Top プリンター 比較2025' カラーレーザープリンタ42機の性能とおすすめ ・選び方:カラーレーザー複合機対応 (3)

2025年05月17日

比較2025' カラーレーザープリンタ42機の性能とおすすめ ・選び方:カラーレーザー複合機対応 (3)

1回目からの続き記事です→こちら

3-1・リコーのカラーレーザー

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 2回目記事のトップバッターは、リコーのカラーレーザープリンタです。

 法人向けの展開ですが、割と安い機種が多いのと、設置性がよい小型が多い部分とで、個人向けにも良い機種が多いです。

1・A4カラーレーザープリンタの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:NEC
 1-3:ブラザー
 1-4:キヤノン
2・A4カラーレーザープリンタの比較 (2)
 2-1:キヤノン (続き)
 2-2:沖電気
 2-3:京セラ
3・A4カラーレーザープリンタの比較 (3)
 3-1:リコー
 3-2:富士フイルム
 3-3:HP
4・A4カラーレーザープリンタの比較 (4)

 4-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で説明した「選び方の基本」に基づきながら、解説します。

ーーー

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2021年発売】

 Windows 7〜11 Mac (AirPrint)

 【プリンタ】

 28・リコー IPSiO P C200L
  ¥17,800 楽天市場 (5/17執筆時)

スキャナ:
ADF:
FAX:
寸法:幅412×高さ244×奥行395mm

 【複合機】

 29・リコー IPSiO P C200SFL
  ¥51,980 楽天市場 (5/17執筆時)

スキャナ:600dpi
ADF:片面
FAX:あり
寸法:幅412×高さ345×奥行395mm

耐久性:非開示
モノクロ印刷速度:24枚/分
カラー 印刷速度:24枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
内蔵メモリー:512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi   
保証:6ヶ月(訪問修理)

 IPSiO P C200Lは、リコーのプリンターです。

 2021年に発売された、同社の最も小型なモデルとなります。

 リコーの入門機は昔から格安で売られていて、その部分で人気があります。

 2機種ありますが、後者は「スキャナ・コピー機能」を搭載した「複合機」になります。

 なお、本機は、Mac用のドライバの用意はないのですが、Apple側が用意するAirPrintは対応なので、そちらで印刷できないわけではないです。

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 本体の大きさは、プリンター単体モデルの場合、幅412×高さ244×奥行395mmです。

 複合機は、高さのみ345mmとなります。

 単体モデルは、ブラザーの新しい入門機には及ばないものの超小型です。机上棚などに設置しやすいといえます。

 印刷速度は、モノクロ・カラーとも24枚/分です。

 従来の入門機より少し速くなり、今回の改変で小型機の平均値に近づきました。

 内蔵メモリーは、512MBです。

 個人用と考えると十分以上でしょう。

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 印字品質は、リコーは、富士ゼロックスやエプソンと同じ、オイルレストナーを採用します。

 OKIやキヤノンと比して光沢感が乏しいですが、(耐水性という意味でなく、定着の部分で)滲みにくいという特性があります。

 つまり、普通紙に対して写真印刷より、図・文字印刷に向くタイプです。

 印刷解像度は、600dpiです。

 速度を落とし、ソフト処理する場合は2,400dpi相当×600dpi「相当」です。

 キヤノンと同じ方式です。

 両面印刷は、こちらも対応します。

ーーー

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 【純正黒トナー】

  P C201 514455 (3000枚)
   ¥8,580 楽天市場 (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  P C201 514452(2500枚)
   ¥10,230 楽天市場
(5/17執筆時)

 【再生トナー】(4本必要)

  P C201 514455 (3000枚)
   ¥(7,370)

 【廃トナーボトル】

  P C201 514457(15000枚)
  ¥2,719 楽天市場 (5/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥286
 カラー ¥1,514
再生トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 
 カラー 

