【今回レビューする内容】 2023年 家庭用電気こたつの性能とおすすめ・選び方:家具調こたつ・1人暮らし用小型カジュアルこたつ・リビング用洋風・和風こたつ 高級こたつ デスクこたつ:コタツユニットの違いの説明と暖かさランキング
【比較する製品型番】山善 ESK-608 (B) SK-608 (B) SK-759 (B) EYC-80601(BK/MBR) EYC-8060 (WH/NA) EYC-80601 EYC-8060 GRF-MDN80601 (BK/DB) GRF-MDN80601 (NA/WH) GLP-80601 (ABR) GNC-80601 (AN) (WW) GKR-801H(MB) WG-804H WG-904H GKR-1051H (MB) WG-1054H GKR-F1201H WG-F1204H GKL-F801 (MB) KL-F1051 GKL-F1201 GKF-MDN801H GKF-MDN801HR GKF-MDN1051H GKF-MDN1051HR GKF-MDN1201H KF-MDN1201HR VGA-583 (DB) VGA-70581 PK-7050(BR)-FSET GDX-F751 (ON) -FSET GDK-F80501T (ON) GAH-F90601 (ON) GLD-F12070 (NB) コイズミ KTR-31220S KTR-33220S KTR-34220S 東谷 AZUMAYA KT-107 KT-109 KT-108
今回のお題
1人暮らし用・家族用コタツのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2023年1月現在、最新の電気こたつの比較です。
1・最新の電気こたつの比較 (1)
1-1:カジュアルこたつ
1-2:家具調こたつ
1-3:デスクこたつ
2・最新の電気こたつの比較 (2)
2-1:デスクこたつ〈続き〉
2-2:高級家具調こたつ
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
今回は、安く購入できる1人暮らし向け小型コタツのほか、4人家族ほどで利用できる家具調コタツも紹介します。
また、テレワークにも向く「仕事用」といえる脚高の「デスクこたつ」も見ています。
加えて、こたつサイズに合わせたコタツ布団の選び方についても、書いています。
---
遠赤の暖かさ ★★★★★
暖まりの速さ ★★★★★
温度調整 ★★★★★
収納性の良さ ★★★★★
インテリア性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
加えて、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
0・こたつの選び方の基本!
はじめに、コタツの「選び方の基本」の紹介です。
コタツのやぐら部分は、家具的な選び方で良いので、素材(木の種類)・とデザイン性・サイズに注目しつつ、皆さんの「感性」で選べんで、大丈夫です。
一方、分かりにくいのは、「暖かさ」の部分でしょう。
---
結論的にいえば、内蔵される(黒い)「コタツユニット」の性能で決まります。
日本では、このユニットは「メトロ電気工業」と「コイズミ」の2社だけが製造しています。
そのため、各社のコタツは、(国産なら)いずれかの2社の製品を搭載していることになります。
「暖かいコタツ」を選びたい場合、この部分は重要なので、2社のユニットについて、「少しだけ詳しく」説明しておきます。
0-1・メトロのコタツユニット
はじめに、メトロ電気工業のコタツユニットです。
日本製のコタツは、最大手の山善をはじめ、ほとんどの会社が「メトロ電気工業」のユニットを採用します。
ヒーターの方式は、U字石英管・平面パネル・ハロゲン・カーボンとわかれます。
同じ方式ならば、単純にパワー(ワット数)が高い方が、暖かいコタツユニットです。
簡単に紹介しておきます。
ーーー
【510W】MSU-601E(DK)後継品
U字型石英管ヒーター MSU-601E(DKA)
¥6,830 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
第1に、U字型石英管ヒーターです。
コタツユニットは互換性があるので、別売品も売られます。
写真のように、石英管がU字に折り曲げられているのが特徴です。
こうすると、「ポカポカ暖かい」遠赤外線を出す発光体が長くできます。
コタツ(やぐら)とセット販売の場合、たいていがU字型ヒーターです。
なお、メトロは、700Wのみ無段階温度調整対応の電子コントローラー付きです。
500Wと600Wは、本体つまみで強弱2段階のみ調整可能です。
温度センサーがバイメタル式の簡素なものだからです。
ーーー
第2に、平面パネルヒーターです。
石英管ではなく、面状カーボンヒーター(MCR-301E)です。
この場合、カーボンヒーターは遠赤を多く出すので、ポカポカ感が強いです。
また、薄いので、コタツが広く使えます、温度調整も細かく可能です。
