比較2019'【写真向き】フィルムスキャナ19機の性能とおすすめ・選び方:高画質スキャナー (1)

2019年11月15日

比較2019'【写真向き】フィルムスキャナ19機の性能とおすすめ・選び方:高画質スキャナー (1)

【今回レビューする製品】2019-2020年 写真用A4フィルムスキャナの価格・性能とおすすめ:高性能・高解像度タイプ:35ミリネガフィルム・ポジフィルム、ブローニーなど銀塩写真対応ネガフィルム・スナップ写真の断捨離・カラー雑誌・コミック表紙対応 Windows Mac対応

【比較する製品型番】キヤノン エプソン サンワサプライ ケンコー CanoScan9000F MarkII GT-X830 GT-X980 GT-F740 Plustek OpticFilm 8100 8200i 120 AI 400-SCN034 400-SCN041 400-SCN039 400-SCN022 KFS-1490 KFS-1490STKFS-500mini 400-SCN055 400-SCN024 400-SCN006 KFS-14CB フォトスキャナー EPSON FF-680W PFU Omoidori PD-AS02

今回のお題
フィルムやカラー写真に向く高画質スキャナのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年11月現在、最新のフィルムスキャナを比較します。

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 現像した写真のほか、雑誌やコミック表紙の取り込みにも使えるフラッドベッド型は、全機種紹介しました。

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 その上で、ィルム(ネガ・ポジ)の取り込みに専用となるフィルムホルダー付スキャナを合わせて全17機を紹介します。

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1・画質の良さ     ★★★★★
2・作業速度      ★★★★★
3・ネガフィルムの取込 ★★★★★
4・プリント写真の取込 
★★★★★
5・総合評価      ★★★★★

 以下では、各製品を一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・A4フラッドベッドスキャナー
2・フィルムスキャナー

3・ドキュメントスキャナー

4・書籍用ブックスキャナー

5・モバイル用のスキャナー
6・A3対応のスキャナー

 なお、今回の記事は、このブログの、スキャナー関連記事の第2回目記事として書きました。

1・フィルムスキャナの選び方の基本

1・シートフィード型スキャナ
2・フィルム専用スキャナ
3・フラッドベット型スキャナ

 フィルムスキャナは、タイプによって、3つの種類に分けられます。

 この区分は、「選び方」において重要な部分なので、具体的な製品紹介の前に、あらかじめ解説しておきます。

1・シートフィード型フィルムスキャナ

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 第1に、シートフィード型スキャナです。

 こちらは、どちらかといえば「アルバム写真」の取り込み専用です。本体にローラーが付いていて、セットせずとも写真を取り込める点で、「作業効率重視派」に人気です。

 現像済みの写真は、A4サイズまで取り込めます。

 フィルムは、基本的に未対応ですが、35mmネガフィルムに対応できる機種があります。

 画質は、想像が付きますが、さほど高くない製品が多いです。

2・フィルム専用スキャナ

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 第2に、フィルム専用スキャナです。

 比較的価格が高い機種が多く、ハイアマチュア以上に売れ筋の上位機種です。中盤・大判の銀塩写真のネガ・ポジフィルムの直接取り込みを意図した機種です。

 現像済みの写真は、名前が示すように、取り込めない機種です。

 フィルムは、35mmネガ/ポジフィルムのほか、ブローニー「しのご」まで取り込める機種があります。

 画質は、画質は期待できます。

 作業効率は、スライドケースに入れてコマごと送る形式ですので高めです。

3・フラッドベッド型フィルムスキャナ

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 第3に、フラッドベットタイプのフィルムスキャナです。エプソンキヤノンがそれぞれ自社生産しており、センサー品質は最も良好なタイプです

 現像済みの写真は、写真専用紙などに印字したものについて、A4までの取り込みに対応できます。

 フィルムは、一部高級機は、アダブターにより、35mmネガ/ポジブローニー「しのご」まで対応できる製品があります。

 画質は、センサーの質が良く、写真を動かさないで撮影できるので、一般的に画質はどの方式に比べても、最も良いです。

 作業効率は、写真の場合は、一度に他枚数の取り込みが可能で効率的です。

 ただし、フィルム専用スキャナと比べると、必ずしもフィルム専用設計ではないので、フィルムを手早く取り込む部分は、専用スキャナに劣ります。

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 以上、3タイプの特長を紹介しました。

1・シートフィード型スキャナ
 =価格と速度を重視したい入門者向け
2・フィルム専用スキャナ
 =ネガフィルムが多い専門家向け
3・フラッドベット型スキャナ
 =画質を重視したい中級者向け  

