比較2016' 自炊やオフィス用の裁断機14製品の性能とおすすめ (1):【初心者編】【プラス・ダーレ・コクヨ・カール事務機・マイツなど】消耗品(替刃・受木)の入手方法・メーカー別の違い・ランキング

2016年12月12日

比較2016' 自炊やオフィス用の裁断機14製品の性能とおすすめ (1):【初心者編】【プラス・ダーレ・コクヨ・カール事務機・マイツなど】消耗品(替刃・受木)の入手方法・メーカー別の違い・ランキング

今回レビューする製品:2016-2017年 人気裁断機14製品の価格・性能や選び方:プラス 断裁機 PK-513L ,PK-513LN, PK-513LN-A, 替え刃PK-513U,PK-513LNU 受け木PK-513H,PK-513LNH プラタ・YG-LN, A3大型裁断機, 改良型裁断機・ペーパーカッター カール事務器 ディスクカッター DC-210N, DC-300,DC-200, コクヨ HA-F56Y コンパクト断裁機 PK-113 ダーレ Dale パーソナル断裁機 スタックカッター STACK CUTTER Durodex 200DX, 200DXW PK-513LN 180DX 内田洋行 180AT-P マイツ 強力裁断機 A4長辺対応 MC-300 ライトグレー MC-400A/L PK-213 A4タテ 26-366 グレー

今回のお題
自炊やオフィス用の裁断機として最もおすすめできる機種はどれ?


 どもAtlasです。  
 今回は、2016年現在最新の、自炊やオフィス事務に使う裁断機(断裁機・ペーパーカッター)について書きます。

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 Atlasが所有したり、見本市などで試したモデルを中心にレビューします。
 いつものように、最初に商品を紹介した後に、最後に「Atlasのおすすめ機種」についてまとめたいと思います。

1・最低限必要な道具(裁断機の場合も)

 さて、の3点は、大型裁断機を使うにしても、ディスクカッターを使うにしても、常備する必要がある道具です。  
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 1・オルファ リミテッドNL LTD-07
  ¥501 Amazon.co.jp
(12/12執筆時)
 2・タジマ カッターガイド スリム300【各色】
  ¥841 Amazon.co.jp
(12/12執筆時)
 3・プラス カッティングマット A3 CS-A3 LGY 48-583
  ¥1,094 Amazon.co.jp
(12/12執筆時)

 というのも、例えば大型断裁機にかける場合でも、ハードカバーなどの表紙については、あらかじめカバーを切断して取り除く必要があるからです。また、コミックなどについても、断裁機で切ったとしても、糊付けや製品の不揃いなどでページとページがくっついている場合があります。そのような際に、性能の良いカッターの常備は必須です。

 そして、カッターを直線に切るには、あまり安物ではないしっかりした(ずれない)金属定規が必要で、床や机を間違って傷つけないためにはA3サイズのカッターマットが必要になります。

 というわけで、この3点は、ドキュメントスキャナにかける場合には「必需品」と考えてください。今回は、オルファ社からでている高性能カッターを紹介します。ラバーグリップ式で持ちやすく、1本1本をバフ研磨してあり、カッターの外観も質も最上です。作業効率が上がります。定規は、タジマカッターガイド滑り止め付きの安全定規を、カッターマットは、頑丈なPLUS社のものをオススメします。

 ちなみに、新書程度の厚さの本を切る場合、上の3点があればそれなりに「快適ではないにせよまあ切断」できます。

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 4・OLFA ポキステーション 文具台紙 214BS
  ¥801 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

 4・OLFA ロータリーカッターLL型 136B
  ¥909 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

  なお、カッターは斜行しないためにも切れ味の確保が重要です。カッターの刃が上手に折れない人は、「ポキステーション」がオススメです。また、本を二分する際にカッターの代わりにロータリーカッターを導入しても良いでしょう。

