比較2019'【自炊歴16年】ブックスキャナ20機の性能とおすすめ:Plustek OpticBookシリーズ

2019年08月05日

比較2019'【自炊歴16年】ブックスキャナ20機の性能とおすすめ:Plustek OpticBookシリーズ

【今回レビューする内容】2019年 非破壊自炊用ブックスキャナーの性能とおすすめ・選び方・A4とA3:裁断しない本の取り込み・図書館向けスキャニング機材

【比較する製品型番】Plustek OpticBook 3900 3800 3800L 4800O A300 4600 4800 3800 サンワダイレクト ブックスキャナ A4 1200dpi 400-SCN033 400-SCN038

今回のお題
本を裁断せずに取り込めるブックスキャナのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のブックスキャナの比較です。

 「自炊歴16年」となったAtlasの視点で、現在「購入するべきおすすめブックスキャナ」を提案します。

ーー

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 なお、今回の紹介のメインとなるのは、「Book Scanner」です。

 「Book Scanner」とは、「非破壊自炊」でも「とじしろの影がでない」という、高性能な専門スキャナです。

 業務用語で「Book Scanner」と言えば、全てこのタイプで、3万円程度の機種から、図書館用専門機だと100万円近くするものまであります。

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 一方、ローラー搬送式のドキュメントスキャナ や、上から撮影する書画カメラ を含めて「ブックスキャナ」と表現する人が、「一部」現れています。

1・Book Scannerの比較 (7機)
2・ドキュメントスキャナの比較(10機)
3・書画カメラ型スキャナの比較 (3機)

 このような(広い)意味での「ブックスキャナ」について、このブログでは、3つの記事で合計で20機種紹介しています。

 本来的な意味での「Book Scanner」以外をお探しの場合は、上のリンク記事をご覧ください。

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4・自炊初心者のための機材の選び方

 また、「これらの違いがよく分からない!!」という方は、「自炊入門編」の記事があるので、そちらからお読み頂くと、わかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

1・ブックスキャナとは何か?

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 一般的に「自炊」というと、基本的には書籍を電子化した後で捨てることが前提になります。

 というのも、断裁機でばらしてからドキュメントスキャナで取り込むのが、作業時間的に効率が良いからです。

 しかし、貴重書の場合でそれが不可能な場合、紙の媒体で本としても読み続けたい場合は、裁断せずに読み取れるフラットベッドスキャナで、本を取り込むことができます。

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 ただ、一般的なフラッドベッドスキャナは、厚みのある本の場合、上の図にあるように、とじしろ(エッジ)の部分がスキャニングの時に浮いてしまいきれいにスキャニングできません

 しかし、ブックスキャナは、エッジまで綺麗に読み取ることが可能です。

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 上図のように本を配置することで、1ページごとに取り込めるからです。

 構造的に、ブックスキャナは、ガラス部分(読み取り面)と本体のエッジ(端)の隙間ほとんどなく、6mm程度です。

 そのため、文字が切れたり、影が入ったりすることなく、また端が切れてしまうこともなく、きれいにスキャニングすることができます。もちろん、PDFにすれば「見開き表示」ができます。

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 なお、他社のフラッドベッドスキャナや、プリンタ複合機のでは、幅が1.5cm以上あるため、この方法は不可能です。

 同じ置き方をしても、文字の端が切れてしまうでしょう。厚みのない本体形状もハードカバーなどの取り込みには不向きです。

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 最近は、自炊をしたい個人だけではなく、図書の補完スペースが確保できない図書館が、学術書の電子化の目的で図書館などにこのブックスキャナを導入することもあります。

 図書館用の本格的なブックスキャナは100万円を超えますが、この機種ならば同様の作業が3万円台で可能です。

2・ブックスキャナーの種類と性能

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 ブックスキャナーは特許製品で、台湾の光学機器メーカーlustek (プラステック)が独占的に発売してます。Opticbook ブックスキャナーという製品名になります。

 そして、日本では、サンワサプライが同社から正規品を輸入して売っています。

 現行品では複数のラインナップがあるので、値段と共に紹介しましょう。


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 【2018年発売】

 Windows XP〜10 Mac OSX 10.8〜10.14

 1・Plustek OpticBook 3800L
  ¥40,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 453X286X98mm
エッジ :6mm

