【今回レビューする内容】 2025年 カジュアルこたつ・家具調コタツの性能とおすすめ・選び方:家具調こたつ・小型パーソナル・こたつデスクこたつ:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】 ESK-608-B ESK-T759-B SEU-752-W NCF-80602 EYC-8060 NCF-80602 EYC-8060 NCF-80602 NCF-80602 NCF-80602 EYC-105752 HLT-8060 HLT-8060 HLT-10570 HLT-12080 WG-805H-MB GMK-802H WG-804H GMK-802H-NB WG-905H WG-1055H GMK-1052H GKR-F1202H WG-F1205H GKL-F802 GKL-F802H GKL-F1052 GKL-F1202 GKF-MDN802H-MB GKF-MDN1052H-MB GKF-MDN1202H-MB YLW-8609MC YLW-1059MC VGA-584-DB VGA-70582-DB SKB-6050-BR1 SPKT-7050-BR2 SPK-70502 GDX-F752 GDK-F80501T GAH-F90602 GAH-F90602 GLD-F12070 コイズミ KTR-31230S KTR-31245 TR-33230S KTR-33245 KTR-34230S KTR-34245 KTR-3234F KTR-3234FB KTR-3206F KTR-3246FB KDR-32233 KDR-35231 KTR-34244 KTR-31232 KTR-33232 KTR-34232 東谷 AZUMAYA KT-107 KT-109 KT-108 ファニチャー速水 EAGLE ブラウン クレオIII KYR-CREO120 ほか
今回のお題
家具調こたつなど家庭用のコタツのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年1月現在、最新の家庭用の電気こたつの比較です。
搭載されるヒータ由来の暖かさは、遠赤効果による速暖性の部分を含めて細かく説明します。
そのほか「家具調コタツ」は、やぐらの木材(銘木)の品質にも注目しています。
1・最新の電気こたつの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:カジュアルこたつ
1-3:家具調こたつ
2・最新の電気こたつの比較 (2)
2-1:デスクこたつ
2-2:高級家具調こたつ
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、こたつの「選び方の基本」を示します。
その後、上表のようにジャンルわけをして、各製品をみていきます。
1人暮らし向け小型コタツのほか、4人家族ほどで利用できる家具調コタツ、あるいは、脚高の「デスクこたつ」も見ています。
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遠赤の暖かさ ★★★★★
暖まりの速さ ★★★★★
温度調整 ★★★★★
収納性の良さ ★★★★★
インテリア性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
加えて、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
1-1・こたつの選び方の基本!
はじめに、コタツの「選び方の基本」の紹介です。
コタツのやぐら部分は、家具的な選び方で良いので、素材(木の種類)・とデザイン性・サイズに注目しつつ、皆さんの「感性」で選べんで、大丈夫です。
一方、分かりにくいのは、暖かさの部分でしょう。
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結論的にいえば、暖かさは、内蔵される(黒い)コタツユニットの性能で決まります。
このユニットは「メトロ電気工業」と「コイズミ」が二強です。そのため、各社のコタツは、(国産なら)いずれかの2社の製品を搭載していることになります。
暖かいコタツを選びたい場合、この部分のグレードをしるのは重要です。
そのため、細かい製品紹介にはいるまえに、この2社のユニットについて、はじめに説明しておきます。
1・メトロのコタツユニット
はじめに、メトロ電気工業のコタツユニットです。
最大手の山善をはじめ、ほとんどの会社が「メトロ電気工業」のユニットを採用します。
ヒーターの方式は、U字石英管・平面パネル・ハロゲン・カーボンとわかれます。
同じ方式ならば、単純にパワー(ワット数)が高い方が、暖かいコタツユニットです。
簡単に紹介しておきます。
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【510W】
U字型石英管ヒーター MSU-601E(DKB)
¥6,380 楽天市場 (1/9執筆時)
第1に、U字型石英管ヒーターです。
別売もなされる人気のユニットです。
熱源は、名前の通りです。
リボンヒーター1本が、U字曲がっている構造です。
直線2本の配置に比べて、「ポカポカ暖かい」遠赤外線を出す発光体が長くできるからです。
山善などの格安のコタツだと直管の石英管を配置する場合もあるので、メトロのU字ヒーターが採用されていると、格安機でも「安心感」を感じます。
出力は、小型コタツ用だと300Wがよく採用されます。
