【今回レビューする内容】2026年 32インチ液晶テレビの性能とおすすめ・選び方:32v型のフルHD 2Kテレビ:1人暮らし向け Google TV対応:ゲーム向けなど人気機種の違いや性能ランキング
【比較する製品型番】シャープ AQUOS 2T-C32GF1 2T-C32EF1 2T-C32GF1 2T-C32EF1 パナソニック VIERA TH-32J300 東芝 TV REGZA 32V35S 32V35N 32S25S 32S25R ソニー BRAVIA K-32W840 KJ-32W500E ハイセンス 32A4Rシリーズ 32C35R 32E40R 32A48R32A4N 32E4N 32A38K TCL 32S5K 32V5C 32S59K 32S5400 32S5401 32S5402 32L5AG 32S51K オリオン OL32CD500 OL32CD500C OLS32WD10A OLS32WD10 OLS32WD10S OL32SE100 山善 QRTN-32W2K QRK-32TL2K QRTN-32W2K アイリスオーヤマ LUCA LT-32WSX-F1 LT-32WGX-F1 32WEA20 MV32CH06 MV32CH07 CHiQ JL32M10S LTL-32FG-F1 グリーンハウス GH-GTVM32B-BK GH-GSK32GTVMA-B シャオミ Xiaomi TV A 32 2025 ELA5764TW Xiaomi TV A Pro R23Z011A ほか
今回のお題
画質が良い!中型液晶テレビのおすすめはどの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2026年5月現在、最新の、32インチの液晶テレビの比較です。
基本となるパネルの質と画像エンジンなど画質面の性能を重視して比べます。
そのほか、番組表などの利便性や、ニーズのあるGoogle TVなどへの対応状況を含めて、このサイズで「最も性能が良いテレビ」を探していきます。

1・32型液晶テレビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:TVS REGZA(東芝)
1-3:シャープ
1-4:パナソニック
1-5:ソニー
1-6:ハイセンス
1-7:TCL
2・32型液晶テレビの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ
2-2:オリオン
2-3:シャオミ マクスゼンほか
3・32型液晶テレビの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、このサイズのテレビの「選び方の基本」を説明します。
その後で、以上のようなメーカー順に各機を説明していくという構成にしました。
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
録画機能 ★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ーー
1・10v-15v型液晶TVの比較
2・19v型液晶TVの比較
3・24v型小型液晶TVの比較
4・32v型中型液晶TVの比較
5・40v型FHD液晶TVの比較
6・4K液晶テレビの比較
7・有機ELテレビの比較
8・8Kテレビの比較
9・テレビの選び方まとめ 【結論】
なお、今回の記事は、TVを紹介した「家電批評モノマニア」のテレビ記事全体としては、4回目の記事として書きました。
1-1・32型テレビの選び方の基本
はじめに、32v型テレビの「選び方の基本」の説明からです。
総合的なテレビの選び方は、既に【テレビの選び方のまとめ記事】でかなり詳しく書きました。
そのため、ここでは、32型テレビを選ぶ場合の注意点を抜き出して、詳しく説明します。
画面サイズは、32インチ機は、リビング用の大画面機を除けば、大きいほうです。
「最も大きい小型」あるいは「中型」というのが適当です。
実際、設置性は良いと言えます。
例えば、TVラックやTVボードに80cmの横幅があれば無理なく設置できます。
寝室用としては少し大きすぎる感じですが、ワンルーム用として、「すこし大きな」画面が欲しい場合、選択肢として良いです。

視聴距離は、しかし、選ぶ前に、すこしだけ考えてください。
32v型(HD/FHD解像度)の場合、業界で推奨される最低距離は、120cmです。
適切な視聴距離が取れない場合、画面も粗く見え「目も疲れる」と言えます。
この視聴距離だと難しいと感じる場合は、1サイズ小さい24v型をおすすめします。

解像度も、このサイズの場合、注意点です。
なぜなら、32型だと最大でも(地デジと同じ)フルHDまでしか選べないからです。
4K機は、40インチクラスでないと選べません。
あえて言えば、【4K対応PCモニターの比較記事】で書いたようなものに、レコーダーなどをつなげる方法はあり得ます。あまりおすすめしませんが。

液晶パネルも、32型の場合、注意が必要です。
テレビ向きのIPSやVAパネルの利用を表明するモデルが決定的に少ないからです。
パネル性能は、画質を得たい場合「決定的に重要」です。そのため、バックライト部分を含めて、今回は、各機の性能を詳しく書くつもりです。
小型の場合、視野角はさほど問題にならないにせよ、質が悪いと、色ムラなどが生じて映像美を得にくいほか、目が疲れやすいなどの問題も抱えますので。

画像エンジンも、同じです。
大画面では「常識」といえるノイズ系軽減・広色域化などの機能がないものもあります。
ーーー

というわけで、32インチのTVの「選び方の基本」の説明でした。
このほか、番組表の作りほか、最近では、Google TVなどのネット動画の対応も重要なので、その部分の使い勝手を含めて見ていくつもりです。
冒頭に書いたように、メーカーごと順番にみていきます。
1-2・レグザの32型液晶TV

