Top 研究道具(ソフトウェア) 比較2021’【高性能】PDF作成/編集ソフト28点のおすすめ・選び方:無料PDFソフト/激安ソフト/acrobat DC正規版 (1)

2021年08月01日

比較2021’【高性能】PDF作成/編集ソフト28点のおすすめ・選び方:無料PDFソフト/激安ソフト/acrobat DC正規版 (1)

【今回レビューする内容】2021年 PDF作成/編集ソフトの性能とおすすめ・選び方:有料版・無料フリーソフト版・Adobe Acrobat DC ReaderとDC 2018の違いの説明・性能ランキング

【比較する製品型番】Adcobe Acrobat DC 2018 ジャストシステム JUST PDF 4 [作成・編集・データ変換] [作成・高度編集・データ変換] Adobe Acrobat DC Reader Acrobat Pro DC iPad版 iPhone版 Android版 Windows Phone版 ソースネクスト いきなりPDF BASIC Edition Ver.8 STANDARD Edition Ver.8 COMPLETE Edition Ver.8 アンテナハウス 瞬簡 PDF 統合版 12 Wondershare PDFelement Pro ver. 7 Mac版 MobiSystems PDF Extra 2020

今回のお題
最新のPDF作成ソフトのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。 

 今日は、2021年8月現在、最新のPDF作成ソフトを比較します。

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 アドビアクロバットDC・ソースネクストいきなりPDFジャストシステムJust PDF・アンテナハウス瞬簡 PDFを含めてメジャーな製品は、だいたい網羅しました。

 Windowsのほか、一部ソフトは、Macにも対応します。

1・PDF作成 ★★★★★
2・PDF変換 ★★★★★
3・PDF編集 ★★★★★
4・文字認識 ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★

 以下では、それぞれのPDF作成ソフトを紹介していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種!を提案するつもりです。

ーーー

1・PDF作成ソフトの比較
2・Adobe CCの比較
3・日本語OCRソフトの比較
4・英語OCRソフトの比較
5・各社のオフィスソフトの比較

 なお、今回の記事は、このブログのソフトウェア比較記事の「第1回目」記事として書きました。

1・無料版Acrobat Readerと製品版の違い

 最初に、無料版のAcrobat Readerの話から始めましょう。


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 【Windows版】【Mac版】

 1・Adobe Acrobat DC Reader
  ¥無料 Adobe Store (8/1執筆時)

 Acrobatには、無料で利用できるAdobe Acrobat DC Readerがあります。

 これは、WindowsでもMacでも使えますし「おなじみ」でしょう。

 しかし、この無償版は、あくまで「PDFの閲覧をするためのソフト」であり、PDFファイルへの変換や、PDFファイルの編集には未対応です。

ーー

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 Adobe PDF Pack (1年間)
  ¥14,608 Adobe Store (8/1執筆時)

 一方、月額1,107円の「拡張パック」に加入した場合、PDFに変換するサービスを得られます。

 しかし、これは、100MBまでのWordやExcelといったファイルをオンライン経由でPDFに変換するサービスです。

 作成したPDFを再編集することはできません

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 結論的にいえば、こうした処理を行いたい場合、純正のAcrobatか、他社が出す「互換PDFソフト」が必要になってきます。

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 なお、PDF(PDF/A)は、Adobe社の独占物ではなく「国際規格」です。

 そのため、互換という表現は正しくないと言えばそうです。

 しかし、最初にそれを定義し、製品化したAdobe社が事実上、規格の更新を主導しています。そのため、「純正PDFソフト」といえるのは同社の製品というのが、世間の共通理解だと思います。

2・格安なPDF作成ソフトの比較

 というわけで、ここからは、「安いソフト」から順番に、各社の「PDF編集ソフト」を比較していきます。

 日本市場の場合、ソースネクストジャストシステムの製品が多くのシェアを占めています。

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 今回の記事では、Adobe Acrobat DCの正規品もしっかり比較します。

 しかし、まずは、安い「互換」するPDFソフトから説明し、それとの違いを説明していく型式となります。

ーーー

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。


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 【2021年1月22日発売】

 【Windows専用】

 【ダウンロード版 】

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.8
  ¥3,190 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.8
  ¥2,900 ソースネクスト直販 (8/1執筆時) 

 【パッケージ版(CD-ROM付)】

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.8
  ¥3,190 ソースネクスト直販 (4/13時) 

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.8
  ¥2,991 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【カード版 】

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.8
  ¥3,190 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 いきなりPDF BASIC Edition Ver.8は、日本のソースネクストの「看板ソフト」の1つです。

 いくつかランクがありますが、「ベーシック」は、同社の最も安価なPDFソフトのラインです。

 メディアは、直販・Amazonとも、ダウンロード版CD版(パッケージ版)が用意されます。

 また、Amazonでは、カード版も選べます。

 これは、ライセンスコードを書いた紙が郵送されてくるだけで、CDなどのメディアは未付属です。

 したがって、利用法は、ダウンロード版と同じです。

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 PDFへの変換は、「対応」します。

 ソフト上で、Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。

 パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

 そのほか、Ver8.からは、PC内のフォルダを一括して、PDF化する機能も付属しました。ZIP圧縮ファイルもそのままPDFにできます。

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 PDFのページ単位の編集も、対応します。

 本機は、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

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 PDFのページ内の編集は、上位機と引くして「部分的に」対応します。

