Top プリンター 比較2024' モノクロレーザー複合機29機の性能とおすすめ・選び方:A4モノクロレーザー複合機(2)

2024年01月27日

比較2024' モノクロレーザー複合機29機の性能とおすすめ・選び方:A4モノクロレーザー複合機(2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・キヤノンのレーザー複合機

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 2回目記事のは、キヤノン製品のうち、1回目記事で残っている上位機の比較からです。

1・モノクロレーザー複合機の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:ブラザー
 1-3:キヤノン〈下位機〉
2・モノクロレーザー複合機の比較 (2)
 2-1:キヤノン〈上位機〉
 2-2:京セラ
3・モノクロレーザー複合機の比較 (3)

 3-1:富士フイルム   
 3-2:リコー
 
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回の記事でも、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた、選び方の基本に沿いながら、各機を見ていきます。

ーーー

 なお、以下の文章では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2022年発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.9〜14

 【有線/無線LAN+ADF片面】

 18・キヤノン Satera複合機 MF265dw II
  ¥34,082 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 【有線LAN+ADF片面】

 19・キヤノン Satera複合機 MF266dn II
  ¥30,605 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 【有線/無線LAN+ADF両面】

 20・キヤノン Satera複合機 MF269dw II
  ¥41,681 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷スピード:毎分28枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
スキャナ:600dpi
ファックス:対応
ADF: 片面/両面
接続方法:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(引取/訪問
寸法:幅390x高さ405x奥行375 mm

 MF265dw IIなども、キヤノンのSateraシリーズの製品です。

 こちらも、入門機グレードの製品ですが、先ほどの機種より機能面では上位と言えます。

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 本体の大きさは、どれも幅390x高さ405x奥行375 mmとなります。

 先ほどの機種より大きくなりますが、まだまだ小型といえるレベルです。

 割と背が低めなので、スリムにみえる機種です。広めの机なら邪魔にならなそうです。

 印刷速度は、毎分28枚印刷です。

 この部分は、(1枚だけですが)先ほどの機種に負けます。

 また、ファーストプリントも7.8秒ですので(遅くはないにせよ)負けます。

 下位機と能力が逆転しているのは、発売持期の関係でしょう。

 プリント品質は、本機も600dpiです。

 純正トナー価格

  Canon CRG-051(1700ページ)
   ¥6,870 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

  Canon CRG-051H(4100ページ)
   ¥11,640 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 リサイクルトナー(互換)価格

   Canon CRG-326(4100ページ)
   ¥2,580 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 純正ドラム価格

   Canon CRG-051DRM(23000ページ)
  ¥7,630 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 互換ドラム価格

   Canon CRG-051DRM(23000ページ)
  ¥2,880 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

印刷コスト(純正トナー) ¥3,188
印刷コスト(互換トナー) ¥754
初期付属トナー:1000ページ相当

 印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。

 本機は、トナーとドラムが別です。

 純正でも(大容量を使えば)3000円前後ですし、入門機としても安いと言ってよいです。

 互換トナーは、こちらは、先述のチップ問題はないです。

 初期付属トナーは、1000枚分です。

 スキャナは、解像度が、600dpiです。

 ブラザーより少し解像度が弱いですが、やはり問題ありません。

 ADF(原稿自動送り装置)は、 MF269dw IIは両面読み取りです(他は片面)。

 上位機の場合、ADFでのスキャン速度は、モノクロコピー時に、A4・200dpi相当で、片面22面/分、両面8面/分(紙換算で4枚)という速度です。

 光学装置が片面で、リターン給紙で通すので、両面だと遅くなります。その点で言えば、(片面には優るとしても)スペックはイマイチです。

 原稿は、本機も35枚まで置けます。

 ファックスは、このグレードも搭載です。

 高速伝送規格の「スーパーG3ファクス」に対応します。

 EメールでのインターネットFAXにも対応します。

 自動両面印刷も、搭載です。

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 搭載メモリー量は、非公表です。

 ただ、本機も、先述のCARPS2技術には対応しますので、問題ないです

 PCとの接続方法は、USBほか、有線・無線LANに対応します。

 ただし、中位機(MF266dn II)だけは無線LANが省略です。

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 一方、キヤノン機は、このグレードから、PCの介在なしに、Eメールや共有フォルダにデータを送れるSEND Lite機能に対応します。