 改めて、まとめ直せば、それぞれのおすすめタイプは上表のようになります。

 今回は、これらを順番に紹介していきます。

2・シートフィード型スキャナの比較

 はじめに、入門者に優しい、シートフィード型専のフィルムスキャナを比較します。

 なお、以下では、おすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で執筆します。


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 1・サンワダイレクト 400-SCN041
  ¥19,980 Amazon.co.jp
(11/15執筆時)

 2・Kenko COMBOフィルムスキャナーKFS-14CB
  ¥18,851 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:不明
解像度: 3200 dpi
対応OS:(SDカード)

 400-SCN041 は、サンワダイレクトの製品です。

 このタイプ製品は、ナカバヤシフォトレコをはじめ、最近は(需要の減少で)淘汰されています。しぶとく生き残っている機種です。

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 なお、KENKOからもKFS-14CBというほぼ同型の製品があります。

 全く同じ本体なので、生産元は同じでOEMでしょう。ただし、KENKOの場合は、110/126フィルム対応の別売フォルダーが(正式に)用意されます。

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 接続方法は、USBケーブルを用いる方式です。

 電源コンセントも付属しますが、バッテリーでの動作(約80分)にも対応している機種です。

 USB接続で充電できます。なお、SDカードにも保存できるため、取り込み時にPCが無くても対応可能です。

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 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルムに対応します

 また、コマ送りはモニターを確認しながらの「手動」となります。

 解像度は、フィルムの場合最高3200dpiです。

 なお、こちらの製品は、正確には「スキャナ」ではなく、上方から「デジカメ」でフィルムを撮影する「書画カメラ」の形式です。そのため、フィルム専門機と比べると画質は「価格相応」です。

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 補整機能は、手動式の露出補正に対応しており、写真の黒つぶれは防げるでしょう。

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 写真の取り込みは、L判・KGサイズまでの写真を、上図のように下部に差し込んで撮影する方式です。

 写真を「写真機(書画カメラ)」で撮影するのは不思議な感じです。なお、この場合、画質は最高700dpiです。

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 トランセンド 32GB TS32GSDC500S-E
  ¥1,840 Amazon.co.jp  (11/15執筆時)

 SDカードは別売りです。

 L判の写真4000枚で2GBほどですので、さほどスペックの高いものは不要です。

 ただ、読み込みスピードを考えるとClass10に対応する製品が良いです。

 なお、SDカードについては、性能モデルや格安モデルを含めてSDカードの比較記事があります。【こちら】で別に紹介していますので、よろしければご覧ください。 

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 以上、サンワダイレクトの400-SCN041の紹介でした。

 ニーズ的には、フィルムよりも写真やカラー雑誌の取り込みで考える人にむく機種です。「書画カメラ」方式で、速度的なパフォーマンスはよさそうです。古いアルバムを「次の100年残したい」が「時間も予算も節約したい」という方には、向く機種です。

 なお、「現像済みの写真」をこれ以上きれいに取り込もうと考える場合、最後に紹介する「フラッドベット型」を選ぶしか方法はないでしょう。

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 ・PFU Omoidori PD-AS02
  ¥11,671 Amazon.co.jp (11/15執筆時)

 なお、本来的にはスキャナーではないので、今回の記事では「比較対象外」ですが、iPhoneを利用してアルバムからを取り込む、iPhoneアルバムスキャナという製品があります。

 ScanSnapのPFU(富士通)が発売するものですが、画質を問わないならば、こちらもありでしょう。

 ただし、形状的な問題から、iPhone8、7, 6s, 6, SE, 5s, 5 限定です。


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 3・サンワダイレクト 400-SCN039
  ¥28,800 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:CCD
読取階調:24bit出力
解像度: 600 dpi
対応OS:Windows, Mac

 400-SCN039 簡単フォトスキャナーも、サンワダイレクトの製品です。

 こちらは「現像した写真専用機」ですが、「1つ面白い特長」がある機種です。

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 接続方法は、USBケーブルを用いる方式です。ただし電源は別に取る必要があります。

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 写真の取り込みは、A4サイズまでの写真を、上図のように下部に差し込んで撮影する方式です。

 ボタン操作不要で差すだけで、ローラーで取り込んで、下部に排紙される方式です。

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 解像度は、最高600dpiです。

 数値としては「並」ですが、レンズの手前にミラーがあるCCDセンサーを採用している点は、大きな特長です。

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 【ドキュメントスキャナの比較記事】で以前紹介した、富士通の「スキャンスナップ」などの書類専用シートフィードスキャナは、CISセンサーという「モノクロ原稿の取り込みに強いタイプ」のセンサーを搭載します。

