【今回レビューする内容】2026年 最新コードレススチームアイロンの性能とおすすめ・選び方:軽量コードレスアイロン 高性能パワフルスチームアイロン 1人暮らし向き格安アイロン ほか:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】パナソニック NI-WL410 NI-WL409 NI-QL300 NI-WL510 NI-WL509 NI-WL610 NI-WL609 NI-WL710 NI-WL709 東芝 La・coo TA-FDX670-N TA-FV470-L TA-FV470-R TA-FV570-N TA-FV570-H TA-FDX770-N TA-FDX970-K T-Fal フリームーブミニ6111 FV6111J0 フリームーブミニ6430 FV6430J0 フリームーブミニ6470 FV6470J0 日立 CSI-311 A CSI-211 A アイリスオーヤマ SIR-04CLCD-A IRN-CL18CC IRN-CL30C-W/H IRN-CL18CC IRN-CL30C-W/H SIR-04CL-A SIR-04CL-P SIR-03CL-A R Qurra ドウシシャ DCA-2501 アビテラックス ACS-LB ほか
今回のお題
スチームが強く軽量なコードレスアイロンのおすすめはどの製品?
どもAtlasです。
今回は、2026年6月現在、最新のコードレスアイロンの比較です。
軽量で操作性を重視した製品から、スチームが強力でパワーを重視したタイプまで、各社の製品を比べます。双方のバランスが取れた万能機も取り上げます。

1・コードレスアイロンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:東芝
1-4:T-Fal
2・コードレスアイロンの比較 (2)
2-1:日立
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:ドウシシャ ほか
3・コードレスアイロンの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、コードレスアイロンの「選び方の基本」をはじめに説明します。
そので、上表のような順番で、メーカーごと製品を紹介してていきます。
軽さ ★★★★☆
スチーム力 ★★★★★
滑りやすさ ★★★★★
操作性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論編」(こちら)では、上表の5つのポイントから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。。

1・コードレスアイロンの比較
2・コード付きアイロンの比較
3・衣類スチーマーの比較
4・ズボンプレッサーの比較
なお、今回の記事は、家庭用アイロン関連製品の比較記事の第1回記事です。
プレスもできる2WAYタイプを含め、ハンガーに掛けた衣類へスチームを当てる用途を主眼とした衣類スチーマーは、今回扱いません。
そういった製品をお探しだった場合、上記リンクの3回目記事をお読みください。
よろしくお願いします。
1-1・ アイロンの選び方の基本
はじめに、コードレスアイロンの「選び方の基本」について書いておきます。
家庭用のアイロンで「自分のニーズにあうアイロン」を選びたい場合、メーカーごとの特徴をまず押さえると、わりと選びやすいです。
1・アイロンの軽さ
2・スチームのパワー
3・かけ面の滑りやすさ
4・かけ面の形状
5・持ちやすさ
そのため、具体的な製品紹介にはいる前に、簡単に解説しておきます。
1・アイロンの軽さ

アイロンの軽さは、はっきり言えば、現状ではあまり差が付きません。
以前は、重めでスチーム面でパワフルなコードレスアイロンがT-Falなどから出ていました。しかし、現行の主要製品は、小型・軽量型が中心です。
重さは、1kg前後の製品が中心で、どれも十分に軽いです。

パナソニックは、ただし、中位機以上だと1kgを少しオーバーします。
感覚として重くはないですが、最近では他社機より重めです。
従来使われていた「カルル」という愛称も、現行機では前面に出していません。
ただ、操作性とかけ面のすべりの良さを勘案すると、総合力で劣ってはおらず、重さだけで排除して考えるべきでもありません。
−
結論的にいえば、高級機では東芝とT-Falの機種が優秀です。日立やアイリスオーヤマは高級機がありませんが、格安機はさらに軽めです。
ただ、高級機同士の差は150〜200g前後にとどまるため、冒頭で書いたように、軽さだけを見て購入する機種を決めるのはおすすめしません。

なお、アイロン自体の重みで「押しがけ」したい方には、現行の主要コードレス機は向きません。
そうした仕様を好む方は【ワイヤードで強力なアイロンの比較】で書いた各機を検討してください。
2・スチームのパワー

スチームのパワーは、現在でも機種間、メーカー間で機能差があります。
メーカーごとの状況を簡単に説明しておきます。

第1に、パナソニック・東芝です。
アイロンの製造では、国内の2トップといえる企業です。
中級機以上は、プレス利用時のスチームの平均発生量は13g/分です。
この値が、現行コードレス上位機のスチーム量の目安とみなせます。
両社とも、スチーム孔の配置や、かけ面の溝・くぼみを工夫し、広い範囲へスチームを行き渡らせる形状にしています。

ハンガーショットは、東芝は対応します。
パナソニックは2025年機から、ニットをふっくらさせるような目的で使う「パワーショット」のみになりました。
ただ、吊した衣類のシワを伸ばす用途では、対応する東芝も強力とは言えません。
ーー