 例えば、チームで仕事をする際などのためのハイライトノートの挿入可能です。

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 そのほか、PDFを見開き形式に編集する機能や、文字をくっきりさせる機能簡易的な承認印(ハンコ)を作成できる機能などが目立ちます。

 しかし、PDF本文に直接文字を加えたり、コメントを挿入したりといった、PDFファイル自体の文字の挿入や変換は非対応です。

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 一方、PDFのサイズを圧縮する機能も利用できます。

 ウェブ表示用などで高画質を要求しない場合に良いでしょう。

 ただし、高度な画像圧縮は対応せず、バージョン互換性の部分までは踏み込まない点で、Adobe Acrobat DCに比べると、圧縮率/画質の両立はなせてはいません。

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 PDFの抽出は、対応します。

 PDFファイル内の必要なページの抽出のはもちろんのこと、ページの分割・削除、複数のPDFの結合と、必要なファイル操作は、ひととおりできます。

 そのため、入門用ながら、この部分の使い勝手は「高度」です。

 画像およびテキストなどを部分的に抽出する機能も付属します。

 PDFからの変換は、未対応です。

 上位機は、PDFからExcelやWord形式に変換できますが、このソフトは対応できません。

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 以上、いきなりPDF BASIC Editionの紹介でした。

 上位機と比較した場合「PDFファイル」から他のファイルに変換ができない点と、PDF上の文字列の置換操作ができない点が、問題点です。

 つまり、「WordやExcelファイルをPDF化できさえすれば良い方」以外は上位機が良いでしょう。


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 【2020年発売】

 【Windows専用】

 3・JUST PDF 4 [作成]
   ¥1,969 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 JUST PDF 4 は、ジャストシステムが発売するPDF編集ソフトです。 

 先ほどの「いきなりPDF ベーシック」のライバルです。

 同社の製品のシステム的な出自は、ニュアンス(nuance)が開発していた「PDF EDIT」というソフトです。それを改良したものです。

いきなりPDF 」のソースネクストも、過去において「PDF EDIT」の提供を受けていた時期(いきなりPDF EDIT 7)があります。その点では、「源流は同じ」と言えるかもしれません。

 とはいえ、いずれも、その後、独自機能を付けているので、現在は違いが多くあります。

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 PDFへの変換は、本機も「対応」します。

 一般的なファイル以外に、同社の発売する一太郎系のフォーマットも対応します。

 また、インストールすると、Officeソフトにアドインボタンが挿入されるため、「ワンボタン」でPDFができる点も「メリット性」でしょう。

 上級者向けには、コマンドラインによるパッチ処理にも対応できるため、大量処理には向きます。

 一方、PDFの編集PDFの抽出PDFからの変換は、機能が全て、未搭載です。

 一部機能が搭載される「いきなりPDF ベーシック」に比べると、かなり「割り切った」作りです。

 ただし、その分価格は安いですし、パスコードロックなどのセキュリティ文書の作成には対応します。

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 以上、JUST PDF 4 の紹介でした。

 最低限の機能なので、必要な機能が「きっちと分かって」いる方でないと、「後々機能が足りなくなる」でしょう。

 幸い、上位機種との価格差はさほどないので、基本的には上位機を選ぶとよいでしょう。

3・中級グレードのPDF作成ソフトの比較

 続いては、各社の「スタンダード」グレードのPDF作成ソフトの比較をします。


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 【2021年1月22日発売】

 【Windows専用】

 【ダウンロード版 】

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.8
  ¥3,600 ソースネクスト直販 (8/1執筆時) 

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.8
  ¥4,290 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【パッケージ版(CD-ROM付)】

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.8
  ¥4,290 ソースネクスト直販 (8/1執筆時) 

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.8
  ¥3,739 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【カード版 】

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.8
  ¥4,290 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

いきなりPDF STANDARD Edition」は、ソースネクストの「標準タイプ」のPDF作成ソフトです。

 メディアの選択肢は、こちらについても、ダウンロード版・パッケージ版・カード版の3種です。

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 PDFへの変換は、下位機種と同水準に対応します。

 もちろん、Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。

 JPEGなどにも変換できますし、パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

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 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

 このあたりは、同社の「ベーシック」と変わりません。

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 PDFのページ内の編集は、しかし、下位機種より高度です。

 例えば、注釈機能は、ハイライトだけでなく、テキスト注釈の挿入にも対応します。

 一方、引き続き、PDF本文に直接文字を加えたり、コメントを挿入したりといった、PDFファイル自体の文字の挿入や変換には、非対応です。

 PDFの抽出は、下位機種と同じです。

 こちらも、この製品の場合、必要なページの抽出のほか、ページの分割・削除、複数のPDFの結合と、一般的なファイル操作ができます。

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 PDFからの変換は、下位機種と異なる部分です。

 本機は「対応」で、PDFからExcel・Word・PowerPoint形式に変換できます。

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 OCR機能も、このグレードの製品から搭載です。

 OCRとは、スキャナなどで取り込んだ書類の上の「画像としての文字」を解析し、テキスト化して、PCで文字列検索できるようにする機能です。

 本機は、テキスト画像の下に文字列を埋め込む「透明PDF」にも対応です。

 変換エンジンは、専用のOCRソフトである「読取革命」系のものを利用するため、ある程度の変換精度は期待できるでしょう。

 OCR機能については、後ほど、Adobe Acrobat DCの説明でもう少し踏み込んで解説するつもりです。

 ただ、結論的にいえば、本機は、そちらに比べると「お試し版」レベルではあります。

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 以上、いきなりPDF STANDERD Editionの紹介でした。

