【今回レビューする内容】2019年 【安くて高性能】小型冷蔵庫・中型冷蔵庫の性能とおすすめ・選び方:1人暮らし向け2ドア小型冷蔵庫;高級な3ドア中型冷蔵庫:シャープ パナソニック 三菱 ハイアール 日立 ハイセンス アビテラックス AQUA アイリスオーヤマ 高品質モデルと激安モデル機能の違いと人気ランキング 自動製氷機能付き
【紹介する製品型番】AR-100E JR-N85C-W BESTEK BTMF211 BTMF213 SJ-H13E-S JR-N130A-W SJ-D14E-W SJ-GD14E-W NR-B14BW-W MR-P15D-B GR-P15BS-W JR-NF218B NR-B17AW-T SJ-D17D-S MR-P17D-B GR-P17BS-W JR-NF173B-W JR-GNF190E AQR-SV24H-K R-V32KV AQR-8G-S JR-N40H IRR-AF42-W IRR-A051D-W MR-CX27D
今回のお題
1人暮らし〜家族向けの小型・中型冷蔵庫のおすすめはどれ?
ども、Atlaです。
今回は、2019年9月現在、最新の各種サイズの冷蔵庫の比較です。
とくに、1人暮らしに便利な小型の1ドア・2ドア小型冷蔵庫は、主要メーカーの製品を(ほぼ)「全機」紹介します。
また、3ドア中型冷蔵庫のうち、設置性が良い「やや小さめサイズ」で、かつ、自動製氷機能や、高性能チルドが付いている「ちょい大きめの」中型の高性能冷蔵庫も、いくつかピックアップして紹介します。
一方、ファミリー向けの400Lを超える、「存在感のある」冷蔵庫は、このブログでは記事が別となります。
1・中型・小型冷蔵庫の比較記事
2・大型・高性能冷蔵庫の比較記事
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1・対応できる人数 1-2人向け
2・電気代の安さ ★★★★★
3・冷蔵庫の広さ ★★★★★
4・冷凍庫の広さ ★★★★★
5・製氷機の性能 ★★★★★
6・チルド室の性能 ★★★★★
7・本体の高級感 ★★★★★
8・静音性 ★★★★★
9・総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社の冷蔵庫を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
1・冷蔵庫の選び方の基本!
家庭用の中型・小型の冷蔵庫を選ぶ場合、特に注意するべきポイントは、次の3点です。
1・冷蔵庫の庫内容量
2・冷蔵庫の電気代
3・冷蔵庫のサイズ
重要な部分なので、個別の製品解説にはいる前に、順番に解説しておきます。
1・冷蔵庫の庫内容量
第1に、冷蔵庫の庫内容量についてです。
皆さんが悩むのは「どの程度の容量が必要か」でしょう。
定格内容量:238L
冷蔵室容量:144L
野菜室容量:44L
冷凍室容量:50L
その点で言えば、今回の記事では、各製品の容量について、上表の「4種類のデータ」を示しています(単位:リットル)。
このうち、定格内容量は、冷蔵室・冷蔵室など全ての部屋の「合計容量」のことです。
1・2ドア冷蔵庫(120L)
=料理をほぼしない方
2・2ドア冷蔵庫(140L)
=1人暮らしの方の標準
3・2ドア冷蔵庫(170L)
=カップル向け、料理好き
4・3ドア冷蔵庫(250L)
=家族向け、料理好き
結論的にいえば、定格内容量の部分での、Atlasの「おすすめの庫内容量」は上表の通りです。
ただ、表だけ出しても「味気ない」ので、その理由を、もう少し詳しく解説しておきましょう。
第1に、2ドア冷蔵庫(120L)は、本当に料理をしないだろう方以外は、おすすめしません。
さらに言えば、料理をしない方でも、掃除な苦手な方には向きません。
なぜなら、120Lサイズの冷蔵庫は、ファンを冷気で循環させない直冷式です。そのため、写真のような、冷凍室に固まった氷状の霜が発生します。
したがって、これを定期的に「こそぎおとす」必要があります。
ただ、本体価格は極めて安いので、予算的に厳しい場合や、短期間の利用の場合は選択肢とできます。
第1に、2ドア冷蔵庫(140L)は、1人暮らしの方で、普通に暮らしていくのに最も便利なサイズです。
冷凍食品中心で、あまり料理をしない方でも、「冷凍庫45L」程度あるモデルを選べば、不便なく使えます。
第3に、2ドア冷蔵庫(170L)は、カップルの方や、料理好きの1人暮らしの方におすすめです。
冷凍室は、140Lサイズと同じ程ですが、冷蔵室が30%は広くなります。
140Lサイズの製品と比較すると、背が高いだけなので、部屋の設置面積を圧迫することもありません。
第4に、3ドア冷蔵庫(250L)は、3人以上の家族や、共働きで買いだめ傾向のある方に便利なサイズです。
一方、1人暮らしなどでも、自動製氷機能と、高性能なチルド機能が欲しい場合は、最低でもこのクラスの製品を選ぶ必要があります。
とはいえ、3ドアには、意外と背が低く、電気代も安い機種がありますから、選ぶことは可能でしょう。
2・冷蔵庫の電気代
第2に、冷蔵庫の電気代についてです。
この部分は、勘違いしている方が多いです。
しかし、冷蔵庫は、基本的に、大きな冷蔵庫のほど、省エネであり、年間電気代が安い性質があります。
なぜなら、大型冷蔵庫のほうが、冷媒を効率よく循環させられ、また断熱性も高くできるからです。
省エネ達成率:85%(2021年度)
年間電気代;6804円
ただ、同じ庫内容量をもつ冷蔵庫でも、メーカーによって、電気代にかなり差があります。
そのため、今回の記事では、上表のようなスペックを示しつつ、「光熱費の安い小型冷蔵庫」を探していきます。
3・冷蔵庫のサイズ
第3に、冷蔵庫のサイズ(外形寸法)についてです。
とくに2ドアの小型冷蔵庫について、「市販の冷蔵庫ラック」を利用したい方は、注意するべき部分です。
冷蔵庫の幅は、特に重要で、50cm以内に留めないと市販のラックの多くが利用できません。
冷蔵庫の奥行も、60cmに収まるような製品を選ばないと、ラックを利用したい場合、設置性が悪くなります。
冷蔵庫の高さは、一方、可動棚を利用できるタイプならば、設置において邪魔になりにくい部分です。
