【今回レビューする内容】2023年 人気の小型軽量掃除機の性能の違いとおすすめ(1人暮らし/世帯用)シャープ・パナソニック・東芝・日立・ダイソン・三菱・アイリスオーヤマ・マキタ: 吸引力の強さ・ペットの毛対策に向く機種・違いやクリーナーの口コミランキング
【紹介する製品型番】東芝 トルネオ ミニVC-CF21A VC-CF31 VC-CF20A-W VC-CF30-R VC-C7A-W VC-C7-R TORNEO V VC-S620X-S VC-S610X-W VC-SG920X-R VC-SG930X VC-S630X-S パナソニック MC-SR590K MC-SR39K MC-SR600K MC-SR49K MC-SR37G-N 日立 CV-SP900K-R CV-SP300K-N CV-SV90K-R CV-SP900H-N CV-SP300H-R CV-SP900J-R CV-SP300J-N CV-SV90H-R Dyson Ball DC48 TH SB N Dyson V4 Digital Fluffy + CY29FF Absolute CY29 ABL
今回のお題
最新モデルの掃除機で、軽量で強力なおすすめ機種はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2022年1月現在、最新の家庭用の掃除機(クリーナー)の比較です。
1・サイクロン式の掃除機の比較
・タイプ:車輪型(キャニスター)
・紙パック:不要
2・紙パック式の掃除機の比較
・タイプ:車輪型(キャニスター)
・紙パック:必要
3・コードレス掃除機の比較
・タイプ:スティック型(手持ち)
・紙パック:不要(一部除く)
4・ロボット掃除機の比較
・タイプ:ロボット
・紙パック:不要
5・おすすめ掃除機の選び方 【まとめ】
・結論的な掃除機の選び方の解説
このブログでは、掃除機だけで、100機以上比較しています。
さすがに一度に紹介するのは「無理がある」ので、記事は5つのジャンルに分けてあります。
今回は、 1回目の記事です。
タイプとしては「サイクロン式」ですが、車輪のついたキャニスター型(シリンダー型)のサイクロン掃除機を、比較します。
その他のタイプの製品をお探しの方は、2回目記事以降での紹介です。
おそれいりますが、上表のリンクをクリックして、該当の記事をご覧ください。
基本的に、どの記事から読んでも分かるように書いています。
なお、サイクロン式でも、写真のようなスティック形状のものは、3回目記事となる【コードレス掃除機の比較記事】でまとめて扱っています。
よろしくお願いします。
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1・サイクロン式式掃除機の比較 (1)
1-1:東芝〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
1-4:ダイソン〈英国〉
2・サイクロン式掃除機の比較 (2)
2-1:シャープ 〈日本〉
2-2:三菱電機〈日本〉
2-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-4:マキタ〈日本〉
2-5:おすすめ機種の提案【結論】
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、メーカーごとに各機種を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
0・サイクロン掃除機の選び方の基本
具体的な、製品紹介に入る前に、キャニスター型のサイクロン式を始めて導入する方向けに「サイクロン式掃除機の選び方の基本について、あらかじめ書いておきます。
0-1・サイクロン式の良い部分
車輪付きの「キャニスター式」の掃除機をお探しの方は、サイクロン式掃除機にするか、紙パック式掃除機かで、迷っている方が、結構多いと思います。
上表は、3-5万円台で買える各社のキャニスター型掃除機について、方式の違いに由来する性能差を「ざっくり」と示したものです。
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結論的にいえば、サイクロン式は、ゴミ捨ての頻度が増える欠点はあるものの、その他の部分においては、紙パック式に較べると優秀な部分が多いです。
もちろん、表に出ない部分で一長一短もあります。
そこで、以下、それぞれの掃除機の仕組みを解説しつつ、もうすこしだけ、紙パック式とサイクロン式の違いを説明しておきます。
第1に、サイクロン式掃除機です。
この方式は、上方にあるサイクロン室で旋回気流を起こし、「ゴミを下」に、「排気を上に」飛ばす、遠心分離の仕組みを利用しています。
そのため、紙パック式に較べて、本体が小型化しやすいというメリットがあります。
ホースやパイプ径も、(強力な)紙パック式より細くしやすいため、見た目もスッキリです。
第2に、紙パック式掃除機です。
この方式、モーターとファンを使い、気圧差でゴミを大きめの紙パックに圧縮吸引させていく仕組みです。
そのため、ゴミ捨ての頻度が少なくて済むというメリットがあります。
一方、ホースとパイプについては、吸引力の高いモデル(仕事率500W以上)は、だいたい同じ能力のサイクロン式より径が太いです。
軽量化を重視したモデル(仕事率300W前後)はサイクロン並の「細さ」のモデルもあるのですが、吸引力は「そこそこ」になり、同じほどの重さのサイクロン式に、吸引力で負ける状況になります。
言い換えれば、同じ重さのモデルならば、サイクロンの方が吸引力は上げやすいと言えます。
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このほかにも、サイクロン式掃除機と紙パック式掃除機とは、得意とする部分と、苦手とする部分が(かつては)もっと多くありました。
ただ、ここ10年で、サイクロン式掃除機は、劇的な進化を見せました。