はじめに紹介するのは、東芝(現:TVS REGZA)の32インチのテレビを紹介します。
同社は、画像エンジンによる画質調整と、高機能な録画機能を搭載するのが主な注目点です。
ーー
なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。
つづいて、
同社は、画像補正などに特長のみられる画質重視のTVが多いです。

【2026年1月発売】
1・東芝 TVS REGZA 32V35S
¥40,949 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
【2024年2月発売】
2・東芝 TVS REGZA 32V35N
¥33,200 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:(非公開)
バックライト:全面直下型
ネット動画視聴:自社方式
スピーカー: 12W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
V3 series V35Sは、 TVS REGZAの液晶テレビです。
旧機種が残ります。
新機種は、解像度がフルHDになりました。
32型ほどのテレビの場合、HD解像度だと画質面で粗さを感じやすいため、この点は進化です。
あとの部分は、ゲームモードにおける遅延がやや改善したのを除けば、大きな違いはないです。
---
結論的にいえば、価格差はありますが、解像度の部分で新機種を選ぶ意義はかなり大きいと言えます。個人的にはそちらを推します。
以下では、新機種をベースにしつつ、具体的な機能性をみていきます。

液晶パネルは、パネル種が非開示です。
旧機は、ネットの専門記事ではADSとされますが、私が過去にみたときはVAに見えました。同社の全面直下型バックライトは、斜めから見た際の明るさや均一感を補うため、その点も加味しての見立てです。
公式が公開している情報からすると、VA・ADSのどちらもありえます。ロット差の可能性も、わずかながらあります。
新機種も、見た印象ではVAと思われます。
同型クラスのハイセンス機はADS系と見られますが、こちらは、見た印象では全面直下型のVAに思えます。確証が取れたら、加筆するつもりです。

バックライトは、先述のように全面直下型です。
REGZAは、一般的な直下型LEDと区別して、バックライトを画面全体に配置するタイプをこのように表現します。
この配置の場合、画面全体の明るさや均一感を出しやすく、斜めから見た際の視認性にも一定の利点があります。
本機は、映像に応じてバックライトの明るさを調整するグローバルディミングにも対応します。ローカルディミングのような細かなエリア制御ではありませんが、小型テレビとしては、輝度やコントラストを整えやすい仕様です。

画像エンジンは、レグザの「売り」です。
本機は、固有名のあるレグザエンジンHRを搭載します。
映像エンジンの性能が高いと、大画面テレビでなくても画質向上機能を充実させられますし、リモコン操作などの反応も良くなります。パソコンでいえば、CPUに近い部分です。
画像補正は、次の機能性が強調されます。

第1に、地デジビューティです。
地上デジタル放送で出やすい圧縮ノイズを抑えつつ、輪郭や細部を見やすく整えるノイズ対策系の機能です。精細感の復元も強調されますが、これはノイズを抑えたうえで輪郭や細部を整える処理であり、同社の4Kテレビに搭載されるような高度な超解像処理とは分けて考えたほうがよいでしょう。
テロップまわりのモスキートノイズなど、地デジ放送で目立ちやすいノイズを抑える機能です。
第2に、ネット動画ビューティです。
ネット動画のばらついた画質を補正する機能です。低画質動画の粗さを目立ちにくくし、コントラストや精細感を補って、テレビ画面で見やすい映像に整えます。
いずれの補正技術も、大画面4Kテレビにはむろん及びませんが、この画面サイズでは優れた機能性と言って良いです。

画質の自動調整は、対応です。
本機は「おまかせオートピクチャー」を搭載しており、内蔵の明るさセンサーを利用して、部屋の明るさに合わせて画質を自動調整します。
なお、公式の説明画像では、照明色も見て補正するように見えます。ただ、色温度まで検知できる環境光センサーは確認できません。部屋の明るさと映像内容に応じて、明るさ・階調・色味を整える機能と見るのが妥当です。
録画機能も、搭載です。
2TBのハードディスクなら、地上デジタル放送のHD番組で約250時間の録画が可能です。
USBハブを使えば、USBハードディスクは最大8台まで登録でき、同時に4台まで接続できます。2チュナーなので、裏番組録画にも対応します。

録画の使い勝手は、本機はかなり優れます。
ドラマ名・出演者・ジャンルなどを指定した「おまかせ録画」に対応します。
その上で、本機の特長といえるのは「みるコレ」機能です。
あらかじめ、タレント名やジャンルなどからなる18万件以上の「みるコレパック」が用意されており、出演者やジャンル別に、簡単におまかせ録画のセットを作れます。

録画済みの番組は、ジャンルや出演者などで自動的に整理されます。
とくに便利なのは、録画した「番組内の」タレントの出演シーンやニュースのトピックをリスト表示し、そこから選んで再生できる機能です。
EPG番組表のデータだけでは、番組内の出演時間までは追えないため、エム・データ社が提供する番組内のシーン情報をネット経由で取得することで実現しています。
録画した映像は、視聴履歴に基づいて、UI上でおすすめ番組を提案する機能もあるので、リストを細かく探さなくても使えます。「推し活」にも便利な仕様です。

録画番組は、番組表形式で選ぶこともできます。
さらに、外出先からLINEで対話式に録画予約できるほか、「簡単連ドラ予約」や、音声付きで最大1.5倍速再生できる「早見早聞」など、再生・録画まわりの機能は相当充実しています。