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結論的にいえば、そのため、庫内容量の多いモデルが欲しい方は、「背の高い」モデルを選ぶと良いでしょう。
なお、3ドアの中型冷蔵庫を狙っている方は、(AQUAが発売する製品を除き)天板が耐熱仕様ではない点に注意してください。
他機種では、図のようには設置できないため、レンジとセットで設置を考えている方は注意してください。
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以上、冷蔵庫を選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。
そのほか、冷蔵庫のデザイン性、静音性、自動製氷機能、チルド性能など、重視するべき点は無数にあります。
しかし、最初に多く提示しても分かりにくいので、これらについては、製品比較の中で説明していくこととします。
2・2ドア冷蔵庫(120L)
3・2ドア冷蔵庫(140L)
4・2ドア冷蔵庫(170L)
5・3ドア冷蔵庫(250L)
6・1ドア冷蔵庫(40L)
また、今回は、紹介したい冷蔵庫が多くあります。
そのため、以下の記事は、上表の様な順番で、サイズ別に分けて、冷蔵庫を紹介していきます。
2・激安な小型冷蔵庫の比較(120L)
では、具体的な紹介をはじめます。
はじめに、120Lクラス(96L-120L)の2ドア冷蔵庫を比較します。
1人暮らし用として比較的価格が安く、あまり冷蔵庫にお金をかけたくない方に向く製品です。
以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で記していきます。
1・アビテラックス 2ドア冷蔵庫 AR-100E
¥21,600 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:96L【右開き】
冷蔵室容量:66L
冷凍室容量:30L
省エネ達成率:85%(2021年度)
年間電気代;6804円
霜取り機能:
ガラストレー:
運転音:不明
はじめに紹介するのは、パナソニックのグループ企業のアビテラックスの冷蔵庫です。
冷凍庫がある2ドアタイプですが、2万円以内の予算で購入可能という激安冷蔵庫です。
冷蔵庫のサイズは、小型です。
背丈は85cmほどと設置性が良いです。
冷凍室は、30Lです。
氷を作るならば、冷凍食品が数点ほどしか入らないという容量です。
現代の食生活からは冷凍食品は切っても切り離せないものですから、1人暮らしには多少使いにくいかもしれません。
また、直冷式となり、霜取り機能がありません。
冷蔵室は、66Lとそれなりに広く、野菜や卵、コンビニのお弁当、牛乳などは十分に入ります。
ただ、格安なだけに、庫内や外観の作りは最低限で。
デザイン性は、冷蔵庫内のトレイは、ガラス製ではなくプラスチック製です。このあたりは、「コストカット」している部分ですね。
本体の天板は、本体の天板は耐熱仕様なので、上に電子レンジなどを置くことができます。
電気代は、年間6800円ほどです。格安ですが、以下で紹介する100リットルサイズと、さほど変わりません。
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以上、アビテラックスの冷蔵庫の紹介でした。日本のメーカーの2ドア冷蔵庫に限定すると、この機種が最も安い水準です。
機能は相当シンプルですが、新生活はお金のかかるものですので、「節約」するのはありでしょう。実用性は十分です。
【2018年10月発売】
2・ハイアールアクア 85L 冷蔵庫 JR-N85C-W
¥18,999 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:85L【右開き】
冷蔵室容量:60L
冷凍室容量:25L
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:5481円
霜取り機能:
ガラストレー: 付属
運転音:25db
続いて紹介するのは、ハイアールの冷蔵庫です。
旧三洋電機(アクア)の別ブランドで、世界最大の冷蔵庫メーカー(シェア20%)になります。
価格的に2万円以下で買えるという点で、アビテラックスのライバル機ですね。
冷蔵庫のサイズは、こちらの方が奥行がなくスリムに置けます。その分、庫内は、冷凍室・冷蔵室共に、アビテラックスよりも一回り小さめと言えます。
冷凍室は、アビテラックス同様の25Lサイズです。
こちらも、直冷式ですから霜取り機能がありません。定期的な霜取りが必要です。
冷蔵室は、60Lサイズです。
アビテラックスに較べると多少狭いです。
電気代は、年間5481円と、かなり安い水準です。
同社の旧機種よりかなり省エネなので、冷媒か構造の改良があったものと思います。
デザイン性は、庫内に、ガラストレーが採用されるなどハイアールの方がだいぶ良いです。傾斜の付いた、下部のケースの使い勝手も良いです。
本体の天板は、この機種も上部が耐熱仕様なので、電子レンジなどを設置できます。
その他、アビテラックスに較べると、静音設計であり、寝室には向く仕様ですね。
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以上、ハイアールの小型冷蔵庫の紹介でした。
2万円を切る価格の小型冷蔵庫としては、デザイン性や使い勝手が良い機種です。光熱費の水準も高く、格安冷蔵庫としては、能力に期待できます。
【2018年発売】
3・BESTEK 85L 右開き BTMF211
¥17,800 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:85L【右開き】
冷蔵室容量:60L
冷凍室容量:25L
省エネ達成率:不明
年間電気代:8250円
霜取り機能:
ガラストレー:
運転音:25db
続いて紹介するのは、BESTEKの冷蔵庫です。
Amazonでも販売される中国メーカーの格安冷蔵庫です。日本では2014年に事業展開している新興企業です。