速暖性は、すこし劣るので、すぐに暖まりたい場合には不向きです。
ーーー
【600W】MHU-601E(DK)後継品
U字型ハロゲンヒーター MHU-601E(DKA)
¥5,827 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
第3に、U字型ハロゲンヒーターです。
U字型石英管ヒーターと比べて、中遠赤で速暖性に優れるのが特長です。
また、ファン付きなので、均一に暖まっていきます。
高級家具調コタツで、このユニットの採用例があります。
ーーー
【500w】MCU-501E(DK)後継品
U字型カーボンヒーター MCU-501E(DKA)
¥6,473 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【500w】(高性能コントローラ仕様)
U字型カーボンヒーター MCU-501EC(KA)
¥8,282 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
第3に、カーボンヒーターです。
この種類は、遠赤外線が発生しやすいため、ポカポカ感が高いです。
速暖性はハロゲンには劣りますが、近赤外線は出しているので、他機より劣ることはないです。
性能は良いですが、市販のやぐら付きのコタツだと搭載機は「ほぼない」です。あくまで「高級家具屋」が作る「高級こたつ」向け、だからです。
とはいえ、どうしても導入したい方は、付け替えは簡単に可能です。こたつユニットは29cmでほぼ規格化されています。自分で交換できます。
ただし、コタツ上面にハードボードが付いていて、ユニットとコタツ布団と接しないようなコタツやぐらに限ります。家具調ならば、たいてい大丈夫でしょう。
0-2・コイズミのこたつユニット
つづいて、日本のコイズミ(小泉成器)のコタツユニットです。
コイズミは、メーカー自体が(やぐらとセットの)コタツを販売しています。
他社と異なり、ユニットも自社調達で、同社のこたつにのみ搭載します。
ヒーターの方式は、同社も石英管方式です。
しかし、渦巻き型配置の遠赤消臭ヒーターです。
暖かさは、同じワット数の製品ならば、メトロ工業のU字型と変わらないと言えます。
発光体の長さは、メトロのU字管式と(あまり)変わらないからです。
ただ、500W・600Wクラスでもファンが付くため、熱の行き渡りは良いでしょう。
加えて、消臭をはかるための「消臭塗装」を施すという「一工夫」があります。
メーカーの独自色として評価できます。
ーー
なお、ユニットについては、これら2社以外の海外製の石英管ヒーターを採用する激安こたつがあります。
しかし、U字型ヒーターや、遠赤消臭ヒーターなどの技術を採用しないため、消費電力に対する暖かさ(遠赤量)は劣ります。
この点で言えば、やはり、メトロかコイズミのユニットを積んだ機種が良いかと思います。
3・まとめ(選び方の基本)
以上、コタツユニットの「選び方の基本」について書きました。
かなり「ざっくり」書いたつもりですが、まだ「ややこしい」かもしれません。
1・ファンの有無に注意すること
2・ワット数に注意すること
結論的にいえば、「5万円以内の予算」で「暖かいコタツ」を選びたい場合、「ファンの有無」と「ワット数」に注意しておけば、(とりあえずは)OKです。
・1人用
:60cmサイズ
・1-2人用
:75cmサイズ
・リビング用
:120×80cmサイズ
その上で、こたつ大きさを、考えれば良いでしょう。
必要以上に大きなものを選んでしまうと、電気代が余分にかかります。
上表が目安となりますが、この部分については、多少「小さめ志向」で、選ぶ感覚でよいと言えます。
ーーー
1・最新の電気こたつの比較 (1)
1-1:カジュアルこたつ
1-2:家具調こたつ
1-3:デスクこたつ
2・最新の電気こたつの比較 (2)
2-1:デスクこたつ〈続き〉
2-2:高級家具調こたつ
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
というわけで、比較をはじめます。
比較的価格の安い「カジュアルこたつ」から、順番にみていきます。
1-1・カジュアルコタツの比較
はじめに紹介するのは、カジュアルタイプのコタツです。
メラミン樹脂の天板を採用するため高級感に欠けますが、比較的価格が安いのが、メリット性です。
なお、コタツは、年をまたぐと、例年、メーカー在庫が欠品していきます。復活する場合もありますので、在庫がないものの値段もカッコをして載せています。
---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【本体黒・天板黒/白】
1・山善 ESK-608(B)(2022)
¥6,980 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
2・山善 ESK-607(B)(2021)
¥7,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:60cm正方形
