【今回レビューする内容】 2023年 USBモバイルバッテリーの性能とおすすめ・選び方:10000mAh 20000mAh iPhone Android向けUSBモバイル電源:パススルー USB PPS Super Fast Charging 2.0対応
【比較する製品型番】Anker PowerCore 10000 AK-A1263011 AK-A1263021 PowerCore Slim 10000 A1229011 PowerCore 10000 PD Redux 25W A1246011 PowerCore Fusion 10000 r PowerCore III 10000 Wireless Anker 733 Power Bank ANKER 633 Magnetic Battery ANKER 523 Power Bank A1245012 A124502 Anker PowerCore Essential 20000 PowerCore 26800 ・ANKER 335 Power Bank 1288011 バッファロー BSMPB10010C2BK BSMPB10010C2WH BSMPB10030C3BK BSMPB10030C3WH エレコム DE-C39-12000BK DE-C39-12000WH DE-C31L-10050WH マクセル MPC-CD10000BK MPC-CD10000WH CLIENA JMB-Z100P-BK RAVPower RP-PB1202 Nokia E6205 ほか
今回のお題
高性能なUSBバッテリーのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年3月現在、最新のUSBモバイルバッテリーの比較です。
本体サイズや電池容量ほか、とくに「充電スピード」に注目しながら、各社の製品を比較していきます。
1・USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホ・タブレット向け
容量:10000mAh〜
重さ:200g〜
2・USB-C PDモバイルバッテリーの比較
用途:ノートPC向け
容量:20000mAh〜
重さ:400g〜
3・小型USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホの緊急充電向け
容量:〜5000mAh
重さ:100g〜
記事は、主に用途の違いによって、上表のように3回に分けました。
1回目記事(今回)は、記事全体の「導入編」という位置づけです。
選び方の基本といえるスペックの「読み方」を説明します。
そのあと、200g前後の重さで、10000mAh程度バッテリーを比較していきます。
約2回ほどスマホがフル充電できる電池量です。
出張を含めたビジネス用として「スタンダード」なサイズと言えます。
2回目記事(こちら )は、ノートPC用で考えている方に向けたものです。
最低でも40Wクラスの出力がないと無理ですので、記事を分けています。
3回目記事(こちら )は、主にスマホの緊急充電用に考えている方に向けています。
5000mAhの電池量、つまり、スマホ1回フル充電で足りる方に向けています。
機種を選べば、軽量な100g前後の製品も選べます。
ただ、スマホ用で考えている方は、この次にみる「選び方の基本」を読まれてからのが、選びやすいかもしれません。
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電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較していきます。
その後、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasの「おすすめ機種」を提案していきます。
1・モバイルバッテリーの選び方の基本
1-1・蓄電容量の多さ
1-2・スマホへの充電速度
1-3・バッテリー充電時間
1-4・本体の軽量性
はじめに、モバイルバッテリーの「選び方の基本」をおさえておきます。
「失敗せずに」、USBモバイル電源を選ぶ場合、特に重視するべき部分について、順番に見ていきます。
1-1・バッテリーの蓄電容量
はじめに、バッテリーの蓄電容量の選び方についてです。
蓄電容量とは、ようするに「スマホが何回充電できるか?」を示す数値です。
以下、OS別に簡単に解説しておきます。
・iPhone 14 Pro Max: 4,323mAh
・iPhone 14 Pro: 3,200mAh
・iPhone 14:3,279mAh
・iPhone 13 Pro Max:4,400mAh
・iPhone 13 Pro:3,230mAh
・iPhone 13:3,100mAh
・iPhone 12 Pro:2,815mAh
・iPhone 12:2,127mAh
・iPhone 11:3,110mAh
・iPhone SE (2nd):1,821mAh
・iPhone XR:2.942mAh
第1に、iOS系の場合です。
内蔵されるバッテリーの容量は、上表の通りになります。
例えば、iPhone 14 Proは、3230mAhです。
第2に、Android系の場合です。
こちらについては、メーカーごと違います。
ただ、6インチ前後の通常機は2500mAh、7インチ前後の大画面機は3000mAh、5インチ前後の小型機は2000mAhほどと考えれば、さほど外れることはないでしょう。
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結論的にいえば「スマホ1回当たりのフル充電」には、平均的に「2500mAh」の電源が必要と考えておけば、そう外れることはないでしょう。
今回もこの基準で、充電回数を書くつもりです。
ただし、注意するべき点があります。
