比較2018' 自炊向きの最新スキャナー10製品の性能とおすすめ:各社のドキュメントスキャナーの選び方(document Scanner-2)

2018年05月18日

比較2018' 自炊向きの最新スキャナー10製品の性能とおすすめ:各社のドキュメントスキャナーの選び方(document Scanner-2)

今回の結論
自炊に向いた性能の良いA4ドキュメントスキャナーはこれ!

 ども、Atlasです。今回は、ドキュメントスキャナーの比較の記事の2回目になります。

 記事としては後編でなので、最初に前編 をご覧ください。(→こちら

 というわけで、この後編では、最後に「結論」として、いずれの品を買うべきかについて、まとめたいと思います。


 第1に、高速かつ安定的に取り込みができる自炊用スキャナとして最もおすすめできる機種は、

 

  Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 4・EPSON スキャナー DS-530
  ¥33,000 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

 5・EPSON スキャナー DS-570  
  ¥39,023 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 17枚/分 34面/分 6位
グレー 300dpi 35枚/分 70面/分 5位
カラー 300dpi 35枚/分 70面/分 4位

 現状では、EPSONDS-530か、そのWi-Fi対応機種のDS-570でしょう。

 他社より新しい製品だけあり、5万円以下の製品で較べた場合、白黒・カラー・グレースケールの各読み込みともかなり高速です。とくに、600dpiレベルの高解像度の読み取りの場合、カラー・グレースケールでも速度が落ちないため、スピード面でも有利です。

  201608081357.jpg

 また、スキャンの安定面でも、新型ローラーの採用で、信頼性が高まっています。また、画像補正性能は、従来から定評があり、この部分でも信頼感があります。

 一方、白黒・カラー・グレースケールの原稿自動判別機能がない点は、自動処理したい方にはネックです。この場合は、この機種を避けた方が良いと思います。ScanSnapなどのほうが良いでしょう。



 第2に、自炊で、黄ばみのある古い本や古いマンガなどの状態の悪い原稿も取り込もうと考えている方には、

 

 Windows 7〜10対応

 3・Canon imageFORMULA DR-C240
  ¥47,312 Amazon.co.jp
(5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 16枚/分 32面/分 7位
グレー 300dpi 45枚/分 90面/分 4位
カラー 300dpi 20枚/分 40面/分 8位

 画像補正の充実したキヤノンのDR-C240が、良いと思います。

  201805181216.jpg

 「黄ばんでいる漫画」「図書館の本や雑誌をコピー機でコピーした原稿」「裏移りのしそうな新聞などの薄い原稿」が主の場合には、この機種の優れた画像補正機能(テキストエンハンスメント)が力を発揮します。

 また、カラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を搭載し、かつ、一度に60枚の原稿をセットできる点で、大量の原稿の処理にはとくに向くでしょう。

 速度的には、自炊において最も使用頻度が多いだろうグレースケールが特に高速です。

 唯一残念な点は、Macに対応しない点ですね。

ーー


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.12

 2・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥36,086 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 13枚/分 26面/分 8位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 8位
カラー 300dpi 15枚/分 30面/分 9位

 Macユーザーは、スキャン速度が多少劣りますが、 DR-C225Wを選ぶと良いでしょう。


 第3に、ネットワークでの共有・使用を考えている方ですが、

 
 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・BROTHER ADS-2800W【下位機】
  ¥47,299 Amazon.co.jp
(5/18執筆時) 

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 24枚/分 48面/分 3位
グレー 300dpi 30枚/分 60面/分 6位
カラー 300dpi 30枚/分 60面/分 5位

 

 7・BROTHER ADS-3600W【上位機】
  ¥64,589 Amazon.co.jp
(5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 24枚/分 48面/分 3位
グレー 300dpi 50枚/分 100面/分 3位
カラー 300dpi 50枚/分 100面/分 2位

 ブラザーの ADS-2800Wが良いと思います。

 201603071839.jpg


 小規模オフィスなどで、ネットワーク共有して使う場合は、この機種が最も良いと思います。多少割高ですが、ADS-3600Wを購入すれば、スピード面も有利になります。
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 クラウドサービスとの相性も良いため、EvernoteやDropboxなどに直接転送させたい方にも、この機種は良い選択肢です。