初期付属トナー
 
750枚分/500枚

 印刷コストは、売価をふまえると上表になります。

 ドラムは別にない製品です。

 純正品の場合、他社の小型機と比べても、負けていない水準です。

 なお、ドラムは一体型のため交換不要ですが、1.5万枚ごとに廃トナーボトルの交換は必要です。

 ただ、100枚あたり20円以下であり、さほどの費用にはなりません。

 互換費は、登場していません。

 一時、再生トナーがみられたのですが、しばらくみません。

 スタータートナーは、ただし、黒750ページ、カラー500ページ分とかなり少なめです。

 トレイは、250枚まで給紙対応できる点で標準的です。

 増設トレイは準備がないです。

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 ネットワークは、USBのほか、無線・有線LANを装備します。

 有線LANはギガビット級です。

 一方、本機も、スキャン画像をメールに添付することは可能です。ただし、設定は、本機もSMTP・DNSなどの設定を要します。

 しかし、ブラザーと違い、無料サーバーは用意されないので、DropBoxほかのクラウド連携は無理です。

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 スキャナーは、複合機のみ搭載です。

 解像度は600dpiと平凡なスペックです。

 ADF(原稿自動送り装置)も、片面のみ対応です。

 リコーは、A4・300dpi取り込み時のスペックを出しています。

 条件が厳しい中で、白黒/カラーともに20面/分という速度ですので、速度については、なかなか優秀かとおもいます。

 ファックスも、複合機のみ搭載です。

 PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。FAX自体もスーパーG3対応ですから送信も高速です。

 耐久性は、5万枚となります。

 やや低めです。ドラム一体型であるからという部分もあります。

 保証期間も、キャノン同様に、6ヶ月です。

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 以上、リコーのIPSiO P C200Lの紹介でした。

 小型である部分で、ブラザーの新機種がライバルです。ただ、発売時期の関係もあり、単体プリンタは、ブラザーの方が、設置性で現在は上回る感じです。

 ただ、互換トナーの展開部分を含めて、ランニングコストでは多少リコーが有利です。

 複合機の方は、背が低めで設置性は、リコーのほうがが優りますが、スキャナ部分の性能が弱いので、その部分でやや選びにくさがあります。


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 【2017年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜15

 【複合機】(在庫限り)

 30・リコー IPSiO P C301 SF
  ¥65,780 楽天市場 (5/17執筆時)

 【プリンタ】(生産終了)

 31・リコー IPSiO P C301
  ¥(59,800) 楽天市場 (5/17執筆時)

耐久性:18万枚
モノクロ印刷速度:25枚/分
カラー 印刷速度:25枚/分
給紙トレイ:270枚
両面印刷:搭載
内蔵メモリー:256MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅400×高さ334×奥行450mm

  IPSiO P C301 SFは、リコーのプリンター複合機の上位機です。

 もともとは単体プリンタ版もありましたが、そちらは生産終了になっています。

 本体の大きさは、幅420x高さ473x奥行493 mmです。

 それなりに設置場所を考えて買うべき機種です。

 印刷速度は、モノクロ・カラーとも25枚/分です。

 下位機種よりわずかに速度が速い程度であり、普通の水準です。

 内蔵メモリーは、256MBです。

 値段からしても十分でしょう。

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 印字品質は、下位機種同様、にじみにくいオイルレストナーを採用します。

 印刷解像度は、600dpiです。

 速度を落とし、ソフト処理する場合は9,600dpi「相当」までの対応です。

 両面印刷は、こちらも対応します。

ーーー

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 【純正黒トナー】

  P C300 H (6200枚)
   ¥14,600 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  P C300 H (6200枚)
   ¥14,800 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【互換トナー】

  P C300 H (4本組/6200枚)
   ¥22,535 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

  廃トナーボトル C220 (25000枚)
   ¥2,730 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥233
 カラー ¥959
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥91
 
カラー ¥363

初期付属トナー
 
1000枚分

 印刷コストは、Amazonの実売価格から計算すると上表の通りです。

 純正互換も、下位機種より大きいLサイズが使えるため、コスパは良くなっています。

 本体価格が同じほどの他社機と比べても「安い」と言って良い水準で、「最安クラス」と言えます。

 ただ、初期付属トナーの印刷枚数も少ない点は注意してください。ドラムは本機も交換不要です。

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 550枚増設トレイ C340
  ¥44,000 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 トレイは、270枚まで給紙対応できる点で標準的です。