その結果、仕組みに由来して劣る部分は、「ほぼ見られない」状況になっています。
さらに、ゴミ捨ての頻度が多く、捨てるのも面倒という部分についても、ゴミの圧縮技術の進化で、ある程度まで「改善」しています。
ゴミ捨てをワンタッチでできる構造などを採用し、簡単にゴミが捨てられるようにもなりました。
その上で、紙パック式掃除機に比べて、ゴミが溜まっても、吸引力が持続しやすく、丸洗いに対応し、清潔性をキープしやすい点など、もともとのサイクロン式掃除機のメリット性も残ります。
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結論的にいえば 、現在は、性能面で、サイクロン方式を選ぶのをためらう理由はない状況と言えます。
たしかに、本体価格については、紙パック式掃除機の方が、同じ程度の機能とパワーを持つ掃除機同士で比較する場合、安いとは言えます。
しかし、「紙パック」という消耗品のコストを考慮すれば、トータルではあまり変わらないでしょう。
0-2・サイクロン式掃除機の選び方
続いて、キャニスター型のサイクロン式掃除機だけで考えた場合の、「選び方の基本」です。
言うまでもなく、サイクロン式掃除機ならば、「どの機種も優秀」とは言えません。
重要な機能が省略されたり、昔からの欠点を引きずっている機種が多いからです。
1・吸引力の強さ
2・本体の軽量性
3・清潔性・メンテナンス性
とりあえず、「性能面であとから後悔しない」ためには、現状で、選ぶにあたって大事なのは、以上の3点です。
順番に解説していきましょう。
第1に、吸引力の強さです。
サイクロン式掃除機は、先述のように、紙パック式掃除機と異なる方式なので、「吸込仕事率(400Wなど)」の値が、正確にパワー(吸引力)を表せません。
ただ、「サイクロンの仕組み(気筒数)」や「自走式ヘッドの性能」・「フィルターのチリ落とし構造」などのスペックで、「カーペットに強い」「吸引力が持続しやすい」など、ある程度の性能が分かります。
今回の記事では、その方面の情報もしっかりふまえて比較します。
第2に、本体の軽量性です。
この部分は各社が競っている部分です。
ただし、軽量機は、「ダストボックスのサイズ」・「掃除機としてのパワー」・「静音性」が犠牲になっている場合があります。
今回の記事では、「一戸建て用」「ワンルーム用」「サブ機」などに場合分けして、適切な機種を提案します。
第3に、清潔性とメンテナンス性です。
とくに、ペットなどをお飼いで、アレルゲン対策として考えている場合は、重要でしょう。
この場合、手を触れずゴミが捨てられる「圧縮サイクロン機能」の有無のほか、「水洗い対応」や「排気フィルター」の性能が重要です。
また、観点は変わりますが、「ハウスダストセンサー」など、カーペットにゴミが残っているかをセンシングする技術も、清潔性という部分では重要でしょう。
今回の記事では、これらの点で「アレルゲン対策」に向いた機種も探っていくつもりです。
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1・サイクロン式式掃除機の比較 (1)
1-1:東芝〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
1-4:ダイソン〈英国〉
2・サイクロン式掃除機の比較 (2)
2-1:シャープ 〈日本〉
2-2:三菱電機〈日本〉
2-3:マキタ〈日本〉
2-5:おすすめ機種の提案【結論】
というわけで、比較をはじめます。
今回は、紹介したい機種が多いので、メーカー別に、以上のような順番で、紹介していきます。
1-1・東芝のサイクロン式掃除機の比較
はじめに、東芝ライフスタイルのサイクロン式の掃除機です。
キャニスター型のサイクロン式掃除機をとくに「得意」とするメーカーで、過去には、名作を幾つも出しています。---
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年6月発売】VC-CF31(R)
1・東芝 トルネオ ミニ VC-CF31-R
¥23,300 楽天市場 (1/10執筆時)
【2020年6月発売】
2・東芝 トルネオ ミニ VC-CF30-R
¥32,000 楽天市場 (1/10執筆時)
【2019年2月発売】【ネット限定】
3・東芝 トルネオ ミニ VC-C7-R
¥19,267 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 290 W
騒音値: 63dB〜約58dB
フィルター:高集塵プリーツフィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.2kg
スティック重量:1.4kg
本体サイズ:220x295x255 mm
東芝のトルネオミニは、小型のサイクロン掃除機です。
サイズ的に言って、一戸建てなど広い面積に対応できないものですが、軽量・小型機としては、性能面で優れる機種であり人気です。
2021年機は、2022年機(新型)に付属しない隙間ノズル(右図)が付いていました。
ただ、新旧機種含めて、左図のような「2WAYブラシ」仕様なので、あまり使わないから減らしたという部分はありそうです。
2019年機は、Amazonほかネットで「アウトレット」的に売られている格安機です。
部品在庫の調整のためか、Amazonだけで過去の型番が売られていることは、家電ではよくあります。
こちらも隙間ノズルが付属しています。
違いは、こちらだけブラシの抗菌処理がない部分です。時代のニーズですが、マイナーチェンジですし、値段面で決めてOKです。
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結論的にいえば、(隙間ノズルはたいてい不要でしょうし)年度にかかわらず値段で決めてOKです。
本体の重さは、2.2kgです。
