【今回レビューする内容】2025年 最新の紙パック式キャニスター掃除機の価格・性能とおすすめ:シャープ・パナソニック・東芝・日立・三菱 機種の違いや人気機種の評価ランキング
【比較する製品型番】日立 CV-KP300P-C CV-KP900P-C CV-KV70M W CV-KV70L W CV-VP5 W CV-KP90M-N CV-KP90L N CV-KP90K N CV-KP300M-N CV-P270E4 N CV-KP300L N CV-KP900M N パナソニック N MC-PJ24G-C MC-PJ24GE5-C MC-PJ23G-C MC-PJ24A-A MC-PJ23A-H MC-PJL24A-G MC-PJL23A-C MC-PB6A MC-PJ240G-W C-PJ230G-W MC-JP870K-W MC-JP870K-H MC-PJ250G-W MC-PJ25G-C 東芝 VC-PM9-H VC-PL9-R VC-PH9-R VC-PM7A-H VC-PH65A-W 三菱電機 Be-K TC-FJ2E-W TC-FJ2E5-S TC-FJ2D-C TC-FJ2C-C TC-FJ2B-C TC-FXG5J-A TC-FM2E-S TC-FM2D-A TC-FXF7P-T TC-FD2E-N TC-FD2D-N TC-FD2C-N TC-FD2B-N 山善 ZKDS-H300-Wほ か
今回のお題
紙パック式掃除機のおすすめはどの機種?
ども!Atlasです。
今回は、2025年8月現在、最新の紙パック式掃除機の比較です。
最重要である、吸引力は、モーター・ホース径・ヘッド駆動に注目して分析します。
その上で、軽さや付属品、騒音値の違いも示しつつ、各社の製品をみていきます。

1・紙パック式掃除機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: 日立
1-3:パナソニック
2・紙パック式掃除機の比較 (2)
2-1:東芝
2-2:三菱電機
2-3:アイリス・山善 ほか
2-4:おすすめ機種の提案【結論】
以下では「選び方の基本」として、サイクロン式と較べた場合のメリット・デメリットを説明したあと、企業順に各機のスペックを比較していきます。
この方式の掃除機の生産企業は限られるため、デンキヤにあるモデルは全部網羅できると思います。
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ーー

1・サイクロン式の掃除機の比較
タイプ:車輪型(キャニスター)
紙パック:不要
2・紙パック式の掃除機の比較
タイプ:車輪型(キャニスター)
紙パック:必要
3・コードレス掃除機の比較
タイプ:スティック型(手持ち)
紙パック:選択可
4・ロボット掃除機の比較
タイプ:ロボット型
紙パック:不要
5・おすすめ掃除機の選び方 【まとめ】
=結論的な掃除機の選び方の解説
今回の記事は、このブログ「モノマニア」の掃除機比較シリーズの2回目記事として書きました。
なお、紙パック式でもスティック型は、3回目記事でまとめています。
1-1・紙パック式掃除機の選び方の基本

1・吸引力
2・ゴミ捨て回数
3・吸引力の持続性
4・トータルコスト(経済性)
5・清潔性
6・静音性
はじめに、紙パック式掃除機の「選び方の基本」からです。
スティック型を含め、「どの方式を選ぶべきか」という話題については、すでに【掃除機の選び方のまとめ記事】で、すでに済ませました。
そこで本稿では、キャニスター式掃除機を選ぶ際に「最も迷いやすい」6つの観点について、サイクロン式と比較しながら解説していきます。

第1に、吸引力です。
この項目については、集塵方式の違いによる性能差は、ほとんどありません。
むしろ、本文で解説するようなヘッド性能やホース径などの構造要素のほうが、吸引力に対して大きな影響を及ぼします。
かつてはサイクロン式は吸引力に難があり、「結局、紙パック式に戻した」という声がよく聞かれました。
しかし、実際、紙パック式は半世紀以上の歴史がありながら構造上の進化は限定的である一方、サイクロン式は技術投資によって大きく性能を向上させてきた経緯があります。
そのため、現在では、同一メーカーの機種で「重さ・ホース径・ヘッド性能」などが近いモデル同士を比較した場合、吸引力に顕著な差は見られません。
この点に関しては、紙パック式をあえて選ぶ積極的な理由にはなりにくいでしょう。
ーーー

第2に、ゴミ捨ての回数の少なさです。
この点では、紙パック式が明確に優位です。
紙パックの容量には製品ごとに違いがありますが、一般的な家庭の使用頻度であれば、2ヶ月以上交換せずに使えるケースが多いです。
一方、サイクロン式は、2週間程度でダストカップが満杯になることが一般的です。
これは、圧縮機構がある0.4Lクラスのサイクロン式に基づく想定であり、小型タイプではさらに短いサイクルでのゴミ捨てが必要になります。
また、サイクロン式にも、ゴミに直接触れずに捨てられる構造のモデルも多く存在しますが、ゴミ捨ての頻度自体が多いため、多少の手間やストレスを感じる方もいます。
ーーー

第3に、吸引力の持続性です。
この点では、紙パック式が明確に劣ります。
紙パック式は、構造上、紙パック内にゴミがたまると、空気の通り道(風路)が狭まり、吸引力が徐々に低下する傾向があります。
ただし、日立や三菱電機の一部機種では、風路設計の工夫や気流制御技術により、吸引力の低下を抑える工夫がなされています。
それでも、構造的な限界として、完全に回避するのは難しいのが現状です。
サイクロン式は、一方、風路内で空気とゴミを分離する構造により、ダストカップがいっぱいになるまで吸引力を比較的安定して保ちやすいという特徴があります。
また、上位モデルでは、フィルターに頼らずゴミを効率的に分離する多重サイクロン構造を採用しているため、フィルター掃除の頻度も少なく済みます。
ーーー