 こちらも、増設トレイは1段のみ増設できます。

 ネットワークは、USBのほか、無線・有線LANを装備します。

 耐久性は、18万枚となります。

 スキャナは、1200dpiと性能は良いです。

 ADF(原稿自動送り装置)も、両面原稿対応です。

 速度はA4・300dpiの解像度の際、白黒/カラーともに、片面20面/分・両面40面/分という速度です。ただ、コピー時の速度になるので、スキャンの場合、前後はあるでしょう。

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 ファックスは、PCファックスに対応し、PCからの送信は可能です。

ただし、受信に対応しないほか、送信についてもMacに対応しない部分は、問題点です。

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 以上、リコーの IPSiO P C301 SFの紹介でした。

 他社の同価格帯のモデルより、少し速度が遅い点が気になります。

 法人販売が主でしょうし、故障可能性を避けるためかもしれませんが、スペックは少し見劣りするでしょう。


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 【2024年発売】(補足予定)

 Windows 10〜11 Mac 10.11〜15

 【プリンタ】IPSiO P C375M

 32・リコー IPSiO P C375
  ¥82,556 楽天市場 (5/17執筆時)

耐久性:45万枚(5年)
モノクロ印刷速度:32枚/分
カラー 印刷速度:32枚/分
給紙トレイ:275枚
両面印刷:搭載
内蔵メモリー:2GB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅410×高さ350×奥行429mm

  RICOH P C375/C375M は、リコーのプリンターの中級機です。

 同社の場合、本機の上位機(同級)にSP C342(SP C341)という機種もありますが、発売年(2016年)的にすでに印刷速度が劣るため、掲載していません。

 後継機がないならば、実質的に本機が後継機になるかと思います。

 一方、IPSiO P C375Mという型番は本機の同型ですが、保守サービス込みの法人向けの型番です。市販されるのは、上で見ているものです。

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 Macも標準対応です。

 本機はPS3(PostScript3 エミュレーション)で、結構な数のフォント内蔵です。それによりMac出力に対応とあります。その場合、PS3フォントに置き換えになります。ドライバなしで使える、MacのAirPrintは普通に使えます。

 同社は、AirPrintだけしか手段を用意していないプリンタもあるので、こうした注釈があるようです。

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 本体の大きさは、幅410×高さ350×奥行429mmです。

 同社の最近の傾向ですが、設置性を重視した製品です。

 このクラスの製品では、特に、奥行が短く、設置性が良いです。

 印刷速度は、モノクロ・カラーとも32枚/分です(両面16面/分)。

 同社だとこのクラスから、大台の30枚を越えてきます。旧機(25枚)よりだいぶ伸びました。

 これ以上速い機種は、同社の場合A3機になります。

 内蔵メモリーは、2GBです。

 最近は、少量メモリーの調達価格が安いというわけでもないので、各社多くなってきています

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 印字品質は、本機もにじみにくいオイルレストナーを採用します。

 印刷解像度は、やはり、600dpiです。

 両面印刷は、こちらも対応します。

ーーー

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 【純正黒トナー】

  P C375H (10000枚)
   ¥23,981 楽天市場 (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  P C375H (7500枚)
   ¥21,594 楽天市場 (5/17執筆時)

 【互換トナー4本セット】

  P C375H (10000枚/7500枚)
  ¥53,780 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【純正ドラム:黒】

  P C375 (60000枚)
   ¥16,960 楽天市場 (5/17執筆時)

 【純正ドラム:カラーセット】

  P C375 (48000枚)
   ¥34,650 楽天市場 (5/17執筆時)

純正トナー・ドラム印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥268
 カラー ¥1,348
互換トナー・ドラム印刷費(100枚)
 
黒印刷 ¥163
 カラー ¥913

初期付属トナー
 
2500枚(カラー1500枚)

 印刷コストは、Amazonの実売価格から100枚あたりの印刷費を計算すると上表の通りです。

 互換は、ドラムがなかったので、互換トナーと純正ドラムの価格を示しています。

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  純正品は、ドラムはカラー3色と黒1色が別で、交換しやすい仕様です。

 その部分と、ドラムサイズが大きい部分とで、コスパはOKIと並んで良い水準です。

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 550枚増設トレイ C375 (514971)
  ¥33,501 楽天市場 (5/17執筆時)