しかし、ファミリー余蘊と、510W・700Wとパワーが強い製品もあります。
その上で、熱周りをよくするため、温風ファンが付くのが特長です。
小型のコタツならば300Wでも十分です。
しかし、家族用のコタツを考えていて、その出力が300Wである場合は、注意が必要です。
特に寒冷地にお住まいの方は、暖かさに不満を感じるでしょう。
本編記事でも、そこに注意して解説するつもりです。
コントローラーも、コタツの場合、ヒーターとセット販売になります。
、高出力機だと、コントローラーが上位になります。
メトロの場合、無段階温度調整対応の電子コントローラーが付く製品が上位品です。
安めだと、本体つまみで強弱2段階しか調整できません。
温度センサーがバイメタル式の簡素なものだからです。
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第2に、メトロの平面パネルヒーターです。
フラットで、管ヒーターが見られないタイプです。
熱源は、石英管ではなく、面状カーボンヒーターです。
この場合、カーボンヒーターは遠赤を多く出すので、ポカポカ感が強いです。
出力は、最大でも300Wです。
このタイプは、小型こたつに適していると言えます。
形状面も、小型機にとって、メリット性が多いです。
形状が薄いので、コタツの中が広く使えます、温度調整も細かく可能です。
オフシーズンにコタツユニットを外さなくても、美観を損ねず、テーブルとして使いやすいのも良い部分です。
速暖性は、すこし劣るのですぐに暖まりたい場合には不向きです。
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結論的にいえば、「1人用」にワンルームで使う場合、このタイプは利点が多いので、おすすめです。。
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【600W】MHU-601E(DKA)後継品
U字型ハロゲンヒーター MHU-601E(DKB)
¥6,541 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
第3に、U字型ハロゲンヒーターです。
メトロのユニットだと上位です。
U字型石英管ヒーターと比べて、中遠赤で速暖性に優れるのが特長です。
また、この種の製品は、どれも温風ファン付なので、均一に暖まっていきます。
ただし、市販のコタツだと、このグレードのユニットを採用する機種は高級機に限られます。
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【500w】
U字型カーボンヒーター MCU-501E(DKB)
¥8,000 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【500w】(高性能コントローラ仕様)
U字型カーボンヒーター MCU-501EC(KB)
¥9,750 楽天市場 (1/9執筆時)
第3に、カーボンヒーターです。
メトロのユニットだと、最高峰です。
熱源は、カーボンヒーターです。
一般的な電気ヒーターにも採用されるもので、赤外線が発生しやすい方式です。
言いかえれば、ポカポカ感が強い方式です。
速暖性は、ハロゲンには劣ります。
しかし、近赤外線は出しているので、他方式に劣ることはないです。
採用例は、ただし、市販のやぐら付きのコタツだと搭載機は「ほぼない」です。
あくまで「高級家具屋」さんが作る、10万円オーバーの「高級こたつ」向けユニットだからです。
ただ、購入したい方は、付け替えは簡単に可能です。
こたつユニットは29cmでほぼ規格化されていますので、自分で交換できます。
ただし、コタツ上面にハードボードが付いていてユニットとコタツ布団と接しないようなコタツやぐらに限ります。
ただ、家具調こたつならば、いてい大丈夫でしょう。皆さんが「買換」を検討している理由が(櫓自体の問題ではなく)暖かさならば、こうしたユニットだけの交換でもOKです。
2・コイズミのこたつユニット
つづいて、日本のコイズミ(小泉成器)のコタツユニットです。
コイズミは、メーカー自体が(やぐらとセットの)コタツを販売しています。
他社と異なり、ユニットも自社調達で、同社のこたつにのみ搭載します。
ヒーターの方式は、同社も石英管方式です。
しかし、調理器具にみられるような、渦巻き型配置の遠赤消臭ヒーターです。
暖かさは、同じワット数の製品ならば、メトロ工業のU字型と変わらないと言えます。
発光体の長さは、メトロのU字管式と(あまり)変わらないからです。
速暖性は、ただ、同社の下位クラスとなる500W・600Wクラスでもファンが付くため、熱の行き渡りは良いです。。
消臭は、同社が重視するポイントです。
メトロのユニットにはみられない「消臭塗装」を施すという「一工夫」があります。
メーカーの独自色として評価できます。
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というわけでここまでは、コタツユニットについて説明しました。
ユニットは、この2社以外も、出所が不明瞭な海外製石英管ヒーターを採用するこたつがあります。
ただ、こうした製品は、一般的に、消費電力に対する暖かさ(遠赤量)が劣ります。
やはり、この2社のユニットを積んでいる製品は、安心感があります。
今回の記事でも、ここは重視しています。
以上、コタツユニットの「選び方の基本」について書きました。
かなり「ざっくり」書いたつもりですが、まだ「ややこしい」かもしれません。
