2014年07月01日

比較2014' 機能で選ぶ最新空気清浄機13機種の価格・性能とおすすめ【加湿空気清浄機・シャープ・ダイキン・パナソニック】電気代・静音性・掃除のしやすさの違い/花粉・タバコ・PM2.5対策と効果・人気機種ランキングレビュー:シャープKC-A50 A70・パナソニックF-VXG50・ダイキンMCK55M 70Mなど

今回紹介する製品群:2014年・2013年・電気代・静音性・掃除のしやすさ。うるおい光クリエールプラズマクラスター ナノイー効果, KC-B40-W, KC-B50-W , KC-B50-B, KC-B70-W, KC-B70-B, KI-BX50-W, KI-BX50-T, KI-BX70, KI-BX85-W, F-VXH35-W, F-VXH50-W, F-VXH70-W, F-VXH80-S, ACK70N-W、T, ACK55N-W、P、T, MCK70M-W、T, MCK55M-W、P、T, MCK40M-W, MCZ65M-W, Panasonic シルバー F-VXJ90-S F-VXJ70-W F-VXJ70-K F-VCJ70XJ-W TCK55M-W TCK70M-W MCK70P-W MCK70P-T MCK55P-A MCK55P-T MCK55P-P MCK55P-W MCK40P-W F-VXJ50-B F-VXJ50-W F-VXJ35-W KI-DX70-T KI-DX70-W KI-DX50-T KI-DX50-W KC-D70-B KC-D70-W KC-D50-B KC-D50-W KC-D40

今回のお題
花粉やPM2.5の対策に効果的で掃除のしやすい加湿空気清浄機はどのように選ぶべきか?

 ども、Atlasです。

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 今日は、最新の加湿機能付き空気清浄機の比較をしたいと思います。

 さて、家電製品を比較する本ブログ「モノマニア」には、加湿機や空気清浄機について以下のような記事があります。

1・加湿空気清浄機の紹介(2014年モデル)→この記事!
2・単機能の空気清浄機の紹介(2014年モデル)→こちら
3・加湿機の紹介→こちら
4・加湿空気清浄機の紹介(2013年モデル)→こちら

 今回は、これらのうち2014年の加湿空気清浄機の最新モデル(2014年モデル)13機種をレビューします。

 今回の記事では、加湿空気清浄機について「空気清浄機能」、とくに花粉・タバコ・汚染物質(PM2.5)の除去性能について注目します。また、加湿空気清浄機の「加湿機能」にも注目して、加湿性能が良く、掃除がしやすい加湿空気清浄機を選んで紹介します。

 なお、今回扱うのは「加湿空気清浄機」だけです。「加湿」できる空気清浄機は、(湿度を保てるために)ウイルス(インフルエンザ)対策になることで注目されています。また、粒状の汚染物質を水分に吸着させて落とせるため、PM2.5対策になるという点でも注目されています。

 しかし、もし、「加湿機は既に持っている」方など、花粉症対策やペットやタバコなどのニオイ対策を目的に購入を考えている方は、空気清浄機と加湿空気清浄機との両方について、風量などの観点からレビューしている2番の記事こちらを、この記事とともに、参考になさってください。

 いつものように、製品を比較レビューし、記事の最後で性能の最も良いおすすめ製品についてまとめていきます!面倒な人は最後の「おすすめ商品」だけ読んでくれても良いです!


 今回の記事で比較基準にしたいのは次の4点です。

 第1に、電気代です。

 加湿機能付き空気清浄機の電気代は、単体加湿機と較べて安いです。というのも、(ここで紹介する機種は)全て加湿器部分が気化式だからです。気化式の加湿空気清浄機は、通常運転で10W〜20W(1時間1円ほど)の電力消費量ですむため、電気代が非常に安くなります。ただ機種の大きさによって消費電力が変わっていくので、注意して説明したいと思います。

 第2に、静音性です。

 空気清浄機は、ファンで空気を吸い込み送風するという構造上、動作音があります。エアコンや暖房が付いているような動作音がある環境では気にならないですが、睡眠時に気になるひとがいるようです。ただ、最近は気化式でも静音性を高めた製品も表れました。この点も、メーカーが公表している騒音値(デシベル)をもとに比較していきます。

 第3に、掃除のしやすさです。

 加湿器は、構造的に、数週間に1回は、水の通り道の丸洗いが必要です。しかし、とりわけ気化式の空気清浄機については、水を気化させる部分の洗浄が面倒な機種があります。逆に、水の汚れを防止し、掃除の頻度を少なくさせる工夫のある機種もではじめました。

 第4に、花粉・ほこり・タバコのニオイの除去性能です。

 これについては、説明は必要ないと思いますが、できるだけ多くの集塵と脱臭に対応している機器を探します。自動運転時に重要な「センサーの種類と性能」にも注目します。

 というわけで、今回は、今年度の新モデルで「電気代が安く」「静音性」がある程度保証されており、「掃除」がしやすい加湿清浄機を全機種見ていきたいと思います。

1.SHARPの空気清浄機各種

 では、まずはSHARPの加湿空気清浄機について紹介します。

1−1・集塵機能について  

 最初に、紹介するシャープの全機種に共通する、花粉・ほこり・タバコのニオイの除去性能について説明します。つまり、加湿空気清浄機の「空気清浄機」としての機能部分についての説明です。

 シャープの空気清浄のために使われる装置は2つに分けられます。

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 第1の装置は、左図のように、フィルターでほこりを吸着する集塵・脱臭フィルターです。シャープの加湿空気清浄機は、(ここで紹介するモデルは)すべて高性能HEPA規格フィルターが搭載されています。

 「HEPA規格」というのは、除去率が99.97%のフィルターのJIS規格のことです。昨年話題になった中国大陸からのPM2.5は、花粉より小さな微粒子です。HEPA規格フィルターはこういった微粒子の多くを捕捉できる高性能を表す一つの基準です。

