【今回レビューする内容】2024-2025年 最新A4カラーレーザープリンター・複合機の価格・性能とおすすめの選び方:人気機種の画質の違いやランキング・A4カラーLEDプリンター
【比較する製品型番】NEC PR-L4C150 PR-L4F150 富士フイルム ApeosPrint C320 dw ApeosPrint C320 z ApeosPrint C3530 C4030 ApeosPort Print C2410SD ブラザー JUSTIO HL-L3240CDW MFC-L3780CDW HL-L3230CDW MFC-L3770CDW キヤノン Satera LBP671C LBP672C LBP674C MF751Cdw MF753Cdw MF755Cdw LBP621C LBP622C MF654Cdw MF656Cdw LBP661C LBP662C LBP664C MF741Cdw MF743Cdw MF745Cdw LBP722ci LBP722ci MF842Cdw LBP732ci 沖電気 OKI COREFIDO2 C650dnw リコー IPSiO P C301 IPSiO P C301 SF IPSiO P C200L P C200SFL IPSiO P C370 SF IPSiO P C375 京セラ ECOSYS P5026cdw M5526cdw ヒューレット・パッカード HP Color LaserJet Managed MFP E47528f M554dn E45028dn ほか
今回のお題
高画質でトナーが安いカラーレーザープリンタのおすすめは?
ども、Atlasです。
今回は、2024年12月現在、最新のA4カラーレーザープリンタの比較です。
基本となる「画質・印刷速度」はもちろん、トナーの印刷コストに注目して書きました。
カラーレーザー複合機も含めて、格安機から高級機まで、各機をみていきます。
1・A4カラーレーザープリンタの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:NEC
1-3:ブラザー
1-4:キヤノン
2・A4カラーレーザープリンタの比較 (2)
2-1:キヤノン (続き)
2-2:沖電気
2-3:京セラ
2-4:HP
3・A4カラーレーザープリンタの比較 (3)
3-1:リコー
3-2:富士フイルム
4・A4カラーレーザープリンタの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、カラーレーザープリンタの「選び方の基本」を説明します。
その後、情報のような企業順で各社の製品をみていきます。
印刷コスト(純正)¥1,891
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:8000ページ相当
ランニングコストは、今回、Amazonでのトナー売価を基準として、(100ページあたりの)印刷コストも独自に算出しました。
リサイクル(互換)トナーを利用する場合の数字も出したので、この部分でも、ある程度の傾向は掴めるかと思います。
コスト(純正品) ★★★★★
コスト(再生品) ★★★★★
画質の良さ ★★★★★
印刷速度 ★★★★★
給紙量 ★★★★★
スキャナ性能 ★★★★★
耐久性・保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、機種ごとに比較していきます。
その上で、最後の結論では、上表のような観点から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方
今回は、このブログ「モノマニア」のプリンタの比較記事の7回目記事として書きました。
1-1・A4カラーレーザーの選び方の基本
1・印刷速度
2・ランニングコスト
3・印字品質
4・互換・リサイクルトナー
5・保証年数
具体的な製品紹介にはいる前に、あらかじめ、カラーレーザープリンタの「選び方の基本」を示しておきます。
最近の傾向をふまえて、性能面で「間違いのない」プリンターを選ぶのに重要な5つのポイントの解説になります。
以下、順番にみていきます。
第1に、印刷速度の速さです。
カラーの場合、インクを4種類、定着させる必要があります。
そのため、各社のプリンタは印刷速度にバラツキがあります。
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結論的にいえば、25枚/分前後の速度があれば、「かなり快適」に使えるといえます。
このほか、ファストプリントの速度にも違いが出ますが、そう大きくは変わらないです。
ただ、大量に重いファイルを印刷する場合、メモリー量(あるいは圧縮)は、重要なので、その部分は、記事でしっかり説明します。
第2に、消耗品のランニングコストです。
各社とも、印刷に必要なランニングコストを明示します。
しかし、定価とトナーの店頭価格とには、10%以上の価格差がある場合が普通です。
また、物価高の影響もあり、発売当初の数値と必ずしも合わない場合もあります。
今回の記事は、実際に即した価格で比較するため、最近のAmazonの実売価格から、改めてコストを算出しています。
互換トナーやリサイクルトナーを利用する場合の価格差についても、フォローするつもりです。
第3に、印刷のクオリティ(印字品質)です。
性能を大きく分けるのは、主に、トナーの種類です。
沖電気・キヤノンは、光沢感があり「写真」的な画質を出せるオイルトナーを採用します。
ビジネス文書のカラー印刷にも使えますが、とくに(普通紙への)写真印刷に強いです。
ブラザー・エプソン・富士フイルム・NEC・リコー・京セラは、オイルレストナーです。
光沢感がない代わりに、(耐水性という意味でなく、定着の部分で)滲みにくいです。
写真印刷もできますが、どちらかというとビジネス文書の印刷に向きます。