【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
こうした機能性を利用するには、外付けHDDが必要です。
格安なものでも良いので、HDDを購入するとこうした機能性が活かせるでしょう。

ネット接続は、有線LAN・無線LANの双方に対応しています。
映像配信サービスは、REGZAの独自方式です。
YouTube、Netflix、Prime Video、DAZN TVerなど、主要な動画配信サービスには対応します。
Google TVではありませんが、そのぶん、先述のUSB-HDDを利用した録画機能との連携を重視した設計です。
本機は「ざんまいスマートアクセス」に対応し、録画した番組と、対応する配信サービス上の関連番組を横断的に探せます。一方、一部の上位機と違って、個人プロフィールの登録は確認できません。ただ、このサイズは個人用で使う場合が多いでしょうし、大きな問題にはならないと思います。

このほか「番組こねくと」も搭載です。
これは、ネット動画ほか、放送中の番組や録画番組において、関連番組や他のエピソード、見逃し配信先を探せる機能です。連続ドラマの前後の回や、過去シーズン、見逃し配信を探すような場合に便利です。
配信サービスをまたいで作品を探すという意味では、Fire TVやGoogle TVの横断検索に近い発想です。ただ、REGZAの場合は、放送番組や録画番組を起点にしても探せる点が特徴といえます。
番組表は、UIを含めて本機も、見やすく、便利に作られています。
この点は問題ありません。
接続端子は、HDMI端子が2系統です。
そのほか、LAN端子、光デジタル音声出力、ヘッドホン端子などを備えます。
なお、旧機にあったアナログ映像入力は省略されました。

スピーカーは、総合12Wのクリアダイレクトスピーカーを搭載です。
音質は、おまかせ、ダイナミックなどのモードが選べます。とくに、ニュースの声を聞き取りやすくするクリア音声機能があるのはワンポイントでしょう。
そのほか、圧縮音声で失われた成分の復元を目指すレグザサウンドリマスター機能も目立ちます。
---
以上、レグザのV35Sシリーズの紹介でした。
ネット動画とテレビ録画を楽しむ人には、このサイズではかなりおすすめです。録画・ネット連携の機能性では、小型テレビで最も優れると言ってよいです。
画質面も、高性能なエンジン処理、グローバルディミング対応の全面直下型バックライト、明るさセンサーの搭載など、総合力は高いです。
先述のように、パネル種類自体は非開示です。ただ、ここまでの仕様をふまえれば、ADS系でもVA系でも、このクラスのテレビとしては十分に納得できる構成でしょう。
ーーー
このほか、REGZAからは、このテレビサイズの下位機、あるいは、旧機として、次のような製品展開があります。
違いを確認しておきます。

【2026年発売】
3・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S25S
¥40,000 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
【2025年発売】
3・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S25R
¥32,400 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (HD)
バックライト:全面直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 12W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
なお、32S25Sは、先ほどの機種の下位機種です。
解像度は、こちらも旧機はHD解像度でしたが、新機種ではフルHDになりました。
下位機の場合も、選ぶならば2026年モデルと言えます。

パネルは、本機も種類は非公開です。
Atlasの推定は、先ほどの機種と変わりません。
繰り返しますが、本機は全面直下型バックライトの採用により、斜めから見た際の明るさや均一感の面で有利です。
もちろん、黒の締まりはVA系、視野角はADS系が有利という性質はあります。ただ、このクラスでは、パネル種にこだわりすぎなくてもよいでしょう。
エンジンは、上位機と同じレグザエンジンHRです。
地デジ表示に関わる主要な画質機能は上位機と近く、下位機としては優秀です。

録画機構は、ただ、上位機と差があります。
本機は、先ほど書いた「みるコレ」や「ざんまいスマートアクセス」「番組こねくと」などのなどのクラウド連携型の録画検索機能が省略されます。簡単連ドラ予約や早見早聞は残りますが、使い勝手の部分では大きな差があります。
ネット動画サービスも、省略です。
無線LANやBluetooth機能自体装備されません。
あとは、上位機に対して言及したい違いはないです。
---
結論的にいえば、録画・ネット動画対応が不要という方に向けに出された下位機と考えればよいでしょう。寝室用などに考える場合、こうした機種が合う方は一定数いると思います。
一方、レグザエンジンHRと全面直下型バックライトを採用しており、画質面の基礎はしっかりしています。ただ、先ほどの上位機に比べると機能面の特徴は少なめです。他社の同グレード機との比較は重要でしょう。
1-3・シャープの32型液晶TV
![]()
続いて、シャープの「32型液晶テレビ」の紹介です。
デンキヤのテレビコーナーでは、このサイズの同社のテレビは必ず1台ある、と言って良い大手です。

【2024年12月発売】
4・シャープ AQUOS 2T-C32GF1
¥42,850 楽天市場 (5/20執筆時)
ネット動画視聴:Google TV
5・ シャープ AQUOS 2T-C32GE1
¥36,358 楽天市場 (5/20執筆時)
ネット動画視聴:
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:VA 低反射パネル
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
2T-C32GF1 は、GF1ラインに属する、シャープの32型液晶テレビです。
なお、下位機として2T-C32GE1があとから追加されました。
ただ、後述する画像エンジン(Medalist L1)を備えず画質補正部分で差があります。Google TVも備えませんし、この値段だと若干選びにくいです。
以下、基本的に上位機をベースに見ていきます。

