【今回レビューする内容】2024年 裁断機の性能とおすすめ・選び方:切断枚数・切れ味・消耗品価格の違い:本の自炊向け裁断機・企業向けの業務用細断機 A4・A3対応: 人気機種の違いと性能の解説
【比較する製品型番】コクヨ DN-G103 DN-G102 DN-G101 PLUS PK-513LN PK-213 高崎精器 Durodex 200DX 200DXW 180DX マイツ MAITZ MC-300 MC-400A/L MC-380A/L IP-1133 IP-1142 MC-4205 CE-31DS CE-43DS ダイシン商事 DS-858A4 BAOSHISHAN NEWTRY 868A4 HFS(R) seathestars PC工房 大型裁断機 ライオン事務器 断裁機 PC-A3PH A3 PC-B4PN PC-A4PN ナカバヤシ NSD-OA4W ビューティーライフ ILife_mart オープン工業 SA-204 SA-203 SA-202 NEWTRY 868-A3 MQ-180 内田洋行 SC-20N 1-113-1020 370DX SC-11N 1-113-1011 330DX SC-30 1-113-0300 ほか
今回のお題
本の裁断やオフィス用におすすめな裁断機はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2024年11月現在、最新の裁断機の比較です。
Atlasが自炊(本のPDF化)のために所有している裁断機のほか、見本市などで試した業務用に細断機を含めてレビューしました。
主に、本の裁断(自炊)向けの記事ですが、業務用に探している方にも対応できるように書いています。
1・裁断機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:コクヨ〈日本〉
1-3:PLUS〈日本〉
1-4:Durodex〈日本〉
1-5:マイツ〈日本〉
1-6:ダイシン商事ほか〈海外〉
2・裁断機の比較 (2)
2-1:ライオン事務機〈日本〉
2-2:ナカバヤシ〈日本〉
2-2:他の企業〈海外〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、裁断機の「選び方の基本」を紹介します。
その上で、小型製品を出しているコクヨの製品から、中大型製品の展開が多い、他社の製品へという順番で見ていくつもりです。
裁断機は(刃物技術が高い)日本製が多いですが、格安機と400枚切断クラスの大きな製品は中国製も多いので、そうした製品も取りあげています。
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一方、ディスクローラーを利用して「押し切り」するタイプは、機構が変わるので別の記事にしています。こうした記事をお探しの方は【ディスクカッターの比較記事】をご覧ください。
ただし、どちらを選んだらよいか分からないという方は、以下の「選び方の基本」をはじめにお読みいただければ良いかと思います。
よろしくお願いします。
キレ味 ★★★★★
作業効率 ★★★★★
消耗品費 ★★★★★
安全性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各社の裁断機を機種ごと比較します。
そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種」を提案する形で記事を進めていきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
1-1・裁断機の選び方の基本
はじめに、裁断機の「選び方の基本」の説明です。
1・鉈(アックス型)裁断機
2・ディスク式カッター
3・直刃式裁断機(手動)
4・直刃式裁断機(自動)
裁断機は、「紙を切断する」という目的は同じです。
ただ、切断方式の違いで4種類に分類可能です。
以下、違いを簡単に見ておきます。
第1に、鉈(アックス型)裁断機です。
ギロチン式とも呼ばれますが物騒なので、Atlasがつけました。
鉈(なた)のようなブレードを振り下ろしてきるタイプです。
価格は、5000円以下からあります。
企業は、コクヨほかは、海外輸入の格安機が主です。
切断枚数は、最大でも15枚(30面)程度です。
安全面は、刃がむき出しではあるので、課題です。
ただ、怪我をしないための工夫は、上位機だとありますが、子供いる家庭向きではないです。
切断精度は、わりと良いです。
裁断枚数が少ない上で、裁断面がみえるためです。
多少コツがいりますが、切れ味が落ちない限り、スパッと切れます。
耐久性も、刃が交換できないので、イマイチです。
この部分で言えば、裁断精度が良い時期は、長くは続きません。
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以上、鉈(アックス型)裁断機の説明でした。
結論的にいえば、この方式は、本格的に利用するにはあまり向かないです。
第2に、ディスク式カッターです。
丸刃が仕込まれていて、手で押し切りするタイプです。
価格は、5000円以下からあります。
ただし、格安機は丸刃ではなく、直刃の小カッターなので、10枚ほどしか切れません。
50枚前後1度に切れる製品は、最低でも1.5万円ほどからです。
企業は、カール事務器や、コクヨが多く製品を出します。
切断枚数は、最大で60枚程度の製品まで展開があります。
原稿サイズもA3対応のものがあります。
安全面は、紙の裁断用としては、仕組み上最も安全です。
刃の交換の際も、怪我をしにくいと言えます。
切断精度は、ただ、次に見る直刃式裁断機と比べるとイマイチです。
特に多めの枚数を切る場合、きれいな裁断面になりにくいと言えます。
切れ味が鈍ってくるととくにそう言えます。
耐久性は、一方、刃とマットの交換ができるので、長持ちです。
300~500カット前後で切れ味がにぶくなるものの、刃が500円程度と安く、ランニングコストは悪くないです。
