【今回レビューする内容】2025年 MacBook iMac Mac mini向けのポータブルHDD・ポータブルSSD 外付けHDDの性能とおすすめ:Macの接続端子・速度面からの選び方:速度・コスパ重視のおすすめ機種の紹介: iMac Macbook pro Air Mac mini 対応:USB-C Thunderbolt 3対応:タイムマシンバックアップ対応
今回のお題
Mac向けにおすすめの外付けHDDやSSDはどの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2025年3月現在、最新のMac向けの外付けストレージの比較です。
MacBookに向くポータブルHDD・ポータブルSSD、iMacなどに使う外付けHDDを含めて、Mac向きのストレージの「選び方」を解説します。
1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac studioの比較
このブログでは、ここまでMac(本体)について、以上の記事を書いてきました。
そこで詳しく書いたように、Appleは、2016年・2018年と2回にわたり、各製品のUSB端子の構成を大きく変えています。
この部分は、特にポータブルSSDの購入を考える場合重要で、適切に選ばない場合、性能を活かせない場合があります。
今回の記事では、各製品の紹介ほか、この部分での「選び方の基本」を含めて、詳しく解説します。
現在最新のアップルCPU(M1 M2 M3)搭載機はもちろん、2016年以降発売のMacに対応できる形で書きました。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論」では上表のようなポイントから、目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
ーー1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・内蔵SSDドライブ
4・USBフラッシュメモリー
5・外付けハードディスク(据置型)
6・NAS(ネットワークディスク)
7・Macのストレージの選び方 【まとめ】
なお、今回の記事は、このブログの各種ドライブ比較記事を「Macユーザー向け」に再編集したまとめ記事です。
そのため、「端子の違いなど分かっている!」「知りたいのは、各社のSSDやHDDのスペックだ!」という方は、上記各リンクの記事をご覧ください。
そちらでは、総計で200製品以上のスペックを、1機ずつ紹介しています。
よろしくお願いします。
1・最新のMacbookの場合
はじめに、MacBookと(速度低下なしに)高速なストレージを接続する場合の「選び方の基本」からです。
先述のように、Appleは、2016年以降、MacBook Proを含むほぼ全てのMacBook、四角いUSB-A形状の端子の搭載を廃止しています。
そして、(丸形の)USB-C形状の端子に取り替えました。
USB-Cは、速度上の規格ではなく、端子の形状の名前です。
例えば、WindowsPCの場合、(丸い)USB-C端子でも、速度上の規格が、USB3.0・USB3.1のPCも多いです。
MacBookは、発売時期で状況が異なるため、以下、簡単に解説しておきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤系の文字色で、イマイチと思う部分については青字で、本文を記していきます。
第1に、最新機種のMac(2018年以降)の場合です。
お持ちの製品にUSB-C端子に、上図のような「雷矢印マーク」があれば、これに該当します。
速度上の規格は、この場合、Thunderbolt 3/4/5 (=USB4互換)であることを意味します。
転送速度は、理論値で、40Gbps(=5000メガバイト/秒)までです。
したがって、USB規格に由来する速度面のボトルネックは皆無です。
第2に、昔のMac(2018年以前)の場合です。
この時代の製品でも(丸い)USB-C端子を備えていても「雷矢印マーク」がない機種があります。
速度上の規格は、その場合USB3.1(=USB 3.2 gen2)ということになります。
転送速度は、USB3.1でも、理論上、10Gbps(=1250メガバイト/秒)です。
十分速いので、一部の高性能なポータブルSSDを除けば、速度低下は「ほぼない」と言えます。
第3に、だいぶ昔のMac(2016年以前)の場合です。
この時代は、四角いUSB-A形状の端子だけ装備していました。
速度上の規格は、この場合、USB 3.0です。
転送速度は、理論値で、5Gbps(=625メガバイト/秒)にボトルネックがあります。
HDDやUSB3.0クラスのポータブルSSDの導入なら問題ないです。しかし、最新のUSB3.1対応のポータブルSSDを導入する意味は薄いと言えます。
一方、昔買われた(四角い)USB-A形状のケーブルが付くHDDやSSDをお持ちの方も多いでしょう。
その場合も、引き続き新しく買ったMacで(むろん)使えます。
USB-CとUSB-Aは通信部分でも互換性があるからです。
【USB3.1対応】
Ankmax UC312A
¥478 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【USB3.0対応】(2個)
Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ
¥999 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
USB-A端子への変換アダプタがあれば、継続して利用できます。