 CCDセンサーは「とくに高画質なカラー原稿の取り込み」に定評があります。とくに、現像写真の場合は、この部分を重視する意味が一定程度あります。

 スキャン速度も、A4でも1枚5秒以下と高速です。作業効率は高いでしょう。

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 以上、サンワダイレクトの400-SCN039 簡単フォトスキャナーの紹介でした。

 手元にフィルムがなく、現像した写真だけをPCを利用して「サクサク」取り込んでいきたいならば、有効な選択肢です。

 なお、2016年発売機種でWindows10対応ですが、Macの場合は、ドライバーが行使されていないため、最新機では動作保証がないです。

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 4・サンワダイレクト 400-SCN022
  ¥13,980 Amazon.co.jp (11/15執筆時)

 なお、同社からは「現像写真対応」として、上記の下位機種も出ています。ただし、CCDセンサーは未搭載で、上位機とは性能部分で差があるため、おすすめはできません。


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 【2019年】

 5・エプソン フォトスキャナー FF-680W
  ¥59,434 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:CIS
読取階調:24bit出力
解像度: 600 dpi (1200pi)
対応OS:Windows, Mac

 フォトスキャナー FF-680W は、2019年にエプソンが出した製品です。

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 形状から分かるように、この製品も「現像した写真専用」です。

 写真の取り込みは、A4サイズまでの写真を後部のストッカーにおく方式です。

 その後、原稿(写真)自動送り機能で、同時に36枚まで写真を自動処理できる製品です。

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 というよりも、この機種は、普通にA4までの両面原稿の取り込みもできる機種です。

 したがって、このブログの【ドキュメントスキャナの比較記事】で紹介した同社の原稿用スキャナと、用途的には全く変わらない機種です。

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 一方、サンワサプライと異なり、この製品のセンサーはCISです。

 CISセンサーは、あまり写真に向いたシステムではありません。例えば、古い写真で反って浮いてしまった写真などは、うまく取り込めません。

 エプソンも、古い写真の反りによる濃度ムラを軽減できるように設計するなど、気遣いはありますが、完璧ではないでしょう。

 スキャン速度は、600dpiの解像度で、1分間に46枚です。速度は十分です。

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 以上、エプソンのフォトスキャナー FF-680Wの紹介でした。

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 難しいところですが、現像写真用と考えた場合、CISセンサーであるのは、画質面でやはり弱点です。

 また、(写真には)本来不要な、(原稿の)裏面読取用のユニットを搭載するため、写真用のスキャナーとしては、割高な価格であるのも、欠点です。

 ただ、エプソン製で搬送ユニットの信頼性は高く、光学部分を含めて自社製である点は、メリットです。

 その点をふまえると、例えば、「家庭用」ならば、一般的な原稿のほか、写真年賀状の取り込みも含めて考えたい場合や、「仕事用」ならば、相当量の写真を一度に処理する場合は、エプソンのドライバーの出来の良さを含めて、選択肢になると思います。

 とはいえ、用途としては、いずれもニッチなので、万人におすすめできる製品ではないです。実力はある会社なので、(原稿用スキャナの微改良ではなく)もう少し練った専用機を開発して欲しかったです。

3・フィルム専用スキャナの比較

 続いて、フィルムの取り込みに特化した「フィルム専用スキャナ」の紹介です。


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 【2019年】

 6・Kenko フィルムスキャナー KFS-1490
  ¥11,999 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

 【Amazon限定】【110フィルム対応】

 7・Kenko フィルムスキャナー KFS-1490ST
  ¥19,996 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:不明
解像度: 3100 dpi
サイズ:W269xD56xH44mm
対応OS:対応OS:Windows, Mac

 こちらは、ケンコーの製品です。

 Amazon限定モデルがありますが、こちらは、110(ワンテン)フィルム用のアダプタがオマケで付属するだけで、同じ製品です。

 接続方法は、画像をSDカードにためるタイプです。

 上部の液晶モニターで取り込んだ画像確認可能です。パソコンを介さずに作業できる点で「初心者」向きです。

 写真の取り込みは、現像写真の取り込み機構がないので、この機種は未対応です。

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 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。

 ポジフィルムに対応する点が、ナカバヤシとの相違点ですね。

 解像度は、3100dpiです。実用性においては十分なクオリティが期待できます。

 ただ、この機種は、スキャナというより固定焦点方式で、仕組み上(書画)カメラに近いものです。実用性は高いですが、高画質という意味では、さほど本格的な機種ではありません。

