【今回レビューする内容】2023年 明るく見やすい!人気の丸形デスクスタンドの性能とおすすめ・選び方・おしゃれなデスクライト 丸形LEDデスクスタンド PC向け手元灯 読書灯 手元灯 電球 白熱灯 LEDタイプ:バイオライトバルミューダなど
【比較する製品一覧】BALMUDA The Light L01A-BK L01A-WHZ-G3000 Z-37RL Z-8N Z-J9000 Z-00N Z-G4000 Z-G4000USB Z-108LED W Z-108LED Z-W3000 B W ZR-1 ZR-2 Z-108N Z-00N GENTOS ルミリオン DK-R102WH DK-R156 DK-R155 DK-R169 DK-S101WHU S56 DK-S56CWH Zライト Z-3500 W ヤマギワ LEDタスクライト バイオライト レビオ Rebio 555REBIO/BK ダイソン Dyson Lightcycle Morph CD06BB CD06WS Lightcycle CD05BB CD05WS
今回のお題
LEDデスクライトのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2023年1月現在最新のLEDデスクライトの比較の3回目記事です。
1・LEDデスクライトの比較 (1)【長形】
1-1:山田照明〈日本〉
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:NEC〈日本〉
1-4:コイズミ〈日本〉
2・LEDデスクライトの比較 (2)【長形】
2-1:BenQ 〈台湾〉
2-2:ジェントス〈日本〉
2-3:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-4:ツインバード〈日本〉
2-5:TaoTronics〈中国〉
2-6:スワン〈日本〉
2-7:エコリカ〈日本〉
3・LEDデスクライトの比較 (3) 【丸形】
3-1:ジェントス〈日本〉
3-2:山田照明〈日本〉
3-3:バイオライト〈日本〉
3-4:ダイソン〈英国〉
3-5:バルミューダ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)【まとめ】
=最終的なおすすめ機種の提案
3回目記事となる今回は、手元をスポット的に照らす目的で利用する、小型/丸形タイプのデスクスタンドを紹介します。
ただ、LEDデスクライトの「選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)で書きました。
お時間があるかたは、そちらからお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ製品!を提案していきます。
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1・LEDデスクライトの比較
2・シーリングライトの比較
3・LED電球の比較
なお、今回の記事は、このブログ「家電批評モノマニア」の「目に優しい照明器具」の比較シリーズの全体としては、1回目を構成する記事の1つとなります。
1-1・ジェントスのデスクライト
はじめに、ジェントスのデスクライトです。
同社も日本の照明器具メーカーです。どちらかというと、格安LED製品に強みがある会社のイメージです。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。。
【240ルーメン・直下照度1900ルクス】
45・GENTOS ルミリオン DK-R156WH
45・GENTOS ルミリオン DK-R156BK
¥2,082 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra95
多重影:
調光:
調色:5000K(昼白色)
S56 DK-S56CWH は、国内の中堅照明器具メーカーのジェントスのLEDデスクライトです。
紹介するモデルの中では、最も安いモデルの1つです。
LEDの照度は、しかしながら、ジェントスはJIS規格である30cm離れた場所の照度(ルクス)を示しません。
ただ、器具光束(LED発光体部分明るさ)は、240ルーメンで、直下照度が1900ルクスなので、JIS規格A形基準にも満たない水準です。
読書灯としては、手元灯と考えても不適格でしょう。
色温度は、白色LEDですので、蛍光灯で言えば、一般的なLED照明と同じ、5000Kの昼白色です。
この色温度は、読書に向く色合いの1つですが、いかんせん照度が足りないため、読書には向かない製品です。
演色値は、Ra95です。
最近注目されている数値で、太陽光をRa100として、それに近いほど自然光に近いということになります。