HDDはもちろん、SSDでも大部分の方はUSB3.0をお使いだったと思います。
超高速タイプのポータブルSSDを利用していた方がいた場合、USB3.1(10Gbps)対応機が必要ですが、これはレアでしょう。
なお、ケーブルごと替えたい場合も同じことが言えます。
ーー
一方、この際、高速化もできる外付けドライブが欲しい!!と言う方も多いと思います。
以下、代表的な製品を紹介してみましょう。
【2020年発売】
【500GB】
1・SANDISK SDSSDE61-500G-GH25
¥ 14,289 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
2・SANDISK SDSSDE61-500G-J25
¥15,420 楽天市場 (3/24執筆時)
【1TB】
3・SANDISK SDSSDE61-1T00-GH25
¥ 15,333 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
4・SANDISK SDSSDE61-1T00-G25
¥ 15,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
5・SANDISK SDSSDE61-1T00-J25
¥19,176 楽天市場 (3/24執筆時)
【2TB】
6・SANDISK SDSSDE61-2T00-GH25
¥27,556 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
7・SANDISK SDSSDE61-2T00-G25
¥24,100 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
8・SANDISK SDSSDE61-2T00-J25
¥27,400 楽天市場 (3/24執筆時)
【4TB】
9・SANDISK SDSSDE61-4T00-GH25
¥46,111 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
10・SANDISK SDSSDE61-4T00-G25
¥42,900 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
11・SANDISK SDSSDE61-4T00-J25
¥53,950 楽天市場 (3/24執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :52g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
第1に、アメリカのSanDisk社の発売するSANDISK エクストリーム V2です。
2種類の型番がありますが、流通ルートの違いであり、性能は同じです。
タイプは、ポータブルSSDです。
このタイプは、各社から出ていますが、個人的に「Mac向けのおすすめ」を1つ挙げろと言われれば、こちらです。
製造企業は、WD・サンディスク連合です。
世界最大のストレージ製造企業で、中身の半導体を含めて自社生産できます。
自社でできる部分を活かし、5年の長期保証をつけつつ、高性能ドライブでも相当安く売っています。
サイズは、250GBから2TBまでの選択肢があります。
ドライブの速度は、1050MB/sです。
速度的には、MacBookなどの内蔵SSDはPCIe-4th世代に達しています。
外付けデバイスだけでみれば、本機はポータブルHDDの10倍の速度でありし、とても快適です。
接続規格は、USB 3.1です。
利用する場合、Thunderboltの「雷矢印マーク」の有無に関係なく、丸い形状のUSB-C端子がMac側にあればOKです。
2018年以前のモデルでも速度低下なしに利用できます。
接続方法は、付属のUSB-Cケーブルが利用できます。
古いMacbookや、会社のWindows機などと、四角い形状のUSB-A端子で接続したい場合も、付属の変換アダプターを使ってつながります。
速度は、端子側の速度規格によりますが、USB3.0世代の昔のものでも、625MB/s以上ではつながるので、問題ないです。
本体の重さは、52gと十分軽量です。
一般的なハードディスクの半分以下の重さ、1/4のサイズです。
堅牢性の面でも、耐熱・耐寒・耐衝撃・耐振動性能を持ち、さらに、防滴・防塵性能を兼ね備えます。
加えて、中身のSSDが製造できるメーカーだけあって、3年間の長期保証を付与している点も評価できます。
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以上、SANDISK エクストリーム V2の紹介でした。
ノートPCで利用する場合、容量が不要ならば、ポータブルHDDはすでに「時代遅れ」に思えます。
速度・耐衝撃性・重さなど、ポータブルSSDのほうが全てを上回る上で、値段もほとんど変わらなくなっていますので。容量も、他社を含めて8TBまで、ポータブルで選べますから。
一方、本機は、ポータブルSSDだと「中速」くらいのランクの製品です。より高速な製品はすでに出ていますが、SSDは高速になると熱による速度低下の問題が生じるので、一般的な利用ならば、このクラスが良いように思います。
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【2023年発売】
【500GB】
12・トランセンド TS512GESD300C
¥8,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【1TB】
13・トランセンド TS1TESD300C