 補整機能は、6段階の露出補正ができるほか、取り込み時の自動傷補整(スクラッチモードが装備されます。

 カラーネガフィルムに限りますが、(可能な限りで)自動的に補整されます。

 なお、この機種は、HDMI端子が装備されています。TVに直接画像を出せる点は、何かしら使い途がありそうですね。 

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 一方、フィルムは自動で移動せず、ユーザーが手動で動かすタイプです。

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 トランセンド 32GB TS32GSDC500S-E
  ¥1,840 Amazon.co.jp  (11/15執筆時) 

 SDカードは、こちらも別売りです。

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 以上、ケンコーのフィルムスキャナの紹介でした。

 カメラ機器メーカーの製品らしく、露出補正や自動傷補整など、厳選されてはいるものの「欲しい機能」が網羅されているのが良い部分です。

 ただし、撮影は、固定焦点式(デジカメ撮影)と同じなので、画質は「そこそこ」レベルに止まるでしょう。

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 8・Kenko フィルムスキャナー KFS-500mini
  ¥4,980 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

 なお、KENKOからは、下位機種として、SDカードに非対応で、PCに依存するタイプの下位機種が売られています。

 ただし、イメージセンサーの画素数が513万画素と相当低いため、基本的には上位機種をおすすめします。


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 9・サンワダイレクト 400-SCN055
  ¥14,800 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 3200 dpi
サイズ:不明
対応OS:(SDカード)

 400-SCN055 は、サンワダイレクトの製品です。なお、こちらはフィルムの対応幅が狭い旧製品も併売中です。

 接続方法は、こちらも、SDカードを介する形式です。

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 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルム110/126フィルムにも対応します。

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 スライドは手で動かしながら、液晶モニターで確認して、スキャンする方式です。

 一方、同社の下位機種や、他社機とことなり、ケースは短い仕様で、セットしたあと、フィルム自体は手で送る形式です。

 この方式にすることで、変則的なサイズにも対応できるようにした機種です。

 解像度は、3200dpiです。

 こちらも、デジカメと同じ方式で上から撮影するやり方です。解像度はケンコーとさほど変わりません。

 また、本体の価格的に、「本格的」な利用を考えている方は、48bitフルカラー(約281兆色)で出力できない点は注意してください。

 こちらは、24bitカラー(1677万色)までです。液晶モニターは24bitフルカラーが最大なので問題はないですが、Phonoshopなどで階調補正する方で、この部分を気にする方は、注意しましょう。

 補整機能は、手動式/自動式の露出補正に対応します。ただし、取り込み時の自動傷補整などには未対応ですね。

 なお、こちらもテレビに出力できますが、接続はアナログです。

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 以上、サンワダイレクトのフィルムスキャナの紹介でした。ケンコーに比べると、スライドフィルムなどに対応しているのが魅力です。ただ、35mmに限定して考えると、ホルダーの使い勝手・安定性・編集能力においてケンコーに負ける感じです。

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 【110フィルム/ネガ未対応】【旧製品】

 10・サンワダイレクト 400-SCN024
  ¥11,980 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 3200 dpi
接続:SDカード

 なお、こちらは旧製品です。解像度など画質は同等ですが、形状が異なります。

 安いですが、110/126のフィルムホルダーが別売ですね、ただ、ケースは、従来的なフルケースです。


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 11・サンワダイレクト 400-SCN006
  ¥6,980 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 1800 dpi
対応OS:(SDカード)

 400-SCN006も、サンワダイレクトの製品です。

 接続方法は、USBケーブルです。液晶画面はなく、確認はPC画面を介する形式です。

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルムです。

 解像度は、1800 dpiかなり低いです。

 というのも、こちらは、センサーが1/2.5型・512万画素と上位機種に比べて貧弱だからです。

 レンズも暗いです。焦点固定式で、フィルムを「上からデジカメで撮影」しているのは、ここまで紹介してきた機種と同じですが、「その撮影用のデジカメの性能が悪い」ということです。

 補整機能は、手動式での露出補正にも未対応です。

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 以上、サンワダイレクトのフィルムスキャナの紹介でした。

 値段の安さは魅力ですが、肝心のレンズとセンサーの性能が、「スマホにも負けるレベル」というのは、あきらかな難点です。


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 【画像編集ソフトなし】

 12・Plustek OpticFilm 8100
  ¥28,800 Amazon.co.jp
(11/15執筆時)

 【画像編集ソフトあり】

 13・Plustek OpticFilm 8200i AI
  ¥45,300 Amazon.co.jp
(11/15執筆時)

