【今回レビューする製品】2024年 MacBook Air Pro iMac Mac mini対応の外付ポータブルブルーレイドライブの性能とおすすめ:USB-C(USB Type-C) Thunderbolt 3対応:機種の違いと性能ランキング OSX 10.15 macOS 14 13 12 11対応
【比較する製品型番】パイオニア Mac用 BDR-XD08BK BDR-XD08LE BDR-XS07JL BDR-XD08MB-SBUFFALO BRXL-PTV6U3-BK/N BRXL-PTV6U3-BKB BDR-XS08MB-S アイオーデータ BRP-UC6K BRP-UC6SBRP-UC6K/E BRP-UC6S/S Logitec LBD-LPVEWU3CMGY BD-PVE6U3CMSV LBD-PVC6UCMSV LBDW-PUE6U3MSV LBDW-PUE6U3MSV LBD-PUD6U3MSV LBDW-PUD6U3MSV
今回のお題
Mac向きのブルーレイドライブのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のMacで使える外付けブルーレイドライブを比較します。
USB-C端子のみのMacが増えたので、その部分に対応しつつ書きました。
また、Windowsだけで使えるソフトが付く分「高い」ドライブも多いので、できるだけ「安い費用」Mac向けの環境を構築できる機種を優先して紹介します。
機能面では、音楽CDほかのリッピングのエラー補正に強いモデルや、高性能なMac用の書込ソフトが添付されるMac専用モデルを含めて、20機以上を比べます。
データ記録 ★★★★★
動画再生 ★★★★★
リッピング ★★★★★
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各製品を紹介していきます。
そして、記事の最後では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」をいくつか提案していきたいと思います。
よろしくお願いします。
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1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の、Mac向け光学ドライブの比較記事の2回目記事として書きました。
1・Mac向けBDドライブの選び方の基本
はじめに、Macで使えるブルーレイドライブを選ぶ場合の「注意点」の解説からです。
ご存じのかたも多いでしょうが、Appleはブルーレイの書込/再生や、市販のブルーレイ版の映画の視聴は、公式に対応を表明していません。
しかし、これは、「公然の事実」ですが、実際は「対応」できます。
「基本」となる部分なので、これらの部分を含めた、「選び方の基本」を3点紹介しておきます。
1-1・BD-Rなどの読み/書き
第1に、BD-Rなどの読み/書きについてです。
MacOSの標準のDVD書き込み機能を使う場合、50GBまでのブルーレイメディアならば、読み書きに対応できます。
一方、4層のBD-R XLメディアは、現状で最大128GBまであります。
しかし、MacOS標準の書込機能だと、ソフト的(OS的)な問題で100GB 128GBのメディアは非対応です。
【2022年発売】
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥17,380 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥5,680 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
1・BD-R XLの利用(100GB/128GB)
2・Windowsとの互換ディスクの作成
3・BDレコーダー互換ディスクの作成
そのため、50GBを超える書込をしたい場合ほか、以上の3点に対応させたい場合、カナダのコーレル社がだすToastというソフトが必要です。
Toastは普通に買うと「高額」です。しかし、とても安く入手できる方法!を今回の記事で紹介するつもりです。
1-2・ブルーレイソフトの再生
【ダウンロード版】
・Macgo Blu-ray Player Pro
¥10,000 AppStore (11/21執筆時)
【パッケージ版】
・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,655 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
第2に、市販のブルーレイソフトの視聴についてです。
Mac OSは、ブルーレイの再生に(非公式にも)標準対応しません。
ただ、こちらの場合も、他社のブルーレイを再生ソフトを利用する場合、対応できます。
正確には、4K解像度の「UHD-BD」は非対応で、フルHDの「BD」までの対応とはなります。
この部分ほか、このブログの【Macで使えるブルーレイ視聴ソフトの比較記事 】の方で説明しています。無料ソフトもいくつか紹介しています。