¥14,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【2TB】
14・トランセンド TS2TESD300C
¥29,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:950MB/s
接続:USB3.1
重量 :9g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-C(直付)
なお、ポータブルSSDで、USB-C端子搭載の最小サイズとなるのは、トランセンドの製品です。
USB-Aならば、すでにUSBフラッシュメモリー並のサイズが出ていますが、USB-Cは出ていないです。
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このほか、各社のポータブルSSDには、このほか70機以上発売があります。
かなり細かく以上の記事で説明しましたので、よろしければご覧ください。もう少し安めの製品もみています。
【2022年発売】
[32GB]
15・エレコム MF-CAU32032GBK
16・エレコム MF-CAU32032GSV
¥2,118 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
[64GB]
17・エレコム MF-CAU32064GBK
18・エレコム MF-CAU32064GSV
¥2,700 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
[128GB]
19・エレコム MF-CAU32128GBK
20・エレコム MF-CAU32128GSV
¥4,000 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読込速度:200MB/s
書出速度:
接続:USB3.1
重量 :3g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:
第2に、エレコムの MF-CAUシリーズです。
タイプ は、USBフラッシュメモリーです。
速度も容量も不要という場合、選択肢になります。
ドライブの速度は、読込100MB/秒です。
USBメモリだと速いものでは上表のような速度を出せるものがありますが、こうした小型・リバーシブルタイプで速度自慢はあまりないです。
書出速度は、表示がないですが、より遅いです。
接続方法は、MacBookユーザーの場合、重要な要素です。
その点で言えば、本機は、USB-C端子とUSB-A端子のリバーシブルです。
かなり使い勝手が良いです。
本体の重さは、3g以下です。
差しっぱなしでも持ち運べるレベルです。
2・新しいiMacとMac miniの場合
つづいて、iMacの場合です。
端子構造は同じなので、新しいMacmini・Mac Studioもこちらで同時に説明します。
端子構成は、MacBookとは多少変わります。
iMac(2016年以降)も、 Mac mini(2016年11月以降)も、丸いUSB-C形状の端子は、必ず付属です。
その上で、USB-A端子も付属です。
ただし、現行の廉価版のiMacだけは、USB-A端子が廃止で、USB-C端子のみになっており、こちらは、MacBookと同じになります。
速度規格は、USB-C端子は、Thunderbolt3 (USB4) です。
上位機のみ装備の(四角い)USB-A端子は、USB 3.1になります。
とはいえ、USB3.1でも理論上、10Gbps(1250メガバイト/秒)です。
のちほどみる、相当「強烈」な速度が出せるSSDストレージの上級機を使う場合を除けば、どちらの端子でもボトルネックはないと言えます。
しかし、現実的に言えば、同じポータブルSSDを利用する場合、「USB-A端子」より「USB-C端子」につなげた方が、実際の速度は速い場合が多いです。
USB-Cのほうが、帯域に余裕があるからです。USB-Aにマウスやその他の周辺機器を同時につなげる場合も多いからという部分もあります。
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結論的にいえば、iMac用に選ぶ場合、USB-C対応のSSDストレージを基本に考え、そちらにつなげると良いです。
その上で、「究極的なスピード」が不要ならば、先ほどMacBookの説明で「おすすめ」とした、SANDISKやWDのものを選んOKです。
重複して同じ機種を紹介するのも無駄なので、以下では「速度の強烈に速いもの」と「記憶容量が多いもの」の2通りについて、良さそうな製品をピックアップします。
【2020年発売】
【SANDISK エクストリーム プロ V2】
【1TB】
21・SANDISK SDSSDE81-1T00-GH25
¥22,256 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
22・SANDISK SDSSDE81-1T00-J25
¥26,979 楽天市場 (3/24執筆時)
【2TB】
23・SANDISK SDSSDE81-2T00-GH25
¥35,556 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
24・SANDISK SDSSDE81-2T00-J25
¥40,268 楽天市場 (3/24執筆時)
【4TB】
25・SANDISK SDSSDE81-4T00-GH25
¥56,000 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×)
