【今回レビューする内容】 2025年 目に優しい23.8インチ液晶モニターの性能とおすすめ :テレワーク向け:23.8インチ IPSパネル:疲れにくい仕事・動画・ゲーム向け
【比較する製品型番】EIZO EV2480 EV2480-ZBK EV2480-ZWT EV2490 EV2490-BK EV2490-WT イイヤマ XUB2497HSN-B1XUB2492HSU-B6 XUB2493HS-B6 XU2492HSU-B6 XB2481HSU-B5H G-MASTER G2445HSU-B2 LGエレクトロニクス 4MS570B-B 24MS530B-B 4BP450Y-B 24BL650C-BAJP 24MR400-B 24BA450-B デル DELL C2424HEB U2424HE U2424H P24225HE P2425H E2425HS SE2425H SE2425H-A E2425H E2423HN ASUS VA24DQLB VA24DQ PA247CV BE24EQK VA24ECPSN VA24ECPSNY VY249HE VA249HR VA24DCP VG246H1A VA24EQSB VP249HV S2425H-A S2425HS-A VA24EHFA VY249EF VU249CFE Acer B247YEbmiprxv V247YEbmixv CB242YD3bmiprcx KA240YHbmix CB242YE3bmirux BenQ GW2486TC-JP GW2486TC GW2490T-JP GW2490T BL2490 BL2490T GW2491 GL2480 GL2480-JP アイオーデータ LCD-DF241EDB-F EX-A241DB EX-A241DW EX-C241DB EX-C241DB-F EX-D241SD-F 241V8L/11 24E1N1300A/11 フィリップス 276B1/11 242E2FE/11 242E2F/11 24E1N5300AE/11 24E1N3300A/11 241V8/11 243B9H/11 243B9/11 243S1/11 241S9A/1 HP 524sf HP 524sa HP 524sh P24 G5 E24u G5 E24t E24mv G4 JAPANNEXT JN-IPS238FHDR-C65W-HSP JN-IPS2382FHDR-HSP JN-IPS238FHDR-C65W JN-i2382FHD-C65W グリーンハウス GH-LCW24RH-BK Xiaomi A24i 富士通 NECLCD-L242F-BK ThinkVision E24-30 62C7MAR4JP ほか
今回のお題
23.8型液晶ディスプレイのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年1月現在、最新の23.8インチ液晶モニターの比較です。
適度に大画面で設置性も良いので、家庭でのテレワーク用にも売れているサイズの1つです。
記事では、パネル自体の品質やスタンド部分の調整力、あるいは、明るさセンサーなどの独自の工夫などに注目しながら、長時間作業でも「目が疲れにくい」モニターを提案していきます。
細かい部分では、保証期間の長さや保証内容にも注目しました。
1・23.8型液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:イイヤマ〈日本〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:DELL 〈米国〉
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
2-2:ASUS〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
3-1:HP〈米国〉
3-2:BenQ〈台湾〉
3-3:ACER〈台湾〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
4-1:フィリップス〈欧州〉
4-2:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
5-2:他の企業
5-3:最終的なおすすめの提案【結論】
以下、23.8インチ前後のモニターの「選び方の基本」をはじめに説明します。
その上で、以上のようなメーカー順に各社のモニターを比較していきます。
なお、ご覧いただくあたって、1点だけ「注意」をお願いします。
1・4K解像度の液晶モニターの比較
・解像度:4K 5K
=個人用のハイスペック機
2・2.5K液晶モニターの比較
・解像度:WQHD
=個人用の「中級機」
3・ゲームミングモニターの比較
・解像度:フルHD WQHD 4K
=高リフレッシュレート・高速応答機
4・タッチパネル式液晶モニター
・解像度:フルHD 4Kなど
=タッチパネル利用者向けの特殊機
今回は「一般向け・仕事用」として最も一般的で、値段も安いフルHD解像度モニターだけの紹介です。
高画質の4K機や、作業領域が広い2.5K機、ゲーム用の高リフレッシュレート機、そして、タッチパネル搭載機は、観点が変わってくるため、記事を「完全に」分けています。
そういった機種をお探しの場合は、上記のそれぞれのリンク記事をお読み下さい。
一方、この部分のスペックの違いが「よく分からない」初心者の方は、今回記事からお読みいただいても「分かるように」書きました。
お時間のある方で「詳しい違いを知りたい」場合は、このブログの【モニターの選び方のまとめ記事】からお読みいただければ、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
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液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
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1・31.5インチ液晶モニターの比較
=TV兼用に向く大型
2・27インチ液晶モニターの比較
=家庭用に快適なやや大きめ
