Top 暖房器具 比較2023’【解説】光熱費が安い暖房器具60機のおすすめと選び方【まとめ記事】

2023年01月06日

比較2023’【解説】光熱費が安い暖房器具60機のおすすめと選び方【まとめ記事】

【今回レビューする製品】2023年 電気代の安い暖房器具の性能とおすすめ・選び方:1人暮らし〜世帯向け:選び方 電気代などのコスト・空気の乾燥や汚れ方・健康・省エネ性の比較とまとめ光熱費・電気代

【比較する暖房家電】石油ファンヒーター・セラミックファンヒーター・オイルヒーター・遠赤外線ヒーター・ホットカーペット・小型電気ヒーター・ガスファンヒーター

今回のお題
快適かつ省エネな暖房家電のおすすめと選び方は?

 どもAtlasです。

 今日は、2022年〜2023年冬シーズン暖房器具のまとめ記事です。

 本格的な冬シーズンに突入したため、最新情報に更新しました。

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 このブログ「家電批評モノマニア」では、最新のメイン暖房器具について、以下のような比較をしています。

1・セラミックファンヒーターの比較
2・遠赤外線ヒーターの比較
3・オイルヒーターの比較
4・石油ファンヒーターの比較
5・ガスファンヒーター(都市ガス)
6・ガスファンヒーター(LPガス)
7・エアコンの比較

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 また、最新の補助暖房器具について、以下のような比較をしています。  

8・こたつの比較
9・電気毛布の比較
10・足下暖房(1畳以下)の比較
11・ホットカーペットの比較

 メイン暖房だけでも、最新機種を全60製品以上比較できました。

 今回は、これらの成果をふまえて、省エネ性や暖房力をふまえて、どのように暖房器具を選ぶべきかまとめます。

暖まりの速さ  ★★★★★
暖かさの広がり ★★★★★
空気のきれいさ ★★★★★
光熱費の安さ  ★★★★★
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 また、最後に「結論」として、上表のようなポイントから、用途別・目的別にAtlasがおすすめできる機種を提案する予定です。

 割と、長い記事ですが、よろしくお願いします。

1・メイン暖房の選び方の基本!

1・暖房出力の大きさ
 =大きいほど暖房力が高い!
2・消費電力の安さ
 =低いほど電気代が安い!
3・空気の快適さ!
 =燃焼・乾燥が伴わないほど快適
4・適応畳数
 =適切ならば電気代が安く快適

 リビングのメイン暖房を選ぶ場合、最も重要となってくるのは、以上の4点です。

 選ぶ場合に重要な要素となるため、以下、順番に「ざっくりと」解説しておきます。 

1・暖房出力の大きさ

 はじめに「暖房出力」の大きさです。

 「暖房出力」という数値の読み方については後ほど「適応畳数」の項目で改めて説明します。

 ここでは、暖房器具順に並べた場合、どれが「パワフル」かという点について解説します。


1位:石油ファンヒータ
2位:ガスファンヒータ
3位:エアコン
4位:オイルヒータ
5位:セラミックファンヒータ
6位:遠赤外線ヒータ

 結論的に言えば、パワフルな暖房器具をランクにすると、上記のようになります。

ーーー

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 第1位は、石油ファンヒーターです。

 基本的な仕組みは、主に灯油の火力を利用し、熱風をファンで放出するというものです。

 速暖力の高さは定評がありますが、(待機電力を使わない場合)着火まで時間がかかるのが難点です。

ーーー

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 第2位は、ガスファンヒーターです。

 基本的な仕組みは、都市ガスないしLPGガスを燃料として熱風をファンで放出するというものです。

 速暖力の高さは定評があります。加えて3秒ほどで着火するためストレスがありません。

 ただし、専用の専用のガスコンセントが必要です。

 なお、しばらく前の消防法の改正で、集合住宅でも使用できるようになりました。工事費はAtlas宅の場合、2万円ほどでした。

ーーー

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 第3位は、エアコンです。

 基本的な仕組みは、熱交換器を利用して電気で暖めるというものです。

 速暖力の高さは「そこそこ高い」です。

 北海道など寒冷地にも対応できますが、リビング用の高出力モデルは、コンセントとブレーカーの変換工事が必須のため、(ガスコンセントの設置並みに)難易度は高いでしょう。

ーーー

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 第4位は、オイルヒーターです。

 基本的な仕組みは、中のオイルを温めて、45度前後の熱を本体のフィンから放熱するというものです。

 ファンがなく風が出ない仕組みで、風による不快感がない点で人気です。本体から発する熱のほか、部屋の壁をあたためてその熱も利用していくという発想です。

 速暖力の高さは、あまり期待できないです。

 ただ、同様な仕組みながら、オイルの代わりにシーズーヒーターを採用する「オイルレスヒーター」が現れ、この部分の改善は顕著です。

ーーー

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 第5位は、セラミックファンヒーターです。

 基本的な仕組みは、電気のパワーで半導体ヒーターとアルミ放熱板を暖めて、ファンで熱風を送り出すというものです。

 速暖力の高さは、こちらも期待薄です。

 断熱材を使用した気密性のある住宅でも、最大で6畳が快適に利用できる限界値です。

 ただし、燃料が不要で手軽なので、(さほど寒くない地域の)ワンルーム用として向きます。学生の賃貸などでは、石油を禁止する場合も多いですが、その場合でも利用できます。

