比較2018' A3対応スキャナー10機の性能とおすすめ:A3フラッドベッドスキャナ・A3ドキュメントスキャナー

2018年06月25日

比較2018' A3対応スキャナー10機の性能とおすすめ:A3フラッドベッドスキャナ・A3ドキュメントスキャナー

今回レビューする製品:2018年 A3対応スキャナー10機のの性能とおすすめ・選び方:エプソン・キヤノン・PFU・コクヨ・サンワダイレクト

今回のお題
A3対応のスキャナーのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2018年最新のA3サイズ対応のスキャナーの比較をします。

 さほど数がなかったので、フラッドベッド・ドキュメント両タイプを同時に紹介することにしました。


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 なお、スタンドタイプのスキャナー も一部A3原稿に対応しています。

 ただ、どちらかと言えば、スキャニング品質を問わない場合に使うという、多少用途が異なるスキャナのため、別に紹介しています。このタイプのスキャナをお探しならば、【こちら】をご覧ください。価格は5万円前後です。


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 また、書籍専用のブックスキャナー にもA3対応モデルがあります。書籍のような厚みのある本を綺麗に取り込めるタイプですが、どちらかと言えば図書館用品なので【こちら】で別に紹介しています。

 ただし、15万円以上します。

1・A3フラッドベッドスキャナの比較


  

 1・サンワダイレクト 400-SCN025
   ¥49,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 はじめに紹介するのはサンワダイレクトから販売されているA3対応スキャナーです。現行製品で唯一10万を切っている製品です。

 対応するOSは、WindowsXP-10MacOSX10.7-10.12となります。ただし、更新ドライバーをネットで得る必要はあります。

 読取解像度は、最大2400dpiと、1万円台のA4フラッドベッドスキャナに及ばない性能で、この部分では価格相応ですね。


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 ただ、フタを外して本全体をスキャンできるのは、研究者や図書館関係の業務にはかなり便利そうです。OSをWindows8などに固定して使える業務環境ならば、これを選ぶのも良いでしょう。



 
 2・EPSON DS-50000C
   ¥108,725 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 2・EPSON DS-50000C9
   ¥129,578 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DS-50000C は、エプソンのA3対応スキャナです。スキャナとその光学部品が自社生産できるメーカー製としては、最も安いA3対応スキャナです。

 なお、2番は、キャンペーン用の特別な型番で、同じ製品です。時期によって安く売られる場合があります。

 対応するOSは、Windowsは10まで、Macは10.13までがオンラインアップデートにより対応です。

 読取解像度は、4800dpiと、サンワサプライのほぼ倍です。光学解像度も開示されており600dpiなので、値段なりの十分のクオリティが得られそうです。ただし、フィルム用のA4タイプのスキャナー に比べた場合、読み取り品質はこちらが落ちます。 

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 ただ、業務用の図面などのスキャニングには十分すぎるクオリティで、光学解像度も高い機種であるため、スキャニングスピードも期待できます。


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 ドライバーTWAINです。

 A4サイズのエプソンのスキャナと同じDocument Capture Proを用います。傾き補正や、写真のような見開き補正、文字クッキリ印刷機能など、補整面での能力は優秀で、作り込まれています。この点で、他社に後れを取っている部分はありません。


 

 3・EPSON DS-G20000
   ¥282,313 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 価格差はありますが、フラッドベッドスキャナタイプのA3プリンタで、次いで安い機種はDS-G20000 になります。こちらもエプソンの製品であり、ドライバーは下位機種と同じです。

 対応するOSは、Windowsは10まで、Macは10.12までオンラインアップデートにより対応です。

 読取解像度は、こちらの場合、最大6400dpiです。特に注目するべきは、光学解像度が600dpiからリアル2400dpiにアップしてている点で、フィルムや写真などの高画質な取り込みに対応できる機種です。

  

