Top PC用液晶モニター 比較2020'【目に優しい】PC液晶モニター53機のおすすめ:24.1インチ 25インチ (3)

2020年07月02日

比較2020'【目に優しい】PC液晶モニター53機のおすすめ:24.1インチ 25インチ (3)

【今回レビューする内容】2020年 目の疲れない24.1インチPC用液晶ディスプレイの価格・性能・おすすめ 24.1インチ 25インチ サイズの人気モニター:カラーマネジメントモニター・ウルトラワイドモニターなど

【比較する製品型番】EIZO FlexScan EV2456 EV2455 ColorEdge CS2420-BK ASUS VS24AHL Philips 25型ワイド液晶ディスプレイ 257E7QDSB/11 258B6QUEB/11 LG 25UM58-P V2456-RBKAZ EV2456-RWTAZ 25インチ iiyama XU2590HS-B1 BenQ PD2500Q ASUS PB258Q

今回のお題
目に優しい中型の液晶ディスプレイのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2020年7月現在、液晶ディスプレイの比較をします。

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 売れ筋の大画面ディスプレイのうち、「目に優しい」といえる製品をピックアップして紹介します。

1・31.5インチの液晶モニタ
2・27インチの液晶モニタ

3・24インチの液晶モニタ
4・23インチの液晶モニタ

5・21インチの液晶モニタ
6・4K5K解像度の液晶モニタ   

 記事はサイズ別に分けています。

 今回は、3番の記事です。

 「ほどよく大画面」な、24.1インチと25インチ紹介します。

 それ以外でお探しの場合は、上記のリンク記事をご覧ください。

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1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画ゲーム対応  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

ーー

7・タッチパネル式モニタ
8・ゲーム向けの液晶モニタ
9・Mac向けの液晶モニタ
10・液晶モニターの選び方【まとめ】

 なお、今回の記事は、全10回のPC用モニター比較シリーズの記事の1つとして書きました。

1・目に優しい液晶モニターの選び方

 Atlasは、仕事用を合わせると、これまでモニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。 

 その経験上、「目に優しいモニター」を選ぶためには、以下の3つの基本をおさえることが重要です。

1・適切な画面の大きさ

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 第1に、画面の大きさです。

 仕事の効率を考える場合、「大画面」のモニターというのは大きな魅力があります。

 しかし、良いことばかりでもなく、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。

 そのため、25インチモニターならば75cm以上24.1インチモニターなら70cm以上目からモニターの距離を確保してください。

 仕事用の事務机ならば、いずれのサイズも問題ありません。

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 一方、事務机より(相当程度)奥行のない机をお使いならば、【23インチ小型モニターの比較記事】で紹介した、ワンサイズ小さな23インチが良いでしょう。

2・モニタースタンドの性能

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 第2に、モニタースタンドの稼働性です。

 スタンドについては、モニターを選ぶ際に、軽視されがちです。しかし、「目の疲れ」に大きく影響する要素です。

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 基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。

 しかし、格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。

 そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。

 そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。

3・液晶パネルの品質

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 第3に、液晶パネルの品質です。

 液晶は、TNパネルVAパネルIPSパネルADSパネルという、4種類の液晶方式が主流です。

 簡単にですが、順番に解説しておきます。

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 第1に、IPSパネルは、最も「目に優しい」パネルです。

 視野角が広いので、色味やコントラストが画面を見る角度が変わっても変わらないからです。

 高級テレビにもよく利用される、信頼ある方式です。

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 第2に、TNパネルは、安いモニターに多く採用されます。

 しかし、視野角が狭く、表示品質も悪いです。

 第3に、VAパネルは、視野角が広く、黒が締まるので、TVにも良く使われます。

 しかし、独特の粒状感があり、近接時に目が疲れやすく、PC用には不向きです。 

 第4に、ADSパネルは、IPSパネルの中国系のジェネリック製品です。

 そのため、信頼性が劣りますが、ADSを「IPS」かのように説明するメーカーがあるので、注意が必要です。

--

 この4つの液晶方式の違いは、「目の優しさの部分」で最も重要なポイントですので、今回はこの部分を重要視して比較しました。

ーーー

 以上、モニターを選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。

 基本的に、これらに注意すれば、「目に優しいモニター」は選べます。

 正確には、画面の加工法(光沢・非光沢)や、画像調整機能など重要視したい項目はあります。これらは、各機種を紹介する中で、おいおい説明していきます。

2・中型24.1型モニターの比較

 ここからは、具体的に24.1インチのモニターを紹介していきます。

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 本体サイズは、24.1型の場合、高さ40cm×横幅62cmほど設置に必要な27型に比べると、高さ39cm×横幅56cmほどですから、幅か狭く設置しやすいモデルです。