例えば、「2500mAh」の電池を内蔵するスマホを「1回」フル充電したい場合、USBバッテリー側には、2倍の「5000mAh」程度の蓄電容量が必要という点です。
バッテリーには、放電(=DCコンバーター変換時のロス)があるため、実際充電できるのは、「半分」ほどとなります。
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5000mAh :約1回フル充電
10000mAh:約2回フル充電
結論的にいえば、「2500mAh」のスマホを1回フル充電したい場合は、5000mAh以上の電池を搭載したバッテリーが、2回の場合は、10000mAhが必要です。
それをふまえて、今回の記事では、これをふまえて、蓄電容量と「放電リスク」をふまえた値を示していきます。
1-2・バッテリーの充電速度
モバイルバッテリーからスマホへの充電の速さを考えて機種を選ぶことです。
これについては、iOS系の場合と、Android系の場合で異なるので個別に説明していきます。
また、スマホ用のワイヤレスイヤホンについても、注意事項があるので、一緒に説明します。
はじめに、iOS系の場合です。
iOS系の場合、次の3パターンの接続方法が考えられます。
USB-A:最大12W(5V 2.4A)
第1に、USBバッテリー側の(四角い)USB-A端子から充電する方法です。
もっとも一般的な方法ですが、モバイルバッテリーの出力が12W以上のモデルを買えば、12W(5V 2.4A)で充電可能です(iPhone 7以降)。
USB-C PD:最大20W (9V 2.22A)
第2に、USBバッテリー側の(丸い)USB-C端子から充電する方法です。
比較的新しいやり方ですが、iPhone SE(第2世代)を含めたiPhone 8以降の製品は、最大20Wで、より高速な給電が可能です(iPhone11までは最大18W)。
【1メートル】
Apple Lightning - USB-C 1m MM0A3FE/A
¥2,404 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ただし、(お持ちでない場合)USB-C to Lightningケーブルが別に必要です。
詳しくは、このブログの【Lightningケーブルの比較記事】で書いています。
オススメ製品を含めて、後ほどご覧ください。
一方、(上級者向けに)1点だけ補足しておきます。
Apple公式には書いていないのですが、iPhone 11以降、USB-C PDのサポート規格であるUSB PD-PPSに対応しているようです。
業界規格のUSB PD 3.0のオプション規格です。通常、USB-C PDは一度決まったら電圧一定供給するのですが、USB PD-PPSに対応する場合、スマホの発熱状況に合わせて、速度が微調整されます。
そのため、バッテリー側もPPS対応の場合(状況によれば)27W前後まででる可能性があるようですので、30W出せるバッテリー製品を買う意味は(少し)あります。
ワイヤレスQi充電:最大15W
第3に、Qi規格のワイヤレス充電を利用する方法です。
iPhone(SEを含む8以上)は、Qi規格のワイヤレス充電にも対応になっています。
給電力が7.5Wと強くない仕様でしたが、iPhone12以降は、15Wにも対応シマした。
とはいえ、歩きながら充電しにくいので、すこし特殊です。
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以上、iOS系(iPhone)についての給電方法をみました。
結論的にいえば、(四角い)USB-A端子を持つバッテリーで、12W(5V 2.4A)以上の出力に対応できれば、そこそこ快適に使えます。
それでは物足りないと感じる場合だけ、(丸い)USB-C端子から充電する方法も考えると良いでしょう。
つづいて、Android系の場合です。
こちらの場合も、3パターンの接続方法が考えられます。
USB-A:4.5W(5V 0.8A)
USB-A(QC3.0対応):18W(9V 2A)
第1に、USBバッテリー側の(四角い)USB-A端子から充電する方法です。
Androidのスマホは、規格上の給電力は4.5Wか7.5Wです。
ただ、最近はQuick Charge(QC2.0 QC3.0)に対応する場合がほとんどで、最大18W(9V 2A)までの充電速度が得られます。
この場合、買われるバッテリーも、Quick Chargeかその互換規格(PowerIQ 2.0など)に対応する必要があります。
ややこしいですが、(四角い端子の)USB-A接続で「18W以上出せるバッテリー」あれば、(今回紹介する機種については)ほぼ「規格対応」します。
あまり、難しく考えず、18W以上に注目するだけでOKです。
なお、スマホ側が(独自で特別な)充電規格を備える場合、これより短時間で済むモデルはありえます。
USB-C(通常):最大18W (9V 2A)
USB-C(高電流対応):最大45W (11V 4.05A)
第2に、USBバッテリー側の(丸い)USB-C端子から充電する方法です。
スマホ側がUSB PD規格に対応している場合、こちらも最大18Wでの給電が可能です。
さらに、一部メーカーについてはさらなる高速給電も可能です。
最大速度はスマホの対応A(アンペア)によって違いますが、規格は同じUSB PDです。
例えば、サムスンのGALAXY の中・上級機(S21 S22ほか)は、25W(=Super Fast Charging)か、45W (=Super Fast Charging 2.0)です。
Galaxyは、先述の(スマホの熱状態によりながら速度を早める)USB PD-PPSにも対応です。
ソニーのXperiaも、30W をフォローする機種があります。業界統一規格なので、他社機でも18W以上だと、これらの給電規格を利用しています。