 透過原稿ユニット DSA3FLU1
  ¥89,649 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 透過原稿用フィルムホルダ ESFLUHLD
  ¥7,128 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 さらに結構な追加投資は必要ですが、透過原稿ユニットフォルダを買えば、フィルムスキャナとしても利用可能です。この場合も2400dpiで取り込めるので、需要はあるでしょう。
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 また、オートフォーカス機能が搭載されるので、マウンターに入ったフィルムでもぼやけずにスキャンできる機種です。

 そのほか、自動でほこりを除去する「ホコリ除去機能」、フィルムの「粒状低減」機能、古いフィルムに有効な「退色復元」機能など、A4のフィルム専用機にも搭載されない写真向きの機能が多く搭載されているのが目立ちます。

2・ADF付きのA3スキャナの比較

 つづいても、フラッドベッド型ですが、ADF(原稿自動送り装置)が付属するモデルを紹介します。

 かなり高額であり、どちらかといえば、会社で揃えるタイプです。


 
 4・EPSON DS-60000
   ¥239,710 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 4・EPSON DS-60000C9
   ¥218,438 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DS-60000C は、エプソンのA3対応スキャナの中位機です。こちらも本体性能が同じ、キャンペーンモデルがあります。

 対応するOSは、Windowsは10まで、Macは10.13までがオンラインアップデートにより対応です。

 読取解像度は、最大4800dpiと、ADFのない下位機種と同等です。光学解像度も開示されており600dpiなので、下位機種と画質の部分では同等です。

 読み込み速度は、ADFを利用する場合、カラー・白黒300dpiで40枚/分です。600dpi時のデータは掲載外ながら、基本的に、「価格相応の性能」を期待できます。

 

 給紙ローラーキット DSA3RKIT1
   ¥5,540 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 給紙構造は、ADF(原稿自動送り装置)を利用する場合に重要ですが、紙の重送を防ぐための超音波重送検知センサーが搭載されます。この機能の搭載はは、大量にADFをやる場合、快適性を維持するための必須条件であり、搭載は嬉しい部分です。

 加えて、10万回ごとに交換になるADFローラーも、フィードローラーとリタードローラーを2つ組み合わせる方式ですので、重送が起こりにくいという点で高品質でしょう。

 また、1度に給紙が200枚できるため、作業従事者の効率も良いでしょう。

 ドライバーTWAINです。A4サイズのエプソンのスキャナと同じDocument Capture Proを用います。他社と比べても高度なので、一般的には不満はないでしょう。

  

 ネットワークス インターフェイス DSPNNW1
   ¥23,816 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 なお、接続はUSB方式ですが、上記のキットを付属させると、ネットワークスキャナとしてLANとつなげることが可能です。

 以上、DS-60000C の紹介でした。小規模オフィスで、耐用度の高いコピー機兼用のスキャナが欲しいが、できるだけ費用を抑えたい、という場合選択肢になるでしょう。

 スキャナ部分はメンテパーツが交換式で割安なので、レンタルに頼るよりも買った方が経費は安いでしょう。


 
 5・EPSON DS-70000
   ¥289,044 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 6・EPSON DS-70000C9
   ¥282,304 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DS-70000 は、エプソンのA3対応スキャナの上級機です。

 性能面は、下位機種とほとんど同じですが、ADFの読み取り速度がカラー・白黒300dpiで70枚/分です。例えば、企業の方で、資料室のファイルの電子化事業などを行う場合は、速度重視のこちらが良いでしょう。

 なお、ネットワークパーツを含め、オプションは下位機種と同じです。また、画質の部分も同じです。

3・A3ドキュメントスキャナーの比較

 続いて、A3対応のドキュメントスキャナです。

 

 コクヨ CaminacsW NS-CA2
   ¥------ Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 廉価製品では、コクヨのキャミナックスWが有名でした。ただ、2017年で残念ながら「生産終了」です。A3タイプとしては、10万円を切る格安機種でしたので残念です。

 今回は、これを除く機種を紹介します。



 7・富士通 A3対応スキャナー fi-7460
   ¥248,611 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 PFU fi-5530C2 は、ScanSnapを出している富士通(PFU)の業務用ラインのA3対応機です。価格は高いですが、A3に対応させる場合は、20万円強が「最低ライン」です。