 画面領域は、一方、16:10の縦横比と縦長です。

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 そのため、16:9の比の一般的なゲームなどをフルスクリーン表示すると歪みます。

 逆に、縦長なので、ワープロソフト(Word)など上下に長いアプリケーションが使いやすい画面サイズです。

 こうした点からこのサイズは、どちらかと言えば、ゲームに向いたようなモデルは少なくビジネス用のモニターが中心になります。

 結論的にいえば、ゲームをやる方や、動画をフルサイズでみる方は、次に紹介する25インチが良いでしょう。


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 【通常型番】

 35・EIZO FlexScan EV2456-RBK【黒】
 36・EIZO FlexScan EV2456-RWT 【グレイ】
  ¥57,718 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度1920×1200 WUXGA
輝度:350 cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D DPort D-Sub HDMI ×1
スタンド:上下左右高さ調節【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

 EV2456-RBK は、日本における高級ディスプレイメーカーの草分け的存在であるEIZOの製品です。 

 ブラウン管の頃からEIZOは、国産高品質のモニターを出すことで有名でした。しかし、液晶モニター全盛時代になっても、その高品質は健在です。

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 単品でも優れたモニターですが、ベゼルが薄いため、マルチモニターとして利用することもできます。

 液晶の品質は、「目に優しい」IPSパネル・LEDバックライトの採用・ノングレア方式という「目の疲れの軽減」において重要な「基本の3点」をしっかり押さえています。 

 その上で、この機種は、次のような「目の疲れ」を軽減する機能を押さえます。

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 第1に、低輝度に調光したときに発生する「ちらつき」を防止する機能EyeCare調光)です。

 こちらの場合、最近多いフリッカーフリーと異なり、低輝度でPWM調光(インバーター調光)を併用する方式です。

 インバーター式の場合、輝度を落とした状態でも、色再現性や安定性が担保されるため、一般的なディスプレイよりも低輝度に調光できるというメリットがあります。

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 第2に、色むらに対する対策と無輝点保証です。

 EIZOの企業的な特徴として、ディスプレイの検品体制をかなりしっかりとっているということがあげられます。

 ガンマ値の補正などをしっかり行い、液晶ディスプレイの品質の個体差を排除する体制になっています。

 とくに、低価格機で多い「色むら」については、しっかり検品しているので安心です。

 また、液晶に「輝点がないこと」を保証しています。

 「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良」です。他社の場合は、「液晶固有の性質」とみなし「交換保証対応」にはなりません。

 こうした点で、画質面では、今回紹介するなかではなかなかに優れる機種の1つです。

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 画質調整機能は、文章をメインに入力する方のためのペーパーモードなど、画質の自動調節機能も多彩です、使い勝手が良いです。ブルーライトのカットも期待できます。

 動画やゲームなどについては、応答速度が5ms(GTG)と早くなっていることが目をひきます。

 ただし、先ほど書いたように、24.1型のディスプレイは上下に長いディスプレイなので、フルHD規格を標準とするゲームや映像などとの相性は高くありません。

 あくまで、ビジネス中心に考えた場合最適なモニターです。

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 ディスプレイアームは、性能が高いです。

 モニターの高さの調節や角度の調整・縦表示などかなり自由に効く点です。

 眼精疲労を軽減するためには、目にできるだけ水平に、無理ならば、角度を下から目に垂直に向けるのが基本です。このモニターは、こうした対策が可能なのは、大きなメリットです。

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 接続端子は、DVI-D 24ピン×1、DisplayPort×1 HDMI端子×1という構成です。

 D-Sub端子(アナログ接続端子)も付属します。しかし、この接続法は、画像に色ムラやズレが「目の優しさ」から考えた場合、避けてください。

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 Amazonベーシック HDMIケーブル 1.8M
  ¥980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 付属するケーブルは、DVI-DD-Sub ケーブルです。HDMIケーブルやディスプレイポートケーブルは別途購入してください。

