【今回レビューする内容】2025年 最新のふとん乾燥機の性能とおすすめ・選び方:消臭・ダニ対策・靴乾燥機能・衣類乾燥機能・ふとんあたため対応:シングル ダブル対応:機種野違いと性能ランキング
【比較する製品型番】 象印 スマートドライ RF-FB20-WA RF-FA20-WA RF-UA10AM-WA RF-UA10-WA RF-UA10-HA 日立 アッとドライ HFK-VS6000-C HFK-VS6000-T HFK-VS5000 HFK-VS3000 FK-CV1B-AH HFK-CV1A パナソニック FD-F06X2-N FD-F06S2-T シャープ UD-DF1-W UD-CF1-W アイリス カラリエmini TURBO BSK-110-W カラリエmini TURBO JSK-S10 JSK-S10-HC JSK-S10-W JSK-S10-P FK-L1-WP ハイパワーツインノズル FK-WH2-W KFK-402-W カラリエ FK-RW2-G FK-RW2-P FK-CRW3-G FK-CRW3-P FK-W2-W KFK-202R-W AZKFK-202-W KFK-301-N KFK-302-W FK-H1-W FK-RC3-P FK-RC3-G FK-EC1-W エ FK-C4-C FK-D1-NO FK-D1-SO FK-RD1-H FK-RD1-P FK-RD1-W FK-D2-B ドウシシャ Pieria HKU-553C HKU-554 ふとんジェット ヘキサゴンHKZ-04BG HKA-041 ZKH-04 AKH-041 ツインバード FD-4149W 山善 ZFD-Y500(H) カドー cado FOEHN 002 FEN-002 FOEHN 001 FEN-001 cado FOEHN PRO FEN-P01-SB
今回のお題
ダニ対策に効果的なふとん乾燥機のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年5月現在、最新のふとん乾燥機を比較します。
最近登場したスティック式ふとん乾燥機や、小型軽量のホースレスふとん乾燥機、あるいは、ダニ対策力が高い、昔ながらのふとん乾燥袋方式の製品など、現行機を網羅的にみていきます。
1・布団乾燥機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:象印
1-3:日立
1-4:シャープ
1-5:パナソニック
1-6:アイリスオーヤマ
2・布団乾燥機の比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈続き〉
2-2:ドウシシャ
2-3:Cado 山善 ほか
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その後、メーカー順に各社の製品をみていきます。
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★★★
寝具への優しさ ★★★★★
収納しやすさ ★★★★★
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーー
1・ふとん乾燥機の比較
2・ふとん掃除機の比較
3・ランク別の羽毛ふとんの比較
なお、今回の記事は、このブログのふとん関係記事の2回目記事として書きました。
1-1・ふとん乾燥機の選び方の基本
具体的な製品の比較にはいる前に、「布団乾燥機の選び方の基本」を書いておきます。
ふとん乾燥機は、値段や性能を問わなければ、相当数の選択肢があります。
「間違いのない機種」を選びたい場合のポイントの説明になります。
1・ふとん乾燥機能の注意点
はじめに、最も根本的な機能となる「ふとん乾燥機能」の部分です。
「重要な注意点」となるのは、次の3点です。
1・ダニ対策に必要なパワー
→ふとんの隅まで熱が行きわたるか?
2・低温運転の可否
→高機能寝具に対応できるか?
3・対応可能なふとんサイズ
→シングル以上でも利用可能か?
第1に、ダニ対策に必要なパワーです。
ダニ対策には、対策温度となる「50度以上」を布団の隅まで均一に出せることが必要です。
ただ、最近は利便性を重視して「ふとん乾燥ふくろを利用しない製品」が増えた結果、「布団を裏返す」など、手間をかけないと処理できない製品が増えました。
また、対策できるとしても、「相当長い運転時間」を要するものもあります。
この部分が、まず、基本中の基本の「注意点」となります。
ーーー
第2に、対応できる寝具の種類です。
ラテックスやウレタン系の高機能寝具は、熱に弱い場合が多いです。
とくにラテックスについては、ゴム成分が溶けてくるので始末が悪いです。
布団袋式ではない機種で、「50度の低温運転」に対応しない場合、寝具が傷みます。
羽毛の上掛けも、70度になる機種は、すこし危ないです。
ーーー
第3に、対応できる布団サイズです。
これは、ご家庭のニーズに合わせてで良いで。1人用でも「シングルロング」ならば、ダブルにも対応できるものを選ぶと安心です。
ーーー
以上、ふとん乾燥機能に関わる「布団乾燥機の選び方の基本」を紹介しました。
今回は、この点についてとくに重視して、しっかり説明・比較していきます。
2・衣類や靴の乾燥機能
最新のふとん乾燥機は、ふとんの「ダニ対策」「湿気対策」に止まらない、多様な使い方を提案しています。
この部分も、あったら便利な機能という意味で「布団乾燥機の選び方の基本」と言えます。
代表的なものをいくつか紹介しておきましょう。
第1に、「衣類や靴の乾燥機能」です。
これらの機能は、割と昔から搭載されてきたものです。
ただ、最近は、ふとん袋などを利用せずともそれらが簡単にできることを売りにした機種が増えています。とくに、「濡れてしまった靴の乾燥」は、ニーズが多いようです。