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 HEPA規格フィルターで対応する吸着できるものを表したもの上図です。タバコなどの「ニオイ」や、ウイルスや花粉など、多数のものが対応していることが分かります。

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 空気清浄に関わる第2の装置は、プラズマクラスターイオン放出装置です。これは、除菌イオンを風で放出することで、空気中に浮遊している菌やアレル物質を不活性化させたり、服などのニオイを抑制したりする機能です。これにより対応できるのは、上図の物質になります。

 図では、浮遊ウイルスやスギ花粉などのアレル物質に効果があると説明されています。一方、服などの付着臭などにも効果があると説明されています。最近話題になりましたが「プラズマクラスター」の除菌効果については、実証試験やそのやり方が十分でないので、メーカーの公表するデータを一概に信用できません。

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 ただ、除菌イオン放出による静電気の除去効果は第三者の実証実験でも効果が認められています。とくに、今回の新型モデルは、気流を循環させる際に、プラズマクラスターで部屋の壁などの静電気を除去することで、ゴミを飛びやすくし、HEPAフィルターで吸着するという仕組みをシャープは提案しています。メーカー公表数値ですが、通常より1.5倍の補足率とのことで、効果は期待できるでしょう。

 以上、シャープの空気清浄機の集塵機能の紹介でした。JIS規格であるHEPA規格に準拠し、プラズマクラスターの静電気除去機能を合わせることでの相乗効果を期待できるという点で、今年のシャープの今年度モデルは優秀です。10年間保つというフィルタ寿命も売りでしょう。


1−2・掃除のしやすさについて


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 シャープの空気清浄機の場合、フィルターは脱臭フィルターと集塵フィルターに区別されます。そして、メンテナンスについては、両方を掃除機で軽くほこりを取るだけになります。非常に簡単と言えます。

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 一方、加湿機部分については、(加湿機能を使うならば)手入れが必要です。頻度としては1ヶ月に1度、加湿フィルターとトレーを取り出して、水道でゆすがないといけません。これを怠ると吹き出し口からカビ臭がしてきます。なお、水のニオイを抑制するために銀イオン(Ag+)で、水のヌメリを抑制する機能を付けています。ただこの部分は消耗品(FZ-AGO1K1)で、1年で交換になります。1000円ほどします。

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 また、シャープの加湿器の構造は、トレーの水受けからプラスチック繊維の「じゃばら」でできている回転フィルターに水を吸い上げ、空気中に水分を放出させるという仕組みです。

 「じゃばら」は汚れるので、フィルターわくを外して、洗面器などで浸し、定期的(1か月位)に水洗いする必要があります。ただ、このジャバラは他社製と違って押し洗いできず、すすぎ洗いしかできません。そのため、カビのニオイがどうしても残ることが他社に較べて多いです。これはシャープの加湿空気清浄機の欠点です。


1−3・機種ごとの性能の違いについて       

 続いては、シャープの空気清浄機6種類について、個別の特徴を見ていきます。 続いては、シャープの空気清浄機6種類について、個別の特徴を見ていきます。

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1・シャープ 加湿空気清浄機 ホワイト KC-D40-W
 ¥19,414 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜7畳/洋室 〜11畳
 消費電力:最大12W(0.2円/1時間)
 加湿量: 強連続:400mL/h  静音:200mL/h
 加湿時間:強運転時:約7.0h 静音時:約15h
 最大風量:加湿時最大2.7m3/分
 静音性:強運転時:36dB 静音時:19dB
 サイズ:幅399×奥行230×高さ613

 除菌性能:プラズマクラスター7000
 センサー :ほこりセンサー・温湿度センサー(アナログ)
 フィルタ寿命:5年間(空浄・加湿フィルタ)

 最初に最も安い価格で売っているKC-D40です。適応面積は、洋室で11畳、木造で7畳までとなっています。少し小さめなので小さな部屋用でしょう。

 フィルターですが、格安モデルのこの機種だけは、HEPA規格フィルターを搭載していませんこれは、かなりのマイナスポイントです。また、加湿機能についても上位機種と異なり、湿度の表示がデジタル表示ではなく、目安程度の数字しか出ません

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 ただ、他社の空気清浄機機に較べると、1つのメリット性があります。それは、他社製品のような単純な湿度センサーではなく、湿温度センサーを搭載していることです。そのため、部屋の温度に連動して適切に湿度に調整することができます。最廉価機種から温湿度センサーを搭載しているのは、シャープの大きなメリット性です。

 また、この機種は「ニオイセンサー」を搭載します。ニオイセンサーは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などのニオイ」などに反応し、空気清浄機を自動運転させる機能。しかし、上位機種と異なり、花粉などの粒状物質には反応しません。この点は注意が必要です。


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2・シャープ 加湿空気清浄機 ホワイト KC-D50-W
2・シャープ 加湿空気清浄機 ブラック KC-D50-B
 ¥23,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
 消費電力:最大15W(0.33円/1時間)
 加湿量: 強連続:450mL/h  静音:200mL/h
 加湿時間:強運転時:約6.7h 静音時:約15h
 最大風量:加湿時最大3.0m3/分
 静音性:強運転時:43dB 静音時:24dB
 サイズ:幅399×奥230×高さ615

3・シャープ 加湿空気清浄機 ホワイト KC-D70-W
3・シャープ 加湿空気清浄機 ブラック KC-D70-B
 
¥30,764  Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜10畳/洋室 〜17畳
 消費電力:最大34W(0.75円/1時間)
 加湿量: 強連続:600mL/h  静音:250mL/h
 最大風量:加湿時最大4.9m3/分
 加湿時間:強運転時:約6h 静音時:約14h
 静音性:強運転時:47dB 静音時:21dB
 サイズ:幅420×奥行242×高さ637