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 EIZO グレイ 2m [DD200]
  ¥3,519
Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 また、あまり考えられていないことですが、ケーブルの品質もモニターのチラツキなどを押さえる上では重要な要素です。

 昔からEIZOのケーブルはとても品質が良いことで有名で、他メーカーのディスプレイを使っていてもケーブルだけはEIZOを購入する人もいます。

 実際同社のケーブルを単品で買うとそれなりの値段です。

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 スピーカーは、1.5Wのものが内蔵されます。

 これは、警告音などを発生させるためのもので、音楽用ではありません

 音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたような別売の格安スピーカーを購入するべきでしょう。例えば、写真のヤマハの製品などは、5000円強の予算で購入可能です。

 なお、これは、今回紹介する機種全てに言えることです。

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 以上、EIZOのEV2456の紹介でした。

 ビジネス用としては、性能が高レベルでまとまっていて良い機種です。ディスプレイの品質もかなり良く、また、安心の5年間保証と6ヶ月の無輝点保証が付属する点も魅力です。

 本体デザインの面でも、額縁(ベゼル)が薄く、スタイリッシュです。


 

 【2019年】

 【遮光フードなし】

 37・EIZO ColorEdge CS2420-ZBK
  ¥89,044
Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:1920×1200 WUXGA
輝度:350 cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア 広色域LED
コントラスト比:1,000:1
応答速度:15ms(GTG)
HDR:
接続端子: DP DVI-D HDMI×1
スタンド:上下左右高さ調節【VESA100mm】
スピーカー:なし   
保証期間:5年

 CS2420-Zシリーズも、EIZOのモニターです。

 非常に価格が高いモニターですが、これは、カラーマネージメントモニターというグラフィック業務向けのプロ仕様のモニターだからです。

 フォト加工をする方など、一般向けにも向いたモニターで、その用途でハイアマチュアにも人気のあるシリーズです。

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 液晶の品質は、IPS液晶で、解像度は同じく1920×1200となります。

 フォト用ということで、通常のモニターに較べて色域がかなり広い(Adobe RGB 99%)です。

 色域を上げるには、フィルムなどを利用する方法もありますが、こちらは、広色域LEDを採用する、高価ながらも堅実な方式を取ります。

 輝度も350 cd/m2と高いので、この側面では高性能です。

 一方、応答速度は、15ms(GTG)と遅いので、あくまで「静止画に強いモニター」になります。別

 売りのキャリブレーターを利用すれば、プリンターとの完全な色合わせもできますが、このあたりは、アマチュアの領域を超えそうです。

 画質調整機能は、こちらも低輝度でのチラツキに強く、下位機種の傾向を引き継いでいます。

 また、工場での個別補整に加えて、デジタルユニフォミティ補正回路を搭載するため、画面ムラが出にくい仕様です。

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 ディスプレイスタンドは、下位機種同様に、上下の昇降や、左右の移動に対応する高性能製品であり、使い勝手の部分で不満に思える部分はありません。

 縦表示も可能です。

  

 ・EIZO ColorEdge CH2400
  ¥17,864 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 一方、カラーマネージメントモニターですが、遮光フード別売です。そういったものを別売りにすることで、10万円以下という値段が実現できている面があるので、これは仕方ないです。

 接続端子は、DisplayPort×1、DVI-D 24ピン×1、HDMI×1になります。

 また、こちらは、DVI-DとMini DisplayPort-DisplayPortケーブルが付属します。Mac系でも対応できる仕様ですね。

 スピーカーは、この機種は非搭載です。

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 以上、EIZOCS2420-BK の紹介でした。

 10万円前後で中サイズのキャリブレーション対応可能モニターが手に入るのは素晴らしいと思います。高いですが、写真を趣味にしている方は、特にこのモニターはおすすめできます。

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 【遮光フード付属】

 38・EIZO ColorEdge CG2420-ZBK
  ¥178,199 楽天市場 (7/2執筆時)

解像度:1920×1200 WUXGA
輝度:400 cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア 広色域LED
コントラスト比:1,500:1
応答速度:10ms(GTG)
HDR:
接続端子: DP DVI-D HDMI×1
スタンド:上下左右高さ調節【VESA100mm】
スピーカー:なし   
保証期間:5年