第4に、トータルコストです。
紙パック式は、消耗品コストがサイクロン式より多くかかるという点が、一般的な認識です。
例えば、日立の普及グレードでは5枚セットの紙パックが1年分相当とされ、年間でおおよそ1,000〜2,000円程度の追加コストがかかるケースが多いです。
サイクロン式は、一方、紙パックが不要なため、消耗品コストが抑えられるというメリットがあります。
ただし、本体価格や故障リスク、修理費用の違いを考慮すると、製品の耐用年数全体で見たトータルコストは、必ずしもサイクロン式が優位とは言えないというのが、Atlasの見解です。
また、最近では「高補塵タイプ」など高性能な紙パックの価格が上昇傾向にあります。
ただし、抗菌・防臭加工が施された普及グレードの紙パックでも、現在も比較的安価に流通しており、価格も安定しています。
サイクロン式は、消耗品コストの低さが魅力ですが、それだけでこの方式を選ぶのは適切とは言えないでしょう。
ーーー

第5に、清潔性です。
全体としては傾向の違いはありますが、総合的な清潔性には大きな差は感じにくいのが実際のところです。
紙パック式は、抗菌加工された袋にゴミが密封されるため、ニオイが発生しにくく、トラブル発生時のメンテナンスも容易です。
また、ゴミに直接触れることなく(視覚的にも見ずに)処理できる点も、一定のメリットです。
ただし、排気中のニオイの抑制効果は、紙パックの抗菌性能に依存する部分が大きいため、他社製の安価な紙パックを使う場合、このメリットが低下する化の末井もあります。
サイクロン式は、一方、排気フィルターによってニオイ対策を行っています。
この方式は、ゴミケースが透明で中身の確認がしやすく、汚れも目視で確認できるため、異常時に捨てるべきタイミングが明確になりやすい構造です。
さらに、風路を丸洗いできる機種も多く、ゴミ捨ての頻度の高さと相まって、「突き詰めればサイクロン式の方が清潔に保ちやすい」とも言えます。
ただし、こうしたメンテナンスをこまめに行うのが難しい、あるいは習慣化しにくい方にとっては、かえって不向きな方式とも言えるでしょう。
ーーー

第6に、静音性です。
顕著な差があるわけではありませんが、わずかな傾向の違いは見られます。
例えば、サイクロン式は構造上、高回転モーターを用いるため、やや高周波寄りの音質になる傾向があります。
ただ、騒音レベル(dB)という数値で見る限り、紙パック式との明確な差は見られないのが一般的です。
ーーー
以上、紙パック式とサイクロン式の違いに関わる「選び方の基本」を6点を説明しました。
結論的にいえば、両者の間にはかつてほどの明確な差はなく、現在では「どちらが優れている」と一概に言うことはできません。
そうした状況をふまえると、サイクロン式特有のメンテナンス方法を新たに覚えるのが「面倒」と感じるシニア世代などには、紙パック式を選ぶのが適していると言えるでしょう。
これまでと同じ感覚で使えるうえに、信頼性や安定性も十分に高く、扱いやすさにも優れていますから。
紙パック式は、半世紀以上の歴史と実績を持つ完成された家電であり、構造もシンプルなため、故障リスクも低く、取扱説明書に悩まされる場面も少ないでしょう。
「黒船」とも言えるサイクロン式の登場から20年以上が経過した現在でも、紙パック式が市場から消えない理由は、まさにその完成度と安心感にあるとAtlasは思います。
ーーー
以下では、ここまで書いてきた内容に基づきながら、冒頭書いたようなメーカー順に、各製品を具体的にみていきます。
1-2・日立の紙パック式掃除機の比較

はじめに日立の紙パック式掃除機からです。
同社は、キャニスター式紙パック式の古豪メーカーです。
さすがに「完成された家電」なので、毎年の新機能の搭載は、他方式と共通化できるヘッド部分以外は、少ないです。
ただ、過去の資産をうまく活かして、「モーターの日立」と名乗るほどの十分なパワーがあるほか、利便性においても「ワンポイント」が見られます。
---
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2025年2月発売】CV-KV70M(W)
1・日立 掃除機 CV-KV70M-W
¥16,338 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年発売】CV-KV70L(W)
2・日立 掃除機 CV-KV70L W
¥17,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 600W
騒音値: 66〜約60dB
ヘッド:エアタービン式
本体重量:2.7kg
スティック重量:1.4kg
センサー:
本体サイズ: 351×236×202mm
CV-KV70Lは、日立紙パック式の入門機です。
旧機がありますが、性能は同じです。外観は、2025年機から再生プラスチックを利用した塗装レスの外観になっています。
ただ、基本的には、値段で決めてOKです。

本体重量は、2.7kgです。
日立は2020年から軽量化の方向で、紙パック掃除機の改良を加えました。
時代に合わせたニーズと言えます。以前のモデルからの買い換えの方は、軽さを感じられるかと思います。
スティックとヘッドを合わせた総重量は4.1kgです。
最軽量ではないものの、2Fなどへの持ちはこびにおいては、ある程度融通が利きます。
日立の機種は、「サッとハンドル」という持ちはこびやいハンドルも付属します。

掃除機のパワーは、吸込仕事率で600Wです。
なお、「吸込仕事率」とは、掃除機本体の集塵力を示す値です。
掃除機本体の「風量と真空度」から計算したもので、掃除機のパワーを示す数値と考えてください。
目安として、この数値が300Wを超えれば「絨緞も可」、500Wを超えれば「じゅうたん対応」と言えます。
日立は昔から「モーターの日立」として知られており、パワーは定評があります。
この値は、掃除機のヘッド部分の性能が考慮されないため、この数値だけで、掃除機の優劣は決まりません。
紙パックの容量は、1.3Lです。
家庭用としては、平均が1.5Lほどなので多少小さめです。ただ、実用性を大きく削ぐともいえません。
数ヶ月は保つでしょう。