センサー方式:CCD
読取階調:48bit入出力
解像度: 7200 dpi
接続:USB2.0
サイズ:120 x 272 x 119 mm
対応OS:Windows, Mac

 OpticFilmは、 Plustekという台湾の光学機器メーカーの製品です。ブックスキャナでも有名なメーカーです。

 日本ではオーグが代理店で、オーグ 高解像度フィルムスキャナー」としても売られています。

 接続方法は、USBケーブルです。

 パソコンを回して使う製品です。こちらはWindowsのほか、Macにも対応している点で、Macユーザーには嬉しい製品です。

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 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムです。

 ブローニーなどの大判は対応できません。また現像した写真の取り込みには未対応です。

 また、フィルムフォルダは自動で動き、全てのコマを撮影できるので、使い勝手は非常に高いです。速度も36秒ほどと高速です。なお、確認のための約8秒でクイックスキャンすることも可能です。

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 解像度は、最大で7200dpiと高解像度です。また、プロ向けの48bit出力にも対応します。

 方式も、「書画カメラ」ではなく、被写体深度がある点で、写真の取り込みに向いたCCDセンサーを使った本格的な方式です。画質は期待できるでしょう。

 ただし、パソコンは2 GHz 以上のCPUと2GB以上のメモリを要求しています。なお、上記写真のようなフィルムフォルダに入れて使います。ポジ用が4枚、ネガ用が6枚収納でできます。

フィルム読取速度(1コマ:3600dpi)  
 ・35mm:約36秒
フィルム読取速度(1コマ:7200dpi)  
 ・35mm:約113秒

 フィルムの取り込み速度は、Plustekの発表する実測値によると上表の通りです。

 後ほど紹介するような、3万円台のフラッドベットタイプと比較しても遜色のないスピードです。

 速度的にイライラすることは少ないでしょう。

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 補整機能は、傷補正、ホコリ補正、階調の補正かなり充実します。赤外線を利用した補整で、専用ソフトに頼らずとも、ある程度の補整は任せられます。

 なお、2機種のうち、OpticFilm 8100 は高度な補正用のソフトが付かないモデルです。その他の性能は同じです。くすんだ色のフィルムの彩度もある程度回復できます。

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 以上、OpticFilm の紹介でした。

 現在高機能なフィルム専用機として家庭用に市販されるのはこのメーカーの機種に限定されています。

 最大7200dpiという高解像度も、MacのRetinaを初めとする4K・5K解像度で再生することを考えても十分なスペックです。


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 14・サンワダイレクト 400-SCN034
  ¥39,980 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:CCD
読取階調:48bit
解像度: 3600 dpi
対応OS:Windows

 400-SCN034は、サンワダイレクトの最上位機です。

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 接続方法は、USBケーブルです。パソコンを回して使う製品です。

 ただし、こちらはWindowsのみ対応で、Macには対応していない製品です。

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 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムのみです。サンワダイレクトの下位機種はスライドに対応しましたが、こちらは未対応です。

 この製品も、電動モーター搭載で、フィルムの自動スキャンに対応します。

 解像度は、最大で3600dpiです。プラステックには負けますが、現実的には十分です。48bit入出力にも対応します。

フィルム読取速度(1コマ:3600dpi)  
 ・35mmネガ:約205秒

 フィルムの取り込み速度は、他社同様の48bitカラーでの情報開示は3600dpiのみです。

 その場合の速度は、値段の割には遅いです。

 補整機能は、本体入力時ではなく、付属の画像ソフトに依存する方式です。

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 以上、サンワサプライの400-SCN034の紹介でした。

 性能面ではOpticFilm 8100の後塵を拝する機種です。

 サンワダイレクトは、光学機器メーカーではないこともあり、多少、スペックの向上について、融通の利かない部分があるのかもしれません。


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 【執筆時現在在庫切れ】

 15・Plustek OpticFilm 120
  (¥245,000) 楽天市場
(11/15執筆時)

センサー方式:CCD
読取階調:48bit入出力
解像度: 10600 dpi(光学5300dpi)
接続:USB2.0
サイズ:210 x 374 x 189 mm
対応OS:Windows Mac

 OpticFilm 120 は、 Plustekの最上位機種です。

 ただし、輸入元によれば、現在的に生産終了とのことです。

 2019年夏に新製品が予告されていましたが、現地(台湾)でもまだ出ていません。

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 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムのほかにブローニーフィルムに対応します。最大6×12サイズまで対応できる機種です。また、自動フィルム送り機能が装備されます。