 トレイは、275枚までです。

 2段まで増設します。

 ネットワークは、USBのほか、無線・有線LANを装備します。

 耐久性は、45万枚(5年)となります。

 十分でしょう。

 保証は、ただ6ヶ月です。

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 以上、リコーのRICOH P C375の紹介でした。

 印刷コストは、OKIと同様に見どころがあります。印刷速度、耐久性も十分です。一方、企業柄、法人向けの展開と言うことで、保守契約前提で保証が短いのはネックで、そこがOKIとのです。

 ただ、本体価格差もある状況ですので、印刷コスト重視で考える場合、選択肢の1つになるでしょう。最終的な「おすすめ」は最後に改めて考えます。

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 【2024年発売】

 【複合機】

 Windows 10〜11 Mac 10.11〜15

 33・リコー IPSiO P C370 SF
  ¥119,400 楽天市場 (5/17執筆時)

耐久性:18万枚(5年)
モノクロ印刷速度:32枚/分
カラー 印刷速度:32枚/分
給紙トレイ:275枚
両面印刷:搭載
内蔵メモリー:256MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:600dpi
ADF:両面
FAX:あり  
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅410x高さ429x奥行483 mm

 本機にも、同じトナー、同じ印刷速度で「スキャナ・コピー機能」だけ付属させた、複合機もあります。

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 サイズは、幅410x高さ429x奥行483 mmです。

 複合機ですが、やはり、このクラスだと、ブラザー機とともに設置面積が小さめと言えます。

 高さはありますので、机置きは不格好ですが。 

 スキャナは、普通に600dpiです。

 業務用なら問題ないです。

 ADF(原稿自動送り装置)も、両面原稿対応です。

 解像度は、300dpiで、カラー27面/分、白黒30面/分です。

 両面でも同スペックですので、CISセンサーは上下にある高級タイプです。

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 ファックスは、インターネットファクスに対応です。

 PCからの送信と、着信したファックスのメール転送に対応できます。

 ただし、受信に対応しないほか、送信についてもMacに対応しない部分は、問題点です。

 ネットワーク連携は、ただ、直接のクラウド転送などのサービスは、記載がないです。

 メモリーは、一方、プリンタより少ない512MBです。

 また、耐用枚数も、18万枚(スキャン部分は7万枚)なので、プリンタ単体とは異なります。

 搬送系の違いでしょうが、法人で導入する場合は、少し注意です。 

 あとは、言及したい違いはないです。

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 拡張トレイは、1段までです。

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 結論的にいえば、複合機の場合も、設置性が評価できる機種です。

 とくに、幅の狭いところへの設置がしやすいので、そこがチャームポイントでしょう。

 一方、耐用枚数はともかく、保証期間が短いのが、やはり気になる部分です。法人に、保守サービス(サブスク)前提で売っているものですので、そこは仕方ないですが。

3-2・富士フイルムのカラーレーザー

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 続いて、、富士フイルムのA4カラーレーザーを見ていきます。



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 【2023年発売】

 Windows 8.1〜10 Mac 10.13〜15

 【プリンタ】

 34・富士フイルム ApeosPort Print C2410SD
  ¥41,000 楽天市場 (5/17執筆時)

 【複合機】

 35・富士フイルム ApeosPort C2410SD
  ¥62,800 楽天市場 (5/17執筆時)

耐久性:
モノクロ印刷速度:24枚/分
カラー 印刷速度: 24枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:600dpi
ADF:片面のみ
FAX:あり
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅412×奥行395×高さ244(395)mm

 ApeosPort Print C2410SDは、富士フイルムのA4カラーレーザープリンタです。

 同じ型番で、複合機があるので同時にみていきます。

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 本体サイズは、幅412×奥行395×高さ244mmです。