掃除機のヘッドは、エアタービン式です。
中級機は、モーターを内蔵する「自走式」ですので、掃除機をかけているときのハンドルの軽さ(操作性)に欠けます。
ただ、パワーは十分にあるため、絨毯などのゴミの取り残しは少ないです。
吸引力の持続性は、特段の工夫はありません。
静音性は、この機種は、最小運転音でも60デシベルで、静かとは言えないレベルです。
---
以上、CV-KV70シリーズの紹介でした。
1万円以下の機種としては、よく売れているモデルです。ライバルは、後ほど紹介する三菱の機種ですが、それに比べると重さがややある点がネックでしょう。
ーーー

【2010年発売】CV-VP5-W
3・日立 掃除機 CV-VP5 W
¥14,960 楽天市場 (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.5リットル
吸込仕事率: 530W
騒音値: 65〜約57dB
ヘッド:エアタービン式
本体重量:3.3kg
スティック重量:1.2kg
センサー:
本体サイズ: 長さ288×幅256×高さ214mm
なお、在庫限りで売られているCV-VP5は、同じエアタービン式の廉価版です。

こちらは、軽量化の水準が数世代前の製品で、ヘッドも同社の旧方式になります。
パワーも、上位機に比べて、弱めです。
ただ、値段は安いですし、消耗品(紙パック)の継続性を含めて問題ないです。
その点で言えば、自宅用というわけでなく、なにかしらの「備品」のような感じならば、選んで良いかもしれません。紙パック式なら、この水準でも「吸う」ので。

【2025年2月発売】CV-KP90M(N)
4・日立 掃除機 CV-KP90M-N
¥21,025 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年発売】CV-KP90L(N)
5・日立 掃除機 CV-KP90L N
¥22,572 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【2023年発売】CV-KP90K(N)
6・日立 掃除機 CV-KP90K N
¥23,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 620W
騒音値:66〜約60dB
フィルター:
ヘッド:自走式
本体重量:2.7kg
スティック重量:1.7kg
センサー: 床面検知
本体サイズ: 351×236×202mm
CV-KP90Jは、日立の紙パック式の中位機です。
旧機がありますが、3世代とも仕様は同じです。下位機と同じく25年のみ本体外観(素材)が変わっている以外、変更はないです。
値段で決めてOKです。

本体重量は、こちらも2.7kgとなっています。
スティック・ヘッド部は1.7kgですから、総重量としては4.4kgです。
自走式の格安機としては、それなりに「軽い」といえます。
ただ、日立の場合、上位機はこの側面でさらに徹底しているため、見所としては「薄め」です。
掃除機のパワーは、一方で、640Wです。
下位機種より力強くなっています。パワーの点で懸念はないでしょう。
紙パックの容量は、こちらも1.5Lです。家庭用として問題のないサイズです。

掃除機のヘッドは、自走式ヘッドです。
「自走式ヘッド」とは、吸い込み口(ヘッド)にモーターがついて掃除機のことです。掃除機を前後にかけるときの滑りをよくしてくれます。
自走式ヘッドは、性能の良い掃除機に必ず搭載される機能です。搭載される機種は「高級機」に分類できます。快適に使いたい場合は必須機能です。

日立のヘッドは「ごみハンターヘッド」です。
床の素材を検知して適切な強さで運転する機能が搭載されます。
また、新型の「かるふきぶらし」が搭載され、拭き取りに類似する操作をすることで菌も一緒に吸い取れるという機能も搭載します。日立によれば菌の除去率は99%とのことです。
吸引力の持続性は、特段の工夫はありません。
静音性は、この機種は、最小運転時でも60デシベルです。日立は上位機種に静音モデルもありますが、こちらはさほど期待できないでしょう。

センサーは、床面検知センサーが搭載です。
そのほか、強・中・弱の切替のほか、自動運転用のEcoこれっきり運転ボタンを持ちます。
凹凸や絨緞の毛の向き床質・操作力に応じて、消費電力をセーブする機能です。圧力(風圧)センサーを利用する昔からある仕組みです。
ちなみに、日立は、強弱調整が3段階(強・中・弱)で、2段階の他社より細かいです。
伝統的に「パワー自慢」な企業なので、この仕様にしています。手動運転したい場合、「切替が面倒」と感じることはあまりないので、良い仕様かと思います。

そのほか、本機は上図のような「パッとブラシ」が付属です。
スティックを外した際に、ブラシをサッと出せるアイデアです。
---
以上、日立の掃除機の CV-KP90シリーズの紹介でした。
自走式ヘッドを採用した上、吸い込み仕事率が640Wという強力パワーを持つ点が、この機種の「売り」です。
ただ、この後紹介する上位機種に比べると、旧式構造のために、紙パックにゴミが溜まると吸引力が落ちてしまう構造である点は注意してください。
「操作性の軽さ」も、より高度な工夫のある、日立の上位機「かるパック」シリーズのほうが高度です。

【2025年6月発売】CV-KP300P(C)
7・日立 パワータイプ CV-KP300P-C
¥38,105 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【2024年6月発売】CV-KP300M(N)
8・日立 パワータイプ CV-KP300M-N
¥27,252 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
(エディオン限定)
9・日立 パワータイプ CV-P270E4 N
¥29,800 楽天市場 (8/5執筆時)
【2023年発売】
10・日立 パワータイプ CV-KP300L N
¥28,406 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 630W
騒音値: 66〜約60dB
フィルター:ナノテクP衛生フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.9kg
スティック重量:1.5kg
センサー: 床面検知
本体サイズ: 351x236x202mm
CV-KP300Pは、日立の紙パック式の上位機です。
もともとは、「かるパック」というシリーズ名が付いていました。しかし、2019年からは「パワータイプ」とかわりました。