第2に、T-Falです。
フランスの家電企業で、日本での展開歴も長い有名企業です。
同社の上位機は、プレス利用時の通常スチームが最大15g/分です。
平均値は公開されないので、パナソニックや東芝とは直接比較できませんが、通常のプレス用途では実用水準です。
なお、コードレス機は、通常スチームを増やしすぎると、かけ面温度が下がって湯滴が出やすくなります。そのため、上位機でも通常スチームは、最大15g/分前後に収まります。
しかし、吊したままのハンガーショットすは相当パワフルです。
最大95g/分のジェットスチームを出せます。
今回比較したコードレスアイロンでは、この用途でT-Fal以上に優秀な製品はありません。
個人的には【衣類スチーマーの比較記事】で書いたような専用機を別に買った方が便利だとは思います。
しかし、別に買うのは面倒という場合、T-Falのアイロンは候補になります。
ーーー

第3に、日立・アイリスオーヤマです。
両社とも、プレス時のスチーム発生量は非公開です。
実際、スチーム力を重視して選ぶ機種ではありません。
また、下位機では、中温・低温でスチームを使えない機種も多いです。
他社でも、下位機だとこうした仕様はみられます。
--
結論的にいえば、ある程度強力なスチームが欲しい場合は、1万円前後まで予算を見て、スチーム発生量が明記された中級機以上を選ぶべきです。
また、T-Fal以外のハンガーショットは、ニットをふっくらさせる程度の用途と考えた方がよいです。シャツのシワまで取りたい場合は、T-Falの製品をじっくり見ると良いでしょう。
3・かけ面のグレード

かけ面のグレードは、メーカー間というより、各社の上位機と下位機とで性能差がみられる部分です。

上表は、アイロンのかけ面のすべり良さのグレードを、メーカー横断的に「ざっくり」示したものです。
第1に、下位機の場合です。
シルバーチタンコートを含むチタン系採用する機種が多いです。
最廉価機にはフッ素コートも残りますが、すべりの面では最下位です。
第2に、中級機の場合です。
各社とも、セラミック系のコートが多いです。
このクラスならば、すべりの面でもある程度期待できます。
第3に、上位機の場合です。
パナソニックと東芝がニッケル系のコートを採用します。
以前だと、東芝のボロン(ニッケルボロン)が最も滑りましたが、現在だと廃版です。
そのため、Atlasの感覚では、パナソニックのニッケル系素材となる「ミラーマジ軽」が、現行機では最も滑る印象です。
ただ、ニッケル系ならば総じてすべりはかなり良いです。
---
結論的にいえば、コートについては、最高クラスを狙う場合ニッケル系、ベストではなくベターで良いなら、セラミック系のコートを採用するものが良いでしょう。
チタンコートは、最近だとそこまで滑る感じはありません。フッ素コートは、価格最優先でない限り、選ぶ理由は乏しいです。
4・かけ面の形状

かけ面の形状は、現行の主要コードレスアイロンはどれも狭めです。
広い面を処理する際は、アイロンを細かく動かす必要があります。
その上で、軽量ですので、本体の重みを利用した押しがけはしにくく、しっかり折り目を付けたい場面では、手で力を加える必要があります。
こうした弱点を放置し、従来型のアイロンを単純に小型化しただけの製品も、市場には多く見られます。
しかし、大手では、コードレス専用にかけ面構造を工夫する企業があります。
また、小さめのかけ面なので、細かくアイロンを動かさないと、全体の処理ができないという弱点があります。
パナソニックと東芝です。
以下、簡単に解説しておきます。
ーーー

第1に、パナソニックの場合です。
どら焼き型の独特な「Wヘッド形状」かけ面を採用します。
これは、前後左右へ動かしやすくするための工夫です。
前後だけではなく、前後左右に動かしながらかけやすい構造です。
前後へ動かしても戻りジワができにくく、左右へも持ち替えずに動かしやすい構造です。
アイロン掛けがあまり得意でない方にも向きます。

ポイント処理は、ボタンの間などに対応するため、前方を「スリムヘッド構造」にする工夫があります。
ここも注目点です。
ーーー

第2に、東芝の場合です。
形状は、パナソニックに比べれば、従来のアイロン形状に近いです。
しかし、かけ面全体を緩やかなラウンド形状にすることで、前後左右・斜めへ動かしやすくしています。

ポイント処理は、東芝も、前方にボタン周りなどを処理しやすくする「楽がけライン」を備えます。
加えて、後方も工夫があります。
かけ面後部の傾斜を使う「ポイントプレス」で、プリーツやフリルなども仕上げやすい構造だからです。
ポイントプレスにおいては、パナソニックより工夫が高度です。
ーー
結論的にいえば、アイロンの前後左右の操作性が最も良いのは、パナソニックと言えます。アイロン掛けがあまり上手でなくても、シワを寄せずに仕上げやすいです。
東芝も、操作性は他社機に比べて良いです。
ただ、むしろ、細かい部分のポイントプレスにおいて充実した性能を見せる部分が注目点です。
5・アイロンの持ちやすさ

アイロンの持ちやすさも、メーカー間で差があります。
第1に、パナソニック、日立、アイリスオーヤマの各機と、東芝の上位機です。
各社とも、写真のようなアーチ型ハンドルを採用します。
小型軽量のコードレスアイロンは、本体の重みだけでは押しがけの力を出しにくいため、手で力を加えながら使う場面があります。
アーチ型ハンドルは、かけ面の中央付近へ体重をのせやすく、しっかりプレスする使い方と相性が良い形状です。

