い分、本体サイズがやや大きいためでしょう。
なお、愛用者が多いトップハンガーは、別売です。専用設計なので安全ですし「よく乾く」ように設計されます。
安全性は、高いです。
下位機種ながら転倒防止装置・過熱防止装置・などが一通り装備されます。
ただし、チャイルドロックはないです。
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以上、デロンギのヴェルティカルドの紹介でした。
格安機でも、デザイン性に配慮があるのは、同社らしいと思います。
ただ、バイメタル式で自動運転が実質不可能であり、利便性や電気代の面では「不利」な機種です。表面温度も(デロンギ機としては)上がりやすい部分もあるため、予算が許すならば、もう少し上のグレードの製品が良いように思えます。
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【2021年発売】
【8畳〜10畳用】(2022年追加)
5・DeLonghi RHJ11G0812-DG
¥24,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:8枚
電力切替:強1200 中700 弱500W
本体サイズ:長さ42×幅24.5×高さ64cm
【10畳〜13畳用】
6・DeLonghi RHJ10F1015-DG
¥26,980 楽天市場 (11/28執筆時)
放熱板の数:9枚
本体サイズ:長さ49.5×幅24.5×高さ64cm
温度感知:バイメタル式
自動エコ運転:
表面温度:最大80度
保証期間:3年
なお、ヴェルティカルドの旧シリーズになるのが、こちらです。
現在でも「廉価版」として以上の2種類は販売があります。
先述のように、新機種(ヴェルティカルド)では外観を「格好良く」しましたが、こちらは旧来の形状です。
それ以外は、性能面で違いはないのですが、価格差もあまりないと言えます。
ただ、8-10畳用に限っては「ペット共生用」(デロンギ オイルヒーター with Pet)だけは、コード部分を強化(4層プロテクションコード)しています。
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結論的にいえば、犬などのペットを室内で飼われている方は、多少の「お守り」になる点で、8-10畳用モデルは選べるかもしれません。
【2018年発売】
【8畳〜10畳用】
7・DeLonghi アミカルド RHJ35M0812-DG
¥37,800 楽天市場 (11/28執筆時)
放熱板の数:7枚(新L字型)
電力切替:強1200 中700 弱500W
サイズ:長さ43×幅26×高さ65cm
【10畳〜13畳用】(2021年追加)
8・DeLonghi アミカルド RHJ35M1015-BK
¥42,800 楽天市場 (11/28執筆時)
放熱板の数:8枚(新L字型)
電力切替:強1500 中900 弱600W
サイズ:長さ52.5×幅26×高さ65cm
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大70度
保証期間:3年
DeLonghi アミカルドは、入門機に次ぐグレードの機種です。
サイズ的には2種類の展開で、それぞれ適用畳数が異なります。
適用畳数は、8畳〜10畳と10畳〜13畳の2種類の展開です。
本体サイズは、幅26×奥行43×高さ65cmです。
13畳用は奥行だけ、10cmほど伸びます。
いずれもこのクラスでは、平均的なサイズです。
フィン(放熱板)は、下位機より工夫があります。
面積部分で利がある、新L字型フラットフィンを採用します。
枚数は7枚(8枚)ですが、下位機より面積が広く暖房効率も良いです。
安全性も、表面温度も最高70度に制御されるため、より高いと言えます。
さらに、チャイルドロックの搭載もこの機種からです。
温度調整も、高度です。
サーミスタを用いるマイコン制御式だからです。
したがって、正確な温度が把握できないバイメタル式ではない点も「下位機種以上」です。
上図のようなデジタルディスプレイも搭載です。
エコ運転機能も、搭載し、賢い弱運転で、電気代を節約できます。
パワー切替は、強1200W・中700W・弱500Wの3種類が、手動では選べます。
13畳用は、強1500W 中900W 弱600Wですので、応じて高くなります。
1500Wは、日本の壁コンセントの限界なので、これ以上は無理という話になります。
タイマーは、付属します。
ON/OFFが簡単に設定できる24時間ON/OFFタイマーが採用されています。
L字型フラットフィン(R)用 TH-300R
¥2,500 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
「衣類乾燥」のためのトップハンガーは、こちらも別売です。
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以上、デロンギのアミカルドの紹介でした。
下位機種と比較する場合、サーミスタ式の温度センサー搭載で、自動運転・エコ運転の精度が高い点が「売り」です
比較的低予算で、安心安全なデロンギ製品を「指名買い」する場合、本機はよい選択肢でしょう。