旧機種が残ります。
2025年機は、ヘッドが「4方向吸引機構」に進化しました。
同社のスティック型が先行していましたが、主に壁ぎわのゴミの吸引力を強化する工夫です。
後ほど詳しく書きます。
2024年機は、操作性の軽い新型ブラシ(2アングル形状)の採用が新機軸でした。
一方、2023年機は、仕事率が650Wで、騒音値が最大65dBだったの、ごくわずか旧機のほうが良いです。ただ、これは、ブラシ改良に伴うもので、その後の世代が改悪されたわけではないです。

一方、エディオン限定のCVP270E3Nは、通常の2024年モデルと同じです。ただ、外観デザインが少し変わるほか、ほうきブラシが「オマケ」でつきます。
--
結論的にいえば、そこまで大きな改良でないので、今の値段差ならば、エディオン機を含めて、2024年旧機を選んでOKです。23年機は、価格次第でしょう。

本体の重量は、2.9kgです。
軽量化は最近のトレンドで、日立機も22年機から軽くなっています。
非力なシニア世代をターゲットにしたものでしょう。
実際、この機種は、自走式なので、置いた場合の操作性は良いです。
スティックも1.5kgと平均的な重さですし、実際の操作はスイスイなので、下位機同様に「かるパック」とよんでも良いほどです。

掃除機のパワーは、650Wです。
下位機種や、他社と比較した場合も、強力水準と言えます。
毛の長いカーペットでも難なく吸い込めるパワーがあります。
強さは強・中・弱の3段階から制御できますので、吸い付きすぎる問題もないでしょう。
紙パックの容量は、1.5リットルです。
この程度あると、一軒家でも安心して利用できるサイズです。
この機種の本体がやや重いのは、下位機に対して吸塵容量が大きくなったからです。
使用する紙パックは下位機と同じです。吸塵量は紙パック自体の大きさというより、収納部のサイズに由来するからと言えます。
なお、純正紙パックについては、上位機を含めて全機種共通です。複数あるので、日立の機種の紹介が終わった段階で、まとめます。

掃除機のヘッドは、自走式です。その上でヘッドが小型です。
この改良は2021年機からでした。以前の幅広の「かるふきぶらし」(左図)から、小型の「からまんブラシ」(右図)への変更されています。
変更の要点は、軽量です。一度に広い面積を処理する「面掃除」より、小刻みにサッと動かせ、すき間にも入れやすい、小回りの効くヘッドの方が、ユーザーに好まれる時代と言うことに思えます。

機能性としては、本機もふき掃除を再現できる「かるふきぶらし」を搭載します。
その上で「シンクロフラップ」の搭載が、もうひとつの「売り」です。
掃除機を引きながら掃除する際も、シンクロフラップが開くことで、ゴミを後ろからしっかり吸うという「時短」にかかわる技術です。また、カーペットなどへの掃除機の吸い付きすぎも防いでくれます。
そのほか、ブラシの編み方の改良で「毛絡みが少なく」もなっています。シンプルな改良ですが、近年のトレンドで、各社ともこうしたブラシの採用をはじめています。

駆動面では、2025年機から左右からもゴミを吸引できる新構造(4方向吸引)になりました。壁ぎわのゴミを取りやすくするための工夫です。
また、これは2024年機からですが、ブラシ形状を若干変更(2アングル形状)しています。形状変更に伴う「吸い付きすぎ」を防ぎ、軽い操作性を担保するための工夫でしょう。

なお、日立の下位機種もそうですが、同社の「ヘッドの利便性」は改めて強調に値します。
日立機は、首の部分が90度曲がるような仕様になっており、部屋の隅のまで掃除機のヘッドを付けたまま掃除をすることが可能です。
また、右図のように完全に180度水平にできる「ペタリンコ構造」で、すき間掃除が巧みです。この部分は意外と気にしませんが、他社(パナソニックなど)は完全に水平にできないため、日立の利点といえます。

加えて、すぐ取り出して使える「パッとブラシ」(左図)や、持ち手にあるトリガーを引きつつ、ヘッドを踏んで押し上げるだけでヘッドの伸縮ができる「サッとズームパイプ」など、使い勝手の工夫は、同社は研ぎ澄まされたものがあります。

センサーは、本機も床面検知センサーです。
先述のように、風圧から床の種類や操作力を感知するセンサーで、自動で強弱を調整します。
床に合わせてパワーブラシや掃除機の強弱を制御するので、消費電力は日立によれば75%節約できるとされます。
このほか、本体のランプで、紙パックの交換時期を知らせる機能も、東芝同様にあります。

吸引力の持続性は、すでに在庫がない2021年機まで「パックチリ落とし機構」が搭載でした。
2022年機以降は軽量化のため、その仕組みがないので、この部分については「売り」ではなくなりました。
省エネ性は、配慮があります。
掃除機のヘッドが床面から離れると自動的に停止する機構になっています。再度、利用する際に自動的に稼働し、電気代を節約する構造です。
静音性は、60〜65デシベルという数字です。
下位機種とほぼ同じで、格別うるさくもないが、特別静かではないモデルです。

排気フィルターは、 ナノテクプレミアム衛生フィルター搭載です。
ゴミを逃さず綺麗な排気を確保できるようにしています。長期間パックを付けたままにする紙パック式の掃除機としては重要な機能だと思います。
排気にも工夫があり、分散して上方に排気することで、チリが舞い上がらないような工夫がなされています。細かいところですが良い機構です。

そのほか、ヘッドにLED灯が付きます。
白色LEDなので、同社上位機にみられるゴミを見えやすくする緑色LEDとは役割が違い、すき間用の補助照明といえます
---
以上、日立のCV-KP300シリーズの紹介でした。
同社の自慢である「吸込仕事率」を犠牲にせず、できる限りで軽量化をなしている製品と言えます。軽量化は高齢化社会では不可欠ですので、時代に合った改良と言えます。
強力な吸引が可能なので、一戸建てのメインの掃除機としても活躍してくれるでしょう。毛の長いじゅうたんはもちろん、畳の隙間に入り込んだ細かいゴミまでかき出してくれると思います。
その上で、先述のように、シンクロフラップの工夫から、ヘッドの「ペタリンコ構造」まで、長年掃除機を出してきた企業らしい、使い勝手に関する「細かい配慮」も引き続き評価できます。
一方、このシリーズは静音性能がイマイチですが。とはいえ、夜中に掃除するわけでもなければ、マイナス要因にはならないと思います。