 下位機種と価格差はあまりないですが、PDFからの変換OCR機能という、ビジネスニーズが高い機能の搭載は魅力です。

 一方、PDF自体の本文の編集がない点は、「作成してからの修正が効かない」のでやや不便です。

 例えば、同僚からPDFファイルが来て、顧客に回す前に「微妙な修正が必要」だったり、「月日を挿入したい」場合などは、不便かと思います。

 そのような方は、「石橋を叩いて渡る」ではないですが、後ほど紹介する上位機を選ぶべきでしょう。



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 【Windows専用】

 5・JUST PDF 4 (データ変換のみ)
   ¥2,807 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 6・JUST PDF 4 (作成・編集・データ変換)
   ¥4,455 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 一方、JUST PDF 4 [作成・編集・データ変換] は、ジャストシステムの中位機です。

 やはり、いきなりPDF STANDARD Editionのライバル機種です。

 なお、「データ変換のみ」というバージョンが2020年から登場しました。

 この場合「PDFへの変換は未対応」なので、かなりニッチなニーズでしょう。

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 PDFへの変換は、対応します。

 ジャストシステムの製品だけで、一太郎系フォーマットも公式対応します。

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 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 ジャストシステムの場合、このグレードの製品から搭載です。

 PDFの抽出も、このグレードから、対応します。

 いきなりPDFと同じく、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が、ひととおり付属します。

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 また、作成後のPDFファイルの軽量化についても、ジャストシステムはこのグレードから対応です。

 いきなりPDFも対応しますが、処理設定の細かさは、こちらのが上です。

 ただし、設定値が割と多いので、感覚的に使う方ならば、いきなりPDFのが初心者向けでしょう。


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 PDFのページ内の編集は、アンダーラインや付箋・ノートには対応します。

 しかし、ハンコの作成や文字くっきり機能は、未搭載です。

 いきなりPDFと比べるとやや低機能です。

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 PDFからの変換は、Office系や一太郎などのほか、JPEGやテキスト形式の出力にも対応します。

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 OCR機能は、搭載されます。

 使用されるエンジンの明記はありません。

 ただ、ジャストシステムのOCRソフト(一発ODR)は、Panasonic系エンジンですので、こちらもそうである蓋然性は高いでしょう。

 一方、「いきなりPDF」と比較する場合、本機は「OCRの認識結果をスペルチェック辞書で補正」する機能が付属します。

 ようするに、文字の形を「誤認識」した「単語のかたまり」を、「国語辞典」のようなものを参照することで修正する機能です。

 この場合、認識精度の向上が期待できます。

 専門のOCRソフトはこのような機能が標準装備ですが、統合ソフトでは「珍しい」です。

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 その上で、いきなりPDFと同じく、明PDF(PDFの画像としてのテキストの、裏に隠された文字データ)を編集する機能が付く点と、複数のファイルを一括して変換できる機能を持つ点が魅力です。

 一方、同社の場合は、下位機種もですが、「PDF作成」について、逆にPDF化に際して、フォントの図形化(アウトライン化)・画像化にも対応しました。

 テキスト化して送りたくないニーズにもかなうと言えます。

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 以上、JUST PDF 4 [作成・編集・データ変換] の紹介でした。

 4000円前後のソフトとして、いきなりPDF STANDERD Editionのライバルです。

 PDFのサイズ調整や、OCRの部分では本機が有利な一方、ハンコの作成や文字くっきり機能など、PDF内の編集機能は少し及ばない部分があります。

 一長一短がありますので、どちらが「おすすめ」かは、記事の最後の結論で改めて考えます。

4・上級グレードのPDFソフトの比較

 つづいて、各社の「最も高級なPDF作成ソフト」を比較していきましょう。


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 【2021年1月22日発売】

 【Windows専用】

 【ダウンロード版 】

 7・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.8
  ¥8,900 ソースネクスト直販 (8/1執筆時)

 7・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.8
  ¥10,890 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【パッケージ版(CD-ROM付)】

 7・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.8
  ¥10,890 ソースネクスト直販 (8/1執筆時)

 7・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.8
  ¥9,873 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【カード版 】

 7・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.8
  ¥9,873 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

いきなりPDF コンプリートエディション」は、ソースネクストの「最上位機」です。

 永続ライセンス版とはいえ、価格としては「けっこう高級」です。

 メディアの選択肢は、こちらについても、ダウンロード版・パッケージ版・カード版の3種です。

 カード版は、先述のように、ダウンロードコードが郵送で来るだけで、CDは未付属です。

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 PDFへの変換は、下位機種と同水準に対応します。

 もちろん、Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。

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 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 つまり、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、結合、削除したりする編集機能が付属します。

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 PDFのページ内の編集は、下位機種より高度です。

 作成済みのテキストの編集ができるほか、ver.8からフォントの変更もできるようになりました。

 画像の挿入もできます。

 そのほか、注釈機能は、ハイライトだけでなく、テキスト注釈の挿入にも対応します。

 PDFの抽出は、下位機種と同じです。

 繰り返せば、必要なページの抽出のほか、ページの分割・削除、複数のPDFの結合と、一般的なファイル操作ができます。

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 PDFからの変換は、下位機種と異なる部分で、こちらは「対応」です。