第2に、T-Falの全機種と、東芝のコンパクト機です。
こちらは、取り回しやすいレバー式ハンドルを採用します。
アイロンを給電台(スタンド)へ戻す際の所作は、この方式が簡単です。
T-Falの場合は、縦向きでハンガーショットを使う際にも取り回しやすい形状です。
−
結論的にいえば、しっかり押しがけしたい場合は、体重をのせやすいアーチ型、取り回しや給電台への戻しやすさを重視する場合は、レバー式がおすすめです。
−−
以上、コードレスアイロンの「選び方の基本」について書いてきました。
改めて、1万円以上の「高級グレード」がある3社の上位機の特長をまとめると、以下のようになります。
パナソニック
・アイロンの重さは普通
・体重の乗せやすさは上級
・かけ面のすべりは最上級
・前後左右に動かしやすい
・アイロンベースに戻しにくい
・ポイントプレスは普通
・スチームは十分
・ハンガーショットは非対応
東芝
・アイロンの重さは軽め
・体重の乗せやすさは普通
・かけ面のすべりは上級
・前後左右に動かしやすい
・アイロンベースにやや戻しにくい
・ポイントプレスは得意
・スチームは十分
・ハンガーショットは不得意
ティファール
・アイロンの重さは軽め
・体重の乗せやすさはイマイチ
・かけ面のすべりは普通
・前後左右の動きは普通
・アイロンベースに戻しやすい
・ポイントプレスは普通
・スチームは十分
・ハンガーショットは大得意!
このほか、収納ケースを冷めるまで、またはスチームが止まるまで閉められない製品があるなど、説明したいことはほかにもあります。
また、1万円以下の中級機以下だと、各社の製品とも上の説明の「例外」となる機種もあります。
以下の記事では、そうした点もふまえつつ、詳しくみていきます。
1-2・パナソニックのアイロンの比較
![]()
はじめに、パナソニックのコードレスアイロンの紹介からです。
古くからアイロンを手掛けている企業で、コードレスアイロンのラインナップも充実します。
コードレスアイロンのラインナップ数は業界一です。古くからアイロンを作っており、海外でのシェアも多く、旅行の際はホテルでも多く見かけます。
ーー
なお、以下では、オススメできるポイントは赤系の文字色で、イマイチな部分については、青字で書いていきます。

【2026年3月発売】
1・Panasonic NI-WL410-W
1・Panasonic NI-WL410-P
¥8,236 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
【2025年3月発売】
2・Panasonic NI-WL409-H
2・Panasonic NI-WL409-P
¥9,000 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :シルバーチタン
注水量 :120ミリリットル
スチーム量:9.5g/分
ハンガーショット:
かけ面サイズ:10×22.0cm
重さ :1kg
NI-WL409は、パナソニックのスチームアイロン、WLシリーズの入門機です。
以前は「カルル」の愛称で展開されていたシリーズの現行機です。
新旧ありますが性能は同じで、色構成のみ、クリアグレーからホワイトに変わりました。

かけ面のサイズは、おおよそ22×10cmです(約170cm2)。
WLシリーズの上位機と共通です。
冒頭の「選び方の基本」で書いたように、どら焼き型の形状で、前後左右に操作しやすいWヘッド形状です。
本体の重さは、1kgと軽いです。
そのため、重いアイロンが苦手な人でも快適にかけられると思います。

かけ面のコーティングは、シルバーチタンコートです。
パナソニックでは、下位グレードのコートです。
かけ面のすべりやすさでは、同社の上位機との差があります。

スチームのパワーは、平均約9.5g/分です。
平均値で比べると、1グレード上のNI-WL500系列の約7割で、強いとは言えません。
ハンガーショットは、非対応です。
写真のように、アイロンを水平に持ち上げて強いスチームを出す「パワーショット」には対応します。
ただし、ハンガーに掛けた衣類へ縦向きで使う機能はありません。

操作部は、高温・中温・低温の切り替えが可能で、標準的です。
スチーム量は、ノーマルスチームほか、厚手の布・綿・麻などに向くハイパワースチームに対応です。
上位機が備える全温度スチーム(マイコン温度制御)にも非対応です。
このあたりが弱点でしょう。

充電は、台座において行います。
スチーム持続時間は、最長約180秒です。
なお、スタンドから外して連続してアイロン掛けできる時間の目安は、ノーマルスチーム・高温時で約1分30秒〜約3分です。
ケースは、使用後は本体をすぐにスタンドへ戻せます。
しかし、ケースはスチームが出なくなるのを確認してからかぶせる仕様です。
安全面では、低温利用時に水が不意に漏れないよう、温度により水栓が閉じる「水漏れストッパー」もが、装備です。
---
以上、パナソニックのNI-WL410の紹介でした。
この機種は、かけ面の「どら焼き型構造」や軽さなどの基本的な特徴は評価できます。
ただ、上位機に比べると、スチーム量、低温スチーム、マイコン温度制御、自動ヒーターオフなどで差があります。
その点で、あまり購買意欲はわきません。
ーーー