【2025年6月発売】CV-KP900P(C)
11・日立 かるパック CV-KP900P-C
¥46,189 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年6月発売】CV-KP900M(N)
12・日立 かるパック CV-KP900M-N
¥31,480 楽天市場 (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 330W
騒音値: 59〜約51dB
フィルター:ナノテク高捕じんP衛生フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.3kg
スティック重量:1.3kg
センサー: 床面検知
本体サイズ: 339×207×203mm
CV-KP900Pは、日立のかるパックシリーズの上位機です。

こちらも旧機が残ります。
違いは、1つ上でみた中位機と同じで、ヘッドが4方向吸引に改良された点です。
壁側の吸塵力の改良を目的とするものです。ただ、旧機もシンクロフラップの工夫はあります。このグレードも、値段差があるうちは、旧機がおすすめです。

本体の重量は、2.3kgです。
こちらは、紙パック式としては「最軽量クラス」です。
シニア世代など非力な方のため、重さに配慮するのが近年「トレンド」となっており、この機種もこの側面で高い配慮のある機種です。
とくに新モデルは、ホース・ヘッド部分(スティック)の軽量化も突き詰めたので、総重量は3.6kgと、全体の軽量性に置いても「日立史上最高」となっています。
なお、他社もそうですが、300Wクラスの機種は、ホースが(サイクロン並みの)小径になるため、収納性も良くなります。
紙パックの容量は、そのかわり、1.3Lと多少小さめです。
重さと両立はできない部分ですので、ここは妥協するべき部分です。

掃除機のパワーも、330Wです。
数値として見ると、軽量化のため下位機種よりパワーは低めです。
ただ、軽量化のため高性能小型ファンモーターを専用開発するなど、こだわりがある機種です。
実際、カーペットでもこの水準で問題ないですし、軽量機だけで比べれば、他社よりパワーがあります。

掃除機のヘッドは、下位機と同じで軽量の「パワフルスマートヘッド light」です。
シンクロフラップを含めて、機能性は変わりません。
ただ、緑色LEDの「ごみくっきりライト」になります。
フローリングなどのハードフロアに限られますが、緑色だとゴミ残りが見えやすい特性があります。
センサーは、床の種類を感知するセンサーが搭載です。
下位機と仕様は同じです。強・中・弱の3段階で、自動で運転強度が切り替わります。

吸引力の持続性は、一方、パワー長持ち流路という工夫があります。
昔の「ちりおとし機構」は省略なのですが、風経路の工夫は残るので、パックが詰まってきても「良く吸う」といえます。
ちりおとしも、もともと紙パックは小さめのため、不要と判断したのかもしれません。
静音性も、特別に高める工夫がなされるため、騒音値は51-57デシベルとかなり優秀です。

排気フィルターも、集塵フィルターとアレルオフフィルターをダブルで搭載されます。
これらの点で、清潔性の点も下位機種より優れています。

付属品は、先ほどみた機種と同じく収納式のパッとブラシ(左図)が付属します。
ほかに、スキマブラシ(中図)とほうきブラシ(中図)が付属です。
そのほか、ゴミが満量でも紙パックが出しやすい「紙パックするりん構造」も本機のみ装備となりますう。
---
以上、日立の紙パック式掃除機CV-KP900シリーズの紹介でした。
小型軽量で、静音性も高い機種ということで、お年寄りやマンション暮らしの方用の2台目の機種として向いている機種です。
ーーー

【抗菌消臭・20倍高捕じん】
ナノテク高補じんプレミアム GP-2000F 3枚
¥1,764 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【抗菌消臭・10倍高捕じん】
ナノテクプレミアム GP-130FS 5枚
¥1,355 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【抗菌防臭】
クリーンパックフィルター GP-75F 5枚
¥722 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
なお、日立の交換用紙パックは、全機種共通で、以上の展開です。
GP-2000Fは、3種×3層のフィルターで集塵力も20倍とされます。
ただし、1袋で3枚なので、値段が高めです。
GP-130FSは、10倍ですが、やはり3種×3層の高補じんタイプです。
GP-75F は、通常の集塵です。
ただ、3層フィルタではあるので他社の普及機よりは贅沢です。
日立の場合、安い普及品でも(素材は異なりますが)抗菌・防臭があるのは見どころです。。
なお、掃除機には上位機はGP-2000Fが、下位機がGP-130FSが1枚だけ添付です。
価格からすれば、中級品のGP-130FSあたりで使っていくのがおすすめです。
1-3・パナソニックの紙パック式の比較

続いて、パナソニックの紙パック式掃除機を比較します。
同社は、「お年寄りより向け」の紙パック式掃除機を新しく開発するなど、再び、この分野に力を入れつつあるメーカーです。

【2025年8月発売】
13・Panasonic MC-PJ25G-C
¥25,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【2025年2月発売】
14・Panasonic MC-PJ24G-C
¥19,582 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
(エディオン限定)
15・Panasonic MC-PJ24GE5-C
¥23,800 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年発売】
16・Panasonic MC-PJ23G-C
¥24,500 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 580W
騒音値:65〜約60dB
フィルター:アレル物質抑制フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.7kg
スティック重量:1.6kg
センサー:
本体サイズ: 243×348×198mm
MC-PK25Gは、パナソニックの紙パック式の中級モデルです。
なお、本機も旧機種があります。