 同じような機能はブラザー機でもみました。しかし、自社サーバーを用意しない点でブラザーとは異なります。つまり、プリンタ単体で外部クラウド(DropBoxほか)へのスキャンデータの転送は不可です。

 メール転送も、PCを介してサーバ設定が必要ですのでやや高度でしょう。

 給紙トレイへの給紙は、250枚です。

 下位機種より多いです。トレイの増設は対応しませんが、このグレードの場合は、手差しトレイは付きます。

 耐久性は、本機も非開示です。

 保証は、1年間です。

 本機は、地域や状況によって、出張修理・引き取り修理になりますが、送料含めて無料です。

---

 以上、キャノンのMF265dw IIなどの紹介でした。

 先ほどの機種と比べると、印刷コストが安めになるほか、SEND Lite機能ほかビジネス向けに便利そうな機能があるのが魅力です。

 ただ、その分、本体が高い部分を考えると、印刷速度やADFの速度に弱さも感じます。一長一短があるため、同社の上位機や、他社の同価格帯の機種との比較は必要でしょう。

 最終的な「おすすめ」機種は、最後に改めて考えます。


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 【2023年発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.9〜14

 21・キヤノン Satera複合機 MF467dw
  ¥67,281 楽天市場 (1/27執筆時)

印刷スピード:毎分40枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
スキャナ:600dpi
ファックス:対応
ADF: 両面
接続方法:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:6ヶ月引取/訪問
寸法:幅420x高さ375x奥行460 mm

 MF467dwは、キヤノンのSateraシリーズの中級機です。

 「スモールオフィス用」として販売されている複合機です。

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 本体の大きさは、幅420x高さ375x奥行460 mmです。

 用紙トレイとADFユニットの設計変更で高さは39.2cmとコンパクトです。

 ただし、奥行はあるので、プリンタ専用スペースを考えて設置しましょう。

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 一方、本機は、カラータッチパネル液晶を採用します。

 サイズは、視認性重視の5インチですので、ブラザーの搭載機より、だいぶ「大きめ」です。

 印刷速度は、毎分40枚印刷です。

 ここまであれば、実用において問題ないです。

 また、ファストプリントも5秒とキヤノン機らしい仕様です。

 プリント品質は、ブラザー同様に、WindowsはTrue1200に対応です。

 ただ、Macは、HQ1200には非対応で、600dpiまでです。

 また、速度低下なしに2400×600dpiの高解像度で印刷できるHQ1200には、Windowsでも非対応なので、ドライバーの柔軟性の点では、ブラザーに負けます。

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 純正トナー価格 (加筆予定)

 Canon 070 CRG-070H (10200ページ)
  ¥36,260 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 Canon 070 CRG-070  (3000ページ)
  ¥12,225 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 再生トナー価格

 Canon 070 CRG-070H  (10200ページ)
  ¥13,521 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷コスト(純正トナー) ¥3,555
印刷コスト(互換トナー) ¥1,326
初期付属トナー:3000ページ相当

 印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。

 基本的にトナーは、上位機になるほど安くなっていきます。ただ、発売当初はその限りではないため、現状では高めです。

 互換トナーは先述の「ICチップ」の問題で、チップ搭載機はまだでていませんでした。ただ、再生(リサイクルトナー)があったので、そちらを載せてあります。

 初期付属トナーは、多いです。

 3000ページ相当印刷できるため、長期的にもさほど印刷しないだろうかたには、お買得感はあると言えます。

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 スキャナは、本機も、600dpiです。

 ブラザーより少し解像度が弱いです。

 ADF(原稿自動送り装置)は、両面読み取り対応です。

 コピー時に、A4・200dpi・モノクロで、片面40枚/分(モノクロ)・両面80面/分(紙換算で40枚)という速度です。

 両面も含めて実用的な速度です。詳しい説明はないですが、読み取り装置(CISセンサー)が両面にあり、Uターン給紙する必要がないので出せる速度とはいえます。

 カラーの値は出しませんがモノクロの半分ほどでしょう。それでも十分です。

 結論的にいえば、原稿台に置いた1枚の原稿を、綺麗に撮るのはブラザーよりやや苦手ですが、ADFでのスキャン速度は(専用スキャナには及ばないにせよ)複合機としては水準が良いと言えます。