【2024年発売】
3・パナソニック NI-QL300-H
3・パナソニック NI-QL300-Y
¥5,300 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面;シルバーチタン
注水量 :80ミリリットル
スチーム量:5g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:18×9.5cm
重さ :0.75kg
なお、パナソニックは格安コードレス機としてNI-QL300も展開します。
2024年に登場した、WLシリーズとは異なる新形状の製品です。

かけ面のサイズは、おおよそ18×9.5cmです(116cm2)。
WLシリーズ(170cm2)より小さく、本体も細身の設計です。
重さは、750gです。
同社のコードレス機では最軽量クラスです。
一方、前後左右に動かしやすいWヘッド形状や、手のひら感覚で扱いやすくするセンター重心設計は採用しません。
WLシリーズ(カルル系)とは、軽さの方向性が異なる製品です。
スチームのパワーは、平均約5g/分です。
同社のほかのコードレス機より弱く、スチーム持続時間も平均約90秒と短めです。
ハイパワースチームにも非対応です。
ハンガーショットは、可能です。
ただし、1回の給電でショットできる回数は5〜6回が目安なので、衣類をまとめてケアする用途には向きません。
目詰まり対策は、非搭載です。
現行のコードレス機では、この機能を備えるのは上位のNI-WL600系列以上です。

アイロンスタンドは、小型化によって収納性が良くなっています。
ただ、コンパクトさを優先した形状で、WLシリーズが備えるセーフティ形状スタンドは不採用です。
給電のために何度も本体を置き戻す使い方では、WLシリーズほど扱いやすくはないでしょう。
---
結論的にいえば、逆説的ですが、本機はアイロンをあまり多用せず、最低限の機能で手軽に使いたい初心者向けの製品です。
収納スペースが少なくて済む点と、本体が軽い点、注水口が大きめで水を入れやすい点は、アイロンを使い慣れない方にも便利です。
ただ、スタンド、かけ面サイズどの使い勝手では、家族分の衣類を毎週まとめてアイロン掛けするような方に向いた機種ではありません。

【2026年3月発売】
4・Panasonic NI-WL510-C
4・Panasonic NI-WL510-H
¥10,600 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
【2025年3月発売】
5・Panasonic NI-WL509-C
5・Panasonic NI-WL509-H
¥10,150 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :セラミック
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分(最大15g/分)
ハンガーショット:
かけ面サイズ:10×22.0cm
重さ :1.1kg
NI-WL510は、パナソニックの中級グレードのコードレスアイロンです。

本機も旧機が残りますが、性能は同じです。
公式ページでは、「すぐにしまえて便利なアイロンケース」が新しい特徴として挙げられています。
ただ、説明書によると、旧機と同じくスチームが出ているうちは収納できません。ケースの形状も、大きく変わったようには見えません。
---
結論的にいえば、新旧で大きな違いはないので、値段の安い方を選べば良いでしょう。
あとは変わらないので、新機種をベースに以下、説明していきます。
かけ面のサイズは、おおよそ22×10cm(約170cm2)。
下位機種と同じです。
本体の重さは、1.1kgです
下位機種より100g重くなりますが「軽い」と言って良いです。

かけ面のコーティングは、セラミックコートです。
各社とも中級機以上によく使われるコートです。
シルバーチタンコートよりすべりが良く、操作性の向上につながります。

スチームのパワーも、平均13g/分です。
最大値は15g/分とされます。
「高温」運転時に、厚手の布や綿・麻などの仕上げに使うハイパワースチームを使う場合の一時的な最大値です。これは、このグレードからの機能性です。
なお、メーカーごとに「平均値」「最大値」の表記はまちまちです。今回は平均値で比べているので、13g/分としました。
ただ、平均値で比べても、下位機の9.5g/分より4割弱パワフルです。
加えて、本機から全温度スチーム(マイコン温度制御)に対応し、アイロンの温度が「低(約120℃)」でもスチームを利用できます。

ハンガーショットは、非対応です。
アイロンを水平に持ち上げて、一時的に強いスチームを出すパワーショットには対応します。ただし、吊した衣類に対して、アイロンを縦向きにして使う機能はありません。
現行のパナソニックWLシリーズは、最上位機を含めてハンガーショットに対応しません。この機能を重視する場合は、別の製品を選ぶ必要があります。
機能面でも、このグレード以降は、マイコン温度制御を備えます。
温度センサーでかけ面の温度を検知しながら、設定温度を安定させるための装備です。
安全面では、このグレードから、消し忘れを防止する自動ヒーターオフ機能が付きます。
アイロンをスタンドに放置すると、約10分後に自動で電源を切る機能です。

温度設定は、下位機種のつまみ式ではなく、ボタン式です。

握りの部分に、指かけグリップがある点も、下位機種と異なる部分です。
目詰まり対策は、省略です。
ケースは、熱い状態でもふたができる仕様です。
ただし、スチームが出なくなるのを確認してからケースをかぶせるよう指示があります。
---
以上、パナソニックのNI-WL510の紹介でした。
下位機種に比べて、かけ面のグレードが上がり、すべりが向上している点が魅力です。スチーム量も実用的な水準に増え、低温スチームや自動ヒーターオフも加わります。
1万円前後の予算で、小型・軽量機種を選ぶならば、よい選択肢の1つだと思います。
ーーー