 OpticBook 3800Lは、OpticBookの最廉価モデルです。

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 解像度は、最高で1200dpi対応です。写真用としてより解像度の高い製品はありますが、ブックスキャナならば十分な水準です。

 そのため、画質については続いて紹介する上位機種と変わらないために、高位の性能を求めないならばお得なモデルです。

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 画質も、他社のビジネス用の格安機に見られるCISセンサーではなく、高性能なCCDセンサーを採用します。

 とくにカラー原稿の取り込みにおいて高画質を得られやすいです。

 スキャン速度は、300dpiという標準的な画質で7秒です。

 クオリティ重視の600dpiでは18秒前後で、最大で1200dpiまで対応します。

 実用的な速度で、快適さにおいて不満はないと思います。ただし、光源にLEDではなくて冷陰極管を採用している関係から、起動速度も上位機種より遅いです。

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 対応フォーマットは、上記の通りです。

 ビットマップ形式だとファイルサイズは大きいですが、最終的に透明PDFに加工すれば、ファイルサイズは1/10以上まで縮小可能です。

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 なお、OCR機能も付属しますが、「オマケ程度」です。テキスト検索できるようにしたいならば、【OCRソフトの比較記事】で書いたような専門ソフトを「オススメ」します。


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 ドライバーは、Plustek独自のものですが、傾き補正を含めて、大手の搭載する主要機能は網羅します。これは、上位機の場合も同じです。

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 以上、OpticBook 3800Lの紹介でした。

 個人ユーザーが購入する場合で、Windowsで利用するならば、この機種の導入で問題ないでしょう。画質面では、上位機と全く同じですから。

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 【2014年発売】

 Windows 7〜10 

 2・Plustek OpticBook 3800
  ¥48,561 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

 Windows 7〜10 Mac OSX 10.7〜10.13

 3・Plustek OpticBook 3900
  ¥22,604 Amazon.co.jp (
8/5執筆時

読み込みスピード:7.9秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法: 453X285X105mm
エッジ :6mm

 なお、現在のところ1世代前のOpticBook 3800(別型番400-SCN033)が併売中です。

 旧機種の場合、LED光源ではなく、立ち上がりが遅い冷陰極管を利用しています。

 なお、旧機種はMac対応版として、(割高な)OpticBook 3900が別にありましたが、こちらも性能は同等です。

 結論的にいえば、読み取り速度も遅いため、現状では、これを選ばない方が良いでしょう。

 

 Windows 7〜10 Mac OSX 10.7〜10.13

 4・Plustek OpticBook 4800
  ¥54,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

読み込みスピード:3.6秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 491X292X102mm
エッジ :2mm

 OpticBook 4800は、プラステック社のブックスキャナの上位機種です。なお、こちらもMac用のドライバはありません。

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 解像度は、基本的に下位機種と同じです。

 エッジは、2mmなので、閉じられた古い本のすみまで綺麗に取り込めるスキャナです。

 マンガなどのあまり厚くないソフトカバーの場合は、6mmエッジでも十分でしょう。

 ただ、エッジが2mmだと、スキャニングの際、本の背表紙部を上から押しつける圧力を軽減できるため、稀少書をスキャンする場合は有利です。

 画質は、こちらも、高性能なCCDセンサーであり、期待値は高いでしょう。

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 スキャン速度は、この機種は、LED光源を利用しているために高速です。3.6秒/1枚と下位機種の2倍速ほどにパワーアップしています。

 仕組み上光源の待機時間が不要なので、起動速度も速い機種です。

 その他の部分は、下位機種と変わりません。

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 以上、OpticBook 4800の紹介でした。

 取り込みスピードが速い機種です。また、稀少書を傷めにくい点で、図書館業務などでの作業効率のは、こちらの上位機種がよいでしょう。

 ただ、価格面でかなり開きがあります。使用頻度が多くないならばOpticBook 3900でもよいでしょう。


 

 Windows 7〜10

 5・サンワダイレクト 400-SCN038
  ¥165,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