ちなみに、Oppoは、この部分に力を入れていて、日本の最上位機は65W(SuperVOOC)をです。USB-PDは規格上100Wまでフォローできますので、それと互換します。また、見本市では、独自規格で最大240Wを発表しました。
モバイルバッテリーの場合、厳格な温度管理が必要な都合があるので、ここまでのものが近未来にでるかは不明です。
主に(停電時間が多い)アフリカなどの途上国向けに必要な技術になります。
一方、USB PDを含めて、充電用にUSB-Cケーブルを追加購入する場合、USB-Cならどのケーブルでも最大の給電力が得られるわけではない点に注意してください。
【0.3m〜3.0m】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,190〜 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
なぜなら、USB-Cケーブルでも、速度的・給電力は(昔からの)USB3.0水準のケーブルが多いからです。
しっかり必要な電力(ワット数)に対応するケーブルを選びましょう。
ワイヤレスQi充電
=最大15W
第3に、Qi規格のワイヤレス充電を利用する方法です。
Qi充電規格だと、(スマホ側が対応すれば)最大15W給電まで現状で対応します。
ただし、iPhoneの場合と同じで、持ちながら充電しにくいなどの問題はあり、用途的にはすこし特殊な製品です。
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以上、Android系(iPhone)についての給電方法をみました。
結論的にいえば、Android系スマホの場合、USB-A端子、USB-C端子にかかわらず、最大18W(9V 2A)あたりが最近の標準です。
ご自分のスマホのQuick Charge・USB PDへの対応状況が分からない場合もあるでしょう。ただ、(とりあえず)USB-C・USB-A双方のポートで18W以上出せる製品を選んでおけば、(将来を含めて)長く使えるといえます。
最後に、スマホ用のBluetoothイヤホンの場合です。
スマホとは、ある意味「逆の話」になります。
【Bluetoothイヤホンの比較記事】で紹介したようなスマホ用のイヤホンを充電する場合、電流が強すぎて、うまく充電できない場合があります。
充電自体はできる場合も多いですが、間違って「満量判定」されて途中で充電が止まることがあります。
そのため、最近の一部の製品は「低電流モード」を用意しています。
回避法としては、強制的に電流を分けるような分岐充電ケーブルを使う方法もありますが、持ち歩くのは邪魔です。
今回の記事でも、低電流モードの有無をしっかり書きました。
1-3・バッテリー充電時間
つづいて、バッテリー自体への充電時間についての説明です。
(あたり前ですが)バッテリーの蓄電容量が多いほど、充電に時間がかかるというのが基本です。
充電時間には、多くの企業は「最短の充電時間」の目安を示します。
Micro-USB端子
=最大18W(9V 2A)
USB-C端子
=最大18W (9V 2A)
充電は、(小さく台形の)入力専用のMicroUSB端子で行う機種と、スマホへの出力と共用の(丸い)USB-C端子で行う機種があります。
今回紹介するUSBバッテリーの場合、いずれの場合も18Wが最大です。
機種にもよりますが、18Wの場合、10000mAhクラスのバッテリーで、3-4時間で満量にできます。
10W以下だと、6-9時間かかるので、入力18Wクラスを選ぶと、かなりの時短効果があります。
【USB-A 24W】
Anker PowerPort 2 Elite 24W
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【USB-C 20W USB-A 12W】
Anker PowerPort PD 2 20W
¥2,990 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ただし、USBアダプタ(急速充電器)とケーブルも、18W以上の出力に対応する必要があります。
なお、写真のような昔のUSBアダプタは、最大5Wの場合が多いです。
大容量バッテリーの充電にはあまり向きません。
パソコンでの充電の場合も、USB-PDなど、「電源供給対応」の特別の仕様の端子を除けば、専用の充電器を(大きく)下回る速度でしか給電できません(約5W)。
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結論的にいえば、充電の「時短を狙う」場合、入力が18W以上のUSBバッテリーを選ぶと快適です。ただし、USBアダプタ(急速充電器)とケーブルも規格対応が必要となります。
この部分については、ややこしいので、具体的な製品紹介の部分で、個別にフォローします。
1-4・本体の軽量性
最後に、重さの部分です。
持ち運ぶのに支障のない、本体の重さやサイズの製品を選ぶことが重要です。
モバイル用
=220g以下の重さ
出張用
= 250g以下の重さ
例えば、iPhone12の本体の重さが162gです。
それをふまえても、日常的に携帯する場合は、最大でも220g以下のモデルが良いでしょう
出張用の場合でも、スマホ250gを超える大容量バッテリーは多くの場合「オーバースペック」です。
ーー
というわけで、ここまでは、選び方の基本となる要素を4点紹介しました。
1・USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホ・タブレット向け
容量:10000mAh〜
重さ:200g〜
2・USB-C PDモバイルバッテリーの比較
用途:ノートPC向け
容量:20000mAh〜
重さ:400g〜
3・小型USBモバイルバッテリーの比較