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【2018年発売】
【8畳〜10畳用】
9・DeLonghi アミカルド RHJ45M0912-SG
¥35,780 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:9枚(f字型フィン)
電力切替:強1200 中700 弱500W
サイズ:長さ47,5×幅25×高さ63.5cm
【10畳〜13畳用】(ジャパネット限定)
10・DeLonghi アミカルド RHJ45M1115-LG
¥49,980 ジャパネット (11/28執筆時)
放熱板の数:10枚(f字型フィン)
電力切替:強1200 中700 弱500W
サイズ:長さ55,3×幅25×高さ63.5cm
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大70度
保証期間:3年
なお、アミカルドの8畳については、別モデルがあります。
なお、大きなほうは、ジャパネットたかた限定です。
違いは、フィンの部分で、こちらは、f字型フィンです。
F字型フィンは、先ほどのL字型が出る前からある旧仕様です。
フィンの枚数は、9枚と多いです(13畳用は10枚)。
しかし先述のように、新L字型フラットフィンは、1枚あたりの面積自体を1.7倍に増やしていますので、枚数が多いほど、暖かさが上位というわけではないです。
サイズは、長さ47,5×幅25×高さ63.5cmです。
新型フィンは、本体のコンパクト化を狙ったものだったので、長さが新機種よりあります。
ただ、フォルムが丸っこく「ほのぼの系」なので、その部分で気に入るか方はいるかもしれません。
安全面も、エッジが内側にカーブする形状なので、多少ですが「安全」と言えるかもしれません。
あとは、目に付く違いはないです。
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結論的にいえば、省エネ性や暖房力は、新方式のフィンと(だいたい)同グレードと見て良いです。
基本的には、小型で、新しいほうのモデルで良いでしょう。ただ、デザインが気に入ったならば、こちらでもOKです。
【2018年発売】
【8畳〜10畳用】
11・Delonghi ユニカルド RHJ65L0712
¥23,400 楽天市場 (11/28執筆時)
放熱板の数:7(X字型)
電力切替:強1200 中700 弱500W
サイズ:長さ47.5×幅30×高さ68cm
【10畳〜13畳】
12・Delonghi ユニカルド RHJ65L0915
¥25,400 楽天市場 (11/28執筆時)
放熱板の数:9(X字型)
電力切替:強1500 中800 弱800W
サイズ:長さ56×幅30×高さ68cm
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
保証期間:3年
ユニカルドは、デロンギのオイルヒーターの中級機です。
昔は「ドラゴンデジタルスマート」という名前で展開していたシリーズですが、名前を変えました。
適用畳数は、こちらも8畳〜10畳と10畳〜13畳の2サイズ展開です。
先述のように、扉などで密閉できる部屋をベースにした数値です。
例えば、小型の場合、8畳より狭い部屋で利用するぶんには機能的に問題ありません。
ちなみは、4.5畳〜という表記でしたが、「日本電機工業会」の自主基準に合わせる形で「8畳から」と表記するようになりました。
本体サイズは、8-10畳用だと、奥行47.5×幅30×高さ68cmです。
10-13畳用だと、奥行が56cmになります。
いずれも同じ畳数の下位モデルよりわずかに大きいですが、機能はより充実するので、マイナスとは言えません。
フィン(放熱板)は、7枚です(13畳用は9枚)。
一見すると、上位機にもかかわらず、少ないように思えます。
しかし、本機は、幅広X字型フラットフィンという上位構造のフィンを使っています。
L字フィンに較べて約50%の性能アップです。換算すれば、10.5枚・13.5枚のフィンをそれぞれ積んでいるようなものと言えます。
安全性も高いです。
なぜなら、X字型フラットフィンは、パネルの表面温度が最高60度だからです。
オイルヒーターは輻射熱で暖める方式のため、表面温度が低くても暖房性能は変わりません。
チャイルドロックも付属します。
温度調整は、下位機種同様に、サーミスタを用いるマイコン制御のセンサーです。
エコ運転機能も、もちろん搭載で、メーカー公表値で20%の節電性があります。
パワー切替は、強1200W・中700W・弱500Wです。
10-13畳用は、強1500 中800 弱800Wです。
いずれも、問題ないです。
タイマーは、デジタル式で24時間タイマーです。
ダイヤルの操作性(回す・クリック)は良く、感覚的に操作できます。
幅広X字型フィン用 天板無し TM-9XM
¥5,150 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
なお、衣類乾燥や簡易的な加湿のためのトップハンガーは、別売です。
本機は、この型番が対応です。
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以上、デロンギのユニカルの紹介でした。