1・ファンの有無に注意すること
2・ワット数に注意すること
結論的にいえば、「5万円以内の予算」で「暖かいコタツ」を選びたい場合、「ファンの有無」と「ワット数」に注意しておけば、(とりあえずは)OKです。
1人用:60cmサイズ
1-2人用:75cmサイズ
リビング用:120×80cmサイズ
その上で、自分にとって便利なこたつ大きさを考えれば良いでしょう。
必要以上に大きなものを選んでしまうと、邪魔な上で、電気代が余分にかかります。
電気代も最近個等していますので、この部分は、多少「小さめ志向」で選ぶ感覚でよいと言えます。
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というわけで、比較をはじめます。
冒頭で書いたように、比較的価格の安い「カジュアルこたつ」から、順番にみていきます。
なお、季節家電の性質上、毎年メーカーは決められた一定数しか生産しません。厳寒で大いに売れても、追加生産をしません。年明けだと、とくに、家具調は欠品の場合があります。
(¥18,490) Amazon.co.jp (9/1執筆時)
その場合、価格欄を空欄か、カッコして、シーズンインの際の価格表記にするなど見分けが付くようにしています。
とはいえ、在庫調整で再入荷している可能性もあるので、念のため、リンク先の確認はよろしくお願いします。
1-2・カジュアルコタツの比較
はじめに紹介するのは、カジュアルタイプのコタツです。
天然木や、突き板の合板ではなく、工業的なメラミン樹脂の天板を採用するため高級感に欠けます。
しかし、比較的価格が安いのと、モダンなデザインのものが割とあるのがメリット性です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【黒】
【2022年発売】ESK-608-B
1・山善 ESK-608(B)
¥7,418 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:60cm正方形
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H
【黒】(5時間切タイマーあり)
2・山善 ESK-T759(B)
¥9,980 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【白】
2・山善 SEU-752(W)
¥8,480 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:75cm正方形
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H
【黒】
3・山善 NCF-80602(BK/BR)
¥7,999 楽天市場 (1/9執筆時)
3・山善 EYC-8060(BK/MBR)
¥7,999 楽天市場 (1/9執筆時)
【白】
4・山善 NCF-80602(WH/NA)
¥7,999 楽天市場 (1/9執筆時)
4・山善 EYC-8060(WH/NA)
¥11,520 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80×60cm長方形
ヒーター:石英管ヒーター
ヒーター型番:NCH-302
高さ: 39cm
消費電力: 300W
温度調節:強・弱
ESK-608などは、山善が販売するカジュアルこたつシリーズの製品です。
同社の、こたつの市場シェアが高く、家電量販店で見かける製品の多くは同社のものです。流通ルートと発売年度の違いで、複数の製品があります。
ただ、サイズと(脚の部分の)本体色以外は同じです。
基本的に値段で決めて良いでしょう。
天板素材は、リバーシブル仕様の化粧板(低圧メラミン化粧板)です。
コタツの脚の色は白か黒を基本とします。
ただ、裏返した際の天板の色は、製品により白・黒・茶・薄茶と代わってきます。
なお、後ほどみる家具調コタツは「家具」的な木調になりますが、格安品は、コスト削減のため合板を利用します。
「高級感はない」ですが、普通によく見るコタツは合板です。
本体サイズは、3種類の展開です。
60cmサイズは、余り大きくないので1人用です。
75cmモデルは、複数で利用する場合に良いと言えます。
80×60cmモデルは、書類を拡げての作業には割と使いやすそうです。
ただ、長方形でもぴったり合うコタツぶとんはありますが、点数は少ないです。
こたつユニットは、製品で異なります。
正方形の各タイプは、メトロのU字形石英管ヒータです。300Wの製品(MS-303H)です。
格安機に多く搭載されるものですが、75cmまでのコタツならば、十分パワフルでしょう。
長方形の各タイプは、ただ、同じ300Wですが、ヒーターが異なるNCH-302です。
製造元は不明ですが、消費電力量(電気代)はやや優秀です。
ただ、U字ではない直管タイプですし、遠赤効果はやや少ないでしょう。温度面の情報も、メトロのユニットと違って非開示です。
山善もこのユニットを(交換用として)外販しないのでコストカットのための採用だと思います。
ただ、好意的にみれば、長方形で横長のタイプは、この配置でも問題ないのかもしれません。
温度調整は、ユニットのスイッチで、強・弱のみ選択可能です。
ただ、 ESK-T759(B)に限っては、5時間で自動オフになる節電タイマーがあります。
収納性は、あまり重視されません。
オフシーズンには脚の部分のネジを取り外す必要がある構造です。