 対応するOSは、Windowsは10までです。Macは非対応です。

 読み込み速度は、A3書類の取り込みに関する実用速度での開示はありません。ただし、A4縦の場合、グレースケール300dpiで60枚/分、カラー300dpiでも60枚/分です。600dpiでなく、300dpiの速度である点は注意が必要ですが、自炊向きの解像度にしても、さほどストレスを感じることなく取り込める速度でした。

 給紙構造も、フィードローラーとリタードローラーを使うシステムですので、重送は起こりにくい機種です。もちろん、重送検知機能は搭載されます。さらに、左右のローラーが独立して駆動することでの、斜行補整機能も付属します。

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 さらにこの機種は、左右のガイドがそれぞれ稼働する構造を採用していたり、音検知機能と現行移動量監視機能で、紙詰まりの発生を検知する機能があったり、独自色が強いです。いずれの機能も、一般的には不要です。ただ、先ほど紹介した斜行補正機構機能を含めて、業務の上で、複数のサイズの用紙を混在させて取り込む場合は、これらの仕組みは有用です。

 ドライバーは、Twain対応です。ScanSnap系とは異なるPaperStream IPというタイプです。後にOCRをかけようと思う場合に、自動的に最適化する処理や、カラー原稿の自動トーン調整などの機能を装備します。マニュアル設定もかなりの程度できるため、苦労して使いこなすのが好きな人に向くでしょう。

 その他、本体に設定が表示できる液晶窓が付く点で、高級仕様ですね。


 

 8・富士通 A3対応スキャナー fi-7480
   ¥334,768 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

  PFU FI-7480 は、上述のfi-7460の上位機です。

 性能は下位機種に準じますが、搬送性能がアップしており、A4縦の場合、グレースケール300dpiで80枚/分、カラー300dpiでも80枚/分です。

 ただ、性能差は他にはなく、基本的には割高感が強い製品です。


  

 9・CANON imageFORMULA DR-M1060
   ¥229,744 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DR-M1060は、キヤノンのA3対応機としては、最も格安なモデルです。

 対応するOSは、OSはWindows系のみで、Windowsは10まで対応しています

 読み込み速度は、A3縦原稿での取り込み速度は非開示ですが、A4縦の場合、グレースケール600dpiで30枚/分、カラー300dpiで30枚/分です。値段相応のスピードは期待できるでしょう。

 一方、カラー原稿を中心に取り込む場合は、富士通がセンサーにカラーに強いCCDを使っているのに対して、こちらは、CISセンサーです。カラー取り込み時のクオリティを重視するならば、富士通のほうが良いでしょう。

 給紙構造は、こちらも重送検知機能が付属します。また、フィードローラーとリタードローラーを使うシステムですので、重送は起こりにくいと思います。ただし、富士通に見られるような、サイズ混在の文書を取り込む際の工夫は見られません

 ドライバーは、Twain対応です。また、キヤノンの場合、A4の普及機と同じドライバーを使うため、斜行補正や、原稿のサイズやカラーの自動検知、古い本など状態の悪い文字に強いテキストエンハンストメント機能など、便利で高性能な機能が一通り使えます。

 この機種と富士通fi-7460 とどちらを選ぶかの選択は非常に難しい部分ですが、発売の新しい富士通の方が、構造的に重送などが起こりにくく快適に使えるでしょう。とくに、カラー現行が多いならば、CCDセンサーを搭載する富士通の機種が良いと思います。


 

 10・CANON imageFORMULA DR-6030C
   ¥462,000 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DR-6030Cは、キヤノンのA3対応の上位機です。Atlasが自宅で長いこと自炊用に使っているモデルです。サイズ的には、プリンター程度の大きさで、家庭でも邪魔にならないサイズです。

 対応するOSは、Windows系のみで、Windowsは10まで対応しています。

 読み込み速度は、A3縦原稿での取り込み速度は非開示ですが、A4縦の場合、グレースケール600dpiで45枚/分、カラー300dpiで60枚/分と高速です。A3の場合は、それなりに遅いですが、普段の読み取りで、遅いと感じたことはあまりありません。