性能面では、表面積の広い幅広X字型フラットフィンの採用で、蓄熱性や速暖性の高さが期待できます。
こうした基本性能の部分で、下位機種との差がある点は「このグレードを買う動機」となります。
なお、オイルヒーターは暖まりが遅いため、ある程度パワーがあった方が使い勝手が良いです。エコ運転機能もあるため、暖まった後の電気代は下位機種と変わりません。
そういった面で、中位機種との価格差は十分に吸収しうる性能だと思います。
【2016年発売】
【10畳〜13畳用】
13・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-GY
14・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-PK
15・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-GR
¥36,790 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:9(X字型)
電力切替:強1500 中900 弱600W
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
サイズ:長さ53.5×幅30×高さ68cm
保証期間:3年
ベルカルドは、デロンギのオイルヒーターでは「上位機」にあたる機種です。
適用畳数は、10-13畳です。
小型モデルは展開がないです。
とはいえ、それ以下の部屋でも、(ある程度の)速暖性を求めたい場合は、部屋の気密性が心配な方は、それ以下の畳数でも選ぶ意味はあります。
本体サイズは、奥行53.5×幅30×高さ68cmです。
設置性は、ユニカルドに比べても良いです。
一方、その他の部分は1つ上でみた「ユニカルド」と変わるのは2点だけです。
第1に、タイマーが新24時間タイマーに変更された点です。
下位機も24時間タイマーです。
しかし、こちらは、「3モード」の温度設定ができるため、夜間の一定時刻まで、温度を「一段階下げる」というプログラムが可能です。
第2に、リモコンが付属する点です。
リモコンでは、オン・オフ・電力レベルの切り替え、温度設定の操作が可能です。
赤外線式なので、【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたような製品を導入すれば、帰宅前の電源操作も可能でしょう。
あとは、収納式コードホルダーが付いているほどで、あとは下位機種(ユニカルド)と同じです。
幅広X字型フィン用 天板無し TM-9XM
¥5,150 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
トップハンガーは、やはり別売ですが、種類は下位機と同じものです。
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以上、デロンギの「ベルカルドオイルヒーター」の紹介でした。
夜間の温度調整は実用性があり、面白いと思います。ほぼ毎日付け続けるだろう方は、むしろこの機種が良いでしょう。
色目としても、暖かみのあるデザインですので、こちらのほうが部屋に合わせやすいかもしれません。
【10畳〜13畳用】
【2019年発売】(22年/23年追加)
【上位機】(Wi-Fiあり・リモコンなし)
16・デロンギ マルチダイナミック MDHAA15WIFI-BK
¥68,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【中位機】(Wi-Fiなし・リモコンあり)(在庫限り)
17・デロンギ マルチダイナミック MDHU15-BK
17・デロンギ マルチダイナミック MDHU15-PB
¥71,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【下位機】(Wi-Fi・リモコン・24時間タイマーなし)
18・デロンギ マルチダイナミック MDHS15-BK
18・デロンギ マルチダイナミック MDHS15-PB
¥63,800 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板:5モジュール
電力切替:300/600/900/1200/1500W
温度感知:マイコン式(32通り)
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
サイズ:長さ49.4× 幅27.5×高さ66.5cm
保証期間:3年
こちらは、デロンギのマルチダイナミックヒーターの上位機です。
正確には「オイルレス」なのですが、性質はオイルヒーターと(ほぼ)同じです。オイルヒーターより優れる部分も多いので、同社では「上位」に位置づけています。
Atlasも、こちらのシリーズの製品を長いこと使っていて、なじみのある製品です。
装備の違いで3種類あります。
最上位機は、Wi-Fiが装備です。
スマホをリモコン代わりに使えるので、リモコンはありません。
中位機は、Wi-Fiの代わりにリモコンが装備される機種です。
あとは同じです。ただ、あとから下位機がでた関係で「在庫限り」で終息です。