今回の記事では、こうした部分についても書くつもりです。
第4に、互換トナー・リサイクルトナーの違いです。
印字品質に関わる部分です。
リサイクルトナーは、本体を再利用し、中に(同質に近い粒状の)トナーを充填したものです。
互換トナーは、中身だけでなく本体部分も純正とは異なる互換品です。
(是非はともかく)メーカー側が挿入するICチップが「複製」できた段階で、たいていの機種で登場します。
印字品質は、ただ、カラーレザーの場合は複数の色を重ねるため、(モノクロ以上)に純正品と画質面の差があります。
純正トナーは、定着品質を上げるため特許技術で特殊加工してあるものもあります。
同じ種の加工をしたトナー粉を搭載する例はなくはないですが、正直、買う側には区別がつきません。むろん販社側も明言しません。
その上で、利用した時点でメーカー保証がなくなります。
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結論的にいえば、リスクを避ける意味では、できれば純正トナーを選びたいところです。
ただ「純正トナーとの価格差が相当ある」のも事実です。保証期間が経過し、耐用年数も間近ならば、(自己責任において)導入するのも検討することも、コスト削減のために必要でしょう。
第5に、保証年数です。
カラーレーザーは、どのメーカーも「出張修理」扱いです。
そのため、派遣料が高い(部品含めず約3万円)場合がほとんどですから、保証年数はかり重要です。
たいてい1年保証ですが、OKIなどは独自に5年保証にしているメーカーもあります。
今回は、この部分もしっかり見ていこうと思います。
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以上、比較にあたって重要視した「6点」について書きました。
このほか、「複合機」については、「スキャナ解像度」・「ADFの画質」・「FAX機能」「クラウドサービスとの連携」なども重要です。
これらについては、本編で詳しく説明していきます。
以下、冒頭で示したようなメーカー順に、各機の説明をしていきます。
1-1・NECのカラーレーザー
はじめに、NECの製品を紹介します。
なお、同社は後ほど見る富士フイルムとOEM関係にあります。
仕様も似るので選ぶ場合は見比べてください。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年発売】
Windows 7〜10 MacOS 10.7〜15
【プリンタ】
1・NEC ColorMultiWriter PR-L4C150
¥28,974 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
耐久性:10万枚(5年)
モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度: 31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:1年(引き取り修理)
寸法:幅410×奥行430×高さ255mm
Color MultiWriter 4C150 は、NECの発売する入門機です。
PR-L5800Cの後継機として2021年に登場しました。
先述のように、富士フイルムのOEM機となるため、似た製品が発売されています。
後ほどそちらも確認します。
本体サイズは、幅410×奥行430×高さ255mmです。
カラーレーザーとしては、特に背が低い機種です。
幅と奥行はそれなりにありますが、机の下などにも収納しやすいと言えます。
印刷速度は、モノクロ・カラーともに31枚/分です。
30枚を超える、速度を感じやすいです。
内蔵メモリーは、512MBです。
この程度あれば、大規模オフィスでの共有でもない限り、問題ありません。
印字品質は、オイルレスのEA-Ecoトナーです。
同社は品質の良い重合トナーは「Super EA-Ecoトナー」として売っていました。
こちらは(おそらく)普通のトナーです。あまり強調できません。
解像度は、600dpiです。
拡張時には600×2400dpi(HQ1200)にはできます。
ただ、強調はできない水準です。
LEDプリントヘッド採用でで小型化ですが、画質は普通です。
自動両面印刷機能は、搭載です。
【純正黒トナー】
PR-L4C150-19 (6000枚)
¥14,160 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正カラートナー】(3色必要)
PR-L4C150-18 シアン (4000枚)
¥13,645 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換トナー 全4色セット】
PR-L4C150
¥14,290 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正ドラム】(4色一体型)
PR-L4C150-31 (50000枚)
¥12,636 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
純正トナー・ドラム印刷費(100枚)
黒印刷 ¥276
カラー ¥1,391
互換トナー・ドラム印刷費(100枚)
黒印刷 ¥97
カラー ¥439
初期付属トナー
2500/1500ページ相当
印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚印刷した場合のコストは、上表の通りです。
本機は、トナーほか、ドラム(一体型)が必要なので、合計コストにしています。
純正トナー・ドラムは今回見る機種全体の「平均値」ほどの価格です。
互換トナーを利用した場合は相当安めです。
ドラムの互換品がないので純正との合計値ですが、コスパはそれでも良いです。