 複合機は、背の高さが395mmですが、設置面積は同じです。

 なお、他社にはより小型な機種がありますが、同社の製品は全体として、コンパクトさ重視の製品が多いと言えます。 

そちらと同じです。

 印刷速度は、1分間に24枚分です。

 実用水準はありますが、他社機に比べてあまり重視されません。

 印字品質は、富士フイルムはオイルレストナーです。

 冒頭書いたように、普通紙のビジネス文書向きですが、写真のツヤ感がややない感じの種類です。

 内蔵メモリーは、512MBあります。

 近年はこれくらいあるのが普通です。

 解像度は、600dpiです。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

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 【純正黒トナー】

  富士フイルム CT351283(4500枚)
   ¥14,160 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  富士フイルム CT351284(4500枚)
    ¥16,980 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥315
 カラー
 ¥1,447
初期付属トナー
  500/750ページ相当

 印刷コストは、、Amazonでの最近の実勢価格をふまえると、上表のようになります。

 ドラムは一体型なので不要です。

 激安ではないものの入門機として納得できる水準です。

 一方、初期付属トナーは少なめです。

 消耗品は、このほか、15000枚ごとに廃トナーボトル(CWAA0973)ですが、実売2500円ほどで、高いものではないです。

 互換トナーは、いまのところ見られません。

 スキャナーは、複合機は付属で、600dpiです。

 さほど解像度は高くないです。

 ADF(原稿自動送り装置)は、片面原稿だけ対応です。

 A4・150dpiの解像度で、白黒20面/分、カラー20面/分です。

 実用水準の300dpiの解像度にすると速度は半分ほどに落ちるでしょう。

 この点ではオマケ程度の性能です。

 ファックスは、通信規格としてG3に対応します。

 また、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発信が可能です。

 ただ、スマホなどで送る・受けるなどは不可になります。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi 4有線LANに対応です。

 高機能ではないですが、個人用としては問題ないです。

 ネットワーク連携は、スマホからの印刷や、サーバーなどへのダイレクト保存など、他社のネットワーク対応機が対応できる基本機能は本機もあります。

 ただ、他社のクラウドへのダイレクト転送などは不可です。

 耐久性は、記載がないです。

 ただ、NECと同じなので(保証性はないものの)10万ページあたりでしょう。

 保証期間は、富士フイルムも半年です。

--

 以上、富士フイルムのApeosPort Print C2410Sの紹介でした。

 印刷速度やスキャナの使用などは、他社の入門機と同グレードの製品です。

 一方、そうした機種と比べる場合、印刷コストはともかくとして、印刷速度の部分と、複合機については、ADFの使用の部分で、若干、物足りないように思います。

 主に法人向けなので、耐用年数が非明記な製品としては、本体価格も若干高いかなと思います。


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 【2021年発売】

 Windows 8.1〜10 Mac 10.13〜15

 【プリンタ】

 36・富士フイルム ApeosPrint C320 dw
  ¥68,057 楽天市場 (5/17執筆時)

 【複合機】

 37・富士フイルム ApeosPrint C320 z
  ¥104,740 楽天市場 (5/17執筆時)

耐久性:20万枚(5年)
モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度: 31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:512MB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:600dpi
ADF:片面のみ
FAX:あり
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅410×奥行430×高さ255(366)mm

 ApeosPrint C320 dwも、富士フイルムのA4カラーレーザープリンタです。

 こちらは、旧富士ゼロックス時代から売られていた製品です。

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 一方、本機は、1回目記事でみた NECの PR-L4C150・PR-L4F150と仕様がほぼ同じです。

 とくに、本体サイズ・印刷速度・メモリー量などは、そちらと同じです。

 印字品質も、同じ種類のオイルトナーですので、変わりません。

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 【純正黒トナー】

  CT203532 (6000枚)
  ¥13,450 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CT203533 (4000枚)
  ¥11,583 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【互換トナー 全4色セット】

  CT20353x
  ¥15,010 Amazon.co.jp
(5/17執筆時)

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 【純正ドラム 4本セット】

  CT351307 (50000枚)
  ¥29,147 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

純正トナー・ドラム印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥239
 カラー
 ¥1,151
互換トナー・ドラム印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥77
 カラー
 ¥420
初期付属トナー
  2500/1500ページ相当

 印刷コストは、ただし、トナーだけは互換させていないので、変わってきます。

 純正品は、富士フイルムのほうが、結構、安いです。

 互換品は、NEC同様、ドラムに互換品がないので、そちらを純正で計算しています。

 ただ、それでも安めです。

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 〈2個セット〉

 トナー回収ボックス CWAA1003
  ¥4,980 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 NECと同じで、6000枚ごとにトナー回収ボトル(CWAA1003)が必要です。