 原稿は、50枚まで置けます。

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 キヤノン ハンドセットキットL11
  ¥5,630 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 ファックスは、搭載です。

 高速伝送規格の「スーパーG3ファクス」に対応します。別売ですが、ハンドセットもあります。

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 なお、キヤノンは、FAXをPCとスマホのUIで確認できる仕様にしています。

 この仕様は法人の利用においては、とくに便利でしょう。

 EメールでのインターネットFAXにも対応します。

 自動両面印刷は、搭載です。

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 搭載メモリー量は、1GBです。

 その上で、先述の圧縮転送技術のCARPS2も備えます。

 十分な仕様でしょう。

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 PCとの接続方法は、USBほか、有線・無線LANに両対応します。

 仕様は下位機と同じです。

 繰り返せば、スマホやタブレットも、自社アプリ(Canon PRINT Business)を介して、直接印刷することが可能です。AirPrintにも対応するため、MacやiPhoneでは、面倒な設定なしで無線プリントができます。

 ただし、ブラザーと違って、外部クラウドとの連携は、このグレードでも不可です。

 先述のSEND Lite機能による、メール転送のみ対応できます。

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 1段カセットユニット AH1 CFU-AH1
 
¥11,240 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、250枚です。

 やや価格の高い製品ですが、この部分は「入門機並み」に止まります。

 ただ、増設トレイが(最大1段)用意されます。これを導入すると、2トレイ目に640枚入ります。

 耐久性は、この製品も非開示です。

 保証は、一方、別途有償保守契約をしない場合、6ヶ月です。

 出張修理・引き取り修理が無償という部分は良いですが、期間が短いのはネックでしょう。

---

 以上、キャノンのMF467dwの紹介でした。

 それなりに大きい機種なので、家庭のリビングでは設置場所を選ぶとは言えます。

 ただ、書斎ほかスモールオフィス用としては、その性能が高く評価できます。大きめの液晶パネルを含めたデザイン性・利便性も魅力です。

 予算が許せば、本機は良い候補に思えます。

ーー

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 【2021年発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.9〜14

 22・キヤノン Satera複合機 MF457dw
  ¥56,980 楽天市場 (1/27執筆時)

印刷スピード:毎分38枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
スキャナ:600dpi
ファックス:対応
ADF: 両面
接続方法:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年間(訪問修理
寸法:幅453x高さ392x奥行464 mm

 なお、本機は、旧機種となるMF457dwの在庫が一定数残ります。

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 本体の大きさは、幅453x高さ392x奥行464 mmとなります。

 小型ですが、新機種よりはすこし大きめです。

 あとは、カラー液晶もありますし、同じです。

 印刷速度は、毎分38枚印刷です。

 新機種より2枚少ないですが問題ないでしょう。

 ファストプリントも6.4秒です。問題ないです。

 プリント品質も、新機種と差が無いです。

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 純正大容量トナー価格

 Canon 057 CRG-057H (10000ページ)
  ¥29,560 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 互換大容量トナー価格

 Canon 057 CRG-057H (10000ページ)×2本
  ¥8,890 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷コスト(純正トナー) ¥2,930
印刷コスト(互換トナー) ¥443
初期付属トナー:3100ページ相当

 印刷コストは、ただ、新機種と型番が変わったので、変わります。

 新機種より安いのは、発売時期の関係です。

 こちらは、互換トナーも豊富で、ICチップの問題もないです。

 初期付属トナーも、3100ページ相当印刷できます。

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 スキャナは、同じく600dpiです。

 ADF(原稿自動送り装置)は、本機も、両面読み取り対応です。

 ただ、この部分は新機種と速度面の差があり、A4・200dpi・モノクロで、片面20面/分(モノクロ)・両面34面/分(紙換算で17枚)という速度です。

 そのほかの部分は、新機種と同じです。 

---

 結論的にいえば、新旧で迷っている場合は、(値段差があれば)旧機でも良いように思えます。とくに、すぐに大量に印刷するだろう場合、トナー価格の部分でメリット性があると言えます。

 ただ、そうでもないならば、ADFの部分の性能差と、本体の小型化をふまえれば、同じほどの値段ならば、新機種を選んだ方が良いかと思います。

 トナー価格も、(おそらく)時間とともにそれなりに下がってくるでしょうから。


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 【2021年発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.9〜14