冷蔵庫のサイズは、こちらも小型機で設置性はよさそうです。
冷凍室は、やはり直冷式で、霜取り機能がありません。定期的な霜取りが必要です。
冷蔵室は、60Lと、ハイアールと構成は同じです。
電気代は、一方、この機種は、年間電気代の目安が8250円です。このサイズのモデルとしては相当割高でしょう。
本体の天板は、この機種もただし、耐熱仕様なので、電子レンジなどは設置できます。
その他、良い部分としては、静音設計である点で、寝室には向く仕様です。
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以上、BESTEKの冷蔵庫の紹介でした。
値段の点で魅力がある一方、省エネ性に難が見られます。
また、1年保証が付きますが、冷蔵庫の訪問修理に関する情報がないので、長期的に考えると、大型家電の場合は心配な部分もあります。
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【2018年発売】
4・BESTEK 102L 右開き BTMF213
¥-------- Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:102L【右開き】
冷蔵室容量 :77L
冷凍室容量 :25L
省エネ達成率:不明
年間電気代:;7288円
霜取り機能 :
ガラストレー:
運転音:25db
なお、同社からは、少し大きめの102Lの冷蔵庫も販売されていました。
現在は欠品中ですが、再販の可能性があるので掲載しておきます。
こちらは、サイズが大きくなる分、年間電気代はやや下がっています。ただ、修理面での問題点などは引き続きあります。
【2019年7月発売】
5・SHARP 小型2ドア冷蔵庫 SJ-H13E-S
¥36,786 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:128L【右開き】
冷蔵室容量:94L〈70L〉
冷凍室容量:34L〈28L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:6561円
霜取り機能:
ガラストレー:あり
運転音:不明(多分大きい)
シャープのSJ-H13E-S は、2ドアの小型サイズの冷蔵庫です。
冷蔵庫のサイズは、48x116x52cmになります。
定格内容量は128Lですから、ここまで紹介した機種のなかでは、「庫内が広い」製品です。
その分、背丈はありますが、設置に必要な面積はほぼ同じです。
冷蔵室は、94Lです。
後ほど見ていく「150L」の冷蔵庫と比べても、冷蔵庫のサイズはだいたい同じです。
写真で分かるように、収納力は期待できるでしょう。
冷凍室は、一方、34Lサイズです。
120Lサイズの冷蔵庫の場合、上段の冷凍庫(トップフリーザー)となりますが、収納力は150Lモデルに比べて少ないです。現代の食生活からは冷凍食品は切っても切り離せないものです。
そのため、1人暮らしには多少使いにくいかもしれません。
また、こちらも霜取り機能がありません。
冷凍室で固まった氷状の霜(写真)を、一度冷蔵庫を止めて定期的に取り除く必要があります。
デザイン性は、この製品は、ガラス棚を採用しており、小型機では高級感を感じます。
さらに2019年の設計見直しで白色LEDを採用しており、食品が綺麗に見えます。
本体の天板は、この機種も上部が耐熱仕様ですね。
電気代は、年間電気代が小型機並みに安い6,561円です。
省エネ達成率も高く、この点は、シャープの良い部分です。
静音性は、その一方で、情報が非開示で不安があります。
メーカーが運転音のスペックを出していませんが、直冷式の冷蔵庫のため、かなり冷蔵庫の音がうるさいのではないかと思います。
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以上、シャープの直冷式の小型冷蔵庫の紹介でした。
120Lクラスながら、冷蔵室のサイズは(上位の)140Lクラス並みです。
ただ、冷凍室が狭い点と、霜取りが必要な面がやはりネックですね。
【2018年11月発売】
6・ハイアール 直冷式 JR-N130A【各色】
¥22,480 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:130L【右開き】
冷蔵室容量:101L
冷凍室容量:29L
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:6453円
霜取り機能:
ガラストレー:あり
運転音:25db
R-N130Aは、ハイアール・アクアの冷蔵庫です。
同社は、旧三洋電機の後継企業となりますが、小型格安機は、「ハイアール」ブランドで売っています。
本体色は、JR-N130A-W(ホワイト)、JR-N130A-K(ブラック)、JR-N130A-S(シルバー)から選ぶことが可能です。
冷蔵庫のサイズは、幅47.4x高さ112.8x奥行49.5cmです。
各社の130L以下のサイズと比較した場合、奥行が狭くて済むので設置性が良さそうです。
定格内容量は130Lですから、多少他社入門機より大きめです。
冷蔵室は、101リットルです。
冷凍室は、29リットルです。
120Lクラスのシャープと比較する場合、冷蔵室が少し広めと言える機種です。
ただし、こちらも自動霜取り機能が付属しません。価格的に、トップフリーザータイプは、やはり難しいのでしょう。
デザイン性は、ハイアールも力を入れる部分です。
庫内にガラストレーが採用されたり、取り出しやすい野菜室など、低価格製品としては、だいぶ良いです。
本体の天板は、この機種も上部が耐熱仕様です。
電気代も、年間6453円と他機種と比較しても格安です。
続いて紹介する140Lクラスを含めて、省エネの部分で強い機種です。
静音性は、この機種は静音設計がされており、25デシベルです。
ほとんど音は気にならないでしょう。ただし、これから紹介していく3万円オーバーの機種は、さらに低騒音です。
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以上、ハイアールの冷蔵庫の紹介でした。