1-3・本体価格と付属ソフト
第3に、ブルーレイドライブの価格と付属ソフトについてです。
日本でブルーレイドライブを販売するのは、現状3社です(バッファロー・ロジテック・アイオーデータ)。
一部の「Mac専用モデル」を除けば、各社とも「Windows向け」の製品を「Macでも使える」という形で販売します。
ここが、購入を考える場合の大きな「注意点」になります。
なぜなら、Macでは動かない「余計なWindowsソフト」が付く部分で、割高な製品が多いからです。
この部分の区別は、本当に「面倒」です。
そのため、無駄なソフト代が「かからない」タイプを、今回は抜き出して紹介するつもりです。
ちなみにWindowsでも使うから、そちらのソフトも「必要」という場合は、【Windows向けブルーレイドライブの比較記事】の方で、各ソフトの違いを含めて比較しています。
必要に応じて、後ほどご覧ください。
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というわけで「選び方の基本」として、注意点を3点見てきました。
以下では、以上の注意点を重視しながら、各社が「Mac対応」とはっきりサポートを明言しているモデルに限定して、各社の製品を順番にみていきます。
2・Mac対応のブルーレイドライブの比較
はじめに、先述の主要3社の「格安」なブルーレイドライブを見ていきます。
いずれも、Macで使えますが、Mac用として売られているのではなく「Windowsとの共用モデル」として売られるものです。
専用モデルは、次の項目でまとめて見る予定です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で紹介します。
【2021年発売】
【通常型番】(ケーブル直付)
【Win用書込ソフトあり】
1・BUFFALO BRXL-PTV6U3-BKB 【黒】
2・BUFFALO BRXL-PTV6U3-WHB 【白】
3・BUFFALO BRXL-PTV6U3-SVB 【銀】
4・BUFFALO BRXL-PTV6U3-RDB 【赤】
¥8,835 楽天市場 (11/21執筆時)
【Amazon限定型番】(ケーブル着脱式)
【Win用書込ソフトあり】
5・BUFFALO BRXL-PUV6U3-BK/N 【黒】
¥9,280 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A
エラー防止:
書込ソフト:
重さ:300g (260g)
こちらは、日本の大手PC周辺機器メーカーであるバッファローのブルーレイドライブです。
同社の場合、他にも多くのMac対応ドライブの発売があります。
しかし、本機はその中で最安モデルになります。
冒頭でふれたように「Windowsソフト付き」で高いだけなので、Macだけで使う場合、最も安いのがこちらということになります。
それでも、本機は「Mac専用」ではなくWindowsとの共用なので、Win専用の書込ソフトは付属にはなり、その部分の価格の「上乗せ」はあることにはなります。
なお、このシリーズには 「Amazon型番」があります。
違いは、後述するように、USB端子が直付けか、着脱式の部分が変わるだけになりますので、以下、同時に紹介していきます。
本体の開閉は、スイッチ式です。
故障した際の強制イジェクトボタンもあるため、電源故障などでレンタルCD・DVDなどが「詰まった」場合も、処理可能です。
Macへの対応は、メーカーによりMacへの公式対応を表明しています。
この点では、安心です。
接続端子は、通常タイプの場合、ドライブ側とケーブルが直付けの収納式です。
いうまでもなく、収納性にはメリットと言えますが、逆に、断線時に取替が効かないとも言えます。
一方、本機は(USBだけの給電で動かない場合に備え)補助電源がUSBで録れるようにケーブルが2系統あります。ただ、Macの場合(USBハブを介さない限り)この手の問題は起こらないため、不要とは言えます。
一方、Amazon限定モデルは、収納機構がなく着脱可能な形式になります。
補助電源ケーブルはやはり付属です。
【2個セット】
Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ
¥999 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
一方、両機とも、PC側の接続端子は(四角い)USB-Aのみです。
別に変換端子が必要な部分で、「Mac向き」とはあまり言えない仕様です。
対応フォーマットは、BL-R BL-REなどのメディアの認識が可能です。
もちろん、DVDやCDの再生にも対応します。
ブルーレイ書込ソフトは、Mac用は、未付属です。
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以上、バッファローのブルーレイドライブの紹介でした。
大手PC周辺機器メーカーですが、同種がMac対応機として発売するのは本機のみです。
USB-Cケーブルが付属しない点と、(Macには不要な)補助電源ケーブルが付属する点で、あまり「Macフレンドリー」でもないかと思います。