下位機は、Wi-Fi・リモコンが付かない上で、24時間タイマーも省略(入切タイマーのみ)です。
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結論的にいえば、Wi-Fiは、本機の場合、割と便利に使えるので、今の値段ならば装備している上位機が良いように思います。
あとは同じなので、同時にみていきます。
マルチダイナミックヒーターは、正確には従来の「オイルヒーター」ではありません。
なぜなら、オイルが暖まるのではなく、放熱板と熱源が一体化した5つの金属モジュールを暖める新しい仕組みだからです。いわば、「オイルレスヒーター」です。
オイルヒーターの良い部分、つまり、「空気を汚さない」・「輻射熱によるやわらなかな暖房」・「静かに暖房できる」というメリット性はキープされます。
その上で、弱点であった速暖性を2倍に早めることに成功しています。もちろん「じんわり」暖まっていくというオイルヒーターの良い部分は、まったく変更していません。
サイズは、長さ49.4× 幅27.5×高さ66.5cmです。
同社のオイルヒーターとさほど変わりませんが、多少、短めかなといったところです。
適用畳数は、10-13畳までです。
広めのリビングでも利用できるサイズです。
小部屋用の他のサイズは後ほど別に説明します。
先ほどの機種比べて金属モジュールが5個に増量しており、最大13畳までの暖房に対応する機種になります。
パワー切替も、最大1500Wのほか、300/600/900/1200Wに切り替えられます。
温度調整は、下位機種と同じで、サーミスタ式(マイコン制御電子式)です。
ただ、各モジュールを総計で32通りで動かせるため、快適温度からの逸脱がオイルヒーターに較べて少なくて済むというメリットがあります、
部屋の温度の均質性という点では、最も性能が良いと言えます。
エコ運転機能は、本機も、オイルヒーターと同じように、20%のエコ運転に対応です。
また、オイルヒーターに比べて、細かい運転制御ができるため、エコ運転自体の効率は、オイルヒーターより良いです。
こちらは、冒頭でも提示した、オイルヒーターの場合の1時間の電気代です。
オイルレスの本機と比較する場合、相当の節電効果が期待できます。なお、上手の数字は、いずれも電気が高騰する前のものですが、(言うまでもなく)等しく電気が上がっているので、比は同じですから、参考にできます。
安全性は、オイルヒーターの良い部分を引き継いでおり、60度です。
チャイルドロックも付属です。
タイマーも、24時間設定できるタイマーです。
デロンギの場合、24時間で、3つの温度をプリセットし、設定温度を時刻によって自動で切り替えることも可能です(タイマープログラム)。
使い勝手が良いです。リモコンも付属します。
幅広X字型フィン用 天板無し TMP-22XM
¥5,150 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
トップハンガーは、別売です。
ネットワークは、先述のように上位構成のみWi-Fi搭載となります。
「デロンギ コンフォート」という専用アプリが、iOS/ Android双方に用意されています。
そのため、スマホをリモコン代わりにして、制御可能です。
外出先から、Wi-Fiとご自宅のルーターを介して、遠隔操作できます。
2020年機からは、デロンギが自社サーバーを用意したため、旧機と違って(ハブとして)AppleTVを購入する必要がなくなり、設置難易度が格段に下がりました。
外出先からの操作は、「消し忘れ」の場合などに便利です。
もちろん、帰宅前に、電源を入れることも可能です。先述のように、最大60度とモジュールが過熱しないので、ある程度安心して、電源を入れることが可能でしょう。
一方、スマホアプリでは、曜日と時間別に、設定温度がアプリで登録できます。そのため、平日は深夜は温度設定を低く、朝にフルパワーになど、相当細かいタイマー設定が可能です。
加えて、【Apple Watchの比較記事】で紹介した端末をお持ちの場合、設定した起床時間・心拍数の低下にあわせて、温度を調整する「マイスリープ機能」も利用可能です。
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以上、デロンギのMDHU159の紹介でした。
従来のオイルヒーターの良い部分は残した上で、「設定温度の均一性」・「速暖性」というオイルヒーターの欠点を無くした点で、見所の多い機種です。
とくにWi-Fiモデルはそのように言えます。
やはり、価格が高いのがネックです。
ただ、リビング用として、オイルヒーターの特性に加えて、温度の均一性と、暖房の速さを求めるならば、こらちが良いでしょう。
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【2020年発売】(23年追加)
【8畳〜10畳用】
【上位機】(Wi-Fiあり・リモコンなし)
19・デロンギ マルチダイナミック MDHAA12WIFI-BK
¥59,800 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【中位機】(Wi-Fiなし・リモコンあり)(在庫限り)
20・デロンギ マルチダイナミック MDHU12-BK