 PDFからExcel・Word・PowerPoint形式に変換できます。

 OCR機能も、下位機種同様に搭載です。

 やはり、精度は期待できないので「おまけ」レベルです。

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 以上、いきなりPDF COMPLETE Editionの紹介でした。

 PDF自体の編集・改変を行いたい場合は、この製品が良いでしょう。編集機能も細かく、気が利いており、使いやすいです。

 Adobeの正規版が「高くて導入が難しい」場合は、簡単なビジネス用務ならば、この製品で十分代用できるでしょう。


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 【Windows専用】

 8・JUST PDF 4(作成 高度編集 データ変換)
  ¥10,062 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 一方、JUST PDF 4 [作成・高度編集・データ変換]は、ジャストシステムの最上位機です。

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 PDFへの変換は、下位機種と同じ水準で対応します。

 PDFのページ単位の編集も、同じ水準で、対応します。

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 PDFのページ内の編集は、一方、上位機を選ぶにあたっての最大の見所です。

 ジャストシステムは、ワープロ(一太郎)を作成しているメーカーだけあり、PDFの文字列編集がかなり充実しています。

 感覚的に操作できる点は、いきなりPDFが「追いつけていない」部分だと思います。

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 アンケート・申し込みフォーム・電子封筒などの作成も、感覚的にできます。

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 墨消し・電子署名を含めたセキュリティ部分の充実は、本製品が官公庁で多く使われる部分をふまえています。

 ただし、変換したPDFファイルの枠線を認識し、一括して入力フォームを作成する機能は、いきなりPDFと異なり、非搭載です。

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 PDFの抽出は、下位機種と同じです。

 Office系や一太郎などのほか、JPEGやテキスト形式の出力にも対応しますね。

 OCR機能も、下位機種同様に、透明PDFに対応するものが搭載です。

 スペルチェック機能を持つ分、(Adobe Acrobat DCやOCR専用ソフトを除けば)他社より精度は期待できるでしょう。

 そのほか、PDFの読み上げ機能が付属します。

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 以上、JUST PDF 4 [作成・高度編集・データ変換]] の紹介でした。

 PDF編集の部分の出来は「本家のAdobeの正規版」よりも良い部分がある機種です。

 PDFを用いた編集作業を多く行う場合で、比較的安くソフトを導入したい場合には良い選択肢です。

 また、いきなりPDF COMPLETE Editionに比べると、OCR部分のほか、編集効率や、ファイルサイズに比べてのクオリティは高いです。

 値段差もありますが、総合的に言えば、このグレードの製品については、ジャストシステムに軍配が上がりそうです。


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 【2020年1月発売】

 【Windows専用】

 9・アンテナハウス 瞬簡 PDF 統合版 12
  ¥14,616 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 瞬簡 PDF 統合版 12は、アンテナハウスが販売するPDF作成ソフトです。

 Atlasも使っていた記憶がある2000年代の「クセロ瞬簡PDF」の子孫となるシリーズです。

 2020年に「フルモデルチェンジ」されて、エンジンが新しくなり、全般的に起動速度が上がりました。

 サードパーティのPDF変換ソフトとしては、近年なかった「割と大きな変化」です。

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 10・アンテナハウス 瞬簡 PDF作成 9
  ¥2,784 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 11・アンテナハウス 瞬簡 PDF編集 9
  ¥6,745 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 12・アンテナハウス 瞬簡 PDF変換 11
  ¥6,857 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 13・アンテナハウス 瞬簡 書けまっせ 8
  ¥7,389 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 瞬簡 PDF 統合版 11は、正確には、その後開発された諸ソフトを統合した「PDFスイート」と言えます。

 これにより、編集・変換・書込・編集に対応できるため、他社の「最上位グレード」と同級と言えます。

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 PDFへの変換は、対応します。

 ただ、アンテナハウスの場合、基本的に、プリンタと同様の「印刷」ボタンを経由し、PDFを作成する方式です。

 Adobeと同様ではありますが、「瞬簡 PDF作成」では、感覚的にドラッグで処理することはできません

 「単独ソフトが4つ」というスイート構成のデメリットがでた形です。

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 複数のファイルから、1つのPDFを作成する機能はありますが、その後の編集などは、やはり「別ソフト」でとなります。

 ただし、IEとOfficeには、ジャストシステムのように、アドインボタンが付くため、簡単な使い方ならば不便はないでしょう。

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 PDFのページ単位の編集も、対応します。

 このソフトも、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

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 独自性としては、複数のPDFについて、文書情報を一括編集できる機能です。

 これについては、本家でもできないので、例えば、会社・担当者の変更などの際には便利かもしれません。

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 PDFのページ内の編集も可能です。

 とくに、アンテナハウスの場合、書類入力欄の処理制度にこだわりが強く、日本独特の「ふりがな」欄フォーマットなどの入力精度を高めています。

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 本家のAdobeや他社ソフトも持つ機能とは言え、日本独特のフォーマットへの適正には、メリット性があると言えるでしょう。

 なぜなら、この機種は、PDFファイルの文字列への直接操作に対応できるからです。そのため、PDF上のテキストの修正・編集ができます。また、画像についても、挿入が可能です。