MC-PJ24Gは、新機種の半年前に登場したモデルです。
この世代までは、イオンプレートによる静電気の力で、細かなゴミを吸引しやすくする工夫がありました。「ふき掃除」に近い効果を狙ったもので、2010年代には多くの掃除機で採用され、一時代を築いた技術です。
新機種では、事情は不明ながらこの機能が省略されました。ただ、高湿でない時期のフローリングでは一定の効果があり、「あって損のない機能」と言えます。旧機種を選ぶ価値は十分にあるでしょう。
加えて、旧機には、エディオン型番がありました。
こちらは通常機では「弱運転」のボタンが「マナー」ボタンになります。
ようするに、エディオン型は、弱運転(60W)より、さらに弱めの50Wにパワーを落とすことで、吸いつきを弱めています。ただし、示される静音性(60dB)は同じなので、意味のある改良なのかは、やや微妙です。
なお、パナソニックは、エディオン型だけ「フローリング向け機能」と付記しています。
一方、エディオン型のみ、フィルターが活性炭防臭フィルターになるため、その部分で多少良いとは言えます。あとは、微妙に外観色がかわる程度です。
--
結論的にいえば、基本的に値段で決めてOKでしょう。
値段差がない場合で、使い方において、上に書いた運転上の仕様に問題を感じない方は、エディオン型番でも良いかと思います。
掃除機のパワーは、580Wです。
小型機としては、最も仕事率がかなり高く、吸引力の点では、問題を感じることは少ないでしょう。

本体の重量は、十分に軽量と言える、2.7kgです。
ただし、ホース・ヘッド込みの総重量は、4.3kgです。
したがって、紙パック1.3Lクラスの小型機ですが、ホースなどの軽量化を突き詰めていないです。

むしろ、足で外せる「親子のノズル」を搭載し「すき間対応力」を高めるなど、利便性を重視します。
三菱同様に「壁際集じん」も得意な構造ですから、「最近の掃除機のトレンド」はおさえています。
その点で言えば、「小型ながら、重いけど、パワーがある」という、わりと特殊な機種です。
紙パックの容量は、1.3リットルと小さな機種です。
この点で、どちらかと言えば2DKまでのマンションに向いた機種と言えます。
使う紙パックについては、後ほど紹介します。

掃除機のヘッドは、自走式のパワーノズルです。
同社は、Y字型ブラシが特徴的で、しっかりゴミをかき出します。
ブラシ配置的に、隅の対応もわりと良さそうです。

巻き上がったゴミを吸引する「エアダストキャッチャー」の工夫は独自です。
同社は「床上30cmのホコリの吸塵」という部分にメーカーとしてこだわりがあります。
実際、キャニスター式は後方から強めの排気でゴミをまわせてしまう部分があります。排気分散で防ぐ機種もあるのですが、この方式も、工夫としては「あり」です。
一方、日立の「カルふきブラシ」のように、フローリングの拭き掃除効果があるノズルです。
しかし、ヘッドを90度曲げられない点や、吸引力の面でなど、構造面では及ばない部分もあります。
吸引力の持続性は、課題です。
空気経路が詰まりにくいバスケット構造は持つものの、「紙パック長持ち機構」のようなものは未搭載です。
静音性は、最小60デシベルです。
強運転では65デシベルですが、キャニスター式としては平均的な数字でしょう。
一方、床面からノズルが離れると自動的に運転を停止する「アイドリングオフ機能」が省エネ機能として付属します。
---
以上、パナソニックのMC-PK23Gの紹介でした。
2万円前後の自走式機種として他機種と比べると、やや機能面で競争力が無い機種だと思います。
小型機としてパワーがあるのが特長ですが、集塵容量が1.3リットルとかなり少ないわりに、総重量があります。
その点から、パナソニックの機種から選ぶ場合は、上位機種のほうがオススメです。
ーーーー
なお、本機には、3種類の下位機種があります。

【2025年2月発売】
17・Panasonic MC-PJ24A-A
¥14,329 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年発売】
17・Panasonic MC-PJ23A-H
¥15,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
吸込仕事率: 560W
本体重量:2.7kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ: 242×348×194mm
【2025年2月発売】
18・Panasonic MC-PJL24A-G
¥14,301 楽天市場 (8/5執筆時)
【2024年発売】
18・Panasonic MC-PJL23A-C
¥16,480 楽天市場 (8/5執筆時)
吸込仕事率: 520W
本体重量:2.9kg
スティック重量:1.3kg
本体サイズ: 243×348×194mm
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
騒音値:65〜約60dB
フィルター:アレル物質抑制フィルタ
ヘッド:エアタービン式
センサー:
第1に、MC-PJ25Aです。
ヘッドは、自走式ではないエアロノズルです。
そのほか、「親子のノズル」や「ふき掃除」、「アイドリングオフ機能」などの諸機能も省略です。
その分安いのですが、他社機では(型落ちならば)この値段で自走式も選べる点をふまえても、あまりオススメしません。
MC-PJL25Aなどは、旧型をベースにした廉価版です。
仕事率と本体重量の部分で、スペックが負けるといえます。
--
結論的にいえば、どの機種も、性能面からはあまりおすすめできません。
ーーー

【2016年発売開始】
19・Panasonic 掃除機 MC-PB6A
¥12,299 楽天市場 (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.3リットル
吸込仕事率: 470W
騒音値:68〜約60dB
フィルター:----
ヘッド:エアタービン式
本体重量:3.0kg
スティック重量:1.3kg
センサー:
本体サイズ:幅243×奥行348×高さ196mm
第2に、MC-PBH6A-AHです。
2020年まで長きにわたって販売されてきた、同社の入門機です。
ただ、すでに販売終了です。機能的にも陳腐化してきているので、家庭で毎日使う用途では、やはり選択肢にはなりません。