20・デロンギ マルチダイナミック MDHU12-PB
¥63,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【下位機】(Wi-Fi・リモコン・24時間タイマーなし)
21・デロンギ マルチダイナミック MDHS12-BK
21・デロンギ マルチダイナミック MDHS12-PB
¥49,800 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板:4モジュール
電力切替:300/600/900/1200W
サイズ:長さ44×幅27.5×高さ66.5cm
【6畳〜8畳用】
【上位機】(Wi-Fiあり・リモコンなし)
22・デロンギ マルチダイナミック MDHAA09WIFI-BK
¥51,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【中位機】(Wi-Fiなし・リモコンあり)(在庫限り)
23・デロンギ マルチダイナミック MDHU09-BK
23・デロンギ マルチダイナミック MDHU09-PB
¥59,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【下位機】(Wi-Fi・リモコン・24時間タイマーなし)
24・デロンギ マルチダイナミック MDHS09-BK
24・デロンギ マルチダイナミック MDHS09-PB
¥42,777 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板:3モジュール
電力切替:弱300 中600 強900W
サイズ:長さ37×幅27.5×高さ66.5cm
温度感知:マイコン式(32通り)
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
保証期間:3年
なお、デロンギのマルチダイナミックヒーターには、適用畳数が狭めの下位機もあります。
気密性が十分高い部屋や、小部屋の場合は、主に「本体価格の安さ」の部分で、本機を選んでもOKです。
最大電力は、ただ、それぞれ、1200W、900Wとなります。
モジュール数も減るため、速暖性は、同サイズのオイルヒーターよりは良いと言えますが、10-13畳用に劣るでしょう。
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結論的にいえば、マルチダイナミックヒーターの「良い部分」と言える速暖性を期待する場合、示される適用畳数より、1サイズ余裕を持って購入しても良いでしょう。
【10畳〜13畳用】
【2024年発売】(一部23年)
【上位機】(Wi-Fiあり)
25・デロンギ ソラーレ IDH15WIFI-AB
¥85,329 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
26・デロンギ ソラーレ IDH15WIFI-WB
¥99,800 楽天市場 (11/28執筆時)
【下位機】(Wi-Fiなし)
27・デロンギ ソラーレ IDH15-AB
27・デロンギ ソラーレ IDH15-WG
¥77,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板:5ユニット(U字ヒーター)
電力切替:300/600/900/1200/1500W
温度感知:マイコン式(32通り)
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
サイズ:長さ52.0× 幅24.0×高さ68cm
保証期間:5年
マルチダイナミックヒーター ソラーレは、デロンギの最上位機です。
上で見てきた「マルチダイナミックヒーター」と同じオイルレスで、実際的に、その後継上位機にあたるといえます。
「マルチダイナミックヒーター」の利は、形状が変わっても維持し、その上で、主に輻射熱の部分で新機軸を加えたモデルと言えます。
本機は、Wi-Fiの有無で2種類の展開です。
下位機の場合と同じで、利便性が大きく変わるので、付属モデルが良いかと思います。
サイズは、長さ49.4× 幅27.5×高さ66.5cmです。
先ほどの機種と寸法はほぼ同じです。ただ、写真のような形状でスリムです。
圧迫感は大幅に減っているとと言えます。
重さも、従来機から半減の8.3kgとの情報です。
仕組みは、旧機と大きな変更がありました。
従来機は、縦配置の5つの金属モジュール(放熱フィン+ヒーター)配置し、それが直接熱を出す構造でした。
新型は、一方、ヒーターを横配置にしたうえで、放熱フィンがない形式です。
ヒーティングエレメント(U字)は、上段に1つと、中段2つ、下段2つと総計5つ配置します。
輻射熱は、フィンではなく、赤外線シールドと呼ばれる柵状のユニットが集める仕組みです(DIST:赤外線シールド技術)。
赤外線シールドがためた(強化した)輻射熱は、フラットな表面パネルを通して放出していくという仕組みです。
加えて、床に輻射熱を伝えることも新しく意識し、床の輻射熱で足もとを集中的に暖めていく構造になっています。
先述のように、中段・下部に熱源モジュールを多めに配置したのは、輻射熱を強化するためと言えます。制御アルゴも、下部モジュールの熱を優先に出せるような設定です。