初期付属トナー(スタータートナー)は、2000ページ(カラー1500ページ)分です。
そこそこ多いです。
カラーレーザーは、インクも高いので、量が多いのは「プラスポイント」です。
【廃トナーボトル】(互換)
PR-L4C150-33(6000枚)
¥2,200 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
このほか、6000枚ごとに廃トナーボトル交換が必要です。
加味すると+36円ですが、それでも安めです。
増設トレイ PR-L4C150-02
¥46,272 楽天市場 (12/8執筆時)
給紙トレイは、250枚まで対応です。
また、1段までなら、上記の製品を増設可能です。
ネットワークは、USBのほか、Wi-Fiと有線LANに対応です。
有線LANはギガビット対応です。
スマホやタブレットは、本機に対して直接印刷できます。
AppleのAirPrintにも対応します。
耐久性は、10万ページ(または5年)となります。
他社と比べてお、そこそこの水準です。
保証期間は、1年です。
ただし、購入後2週間経つと、出張修理は有償となります。
この部分は他社とすこし異なります。
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以上、NECの PR-L4C150の紹介でした。
依然「圧倒的な本体価格の安さ」と「インクスとの安さ」で人気だった製品の最新機です。ただ、今モデルについては「やや競争力が弱くなっている」気がします。
小型で設置性が良いのが売りですが、トナーや解像度の部分に影響がみられるほか、サイズも、ブラザー・キヤノンにだいたい同じものがあります。
その点でいえば、比較を要するようになったと言えます。また、先述のように、本機と同じ仕様の製品が、富士フイルムから出ているので、そちらとの比較はしてください。後ほどみる予定です。
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【2021年発売】
Windows 8.1〜11 MacOS 10.13〜15
【複合機】
2・NEC ColorMultiWriter PR-L4F150
¥51,000 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
耐久性:10万枚(5年)
モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度: 31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:1年(引き取り修理)
寸法:幅410×奥行430×高さ366mm
なお、この製品には、同じトナー、同じ印刷速度で「スキャナ・コピー機能」を付属させた複合機もあります。
本体サイズは、幅410×奥行430×高さ366mmです。
複合機についても、引き続き、設置性が良いです。
スキャナーは、拡張しない際の、書込解像度は600dpiです。
そこそこの性能ですが、他社機により良い製品はあります。
ネットワーク連携は、ただ、エプソンやブラザーなど、自社無料サーバーを用意する企業と比べると、スキャン書類のクラウド転送機能はないです。
メール転送もDNSの設定などをプリンタに対して行う仕組みなので、この部分は負けています。
ADF(原稿自動送り装置)も、両面原稿対応です。
速度は(業界の測定規格の)A4・200dpiの解像度の際、白黒/カラーともに、片面31面/分・両面38面/分という速度です。
両面で速度低下がないのは、CISセンサーを上下に積んでいるからですが、数字は優秀です。
ストックは、最大50枚まで可能です。
ファックスは、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発信が可能です。
そのほか、インターネットファックスにも対応できるため、PCを介在させずに、スマホなどにFaxをEメールで送れます。
速度的面は、スーパーG3に対応ですし、問題ない水準です。
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結論的にいえば、複合機の部分について、本機は特段の問題を感じません。
1-2・ブラザーのカラーレーザー
続いて、ブラザーのA4カラーレーザープリンタを比較します。
デザイン面で、家庭でも「使いやすい」機種は、ブラザーとキヤノンに多いです。
家庭で利用したいと考えている方は、ブラザーの機種は「特に注目」して良いでしょう。
【2023年発売】
Windows 10〜11 MacOS 11〜15
【プリンタ】
3・Brother JUSTIO HL-L3240CDW
¥24,700 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
モノクロ印刷速度:26枚/分
カラー 印刷速度:26枚/分
スキャナ:
ADF:
FAX:
内蔵メモリー:256MB
寸法:幅399×奥行399×高さ239mm
【複合機】
4・Brother JUSTIO MFC-L3780CDW
¥51,480 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
モノクロ印刷速度:30枚/分
カラー 印刷速度:30枚/分
スキャナ:1200dpi
ADF:両面
FAX:あり
内蔵メモリー:512MB
寸法:幅410×奥行462×高さ401mm
耐久性:20万枚(7年)
モノクロ印刷速度:26枚/分・30枚/分
カラー 印刷速度:26枚/分・30枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(出張修理)
HL-L3240CDWは、ブラザーのカラーレーザープリンタの入門機です。