 また、いきなりPDF同様に、書類を受け取ったユーザーが、PDF書類のフィールドに文字入力できるフォーム作成機能を保ちますが、電子署名は非対応です。

 電子署名は、同社の場合、官公庁向けのボリュームライセンスにのみ付属です。

 PDFの抽出は、変換機能の一環として可能です。

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 PDFからの変換は、この機能の場合「対応」です。

 マイクロソフト系とともに、一太郎系への変換にも対応する製品です。

 ジャストシステム純正以外では唯一かもしれません。

 OCR機能は、付属です。

 レイアウト認識など、他社の基本装備はこちらも持ちます。

 その上で、日本語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・ロシア語・韓国語・簡体中国語・繁体中国語の認識エンジンを持つ点が特長です。

 ただ、現実的に利用する、日本語・英語については、ジャストシステムと比較して、スペルチェックをふまえないため、精度は落ちるでしょう。

 また、出所を明示しない状況で、多言語対応のOCRを(この価格で)装備している点から、海外製のOCRエンジンを利用している蓋然性もあります。

 いずれにしても、もう少し情報開示が欲しいところです。

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いきなりPDF
 PDF 1.4-1.7

JUST PDF
 PDF 1.3-1.7 PDF/A PDF/X
瞬簡PDF
 PDF 1.3-1.7 PDF 2.0

 一方、本シリーズは、今バージョンから、PDF2.0規格に対応となっています。

 PDF2.0は、2017年に定まった、新しい国際規格です。

 本家のAdobeでは「Adobe Acrobat DC2017」以降で対応します。

 セキュアであり、ファイルの軽量化も可能なので、今後普及する可能性はある規格です。ただ、現在は普及していない規格ですので、多くの人には今はあまり関係ないでしょう。

 ちなみに、規格について言うならば、出版・印刷分野で利用されることもある PDF/A PDF/Xに対応するJUST PDFの方が、ビジネスの上で、クライアントからファイルを受け取る利便性は高いでしょう。

 もちろん、一般人が使うならば、いきなりPDFの水準で十分です。

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 以上、瞬簡 PDF 統合版 12の紹介でした。

 PDF入力の部分で、統一的な書式の処理に力を入れている部分で、士業の方に訴求力がありそうです。

 一方、「単独ソフトが4つ」という構成は、使い勝手の部分で難点とも言えるので、このあたりの部分が課題と言えそうです。

 ただ、この方式で慣れている、同ソフトの過去バージョンのユーザーについては、エンジン自体の更新があるため、買替を検討するのは「あり」でしょう。


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 【2020年1月発売】

 【Windows版】

 【上位機種】

 14・Wondershare PDFelement Pro
  ¥9,980 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【下位機種】

 15・Wondershare PDFelement 標準版
  ¥5,990 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 Wondershare ver.7 Windows版は、中国の深圳にあるWondershare Technology(万兴科技)が販売するPDFソフトです。

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 上位版下位版があります。

 下位版は、OCR機能がない点、PDFの圧縮やフォーム機能がない点などが主な違いです。

 ただ、プログラムは同じで、「機能制限」があるライセンス形態です。

 そのため、下位機種でも、必要なHDD領域は同じで、機能利用時、上位機への更新への「お誘い」はあります。

 なお、いずれも「統合ソフト」なので、諸機能が同時に利用できます。

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 PDFへの変換は、対応します。

 Word Excel Powerpointを含めて16種類のフォーマットからの変換に対応します。

 さすがに、一太郎は対応しませんが、この部分に問題はないでしょう。

 PDFのページ単位の編集も、対応します。

 挿入・削除・分割・回転・トリミングなど基本対応します。

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 PDFのページ内の編集も可能です。

 定型フォームについても、履歴書など日本独特の書類形式への「ガラパゴス化」も見られます。

 ただ、確定申告書を含めて徹底している他社ソフトほどではないです。

 一方、フォームに加えて電子署名機能も本機は持ちます。

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 また、いきなりPDF同様に、共同編集用の注釈・コメント機能が付属します。

 PDFの抽出は、編集機能の一環として可能です。

 PDFからの変換は、対応です。

 Word Excel PowerPointほか、画像ファイルや、PDF/Aなどに変換可能です。

 PDFについては、上位版については、サイズの圧縮も可能です。

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 OCR機能は、付属です。

 元となるエンジンは不明ながら、20カ国言語対応なのがグローバル企業らしいです。

 レイアウト認識機能ほか、処理後のテキストの編集機能が付属します。

 ただ、日本語・英語については、辞書によるスペルチェックをふまえないので、ジャストシステムと比べると精度は落ちるでしょう。

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 以上、Wondershare ver.7 Windows版の紹介でした。

 主要機能については日本企業の上位機と同等程度の機能性があります。課題だった、動作速度も新バージョンで、特にOffice系との速度はアップしました。

 ただ、良かれ悪しかれ「ガラパゴス化」して使いやすい日本製品に対して、価格差はさほどないのはネックでしょう。

 また、グローバル仕様のためか、ややマシンパワー(特にメモリ)は他機より必要です。

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 【2020年1月発売】

 【Mac版】

 【上位機種】

 16・Wondershare PDFelement Pro Mac
  ¥9,980 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【下位機種】

 17・Wondershare PDFelement Mac
  ¥5,980 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 一方、PDFelement Proは、国内各社が手つかずの、Mac版上位機を販売しています。