続いて紹介する140Lクラスは基本的に3万円を超えます。
そのため、コスパを重視する場合は、120Lクラスが選択肢となります。その枠内で考えれば、この製品はとても価格が安く、電気代も安い冷蔵庫です。
ただ、自動霜取り機能が付属しない点と、冷凍室が上段という点は、設計的には「古い」製品です。
120Lクラスと150Lクラスは設置に必要な面積はほとんど変わらないので、予算に余裕があるならば、次に紹介する「標準的なサイズの小型冷蔵庫」をオススメします。
3・標準的な小型冷蔵庫の比較(140L)
つづいて、2ドア冷蔵庫としては標準サイズといえる150Lクラスの冷蔵庫を紹介します。
定格内容量で言えば、「140リットル前後(137L〜148L)」サイズです。
デンキヤで見かける2ドア冷蔵庫の大半はこのサイズです。1人暮らし用として不便なく使える最低限のサイズはこちらですね。
【2018年11月発売】【各色】
7・シャープ 冷蔵庫 ホワイト SJ-D14E
¥33,630 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:137L【右開き】
冷蔵室容量 :91L〈66L〉
冷凍室容量 :46L〈30L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:;8100円
霜取り機能 :あり
ガラストレー: 付属
運転音: 23db
SJ-D14は、シャープの2ドアの冷蔵庫です。
本体色は、SJ-D14E-W(ホワイト)、SJ-D14E-S(シルバー)、SJ-D14E-N(ブロンズ)から選べます。なお、ブロンズは、2018年新型モデルからの登場で新色ですね。
定格内容量は、137Lです。
したがって、140Lクラスとしては、やや小さめではある機種です。
冷蔵庫のサイズは、幅48x高さ112.5x奥行59cmです。
120Lサイズと比較すると奥行が必要です。しかし、幅と高さは、トップフリーザー型の120L以下のモデルと、あまり変わりません。設置性は良いと言えます。
冷蔵室は、91Lです。
収納力は十分あります。ペットボトルは開き戸の方に3本同時に収納できます。
また、下段がボックスケースではなく、取り出しやすい仕様です。
冷凍室は、46Lです。
120Lクラスに比べて、冷凍室が大きめと言えます。
もちろん、製氷室と分離された2段収納タイプです。さらに、直冷式ではなくファン式を採用しているため、冷凍庫の霜取りの必要がありません。実用性も高いと言えます。
デザイン性は、外装については取り立てて強調したい部分はありません。しかし、食品を置く棚は、掃除がしやすく清潔なガラス製です。
また、この機種の良いところは、左開きにも対応することです。ただ、大型高級機種とちがって、両方どちらからでも開くわけではなく、簡単な工具も要らずに、ツメを外すだけで付け替えられるという意味です。
そのため、「つけかえどっちでもドア 」という商品名になっています。本体の天板は、耐熱仕様なので、オーブンレンジなどを載せることも可能です。
電気代は、年間8100円です。
ハイアールのスリムタイプに比べると落ちますが、標準サイズの冷蔵庫としては割安な部類です。
静音性も、ハイアールに較べても低い23デシベルで、ワンルームにも向くと言える機種ですね。
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以上、シャープのSJ-D14の紹介でした。
冷蔵室が90L以上、冷凍室が45L以上あると、1人暮らしでも冷蔵庫は格段に使いやすくなります。その点では、このサイズ以上の製品を選ぶと快適に使えます。
その上で、冷凍室の霜取りが必要のないファン式ですから、利便性も高いでしょう。
【2018年11月発売】【各色】
8・SHARP 高品位ガラスドア SJ-GD14E
¥41,883 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:137L【右開き】
冷蔵室容量 :91L〈66L〉
冷凍室容量 :46L〈30L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:;8100円
霜取り機能 :あり
ガラストレー: 付属
運転音: 23db
こちらの機種は、1つ上で紹介したモデルの上位機種になります。
本体色は、SJ-GD14E-W(ホワイト)とSJ-GD14E-B(ブラック)から選べます。
この機種も左右開きに対応できます。
冷蔵庫のサイズは、下位機種と同じです。性能面でもほぼ同じですが、相違点は次の2つのみです。
第1に、本体の外観です。
こちらは、小型機種では唯一、外装にガラスドアを採用したフラット冷蔵庫です。3ドア以上の高級機で採用される高品位の外装で、インテリアとしての高級感があります。
以前は、パナソニックがインテリア性の高い小型機を出していましたが、最近は販売がなく、久しぶりの高級路線の製品となります
第2に、プラズマクラスターによる除菌機能が付属する点です。
これはいわゆる除菌イオン(マイナスイオン)で、庫内の雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
空気清浄機などについては、プラズマクラスターの威力を疑問視する科学的見解もありますが、冷蔵庫という閉じられた空間内ならば、高い効果が期待できるでしょう。
なお、プラズマクラスター(マイナスイオン)は脱臭・消臭効果もみられます。しかし、この機種の場合、脱臭機能は備わっていません。言いかえれば「キムコは基本必要」ということなります。
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以上、シャープのSJ-PD14Bの紹介でした。
小型冷蔵庫は無機質なデザインが多いですが、こちらはガラス面採用で高級感があります。その点で、キッチンの美観を重視したい方には向くと言えます。
【2018年11月発売】
9・パナソニック NR-B14BW【各色】