ケーブルやMacに使えないソフトの費用も含まれるため、他社機より価格はさほど安くないとも言えます。
【2021年発売】在庫限り(Win用書込ソフトあり)
6・I-O DATA ブラック BRP-UC6K
7・I-O DATA シルバー BRP-UC6S
¥10,262 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【2021年発売】(書込・再生ソフト)
8・I-O DATA ブラック BRP-UC6VK
9・I-O DATA シルバー BRP-UC6VS
¥12,821 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C(変換)
エラー防止:
書込ソフト:
重さ:250g/210g
BRP-UC6シリーズは、IODATAのブルーレイドライブです。
同社は、日本のPC周辺機器メーカーとしてバッファローと共に有名な企業です。
アイオーデータの場合、(Win向け)書込ソフトが未付属のドライブ展開はないです。
加えて、書込ソフトだけの展開も「在庫限り」になっていて、Mac向けと考えると、おすすめモデルは少ないです。
ただ、「Windowsでも使うかも?」という場合は、結構よい編集ソフト付きの展開もあります。
記事の趣旨上、今回は見ないので、興味ある方は【Windows向けブルーレイドライブの比較記事】であとで見比べて見てさい。
重さは、210gと軽量です(EX-BD04は250g)。
BUFFALOと較べる場合場合、重さにケーブルが含まれるため単純に比較できません。
ただ、軽量性を重視する場合、(往々にして)制震性・静音性が犠牲になるので、持ち運ばないならば、あまり重視しなくて良いでしょう。
本体の開閉は、こちらも、スイッチ式です。
故障した際の強制イジェクトボタンもあり安心です。
スロットイン式と異なり、内部のクリーニングもしやすいので、Atlasは基本的に「スイッチ式」を「推し」ます。
Macへの対応は、メーカーがMacの動作確認しています。
付属するケーブルは、50cmのUSB-Aケーブルです。
新しいUSB-C端子向けに変換アダプタも付属します。
ただ、このタイプだと、つなげた際、見かけが不格好になります。
対応フォーマットは、BL-R BL-REなどのメディアが利用可能です。
容量は、冒頭で書いたようにMac側の対応の問題で「50GBまで」となります。
ブルーレイ書込ソフトは、Mac用は未付属です。
Windows用については、定番のB’s Recorder 17が付属します。
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以上、アイオーデータのブルーレイドライブの紹介でした。
最近のMacで使う場合、USB-Cケーブルが付属する上位機(通常機)が良いと思います。
一方、価格的には本機の場合も、Windows用ソフトが付属する関係もあり必ずしも割安ではないとは言えます。
【2021年発売】
【ソフトなし】
10・ ロジテック LBD-LPWAWU3NDB
¥8,980 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ケーブル:USB-A
【ソフトなし】
11・ ロジテック LBD-LPWAWU3CNDB
¥9,480 楽天市場 (11/21執筆時)
ケーブル:USB-A USB-C
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
重さ:230g
LBD-LPWAWU3CNDB は、日本のPC周辺機器メーカーのロジテック(エレコム)が販売するドライブです。
こちらは、USB-Cケーブルも初期添付される製品も展開です。
なお、本機は、4K画質のコンテンツの再生に対応するUHD-BD対応ブルーレイドライブです。
ようするに、ここまで見てきたブルーレイの「上位互換」です。
一方、Macの場合、UHD-BD対応ドライブを買ったとしても、それ用のMacOS用の再生ソフト(アプリ)が、純正でも、互換でもありせん。
この部分は、【Macでブルーレイを見る方法】の記事で詳しく書きました。したがって、本機を、あえて導入する意味がないとも言えます。
しかし、ロジテックの場合、【Windows向けUHD-BD ドライブの比較記事】で紹介した、UHD-BD用が「最安」なので、ここで取りあげています。
Macでは不要ですが、Windowsでも利用する(かもしれない)場合は、少し意味は出てくるかと思います。
Macへの対応は、メーカーがMacの動作確認しています。
ようするに、UHD-BDを見る手段がないだけで、Macでも使えるドライブです。
重さは、230gと軽量です。
本体の開閉は、こちらも、スイッチ式です。
す。
一方、固定用にケンジントンロックがあるほか、付属ケーブルを収納するための溝があるのが特徴です。
これらの点で「ビジネス向き」と言えるでしょう。
接続端子は、本体側がUSB-mircoB端子です。
ただ、上位版だと、ケーブルは、USB-Cケーブルも付くバージョンが選択できます。Macには向くでしょう。