用途:スマホの緊急充電向け
容量:〜5000mAh
重さ:100g〜
今回の記事は、は主に蓄電容量の違いで、3つの記事に分けて書いています。
「選び方の基本」の説明はこれで済んだので、必要に応じて、上記リンクから各記事にジャンプをお願いします。
1回目記事(今回)は、10000mAhのスマホ向け(出張向け)に限定した比較になりますので。
1-2・アンカーのバッテリーの比較
はじめに、アンカーの10000mAhクラスのバッテリーからでみていきます。
同社はモバイルバッテリー製造(表面実装)では「世界最大」といえる米国発の企業です。
1・USBモバイルバッテリーの比較(1)
1-1:選び方の基本の解説 【導入】
1-2・アンカー 1〈米国〉
2・USBモバイルバッテリーの比較(2)
2-1・アンカー 2〈米国〉
2-2:AUKEY〈香港〉
2-3:バッファロー〈日本〉
2-4:エレコム〈日本〉
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1:マクセル〈日本〉
3-2:CLIENA ほか
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、上表各社の10000mAhクラスのバッテリーをみていきます。
このなかでも、アンカーは、日本でのラインナップが図抜けて多いので、「全体像」を掴むためにも、最初に見ておくのが適切です。
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なお、以下の記事では、Atlasのオススメポイントを赤字系で、イマイチと思う分を青字系で記していきます。
1・ Anker PowerCore 10000
¥3,490 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:10050mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:
高速給電:
入力 :10W (5V 2A)
出力 :12W (5V 2.4A)
本体重量;約180g
充電用端子: MicroUSB(専用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:幅90×高さ60×奥行22mm
Anker PowerCore 10000は、同社の10000mAhクラスの充電器では「最も安い」といえる製品です。
本体色は、4色構成です。
扉絵に出した、ブラック(AK-A1263011)・ホワイト(AK-A1263021)・レッド(AK-A1263091)のほか、珍しいブルー(AK-A1263031)も選べます。
重さは、180gです。
蓄電容量が10000mAhを超えるタイプは、200gが平均値ですので、平均より軽量です。
サイズは、高さ90×幅60×奥行22mmです。
一般的には小型とは言えないものの、それでもスマホと重ねて手で持って充電できるサイズです。
充電容量は、10050mAhです。
冒頭出した水準で言えば、iPhone12などの最近のスマホを約2回充電可能です。
軽量なモバイルバッテリーでは、最も充電回数が多いといえる機種です。
【USB-A 24W 2ポート】
Anker PowerPort 2 Elite
¥2,590 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
充電に要する時間は、本機の場合、10W (5V 2A)の入力です。
そのため、10W以上の電源アダプタを利用する場合でも、充電は約8時間と長いです。
この部分は弱点です。
出力は、12W (5V 2.4A) です。
接続端子は、(四角い)USB端子が1つです。
iPhoneの規格上の最高速は12Wなので、本機でもフルスペックで充電可能です。
ただ、Androidスマホの場合、18W給電ができる機種も多いため、スマホのスペックを活かしきれない部分はあります。
バッテリーの安全性は、温度管理テクノロジーを明記し、バッテリー利用時に高温になるのを防ぐ技術が搭載されます。
そのほか、耐振動・耐衝撃性、サージ保護機能、ショート防止機能についても明示され、これらを「マルチプロテクトシステム」として強調しています。
パワーや容量の多さに起因するこれらの問題の防護は万全です。
パススルー機能は、未搭載です。
パススルー対応の場合、上図のように、「コンセント→バッテリー→スマホ」と数珠つなぎした状態で放置しておけば、両方とも充電できます。
低電流モードは、未搭載です。
冒頭でも詳しく書きましたが、イヤホンなどの充電時、満量判定を間違う場合はあるでしょう。
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以上、アンカーのPowerCore 10000の紹介でした。
格安ですが、出力12Wなので、iPhoneなどに従来の(四角い)USB-A端子でつなげるならば、本機でも十分です。
ただ、入力が少し弱く充電時間の短縮が難しいのがネックな製品でしょう。
ーーーーー
【型番:A1229011】
2・Anker PowerCore Slim 10000
¥3,590 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:
高速給電:
入力 :10W (5V 2A)
出力 :12W (5V 2.4A)
本体重量;約206g
充電用端子: MicroUSB(専用)
パススルー:
低電流モード:搭載
保証期間:2年
サイズ:幅144×高さ72×奥行14.5mm
さらに、同容量で、入力・出力が同等なPowerCore Slim 10000という製品も併売中です。
電池は、リチウムイオン電池ではなく、リチウムポリマー電池です。