重量 :77.1g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
第1に、SANDISK エクストリーム プロ V2です。
先ほど書いたように、中身のSSDまで製造できる世界的な企業です。
信頼性が高く、5年保証も付く点が魅力な企業です。中身を他社から買う会社は一般的に1年保証なので。
タイプは、SSDストレージです。
本体の重さは、77.1gです。
SSDとしては重さがありますが、HDDと比べると2倍以上軽いです。
ドライブの速度は、読出・書き込み速度が2000MB/sです。
USB規格がUSB3.2(=USB3.2 gen2×2) であるため、この速度が出せます。
接続方法は、iMacに限らず、MacBookの場合もですが、USB-C端子に「雷矢印」があれば、理論上この速度が出せます。
WindowsPCなどでUSB3.1水準以下のPCにつなぐ場合は、速度低下は起こるでしょう。
ケーブルは、USB-CケーブルとUSB-A変換アダプタが付属します。
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以上、サンディスクの高速タイプの紹介でした。
ここまで高速なモデルは普通は不要でしょう。ただ、タイムマシンなどのバックアップを「超高速」で済ませたいなど、上級者には良いかなと思います。
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【2024年発売】
【SanDisk Professional PRO-G40 】
【1TB】SDPS31H-001T-GBC1D
26・SanDisk SSD SDPS31H-001T-GBC1D/UE
¥44,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【2TB】SDPS31H-002T-GBC1D
27・SanDisk SSD SDPS31H-002T-GBC1D/UE
¥64,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【4TB】SDPS31H-004T-GBC1D
28・SanDisk SSD SDPS31H-004T-GBC1D/UE
¥94,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:3000MB/s
書込速度:2500MB/s
接続:USB4 (Thunderbolt 3)
重量 :121.3g
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C(TB3)
なお、速度面で言えば、より高速な製品というのは、他にもあります。
例えば、サンディスクのSanDisk Professional PRO-G40 です。
ただ、ここまで速いと、廃熱の問題が起きやすいほか、値段も高いですし、重さとサイズも出ます。
ただ、興味のある方は、より高速(4000MB/s)なバッファロー機を含めて、 以上の記事で見ています。
【2019年発売】
【My Passportシリーズ】
【Mac版 5TB】
29・WD WDBA2F0050BBL-WESN
¥ 21,850 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【Mac版 4TB】
30・WD WDBA2F0040BBL-WESN
¥ 22,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【Mac版 2TB】
31・WD WDBA2D0020BBL-WESN
¥14,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:約120Mb/s
書込速度:約120Mb/s
接続:USB3.0
重量 :210g(2TBは+20g)
セキュリティ:AES265bit(ハードウェア型)
保証 :3年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
第2に、WDのMy Passportシリーズです。
タイプは、ポータブルHDDです。
したがって、携帯性が不要で、記憶容量あたりの「コスパ」を重視する場合、「おすすめ」になるタイプです。
こちらは、同社がMac向けに出しているもので、最初からMac用にフォーマット済みです。
速度は、平均120Mb/sほどです。
2.5インチの小型HDDは、5400回転しかないので、超高速なHDDはないです。
重さは、210gです。
SSDより数倍は重いです。
ただ、iMacのに据置する場合は問題ならないでしょう。
ドライブは、WDの同社グループの生産製品です。
同社のドライブは動作信頼性が高いです。
他社のポータブルHDDは、中身のHDDの生産メーカーが不明な場合がほとんどで、その点で、安心感があります。
保証は、 やはり長めで3年間です。
接続方法は、Mac側の(丸っこい)USB-Cでも、(四角い)USB-Aでも、どちらでもOKです。
HDDは速度がそもそも遅いので、どちらの端子につなげても速度はほぼ同じです。
ケーブルは、USB-Aケーブルと、USB-C変換アダプタが付属です。
ーー
以上、WDのMy Passportシリーズの紹介でした。
速度よりも「価格」「容量」を重視する場合、選択肢になる製品です。
この手の製品は(WD以外の企業を含めて)結構いろいろあります。先述のように、中身の製造企業がはっきりしている上で、保証を含めて信頼性が担保される点で、こちらを選びました。
ただ、先述のように、SSDと違って、速度は各社で(ほぼ)変わらないので、他社の格安製品を選んでも良いかなと思います。