¥38,300 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:138L【右開き】
冷蔵室容量 :94L〈73L〉
冷凍室容量 :44L〈34L〉
省エネ達成率:101%(2021年度)
年間電気代 :8046円
霜取り機能 :あり
ガラストレー: あり
運転音: 23db
つづいて、パナソニックの小型冷蔵庫です。
本体色は、 NR-B14BW-T(ブラウン)と、 NR-B14BW-W(ホワイト)から選べます。
冷蔵庫のサイズは、48×58.6×111.9cmです。
定格内容量は、シャープとだいたい同じ138Lで、サイズもほとんど同じです。
冷蔵室は 94Lです。
シャープより収納力が多めです。庫内の奥行が広く、食品を余裕を持って収納できます。
冷凍室は、44Lです。
ごく僅かですが、他社よりも小さめです。
とはいえ、製氷室と分離された2段収納タイプであり、自動霜取り機能も付属します。そのため、大差はないでしょう。
デザイン性は、かなり良いです。
例えば、冷蔵庫のトレイには、ガラスを使用し、デザイン性とメンテナンスの点で非常に楽になっています。
また、内部のLED照明は鮮やかで、食品がよく見えると共に、野菜などを鮮やかで美味しくみせます。三菱に較べて優位性のある部分です。
本体の天板は、耐熱仕様で、電子レンジも置けます。
電気代は、パナソニックの場合、年間8046円です。
同サイズのシャープと比較しても、わずかですが、水準が良いと言えます。
静音性は、かなり静かであり、音は気にならないと思います。
一方、この機種は、茶成分から抽出した、カテキン抗菌・脱臭フィルターが装備されています。
イオン方式とフィルター方式の違いがありますが、シャープ社の上位機種プラズマクラスターと同様の発想です。
フィルターは交換が不要です。ただ、脱臭力はそれ程期待できないため、生ものを保存する方は、キムコは必要だと思います。
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以上、パナソニックの小型冷蔵庫の紹介でした。
140Lクラスの冷蔵庫として、庫内収納力が高く、また、ガラス棚の採用や脱臭機能も魅力といえる機種だと言えます。手堅い作りの冷蔵庫なので、買って後悔のない機種と言えるでしょう。
ただ、140Lクラスには次に紹介していくように145L以上の収納力を持つモデルも他社からでているため、比較することは重要です。
【2018年11月発売】
10・三菱 2ドア冷蔵庫 MR-P15D【各色】
¥37,600 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:146L【右開き】
冷蔵室容量:100L〈80L〉
冷凍室容量:46L〈33L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8208円
霜取り機能:あり
ガラストレー:あり
運転音:22db
MR-P15は、三菱の冷蔵庫です。
三菱の冷蔵庫はデザイン性が高く、収納力もあるためよく売れています。
本体色は、MR-P15D-B(ブラック)とMR-P15D-S(シルバー)から選べます。
冷蔵庫のサイズは、48x121.3x59.5cmです。
シャープに比べると背がやや高めですが、縦横は同じですから、設置性は同様に良いでしょう。
収納力についても、定格内容量で146Lですから、同じ140Lクラスでも(きもち)広めに感じます。
冷蔵室は 100Lです。
150Lクラスとしては、広めに使えます。その点でこの機種は人気です。
特徴的なのは、ペットボトルなどを置くポケットケースの収納力です。
この部分が大容量で、500ミリのペットボトルならば上段だけで最大10本同時に入れることが可能です。下段にも2リットルペットボトルのほか、500ミリ程度ならば、前後に収納することが可能です。
また、2018年新型モデルからですが、棚が待望のガラスシェルフに変更になっています。過年度モデルとの大きな相違点です。
三菱はこの部分が従来からのネックだったので、新型機種はオススメと言えます。
冷凍室は、46Lです。
こちらはシャープとだいたい同じサイズです。製氷室と分離された2段収納タイプであり、自動霜取り機能も付属します。
デザイン性は、かなり高いです。
とくに内装について、冷蔵庫の最下段がケース式になっているため、チルド室のように低温で保存したい食品を入れることができます。
内部照明もLED照明が使われており見やすいです。本体の天板は、耐熱仕様なので、オーブンレンジなどを載せることも可能です。
電気代は、年間電気代として8208円です。
国内他社とだいたい同じ水準であり、問題ないでしょう。
さらに、省エネ面では、「ヨコ取りポケット」という機能があり、扉を半開きの状態でペットボトルが取り出せるため、省エネです。
静音性は、業界トップの22デシベルと静かですね。
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以上、三菱の小型冷蔵庫の紹介でした。
小型冷蔵庫としては収納力が高く、限られたスペースでできるだけ収納したい人にオススメできる機種と言えます。
ポケットの収納力は他社よりも大きいですが、その分、庫内の収納力がやや犠牲になっています。
そのため、ドリンクやお酒をそれ程の数保存しない場合は、シャープやパナソニックの方が良いと言えます。
【2018年9月発売】
11・東芝 2ドア冷蔵庫 GR-P15BS
¥34,800 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:153L【右開き】
冷蔵室容量:110L〈90L〉
冷凍室容量:43L〈29L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8046円
霜取り機能:あり
ガラストレー:
運転音:
こちらは、東芝の小型冷蔵庫です。
東芝ライフスタイルとしては、初登場となった小型冷蔵庫です。
本体色は、GR-P15BS-W(ホワイト)とGR-P15BS-K(ブラック)から選べます。
冷蔵庫のサイズは、幅479x高さ1269x奥行58.2cmです。