【2026年3月発売】
6・Panasonic NI-WL610-R
6・Panasonic NI-WL610-S
¥12,845 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
【2025年3月発売】
7・Panasonic NI-WL609-R
7・Panasonic NI-WL609-S
¥10,485 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :グラファイトセラミック
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分(最大15g/分)
ハンガーショット:
かけ面サイズ:10×22.0cm
重さ :1.1kg
なお、NI-WL610は、本機の1グレード上の製品です。
このグレードは、2023年・2024年には新製品がなく、2025年モデルから復活しました。

新旧で本体性能は同じです。
新機種ではアイロンケースの形状が変わりますが、旧機も使用後すぐに収納できる点で機能性は変わりません。値段で決めてよいでしょう。
一方、1つ上のNI-WL500系に対する違いを、以下確認しておきます。

第1に、かけ面のコーティングです。
こちらは、グラファイトセラミックコートです。

パナソニックは、衣類の上をスムーズに動かせるコーティングと説明します。
グラファイトは、摩擦を抑える固体潤滑材として使われる素材です。グラファイトの潤滑性をセラミック系コートに加え、衣類との摩擦を減らして、かけ面のすべりを良くする狙いと考えられます。
一方、コーティングの配合や膜厚は非公開です。

第2に、スプレーの搭載です。
霧吹きとして水を吹き付ける機能で、がんこなシワを伸ばす際に使います。
第3に、目詰まり対策です。
このグレードから備える機能です。
説明書によると、タンクに内蔵した目詰まり防止剤の効果で、スチーム穴の目詰まりを起こしにくくします。
目詰まり防止剤の成分は非公開です。

第4に、アイロンケースです。
下位機も、使用後すぐにアイロン本体をスタンドへ戻せます。
ただし、下位機は、スチームが出なくなるのを確認してからケースをかぶせるよう、説明書で指示されています。
本機の使用後手順にはその確認指示がないため、片付けがやや楽です。
---
結論的にいえば、現行世代では、目詰まり防止機能やスプレーなどの主要装備が加わるため、機能性を重視するならば、本機のほうがだいぶ良いと思います。
ただ、次に見る最上位機との価格差はそこまで大きくありません。アイロンはかなり長持ちする家電ですので、長く使う前提ならば、そちらを選ぶ考え方もあります。

【2026年3月発売】
8・Panasonic NI-WL710-K
8・Panasonic NI-WL710-PC
¥17,001 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
【2025年3月発売】
9・Panasonic NI-WL709-K
9・Panasonic NI-WL709-PC
¥17,001 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :ミラーマジ軽
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分(最大15g/分)
ハンガーショット:
かけ面サイズ:10×22.0cm
重さ :1.1kg
NI-WL710は、パナソニックの最上位機種です。
旧機が残りますが、基本仕様の変更はありません。
新機種ではケースの形状が変わっていますが、機能面で明確な差は示されていません。

一方、本機は、かけ面のサイズ・重さ・スチームのパワーといった部分は、先ほど見たNI-WL600系と変わりません。
そちらに対して変わった部分だけ書いておきます。

第1に、かけ面のグレードです。
同社の最上位となるミラーマジ軽ベースが採用されます。

こちらは、ステンレス地にニッケルコーティングを施したかけ面です。
ニッケルは、グラファイトのような固体潤滑材ではありません。
ステンレス地にニッケルコートを施して滑らかな表面を作り、衣類の繊維が引っかかりにくくする方向の設計と考えられます。
高温時の引張り荷重測定では、フッ素コートに比べて約2倍軽いすべりとされます。丈夫で、スプレー糊の糊残りも付きにくいとされます。

第2に、マイクロスプレーです。
1グレード下のWL600系にもスプレーは付属します。
ただ、本機のマイクロスプレーは、水粒子をより細かくすることで、繊維の表面に効果を発揮しやすくした霧吹き機能です。
第3に、楽カールです。
かけ面の端面に丸みを持たせ、布地の段差で引っかかりにくくする機能です。
下位機もスリムヘッドでポケット周りなどの細部を処理できますが、本機は端面を丸くすることで、段差部分をよりスムーズにかけやすくしています。
ハンガーショットは、同社の場合、このクラスでも非対応です。
下位機でも書きましたが、パナソニックの水準だと、そもそもハンガーショットは便利とも言えないので、ないならそれでよいと思います。
---
以上、パナソニックのカルルNI-WL710の紹介でした。
主な違いは、かけ面素材、マイクロスプレー、楽カールです。
なかでも、最も大きな差は、かけ面のすべりです。この部分は、アイロンの操作性に大きく影響します。。
値段差はありますが、かけ面のすべりを重視するならば、価格差には納得感があります。予算があれば、本機が良いと思います。
1-3・東芝のラクーの比較
つづいて、東芝のコードレスアイロンの紹介です。
東芝も、コードレスアイロンの製品展開が多いメーカーです。
同社のコードレスアイロンのシリーズ名は「La・Coo(ラクー)」です。
「ザブーン(洗濯機)」など、同社の白物家電は、長音を入れた愛称が多いように感じます。
【2024年発売】TA-FDX670-N
10・東芝 La・coo TA-FDX670(N)
¥7,593 楽天市場 (6/4執筆時)
かけ面 :セラミック
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:10×20cm
重さ :0.95kg
TA-FDX670 は、東芝の上位シリーズとなる美(ミ)ラクルLa・Cooシリーズの製品です。
これより下位機種もあります。
後ほどみますが、そちらはハンドル形状異なるので、上位機特有のハンドル形状を採用する機種としては、本機が「最安」です。
重さは、0.95kgです。
かけ面のサイズは、10×20cmです。
同社の場合もかなり小型で、操作性重視と言えます。