その場合、以上の記事で見ています。ただし、USB-Cケーブルか、USB-C変換アダプタが付属している方が良いかなと思います。
【2023年発売】
【6TBモデル】
32・ Sandisk Pro G-DRIVE PROJECT SDPHG1H-006T-SBAAD/E
¥69,000 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
33・ SanDisk Pro G-DRIVE SDPHF1A-006T-SBAAD
¥48,800 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
【8TBモデル】(12TB-22TBモデルもあり)
34・ Sandisk G-DRIVE PROJECT SDPHG1H-008T-SBAAD/E
¥78,000 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
35・ SanDisk Pro G-DRIVE PROJECT SDPHF1A-008T-SBAAD
¥56,493 Amazon.co.jp (9/3執筆時)
読出速度:260MB/秒
書込速度:260MB/秒
接続:Thunderbolt 3 + USB3.1
重量 :1.67kg(6TB)
セキュリティ:
保証 :5年間(3年間)
ケーブル:Thunderbolt 3ケーブル
第3に、Sandisk Professional G-DRIVE PROJECTです。
プロ用の外付けHDDで、WD G-DRIVE Proの後継機的な製品です。
PRO-BLADE SSD Mag 4TB
¥52,600 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
2系統の型番があります。
(安めの)SDPHF1Aは下位機です。
保証が3年間になるほか、端子が、USBC(USB 3.1)1系統のみになります。上位機は、Thunderbolt 3端子が2系統付属し、HDDのデイジーチェーン(数珠つなぎ)的なことができます。
また、PRO-BLADE SSD Mag Slot(専用SSDドライブ(子機)をつなげる専用の2番のスロット)も上位機のみです。こちらは、SSDから直接HDDにデータを移すための仕組みです。
---
結論的にいえば、USB3.1でも、速度的なボトルネックはないので、一般人は下位機種で良いでしょう。ただ、下位機種にせよ、ターゲット層は「プロ」でしょうが。
タイプは、いずれも、外付けHDDです。
完全に据置用の製品です。
超大容量のストレージが欲しい場合で、速度もある程度ないと困る場合に選択肢にできるカテゴリです。電源付きの大きな筐体になります。
もうすこし安いモデルは(それこそ無数に)ありますが、ここでは「速度」面で、特徴がある本機を紹介しました。
速度的には、250MB/秒という速度です(22TBは260MB/秒)。
SSDと比べると「並」ですが、HDDとしては高速です。
7200回転と回転数が速い3.5インチのHDDを利用するからです。
なお、WDは中身のHDDを色別にグレードに分けています(上図)、
本機のような一部の外付けに上位版を入れています。Ultrastarエンタープライズクラスとあるので、上図ではBlack相当です。
保証は、5年間で、中身のHDDもWD系列です。
ーーー
以上、Sandisk Professional G-DRIVE PROJECTの紹介でした。
超大容量のストレージが欲しい場合、こういった製品は選択肢になります。ただし、繰り返しますが、一般向けではないです。
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【2023年発売】
【Amazon限定型番】
【4TB】
36・WD My Book WDBBGB0040HBK-JEEX/E
¥23,727 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【6TB】
37・WD My Book WDBBGB0060HBK-JEEX/E
¥32,800 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【8TB〜22TB】(各サイズ)
38・WD My Book WDBBGB0080HBK-JEEX/E
¥35,090〜 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:約120Mb/s
書込速度:約120Mb/s
接続:USB3.0
重量 :
セキュリティ:AES256bit(ハードウェア式)
保証 :3年間
ケーブル:USB-A
むろん、ここまで高額で高性能でなければ、もっと安く買えます。
WDの長期保証モデルだと、この程度で買えます。
個人的にも、(大量の)データのバックアップ用には、このクラスをよく使います。
なお、こういった普通の安い製品ほか、もうすこし専門性の強めの G-DRIVEなどは、以上の記事でみています。
よろしければ、ご覧ください。
今回の結論
Mac向けポータブルSSD・HDDのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、Macユーザーにおすすめの外付けストレージについて解説してきました。
最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種を書いておこうと思います。
第1に、自宅用として、バックアップなど基本的に速度が不要な方にオススメできる製品は、
【2019年発売】
【My Passportシリーズ】
【Mac版 5TB】
29・WD WDBA2F0050BBL-WESN