電池の違いでとくに性能差・耐久性の差はないですが、リチウムポリマーのほうが、薄くできるメリット性があるほか、寒さに強いとは言われます。
ただ、製品の個体差自体は、リチウムイオン電池に少し負けます。
スリムタイプなので、モバイル時に、スマホと重ね持ちしたい方は選んでも良いでしょう。
低電流モードはこちらも搭載です。
なお、この製品は、(充電専用の)入力側について、USB-CとMicro-USBが選べる点で独自です。
ただ、入力できる電流はいずれも10Wなので、充電速度に大きな意味はないですし、並行利用もできません。
【2021年発売】
【通常型番:A1246011】
3・Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
¥4,490 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
【限定型番:A1246N1】
4・Anker PowerCore 10000 PD Redux 25W
¥5,26 楽天市場 (3/22執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD PPS・PowerIQ (QC3.0)
入力:18W (9V 2A)
出力:25W (11V 2.78A)
本体重量:約194g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約107x52x 27mm
PowerCore 10000 PD Redux 25Wもアンカーの製品です。
形状的に、昔からある「伝統的なモバイルバッテリー」な製品です。流通限定の外観デザインのモデルもありますが、性能は同じです。重さも2g増えるだけです。
バッテリー容量は、本機も10000mAhです。
サイズは、約107x52x 27mmです。
多少厚みがある伝統的な形状のRedux版(復古版)です。
本体重量は、194gです。
超軽量ではないですが、持ち運ぶにも苦がない重さと言えます。
充電に要する時間は、3時間です。
かなり速いです。
これは、USB-PD対応のUSB-C端子で充電できるからです。
なお、非対応のものを使う場合、9時間です。
【USB-C 20W USB-A 12W】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (2/6執筆時)
速度を得たい場合、USB-C側から18W以上の出力ができる急速充電器を選んでください。
それならば、どれでも良いです。
また、その際に使うUSB-C to USB-Cケーブルも、給電量が水準以上のケーブルを選んでください。
(丸い)USB-C形状でも、速度的(給電力)にUSB3.0水準のものがあるからです。
【0.3m〜3.0m】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,390〜 Amazon.co.jp (2/23執筆時)
出力は、本機は、USB-CとUSB-Aが1端子ずつ2系統あります。
第1に、USB-C端子を経由して充電する場合、最大25W (11V 2.78A) です。
Android系の未対応機や、iPhone 12以降でも、USB-PD規格を利用しつつ(最大の)20W給電でます。
本機については、USB-PDに公式対応するほか、そのサポート規格となるUSB PPS対応です。
冒頭で書いたように、PPSに対応する場合、スマホの熱状態に合わせて給電量を調整するので、充電ロスが少なくなるほか、(スマホ側の)バッテリーを傷めにくいメリットもあります。
機器側の対応も必要ではありますが、Android系ではGalaxyなどの高級機ではすでに見られます。
なお、本機のUSB-C端子は、出力(=本機自体の充電)と共用です。
第2に、USB-A端子を経由して充電する場合は、最大18Wです。
本機については、USB-AもPowerIQ(PowerIQ2.0)水準なので、USB-A端子でもこの速度が出せます。
また、ファーウェイ端末が一部採用するUSB-A Protocolならば、22.5W(5V 4.5A)までいけます。
合計最大出力は、2端子総計で15Wになります。
USB-C単体でないと25Wにはなりません。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護の言及がある機種です。
パススルー機能は、未対応です。
低電流モードは、搭載です。
そのため、イヤホンなどでも、充電量の満量判定が誤りにくいでしょう。
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以上、 PowerCore 10000 PD Redux 25Wの紹介でした。
iPhoneユーザーは、本機のUSB-C端子から最大20W、Android系では、最大25Wと高速給電できます。
本機自体への給電も18Wで、2時間を切ります。
なお、先述のように、USB-Cはケーブル自体にも、給電力の定めがあります。
そのため、Android系は、先ほど(充電用で書いた)USB-Cケーブルを、iPhoneユーザーは、【Lightningケーブルの比較記事】で紹介した、対応USB-C対応ライトニングケーブルから選びましょう。
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【2022年発売】【型番: A1245012・A124502】
5・Anker 523 Power Bank (PowerCore 10000)
¥4,690 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:USB-PD・PowerIQ3 .0 (gen2)
入力:18W (9V 2A)
出力:25W (4.5V 5A)