マット(四角の棒)は回せば4回使えるので、ランニングコストを気にならないです。
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以上、ディスク式カッターの説明でした。
結論的にいえば、安全面が高く評価できる上で、そこその枚数を切れる製品です。
家庭用他、職場の共用の事務用品としては「誰にも安全」なので向いています。
ただ、本の自炊上級者などで、切断面の精度を出したい場合、次にみる直刃裁断式とは差があると言えます。
第3に、直刃式裁断機(手動)です。
価格は、格安機だと、15,000円からです。
国産で、精度と利便性期待できる製品だと4万円ほどはします。
企業は、事務機のPLUSが有名です。
ただ、自炊上級者にはDurodex(高崎精器)も人気です。
そのほか、マイツやナカバヤシなど、各社が出します。
切断枚数は、国内企業のモノだと、200枚程度の製品まで展開があります。
海外製造モデルだと400枚程度で、値段も2万円以下のものが展開されます。
ただ、そういったものは多重の安全装置が必要なので、ある程度、準備時間も必要になります。
安全面は、利用時以外は刃がみえないので、ディスク式なみに安全です。
刃の交換時は、若干危ない部分はありますが、PLUSは、刃に触れずに交換可能な製品を出していて、そちらは安全です。
切断精度は、良いです。
ブレード(刃)で「ざっくり」押し切るので(コツ要らずに)切断断面を垂直にしやすく、仕上がりが抜群に良いです。
自炊(本の裁断)に利用する場合、スキャン時に原稿が曲がっていると、クオリティが低下しますが、裁断機で切ったものは、その部分で心強いです。
耐久性は、大手はどこも、刃の交換ができるので高いです。
刃自体は、1度に100枚切断したとして、2000カットあたりです。
直刃は、1万円前後です。ただ、Durodexの製品は、公式に研ぎ直しサービスがあり、もう少し、安い場合もあります。仕組み上、研石があれば、自分(あるいは刃物屋さん)で研げるので、その場合はより安いでしょう。
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以上、直刃式裁断機(手動)の説明でした。
結論的にいえば、クオリティを重視する場合、このジャンルの製品がおすすめです。
問題は、家庭に置くには大きく(40×40cm)、重め(10kg以上)である点ですが、これは仕方ないかと思います。
とはいえ、プラスやDurodexなどからは、収納に配慮した製品もだせれるので、問題に感じる方はそちらを選ぶと良いかと思います。
第4に、直刃式裁断機(自動)です。
価格は、30万円からです。
大きさも、A4用で50×70cmあたりで、基本的に企業用です。
企業は、マイツが市販します。
完全に業務用の什器といえる製品を除けば、同社以外で市販している企業はないかなと思います。
切断枚数は、400枚程度です。
安全面は、手動の直刃式と同じ程度です。
切断精度も、同様に良いです。
荷重面でのコツが不要という意味では最良とも言えます。
耐久性も、高いです。
こちらも2000カット程度で刃の交換が必要で、3万円程度です。
自力で研げるならば、問題ないです。
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以上、直刃式裁断機(自動)の説明でした。
家庭用としては少し「大げさ」でしょう。ただ、小規模企業で、使用頻度が多い場合、選択肢にしても良いかと思います。
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以上、裁断機の「選び方の基本」を紹介しました。
改めて言えば、本の裁断を含めて、100枚以上の用紙を裁断する場合、直刃式裁断機(手動)が「おすすめ」です(左図)。
処理量できる枚数が多いですし、裁断面もきれいですから。
10-50枚前後までの裁断用ならば、ディスク式カッターが良いでしょう。(右図)。刃の交換を含めて安全ですし、消耗品も手軽に入手できるため、切れ味のリセットも容易なので。
なお、このタイプだけは、先述のようにブログ記事を分けていますので、お探しの場合、3回目記事となる【ディスクカッターの比較とおすすめ】の記事をご覧ください。
1:裁断機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:コクヨ〈日本〉
1-3:PLUS〈日本〉
1-4:Durodex〈日本〉
1-5:マイツ〈日本〉
2:裁断機の比較 (2)
2-1:ライオン事務機〈日本〉
2-1:ナカバヤシ〈日本〉
2-2:ダイシン商事ほか〈海外〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
と言うわけで、以下では、冒頭示したような企業順で、各社の製品について、順番に解説していきます。
1-2・コクヨの裁断機
はじめに、コクヨの裁断機の比較からです。
同社は、主力はディスク式なので、直刃系だと鉈式の小型裁断機のみの展開です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記していきます。
【2018年発売】
【A4】
1・コクヨ 裁断機 PPC用紙10枚 DN-G103
¥13,745 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【B4】
2・コクヨ 裁断機 PPC用紙10枚 DN-G102
¥17,839 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【A3】
3・コクヨ 裁断機 PPC用紙10枚 DN-G101
¥19,055 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 10枚(20頁)