ブルーレイ書込ソフトは、Mac用は未付属です。
Windows向けのソフトもこちらは付きません。
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以上、ロジテックのブルーレイドライブの紹介でした。
UHD-BDという部分が(Macでは現状無意味ながら)他社の最安機と較べた場合プラスαです。
正直なところ、ここまでみた主要3社の「最安機」については、Macで使う分にはあまり性能差がないので、(USB-C端子の有無だけみて)買われる際の値段で決めても良いかと思います。
3・専用書込ソフト付属モデルの比較
続いて、Macで利用できるだけでなく、Macで使える専用書込ソフトが付属するモデルを紹介します。
以前はロジテックのみのラインナップでしたが、他社も参戦しました。
【2022/23年発売】(toast20付属)
【ダイレクト販売版】LBDW-PUH6U3CMSV後継
12・Logitec LBD-LPVEWU3CMGY
¥12,980 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【通常版】
13・Logitec LBD-PVE6U3CMSV
¥22,478 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
エラー防止:
書込ソフト:Toast 20 Titanium +BD
重さ:230グラム
LBD-LPVEWU3CMGYは、国内メーカーのロジテックから発売されているドライブです。
2種類型番がありますが、流通ルートの違いで型番を分けるだけで性能差はないです。
ただし、旧機は付属ソフト(Toast)が1年古いことになります。
一方、本機は、量販店によってはELECOM(エレコム)製として売っている場合があります。ただ、現在はロジテックと同会社であり、同じ製品ということになります。
本体色は、シルバーです。
こちらは完全に「マック専用設計」なので、シルバー基調のMacに合うようにデザインされています。
本体も薄型なので、モバイル用のMacbookにもデザイン的に調和します。
本体の開閉は、スイッチ式(トレー式)です。アクセスランプも付属し、稼働状況が確認できる使用です。
Macへの対応は、メーカーが公式に動作確認しています。
そのため、万一の故障の際には安心です。
接続端子も、Mac専用設計ということでやはり「豪華」です。
本機は、ドライブ本体側の端子がUSB-Cです。
その上で、新しいMacに使うUSB Type-Cケーブルと、以前のMacに使う、普通のUSBケーブル(TyoeC-to Aケーブル)の両方が付属します。
対応フォーマットは、本機もBD-R BD-REなどのメディアの認識が可能です。
ブルーレイ書込ソフトは、先ほど説明したRoxioのToastが無料で付属します。
正確には、「ダウンロード権」です。
【2022年発売】【ブルーレイ非対応】
コーレル Toast 20 Titanium
¥13,530 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
提供されるのは、フル機能のToast 20 Proではなく、下位版で、ブルーレイ非対応のToast 20 Titaniumです。
しかし、本製品の場合、Toast 19 Titaniumに、通常有料(2,160円)のBDプラグインを付属させています。
そのため、ブルーレイの書き込みに関する部分については、フル機能が使えます。
Toastは、毎年1バージョン上がるので、現在は、Toast 20 Titaniumが最新です。
ただ、今年は、UIのマイナーな変更であり、1世代前と書込機能に変更はありません。
その点で言えば、1バージョン古いToastが付属する旧モデルを選んでもOKです。
なお、2020年以降登場のM1〜M4プロセッサ(Apple Silicon)搭載のMacについて公式的に「対応」と明記するのは、「Toast 20 」からです。
実際は、旧バージョン(Toast 19 )でも使えます。
とはいえ、メーカーが対応明記しない以上、19は「自己責任」とはなります。。
1・BD-R XLの利用(100GB/128GB)
2・Windowsとの互換ディスクの作成
3・BDレコーダー互換ディスクの作成
もちろん、冒頭示した「Mac OS標準でできないこと」は、全てクリアできています。
【2022年発売】
コーレル Toast 20 Pro
¥17,380 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥5,680 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
1・テンプレート集
2・圧縮ツール (win zip)
3・写真編集ツール
一方、Toast 20 Titanium+BDプラグインを、最新、最上位版のコーレル Toast 20 Proと比べた場合、省略されるのは、主に「オマケソフト部分」です。
あとは、UIや使い勝手の部分の差です。