だいたい、Ra90を超えると「高演色LED」といえますが、その点では本機は優秀です。
アームの使い勝手や品質は、フレキシブルアームの採用で、ある程度の可動域は確保されます。
ただし、背が28cmと低く、使途としては「手元灯」です。
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以上、ジェントスのLEDデスクライトの紹介でした。
価格面で非常に寝ごろな機種です。しかし、机で使うデスクスタンドとしては、用途が極めて限定的です。あまりおすすめできません。
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【500ルーメン・直下照度1900ルクス】
46・GENTOS ルミリオン DK-R155BK
46・GENTOS ルミリオン DK-R155WH
¥3,164 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
【400ルーメン・直下照度1800ルクス】
47・GENTOS ルミリオン DK-R169BK
47・GENTOS ルミリオン DK-R169WH
¥3,082 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra95
多重影:
調光:3段階
調色:5000K(昼白色)
なお、本機の上位機・中位機となるのが、DK-R155とDK-R169です。
本機については、3段階で調光できる仕様です。ルーメン値から判断して、照射範囲も下位機より多少良いと言えます。
ただ、いずれも、JIS A水準以下ですし、読書灯としてはもちろん、手元灯としても弱いでしょう。
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【270ルーメン・直下照度2400ルクス】
48・GENTOS ルミリオンDK-S101WHU
¥2,073 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:
多重影:
調光:3段階
調色:5000K(昼白色)
なお、同社には、DK-S101WHUという製品もあり、こちらも調光可能です。
本機は、USB給電対応で、内蔵バッテリーで、最高照度で約2.5時間点灯する製品です。
そのため、評価軸は変えないといけないものの、LED1灯式ですので、明るさの面でデスクライトとは言えないでしょう。
なお、直下照度が高いのは、単純に本機の背が低いからです。
1-2・山田照明のZライトの比較
続いて、山田照明のZライトシリーズの紹介です。
山田照明は日本の照明器具のトップブランドの一つです。
とくに、高機能デスクライトでは最も名の知れた老舗メーカーです。デンキヤだけでなく、高級インテリア・家具店などにも同社の製品が多く見られます。
性能面では、「明るさ」などに関するスペックを隠さずに全面的に開示しており、その点で、信頼性がおけます。
デザイン面では、シンプルながらスタイリッシュでオシャレなライトが多くラインナップされています。
日本やイタリアで活躍している照明デザイナーの浅原重明氏及び鴨志田厚子氏によるデザインが多いですね。
【2019年】
49・山田照明 Zライト Z-8N W【ホワイト】
49・山田照明 Zライト Z-8N SL【シルバー】
49・山田照明 Zライト Z-8N B 【ブラック】
¥7,942 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
Z-8Nシリーズは、山田照明の丸形のZライトシリーズの入門機です。
机の上をスポット的に照らす目的で販売される同社の製品としては、最も格安な製品です。
LEDの照度は、JIS規格照度では、A形相当です。
60Wの白熱灯をやや下回るといえる明るさで、暗くないが、かといって、明るいモデルとも言えません。
ただ、それでも、ジェントスの3倍は明るいモデルです。
一般的な照度単位で言えば、中心直下で1570ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも600ルクスです。読書に必要な十分な明るさは十分確保されます。
ただ、50cm離した状態では、最低限と言える250ルクスを下回るため、基本的に手元をスポット的に照らす製品です。
演色値は、一方、Ra90です。
通常のデスクライトの平均値はRa80程ですので、本機も、太陽の光に近いといえるタイプです。
色の正確性が問われる仕事にも良いでしょう。
色温度は、5000Kの昼白色です。
簡単に言えば、一般的な蛍光灯と同じ色です。
天井の室内照明の色と一致するでしょう。一般的に目が疲れにくく、長時間作業向きの色です。
調光は、30%の明るさから100%まで無段階で調整でき、優秀です。
アームの使い勝手や品質は、この製品の場合、外観重視で、間接が1つのみのモデルですから、山田照明の製品としては、可動域は狭めですね。