 上位機と下位機の機能の違いは【同社サイト】に詳しいですが、Window版とほぼ同じです。

 一方、Window版と機能を比較しても、印刷プロパティからのPDF変換に非対応ですが、あとは墨消し(オーバレイ)非対応くらいの違いです。

 Macについては、本家(Acrobat)と純正(Mac Finder)との中くらいグレードの製品がないため、この製品は、わりとニーズがありそうです。


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 【2020年1月発売】

 【Windows版】

 【永続版】

 18・MobiSystems PDF Extra 2020
  ¥8,380 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【1年版】

 19・MobiSystems PDF Extra
  ¥5,180 Amazon.co.jp (8/1執筆時)
 

 PDF Extraは、アメリカのMobiSystemsが販売するPDF編集ソフトです。

 なお、永続版(PDF Extra)と1年版のライセンス(PDF Extra 2020)があります。

 永続版は、ただし、Wordなどへの「PDFからの変換」は未対応ですので、フル機能版ではないです。

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 なお、このブログの【Officeソフトの比較記事】で同社の「MobiSystems OfficeSuite」を紹介したことがあります。

 そちらにも「そこそこ」なPDF編集ソフトが付いているのですが、テキストや画像などPDF内の編集機能がないので、それを「拡張」させるために、本ソフトがある感じです。

 202104131334.jpg

 PDFへの変換は、注意点です。

 本機についてはWordなどからの「PDFへの変換」は、WindowsOSの標準PDF印刷機能に任せる方針です。

 他社機のように、ソフトにファイルをDropして感覚的に使いはじめられない点は、少し不便です。

 202104131337.jpg

 PDFのページ単位の編集PDFのページ内の編集は対応です。

 基本的に他社上位機並み機能は、一通り持ちます。

 文字や画像の編集もできますし、データフォームも作れます。

 PDFの抽出は、可能です。

 PDFからの変換は、対応です。

 Word Excelほか、ネットのカタログなどで使われるePubに対応するのはユニークです。

 一方、国内他社の製品のように、PDFのバージョンの選択には非対応なので、保存時に、セキュアなPDFの作成は難しいです。

 OCR機能は、ただし、本機は機能として未付属です。

 そのほか、永続版は5GBの、年間版は、50GBのオンラインストレージの利用権が付属です。

---

 以上、PDF Extraの紹介でした。

 トライアル版を試しましたが、基本的には、同社のOfficeソフトユーザーに使い慣れている方向けの「拡張用」のPDFソフトと言えます。

 ただ、他のフォーマットからソフト上で変換できないなど、仕様に「クセがある」ほか、国産ソフトに比べると、「日本語対応」は、UIや変換部分を含めて、精度は少し劣ります。


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 【Mac版】

 20・Mac Finder
  ¥無料

 Finderは、Macに標準搭載されるPDF作成・編集機能です。

 Macの場合、このソフトで、PDFの作成・編集・回転・結合・フォームの作成などが可能です。

 ただ、PDFのOCR化と、ページ内の高度な文字編集には未対応です。

 サードパーティのソフトがないので、対応させるためには、以下で紹介する、Adobe Acrobatの製品版が必要です。

5・Acrobat DC の比較

 ここからは、Adobe Acrobat DC について、詳しくみていきます。

 先述のように、同社は、PDF規格の開発元であり、「PDF編集ソフトの親玉」はこのソフトです。

 そのため、ここまで見たソフトは「フル機能版」の上位機でも、こちらに比べるとできない機能があります。

 この部分に注目しつつ、詳しく解説します。

1・Acrobat DCの種類

 202104131223.jpg

 【スタンダード版】【Winのみ】

 【1年版】

 21・Acrobat Standard DC
  ¥13,122 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【3年版】 

 22・Acrobat Standard DC
  ¥29,502 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【プロ版】【Win&Mac】

 【1年版】

 23・Acrobat Pro DC
  ¥15,012 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【3年版】

 24・Acrobat Pro DC
  ¥36,072 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 Adobe Acrobat DCは、PDF編集ソフトでは最も高機能と言えるソフトです。

 種類としては、スタンダード版プロ版という2種類があります。

 スタンダード版はWindowsのみの展開で、プロ版は、WindowsとMacのクロスライセンス製品です。

 ライセンスの選択肢は、現状で、自動更新のサブスク型のほかは、1-3年の期間限定版のみです。

 なお、「永久ライセンス版」は、2020年ごろまでに完全廃止されていて、今は選べません。

 なお、ライセンス部分の詳しい状況は、学生版・教職員版などの情報を含めて、【Acrobat Proのお得な購入法の記事】で書いています。

1・2つのPDFファイルの差分比較
2・カスタムフォント機能
3・PDF/A PDF/Xへの対応
4・動画・音楽ファイルの挿入

 スタンダード版プロ版違いは、いくつかあります。

 このうち、一般ユーザーに関係しそうなものは、上表の4点です。

 スタンダード版で残念に思えるのは、「カスタムフォント機能」の省略です。

 とくに、紙の書類をこのソフトのOCR機能を使って「検索可能なファイル」にしようとお考えの方は、この部分は重要です。これは、後ほど詳しく書くつもりです。

 さしあたっては、以下では、他社の互換ソフトと比較した場合の「性能」について、はじめに説明していきます。

2・他社製ソフトに対する優位性

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 先述のように、PDF規格を定義しているAdobe社ですから、他社の「互換ソフト」が持つ、PDFとして必要な閲覧・作成・編集機能は、全て網羅されます。

 その上で、安定性なども高レベルで、高機能でも、動作はさほど重くないソフトです。

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 機能面では、「互換ソフト」との機能差は、近年詰まっています。