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結論的にいえば、、Toast 20 or 19 Titanium+BDプラグインの構成で、実用上、全く問題ないと言えます。
ブルーレイを扱える単体版を製品版で購入する場合の値段差を見ながらですが、一般的に、バンドル版がお得の場合が被いです。
一方、Toastは「有名ソフト」なので、すでに過去バージョンをお持ちの方がいるかもしれません。
最近の大きな変化は、2018年登場の「Toast17」の時でした。従来の32bitアプリから64bitアプリに進化しています。
Mac OS 10.15から、32bitアプリの対応が「打ち切り」で動かないので、新しいMacでは昔のToastは使えません。この点は注意しましょう。
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以上、ロジテックのMac用ブルーレイドライブの紹介でした。
対応フォーマットは、高額な書込ソフトが付属する点が最大の魅力です。
先述のように、64bitアプリに進化しており、長いこと使えるのは間違いないでしょうから、ドライブと一緒に購入してしまうのもよいでしょう。
【2018年発売】
【TOAST17付属】
14・I-O DATA BRP-UT6/MC2
¥12,800 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
エラー防止:
書込ソフト:Toast 17
重さ:220グラム
BRP-UT6/MC2は、アイオーデータが販売するMac向けブルーレイドライブです。
本機もToastが付属します。
本体色は、シルバーです。
ロジテックより後発だったので、対抗して「より薄型」「より軽量」にしています。
ただ、自宅用として使うならば、過度に薄型にしても、一般的には、振動や静音性などの点で不利とは言えます。
本体の開閉は、スイッチ式(トレー式)です。。
Macへの対応は、メーカーが公式に動作確認しています。そのため、万一の故障の際には安心です。
接続端子は、ロジテックに比べると、本体側の端子はUSB 3.0(micro-B)です。
とはいえ、新しいMacに使うUSB Type-Cケーブルと、以前のMacに使う普通のUSBケーブル(TyoeC-to Aケーブル)がダブルで付属します。
対応フォーマットは、こちらも、BL-R BL-REなどのメディアの認識が可能です。
容量は、多層のBD-XLに対応できるため、BD-R XLならば、(Toastを使って)4層の128GBまで対応です。
M-diskにも対応です。
ブルーレイ書込ソフトは、ロジテックと同じで、「ダウンロード権」が付属します。
ただ、アイオーデータは、2018年版の「Toast17」です。
この世代でも「64bitアプリ」に対応しており現状でも使えます。
ただ、新機種は、新しいUI(ユーザーインターフェース)を採用しているため、使い勝手は少し負ける部分はありそうです。
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以上、 BRP-UT6/MC2のMac用ブルーレイドライブの紹介でした。
本体自体には、ロジテックと差はない状況ですので、基本的に「価格」で選ぶことにとなるでしょう。
あえて言えば、本体側もUSB-C端子で、Toastのバージョンも新しいロジテックが少し優ります。
4・音質重視の高性能モデル
最後に、読み込みエラーを効果的に防止できる、高性能なブルーレイドライブを紹介します。
Macの場合、主に音楽CDほかのリッピングに使いたい場合に、検討の価値がある製品です。
【2021年発売】
【ソフトなし】
15・パイオニア BDR-XD08LE
¥17,800 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【Win用再生・書込ソフトあり】
16・パイオニア BDR-XD08BK
17・パイオニア BDR-XD08GL
18・パイオニア BDR-XD08SV
¥15,920 楽天市場 (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C(変換)
エラー防止:Pure Read 4+
書込ソフト:
重さ:280グラム
BDR-XD08は、パイオニアの新製品です。
先ほどの製品とは違って、Windowsとの共用製品です。
大きく分けて2種類あります。
【再生・書込ソフトあり】とあるモデルは、Windows用の書込・読み込みソフトが付属します。
しかし、Macでは使えないので、値段と色だけ見て決めて良いでしょう。
本体の開閉は、スイッチ式です。イジェクトに関わるトラブルが生じにくいと言えます。
Macへの対応は、メーカーが公式に動作確認しています。
接続端子は、ドライブ側は(丸い)USB-C端子です。
一方、パソコン側は(四角い)USB-A形状になります。
しかし、変換ケーブルが付属するため(不格好ながら)USB-CのMacでも対応可能です。
対応フォーマットは、BL-R BL-REなどのメディアの認識が可能です。
容量は、多層のBD-XLに対応できるため、BD-XLならば4層の128GBまで対応です。