対応用紙: A4/B4/A4
サイズ: W281×D528×H185mm (A4)
重さ:3.1kg (A4)
DN-G103は、文具大手のコクヨが販売する裁断機です。
裁断方式は、冒頭示した区分では、押し切り式の鉈(アックス型)裁断機です。
この方式でも、「大手文具メーカー製」を選ぶ場合、これほどの価格です。
重さは、A4モデルでも3.1kgです。
より軽い製品は海外の格安品ではあります。
ただ、ある程度重さがあるほうが、安定する部分はあります。
また、直刃タイプは、写真のように切断面がしっかり見えるため、枚数はないが、正確さが求められる作業には向きます。
裁断できるサイズは、製品によって異なりますが、A4-A3までです。
裁断できる枚数は、最大10枚(約20頁)です。
オフィス用・工作用の文具であり、自炊には不向きです 。
裁断機の刃の耐用枚数は、非開示です。
切れ味で枚数を切る製品ではないですが、最大でも2000カット程度でしょう。
研ぎ直しに対応せず部品も売られない製品です。
安全面では、刃が手に触れないような安全ガードと安心ロックが付属します。
持ち運ぶ際の上刃ロックが利用できるため、鉈式としては高度な配慮があります。
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以上、コクヨのDN-G103の紹介でした。
このタイプは後ほど見る海外輸入の格安品も多いです。ただ、切れ味や安全性の部分で大きな差があるので、しっかりした品質の製品を選びたい場合、こちらは候補です。
「選び方の基本」で書いたように、一般用には、鉈式を選ぶより、ディスク式を選んだ方が、Atlasとしては良いと思います。
ただ、切断面を「見ながら切れる」部分に利便性を感じる場合、このタイプは候補でしょう。POP作成や、写真のトリミングに便利と宣伝されますが、そのように思います。
1-3・プラスの裁断機
続いて、プラスの裁断機です。
コクヨと同じで、日本の大手事務機メーカーです。
比べると、業務用の「ブレード関係」の事務機はプラスの方が展開が多いように思います。
4・PLUS かんたん替刃交換断裁機 PK-513LN
¥40,773 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 160枚(320頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W405×D402×H440mm
重さ:12kg
PK-513LNは、日本のプラスが販売する裁断機です。
中型裁断機としては代表的な裁断機です。
オフィスのほか、自炊用にも人気の定番です。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
冒頭書いたように、この方式は、多めに切断したい場合、最もおすすめです。
裁断枚数は、最大160枚(約320頁)です。
裁断枚数が優れる製品は他社にありますが、ここまであれば十分でしょう。
裁断サイズは、A4長辺サイズ(299mm)までです。
A3サイズでも横辺ならば切れます。
本の自炊の場合、ある程度のサイズの本(400ページくらい)までならば、カッターであらかじめ「バラさ」なくても、裁断は可能です。
写真のように、本の真ん中ほどのページを挿入すれば、予備的に本を半分に切断することができますので、裁断前の下処理として利用できます。
替刃 26-301 PK-513LNH 【消耗品】
¥10,852 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、以上のものです。
こちらは、簡単替え刃という名前です。
他社機は、交換時には分解のためドライバーやスパナが必要です。
しかし、本機はそれが不要である上で、危険な刃に触れずに交換できるよう、替刃に専用カバーが付いています。
ここが本機の「ポイント」といえ、特別な道具なしで、また直接ブレード(刃)に触れずに刃の交換ができます。
その点で、初心者に優しい製品です。
刃の耐用枚数は、一度に100枚切断したとする場合、2000カット程度です。
それなりの耐用性があります。ただ、簡単替え刃という仕組みにしているので、研ぎ直しは非対応です。
ハイス鋼なので原理的に、砥石を使えばできますが、それ用の形状にしていませんし、むろん無保証です。
研石をお持ちで自分でやりたい場合は、後で見るDurodexの製品が良いでしょう。
受木 26-302 PK-513LNU 【消耗品】
¥797 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
受木の耐用枚数は、300枚ごとに受木の面を替えた場合、寿命が1200カットです。
独自機能は、カットラインを光で表示する機能が 注目点です。
この機能を利用すれば、未経験者でも容易にカットポジションが決められるでしょう。
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以上、プラスのPK-513LNの紹介でした。
裁断した本の自炊用、あるいは、業務用として、最も「スタンダード」といえる製品です。その部分では、迷ったら本機を選べばOKといえる製品です。
利用時における刃の安全性は高いですし、光のカットラインガイドも便利なので、初心者の最初の1台として最もおすすめできる機種です。
5・プラス コンパクト断裁機 PK-213
¥27,600 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 60枚(120頁)
対応用紙: A4
サイズ: W450×D190×H190mm
重さ:7kg
PK-213 は、ブラスのコンパクト型の断裁機です。
特長は、コンパクトさと、操作時の軽快感です。
原稿台を省スペース化することで、従来的な裁断機の大きな欠点だった設置性と収納性を良くしています。