同時に見るMFC-L3780CDWは「スキャナ・コピー機能」も搭載した複合機です。
この部分以外は、だいたい同じなので、同時に紹介していきます。
サイズは、2機種で異なります。
第1に、プリンタのみの小型機は、幅399×奥行399×高さ239mmです。
本機も背丈が低く、設置性が抜良いタイプです。
現行機だと、後ほど見るリコーが「最小」だったのですが、本機の登場で、カラーレーザーだと、本機が「最小」になりました。
第2に、複合機は、幅410×奥行462×高さ401mmです。
ADFの部分があるため背が高いですが、複合機としてはやはり小型です。
印刷速度は、プリンターの場合、1分間に26枚分、複合機だと1分間に30枚分です。
十分快適といえます。
内蔵メモリーは、256MBあります。複合機は512MBです。
企業でなく個人で使うならば、この水準で足ります。
印字品質は、同社は光沢感がないタイプのオイルレストナーです。
もともと、ビジネス文書向けのにじみにくい仕様でしたが、新型トナーになってからビジネス文書の発色がさらに良くなりました。
レーザープリンタとしては珍しくコート紙にも標準対応するためチラシやメニュー表などの印刷に向くでしょう。
もちろん、これはトナーに依存する部分なので、リサイクルトナーを使う場合「話は別」です。
他社と較べた場合、とくに、モノクロのテキスト印字には、ブラザーはシャープです。
ただ、普通紙へのカラー写真の印刷はオイリーなOKI・キヤノンが上位で、印字結果をみると違いが分かります。
解像度は、600dpiです。
「相当」という文字が最後に付かないのでこの解像度です。
問題ありません。
自動両面印刷機能は、小型機ながら対応です。
ビジネスにはとくに便利でしょう。
また、両面印刷でも、印刷速度は、12ページ/分ですので、実用水準です。
【純正超・大容量黒トナー】
TN299XXLBK (4500枚)
¥11,455 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正超・大容量カラートナー】(3色必要)
TN299XXLC (4000枚)
¥16,618 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換超・大容量カラートナー4色セット】
TN299XXLBK (黒4500枚:カラー4000枚)
¥27,260 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正ドラム】
DR299CL 4PK (4本組/18,000枚)
¥13,318 Amazon.co.jp(12/8執筆時)
【互換ドラム】
DR299CL 4PK (4本組/18,000枚)
¥8,562 Amazon.co.jp(12/8執筆時)
純正トナー・ドラム印刷費(100枚)
黒印刷 ¥273
カラー ¥1,575
互換トナー・ドラム印刷費(100枚)
黒印刷 ¥163
カラー ¥710
初期付属トナー
1000ページ相当
印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚印刷した場合のコストは、上表の通りです。
本機はドラム交換も必要なので、そちらも加味しました。
純正品は、入門機ではかなり安めと言えます。
なお、本機の場合、上に書いた超大容量」トナーほか、標準量(カラー1200枚)・大容量(黒2300枚/カラー3000枚)のトナーもあります。
他社機同様、大容量トナーのほうかコスパが良いので、基本、それで更新するのが良いでしょう。
互換品は、水準として、そこまで安くはないです。
耐久性は、10万枚、あるいは7年間です。
それほど印刷しないにしても、本体の強度を意味する数字です。ブラザーの製品としては「そこそこ頑丈」といえます。作りは「業務用に耐えうる」と言えます。
ただ、耐久性を担保するため、廃トナーボックス(WT229CL)ほか、ベルトユニット(BU229CL)が5万枚で交換推奨です。合計で3万円弱の費用です。
それを考えれば、5万枚を「基本」と考えて買うのが良いかなと思います。
給紙トレイは、250枚対応です。
追加での増設はできません。
スキャナーは、複合機のみ搭載です。
解像度は1200dpiです。
カラーレーザー複合機としてはそれなりに良いものです。
ADF(原稿自動送り装置)は、両面対応です。
今回基準としているA4・200dpiの解像度で、白黒/カラーともに、片面30面/分・両面12面/分です。
両面で少し速度が落ちるのは、CISセンサーが片面だけで往復運転になるためです。
原稿のストックは、最大50枚まで可能です。
ファックスも、複合機のみ搭載です。
PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。
FAX自体もスーパーG3対応ですから送信も高速です。
ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。
有線LANはしっかり、1000BASE-Tです。
Wi-Fi搭載は純正アプリがあり、スマホから直接印刷できます。Apple系ユーザーは、AirPrintで特段設定しなくても印刷可能です。
ネットワーク連携は、ブラザーは、自社でサーバーを用意するので、全社通しても仕様が充実します。
PC・スマホの介在なしで、スキャンデータを指定したメールやクラウドへの直接転送をフォローします。
クラウドは、現在、Google Drive Evernote DropBoz OneDriveほか、メジャーなサービスは対応します。
単純にメール添付までも可能ですが、転送まで自動化できるのはポイントです。
定型の取り込み設定(ジョブ登録)も可能ですので、ある程度処理の自動化はできるでしょう。これは、次に見る上位機も同じです。
保証は、1年間です。
ブラザーは出張修理でもこの期間は無償です。