 5・Pluste OpticBook A300 Plus
  ¥159,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

読み込みスピード:2.48秒/1枚
光源:LED
本体寸法:623 x 400 x 133 mm
エッジ :2mm

 OpticBook A300 Plusは、高額ですが、A3サイズに対応するブックスキャナです。

 こちらも、サンワダイレクトが、400-SCN038という型番でOEM販売しています。

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 エッジは、こちらも2mmと薄い仕様です。

 解像度は、一方で、最大で600dpiとなります。A3と大型化すると、処理的にそれ以上の水準をキープするのは無理だからでしょう。

 画質は、一方で、この機種も高性能なCCDセンサーであり、品質は良いです。

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 スキャン速度は、一方で、A3原稿でも600dpiで10.5秒と優秀です。

 ファイルサイズは、ビットマップ形式の表示なのでPDFなどにすれば大幅に圧縮できるでしょう。

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 対応フォーマットは、上記の通りです。下位機種と同じです。サンワサプライから型番を変更した、同製品が売られています。

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 以上、OpticBook A300の紹介でした。

 A3対応のブックスキャナということで明らかに「図書館の貴重書仕様」ですね。その部分で言えば、エッジは2mmまで対応と貴重書にも対応できますし、スピードも向上がみられるため快適でしょう。

3・ブックスタンドについて 

 
 OpticBook 4600 4800 3800専用スタンド
  ¥12,960 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

 なお、A4タイプのOpticBook には、別売りの専用スタンドがあります。

 ねじ穴の位置が同じため、ここで紹介したどの機種にも付けることができます

 スタンドは必ずしも必要がありませんが、あれば、本が机の卓上に付きにくくなり、本を傷めにくくするという効果があります。大型の本を取り込むことが多い場合などは重宝すると思います。

今回の結論
ブックスキャナーのおすすめ機種は結論的にこれ!

というわけで、今日はPlustek ブックスキャナについて書きました。最後にいつものようにAtlasのオススメです。


 第1に、マンガや文庫などがあまり厚みのない本がメーンな人は、

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 【2018年発売】

 Windows XP〜10 Mac OSX 10.8〜10.14

 1・Plustek OpticBook 3800L
  ¥40,000 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 453X286X98mm
エッジ :6mm

 OpticBook 3800Lが良いと思います。

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 性能面ではより高速な上位機はありますが、画質は変わりません

 エッジも6mmあれば、家庭用としては十分以上なので、値段の面でもこれらで良いでしょう。

 なお、Macについては、同社サイトの新ドライバーを利用することでOS10.14まで対応できます。


 第2に、厚みのある本の取り込み(目安として800ページを超えるようなハードカバー)を考えている人は、

 

 Windows 7〜10 Mac OSX 10.7〜10.13

 4・Plustek OpticBook 4800
  ¥54,800 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

読み込みスピード:3.6秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 491X292X102mm
エッジ :2mm

 OpticBook 4800 を購入するのが良いと思います。

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 速度やLED光源の仕様はさほど魅力ではないですが、エッジが2mmというのは、この用途ではかなり重要です。

 
 OpticBook 4600 4800 3800専用スタンド
  ¥12,960 Amazon.co.jp (8/5執筆時)

 また、このような厚い本の場合は、先ほど紹介した専用スタンドの購入も考えて良いと思います。

 他方、価格がそれなりに高いため、自炊に慣れている人か、、稀少書の取り込みを考えている人にオススメのモデルですね。普通の用途ならば、OpticBook 3900で良いと思います。

補足:自炊関連の記事の紹介

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 というわけで、今日は、ブックスキャナの紹介をしてみました。

1・フラットベッドスキャナ
2・フィルムスキャナ
3・ドキュメントスキャナ
4・ハンディスキャナ
5・ブックスキャナ
6・A3対応スキャナ
7・Wi-Fi対応スキャナ

 なお、このブログには、他のタイプのスキャナも色々紹介していますので、興味のある方は是非ごらんください。

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8・自炊初心者のための機材の選び方

 また、これから自炊をはじめようという方のための記事として、上記の入門記事もあります。こちらもよろしくお願いします。

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 では、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 12:58 | スキャナー

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