3・24インチ液晶モニターの比較
=書類仕事に便利な縦長画面
4・23.8インチ液晶モニターの比較
=テレワークに人気な小さめ
5・小型液晶モニターの比較
=奥行のない机で使える超小型
なお、今回は、このブログのフルHD解像度モニターの比較記事全体としては、4回目記事として書きました。
1-1・目に優しいモニターの選び方の基本
具体的な製品の紹介にはいる前に、「目に優しいモニターの選び方の基本」を書いておきます。
仕事用を合わせると、Atlasは、これまでモニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。
その経験をふまえると、以下の3つの基本をおさえることが重要です。
1・適切な画面の大きさ
第1に、画面の大きさです。
大画面モニターは、作業効率を考える場合は魅力的です。
しかし、モニターが大きすぎると、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。
23.8インチモニターならば、70cm以上は、目からモニターまでの距離をとるべきです。
画面サイズは、この場合、幅53.9cmx高さ45cmほどです。
十分小型ですので、仕事用の机なら問題なく、距離をとれます。
作業効率は、15インチノートPCと、だいたい同じと考えてください。
デスクトップは、ノートPCより離れて使うものだからです。
2・モニタースタンドの性能
第2に、モニタースタンドの稼働性です。
この部分は、モニターを選ぶ際に軽視されがちです。しかし、「目の疲れ」に最も大きく影響する要素です。
基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。
しかし、格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。
そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。
そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。
3・液晶モニターの品質
第3に、液晶モニターの品質です。
液晶は、PC用の場合、TNパネル、VAパネル、IPSパネル、ADSパネルという、4種類の液晶方式が主流です。
それぞれの特徴を「ざっくり」表示すると上表のようになります。
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結論的にいえば、視聴時の視認性(ギラつきのなさ)と、視野角の広さが大事ですので、IPSパネルがベストであり、「目に優しい」です。
IPSと同じ性質のADSパネルでも構いません。
上図は、IPS・ADSの(安めの)スタンダード機の典型的なスペックです。
これより数字が良い製品は、「ちょい上なIPS」と考えて良いでしょう。
とくに今回の記事では、色域(sRGB99%以上)と輝度(300cd/u以上)を超えた「ちょい上」なパネルを「IPS+」として区別しました。
定まった表現がないのでAtlasが名付けました。
近年は、コントラスト比も高め(1300:1〜1500:1)で「黒が締まる」IPSパネルも増えました。この部分で個性がある製品も、本編では、その部分を評価して説明する予定です。
ほかに、IPSパネルだと無数に「上位製品」があります。
ただ、広色域IPSなどのパ上位パネルは、フルHD解像度だと展開がないので、ここでの説明は省略します。
VAパネルは「黒が締まる」ので映像向き、TNパネルは、応答速度が良いのでゲーム向きです。
しかし、TVより近接視聴になるPCモニター利用の場合、いずれも疲れやすいので、積極的にはおすすめしません。
なお、PCモニターの場合、パネル表面処理は、パネルの種類を問わず、ほぼ全機が、照明などの反射が少ないといえる非光沢のノングレアです。
ノートPCとは違い、ハーフグレア(半光沢)、グレア(光沢)は、テレビ的に利用する一部機種を除けば、採用例は皆無に近いです。
この部分は(基本)あまり気にしなくて良いです。
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1・液晶モニターの選び方【まとめ】
2・Mac用モニターの選び方
以上、モニターを選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。
もっと深く「基本部分の選び方」を知りたい方は、(製品自体の比較ではないですが)以上の記事でもまとめています。
ただ、今回説明する内容だけでも、「目に優しいモニター」は十分選べると思います。
このまま読み進めていただいてOKです。
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では、具体的なディスプレイの紹介に入ります。
今回は、冒頭書いたような企業順で、メーカーごと各製品をみていきます。
1-2・イイヤマのモニターの比較
はじめに日本のイイヤマからです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。
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以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年発売】【23.8インチ】
【上位機】
(100Hz)
1・IIYAMA ProLite XUB2497HSN-B1
¥25,300 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
接続端子: HDMI DP USB-C
USB給電:65W
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
【中位機】
(100Hz)
3・IIYAMA ProLite XUB2492HSU-B6
¥17,909 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
(100Hz)カメラ付き
3・IIYAMA ProLite XUB2490HSUH-B1