ーーー

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 第6位は、遠赤外線ヒーターです。

 基本的な仕組みは、遠赤を出せるヒーターで熱を発生させると言うものです。

 遠赤の光に当たった衣服や体表が蓄熱することで、肌の部分が「ぬくぬく」する点で好評です。

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 正確には、速暖性と到達距離に優れるグラファイトヒーター、遠赤効果の高く「ポカポカ」しやすいシーズヒーター、速暖性と価格面で優れるカーボンヒーターと、3種類あります。

 ただ、どれも「遠赤ヒーター」と呼ばれています。

 速暖力の高さは、最も高いです。

 先述のシーズヒーターであっても、他の暖房家電と比べれば、段違いに速いです。

 ただし、光を使って暖める方式のため、直接人体にあたらないとあまり効果を発揮しない暖房器具です。

 照射範囲も最大でも2.1メートル程度となるので、リビング用のメイン暖房としては非力です。

 ただし、エアコンとの相性が良いので補助暖房として有能なほか、速暖性の高さから、キッチンや脱衣所の暖房に向きます。

ーーー

 以上、器具ごとの暖房力の大きさを比較しました。

 ここまで記事を読んで頂いた皆さんが次に気になるのは「パワーが強いと光熱費が高いのでは?」という点だと思います。

 そのため、続いては、この側面について比較します。

2・光熱費の安さ!

 暖房器具に必要な光熱費(電気代・ガス代・灯油代)を同じくランキングにする場合、以下のようになります。

1位:エアコン
2位:ガスファンヒータ
3位:石油ファンヒーター
4位:オイルヒーター
4位:遠赤外線ヒーター
4位:セラミックファンヒーター

 結論的に言えば、省エネ効果の高い暖房器具をランクにすると、上表のようになります。

ーーー

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 第1位エアコンです。

 1時間あたりの光熱費は、8畳程度のリビングの暖房で18円ほどです。

 メイン暖房としてはかなりの低コストですが、節電センサーが充実する上位機だと、さらに安く済みます。

 ただし、お使いのエアコンが10年以上前のものだと、30円以上かかる非効率のものが多いです。近年は、技術革新の水準が高いので、昔の「非効率」なイメージは捨てた方が良いでしょう。

 ただし、フィルタ掃除をしないと、10%は電気代が余計にかかります。

ーーー

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 第2位は、ガスファンヒーターです。

 1時間あたりの光熱費は、8畳程度のリビングの暖房で約20円ほどです。

 パワーだけならエアコン以上ですが、燃焼を伴う構造で換気が必要なので、総合的にはエアコンに及ばないでしょう。

ーーー

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 第3位は、石油ファンヒーターです。

 1時間あたりの光熱費は、8畳程度のリビングの暖房で、灯油代が1時間25円ほどです。

 ただし、【おすすめ石油ファンヒーターの比較記事】で書いたように、一部のメーカーは、100-200Wの電力も併用しているため、さらに、1時間5円ほど、余分にかかる機種があります。

 また、(一桁異なる)10W程度で済む省電力機も、換気は必要なので(ロスレスでない場合)、光熱費全体の水準は「平均」に落ち着きます。 

ーーー

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 第4位は、オイルヒーター・セラミックファンヒーター・遠赤外線ヒーターです。

 いずれも1200W前後の電力を要します。

 1時間あたりの光熱費は、8畳程度のリビングの暖房で、1時間30円ほどとなるでしょう。

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 以上、光熱費の観点からのランキングでした。

 意外と安いのはエアコンとガスファンヒーターです。ただ、設置の面倒さを考えると、多くの人にとっては、石油ファンヒーターがおそらく有力候補であり「手軽」といえるでしょう。

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 なお、ご承知のように、2022年は世界情勢の影響で電気料金や燃料費が上がりました。

 今回示した光熱費は、家電業界で統一されて使われる上表の計算式に由来します。ただ、(記憶にないくらい久しぶりに)2022年末に、基準額が27円から31円約15%上がりました。

 灯油の燃費の上昇も、ご存じの通りです。

 結論的にいえば、実際の光熱費は、(少なくとも今シーズンは)今回Atlasが示した額より15%ほどは高くなるといえます。

 一時的なことと思いたいですが、やはり、今まで以上に「経済性」を考えて、暖房器具の種類は選ぶべきです。

3・空気の快適さ!