かけ面は、前後左右に緩やかなカーブを付けた「ラウンド美ラクルベース」です。
旧機も、かけ面後部に傾斜を付け、後ろへ引いた際にシワになりにくくする機能はありました。。

本機は、しかし、かけ面全体をラウンド形状にしたことで、前後左右や斜めにも動かしやすくしています。冒頭の「選び方の基本」でも書いたように、パナソニックに次いで、この部分の操作性は良いです。
その上で、先端の「楽がけライン」はボタン周りなどの細部に向き、後部傾斜を使う「ポイントプレス」は、プリーツやフリルの仕上げに便利です。

かけ面のコーティングは、シルバーセラミックです。
東芝ではシルバーチタンコートより上位に位置づけられるコートで、すべりの良さに差があります。

スチームのパワーは、13g/分です。
弱めの約5g/分にも切り替えられます。
スチームは、59個の孔と「全面スチームライン」で、かけ面全体に広がります。
もちろん、高温・中温・低温のすべてでスチームが使えます。
59個の孔から強力なスチームを満遍なく噴射できます。
温度はマイコン制御で、高温設定時にはスチーム量を増やしたシャワースチームも使えます。

ハンガーショット(吊してショット)は、対応します。
浮かしてセーターなどをふっくらさせる「倍増ショット」にも対応します。
ただし、そこまで強くないです。
吊した服の処理を考えたい場合は、後ほど見るT-Fal機との比較は必要です。

機能面では、水漏れしにくいオートバルブを採用している点が強調できます。
その上で、中級機として、切り忘れを防止するオートパワーオフ、置き台に戻すたびに素早く給電して適温を保つ「置くたび適温」、かけ面に手が触れにくいセーフステーションなどを備えます。
そのほか、給電開始や給電完了を音で知らせる機能もあります。これは珍しいでしょう。
ケースは、使用後すぐにケースをかぶせられる「すぐinケース」です。
パナソニックと同じで熱いままで蓋ができる仕様です。ただし、東芝は冷めるまで持ち運ぶなと言う指示はあります。

目詰まり対策は、アクアクリーンユニットが搭載です。
本機は、タンク下部に水溶性ガラスボールを備えます。目詰まり軽減はガラスのリン酸成分、除菌はAG+(銀イオン)の効果によるものです。
---
以上、東芝のTA-FDX670(N)の紹介でした。
パナソニックだと、同じ平均13g/分で、セラミックコートのWL500系に相当する中級機です。
比較する場合、「選び方の基本」で書いたように、かけ面のポイントプレスなど、小回りが利く部分では本機が良さそうです。
一方、タンク容量は同じ160mLながら、本体は約150g軽く、本機の段階から目詰まり対策を備える点も目を引きます。
どちらが良いかは難しいところですが、ボタン周りや、スカートのフリルなど、細かい部分の処理まできっちり仕上げたい方は、東芝が向くでしょう。
逆に、あまりアイロンが得意でない方は、パナソニックの形状のほうが、シワをよらせず、うまく仕上がると思います。
ーーー
なお、東芝は、「コンパクトタイプ」とする以下の製品も展開します。
順番にみておきます。

【2024年発売】TA-FV470-N TA-FV470-R
11・東芝 La・coo TA-FV470(L)
11・東芝 La・coo TA-FV470(R)
¥4,845 楽天市場 (6/4執筆時)
かけ面 :シルバーチタン
注水量 :80ミリリットル
スチーム量:5g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:10×20cm
重さ :0.9kg
第1に、TA-FV470です。
同社の現行コードレスアイロンでは、最も安い機種です。
ハンドル形状は、東芝が以前から採用してきたレバーハンドルです。

重さは、900gです。
少し軽めです。
本体サイズも、収納ボックスに入れたサイズも、1つ上で見た上位機と同じです。
「コンパクトタイプ」とされますが、設置・収納スペースが小さくなるわけではありません。

かけ面も、本機も「ラウンド美ラクルベース」です。
ただし、スチーム孔の数とスチームラインの構成は、上位機と異なります。
スチームのパワーは、穴が17個と減る関係で、最大5g/分です。
低温スチームは利用できず、中温・高温の2段スチームです。
マイコン制御も非搭載です。
ハンガーショットは、対応します。
倍増ショットにも対応し、ショット量は上位機と同じです。
安全面も、上位機が備えるセーフステーション、給電お知らせブザー、オートパワーオフはありません。
また、「置くたび適温」にも非対応なので、給電台へ戻した際の温度回復性では上位機との差があります。
目詰まり対策は、アクアクリーンユニットが未装備です。
水漏れ対策のオートバルブは備える程度です。
ケースは、本機も「すぐinケース」です。
ーーー