 なお、この製品は、上位機としてCG2420-Zシリーズも同時発売となりました。

 こちらについては、遮光フードが付属するほか、輝度・コントラスト比・応答速度が下位機種より向上しています。

 ただし、値段的には相当高価ですし、遮光フードが欲しいだけならば、一般的には下位機種と別売の専用遮光フードでで良いでしょう。

3・中型25型液晶モニターの比較

 つづいて、ここからは25インチモニターを紹介します。

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 25インチは近年現れた、新しいサイズのモニターです。

 先ほど書いたように、24.1型は、フルHDモニター(16:9)よりも上下に長いタイプ(16:10)でした。

 一方、25型は、フルハイビジョンの縦横比(16:9)を維持した、23.8型モニターの「上位機」と言えるサイズです。

 その点で、「27インチモニターは置けないが、できるだけ大きなモニターが欲しい」というニーズに合う製品です。

 なお、この中間に「24.5型」というサイズもありますが、こちらは「目に優しい」IPSは展開していません


 

 39・Philips 25型 258B6QUEB/11
  ¥45,774 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:2560 x 1440
輝度:350 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D D-Sub HDMI DP×1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

 Philips257E7QDSB/11 は、オランダのフィリップスが発売する25インチのモニターです。

 先ほど書いたように、ゲームや映像中心ならば、このサイズの方が適当です。

 液晶の品質は、IPS液晶です。

 応答速度5msであるのに加えて、輝度350 cd/m2と十分で、高品質と言えるディスプレイです。

 解像度は、2560 x 1440と1ランク高い仕様です。

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 画質調整機能は、チラツキを自動防止するフリッカーフリー機能に加えて、動画の黒つぶれを防止する SmartContrastや、彩度・コントラストなど自動で最適化するSmartImage Liteが付属します。

 低価格モニターとしては高機能です。

 ただ、明るさセンサーなどを利用したものではないため、室内の明るさに応じた調整は不可能です。

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 ディスプレイスタンドは、その一方で、高さの調節や、縦表示も可能です。

 取り回しが自在なので、目の疲れにくさの点では優れた製品です。

 スピーカーは、簡易的ですが2Wのものが付属します。

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 以上、フィリップスの258B6QUEB/11の紹介でした。

 下位機種と同じIPS液晶ながら、詳細な高級パネルを採用するため、価格はすこし高いモニターです。

 ただ、アームの部分を含めて、値段なりの性能と「目の疲れにくさ」を獲得できると思います。ゲームや動画はもちろん、縦表示可能である点など、ビジネスにも使えそうです。


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 【2017年】

 40・BenQ PD2500Q
  ¥35,434 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:2560 x 1440
輝度:350 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
接続端子: HDMI DP mini DP×1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間: 1年(本体は3年)

  PD2500Q は、台湾のベンキューが「 デザイナーズ モニター ディスプレイ」として販売する25インチのモニターです。

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 液晶の性能は、この機種は、IPSパネルを採用します。

 その上で、sRGB色域の100%をカバーできるAQCOLOR技術を採用します。

 出荷前に、キャリブレーション(色の個体差の調整)もしているので、画像関係の仕事には、特に向く仕様です。

 画質調整機能は、他社も多くの機種で採用するフリッカー対策と、ブルーライト軽減モードは、搭載となります。

 その上で、応答速度は4msと速く、スペック的にも優れた製品です。マニュアルで設定値もかなり細かく替えられるため、やはりデザイナー向けの製品と言えます。

 ただし、超解像技術やブラックスタビライザーなど、動画視聴向けの性能はないので、あくまで「仕事用」という製品です。

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 自動画質調整は、写真向けのsRGBモードのほか、輝度が低い状態で階調を明確にできる「暗室モード」や、画像のコントラストを強調できる「CAD/CAMモード」、10段階の明るさ調整で外光の影響を排除できる「アニメーションモード」などを搭載します。

 一般用としても、半自動的に細かい調整ができる点は「目の疲れにくさ」の点で有利でしょう。

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 モニタースタンドの性能も良いです。

 こちらは、上下左右の角度調整と回転による縦表示に対応できます。高さも13cmの範囲で変えられるなど、調整面で不満はありません。

 接続端子は、 DisplayPort・miniDisplayPort・HDMI×1という構成です。

 ケーブルは、1.5mのHDMIケーブルminiDP to DPケーブルが付属です。

 スピーカーは、オマケ程度で、1Wのステレオスピーカーが搭載されています。

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 以上、BenQPD2500Q の紹介でした。

 25インチクラスの2Kモニターとしては、価格面・目の疲れにくさの面で性能的にかなりまとまった良機種だと思います。

 特に、写真・デザイン関係の能力が極めて高いと言えますので、その方面の仕事には良い製品です。


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 41・ASUS PB258Q
  ¥45,273 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:2560 x 1440
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子:HDMI×2 D-Sub DVI DP×1
スタンド上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2.5w×2)
保証期間:3年