一方、靴は対応できても、温度の関係で革靴に対応できない製品などもありますので、今回は詳しく説明したいと思います。
ーーー
第2に、「布団あたため機能」です。
袋を使わず、「時短」でセットしてふとんが暖められる、冬向きの機能について、各社が新機能を競っています。
ーーー
第3に、「ふとんの脱臭機能」です。
これについては、各社とも比較的最近取り組みがはじまった機能です。
消臭効果があるマイナスイオンや、除菌対策もできるといわれる低濃度オゾン、あるいは、芳香剤(アロマオイル・デオドラント剤)でマスキングする機能などがあります。
さらに、二酸化塩素ガスや低濃度オゾンで消臭(除菌)を謳う機種も出てきています。
ただ、この部分には、結構「クセ」もあるので、本編で詳しく書いていこうかと思います。
ーーー
というわけで、はじめに「布団乾燥機の選び方の基本」を簡単に紹介しました。
その他の部分は、記事の中でおいおいと説明します。
なお、気になる電気代ですが、構造上消費電力量は機種によって変わらないと言えます。1時間の運転で10円程度です。
1-2・象印のふとん乾燥機の比較
はじめに紹介するのは、象印のふとん乾燥機です。
「ふとん袋不要」のふとん乾燥機を日本で初めて出したメーカーで、現在でも、初号機を進化させたユニークな形状の機種を出しています。
ーーー
なお、以下の記事では、Atlasがおすすめしたいポイントを赤系の文字色で、イマイチと感じる部分を青字で書いていきます。
【2023年発売】(白系のみ)
1・象印 スマートドライ RF-FB20-WA
¥13,347 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2020年発売】
2・象印 スマートドライ RF-FA20-WA
2・象印 スマートドライ RF-FA20-HA
¥15,770 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ツインファン式〈袋不要〉
乾燥時間:35分
ダニ対策:80-180分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策
重さ:3.8kg
サイズ:幅23×奥行15×高さ36cm
RF-FA20 は、象印の「スマートドライ」シリーズの最新機です。
旧機種が残りますが、型番のみの変更で性能は同じです。値段で決めてOKです。
乾燥方式は、独特で「本体直結式(ツインファン式)」です。
マット不要のタイプは他社にもありますが、象印はホースもなくしています。
強力なツインファンの力で送風する方式で、出し入れが素早くできる利点があります。
静音性は、ただ、一方、強力なファン2機を回すので、50dBとイマイチです。
扇風機の強運転ほどの音はします。
対応する布団のサイズは、「ダブルサイズまで」となります。
シングルとダブル両方の操作ボタンがあり、サイズに合わせたオート処理が可能です。
標準乾燥時間は、冬期で35分です。
他社にはもうすこし速いモデルがありますが、風路と形状の変更で前モデルよりだいぶ高速化しました。
ダブルでも80分で完了します。なお、夏は、布団を冷ます必要があるので50分です。
ダニ対策時間は、シングルで最短80分です。
前機種と比較して風量がアップしたので、途中で4隅に本体を移動させずに、対策できるようになりました。
本機は「50度以上になるように仕上げる」との表記なので、この温度だと、20-30分でダニは死滅するので問題ありません。
高機能寝具は、未対応です。
本機は、送風口がまくら付近なので、送風口からは割と高温の温風がでます。
そのため、70度に耐えられない寝具は使うなとの表記です。
そうなると、ウレタンマットなどはもちろん、【羽毛ふとんの比較記事】で紹介したような羽毛も引っかかってくるので、注意してください。
ふとんあたため機能は、充実します。
30分かけて温める「しっかり」コースのほか、中心部だけ短時間で温める「お急ぎ」コースを搭載しています。
夏場の利用は、対応します。
ボタン式ですが「送風仕上げコース」にしておけば、最後に涼風乾燥を自動でします。
付属するオプションは、とくにありません。
ただし、本体にノズルが直づけされているので、それを利用して、衣類乾燥や、押し入れ乾燥、靴乾燥に対応します。
また、象印の場合、低温乾燥モードが付属するので、革製品など熱に弱いものにも安心です。
多機能性の部分では、象印はとても性能がよいです。
清潔性の面では、前機種にあったアレル物質抑制フィルターの表示がないです。
フィルター自体は確認できますが、風量アップのためかもしれません。
消臭性能は、特にありません。
ただ、一般的に言えば、ふとん乾燥機は熱の力だけでも高い消臭効果があります。
---
以上、象印の「スマートドライ」の紹介でした。
同じようにふとん袋なしに利用できる他社機は他にあります。
しかし、マットのみならず、従来的なホースまで排除しているのは、現状でも本機だけです。この点で、出し入れしやすく収納も容易ですから、使うまでの「時短性」は、他社を上回ります。
一方、日立などのホースを利用するタイプと異なり、手前にセットする形式のため、吹き出し時の温風は70度です。
そのため、耐熱温度の低い生地に対応できない点は、注意点です。そのほか、デリケート素材向けの低温コースもないです。利便性はありますが、生地へのやさしさは、イマイチです。
ーーー
【2023年発売】
3・象印 スマートドライ RF-UA10AM-WA
¥12,800 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
4・象印 スマートドライ RF-UA10-WA
4・象印 スマートドライ RF-UA10-HA
¥11,560 楽天市場 (5/21執筆時)
送風方式:シングルファン式〈袋不要〉
乾燥時間:50分