キャニスター式は車輪で押し歩くため、重要なのはスティックとヘッドの重さです。
グラスファイバー製のヘッドなどを採用するため、1.4kgと相当軽量です。
ホースと本体を合わせた総重量としても3.5kgであり、サイクロン式として最軽量です。
掃除機のパワーは、「吸込仕事率」として290Wです。
小型サイクロン掃除機としては、十分なスペックです。
ホースなどの口径がやや細い割には、優秀な値です。
掃除機のヘッドは、モーターが搭載される自走式です。
「自走式ヘッド」は、モーターで推進をアシストしてくれるので、格安のエアタービン式より動きが軽いです。
この部分の差は、キャニスター式のサイクロン場合、掃除機の操作性を「決定的に左右」するので、とても重要です。
ダストボックスは、0.25Lと小さめです。
ただし、この機種はゴミ圧縮機能が搭載されます。
そのため、その小ささをある程度補えています。
また、圧縮機能がある場合、吸引力の持続性や・ゴミ捨ての容易さにおいても優れます。
一方、家庭用のような1/5圧縮などは無理ですから、一戸建てのような広い面積には対応しません。
お手入れも、簡単です。
ゴミ圧縮機能がついている機種は、ゴミが固まっているため未搭載の機種よりゴミ捨てが楽です。
ダストボックスの開閉も容易で、水洗いも可能で清潔です。
掃除機のグリップも高レベルです。
持ちやすい「新楽わざグリップ」が搭載されるほか、2WAYブラシも装備です。
掃除機のヘッドが90度まで曲がるため、隙間や壁際の掃除に便利です。
そのほか、掃除機を持ち上げた際にパワーを落としたり、ダストカップのゴミ量で出力を調整する「エコモード」も付属です。
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以上、東芝のトルネオ ミニ の紹介でした。
上位機種には自走式ヘッドとゴミの圧縮機能が搭載されている点で、2万円以下のモデルとしてはかなり優秀です。
本体の軽量性も最高水準のため、軽量な掃除機を探している人には、おすすめです。
小型ですが、圧縮機能があるため、ワンルームから2DKほどのマンションならば対応できそうです。
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【2022年6月発売】
4・東芝 トルネオ ミニ VC-CF21A-W
¥ 16,579 楽天市場 (1/10執筆時)
【2020年6月発売】
5・東芝 トルネオ ミニ VC-CF20A-W
¥ 19,770 楽天市場 (1/10執筆時)
【2019年6月発売】【Amazon直販】
6・東芝 トルネオ ミニ VC-C7A-W
¥15,300 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 290 W
騒音値: 63dB〜約58dB
フィルター:高集塵プリーツフィルタ
ヘッド:エアタービン式
本体重量:2.2kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ:220x295x255 mm
なお、本機については、以上の下位機種の展開もあります。
新旧機種がありますが、本機は、2022年機でも隙間ノズルを装備します。
そうなると、2019年機についてブラシの抗菌化がなされない部分で、後は同じといって良いです。
一方、1つ上でみた上位機と比べると、本機については、ヘッドがエアタービン式で、モーターによるアシストを伴いません(フローリングターボヘッド)。
そのほか、先述のように2WAYブラシが未搭載で、代わりに、セットが必要な「隙間ノズル」が付く仕様です。
先述のエコモードも未付属です。
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結論的にいえば、値段差を考えた場合でも性能差が大きすぎるため、選ぶならば、先ほどみた上位機と言えます。
【2022年6月発売】
7・東芝 TORNEO V VC-SG930X-R
7・東芝 TORNEO V VC-SG930X-N
¥45,745 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年7月発売】
8・東芝 TORNEO V VC-SG920X-R
8・東芝 TORNEO V VC-SG920X-N
¥43,200 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.2リットル
吸込仕事率: 180 W
騒音値:64dB〜約58dB
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:2.3kg
スティック重量:1.4kg
本体サイズ: 180×300×276mm
こちらは東芝の「トルネオ ヴイ」のVC-SG930Xです。
同じ「トルネオ」という名前でも、先ほどの小型機種と違って、本機は軽量機ながら、2DK程度までのメイン機にできる性能がある機種です。一戸建てでも対応できます。
なお、新旧機種あります。
下位機種と同じで、すきまノズルが新機種で未付属になったのが違いです。
ただ、2WAYブラシだけで(実際は)ほぼカバーできますので、値段で決めてOKです。
本体の重さは、2.3kgです。
一軒家に対応できる機種としては軽量です。
キャニスター式は車輪で押し歩くため、より重要なのはスティックとヘッドの重さです。その部分もこちらは1.4kgとかなり配慮があります。
スティックの握りやすさに関しても、自由な位置で握れて、ヘッドの方向の操作も手元でできる「楽わざフリークリップ」など、東芝は配慮があります。
東芝はアイロンの場合もそうですが、「握り」には独自のこだわりがあります。
掃除機のパワーは、吸い込み仕事率は180Wです。
この機種は10気筒です。先ほども書きましたが、サイクロンに多気筒を利用している場合、実際の能力より吸込仕事率は低く出てしまいます。