 ただ、ここは、互換品でも良いかと思います。半額程度です。

 あとはNECと同じですが、複合機もラインナップされますので、その部分だけ補足しておきます。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi有線LANに対応です。

 スキャナーは、600dpiです。

 さほど解像度は高くないです。ソフト的な限界もNECと同じで、クラウド非対応です。

 ADF(原稿自動送り装置)は、片面原稿だけ対応です。

 A4・200dpiの解像度で、白黒30面/分、カラー32面/分です。

 この部分の速度的には、標準以上です。

 ファックスは、通信規格としてG3に対応します。

 また、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発信が可能です。

 耐久性は、20万枚(5年)です。

 保証期間は、富士フイルムも半年です。

--

 以上、富士フイルムのApeosPrint C320 dwなどの紹介でした。

 先述のように、NECと仕様は変わらない製品です。ただ、NECは本体価格を「安め」、富士フイルムは、トナーを「安め」にしている感じです。

 ただ、耐用枚数を考えてもNECのほうが安いので、個人だとNECが良いかと思います。ただ、同社ではお馴染みのソフトウェア「DocuWorks」を含めて、企業向けのプリントシステムソリューションの枠組みで販売しているため、そうしたものを利用したい法人は、必然的にこちらになるでしょう。


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 【2023年発売】

 Windows 8.1〜10 Mac 10.13〜15

 【プリンタ】

 38・富士フイルム ApeosPrint C3530
  ¥160,000 楽天市場 (5/17執筆時)

モノクロ印刷速度:26.9枚/分
カラー 印刷速度: 26.9枚/分

 【プリンタ】

 39・富士フイルム ApeosPrint C4030
  ¥195,000 楽天市場 (5/17執筆時)

モノクロ印刷速度:35枚/分
カラー 印刷速度: 35枚/分

耐久性:60万枚(5年)
給紙トレイ:670枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:4GB
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
スキャナ:
ADF:
FAX:
保証:6ヶ月(訪問修理)
寸法:幅427×奥行466×高さ407mm

 ApeosPrint C3530 も、富士フイルムのA4カラーレーザープリンタの上級機です。

 ApeosPrint C4030は上位機ですが、基本的に印刷速度の違いとなります。

 さらに、この上のクラスだとApeosPrint C5240という毎分52枚/分)いう高速な最上位機がありますが、30万円クラスなので、(さすがに)今回は扱っていません。

 ただ、このクラスでも(Adbobe PS3ではないですが)日本語内蔵フォントがある、プロ向けです。

 202401271729.jpg

 本体サイズは、いずれも幅427×奥行466×高さ407mmです。

 複合機ではないですが、視認性の良い5インチのカラーパネルがあります。

 チルト式で動く仕様です。

 印刷速度は、下位機だと、1分間に26.9枚分です。

 それでも速いですが、上位機だと35枚/分です。

 20万円前後だと、最速と言えます。

 202401271735.jpg

 印字品質は、本機も、オイルレストナーです。

 解像度は、すでに見たOKIの高級機と同じでTrue1200対応です。

 カラーで、1200dpiクラスの得ようとすると、発光量の多いプリントヘッドが必要なので、やはり、15万円は超えてきます。

 202401271737.jpg

 拡張(副走査線の階調制御)すれば、最大1,200×2,400 dpiまで対応できます。

 実用水準の印刷速度のまま文字印刷などの視認性も高められます。

 冒頭書いたように、普通紙のビジネス文書向きですが、写真のツヤ感がややない感じの種類です。

 内蔵メモリーは、4GBあります。

 解像度が高い機種なので、ここは豪華です。

 202401271741.jpg

 【純正黒トナー】

  CT203656 (16000枚)
  ¥44,800 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CT203657(30000枚)
  ¥46,535 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 【互換トナー 4色セット】(補足予定)

  CT203656 (60000枚)
  ¥49,500 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

 202412091543.jpg

 【純正ドラム】(4色別に必要)

  CT351336 (60000枚)
  ¥20,810 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