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以上、山善のカジュアルこたつの紹介でした。
ホームセンターで見かける「特売品」は(型番は違えども)このシリーズが多いです。
メリット性は「安さ」という機種ですが、U字ヒーター採用機は特に「日本製のユニットを搭載する日本製品」という安心感はあるといえます。
比較的安めで探している場合、候補とできる機種でしょう。
【2023年発売】
【黒】
5・山善 NCF-80602(BK/BR)
¥10,899 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【白】
6・山善 NCF-80602(WH/NA)
¥9,180 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【本体+コタツふとん2点セット】
7・山善 NCF-80602(WH/NA)
¥----- Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80cm×60cm
高さ: 38cm
消費電力: 300W
ヒーター:石英管ヒーター
ヒーター型番:NCH-302
温度調節:強・弱
NCF-80602は、山善の販売するカジュアルコタツでは上位機にあたります。
こちらは、コタツ布団・敷布団セットもあります。
色目は複数から選べます。
天板素材は、本機も化粧板(低圧メラミン化粧板)です。
こちらも、リバーシブル仕様ですが、それに加えて「折れ脚」です。
本体サイズは、80cm×60cmのみです。
基本的には1人-2人用です。
こたつユニットは、直管2本のMS-303Hです。
下位機種で説明したように、長方形のこたつで、山善が最近採用しはじめた入門機向けのユニットで、ユニットの出所が特定できない下位版です。
温度調整は、本体のボタンで行う、単純なタイプになります。
収納性は、本機は先述のように折れ足です。
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以上、山善のGRF-MDN80601の紹介でした。
特段、上位と言える技術は使われません。折れ足であることが収納面で便利ならば選択肢にできますが、こたつユニットの情報がないのが、やはり」難点です。
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なお、カジュアルこたつは、メーカー製だと(コイズミが作らないので)ほぼ、山善が独壇場です。
このほかにも、いくつかラインナップがあるので、順番にみておきます。
【2023年発売】
【ホワイト】【木目風】
8・山善 EYC-105752(WH/NA)
8・山善 EYC-105752(BK/MBR)
¥10,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
高さ: 39cm(固定)
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H
温度調節:強・弱
第1に、EYC-105752です。
カジュアルこたつでは、大きめのユニットです。
大きさは、天板が、105×75cmです。
広めなので、1人用としても書類を拡げて仕事に使えそうです。
ヒーターは、メトロのU字ですが、300Wクラスです。
それでも横長の形状ですし、寒冷地だとややパワー不足かなと思います。
なお、木目調のモデルがあります。
ただ、他のカジュアルタイプと同じメラミン天板です。
あとで見る、家具調は、「本物感」で少し差があります。
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【2024年発売】HLT-8060(WBR)
9・山善 HLT-8060(ENM/WH)
¥9,980 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
9・山善 HLT-8060(OBR/BK)
¥9,980 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80×60cm長方形
ヒーター型番:NCH-302
10・山善 HLT-10570(OBR/BK)
¥13,311 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
(コタツふとんセット)
10・山善 HLT-10570(OBR/BK)
¥(13,999) Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
ヒーター型番:NCH-302
消費電力: 300W
11・山善 HLT-12080(OBR/BK)
¥16,280 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
(コタツふとんセット)
11・山善 HLT-12080(OBR/BK)
¥23,999 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
ヒーター型番:NCHF-500
消費電力: 500W (ファンあり)
高さ: 38.5cm(固定)
ヒーター:石英管ヒーター
ヒーター型番:NCH-302
温度調節:強・弱
第2に、HLT-8060 などです。
こちらのモデルも、天然木ではなく、他と同じメラミン天板の製品になります。