それを勘案すると、実際は500W以上クラスの強力機と同等以上の性能を持ちます。電気代も2割くらい安くすみますので、その点でもお買い得かと思います。
掃除機のヘッドは、こちらも自走式ヘッドです。
「ラクトルパワーヘッド」というブランド名で、ヘッドの吸引部が広いほか、回転ブレードを着脱させ洗える点を「売り」にしてます。
ブラシは、汚れにくいフッ素加工ブラシに、静電気をおさえるAg(銀イオン)繊維を加えたものです。
ダストボックスは、ゴミの圧縮率は1/7と、相当強力です。
先述のように2.0Lサイズの集塵容量ですが、東芝は気筒が多く圧縮率が高いので、一軒家でも無理なく使えます。
お手入れも、その手軽さが、この機種の売りです。
フィルターレスサイクロンを採用し、目詰まりの心配がありません。
さらに、分離してサイクロン気筒の中まで水で洗えバーティカルトルネードシステムCLEARも内蔵です。
そのほか、ダストカップに親水性コーティングを施すことで、水洗いでゴミが簡単に洗える仕様にしました。
センサーは、パナソニックのようなゴミ量センサーと、日立のような床面検知センサーがダブルで搭載です。
後者は、床面に合わせたパワーの自動制御も行えます。掃除機を床から離したときに自動的にオフになるオートオフ機能も搭載です。
付属品は、充実します。
第1に、通常のモーターヘッドの他に、電動ふとんブラシが付属する点です。
ブラシは、布団を叩きながら吸い出す構造になっている点で、「以前紹介したレイコップ」などと同じです。
第2に、エアコンの上部などが掃除できるロングアタッチメントがついている点です。
つまり、付属品の相違のみです。価格が高いため、高度なふとん掃除機能が不要ならば、VC-SG700Xでも十分です。
そのほか「隙間用ノズル」がつきます。
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以上、「トルネオ ヴイ」のVC-SG920Xの紹介でした。
世帯用としては多少小さめですが、2DKまでなら十分に利用可能です。
その上で、高度なゴミ圧縮機能やハウスダスト発見センサーが付属しており、機能の充実度では群を抜いています。小型化でもパワフルなメイン機を探している方に特にオススメできます。
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【2022年7月発売】VC-S630X(S)
9・東芝 TORNEO V VC-S630X-S
¥ 33,980 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年7月発売】
10・東芝 TORNEO V VC-S620X-S
¥ 32,300 楽天市場 (1/10執筆時)
【2019年7月発売】
11・東芝 TORNEO V VC-S610X-W
¥ 29,700 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.2リットル
吸込仕事率: 180 W
騒音値:64dB〜約58dB
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:2.3kg
スティック重量:1.4kg
本体サイズ: 180×300×276mm
なお、下位機種として、VC-S630Xという製品も発売されています。
新旧機種ありますが、本機も、隙間ノズルの有無に止まります。
一方、1つ上でみた上位機と較べる場合、ゴミ量センサーと楽わざフリークリップ、そして家具の隙間を照らす、ワイドピカッとブラシが省略されます。
それ以外は、上で書いた2点の(豪華)付属品がない以外は同じです。ただ、(発売年度単位でみれば)さほどない価格差を考えると、基本的に上位機が良いでしょう。
1-2・パナソニックのサイクロン式の比較
続いて、パナソニックのキャニスター型のサイクロン式掃除機を比較します。
同社は、「お年寄りより向け」の掃除機を新しく展開するほか、ペットを飼っている方にも人気のある機種が多い点に特徴があります。
【2022年8月発売】
12・パナソニック MC-SR600K-W
¥51,490 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【2021年8月発売】MC-SR580K-T後継
13・パナソニック MC-SR590K-W
¥54,500 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 60W
騒音値:62〜約59dB
フィルター:抗菌消臭フィルター
ヘッド:自走式
本体重量:2.6kg
スティック重量:1.5kg
本体サイズ:238×327×290mm
MC-SR600Kは、パナソニックの軽量タイプのサイクロン掃除機です。
通称「ダブルメタル プチサイクロン」です。
小型タイプではないので、一戸建てのメイン機にもできる対応できるタイプです。
なお、新旧両機種あります。
旧機種については、後述するクリーンセンサーでゴミが確認できなかった場合、青色LEDが光るのですが、新機種だと青ではなく「消灯」になります。
恐ら原料高と円安ゆえのコストカットでしょうが、ゴミがある場合の赤色は同じですし、実用上問題ないでしょう。あとは性能差はなく同じですし、値段で決めてOKです。
本体の重さは2.6kgです。
そえなりに、パワフルな機種のなかでは、軽量なモデルです。
スティック部分とヘッド部分の重さを合わせても、4.1kgですので、持ちはこびはに有利でしょう。
吸引力が落ちるホースの細径化などではなく、中空ガラス配合軽量プラスチック採用など素材の工夫で軽量化を図っている点は、好感が持てます。
掃除機のパワーは、仕事率としては60Wです。
先述のように多気筒のサイクロンの場合、仕事率は低くでるため「あてにならない」です。
ステンレスガードを使った一次遠心分離ユニットと、メタルコートがされた8気筒の2次遠心分離ユニットをダブル搭載する「ダブルメタル」ですから、吸引力は期待できます。
とくにこの構造の場合、ゴミの遠心分離の精度が高く、ゴミが溜まっても吸引力が持続します。
パワー面で不満に感じることはまずないでしょう。
掃除機のヘッドは、自走式(パワーノズル)です。
さらに、ヘッドは、2020年新開発の「からまないブラシ」です。
中心部でローラーを2つに分けて、配置も円錐型にしてあります。これにより、髪の毛やペットの毛が劇的に絡みにくくなっています。
掃除機は、完成された家電であまり進化がないですが「毛がらみ」という誰もが不快になる部分にメスを入れたことは、高く評価できます。
新機構の搭載により、重さは200gほど増えたのですが、もともと軽いですし、問題ないでしょう。
機能性の部分では、フローリングの「ふき掃除」を再現できる機能が搭載されます。
その上で、ヘッドを取り外した部分の子ノズルに、LEDナビライトが付きます。
他社はヘッド自体にLEDを搭載する場合が多いですが、パナソニックはすき間掃除の利便性を考えて、子ノズルに搭載です。
簡単に外せますし、パナソニックは機構的に隙間は外してノズルの方がやりやすいため、この仕様で良いかと思います。
ダストボックスは、 0.25リットルです。
小さめですが、こちらもゴミ圧縮機能が付属しますから、2LDKあたりまでならメイン機になるでしょう。
また、パナソニックは、ブリーツフィルタがなく、フィルターレス構造です。
サイクロン式の吸引力を維持するためには、フィルターの手入れが欠かせません。しかし、こうした機種は、2年間手入れが不要です。
お手入れは、フィルターレス構造で、手入れする点数が少なくて済む上、ダストボックスの丸洗いも可能です。
センサーは、ハウスダストセンサーが搭載です。これは、従来からパナソニックの「売り」です。
絨毯など「目に見えない」部分にゴミが残っていた場合、手元のランプでゴミがあることをお知らせしてくれます。
センサーは、ハウスダストや花粉までセンサーが検知可能な高性能センサーです。アレルゲン対策としては非常に有効な機能です。
センサーをつかって、ゴミがある場合/ない場合で運転の強弱を付ける自動運転もできます。
静音性は、後述する日立機ほど徹底はしませんが、最大でも62dBと標準レベルです。
付属品は、本機は、ふとん清潔ノズルとすき間用ノズルです。
ふとん用は、モーターは付属しませんが、モーター式は吸いつきすぎるので、この仕様でも良いかと思います。
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以上、パナソニックのMC-SR580Kの紹介でした。
小型機では「パワー」と「軽量性」の両立度する機種です。
自走式構造かつ、軽量スティックで操作性が良い上、8気筒サイクロンで吸引力も期待できます。メンテの部分も、「丸洗い対応」「フィルターレス」と能力が高いです。
ハウスダストセンサーも、絨緞の奥に潜んだハウスダストを全て吸い尽くすには効果的な装備です。
その上で、新たに「からまないブラシ」を採用することで、掃除効率も上がり、隙の無い機種になった印象です。マンションなどでのアレルゲン対策やペットのダニ対策にはきわめて良い機種です。
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【2022年8月発売】
14・パナソニック MC-SR40K-A
¥41,000 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【2021年8月発売】MC-SR38K-T後継
15・パナソニック MC-SR39K-T
¥38,873 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 60W
騒音値:62〜約59dB
フィルター:抗菌消臭フィルター
ヘッド:自走式
本体重量:2.6kg
スティック重量:1.6kg
本体サイズ:238×327×290mm
なお、本機の下位機にあたる製品がMC-SR40Kです。
新旧両機種ありますが、性能は同じです。1つ上の上位機の場合、クリーンセンサーの青色LED搭載の有無が違いましたが、下位機種の場合は、旧モデルから「消灯」仕様だったので、色以外は同じです。
一方、上位機との機能差は、スティック部分です。
形状が異なり、ロングハンドル不採用で、重さも100g重いです。
上位機は中空ガラスを採用するなど、軽量化もなされますが、本機についてはありません。抗菌も同じくです。
付属品も、2WAYノズルのみです。また、子ノズルにLED照明がありません。
値段差をふまえても、上位機種が良いでしょう。
1-3・日立のサイクロン式掃除機の比較
続いてに日立のキャニスター型のサイクロン式掃除機です。
「モーターの日立」として、どちらかというと、紙パック式に強いメーカーです。
同社のサイクロン式は、自社の紙パック同様「利便性」は高いです。
ただ、最近あ、「パワー(仕事率)」の部分に定評のある同社の紙パック式とは少し方向性が異なり、さほど強調できない部分はあります。
【2020年6月発売】(後継機あり)
【上位機種】【ゴールド】
16・日立 CV-SP900H-N
¥(44,800) Amazon.co.jp (1/10執筆時)
【下位機種】【レッド】
17・日立 CV-SP300H-R
¥32,100 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 300W
騒音値:59〜約54dB
ヘッド:自走式
本体重量:2.5kg
スティック重量:1.5kg
本体サイズ: 300×224×287mm
CV-SP900シリーズは、日立の中型の「パワかるサイクロン」シリーズの掃除機です。
「家庭用のメイン機」とできる水準の機種です。
なお、こちらについては、2021年・2022年後継モデルがすでに発売中です。
ただ、1・それらとは仕様が大きく異なること、2・本機から解説した方が分かりいこと、3・(現在は在庫切れでしたが)部品在庫があるためか、2020年機の新品在庫が2022年まであったこと、以上3つの理由から、こちらから紹介していきます。
なお、2020年モデルは、上位・下位機種があります。
しかし、後ほど紹介するように、アクセサリーの違いだけですので、同時に見ていきます。
本体の重さは、2.5kgです。
抜群に軽いわけではないですが、パナソニックと同等水準です。
一方、パナソニック同様、日立はスティックに「カーボンライト」素材を採用するなど、スティックとヘッドの軽量化に力を入れています。
この機種の場合も、1.5kgの重さを実現しています。ただ、パナソニックの方が、ほぼ同じ仕事率(吸引力)で、スティックは軽いです。
掃除機のパワーは、注意が必要です。
2019年以前の日立のサイクロン(パワーブーストサイクロン)は、吸引力が自慢で410Wありました。
しかし、近年のモデルチェンジで、吸込仕事率が300Wと落ちました。これは、軽量化やホースの小径化を優先してのことですが、パワー面では、やはりグレードダウンです。
掃除機のヘッドは、自走式のパワフルスマートヘッドです。
このヘッドは、前後にフラップを配置して、押し/挽きで圧力を調整できるダブルシンクロフラップを採用しています。
吸引力が強すぎる場合の張り付きを防ぐため、とくにカーペット掃除に向きます。
ヘッドには、パナソニックのようにLEDナビライトが付属です。
なお、日立は「ヘッドの利便性」は改めて強調に値します。
日立機は、首の部分が90度曲がるような仕様になっており、部屋の隅のまで掃除機のヘッドを付けたまま掃除をすることが可能です。
また、右図のように完全に180度水平にできる「ペタリンコ構造」で、すき間掃除が巧みです。
他社(パナソニックなど)は完全に水平にできないため、日立の利点といえます。
加えて、すぐ取り出して使える「パッとブラシ」(左図)や、持ち手にあるトリガーを引きつつ、ヘッドを踏んで押し上げるだけでヘッドの伸縮ができる「サッとズームパイプ」など、使い勝手の工夫は、同社は研ぎ澄まされたものがあります。
ダストボックスは、0.25Lですが、ゴミ圧縮機能が装備されます。
ただ、東芝やパナソニックのようなフィルターレス構造ではありません。
センサーは、その一方で、他社に見られるゴミセンサーは非搭載です。
一方で、床面検知センサーが付属するため、「エコモード」の際は、自動で強弱の調整が可能です。
静音性は、最小運転時54デシベルです。
最大運転時でも59デシベルで、割と静かです。
少しでも、騒音を押さえたいと考えている方は、この機種はオススメです。
・CV-SP900H-N
・パッとブラシ ・ほうきブラシ
・ワイドふとんブラシ
・CV-SP300H-R
・パッとブラシ
付属品は、収納式のパッとブラシ(左図)・ほうきブラシ(中図)・吸い付きにくいワイドふとんブラシ(右図)があります。
ただし、下位機種は、付属品が減ります。
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以上、日立のCV-SP900シリーズの紹介でした。
日立のサイクロンは、従来は他機種と比較する場合、本体がやや重い代わりに、パワフルでした。
2019年の改変で、パナソニック同様の軽さを実現しましたが、パワフルさがかなり落ち、また良い部分であった静音性もややスペックダウンしました。
ヘッド部分のダブルシンクロフラップの工夫は、優れた部分ではありますが、他社と較べての特長はなくなり、無個性になったのは、個人的にはつまらないと感じます。
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【2022年6月発売】
【上位機種】【レッド】
18・日立 CV-SP900K-R
¥41,820 楽天市場 (1/10執筆時)
【下位機種】【ゴールド】
19・日立 CV-SP300K-N
¥39,800 楽天市場 (1/10執筆時)
【2021年6月発売】
【上位機種】【レッド】
20・日立 CV-SP900J-R
¥39,900 楽天市場 (1/10執筆時)
【下位機種】【ゴールド】
21・日立 CV-SP300J-N
¥34,832 Amazon.co.jp (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.25リットル
吸込仕事率: 300W
騒音値:59〜約54dB
ヘッド:自走式
本体重量:2.5kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ: 300×224×287mm
先述のように、本機については、2021年から大きなモデルチェンジがなされ、新型になりました。
2022年機も出ましたが、2021年機と差はないです。
一方、先ほどみた2020年機と較べる場合、改良のポイントは、ヘッド・ブラシ部分です。
従来型の幅広のパワフル スマートヘッドから、形状とブラシが変更になりました。
新型は、ヘッドが小型のパワフル スマートヘッド lightとなります。
従来ヘッドは、業界屈指の幅広サイズで「面の掃除」には使いやすいです。
しかし、(先述のように、使ってみると、実際は効くのですが)デンキヤ店頭でみると、大きくて小回りしなそうな雰囲気があるので、その部分で替えた、というのは実際ありそうです。
むろん、紙パック型の愛用者が「高齢化」している点もありでしょう。
実際、重さも200g軽量になりました。
機能性の部分では、「ふき掃除」機能はブラシ部分の機能性として引き続き搭載されるほか、「からまんブラシ」への変更で、従来機より「毛絡みが少なく」もなっています。
もちろん、売りである「シンクロフラップ」も対応です。
ヘッドのLED灯が、ゴミが見えやすい緑色LEDになりました。
じゅうたんでは無用な機能ですが、フローリングではゴミが見つけやすいでしょう。
・CV-SP900K
・パッとブラシ ・ほうきブラシ
・ワイドふとんブラシ
・CV-SP300K
・パッとブラシ
ヘッド以外の部分は、従来機と同じです。
上位機と下位機のブラシ構成の違いも、旧機種と同じです。
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結論的にいえば、機能性やパワーは落とさずに改良に成功していますし、良い進化に思います。軽量性をある程度重んじたい方は、新機種を選んでもよいかと思います。
ただ、先述のように、(みかけによらず)従来機も幅広で、すみ掃除も得意ですので、値段差あり、また、在庫があるようならば、旧型を選ぶのでも良いかと思います。
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【2022年6月発売】(白)
22・日立 CV-SV90K-W
¥22,419 楽天市場 (1/10執筆時)
【2020年10月発売】(赤)
23・日立 CV-SV90H-R
¥------- 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.4リットル
吸込仕事率: 400W
騒音値:59〜約54dB
ヘッド:エアタービン式
本体重量:3.5kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ: 336×40×290mm
なお、日立は、従来的な(パワー重視の)「パワーブーストサイクロン」を焼き直した製品も追加で発表しています。
上表のように、本体が重い一方、吸込仕事率は(以前の強かった)400W水準に戻してます。
ただ、重さの釣り合いをとるためか、ヘッドをエアタービン式(パワフルエアーヘッド)に劣化させました。
この点で、じゅうたんその他に高度に対応できると必ずしも言いがたい構成なので、この機種については、かなり選び辛い製品となっています。
1-4・ダイソンのサイクロン式掃除機の比較
続いて、イギリスのダイソンのキャニスター型掃除機の紹介です。
同社は、(吸引力の点で)掃除機は、「スティック型でもうOK」と宣言し、そちらの開発に注力しています。
ただ、ゴミ箱の量が多いキャニスター型も、業務用をふくめ、酷い面積を一度に掃除する方など根強い人気があります。
【2022年発売】
25・Dyson Ball DC48 タービンヘッド TH SB N
¥29,000 楽天市場 (1/10執筆時)
【2013年発売】
26・Dyson Ball DC48 タービンヘッド TH SB
¥35,800 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.5リットル
吸込仕事率: 170 W
最大騒音値:-----
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:エアータービン
本体重量:2.7kg
スティック重量:2.1kg
本体サイズ: 212 x 698 x 694 mm
Dyson Ball DC48 Turbinehead は、ダイソンのキャニスタータイプの掃除機です。
ロングセラー機ですが、2022年に型番が変更になりました。ただ、物価高の影響によるもので、性能は変わりません。
本体の重さは、2.7kgで、かなり優秀と言えます。
この機種はダストボックスが大きいのですが、軽量化も相当意識しています。
なお、ダイソンの場合はコード重量が入るので単純に国内他社と比較できませんが、スティックとヘッド(+コード)は約2.1kgです。実際手に取ったときも「しっかり」しています。
掃除機のパワーは、仕事率としては170Wです。
ただし、サイクロンの気筒は12気筒と多いです。
先ほども書いたように、気筒が多いサイクロンは、仕事率が低く出ます、
実際の吸引力は数字より高いでしょう。
掃除機のヘッドは、しかしながら、この機種はヘッドが自走式ではありません。
価格もそれなりに高いため、この点は残念な部分です。
ダストボックスは、集塵容量は0.5Lと多めです。
容量は問題ないですが、圧縮式ではない点は、取扱いにおいてはやや不便でしょう。
フィルターは、空気清浄機と同じグレードの交換不要のHEPAフィルターを採用するなど排気の面でも工夫が見られます。
センサーは、ゴミセンサーが搭載されません。必須機能ではないですが、こうした点は、やや残念かもしれませんね。
静音性は、一方ダイソンの「強み」です。
ダイソンは騒音値のスペックを出しませんが、音響工学を駆使した本体構造と、同社が開発したデジタルモーターV4の力で、人間が「うるさい」と感じる高周波の低減が図られています。
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以上、Dyson Ball DC 48 Turbineheadの紹介でした。
およそ掃除機とは思えないキューブなデザインでとてもオシャレな機種です。
また、高い静音性など、国内他社の製品にはみられず、この点で魅力の高い機種です。一方、自走式ではないため、操作性を期待するならば、上位機種が良いと思います。
【2018年発売開始】
【下位機種】
27・ Dyson V4 Digital Fluffy + CY29FF
(¥32,780) 楽天市場 (1/10執筆時)
【上位機種】
28・Dyson V4 Digital Absolute CY29 ABL
(¥77,000) 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.5リットル
吸込仕事率: 170 W
最大騒音値:-----
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:3.14kg
スティック重量:2.2kg
本体サイズ:981 x 570 x 250 mm
Dyson V4 Digitalシリーズは、2018年に更新されたダイソンの最上位機です。
ただ、2022年になって店頭在庫がなくなっています。
メーカーページにまだシリーズの記載はあるため、半導体不足によるものの可能性と、上位機から撤退の可能性の両方があります。そのため、しばらく記事を残しています。
本体の重さは、3.14kgです。
下位機種よりも重量感があるのですが、こちらは重心安定化技術を新搭載しており、掃除機が躓いても起き上がる不思議な構造を採用しました。
ダイソンの従来機の「不満」を改良した機種と言えます。
掃除機のパワーは、下位機種と同じで170W相当です。
ただし、サイクロンが24気筒のティアーラジアルサイクロンになっていますので、実際は本機の方が吸います。
掃除機のヘッドは 2機種で異なります。
【下位機種】は、自走式のソフトローラークリーナーが装備されています。
このローラーは、フローリングに特に強いヘッドです。他社にもありますが、「拭き掃除」をある程度再現できます。
【上位機種】は、これに加えて、カーペットに適したダイレクトドライブクリーナーヘッドも搭載されます。
かなり強力で、「絡まった動物の毛まで処理できる」品質です。
ただ、動物がおられないご家庭でも、カーペットを掃除する場合は、基本的にこちらが高度です。
なお、いずれも「軽量化」という部分では配慮がなされません。ダイソンは、上位機になるほど、ヘッドは重くなるためです。
ダストボックスは、0.5Lです。
ただ、日本の各社のような圧縮機構は未装備です。
従来通りのフィルター機ですが、ダイソンは1年に1度の手入れでOKですし、問題ないでしょう。
フィルターは、一方で、このグレードからHEPA規格フィルターの記載がないですね。
この規格は精度が良すぎて目詰まりの問題があるので、不採用としたのかもしれません。
センサーは、引き続き、ゴミセンサーが搭載されません。
静音性は、同様の静音モーターを採用するため、配慮があります。
付属品も、2機種で異なります。
【下位機種】は、ふとんツールと、面の掃除に便利なカーボンファイバーソフトブラシが付属します。
【上位機種】は、これらに加えて、ファブリックに絡まった髪の毛をかき取るタングルフリー タービンツールや、隙間掃除ができるリーチアンダーツールが付属します。
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以上、ダイソンのDyson V4 Digitalシリーズの紹介でした。
自走式ヘッドの搭載と、24気筒のサイクロンの採用で、下位機種にあった欠点が解決されている点で良い機種だと思います。
家庭用としても、収納性に配慮がある機種で便利に使えそうなものの、転ばず掃除できる構造は、魅力で、例えば、個人の事務所などの広い面積を掃除する場合などにむしろ向くでしょう。
一方、家庭用として買われる場合、ヘッド的にダイレクトドライブクリーナーヘッドが、じゅうたんには適切という部分は注意して買ってください。
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【2014年発売開始】
29・Dyson Ball Motorhead+ DC63COM
¥(61,000) 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.5リットル
吸込仕事率: 170 W
最大騒音値:-----
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:2.75kg
スティック重量:2.2kg
本体サイズ: 211 x 721 x 701 mm
【2017年発売開始】
30・ダイソン Dyson Ball Fluffy CY24FF
¥45,200 楽天市場 (1/10執筆時)
集塵方法:サイクロン式
集塵容量: 0.5リットル
吸込仕事率: 170 W
最大騒音値:-----
フィルター:(マイナスイオン)
ヘッド:自走式
本体重量:2.75kg
スティック重量:2.2kg
本体サイズ:211 x 721 x 701 mm
なお、本機については、入門機と最上位機の中間に位置する中位機が、在庫限りですが、残ります。
掃除機のパワーは、同じで170W相当です。
24気筒のティアーラジアルサイクロンという部分も同じです。
ただ、転ばず掃除できる構造は、非採用です。
また、じゅうたん対応のダレクトドライブクリーナーヘッドが付属するモデルもないです。
とくに、DC63COMは、フローリング用も、旧型の自走式になるので、現状で選ぶ理由はないでしょう。
後編につづく!
軽量で強力なおすすめ掃除機は結論的にこの機種!
というわけで、今回は、サイクロン式の掃除機を比較しました。
しかし記事は、もう少しだけ「続き」ます。
1・サイクロン式式掃除機の比較 (1)
1-1:東芝〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:日立 〈日本〉
1-4:ダイソン〈英国〉
2・サイクロン式掃除機の比較 (2)
2-1:シャープ 〈日本〉
2-2:三菱電機〈日本〉
2-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-4:マキタ〈日本〉
2-5:おすすめ機種の提案【結論】
次の2回目の記事【こちら】では、今回紹介できなかった、シャープなどのサイクロン式掃除機を追加で紹介していきます。
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
ゴミ箱のサイズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、今回紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのオススメ機種を選んでみたいと思います。
ひきつづき、よろしくお願いします。
第2回目の記事は→こちら
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