2・ディスクカッターについて

 さて続いて、もう少し本格的な裁断用機材、「ディスク・カッター」について紹介します。

 取り込む予定の方本が2-3冊程度ならば、上で紹介したようなカッターなどの道具だけで何とかなるでしょう。しかし、取り込む本が10冊単位になると話は別です。

 上の作業では、1冊解体し、使える状況になるまで準備するのに結構時間がかかります。断面もそろいません。そのため、大量に処理するとなれば、ここで紹介するようなディスクカッターか、次に紹介する裁断機が必須となります。

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 仕組みとしては、カッターの入った円状のローラー・ディスクを前後に押しながら、台座とローラーの間に挟んだ紙を切っていくタイプの裁断機です。


 etypist-51.png  5・カール事務器 ディスクカッター DC-210N
  ¥8,881 Amazon.co.jp (12/12執筆時)
消耗品の値段 (12/12執筆時)  丸刃 2枚(K-28) ¥431
 カッターマット5枚M-210)
¥782
サイズ W360×L490×H80mm
重さ  2.6kg

 もっとも多くの人におすすめなのが、カール事務機ののDC-210Nです。一般的なドキュメントスキャナーで取り込む人はA4サイズでしょうから、これで十分です。なお、切断できる枚数はどれも同じで80ページまでです。

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 DC-210Nの場合90ページくらいの小冊子(例えば上記の本など)などなら、数回往復させれば切れます。もちろん新書(文庫本)などの場合、いちど大きめのカッターで40ページくらいごとに切断してから、ディスクカッターに挿入することになるわけですが、大きめのカッター、カッターマット、鉄の物差しに比べて効率は段違いに上がります

 なお、丸刃とカッターマット(=刃を受ける部分)は消耗品です。丸刃は300~500カット前後で切れ味がにぶくなります。カッターマットもこれくらい使うと傷のために垂直切断が難しくなります。消耗品はそれ程高くないし、アマゾンで全て揃うので、最初に合わせて購入することをおすすめします(上のディスクカッターの説明欄に対応する消耗品のリンクがあります)。

 また、これ以外のディスクカッターについては、別の記事【こちら】で紹介しました。

2・比較的安価な裁断機

 続いて、比較的安価に購入できる裁断機を数機種紹介します。


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 6・サンワサプライ ペーパーカッター(裁断機) DCC-1
    ¥4,430 Amazon.co.jp (12/12執筆時

切断可能枚数: 10枚(20頁)
切断可能サイス A4サイズ
サイズ:
W337×D536×H371mm
重さ:1.8kg

  DCC-1は、サンワサプライが販売する小型の裁断機です。「直刃」で裁断するタイプの製品としては、最も安価な部類で、価格も安いです。

 重さは、1.8キロと軽量であり、このタイプとしては、設置性が良いでしょう。。裁断できるサイズは、A4サイズまでです。

 裁断できる枚数は、しかしながら、最大10枚(約20頁)です。この点で、どちらかと言えば、軽作業用製品と言え、自炊にはもちろん不向きです

 裁断機の刃の耐用枚数は、サンワサプライによると2000カットです。耐久性は高い機種と言えます。ただし、刃の交換は不可能な機種であり、使い捨てになります。

 安全面では、刃が手に触れないような安全ガードが装備されているほか、未使用時のためのガードロックが付属します。とはいえ、刃が露出しているので、小さなお子さんがいるご家庭などには向かない、業務用です。

 以上、DCC-1の紹介でした。裁断機タイプの製品としては、小型で設置性が良いのが売りです。ただし、裁断枚数が少なく、かつ、刃の交換もできない点は、注意する必要があります。


  

  7・ビューティーライフ 裁断機【A4 】
    ¥2,990 Amazon.co.jp (12/12執筆時
  7・ビューティーライフ 裁断機【A3】
    ¥4,430 Amazon.co.jp (12/12執筆時

切断可能枚数: 10-15枚(20-30頁)
切断可能サイス A4/A3サイズ
サイズ:
W310×D305×H350mm/666×35m×40mm
重さ:1.9kg/3.6kn

 ビューティーライフは、ノーブランドの時計ケースなどを売っている上海のメーカーです。裁断機もOEMにて格安のものを売っています。2サイズあり、A4までとA3まで対応の2種類となります。