ただ、間接が少ないモデルは、一般的に「格好が良くおしゃれ」なので、実用性を選ぶか、デザインを選ぶかの「二択」と言えます。
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以上、山田照明のZ-8Wの紹介でした。
手元を明るくするスポットライトとしては、十分明るく実用的でしょう。
5000円前後の価格で選ぶ場合には良い選択肢です。とくに、部屋の天井照明が一定の明るさがあるならば、こちらで良い気もします。
【2020年発売】
50・山田照明 Zライト Z-W3000 B
50・山田照明 Zライト Z-W3000 W
¥14,078 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:
演色値:Ra90
多重影:
調光: 3段階
調色:5000K(昼白色)
Z-8Nシリーズは、山田照明の丸形のZライトシリーズの上位機です。
2020年から新しくラインナップに加わりました。
LEDの照度は、中位が必要です。
上位機なのですが、完全にスポット用で、照度がJISA形にも満たない水準です。
一般的な意味での読書灯に使える水準ではない、手元灯と考えてください。
演色値は、本機もRa90です。
色温度は、5000Kの昼白色です。
調光は、本機は3段階です。
アームの使い勝手や品質は、本機はWアーム仕様ですので、問題ありません。
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以上、山田照明のZ-8Nシリーズの紹介でした。
Wアームで稼働性はよいですが、スポット用としても照度が低いです。実用面では、かなり特殊である点は、ふまえて買うべき製品です。
【2020年】
51・山田照明 Zライト Z-108NW
51・山田照明 Zライト Z-108NB
51・山田照明 Zライト Z-108NGY
¥7,255 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra83(電球)
多重影:
調光:
調色:5000K(昼白色)
Z-108Nは、山田照明のクラシックなデザインのZライトです。
昔の電球の傘のように見えるデザインで、昔風ですが、時代が一回り回って「オシャレ系」に見えます。
LEDの照度は、直下照度が1414ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも585ルクスですから、読書には十分です。
50cm離した状態でも、最低限と言える250ルクス前後はだせています。
JIS規格照度ではAA型相当ですから、従来的な100Wの白熱灯ほどの明るさです。
【初期添付ライトの後継品】
LDA7N-G-K/60W 2
¥1320 楽天市場 (1/15執筆時)
シェード(傘)の形から分かるでしょうが、こちらは、一般的なLED電球を指して使う製品です。4万時間の長寿命ですから、ほぼ交換は不要でしょう。
汎用品で、このデスクライト専用に設計された配置ではないとはいえ、実用上問題はありません。なお、白熱灯は口金の形があっても、未サポートです。
保証はないものの(原理的に)60WのE26口金ならば、他社製品でも合うでしょう。 このあたりについて、詳しくは【LED電球の比較記事】で、いろいろ紹介しています。
その場合、演色値や明るさは(むろん)変わります。
色温度は、5000Kの昼白色で、一般的な蛍光灯と同じ色です。調色はできません。
演色値は、Ra83です。問題ないです。
調光は、一方、一般電球を利用する仕様のため、できません。
アームの使い勝手や品質は、このモデルは間接が2つのモデルです。
アームも十分長いので、自由に動かして手元を照らせるでしょう。なお、オンオフのスイッチは、上部にあります。
Z-LIGHT デスクベース Z-B17B ST
¥8,777 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
なお、この製品は、クランプ式で、デスクサイドにネジ止めする製品です。
しかし、上図のような別売ベースを買えば、通常のデスクスタンドとしても利用できます。
デスクスタンドは数種類あるので、最後にまとめて紹介します。
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以上、山田照明のZ-108 LEDの紹介でした。
クラシックなデザインですから、シックに部屋をまとめたい方には良いでしょう。読書などのための手元照明としても、十分明るく、使い勝手も優れます。
【2019年発売】
52・山田照明 Zライト Z-00N-B52・山田照明 Zライト Z-00N-W