¥ 21,850 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【Mac版 4TB】
30・WD WDBA2F0040BBL-WESN
¥ 22,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【Mac版 2TB】
31・WD WDBA2D0020BBL-WESN
¥14,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:約120Mb/s
書込速度:約120Mb/s
接続:USB3.0
重量 :210g(2TBは+20g)
セキュリティ:AES256bit(ハードウェア式)
保証 :3年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
読出速度 ★★★☆☆
書込速度 ★★★☆☆
軽量性 ★★★☆☆
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Macの新旧を問わず、「ポータブルハードディスク」が候補でしょう。
SSDを購入するより、「1GBあたりの単価」が安いですから。
なかでも、米国のウエスタンデジタル(WD社)のとなる、Elements Portable がオススメです。容量の割に価格が安いため、大量のデータを保存に適します。
「ポータブルハードディスク」は、中身のドライブの性能に安定性・信頼性が左右されています。
その点、WD社は、信頼性の高いHDDを自社生産していて安心できます。2年間の無償保証もその自信の表れでしょう。
容量的には、2TBか4TBのモデルが割安感があります。
とくに、2TBは、ポータブルHDDとしては軽いので、持ち運びも考えるならばおすすめします。
ケーブルも、(四角い端子の)USB-Aケーブルのほか(丸っこい)USB-Cケーブルも付属しますので、新子、Macに向くと言えます。
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1・ポータブルHDDドライブ
3・外付けハードディスク(電源付)
4・NAS(ネットワークディスク)
なお、本機以外の機種と比較したい場合は、以上の記事もよろしくお願いします。
とくに、複数のMacについて、バックアップ(タイムカプセル)をワイヤレスで運用したい場合などは、NASを選んでも良いかもしれません。
第2に、新しいMacBookなどで、携帯性を重視したい場合にオススメできる製品は、
【2020年発売】
【500GB】
1・SANDISK SDSSDE61-500G-GH25
¥ 14,289 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
2・SANDISK SDSSDE61-500G-J25
¥15,420 楽天市場 (3/24執筆時)
【1TB】
3・SANDISK SDSSDE61-1T00-GH25
¥ 15,333 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
4・SANDISK SDSSDE61-1T00-G25
¥ 15,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
5・SANDISK SDSSDE61-1T00-J25
¥19,176 楽天市場 (3/24執筆時)
【2TB】
6・SANDISK SDSSDE61-2T00-GH25
¥27,556 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
7・SANDISK SDSSDE61-2T00-G25
¥24,100 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
8・SANDISK SDSSDE61-2T00-J25
¥27,400 楽天市場 (3/24執筆時)
【4TB】
9・SANDISK SDSSDE61-4T00-GH25
¥46,111 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
10・SANDISK SDSSDE61-4T00-G25
¥42,900 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
11・SANDISK SDSSDE61-4T00-J25
¥53,950 楽天市場 (3/24執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :52g
セキュリティ:
保証 :5年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★★
保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
アメリカのSanDisk社の発売する小型SSDドライブでしょう。
「SSDドライブ」は、ハードディスクより5倍以上高速です。例えば、OSの全データのバックアップなども、従来よりも高速にできるでしょう。
本体の軽量性は、SSDのもうひとつの魅力です。
本機も、38.9gとHDDの1/4程の重さで済んでおり、持ちはこび面でも有利です。
その上で、防塵・防滴・耐衝撃性などに優れ壊れにくい上、保証も3年間の長期保証と穴があまりない機種です。
Type-C to Cケーブルが最初から付属するのも嬉しい部分です。
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なお、本機を含めて、各社のポータブルSSDについては、以上の記事でより詳しく書きました。