 とくに、A3対応の機種は、各社に較べても値頃であり、格安機として存在感があると言えます。

 裁断できる枚数は、一方でさほど多くはなく、最大15枚(約30頁)です。自炊には向かないでしょう。また、小型機種は総じて同じですが、刃は使い捨てで、耐用枚数の明記はありません。また、このタイプの刃の場合、切る際、裁断機のブレードの卸方に多少コツが必要です。

 安全面では、注意が必要で、ガードがなく、刃が完全に露出するタイプになります。ただ、値段面で言えば、仕方のない部分です。

 以上、ビューティーライフの裁断機の紹介でした。自炊作業に使わない方向けの格安裁断機という市場の製品はなかったので、貴重と言える製品です。格安である回転刃タイプの「ライバル」と言えますが、安全性・耐久性の面で多少注意が必要ですね。

3・各社の大型裁断機について 

 さて、100ページを越える本など、さらに本格的にやろうと思う場合、業務用断裁機を視野に入れないといけません。ここでもいくつかおすすめの機種を紹介していきます。

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8・PLUS かんたん替刃交換 断裁機 PK-513LN
  ¥27,515 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

  消耗品の値段 (12/12執筆時

   PK-513LN(-A)受木 26-302 PK-513LNU ¥927
  PK-513LN(-A)替刃 26-301 PK-513LNH ¥8,254

切断可能枚数: 最大160枚(320頁)
切断可能サイス A4長辺サイズ
サイズ:
W405×D402×H440mm
重さ:12kg


 PK-513LNは、自炊初心者向きに最も売れていると言ってよい機種です。

 裁断できる枚数は、最大160枚(約320頁)です。これは業務用裁断機としては多い方です。多少厚みのある本でも切断できます。

 裁断できるサイズは、A4長辺サイズ(299mm)までです。A3サイズでも横辺ならば切れるサイズであり、こちらも業務用としては一般的なサイズです。

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 また、ある程度のサイズの本(400ページ強くらい)までならば、カッターであらかじめ「バラさ」なくても、写真のように本の真ん中ほどのページを挿入し、予備的に本を半分に切断することが可能です。

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 試用されている刃、通称「簡単替え刃交換」裁断機です。多くの業務用裁断機の場合、ブレード(刃)を交換する際、分解には、ドライバー・スパナが必要です。この際、ブレード(刃)に手を触れないといけないのでたいへん危険な作業でした。

 しかし、この機種は、専用カバー付きの替刃であり、特別な道具なしで、また直接ブレード(刃)に触れずに刃の交換ができます。その点で、初心者に優しい機種です。

 裁断機の刃の耐用枚数は、一度に100枚切断したとする場合、2000カット程度です。処理しようと思っている本が多い方は、この機種を選ぶメリット性は高いです。ただし、刃は消耗品であり、近所の刃物屋さんなどでの研ぎ直しには非対応です。

 受木の耐用枚数は、300枚ごとに受木の面を替えた場合、寿命が1200カットです。

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 独自機能として面白いのは、カットラインを光で表示する機能です。この機能を利用すれば、未経験者でも容易にカットポジションが決められるでしょう。

 以上、プラスのPK-513LNの紹介でした。「自炊用」「業務用」として、オーソドックスですが、最も売れている機種です。刃の安全性は高いですし、光のカットラインガイドも便利なので、初心者の最初の1台として最もおすすめできる機種です。


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 9・プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113
  ¥19,969 Amazon.co.jp (12/12執筆時

 9・プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 【自炊セット】
  ¥20,830 Amazon.co.jp (12/12執筆時

 消耗品の値段 (12/12執筆時)
  替え刃 コンパクト断裁機 PK-113H専用替刃セット ¥2,418
  受け木 PK-113U ¥964

切断可能枚数: 60枚(120頁)
切断可能サイス A4サイズ
サイズ:
W450×D190×H190mm
重さ:7kg

 PK-113 は、ブラス社のコンパクト断裁機」です。

 この裁断機の大きな特長は「コンパクトさ」と「軽量性」です。原稿台を省スペース化することで、従来的な裁断機の大きな欠点だった設置性を良くしています。それに伴い、重さも5キロほど軽量化されて、持ち運びやすくなっています。