【2024年発売】TA-FV570-N
12・東芝 La・coo TA-FV570(N)
¥5,829 楽天市場 (6/4執筆時)
かけ面 :シルバーチタン
注水量 :80ミリリットル
スチーム量:11g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:10×20cm
重さ :0.9kg
第2に、TA-FV570です。
「コンパクト」の上位機です。
下位機と比べると、スチーム孔は21個から59個に増え、スチーム量が11gと少し増えます。
ただ、引き続き、マイコン制御ではなく、低温スチームも不可です。
スチームラインも、上位の「全面スチームライン」で、目詰まり対策では「アクアクリーンユニット」も備えます。
ただし、引き続きマイコン制御ではなく、低温スチームも利用できません。
---
結論的にいえば、 以前の東芝は、最上位機にもシングルレバーを採用していました。
本体を取り出しやすいシングルレバー型の使い勝手は、今でも評価できますし、愛用者もいるでしょう。本機は、そうした方のために残されたグレードだと思います。
ただ、マイコン制御ではない点で下位ですし、どうせならば、もう少し上位仕様で「復活」してほしかったように思います。

【2024年発売】TA-FDX770-N
13・東芝 La・coo TA-FDX770(N)
¥10,671 楽天市場 (6/4執筆時)
かけ面 :シルバーセラミック
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:10×21cm
重さ :0.95kg
TA-FDX770は、ラクーシリーズの上位機です。

かけ面のサイズは、10×21cmです。
下位機種よりわずかに大きいです。
かけ面の形状や基本的な機能性は、下位機種と同じです。繰り返せば、前後左右や斜めへ動かしやすく、ポイントプレスも、細部処理に向く東芝らしい特徴です。
本体の重さは、950gです。
パナソニックの同級機に比べても軽いです。

かけ面のコーティングは、下位機と同じシルバーセラミックです。
シルバーチタンコートよりすべりの良い上位コートに位置づけられます。

スチームのパワーは、13g/分です。
本機も「全面スチームライン」を採用し、この部分は下位機種と同じです。
機能面では、下位機種に搭載される全ての機能を持ちます。

目詰まり対策は、「プラチナアクアクリーンユニット」です。
下位機のアクアクリーンユニットにも、銀を含む水溶性ガラスによるタンク内の水の除菌と、スチーム孔の目詰まりを軽減する機能があります。
本機は、さらにプラチナを含浸したセラミックボールを加え、第三者機関の試験で、タンク内の水と、プラチナ抗菌ミストを吹き付けた布地に対する抗菌効果を検証しています。

ミスト機能は、搭載です。
銀を含む水溶性ガラスとプラチナボールで生成した抗菌水を吹き付けるため、「プラチナ抗菌ミスト」とされます。
アイロンの場合、かけ面の熱で布地を除菌でき、ショットによる脱臭も可能です。
つまり、プラチナ抗菌ミストは、シワ伸ばしのために霧吹きを使う際、抗菌効果を加える機能といえます。ただ、抗菌だけを目的にミスト(霧吹き)を使う場面は考えにくく、上位機を選ぶ「決め手」になるほどの機能差ではではないでしょう。
ケースは、熱いままで蓋ができる仕様です。
冷めるまで持ち運ぶなと言う指示はありますが、まあ常識の範囲です。
---
以上、東芝のTA-FDX760の紹介でした。
1グレード下のTA-FDX670と比べる場合、プラチナ抗菌ミストと、タンク内の水・布地に対する抗菌機能です。
目詰まり対策とタンク内の水の除菌は下位機にもあるため、価格差に対する実用差は小さめです。下位機種の仕様でも良いように思います。

【2024年発売】TA-FDX970-K
14・東芝 La・coo TA-FDX970(K)
¥13,580 楽天市場 (6/4執筆時)
かけ面 :ニッケルコート
注水量 :160ミリリットル
スチーム量:13g/分
ハンガーショット:対応
かけ面サイズ:10×21cm
重さ :0.95kg
TA-FDX970は、東芝のラクーシリーズの最上位機です。

かけ面の形状、本体の重さ、スチーム性能は、下位機種と同じです。
下位機との主な違いは、かけ面のコーティングと温度設定です。

第1に、かけ面のコーティングです。
現行の東芝コードレスアイロンで最上位となる、ニッケルコートを採用します。
以前は、摩擦係数がさらに低い「ボロンコート(ニッケルボロン)」の最上位機がありましたが、現在はこちらが最上位です。
ニッケルコートで滑らかな表面を作り、衣類の繊維が引っかかりにくくする方向の設計と考えられます。ま
ニッケル系の表面処理は耐摩耗性や耐食性を持つため、すべりの良い表面を長く保つための工夫です。
ただ、すべりだけで言えば、「選び方の基本」でもふれたように、現状では、パナソニックの「ミラーマジ軽」のほうが、すべりはやや良いです。