 23・キヤノン Satera複合機 MF551dw
  ¥98,580 楽天市場 (1/27執筆時)   

印刷スピード:毎分43枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:640枚(増設可)
スキャナ:600dpi
ファックス:対応
ADF: 両面
接続方法:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:1年(訪問修理
寸法:幅494x高さ452x奥行464 mm

 MF551dw は、キヤノンのSateraシリーズの A4モノクロレーザー複合機における最上位機です。 

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 本体の大きさは、幅494x高さ452x奥行464 mmです。

 49cmの幅ですから、基本的には、床置きするべき機種です。

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 タッチパネル式液晶は、本機も同社の下位シリーズ同様に5インチサイズです。

 チルト稼働もするため、視認性が抜群に良いです。

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 プリント速度は、毎分43枚印刷です。

 現状販売のあるA4モノクロレーザー複合機では最速です。

 ただ、下位機種と実感できる差があるレベルではなく、1枚目の印刷も、6.3秒です。

 ここは、発売時期の関係からです。

 プリント品質は、本機も、高詳細の1200dpiの印刷ができます。

 モノクロで高解像度はあまり使わないでしょうが、損にはなりません。

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 純正大容量トナー価格

 Canon 056 CRG-056  (10000ページ)
  ¥24,950 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 互換トナー価格

 Canon 056 CRG-056 L (10000ページ)×2
  ¥9,460 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷コスト(純正トナー) ¥2,495
印刷コスト(互換トナー ¥473
初期付属トナー:5100ページ相当

 印刷コストは、上表の通りです。

 純正だと、同社の下位機種よりわずかに安いです。

 初期付属トナーも、5100ページ相当印刷です。

 互換トナーは、既に出ています。

 残量確認もできるようなので、「互換」ICチップも付くようです。

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 スキャナは、ADFを含めて下位機種と仕様は同じです。

 本機も両面ADFが装備し、解像度は同じく600dpiです。

 ファックスも、装備します。

 下位機種同様に、スーパーG3ファクス・PCからの送受信・インターネットFAXに対応します。

 自動両面印刷も、搭載です。

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 搭載メモリー量は、非公表です。

 ただ、ページ記述言語がCARPS2からLIPS LXとグレードが上がります。

 メモリーに依存せず、データ処理をPCと分散化するため、回線の「ボトルネック」は生じないというのが、キヤノンの見解です。

 その部分で、ネットワークを利用しての法人利用も想定している機種と言えます。

 PCとの接続方法は、USBほか、有線・無線LANに対応します。

 本機も、AirPrint・SEND Lite機能も対応します。

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 640枚ペーパーフィーダーPF-C1  
  ¥28,529 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 ハンドセットキットL11
  ¥6,220 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、デフォルトで640枚までです。

 なお、電話機能をついかするためのハンドセットもあります。

  トレイの増設は、3段まで対応です。

 フルに増設すれば、全部で2600枚まで用紙がストックできます。

 耐久性は、このクラスでも、非開示です。

---

 以上、キャノンのSateraシリーズのMF551dwの紹介でした。

 スペック的には、先ほどみた下位機種とあまり変わらないとは言えます。ただ、1段を超えるトレイの多段増設できるのは、本機だけなので、(オフィス用としては)それだけでも差はあると言えます。

 「オフィス用」と考えると、ブラザーのMFC-L6900DW が間違いないライバルでしょう。

 ただ、本体価格や印刷コストがやや高いほか、引き続き示されない耐用年数/耐用枚数は、大量印刷用としてはややネックです。

 とはいえ、速度や、トレイなどの拡張性は十分で、なおかつ、本体の外観デザインは素晴らしいので、モダンなオフィスで、「インテリア性」を重視したい場合は、候補です。

2-2・HPのレーザー複合機

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 続いて、米国のHP(ヒューレット・パッカード)のA4モノクロレーザー複合機です。

 同社の場合、キヤノンからOEM供給を受けているため、そちらと仕様がかなり似ています。

 ただ、トナーを含めて細かい仕様は変わるので、代表的な製品の違いを確認していきます。


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 【2023年発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.12〜14 

 24・HP LaserJet Pro MFP 4103fdw
  ¥64,405 HPダイレクト (1/27執筆時)

印刷スピード:毎分40枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:250枚
印刷解像度:1200dpi
ファックス:対応
ADF: 両面
接続方法:USB 有線LAN Wi-Fi
保証:3年保守契約
寸法:幅420x高さ323x奥行420 mm

 HP LaserJet Pro MFP 4103fdwは、HPのモノクロレーザー複合機の中級機です。

 10万円以内で買える同社の新型だとこれが唯一になります。法人ストアでの販売ですが、HPの場合、個人名義で普通に買えます。

 先述のようにキヤノンと提携関係があるので、本機は、先ほどみた、MF467dwと仕様が似ています。

 「スモールオフィス用」として販売されている複合機です。

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 本体の大きさは、幅420x高さ323x奥行420 mmです。

 設計は、キヤノンの同級機より少しコンパクトです。

 一方、2.7インチのカラースクリーンなので、モニターサイズは、少し小さめと言えます。 

 ただ、実用上問題ないです。

 印刷速度は、毎分40枚印刷です。

 ここはキヤノンと同じです。

 ただ、ファストプリントは6.3秒なので、キヤノンより少し劣ります。

 印字品質は、1200dpiに対応です。

 FastRes 1200という名前ですが、仕様を見る限りTru1200と同じでしょう。

 搭載メモリー量は、512GBです。

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 純正トナー価格

 HP 151X W1510X (9500ページ)
  ¥31,680 楽天市場 (1/26執筆時)

印刷コスト(純正トナー) ¥3,300
印刷コスト(互換トナー)
初期付属トナー:3050ページ相当

 印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストを算出すると、上表の通りです。

 先述のように、HPのほうがキヤノンより少し小型なので、印刷枚数が少なめです。

 コストはただ、実売ベースではだいたい同じです。

 なお、互換トナーは、執筆時、見られませんでした。

 初期付属トナーは、3050枚です。

 キヤノンとだいたい同じになります。

 スキャナは、一方、解像度が最高1200dpiです。

 この部分のスペックは、キャノンの同級機より良く、ブラザー並です。 

 ADF(原稿自動送り装置)は、両面読み取り対応です。

 スキャン総度は、モノクロで片面29枚/分、両面46面/分(紙換算で23枚)という速度です。

 カラーだと片面20枚/分、両面34面/分です。

 ただ、この速度を得るための、取り込み解像度が非開示ですが、おそらく200dpi時かなと思います。

 キャノンと同じで、読み取り装置(CIS)は片面で、両面の際はリターン給紙で対応するため、両面だと遅くなってます。

 原稿は、50枚まで置けます。

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 ファックスは、搭載です。

 スーパーG3対応については確認できません。

 ただ、現代的な側面だと、モバイルファックスに対応し、スマホからの送信に対応です。

 ただ、受信は不可です。インターネットFAXも記載がないです。


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 PCとの接続方法は、USBほか、有線・無線LANに両対応します。

 仕様は下位機と同じです。

 一方、HPはクラウド対応し、直接的なスキャンデータの保存ができます。スマホタブレットからのWi-Fi6経由での印刷もむろん対応です。

 また、同社のHP Smart Adminアプリでは、HPのクラウド経由でジョブ管理全般ができるので、社内ネットワークが未整備の場合でも、設定管理ができます。

 キャノンのSEND Lite機能に相当する機能はないですが、クラウドベースに考えるならば、多く企業・個人の場合、問題ないですし、そちらが現代的でしょう。

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 給紙トレイは、250枚となります。

 1段のみながら、550枚給紙のトレイ(D9P29A)を別売で増設は可能です。

 耐久性は、非開示です。

 保証は、一方、HPは現地修理の「3年保守」が付属します(オンサイト保守)。

 この部分は、キヤノン製品との違いとして重要です。

 キヤノンの3年の延長保証サービス(こちら)だと、調査時、同系機(MF467dw)で3年で30.000円でした。つまり、保守費まで考えれば、HPは安いと言えます。

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 以上、HPのLaserJet Pro MFP 4103fdw の紹介でした。

 キャノンの中級機とどちらにするか迷う機種です。

 実際の印刷速度は、独自のドライバの仕組みでファーストプリントの速いキャノンのほうがやや上でしょう。

 ただ、クラウド対応の部分と、3年の保守契約の部分を考慮すると、悪くない製品に思えます。その部分でこちらを選んで良い感じがあります。

2-3・京セラのレーザー複合機

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 つづいて、京セラ(京セラドキュメントソリューションズ)のA4モノクロレーザー複合機です。