 つづいて、空気のやさしさ汚れない・乾燥しない・臭わない)点でのランキングです。

1位:オイルヒーター
2位:遠赤外線ヒーター
3位:セラミックファンヒーター
3位:エアコン
5位:ガスファンヒーター
5位:石油ファンヒーター

 結論的に言えば、空気の快適度を指標にすると上表のようなランクとなります。

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 第1位は、オイルヒーターです。者をきく引き離しての「一位」と言えます。

 空気の汚れについては、「オイルを暖めて暖を取る」方式ですから、最も綺麗です。

 空気の乾燥についても、ファンがなく温風を飛ばさないため、有利です。

 ニオイのなさについても、燃料を使わないため高水準です。

 【おすすめオイルヒーターの比較記事】にも書きましたが、「やわらかい」と形容される優しい暖かさが確保される「優しい」暖房器具です。

 オイルヒーターは高温にならないですし、空気を汚さないために、赤ちゃんや新生児のいるご家庭や、空気のよごれに敏感な方におすすめです

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 第2位は、遠赤外線ヒーターです。

 空気の汚れについては、光が暖める方式なので、比較的空気が汚れない方式と言えます。

 また、ファンを伴わないため、ホコリも舞い上がりません。

 空気の乾燥についても、問題にならない家電です。

 ニオイのなさについても、同様です。

 ただし、先ほど書いたように、仕組み上、リビング用のメイン暖房には向かない点は注意しましょう。

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 第3位は、エアコンセラミックファンヒーターです。

 空気の汚れについては、燃焼に伴う汚れがでないため、清潔です。

 ただし、ホコリが舞い上がるという意味では、イマイチです。

 空気の乾燥については、しかし、ヒーターで熱した乾燥した空気を送風するため、湿度を下げます

 ニオイのなさについては、問題ないです。もちろん夏場に冷房に利用する場合はカビに注意ですが。

 なお、空気の乾燥については、セラミックファンヒーターは、加湿機能を付属させるなど配慮があります。電気代も余分にかかりません。

 エアコンについては、ダイキンの高級機のように加湿機能が付く機種もあるものの、一般的には、おすすめ加湿器の比較記事で紹介したような、別の家電が必須です。

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 第4位は、ガス・石油ファンヒータです。

 空気の汚れについては、燃焼時に二酸化炭素などを発生させます。一定時間での換気が必要です。

 空気の乾燥については、燃料(ガス・灯油)には多くの水分が含まれるため、この方式を利用する限りにおいては、加湿は不要です。

 ただし、正確を期して言えば、例外と言える地域はあります。

 冬に(乾燥警報が多発するような)太平洋岸や、内陸性気候の雨・雪の少ない地域で、かつ、(一度も結露したことのないような)部屋の密閉性が低めの古民家などです。

 レアな条件ではありますが、こうした場合は、適湿(50%)を得るのに、加湿が必要な場合があります。

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 タニタ 温湿度計 TT-559
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 このあたりは、ご自宅の状態でかなり差があるため、温湿度計で調べても良いかと思います。時計付きならば便利ですし、夏場の熱中症予防にも使えますので、無駄にはならないでしょう。

 これで、45%を下回って低いようならば、おすすめ加湿器の比較記事を後ほど検討すれば良いかと思います。

 ニオイのなさについては、ガスについては問題ないですが、石油臭はあります。

 ただし、【石油ファンヒーターの比較記事】に書いたように、ニオイの点ではかなり改善された機種は出てきました。

 以上、空気の快適さについて書きました。

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 結論的にいえば、オイルヒーターはこの部分では最も優秀です。

 気密性の高い住宅ならば13畳用まであるため、マンションのメイン暖房として「空気の綺麗さ」を重要視する場合は、選択肢として良い家電です。

 速暖性がないのが難点ですが、「基本日中はずっとつけている」ならば、オイルヒーターは良い選択肢となります。

 電気代の部分についても、一旦温めた後は200W程度で運転できるため、過度に高くもなりません。

4・適応畳数の広さ

 最後に、適応畳数の広さについてです。

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 暖房家電を買う場合、メーカーが指示する「木造8畳・コンクリート10畳まで」などのスペックに合わせて買うことが「大前提」です。

 ただし、木造・コンクリとも、「5cm程度の断熱材が入った住宅」で「すきま風がなく」、「東京〜関西程度の平均気温の地域」を想定して書いている点には、注意です。

 これらの基準に合わない場合、「1サイズ大きめ」を購入することをAtlasはオススメしています。とはいえ、必要以上に大きすぎると、光熱費が悪化するため、この部分は注意しましょう。

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 一方、暖房家電の場合、各製品とも「暖房出力」というスペックが、仕様表に示されます。

 こちらは、「適応畳数」といったデータに比べて、さらに正確なパワーが分かります。

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 部屋の広さ別に、目安とするべき「暖房出力」を書けば上表のようになります。