 昔は、オフィスソフトとの連携ファイルの結合機能なども、優秀でした。ただ、最近は互換ソフトの向上で、明確な差は言える部分は少なくなっています。 

 とはいえ、他社製ソフトに比べて優れている点は、まだまだ多いです。

 以下、Atlasが注目するポイントを「5点」あげておきます。

ーーー

 201601221209.jpg

 第1に、PDFの圧縮率の高さです。

 JUST PDFなど、他社機も画像ファイルなどの圧縮機能があります。

 しかし、Adobe Acrobat DCは、不可逆的圧縮を含め高度な圧縮が可能です。

 細かい設定もできますが、しなくても他ソフトに比べて、ファイルサイズはかなり小さくできると言えます。

ーーー

 第2に、ファイル互換性の高さです。

 PDFは、同じ拡張子でも10以上のバージョンがあります。

 上位ほど圧縮率が高いですが、下位互換性がないため、他ソフトだと不都合が生じる場合もあります。

 全てに「完全互換」の他社ソフトはない点で言えば、(将来的な部分も含めて)「確実に何でも開ける」のは、このソフトだけです。

ーーー

 第3に、OCR変換エンジンの性能です。

 独自の変換エンジン(日本語についてはエプソン系)とレイアウト認識で、かなり高度な、文字検索できるPDF(透明PDF)が作成できます。

 また、国際商品なので、英語・日本語だけでなく、多言語OCRに対応しているという特長もあります。

ーーー

 第4に、高度なPDF編集機能です。

 本機は、ファイル内から「フォントファイル」を自動で作成する「カスタムフォント機能」があります。

 ファイル全体の文字部分の画像を解析し、画像からフォントのセットを自動で作成します。

 そのため、PDF編集で、新たな文字をかきいれる場合、ファイル内のフォントと同じ字形のものが選ばれるため、違和感のない自然な見映えの文字挿入が可能にです。

 さらに、文字はフォント化(ベクター化)されているため、PDFの倍率を拡大表示してもボケません。

 この部分は、「文字だけで表現しても分かりにくい」と思うので、画像を使いながら、次項で詳しく解説しようと思います。

ーーー

  201504281706.jpg

 25・Acrobat Pro DC iPad版
 26・Acrobat Pro DC iPhone版
  ¥無料 Apple App Store 

 27・Acrobat Pro Android版
  ¥無料 google play 

 28・Acrobat Pro DC Windows Phone版
  ¥無料 windows store

 第5に、クラウド対応です。

 iPadをはじめとするタブレットやスマホからの変換に対応するようになりました。

 また、PCライセンスがあれば、追加購入なしでフル機能も利用できます。

 上記のスマホ・タブレット向けアプリが用意され、PC版ライセンス購入者に、フル機能が「開放」されています。 

 閲覧だけでなく、OfficeファイルからのPDF変換に対応できますし、iPadならば、ページの削除PDFの並び替えコメント・文字列の編集もできます。

ーー

 201504281653.jpg

 このほかにも、独自機能は多いのですが、主に企業環境向けの機能です。一般ユーザーが使って便利な機能は少ないかもしれません。

 例えば、他社にもあった「ハンコ作成機能」の上位互換と言える、e-signなど、ネットを介した先進のセキュリティ文書機能の対応などです。

3・Acrobat DCのPDF編集機能

 ここからは、Adbobe Acrobatの優れた機能のうち「高度なPDF編集機能」について、もう少し詳しく紹介します。


 201504281011.jpg

 Acrobat Pro DCは、PDFのレイアウト認識が、他社機より高度です。

 かなり複雑なレイアウトでも、しっかり、文字枠・画像枠を自動でしっかり区別して、認識されます。

 そのため、PDFの文字編集作業自体の「時短効果」は、互換ソフトに比べると期待値は高いです。

  202104131438.jpg 

 編集後のファイルの美麗さについても、強調できます。

 特に文字については、そのように言えます。

 なぜなら、「カスタムフォント機能」があるからです。

 これは、同じファイル内で使われているフォントの字体(画像)を自動解析し、アクロバットが「カスタムフォント(オリジナルフォント)」を自動生成するという機能です。

 この場合、パソコンに同じフォントがインストールされていなくても、自動生成した、同じような見映えのフォントが挿入されます。

 201504281020.jpg

 例えば、上の画像では、「New York」のうしろに、Atlasが「York New」と新しく文字列を加えています。

 比べると分かりますが、同じ見ばえのフォントであることがわかります。

 「アメリカ」のあとに「アメリカ」と同じ文字を新しく入力していますが、こちらもしっかり似た文字が入ります。

 「カスタムフォント」は、1ファイル内の画像を元に生成する仕組みなので、フォントの類例があるほど効果は上がります。

 つまり、OCR化を目的に「本一冊」など大量に処理する場合はとくに、「類似度」は上がっていきます。

201504281028.jpg 

 PDF内の画像も、ボックス単位で、画像の置換や編集が可能です。

 昔はAdobe InDesignなどで行わざるを得なかったものですが、今は簡単にできます。

---

 結論的にいえば、長期保存用のアーカイブを目的に「検索可能なPDF」を作成している方にについては、Acrobatの正規品を買う(サブスク)するのは、意味が大きいです。