¥10,770 楽天市場 (1/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra70(電球)
多重影:
調光:
調色:3000K(電球色)
Z-00Nは、形状と用途の上で、Z-108LEDの上位機と言える製品です。
デザイン的には、シェードがさらに深く、良い意味で「古めかしく」なっています。
実際、昭和時代のZライトのデザインをリバイバルした製品です。
LEDの照度は、やはり、クラシックなシェードのデザインのため、直下照度が1283ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも547ルクスです。
50cm離した状態でも160ルクスですから、広範囲にあまり明るいとは言えないでしょう。
LDA8L-G/K60E/S/W
¥1,250 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
こちらも、一般的なLED電球を指して使う製品ですが、4万時間の長寿命です。
初期添付は東芝のLDA8L-G-K/60Wです。ただ、生産完了なので、選べません。同じE26口金の広配光タイプのパナソニック機がスペックとしては似ています(保証はしません)。
色温度は、初期添付されるLEDの種類が電球色なので、オレンジ系の3000Kの電球色です。ただ、これは、LED電球を交換すれば、昼白色などに変更できるでしょう。
調光は、対応しません。
なお、一般的な白熱灯の利用は推奨されませんが、同社のU100Nに限っては、公式にサポートされていました。
ただ、すでに生産終了で、在庫もないです。
アームの使い勝手や品質は、このモデルは間接が2つのモデルで、可動範囲は広いです。
Z-LIGHT デスクベース Z-B16B 【黒】
Z-LIGHT デスクベース Z-B16W【白】
Z-LIGHT デスクベース Z-B16SL【シルバー】
¥5,100 楽天市場 (1/30執筆時)
また、別売ベースを買えば、こちらも通常のデスクスタンドとしても利用できます。
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以上、山田照明のZ-00Nの紹介でした。
正直なところ、機能面で言えば、価格面でより安いZ-108LEDに及ばない製品です。
古風な、シェード部分の部材費が価格に反映しているのだと思います。デザイン重視の方以外は、選択肢にしなくて良いでしょう。
【2021年発売】
【USB充電機能あり】
53・山田照明 Zライト Z-G4000USB B
53・山田照明 Zライト Z-G4000USB W
¥9,300 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
【2017年発売】
【USB充電機能なし】
54・山田照明 Zライト Z-G4000
¥5,901 楽天市場 (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:4000K(電球色)
Z-G4000USBも、「オシャレ系」のデスクライトです。
ただ、クラシックな方向性ではなく、モダン・ポストモダンな方向性を志向しています。
なお、USB端子が付属しないのは旧機種で、直下照度などのスペックが異なります。
ただ、家電としての存在感が強いわけではなく、控えめに机を演出するタイプのおとなしい製品です。
なお、USB端子は、10W(5V 2A)なので、高速充電はできませんが、スマホの充電は可能です。
LEDの照度は、良質なデザインに較べて、光量は少ないです。
50cm離した状態でも110ルクスです。30cmほどに近づけて読書として使う距離で370ルクスですから、読書の場合は相当近くで使う製品です。
色温度は、オレンジ系の4000Kの電球色です。調色はできず固定です。
調光は、30-100%の間で明るさの調整可能です。
演色値(太陽の光を100として時の彩度)は、Ra90です。
最近山田照明は、高演色タイプの製品を多く出していますが、その流れを汲んでいます。
もちろん、演色値が高い方が目に良いですが、照度が弱めですから、あまり強調はできません。
アームの使い勝手や品質は、デザイン性重視のため、あまり広範囲には動きません。
ただし、手元灯としての用途では、この程度で支障がない場合が大半です。
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以上、山田照明のZ-G4000の紹介でした。
照度が弱めですので、こちらは、読書やPCの補助照明として実力を持った機種とは言えません。
どちらかといえば、オシャレな、「机の上の飾り」として、デザイン性を欲する人向けのものです。
55・山田照明 Zライト Z-J9000W
55・山田照明 Zライト Z-J9000BL