 解像度は、最大で10600dpiです。また、レンズ部分も8枚構成にするなど、品質の面でも価格相応にこだわりのある機種です。

 補整機能は、同社の下位機種同様に、SilverFast 8を利用し、傷補正、ホコリ補正、階調の補正をする形です。

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 以上、OpticFilm 120の紹介でした。自動送り機能が付属しており、スライドなど次々に送りたいような場合は、便利です。

 一方、価格は相当高いです。大判のブローニーをデジタル化するのでないならば、下位機種で良いでしょう。

4・フラッドベッド型スキャナの比較

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 最後に、フィルムの取り込みのほか、現像した写真や、写真集などの取り込みにも利用できるスキャナを紹介します。

 接続方法は、この形式の場合、いずれもUSBで、Windows用/Mac両対応になります。

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 このタイプは「雑誌やコミック表紙の自炊」に利用する方もいるので、その用途にも対応するように書きました。

1・A4フラッドベッドスキャナー

 一方、画質よりもスピードを重視した「CISセンサー搭載機」は、ビジネス用なので別の記事となります。

 写真の取り込みなど画質を重視するのではない場合、上記のリンク記事をご覧ください。


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 16・EPSON A4スキャナ GT-F740
  ¥16,040 Amazon.co.jp
(11/15執筆時)

センサー方式:α-Hyper CCD II
読取階調:48bit入出力
解像度:4800dpi
サイズ:280×430×67mm
対応OS:Windows Mac

 GT-F740は、エプソンのフィルムスキャナ搭載モデルです。

 フィルムスキャンの機能が付いた同社のスキャナとしては、最も安い製品です。

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 対応するフィルムは、35oのネガフィルムです。

 マウントフィルム(スライド)や、ポジフィルムにも対応です。専用のフィルムフォルダーが付属しており、これをスキャナ台の上に取り付けてフィルムを取り込みます。

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 解像度は、4800dpiです。

 スペック値では、Plustekの専用機に及びません。しかし、本体価格の差を考えれば優秀でしょう。48bit入出力には対応できます。

 画像・画質の点では、センサーは、自社技術を使った「α-Hyper CCD II オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD」を採用します。

 CCDは、本来的にはエプソンが主導してきたセンサー技術で、同社の技術は安定性・信頼性があります。

 とりわけ、写真フィルムの取り込みについて言えば、ノイズが少ない画質が得られるメリット性があります。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:20秒
 ・カラー:約25秒
最高読取速度(L判:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約219秒
  ・カラー:約219秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 さすがに、最高解像度の場合は時間がかかりますが、それでも実用レベルです。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約85秒
 ・35mmネガ:約110秒

 フィルムの取り込み速度は、こちらは、エプソン発表の実測値です。

 35mmポジフィルムで85秒、35mmネガで110秒です。問題ないでしょう。

 201806271206.jpg

 補整機能は、いずれのメーカーに較べても高レベルです。

 同社のドライバーは、明度・彩度だけでなく、逆光補正に対応します。ほこり除去機能はもちろん、色あせた写真の退色復元機能も強力です。

 MediaImpressionというオマケの画像編集ソフトまで付属しており、専用ソフトがなくても、済むほどです。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、普通のスキャナなので、焼いた写真もA4サイズまで利用可能です。

 4800dpiで、センサーはCCDですから、【フラッドベッドスキャナの比較記事】で書いたようなCISセンサーを利用するタイプよりも、カラーの取り込みにおいて画質品質は高いでしょう。

 以上、エプソンGT-F740の紹介でした。

 2万円以下の予算で考える場合、最も高画質に取り込み、編集できるスキャナの1つです。今回は写真フィルムの話でしたが、同様の仕組みは、カラー書類や焼いた写真についても有効でしょう。

ーー

 201806271238.jpg  

 なお、自動搬送機能付きフィルム専用スキャナに比べると、フラッドベッド型は、ふたをしないといけない部分が、作業効率の部分で難点に思えます。

 201806271207.jpg

 また、ソフト的に「自動的なコマの切り出し」に対応するものの、画像の濃淡で切り出し認識がうまく行かない場合もある点も難点です。

 とはいえ、センサーは相当優秀ですし、(フィルムを動かさなくてよいぶん)画質はより良好です。そのため、画質最優先の場合は、フラッドベッドタイプが良いでしょう。


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 17・キヤノン CanoScan9000F MarkII
  ¥19,351 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 

センサー方式:CCD(12ライン)
読取階調:48bit入出力
解像度:4800dpi(9600dpi)
サイズ:270×480×111mm
対応OS:Windows Mac  