 その場合、「カスタムフォント機能」は、プロ版のみ対応です。スタンダード版は未搭載ですから、注意が必要です。

4・Acrobat DCのOCR機能

 つづいて、Acrobat DCのOCR機能(文字認識)について、少し「深掘り」してみます。

 etypist-42.png

 OCRとは、改めて繰り返せば、スキャナなどで画像(=絵)として取り込んだ文字を、テキスト(文字フォント)に変換する機能のことです。

 OCR処理をすれば、元は「紙の書類」でも、文字列が検索できたり、文字を編集したり、ワードなどにコピー&ペーストできるようになります。

 例えば、上図は、Atlasがスキャナから取り込んで作ったPDFファイルの写メです。

 OCR処理をしたので、この書類画像のバックグラウンドに(透明で見えない形で)文字認識結果が埋め込まれています。

 だから、上図の文字の部分(青く反転している部分)を選択すると、文字列がコピーできたり、PCで検索できたりします。

 こうしたPDFファイルは、「透明PDF」とも呼ばれます。

 アドビでは、Clear Scanとも呼ぶ機能です(最近は「編集可能なテキストと画像」という機能名)。

透明PDF」の場合、(バックグラウンドの)テキスト認識結果が間違っていても、スクリーン上は元の画像ファイルが表示されます。そのため、書類の可読性に問題ありません。

 それでいて「検索はできる」ので、PDFをこの型式にして整理している方は多いです。

 202104131643.jpg

 一方、OCR機能自体は、「透明PDF」を含め、互換ソフトの「上位機」で搭載事例があります。また、他社からは、1万円前後での「専用のOCRソフト」の発売もあります。

 しかし、こうした「専用ソフト」を含めても、Acrobat DCは、優秀です。次のような「独自性」があるからです。

ーーー

 第1に、PDFサイズの軽量化です。

 AcrobatD DCは、OCR認識の過程で、(背後の文字だけでなく)認識した文字の画像部分を「カスタムフォント」とし、同じ文字ならば一括りの「同じフォント」として、「透明PDF」を作っています。

 そのため、OCRをかけると、画質の劣化なし最大10倍以上ファイルサイズが縮みます

 201806231922.jpg

 第2に、拡大した際の文字の美麗化です。

 文字が画像のままの場合、PDFの倍率を上げると、文字がどんどんぼやけていきます。

 しかし、本機の場合、「カスタムフォント」化の過程で、画像としての文字をベクターデータ化しているので、文字の拡大での画像劣化がなくなります。

 そのため、スクリーンで文字を見たとき(拡大したとき)に変換前よりもなめらかに見えるという利点があります。

 結果、Adobe AcrobatでOCR(ClearScan)をかけたファイルは、見かけも美しく、視認性が高いです。

 202101101734.jpg

 第3に、OCRの認識精度です。

 これについては、簡単に実例を示しつつ解説します。

 例えば、上図のような、レイアウトが複雑ではない、横書きの日本語画像を認識させる場合です。

 201504281608.jpg

 こちらは、認識結果(PDFのバックグラウンドに埋め込まれており、ディスプレイではみえない)の透明テキスト部分です。

 無用なスペースが何カ所か入っています。

 しかし、横書きの日本語についてはほとんど問題なく実用レベルでの認識が可能です。

 ビジネスで言えば、横書きの会議資料は、だいたい完全な形で読み込みます。

  202101101735.jpg

 ただし、弱点もあります。

 文庫本などの、縦書き文書は、Acrobatは確実に「苦手」と言えます。

 上表は、とある文章の認識結果ですが、無用なスペースが入っているので検索の用をなさないほか、精度も実用外です。この部分は、専用のOCRソフトを使うしかない状況です。

---

 結論的にいえば、日本語でも縦書きを扱いたかったら、現状では専用ソフトが必要です。

そういったソフトは、【日本語OCR専用ソフトの比較記事】で、詳しく紹介しました。

・英語・ドイツ語・フランス語
・ロシア語・イタリア語・スペイン語
・韓国語・中国語

 なお、日本語版のAdobe acrobatでも、外国語のOCR化も可能です。

 とくに、英語変換の精度については、多少特殊なフォントでも読み取れるほど、格段に高いです。

 この部分についても、このブログでは、英語OCRソフトの比較記事】を用意しています。

 興味のある方はご覧ください。

ーーーー

 結論的にいえば、Adobe AcrobatのOCR認識精度は、横書きやビジネス文書ならば、かなり高機能と言って良いでしょう。

 高度なPDF変換機能は、他社製PDFソフトにはない、Adobe Acrobat独自の魅力です。

 なお、OCR機能自体は、Adobe Acrobatのスタンダード版でも利用可能ですが、カスタムフォント機能がないので、少し高めでもOCRを使いたい場合は「プロ版」がよいです。

次回に続く
PDF作成ソフトのおすすめは結論的これ!

 というわけで、今回は、Adobe社のソフトを含めて、各社のPDF作成ソフトを紹介してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201806161415.jpg

1・PDF作成 ★★★★★
2・PDF変換 ★★★★★
3・PDF編集 ★★★★★
4・文字認識 ★★★★★
5・総合評価 ★★★★★

 続く後編記事こちら】は、結論編です。

 ここまで紹介した全製品から、結論として、上表のような観点から、価格別・目的別にどのソフトを購入するべきか?をAtlasの「おすすめ」を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします!

 後編記事は→こちら

posted by Atlas at 15:13 | 研究道具(ソフトウェア)

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