【本体黒・天板黒/白】
3・山善 ESK-759(B)(2022)
¥5,727 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【本体黒・天板白/薄茶】
4・山善 SEU-752 (W)(2021)
¥6,480 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:75cm正方形
【本体黒・天板黒/茶】
5・山善 EYC-80601(BK/MBR)(2022)
¥6,999 楽天市場 (1/6執筆時)
6・山善 EYC-8060(BK/MBR)(2021)
¥8,697 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【本体黒・天板白/薄茶】
7・山善 EYC-80601(WH/NA) (2022)
¥6,999 楽天市場 (1/6執筆時)
8・山善 EYC-8060(WH/NA)(2021)
¥8,697 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:80×60cm長方形
高さ: 39cm
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H(メトロ)
温度調節:強・弱
これらは、山善が販売するカジュアルこたつシリーズの製品です。
同社の、こたつの市場シェアが高く、家電量販店で見かける製品の多くは同社のものです。流通ルートと発売年度の違いで、複数の製品があります。
ただ、サイズと(脚の部分の)本体色以外は同じです。
基本的に値段で決めて良いでしょう。
天板素材は、リバーシブル仕様の化粧板(低圧メラミン化粧板)です。
上に書いたように、モデルによって、両面の天板の色、白・黒・茶・薄茶と代わってきます。
なお、後ほどみる家具調コタツは「家具」的な木調になりますが、格安品は、コスト削減のため合板を利用します。
「高級感はない」ですが、普通によく見るコタツは合板です。
本体サイズは、3種類の展開です。
60cmサイズは、余り大きくないので1人用です。
75cmモデルは、複数で利用する場合に良いと言えます。
80×60cmモデルは、書類を拡げての作業には割と使いやすそうです。
ただ、長方形でもぴったり合うコタツぶとんはありますが、点数は少ないです。
こたつユニットは、メトロのU字形石英管ヒータです。300Wの製品(MS-303H)です。
格安機に多く搭載されるものですが、75cmまでのコタツならば、十分パワフルでしょう。
ただ、MS-303Hは、ユニットの高さが6.3cmという作りなので、こたつの中では「邪魔」と感じる人もいるかもしれません。
そのため、本機は、コタツの高さを39cmとやや脚を高めに設定し、緩和させています。
配慮がある部分は好感が持てます。
温度調整は、ユニットのスイッチで、強・弱のみ選択可能です。
また、タイマーなどは付属しません。
収納性は、あまり重視されません。
オフシーズンには脚の部分のネジを取り外す必要がある構造です。
ただ、最近の生活習慣の変化か、折脚モデルは、2022年から小型だと発売がなくなりました。あっても、アウトレットです。
---
以上、山善のカジュアルこたつの紹介でした。
ホームセンターで見かける「特売品」は(型番は違えども)このシリーズが多いです。メリット性は「安さ」という機種ですが、「日本製のユニットを搭載する日本製品」という安心感はあるでしょう。
ただし、家具やインテリアとしての高級感はないため、それを重視する場合は、後ほど紹介していう家具調こたつを選ぶと良いでしょう。
【本体黒・天板黒/茶】
9・山善 GRF-MDN80601(BK/DB)(2022)
¥18,999 楽天市場 (1/6執筆時)
【本体黒・天板白/薄茶】
10・山善 GRF-MDN80601(NA/WH)(2022)
¥24,469 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:80cm×60cm
高さ: 38cm
消費電力: 200W
ヒーター:石英管ヒーター
ヒーター型番:MCR-200E
温度調節:無段階調整
GRF-MDN80601は、山善の販売するカジュアルコタツでは上位機にあたります。
天板素材は、本機も化粧板(低圧メラミン化粧板)です。
こちらも、リバーシブル仕様ですが、それに加えて「折れ脚」です。
先述のように、小サイズだと折脚モデルがなくなったのですが、こちらの、中折で新形状のモデルは残りました。
ヒーターも出っ張りのないフラットな仕様なので、片付けも楽です。
本体サイズは、80cm×60cmのみです。
基本的には1人-2人用です。
こたつユニットは、他機と異なります。
なぜなら、上の写真のようにメトロの平面パネルヒーター(MCR-200E)を採用するからです。
平面パネルヒーターは、出っ張りがないので、コタツの中が広く使えます。
また、オフシーズンにおいて、こたつユニットを外さなくても見映えが良いという特長があります。