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 現在、「買い換え」を考えているならば、ヒーター・エアコンのシールに出力が書いてあるので、だいたい同じ出力の暖房家電を選べば、同水準の暖かさを得られるでしょう。

 ただし、オイルヒーター・セラミックファンヒーターは、記載がないため、メーカーが指示する適応畳数を参考にしましょう。

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 各製品の上位機(大型機)の「最大畳数の目安」は上表のようになります。

 なお、赤外線ヒータは、先ほど書いたように、「前方2.1mが最大」です。

5・まとめ:費用対効果について

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 以上、4つの要素からメイン暖房となりうる暖房家電を比較しました。

 ーー

 最後に「オマケ」で、同じ暖房効果(暖かさ)を得るにあたって、「どの製品がお買得か?」について書いておきます。

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 このブログが「比較」してきた最新の家電で「信頼のできる入門機の価格」を示すと、以上の通りです。

 エアコンについては「工事費込み」です。

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 コスパについては、やはり石油ファンヒーターがダントツ良いです。

 広い場所ならばこちらでしょう。

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 部屋があまり広くない場合は、オイルヒーターやセラミックファンヒーターもわりと購入しやすい価格であり、選択肢として良いでしょう。

 なお、「具体的にどれがオススメか?」については、補助暖房器具の紹介のあと、この記事の「結論部分」で提案します。

2・補助暖房器具の選び方の基本!

 続いて「補助暖房器具」の選び方について解説します。 

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 「賃貸などのエアコンが非力で寒いから何とかしたい」という話を良く聞きます。

1・セラミックファンヒーター
2・遠赤外線ヒーター
3・オイルヒーター
3・足下暖房器具
4・ホットーカーペット
5・こたつ

 この場合、補助暖房として使えるのは、上記5つの暖房家電でしょう。

 こちらについては、ランキングを付けるのが難しいので、順番に紹介する形式にします。


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 第1セラミックファンヒーターです。

 これは、「メイン暖房器具」としても上で紹介しました。

 エアコンの補助暖房としてポピュラーですが、ワンルームマンション等の場合、エアコンと併用する場合、ブレーカーが落ちてしまう危険があります。

 この点では、あまりおすすめできない部分はあります。


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 第2に、遠赤外線ヒーターです。

 こちらは、エアコンの届きにくいダイニングキッチンなどで利用するのに最も向く補助暖房器具と言えます。

 ただし、ワンルームマンションなどの場合、エアコンと併用する場合、ブレーカーが落ちてしまう危険はあります。あくまで世帯用としておすすめします。


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 第3に、オイルヒーターです。

 オイルヒーターは、ワンルームマンションを含めて、補助暖房器具としては最適です。

 エアコンで一定程度暖めたあとならば、室温は高いため、オイルヒーターなら弱電力でも一定程度の暖かさがキープできるからです。

 小型機種も多くあるため、最も導入しやすいでしょう。


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 第4に、こたつです。

 スペース的に導入できるならば、このブログの【おすすめ小型こたつの比較記事】で紹介したこたつもっとも暖を取れるでしょう。

 電気代も1時間約10円弱とお得です。

 ただ、布団を伴う方式で、ホコリが出やすいのはネックですが、電気代は、セラミックファンヒーターなどの1/4程度で収まります。

 なお、寒冷地で「こたつ」だけで、メイン暖房なしで凌ぐというのは不健康なので止めましょう!


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 第5に、ホットカーペットです。

 こたつを導入するほどの寒冷地ではない場合に選択肢となります。

 2畳用・3畳用が売れ筋ですね。

 このブログでは、【ホットカーペットの比較記事】で紹介しましたが、

 電気代は、こたつの2倍・セラミックファンヒーターの1/2と中間的な水準で、フルパワーでも1時間約15円弱です。


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 第6に、各種の足元暖房器具です。

 学習机の下や、キッチンマット、ダイニングテーブルの下などで使うならば、足元暖房を利用するのも良いでしょう。

 マット敷き以外にも様々なタイプがありますが、このブログではミニマットなど足元暖房の比較記事でまとめて紹介しています。

今回の結論
快適で省エネな暖房家電のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、暖房器具の選び方について解説してきました。

 最後に、ここまでの記事をふまえて、Atlasのおすすめ機種を提案しておこうと思います。


 第1に、エアコンの補助暖房ではなく、寒冷地の広い部屋のメイン暖房ならば

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 【木造〜9畳・コンクリート〜12畳】

 〈人感センサーなし

 1・トヨトミ 石油ファンヒーター LC-33M-W
    ¥17,640 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

 1・トヨトミ 石油ファンヒーター LC-33M-W
    ¥17,260 楽天市場 (1/6執筆時)

 〈人感センサーあり〉

 2・トヨトミ LC-S33M-W
    ¥19,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

 2・トヨトミ LC-S33M-W
   ¥17,980 楽天市場 (1/6執筆時)