【2機種共通機能】
 除菌性能:プラズマクラスター7000
 センサー :ほこりセンサー・温湿度センサー(デジタル)・ニオイセンサー(KC-D70のみ)
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 つづいては、2機種同時の紹介です。2番のKC-D50と3番のKC-D70です。これらは加湿できる面積以外のスペックは同じです。2のKC-D50については洋室 14畳とワンルームや1部屋向けの機種で、3は洋室 17畳向けと、それよりも大きな部屋向けの機種といえます。
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 なお、こちらの機種からは、高性能な空気清浄機フィルター(HEPAフィルタ)が装備され、またフィルタ寿命も10年間になります。  シャープは、今回のモデルから新デザインの筐体を採用しました。そのため、2013年モデルに較べて、部屋の空気循環を促し、ホコリや花粉を取り込む性能がアップしています。ただ、これから紹介するダイキンやパナソニックの同価格帯/同適応面積の製品と比較すると、加湿運転時の最大風量が弱い傾向にあります。その分省電力ですが、部屋のゴミを完全に取り除く能力は今一歩です。

 一方、シャープは、この価格帯の製品から「デジタル表示」の湿度メーターと、部屋の汚れを計る「きれいモニター」が装備されます。湿度が数字で見えるだけでもデザイン的に高級に見えます。


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 加えて、こちらの2機種については、「乾燥・低温みはり」「高温・高湿みはり」機能が実装されています。前者は、冬場に極度に空気が乾燥し低湿度になったたとき(=ウイルスが発生しやすい状況になったとき)自動的に加湿する機能です。後者は、夏に熱中症になりやすい高温・高湿状態になったときに、光と音声で注意喚起する機能です。温度センサーが付属するシャープならではの機能です。

 一方、この機種は「ほこりセンサー」を搭載します。ほこりセンサーは、下位機種搭載の「ニオイセンサー」と異なり、粒状物質の検知をします。したがって、花粉や、ハウスダスト(ホコリ・ダニのふん・死がい・カビ胞子)も検知し自動運転できます。タバコの煙も粒状物質なので反応します。また「ニオイセンサー」については、2番のKC-D50には非搭載で、3番のKC-D70のみに搭載されます。したがって、2番のKC-D50は、ニオイは検知されませんので、調理やペットのニオイ、アルコールやスプレーには反応しません。


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4・シャープ 加湿空気清浄機 KI-DX50-W ホワイト
4・シャープ 加湿空気清浄機 KI-DX50-T ブラウン
 
¥33,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
 消費電力:最大27W(1.32円/1時間)
 加湿量: 強連続:500mL/h  静音:200mL/h
 加湿時間:強運転時:約5.6h 静音時:約14h
 最大風量:加湿時最大3.4m3/分  
 静音性:強運転時:43dB 静音時:24dB
 サイズ:幅394×奥行270×高さ609

5・シャープ 加湿空気清浄機 KI-DX70-W ホワイト
5・シャープ 加湿空気清浄機 KI-DX70-T ブラウン

 
¥42,563 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜12畳/洋室 〜19畳
 消費電力:最大60W(0.75円/1時間)
 加湿量: 強連続:600mL/h  静音:250mL/h
 加湿時間:強運転時:約6h 静音時:約14h
 最大風量:加湿時最大5.8m3/分    
 静音性:強運転時:46dB 静音時:24dB
 サイズ:幅410×奥行306×高さ643

【2機種共通機能】
 除菌性能:プラズマクラスター25000
 センサー :ほこりセンサー・温湿度センサー(デジタル)・ニオイセンサー(KC-DX70のみ)
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 こちらも2機種同時の紹介です。4のKI-DX50と、5のKI-DX70適応面積とそれ以外の加湿量以外の性能同じだからです。4番のKI-DX50は、洋室 14畳用で、5番のKI-DX70は、洋室 19畳となっています。適応面積にあった機種を買いましょう。

 こちらのラインナップは、シャープ社が「史上最高峰モデル」と名付けたハイエンド高級機になります。適応面積は一つ上(3番と4番)で紹介したモデルと同じですが、基本性能はこちらの方が上です。

 では、何が違うのか?具体的に見ていきましょう。

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 第1に、脱臭フィルターの基本性能が異なります。下位機種も10年交換不要の脱臭フィルターが付属しますが、こちらはより高性能の「トリプル機能脱臭フィルター」が装備されます。

 第2に、気流構造は格安機種と同じですが、モーター部の改造で風量が強化されています。下位機種よりも花粉やタバコのニオイを素早くカットできます。

 第3に、ルーパー気流の制御ができること。これは特に部屋の隅に空気清浄機を置くことを考えている人には効果的だと思います。

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 第4に、機種のデザイン、とくに、モニター表示の改善が見られます。「キレイモニター」が格安機種は3段階表示でしたが、こちらは5段階表示になっていますね。さらにデジタル表記は高級感のある白表示になっています。

 第5に、プラズマクラスターの濃度、格安機種はプラズマクラスター7000ですか、こちらは高濃度のプラズマクラスター25000を搭載しています。一般的にイオン放出系の機構は濃度が高いほど良いと言われていますので、こちらのほうが効果があるのかもしれません。

 ただ、格安機種よりもメリット性があるばかりといえば、そうでもなさそう。問題は電気代です。ハイパワーな分だけ、加湿量も高いのですが、消費電力も大きくなっております。また、静音時の稼働音が、総じてやかましくなっています。例えば、2のKC-D50-Wは、20db(デシベル)ですが、同じ大きさの4の KI-DX50は、24デシベルと静音とは言えません。また、他メーカーの同価格帯/同加湿量の競合製品と較べた場合は、やはり加湿空気清浄運転時の風量が弱いと言えます。

一方、センサーについては、先ほど紹介した「ほこりセンサー」を搭載しますので、花粉やハウスダストにも対応できます。一方、ニオイセンサーは、5番の KI-DX70のみ搭載で、4番の KI-DX50には非搭載です。したがって、4番については、調理やペットのニオイ、アルコールやスプレーには反応しません。