 給紙構造は、こちらについても重送検知機能とリタードローラーなどを搭載し、重送が起こりにくい使用です。加えて、排紙ブレーキが搭載され、排紙の乱れによる詰まりが少ない構造です。

 ただ、業務用の機種なので、メンテナンス料がかなり高いです。前回、光学部品の交換で12万ほどかかりました。そういった面では、個人向けの機種ではないですね・・。

今回の結論
A3対応のスキャナーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今日は、最新のA3サイズのスキャナーの比較をしました。最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!の提案をしておきたいと思います。


 第1に、主に、企業で業務用として利用する、A3スキャナを導入しようと思っている方には、

 
 2・EPSON DS-50000C
   ¥108,725 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 2・EPSON DS-50000C
   ¥121,774 楽天市場 (6/25執筆時)

 2・EPSON DS-50000C9
   ¥129,578 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 最新のOSまで対応できる機種、という点では、DS-50000C7が最も良いと思います。業務用に定期的に使うならば、後々の保守まで考えると、こちらを選んでしまった方が良さそうです。

 ADFは付属しませんが、画質の部分は20万円以上の上位機と同等ですから、割安感があります。

ーーー

 
 4・EPSON DS-60000
   ¥239,710 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 4・EPSON DS-60000
   ¥234,420 楽天市場 (6/25執筆時)

 4・EPSON DS-60000C9
   ¥214,309 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 ただし、大量の書類や図面も取り込むという方は、利便性を考えてADFモデルを導入するのも手です。

 こちらについては、より上位の機種もありますが、費用対効果を考えると、この機種がベターでしょう。


 第2に、カラー原稿をできるだけ品質良く取り込みたいと考えている方は、

 

 3・EPSON DS-G20000
   ¥282,313 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 3・EPSON DS-G20000
   ¥284,000 楽天市場 (6/25執筆時)

  

 透過原稿ユニット DSA3FLU1
  ¥89,649 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 透過原稿用フィルムホルダ ESFLUHLD
  ¥7,128 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 DS-G20000でしょう。

 デザイン系の事務所などで、昔のカラーチラシなどを保存用のため取り込むなど、クオリティを確保したい場合は、この機種の取り込み解像度が有用です。

 相当程度高い製品を除けば、これ以上のクオリティを出せるスキャナはないといえます。


 第3に、比較的低予算で、A3対応のスキャナを選ぶ場合は、

  

 1・サンワダイレクト 400-SCN025
   ¥49,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 一方、予算的に5万円以内で考えている方は、400-SCN025で良いでしょう。格安ですが、Windows10にも、Mac対応しますので、利用上問題ありません。

 10万円を超える機種は、故障時のメンテナンス料がかなり高いため、「使えるまで使えればよい」という感じで、こちらの機種を選ぶのは「あり」でしょう。


 第5に、大量の紙書類のスキャニングに適した製品としておすすめできるのは、

  

  

 5・富士通 A3対応スキャナー fi-7460
   ¥248,611 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 富士通の fi-7460が良いと思います。

 発売時期が比較的新しいことで、紙送りの部分で他機種より高度な工夫があります。クオリティ面でも、とりわけカラー取り込みに安定感があるCCDセンサーを搭載するため、期待できます。

 サイズも、常識的な範囲に収まっているので、家庭でも利用できるでしょう。A3に対応する必要のある、自炊の上級者は導入を考えても良いでしょう。

ーーーー

 以上、今回は、A3対応のスキャナーを紹介しました。

1・低価格のA4スキャナー
2・写真向けA4スキャナー

3・自炊用A4ドキュメントスキャナー

4・書籍用ブックスキャナー

5・モバイル用のスキャナー

 A3対応機種は価格が高く、とくに、画質の部分は、より格安なA4機に比べると高いとも言えません

 業務に利用する場合を除いて、家庭用の「1台目のスキャナ」として選ぶ場合は、Atlasは、「A4モデル」をおすすめします。A4モデルについては、上記リンク記事をご覧頂ければと思います。

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posted by Atlas at 11:55 | スキャナー

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