一方、出力は200Wです。
ただ、「カーボンヒーター」なので、遠赤外線が多く出ます。
そのため、暖まるまでにやや時間はかかるでしょうが、時間経過とともにポカポカになります。形状的に、均一に暖まりやすいとも言えます。
温度調整も、電子コントローラー式で、手元で無段階に行えます。
下位機のサーモスタット式より、精度の高い温度管理ができます。
収納性については、本機は先述のように折れ足です。
---
以上、山善のGRF-MDN80601の紹介でした。
カジュアルコタツでは、フラットヒーターは、本機は初搭載でした。
ひろびろ使える点と、温度調整が無段階で行える点など、値段が高い分、下位機種より機能性が優れる部分が多く魅力です。
一方、これは、年中出しっぱなしが前提の製品ですが、そうなると続いて紹介していく家具調コタツに比べて、天板素材や脚が安っぽいのが難点でしょう。
機能性と(家具としての)高級感が不釣り合いな気がします。
1-2・家具調コタツの比較
続いて、ある程度の高級感(デザイン性)がある、木調(家具調)のコタツを紹介します。
【2022年発売】
【ウォールナット】GLP-8060(ABR) 後継品
11・山善 パーソナルこたつ GLP-80601(ABR)
¥11,547 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【ナチュラルブラウン】
12・山善 パーソナルこたつ GNC-80601(AN)
¥11,990 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
【ホワイト】
13・山善 パーソナルこたつ GNC-80601(WW)
¥11,176 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:80×60cm長方形
高さ:38cm
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H(メトロ)
温度調節:強・弱
パーソナルこたつは、山善の発売する家具調こたつです。
ウォールナット系(角脚)とナチュラルブラウン系・ホワイト系(丸脚)があります。
丸脚のモデルは、コード収納ボックスも付きます。
天板素材は、天然木風の化粧板です。
ナチュラルではありますが、表面に天然木の突板は採用しないため、多少の「嘘くささ」はあります。
ただ、脚の部分は天然木を利用する製品です。
本体サイズは80×60cmです。
やや窮屈ながら、4人程度(小さな子供ならばもう少し)で使えそうです。
こたつユニットは、本機も、メトロの300WのU字形石英管ヒータです。
サイズ的には、これで賄えると思います。
温度調整は、強弱のみ選択可能です。
タイマーなども未付属です。
収納性は、組み立てがネジ式で、特に便利ではありません。
継ぎ足もないです。
---
以上、山善のリビングこたつの紹介でした。
素材面で、真の「家具調こたつ」とは言えない部分もありますが、見かけはナチュラルです。
布団込みで考えると、この値段では安く思えるため、値段重視ならば選んで良いでしょう。
【2022年】GKR-80H(MB)後継品
14・山善 家具調こたつ GKR-801H(MB)
¥16,800 楽天市場 (1/6執筆時)
15・山善 家具調こたつ WG-804H
¥13,300 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:80cm正方形
消費電力: 300W
【2022年】
16・山善 家具調こたつ WG-904H
¥16,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:90cm正方形
消費電力: 300W
【2022年】
17・山善 家具調こたつ GKR-1051H(MB)
¥(19,800) 楽天市場 (1/6執筆時)
18・山善 家具調こたつ WG-1054H
¥14,200 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
消費電力: 300W
【2021年】KR-F120H(MB)後継品
19・山善 家具調こたつ GKR-F1201H(MB)
¥19,800 楽天市場 (1/6執筆時)
20・山善 家具調こたつ WG-F1204H
¥17,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
消費電力: 510W
高さ:36cm/41cm
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H ほか
温度調節:強・弱
GKR-801H-MBなどは、山善の「家具調こたつ」です。
流通経路の違いで、型番が分かれていますが、性能は同じです。色はいずれも、MB(濃茶)ですが、WGから始まる型番のほうが、多少明るめのようです。
天板素材は、MDF(中密度繊維板)です。
先ほどの機種より少し材質やデザイン性はよいです。