 というわけで、たしかに、値段は「史上最高峰モデル」だし、デザイン性も高いのですが、他社と較べると必ずしもおすすめとは言えなそうですね。

2.Panasonicの空気清浄機各種 

 では続いて、パナソニックの空気清浄機を較べてみましょう。

2−1・集塵機能について

 はじめに今年度モデル全機種に共通する、花粉・ほこり・タバコのニオイの除去性能について説明します。つまり、空気清浄機の機能部分についての説明です。

 まず、パナソニックの機種にも、シャープと同じく集塵機能は2つの機能に分かれます。第1に、フィルターによる集塵・脱臭で、第2にナノイー(マイナスイオン)によるウイルスなどの抑制・脱臭機能です。


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 フィルターによる集塵・脱臭とは、フィルターでほこりを吸着する吸塵・脱臭方法です。フィルターで吸着・集塵に対応するものは上の図の通りです。また、パナソニックは今年度モデルからフィルターをHEPA規格フィルターに改善しました。したがって、フィルターの基本性能の点ではシャープと並んだといえます。フィルターの寿命も同じく10年になっています。

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 第2に、ナノイーですが、対応するものは上図の通り。浮遊ウイルスやスギなどのアレル物質に効果があると説明されています。シャープのプラズマクラスターとは若干イオン化の方式が違いますが、取り立てて性能差は認められません。


2−2・掃除のしやすさについて

 さて、つづいて、お手入れについてです。パナソニックも空気清浄機フィルターは「水洗い不要」です。脱臭フィルター・集塵フィルターともに掃除機でほこりを吸い取るだけで簡単です。

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 一方、加湿機部分は、シャープと同じように1ヶ月に1度の手入れが必要です。きちんと洗わないと水がヌメリ、カビ臭がしてきます。洗う必要があるのは、フロートと、丸い円柱形の部分の加湿フィルターセットです。洗う点数はシャープと同じになります

 一方、パナソニックの製品は今年度モデルから、「イオン除菌・防かびユニット」が搭載されています。シャープは1年に1度交換が必要の消耗品ですが、こちらは交換不要のパーツになります。水除菌に関する性能はダイキンが定評がありますが、今回モデルではパナソニックも大幅な改善が見られました。

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 また、パナソニックの場合、加湿フィルターがシャープのように「ジャバラ」ではないので、衣服のようにかなり強く押し洗いができます。シャープやダイキンよりもニオイの原因となるしつこい汚れを落としやすいので、お手入れのしやすさの点ではパナソニックが一歩リードします。


2−3・機種ごとの性能の違いについて

 というわけで、つづけてパナソニックの加湿機を機種ごとに見ていきたいと思います。

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7・Panasonic 空気清浄機 ホワイトF-VXJ35-W
 ¥17,980 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜6畳/洋室 〜10畳
 消費電力:最大40W(0.9円/1時間)
 加湿量: 強連続:350mL/h  静音:100mL/h
 加湿時間:強運転時:約6h 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大3.4m3/分
 静音性:強運転時:49dB 静音時:22dB
 サイズ:560×360×200(+脚部:5)mm

 除菌性能:ナノイー発生機能
 センサー ニオイ・湿度(デジタル)・照度
 フィルタ寿命:5年間(空気清浄)10年間(加湿)

 シャープの格安機です。最廉価機種で、今年度のモデルチェンジも据え置かれたために、上位機種に較べると性能が劣ります。

 例えば、空気清浄フィルターですが、こちらの機種はHEPA規格フィルターを不採用です。また静音性についても、強風で49デシベルと大きめです。風量についても上位に到底及びません。一方、適応面積や価格的に的に同等である、1番で紹介したシャープのKC-D40と、あちらが風質・風量を改善した新デザイン筐体という点でシャープが優ると思います。

 なお、センサーについては、こちらは、よごれセンサー・湿度センサー(デジタル表示)、照度センサー搭載です。よごれセンサーは、シャープの「ニオイセンサー」と同じです。タバコや線香のニオイ・調理やペットのニオイに反応します。しかし、花粉やホコリなどには無力です。この点は注意が必要でしょう。

 また、シャープの場合は、温湿度センサーで、温度と連動して湿度を調節していました。しかし、パナソニックのの場合は、単純な湿度センサーなので、湿度50%を目標にして湿度を調整するだけです。その点、加湿の部分のセンサーはシャープのほうが優秀です。

 一方、上部の操作パネルもあっさりしていて、デジタル表示もありません

 以上、パナソニックのF-VXJ35-W の紹介でした。総合的に見ると、1番のシャープKC-B40と較べたとき、あまり「おすすめ」とは言いがたい、かといってシャープのが良いとも言えない機種になりますね。


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8・Panasonic 空気清浄機 ホワイト F-VXJ50-W
8・Panasonic 空気清浄機 ブラック F-VXJ50-CK
 ¥22,800 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料
8・Panasonic 空気清浄機 ホワイト F-VC50XJ-W【量販店型番】
 ¥25,812 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
 消費電力:最大43W(0.9円/1時間)
 加湿量: 強連続:500mL/h  静音:190mL/h
 加湿時間:強運転時:約4.6h 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大4.9m3/分
 静音性:強運転時:51dB 静音時:25dB
 サイズ:560×360×230(+脚部:10)mm

 除菌性能:ナノイー発生機能
 センサー :湿度(デジタル)・照度・ほこりセンサー

 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 続いて、上位のパナソニックの機種です。適応面積は、7番の F-VXJ35よりも広くなっています。価格帯/適応面積から考えると、2番で紹介したシャープKC-D50がライバル機種です。なおF-VC50XJ-Wは量販店用の型番ですが性能は同じです。

 さて、こちらの機種パナソニックの F-VXH35に較べると機能も少し豪華になっています。

 第1に、このモデルから、空気清浄フィルターが、捕捉率の高いHEPA規格フィルターになっています。空気清浄機の基本性能に関わる部分のため、この点は重要です

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 第2に、「ツインルーパー」です。これは、吸入口にルーパーを2つ配置することで、効果的に部屋の空気を循環させ、ゴミを吸塵できるような工夫です。シャープも気流を循環させていますが、気流制御についてはパナソニックのほうが強力でしょう。というのも、風量として見たとき、パナソニックのF-VXJ50は4.9リッター/分と強力だからです。