本体重量:約250g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約157x72x 16mm
一方、同じグレードの製品として、Anker 523 Power Bankの発売もあります。
こちらは、薄さ16cmで、見た目通り「大きめながらスリム」という、リチウムポリマー電池の特性を活かした形状の製品となります。
重さは、ただし、250gなので、軽いわけではないです。
出力は、最大25W出力です。ただ、これは(四角い)USB-A端子側の値です。
QC規格ほかに互換するアンカー独自の互換パーツ(PowerIQ 3.0)にての対応です。
USB-C側もUSB PD給電に対応できますが、最大20W(9V 2.22A)です。
まあ問題ない数字です。
入力は、18Wで、USB-Cです。
USB-C PD対応の充電器を利用すれば、5時間で満充電です。
そのほか、温度管理ほかの多重防護がなされており、安全性の部分での対策もあります。
パススルーは非対応となります。
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結論的にいえば、スリム型は、スマホと重ねつつ握りながらの充電しやすいメリットがあるので、この部分に惹かれる方は選択肢です。
ただ、先述のように、あまり小さくも、軽くないので、手の大きな方むけとは言えます。
【2021年発売】
6・Anker PowerCore Fusion 10000
¥5,990 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:9700mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:PowerIQ 3.0 (Gen2)
入力 :コンセント
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:278g
充電用端子:
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:高さ82×幅82×奥行35mm
Anker PowerCore Fusion 10000も、アメリカのANKERのモバイルバッテリーです。
本体色は、ブラック(A1623113)ほか、ホワイト(A1623123)とレッド(A1623193)です。
こちらは、収納式のコンセントプラグが付属するタイプの製品です。
重さは、278gです。
軽くはないですが、出張時などにホテルで使う使途で考えるならば、別途USBコンセントを持っていくことを考えると、必ずしも重いとは言えないでしょう。
サイズは、高さ82×幅82×奥行35mm となります。
充電容量は、9700mAhです。
一般的なスマホを約1回充電可能です。十分な量でしょう。
充電に要する時間は、4時間です。
仕組み上、コンセント経由の給電(100V 0.6A )ですが、高速です。
スペックは出していませんが、実際的には、18Wによる給電をしていると思われます。
出力は、USB-CとUSB-Aが1ポートずつです。
USB-Cは、最大で20W (9V 2.22A) です。
本機については、UCB-PD規格は、公式には非対応です。
しかし、PowerIQ 3.0 (Gen2)対応です。USB PDと互換性の高いチップを採用し、電力(9V = 3A / 15V = 3A / 20V = 5A)の「ふり」ができます。
USB-Aは、12Wです。
QCには対応ですが、Power IQ 2.0の水準は出せない仕様です。
合計最大出力は、2端子を使って同時に給電する場合、総計で15Wになります。
本機の場合も、単独で1端子使う場合と数値は異なります。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護システムの言及があります。
パススルー機能は、この機種は、対応します。
上図のように、バッテリーを充電しながらでもスマホを充電可能なので、とくに出張時には便利でしょう。
低電流モードも、搭載です。イヤホンなどの充電も問題ないでしょう。
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以上、アンカーのPowerCore III Fusion 10000の紹介でした。
コンセント付きで出張には便利そうな機種です。
Atlasは旅行・出張が多いですが、USBコンセントを忘れることがよくありますし、このような仕組みは個人的には有用だと考えています。
パススルー対応である点を含めて、出張用のギアとして考えるならば、充電量も多い本機は良い選択肢でしょう。重さも、充電器込みと考えるならば、妥当だと思います。
【2022年発売】
7・ANKER 633 Magnetic Battery (MagGo)
¥7,990 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ブラック: A1641011
ホワイト:A1641021
ブルー:A1641031
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V 2.22A)
出力 :20W (9V 2,22A)
本体重量:約218g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:約107×66×18 mm
ANKER 633 Magnetic BatteryもAnkerの製品です。
本機は、iPhone専用のバッテリーです。
特長は、スマホに対してQiワイヤレス充電に対応できる点です。
そういった機種は過去にもありました。しかし、本機については、マグネット装備で、磁力でiPhoneにくっつく点が新しいです。
ケースもMagSafe対応のiPhoneケースならば無問題です。ケース未使用の場合、iPhone12/13以降に対応になります(Pro Max含む)。