ただ、家具調ではないですが、木目系では割とカジュアルで、デザイン性は良くみえます。
リビングなどで合いそうな部屋は多そうです。
ヒーターは、ただ、メトロのU字ユニットではないです。
U字ヒーターではない、出所不明の石英管の直管タイプです。
先述のように、このタイプは、遠赤効果の部分で、多少機能が劣るかなと思います。
とくに、300Wという出力を含めて、105×75cmは、寒冷地だと弱めでしょう。
一方、120×80cmモデルは、直管ヒーターですが、温風ファン付で500Wです。
遠赤効果はともかく、パワーは十分です。
同クラスの、ファン付きのU字ヒーター採用機に比べると、遠赤効果は限られる点はありそうです。しかし、それでも、これならば寒いことはないでしょう。
こちらだけは、選んでも良いように思います。
1-3・家具調コタツの比較
続いて、ある程度の高級感(デザイン性)がある、木調(家具調)のコタツを紹介します。
【2023年発売】
【ブラウン】
12・山善 家具調こたつ WG-805H(MB)
¥18,909 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
12・山善 家具調こたつ GMK-802H(MB)
¥10,999 楽天市場(山善直販) (1/9執筆時)
(旧型番)
13・山善 家具調こたつ WG-804H
¥(15,800) Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【ナチュラルブラウン】
14・山善 家具調こたつ GMK-802H(NB)
¥18,351 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80cm正方形
消費電力: 300W
【ブラウン】
15・山善 家具調こたつ WG-905H(MB)
¥19,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:90cm正方形
消費電力: 300W
【ブラウン】
16・山善 家具調こたつ WG-1055H(MB)
¥18,778 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
16・山善 家具調こたつ GMK-1052H(MB)
¥19,999 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【ナチュラルブラウン】
17・山善 家具調こたつ GMK-1052H(NB)
¥20,680 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
(コタツ布団セット)
17・山善 家具調こたつ GMK-1052H(NB)
¥(22,999) Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
消費電力: 300W
【ブラウン】
18・山善 家具調こたつ GKR-F1202H(MB)
¥22,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
18・山善 家具調こたつ WG-F1205H(MB)
¥23,455 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【ナチュラルブラウン】
19・山善 家具調こたつ GMK-1202H(NB)
¥22,111 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
消費電力: 510W
高さ:36cm/41cm
消費電力: 300W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MS-303H/ MSU-501H
温度調節:強・弱
WG-805Hなどは、山善の「家具調こたつ」です。
流通ルートと発売年でかなり多くの型番がありますが、以下で示す性能は同じです。
基本色は、MB(濃茶)です。
しかし、ややライトなNB(ナチュラルブラック)も選べます。
前者は、丸みを帯びたラウンド形状のやぐらですが、後者は、縁の加工が丸みを帯びずススクエアで、外観も少しモダンです。好みで選んでOKです。
天板素材は、MDF(中密度繊維板)にウレタン塗装したものです。
後ほど見る、コイズミの製品と違い、特定の材木(銘木)の突き板は不採用です。
ただ、脚は材質不明ながら天然木との表記です。
本体サイズは、4種類でラインナップです。
こたつユニットは、本機も、メトロの300WのU字形石英管ヒータです。
サイズ的には、90cm以上のこたつだと、寒冷地ではパワー不足に感じるかもしれません。
ただし、120×80cmは、MSU-501Hです。
同じU字形石英管ヒータですが、510Wのファン付きなので、大きいやぐらですが、十分に暖かいでしょう。
温度調整は、強弱のみ選択可能です。
タイマーなども未付属です。
収納性は、折れ足ではない仕様です。
一方、高さ調節用の継足が付属し、6cmのかさ上げは可能です。
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以上、山善のWG-805Hなどの紹介でした。
家具調の品質を天板に要求するならば、同社で最も安いのがこの製品です。
ただ、90cmと105×75cmの2モデルについていえば、寒冷地だとパワーがやや弱いかもしれません。
【2022年発売】
【ブラウン】
20・山善 家具調こたつ GKL-F802(MB)