純正トナー・ドラム印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥315
 カラー
 ¥1,291
互換トナー・ドラム印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥112
 カラー
 ¥448
初期付属トナー
  不明

 印刷コストは、100枚あたりで上表の通りです。

 純正品は、納得の水準です。

 同じく高解像度対応のOKIの高級機に比べると少し高めでしょう。

 互換品は、互換ドラムがないので、純正で計算しています。

 202505171412.jpg

 トナー回収ボトル CWAA1014
  ¥3,100 楽天市場 (5/17執筆時)

 このほか、トナー回収ボトル(CWAA1014)も3万枚で交換です。

 また、このパーツは、安い互換品でも良いかと思います。

 初期付属トナーの枚数は、不明です。

 NECと同じで、6000枚ごとにトナー回収ボトル(CWAA1003)の交換も必要です。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi有線LANに対応です。

 Wi-Fiは、しっかりWi-Fi6(11ac)です。

 202401271806.jpg

 富士フイルム EC104532
  ¥49,500 楽天市場 (5/17執筆時)

 用紙トレイは、670枚です。

 同容量の増設トレイモジュールが最大4段まで増設できます。

 また、2490枚の容量の1段の大容量トレイモジュール(EC104752)も用意されます。

 最大に増設した場合、4,010枚の給紙量です。

 耐久性は、60万枚(5年)です。

 OKIと同じです。

 保証期間は、保守契約に入らない場合、半年です。

--

 以上、富士フイルムのApeosPrint C353などの紹介でした。

 高解像度対応の高速モデルなので、今回紹介した機種ではOKIのライバルです。純正品についてトナー・ドラムとの総コストで考える場合、ランニングコストの部分では多少負ける感じです。

 ただ、こちらはオイルレストナーですので、あまり光沢感(照り)がない感じの印字が良い場合は、その部分で選択肢になるでしょう。 

3-3・HPのカラーレーザー

 202007050957.jpg

 続いて、アメリカのHP(ヒューレット・パッカード)のカラーレーザープリンターです。


 202206151535.jpg

【2020年発売】7ZU81A#ABJ

 Windows 7〜11 MacOS 10.13〜15

 【プリンタ】

 40・HP LaserJet Enterprise Color M554dn
  ¥121,007 Amazon.co.jp (5/17執筆時)

耐久性:51万枚
モノクロ印刷速度:33枚/分
カラー 印刷速度: 33枚/分
給紙トレイ550枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:1GB
接続:USB 有線LAN
スキャナ:
ADF:
FAX;
保証:1年(訪問修理)
寸法:幅458x高さ400x奥行479mm

 M554dn は、HPの販売するカラーレーザープリンターです。

 LaserJetシリーズは、歴代キヤノンに委託するOEMなので形状は似ています。

 ただ、全く同じグレードの製品がキヤノンから出ているわけではなく、オリジナルです。

 202206151543.jpg

 本体サイズは、幅458x高さ400x奥行479mmです。

 やや背が高いのは、上述するように給紙トレイがビッグサイズだからです。

 印刷速度は、モノクロ・カラーともに33枚/分です。

 10万円を超えるキヤノン機の上位機を除けば、本機のほうが速いです。

 内蔵メモリーは、1GBです。

 増設には対応しませんが、十分です。

 202206151546.jpg

 印字品質は、解像度的には600dpiです。

 ただ、他社にもみられる印刷処理(HP ImageREt 3600)で、「3600dpi相当」までという表記です。

 トナー(HP ColorSphere 3 トナー)はキヤノン系と同じ、インク乗りの良い感じのオイルトナーです。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

ーー

 202206151551.jpg

 【純正黒トナー】

  W2120X (13000枚)
   ¥50,800 HP直販 (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  W2121X (10000枚)
   ¥71,720 HP直販 (5/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥391
 カラー ¥2,542
初期付属トナー
  -----

 印刷コストは、純正トナー互換トナーを利用した場合の金額は上表の通りです。

 ドラムは一体型なので、ありません。

 ネットだと直販より値段が上なので、直販価格を出しました。

 黒印刷は(まあ)平均水準ですが、カラーは高めです。

 互換品は発売がないです。制御チップの関係でしょう。 

 なお、15万枚でフューザーキット(定着機)の交換(約3万円)、5.4万枚ごとにトナーコレクションユニット(廃トナーボックス)の交換(2.5千円)もあるので、コスト面で割安な機種ではないです。