また、パワーアシスト機構と新採用の鋭角刃で、従来比25%の力で紙を切断できるような気風を採用してのことです。
前者は、同社の2穴パンチでも採用されている特許技術で、反発力を利用した装置です。とくに力のない女性には嬉しい機構です。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
見た目は、鉈式です。
ただ、これは「レバー」であり、実際の刃は内蔵です。
刃は常に内部にあり、安全性は極めて高いです。
裁断枚数は、最大60枚(約120頁)です。
枚数としては、少なめですので、本の自炊向きではないです。
とはいえ、薄めのコミックや新書中心に切断するならば、カッター併用で対応可能でしょう。
本体が小型で、重さも7kg ですから収納性は良いので、1人暮らしで、裁断機の収納スペースがない場合、選択肢になりそうです。
裁断サイズは、最大で、A4長辺(299mm)です。
A3サイズの短辺をA4サイズにカットできますし、先ほどの機種と同じです。
替刃 PK-213H 26-367【消耗品】
¥2,500 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、こちらも簡単替え刃です。
特別な道具も不要で、初心者向けに優しいです。
刃の耐用枚数は、一度に100枚切断したとする場合、1000カット程度です。
ただ、刃のコストが、この手のタイプでは安いのは、大きなポイントでしょう。
受木 PK-113U 26-312【消耗品】
¥909 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
受木の耐用枚数は、300枚ごとに受木の面を替えた場合、寿命が1200カットです。
独自機能は、カットラインを光で表示する機能が こちらも付属です。
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以上、プラスのPK-213の紹介でした。
軽く切断ができる点で、革新的な新製品です。
60枚前後の裁断枚数で良いという方は、消耗品費の安さや、収納しやすさをを含めて選択肢にできる製品です。
一方、本などを裁断したい場合は、60枚(120ページ)という枚数は、処理面でやや物足りないです。一冊の本は、一度に切りきったほうが、裁断面が揃うので。
とはいえ、大きな裁断機は、1人暮らしだと置くスペースがない場合も多いでしょうし、そういった場合は、その用途でも候補にできます。
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【裁断機のみ】
6・プラス コンパクト断裁機 PK-113
¥34,500 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 60枚(120頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W450×D190×H190mm
重さ:7kg
なお、PK-113は、本機の旧機種です。
カタログにはまだ載っていましたが、市場在庫はもうないです。
新機種は、カットラインの光が長く、視認性を高めていますし、在庫があったとしても、新機種が良いでしょう。
1-4・Durodexの裁断機
つづいて、Durodexの裁断機です。Durodexは、日本の高崎精器のブランドです。
同社は、ドイツの(ゾーリンゲン)の事務機器メーカーとなるダーレの日本の代理店(販売店)でもあります。
7・Durodex 自炊裁断機 200DX
¥42,436 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
8・Durodex 自炊裁断機 200DXW
¥42,436 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 最大200枚(400頁)
対応用紙:A4長辺
サイズ: W405×D402×H145mm
重さ:9.8kg
Durodex 200DXは、 Durodex が出している中型裁断機(スタックカッター)です。
2色展開ですが、性能は同じです。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
先述のダーレは鉈(アックス型)しか出さないので、高崎精器の自社工場で作られた日本製となります。
PLUSも生産は海外なので、日本製という部分では、次に見るマイツと同じで、希少だと思います。
裁断枚数は、最大200枚(約400頁)です。
160枚だったプラスのPK-513LNより、40枚多いです。
ここが、本の裁断において人気がある部分です。
Atlasも3000冊以上「切って」きましたが、320ページ以上400ページ未満という本は、意外と多いからです。
裁断サイズは、A4長辺サイズ(302mm)です。
用紙としてはプラスと同じですが、数字としては多少広く切れます。
A3サイズでも横辺ならば切れます。
【消耗品】
・スタックカッター替刃
¥13,200 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
・スタックカッター刃受け
¥1,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、注目点です。
「日本刀の切れ味」というキャッチフレーズですが、プラスと同じハイス鋼です。
プラスも過去のモデル(PK-513L)で使っていたOEMの刃と全く同じものです(だいぶ前に、公式に問い合わせて確認しました)
先述のように、PLUSの現行製品は、安全な簡単替え刃に代わりました。
較べると、本機は刃の交換時が手間で、ドライバーとレンチを使って、説明書を見ながら作業する必要があります。
したがって、安全性と手間の部分では負けます。
刃の切れ味は、そのかわり、簡単替え刃よりより鋭いと言って良く、スパッと切れます。切断面の品質も良いです。