ただし、「天然木風」の化粧板で、特定の材木の突き板は不採用です。
本体サイズは、3種類でラインナップです。
こたつユニットは、本機もメトロの300WのU字形石英管ヒータです。
サイズ的には、90cm以上のこたつだと、寒冷地ではパワー不足に感じるかもしれません。
ただし、120×80cmは、同じU字形石英管ヒータですが、510Wのファン付きなので暖かそうです。
温度調整は、強弱のみ選択可能です。
タイマーなども未付属です。
収納性については、折れ足ではない仕様です。
一方、高さ調節用の継足が付属し、6cmのかさ上げが可能です。
----
以上、山善のWG-Hシリーズの紹介でした。
「家具調」の品質を天板に要求するならば、同社で最も安いのがこの製品です。
ただ、90cmと105×75cmのモデルについていえば、寒冷地だとパワーが弱いかもしれません。
【2022年】GKL-F80(MB)後継品
21・山善 家具調こたつ GKL-F801(MB)
¥18,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:80cm正方形
【2022年】GKL-F105(MB)後継品
22・山善 家具調こたつ GKL-F1051(MB)
¥17,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
【2022年】KL-F120(MB)後継品
23・山善 家具調こたつ GKL-F1201(MB)
¥24,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
高さ:38cm
消費電力: 510W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MSU-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
GKL-Fシリーズは、山善の「家具調こたつ」の中級機です。
天板素材は、下位機種と同じく、「天然木風」のMDF(中密度繊維板)です。
本体サイズは、3種類でラインナップです。
世帯用として、リビングでの利用に向く、120×80cmもラインアップされます。
こたつユニットは、本機もメトロのU字形石英管ヒーターです。
ただし、510Wを採用しており、パワフルです。
発熱体が長い分、遠赤も出るため、世帯用の大きなコタツでも暖かいでしょう。
温度調整は、ただし、強弱のみ選択可能です。
タイマーや中間リモコンなどあh未付属です。
収納性は、本機は「折れ足」仕様なので、割と便利に使えると思います。
ただし、折れ足仕様の製品は継ぎ足がないため、高さは38cmで固定です。
----
以上、山善のGKL-Fシリーズの紹介でした。
家具調コタツとして多少大きなサイズを狙うならば、ヒーター性能が良いこのグレード以上でしょう。
また、オフシーズンに収納する予定の方は、折れ足仕様の利便性が活きてくるでしょう。
【2022年】GKF-MDN80H (MB)後継
24・山善 平面ヒーター GKF-MDN801H(MB)
¥(23,999) 楽天市場 (1/6執筆時)
25・山善 平面ヒーター GKF-MDN801HR
¥(21,040) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:80cm正方形
消費電力: 200W
【2022年】GKF-MDN105H(MB)後継
26・山善 平面ヒーター GKF-MDN1051H(MB)
¥25,800 楽天市場 (1/6執筆時)
27・山善 平面ヒーター GKF-MDN1051HR(MB)
¥19,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
消費電力: 300W
【2022年】GKF-MDN120H (MB)後継
28・山善 平面ヒーター GKF-MDN1201H(MB)
¥(19,999) 楽天市場 (1/6執筆時)
29・山善 平面ヒーター GKF-MDN1201HR
¥25,417 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
消費電力: 300W
高さ:36cm(+5cm継足)
ヒーター:平面パネルヒーター
ヒーター型番:MCR-301Eほか
温度調節:無段階調整
GKF-MDシリーズは、山善の販売するコタツの上位機です。
「平面パネルヒーター付家具調和洋風こたつ」という名前で売られます。
流通ルートで型番が違いますが、性能は同じです。Amazonのほうは、割引販売をやっていると、クーポンで値段が安い場合がありました。
天板素材は、本機も天然木風の化粧合板です。
ウレタン塗装・UV加工はなされますが、実用重視です。足は、こちらも天然木です。
なお、塗装の茶の濃さは、年度により少し変わります。
本体サイズは、3種類構成です。
最も大きいものは、リビングでも利用しやすいサイズです。
こたつユニットは、メトロの平面パネルヒーターです。