耐久性は、20万枚(または7年)です。
十分でしょう。
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以上、ブラザーのHL-L3240CDWなどの紹介でした。
単体のプリンタの場合も、複合機の場合も、それぞれのジャンルでは小型といえ、設置性が良いです。その上で、印字品質・スピード共に高い実用性を持つと言えるでしょう。
ランニングコストは、大容量の純正トナーを使えば、小型機の平均より安いと言って良いです。ただ、互換トナーは(出るかを含めて)現状では分からないため、(積極的にはおすすめはしませんが)そちらでの運用を考えるならば、注意点と言えます。
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【2018年発売】(後継機あり)
Windows 7〜11 MacOS 10.11〜15
【プリンタ】
5・Brother JUSTIO HL-L3230CDW
¥37,000 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
スキャナ:
ADF:
FAX:
寸法:幅410×奥行461×高さ252mm
【複合機】
6・Brother JUSTIO MFC-L3770CDW
¥76,000 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
スキャナ:1200dpi
ADF:両面
FAX:あり
寸法:幅410×奥行509×高さ414mm
耐久性:10万枚(5年)
モノクロ印刷速度:24枚/分
カラー 印刷速度:24枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:256MB/ 512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(出張修理)
なお旧機種となるHL-L3230CDWとMFC-L3770CDWの在庫が共に残ります。
サイズは、プリンタ単体、複合機の場合とも新機種よりは少し大きめです。
ただ、一般的な感覚で言えば、いずれも設置性が良いタイプですし、問題ないです。
印刷クオリティは、新機種と変わりません。
印刷速度は、旧機の場合、いずれの機種も、1分間に24枚分です。
新機種で伸びた部分で、比べると少し遅めとは言えます。
内蔵メモリーは、256MBあります。
企業でなく個人で使うならば、この水準で足ります。
【純正黒トナー】
TN-293BK (3000枚)
¥9,700 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正カラートナー】(3色必要)
TN-297C (2300枚)
¥11,368 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換黒トナー】
TN-293BK (3000枚)
¥1,980 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正カラートナー】(3色必要)
TN-297C (2300枚)
¥2,120 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
純正トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥323
カラー ¥1,806
互換トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥66
カラー ¥343
初期付属トナー
1000ページ相当
印刷コストは、一方、新機種とはトナーが異なります。
先述のように、新機種は「超・大容量トナー」が出た関係で、コスパは旧機の方が、多少ですが、劣るといえます。
互換トナーは、ただ、カラーも含めて、他社並みの水準には安いです。
【純正ドラム】
DR-293CL (4本組/18,000枚)
¥10,480 Amazon.co.jp(12/8執筆時)
こちらも、18000枚の印刷でドラムユニットの交換となります。
費用を印刷コストに加味する場合、100枚印刷あたり約58円ほど追加ですが、それでも安めです。
なお、互換もありますが、たいして値段は変わりません。
給紙トレイは、250枚対応です。
追加での増設はできません。
耐久性は、10万枚、あるいは5年間です。
あとは、新機種、だいたい同じです。
あえて言えば、ADFの速度が多少遅くなる点、LANが100BASE-Tになる点が目に付く違いです。
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結論的にいえば、本体価格はすでに新機種が安いです。そのため、互換トナーを利用しない場合は特にですが、主に、設置性の良さ(コンパクト性)の部分で、新機種を選んだ方が良いように思います。
【2018年発売】
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
【プリンタ】
7・BROTHER JUSTIO HL-L8360CDW
¥39,045 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
スキャナ:
ADF:
FAX:
寸法:幅441×奥行486×高さ313 mm
【複合機(下位機)】
8・BROTHER JUSTIO MFC-L8610CDW
¥57,410 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
スキャナ:1200dpi
ADF:両面
FAX:あり
寸法:幅435×奥行526×高さ539mm
【複合機(上位機)】
9・BROTHER JUSTIO MFC-L9570CDW