 PB258Q 、台湾のASUSから販売されているモニターです。

 本体のデザインは、下部以外のベゼルが薄い、3辺フレームレスのデザインです。

 マルチモニターに向くでしょう。

 液晶の性能は、本機も、IPS液晶を採用します。

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 画質調整機能は、一方、独自の機能が付属します。

 ASCRテクノロジーです。

 これは、暗部のコントラストを制御する機能で、LGのブラックスタビライザーなどと同種です。

 超解像技術は不採用ながら、それなりに「エンターテインメント」向けと言えます。

 その他、フリッカーフリー対策もなされており、問題ありません。

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 自動画質調整は、「シアター、ゲーム、夜景(暗いゲーム映画用)、sRGB(写真)」などが選べます。

 画質調整については、映像エンジンチップのSplendidが搭載され、同社のこだわる部分です。

 そのほか「読書・暗室」に最適化されたモードもあり、テキストに最適化した「標準」モードを含めて、映像を見る際の目の疲労度軽減には効果がありそうです。

 モニタースタンドも、上下左右高さ回転に対応できる点で、「フルスペック」です。

 接続端子は、HDMI 端子が2つと、Display Portを装備します。その他は、DVI-D端子とVGAなどレガシーもフォローします。

 ケーブルは、全種類が付属です。

 スピーカーは、2.5wの簡易的なスピーカーが付属です。

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 以上、ASUSの27インチモニターVZ279Hの紹介でした。

 フィリップスと同じで、ゲーム・動画を見る際に有効な機能が目立つ構成です。

 ただ、機能面で差は無い状況なので、値段で決めて良いかと思います。ただ、保証期間の部分は3年なので、多少こちらが短いです。


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 【2015年 モデル名:XU2590HS-1 】

 42・iiyama XU2590HS-B1
  ¥28,157 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:1920×1080
液晶パネル:AH-IPS
輝度:250 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D HDMI D-sub
スタンド:上下チルト【VESA100mm】
スピーカー:なし
保証期間:3年

 XU2590HS-B1 は、日本のイイヤマのディスプレイです。

 EIZOと並ぶ老舗ですが、現在はマウスコンピュータ傘下です。

 同社も、電話でのサポート体制はかなり充実します。

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 液晶の品質は、こちらも、IPS液晶です。

 正確には、IPS液晶のジェネリックにあたるLGのAH-IPSですが、信頼性もあり、性能も同じです。

 なお、同社からは、 E2483HSU-B5という型番の製品の発売もありますが、そちらはTN液晶になります。

 応答速度は、5msで、輝度は、250cd/m2です。

 やや昔の発売機ということもあり、輝度は標準的です。

 ただ、オーバードライブ(倍速)について、5段階で調整できるため、動く映像には強い仕様です。

 一方、コントラスト比の点で言えば、ACR対応で1/500万の表示も可能ですが、ACR(Advanced Contrast Ratio)での数値はあまり有効性はないので、他と「ほぼ同じ」です。

 解像度は、こちらについては、一般的なフルHDです。


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 画質調整機能は、一方、多彩なカラーモードを用意している点で評価できます。

 ただ、チラツキを自動防止するフリッカーフリー機能に非対応なので、「目への優しさ」という観点からは、多少「難あり」なスペックと言えます。

 ディスプレイスタンドも、チルト(角度)以外は稼働しません。

 同社は優秀なスタンドを自製できますが、残念ながら、この製品には非採用です。

 スピーカーは、簡易的な2Wのものが付属します。

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 以上、イイヤマのXU2590HS-B1の紹介でした。

 IPS液晶を採用しつつ、オーバードライブ機能がある点が魅力です。

 一方、柔軟性のないスタンドのほか、フリッカー対策がない点が、今回の比較の観点では評価しがない部分です。


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 43・LG 25UM58-P 25インチ
  ¥39,980
Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:1920×1080
液晶パネル:IPS
輝度:250 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D×1 HDMI×2 DisplayPort×1
スタンド:上下チルト【VESA75mm】
スピーカー:なし
保証期間:3年