5つのヒーターを個別に温度制御する点、温度制御技術(オートアダプションテクノロジ)で、適切な電力で、賢く部屋を暖めいくという方向性は、下位機(旧機)と同じといえます。
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結論的にいえば、改良の主目的は本体の軽量化(小型化)かと思います。
ただ、旧機は(上部からの)自然対流のほうに回される熱の割合が多かったような感じがあったので、輻射熱の強さを大事にして改良をしたと言えそうです。
適用畳数は、10-13畳までです。
先述のように、基本的な暖房力は強化はされないにせよ、仕組みが変わっても維持されています。
パワー切替も、最大1500Wのほか、300/600/900/1200Wに切り替えられます。
温度調整は、下位機種と同じで、サーミスタ式(マイコン制御電子式)です。
ただ、各モジュールを制御し、一定温度をキープするという発想は、旧機と変わりません。
エコ運転機能は、本機も搭載です。
自動的に、0.5℃〜2℃設定温度を落としつつ、電力を抑えて運転します。
節電効果も旧機と同じ割合(63%)です。
先述のように、外観と輻射熱の部分の仕様は大きく変わったものの、「マルチダイナミックヒーター」としての従来の特徴は変わらないようです。
安全性も同じで、パネルは60度です。
チャイルドロックも付属です。
タイマーも、24時間設定できるタイマーです。
設定は、タッチパネル式カラー液晶とノブの組み合わせて行う方式で、簡単です。
この部分のデザイン性もかなり良いです。
トップハンガーは、一方、現状で展開がないです。
構造的に難しいのでしょう。
その代わりというわけではないですが、アロマポット機能があります。
水と、エッセンシャルオイル、あるいは精油をいれて、利用します。
ネットワークは、上位構成のみWi-Fi搭載となります。
アプリは下位機と同じ「デロンギ コンフォート」です。
本機だけの独自機能はないですが、外出先からの操作や、睡眠サポートなど充実します。
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以上、デロンギのマルチダイナミックヒーター ソラーレの紹介でした。
外観は(もはや)オイルヒーターっぽい要素はないですが、最先端の家電としてのデザイン性がある上で、オイルヒーターの良い部分が残された製品です。
旧機ですでに「設定温度の均一性」・「速暖性」というオイルヒーターの欠点は消えていましたが、輻射熱についての工夫をふくめて、新しい見どころが加わったと言えそうです。
デザイン性が好みである上で、予算があればこちらが良いでしょう。
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【2016年発売】
【8畳〜10畳用】
28・DeLonghi コンベクターヒーター HXJ60L12
¥31,000 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:
最大消費電力:1200W
電力切替:強1500 中900 弱600W
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大70度
サイズ:長さ31.0×幅82.5×高さ56.5cm
保証期間:3年
このほか、空気を汚さない暖房ジャンルだと、デロンギの場合、コンベクターヒーターという製品もあります。
設置法は、オイルヒーターやマルチダイナミックヒーターと同じです。
窓や、外気に触れている壁際です。輻射熱と対流を活かして温度を上げるのも同じです。
速暖性は、パネル状のPTCセラミックヒーターですので、(マルチダイナミックヒーター同様に)こちらも良いです。
ただ、構造的に上方気流を利用して、冷気をガードしながら、暖気を部屋に拡げる形です。
それ以外の方向には暖気が拡がりにくいので、天井が高い部屋や、ドアなどから暖気が逃げやすい構造の部屋、あるいは、空気の入口が複数ある部屋だと、速暖性があるとも言えず、他方式以上に電気代もかかりやすいです。
快適性も、マルチダイナミックヒーターに比べると適温を維持しにくく、(風の熱気が先に来るので)じわじわ暖かくなる感じも、やや乏しいです。
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結論的にいえば、若干特殊な製品で、日本の住宅環境の場合、合う合わないが(オイルヒーター以上に)あると言えます。
ただ、例えば、高気密住宅で、窓が大きいようなご自宅で、10畳以内に「密閉」できるような場合ならば、選べるかもしれません。
1-3・DBKのオイルヒーターの比較
つづいて、ドイツのDBKのオイルヒーターを紹介していきます。
日本では、日本ゼネラル・アプラィアンス正規代理店経由で、20年来売られ続けているメーカーです。保証面でも安心です。ただし、デロンギが3年保証であるのに対して、DBKは1年保証です。
【2023年発売】
【4畳〜9畳用】
29・DBK オイルヒーター DRC131
¥21,000 楽天市場 (11/28執筆時)
【2020年発売】
【4.5畳〜8畳用】
30・DBK オイルヒーター DRC121