¥90,000 楽天市場 (12/8執筆時)
スキャナ:1200dpi
ADF:両面
FAX:あり
寸法:幅495×奥行526×高さ559mm
耐久性:20万枚
モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度:31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:512MB/ 1GB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(出張修理)
これらは、ブラザーの中型機です。
こちらの場合、複合機タイプは、2機種あります。
上位機は、専用機と同じく増設トレイが最大4段まで対応する機種です。
その上で、他機と違って、大きな7インチパネルが付属です。
下位機は、増設トレイが最大1段までの「廉価版」となります。
液晶も3.7インチのカラータッチパネル液晶と、プリンタのみの機種と同じ仕様になります。
複合機タイプは便利ですが、大きいため一般的に「オフィス用」と考えてください。
あとの部分は同じ製品なので、同時に見ていきます。
本体の大きさは、幅441×奥行486×高さ313 mmです。
床や専用スペースに配置するサイズで、ビジネスオフィスや個人事業主向けのサイズです。
ただ、横幅が40cm強で、背丈も30cmほどなので、意外と設置できるスペースは「ある」機種です。
Atlasも職場で以前この系統の製品を利用していました。
印刷スピードは、カラーモノクロともに1分間に31枚と十分です。
この価格クラスでは最速機種の1つです。
内蔵メモリーは、512GBです(複合機は1GB)。
後から増設はできない仕様ですが、512GBもあれば十分でしょう。
印字品質は、下位機種同様に、新規格のオイルレストナーです。
従来よりビジネス文書の発色が良くなっています。コート紙にも対応します。
さらに、PostScript 3互換であるため、DTPなどにも向いた仕様です。標準搭載のフォントもかなり多いです。
解像度は、下位機種同様です。
自動両面印刷機能は、こちらも対応です。
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【純正黒トナー】
TN-493BK (4500枚)
¥8,900 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正カラートナー】(3色必要)
TN-493C (4000枚)
¥17,900 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換トナー】
TN-493 (4本組 4000枚)
¥6,880 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正ドラム】
DR-491CL (4本組 30,000枚)
¥16,000 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換ドラム】
DR-491CL (4本組 30,000枚)
¥13,980 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
純正トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥212
カラー ¥1,596
互換トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥50
カラー ¥214
初期付属トナー
3000/1800ページ相当
印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚あたりの印刷コストは上表の通りです。
本機もトナーほか、ドラム価格を加味しています。
純正品は、黒印刷・カラー印刷含めて安いといって良い水準です。
同社の下位機と比べても、他社の同グレードの中級機と比べても安いです。
互換品は、中型のカラーレーザー全体で比較しても「最安水準」です。
ただし、先述のように、真の画質を得たいならば、純正トナーを使うべきでしょう。
初期付属トナーは、下位機種はブラック3000枚・カラー1800枚が初期添付されます。
かなりの量なので、「カラーはたまに」という方にも(逆に)おすすめです。当分補充は不要でしょうから。
なお、本機は50000枚ごとにトナーボックスと、13万枚でベルトユニットの交換が必要です。
ただ、ここまでの枚数使用する方は個人だと少ないと思います。
・brother LT-340CL(250枚)
¥11,327 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
・brother LT-340CL(500枚)
¥18,509 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
・brother TT-4000 (2080枚)
¥105,770 楽天市場 (12/8執筆時)
トレイの給紙容量は、250枚です。
先述のように、複合機の下位機種だけは、増設が1段までです。
あとは、多段対応です。
ブラザーはこの価格帯の製品から500枚までの増設トレイを装備できるため、利便性は高いと言えます。2080枚まで一挙に増設できるセットもあります。
・brother 接続ユニット TC-4000
¥14,246 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
なお、2080枚増設のTT-4000を導入する場合のみ、接続ユニット(TC-4000)も必要です。
スキャナーは、複合機タイプだけの搭載です。
解像度は1200dpiですので、水準として良いです。
ADF(原稿自動送り装置)も、両面対応です。