刃の耐用枚数は、一度に100枚切断したとする場合、2000カット程度です。
プラスと同じです。
しかし、本機は、形状面から言って、砥石を持つ個人ほか、一般的な研ぎ屋さんでの研ぎ直しに対応できます。
最近、価格があがったので、PLUSの簡単替え刃の新品価格とあまり差は無いです。
ただ、本体のオーバーホールをしてくれた上で、取り付けて返してくれるので、手軽ではあります。返送時の送料の込みです。
ただ、外す手間を厭わないならば、この刃ならば、ご近所の研ぎ屋さんでも受けてくれえるところは多いでしょう。
刃だけ送れて安い、公式サービスができれば良いですが。
なお、メンテパックの部分は【同社の説明サイト】で最新の情報を確認してください。
研ぎ直しの期間は、1週間です。
むろん、Amazonなど外販の製品でも、研ぎ直して貰えます。
受木の耐用枚数は、300枚ごとに受木の面を替えた場合、寿命が1200カットです。
これらの点では、プラスのPK-513LNと差はありません。
というのも、Durodex 200DXの場合、同社が斡旋する「メンテナンスパック」が利用できるからです。
これは、研ぎ直しをメーカーが有料でやってくれるサービスです。元箱に裁断機ごといれて業者に送ると、刃を研ぎ直してくれます。
利便性では、収納に配慮があります。
形状的に、写真のように、横置き保管に対応です。
受木を一旦外す必要はありますが、普段しまって置ける点で、家庭用としてここは「ポイント」です。
このほか、作業中机が傷つかないように、机と接する面に保護パッドを採用していたり、細かいところにも自炊ユーザーへの配慮があります。
重さも、9.8kgとプラスより軽めです。
この部分は、利用時の安定性とバーターですが、まあ問題ないです。
カットラインは、プラス同様に、赤色LEDランプで表示されます。
同等の機能はブラスにも付属しますが、こちらも便利な機能です。
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以上、Durodex 200DXの紹介でした。
プラスのPK-513LNと迷う機種です。
ただ、本の自炊用として言えば、収納スペース面で有利である点と、400ページ対応というのは、大きな魅力です。
一方、消耗品(研ぎ直し)は、サービスの値上がりで、PLUSの新品刃を買うのとさほど変わらない費用となった部分で、優位性が下がりました。
ただ、砥石を扱える方、あるいは、近所に研ぎ屋さんがある方は、外す手間さえ厭わないならば、コストはだいぶ安いでしょう。
自炊上級社については、検討できる機種と言えます。
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9・Durodex 強力細断機 180DX
¥34,650 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 最大180枚(360頁)
対応用紙:A4長辺
サイズ: W400×D340×H145mm
重さ:9kg
このほか、ダーレは、本機の下位機としてDurodex 180DXも展開されます。
切断枚数は、しかし、180枚です。
プラスよりは多めですが、上位機よりは少なめです。
【消耗品】
・スタックカッター替刃
¥13,200 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
・スタックカッター刃受け
¥1,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
消耗品は、上位機と共通です。
メンテパックの部分も同じです。
形状は、一方、本機も縦置きできます。
ただ、その場合、受け木を保管するホルダがない点と、底面に保護パッドがない仕様です。
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結論的にいえば、値段差はありますが、自炊用にあえて同社の製品を選ぶならば、やはり上位機が良いかと思います。
1-5・マイツの裁断機
つづいて、日本のMAITZの製品です。
昔は企業名でしたが、イモタニとの合併で、現在は、ゼネラルホールディングスのグループのMIクリエーションズのブランドとなっています。
ただ、裁断機を自製している点は変わらず、日本製品です。
10・マイツ 強力裁断機 MC-300
¥50,402 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数:150枚(300頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W450×D405×H510mm
重さ:15kg
MC-300は、日本のマイツの中型の裁断機です。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
したがって、DurotexやPLUS機のライバルと言えます。
一方、形状は、PLUSの小型機のようにシングルレバー型です。幅の面で、机によっては、設置しやすい場合はありそうです。
裁断枚数は、一方、最大150枚(約300頁)です。
プラス機よりも10枚少なめです。
業務用としては問題ないでしょう。
しかし、本の自炊用としては、枚数的に物足りない部分はあります。
裁断サイズは、A4長辺サイズ(310mm)です。
ミリ単位でみれば、他社機よりも幅広な原稿に対応できます。
とはいえ、A3長辺(420mm)は無理で、他社機同様に、A3短辺(297mm)までです。
使用されている刃は、Durotexと同じで、ボトル固定式です。
したがって、外しにくい製品で、交換に手間が要ります。
安全面は、一方、、後方にガードカバーがあり、安全ロックがそれと連動するなど、充実した配慮が見られます。
MC-300用替刃セット 刃1本受木5本付き
¥25,316 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