 LG25UM58-P は、同社の25インチワイドモニターです。


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 ただ、ここまで見たモニターと異なり、縦横比は21:9という、超縦長(609x287mm)サイズのモニターです。

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 こちらは、2つのソフトを横並びにして利用する「マルチモニター」のような使い方のほか、ゲーム機の映像を半分に、PCの映像を半分にと、入力ソース別でも半々の表示に対応します。

 かなり「ニッチ」な製品に思えますが、ニーズはあるようで、そこそこ人気のあるモニターです。

 液晶の品質は、LG製のIPS液晶です。応答速度は5ms、輝度は250 cd/m2となります。

 価格的にハイスペックではないですが、ゲーム・動画などの用途に十分に利用できるスペックです。

 画質調整機能は、最近業界標準となりつつある、チラツキを押さえるフリッカーセーフ機能に加えて、ブルーライト低減モードを搭載します。

 ただ、ブルーライトカット機能は、色味に変化を与えてしまうので、最終的に目に優しいかは疑問符が付く部分です。あえて使わなくても良いでしょう。

 ディスプレイスタンドは、構造上、角度調整のみ対応です。

 また、別売モニターアームを利用する場合、ネジ穴の位置を示すVESA規格が75mm×75mmとやや特殊である点に注意してください。

 スピーカーは未付属です。

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 以上、LGの25UM58-P の紹介でした。

 横長の画面を使いたいが、デュアルディスプレイは「しんどい」という方におすすめできるモデルですね。価格も、パネル製造メーカーだけあってお買得感が高いと思います。

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 というわけで、25型のディスプレイを紹介しました。

 25インチは、「ニッチなサイズ」なので、24インチに輪をかけて点数が少ないです。

 そのため、ゲーム用で探している方は、24.1型とほぼ同様の設置面積である23.8インチサイズを同時に検討すると良いでしょう。

 こちらも、ゲームなどに向くフルHD規格のディスプレイ(16:9)ですから、縦横比の問題が発生しません

第3回・23インチの液晶モニタ

 ゲーム・動画視聴向きの23.8インチサイズについては、次回の第3回目の記事で主に特集します。よろしくお願いします。

今回の結論
目に優しい中型液晶モニターのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、24インチ前後のディスプレイを紹介しました。

 最後に、今回紹介した機種から目的別、予算別にAtlasのオススメ機種について書いておきたいと思います。


 第1に、ビジネスやウェブ閲覧に最も向いているといえる24インチモニターは、

 201804111158.jpg

 【通常型番】

 35・EIZO FlexScan EV2456-RBK【黒】
 36・EIZO FlexScan EV2456-RWT 【グレイ】
  ¥57,718 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度1920×1200 WUXGA
輝度:350 cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D DPort D-Sub HDMI ×1
スタンド:上下左右高さ調節【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画ゲーム対応  ★★★★☆
4・品質保証     ★★★★★★
5・総合評価     ★★★★★★

 EIZOEV2455でしょう。

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 本機は、モニターアームの品質、輝度の自動調整や低輝度表示能力など、静止画中心ならば、この機種で問題ありません

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 やや高額なのはネックです。

 しかし、長期間使うものですし、「目の疲れ」という健康に直結する部分で、他社製品と明確な差がありますから、投資する価値は十分あります。

 各社ともパネル性能はほとんど変わらない昨今ですが、色むらなどの不良がないかきちんとチェックするという日本メーカーならではの品質重視体制長期保証等の点で、EIZOを選ぶ価値は十分あります。


 第2に、ゲームや動画中心に考えた場合、最もおすすめな25インチモニターは、

 

 39・Philips 25型 258B6QUEB/11
  ¥45,774 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:350 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
接続端子: DVI-D D-Sub HDMI DP×1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画ゲーム対応  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 Philips258B6QUEB/11がオススメです。

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 フルHDの縦横比を崩さない10:9の比で表示できるモニターである上、応答速度、輝度、ディスプレイアームの品質が高水準である点を評価しました。