A4・200dpiの解像度で、白黒/カラーともに、片面31面/分・両面28面/分という速度です。Dual CISセンサーなので、両面でも高速です。十分でしょう。
ファックスは、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発信が可能です。
そのほか、このグレードから、インターネットファックスに対応できるため、PCを介在させずに、スマホなどにEメールで送れます。
ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。
有線LANは、ギガビット対応です。
保証は1年保証です。
耐久性は、下位機種より伸びて20万枚と十分です。
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以上、ブラザーの中型機の紹介でした。
高速な印刷速度とクオリティの高い印刷が魅力の機種です。
純正トナーを利用する場合、カラー印刷は見どころがあまりないコスパですが、モノクロ印刷はわりと安めです。
初期付属トナーも多めですから、普段はモノクロしか使わないが、たまにカラーを利用したいという場合、消耗品コストの面で有力な選択肢の1つでしょう。
1-3・キヤノンのカラーレーザー
続いて、キヤノンのカラーレーザープリンタと複合機を見ていきます。
ブラザー同様、個人ユーザーに支持を受けることが多いです。
【2019年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.9〜15
【プリンター】
10・CANON Satera LBP621C
¥19,800 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
モノクロ印刷速度:18枚/分
カラー 印刷速度:18枚/分
両面印刷:なし
【プリンター】
11・CANON Satera LBP622C
¥42,080 楽天市場 (12/8執筆時)
モノクロ印刷速度:18枚/分
カラー 印刷速度:18枚/分
両面印刷:対応
耐久性:非開示
給紙トレイ:150枚
内蔵メモリー:1GB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:1年(訪問修理)
寸法:幅430x高さ287x奥行418 mm
LBP621Cと LBP622Cは、キヤノンのカラーレーザープリンタです。
2機種ありますが、いずれも、単体のプリンタタイプで、印刷速度と自動両面印刷の対応の部分だけが違います。
本体のサイズは、両機とも幅430x高さ287x奥行418mmです。
縦横の幅は、それなりにある機種です。
ただ、上方面に傾斜があるので、高さについては圧迫感は感じにくいです。
印刷速度は、 LBP621Cは 18枚/分、LBP622Cは、21枚/分です。
ここまでみた他社の入門機と比べて、キャノンは遅めです。
メモリーは、1GBと多いです。
その上で、記述言語は、PCと作業負担を分担できるCARPS2です。
そのため、ファイルサイズの大きい原稿などについて印刷時の「もたつき」のなさは、逆に期待できます。
印字品質は、解像度でいえば600dpiです。
また9600dpi「相当」まで、拡張ができます。
ただし「相当」と付く場合、TVでいう「超解像度」のような味付けをした印刷です。
速度も遅くなるため、今回はあまり重視して比較していません。
印字品質は、特徴があります。
キャノンはオイルトナーだからです。
オイルレストナー採用機と比べると、写真の発色とのりは良いです。
この部分はコニカミノルタの評判が良かったのですが、家庭用・小規模事業者に向いたシリーズは撤退しました。写真重視ならば、キャノンや後で見るOKIは「おすすめ」です。
逆に、文字混在文書・ビジネスカラー文書のくっきり感は、オイルレストナーが良いので、一長一短です。
両面印刷は、対応します。
紙コストの削減となるでしょう。
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【純正黒トナー】
CRG-054HBLK (3100枚)
¥9,340 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【純正カラートナー】(3色必要)
CRG-054HCYN (2300枚)
¥9,960 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
【互換トナー】
CRG-054H (4本組)
¥8,416 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
純正トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥301
カラー ¥1,600
互換トナー印刷費(100枚)
黒印刷 ¥68
カラー ¥342
初期付属トナー
680枚分 (黒910枚)
印刷コストは、Amazonの実勢価格からすると上表の通りです。
本機はドラムが本体一体型ですので、トナー価格のみの値です。
純正品は、全体の平均値には及ばないコスパです。
ただ、本機は小型機なので、そういった機種同士で較べる場合、カラーも、黒印刷も「悪くない」といえます。実際、似たようなサイズのブラザー機より安いです。
互換品も、安いです。
繰り返しますが、互換トナーに「リスク」があるのは、他社同様です。
初期付属トナーは、680枚です。
他社よりだいぶ少ないので、インク交換はすぐなくなるでしょう。
給紙容量は、コンパクト型なトレイのため150枚です。
この部分は他社の小型機に負けます。
使い勝手はイマイチでしょう。
ネットワークは、USBと有線LAN、そして、Wi-Fiも対応です。
スマホとの連携も便利でしょう。有線LANはギガビット対応です。