¥18,453 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra83
多重影:
調光:
調色:2700K(電球色)
Z-J9000Wも、同社のミニモシリーズに属するデスクスタンドです。
図のように、クランプでデスクサイドに付ける形式です。
シェードはガラスに思えますが、実際は、シリコンゴムを使っており、割れません。
LEDの照度は、シェードが透過しているデザインなので、色によって異なります。
直下照度は、白色が612ルクス、青色が503ルクスです。
とはいえ、JIS規格照度A型程度の明るさは確保しており、暗めとはいえ、写真のような手元照明として利用するならば、快適とは言えないにせよ、読書として利用できます。
色温度は、オレンジ系の2700Kの電球色です。調光はできない仕様で、演色値は、Ra83です。
調光は、この製品は対応しません。ON/OFFのみの選択です。
アームの使い勝手や品質は、ここまで見てきた機種に較べても、広範囲には動きません。実用性は重視されません。
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以上、山田照明のZ-J9000Wの紹介でした。
こちらは、実用性よりも、インテリアの一部として購入する場合に向いています。その部分を評価する場合、かなり良い選択肢です。
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【2020年】
56・山田照明 Zライト ZR-1
¥19,193 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
56・山田照明 Zライト ZR-2(受注生産)
¥------ Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra90
多重影:
調光:
調色:4000K(昼白色)
なお、同じように、インテリア性重視の製品が、2020年に追加販売になりました。
同時にZR-2も発売になりますが、こちらについては、寝室用で、埋め込み式の受注生産モデルです。
ZR-1は、オフィス用で、上部がタッチセンサーになっている、面白い製品です。
照度的には、本機もJISA水準ですが、座高の低さ(30cm)をふまえれば、まあ当然でしょう。
本機についても、実用性より、インテリア性を強調するべき製品ですので、このブログ的にはですが、「選外」でしょう。
ただ、格好良いので、個人的に、寝室用に欲しいですが。
【2021年発売】
57・山田照明 Zライト Z-37RL W
57・山田照明 Zライト Z-37RL BK
¥16,035 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:4000K(昼白色)
Z-37RLは、かなり特殊なデスクスタンドです。
というのも、こちらは、中心部に2.25倍の拡大レンズが搭載されており、図面などを拡大して見ることが可能だからです。
レンズは、1.75倍(焦点距離300mm)なので、結構大きく見えるでしょう。
なお、ルーペは発熱しますが、火災を防ぐために、レンズキャップが付属します。
LEDの照度は、中心部の照度が1050ルクスで、30センチ離れた場所でも460ルクスです。
手元を照らすというスポットライトとしての役割において照度は十分です。
50cm離れると照度が格段に落ちる構造ですが、手元灯という用途にはこれで問題なさそうです。
色温度は、昼白色のみで5000Kとなります。
演色値は、Ra90です。
わりと演色性が良いため、この照度にしては、明るさも感じやすいでしょう。
アームの使い勝手や品質は、実用性を重視する製品と言うことで、間接が2つあり、サイズも長く十分あります。
この点に不満を感じることは少ないでしょう。スプリングは内蔵式です。
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以上、山田照明の Z-37RLの紹介でした。
ニッチな製品で一般向きではありませんが、お年寄りなどで、拡大鏡を多用される方には向くでしょう。
58・山田照明 Zライト Z-G3000
¥33,718 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra80
多重影:
調光: 5%-100%
調色:2700K(電球色)
Z-37Nは、山田照明のインテリア性重視のミロシリーズに属する製品です。
こちらは、全光で利用するというより、デスク上を間接照明でエレガントに彩るために利用するデスクスタンドです。
インテリアと考えるべき製品です。図のように、上部と下部が同時に照らせるという点にこの製品の魅力があります。
LEDの照度は、他機種に較べると相当弱いですが、用途が特殊なので、この部分は見なくて良いでしょう。明るさは5%〜100%の間で調整可能です。。