¥---- 楽天市場 (1/9執筆時)
20・山善 家具調こたつ GKL-F802H(MB)
¥22,312 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
(コタツ布団セット)
20・山善 家具調こたつ GKL-F802H(MB)
¥24,999 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80cm正方形
21・山善 家具調こたつ GKL-F1052H(MB)
¥14,999 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
【ブラウン】 (コタツ布団セット)
22・山善 家具調こたつ GKL-F1202(MB)
¥25,999 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
高さ:38cm or 36/41cm
消費電力: 510W
ヒーター:U字形石英管ヒーター
ヒーター型番:MSU-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
GKL-Fシリーズは、山善の「家具調こたつ」の中級機です。
収納性は、1つ上の機種との一番の違いです。
こちらは折れ足仕様ですので。
その代わり、継ぎ足はできず高さは38.5cm固定です。
ここは、好みで選んでOKです。
こちらも、一部サイズで、コタツふとんセットがあります。
天板素材は、下位機種と同じく、「天然木風」のMDF(中密度繊維板)です。
本体サイズは、3種類でラインナップです。
世帯用として、リビングでの利用に向く、120×80cmもラインアップされます。
こたつユニットは、本機もメトロのU字形石英管ヒーターです。
ただし、どのサイズも上位の510Wのファン付きを採用しており、パワフルです。
発熱体が長い分、遠赤も出るため、世帯用の大きなコタツでも暖かいでしょう。
温度調整は、ただし、強弱のみ選択可能です。
タイマーや中間リモコンなども未付属です。
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以上、山善のGKL-Fシリーズの紹介でした。
家具調コタツとして多少大きなサイズを狙うならば、ヒーター性能が良いこのグレード以上でしょう。
また、オフシーズンに収納する予定の方は、折れ足仕様の利便性が活きてくるでしょう。
【2023年発売】
23・山善 平面ヒーター GKF-MDN802H(MB)
¥26,556Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80cm正方形
消費電力: 200W
24・山善 平面ヒーター GKF-MDN1052H(MB)
¥28,778 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
消費電力: 300W
25・山善 平面ヒーター GKF-MDN1202H(MB)
¥31,000 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
消費電力: 300W
高さ:36cm(+5cm継足)
ヒーター:平面パネルヒーター
ヒーター型番:MCR-301Eほか
温度調節:無段階調整
GKF-MDシリーズは、山善の販売するコタツの上位機です。
「平面パネルヒーター付家具調和洋風こたつ」という名前で売られます。
天板素材は、本機も天然木風の化粧合板です。
ウレタン塗装・UV加工はなされますが、実用重視です。足は、こちらも天然木です。
なお、塗装の茶の濃さは、年度により少し変わります。
本体サイズは、3種類構成です。
最も大きいものは、リビングでも利用しやすいサイズです。
こたつユニットは、メトロの平面パネルヒーターです。
80cmのみ200WのMCR-200Eで、あとは、300WのMCR-301Eです。
この形式は、ユニットに出っ張りがないので広く使えるのと、オフシーズンにユニットを外さなくても、見映えが良いという点で魅力です。
ヒーターは、この形式だとカーボンヒーターです。
同じワット数(300W)の石英管式ヒーターと比べても遠赤外線が多く出ます。
コタツ全面が均一に温まるため、性能は上位です。ただ、速暖性は、300Wの石英管とさして変わらないとはいえます。
安全面は、比較的高温にならないため、火傷の危険が低いです。
温度調整は、本機は無段階調整に対応します。
電子リモコンで温度調整が無段階でできるため、利便性も上々です。
温度管理も、温度の誤差が出にくい、電子コントローラー式です。
センサーの入温度と切温度の差(ディファレンシャル)がアバウトな、サーモスタット式より精度の高い温度管理ができます。
収納性は、折れ足ではありません。
しkし、出っ張りのないフラットな仕様なので、年中テーブルとして利用するひと向きでしょう。
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以上、山善のGKF-MDシリーズの紹介でした。
見かけのスマートさとカーボンヒーターの搭載は非常に魅力です。
ただ、120×80cmは、カーボンヒーター機とはいえ、速暖性は気になるので、寒冷地にお住まいの方は気をつけてください。
一方、中型以下ならば、今回紹介する機種の中でも、暖かさの部分でオススメできるモデルと言えます。
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【2021年発売】