第2に、温度設定の細かさです。
低1・低2・中1・中2・高の5段階で、約100℃から約200℃まで温度を選べます。
基本的には3段階でも足りますが、低温を約100℃と約120℃に分けている点はポイントです。
低1の約100℃だとスチームを使えませんが、熱に弱い衣類を、120℃より穏やかに処理できます。
そのほかは、ケースの、プラチナアクアクリーンユニット、プラチナ抗菌ミストなどの仕様は、下位機種と同じです。
----
以上、 東芝のTA-FDX970の紹介でした。
下位機種との主な違いは、ニッケルコートのかけ面と、5段階の温度設定です。
すべりや前後方向の操作性は、重さと形状も含めると、パナソニックの最上位機のほうが多少良いように思います。
ただ、ポイントプレスのしやすさや、清潔性、あるいは、「とにかく軽量」という観点で選ぶならば、本機がはとても良い選択肢でしょう。
1-4・T-Falのコードレスアイロンの比較

続いて、フランス生まれのティファールのコードレスアイロンです。
日本では調理器具で知られますが、小型家電も幅広く展開するブランドです。
アイロンでも、スチーム量の多さを特徴とします。
【2023年発売】
【フッ素かけ面】
15・T-Fal フリームーブミニ6111 FV6111J0
¥6,682 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :ふっ素樹脂
注水量 :100ミリリットル
スチーム量:10g/分(最大)
ハンガーショット:80g/分
かけ面サイズ:10×21.0cm
重さ :約0.86kg
【チタンかけ面】
16・T-Fal フリームーブミニ6430 FV6430J0
¥8,873 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :チタン
注水量 :110ミリリットル
スチーム量:12g/分(最大)
ハンガーショット:90g/分
かけ面サイズ:10×21.0cm
重さ :約0.87kg
【セラミックかけ面】
17・T-Fal フリームーブミニ6470 FV6470J0
¥9,400 Amazon.co.jp (6/4執筆時)
かけ面 :セラミック
注水量 :110ミリリットル
スチーム量:15g/分(最大)
ハンガーショット:95g/分
かけ面サイズ:10×21.0cm
重さ :約0.92kg
フリームーブミニは、2017年に登場した、T-Falのフリームーブシリーズの第3世代機です。
いずれも小型・軽量ながら、縦向きでも強いジェットスチームを使える点が特徴です。
かけ面のサイズは、3機ともおよそ10×21.0cmです。
相当小さいので、細かく動かしながら使うのが前提です。
本体の重さは、どの製品も900g前後です。
他社と比べても小型で、細かく動かしながら使いやすい設計です。

かけ面のグレードは、注意するべき点です。
下位機はふっ素樹脂かけ面、中位機はチタンかけ面、上位機でも、セラミックかけ面です。
同社の場合も上位になるほど、すべりと耐久性を重視したかけ面になります。
しかし、グラファイト系やニッケル系のかけ面はありません。とくに、アイロンのすべりを最優先する場合は、他社上位機との比較が必要でしょう。

スチームのパワーは、下位機種から順に、最大10g分・12g/分・15g/分です。
ティファールは最大値のみの公開なので、平均値を公表する他社とは比較できません。
スチーム孔は、3機とも11個です。
一方、通常スチームは高温設定時のみにしか使えません。中温・低温ではスチームを使えないため、ここは他社上位機との違いです。
熱に弱い衣類へスチームを使いたい場合は、低温・中温スチームに対応する他社機のほうが向きます。

ハンガーショットは、強力です。
ティファールでは「バーチカルスチーム」と呼び、下位機から順に、最大80g/分・90g/分・95g/分と縦向きで「ジェットスチーム」を使えます。
ジェットスチームは、アイロン台上で頑固なシワを処理する場合にも使えます。
タンクの注水量は、中位機以上が110mL、入門機が100mLです。
ハンガーショットを多用する場合は注意すべき容量ですが、小型機としては許容範囲です。
目詰まり対策は、水あか防止バルブを含めて非搭載です。
かけ面の温度が低い際の水漏れを防ぐ機能は、3機とも備えます。
スプレー(霧吹き)は、中位機以上が搭載します。
上位機は、ハンドルと水タンクの樹脂部分に、銀イオンを配合した抗菌素材を採用します。
なお、製品表面を清潔に保つための機能で、東芝のようにスプレー水自体に抗菌効果を与えるものではありません。
ケースは、注意点です。
他他社の中位機以上と違い、アイロンが冷めるまでケースをかぶせられません。片付けに時間がかかる点は弱点です。
−
以上、T-Falのフリームーブミニの紹介でした。
アイロン型でハンガーショットを重視する場合、実用的なハンガーショットの出力を得られるのはT-Falだけです。そこを重視する場合、上位機は候補でしょう。
スプレー、オートオフ、本体表面の抗菌仕様と、他社の上位機並みの装備となるのも、同社では上位機だけです。
ただ、かけ面がセラミックかけ面に止まる点、プレス時のスチームが高温だけである点、アイロンが冷めるまでケースにふたができない点は、比較する場合の注意点です。
次回に続く!
軽量で強力なアイロンのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、コードレスアイロンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・コードレスアイロンの比較 (2)
2-1:日立
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:ドウシシャ ほか
3・コードレスアイロンの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、日立やアイリスオーヤマなどの製品を追加でみていきます。
軽さ ★★★★★
スチーム力 ★★★★★
滑りやすさ ★★★★★
操作性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事では、結論編(こちら)として、目的別、予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら。