 第3に加湿量です。とくに、2番のシャープKC-D50よりも強連続時の加湿量が多くなっています。ただ、その分、連続加湿時間が強運展示で5時間を下回っており、その点が残念です。水タンクが小さい分小型なので仕方ないかもしれません。

 さて、この機種、一点だけ気をつけるべきことがあります。それは「センサー」です。この機種は、3つのセンサーから構成されます。ほこりセンサー(粒径識別センサー・湿度センサー(デジタル表示)、照度センサーです。

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 このうち、ほこりセンサーは、シャープでも説明したように、ニオイを検知するものではなくて、「ハウスダスト」「花粉」「けむり」など細かい粒子が部屋にあるか調べるものです。ニオイは検知されませんので、調理やペットのニオイ、アルコールやスプレーのは検知されません。タバコについては、「けむり」ですから感知します。

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 なお、このほこりセンサーは気流制御と連動します。つまり、上図のように気流自体をそれをキャッチするのに適したように気流を適切に変えていきます。これはパナソニックのオリジナルの機能です。

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 操作パネルと前面パネルはこんな感じのアナログな感じですね。


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9・Panasonic 空気清浄機 ホワイト F-VXJ70-W
9・Panasonic 空気清浄機 ブラック F-VXJ70-K
 ¥33,800
Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料
9・Panasonic 空気清浄機 ブラック F-VCJ70XJ-W【量販店型番】
 ¥37,600 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜12畳/洋室 〜19畳
 消費電力:最大58W(1.5円/1時間)
 加湿量: 強連続:700mL/h  静音:220mL/h
 加湿時間:強運転時:約5.0h 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大6.3m3/分
 静音性:強運転時:53dB 静音時:25dB
 サイズ:636×388×245(+脚部:15)mm

 除菌性能:ナノイー発生機能
 センサー :湿度・照度・人感・ニオイ・ほこり
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 続いて、上位機種のパナソニックのF-VXJ70です。こちらは2013年モデルでフルモデルチェンジをしました。なお、シャープの機種と較べると3のKC-D70がライバル機種といえます。こちらの性能の同じ量販店型番があります。

 まずは、パナソニックの下位機種との違いを紹介します。

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  第1に、センサーです。こちらは、「ほこりセンサー」に加えて「ニオイセンサー」も搭載されています。この2つのセンサーは、空気清浄機の基本性能として不可欠なため、パナソニックの清浄機を購入するならば、両方備わっているこちらの機種が良いでしょう。

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 第2に気流制御です。こちらの機種からは、人の不在を感知する人感センサーが付属します。

 これにより気流を上図のように、人の在/不在で制御します。先ほど書いた粒径識別ほこりセンサーに応じて気流を制御する仕組みと合わせて、パナソニックは気流制御の点でシャープに水をあけていると言えます。

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 第3に、吸塵力です。このモデルは、前方に吸入口を付けています。そのため、床にホコリが積もる前に、ゴミを取り込むことができます。吸引力についても、F-VXJ70はターボ運転時毎分6.7立方メートル/分と、パナソニックの下位機種やシャープを圧倒する力を持ちます。

 さて、このパナソニックのF-VXJ70は、能力の平均値が高くお買得だと思います。ただ、シャープに較べたときの弱点としては、温湿度センサーがつかない点があげられます。

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 しかし、こちらのモデルは、湿度が60%〜40%まで手動で設定できるため、この弱点はある程度克服されていると言えます。

 また、人の出入りを監視する照度センサー、人感センサーも搭載されます。そのため省エネ性能は高いです。純粋な最大消費電力量だけみれば、シャープの方が省エネ性能が高そうです。しかし、空気清浄機という仕組み上、常に強運転をするシーンは考えられないですし、静音運転時の消費電力はあまり変わらないといえます。

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 前面・フロント部はこのような感じですね。少しオシャレになっていますが、シャープと違い湿度のデジタル表示ではありません。 

 以上、パナソニックのF-VXJ70の紹介でした。価格/適応面積の点でライバルといえるシャープのKC-D70に較べて基本性能がこちらのが高いで、加湿機部分の掃除のしやすさを考えても、今回の新型モデルについては、パナソニックに軍配があがるでしょうか。また、パナソニックだけで較べても性能と価格の点で最もオススメできる機種です。


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10・Panasonic 加湿空気清浄機 シルバー F-VXJ90-S
 ¥53,524 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜14畳/洋室 〜23畳
 消費電力:最大61W(1.5円/1時間)
 加湿量: 強連続:830mL/h  静音:300mL/h
 加湿時間:強運転時:約5.1h 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大7.4m3/分
 静音性:強運転時:54dB 静音時:25dB
 サイズ:636×388×275(+脚部:22)mm

 除菌性能:ナノイー発生機能
 センサー :湿度・照度・人感・ニオイ・ほこり
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 こちらはパナソニック最高級の空気清浄機です。下位機種よりも筐体が大きいですが、その代わり、強力な加湿能力と連続運転時間を持ちます。吸引力についても、ターボ運転時毎分7.4立方メートル/分と最高レベル。そのかわり、やや大型で設置面積が必要なので、広いリビングルーム向きの空気清浄機でしょう。

 ただ、加湿能力と適応畳数のほかには、上で紹介した下位機種と次の2点以外は変わりません。 201308311409.jpg
 第1に、パナソニックではこの機種のみデジタルの湿度計がつきます。やはりついているとデザイン的にしまりがあります。  
 第2に、スマホ(android)による、運転情報の取得です。フェリカポート経由で、運転情報が取得できます。ただ、こちらについては、不要な機能という気もします。  その他の性能については、一つ上の9のF-VXJ70と同じです。そちらを参考になさってください。若干値段が高く、筐体も大きいので、広いリビングルーム以外での利用は難しい特殊な機種ですね。