 初期付属トナーは、量についての情報がないです。

 大容量なのでそのまま純正が付いてくることはないかと思います。

 この部分は、なにかしら分かれば補足するつもりです。

 202206151613.jpg

 HP B5L34A
  ¥39,199 楽天市場 (5/17執筆時)

 給紙トレイは、550枚までいけます。

 オプションで同サイズのものを1段、増設できます。

 ネットワークは、USB有線LANに対応です。

 Wi-Fiは未装備(オプション)になります。

 保証は、1年間です。

 訪問修理にも対応します。

 耐久性は、51万枚です。

 交換キットがある部分で、耐用枚数は多めです。

----

 以上、HPのM554dnの紹介でした。

 印刷速度はビジネス向きとしても速く、シンプルな外観で、耐久性も長めです。

 頑丈で、仕事用には良さそうですが、ランニングコスト面では少し不利と言わざるを得ないです。

ーーー

 202401271607.jpg

 【2022年発売】7ZU78A#ABJ

 Windows 7〜11 MacOS 10.13〜15

 【プリンタ】

 41・HP Color LaserJet Managed E45028dn
  ¥74,800 HPダイレクト (5/17執筆時)

 【複合機・FAXあり】

 42・HP Color LaserJet Managed MFP E47528f
  ¥99,000 HPダイレクト (5/17執筆時)

耐久性:45万枚
モノクロ印刷速度:27枚/分
カラー 印刷速度: 27枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
内蔵メモリー:1.25GB(最大1.25GB)
接続:USB 有線LAN
スキャナ:600dpi
ADF:(両面
FAX:付属
保証:1年(訪問修理)
寸法1:幅413x高さ304x奥行472mm
寸法2:幅415x高さ399x奥行472mm

 このほか、HPについては、もう少し安い以上の機種もラインナップがあります。

 キヤノンのLBP661Cに相当する機種で、下位機種にあたります。

 202401271618.jpg

 複合機の方は、MF743Cdwに相当する機種です。

 こちらは、4.3型と大きめのモニターが付きます。

 キヤノンの方は生産終了になっているため、遠からずなくなるかもしれません。

 202412091517.jpg

 【純正黒トナー】

  W2040X(7500枚)
   ¥23,293 楽天市場 (5/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  W2041X (6000枚)
   ¥29,344 楽天市場 (5/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥311
 カラー ¥1,778
初期付属トナー
  2400枚相当

 印刷コストは、上表の通りです。

 キヤノン機より、多少高い水準です。互換トナーは見られませんでした。

 スキャナは、解像度は600dpiです。

 ADFは、両面対応のADF(原稿自動送り装置)を装備します。

 ファックスは、スーパーG3の対応の説明がないです。

 耐久性は、45万枚となります。

 ネットワークは、ただ、無線LANがオプションです。

ーー

 結論的にいえば、売り尽くしだと思いますが、価格としてはキヤノン機に比べても安く売られていました。

 印刷速度もそこそこ速いですし、複合機は、両面ADFなので、この値段ならば中級機として悪くない選択肢です。

 個人用としては、Wi-Fiを装備し、あと一息、トナー価格が安ければ「おすすめ」にあげられますが、そこが他社機と比べる場合の課題でしょう。

今回の結論!
最新のA4カラーレーザープリンターのおすすめはこの機種!

というわけで、今回はA4サイズのカラーレーザープリンタの比較の3回目記事でした。

 記事はもう少しだけ続きます。

 201807202215.jpg

4・A4カラーレーザープリンタの比較 (4)
 4-1:最終的なおすすめの提案【結論】

コスト(純正品) ★★★★★
コスト(再生品) ★★★★★
画質の良さ    ★★★★★
印刷速度     ★★★★★ 
給紙量      ★★★★★
スキャナ性能   ★★★★★
耐久性・保証   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 次回の第4回目の記事こちら )は、結論編です。

 ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 第4回目の記事は→こちら!

posted by Atlas at 14:22 | プリンター

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