刃の耐用枚数は、100枚の原稿を切り続けたとして、2000-2500カット程度です。
耐久性は、この系統の刃の良い部分で長持ちです。
ただ、消耗品価格は、他社より高めです。
3穴でDurotexと似た形状ですが、OEM元が同じで互換性があるかは不明です。
研ぎ直しサービスは展開がないですが、この形状ならば、砥石で研げるでしょう。
受木の耐用枚数は、500枚ごとに受木の面を替えて寿命は2000カットほどです。
固定方式は、他社と同様です。
一方、作りはしっかりしていて、スライドゲージがボルトで固定できる機種です。
マグネット式に比べて原稿がずれにくいため、綺麗に裁断できます。
カットラインは、こちらも、赤色LEDランプで表示されます。
重さは、15キロです。
マイツ 裁断機専用台 CT-01B
¥48,400 楽天市場 (11/29執筆時)
このほか、「法人用の什器」を販売している部分で、専用台の販売があります。
合わせて導入しても良いでしょう。
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以上、マイツのMC-300の紹介でした。
安全装備の部分は、本機の魅力です。狭いスペースに設置しやすい点を含めて、企業の作業質などの什器としては、良い部分が多いです。
日本製の信頼感を含めて堅実な性能を期待できますが、自炊用としては、やはり、枚数の部分がネックになります。
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なお、マイツは、同じシリーズで、B4長辺に対応できる機種も台増す。
順番にみておきます。
11・マイツ 強力裁断機 MC-400A/L
¥79,420 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 150枚(300頁)
対応用紙: B4長辺
サイズ: W460×D578×H168mm
重さ:22kg
第1に、MC-400Aです。
裁断枚数は、最大150枚(約300頁)です。
この点では下位機種と同じです。
裁断できるサイズは、しかし、B4長辺サイズ(400mm)までと伸びます。
八切り画用紙もこの幅で切れるので、学校用としても需要がありそうです。
MC-400A/L用替刃セット 刃1本受木5本付き
¥35,580 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、型番は異なりますが、安全性・堅牢性などは同じです。
詳しくは下位機種の説明をご覧ください。
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結論的にいえば、市販品で、B4対応機は少ないので、その部分が必要な場合、候補にできそうな製品です。
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12・マイツ 強力裁断機 MC-380A/L
¥(33,800) 楽天市場 (11/29執筆時)
切断可能枚数: 120枚(240頁)
対応用紙: B4長辺
サイズ: W450×D460×H168mm
重さ:20kg
第2に、MC-380Aです。
こちらも、B4長辺対応です。
最大切断幅は、しかし、380mmです。
その部分で、八切り画用紙は対応できないほか、切断枚数も120枚と少なめです。
性能面で言えば、上位機で良いかと思いますが、買われる際に値段的に安い場合で用途に合う場合は、その限りではないです。
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【2015年発売】
【A4】
13・マイツ IDEAL IPカッター IP-1133
¥14,480 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 10枚(20頁)
対応用紙: A4
サイズ: W290×D570×H85mm
重さ:2.5kg
【A3】
14・マイツ IDEAL IPカッター IP-1142
¥14,480 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 10枚(20頁)
対応用紙: A3
サイズ: W660×D290×H85mm
重さ:3kg
このほか、マイツは、押し切り式の鉈(アックス型)裁断機も、販売があります。
ただ、こちらは、ドイツからの輸入品で、切断枚数は、10枚です。
このタイプの他社機より高めですが、主な理由は、刃の信頼性と外観の格好良さでしょう。
機能面では、スライド定規は、奥側から手前にもつけられるのはワンポイントでしょう。
ただ、安全装備などは既に見たコクヨ機が良いでしょうし、あえて選ばなくてもよいかなと思い明日。
15・マイツ 強力裁断機 MC-4205
¥185,900 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 400枚(800頁)
対応用紙: A3長辺
サイズ: W585×D730×H400mm
重さ:44kg
M MC-4205は、マイツの大型裁断機です。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
裁断サイズは、A3長辺サイズまでです。
本体はかなり大きいですが、A3対応にするとこれほどになります。
重さも40kgを超えます。
裁断枚数は、最大400枚(約800頁)です。
同社のMC-4300が在庫限りで生産完了なので、同社の裁断機では、最も枚数が切れるだろうモデルです。
40mmの厚みまで対応可能です。
一方、原稿が200枚を超える製品は、他社もそうですが、事前準備が多いです。
クランクハンドル(左図)を回して裁断寸法を合わせたあと、紙押さえレバー(右図)を倒し、また、バックパネルのガードカバーを閉める必要があります。