3.ダイキンの空気清浄機各種

 最後に「うるるとさらら」の宣伝でおなじみの国内有数のエアコンメーカー、ダイキンの加湿空気清浄機です。このメーカーは高機能加湿空気清浄機に力を入れているメーカーとしても有名です。

3−1・集塵機能について

 ここでは、今年度モデルの花粉・ほこり・タバコのニオイの除去性能について説明します。

 ダイキンの集塵機能については、3つの機能に分かれます、第1に、高速ストリーマによるウイルスなどの分解機能、第2に、アクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出によるウイルスなどの抑制・脱臭機能。第3に、フィルターによる集塵・脱臭とです。

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 第1の光速ストリーマは他社にない機能なので説明が要するでしょう。これも、電子(プラズマ)を利用したものですが、ナノイーやプラズマクラスターのように、無制限にイオンを放出するのではなくて、機械内に取り込んだ空気に直接放電してアレル物質を撃退させようというメカニズムです。こちらについては、基本的にプラズマクラスターやナノイーなどの放出系のイオン装置よりも信頼性が高いと言われており、効果もある程度科学的に検証されています。

 第2のアクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能は、シャープのプラズマクラスター、パナソニックのナノイーに相当するものです。特に、室内の静電気除去や、除臭に効果を期待できます。

 第3の空気清浄フィルターは、こちらは、HEPA規格フィルターではありません。ただ、ダイキンは上図のように5層のフィルタ類の総合力で吸塵する仕組みです。結果、吸塵力は99.6%とパナソニックやシャープのHEPA規格フィルター搭載モデル(99,7%)に迫るスペックになっています。とくに、ホルムアルデヒドや有害ガス系が無害化できるのは、ダイキンの大きな特徴で、空気清浄機能性能だけで言えば、最も機能が優秀だと思います。PM2.5の除去にも効果的です。(VOC系化学物質のみはシャープも対応)

 また、光速ストリーマはニオイが分解できるため、脱臭フィルターに付着したニオイを分解することで、脱臭フィルターの効果を長期化することもできるそうです。

 ダイキンの空気清浄機は、ここで紹介した3つの機能を合わせて、以下のものが、分解・集塵・脱臭できます。


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3−2・掃除のしやすさについて 

 さて、上で見たように、ダイキンの加湿清浄機は他のメーカーに較べて複雑な構造をしていそうですが、掃除はしやすいのでしょうか?

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 たくさんフィルターがありますが、基本的に掃除機以外の掃除が必要なのは、プレフィルターです。水で洗うのが手間ですが、それほど時間はかからないでしょう。ストリーマユニットについても掃除機だけで基本OKです。洗浄ランプが転倒したら掃除になりますが、Atlasの家のストリーマユニットは2年間点灯していません。 

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 加湿機部分には、シャープシ社と同様に銀イオンカードリッジがつきます。これで水のヌメリを抑制できます。ちなみに銀イオンカードリッジは、シャープと違い消耗品扱いではないので1年ごとの交換は不要です。加えて、ダイキンの場合、上図のような光速ストリーマを直接水に放出する機能が全機種に付いています。これで、水中の雑菌が除菌できるため、水のヌメリの抑制について、ダイキンの機種は最も有利です!!

 加湿フィルターについては、1ヶ月の1度枠に付けたまま付けおけ洗でOKです。パナソニックのように押し洗いすることはできませんが、こちらは中性洗剤やクエン酸を混ぜてつけおきしてよいので、掃除はパナソに次いでしやすいでしょう。


3−3・機種ごとの性能の違いについて       

 さて、ダイキンの続いて機種ごとの特徴を見ていきましょう。

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11・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK40P-W
 ¥25,980 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜7畳/洋室 〜11畳
 消費電力:最大33W(0.73円/1時間)
 加湿量: 強連続:400mL/h  静音:400mL/h 
 加湿時間:強運転時:ーーー 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大4.0m3/分
 静音性:強運転時:49dB 静音時:24dB
 サイズ:H590×W374×D270

 除菌性能:光速ストリーマ+プラズマイオン
 センサー :温湿度・ニオイセンサー
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 まず、ダイキンでは一番安い MCK40Pです。こちらは、大きさ的には、1番のシャープのKC-B40や、7番のパナソのF-VXJ35-W がライバルになりそうです。

 センサーは、湿度センサーとニオイセンサーが付属。ただし、ほこりセンサーが付属しないため、花粉は検知できません。なお、湿度は3段階で調整できます。

 なお、加湿運転時の運転音については、シャープよりも少し劣ります。ただ風量は、加湿時最大4.0m3/分と他社のライバル機種よりも性能が上回ります。短時間で埃や花粉を吸いこむことが可能でしょう。

 以上、ダイキンのMCK40Pの紹介でした。ここで紹介した3社の最廉価機種のうちでは最も性能が高いと言えます。

 ただ、それでもほこりセンサーが付属せず、花粉が感知できないのはやや物足りないです。この機種に限らず、各社とも最廉価機種は大事な機能が抜けるので、手を出さない方が良いと思っています。


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12・ダイキン空気清浄機 バニラホワイト TCK55P-W
 ¥28
,306 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

12・ダイキン空気清浄機 ホワイト MCK55P-W
12・ダイキン空気清浄機 ピンク MCK55P-P

12・ダイキン空気清浄機 ブラウン MCK55P-T

 ¥28,580 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
 消費電力:最大58W(1.28円/1時間)
 加湿量: 強連続:500mL/h  静音:ーーー
 加湿時間:強運転時:ーーー 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大5.5m3/分
 静音性:強運転時:53dB 静音時:25dB
 サイズ:H590×W374×D270