液晶パネルは、種類の情報は非開示です。
ただ、今どきの調達価格でTNはないので、(おそらく)VAでしょう。
ADSをはじめとする(商標の関係でIPSを名乗れない)IPS系パネルの可能性もありますが、このサイズのシャープだとVAかなと思います。
今どきだとロット単位で変えるようなこともないでしょうし、実視野角をみてもそう言えます。
このタイプは、正面視聴ならばコントラスト性能が良く、「黒の引き締まり」もよいので「TV向き」です。 このサイズで、斜めからの視聴はそこまで重視しなくて良いでしょう。
表面処理は、本機は、低反射パネルとの記載があります。
TV向けのハーフグレアパネルに反射防止加工をなしたものです。モスアイ技術を用いたフィルム生産を同社は国内(米子工場)でやっているので、自社加工かなと思います。
いずれにしても、シャープの4Kテレビによく見られるものですが、32型だと珍しいです。

解像度は、HD(1366×768)です。
地デジ放送のフルHD(1920×1,080)に満たない数字です。
32v型程度の画面サイズなら、TV番組を見るぶんにはHDでも良いです。
ただ、画質を重視する場合、とくに、PCほか、PS4、PS5などの高解像度なゲーム機をつなげる方は、フルHD(1920×1,080)解像度のパネルを選んでください。
バックライトは、直下型LEDバックライトが採用されます。
液晶は自発光しないのでライトの性能も画質には重要です。
直下型は、明るさが均一で、輝度やコントラストが出しやすいです。
この部分は優秀です。

HDR(ハイダイナミックレンジ)は、上位機は対応です。
HD解像度のテレビでの対応は珍しいです。
例えば、次世代ゲーム機やネット動画サービスなど、HDR情報を付与したコンテンツの場合、輝度表現が高まります。
従来放送の視聴時は関係ないですが、後述するように本機は「スマートテレビ」なので、搭載に意味はあります。

画像エンジンは、同社のMedalist L1です。
同社の4Kパネルの入門機と同じもので、このクラスだと割と良いです。
質が良いものだと、リモコンの駆動が良くなるほか、上位の画質補正が期待できます。

画質向上機能は、ネット画像ほか解像度の低い映像の精細感復元・ネット動画クリア補正が、機能として見られます。
先述のように、そもそもHD画質のテレビなので、 そこまでの意味性は感じない気はしますが、あって損ではないです。
ただ、シャープでは昔からお馴染みの発色を良くする「広色域化技術」(リッチカラーテクノロジー)の類の言及がないのは、少し残念です。
入力端子は、HDMI端子が2つと、AV端子が1つです。
ゲームをつなげるにも十分な数です。

【Amazon限定】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥14,980 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
録画機能は、搭載です。
HDDを別に買う必要はありますが、2TBで約174時間の録画ができます。
この種のテレビの場合、長時間録画は非対応です。
ダブルチューナーなので、裏番組録画はできます。

番組表は、一般的な水準はあります。
ただ、それなりのエンジンを採用していますし、操作性は良いでしょう。

ネット動画サービスは、対応です。
世代が新しいこともあり、しっかりGoogle TVが搭載です。
STB機器として別売りされる同社の端末を使う場合と同じで、(スマホのように)TVアプリを好きにインストールできます。

無料のTver、You Tubeなどほか、定額動画サービスの類は、ほぼ使えます。
この部分で言えば、先ほどの画像補正は、一定の意味があるように思います。
本機はいわゆる「スマートテレビ」であり、この部分が充実します。
動画関係のサブスクは、日本ローカルのものを含めて、ほぼ対応できます。
スピーカーは、総合10Wです。
32インチのTVの、業界における平均値で、可も不可もないでしょう。
--
以上、シャープの2T-C32GF1 の紹介でした。
パネル部分の低反射処理ほか、4K映像も扱えるスペックの画像エンジンを搭載と、見どころが多い製品です。パネル種は特定できませんが、ここは問題ないでしょう。
とくに、Google TVを多用したいかたは、エンジン周りの補正を含めて、このサイズでは良い選択肢に思います。
一方、解像度がフルHDに至らないのは注意点です。
ハイスペックなゲーム機を導入する方には向きません。ソニー系だと、HD画質だとPS3時代ですので、動くとしても、その程度の画質で見ることになりますので。
ーーー
このほか、シャープからは次のような32型テレビがでています。
順番にみておきます。

【2023年発売】
6・シャープ AQUOS 2T-C32EF1
¥41,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Android TV
スピーカー: 10W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
第1に、2T-C32EF1です。
本機の1世代の製品です。
こちらはエンジンの世代が古いため、上で書いた補正に非対応です。
パネルは、VAです。
しかし、低反射処理はないです。
ネット動画も、Google TVではなく、昔のAndrod TVです。
この場合、動画サービスの利用において、コンテンツ横断的な「おすすめ」提案はされません。
---
結論的にいえば、発売開始時期が相当古い部分もあり、値段差以上の性能差が見られます。
今選ぶべきではないでしょう。
ーーー