7・Wi-Fi対応のスキャナーの比較

 なお、オフィスなどで、ネットワーク共有して使う場合「おすすめ」のスキャナについては、別に上記のような記事もあります。よろしければ、そちらをご覧ください。


 第4に、自炊上級者の買い換えなど、クオリティにこだわりたい方にオススメと言える機種は、

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 Windows 7〜10対応 

 【2017年】

 9・Canon imageFORMULA DR-M260
  ¥97,300 Amazon.co.jp
(5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 30枚/分 60面/分 1位
グレー 300dpi 60枚/分 120面/分 2位
カラー 300dpi 50枚/分 100面/分 2位

 キヤノンDR-M260でしょう。速度面の速さは言及する必要はないでしょう。

 201802031420.jpg

 加えて、利便性面で、原稿を自動で逆走させ、再度搬送を試みる「リトライ機能」が搭載されるなど、これまでになかった新機軸が見られる点で、高く評価できます。

 画質についても、新搭載のDRプロセッサーは、CISセンサーの弱点と言えた、カラーの読み取り精度の改善が見られます。この点に期待して「買い換え」を検討するのもアリでしょう。

ーー

 201512201523.jpg

 Windows XP〜10対応

 10・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7180
  ¥143,005 Amazon.co.jp (5/18執筆時)
 10'・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7160
  ¥97,800 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 9機種中の順位
白黒  600dpi 22枚/分 44面/分
5位
グレー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位
カラー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位

 一方、カラーに特化して言えば、CCD方式を取る富士通の上位機 fi-7160 も良いと思います。

 201805181235.jpg 

 白黒2値原稿の高画質読み取りは、価格に比して低スピードですが、カラー原稿、グレースケール原稿の読み取りは速度的にも優位性があるため、カラーページがある漫画や小説、ないし図録などについて「とことん画質にこだわって」取り込もうと考えている方には良い選択肢です。

1・フラットベッドスキャナの比較

 ただ、本体価格が高い点はやはりネックです。

 201805181201.jpg

 一般的に、50000円を切るような他機種でも、カラー原稿は普通に読み取れます。また、コミックの表紙だけなどならば、その部分だけ、上で紹介しているフラッドベッドスキャナで行った方が効率が良いでしょう。


 第5に、初心者にも手軽に使える入門機として最適なのは、

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 1・富士通 ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥41,550 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 25枚/分 50面/分 2位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 8位
カラー 300dpi 25枚/分 50面/分 7位

 発売から年数が経っているため、以前のようなスキャン速度面での優位性は失われていますが、安定した取り込み機構や、使い勝手の良さは、依然として定評があります。「自炊業者」も一般的にはこの機種を使う場合がほとんどです、

 初心者の方で、難しいことを考えずにオートで取り込むならば、この機種は、最も良いと思います。利用者も多いため、ネット上で「賢い利用法」も簡単に見つかるでしょう。PDF編集ソフトが付くのも嬉しい「おまけ」です。

 ただ、PCにある程度詳しい方や、スペックを重視したい方買い換えニーズの方は、やはり、発売から年数が経ち、基本スペックが見劣りしてきていますので、エプソンなどの他社製品を選んだ方が、現状では良いと思います。

補足:スキャナのお手入れ用品について

 というわけで、今回はスキャナの選び方について書きました。最後におまけです。

 コミックや本の取り込みをする場合、本の糊がスキャナの読み取り面に「本の糊(のり)」などが付いてしまい、光線や線がPDFに入ってしまうことが多いです。

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 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1
  ¥2,052 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

 キムワイプ 6箱(200枚入) S-200
  ¥1,380 Amazon.co.jp (5/18執筆時)

 そこで、日々のメンテナンスのために、このの2つのアイテムをスキャナと同時に揃えることをおすすめします。

 F1クリーナーは、富士通のScanSnap用のガラス面やローラーなどの専用の液体クリーナーです。これは、他のスキャナでも使えますので、1本持っておくことをオススメします。

 こちらはスプレー式ですので、キムワイプなどを湿らせて読み取り面やローラーを拭き掃除します。かなり大きいので、1度買えば当分持ちます。

 なお、キムワイプは、本来実験器具の清掃に使うものですが、ローラーやスキャナの掃除にも適しています。ゴミが読み取り面に入るので、水道水で湿らせたティッシュペーパーなどでは掃除しないほうがよいです。

ーーー

 なお、このブログ「家電批評モノマニア」には自炊関連用品として次のような比較記事もあります。

1・フラットベッドスキャナの比較
2・ドキュメントスキャナの比較

3・ブックスキャナの比較

4・ディスクカッターの比較
5・裁断機の比較
6・自炊に必要な製品【まとめ】

 これらの記事も、よろしければご覧ください。例えば、6番の記事では、「自炊初心者向け」に必要な機材について、詳しく説明しています。

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 12:44 | スキャナー

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