 除菌性能:光速ストリーマ+プラズマイオン(イオンはTCK型番のみ)
 センサー :温湿度・ニオイ・ホコリセンサー
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 つづいて、ダイキンの2機種目のMCK55とTCK55です。これは、木造8畳程度、洋室14畳程度の加湿空気清浄機で、3万円前後で購入可能な機種の中では最も高性能な機種です。価格帯/適応面積から見た場合のライバル機種は、シャープのKC-D50と、パナソニックのF-VXJ50になります。

 なお、こちらには2種類の価格があります。TCKから始まる型番は通販用の型番、MCK・ACKから始まる型番は店舗販売用型番になります。価格差がありますが、MCK型番のみイオン放出機能(プラズマイオン)の放出性能が付属します。

 ただ、この放出型のイオンは、最近の報道でもありますが、どのメーカーのものでも、その効果に誇張宣伝がみられるところです。1畳程度のトイレならば効果はありますが、部屋だと殆ど空気清浄機としては決定的な性能差は生み出せません。判定基準の厳格な欧米では、このような機能を売りにした製品が出ていないと言うこともあります。効果の科学的検証がなされている光速ストリーマはどTCKの機種にも付属します。

 さて、MCK55PとTCK55Mの基本性能を見ていきましょう。


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 第1に、加湿機能ですが、こちらは、シャープと違い温湿度センサーは付属しません。しかし、9番で紹介したパナソニックの上位機種であるF-VXJ70と同じく、3段階の湿度の調整機能を持ちます。この価格帯のモデルで湿度調整ができるのは大きなメリットでしょう。

 また、図にあるように、60%、50%、40%の三段階+のど・はだモードの計4段階に加湿量が調整できます。湿度は部屋の上昇によって高すぎると結露や黒カビの要因にもなります。また、逆に低いとウイルスが繁殖しやすい環境になってしまいます。それをユーザーが手動で調整できるのはとても重要です。実際に、空気清浄機のつかない単機能の高級加湿機にはこの機能が必ずついています。したがって、この機種を選定する際の大きなメリット性と言えます。

 第2に、センサーですが、この機種は、上で紹介したMCK40P-Wよりも優れています。というのも、こちらについては、温度センサー、ニオイセンサーの他に、ホコリセンサー(ハウスダストセンサー)も完備しているからです。

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 感知できる種類が増えることで、より正確な動作が可能だといえます。

 加湿量についても、500mL/hと十分な性能をもっています。連続加湿可能時間はメーカがスペックを出していませんが、タンクの大きさから判断すると、シャープ・パナソニックのライバル機種と差はないと思います。

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 気流については、シャープやパナソニックの上位機種に採用されていると同じく、こちらも下からの気流の巻き込みを重要視する構造になっています。気流の向きをセンサーで制御する構造こそありませんが、花粉などに強い構造といえるでしょう。特に風力は5.5リッター/分とパナソニックやシャープといったライバル企業に水をあけています。

 以上の点から、こちらの機種は、加湿機としても、空気清浄機としても優れた製品だと言えます!2万円台のモデルとしては最もお買得かな。


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13・ダイキン加湿空気清浄機 ホワイト TCK70P-W
 ¥39,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

13・ダイキン加湿空気清浄機 ブラウン MCK70P-T
13・ダイキン加湿空気清浄機 ホワイト MCK70P-W
 ¥38,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 適応面積:加湿:木造 〜11畳/洋室 〜18畳
 消費電力:75W(1.65円/1時間)
 加湿量: 強連続:630mL/h  静音:ーーー
 加湿時間:強運転時:ーーー 静音時:ーーー
 最大風量:加湿時最大7.0m3/分  
 静音性:強運転時:54dB 静音時:27dB
 サイズ:H620×W395×D287

 除菌性能:光速ストリーマ+プラズマイオン
 センサー :湿度・ニオイ・ホコリセンサー
 フィルタ寿命:10年間(空浄・加湿フィルタ)

 さて、13番目に紹介するのは、通常版のMCK70Pと通販用型番のTCK70Mです。

 こちらもTCKからはじまる通販用型番は、筐体の形は同様ですが、高額なMCK型番のみイオン放出機能(プラズマイオン)の放出性能が付属します。ただ、イオン放出機能は、科学的効果に乏しく、花粉にも、PM2.5にも無力です。空気清浄機としては決定的な性能差ではないので、重要視しなくて良いでしょう。

 さて、こちらの機種ですが、ダイキンの下位機種よりも、基本性能がさらに上がっています

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 というのも、この機種については、従来の5段階のフィルターに加えて、「新・プラズマイオン化部」が新たに加わり、6段階のフィルタリングをする仕様になっているからです。

 「新・プラズマイオン化部」というのは電気集塵機能のことです。ゴミや花粉アレル物質を吸い込む際に帯電させることで、フィルターにこれらを吸着しやすくさせる効果があります。電気集塵については、「放出系イオン」と違い、かなりの歴史がある装置で、効果が実証されているものです。ダイキンも業務用機器を中心にこの機能を過去から取り入れていました。

 この機能に、光速ストリーマが加わるわけで、空気清浄機の部分についても、ここで紹介した機種の中でも図抜けた性能を持っているといえます。センサーも先ほど紹介したように、湿度センサー、ニオイ・ホコリセンサーですから、感知の面でのメリット性も十分に確保されています。

 さらにこの機種については、表示部のデザインも洗練されています。

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 ダイキンでは唯一デジタル式の湿度計がつきますし、ニオイとハウスダスト(ほこり)について別々のセンサがつきます。上で紹介した、ダイキン機種共通の光ストリーマによる「水除菌」機能もこれで監視できます。


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 操作部はこのような感じです。やはり注目すべきは、加湿量の切り替えができることでしょう。加湿量が、ユーザーの手で制御できるので、結露や黒カビ、ウイルスの繁殖を効果的に防止することができます。

 風力も、こちらは7.0立方メートル/分と、他社の同価格帯のライバル機種よりもかなり強力になっています。一方、電気代については、シャープよりは省電力性能が少し落ちる感じです。ただ、この機種については「ECO節電」機能が付いており、自動的に電源をON/OFFさせる機能がつきます。相対的にはあまり変わらないとAtlasは考えます。

今回の結論
加湿性能や省エネ効率がよく、かつ掃除のしやすい加湿空気清浄機はどのように選ぶべきか?

 というわけで、今回は、花粉やPM2.5対策として有効な加湿機能付き空気清浄機の話でした。最後に、いつものように、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ機種を書いておきます。  


 第1に、8畳間程度までの部屋について最もおすすめな空気清浄機と言えるのは、

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12・ダイキン空気清浄機 バニラホワイト TCK55P-W
 ¥28
,316 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

12・ダイキン空気清浄機 ホワイト MCK55P-W
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12・ダイキン空気清浄機 バニラホワイト ACK55N-W【在庫限り】
 ¥
22,800 Amazon.co.jp 在庫あり 送料無料

 空気清浄性能  ★★★★★★☆
 加湿機性能   ★★★★★★☆
 掃除のしやすさ ★★★★★★★

 ダイキンの TCK55PMCK55Pです。小型でコンパクト&カジュアルなのが売りで設置スペースもあまり必要なく、かつ性能も素晴らしいと思います。そして、通販専用の型番のため、価格もデンキヤに較べて非常にお買い得です。

 また、在庫限りですが、ACK55Nという昨年度モデルが格安で販売されています。これはMCK55Pと基本性能が変わらず、イオン放出機能も付属するモデルです。在庫限りですが、早めに購入されればお得でしょう1

 性能的には、除菌イオンにくらべて信頼性の高い吸引式の光ストリーマを搭載し、6段階式のフィルタリング構えの安心感はやはり格段です。いうまでもなく、この高性能フィルターは、花粉症やPM2.5に対して効果的です。

 また、センサーも温度センサー・ほこりセンサー・ニオイセンサー搭載と非常に優れています。自動運転でも花粉にバッチリ対応できます!

 なお、上位機種から省略されている重要な機能は、空気清浄機部分の電気集塵機能だけです。電気集塵機能はフィルタの持続性を高めるのに有効です。しかしその有無は決定的ではありません。費用面を総合して考えると、この機種が良いと思います。

 加湿機能も小型機種としては最高の加湿量と風量をもっています。そのために、稼働から適湿になるまでの時間は短くて済むでしょう。、湿度をユーザーで調整できることも、結露・黒カビの防止やウイルス対策の点で嬉しいところです。

 掃除については、加湿機の部分に光ストリーマで水除菌をする機能がついている点が見所といえます。加湿空気清浄機は、加湿機部分のカビ臭が本当に大きな問題なので大きなポイントですから。
 
 なお、MCK55ACK55とにはイオン放出機能が付きますが、先ほど書きましたように、これは空気清浄機としての機能において決定的ではありません。TCK55を含めて最も安いモデルを買われれば良いでしょう。

 

9・ダイキン工業 バイオ抗体フィルタ KAF044A4
 ¥1,760 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 なお、この機種は別売りでバイオ抗菌フィルターが取り付けられます。鶏卵抗体(lgY抗体)を利用して作られたバイオ抗体フィルターになります。ウイルス対策のための特別なフィルターです。通年でウィルス対策をしたい方は、導入すればより効果的でしょう。


 第2に、8畳間以上のリビングルームや、8畳以下でも強力に花粉などの対策をしたい方におすすめなのは、

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13・ダイキン加湿空気清浄機 ホワイト TCK70P-W
 ¥39,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

13・ダイキン加湿空気清浄機 ホワイト MCK70P-W
13・ダイキン加湿空気清浄機 ブラウン MCK70P-T
 ¥38,800 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 空気清浄性能  ★★★★★★★
 加湿機性能   ★★★★★★★
 
掃除のしやすさ ★★★★★★★


 ダイキン通販用型番のTCK70か、MCK70かでしょう。これらは、ダイキンの優れた吸引式の光ストリーマ高性能フィルタリングに加えて、フィルターの吸着性能の持続性を高めるのに効果的な、電気集塵機能を唯一備えているからです。フィルターは10年間使用するものですから、この機能は特に有効と言えます。

 また、下位機種や他者の同価格帯のモデルに較べて風量(パワー)が強いため、下位モデルに較べ花粉を短時間で除去できます。花粉症が重症化している方は8畳以下の部屋の場合もこのモデルを購入すると良いでしょう。

 加湿機能も、下位機種よりも強いです。630mL/hという十分以上の加湿量をもって、稼働から適湿になるまでの時間は短くて済むでしょう。

 デザインも素晴らしいです。また、ダイキンではこの機種だけに付属するデジタル湿度表示計を含めて完成度は高いと思います。掃除のしやすさも下位機種同様に優れています。

 なお、 通販用のTCK70Mと通常のMCK70という型番と2つあります。両者は、MCK70のみがイオン放出機能(アクティブイオン)の搭載されるという点で差があります。ただ、先ほど書いたように、空気清浄機としての機能において、付着臭の除臭効果・静電気の除去効果を覗いてイオン放出系の機能は科学的効果が示されていません。5000円強の価格差があるので、お買い得な通販用のTCK70M-Wがオススメにしました。


  ¥1,645 Amazon.co.jp 在庫あり! 送料無料

 こちらの機種も別売りでバイオ抗体フィルターが取り付けられます。 


 ちなみにエアコンでは「うるるとさらら」でおなじみのダイキン工業は日本の大型空調設備についてもトップシェアで、日本有数の空調の専門メーカーです。

 また、他社が生産地を国外に移しているのに対して、この空気清浄機は、水と空気の綺麗な草津工場で作っている日本製です。PM2.5の影響が酷い中国でも輸入され、最も売れているのがダイキンの空気清浄機とのこと。そういった点でも安心です!円安効果で価格的にも有利そうですね。

  というわけで、今回は、2014年モデルの新モデルの加湿空気清浄機の話でした。 ではでは!
以上で、今回の家電ブログ記事は終わりになります。 

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