【2025年5月発売】
7・シャープ AQUOS 2T-C32HC1
¥39,399 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:VA 低反射パネル
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
第2に、HC1 ラインです。
2025年登場で、冒頭の新機種に対してGoogle TVと、(名のある)画像エンジンの省略された下位機種と言えます。
そうなると、低反射フィルムの採用をしている部分以外、個性はないと言えます。そちらも、「おまけ要素」というよりも、部品ストックを共通化することでの低コスト化のためでしょう。
---
結論的にいえば、シャープのこのサイズで選ぶならば、やはり先ほどの上位機です。
1-4・パナソニックの32型液晶TV

続いて、パナソニックの製品を見ていきましょう。
言わずと知れた日本の総合家電メーカーです。
【2021年発売】H-32H300後継機
8・パナソニック VIERA TH-32J300
¥38,233 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (HD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)

液晶パネルは、VAです。
繰り返せば、コントラスト比が高く「黒が引き締まって見える」特性があります。
バックライトも、シャープと同じ直下型です。

画質エンジンは、名前はありません。
ただ、画質アップ機能として、あざやか色再現回路を搭載します。
同社では伝統的に使われてきた、独自の回路を使った6軸色補正を中心とする技術です。
パネルに応じた調整がなされるため、こうした「広色域化技術」を持たない格安品に比べれば、色再現性は高いでしょう。
入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。
録画性能は、外付けハードディスクを使った録画に対応します。
2TBで約242時間の録画ができる計算です。
チューナーは2つ搭載されるために裏番組録画には対応です。
いわゆる「長時間録画」は、どのテレビの場合もないです。
画像エンジン(CPU)をその方面に振り分ける余力がないからでしょう。

番組表は、やTVメーカーだけあって、見やすく、便利に作られています。
番組がジャンルごとに色分けされているので、視認性も良いです。
ネット動画サービスは、非対応です。
入力端子は、HDMI端子が2つ付属します。
RCAもあるので、古いゲーム機などについても対応可能でしょう。
スピーカーは、総計10Wの普通のスピーカーが付属します。

ネットワーク機能は、本機は、有線LANは搭載です。
そして、パナソニックがブルーレイなどで採用する「外からどこでもスマホで視聴」に対応しま
番組表から検索して、放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます
---
以上、パナソニックのJ300シリーズの紹介でした。
あざやか色再現回路を搭載が目を引きます。
シャープの補正も良かったですが、ネット動画など低解像度に主に効くものですし、地デジ放送など普通のテレビだけで言えば、パナソニックのが少し良いようには思います。
ただ、ネット動画非対応の旧世代のテレビとしては少し高いので、次に見る東芝などを含めて、他社機との比較は重要でしょう。
1-5・SONYの32型液晶TV

つづいてSONYの32インチテレビの紹介です。
以前は、上位機がありましたが、同社は2Kテレビについては撤退傾向で、入門機だけ残りました。

【2025年発売】(フルHD)
9・SONY BRAVIA K-32W840
¥48,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
ネット動画視聴:
【2017年発売】(HD)
10・SONY BRAVIA KJ-32W500E
¥28,980 楽天市場 (5/20執筆時)
画面:32V型(HD)
ネット動画視聴:対応(少なめ)
モニターパネル:VA
バックライト:エッジ型)
スピーカー: 10W
HDMI端子:2 (ARC)
K-32W840は、SONYのブラビアの500Wシリーズの入門機です。
旧機種が残りますが、パネル解像度がフルHDではないです。
そこまで価格も安くないですし、選ぶならば新機種でしょう。以下、新機種をベースに説明していきます。

液晶パネルは、非開示です。
ただ、実際的には旧機同様にVA系です。
正面視聴の際のコントラストが良く、「黒が引き締まる」ので、高級テレビでも使われるものです。
解像度は、新機種はフルHDです。
他社機はHD(ハイビジョン)の場合が多いです。
フルHDだと地デジ放送をそのままの形で出せます。
32V型程度の中画面だと、この違いによる画質差はそれなりに大きいです。
バックライトは、エッジ型です。
他社の直下型に比べると、隅っこ光源が置かれるので、明暗差の表現力が劣ります。
ただVAはこの部分の表現力が高いので、この仕様にしていると言えます。
エッジ型は、TVを薄く作れるので、設置は割とスマートなのが良い点です。

画像エンジンは、ソニーも無印です。
ただ、処理面で「クリアレゾリューションエンハンサー」の言及はあります。
同社の4Kテレビと違い超解像処理は伴わないものの、「高精細化」と「ノイズ除去」を目指すものです。
大手TVメーカーとして、最低減の機能性はあると言えます
入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子は2つです。
ほか、AV端子が1つです。
録画機能は、1TBのハードディスクに標準画質で124時間の録画が可能です。
現行機は2チューナーなので、裏番組録画が可能です。
ネット動画サービスは、未装備です。
番組表は、国内他社同様に見やすい水準はあります。
スピーカーは、総計10Wのスピーカーと普通です。
同社の大画面テレビなどと同じで、ニュースなどの音声を聞きやすくする「クリアボイス」もあります。
---
以上、ソニーの K-32W840の紹介でした。
フルHDである点は評価できます。
ただ、安めならば大画面4Kが買えてしまう価格だという点を考慮すると、画像エンジン、ネット動画サービス、パネル・バックライト部分の仕様は、正直「物足りない」です。
今だと、次に見るTCLやLGがフルHDをもっと多機能で安めで出すので、イマイチおすすめポイントに欠けます。
せめて、同社の4K機が採用するトリルミナス・X-Reality PROあたりの技術が1つでも降りてくれば、プレゼンスはあるのですが。
1-6・ハイセンスの32型液晶TV
続いて、ハイセンスの32インチの液晶の紹介です。
東芝映像ソリューションとの統合して以来、黒物家電において、日本市場でのプレゼンスがかなり高くなっている中国系企業です。