定格内容量は、三菱を上回る153Lですが、設置性はこちらが多少良いです。
冷蔵室は、110Lです。
庫内が3段と、ボトムケースという仕様です。棚はガラス棚を採用し、高級感もあります。
ペットボトルが多くはいる下段ポケットの収納性はよく、使い勝手も良いです。ただ、ドアポケットの使い勝手は、三菱が良いでしょう。
冷凍室は、43Lです。三菱より狭いです。
一方、「食品収納スペースの目安〈やまカッコ〉」で比較すると、三菱33Lに対して、東芝は29Lとかなり狭いです。人気の機種ですが、この部分は注視するべきでしょう。
デザイン性は、ラウンド型のフォルムや、ガラス製の棚など、レベルは高いです。
電気代は、8046円の年間電気代と、三菱とだいたい同じ水準です。
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以上、東芝の小型冷蔵庫の紹介でした。
冷蔵庫の収納性は三菱同様に高いですが、冷凍庫の実収納量が140L以下の小型機よりも低いのは問題点と言えるでしょう。
【2018年11月発売】【各色】
12・ハイアール 冷蔵庫 JR-NF148B
¥35,000 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:148L【右開き】
冷蔵室容量 :94L
冷凍室容量 :54L
省エネ達成率:131%(2021年度)
年間電気代:;6264円
霜取り機能 :あり
ガラストレー:
運転音: 25db
こちらも、ハイアール・アクアの冷蔵庫です。
ユーロ圏でよく売れているタイプの冷蔵庫です。
本体色は、JR-NF148B-W(白)とJR-NF148B-K(黒)の2色展開ですね。
冷蔵庫のサイズは、幅50.2x高さ127.5x奥行59.8cmです。
定格内容量は、148Lと三菱と同等です。しかし、比較すると、本体サイズは、幅広で背もやや高いので、設置性においてはやや不利です。
冷凍室は、大きめの54Lです。
ただし、形状はユーロデザインの3段式です。ボトムフリーザータイプとしては珍しく、冷凍室が引き出しではなく、ドアタイプです。
日本のボトムフリーザーの小型冷蔵庫で、3段式はほぼ見ませんが、収納性は良いと思います。
冷凍食品を重視する場合は選択肢として良い機種です。ただし、冷凍庫の奥までの視認性は、引き出し式に較べるとイマイチです。
冷蔵室は、94Lです。
ペットボトルが多くはいる下段ポケットの収納性はよく、使い勝手も良いです。
デザイン性は、世界展開するモデルとして配慮があり、見た目は悪くないです。
内装はガラストレイを採用する上、パナソニックのように内部のLED照明は鮮やかで食品が美味しく見えます。本体の天板は、やはり上部が耐熱仕様で、トースターなどが置けます。
電気代は、6264円の年間電気代と、このサイズの他社平均よりも2000円近く安いです。
おそらく開き戸の冷凍庫と、本体価格を無理に小さくしていない点で、断熱性が良いのだと思います。いずれにしても、省エネ基準が厳しいユーロで売れている機種らしいです。
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以上、ハイアールの148Lモデルの紹介でした。
電気代・光熱費から考えると、最もおすすめはこの機種です。とくに冷凍庫を中心に利用するだろう方には向きます。
4・中型の2ドア冷蔵庫の比較(170L)
続いて、179リットル以上のやや大きい2ドア冷蔵庫を紹介します。
このサイズは、1人暮らしでも料理をある程度する方、または、カップル向きの小型機種として売れ筋です。
【2018年11月発売】【各色】
13・パナソニック ブラウン NR-B17BW
¥48,483 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:168L【右開き】
冷蔵室容量 :124L〈98L〉
冷凍室容量 :44L〈34L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:;8316円
霜取り機能 :あり
ガラストレー: あり
運転音: 23db
NR-B179Wは、パナソニックのやや大きめの冷蔵庫です。
本体色は、NR-B17BW-T(ブラウン)とNR-B17BW-W(ホワイト)です。ホワイトは今年の新色ですね。
2ドアですが、2-3人暮らし程度まで対応できる庫内です。1人暮らしでも1週間買いだめする人にはこのサイズが向きます。
冷蔵庫のサイズは、480×586×1293mmとなります。
定格内容量は168Lで、ここまで紹介した機種より大きいです。
しかし、小型機より「背の高さ」だけが増えます。設置面積は変わらないため、ワンルームでも圧迫感なく導入が可能です。
冷蔵室は 、124リットルです。
収納力が高く、3段目には2Lペットボトルが4本、2段目のポケットには500mlのペットボトルが前後に計10本収納可能です。
庫内は、(サイズが大きいこともあり)4段収納です。加えて、低温保存できるチルドケースも付属します。
冷凍室は、44Lです。
この点では下位機種と変わりません。霜取り機能も付属します。冷凍室は製氷室と分離された仕様です。
デザイン性は、この機種も高いです。
冷蔵庫のトレイには、清潔なガラス板を使用し、内部のLED照明は鮮やかで、食品がよく見え、清潔感もあります。
本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です。
電気代は、大型の庫内を持つ機種ですが、年間電気代は、150センチ前後の冷蔵庫と大きく変わりません。
年間電気代は、8316円ほどで、このクラスの収納力の冷蔵庫としては優秀です。
静音性は、こちらも23デシベルとトップクラスです。
この機種も、カテキン抗菌・ ナノ脱臭フィルターが装備されています。ただ、脱臭力はそれ程期待できないため、生ものを保存する方は、キムコは必要だと思います。
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以上、パナソニックのNR-B179Wの紹介でした。