その上で、クランクハンドル(左図)を手前に引いてロックを外し、上部の裁断刃ロックを解除して、やっと裁断です。
つまり、本機は、固定サイズで、400枚に近い大容量を切るのでないならば、利便性が低い機種です。
裁断精度は、ただ、しっかりサイズを固定するタイプなので、もともとサイズが揃っている、コピー用紙のようなものならば、とても良いと言えます。
マイツ 替刃セット 42MCE 刃1本受木5本付き
¥44,753 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、ボルトによる交換式です。
刃の耐用枚数は、100枚の原稿を切り続けたとして、2000-2500カット程度です。
受木の耐用枚数は、500枚ごとに受木の面を替えて寿命は2000カットほどです。
メンテは、大量枚数を処理できる業務用は、ハンドル負荷がかかるので、定期的な注油が必要です。
この枚数が切れる業務用だと、だいたい同じです。
安全面では、先ほど、説明したように(面倒なほど)充実視します。
先述のように、ハンドルロック機構のほか、電動裁断機と同じで前後に安全カバーがあります。
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以上、マイツのMC-4205の紹介でした。
個人用としては完全に「他山の石」です。ただ、オフィス用としては、大量の枚数の切断が必要だが、(高額な)A3対応の電動裁断機を入れるほどではない場合に、選択肢になるでしょう。
16・マイツ 電動裁断機 A4長辺対応 CE-31DS
¥275,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 最大230枚(460頁)
対応用紙:A4長辺
サイズ: W471×D708×H341mm
重さ:42kg
CE-31DSも、マイツの裁断機です。
裁断方式は、直刃式裁断機(自動)です。
つまり、紙をセットした後、ボタン操作で裁断ができる電動裁断機です。
サイズは、大きそうなイメージです。
しかし、幅47×奥行き70.8×高さ34cmですので、手動とさしてかわりません。
マイツ 裁断機専用台 CT-01B
¥48,400 楽天市場 (11/29執筆時)
家庭でも(それなりに無理をすれば)置けるかもしれません。
専用台が販売されていますので、設置については、この台が置けるか?が1つの基準です。
裁断枚数は、最大230枚(460ページ)です。
23mm厚まで切れます。
裁断サイズは、A3短辺(310mm)まで対応です。
裁断精度は、電動は良いです。
手動に比べると、電動は、力が均等に入るため、綺麗に切断できます。
準備時間も、電動は短く済みます。
とくに、取り込む用紙サイズが決まっている場合、安全カバーを下げて、両指で、2箇所のカットボタンを同時に押すだけです。
2箇所あるのは、むろん、安全のためです。
【消耗品】
・替刃セット
¥(27,785) Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、同社の下位機と同じく、普通のブレードです。
取り外せば、複数回研磨に出すことも可能です。
耐用枚数は、メーカー公式には示されません。
ただ、構造上、2000カット相当はいけるでしょう。
カットラインは、こちらも、赤色LEDランプで表示されます。
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以上、マイツのCE-31DS の紹介でした。
このグレードは、基本的には「商用」といえます。
サイズ的に自宅にも置けそうではあり、高性能スキャナとセットで揃える「強者」も中にはいるでしょう。
いずれにしても、電動の場合この程度が「最低価格」となります。
以前、仕事で指定業者に見積もりをとったことがあります。その時はほぼ定価でした。ネットは値引率が高いです。
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17・マイツ 電動裁断機 A3対応 CE-43DS
¥388,000 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 最大230枚(460頁)
対応用紙:A3長辺
サイズ: W591×D708×H341mm
重さ:48kg
なお、同じタイプでA3に対応する機種はこちらです。
1-5・ダイシン商事ほかの裁断機
つづいて、ダイシン商事の裁断機です。
家電などを輸入販売している日本企業ですが、裁断機も輸入します。
なお、同社と似た機種は、ネットだと並行輸入が多いので、そういった製品も同時にみます。
【2014年発売】
18・ダイシン商事 大型裁断機 DS-858A4
¥17,980 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 400枚(800頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W480×D530×H330mm
重さ:17kg
DS-858A4は、ダイシン商事輸入販売する、大型裁断機です。
同社が輸入をはじめる前から、諸企業で同じ系統の製品が製造されていました。
「大型裁断機・大型ペーパーカッター」などの名前でした。
正確には、細かいパーツの違いはありましたが、同じ設計思想の商品です。
ただ、輸入元がはっきりしている点と、1年保証がある点で、でダイシン商事の製品はプレゼンスがあると言えます。
裁断方式は、直刃式裁断機(手動)です。
裁断できる枚数は、一方、最大400枚(約800頁)です。
価格からすると、他社機よりだいぶ多いです。
下準備無しに厚いハードカバーが切れるスペックです。
本機のスペックは、最大500枚(約1000頁)とあります。
ただ、薄い方のコピー用紙規格での枚数でしょう。他社基準では、400枚(800頁)というのが妥当です。
固定方式は、ただし、プラスなどと比べて一手間必要です。