【2025年8月発売】
20・Panasonic MC-PJ250G-W
¥33,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【2025年2月発売】
20・Panasonic MC-PJ240G-W
¥28,701 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【2024年発売】
20・Panasonic MC-PJ230G-W
¥28,300 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.4リットル
吸込仕事率: 560W
騒音値:62〜約56db
フィルター:アレル物質抑制フィルタ
ヘッド:自走式
本体重量:2.8kg
スティック重量:1.6kg
センサー:ゴミ量センサー
本体サイズ: 幅242x奥行348x高さ194mm
MC-PJ235Gは、パナソニックの中級グレードの電気掃除機です。
旧機種が残ります。

MC-PJ240Gは、新機種の半年前に登場したモデルです。
下位機の場合と同じで、イオンプレートによる静電気の力おこなう「ふき掃除」の再現は、最新機種だと省略されました。
あとは、後述するゴミセンサーの仕様変更(クリーンセンサー→スゴ取れセンサー)がありました。
一方、それ以前の2024年世代の製品もこちらと性能は同じです。微妙に本体色が変わる程度です。
ネットでは旧機の在庫があったので、安いようならば、そうした方お知恵もOKです。

本体の重量は、2.8kgです。
軽量スリム延長管と内径38mmの径小ホースの採用による軽量化がみられ、「そこそこ軽量」といった感じです。3kgを切ると軽量性を感じられやすいのは確かです。
ただ、ホース・ヘッド込みの重量は、4.4kgです。
日立の「かるパック」ほど軽量化は突き詰めていないので、2Fがある自宅は不利でしょう。
紙パックの容量は、1.4リットルです。
「そこそこ多め」といった感じです。一軒家でも問題ないでしょう。
掃除機のパワーは、吸込仕事率が560Wです。
標準をクリアした程度のパワーです。ただ、絨毯も問題なくいけます。
--
結論的にいえば、日立の軽量な上位機(かるパック)に比べると、ホースの小径化などの吸込仕事率(パワー)を犠牲にせず、重さと集塵容量のバランスを重視した機種と言えます。
2階や階段など、掃除機の持ちはこびがない環境ならば、掃除力はこちらの方が高そうです。絨緞の多い平屋・マンションならば、こちらもよい選択肢となります。

掃除機のヘッドは、自走式ヘッドを搭載する製品です。
同社独特の「Y字型ブラシ」を採用します。床面との設置面積を増やすことで、効果的にゴミを「かき出せる」工夫です。ローラーの位置も、壁際のゴミをだしやすい位置に配置します。
その上で、(24年機までは)マイナスイオン発生プレートを付けており、静電気で張り付いた菌を剥がすという機能性も付与されます。
吸引力の持続性は、他社に比べて、あまり工夫がない機種です。
軽量化・小型化を優先したためでしょう。

センサーは、「スゴ取れセンサー」と呼ばれるゴミ量センサーが搭載されています。
このセンサーは、かつては「クリーンセンサー」、さらにその前は「ハウスダスト発見センサー」と呼ばれていたもので、パナソニックの掃除機における特徴的な機能の一つです。
今回の名称変更は、自動運転時、あるいは弱運転時、ゴミがある状況で「自動ブースト」する仕様が加わったことに由来します。
センシングの仕組みや精度は、旧機と同じです。
赤外線の発光部と受光部の間を通過するゴミの量を計測することで、ノズルが吸い込んだホコリや花粉などの微細なゴミの有無を検知します。
掃除中に、手元のランプによって「見えないゴミがまだ残っているかどうか」が一目でわかるため、掃除の仕上がりを確認しながら効率よく作業を進めることができます。

ゴミ量センサーは、感度の違いによって検知できるゴミの微細さに差があります。
パナソニックの「スゴ取れセンサー」は、およそ20μm(マイクロメートル)クラスの高感度性能を持ち、目に見えない微細な花粉やダニのフンなども検知可能です。
同社の空気清浄機では約0.5μmレベルの検知性能がありますが、これは空気中の浮遊粒子を対象としたものであり、掃除機に搭載されているセンサーとしては、非常に高精度な部類に入ります。
なお、このような高感度のゴミ量センサーは、他社の紙パック式掃除機ではほとんど採用されておらず、アレルギー対策やペットのいる家庭において特に有効な機能と言えるでしょう。
排気フィルターは、アレル物質抑制フィルターが搭載されています。
また、パナソニック独自の便利機能として、紙パックを捨てる際に、手をゴミパックに触れなくても良い構造になっているという点があります。ゴミ捨ての時に、ゴミに手を触れなくて良いのは嬉しいです。
静音性は、小型モデルとしては最小値で55デシベルと、標準よりも音が静かと言えます。
小型機種としては優秀です。
エコ性能も、掃除機を持ち上げたときに自動停止するアイドリングストップ機能が付属します。
また、ハウスダスト発見センサーと連動して、ゴミの量によって掃除機のパワーを自動調節する機能も付属します。

その他、利便性の面では、下位機種にもみられた足でノズルが外せる構造やアイドリングオフ機能に加えて、隙間掃除に便利なLEDライトの搭載が目新しいです。
収納面でも、ホースを本体に引っかけて直立させられる構造は便利そうです。
---
以上、パナソニックのMC-PJ220Gの紹介でした。
軽量性と集塵容量のバランスが取れている点で「一軒家でも対応できる軽量機」と言えそうです。
魅力は「ハウスダストセンサー」の搭載です。ペットなどのアレルゲン対策として掃除をする場合は、この点で有利です。
抗菌性も重視していますし、隅までゴミがとりやすい新形状の自走式ヘッドなどもこの点で有利に働くと思います。アレルギー対策として考えるならば有力な選択肢でしょう。

【2024年8月発売】MC-JP860K後継機
21・パナソニック MC-JP870K-W
21・パナソニック MC-JP870K-H
¥46,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
集塵方法:紙パック式
集塵容量: 1.2リットル
吸込仕事率: 300W
騒音値:62〜約59dB
ヘッド:自走式
本体重量:2kg
スティック重量:1.5kg
センサー:ゴミ量センサー
本体サイズ: 195×383×191mm
MC-JP800シリーズは、パナソニックの最上位機です。同社のJコンセプトシリーズの一角です。
なお、旧機種がのこりますが、色構成以外は同じです。値段で決めてOKです。