サイズ: 高さ428×幅376×奥行296mm
暖房出力 :3.25〜0.79kW
消費電力:燃焼時11W
エコ性能:温度・人感センサー
静音: 弱燃焼時18dB・強燃焼時34dB
タンク:5リットル
保証期間:3年間

暖まりの速さ  ★★★★★★
暖かさの広がり ★★★★★★
空気のきれいさ ★★★☆☆
光熱費の安さ  ★★★★★
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 石油ファンヒーターが良いでしょう。

 人感センサー(ひとセンサー)の有無で2機あります。後ほど説明しますが、予算が許せば付いている機種が良いかと思います。

 メイン暖房器具として最も重要なパワフルさは、石油ファンヒーターなら問題ありません。

 燃料を補給する手間はありますが、他の暖房器具よりも総じて割安に手に入るのはかなりのメリットです。

 光熱費も、10畳までなら、1時間25円の枠内に収まり、エアコンを除けばかなり優秀です。

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 なお、石油ファンヒーターは、現在、日本の「トヨトミ・コロナ・ダイニチ」の3社が主要ブランドです。

 上表のように、石油の燃焼方式がメーカーでそれぞれ異なり、その方式に由来する利点欠点があります。

 上位機だと他の部分(センサーやシャッター)で問題の解決をはかるため、必ずしも、上表のようには(簡単に)説明できません。

 ただ、本機のような1万円台のスタンダード機の場合は、凝った工夫ができない部分があり、燃焼方式の特質は、わりと重要になります。

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 その点で言うと、トヨトミ(ポット式)は、灯油を気化(ガス化)させず、灯油皿に垂らす方式なので、光熱費の部分ほか、不良灯油に由来する故障も少なめで耐久面で評価できます。

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 そうした部分をふまえると、トヨトミ(トヨストーブ)SLシリーズイチオシです。

 適応畳数は、木造9畳・コンクリート12畳用までです。

 このサイズでは、燃焼において電気を最も使わないメーカーなので、光熱費(灯油+電気代)を重視した場合は、最も安い水準です。

 ポット式は、先ほどの表に書いたように、着火・消火時に、石油臭が発生しやすい部分がありますが、本機は、複数の消臭対策もなされ、改善があります。

 こうした点で、スタンダード機で選ぶならば、トヨトミ機は良いかと思います。

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 一方、買われる際の値段によりますが、人感センサー付きの上位機もあります。

 人を感知して省エネする機能や、温度センサーで、室温に応じたエコ運転ができるため、利便性や電気代の面でも優位性があります。

ーーー

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 【木造〜10畳・コンクリート〜13畳】

 〈2022年モデル〉

 3・コロナVX ブラウン FH-VX3622BY-H
 3・コロナVX ホワイト FH-VX3622BY-W
  ¥26,950 楽天市場 (1/6執筆時)

サイズ: 高さ466×幅458×奥行334mm
暖房出力 :3.60〜0.59kw
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時21dB・強燃焼時36dB
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間

 【木造〜12畳・コンクリート〜17畳】

 〈2022年モデル〉

 4・コロナVX ブラウン FH-VX4622BY-H
 4・コロナVX ホワイト FH-VX4622BY-W
  ¥33,470 楽天市場 (1/6執筆時)

サイズ: 高さ466×幅520×奥行334mm
暖房出力 : 4.62〜0.72kw
消費電力:弱燃焼時4W(強燃焼時9.5W)
エコ性能:温度センサー
静音: 弱燃焼時23dB・強燃焼時38dB
タンク:7.2リットル
保証期間:3年間

暖まりの速さ  ★★★★★★
暖かさの広がり ★★★★★★
空気のきれいさ ★★★☆☆
光熱費の安さ  ★★★★★
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 一方、もう少し予算が出せるようならば、コロナのVXシリーズが良いです。

 最低サイズは木造10畳からですが、適応畳数というのは、「日本の平均的な気候の地域で、5cm程度の断熱材があり、すきま風が入りにくい家の場合」の数値です。

 そのため、和室の提琴的な「8畳間」ならば、これほどパワフルでも良いかと思います。

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 一方、本機の場合、省電力性の高いDCモーターでファンを回すため、消費電力は強燃焼時でも9.5Wと圧倒的に高水準です。

 1シーズンで、675円という超省エネ水準です。ブンゼン式で電気を加熱に併用する機種と比べると、年間で5000円以上、電気代の部分で差が付きます。

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 写真のように、電源を消す際に、シャッターを閉じてニオイをカットする仕組みほか、気流制御で、部屋全体を均一に暖かくしていく仕組みも見どころです。