なお、iPhoneは耐磁性がありますので、この仕様で問題ありません。磁石が近いとカメラのAFに影響があるので、外して写真を撮る点だけ気をつければOKでしょう。
重さは、218gです。
サイズは、約107×66×18 mmとなります。
バッテリー容量は、10000mAhです。
この容量の製品としては、過度に大きくも、重くもない製品です。
写真のようなスタンドも付属します。
給電力は、Qiワイヤレス充電を利用する場合、7.5W給電です。
USB給電より遅いのですが、iPhone自体も7.5Wまで対応なので、Anker側の仕様として問題ありません。
一方、充電と共有のUSB-C端子からのワイヤード給電もできます。
その場合も10Wで速くないです。
ただ、重ね合わせるだけでケーブル不要というメリット性が享受できます。
iPhoneの場合、iPhone側の限界で実際は7.5Wです。
出力は、Qiワイヤレス充電のほか、USB-CとUSB-Aが選べます。
USB-Cは、USB-PD対応で、最大20Wとなります。
規格としてはUSB-PDでのフォローです。
USB-Aは、PowerIQ 2.0の水準で、最大18Wです(QC互換)。
先述のように、iPhoneの場合は、USB-Aを利用する場合は、(スマホ側の限界で)12Wですから、速度を重視するならば、Qiを使わない場合USB-Cが良いかと思います。
合計最大出力は、合計で18Wです。
1ポートの場合(20W)よりも少し落ちます。
【USB-C 20W急速充電器】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
【USB-C to USB-Cケーブル】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,390〜 Amazon.co.jp (2/23執筆時)
充電に要する時間は、USB-C側を利用します。
充電時間は電力量からして、約4.5時間でと言えます。
最大速度を得たい場合は、USB-C側について18W以上対応の急速充電器と、18W以上の給電に対応するケーブルが必要です。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護の言及がある機種です。
パススルー機能は、Qiだけを利用している状態の場合に限って対応です。
上図のような状態で、バッテリーを充電しながら、ワイヤレス充電は可能です。
低電流モードは、記載がないです。
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以上、ANKER 633 Magnetic Batteryの紹介でした。
iPhone専用ですが、Qi充電に対応したい場合は候補となるでしょう。
実際、iPhoneなどでは端子が全廃される噂もあるiOSなので、こうした製品への慣れも必要なのかとも思います。
なお、バッテリーは落下衝撃に弱いため、とくに写真撮影時には気をつける必要がありますが、問題はその程度でしょう。
あとは、バッテリー自体にもQi充電ができれば「最強」だと思いますが、残念ながら一方通行です。
【2021年発売】型番: A1617011
8・Anker PowerCore III 10000 Wireless
¥6,390 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力:18W (9V 2A)
本体重量:約243g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約106×68×19 mm
Anker PowerCore III 10000 WirelessもAnkerの製品です。
本機も、スマホへのQiワイヤレス充電に対応できる機種です。
ただ、磁力はないので、くっつく仕様ではないです。その代わり、Androidなどでも使えると言えます。
給電力は、10W給電です。
本機も、重ね合わせるだけでケーブル不要というメリット性が享受できます。
ただ、iPhoneの場合、先述のように、iPhone側の限界で実際は7.5Wです。
バッテリー容量は、10000mAhです。
シリコンバッテリーケース Sinjimoru
¥880 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
サイズは、約106 × 68 × 19 mmです。
iPhone11やiPhone12などと同じほどサイズです。重ねての充電を想定しています。
モバイル時は、写真のようなバンドを利用すると、充電中利用しやすいかと思います。
本体重量は、243gです。
一応、モバイル用と言える250gの枠には入りますが、軽いとも言えない水準です。
【USB-C 20W急速充電器】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
【USB-C to USB-Cケーブル】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,390〜 Amazon.co.jp (2/23執筆時)
充電に要する時間は、USB-C側を利用して、最大4.5時間です。
ただし、最大速度を得たい場合は、USB-C側について18W以上対応の急速充電器と、18W以上の給電に対応するケーブルが必要です。
出力は、Qiワイヤレス充電のほか、USB-CとUSB-Aが選べます。
USB-Cは、本機はUSB-PD規格は非公認です。
互換するPowerIQ 3.0 (Gen2)の利用で最大18Wとなります。
USB-Aは、PowerIQ 2.0の水準で、最大18Wです(QC互換)。
合計最大出力は、20Wです。