平面プレートは、出っ張りがないので広く使えるほか、オフシーズンにおいて、こたつユニットを外さなくても見映えが良いという点で魅力です。
サイズの大きいモデルは、300Wです。
「カーボンヒーター」は、同じワット数(300W)石英管式ヒーターと比べても、遠赤外線が多く出ます。
構造的にも、コタツ全面が均一に温まるため性能は上位ですが、速暖性の面では、300Wの石英管とさして変わらない実力です。
安全面でも、比較的高温にならないため、火傷の危険が低いです。
温度調整は、本機は無段階調整に対応します。
電子リモコンで温度調整が無段階でできるため、利便性も上々です。
温度管理も、温度の誤差が出にくい、電子コントローラー式です。
センサーの入温度と切温度の差(ディファレンシャル)がアバウトな、サーモスタット式より精度の高い温度管理ができます。
収納性については、折れ足ではありません。
出っ張りのないフラットな仕様なので、年中テーブルとして利用するひと向きでしょう。
---
以上、山善のGKF-MDシリーズの紹介でした。
見かけのスマートさとカーボンヒーターの搭載は非常に魅力です。
ただ、120×80cmは、カーボンヒーター機とはいえ、速暖性は気になるので、寒冷地にお住まいの方は気をつけてください。
一方、中型以下ならば、今回紹介する機種の中でも、暖かさの部分でオススメできるモデルと言えます。
【2022年】【オーク材】
30・コイズミ 家具調コタツ KTR-31220S
¥25,743 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:75cm正方形
31・コイズミ 家具調コタツ KTR-33220S
¥29,318 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
32・コイズミ 家具調コタツ KTR-34220S
¥32,111 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
高さ:36cm(+5cm継足)
消費電力: 500W/600W
ヒーター:遠赤消臭ヒーター
ヒーター型番:KHH-6180S
温度調節:無段階調整
これらは、日本のコイズミの販売する家具調コタツです。
天板素材は、本機の注目点です。
なぜなら、天然木の突き板が表面材として使われるからです。天然木のオーク材の突板なので、わりと本格的にみえます。
表面は、キズが付かないよう、UV加工をしています。
脚の部分も、天然木で「ゴム材」です。
ゴムではなく、「ゴムの木の部分」で、家具でよく使う材料です。材料の部分で、山善の仕様より少しだけ高級と言えるかもしれません。
デザイン自体は、山善と同じく「柔らかい」感じのものです。
ユニットの高さは、36cmと割と低めです。ただし、同じ材質の継ぎ足が付属しますから問題ありません。
本体サイズは、3サイズ展開です。
リビング用には、120×80cmが良いでしょう。
こたつユニットは、自社製の600Wの遠赤消臭ヒーター(KHH-6180S)を採用します。
能力は、メトロの600WのU字形石英管ヒーターとほぼ同様です。
小型機は500Wですが、コタツ内の容積を考えると十分です。
コイズミのユニットは、消臭塗装をしてあるため、気になるニオイの軽減もはかれます。
温度調整は、無段階で選択可能です。
電子コントローラー式ですから、強弱しかできないサーモスタット式より温度管理が正確にできます。
収納性については、折れ足ではありません。
ただ、蝶ねじなので、工具なしで分解できます。
一方、節電性について言えば、(手元リモコンとは別に)中間に人感センサーユニットがあります。
コタツ内に人がいない場合、自動的にこたつの電源がオフになります。出入りしがちなご家庭には節電効果は高いでしょう。
500Wのコタツは1日8時間で90円ほどの電気代ですから、月換算すれば、節約度は馬鹿にできない額でしょう。
---
以上、コイズミの人感センサー付き家具調コタツの紹介でした。
材料素材が明確な天然木の突板を採用する機種としては「最安」でしょう。
機能面でも、上位機に付属する人感センサーは、ご家族の利用のあり方によっては絶大な省エネ効果を発揮しそうです。
やや値のはる機種ですが、温度も電子コントローラー式で緻密ですし、消臭塗装という「オマケ」もあるため、この価格帯では、買って後悔しないだろう機種の1つです。
33・東谷 AZUMAYA KT-107
¥25,998 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:75cm正方形
34・東谷 AZUMAYA KT-109
¥24,350 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:90×60cm長方形
35・東谷 AZUMAYA KT-108
¥31,791 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
高さ:36cm
消費電力: 300W
ヒーター:平面パネルヒーター