【2025年発売】
(通常型番)
11・ハイセンス 32C35R
¥31,978 楽天市場 (5/20執筆時)
(Amazon限定)32A48R
12・ハイセンス 32E40R
¥32,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
(エディオン限定)
13・ハイセンス 32A48R
¥(29,000) 楽天市場 (5/20執筆時)
画面:32V型 (フルHD)
モニターパネル:ADS
バックライト:直下型
ネット動画視聴:VIDAA(自社方式)
スピーカー:12W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
C35Rシリーズは、ハイセンスの32インチの液晶です。
複数型番があります。

Amazon限定は、流通経路で型番が変わるもので、通常と同じ仕様です。
エディオン限定は、画像エンジンの名前が異なります(Rエンジン2K+)。
プロセッサ自体が異なるかは不明です。しかし、画像補正部分の機能性においてプラスαの記述はないので、気にしなくて良いでしょう。
---
結論的にいえば、機能差はないので値段で決めてOKです。

パネルは、広視野角パネルという記述ですが、実際は旧機同様ADSとみてよいでしょう。
ADSパネルは目が疲れにくい液晶であるIPSとほぼ同じ特性を持ちます。大手のBOEが生産するIPS系パネルです。
BOEの場合、このサイズのADSは1200:1と一般的なIPS(1000:1)より気持ち高めです。
ADSは電界の使い方がIPSとやや異なり、電極を水平方向ではなく画素の上下に配置します。
これにより液晶分子の配向制御が安定し、光漏れが少なくなるため、コントラスト比をわずかに高くしやすくなっています。もちろん、VA方式ほどの高コントラストは得られませんが、入門クラスのIPSよりやや優れた黒表現が可能です。
このほか、本機は、解像度がフルHDです。
バックライトは、しっかり直下型です。

画像エンジンは、同社の中級モデルにあたるHI-VIEWエンジン2K+です。
細かい処理は未記載です。ただ、ネット動画用の高画質処理など低解像度特有のノイズ処理はしています。
そのほか、精細感(レゾリューションプラス)、ノイズ(ダイナミックNR)、モスキートノイズ対策(モスキートNR)などは、固有名はありませんが高画質化処理もなされています。このあたりの項目は、REGZAと共通化されています。

また、明るさセンサー(おまかセンサー)を装備します。
これは節電のためと言うより、部屋の照度にあわせて画質を調整するための装備です。OFFにもできます。
なお、エンジンはTVS REGZAと共同開発とされます。
実際、UIや設定項目などを見ても(フルHD以下の下位機は)仕様が似るので、とくに画像補整部分は、いまだと(ほぼ)同じ仕様にしている感じはあります。

画面の自動調整も、映画・ゲーム・スポーツ・ダイナミックなど各種モードがあります。
倍速パネルではないですが画像処理のスルーなどで低遅延にする仕組みも装備します。
ゲームには良いでしょう。
録画機能も、USB HDD録画に対応します。
2チューナー構成で、視聴中に裏番組を録画できます。
機能面は、一方、簡単連続録画や追いかけ再生に対応するほどです。REGZAの「早見早聞」のような音声付き倍速再生は確認できません。

ネット動画サービスは、対応です。
Google TVなどではなく、ハイセンス独自のOS(VIDAA)です。
上図の大手のVODほか、日本独自のサービスを含めて充実します。また、Wi-Fi搭載なの、で別売スピーカーの導入で、音声操作に対応です。
一方、本機は、Bluetoothリモコンとされます。赤外線発信もあるので、電源などのリモコン登録は可能です。
興味のある方は、詳しくは【スマートスピーカーの比較記事】をご覧ください。

また、スクリーンキャストも、AppleのAIrPlay 2で、Androidもハイセンスが用意するAnyview Castを通して可能です。

スピーカーは、こちらも12Wです。
ただ、Eilex Prismほか、Eilex社の補正技術に対応で、音声補正の部分が充実します。
あとの部分は、ゲーム用の低遅延モードがある点が目立つほどで、下位機と変わりません。
----
以上、ハイセンスのC35Rシリーズの紹介でした。
フルHD・ADS・直下型である上で、低反射パネルを搭載するのが見どころです。
エンジンも合格点です。
基本的には動画サービスを利用したい方が選ばれる製品でしょうが、むしろテレビ自体のスペックが目をひく機種といえ、その部分でもおすすめできます。
ーーーー

【2024年発売】
【通常型番】
14・ハイセンス 32A4N
¥45,604 楽天市場 (5/20執筆時)
【Amazon限定】
15・ハイセンス 32E4N
¥34,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
画面:32V型 (フルHD)
モニターパネル:ADS 低反射パネル
バックライト:直下型
ネット動画視聴:VIDAA(自社方式)
スピーカー:12W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
なお、本機の旧機が残ります。

エンジンが1世代前の名前ですが、示される性能は同じです。
下旧機は、パネル表面に低反射加工の表明がありました。
そのため、旧機の方が、日中の視聴の快適性は高かったと言えます。一方、加工グレードやバックライト輝度などにもよりますが、格安機だと低反射処理で「黒の締まり」がやや甘くなる場合もあるので、新機種で、コストカット理由で省略されたかは何とも言えません。
あとは、大きな機能性の差はないです。
---結論的にいえば、日中もよく見るような方は、やはり、パネルの「低反射処理」はあった方が総合的にはよいでしょう。旧機が安いようならば、こちらがやや良いように思いますが、すでに在庫は尽きかけているようで、終売は近そうです。
1-7・TCLの32型液晶TV

続いて、TCLです。
2019年から日本に本格参入した中国のメーカーで、グローバルな家電企業です。デンキヤでも多く見かけるようになってきました。

【2025年発売】(後継機あり)
(通常限定)
15・TCL 32S5K
¥31,000 楽天市場 (5/20執筆時)
(流通限定)
16・TCL 32S51K
¥32,780 楽天市場 (5/20執筆時)
(Amazon限定)
17・TCL 32V5C
¥27,800 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
(エディオン限定)
18・TCL 32S59K
¥29,800 楽天市場 (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
モニターパネル:VA 量子ドット
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:16W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
S5Kシリーズ は、TCLが発売するテレビです。
流通ルートで型番を替えていますが、基本性能は同じです。
一方、エディオンモデル(32S59K)は、市販モデルをベースにした仕様変更モデルです。映像エンジンは「AiPQ-E Lite プロセッサー」とされ、WCG広色域にも対応します。この部分の評価はあとで見ますが、先取りして言えば「注意点」もあります。

液晶パネルは、VAです。
また、本機は量子ドットパネル(QLED)です。
量子ドットは、HDRを含めた最近の映像表現で、4Kテレビではかなり一般化してきた上位技術です。しかし、32型のフルHDテレビでは、日本市場だとかなり珍しい仕様です。
しかし、32型のFHDテレビでは、日本だとかなり珍しいです。
量子ドットテレビの場合、バックライトと液晶パネルの間にシート状の量子ドットフィルムを使う方式が主流で、TCLもそのタイプです。
フィルム式の量子ドットにもランクがあり、色域、特に赤や緑の再現力には差が出ます。エディオンモデルはWCG広色域を明示しており、通常型番より色域面を強調した仕様です。

バックライトは、直下型です。
そのうえで、マイクロディミングにも対応します。
画面を細かな領域に分けて映像を解析し、明るさや暗さを補正する技術です。この仕様の海外機(S5K系)では1296ゾーン解析とする情報もあります。
ただし、これは高級テレビのローカルディミングのように、バックライトを物理的に分割制御するものではありません。
それでも、単純な直下型バックライトだけのモデルに比べると、明暗差を整えやすいのは利点です。32型クラスへの搭載としては珍しく、この点も評価できます。

エディオンモデルはWCG広色域を明示しており、色域はDCI-P3 93%カバーを明示します。
ただし、本機の海外販売モデル(S5K系)でも、P3 93%表記が見られます。日本で売られる通常モデルも量子ドットパネルなので、実際には同じ色域の可能性があります。
おそらく、WCG広色域は、パネル部分以外のチューニングで差をつけている可能性は残り明日が、明確に限定モデルが画質面で上位と言えるかは、断言できません。
解像度は、本機もフルHDです。
バックライトも、直下型です。
マイクロディミング技術も対応ですし、ここは、下位機と同じですが、問題ないです。

画像エンジンは、AiPQ Lite Processorです。
同社の4K機に搭載されるAiPQの「ライト版」と見てよいでしょう。
【TCLの4K液晶テレビの比較記事】で詳しく書いたように、詳しく書いたように、上位エンジンでは「Ai Color」「Ai Contrast」「Ai Clarity」「Ai HDR」など、色・コントラスト・精細感・HDR処理に関わる補正が用意されます。
一方、AiPQ Liteは、具体的な機能性が詳しく公開されません。しかし、AiPQと同じく、映像の色域、シーンごとのコントラスト、輪郭や細部の精細感を補正し、量子ドットパネルの特性を活かす方向のエンジンと見てよいでしょう。
一方、エディオン限定モデルでは「AiPQ-E Lite Processor」と称される特注版です。
プロセッサー自体のハードウェアが通常モデルと異なるかは不明です。おそらく、WCG広色域を含む色調整や映像処理のチューニングを、エディオン向けに明示した仕様でしょう。
実際の色域、つまりパネル側の性能自体は、通常版と大きく変わらない可能性があります。ただし、色の出し方や映像の味付けは異なる可能性があります。WCG広色域の処理により、HDRコンテンツやアニメでは発色がより鮮やかに見えやすく、映像にインパクトを与える方向です。
---
結論的にいえば、断定はできないものの、エディオンモデルは、比較的良質なコンテンツで「映像美」を得たい場合、やや良い可能性があります。その一方で、SDRの地デジ放送のような長時間視聴コンテンツでは、色が派手に見え、目が疲れやすい可能性もあります。
一般的には、それ以外の型番のモデルが、無難な選択肢には思います。HDRは、HDR10に対応です。
ただし、32型フルHDなので、本格的なHDR表示というより、HDR信号を処理できるという意味合いです。また、非HDR映像についても、コントラストを高め、HDRコンテンツに近い見え方に補正する機能を備えると見られます。

ネット動画サービスは、Wi-Fi搭載であり、対応です。
Google TVを搭載しますう。
主要な動画サービスには広く対応しますし、Google TVらしく、複数の配信サービスを横断して作品を探しやすい点も良いです。
スピーカーは、総合16Wのステレオです。

番組表は、視認性、操作性はわりとよいです。
ただ、多機能ではありません。この部分が、日本向けにもう少し「ガラパゴス化」したら、より良いのは確かです。
録画機能は、USB HDD録画に対応します。
2チューナーを搭載します。
ドラマ度の繰り返し録画などの機能性はありますが、REGZAほど多機能ではないです。早見早聞系の機能もないです。
入力端子は、HDMI端子が2つとアナログAV入力です。
そのほか、光デジタル音声出力も見られます。
ゲーム関係では、ゲームモードとALLMに対応します。
---以上、TCLの32S5Kシリーズ など紹介でした。
テレビ向きのVA液晶を採用したうえで、直下型バックライト、マイクロディミング、フルHD、量子ドットフィルムを備える機種です。この画面サイズでは、パネルまわりのスペックは各社を通して見てもトップクラスと言ってよいでしょう。
画像補正の詳細は公開されませんが、AiPQ Lite Processorにより、色・コントラスト・精細感を整える、今どきの「AI世代」らしい堅実な性能が期待できます。
ネット視聴もGoogle TVですし、総合的にバランスの取れた製品として高く評価できます。
ーーー

【2026年6月発売予定】(加筆予定あり)
19・TCL 32S5L
¥44,803 楽天市場 (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
モニターパネル:VA 量子ドット
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:16W
HDMI端子:2(eARC/ARC)
なお、本機の後継機となる、32S5Lが登場予定です。
執筆時点ではまだ未発売なので、詳細は不明です。
報道では、HVA液晶パネルと量子ドット素材の改良が訴求されているとされます。

ただし、TCLの説明は「カラフル量子結晶」など、量子ドット素材まわりの説明はかなり近いです。また、示される色域もP3 93%と見られ、大きな差は確認できません。
一方、量販店ベースの広告では「100%カラーボリュームプラス」も訴求されます。これは色域ではなく、明るい色の鮮やかさを保つ方向の説明なので、パネルや色処理の面で進化した可能性はあります。
量子ドット素材の変更が指摘されますが、新旧とも素材面の説明は「カラフル量子液晶」であり、説明自体は同じです。また示される色域(P3 93%)も変わらないです。
ただ、先行するTCLの4K量子ドット機の新旧モデルを見ても、P3カバー率などの実質スペックに大きな変化はありません。そのため、「あえて待つ」ほどの革新的な変化はないと見込めます。
その他の仕様でも、大きな違いは確認できません。
---
結論的にいえば、おそらく、量子ドット技術が採用された点で大きな技術革新と言えた、32S5Kと比べて、画質面でそこまで大きな進化は見られないように思います。
売出時価格も高めでしょうし、旧機を選んでしまって、問題ないでしょう。
ーーーー

【2023年発売】
20・TCL 32S5400
¥38,621 楽天市場 (5/20執筆時)
21・TCL 32S5401
¥29,400 Amazon.co.jp (5/20執筆時)
22・TCL 32S5402
¥32,780 楽天市場 (5/20執筆時)
23・TCL 32L5AG
¥24,500 楽天市場 (5/20執筆時)
画面:32V型(フルHD)
モニターパネル:VA
バックライト:直下型
ネット動画視聴:Google TV
スピーカー:14W
HDMI端子:2 (ARC)
一方、TCLの旧機となる32S5400シリーズも残ります。
本機もVAパネル採用で、マイクロディミングに対応するフルHD解像度のパネルです。
ただ、量子ドット技術に非対応です。
エンジンも、旧世代(Algo Engine Lite)となります。
あとは、大きく仕様は変わりません。
---
結論的にいえば、新機種とすでに価格差はあまりないです。
やはり、量子ドット技術をつかう新機種はTCLの大きな見どころですし、同社の製品から「画質重視」で選ぶならば、そちらを推します。
次回につづく!
32型液晶テレビのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、32v型の液晶テレビの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ、続きます。

2・32型液晶テレビの比較 (2)
2-1:アイリスオーヤマ
2-2:オリオン
2-3:シャオミ マクスゼンほか
3・32型液晶テレビの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
2回目記事(こちら)では、LGほか、ここまで紹介が済んでいない32インチ機を追加で紹介します。
液晶パネルの品質 ★★★★★
バックライト ★★★★★
画像エンジン ★★★★★
録画機能 ★★★★★
ネット動画視聴 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事(こちら)で、全機種から「予算別、目的別に、Atlasのオススメ機種」を選定していくつもりです。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
−
ここまでの記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどから話題を共有していただければ嬉しいです。