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 さらに、パワーアシスト機構と新採用の鋭角刃により、従来の25%の力で紙を切断できます。パワーアシスト機構は、プラス社の2穴パンチでも採用されている特許技術で、反発力を利用した装置です。とくに力のない女性には嬉しい機構です。

 裁断できる枚数は、最大60枚(約120頁)です。先ほどの機種に比べると小型機種であるため、ハードカバーや専門書など、大きな本には向きません。ただ、薄めのコミックや新書中心に切断するならば、カッター併用で対応可能でしょう。場所も取らずオススメです。

 裁断できるサイズは、A3横サイズ(299mm)までで、先ほどの機種と同じです。A3サイズをA4サイズにカットできる性能で、業務用としても問題ないでしょう。

 試用されている刃、こちらも「簡単替え刃交換」です。特別な道具も不要で、初心者向けに優しい機種ですね。

 裁断機の刃の耐用枚数は、一度に100枚切断したとする場合、1000カット程度です。耐久枚数の点では、多少大型機種に劣っていますが、刃の価格がかなり安いため、交換の手間を考えなければ、コスパは良いです。

 受木の耐用枚数は、下位機種と同じであり、300枚ごとに受木の面を替えた場合、寿命が1200カットです。

 独自機能として、こちらも、カットラインを光で表示する機能が搭載です。斜めに切ってしまうと、スキャニング時の斜行の源院になるため、この機能の付属は、自炊ユーザーにも有用です。

 以上、PK-113の紹介でした。軽く切断ができる点で、革新的な新製品です。しかし、最大切断枚数が、PPC用紙60枚、120ページ程度に止まるために、自炊にはやや不向きかと思います。

 ただ、オフィス用に備えるならば、従来の裁断機の難点がいくつもクリアされた商品であるため、ニーズがありそうな野心作です。今後かなり売れていくのではないでしょうか。


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 10・プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-213 A4タテ 26-366
  ¥27,704 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

 消耗品の値段 (12/12執筆時)
  替え刃 コンパクト断裁機 PK-213H専用替刃セット  ¥2,480
  受け木 PK-213U  ¥964

切断可能枚数: 60枚(120頁)
切断可能サイス A4サイズ
サイズ:
W450×D190×H190mm
重さ:7kg

 PK-213 は、ブラス社のコンパクト断裁機」の新機種です。ただ、旧機種PK-113との差はわずかです。
 201602221620.jpg  カットラインの光の長さが10cmから21cmに伸びた点、カットガイドの入り口カバーの形状を見直し、カットラインの視認性を向上させた点が、主な改良点です。
 使い勝手は向上しており「進化」と言えますが、旧機種PK-113との価格差を吸収するほどではないため、基本的には従来機種を選ぶべきですね。

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 11・大型裁断機 ペーパーカッター400枚裁断 BA58A4
  ¥8,900   Amazon.co.jp (12/12執筆時
 11・大型裁断機 ペーパーカッター  書籍断裁
  ¥8,900   Amazon.co.jp (12/12執筆時

切断可能枚数: 400枚(800頁)
切断可能サイス A3縦サイズ
サイズ:
W380×D530×H175mm
重さ:17kg

 つづいて、「大型裁断機」の紹介です。輸入元が複数あるため、同一商品で別の値段・型番が存在します。ただ、全部同じ商品です。  Plata_04-2.jpeg

 裁断できる枚数は、最大400枚(約800頁)です。日本で入手可能な裁断機では、最大量といえるモデルであり、下準備無しにハードカバーが切れるスペックです。裁断できるサイズも、A3サイズ(310mm)までです。