 目の優しさの点でも、アームの調節の幅が広く、フリッカーフリー機能も搭載されており、高機能といえます。

 モニターもスタイリッシュなので、デザイン重視の方もこちらの機種がオススメです。


第3に、ビジネス用に便利な、中型ワイドディスプレイとしてオススメできるのは、

  202003301842.jpg  

 【2017年】

 40・BenQ PD2500Q
  ¥35,434 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

解像度:2560 x 1440
輝度:350 cd/m2 (最大)
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: HDMI DP mini DP×1
HDR:
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間: 1年(本体は3年)

 25インチサイズから、仕事用に選ぶならば台湾のベンキューPD2500Q でしょう。

 201908211809.jpg

 目の優しさの部分では、IPSパネルを採用した上で、フリッカー対策性能の良いスタンドも装備です。 

 そのような機種は他にもありますが、出荷前のキャリブレーションで、色ムラ問題がある程度回避できる点がメリットです。

 このサイズでは、EIZO以外、そちらに気を使った機種がないので。

 デザイン関係の仕事に向きますが、目の優しさの部分にも配慮があるため、仕事全般に使えると思います。

 その上で、25インチサイズはアスペクト比の問題がないので、動画、ゲームにも汎用的に使いやすいでしょう。

 結論的にいえば、25インチサイズだけで言えば、本機が最も総合力が高いでしょう。

補足:液晶モニター関連記事の紹介

 というわけで、今回は、24インチの液晶を紹介しました。

 201908210906.jpg

1・31.5インチの液晶モニタ
2・27インチの液晶モニタ
3・24インチの液晶モニタ
4・23インチの液晶モニタ
5・21インチの液晶モニタ
6・4K5K解像度の液晶モニタ
7・タッチパネル式モニタ
8・ゲーム向けの液晶モニタ
9・Mac向けの液晶モニタ

 なお、次回の4回目記事こちら 】では、23インチ前後の小型ディスプレイを紹介します。

 ノートPCで言うところの「15インチ相当」の作業領域ですが、その分24インチより少し小型です。

 さほど大きなモニターが不要と考えている方は、引き続き第4回目の記事もご覧ください。

 201804130736.jpg

10・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】

 また、上のリンク記事では、主にモニターサイズの観点から、このブログの全10回のモニター関連記事を横断的にまとめています。

 サイズの部分で決めかねている方などは、こちらもぜひご覧ください!

補足:PCモニター関連製品について

 最後に「おまけ」で、液晶ディスプレイに関係する周辺機器についてです。

 201810050906.jpg

 第1に、モニターアームです。

 より「目への負担の軽減」をお考えならば、新しいモニターと同時に、別売のモニターアームを導入するのも効果的です。

 予算としては+1万円ほどです。このブログの【モニターアームの比較記事】で詳しく紹介していますので、興味があれば、ぜひご覧ください。

 なお、今回の記事のスペック表記の部分で【VESA100mm】と書いてある製品については、モニターアーム用の統一規格のネジ穴があるため、こうしたモニターアームが利用可能です。

ーーー

 201810201107.jpg

 第2に、PC用スピーカーです。

 ここで挙げたディスプレイの一部には内部スピーカーが付属します。しかし、スピーカーの口径が圧倒的に小さく、音質は全く期待できません

おすすめPCスピーカーの比較記事
おすすめBluetoothスピーカーの比較記事

 そのため、少しでも音にこだわりたい方は、上記の記事で紹介しているような外部スピーカーを買われると満足度が高いでしょう。

ーーー

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 ディスプレイ用クリーニングリキッド
  ¥303 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 第3に、PC用液晶クリーナーです。

 液晶モニターを手入れする場合、普通のティッシュペーパーなどで拭かないでください

 液晶に傷がつきますので、専用のクリーニング・リキッドの使用をおすすめします。

 アルコール・界面活性剤を使っていませんので、モニター表面のコーティング塗装に影響しないからです。

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 液晶画面用ハイテククロス DK-KC5
  ¥681 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 ドライクリーニングティッシュ60枚入り
  ¥580 Amazon.co.jp (7/2執筆時)

 これを、ハイテククロスに吹きかけて使うのがオススメです。

 ただ、スプレー式のクリーナーは拭いた後に「ふき跡」が画面に白く僅かに残ります。

 拭いた後が気になる人は、仕上げにドライクリーニングティッシュを使うのが良いです。

 皮脂汚れはあまりとれませんが、拭き跡をとるための仕上げにはもってこいです!

ーーー

 というわけで、今回は、24インチ前後の大画面ディスプレイを紹介しました。

 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで記事を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 13:50 | PC用液晶モニター

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