 より高級・高性能な機種もありますが、スタンダード機レベルの予算で揃える場合、本機阿最も良いかと思います。

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1・おすすめ石油ファンヒーターの比較記事

 なお、石油ファンヒーターについては、他にも多くの機種が販売されています。

 より細かく条件分けした「おすすめ機種」については、最新機種を50機種以上紹介した上記のリンク記事をご覧ください。


 第2に、メイン暖房として利用するが、空気をできるだけ汚したくない場合におすすめな製品は、

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 【2016年発売】

 【10畳〜13畳用】

 5・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-GY
 5・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-PK
 5・DeLonghi ベルカルド RHJ75V0915-GR
  ¥43,208〜 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

放熱板の数:9(X字型)
最大消費電力:1500W
電力切替:強1500 中900 弱600W
温度感知:マイコン式
自動エコ運転: 対応(20%節電)
表面温度:最大60度
サイズ:長さ53.5×幅30×高さ68cm
保証期間:3年

暖まりの速さ  ★★★★☆
暖かさの広がり ★★★★★
空気のきれいさ ★★★★★★
光熱費の安さ  ★★★★☆
安全性     ★★★★★★

総合評価    ★★★★★

 やはりオイルヒーターでしょう。

 具体的には、市場シェアの大半を占めるデロンギベルカルドヒーターシリーズが良いと思います。

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 光熱費は、先述のように、値として示せば、1時間30円ほどです。

 ただ、十分に部屋が暖かい状態になった後の「エコ運転機能」に優れるデロンギの場合、室温センサーで室温に応じた運転が可能です。

 節電水準はより高いです。

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 快適性の面でも、空気を汚さないほか、オイルヒーター独特の「柔らかい暖かさ」を得られる「快感」は捨てがたいものがあります。

 さらに、就寝時に穏やかに減温し、帰宅時につけるなどができる24時間タイマーも秀逸です。

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 なお、補助暖房と組み合わせるとしたら、厳寒の寒冷地でなければ、オイルヒーターホットカーペットの組み合わせが良いでしょう。

 また、オイルヒーターは高温にならないですし、空気を汚さないために、赤ちゃんや新生児のいるご家庭にもおすすめです

1・オイルヒーターの比較記事
2・ホットーカーペットの比較記事

 なお、オイルヒーターホットカーペットについては、以上の記事でかなり詳しく比較しました。 

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 とくに、オイルヒーターについては、より安い製品から、スマホや外出先からの操作もできる高級機まで、幅広く紹介しています。

 具体的な製品をお探しの方は、以上のリンク記事をご利用ください。


 第3に、1人暮らしの方が「ストーブ禁止物件」でメイン暖房にする場合に、おすすめなのは、

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 【2022年発売】

 6・SHARP ホワイト HX-RK12-W
 6・SHARP ブラウン HX-RK12-T
  ¥19,620 楽天市場 (1/6執筆時)

 【2021年発売】

 7・SHARP ホワイト HX-PK12-W
 7・SHARP ブラウン HX-PK12-T
  ¥19,680 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

適応畳数:木造〜6畳 コンクリ〜8畳
出力切替:強1200W 弱620W
加湿性能; 気化式(3.1Lタンク)  
イオン放出: プラズマクラスター
センサー:室温センサー
サイズ:幅42×奥行17.5×高さ42cm

暖まりの速さ  ★★★★☆
暖かさの広がり ★★★☆☆
空気のきれいさ ★★★★☆
光熱費の安さ  ★★★☆☆
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★☆

 セラミックファンヒーターでしょう。

 新旧両機種ありますが、性能は同じなので、値段で決めて良いでしょう。

 電気代は、1時間30円ほどで、パワーの点でオイルヒーターなどに比べると節電効果は低いです。

 ただ、この機種は、室温センサーを搭載するので、この方式としては「省エネ性が高い」です。

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 一方、「乾燥しがち」という部分については、加湿機能があるこの機種は「問題点を解決」しています。

 電気代も、ヒーター熱を使って加湿するので、余分にはかかりません

 カビにくく、水がヌメリにくいという工夫もあります。

 適応面積は、洋室でも8畳ほどとなります。

 しかし、価格の安さ手軽さ、オイルヒーターに較べた場合の速暖性においてこの機種は優秀です。

 機種としては、シャープ の製品が良いでしょう。この機種は、加湿機能がついているため、セラミックファンヒーターの欠点である燃焼による乾燥を防いでくれます

  201809241438.jpg

 ただし、セラミックファンヒーターだけでは、十分な暖を取れないのも事実です。

 ホットカーペットこたつの補助を仰ぎましょう。ブレーカーが「落ちる」可能性を考えると、低電力なこたつのとの組み合わせが「最強」でしょうね。

1・セラミックファンヒーターの比較記事
2・ホットーカーペットの比較記事
3・こたつの比較記事

 なお、これらの製品については、もう少し細かい利用条件ごとの「オススメ機種」を含めて、上記のリンク記事で詳しく説明しました。


 第4に、エアコンの補助暖房として、リビングに置く場合におすすめなのは、

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 【2021年9月発売】

 【通常型番】

 8・ダイキン セラムヒート ERFT11ZS-T
 8・ダイキン セラムヒート ERFT11ZS-W
  ¥29,780 楽天市場 (1/6執筆時)

 【特定店用型番】

 9・ダイキン セラムヒート CER11YS-W
  ¥30,800 楽天市場 (1/6執筆時)

ヒーター:シーズヒーター(遠赤)
パワー:1100W〜250W
温度設定:10段階
タイマー:0.5-6時間
首振り角度:70度(横)×30度(上)
熱の到達距離:1.8m×1.0m
センサー:温度・人感センサー
本体サイズ:725×320×300cm
保証期間 :1年(ヒーター部のみ3年)

暖まりの速さ  ★★★★★★
暖かさの広がり ★★★☆☆
空気のきれいさ ★★★★★
光熱費の安さ  ★★★☆☆
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 遠赤外線ヒーターが良いでしょう。

 おすすめ機種は、あえて1つに絞れば、ダイキンのセラムヒートです。

 複数の型番がありますが、性能は同じです。

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 首振り機能で、広範囲に照射できるほか、温度センサー完備で、省エネ性も高いのが「売り」です。

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 電気代は、電気を使う点でオイルヒーターと同じですから、1時間30円程度です。

 ただ、ダイキンのセラムヒートは、室温センサーと人感センサーを搭載し、状況に応じた節電ができるため、費用はかなり低減可能です。

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 ダイキンの遠赤外線ヒーターは、上表では、シーズヒーターに分類されます。

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 このタイプは遠赤量が多いので、直接光が当たる部分の暖めにが高いメリットがあり、日光のような「ポカポカ感」が得やすいと言えます。

 一方、遠赤ヒーターはどのタイプもですが、暖房の効果範囲が狭いというデメリットがあります。

 ただ、エアコンで「面」での暖を確保できるならば、遠赤効果で「身体の芯から暖まる」遠赤外線ヒーターは効果絶大です。

 もちろん、空気を汚しにくいのもメリットです。

 ただし、エアコンと遠赤外線ヒーターの組み合わせだと空気が乾燥しやすいので、加湿器の補助を得た方が良いでしょう。

1・遠赤外線ヒーターの比較記事
2・エアコンの比較記事
3・加湿器の比較記事

 以上3点の製品について、おすすめ機種などの詳しい情報は、上記3つの記事をご覧ください。


 第5に、キッチン用、洗面所用の暖房としておすすめできるのは、

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 【2022年発売】

 【ホワイト】

 10・コロナ コアヒートスリム DH-922R
  ¥18,000 楽天市場 (1/6執筆時)

 【シルバー】

 11・コロナ コアヒートスリム CH-922R
  ¥17,580 楽天市場 (1/6執筆時)

 【Amazon限定モデル】

 12・コロナ コアヒートスリム DH-91RA
  ¥20,000 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

ヒーター:シーズヒーター(遠赤)
パワー:900W〜340W
温度設定:10段階
タイマー:1・2・3時間
首振り角度:70度
熱の到達距離:1.8m×1.0m
センサー:室温センサー
本体サイズ:幅30.6×奥行30.6×高さ89.7cm
保証期間 :1年(ヒーター部のみ3年)

暖まりの速さ  ★★★★★★
暖かさの広がり ★★★☆☆
空気のきれいさ ★★★★★
光熱費の安さ  ★★★☆☆
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 この用途の場合も、遠赤外線ヒーターが一番良いでしょう。

 コロナの「コアヒートスリム」が最もおすすめです。

 3機種ありますが、基本性能は同じです。購入される時点で、最も安いものを選んで良いです。

 gg9rjg92tui-22.png

 遠赤ヒーターは、各メーカーから色々な機種でています。

 しかし、キッチン用・脱衣所用として、本機もスリムで設置性がよいです。

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 また、本機は、シーズヒーター採用で「暖かさも良好」です。

 小型ですが、首振り機能もあるため、例えば、キッチンで、シンクやコンロへと移動する場合にも暖かいです。

 また、消し忘れタイマーが付属している点も、キッチンでは安心でしょう。

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 一方、持ち運んで色々な場所で使う場合も考慮して、ここではシーズヒーター機を推しました。

 ただ、例えば、洗面所(脱衣所)専用機として、湯上がり時など、とにかく、すぐに暖かくなる方が良い場合は、グラファイトヒーター・カーボンヒーターを搭載する遠赤ヒーターが良いかもしれません。

 そのほか、キッチンやテーブルなどで、足元だけ暖かければOKならば、「足元暖房器具」をチョイスしても良いでしょう。 

1・遠赤外線ヒーターの比較記事
2・足下暖房器具の比較記事

 こうした製品について、詳しくは上記の記事で、比較や説明をしています。


 第6に、テレワークなど、デスクワーク時の補助暖房としておすすめできるのは、

   202109231401.jpg

 【2021年発売】

 13・Panasonic DS-FWX1200-W
  ¥32,148 楽天市場 (1/6執筆時)

適応畳数:木造〜5畳 コンクリ〜8畳
出力切替:強 1170w 中720W 弱530W
イオン放出: ナノイー
センサー:人感センサー
サイズ:幅54.5×直径16cm

暖まりの速さ  ★★★★☆
暖かさの広がり ★★★☆☆
空気のきれいさ ★★★★☆
光熱費の安さ  ★★★☆☆
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★☆

 この場合は、セラミックファンヒーターでしょう。

 補助暖房の「代表格」である遠赤ヒーターは、どちらかというと全身暖房です。

 腰より下だけ、ピンポイントで暖かくしたい場合には、不適当に思えます。

 また、遠赤がもたらす「ポカポカ感」が逆に眠気を誘う感じもありそうで、あまり「ピントが合わない」気がしました。

 202109231403.jpg

 そうなると、セラミックファンヒーターがこの用途に最もふさわしいと思います。

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 パナソニックのDS-FWX1200がとくに良さそうです。

 本機の場合、コアンダ効果を利用して送風するので、「優しく包み込む風質」です。

 そのため、他製品よりも、仕事中に風による不快感が生じにくいと言えます。

 風向も、下半身全体の暖めに最適化されているため、デスクワークにはとくに向きます。

  201809211745.jpg

 ただし、あくまで「補助暖房」としての話です。

 メイン暖房として(ほかの暖房のない)書斎で使うならば、静粛性やパワーほか、換気の手間がない部分を含めて、オイルヒーターが良いと思います。

 補助暖房としてでも、腰下だけでなく、全身を「じんわり」暖めたい場合、あるいは、換気性がよくない部屋で、空気をできるだけ汚したくない場合も、(小型の)オイルヒーターが合うでしょう。

1・セラミックファンヒーターの比較
2・オイルヒーターの比較

 もうすこし安い製品を含めて、この用途に合う製品をいくつか見ています。

 よろしければ、以上の記事をご覧ください。


 第7に、トイレなど、狭い場所で、短時間だけ人がいる場所に向く暖房器具は、

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 【2022年発売】 

 14・アラジン CAH-G42GC-G
 14・アラジン CAH-G42GC-W
  ¥13,200 Amazon.co.jp (1/6執筆時)

ヒーター:グラファイトヒーター(速暖)
パワー:200-400W
温度設定:2段階
タイマー:1/2/5/8時間
首振り角度:自動首振り(70度)
熱の到達距離:
センサー:
本体サイズ:高さ548×幅190×奥行190 mm
保証期間 :1年

暖まりの速さ  ★★★★★★
暖かさの広がり ★★★☆☆
空気のきれいさ ★★★★★
光熱費の安さ  ★★★☆☆
安全性     ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 トイレについては、短時間しかいない場所です。

 そのため、瞬間的に暖かさを得られるほうが有利です。

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 そうなると、速暖性が高い遠赤ヒーターが選択肢となります。

 すぐ暖まるグラファイトヒーターを採用する点で、これらのアラジン製品はおすすめです。

ーーー

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 【2014年発売】

 15・Panasonic DS-FTS1201-W
 15・Panasonic DS-FTS1201-R
  ¥13,277 楽天市場 (1/6執筆時)

適応畳数:木造〜4.5畳/ コンクリ〜6畳
出力切替:強1170w 弱640W
イオン放出:
センサー:人感センサー
サイズ:幅41.5×奥行21.5×高さ14cm

 一方、トイレなどに入った瞬間、「人感センサー」で人の出入りを検知し、暖房を自動でONにしたいという用途を考えている方には、遠赤ヒーターだと適当な機種がありません。

 その場合は、人感センサーを搭載する小型のセラミックファンヒーターが良いでしょう。

 例えば、パナソニックの DS-FTS1201は、小型で人感センサーが付くので、良い候補でしょう。

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1・遠赤外線ヒーターの比較記事
2・セラミックファンヒーターの比較記事

 なお、これらの製品について、詳しくは上記の記事で、具体的な製品を比較しています。

補足・より詳しい性能を知りたい方!

 というわけで、今回は暖房記事の比較でした。

 201809241143.jpg

  最新のメイン暖房器具についてより詳しく知りたい方は、以下の個別記事もぜひご覧ください。

1・セラミックファンヒーターの比較
2・遠赤外線ヒーターの比較
3・オイルヒーターの比較
4・石油ファンヒーターの比較
5・ガスファンヒーター(都市ガス)
6・ガスファンヒーター(LPガス)
7・エアコンの比較

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 また、最新の補助暖房器具については、以下の記事となります。

8・こたつの比較
9・電気毛布の比較
10・足下暖房(1畳以下)の比較
11・ホットカーペットの比較

ーーー

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 11:02 | 暖房器具

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