ただし、Macの場合は先述のように(OS側の制限で)Toastを利用しないならば、50GBまでです。
【2022年発売】
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥13,530 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥5,680 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ブルーレイ書込ソフトは、しかしながら、Mac用のToastは未付属です。
OSX付属の書き込み機能では、Windows系やブルーレイレコーダーと互換のあるディスクの作成ができないため、必要に応じて新しいToast 20 Proを別に買う必要があるでしょう。
エラー補正機能は、パイオニアの特色です。
この機種はPureRead3+という、CDの読み取り時に作用する最新かつ強力なリードエラーの訂正機能が付属します。
周辺機器が格安機器を多く出すなか、パイオニアの高級機がそれなりのシェアを占めているのは、この部分が圧倒的に強いからです。
そのため、リッピング時のエラーの低減や、オーディオCD再生時のノイズ低減効果も期待できます。リッピングを考えているならば、選択肢として候補になるでしょう。
そのほか、こちらのモデルは、4MBのバッファメモリが搭載されているため、映像再生時の遅延対策に非常に有効です。
なお、パイオニアは、PiureReadがあるので、他社と違ってドライバ(ユーティリティソフト)が必要で、準備されています(は「Pioneer BD Drive Utility Lite)。
これを利用し、エラー補間をするかなどの選択をなします。
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以上、パイオニアのBDR-XD08の紹介でした。
映像においては、バッファメモリが、音楽においては、エラー低減技術が見所の製品です。メディア再生に多用する場合は、Mac用としては有力な選択肢でしょう。
【2022年発売】
【ソフトなし】
19・パイオニア ブルーレイ BDR-XS08MB-S
¥25,536 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【2019年発売】
【ソフトなし】
20・パイオニア ブルーレイ BDR-XS07JL
¥18,482 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-Cのみ
エラー防止:Pure Read 4+
書込ソフト:
重さ:280グラム
BDR-XS08MB-Sも、パイオニアの製品です。
同社の製品は【Windows向けブルーレイドライブの比較記事】で他にも見ています。しかし、Macで使って意味があるという部分で言えば、本機がパイオニアの最上位機です。
なお、色違いですが、旧機が残ります。
ただ、後述するハード面の振動対策(インシュレーターほか)と、ソフト面の振動・静粛対策がない機種ですので、本体部分の高級感を含めて、値段差分の差はあります。
形状は、下位機よりスリムです。
これは、メディアの挿入にスロットローディング型を採用するからです。
スロットが壊れると取り出せくなり困るシーンはあり得ます。
しかし、パイオニアの高級機ですし、この部分の信頼性も高いです。
リッピング時などのノイズ除去は、下位機種より1バージョン上位のPureRead 4+です。
アルゴリズムの最適化で処理単位を細かくし、エラー部分について複数の方式の解析を行うように改良されています。
精度の面で、「上位」と言えます。
そのほか、このバージョンだと、リアルタイプ再生でデータ補完(劣化)の発生頻度を抑える、「RealTime PureRead」にも対応になります。
本体の設計面では、下位機種より音質向上のため振動・ノイズ対策が強化されています。
下位機と比較する場合、ハード面では、オーディオグレードのアルミ削り出しのインシュレーター(上図)を装備するほか、内部にクッション材を追加しています。
ソフト面でも、回転速度の自動調整による風切り音の低減を目指すモード(アドバンスド静音機能)が追加されます。
引き続き、4MBのバッファメモリが搭載されているため、映像遅延対策に非常にも有効です。
Macへの対応は、メーカーが公式に動作確認しています。
ブルーレイ書込ソフトは、Mac用のToastなど未付属です。
ただ、この部分で言えば、本機は、Windows用のソフトも未付属なので、Macユーザーでも(無駄なソフト代を払わされているという意味で)「損した気分にはならない」とは言えます。
接続端子は、USB-C to USB-AとUSB-C to USB-C双方を装備します。
PC側は、したがって、USB-C端子です。
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以上、パイオニアのBDR-XS07JLの紹介でした。
ハード面・ソフト面ともに「ターゲット層」が明確な製品と言えます。