本体の耐久枚数は、非開示です。
業務用の場合、開示される場合が多数ですが、キャノンは最高級機を除けば(伝統的に)示しません。
ドラム分離ができない機種は一般的に大量印刷はそこまで想定していません。
(だいたいですが)月に1000枚弱の印刷で、だいたい5年寿命が目安と言えます。
保証は、1年です。
しっかり出張修理です。
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以上、LBP621Cと LBP622Cの紹介でした。
難点は、小型機としても印刷速度がライバル機よりも遅い部分です。
ただ、家庭や個人事業主の方などで過度に速度が不要の方は、メモリ量の多さと独自の高速ドライバの採用で、重たいファイルの印刷時は、逆にメリット性があるとも言えます。
その上で、設置性の良さと、家庭向きのデザイン性は、ライバルを「出し抜く」この機種の武器と言えます。
写真に秀でるオイルトナー機でもあるので、「家庭用」として候補にしやすいでしょう。
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【2021年発売】
Windows 7〜11 MacOS 10.9〜16
【複合機・FAXなし】
12・CANON Satera MF654Cdw
¥57,150 楽天市場 (12/8執筆時)
スキャナ:600dpi
ADF:片面
FAX:
【複合機・FAX付き】
13・CANON Satera MF656Cdw
¥59,290 Amazon.co.jp (12/8執筆時)
スキャナ:600dpi
ADF:両面
FAX:あり
耐久性:非開示
モノクロ印刷速度:21枚/分
カラー 印刷速度:21枚/分
給紙トレイ:150枚
両面印刷:搭載
内蔵メモリー:1GB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(訪問修理)
寸法:幅451x高さ413x奥行460 mm
キヤノンも、上で紹介したLBP622Cを「複合機」へと改装したモデルがあります。
印刷速度や、印刷コストなどの部分は、それらと同じです。
本体のサイズは、幅451x高さ413x奥行460 mmです。
縦方向に大きいため、家庭にはすこし大げさでしょう。オフィス向けです。
スキャナ・コピー機能が付くため、複合機には5インチのタッチパネル液晶が付属です。
他社機より液晶が大きい点も見所です。
スキャナは、解像度的には600dpiです。
最大解像度的に他社より少し弱いですが、仕事用ならば問題ありません。
ADFは、両機種とも搭載ですが、下位機は片面ADF、上位機は両面ADFです。
今回基準としているA4・200dpiの解像度で、1分間に白黒27面・カラー14面です。
両面の場合、モノクロ52面、カラー94面です。
高速ですが、コピー時の速度なので、PCにデータを送る場合は少し差が出るかもしれません。ただ、それでも、かなり速いでしょう。
ファックスは、上位機のみ付属です。
スーパーG3高速通信に対応するほか、PCでの送受信(閲覧・起稿)が可能です。
ブラザーの上位機に比べると、Eメールとしての配信機能はありません。
ネットワーク構成は、USBと有線LAN、そして、Wi-Fiも対応です。
ネットワーク連携は、キヤノン機もPCの介在なしに、Eメールや供給フォルダにデータを送れるSEND Lite機能があります。
ただ、自社サーバーを用意しない点でブラザーと異なります。
つまり、プリンタ単体で外部クラウド(DropBoxほか)へのスキャンデータの転送は不可です。
メール転送も、PCを介してサーバ設定が必要ですのでやや高度でしょう。
この部分の利便性は、ブラザーに少し負けると言えます。
使用するトナーや印刷速度などについては、上で紹介した「単機能プリンター」と同じです。
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以上、キヤノンのMF642Cdw などの紹介でした。
プリンターとしての部分は、ブラザーの複合機に(引き続き)及ばない機種です。
その代わり、大きな液晶パネルなど外観部分を含めた利便性を高めています。
とくにスキャナのADFは基本性能が良いため、「複合機」として総合評価するならば、この機種は「買って後悔しない機種」と言えるでしょう。
クラウド対応の部分は残念ではありますが、個人用ならば(まあ)問題ないでしょう。
なお、魅力なのは、両面対応ADFが付属する上位機です。
次回につづく!
おすすめできるカラーレーザーは結論的にどの機種?
というわけで、今回はカラーレーザープリンターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。
2・A4カラーレーザープリンタの比較 (2)
2-1:キヤノン (続き)
2-2:沖電気
2-3:京セラ
2-4:HP
3・A4カラーレーザープリンタの比較 (3)
3-1:リコー
3-2:富士フイルム
4・A4カラーレーザープリンタの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、キヤノンの最上位機を紹介します。
また、「5年の長期保証」で有名な沖電気のCOREFIDOのほか、各社のカラーレーザープリンターをみていきます。
コスト(純正品) ★★★★★
コスト(再生品) ★★★★★
画質の良さ ★★★★★
印刷速度 ★★★★★
給紙量 ★★★★★
スキャナ性能 ★★★★★
耐久性・保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、最終回の4回目記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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