写真のような、3台同時給電も可能ですが、給電量は合計で20Wになります。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護の言及がある機種です。
パススルー機能は、Qiだけを利用している状態の場合は、本機も対応です。
低電流モードも、説明書によると、搭載です。
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以上、Anker PowerCore III 10000 Wirelessの紹介でした。
対応機のiPhoneユーザー以外でQi充電に対応したい場合は候補となるでしょう。。
ただ、モバイルだと結局バンドが必要な点と、寝室だとずれ落ちる危険性があるので、ケーブルに負ける部分もある、という点は認識した上で導入するべきでしょう。
【2022年発売】
9・Anker 733 Power Bank A1651111
¥14,490 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD 65W
入力:18W (9V 2A)
出力 :30W (20V 1,5A)
本体重量:約320g
充電用端子: コンセント/ USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約111×63×31mm
733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) A1651111もAnkerのモバイルバッテリーです。
本体色は、ブラック(A1651111)ほか、ゴールド(A1651NB)・ホワイト( A1651NB1)という構成です。
バッテリー容量は、10000mAhです。
サイズは、約111×63×31mmです。
重さも、320gですし、この容量のモデルとしては大きめです。
ただ、本機については、モバイルバッテリー+スマホ充電器+PC充電器(USB-C PD)という、3WAYな部分を訴求する機種なので、欠点とはいえません。
ただこの部分の仕様は「ややこしい」ので詳しく見ていきます。
接続端子は、USB-Cが2ポートのほか、通常のUSB-Aが1つという構成です。
出力は、モバイルバッテリーとして利用する場合は、USB-Aは、最大22.5W、USB-Cが最大30Wです。
規格的には、同社のPowerIQ 3.0 Gen2対応チップなので、バッテリーとして使う場合も、USB-C PDとして動けます。
合計最大出力は、30Wです。
USB-Cは単ポートなら30W給電が可能な部分で、上図のように、モバイルノートならば、速度低下なしに給電しうるスペックです。
また、本機はコンセントにつなげた状態で「PC用(スマホ用)充電器」として利用できます。
パススルーというより、バッテリー部分を通さない回路があるためです。
利用する場合、USB-Cは65W(20W 3.25A)まで、総ポート合計で65Wまでの給電に対応です。
そのため、15インチ前後のノートでも速度低下なしに給電しうるスペックです。
ただ、どちらかと言うと、写真のようにモバイルノート+他の周辺機器のような使い方を前提にしていると思われます。
こうした仕様は、最近同社の製品に搭載がはじまったGaNPrimeという回路の小型化・高出力化の恩恵と言えます。
充電に要する時間は、本機については非開示です。
コンセント経由の給電(100V 1.68A)が標準であり高速です。
USB-C経由でも18Wでかのうです。
充電時間としては、おそらく4時間強と見込めますが、本機の主な利用形態を考え得ると、多少前後があっても問題はないでしょう。
バッテリーの安全性は、先述のGaNPrimeという新技術で小型化・高出力化した部分で、注意するべき点です。
ただ、ActiveShield 2.0として、多重保護の部分の監視回数を2倍に伸ばしています。不安に感じる要素をしっかり除く部分で、同社はやはり一歩抜けます。
パススルー機能は、先述のとおりの仕組みです。
低電流モードも、搭載です。
電源ボタンを2通しです。
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以上、Anker 733 Power Bank の紹介でした。
サイズ的に「モバイル」というより「据置」なので、こちらの記事での紹介が適当とは言えない部分がありますが、面白い製品です。
ニッチなので、利用者は限られるでしょうが、例えば、防災的な意味での「簡易的な停電時電源」などとして、自宅や職場に備えるのはありかなと感じます。
次回に続く
USBモバイルバッテリーのおすすめ機種は結論的にこちら!
というわけで、今回は、スマホ向けモバイルバッテリーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・USBモバイルバッテリーの比較(2)
2-1:AUKEY〈香港〉
2-2:バッファロー〈日本〉
2-3:エレコム〈日本〉
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1:マクセル〈日本〉
3-2:CLIENA ほか
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、今回紹介しきれなかったアンカー機をみたあと、上表の各社の製品を引き続き紹介していきます。
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介してきた機種の中から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を選定したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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