 使用されている刃、ボトル固定式の旧式タイプです。交換には手間が必要で、安全性の点もイマイチだと言えます。

 裁断機の刃の耐用枚数は、厚みのあるものを切って500カット〜1000カット程度です。ただ、100枚から200枚程度で切れ味が相当鈍るようです。また、現在、交換用の刃が品薄ですが、このタイプの刃は研ぎ直しが効くため、近所の刃物屋さんに持ち込むのもありでしょう。受木の耐用枚数は、500枚ごとに受木の面を替えて寿命が2000カットとなります。

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 なお、こちらの機種の場合、多く枚数を一度に切るために、レバーを押し下げて切断の所作に入る前に、写真で丸を付けた部分にある2カ所のハンドル(安全ハンドル)で本を固定する所作をする必要があります。そのために、プラスに比べて切断にようする動作が1つ多くなります。

  また、しばらくの間「油くさい」「切断面が水平にならない」など難点も報告されています。プラスに備わっている切断面の光ガイドもこちらには付きません。

 以上、大型裁断機」の紹介でした。厚みのある本などを切る場合で、設置スペースが十分にあれば、選んでも良いと思います。ただ、安全性や利便性の点で必ずしも初心者向きではありません。また、プラスと違って大きなメーカーで作っている商品ではないです。

  そういった点で、コミックや新書程度の厚さがメインの人は、上で紹介したプラスの機種で良いでしょう。たまに厚い本があったら、カッターで一カ所切断すれば対応可能ですし。


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 12・YG-LN 強力改良型裁断機・ペーパーカッター
  ¥18,980 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

 消耗品の値段 (12/12執筆時)
  替え刃 改良型裁断機:[BA68A4]用 ¥2,880
  受け木 Red-Plastic 大型裁断機 ¥1,540

切断可能枚数: 400枚(800頁)
切断可能サイス A3縦サイズ
サイズ:
W380×D630×H320mm
重さ:24kg


 「改良型裁断機」は、YG-LN社が輸入している裁断機です。1つ上の機種と同じく「プラタ」の大型裁断機の改良型です。やはりこちらもA3サイズまでの原稿が800ページまで切断可能です。

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 上で紹介した機種は、ハンドル(安全ハンドル)で本を固定する方式でした。しかし、こちらは上の図で丸で囲んだレバー(安全でバー)で固定する方式になっています。ハンドルを回す所作よりも、レバーを降ろす所作の方が手軽で時間がかからないため、作業効率があがります。ただ、プラス 断裁機も安全レバーですが、これに較べると写真で見て分かるように装置が大がかりです。

 ただし、本体は大きめで、重さも23キロと重量級。本体の重さは取り回しの点でデメリットとも言えますが、Atlasとしてはむしろ重量がある点を評価します。というのも、特に厚い本を切る場合、本体の重量が軽いと裁断機をしている際に本体が浮いてしまい、危ない場合があるからです。この点で、重さはむしろメリット性があると思います。ただし、家庭に置くには大きすぎです。

 その他のメリットや問題点などは、上で紹介した通常版と変わりません。ただ、こちらの機種の場合、初期状態で「油くさい」という状況は少ないようです。

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13・マイツ 強力裁断機 A4長辺対応 MC-300 ライトグレー
  ¥38,354 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

  消耗品の値段 (12/12執筆時)
  替え刃+受木 マイツ 替刃セット MC-300  ¥20,147

切断可能枚数: 150枚(300頁)
切断可能サイス A3縦サイズ
サイズ:
W450×D405×H510mm
重さ:15kg


 MC-300マイツの裁断機です。同社は、日本の裁断機専門メーカーです。今回紹介する中では自社工場で作っている唯一の製造メーカーです。他社はいずれも中国などの工場に発注したものですが、マイツは国内の裁断機工場で作った製品を売っています。

 このモデルは同社の「強力裁断機」シリーズの中位モデルです。大きなハンドルを装備し、比較的軽く裁断ができる機種です。

   また、作りもしっかりしており、スライドゲージがボトルで固定できる機種です。他社のマグネット式に比べて裁断時に原稿がずれにくいため、とても綺麗に裁断できます。カットラインを示すLEDランプは、もちろん装備です。重さも15キロとこのクラスでは軽めです。

 難点は、自炊用としては、150枚(300頁)までと、プラスの大型モデルに比べてやや少ない点と、消耗品の価格が高めな点です。  ただ、逆に事務用としては堅実です。安定して切断できるハイス鋼を使用したブレードの切れ味も良いですし、研ぎ直しも効きます。事務用で切断品質重視ならば選んで良いモデルですね。

今回の結論
初めての自炊用裁断機として最もおすすめできる機種はこの機種!