ダニ対策:120分
布団サイズ:シングル
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策
重さ:3.8kg
サイズ:幅20×奥行15×高さ33cm
なお、2023年に本機の下位機が出ました。
型番が2系統ありますが、性能は同じです。
サイズは、幅20×奥行15×高さ33cmです。
ごく僅かですが、上位機より小型です。
乾燥方式は、ただ、ファンが1つ少ない「シングルファン」です。
従って、シングルサイズの布団専用です。
標準乾燥時間は、一方、冬で50分、夏が65分です。
ファンとヒーターが弱い部分で、(許容範囲とはいえ)時間がかかります。
とくに、本機の便利な部分と言える冬場の「布団あたため」も、しかり温めるのは35分です。
上位機より消費電力は30%少ないのですが、その分、加熱には時間が必要なので、光熱費は上位機とほぼ変わりません。
ダニ対策時間も、シングルで最短120分です。靴乾燥も同じです。
あとは、残り時間を表示するタイマーがない程度で、下位機種とほぼかわりません。
---
結論的にいえば、小型化がメインの改良というより、販売価格を下げるために出された廉価版のように思います。
長時間化で、手軽に「布団をあたためられる」という象印機の良いところが消えているように思います。静音性もほぼ同じですので、象印から選ぶとしても、先ほどの上位機種がよいでしょう。
1-3・日立のふとん乾燥機の比較
続いて、日立のふとん乾燥機です。
象印に続いて「布団袋を廃止」したメーカーです。
日立の場合、従来的なホースはそのまま残し、従来機の「良い部分」と折衷させた方向ですので、象印との違いに注目しつつ解説します。
【2023年発売】
5・日立 アッとドライ HFK-VS6000-C
5・日立 アッとドライ HFK-VS6000-T
¥15,079 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2022年発売】
6・日立 アッとドライ HFK-VS5000-C
6・日立 アッとドライ HFK-VS5000-AH
¥14,994 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
乾燥時間:27分
ダニ対策:65分
【2021年発売】
7・日立 アッとドライ HFK-VS3000-N
7・日立 アッとドライ HFK-VS3000-H
¥12,980 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
乾燥時間:33分
ダニ対策:90分
送風方式:ホース式〈袋不要〉
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴(ブーツ)
消臭対策:デオドラント剤
重さ:4.3kg
サイズ:幅28.3×奥行21.7×高さ33.8cm
HFK-VS6000は、日立の発売するふとん乾燥機です。
同社は、「袋付き」では長い歴史を持つ企業ですが、象印に続いて、「ふとん乾燥袋がないタイプ」を販売した企業です。
旧機種が残ります。
2023年モデルは、従来の静音コースを、節電コースに変更した違いのみです。いずれも運転時間を長めにしつつ「節電」できる点は同じですが、従来の100分から、実用水準の時間(60分)にしています。
2022年モデルは、21年モデルに対して、ヘッド形状が変わります。
「延びる」部分は変わりませんが、さらに60度開閉するようになりました。
この改良で、これ以降の機種だと、標準乾燥時間が33分から27分に、ダニ対策時間も78分から65分に短縮されました。終了前10分送風運転させクールダウン挿せる「夏乾燥コース」も22年から新設されています。
一方、上表は、2021年機の運転時間です。
比べると新機種にない「おまかせコース」があります。
室温センサーで、運転時間を調整し、室温の高いときは「夏乾燥」のような運転を、室温が高いときは「冬乾燥」のような運転を「自動で判断」して行う機能です。
---
結論的にいえば、22年機と23年機は、値段で決めてOKです。
一方、21年機は、センサーの省略と、ホースの改良と、甲乙があります。
コスト削減の気配もしますが、温風で部屋が暖まるのでセンサーの意味があまりなかった可能性はありえます。
ただ、現状の値段差で言えば、21年機の費用対効果は高いでしょう。5分間の電気代の差は誤差範囲なので、たまにしか使わないならば旧機をおすすめします。
本体サイズは、幅28.3×奥行21.7×高さ33.8cmです。
象印より、背は低いですが、体積は多少大きめです。
対応する布団のサイズは、本機も、「ダブル」までです。
標準乾燥時間は、シングルの場合27分(綿のみ37分)です。
ダブルの場合はいずれも95分ですので、速度的な面では、象印と同等で速いです。
乾燥方式は、ふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
また、(本体サイズ込みで)90センチのロングホースですので、出し入れのさいに、ジャバラやノズルを本体に収納する手間は、象印機に劣る部分です。
毎日のように使う方で、サッと出して、サッとしまいたいならば、象印機が向きます。
ダニ対策は、逆に、この機種は効果的です。
ロングホースを伸ばせる構造なので、中心部から、対策温度の50度を全体に送れるからです。
ただし、「ダブル」の場合、まくら側・足もと側と位置を変えて2回となります。
この方式だと、涼しい部分にダニが逃げるリスクはあるので、大きいベッドの場合、ふとん袋を利用するタイプのほうが良いかもしれません。
高機能寝具は、一方、本機も吹き出し口は最高70度との表記です。
象印より導入ホースが長いので加減はありますが、どうしてもと言う場合は、搭載の静音コースを使えば温度は50度以下に加減されます。