かなり高いですが、リッピング時の記録安定性にこだわりを持って使いたい場合、候補になるでしょう。
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【2021年発売】
【書込・UHDBD再生ソフトあり】
21・パイオニア UHD BDドライブ BDR-XD08MB-S
¥17,809 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:PureRead4+
UHD再生ソフト: PowerDVD 14
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C(変換)
重さ:230g
このほか、パイオニアは、4K対応のUHD BD(4K ULTRA HD)の最上位機もあります。
本機は、【Windows向けUHD-BD ドライブの比較記事】でも紹介しました。
先述のように、Macの場合、Apple TVがあるので(今後も)Ultra HD BDの再生に対応する見込みはないです。
ただ、UHDブルーレイが再生できないだけで、光学ドライブ自体は、Macでも使えます。
同じPureRead4+に対応する上で安いので、Windowsでも使うなら選択肢にはなります。
ただし、先述のインシュレーターを含めたソフト面・ハード面の工夫は省略されます。
今回の結論
Mac用ブルーレイドライブのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Macで利用できるポータブルブルーレイドライブの紹介でした。
最後に、いつものように、価格別・用途別に「おすすめ機種」をあげておきましょう。
第1に、Mac用のブルーレイドライブとして最もおすすめできる機種は、
【2022/23年発売】(toast20付属)
【ダイレクト販売版】LBDW-PUH6U3CMSV後継
12・Logitec LBD-LPVEWU3CMGY
¥12,980 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【通常版】
13・Logitec LBD-PVE6U3CMSV
¥22,478 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
エラー防止:
書込ソフト:Toast 20 Titanium +BD
重さ:230グラム
データ記録 ★★★★★★
動画再生 ★★★★☆
リッピング ★★★★☆
本体価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ロジテックの BDW-PUH6U3CMSVでしょう。
買われる際に価格を見比べて安いほうを選べばOKです。
本体は、Macに調和するシルバーのデザインでMac向きです。
通常のケーブルの他、USB-C端子が付属する点も、新しいMacユーザーにも、従来のユーザーにも嬉しい部分です。
その上で、ライティングソフトのtoast19 が無料でダウンロードできる点は相当の魅力です。
【2022年発売】
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥13,530 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥5,680 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ただ、Amazonので単品ソフト(上位版)の販売価格は安い時期があるので、一応、別のブルーレイドライブを買った場合との合計価格の値段差は見比べてください。
いずれにしても、Windowsユーザーとのデータの受け渡しが想定できる場合は、このソフトがあったほうが便利でしょう。
第2に、ブルーレイドライブ頻繁に動画を見るかたや、リッピングを行う方は、
【2021年発売】
【ソフトなし】
15・パイオニア BDR-XD08LE
¥17,800 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
【Win用再生・書込ソフトあり】
16・パイオニア BDR-XD08BK
17・パイオニア BDR-XD08GL
18・パイオニア BDR-XD08SV
¥15,920 楽天市場 (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C(変換)
エラー防止:Pure Read 4+
書込ソフト:
重さ:280グラム
データ記録 ★★★☆☆
動画再生 ★★★★★★
リッピング ★★★★★★★
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
こちらは、パイオニアのBDR-XD08シリーズが良いでしょう。
4種類ありますが、Macで使う分には、ソフト部分は関係ないので、買われる際の値段で決めて良いです。
エラー防止機能は、音楽再生に、バッファメモリは動画の遅延対策に有効ですから。
最近は、あまり「高度な」ドライブは売られていませんが、その中でもこちらの製品は、突出して技術水準が高いと言えます。