年間電気代は、200L以下の小型機と変わらない水準ですので、「買いだめ」したい方は、1人暮らしでもこちらが良いでしょう。ただ、冷凍庫のサイズは下位機種と同じですのでその点は注意してください。
【2018年11月発売】
14・シャープ 167L 2ドア冷蔵庫 SJ-D17E-S
¥45,772 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:167L【両開き】
冷蔵室容量:121L〈91L〉
冷凍室容量:46L〈30L〉
省エネ達成率:86%(2021年度)
年間電気代:9,585円
霜取り機能:あり
ガラストレー: あり
運転音:23db
SJ-D17Cは、シャープの170Lクラスの大きめの2ドア冷蔵庫です。新旧両機種ありますが、こちらについても性能は同じです。
本体色は、基本的にシルバーのみです。
冷蔵庫のサイズは、480×590×1285mmとなります。
定格内容量は167Lとパナソニックの同型とほぼ同じです。設置性も同等ですね。
冷蔵室は 、122リットルです。
パナソニックに較べると、多少庫内は狭いですね。ボトルポケットにはペットボトルを3本収納できる仕様です。
冷凍室は、46Lです。
定格容量の数字だけ見るとパナソニックより大きいですが、より正確な「食品収納スペース」のデータは、〈30L〉ですから、〈34L〉のパナソニックの方に負けています。
ただし、霜取り機能はきちんと付属しますし、冷凍室は製氷室と分離された仕様です。
デザイン性は、その一方で、さほど特長のない機種です。ただ、同社の小型機種と同じく、扉を左開きにできる点は、マンション構造によっては、便利かもしれません。
本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です。
一方、シャープは小型機には「高級機種」がありましたが、このグレードではありません。
そのため、プラズマクラスター消臭や、ガラスドアは不採用です。ただし、消臭の部分では、ナノ低脱臭触媒が採用されています。こちらもそれほど効果は無いため、キムコなどは別に必要です。な
電気代は、パナソニックよりも不利の9,585円です。ただ、フリーザーのサイズが大きいため、この程度は仕方ない部分ですね。
静音性は同等です。
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以上、シャープの大きめサイズの冷蔵庫の紹介でした。
パナソニックとほぼ同様のサイズですが、消費電力はこちらのほうが高く、電気代を考えるとパナソニックの方が多少ですが良いと思います。
【2018年11月発売】
15・三菱 2ドア冷蔵庫 MR-P17D【各色】
¥47,980 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:168L【右開き】
冷蔵室容量:122L〈98L〉
冷凍室容量:46L〈33L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8316円
霜取り機能:あり
ガラストレー:あり
運転音:22db
MR-P15は、三菱の冷蔵庫です。
三菱は、150Lクラスは他社より大きめでしたが、170Lクラスはだいたい同じサイズです。
本体色は、MR-P17D-B(ブラック)とMR-P17D-S(シルバー)から選べます。
冷蔵庫のサイズは、48x133.8x59.5mmとなります。
設置面積は、他社と同じですが、上方向に138cmですから、背が高めです。
この部分は問題ないですが、庫内容量〈食品収納スペース〉が(背の低い)パナソニックと同じですから、有効にスペースを使っていないとは言えます。
冷蔵室は 122Lです。
横取りポケットなどの工夫はありますが、サイズ的には背が高い割には少ないです。
冷凍室は、46Lです。
実収納量は、パナソニックと同等水準で、問題ないでしょう。自動霜取り機能も付属します。
デザイン性は、下位機種同様に、冷蔵庫の最下段ケースがチルド室のように利用できる点、内部照明もLED照明が使われており見やすい点で優れます。
ガラストレイも2018年新型モデルから採用で抜かりはありません。
電気代は、一方で、背の高さが断熱面で奏功したのか年間電気代は8316円です。パナソニックと同等の水準で、このサイズとして優秀です。
静音性は、業界トップの22デシベルと静かです。
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以上、三菱の小型冷蔵庫の紹介でした。
この機種については、パナソニックに比べると、本体の背が高いにもかかわらず、収納量がほぼ同じという機種です。
そちらとの比較となりますが、サイズと脱臭機能の部分で、パナソニックが多少ですが有利でしょう。
【2018年9月発売】
16・東芝 2ドア冷蔵庫 GR-P17BS 【各色】
¥46,280 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:170L【右開き】
冷蔵室容量:127L〈105L〉
冷凍室容量:43L〈29L〉
省エネ達成率:100%(2021年度)
年間電気代:8262円
霜取り機能:あり
ガラストレー:
運転音:
GR-P17BS は、東芝の大きめの冷蔵庫です。
本体色は、 GR-P17BS-W(白)とGR-P17BS-K(黒)の2色構成です。
冷蔵庫のサイズは、幅47.9x高さ136.9x奥行58.2cmとなります。定格内容量は170Lジャストです。
冷蔵室は 122Lです。
三菱とほぼ同じですが、冷蔵庫の実質的な収納量は〈105L〉ですから、170Lサイズの冷蔵庫では、冷蔵庫の収納力が高い機種です。
冷凍室は、46Lです。
ただ、実収納量が29Lと少なく、この部分は引き続きネックとなりそうです。
デザイン性は、下位機種同様に外観がラウンド型のフォルムでオシャレです。ガラス棚を採用しますし、脱臭の配慮がある点も評価できます。
電気代は、年間電気代は、8262円です。他社とほぼ同じで、問題ないでしょう
静音性は、しかしながら、東芝は情報がありません。
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以上、東芝のGR-P17BS の紹介でした。
外観のデザインもよく、冷蔵庫も広い機種です。ただ、冷凍庫の実収納量が他社より小さいのと、静音性の情報がない点がネックと言えそうです。
【2018年11月発売】
17・ハイアール 2ドア冷蔵庫 JR-NF173B-W
¥41,601 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:173L【右開き】
冷蔵室容量:119L
冷凍室容量:54L
省エネ達成率:125%(2021年度)
年間電気代:6,700円
霜取り機能:あり
ガラストレー: あり
運転音: 25db
JR-NF173Bは、ハイアール・アクアの173リットルサイズの大きめの2ドア冷蔵庫です。
冷蔵庫のサイズは、502×598×1510mmとなります。
定格内容量が173Lとはいえ、背の高さが日本製と比べると20cmほど高いことは注意しましょう。
上方向に長いぶんは設置性にあまり影響はないですが、ここまで長いと相応にキッチンに圧迫感は出ます。
その点では、ワンルームと言うより、あまり料理をしない少人数世帯向きだと思います。
冷蔵室は 、119リットルです。
ポケットの収納性は、下段にペットボトルを3本収納できる仕様で広めです。
ただ、ポケット上段部については、卵専用と言って良い幅ですので、収納性は他社に及びません。
冷凍室は、54Lで、このサイズとしては最も大きいです。
収納は、ユーロスタイルの冷凍三段収納で利用しやすいです。
ただ、この製品は、開き戸タイプであり、引き出しタイプではないため、のぞき込んで材料を確認する動作に慣れている方や、冷蔵庫の前面にいろいろ物を置きがちな方には、不向きかもしれません。
霜取り機能は付属します。
デザイン性は、ユーロ圏でも売られているモデルと言うことで、シンプルですが、好感の持てるデザインです。内装もガラストレイを採用し、白色度の強いLED庫内灯が付属するので、綺麗です。
本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です。
電気代は、今年度のハイアールは全体的に良いですが、こちらも6,696円と、三菱を超えて、他社よりも2000円ほど省エネです。
静音性は、25デシベルと、三菱には及ばないですが、静音です。
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以上、ハイアールの173Lの冷蔵庫の紹介でした。
多少大きめな冷蔵庫の中では電気代の点で最も優れます。
コスパも、デザインも良いと思います。ただ、ボトムフリーザーが、ドア式の点は使い勝手の部分で注意は必要ですね。屈んで、内部の引き出しを開け、冷凍食品を確認するのは多少面倒ですし。
【2018年11月発売】
18・ハイアール JR-NF218B
¥46,276 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
定格内容量:218L【右開き】
冷蔵室容量 :137L
冷凍室容量 :81L
省エネ達成率:110%(2021年度)
年間電気代 :7,965円
霜取り機能 :あり
ガラストレー: あり
運転音: 25db
JR-NF218B は、ハイアール・アクアのより大きめの2ドア冷蔵庫です。
天井面が耐熱天板で、電子レンジが置けるモデルとしては、日本市場で最も収納力のあるモデルと言えます。
本体色は、JR-NF218B-N(ゴールド)とJR-NF218B-W(ホワイト)から選べます。
冷蔵庫のサイズは、幅56.5×奥行64×高さ163cmとなります。
庫内容量が128Lですから仕方ない部分はありますが、他社の3ドアタイプと同じほど、相当背が高い点は注意しましょう。
電子レンジを置くと考えると、背の低い方は厳しいでしょう。
冷蔵室は 、137Lです。
冷凍室は、81Lです。
つまり、下位機種と比較した場合、双方ともに収納力が増加しています。とくに、3段の冷凍室は、単独の小型冷凍庫並のサイズですから、冷凍を重視したい方に向きまっす。霜取り機能は付属します
本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です。
電気代は、7,956円です。
下位機種に比べると冷凍室が大きいので、多少増えています。ただ、他社に比べると十分な省エネです。
静音性は、25デシベルと、三菱には及ばないですが、静音です。
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以上、ハイアールの JR-NF218Bの紹介でした。
冷凍庫がとにかく広いため、この部分を重視するならば良い選択肢です。ただし、153cmと背丈はあるため、電子レンジを直起きする予定の方は、ご自分の背の高さを考慮した方が良いでしょう。
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以上で「2ドアモデル」は全機種比較しました。このあと3ドアと1ドアを数点見た後で、最終的な「おすすめ機種」を提案していきます。
後編につづく!
電気代や性能面でおすすめな冷蔵庫は結論的にこの機種!
というわけで、ここまでは、小型冷蔵庫をレビューしてきました。
記事はもう少しだけ続きます。
次回の後編記事(こちら)では、前編で紹介できなかった、3ドアタイプと1ドアタイプを紹介します。
1・対応できる人数 1-2人向け
2・電気代の安さ ★★★★★
3・冷蔵庫の広さ ★★★★★
4・冷凍庫の広さ ★★★★★
5・製氷機の性能 ★★★★★
6・チルド室の性能 ★★★★★
7・本体の高級感 ★★★★★
8・静音性 ★★★★★
9・総合評価 ★★★★★
その上で、ここまで紹介してきた全ての冷蔵庫から、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
後編記事は→こちら
引き続き、よろしくお願いします。
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