26・ユアサプライムス YLW-8609MC(MBK)
¥14,478 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:80cm×60cm長方形
消費電力: 200W
27・ユアサプライムス YLW-1059MC(MBK)
¥22,411 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
消費電力: 300W
高さ:39cm
ヒーター:平面パネルヒーター
ヒーター型番:MCR-301Eほか
温度調節:無段階調整
一方、同じメトロのヒーターユニットを装備した製品をユアサも販売しています。
ヒーターが同じなので、「やぐら」の勝負になるわけですが、見た感じは、モダンで格好良いです。
ただ、天板は、メラミンシートを貼った化粧合板ですので、本物感はないです。
エンボス加工で本物感を出していますが、こういったものは、凝れば凝るほど、天然木の突き板との違いを感じてしまうように、個人的には思います。
脚の部分の材質は不明です。
【人感センサーあり】
(2023年発売)
28・コイズミ 家具調コタツ KTR-31230S
¥34,800 楽天市場 (1/9執筆時)
【人感センサーなし】
(2024年発売)
30・コイズミ 家具調コタツ KTR-31245
¥23,800 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:75cm正方形
【人感センサーあり】
(2023年発売)(在庫なし)
31・コイズミ 家具調コタツ KTR-33230S
¥----- 楽天市場 (1/9執筆時)
【人感センサーなし】
(2024年発売)
32・コイズミ 家具調コタツ KTR-33245
¥24,800 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
【人感センサーあり】
(2023年発売)(在庫なし)
33・コイズミ 家具調コタツ KTR-34230S
¥------ Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【人感センサーなし】
(2024年発売)
34・コイズミ 家具調コタツ KTR-34245
¥21,780 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:120×80cm長方形
高さ:36cm(+5cm継足)
消費電力: 500W/600W
ヒーター:遠赤消臭ヒーター
ヒーター型番:KHH-5182Sほか
温度調節:無段階調整
KTR-31230Sなどは、日本のコイズミの販売する家具調コタツです。
旧機種が残りますが、性能は同じです。
ただ、後述の人感センサーが付く上位モデルは、23年モデルが最新です。
あとは同じなので同時にみていきます。
天板素材は、本機の注目点です。
なぜなら、天然木の突き板が表面材として使われるからです。天然木のオーク材の突板なので、わりと本格的にみえます。
表面は、キズが付かないよう、UV加工をしています。
脚の部分も、天然木で「ゴム材」です。
ゴムではなく、「ゴムの木の部分」で、家具でよく使う材料です。材料の部分で、山善の仕様より少しだけ高級と言えるかもしれません。
デザイン自体は、山善と同じく「柔らかい」感じのものです。
ユニットの高さは、36cmと割と低めです。ただし、同じ材質の継ぎ足が付属しますから問題ありません。
本体サイズは、3サイズ展開です。
リビング用には、120×80cmが良いでしょう。
こたつユニットは、自社製の600Wの遠赤消臭ヒーター(KHH-6180S)です。
能力は、メトロの600WのU字形石英管ヒーターとほぼ同様です。
小型機は500Wですが、コタツ内の容積を考えると十分です。
コイズミのユニットは、消臭塗装をしてあるため、気になるニオイの軽減もはかれます。
温度調整は、無段階で選択可能です。
電子コントローラー式ですから、強弱しかできないサーモスタット式より温度管理が正確にできます。
収納性は、折れ足ではありません。
ただ、蝶ねじなので、工具なしで分解できます。
節電性は、工夫があります。
(手元リモコンとは別に)中間に人感センサーユニットがあります。
コタツ内に人がいない場合、自動的にこたつの電源がオフになります。出入りしがちなご家庭には節電効果は高いでしょう。
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以上、コイズミのKTR-31230Sなどの紹介でした。
材料素材が明確な天然木の突板を採用する機種としては「最安」でしょう。
やや値のはる機種ですが、温度も電子コントローラー式で緻密ですし、消臭塗装という「オマケ」もあるため、この価格帯では、買って後悔しないだろう機種の1つです。
【2023年発売】【オーク材】
35・コイズミ 家具調コタツ KTR-3234F
¥24,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【こたつふとん付き】
36・コイズミ 家具調コタツ KTR-3234FB
¥29,828 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:80cm正方形
消費電力: 200W
37・コイズミ 家具調コタツ KTR-3206F
¥24,800 楽天市場 (1/9執筆時)
【こたつふとん付き】