ヒーター型番:MS-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
KTシリーズは、東谷の販売するコタツです。
同社はピノンというもう少しカジュアルな家具調もありましたが、現在の主力はこちらのようです。
天板素材は、本機も、化粧板(合板)ではあります。
ただし、表面に「突き板」として、ウォルナット(天然木)を利用しているため、ホンモノの天然木の風があります。それに、ウレタン塗装で仕上げています。
足は、メラミン繊維板でややコストダウンを図っていますので、真の「家具調」ではないですが、全体として「木の温かみ」は感じられるデザインです。
本体サイズは、3サイズから選べます。
90×60cm長方形は珍しいです。
しかし、書類仕事をやる場合や、「こたつに胴体まで潜って」暖を取りがちな方は良いかも知れません。
こたつユニットは、U字形石英管ヒータです。
山善も採用していた、日本の「メトロ電気工業」の510Wの製品です。
小型75cmのモデルを含め、このサイズでは珍しくパワフルです。
寒冷地も対応できるでしょう。
温度調整は、ただ、メトロでは上位のヒーターではないため、強弱のみ選択可能です。
タイマーなども未付属です。
収納性は、組み立てがネジ式で、特に便利ではありません。
−
以上、東谷のKTシリーズの紹介でした。
家具調こたつで、「洋風モダン」なデザインの製品です。ある程度のデザイン性があるので、1人暮らしの方や、小部屋の方で、「オシャレな」こたつを探しているかたは候補でしょう。
オフシーズンもローテーブルとして普通に使えそうです。
1-3・デスクコタツの比較
続いて、写真のように脚が高く、机のように使うモデルです。
仕事用とリビング用をまとめて見ていきます。
【2022年発売】
36・山善 デスクこたつ VGA-583(DB)
¥21,800 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:58cm正方形
37・山善 デスクこたつ VGA-70581(DB)
¥24,999 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:70×58cm長方形
高さ:58cm
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H(メトロ)
温度調節:強・弱
山善の「デスクコタツ」は、人気のハイタイプのこたつです。
以前は「ぬくもり庵」という(おそらくお年寄り向けの)名前でしたが、テレワーク用に欲しい方が多かったためか、名前が変わりました。
写真のように、ユニットの高さが58cmあり、専用の椅子で腰掛けるタイプの製品です。
書斎などの一人用のこたつセットとして人気です。こちらは、こたつ布団・椅子もセットです。
天板素材は、天然木風の化粧板です。
幕板と足については、天然木です。
本体サイズは、58cm正方形と、70×58cmの長方形モデルがあります。
大きめサイズは、こたつで書類仕事をする場合には有利でしょう。
なお、2019年からは、2人用モデルもラインアップに加わりました。
こたつユニットは、「メトロ電気工業」の300WのU字形石英管ヒータです。
背の高いこのタイプならば、特に薄型である必要はないですし、問題ないでしょう。
温度調整は、ただし、強弱のみ選択可能です。
タイマーや中間リモコンなどあh未付属です。
収納性は、ネジ式であまり重視されません。
ただ、こちらは、オフシーズンに机として使っても違和感のない塗装・デザインですので、通年置きっぱなしの書斎などに向くでしょう。
---
以上、 山善の「デスクコタツ」の紹介でした。
主要ターゲット層は、お年寄りから、自宅でのデスクワーク従事者に代わったような気がします。ただ、お年寄りを含めて、椅子で作業には向きます。
冬の気の利いたプレゼントとしても喜ばれそうです。
ーー
なお、山善は本機をベースにして改良した「デスクこたつ」をほかにも出していますので、順番に「ざっと」見ていきます。
【2022年発売】
38・山善 SPK-70501 (BR)-FSET
¥22,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:70×58cm長方形
消費電力: 300W
38・山善 GDX-F751 (ON) -FSET
¥15,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:70×41.5cm長方形
消費電力: 510W
高さ:下記参照
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H/ MSU-501H
温度調節:強・弱
第1に、SPK-70501とGDX-F751です。
上で見た製品に「高さ調整機能」を加えたモデルです。
SPK-70501は、通常機と同じで、毛布と椅子の「3点セット」です。
GDX-F751は、椅子は別売で、ブランケットと机の「2点セット」です。