 CanoScan9000F MarkIIは、キヤノンのスキャナです。ただ、キヤノンは最近、フィルムスキャナに力を入れておらず、この機種が唯一の「フィルム対応機」です。

201806271218.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジ・スライドです。

 また、ブローニーフィルムに対応します最大6×12サイズまで対応です。大判対応機種としては最も格安ですね。

 201806271219.jpg

 また、35mmフィルムについては、12コマまで同時に取り込める仕様です。枚数の側面で言えば、エプソンの下位機種より作業効率は良いでしょう。

 luminance-transition.jpg

 解像度は、フィルムスキャニング時は、最大で9600dpiという高解像度で取り込めます。48bit入出力にも対応できます。

 ただ、この解像度の取り込みは、時間かかるほか、階調性が強調されるため「ボケる」傾向があります。したがって、実用解像度は、エプソンの同級機と同レベルです。

 super-toric-lens.jpeg

 センサーは、エプソンと同じ12ラインのCCDセンサーです。

 一般的な6ラインセンサーよりも高画質に取り込めます。

 また、キヤノンの製品は、光学メーカーらしく高性能の非球面STレンズが採用されており、ピントが「ぼけやすい」というCCDの弱点を補っています

 通常取り込む分には、エプソンの下位機と差は出ません。

 しかし、数十枚連続して取り込む場合、熱による「ピント不良」が置きにくいというメリット性があります。レンズ移動量が少ないためです。

標準読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:4秒
 ・カラー:約4秒
最高読取速度(L判:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約121秒
  ・カラー:約121秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 A4は、600dpiのエプソンと異なり300dpiの数値ですが、両者発表の実測値から判断しても、少なくとも「キヤノンは2倍は高速」です。

フィルム読取速度(1コマ:1200dpi)  
 ・35mmポジ:約10秒
 ・35mmネガ:約18秒
フィルム読取速度(1コマ:9600dpi)  
 ・35mmポジ:約130秒
 ・35mmネガ:約370秒

 フィルムの取り込み速度は、キヤノン発表の実測値です。

 実測解像度を両者「ずらして」説明していますが、同一解像度なら、エプソンの下位機種とは明らかな速度的差があるでしょう。

 201806271222.jpg

 補整機能は、エプソンに準じて高レベルです。

 ごみ傷除去・退色補整・逆光補整など、重要な機能は網羅します。この点で、差を感じることはないでしょう。My Image Gardenというソフトも付属です。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、A4まで対応します。

 画質的にはエプソンの下位機種と同水準でしょう。ただし、熱による「ボケ」には強いため、一度に処理する場合の安定度は高そうです。

---

 以上、CanoScan 9000Fの紹介でした。

 2万円前後で、35mmの12コマ連続読み取りに対応する点が魅力です。高解像度での取り込みは時間がかかりますが、「たまに」写真を取り込むならば、この機種が良いと思います。


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 18・EPSON Colorio GT-X830
  ¥28,078 Amazon.co.jp (11/15執筆時) 
 

センサー方式:α-Hyper CCD II
読取階調:48bit入出力
解像度:6,400dpi
接続:USB2.0
サイズ:280×485×118mm
対応OS:Windows Mac  

 GT-X830は、エプソンのフィルム対応スキャナの上位機です。

 エプソンの場合、このグレードから、いわゆる「上級者」向けクラスになります。

 例えば、読み取りスピードが下位機種に較べて高速になっています。また、光源として白色LEDを二本搭載しています。これは、ウォームアップ時間の短縮に寄与しています。

 201806271233.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジ・スライドです。中盤のブローニーも取り込める仕様で、最大6×22cm判までとかなり大きなものまでいけます。

 35mmフィルムについては、キヤノンと同じで12コマまで連続で処理可能です。エプソンの下位機種よりも性能は優れます。コマの連続切り出しにも対応します。

201806271239.jpg

 解像度は、6,400dpiとほぼフィルム専用機に準じるスペックです。画質も下位機種に較べると高いです。

 というのも、本体の高さが118oになっており、被写体深度を確保できるからです。この点で、「ぼやけにくい」です。

 写真の取り込みにおいて高画質を求める人で、専用機ではなくて、兼用機を選ぶならば、このグレードは欲しいところです。

 48bit入出力には(もちろん)対応できます。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:12秒
 ・カラー:約12秒
最高読取速度(L判:6400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約285秒
  ・カラー:約285秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 解像度の数値を、2メーカーは(おそらく意図的に)合わせていないのですが、総合的にみても、CanoScan9000F MarkIIよりも、こちらの方が高速でしょう。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約72秒
 ・35mmネガ:約95秒
フィルム読取速度(1コマ:6400dpi)  
 ・35mmポジ:約92秒
 ・35mmネガ:約125秒