第3に、せっかくなら、Macのスペックを活かせる高速ストレージを選びたいならば、
【2020年発売】
【SANDISK エクストリーム プロ V2】
【1TB】
21・SANDISK SDSSDE81-1T00-GH25
¥22,256 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
22・SANDISK SDSSDE81-1T00-J25
¥26,979 楽天市場 (3/24執筆時)
【2TB】
23・SANDISK SDSSDE81-2T00-GH25
¥35,556 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
24・SANDISK SDSSDE81-2T00-J25
¥40,268 楽天市場 (3/24執筆時)
【4TB】
25・SANDISK SDSSDE81-4T00-GH25
¥56,000 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×)
重量 :77.1g
セキュリティ:AES256bit(ハードウェア式)
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
スピード ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
記憶容量 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★★
保証 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
SANDISK エクストリーム プロ V2が良いでしょう。
USB3.2対応だけに、他社をあわせてSSDのなかで、最速クラスですから。
正確にはThunderbolt 3対応機はあります。
ただ、価格が高いほか、高速SSDの場合廃熱による速度の低下あるので、現状では、これくらいの水準の速度が最も良いかと思います。
先述のように、中身のSSDにも信頼性があり、保証も5年間です。
重さもHDDに比べれば2倍は軽量で、サイズもコンパクトですので、普通にビジネスバッグに入れて持ち運ぶ用途ならば、本機が良いでしょう。
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なお、本機についても、以上の記事でより詳しく書きました。
第4に、さほど容量が不要な方におすすめできる製品は、
【2022年発売】
[32GB]
15・エレコム MF-CAU32032GBK
16・エレコム MF-CAU32032GSV
¥2,118 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
[64GB]
17・エレコム MF-CAU32064GBK
18・エレコム MF-CAU32064GSV
¥2,700 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
[128GB]
19・エレコム MF-CAU32128GBK
20・エレコム MF-CAU32128GSV
¥4,000 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
読込速度:200MB/s
書出速度:
接続:USB3.1
重量 :3g
セキュリティ:
保証 :1年間
ケーブル:
読出速度 ★★☆☆☆
書込速度 ★★☆☆☆
軽量性 ★★★★★★
堅牢性 ★★★★☆
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
使いたいサイズが、100GBの範疇で収まるならば、フラッシュメモリで良いでしょう。
速度的には、さほど期待値は高くないですが、ライトに利用するならばこれでも十分でしょう。
USB-C端子とUSB-A端子のリバーシブルですので、とくにデータの受け渡しには便利です。
このタイプは、他社からも出ていますので、比較したい方、詳しくは、上記のリンク記事をご覧ください。
補足:このブログの関連記事の紹介!
というわけで、今回の「モノマニア」は、ポータブルSSDを中心とする話でした。
最後に、関連記事の紹介です。
1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・内蔵SSDドライブ
4・USBフラッシュメモリー
5・外付けハードディスク(電源付)
6・NAS(ネットワークディスク)
途中でも紹介しましたが、このブログ「モノマニア」には、商品ごとより細かく記憶ストレージを比較した記事があります。
これらの記事もよろしくお願いします。
4・Mac向きディスプレイの比較
5・Mac向きキーボードの比較
6・Mac向きのマウスの紹介
7・Mac向きDVDドライブの比較
8・Mac用テレビチューナー
9・Mac用Office 2024の比較
10・Mac向けプリンターの比較
また、Mac関連製品についても、以上のような記事もあります。
これらの記事もよろしくお願いいたします。
1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac studioの比較
そのほか、Mac本体の比較記事もありますので、「この際買換も!」という方は、よろしくお願いします。
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最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。