色温度は、オレンジ系の2700Kの電球色です。調光はできない仕様で、演色値は、Ra80です。
アームの使い勝手や品質についても、この製品の場合は、さほど考えなくて良いでしょう。
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以上、山田照明のZ-37Nの紹介でした。
部屋の照明の演出に利用するには、高級ながら面白い機種です。読書灯としては、使えない点だけ注意しましょう。
【調色非対応】
59・山田照明 Z-ReF Z-G7000
¥18,000 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra97
多重影:
調光: 無段階
調色:3500K(昼白色)
【調光対応】
60・山田照明 Z-ReF Z-G7100
¥(35,186) Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra97
多重影:
調光: 無段階
調色:2700K-6500K(電球色-昼光色)
Z-G7000 とZ-G7100 は、山田照明の新シリーズのZ-REFシリーズに属するLEDデスクライトです。
エグゼクティブ向けの高級ライトとして売り出される、デザインを最重視したライトです。
LEDの照度は、スタンド型の小型モデルなので、Z-G7000が辛うじて「JIS規格照度」ではA型相当を満たしているレベルです。
演色値は、Ra97と自然光に近い良質なものです。
綺麗な光で手元を照らしたいニーズには適います。
色温度は、Z-G7100 に限って調整が可能で、2700K〜6500Kの範囲での調色に対応します。
一方、Z-G7000は調色非対応ですが、そのかわりに、上部にスポットライトが付いており、間接照明のように室内を照らせます。
調光は、いずれの機種も無段階で可能です。
アームの使い勝手や品質は、小型のスタンドタイプと言うことで、取り回しの幅はさほど高くないです。
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以上、山田照明の Z-G7000 とZ-G7100 の紹介でした。
デザイン重視のモデルで、照射範囲と明るさはイマイチな機種です。
ただ、明かりの質は抜群に良く、美しい光を得られることは間違いないですし、アームを含めた全体の作りも高レベルです。自分で使う、というよりも「人に魅せる」家電としては、良い製品だと思います。
1-3・バイオライトの比較
続いて、ヤマギワのバイオライトの紹介です。
バイオライトは、ヤマギワが1990年代に販売していた名機といえるデスクライトです。
「E17ミニクリプトンランプ」に通常より電圧をかけることで、太陽と同等の「演色値Ra100」を疑似的に実現していました。Atlasも、学生時代に、師匠から譲り受けたものを数年使っていました。
その後、ヤマギワの経営危機などで、バイオライトは(突如)消え去りましたが、LED版のバイオライトを販売しはじめました。
ただ、現状では、「ヤマギワブランド」での販売です。
【クランプ式】
61・ヤマギワ レビオ Rebio 555REBIO/WH
61・ヤマギワ レビオ Rebio 555REBIO/BK
¥38,500 楽天市場 (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra97
多重影:
調光: 3段階
調色:3000K(電球色)
555REBIO/BKは、ヤマギワのバイオライト・レビオの基本セットです。
かつても安売りしない機種でしたが、良かれ悪しかれ、その伝統は守られています。
高級な製品ですが、あくまで、手元灯・読書灯ですから「高級だから広範囲に照らせる」というわけではありません。
あくまで、同社が表明するように、これは「タスクライト」です。
LEDの照度は、直下照度は1600ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも500ルクスです。
したがって、山田照明の1万円以下のZ-8Wと比べても、あまり変わらない明るさです。
JIS規格照度でも、A型相当です。
60Wの白熱灯をやや下回るといえる明るさです。
ただ、30cm圏内の「実作業域」はJIS AA水準と同社は説明します。
色温度は、しかし、この機種は面白く、3000Kの色温度です。
簡単に言えば、3000KはパナソニックのLED電球でいうところの「オレンジ色の電球色」です。
これは、太陽の色に近づけるという、旧来のバイオライトの思想によるところです。
調色ができない点なども相当のこだわりを感じます。
その上で、演色値(太陽光をRa100とする数値)は、Ra97という、相当高い数値を出せています。
・山田照明 Z-LIGHT Z-80PROIIB