38・コイズミ 家具調コタツ KTR-3246FB
¥29,828 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:90×60cm長方形
消費電力:130W
高さ:35.5cm+5(折れ足)
ヒーター:フラットヒーター
ヒーター型番:KHH-1391Sほか
温度調節:無段階調整
KTR-3234Fなどは、日本のコイズミの販売する家具調コタツです。
こちらは、最初からコタツ布団が付くモデルもあります。
天板素材は、本機は、オーク材(樫の木)の突き板です。
脚の部分も天然木で「ゴム材」です。
高級材というわけではないですが、いずれも家具ではお馴染みです。木材高騰のおり、しっかり、「名前がだせる銘木」を使っているのがポイントな製品です。
機能面では、本機は、折れ足仕様で、収納性が良いです。
5cmの継ぎ足も付きます。
本体サイズは、2サイズ展開です。
90cm×60cmは、あまりり見かけないですが、スペースが有効に使えるシーンはありそうです。
こたつユニットは、平面パネルヒーターです。
出っ張りがなく、オフシーズンでそのまま使えるほか、面で均一に暖められる利点があります。
一方、90cm×60cmのモデルはヒーター出力が130Wと弱いです。
このサイズで賄えるからという可能性もあります。
しかし60cmと幅が狭いので、大きなものが搭載できなかった可能性はありそうです。
厳寒な寒冷地ではどうかな?とおもいます。
温度調整は、無段階で選択可能です。
ただし、リモコンではなく、本体部分での調整です。
人感センサーは未付属です。
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以上、コイズミのKTR-3234Fなどの紹介でした。
セットで揃うのはわりと「便利」に思えます。やぐらの材質も価格相応に良いですし、フラットヒーター仕様で、なかも広々です。
ただ、先述のように、長方形のモデルは、パワーが若干不安なので、寒冷地の場合は、しっかり確かめてください。
39・東谷 AZUMAYA KT-107
¥25,308 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:75cm正方形
40・東谷 AZUMAYA KT-109
¥24,372 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:90×60cm長方形
41・東谷 AZUMAYA KT-108
¥26,064 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×75cm長方形
高さ:36cm
消費電力: 300W
ヒーター:平面パネルヒーター
ヒーター型番:MS-501H(メトロ)
温度調節:強・弱
KTシリーズは、東谷の販売するコタツです。
同社はピノンというもう少しカジュアルな家具調もありました。
しかし、現在の主力はこちらのようです。
天板素材は、本機も、化粧板(合板)ではあります。
ただし、表面に「突き板」として、ウォルナット(天然木)を利用しているため、ホンモノの天然木の風があります。それに、ウレタン塗装で仕上げています。
足は、メラミン繊維板でややコストダウンを図っていますので、真の「家具調」ではないですが、全体として「木の温かみ」は感じられるデザインです。
本体サイズは、3サイズから選べます。
90×60cm長方形は珍しいです。
しかし、書類仕事をやる場合や、「こたつに胴体まで潜って」暖を取りがちな方は良いかも知れません。
こたつユニットは、U字形石英管ヒータです。
山善も採用していた、日本の「メトロ電気工業」の510Wの製品です。
小型75cmのモデルを含め、このサイズでは珍しくパワフルです。
寒冷地も対応できるでしょう。
温度調整は、ただ、メトロでは上位のヒーターではないため、強弱のみ選択可能です。
タイマーなども未付属です。
収納性は、組み立てがネジ式で、特に便利ではありません。
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以上、東谷のKTシリーズの紹介でした。
家具調こたつで、「洋風モダン」なデザインの製品です。ある程度のデザイン性があるので、1人暮らしの方や、小部屋の方で、「オシャレな」こたつを探しているかたは候補でしょう。
オフシーズンもローテーブルとして普通に使えそうです。
次回につづく!
暖かい!家庭用コタツのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、コタツの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
2・最新の電気こたつの比較 (2)
2-1:デスクこたつ
2-2:高級家具調こたつ
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
遠赤の暖かさ ★★★★★
暖まりの速さ ★★★★★
温度調整 ★★★★★
収納性の良さ ★★★★★
インテリア性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事【こちら】では、今回紹介できなかった「デスクこたつ(ダイイングコタツ)」を見たあと、家具メーカーが作るような、高級家具調コタツを追加で紹介します。
その上で、全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら