【今回レビューする内容】2025年 フラッドベッドスキャナーの性能・価格とおすすめ:フラットスキャナー:原稿台スキャナー 卓上型スキャナー:表紙・資料・新聞のスキャニングのおすすめ機種
【比較する製品型番】CanoScan LiDE400 EPSON DS-1730 DS-1760WN GT-S660 DS-1630 DS-7500 DS-6500 DS-5500 DS-1630 ほか
今回のお題
最新A4フラットベッドスキャナのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年8月現在、最新フラットベッドスキャナの比較を行います。
基本となるセンサーの種類や解像度に加え、各社が備えるソフトウェア補正技術にも注目しながら、主要な機種のスペックを見ていきます。
1万円程度の「個人用」から、10万円前後の「業務用」まで取り上げます。
画質の良さ ★★★★★
厚い本への対応 ★★★★★
読取速度 ★★★★★
本体の耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以上の基準に基づき、各社のフラットベッドスキャナを比較していきます。
そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・A4フラッドベッドスキャナー(9機)
2・A4フィルムスキャナー(4機)
3・A3フラッドベッドスキャナー(5機)
今回は、このうち「仕事に利用するためのA4フラットベッドスキャナ」の比較を行います。
「写真の取り込み」に向いた製品は2回目記事、「A3サイズの大きめ」は、3回目の記事でのフォローです。
もし他のタイプをお探しの場合は、それぞれのリンク先記事をご参照ください。
3・個人向けフラッドベッドスキャナ
はじめに、比較的安めで、個人向けに売られているフラッドベッドスキャナの比較からです。
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なお、以下の本文では、いつものように、高評価できる点については赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2018年発売】LiDE220後継品
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
1・Canon CanoScan LiDE400
¥9,872 楽天市場 (8/26執筆時)
1・Canon CanoScan LiDE400
¥9,791 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB Type-C
サイズ:幅250×奥行367×高さ42mm
電源:USB給電可
付属ソフト:
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約5.9秒
・カラー:約5.9秒
読取速度(A4:4800dpi)
・グレー・モノクロ:約455秒
・カラー:約1411秒
CanoScan LiDE400 は、キヤノンが販売するフラットベッドスキャナの中でも「最もお買い得」な価格の製品です。
Atlas自身も資料の取り込みに使用しており、長期間にわたり人気を保っている機種です。

本体のサイズは、幅250x高さ39x奥行365mmです。
画像を読み取る CISセンサーはミラーレス構造を採用しており、小型・軽量化に寄与しています。
さらにセンサーが固定式のため、縦置きでのスキャンにも対応します。

接続方法は、USB方式です。
1.5mのケーブルが付属します。
本体側は USB-C、PC 側は一般的な USB-A 端子です。
上位の高価なフラットベッドスキャナではコンセントからの電源供給が必要です。
しかし、本機は 低消費電力の LED 光源+CIS 方式により USB給電のみで動作可能です。
軽量で設置も容易なため、「必要なときだけ取り出して接続して使う」という使い方が可能で、実際に Atlas も講義資料の取り込みに活用しています。

読取速度は、理論値では 300dpi で6秒未満です。
換算すると 1分間に約10枚のスキャンが可能です。
実測でも、キヤノンの公表値では 300dpi で約8秒です。
初回起動時のウォームアップもほとんど不要で、すぐに使用できる点もメリットです。

インターフェースは、は上図のような配置で、それぞれのボタンはユーティリティからカスタマイズ可能です。

たとえば PDF では解像度や保存先を指定でき、Eメール送信やクラウドサービスへの直接保存も設定できます。

画像補整機能も、充実しており、特に「文字くっきり機能」は注目に値します。
カラーと文字が混在する文書を補正して、読みやすさを高める機能です。

解像度は、光学で4800×4800dpiです。
家庭用プリンタ複合機に搭載される一般的なセンサー(2400×4800dpi)よりも高性能です。
一方で、CIS センサーの特性として被写界深度が浅く、厚みのある本をスキャンすると中央部に影が出やすくなります。
そのため冊子状の資料の取り込みには不向きです。
だし、本機には「綴じ部の影補正」機能が搭載されており、背景が白の場合に限られますが、この弱点をある程度緩和できます。
ドライバーは Windows 環境では TWAIN 規格に対応した ScanGear を利用できます。
一方、Mac では OS 標準のドライバーで動作しますが、画像補正機能はすべて ScanGear に依存しているため、Mac 単独では高度な補正が利用できません。
そのため、事後、別のソフトで修正するか、あるいは、仮想化ソフトで Windows を動かすなどの手段で代替する必要があります。

ユーティリティソフトは、 CANON Scan Utility が付属します。
このソフトは取り込みから出力までを分かりやすいフローで操作できる純正ソフトであり、ドライバーの補正機能もこの中で設定可能です。

また、本体のショートカットボタン(例:メール添付)も、このユーティリティで設定した環境に連動して動作します。
後述するように、エプソン製品では初心者向けと上級者向けの二系統のユーティリティが用意されていますが、キヤノンのユーティリティはその中間にあたる「統合型」と考えると理解しやすいです。
なお、Mac 用は CANON Scan Utility LITE となりますが、前述のように OS 純正ドライバーを使うため、高度な補正を組み込むことはできません。
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以上、CanoScan LiDE400の紹介でした。
価格はシリーズ中で最も安い機種ですが、書類の取り込みにおいては必要十分な性能を備えています。
コンパクトで USB 接続ですぐに使える利便性も高く、ビジネス用のスキャナとして「一台持っておく価値がある」と言えます。
ただし、画像処理機能に関しては Mac では制限が大きい点が注意点です。

【2023年発売】GT-S650後継品
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
2・EPSON A4フラットベッド GT-S660
¥11,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB2.0
サイズ:幅249x高さ39x奥行364mm
電源:USB給電可
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約8.3秒
・カラー:約24.3秒
最大読取速度(A4:4800dpi)
・グレー・モノクロ:約516秒
・カラー:約1538秒
EPSONのGT-S660は、Canon CanoScan LiDE220 のライバル機にあたります。

2023年に約10年ぶりに型番が更新されましたが、本体性能は従来機と大きく変わっていません。
ただし、前面のショートカットボタンの一部機能が変更されています。従来の「転送ナビ」ボタンは、メール転送専用の「メール」ボタンに置き換わりました。とはいえ、クラウド転送は新機種でも引き続き対応しており、Google Drive、Evernote、Dropbox などにワンアクションで送信できます。
そのため不便になったわけではありません。

本体のサイズは、幅249x高さ39x奥行364mmです。
後発の利点を活かし、キヤノンよりもわずかに小型化されています。

さらに、このスキャナは原稿カバーを取り外すことが可能です。
キヤノンは最大 22mm の厚さまでしか対応できないため、厚みのある書籍のスキャンでは本機の方が有利です。

接続方法は、USB 方式です。
付属ケーブルは、 USB micro to USB-A、長さは 1.5m です。

読取速度は、エプソンは 600dpi の数値を公表しているため、300dpi の理論値でキヤノンと直接比較することはできません。
メーカー公表の実測値では 300dpi で約10秒と、やや遅めです。最大解像度の 4800dpi で比べても、少なくともキヤノンより高速とは言えません。
解像度は、光学で4800×4800dpiで、キヤノンと同等です。

ドライバーは、 TWAIN 規格に準拠した Epson Scan 2 を利用します。
エプソンの場合、Mac 用も「ライト版」ではなく、 Windows と同じフル機能が利用できる点が特徴です。
キヤノン機は Mac で高度な画像処理が使えないという弱点がありますが、エプソン機では全機能に対応していると言えます。

画像補整機能も、「文字くっきり機能」などキヤノンと同等の処理が可能です。
さらに、背景除去、ドロップアウトカラー、原稿の自動判別(カラー/モノクロ/グレー)といった基本的な機能も一通り揃っています。
ただし、本機には「綴じ部の影補正」機能が搭載されていません。 また、古い本やコピーのように状態の悪い原稿のスキャンでは、ややキヤノン機に劣る場面もあります。
もっとも、エプソンは原稿カバーを取り外せるため補正を前提としない運用が可能ですし、通常の業務書類の取り込みにおいては大きな問題にはなりません。
ユーティリティソフトは、エプソンの場合、言及に値します。
初心者向けのEpson ScanSmartほか、上級者向けにDocument Capture Proも用意されるからです。
少し詳しめに書いておきます。

第1に、Epson ScanSmartです。
シンプルな操作性が特長です。
先述の画像処理機能も実行可能で、機能性はキヤノン機のユーティリティとほぼ同等です。

保存先の指定、メール添付、各社クラウドサービス(Google Drive、Evernote、Dropbox)への転送も可能です。

また、前面のショートカットボタンも、このソフトに連動してワンアクションで処理を行えるようになっています。

一方で、新機種ではメール転送機能の対応範囲が変更され、MS Outlook もしくは MAPI 対応の Windows 系メーラーのみ対応になりました。
この点に不便を感じる場合は、次に説明する上級者向けアプリの利用をおすすめします。

第2に、Document Capture Proです。
上級者向けのアプリで、業務用途に特化していますが、個人用途でも十分に便利に使えます。
こちらも、無料で利用できますが、Windows専用です。
特長は、スキャンから保存・転送までの 取り込みフローを自由に構築できる 点です。

らに、各ショートカットを任意に設定でき、運用環境に合わせたカスタマイズが可能です。

転送機能もメール添付レベルにとどまらず、高度な転送処理やクラウドサービスへの直接転送に対応しています。
新機種では標準のメール転送がシンプル化されたため、より高度に運用したい場合には、このソフトを利用するのが最適です。---
以上、エプソンのGT-S660の紹介でした。
Windows環境で利用する場合、高度な使い方をしない限り、両機に決定的な差はありません。
解像度、初心者向けドライバーの使いやすさ、補正機能などは CanoScan LiDE400 と互角です。
読取速度はエプソンの方がやや遅めですが、一度に大量の原稿を処理するタイプではないため、体感で大きな差を感じることは少ないでしょう。
それでも違いはいくつかあります。
まず、Mac環境では、画像処理においてエプソン独自の機能をフルに利用できるため、Mac で使うならエプソンが優位といえます。
また、Windows環境でも、スキャン作業の自動化に対応する上級ユーティリティ Document Capture Pro が用意されている点で、業務的に自動化を重視する場合はエプソンに分があります。
さらに形状面では、キヤノン機のような縦置きスキャンには対応しない一方、原稿カバーを外せる構造を備えており、厚みのある本や雑誌を手軽にスキャンする用途ではエプソンの方が便利です。
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【2018年発売】
Windows 7〜11 Mac OS 10.12〜15
3・Plustek OpticBook 3800L
¥42,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD(東芝)
光源:RGB3色LED
解像度:1200dpi
接続:USB2.0
サイズ: 幅453×奥行286×高さ98mm
電源:ACコンセント
このほか、台湾 Plustek 社が書籍用に特化した家庭向けフラットベッドスキャナ OpticBook 3800L を販売しています。
キヤノン機もドライバーレベルで「厚みのある本の取り込み」に対応する機能を備えていましたが、Plustek はハードウェア面で工夫されています。

センサーが台座の端まで配置されているため、本の綴じ部まで文字を欠けさせずに取り込める構造だからです。
「綴じ部の影補正」機能に頼らず、スムーズに取り込みたい場合には、この機種も候補になります。
本機もフラットベッドスキャナに分類されますが、Atlas は「別ジャンル」と理解しています。
そのため、本の取り込みがメインの方は、上記の比較記事【こちら】をご参照ください。そこでは類似機とあわせて紹介しています。
2・業務用A4フラッドベッドの比較
つづいて、A4対応の業務用スキャナを紹介します。
業務用の場合、ADFが搭載される機種が多いです。
【2025年発売】DS-1630後継機
Windows 7〜11 Mac 10.9〜15
4・EPSON フラットベッドスキャナー DS-1760WN
¥71,924 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
接続:USB2.0 LAN Wi-Fi 5
サイズ:幅425x奥行374x高さ135mm
5・EPSON フラットベッドスキャナー DS-1730
¥51,374 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
接続:USB2.0
サイズ:幅425x奥行351x高さ135mm
センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:1200dpi
電源:ACコンセント
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ・カラー:約30枚/分
DS-1760WNは、エプソンが販売する業務用のネットワーク対応フラットベッドスキャナです。
このモデルは ADF(オートドキュメントフィーダー) を備えているのが特長です。す。

同時にみる下位機の DS-1730 はネットワーク非対応で USB 接続のみの仕様です。
また、本体にタッチパネルを搭載していない点も異なります。用途に応じて要不要で選べばよいでしょう。

本体のサイズは、幅425x奥行374x高さ135mmです。
下位機も、奥行以外は変わりません。
オフィス向けモデルですが、耐久枚数の公式スペックは明示されていません(参考値として 1日約3,000枚が目安)。
ネットワーク対応は、上位機の DS-1760WN は USB、Wi-Fi 5、LAN を備えています。
スマートフォンやタブレットからは、専用アプリ Epson Smart Panel を利用してスキャン可能です。

ネットワーク出力は、エプソン独自の Epson Connect が利用でき、PCレスでクラウド転送に対応します。

メール転送やネットワークフォルダ保存も可能で、事前に設定しておけばタッチパネルから簡単に操作できます。

読取速度は、フラットベッドとして原稿台を利用する場合、300dpi で約3秒です。
ADF(自動原稿送り装置)を利用する場合は、300dpiで、約30枚/分です。
カラー・モノクロ・グレースケールとも同じ速度です。
ADF には両面 にCIS センサーが搭載されており、両面スキャン時は 300dpi で約60面/分の処理が可能です。
装備としては充実しており、長尺紙や用紙混在での読み取りも可能です。

さらに、ADF と原稿台を混在させて1つのファイルにまとめられるため、カウンター業務などでは便利な場面もあるでしょう。
給紙容量は、80g/uのコピー紙換算で60枚までです。
大量処理には対応できますが、超音波式の重送検知や Wローラー式の用紙分離といった本格的な機構は備えていません。
紙詰まりは画像検知や基本的な搬送異常検知にとどまります。
そのため、このブログの【ドキュメントスキャナの比較記事】で書いたような、専用のドキュメントスキャナに比べると ADF の仕様は弱く、プリンタ複合機に付属するスキャナに近い水準です。
解像度は、通常利用で1200dpi、フラットベッド利用時は600dpiです。
シートフィーダ付きで生産性を重視したモデルであり、写真用途には向かないものの、文書取り込みには十分な実用解像度といえます。
なお、1200dpi 取り込み時や ADF 600dpi 設定時の速度は公開されていません。
画像補正は、下位機と同様に「文字くっきり機能」などを備えています。
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以上、エプソンのDS-1760WNの紹介でした。
カウンター業務などで「フラットベッドが中心だが、ADF もたまに使いたい」という用途には適した製品です。
ただし、ADF を本格的に使う場合は、重送検知や分離機構を備えた専用機が良いでしょう。 【ドキュメントスキャナの比較記事】でたような専用機を並行利用して、役割分担したほうが良いかなと思います。

【2012年発売】
Windows 7〜11 Mac 10.6〜15
7・EPSON A4高耐久 DS-5500
¥98,800 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0 有線LAN
サイズ:幅495x奥行360x高さ129mm
電源:ACコンセント
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
エプソンのDS-5500は、同社フラットベッドスキャナの上位モデルです。

本体のサイズは、幅495x奥行360x高さ129mmです。
耐久性能は「製品寿命10万スキャン」とされており、高耐久仕様の筐体を採用しています。
下位モデルに比べて業務用途を想定した設計ですが、A4対応のため極端に大きいわけではありません。

インターフェイス パネル DSPNNW1
¥31,597 楽天市場 (8/26執筆時)
接続方法は、UUSB および 有線LAN に対応します。
別売のインターフェースパネルを追加すれば多人数での共有利用も可能です。
読取速度は、、理論値でA4・300dpiで2.1秒です。
メーカー公表の実測値でも 300dpi で約 8 秒ですので、速度面で大きな不満は出ないでしょう
ADF(自動原稿送り装置)は、付属しません。

解像度は、光学 1200dpi です。
本機は、CCD 方式の読み取り方式です。
CCD は CIS に比べ装置が大きく消費電力も高めですが、カラー原稿の読み取りでノイズが少なく、高画質を得やすい点がメリットです。また、厚みのある原稿でも影が出にくいため、冊子のスキャンにも強みがあります。

画像補正機能としては Epson Scan による「綴じ代補正」などを搭載しており、業務用として十分な機能性を備えています。ただし、これら高度な補正は Windows 専用です。
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以上、EPSONのDS-5500の紹介でした。
価格帯は業務用に分類され、カラー原稿の画質面では上位機に位置づけられます。
ただし、発売開始が 2012 年と古いため、速度面を含めパフォーマンス的にはやや陳腐化しており、現在は CCD センサーが必要なニッチ用途に向けて市場に残されている製品といえます。

【2012年発売】
Windows 7〜11 Mac 10.6〜15
8・EPSON A4高耐久 DS-6500
¥131,771 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0 有線LAN
サイズ:幅495x奥行360x高さ217mm
電源:ACコンセント
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
エプソンのDS-6500は、同社のフラッドベッドスキャナのもうひとつの上位機です。

本体のサイズは、幅495x奥行360x高さ217mmです。
高耐久タイプで本体は大きめですが、耐久性は 原稿台10万枚・ADF30万枚 と企業向けのスペックです。
接続方法は、USB のほか、有線LAN にも対応します。
ADF(自動原稿送り装置)は、上部に装備します。
100枚までの原稿に対応する水準です。
読み取り速度は、公称値では 300dpi で片面25枚/分 です。
両面読み取りでも速度低下はありません。

搬送性能は、下位機より良いです。
こちらは、超音波センサーによる原稿の重送検知機能を備えます。専用のドキュメントスキャナほどではありませんが、スキャンミスを大幅に減らすことができます。
解像度は、光学 1200dpi(ADF 使用時は 600dpi)で、業務用途としては十分です。
センサー方式は こちらもCCD で、カラー原稿に強いのが特長です。
画像補正は、基本的に下位機種と同じ構成です。
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以上、エプソンのDS-6500の紹介でした。
位機と同じくカラー原稿に強い CCD センサーを採用していますが、ADF が付属し重送検知機能を備える点で利便性が上位です。
「ドキュメントスキャナを別に用意するのは面倒だが、フラッドベッド機能と ADF を両立したい」という用途において、有力な選択肢となるでしょう。
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Windows 7〜11 Mac 10.6〜15
9・EPSON A4高耐久 DS-7500
¥133,285 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0/有線LAN
サイズ:幅495x奥行360x高さ217mm
電源:ACコンセント
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
なお、DS-7500 は先ほど紹介した DS-6500 の上位機にあたります。

基本仕様はほぼ同じですが、ADF の速度が両面40枚/分まで向上しており、耐久性もわずかに上で ADF 40万枚まで対応します。
その他の点については DS-6500 と同等です。
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結論的にいえば、ADF によるシートフィード機能を業務で頻繁に利用する方には、DS-7500 を選ぶ価値があるでしょう。
今回の結論
フラットベッドスキャナーのおすすめは結論的にこれ!!
というわけで、今回は A4 対応のフラットベッドスキャナを比較しました。
最後に、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。
第1に、名刺や書類の取り込みや、コミックの背表紙の自炊など個人用途にオススメできるのは
【2018年発売】LiDE220後継品
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
1・Canon CanoScan LiDE400
¥9,872 楽天市場 (8/26執筆時)
1・Canon CanoScan LiDE400
¥9,791 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB Type-C
サイズ:幅250×奥行367×高さ42mm
電源:USB給電可
付属ソフト:
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約5.9秒
・カラー:約5.9秒
読取速度(A4:4800dpi)
・グレー・モノクロ:約455秒
・カラー:約1411秒
画質の良さ ★★★★★
厚い本への対応 ★★★★☆
読取速度 ★★★★★
本体の耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
価格が安く、読み取りも高速な CanoScan LiDE400 を個人用途のおすすめ機種とします。

エプソン機も良い選択肢ですが、今回は 収納性の高さ と 立ち上がりを含めた起動の速さ を重視して選びました。
ただし、本編で述べたように Mac ユーザーは画像処理機能に制限があるため注意が必要です。Mac 環境では、状態の良い原稿をシンプルにスキャンする方にのみおすすめします。

ビジネス利用においては、PowerPoint 資料やカラー印刷教材の作成レベル(300dpi)ならば必要十分以上のクオリティで取り込めます。
さらに取り込み速度も非常に速いため、業務用としても十分に実用的です。
自炊用としては、カラー向きの CCD センサーは搭載していません。
しかし、写真ほど階調が多くないコミック表紙や文庫本の扉絵ならば、むしろ歪みの少ない CIS センサーの方が有利な場合もあります。。

【2024年発売】【パナソニックから販社変更】
・ソースネクスト 読取革命 Ver.17
¥9,700 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
付属ソフトは、さほど充実せず、OCR ソフトも付属しません
ただし、ライバルのエプソン機も本格的な OCR を搭載しているわけではないため、この点を考慮しても LiDE400 が優位と判断します。
なおOCRに興味のある方は、このブログの【OCRソフトの比較記事】で詳しく紹介しているので、よろしければご覧ください。
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【2018年発売】
Windows 7〜11 Mac OS 10.12〜15
3・Plustek OpticBook 3800L
¥42,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD(東芝)
光源:RGB3色LED
解像度:1200dpi
接続:USB2.0
サイズ: 幅453×奥行286×高さ98mm
電源:ACコンセント
一方、書籍のような厚みのある原稿は、キヤノンの場合、影になる部分の画像的な補正はある分、エプソンより補正力はあります。
しかし、この用途に使う場合、「専門特化」したスキャナが別にあります。上の記事でかなり詳しく紹介しましたので、よろしければご覧ください。
第2に、高度なフロー処理を行いたいなど中級者以上におすすめと言えるスキャナは、

【2023年発売】GT-S650後継品
Windows 7〜11 Mac 10.11〜15
2・EPSON A4フラットベッド GT-S660
¥11,000 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB2.0
サイズ:幅249x高さ39x奥行364mm
電源:USB給電可
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約8.3秒
・カラー:約24.3秒
最大読取速度(A4:4800dpi)
・グレー・モノクロ:約516秒
・カラー:約1538秒
画質の良さ ★★★★★
厚い本への対応 ★★★★★
読取速度 ★★★★☆
本体の耐久性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
EPSONのGT-S660でしょう。

画像補整機能は、Windowsユーザー環境であればキヤノン機とほぼ互角で、どちらを選んでも大きな差はありません。
その上で、先述のように、スキャン速度や収納性は、ライバルにやや劣ります。
しかし、特に、Macユーザーは、エプソンは「純正ドライバ」を用意する部分で、画質面で、大きな差が付くと言えますので、エプソンを選ぶ意味はより大きいです。

また、Windowsユーザーも、高度な自動化処理をしたい上級者は、業務用に相当するDocument Capture Proが使える点で、EPSON機を選ぶ意味はありそうです。
作業フローの自動化を考える場合、エプソンの方が高度な環境を構築可能ですから。

そのほか、専門的ではないもののハード的に書籍を取り込みやすい工夫もあり、総合的に見れば 中級者以上にはエプソンがやや有利と判断できます。
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ただし、先ほども書いたように、「ビジネス」「自炊」を問わず、これ以上の画質を求める場合は、より良いセンサーを詰んでいる【フィルムスキャナ】をおすすめします。
このブログでは、【おすすめフィルムスキャナの比較記事】で紹介しています。興味のある方はそちらもご覧ください。
第3に、小規模オフィスなどで多人数でスキャナを共有する場合にオススメできるのは

【2012年発売】
Windows 7〜11 Mac 10.6〜15
【ADF25枚/分】
8・EPSON A4高耐久 DS-6500
¥131,771 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
【ADF40枚/分】
9・EPSON A4高耐久 DS-7500
133,285 Amazon.co.jp (8/26執筆時)
センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0 有線LAN
サイズ:幅495x奥行360x高さ217mm
電源:ACコンセント
読取速度(A4:300dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)
・グレー・モノクロ:約2.1秒
・カラー:約11.7秒
画質の良さ ★★★★★★
厚い本への対応 ★★★★☆
読取速度 ★★★★★★
本体の耐久性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
エプソンのDS-7500でしょう。
ADFをあまり使わないならばDS-6500でも良いのですが、今の値段ならば上位機が良いでしょう。

オフィス向きの高耐久モデル(ADF40万枚)である上で、100枚の原稿を搭載できるADFを搭載し、毎分25枚という高速取り込みが可能な点を評価しました。
下位機にもADF対応機があります。ただ、耐久面の情報がないのと、搬送機構の部分で、超音波式の重送検知がないのが、やはり目に付きました。
その仕様で使うならば、本編で書いたように、ドキュメントスキャナとフラッドベッドスキャナは別に考えて、用意した方が(最終的には)良いように思います。

こちらは、重送検知が備わりますし、業務用としてある程度ADFを使う場合にも、それなりに快適でしょう。
センサーは、CCDセンサーです。
消費電力においては不利ですが、カラーに強い特長があります。
最近減っているタイプですが、ニッチなニーズがあるかもしれません。
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ただし、設置スペースが十分にあり、フラッドベッドスキャナのほか「もう一台」のスキャナを置くスペースがあるのならば、ADFによる取り込みに特化したスキャナを別に買うことをおすすめします。

専用機は、重送が検知できるだけなく、重送が起こらないようなローラー部分の性能が高いからです。
コスト的にも恐らく別に買った方が安いので、興味のある方は【ドキュメントスキャナの比較記事】をご覧ください。補足:スキャナ関連記事の紹介
というわけで、今回紹介はフラットベッドスキャナーについての紹介でした。
1・ドキュメントスキャナの比較
目的:書類の取込・自炊
画質:標準
速度:20枚/分〜
2・フラットベッドスキャナの比較
用途:書類の取込
画質:普通
速度:1枚ずつ
3・ブックスキャナの比較
用途:非破壊自炊
画質:高い
速度:1枚ずつ
4・書画カメラ型スキャナの比較
用途:非破壊自炊
画質:悪い
速度:普通
5・フィルムスキャナの比較
用途:写真用
画質:最高
速度:1枚ずつ
6・ハンディスキャナの比較
用途:モバイル用
画質:悪い
速度:5枚/分程度
7・A3スキャナーの比較
用途:図面の取込など
画質:普通
速度:普通
なお、このブログには、スキャナ関係の記事が全部で6つあります。
よろしければ、これらもご覧ください。
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ではでは。