その点で言えば、このコースは「低温コース」とみなしても問題ないでしょう。
なお、本機は写真のように両面を同時に処理することが可能です。
倍の時間がかかり、ダニ対策も不可能です。ただ、湿気の問題があるご自宅などで、お年寄りなどで裏返すのがシンドイ方には良いかなと思います。
ふとんあたため機能は、搭載されます。
5分間の自動運転で「足下をほかほか」にできます。
布団乾燥機といえば、たまに出して使うものです。しかし、こちらを多用するならば、冬には「あんか」代わりに日常的に使うことも可能です。
夏場の利用は、「夏乾燥コース」を選ぶことで、最後に送風10分運転をすることが可能です。
靴乾燥は、対応です。
アタッチメントを外して行う方式です。
また、日立は、ブーツの乾燥にも対応します。
また上図のようにつかえば、ハンガーの洗濯物も対応できます。また、革靴など高温での乾燥ができないものも送風モードで対応可能です。
衣類乾燥カバー HFK-V3用 HFK-CD200
¥3,291 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
衣類乾燥袋は、別売とはなりますが用意されます。
容量は、「Yシャツ2枚、半袖肌着3枚、トランクス3枚、靴下3足、ハンカチ3枚、フェイスタオル3枚」が同時に入るサイズです。
清潔性の面では、排気について、空気清浄機と同じグレードの「HEPAフィルター」を採用します。
【ニオイ対策・6回分】
日立 専用ハーブデオドラント剤 DHF-01
¥1,245 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【ニオイ・ダニ対策・6回分】
日立 専用ハーブデオドラント剤 DHF-02
¥1,000 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
消臭性能は、日立の場合も、マイナスイオンを利用するような、消臭機能は未付属です。
しかし、ダニ対策と同時に上記の専用デオドラント剤を1包利用することで(マスキング方式の)消臭もできます。
初期に「お試し版」が6回分付属し、追加で購入する場合、6包で1000円程度です。
ただ、各社の製品ともにそうですが、香りを利用してニオイを覆うマスキング方式の消臭法ですから、必ずしも必須ではないでしょう。
実際、上図の様に、温風を利用する乾燥だけでも、高い消臭効果があります。
したがって、あとからの消耗品費は考えずとも良いでしょう。
---
以上、日立の「アッとドライ」の紹介でした。
布団乾燥袋がない機種ですが、ロングホースとアタッチメントで、ふとんの真ん中から温風を行き渡る構造を取る点でパワフルです。
技術の裏打ちがありつつ、標準乾燥時間が短めなのも良い点です。
仕組み上、同じ時間使った場合のダニ対策力は象印より高いでしょう。静音コースが、事実上の「低温コース」ですので、高機能寝具でも問題ないでしょう。
一方、収納は、ホースがある分象印より劣ると言えます。(冬場のあんか代わりに)ほぼ毎日使うような方で、毎日片付けたい几帳面な方は、象印のほうが良いでしょう。
ーーー
【2022年発売】
8・日立 アッとドライ HFK-CV1B-AH
¥11,059 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2021年発売】
8・日立 アッとドライ HFK-CV1A
¥9,550 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:240分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴(ブーツ)
消臭対策:デオドラント剤
重さ:2.3kg
サイズ:幅20.0×奥行16.4×高さ27.3cm
なお、日立は、HFK-CV1B(AH)という廉価版のふとん乾燥機も出します。
同じホース方式ですが、シンプルな形状で、アタッチメントが簡素です。
パワーも3割ほど低いため、ダブルまで対応ながら、乾燥時間は2倍の60分です。
そのほか、構造的に両面を挟んでの処理ができず、ダニ対策も両面で最低240分です。
---
結論的にいえば、取り柄は軽量性だけで、あとは日立の良い部分を全てなくしたような機種です。あえて選ぶ必要はないでしょう。
1-4・Panasonicの布団乾燥機の比較
続いて、Panasonicのふとん乾燥機です。
総合家電メーカーとして、この分野でも「老舗」の1つですが、最近新機種は投入していないのは、やや残念といえる企業です。
【2016年発売】
【ナノイーあり】
9・Panasonic FD-F06X2-N
¥15,947 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【ナノイーなし】
10・Panasonic FD-F06S2-T
¥12,582 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策: 180分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:(衣類・靴)
消臭対策:ナノイー
重さ:3.3kg
サイズ:幅30×奥行14×高さ39.8cm
「ふとん暖め乾燥機 」という名前で売られます。
なお、この機種には形状の同様な下位機種もありますが、後述する、マイナスイオン(ナノイー)発生器の有無が唯一の違いです。
本体サイズは、幅30奥行14×高さ39.8cmです。
他社機と比較すると、奥行14cmと狭めなので、ちょっとした「すきま」に収納しやすいです。
乾燥方式は、本機もふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
対応する布団のサイズは、本機は、「シングルまで」です。
ダブルに対応できない点は注意点です。
標準乾燥時間は、シングルで60分となります。
構造的には、ホースとアタッチメントを使う日立同様の仕組みですが、パワーは多少劣ります。
ダニ対策は、ふとんの半分ずつ2回(90分×2回運転)しないとならない機種です。
不便と言えます。
高機能寝具は、本機は、特段注意書きはみられないです。
羽毛布団は公式対応しますし、ウレタンでも大丈夫でしょう。
ふとんあたため機能は、通常モードのほか、「足もと5分あたため」モードが搭載です。
夏場の利用は、対策があります。
日立と異なり、温度センサーは未搭載です。
本体に「夏」と「冬」のボタンがあり、使用後に涼風で冷ますか選択は可能ですので、象印並の水準です。
付属するオプションは、とくにありません。
ルーパー制御で、衣類・靴の乾燥には対応できますが、ファンのサイズと構造の面で、他社に比べれば「オマケ感が強い」です。
消臭性能は、マイナスイオン発生装置(ナノイー)が内蔵されます。
マイナスイオンは、密閉した場所や風が直接あたる場所でならば、脱臭効果(付着臭除去効果)があります。
他社機でも熱で消臭対策はできますが、ふとんやマクラの脱臭がより効果的であるほか、靴乾燥などの温風をあてて利用する際は、一定の効果を期待して良いでしょう。
---
以上、パナソニックのふとん乾燥機の紹介でした。
シングルサイズやふとんサイズのみの対応である点、ダニ対策に一手間かかる点は、「弱点」と言えそうです。
魅力は上位モデルのナノイー対応でしょう。ふとんの乾燥だけでなく、除臭も高度考えたい場合は魅力的です。
少なくとも、日立のようにデオドラント剤でマスキングする方法よりも、根本的といえる解決法です。
1-6・シャープの布団乾燥機の比較
続いて、シャープのふとん乾燥機です。
Panasonicと同じで「マイナスイオン推し」な製品を出す点では似ています。
また、近年のモデルチェンジで、小型化もすすめてきました。
【2020年発売】
11・シャープ 布団乾燥機 UD-DF1-W
¥12,080 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2019年発売】
12・シャープ 布団乾燥機 UD-CF1-W
¥11,861 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:360分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策:プラズマクラスター7000
重さ:3.1kg
サイズ:幅28×奥行13.5×高さ29.7cm
UD-DF1は、シャープの「袋不要タイプ」のふとん乾燥機です。
2020年発売機が現在のところ最新です。ただ、基本性能は2019年機と同じです。
本体サイズは、幅28奥行13.5×高さ29.7cmです。
他社よりかなり小型で、しかも、約 3.1kgと軽量です。
日立の機種より1kgほど軽量ですし、持ちはこびやすい製品です。
乾燥方式は、本機もふとん袋は「なし」ですが、従来的なホースは利用する形式です。
対応する布団のサイズは、ダブルまでです。
形状的には、日立と同様で、従来的なホースの先のアタッチメントを工夫した作りです。
キノコ型のユニークな形は、八方に風を分散的に送ること、空力的に風力が落ちにくいということで採用されました。
ダニ対策は、360分です。
180分で布団を裏返し、2度に分けて処理する方式です。
他社もですが、布団袋を利用する従来タイプよりも、この部分は時間がかかります。
高機能寝具は、本機は、特段注意書きはみられないです。
羽毛布団は公式対応しますし、ウレタンでも大丈夫でしょう。
標準乾燥時間は、冬でもシングルで60分となります。
小型なぶん、風力で負けるため、時間はある程度かかる製品です。また、デリケートな高性能寝具に対応する低温モードは非搭載です。
ふとんあたため機能は、こちらも、通常モードのほか、「足もと10分あたため」モードが搭載されます。
夏場の利用は、本機もボタン式です。
室温センサーは未搭載です。
夏設定にした場合、換装後に20分冷ますために涼風を送ります。
靴乾燥は、対応です。
専用のモードが付くため、革靴にも対応します。
衣類乾燥は、構造的に対応します。
靴にもアタッチメントで対応です。
清潔性の面では、プラズマクラスター7000発生機能が付属します。
パナソニックの「ナノイー」に相当するマイナスイオン発生技術です。
マイナスイオンの消臭効果は第三者の研究機関も認めるところで、ふとんのダニ退治と同時に消臭も期待できる仕組みです。
---
以上、シャープのUD-BF1の紹介でした。
他社機と比べると、パワーがないため、ダニ対策が面倒なのが弱点です。
一方で、袋不要のホース式では、軽量・小型サイズで持ち運びやすいのがメリット性です。
その上で、プラズマクラスターで「高度な消臭対策」ができる部分を含めて、布団や靴など、マルチに使いやすいでしょう。
(時間のかかる)ダニ対策運転は、年に1−2回というかたは、この機種も選択肢となるでしょう。
1-7・アイリスの布団乾燥機の比較
続いて、日本のアイリスオーヤマのふとん乾燥機です。
格安な白物家電を「得意」とする日本企業ですが、ふとん乾燥機は(大手が新機種を出さない間)特に力を入れており、わりとユニークな製品をドシドシ出しています。
【2025年発売】BSK-110
13・ アイリス カラリエmini TURBO BSK-110-W
¥14,325 楽天市場 (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:30分
ダニ対策:60分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:靴
消臭対策:
重さ:0.8kg
サイズ:幅17.8×奥行14.5×高さ8.7cm
カラリエmini TURBO BSK-110は、アイリスオーヤマの超小型のふとん乾燥機です。
後ほどみるドウシシャやcadoなどが海外初の超小型機をだしました。
それに対応する形で開発されたと思われる超小型機です。
本体サイズは、幅17.8×奥行14.5×高さ8.7cmです。
重さは、800gですから、日立ほかの従来機の半分以下の設置サイズです。
もちろん、ホース収納してのサイズです。
乾燥方式は、袋を使わないタイプです。
ただ、従来的なホースは使われていて、伸ばした先のフラップでふとんを持ち上げて、ふとん全体を温めていくという方式です。。
対応する布団のサイズは、ダブルサイズまでです。
標準乾燥時間は、30分です。
夏は、冷ますための送風時間が追加ですが、これは他社もですし、それを加味しても速いです。
小型機でこの速乾性を得るための秘密はモーター(ファン)です。
毎分12万回転の小型DCモーターを使って風を送ります。
同社も出すコードレス掃除機などに使われているのと同じタイプでしょう。
公開されるサーモグラフィをみても、熱はしっかり広がっています。
ダニ対策も、60分です。
特に、移動させる指示もなく、この時間で終わります。
ただ、冬場で、部屋に暖房がない場所だと、対策できない可能性が示されているのは、注意点です。
ホースの長さと、中央と端の温度差が生じる仕組み上、ここは仕方ないと言えます。ここを軸に完全な対策をしたい場合、同社の上位機を含めた、高出力型を選ぶべきでしょう。
センサーは、温度センサーが搭載です。
ただ、基本安全装備です。
以上の自動モードはありますが、温度によって運転時間や運転強度を調整する仕組みではないです。
高機能寝具は、対応します。
本機は手動モードで低温が出せるからです。
高温を含めて、吹き出し温度が示されない部分はありますが、常識的に考えて、低温は70度以下でしょう。なお、同社の従来機は、約50度表記でした。
ただし、言うまでもなく、この温度だと、ダニ対策は無理です。
靴乾燥は、対応です。
衣類乾燥機能は、ありません。
ふとんあたため機能は、自動モードで付属です。
小型ですし冬場に常設しておくのも簡単です。
夏場の利用は、夏モードにて送風対応です。
メンテは、ハイパワー機特有の注意点はあります。
小型、強風タイプで、送風口をファブリックの近くに置く仕様なので、フィルターの定期的なメンテが重要です。
ただ、掃除機で行えますし簡単です。(ひどく)忘れていたら、安全装備でエラーも出ますので、問題ないでしょう。
静音性は、ただ、課題です。
小型のDCモーターなので、コードレス掃除機をイメージしてください。
静かではないです。
騒音値は書いていませんが、ここが一番の問題点です。見た感じでは、強風時60dBくらいです。
---
以上、アイリスのカラリエmini TURBO BSK-110の紹介でした。
高度なダニ対策は無理ですが、ふとんが干せない時期の「湿気取り」などのふとんメンテには、これで十分に思えます。
上物が羽毛ふとんなどの軽めで、浮きやすいふとんならば、特にそう言えます。
靴乾燥などの基本装備もありますし、良い製品がでたと思います。
ただ、使用中に音はするので、不在の寝室などで使うものだと考えてください。集合住宅で夜の利用は、「夜に掃除機を1時間回しても、階下の方が迷惑にならないか」を基準に考えれば良いでしょう。
Atlasの場合、ここが課題で「別宅行き」です。
ーーー
なお、同社の小型、軽量機は、このほかにもいくつかラインナップがあります。
順番にみていきます。
【2025年発売】JSK-S10
14・ アイリス カラリエmini TURBO JSK-S10-HC
14・ アイリス カラリエmini TURBO JSK-S10-P
14・ アイリス カラリエmini TURBO JSK-S10-G
14・ アイリス カラリエmini TURBO JSK-S10-W
¥11,800 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:35分
ダニ対策:80分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:靴
消臭対策:
重さ:0.7kg
サイズ:幅8.8×奥行14.1×高さ8.8cm
第1に、カラリエmini TURBO JSK-S10です。
1つ上の製品をより小型にしたものです。
こちらは家電量販店では販売がなく、ホームセンター・ECサイトでの展開です。
サイズは、幅8.8×奥行14.1×高さ8.8cmです。
さらに小型です。
靴乾燥を含めて、ほぼ同じことができます。
出力も、モーターも同じですが、吸気の関係で処理時間が、若干長めです。
ダニ対策は、こちらだと(より)難しいでしょう。
静音性も、同じモータなので、課題であることは同じです。
小型なぶん、より不利かもしれません。
---
結論的にいえば、個人的には、先ほどの機種を推します。
流通ルート的に、家電量販店で売らないのも、やはり「理由がある」ように思いますので。
ーーー
【2024年発売】
15・アイリスオーヤマ カラリエLight FK-L1-WP
¥8,061 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:非対応
布団サイズ:シングルまで
特殊乾燥:
消臭対策:
重さ:1,8kg
サイズ:幅14.8×奥行18.2×高さ37cm
第2に、FK-L1-WP です。
「省スペース型」の旧機です。
こちらは、高出力の小型DCモーターを使わない仕様です。
サイズは、幅14.8×奥行18.2×高さ37cmです。
他機より縦長で、省スペースで設置できる製品です。
先述のように、モーターが違う状況で小型な機種です。
そのため、シングルのみ対応で、ボタンも、冬(60分)・夏(60分+20分空冷)・あたため(20分)の3種のみです。靴乾燥にも使えません。
時間・温度設定や、予約運転など細かい設定も一切できない仕様になります。
ダニ対策もできません。
--
結論的にいえば、冬の1人用の布団のあたために使いたい場合は、このくらいの仕様でも良いでしょう。収納面や、利用の際の準備時間にも配慮がありますし、考えられた製品とみなせます。
【2023年発売】
16・ アイリス ハイパワーツインノズル FK-WH2-W
¥14,949 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
16・ アイリス ハイパワーツインノズル KFK-402-W
¥17,980 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2021年発売】(旧形状)
(ダニ退治専用袋あり)
17・カラリエ ハイパワーツインノズル FK-WH1-CDBM
¥17,500 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
(アロマ・ダニ退治専用袋あり)
17・カラリエ ハイパワーツインノズル KFK-401
¥19,985 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ツインホース式〈袋対応可〉
乾燥時間:30分
ダニ対策:80分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策:
重さ:2.1kg
サイズ:幅16.8×奥行21.3×高さ37.0cm
ハイパワーツインノズル FK-WH1-CDBMは、パワー自慢のアイリスオーヤマの上位機です。
旧機種が残ります。
ただ、フラップが旧形状で熱の拡がりの部分で差があります。ホースも若干長くなり、本体が倒れにくいようフラップを付けるなど、工夫も見られます。
旧機のみ、ふとん圧縮袋が装備される製品がありますが、後述するように、別に買えます。
---
結論的にいえば、現状の値段ならば、新機種が良いかと思います。
本体サイズは、幅16.8×奥行21.3×高さ37.0cmです。
そこそこ大きいのは、本機が「ツインホース」仕様だからです。
2枚同時に処理もできますが、本来的には、1枚で熱ムラ無く、強力に処理したい方に向けた製品でしょう。
重さは、2.1kgと軽めです。
乾燥方式は、本機も、ホースを伴うツインホース式です。
ただ、ハイパワーツインシリーズ専用のふとん乾燥袋が別売されます。
これを利用する場合、本格的なダニ対策が可能です。
以前、三菱電機(ぽかサラPro AD-PS80BC-H)が袋式の高性能機を出していましたが撤退なので、稀少性があります。
標準乾燥時間は、ターボモードで30分です。
通常モードでは60分ですが、一度設定すればそのままなので、こちらで表記しています。
ターボの場合、風力が強くなるので、静音性が落ちるといえます。ただ、使用時間が短くなるので電気代は安いでしょう。
いずれにしても、ユーザーが好きに「選べる」部分は評価できます。
なお、消費電力自体は、1150Wです。
同社の小型機とほぼ変わりません。
・カラリエ ダニ撃退ふとん乾燥袋 FK-DGB1
¥3,749 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
ダニ対策は、ターボ時80分です。
単体でも可能ですが、本機の場合、せっかく「ふとん乾燥袋」が用意されるので、そちらでやるべきでしょう。
実際、第三者機関のまっとうな試験で数字が出せるレベルの処理は、袋方式でないと難しいように思います。
高機能寝具は、マニュアルで低温(50度)が出せるので問題ないです。
高温でも65度表記です。
ふとんあたため機能は、本機も対応です。
ターボモードならば、5分です。
ただ、ツイン方式なので、1人に使う場合、この用途ではセットは煩雑とは言えます。
靴乾燥は、本機も対応です。
本体形状のままで使えます。仕様的に2足同時に使う感じにはなりますが、まあ問題ないです。
ふとんあたため機能は、先述のように、付属です。
夏場の利用は、夏モードにて送風対応です。
静音性は、ツインホースですし、ターボモードでは掃除機程度の音はします。
ただ、小型機と違って高周波は少なめでしょう。
問題のある時間など使う場合は、通常モードが選べます。
--
以上、ハイパワーツインノズル FK-WH1-CDBMの紹介でした。
現状では「ふとん乾燥袋」が利用できる希少な機種です。季節はじめなどのダニ対策は、やはり、袋利用が良いので、その部分でプレゼンスがあります。
普段の利用もホースでパワフルに使えます。夜などの「あたため」で音が気になる場合も、風量を選べる仕様であり、考えられています。
靴乾燥も対応ですし、高性能機を探している場合、選択肢にできます。
ーーー
【2023年発売】
18・ アイリス カラリエColors FK-RW2-G
18・ アイリス カラリエColors FK-RW2-P
¥10,480 楽天市場 (5/21執筆時)
19・ アイリス カラリエColors FK-CRW3-G
19・ アイリス カラリエColors FK-CRW3-P
¥12,380 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
【2021年発売】
20・アイリスオーヤマ カラリエ FK-W2-W
¥12,790 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
(アロマケースおまけ)
21・アイリスオーヤマ カラリエ KFK-202R-W
¥11,740 楽天市場 (9/9執筆時)
【Amazon限定型番】(アロマケースおまけ)
22・アイリスオーヤマ カラリエ AZKFK-202-W