¥23,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
(75Hz)5年保証
4・IIYAMA ProLite XUB2493HS-B6
¥19,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
(75Hz)5年保証 IPS
5・IIYAMA ProLite XUB2463HSU-B1
¥18,513 楽天市場 (1/13執筆時)
接続端子: HDMI DP
USB給電:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
【下位機】
(100HzHz)
6・IIYAMA ProLite XU2492HSU-B6
¥15,980 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
接続端子: HDMI DP
USB給電:
スタンド:チルト
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:上記参照
HDR:
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年/5年
XUB2497HSN-B1など、イイヤマの23.8インチのディスプレイです。
複数の型番がありますが、大きく3グレードに分けると理解しやすいです。
上位機は、USB-C端子が付属し、USB給電に対応するノートPCへの給電が可能です。
中位機は、いずれも、USB-C端子がない構成です。
一方、こちらはカメラ付き(フルHD/30P)モデルもあります。
顔認証対応水準の解像度とプライバシーシャッターを装備する堅実な性能ですが、最近多い、AIを利用したフレミングやオートフォーカスなどの機能性はないので、必要ならば、別に買って取りつけても良いような機はします。
下位機は、その上でスタンド調整がチルト角度のみとなる廉価版です。
その上で、発売時期の違いで、リフレッシュレートが旧水準(75Hz)となる機種があります。ただ、ここは仕事用として(マウスの追随性など)相当「こだわる方」以外は重視しなくても良いでしょう。
あとは、保証年数が一部5年と長めのモデルがある点と、後述するパネルについて(LGの)IPSで確定できるモデルがある点が違いになります。
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結論的にいえば、USB-C給電の要不要だけみながら、中位機以上を選ぶと良いかと思います。
パネル周りの仕様は同じですので、以下、同時にみていきます。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
先述のように、視野角が広く、注視しても目疲れしにくい性質がある「目に優しい」傾向のパネルです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)とも、フルHD解像度のスタンダードクラスのIPSの性能はあります。
色域は非開示ですが、おそらく問題ない水準(sRGB 95%前後)でしょう。
なお、イイヤマは、LG製のみIPS表記で、それ以外は「IPS方式」と表記しています。
本機は後者にあたります(XUB2463HSU-B1を除く)
LGの持つ商標の関係です。イイヤマの説明では、「IPS方式」は、パネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」パネルという表現になります。
上表は、IPS系を生産できる主要メーカーを示したものです。生産企業は、表にないその他の準大手の場合などもあり、その場合は、信頼性は少し落ちる場合もありえます。
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結論的にいえば、本機の場合、変則的なスペックではないので、上表のどこかの企業のパネルでしょう。
本当は正確な開示があった方が信頼性は上がるとは言えますが、仕方ないでしょう。
ここでは、IPSと同じと考えてOKです。「目に優しい」傾向のパネルです。
応答速度は、一部ゆらぎはありますが、多くの場合オーバードライブ時で4msです。
なかなか速い上に、5段階で、強弱の調整もできるため、それなりに動画には強いでしょう。
また、オーバードライブ未搭載に比べると、残像感が少ない映像が得られます。
なお、一部は、GtoG表記ではなく(計測が甘い)MPRT表記で0.4msと表記のあるものがあります。
ただ、GtoG表記としていえば、さほど変わらないでしょうし、比べる場合は「ノイズ」と考えて良いです。
自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
世代によってモード数が変わりますが、最新(100Hz対応機)で以上の6種です。
画質補正機能は、フリッカー対策の明言があります。
LEDライトの点滅は目の疲れに影響するため、この部分は重要でしょう。
ディスプレイスタンドは、中位機以上は「パーフェクトスタンド」です。
稼働性は、チルト角度(上32°・下5°)、高さ(15cm)、左右(90°)と回転(90°)です。
チルト・左右は各機少し前後がありますが、誤差範囲です。
水準としては平均値以上で、十分な水準と言えます。
下位機種は、ただしチルトのみです。
この場合、上方向21.5度 下方向3.5度のみの調節ができです。
目が疲れないためには、モニタに対して目が水平にするのが原則です。
その点で言えば、上位機の方が、圧倒的に目が疲れにくいです。
接続端子は、上位機の場合、HDMIとDisplay-portほか、USB-C端子に対応です。
最近のノートPCはUSB-C給電(USB-PD)に対応するものが増えています。
そうした機種にならば、65W給電が可能です。
この給電量があれば、ゲーミング用の大画面ノートPCを除けば、たいていが速度低下なしに給電可能です。むろん、対応スマホにも高速給電可能です。
中位機以下は、HDMI・Display-portという構成です。
アナログなD-SUB(VGA)は、今回見た機種だと省略ですが、画質劣化するのでなくて問題ないでしょう。
ケーブルは、HDMI(1.5M)とDPケーブル(1.8M)が付属です。
上位機は、USB-C(1.0M)も付属します
スピーカーは、2Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、3年です。
ただし、上で書いた一部モデルは5年です。無輝点保証はないものの長めす。
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以上、イイヤマのXUB2497HSN-B1などの紹介でした。
パネルがIPS系ですが、先述のように、現状だとあまり気にしなくて良い(気にしても仕方ない)でしょう。
性能面では、上位機は、USB-C給電対応で、スタンドの可動性も問題ない上で、映像調整(特に自動調整)が一般向きで充実しますし、堅実で良い構成に思います。
保証期間も3年と長いですし、USB-C端子がない中級機も含めて値段次第で選択肢にできます。ただ、後でみるLGなど、IPSパネルで安い機種はありますし、しっかりと比較はしましょう。
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このほか、同社からは、23.8型だと次のような製品展開があります。
【23.8インチ】
【2023年発売】
7・IIYAMA ProLite XB2481HSU-B5H
¥16,517 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
第1に、XB2481HSU-B5Hです。
パネルは、VA(AMVAパネル)です。
スペックは、色域は非開示ですが、輝度(250cd/u)、視野角(178°)、コントラスト比(3000:1)です。VAのスタンダードな水準はあります。
VAは、視野角はIPSと同等で、コントラスト比が高く「黒が引き締まる」特性があります。
その特性ゆえに、動画再生・(動きの速くない)ゲームなどには向きます。
しかし、画面に独特の粒状感(ギラツブ)があるので、近接視聴で、文字を見つめるPC用モニターとしては、目への優しさの点で劣ります。
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結論的にいえば、映像視聴に特化して考えれば選択肢にできます。
ただ、仕事(特にタイピング)に少しでも使う予定ならば、避けた方が良いと言えます。
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【23.8インチ】
【2024年発売】
8・iyama G-MASTER G2445HSU-B2
¥18,920 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:1ms (MPRT)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
第2に、XB2481HSU-B5Hです。
同社のゲーミング用の小型モニターです。
ただ、リフレッシュレートが100Hzに止まり、また、応答速度も、MPRT値のみの表記です。
一応、チラツキ対策(Adaptive Sync )はあるのでゲーミング用と言えなくもないのですが、そちらの水準だと、入門機もに届かないレベルのスペックです。
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結論的にいえば、この値段を出すならば【ゲーミングモニターの比較記事】で見ているような高リフレッシュレート機がより良いでしょう。
1-3・LGのモニターの比較
続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
【2024年発売】
【23.8インチ】
9・LG Electronics 24MS550-B
¥20,652 楽天市場 (1/13執筆時)
スタンド:チルト・高さ
スピーカー:2W×2
9・LG Electronics 24MS500-B
¥15,500 楽天市場 (1/13執筆時)
スタンド:チルト
スピーカー:なし
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×2
VESA:75mm
保証期間:3年
24MS550-B などは、LGの23.8インチの製品です。
2グレードがありますが、違いは、スピーカーの有無とスタンドの稼働性です。
後者は目への優しさには重要な部分ですし、選ぶならば上位機でしょう。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
LGが他社に供給しているノングレア仕様のAH-IPSパネルです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。
色域は非公開ですが、スタンダードクラスのIPSパネルと見て良いです。
応答速度は、オーバードライブ時で5msです。
かかり方は、3段階で調整可能です。
リフレッシュレートは、100Hz対応です。
ゲーミング用と言えるほどではないですし、FreeSyncにも対応しません。
ただ、マウスカーソルの追随性を良くするようなニーズはあるかもしれません。
自動画質調整は、「フォト・シネマ・ゲーム」の各モードが利用できます。
一方、ビジネスに向いたモードはありません。
画像補正機能は、暗部補正となるブラックスタビライザーのほか、超解像技術ほか充実します。
特にゲームには強いと言えますが、TVでも使われる高画質化技術でもあるため、通常の動画などでも効果があるでしょう。
「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策・ブルーライト軽減も機能として持ちます。
モニタースタンドは、上位機だとチルト角度(前5°・後15°)ほか、高さ調整に対応です。必要最低限ですが実用水準です。
下位機種だと、チルト角度調整のみですし、上位機が良いでしょう。
接続端子は、HDMIが2系統です。
現代的な仕様でしょう。
ケーブルは、HDMIケーブルが付属します。
スピーカーは、上位機のみ搭載です。
ただ、音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたような別売の格安スピーカーを購入するべきでしょう。
なお、これは、今回紹介する機種全てに言えることです。
保証期間は、3年です。
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以上、LGの24MS550-Bなどの紹介でした。
液晶パネルが自社生産できるメーカーらしく、価格は安め水準です。
その上で、テレビメーカーらしく画質調整がそれなりに高度です。
もちろん、他社機と比べる必要はありますが、モニターアームの稼働性が良い上位機は、大きな弱点もなく、スタンダードモデルとして良い機種に思えます。
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なお、本機と仕様が似る上位機が他にいくつかあります。
以下で確認しておきます。
【2024年発売】
【23.8インチ】
10・LG Electronics 24BA450-B
¥24,800 楽天市場 (1/13執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
接続端子: D-sub HDMI DP
11・LG Electronics 24MR400-B
¥14,554 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
スタンド:チルト
接続端子: D-sub HDMI
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:3年
第1に 24BA450などです。
1つ上でみた機種の「ビジネス向け」といった位置づけの機種です。
端子構成は、最も大きな違いです。
こちらは、HDMIは1系統ですが、D-SUB・DPとレガシーをふくめ基本端子が揃います。
パネルは、こちらも、IPSです。
スペックは、しかし、輝度(250cd/u)は普通ですが、コントラスト比(1300:1)、色域(sRGB99%)ともに、IPSの標準より少し良い水準です。
上表のIPS+や、広色域IPSの水準には至らないですが、この価格クラスでは良くみえる、「素性の良い」パネルです。
リフレッシュレートは、HDMIで100Hz です。
こうした仕様を含めて、仕事以外に使える仕様でもあります。
画質調整は、先ほどの機種と変わりません。
超解像技術もしっかり装備です。 ただ、ゲーム用ではないので、「黒画面」を挿入する「1ms Motion Blur Reduction」は不採用です。まあ問題ないです。
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結論的にいえば、先ほどの機種と比べて、映像美に関わるパネルスペックはこちらの方が少し良いです。
同じスタンドで、少し高い程度の値段で買えそうならば、一般向けにはこちらがわずかに良いスペックに見えます。
ただ、このあと出た次に見る機種のほうが、より仕様が良いので、見比べる必要はあります。
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【2024年発売】
【23.8インチ】
10・LG Electronics 24MS570B-B
¥22,796 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
接続端子: HDMI×2 USB-C
USB給電:65W
11・LG Electronics 24MS530B-B
¥21,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
スタンド:チルト
接続端子: HDMI×2 USB-C
USB給電:
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1300:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:3年
第2に、24MS570Bなどです。
1つ上で見た製品のあとに出たモデルで、仕様的にはこちらの方が「豪華」です。
端子構成は、HDMIが2系統と、USB-Cです。
とくに上位機は現代的な構成です。
対応ノートPCなどに65WのUSB-PD給電ができます。
加えて、USB2.0の速度なのでマウスやキーボード用ではありますが、USBハブもつきます。
パネルは、同じく、IPSです。
本機もコントラスト比が1300:1です。sRGB 表記の色域は確認できませんが、1つ上の製品とおそらく同じパネルでしょうし、99%でしょう。
本機もIPS+とまでは言えませんが、少し良いパネルです。
リフレッシュレートは、全ての接続端子で100Hz です。
あとは、1つ上の製品と変わりません。
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結論的にいえば、USB-Cを活用した使い方を考える場合、本機の仕様は特に良いです。
パネルも(普通の)IPSの水準より多少良いため、お買得感があります。
より上位の機種と見比べる必要はありますが、端子構成の新しさを含めて、この価格帯の製品だと有力候補です。
【2021年発売】
【23.8インチ】
12・LGエレクトロニクス 24BL650C-BAJP
¥24,122 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:45W
接続端子:HDMI D-SUB USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1.2W×2)
保証期間:3年
24BL650C-BAJP は、LGの23.8インチモニターの中位機です。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(NTSC:72%)です。
こちらは、ごく普通のスタンダードクラスのIPSパネルといえます。
ただ、本機の場合、工場出荷時の色合いの個体差の調整(キャリブレーション)の言及があります。色ムラの可能性は少ないでしょう。
応答速度など、スペックは、1つ上の上位機と同じです。
機能面も、超解像技術やブラックスタビライザーをふくめて、搭載です。
本機も、ゲーム用ではないので、「黒画面」を挿入する「1ms Motion Blur Reduction」はないです、。
モニターアームは、本機も、前後左右高さ回転対応です。
可動幅も、高さ13cm、チルト(前5°、後35°)ですので、水準として十分です。
その上で、3辺ベゼルレスなので、縦長でのマルチディスプレイも視認性が良いです。
接続端子は、HDMIとD-SUBが1つずつあるほか、USB-Cでの接続も可能です。
USB給電は、本機も対応です。
ただ、発売時期の関係もあり45Wなので、あまり強力ではないです。モバイルノートPCレベルならば、問題ないにせよ、このあたりに発売時期の古さはでています。
USBハブも、2ポート装備します。
速度規格はUSB3.0なので、(超高速な製品を除けば)ストレージ接続も問題ないです。
ケーブルは、HDMI USB-Cがダブルで付属です。
スピーカーは、付属です。
保証期間は、3年です。
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以上、LGの24BL650C-BAJP の紹介でした。
「目に優しい」ビジネス向きの「プチ高級機」として評価できる機種です。
ただ、端子構成と、リフレッシュレート、あるいは、USB-C給電部分の仕様に多少の古さは感じます。値段にもよりますが、今買うならば、1つ上でみた後発製品のが良い感じがあります。
1-4・デルのモニターの比較
続いて、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。
【23.8インチ】
【2023年発売】
【USB-PD充電可】
13・Dell U2424HE
¥44,799 楽天市場 (1/13執筆時)
【USB-PD給電不可】
13・Dell U2424H
¥37,500 楽天市場 (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
リフレッシュレート:最大120Hz
USB給電:90W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
U2424HEは、DELLが販売する、23.8インチモニターです。
高額ですが、「デジタルハイエンドシリーズ」という高級機となります。
なお、下位機はノートPCに帯するUSB-C充電が不可なほか、USB-A端子の数が少なく、LAN端子もないなどの、廉価版となります。
結論的にいえば、皆さんの用途にもよりますが、上位機を選ぶ意味はあると思います。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。
ここまでは普通ですが、色域は、sRGB表記ながら100%です。
動画向けでより厳しい基準のDCI-P3でも色域は、85%です。
デザイン用というわけではないですがやや優秀です。「広色域IPS」の基準には遠く及びませんが、色域は一般機として評価して良い水準です。
応答速度は、オーバードライブ時、5msです。
輝度を含めて、パネル周りは他社機と同じです。
画像補正機能は、本機は、フリーカーフリー(ComfortView)や、ブルーライトカットは装備します。
ただ、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。
米国勢は、PC側にまかせ、この部分にあまり力を入れないのが伝統です。
モニターアームは、前後左右高さ回転がフル装備です。
アームはスマートかつ堅牢ですし、買替の必要もないでしょう。優秀です。
調整幅も、高さ15cm、チルト(上21°・下5°)、スイーベル・ピボット(90度)です。
EIZOは例外ですが、本機も業界平均値以上あります。
接続端子は、HDMIとDisplayPortです。
加えて、上位機は、USB-Cでの接続に対応します。
給電力は90Wなので、(普通の)16インチのMacBookProでもOKでしょう。
そのほか、有線LAN端子ほか、(四角い)USB-A端子形状のハブも4ポート装備します。
USB-10GbpsのUSB3.1規格なので、本機のUSBハブは「高速対応」で、SSDなどもスピードを活かせます。
Dell SB521A
¥4,779 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
スピーカーは、付属しません。
しかし、Uシリーズは別売の専用スピーカーの搭載が可能です。
RMS表記で3.6Wのステレオなので、10W程度の出力は期待できそうです。ただ、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような、外部接続の製品の方が音は良いでしょう。
ただ、スマートに設置できるのは良い部分でしょうし、一般的なモニター搭載スピーカーより音質はだいぶ良いです。
ケーブルは、DisplayPortとUSB-Cケーブルがダブルで付属です。
保証期間は、DELLは3年です。
ただし、プレミアムパネル交換保証があります。
これは、嫌う方の多い「常時消灯(輝点)の交換保証」であり、DELLの人気の秘密です。
常時消灯(ドット抜け・黒点)は保証対象外ですが、3年と長期間でこの点を保証するのは同社だけでしょう。
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以上、DELLのU2422HEの紹介でした。
企業向けな仕様で、家庭用としては画像補正機能が最低限である部分を含めて少し割高感があります。
ただ、一般的に保証されない常時点灯を保証するプレミアムパネル交換保証は、「大きな保険」とは言えるでしょう。
【23.8インチ】【2024年発売】
【USB充電可】
14・Dell P2425HE
¥37,999 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【USB-PD給電不可】
15・Dell P2425H
¥26,999 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPSテクノロジー ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
リフレッシュレート:最大100Hz
USB給電:90W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年(無輝点保証)
P2425HEは、Pシリーズの製品です。
プロフェッショナルシリーズの略でUシリーズの1つ下になる製品です。
こちらも、USB-Cの給電機能の有無で2種類の展開です。
液晶パネルは、IPSテクノロジー表記です。
パネルスペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1500:1)、視野角(178°)で、ごく普通のIPSパネルです。
IPSとしては、コントラスト比が標準より良い仕様です。
最近出てきたパネルで、LG、BOE(ADS)などでこのスペックのIPSのパネルの生産がみられます。
特定できませんが、いずれにしても「素性の良い」IPSと言えます。
色域も、sRGB表記ながら99%なので、このクラスだと優秀です。
(冒頭示した)「IPS+」の基準には達しませんが、色域は広いに越したことはないでしょう。
応答速度は、オーバードライブ時5msです(通常8m/s)。
質の良い液晶パネルと応答速度といえ、問題ありません。
リフレッシュレートも100Hzです。ゲーミング用とは言えませんが、水準は良いでしょう。
画像補正機能は、ただし、DELLの場合、上位機でも充実度は低めです。
やはり、フリーカーフリー・ブルーライトカット(ComfortView Plus)ほどです。
接続端子は、HDMI・D-sub・Display Portです。
上位機は、これに加えて、90W給電のUSB-C端子が付属です。この給電力ならば、大抵のノートPCに対して給電できます。
加えて、上位機のみですが、Display Portが2系統(入・出力)あるので、他のディスプレイを数珠つなぎ(デイジーチェーン)させてマルチディスプレイ環境もつくれます。
USBハブは、付属です。
USB-C(15W給電)1系統と、USB-Aが3系統です。
速度は、下位機は全てUSB3.0ですが、上位機だと、USB-Cのみ、USB3.1と少し速めです。
高性能ストレージの接続には良いでしょう。ハブのUSB-Cも15W給電対応です。
Dell SB521A
¥4,779 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
スピーカーは、ありません。
ただ、本機も純正の増設対応は可能です。
モニターアームは、フルスペックです。
前後左右高さ回転に対応できます。
調整幅はチルト(上21°・下5°)で、高さもしっかり15cm幅です。
問題はなく優秀ですが、Uシリーズに比べれば、可動幅などの部分では1ランク下です。
保証期間は、3年です。
「常時消灯(輝点)の交換保証」もあります。
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以上、P2425HEなどの紹介でした。
パネルスペックは、こちらの方が後の開発だったこともあり、上位機より良い部分もあります。モニターアーム部分も、さほどの性能差とは言えません。
端子構成もLAN端子がない部分ほかは、実用上さほど変わらないでしょう。
こうした部分で、現状で、費用対効果の高いのは、こちらかなと思います。
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なお、同社のビジネス向けモニターは、以下のようなラインナップが他にあります。
順番にみておきます。
【2023年発売】【23.8インチ】
16・Dell P2424HEB
¥51,872 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:3年
第1に、 P2424HEBです。
Pシリーズのカメラ付きとなります。
カメラは、言及に値します。
こちらは、2K(400万画素)なので、解像度自体は旧機より低いです。
しかし、撮像素子をソニーの裏面照射型(スタービス)にしている上で、素子サイズも、29.5%大きいという記述です。
撮像素子とは何かは【カメラの選び方の基本】を書いたこのブログの記事で書いていますが、結論だけ言えば、暗めの照明の室内で利用することを考えると、実際の画質はだいぶ向上したと言えます。
そのほか、AI自動フレーミングなど、最近進歩してきた画質改善技術を加えており、テレビ会議用のモニターとしては、かなり性能が良いと言えます。
パネルは、IPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)、色域(sRGB 99%)です。
色域は水準よりやや良いですが、あとは普通のIPSのスペックです。
リフレッシュレートも、、旧水準の60Hzです。
とはいえ、ビジネス用には十分です。むろん、無輝点保証の対応モデルです。
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結論的にいえば、値段は高めですが、カメラ・スピーカーなどテレビ会議の部分のスペックを重視する場合、かなりの性能と言えます。
パネルは、IPSとしてそこまで目立つわけではないものの、それら部分で選択肢にできるでしょう。
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【2024年発売】
【23.8インチ】
【特定店向け型番】S2421H後継機
17・Dell S2425H S2425H-R
¥22,800 楽天市場 (1/13執筆時)
【Amazon限定型番】
17・Dell S2425H-A
¥14,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
スタンド:チルト
【特定店向け型番】
18・Dell S2425HS S2425HS-R
¥24,800 楽天市場 (1/13執筆時)
【Amazon限定型番】S2421HS後継機
18・Dell S2425HS-A
¥17,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms(GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI ×2(上位機)