¥22,800 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
数字では、第1回目の【目に優しいLEDデスクライトの比較記事】で紹介した山田照明の高演色対応機と同等レベルです。
ただ、あちらは昼白色(色温度5000K)での評価値です。(白熱灯時代の感覚として)太陽の光により近いという意味では、こちらが近いでしょう。
その上で、面白いのは、色温度/演色値が電球色に近い数値なのに、直接光の当たる部分の白色度が高い点です。
これは、同社が利用する、色を複合した高演色LEDの効果で、背景との輝度のコントラストを高められているからです。
アームの使い勝手や品質は、この製品は、2アーム式で、稼働面で問題なさそうです。
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以上、ヤマギワのバイオライト・レビオの紹介でした。
照射範囲の点ではあくまで手元灯のレベルですが、演色値・色温度その他の工夫で、とくに文字の視認性が高められている点は相当考えられた製品だと感じます。
手元用の補助照明としては、相当優秀と言えるため、広範囲の照射が不要だと考える場合は、性能面でイチオシはこちらです。
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【デスクスタンド付属】
62・ヤマギワ レビオ 555REBIOSA-CL-BK
62・ヤマギワ レビオ 555REBIOSA-CL-WH
¥45,870 楽天市場 (1/15執筆時)
【フロアスタンド付属】
63・ヤマギワ レビオ 555REBIO-BKFBBK
63・ヤマギワ レビオ 555REBIO-WHFBWH
¥52,800 楽天市場 (1/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra97
多重影:
調光: 3段階
調色:3000K(電球色)
なお、レビオについては、台座セットタイプも見られます。
1-4・ダイソンのデスクライト
続いてに、イギリスのダイソンです。
掃除機などで有名なダイソン博士の会社ですが、息子さんのジェイク・ダイソン氏が照明デザイナーで、氏の監修した製品となります。
【2020年発売】
64・Dyson Lightcycle Morph CD06BB
64・Dyson Lightcycle Morph CD06WS
¥72,600 楽天市場 (1/15執筆時)
【2018年発売】
65・Dyson Lightcycle CD05WS
65・Dyson Lightcycle CD05BB
¥(67,100) 楽天市場 (1/15執筆時)
照度:
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光: 6段階
調色:2700K-6200K(電球色-昼光色)
Dyson Lightcycle Morphは、イギリスのダイソンの製品です。
形状違うモデルが、2018年からあったのですが、2020年に新デザインバージョンアップしています。
それに伴って、照度も高くなっているので、買うならば新機種でしょう。
近未来的なデザインで、これまでなかった形状で面白みがありますが、照度の部分ではどうでしょうか。
LEDの照度は、直下照度などのデータが未公開です。
ただ、最大照度は、英国のダイソンサイトによると1546ルクスとのことです。
照射範囲はともかくとして、写真のようにタスクライト的に利用するならば十分でしょう。
一方、一般的な読書灯としては、6個のLEDから角度78度での照射ですから、おそらく機構的にさほどの照射範囲は期待できない点は注意してください。
色温度は、2700K-6200K(電球色-昼光色)で調整可能です。
演色値(太陽光をRa100とする数値)は、Ra90です。
正確には、Ra90or aboveという表現なので、色温度によってはもっと高いのでしょう。
なお、本機は、照度センサー及び、スマホアプリと連動させる形式で、輝度と色温度を「現在地の時刻(明るさ)」「年齢」と合わせて自動調整する仕組みがあります。
製品の宣伝として「自然光をトラッキング」とあるのはこのためです。
学習モード・作業モード・リラックスモード・起床モードと4つのシーンに応じて、自動的に光を調整してくれる仕組みは、家電として非常に面白いです。
そのほか、LEDを冷却するヒートパイプテクノロジーで「60年(181,000時間)」という高寿命を謳う点など、技術的にも面白いです。
USB-C端子でスマホの充電に対応するほか、磁石でワンタッチで収納できる構造など、使い勝手の部分も良いです。
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以上、ダイソンのDyson Lightcycle Morphの紹介でした。