 というわけで、今日は自炊に使う裁断機を9機種ほど紹介しました。

 最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!について書いてみます。


第1に、500ページ以内のコミック・新書・ハードカバーの取り込みを考えている方、

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8・PLUS かんたん替刃交換 断裁機 PK-513LN
  ¥27,515 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

 プラスの改良型のPK-513LN がよいでしょう。320頁まで切断できるスペックは自炊用としては十分ですし、なにより、ブレードの交換が簡単です。通常時の安全性能も高いことも最大のメリット性です。

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 また、ある程度のサイズの本(400ページ強くらい)ならば、ハードカバーでも表紙をカッターで切るなどして「バラさ」なくても、写真のように本を挿入し切断することで、表紙ごと切ることは可能です。

 光のガイドも付いているし、スキャナで取り込むには十分な精度で切ることができます。初心者にはこれが良いでしょう。


第2に、500ページ以上のハードカバーの取り込みを考えている方、

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 12・YG-LN 強力改良型裁断機・ペーパーカッター
  ¥18,980 Amazon.co.jp (12/12執筆時)


 改良型裁断機をおすすめします。800枚までの切断に対応し、表紙を「バラす」手間がありません。また、プラタの通常型よりも、バー式に変更されている改良型のほうが取り込みスピード上のメリットがあります。

 ただ、切れる反面、安全面はPLUSに劣ります。刃の交換や手入れの難易度も高いので、初心者には向きません。。一般向け、初心者向けには、国内メーカーとしてメーカー保証がしっかりしているPLUSの裁断機がおすすめです。


 第3に、オフィス用途にコンパクトで性能の良い裁断機を探している方は、

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 9・プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113
  ¥19,969 Amazon.co.jp (12/12執筆時

 9・プラス 裁断機 コンパクト断裁機 PK-113 【自炊セット】
  ¥20,830 Amazon.co.jp (12/12執筆時

 プラス社の新製品「コンパクト断裁機」が良いでしょう。「コンパクト」で「軽量」なために、オフィスでも取り回しやすいですし、パワーアシスト機構採用で女性でも力をかけずに切断できます。

 なお、安全性や、軽量性の点で、子どもでも使いやすいので、学校での導入も増えているそうです。


 第4に、自炊の上級者の方について、ここで紹介した機種よりも資金が出せそうな方は、

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 14・ダーレ スタック・カッター Durodex 200DX【黒色】
 14・ダーレ スタック・カッター Durodex 200DXW 【白色】
  ¥38,800 Amazon.co.jp (12/12執筆時)

 最大切断枚数 高さ18mm(PPC用紙200枚、400ページ程度の新書、コミック)

 実は、今回紹介しなかった、中級者以上向けの機種がドイツのダーレ社から出ています。

 今後、1000冊以上の大量に本を切る中級者以上の方、垂直切断性能を追い求める自炊に慣れた方は、こちらの機種がおすすめです。

 この機種については、今回のブログ記事の後編記事にあたる、「裁断機の選び方:中級者編」でより詳しく紹介しています。よろしければ【こちら】のリンクからご覧ください。

ーーー

 というわけで、今日は、裁断機の話でした。

 なお、本ブログ「モノマニア」では、最新の自炊に関係する機材について、以下のような記事をこれまで書いてきました。

1・ドキュメントスキャナの比較
2・ブックスキャナーの比較

3・自炊に必要な機材の総まとめ記事

 これらの記事もよろしくお願いいたします。

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