この方式のメリット性は、背の高さにあうように、高さ調整できること、あるいは、(茶色を含め)自分の好きな椅子を使えることです。
なお、こちらの方が、コタツ内が広くなるので、メトロの上位のMSU-501H(510W)にしています。
以前【仕事用PCデスクの比較記事】で書きましたが、書類仕事、あるいは、PC作業をする場合、適切な机の高さは以上になります。
本機は、Maxで65センチなので、しっかりした椅子に座っての「ガチでの仕事」には、背の低い方以外はあまり向かないと言えます。
短時間の作業だけか、写真にあるような椅子でも腰を痛めない(丈夫な)方に向くと言えます。
ーー
【2022年発売】
39・山善 GDK-F80501T (ON)
¥18,282 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:70×40cm長方形
高さ:70cm
40・山善 GAH-F90601 (ON)
¥(15,808) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
サイズ:94×63cm長方形
高さ:39cm/62cm
消費電力: 510W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MSU-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
第2に、GDK-F80501T1とGAH-F90601です。
こちらは、高さは固定式で、ブランケット・椅子を含めて別売です。
GDK-F80501T は、高さが70cmなので、(1つ上で出した表にあるように)特にPC作業ならば、多少背が高い方でも快適にできると言えます。
可能ならば、もう少し天板が広い方が使いやすそうですが、電源端子(総計1400W)やUSB端子(5V 2A)があるので、わりと仕事向きでしょう。
GAH-F90601は、継ぎ足で床置きにもできるというコンセプトです。
こちらの方が天板が広いので、仕事や勉強にはむしろ向くように思います。
ただし、62cmなので背が高くないならば、です。
山善 コタツふとん KDK-801(BR)
¥3,294 Amazon.co.jp (1/6執筆時)
山善 コタツふとん KY-GAH90601(BR)
¥(5,005) Amazon.co.jp (1/6執筆時)
なお、先述のように、ブランケットが付属しませんが、それぞれ、専用製品が別売で用意されます。
ーーー
【2022年発売】
41・山善 GLD-F12070 (NB)
¥35,999 楽天市場 (1/6執筆時)
サイズ:120×70cm長方形
高さ:65cm
消費電力: 510W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MSU-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
第3に、GLD-F12070 です。
山善の特注品(ピタ高こたつ)を除けば、「最大面積」の天板となるものです。
「リビングダイニングこたつ」という名前が付きます
仕事用というより、ソファ用のデスクと、リビングテーブルを一緒にして、「スペースを節約できる」というコンセプトです。
ただ、65cmの脚なので、背が高くないならば、仕事用に使え、色々な書類も並べられるメリットがあります。
山善 KY-GLD120 (NB)
¥----- 楽天市場 (1/6執筆時)
形状が特殊なので、専用布団が別売で用意されます。
----
結論的にいえば、リビングでの利用と言うより、仕事用に使う場合、仕事量にあった天板の面積ががあるかのほか、高さが自分の背丈に合うかをよく考えてください。
個人的には、もう少し脚が高くないと、合うモデルがないのが残念です。
次回につづく!
暖かい!家庭用コタツのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、コタツを比較してきました。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
2・最新の電気こたつの比較 (2)
2-1:デスクこたつ〈続き〉
2-2:高級家具調こたつ
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
遠赤の暖かさ ★★★★★
暖まりの速さ ★★★★★
温度調整 ★★★★★
収納性の良さ ★★★★★
インテリア性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事【こちら】では、今回紹介できなかったコイズミの「デスクこたつ(ダイイングコタツ)」を見たあと、高級家具調コタツを追加で紹介します。
その上で、全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
---
この記事がもしお役に立ったようならば、はてなブックマーク・Twitter Facebookなどで話題を共有していただければ嬉しいです。