コモディティ化が激しい分野で、いつまで売ってくれるか分かりませんが、現在的に非常に貴重なのは確かです。ドライブの信頼性も高いため、多用するならば、こちらが良いでしょう。
新しいUSB Type-C搭載のMacユーザーのためには変換ケーブルも付属しますので、接続も問題ないでしょう。
【2022年発売】
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥13,530 ソースネクスト直販 (11/21執筆時)
コーレル Toast 20 Pro ブルーレイ対応
¥5,680 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ただ、書込ソフトは未付属です。
別に買うとややコスト高になりますが、100GB以上のブルーレイメディアに書き込みたい方は、正規版のtoast20 Proが必要です。
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【2022年発売】
19・パイオニア ブルーレイ BDR-XS08MB-S
¥25,536 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:ブルーレイ
読込速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD BD-R XL
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-Cのみ
エラー防止:Pure Read 4+
書込ソフト:
重さ:280グラム
一方、かなり本格的に取り組みたい場合は、同社のBDドライブのフラッグシップでも良いでしょう。
本編でも書いたように、アルミ削り出しのインシュレーターを装備するなどのハード面、細かい静音性(制振)制御ができるソフト面で、下位機と差を付けています。
アルゴも(マイナーチェンジですが)新しいPureRead 4+です。
ただ、ソフトなしで、UHD-BDでもないのにこの価格だと、費用対効果は相当に悪いとは思うので、一般的には先ほどの機種で十分でしょう。
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一方、ポータブルではない外付けドライブならば、音質面の機能性を強化した機種が他にもあります。
ただ、どちらかと言うと、Windows向けに売られるため【こちら】で別に書いています。ただ、ここまでの機能性は不要かなとは思います。
第3に、BD-Rへのデータバックアップがメインのユーザーにおすすめなのは、
【2021年発売】
【ソフトなし】
10・ ロジテック LBD-LPWAWU3NDB
¥8,980 Amazon.co.jp (11/21執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:230g
データ記録 ★★★☆☆
動画再生 ★★★★☆
リッピング ★★★★☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
ロジテック機が良いでしょう。
こちらは、現状ではMacでは意味がないUHD-BD対応ドライブですが、普通のブルーレイドライブと互換しますし問題ないです。
ブルーレイドライブ単品でこれより他社で安いものがなかったので選んだ感じです。
まあ、どこかの企業が完全対応の再生ソフトを出してくれる未来も(かすかに)あるかもしれません。
その上で、本機は、USB-C to USB-Cケーブルが付属で、Mac向きでもあります。
補足:Mac関連の記事の紹介
というわけで、今日は、Mac向けのブルーレイドライブの紹介でした。
最後に、このブログのMac関連記事について補足しておきます。
1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
3・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
第1に、ブルーレイの視聴や書込に利用するソフトや、より格安なDVDドライブの情報をお探しの方は、上記のリンク記事も、よろしければご覧下さい。
4・Macbookの比較
5・iMacの比較
6・Mac miniの比較
7・Mac studioの比較
第2に、本体購入をお考えの方、Macの最新機種については、以上記事があります。
ドライブだけでなく、新しいMacの購入を検討している方は、ぜひご覧ください。
8・Mac向きディスプレイの比較
9・Mac向きキーボードの比較
10・Mac向きプリンターの比較
11・Mac用テレビチューナー
12・Mac用Office 2024の比較
第3に、便利な周辺機器をお探しの方、Mac関連製品についても色々記事があります。お時間があれば、これらの記事もよろしくお願いいたします。
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また、最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。