デザイン面の革新性ではいうことがないでしょう。スマホと連動させて、自然光を再現させつつ運用できるなど、抜群の面白さもあります。
一方、単一光源からの照射で、面を照らすものではないので、机一杯に書類を並べるような方には向かないでしょう。
1-5・バルミューダのデスクライト
最後に、日本のバルミューダです。
一芸のあるデザイン家電で有名な日本のブランドです。
【2018年】
66・BALMUDA The Light L01A-BK 【黒】
66・BALMUDA The Light L01A-WH 【白】
¥42,900 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光: 6段階
調色:3000K(電球色)
BALMUDA The Lightは、日本の著名デザイン家電メーカーが最近発売したデスクライトです。
「子どもの目を守る 太陽光LEDデスクライト」というコンセプトのライトです。
下手をすると、学習机より高級で、かなり挑戦的な製品ですね。
LEDの照度は、直下照度などのデータが未公開です。したがって、JIS規格照度についても分かりません。
しかし、これには理由があります。
なぜなら、この機種は上図の様に、光を斜め方向に照射することで、子供の手元に影が入り込まないようにする仕組みを採用するからです。
したがって、直下照度よりも30cm向こう側の照度のほうが高い機種です。
30センチ離れた場所でも500ルクス以上で照らすため、手元灯のレベルとしては明るいと言えます。
色温度は、この機種は5700Kです。
電球でいうところの、昼光色と昼白色の中間的な色で「文字がくっきり見える」と言われる色ですね。
学習用には良いでしょう。
演色値(太陽光をRa100とする数値)は、Ra97です。
山田照明やヤマギワのバイオライトと同等で、相当高い数値を出せています。太陽の光に近い数値でしょう。
アームの使い勝手や品質は、この製品は、斜め照射という構造上固定的なので、説明を省略します。
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以上、BALMUDA The Lightの紹介でした。
技術の面で子供用として真面目に設計している点が相当好感が持てる機種です。ただ、公平を期していえば、この値段を出せるのは一部のご家庭に限られるでしょう。
その点さえクリアすれば、最高の子供用照明器具でしょう。
難点はあまりない機種ですが、手元灯、かつ、斜め照射なので、「目に優しい」設置場所については定めがあります。
その点でいえば、子供が意味を理解して、光源を動かさずしっかり使うかによるところが大きいと言えそうです。
しかし、3.2kgという本体の重さと、筆箱兼用という点で、開発者はこの点を考えてはいると思われます。
一方、そもまで予算がない場合ですが、丸形では、子供向きと言えるのがあまりありません。
そのため、面の力で机を広範囲に照射できる長形タイプで、演色値がある程度高いものを選ぶと良さそうです。こうした形状の製品は、このブログの【目に優しいLEDデスクライトの比較記事】で幾つも紹介しています。
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【2020年発売】
【420ルーメン・直下照度1600ルクス】
67・ジェントス DK-R102WH
67・ジェントス DK-R102BK
¥4,298 Amazon.co.jp (1/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra95
多重影:
調光:3段階
調色:5000K(昼白色)
なお、冒頭で紹介したジェントスから、DK-R102という、本機の「ジェネリック的」製品がでました。
下部の筆箱形状や、斜め照射の工夫など、完全な「ジェネリック」です。
短期間でこういうコンセプトの製品を展開するのは、個人的にあまり感心しません。ただ、あえて言えば、電球色ではなく、昼白色である部分がオリジナルです。
次回に続く
デスクスタンドのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、丸形タイプのデスクスタンドを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
4・LEDデスクライトの比較 (4)【まとめ】
=最終的なおすすめ機種の提案
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く4回目記事(こちら)では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら!
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