レバーを押し下げて切断に入る前に、奥側の固定ハンドルと、手前のハンドル(安全ハンドル)と、2カ所で本を固定する必要があります。
他社機も含めて、400枚クラスの手動だと、どこも同じで、安全上必要なのでし刀でしょう。
裁断サイズは、A4長辺・A3短辺(310mm)までです。
替刃 BA58A4-14【消耗品】
¥4,480 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
使用されている刃は、こちらも、ボトル固定式です。
固定穴が7個あるタイプで、各社の「大型裁断機・大型ペーパーカッター」と同じ刃です。
刃の耐用枚数は、厚みのあるものを切って、500〜1000カット程度です。
個人的利用の限り、100枚から200枚程度で切れ味が鈍る傾向です。
ただし、Durotexと同じで研ぎ直しが効くため、近所の研ぎ屋さんに持ち込むのはありでしょう。腕が良い研ぎ師ならば、もう少し持つかもしれません。
切断精度も、イマイチです。
200枚クラスの製品に比べると、対応枚数が多い部分を割り引いて考えても、切断面の水平性は、ランクが下です。
受木 BA58A4-14【消耗品】
¥1,980 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
受木の耐用枚数は、500枚ごとに受木の面を替えて2000カットです。
カットラインは、LEDによる表示に非対応です。---
以上、ダイシン商事のDS-858A4の紹介でした。
安めで、400枚切れる部分が魅力です。
この手の製品は、注油した油のニオイがキツいものもありますが、本機はその辺のレビューが少ないです。
一方、切断精度の部分と、特に刃を交換する際の安全性は課題です。
これらの部分で言えば、値段が安いから「初心者向け」とは言えない製品です。逆に、切断精度を要求する上級者には向かないという意味では「難しい」製品です。
さほど、裁断精度を重視しなくても良い使い方で、自分(あるいは近所)で研ぐ方が思いつき、さらに、400枚クラスの切断が「マスト」という場合に限るでしょう。
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先述のように、同じ刃・同じ受け木を使う製品が、他社から複数発売があります。
以下で、簡単に確認しておきます。
【2018年発売】
19・PC工房 大型裁断機 ペーパーカッター
¥17,800 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
20・BAOSHISHAN ペーパーカッター
¥27,888 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
21・NEWTRY A4裁断機 ペーパーカッター
¥33,210 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
22・HFS(R) A4裁断機
¥19,988 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
23・seathestars 大型裁断機
¥15,280 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
【2022年発売】
24・Frifreego 裁断機 大型ペーパーカッター
¥30,999 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数: 400枚(800頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W440×D640×H280mm
重さ:17kg
第1に、PC工房 大型裁断機などです。
基本的に輸入製品ですが、色やボルト部分のパーツ、などが異なりますが、切断枚数はどれも同じで、仕組みも同じです。
ただ、保証性の部分と、個体差(特に油のニオイ)は、選ばれる場合、各製品のレビューを注意仕手ください。
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【2019年発売】
25・NEWTRY 裁断機 868A4
¥54,599 Amazon.co.jp (11/29執筆時)
切断可能枚数:400枚(800頁)
対応用紙: A4長辺
サイズ: W380×D630×H320mm
重さ:24kg
第2に NEWTRY 868A4です。
同様の製品ながら、安全ハンドルを安全レバーに換装した製品です。
過去に、YG-LN 強力改良型裁断機 として人気があった製品と同じ方式です。
代理店を通さない、中国直送品で価格も高いですが、愛用者の買換には良いかもしれません。
次回に続く!
自炊用裁断機として最もおすすめできるのはこの機種!
というわけで、今日は裁断機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
1・裁断機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:コクヨ〈日本〉
1-3:PLUS〈日本〉
1-4:Durodex〈日本〉
1-5:マイツ〈日本〉
1-6:ダイシン商事ほか〈海外〉
2・裁断機の比較 (2)
2-1:ライオン事務機〈日本〉
2-2:ナカバヤシ〈日本〉
2-2:他の企業〈海外〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、上記各社の製品を順番にみていきます。
キレ味 ★★★★★
作業効率 ★★★★★
消耗品費 ★★★★★
安全性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していくつもりです。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!