 フィルムの取り込み速度は、エプソン発表の実測値です。

 こちらも解像度がキヤノンと表記と異なりますが、やはり速度はこちらがあると思います。

 agjitr.gif

 写真や雑誌の取り込みは、ここまで紹介してきた機種に比べて「高性能」です。とくに、状態の悪い原稿の場合はそうです。

 2本のLEDの採用、違った角度から光をあてられるため、原稿シワが折り目が目立ちにくいからです。こうした製品の「自炊」には向くでしょう。

 bjdf6ggag-4.png

 補整機能も、下位機種に較べても高いです。

 読み取る際に、フィルム上のゴミ掃除や、写真の破れや汚れ、本の折れ目の画像的処理を自動的に行う機能(DIGITAL ICE。)が付きます。ドライバーで事後補整するよりも楽で、性能が良いです。

---

 以上、GT-X830の紹介でした。

 やや高額ですが、読み取りスピード解像度が高くフィルムの対応の幅や補整機能も充実しています。

 フィルムスキャンの部分だけとっても、3万円以上のフィルム専用機とも十分張り合える機種です。

 一方、写真や雑誌の取り込みも、最終的な品質については、中級機との明確な性能差により、期待値は高いでしょう。クオリティを求めるならば、この程度の製品を選ぶのがオススメです。


  201904281955.jpg

 19・EPSON フラットベッドスキャナー GT-X980
  ¥57,542 Amazon.co.jp
  (11/15執筆時)

 センサー方式:α-Hyper CCD II
 読取階調:48bit入出力
 解像度:6,400dpi
 接続:USB2.0/IEEE1394
 サイズ:308x152.5x503mm
対応OS:Windows Mac  

 GT-X980は、エプソンの最上位機種です。

 bjdf6ggag-8.png

 対応するフィルムは、大判の4×5フィルム(しのご)まで対応です。各種マウンターを付属しており、利用上問題を感じる部分はありません。

 解像度は、6,400dpiです。下位機種と同じスペックです。

 bjdf6ggag-7.png

 画質は、より期待できます。

 こちらは、4群6枚構成高性能レンズが採用され、高詳細な取り込みが可能になっているからです。さらにARコートされているので、ゴーストの軽減にも繋がります。また、写真の暗部の階調表現にも優位性が期待できます。

 また、高詳細の6400dpiと4800dpiのレンズを2つ装備し、フィルムや原稿のサイズに合わせて最適なレンズでスキャニングされます。

 組み立てについても、日本製品の安心感で、専用のキャリブレータで、微調整をしてから出荷しており、個体差が少ないと言えます。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:21秒
 ・カラー:約21秒
最高読取速度(L判:6400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約113秒
  ・カラー:約113秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 エプソンのGT-X830と比べると、低解像度での取り込みはやや遅いですが、画質重視の場合、理論上は相当スピードが出るようです。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約66秒
 ・35mmネガ:約95秒
フィルム読取速度(1コマ:6400dpi)  
 ・35mmポジ:約85秒
 ・35mmネガ:約76秒

 フィルムの取り込み速度は、エプソン発表の実測値です。

 光学関係の変更からか、ネガフィルムの取り込みがポジより速いですね。速度的にも不満はなく、最高水準です。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、A4まで対応します。

 ただし、α-Hyper CCD IIセンサー は、ラインが6ラインです。下位機種の12ラインよりも少ないです。

 そのため、スキャンのスピードや、シワの寄ったような状態の悪い原稿については、下位機種に優位性があります。この点で、フィルムではなくて、写真そのものや書類の取り込みの場合は、下位機種が良いでしょう。

 補整機能は、デジタルアイスを含めて、下位機種と同等です。

--

 以上、 GT-X980の紹介でした。

 フィルムの取り込み性能については、こちらが「とびきり優秀」です。銀塩カメラをかなり本格的にやっていた人が購入すると良い機種だと思います。

今回の結論
写真の取り込みに実力を発揮するおすすめスキャナーはこれ!

 というわけで、今回は各社のフィルムスキャナーについて紹介しました。

 しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

201810151541.jpg

1・画質の良さ     ★★★★★
2・作業速度      ★★★★★
3・ネガフィルムの取込 ★★★★★
4・プリント写真の取込 
★★★★★
5・総合評価      ★★★★★

 続く、後編記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、いつものように、目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 17:25 | スキャナー

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