Jコンセプトシリーズは、「ガラパゴス(日本市場専用)」に開発された掃除機です。
ガラパゴス化はマイナスの意味で使われることが多いですが、パナソニックは、日本市場で成功した技術を世界にも売っていく、という逆転の発想を取っています。
腰痛の方にも持ちやすい、ロングハンドルほか、面白い工夫もあります。

2020年機は ハンドル(持ち手)部分に無機抗菌剤を練り込んだ抗菌仕様が省略です。
各社とも、この時期は白物家電に抗菌加工をくわえる例が多かったと言えます。
あとは本体の外観の模様が少し異なる程度です。基本的に、年度にかかわらず、値段で決めてOKでしょう。

本体の重量は、2kgです。
今回紹介する掃除機では、本体部分は、最軽量です。
また、元々お年寄り向けに開発された商品ですので、持ちはこびがしやすいという点で定評があります。ホース・ヘッド込みでも、3.5kgです。
重さの点では、日立などと同じく、スティック部分やホースの軽量化も施され、持ちはこびの容易さでは、三菱に並びます。
紙パックの容量は、1.2リットルです。
他社製品の場合と同じく、軽量モデルは、ゴミ捨ての頻度の面では妥協が必要です。
なお、容量が少ないですが、使う、紙パック自体はパナソニック製品は共通です。
後ほど紹介します。

掃除機のパワーはは、吸込仕事率が300Wです。
軽量化を優先したためです。もちろん、毛の長いカーペットなどの掃除もできる機種ですが、パワフルとはいえません。
ただ、この仕事率としては、かなり細いホースを使うなど、取り回しやすさには高い配慮があります。このあたりはバーターです。

掃除機のヘッドは、自走式(パワーノズル)です。
また、ヘッドは、2020年新開発の「からまないブラシ」です。
中心部でローラーを2つに分けて、配置も円錐型にしてあります。これにより、髪の毛やペットの毛が劇的に絡みにくくなっています。
キャニスター式掃除機は、完成された家電であまり進化がないですが「毛がらみ」という誰もが不快になる部分にメスを入れたことは、高く評価でき、進化と言えます。
新機構の搭載により、重さは200gほど増えたのですが、もともと軽いですし、問題ないでしょう。

機能性の部分では、フローリングの「ふき掃除」を再現できる機能が搭載されます。
そのほか、ヘッド部分にはライトが搭載です。

センサーは、本機もゴミ量センサーです。
ハウスダスト発見センサーという機能名です。
ペットなどがいるご家庭でも安心です。衛生的にも嬉しいです。
吸引力の持続性は、反面、あまり工夫がない機種です。
軽量化を最優先したためでしょう。
紙パックが1.2Lという小型であることをふまえても、どちらかと言えば、一軒家などの2台目の掃除機として買われるのが良い機種かなと思います。
排気フィルターは、この機種もアレル物質抑制フィルターが搭載であり、問題ありません。
静音性は、一方で、最小59dBです。
悪くはないですが、従来よりややうるさいです。日立の軽量機(51dB)とは差があります。
これは、新型ヘッド採用のためと思われ、利便性を優先したのだと思います。

そのほか、掃除機の収納も、アタッチメントを使って縦置きできるような仕様です。
---
以上、Jコンセプトシリーズの掃除機でした。
小型・軽量性の面でとても優れており、家庭用の2台目として向いている機種だと思います。絨毯にも対応できます。
一方、使い勝手の部分で注目するべきは、「からまないブラシ」と「ロングハンドル」の採用です。
前者は、今までの掃除機が見落としていた部分にメスを入れた点が評価できます。
後者も、掃除機をかける際に、あまり腰を曲げる必要がなくなり「よりお年寄りに優しい」仕様と言えます。腰痛症を患っている方には、おすすめできる変化でしょう。
ただ、紙パックは小さいので、大きなご自宅の場合は、家庭用の「優れた2台目」としておすすめできる機種です。

【M型・Vタイプ】
【銀抗菌・消臭・99.9%捕塵】
逃がさんパック 3枚 AMC-HC12
¥1,330 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【銀抗菌・消臭・高捕じん】
逃がさんパック 5枚 AMC-NC6
¥1,395 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
【抗菌加工なし】
逃がさんパック 5枚 AMC-S5
¥938 Amazon.co.jp (8/5執筆時)
なお、パナソニックの場合も、現行機の純正紙パックは共通です。
付属するのはどの機種も1枚のみなので、すぐに買うことになるでしょう。
同社の場合も、いくつかグレードがあります。
立体3層フィルタ採用で99.9%表記の高捕塵値婦の上級品が初期添付です。相当こだわらないならば、中級品で良いかと思います。こちらも「高捕じん」ではありますから。
なお、下位グレードは「抗菌加工なし」です。抗菌が苦手な方向きとされます。
次回の予告!
紙パック式掃除機のおすすめ結論的にこの機種!
というわけで、今回の記事では紙パック式の掃除機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・紙パック式掃除機の比較 (2)
2-1:東芝
2-2:三菱電機
2-3:アイリス・山善 ほか
2-4:おすすめ機種の提案【結論】
続く2回目記事【こちら】では、東芝・三菱ほかの紙パック式掃除機を紹介します。
これらも良い掃除機なので、引き続きご覧ください。
掃除機の軽さ ★★★★★
操作性の良さ ★★★★★
静音性 ★★★★★
集塵力の強さ ★★★★★
センサー性能 ★★★★★
吸引力の持続性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介した全機種から、目的別・サイズ別・予算別に、最もおすすめな機種を提案していきたいと思います。
2回目記事は→こちら
---
この記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどから話題を共有していただければ嬉しいです。