 法人向けなので一般的にはみませんが、格安品については、個人に向けてもAmazonなどで流通します。


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 【2022年発売】

 Windows 8.1〜11 Mac 10.9〜

 【増設トレイ設置不可】

 25・ 京セラ MA2000w
  ¥27,077 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷スピード:毎分20枚
両面印刷:対応
給紙トレイ:150枚
スキャナ:600dpi
ファックス:
ADF:
接続方法:USB Wi-Fi
保証:1年(持込修理)
寸法:幅370×奥行320×高さ240mm

  MA2000w は、京セラのA4モノクロレーザー複合機です。

 対応OSは、Macについては、10.9以降との記述です。

 最新OSの対応状況の説明はないですが、(恐らくですが)AirPrintで使えるとは思います。

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 本体の大きさは、幅370×奥行320×高さ240mmです。

 ADFを装備しないタイプの格安機ですので、設置性はキヤノンの入門機同様に良いです。

 プリント速度は、毎分20枚印刷です。

 この部分は「業務用」というより「個人用」のレベルで遅いです。

 純正トナー価格

 京セラ TK-1241(1500枚)
  ¥4,400 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 純正ドラム価格

 京セラ DK-1241(10,000枚)
  ¥6,600 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 互換トナー価格

 京セラ TK-1241(1500枚)
  ¥2,290 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

 互換ドラム価格

 京セラ DK-1241 (10,000枚)
  ¥3,590 Amazon.co.jp (1/27執筆時)

印刷コスト(純正トナー)¥3,593
印刷コスト(互換トナー)
¥1,886
初期付属トナー枚数:1500ページ相当

 印刷コストは、上表の通りです。

 ドラムも交換が必要なのでその費用も組み込んでの値段です。

 純正品・互換品とも、小型の複合機だけでみれば安めと言えます。

 プリント品質は、本機もTrue1200に対応です。

 スキャナ・コピー機能は、搭載です。

 ただし、先述のように、ADF(原稿自動読み取り装置)は非搭載です。

 解像度は600dpiの水準で、エントリークラスです。

 ファックスも、未搭載です。

 両面印刷は、利便性における、本機最大の「問題点」であり、非搭載です。

 搭載メモリー量は、64MBです。

 あまり多くないのですが、個人利用前提の機種ですし問題ありません。

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 PCとの接続方法は、USB接続のほか、無線LANでの接続に対応します。

 一方、同社はスマホアプリ(KYOCERA Mobile Print)を持ちますが、本機についてはそれが利用できるか、説明書を含めて、説明がありません(要確認

 実際、Airprintなどを使えば印刷はできそうですが、基本的にはPC/Macで使う製品です。液晶パネルも本体にはありません。

 一方、京セラの場合も、スキャンデータのメール転送は可能ですが、DropBoxをはじめとするクラウド転送は不可です。

 この部分は、(エプソンがレーザー複合機を出さないこともあり)ブラザーが単独で強いです。

 給紙トレイへの給紙は、150枚までです。

 仕事用として言えば、少なめです。

 耐久性は、情報がないです。

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 以上、京セラのMA2000wの紹介でした。

 ADF両面印刷は(絶対に)使わず、片面印刷だけでOKの場合は、小型で、印刷費もそこそこ安いので、候補にできる方もいるでしょう。

 ただ、あとから登場したキヤノンの入門機の本体価格がだいぶ安いので、若干プレゼンスが落ちた感はあります。

今回の結論
お得なモノクロレーザー複合機は結論的にこの機種!

 というわけで、今回はモノクロレーザー複合機の比較の2回目記事でした。

 記事はもう少し「続き」ます。

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3・モノクロレーザー複合機の比較 (3)
 3-1:富士フイルム   
 3-2:リコー
 
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

コスト(純正品) ★★★★★
コスト(再生品) ★★★★★
画質の良さ    ★★★★★

印刷速度     ★★★★★ 
給紙量      ★★★★★
スキャナ性能   ★★★★★
耐久性・保証   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 続く3回目記事こちら )は、残してしまった富士フイルム機などをみたあと、リコーの複合機をみます。

 その後、結論編に入ります。

 今回紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 14:36 | プリンター

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