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:5年(無輝点保証)
第2に、 Sシリーズです。
こちらもビジネス用ですが、Pシリーズの下位シリーズです。Sは「スタンダード」を意味すると思います。
両機とも上位のPシリーズと異なって、USB給電機能を搭載する機種はなく、また、USBハブも未搭載になります。
スタンドは、2機種あります。
S2421HSのみスタンドがフルスペックで、下位機種はチルト角度のみです。
上位機もPシリーズとスタンドの種類が異なります。外観ほか、調整幅も、高さ10cm、チルト(上21° 下5°)、左右(60°)・縦回転(180°)と、支障のない範囲で、若干劣ります。
パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1500:1)、視野角(178°)、色域( sRGB 99%)です。
冒頭見た機種と同じで、コントラスト比と色域が「ちょい上」の水準のIPSです。
LGかBOEの(ちょい)上位パネルだと思います。
リフレッシュレートは、100Hzです。
23年末あたりから、この部分のスペックが上がった製品が増えましたので、ここは、発売時期の関係で良いと言うことになります。
スピーカーは、一方、5W×2と他社機より性能が良いです。
出力他、周波数特性も最適化して音域を上げたとされます。外部スピーカーを使わないならば、良いかと思います。
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結論的にいえば、スタンドの可動性が良い上位機は、予算によっては選択肢に加えられるでしょう。
同じスタンドの可動性がある他社機で、(しっかり)IPSパネルと明記された製品がライバルです。仕事中心ならば、コントラスト比もスピーカーも不要なので、そういった機種が良いでしょう。近接視聴において、目も疲れにくいと思います。
ただ、コントラストが高めで、スピーカーがやや良いので、「仕事にも」使うが、メインは動画やゲームという場合は、割と向くように思います。
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【2023年発売】【23.8インチ】
【上位機】
19・Dell E2425HS
¥16,423 楽天市場 (1/13執筆時)
接続端子:HDMI D-Sub DP
スタンド:チルト・高さ
スピーカー:あり
【下位機 】
(HDMI D-Sub)2機は同じ性能
20・Dell SE2425H
¥15,799 DELL直販 (1/13執筆時)
11・Dell SE2425H-A
¥17,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
(DP D-Sub)
19・Dell E2425H
¥16,789 楽天市場 (1/13執筆時)
(HDMI DP)旧仕様
21・Dell E2423HN
¥11,289 楽天市場 (1/13執筆時)
接続端子:上記参照
スタンド:チルト
スピーカー:
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大75Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-Sub
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
第3に、 Eシリーズです。
ビジネス用の下位シリーズで、Eは「エコノミー」を意味するように思います。
上位機と下位機がありますが、上位機のみ高さ調整ができます。
下位機は端子構成の違いで3系統あります。
ただ、いずれもスタンド性能が劣り、上下の高さ調整ができない仕様です。
パネルは、VAです。
輝度(250cd/u)、視野角(178°)、コントラスト比(3000:1)と、VAらしいスペックです。
先述のように、コントラスト比が高く「黒が引き締まる」ので、テレビなどでも利用される液晶です。
良いパネルなのですが、近接すると「ギラツブ」とも呼ばれる独特の質感があり、目の疲れにくさにおいては、PC用としてイマイチです。
逆に、動画などの再生は(テレビと同じで)わりと強い仕様です。
応答速度は、オーバードライブ時、最大で5msです。
画像補正機能は、フリーカーフリー(ComfortView)や、ブルーライトカットは装備します。
ただ、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。
保証も、このグレードは、通常の3年保証のみで、無輝点保証はありません。
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結論的にいえば、仕事用としてはVAという部分がネックです。
ただ、もっぱら映像視聴という場合や、格安な店舗用サイネージなど、ふさわしい用途ははあるでしょう。
次回に続く
23.8型液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、23.8インチモニターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・23.8型液晶モニターの比較 (2)
2-1:EIZO〈日本〉
2-2:ASUS〈台湾〉
3・23.8型液晶モニターの比較 (3)
3-1:HP〈米国〉
3-2:BenQ〈台湾〉
3-3:ACER〈台湾〉
4・23.8型液晶モニターの比較 (4)
4-1:フィリップス〈欧州〉
4-2:アイオーデータ〈日本〉
5・23.8型液晶モニターの比較 (5)
5-1:ジャパンネクスト〈日本〉
5-2:他の企業
5-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった、EIZOのモニターほか、各社の製品を追加で紹介します。
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる5回目記事(こちら)では、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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