¥19,800 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:12
電力切替:強1300 中800 弱500W
温度感知:マイコン式
サイズ:長さ58.5×幅29.2×高さ63.7cm
自動エコ運転:
表面温度:
保証期間:1年
DRC131は、DBKの製品です。
旧機が残ります。形状はほぼ同じですが、フィンの数が1枚少ない関係で、最大8畳までとされます。
適用畳数は、この機種は、4-9畳までとなります。
むろん、気密性の高いコンクリート製住宅の場合のスペックです。
本体サイズは、長さ54.5×幅29×高さ64cmです。
デロンギの同一畳数機と比較すると、多少ですが大きめです。
フィン(放熱板)は、12枚です。
枚数は多いですが、昔ながらのL型形状です。そのため、本体が大きいとも言えます。
パワー切替も、最大1200Wのほか、800/500Wに切り替えられます。
デロンギと構成は同じです。
温度調整は、、実温度が指定できるサーミスタを用いるマイコン式制御です。
値段からすると優秀で、周囲温度を元に強・中・弱を制御し、設定温度に近づけます。
コントローラー部分の日本語フォントの質が悪く高級感はイマイチですが、実用性は高いです。
エコ運転機能は、未搭載です。
タイマーは、24時間タイマーです。
入切とも24時間まで、同時に設定できますので、使い勝手は良いでしょう。
安全性は、基本的な機能(転倒時消火・過熱防止)などは網羅します。
チャイルドロックも搭載です。ただ、表面温度は非開示です。
なお、本機は、取付式のタオルウォーマーが「最初から」付属します。
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以上、ドイツのDBKのDRC131の紹介でした。
温度センサー搭載で温度設定できる機種で、ハンガーも付いていて価格も安い機種です。
先述のように、文字盤のフォントなどの部分が「いかにも輸入品」で値段が出ている部分があります。
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なお、DBKからは、他にもいくつかオイルヒーターが出ています。
簡単に紹介しておきます。
【2020年発売】
【4.5畳〜7畳用】
32・DBK オイルヒーター DRC1009WS
¥14,972 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:9
電力切替:強1000 中600 弱400W
温度感知:バイメタル式
サイズ:長さ45.3×幅24×高さ63.5cm
自動エコ運転:
表面温度::
保証期間:1年
第1に、DRC1009WSです。
適用畳数は、7畳までのモデルで、パワーが弱めになります。
格安ですが、ハンガーもないですし、選ぶならばやはり上位機でしょう。
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【2018年発売】【ハンガー付】
【4.5畳〜9畳用】
33・DBK オイルヒーター HEZC13/10JCH
¥31,963 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
放熱板の数:10
電力切替:強1300 中800 弱500W
温度感知:バイメタル式
サイズ:長さ59×幅26×高さ64cm
自動エコ運転:
表面温度: 非公開
保証期間:1年
第2に、HEZC13/10JCHです。
適用畳数は、1300W旧ですので、9畳までの機種です。
その上で、750Wの出力のセラミックファンヒーターが内蔵されます。
オイルヒーターのみ暖房として利用する場合、起動時だけ速く暖めたい時などに便利だと思います。
ただ、多かれ少なかれ、この方式は空気を汚す点、静音性に欠ける点でオイルヒーターの利点を削いでいる気もします。
タイマーはアナログ式ですが、24時間タイマーです。
次回に続く!
オイルヒーターのおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、オイルヒーターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・オイルヒーターの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ(続き)
2-2:MILL〈北欧〉
2-3:コロナ〈日本〉
2-4:ユーレックス〈日本〉
2-5:最終的なおすすめ機種の提案
暖かさ ★★★★★
省エネ機能 ★★★★★
室温センサー ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、アイリスオーヤマの製品をみたあと、デロンギの「マルチダイナミックヒーター」のライバルとなる、コロナの「ノイルヒート」を紹介します。
その上で、ここまで紹介してきた全製品から、いつものように、予算別・価格別に、Atlasのオススメ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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