¥10,800 Amazon.co.jp (9/9執筆時)
送風方式:ツインホース式〈袋不要〉
乾燥時間:60分
ダニ対策:100分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:衣類・靴
消臭対策:アロマケース
重さ:2.4kg
サイズ:幅16.8×奥行19.5×高さ32.0cm
なお同社からは、ツインノズル型の下位機がいくつかあります。
カラフルなカラリエColors 系と、ホワイト系のカラリエがありますが、性能は同じです。
本体サイズは、幅16.8奥行19.5×高さ36.0cmです。
先ほどの機種とほぼ変わりませんが、色目がポップになります。
主な違いは、ターボモードがない点です。
そのため、標準乾燥時間は60分、ダニ対策で100分が最高です。
とくに、ダニ対策については、先述の別売ふとん乾燥袋は、本機では未対応です。
あとは、大きく変わりません。
ただ、現行機ではこちらのみ、アロマケース付属です。
お持ちのアロマオイルを利用できる機種となります。
---
結論的にいえば、特に速乾性が不要で、2人分同時に処理するならば、候補になります。
ただ、稼働音は総じて大きめにはなるのと、ダニ対策の部分でふとん乾燥袋が使えない点で言えば、個人的には先ほどの機種が良いように思います。
【2020年発売】(23年追加)
(アロマケース・まくら用乾燥袋あり)
23・アイリス カラリエ ハイパワー KFK-301-N
¥11,700 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
(アロマケース・まくら用乾燥袋なし)
24・アイリス カラリエ ハイパワー KFK-302-W
¥16,665 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
(旧モデル)
25・アイリス カラリエ ハイパワー FK-H1-W
¥11,477 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
送風方式:ホース式〈袋不要〉
乾燥時間:30分
ダニ対策:100分
布団サイズ:ダブルまで
特殊乾燥:靴
消臭対策:アロマケース
重さ:1.8kg
サイズ:幅23.3×奥行20.3×高さ42.8cm
KFK-301-Nなどは、アイリスオーヤマの中級機です。
上位機と違い「ツインホース」を採用しない普通形状の製品です。
複数の製品がありますが、アロマケースと、枕用の乾燥袋の有無が違いです。
まくら乾燥袋は、入れた状態でふとんあたためにも使えますが、まくら素材の性質には少し注意してください。ラテックス系などは特にそう言えます。
ただ、旧モデルのみ、福田仕口のフラップが旧形状なので、そちらは除外して考えれば良いかと思います。
本体サイズは、幅23.3奥行20.3×高さ42.8cmです。
シングルホーですので、1.8kgと軽いです。
乾燥方式は、ホース式です。
対応する布団のサイズは、ダブルまでです。
標準乾燥時間は、本機も60分です。
一方、ツインホース式にもありましたが、「ターボモード」があります。
この場合、高温風で、冬ならば、30分で仕上げます。
利用しない場合は60分ですが、風量が少ない関係で、やや静かです。
使い分けできるのが、良い部分です。
ダニ対策は、100分です(ターボモード時80分)。
ただし、別売でもふとん乾燥袋はないです。
高機能寝具は、一方、本機は通常運転で低温風だけのモードがないです。
この部分で非対応と言えます。
靴乾燥は、本機も対応できます。
付属のアタッチメントを使います。
ふとんあたため機能は、対応です。
本機は、温度センサー内蔵で、最大2時間まで保温できます。
温度は、3段階で調整できます。
あたため運転、あるいは、乾燥運転後、最大2時間まで、間断的に布団を暖め続ける「保温モード」もあります。
---
以上、アイリスオーヤマの KFK-301-Nなどの紹介でした。
ツインノズルと比べる場合、若干軽く、ホース収納の手間も少ないと言えます。
その部分でより手軽ですが、ダニ対策ほか、ふとん乾燥についても、行き渡る風量は(ハイパワーでない)ツイン機には及ばないように思います。
ふとんあたためは、機能面でむしろ本機が充実しますので、そこを目的とするならば良いでしょう。電気毛布のほうが光熱費は有利ですが、上掛けがある程度「ふっくら」する部分で、好む方はいそうです。
次回につづく
ふとん乾燥機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、布団乾燥機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・布団乾燥機の比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ〈続き〉
2-2:ドウシシャ
2-3:Cado 山善 ほか
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、紹介しきれなかったアイリスオーヤマ機を紹介したあと、ドウシシャほかの製品を追加でみていきます。
ダニ対策力 ★★★★★
運転時間の短さ ★★★★★
寝具への優しさ ★★★★★
収納しやすさ ★★★★★
ふとんあたため ★★★★★
ふとんの消臭 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、いつものように、ここまで紹介した全製品から、目的別・価格別に、Atlasのおすすめ機種!を数点あげていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
---
この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。