1回目記事からの続きです→こちら
2-1・山田照明デスクライト(続き)
2回目記事のトップバッターは、山田照明のデスクライトのうち、1回目記事で紹介できなかったものからです。
デスクスタンドタイプ(長形)の残りを見た後で、丸形製品をみていきます。
1・LEDデスクライトの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:NEC(HotaluX)〈日本〉
1-4:コイズミ〈日本〉
1-5:BenQ 〈台湾〉
1-6:山田照明 1〈日本〉
2・LEDデスクライトの比較 (2)
2-1:山田照明 2〈日本〉
2-2:スワン電器(自然光デスクライト)〈日本〉
2-3:フィリップス〈オランダ〉
3・LEDデスクライトの比較 (3)
3-1:ヤマギワ・バイオライト〈日本〉
3-2:ダイソン〈英国〉
3-3:バルミューダ〈日本〉
3-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-5:ツインバード工業〈日本〉
3-6:ジェントス〈日本〉
3-7:エコリカ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)でみた選び方の基本の説明に沿って解説していきます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2018年発売】
【昼白色 5000K】
21・山田照明 Z-LIGHT Z-208PROB
¥21,850 楽天市場 (5/15執筆時)
【昼光色 6500K】
22・山田照明 Z-LIGHT Z-209PROB
¥21,850 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(1144Lx)
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:500k/ 6500K
Z-209PROとZ-208PROは、山田照明のデスクライトの多少特殊なプロ用モデルです。
両モデルの違いは色温度です。
Z-208PROは昼白色ですが、Z-209PROは、昼光色です。
Z-80 Proは、昼白色でしたので、その部分が「合わない」と感じる方は、「文字くっきり」な、Z-209PROは、待ち望んだ製品となるかもしれません。
LEDの照度は、どちらも同じです。
JIS規格照度AA形の基準を満たしている機種で、中心直下で2240ルクス、30cm距離も1144ルクスすすから、ここまで見た中では最も明るいです。
演色値は、この機種の場合も、Ra97となります。
太陽の光に近い自然に近い色味を出すことができます。これは、「目に優しい」という利点があるほか、写真関係の仕事をする場合、色合わせがしやすいというメリットもあります。
色温度は、Z-209PROが6500Kで、Z-208PROは、5000Kです。
いずれも固定であり調色はできません。
アームの使い勝手や品質は、こちらもZライトの多軸アーム採用します。
もちろん、別売りの台座を買えば、スタンドライトとしても利用可能です。
一方、シェードは下位機種に比べて10cm以上長い60cm(発光面積は54cm)あるため、机の上を照らせる面積だけで言えば、今回紹介し他機種の中では最高クラスです。
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以上、Z-209PROとZ-208PRの紹介でした。
どちらかと言えば、この2機で迷うと言うよりも、下位機のZ-80 Proとどちらにしようか迷う機種です。Atlasとしては、基本的にはZ-80 Proで良いと思っています。
ただ、机が広い場合、ないし、部屋の明かりが昼光色系で、統一をはかりたい場合、Z-209PROは選択肢となるでしょう。
なお、シェードが長いZ-209タイプの山田照明のライトは昔から人気があります。ただ、不格好であるほか、たいていの場合はオーバーサイズであり、使わない状況でやや邪魔に感じるのも事実です。
【昼光色】Z-208LEDSL
23・山田照明 Z-LIGHT Z-208LED
¥16,480 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(1696Lx)
演色値:Ra80
多重影:対策あり
調光:7段階
調色:5000K(昼白色)
Z-208LEDSLは、先ほど紹介したZ-209PROの改良型といえる製品です。
LEDの照度は、本製品も JIS規格照度AA形の基準はもちろんクリアです。
その上で、幅広のシェードを利用するため、直下で3242ルクスと、眩しいほどに明るい製品です。
かなり広い机でも、全体を明るく照らせます。
演色値は、ただし、演色値はRa80と劣ります。
色温度も、昼白色の5000Kのみのラインナップです。
アームの使い勝手や品質は、こちらもZライトの多軸アーム採用します。
全体としてのサイズは、Z-209PROと同じです。光の性質(広がり)のみ異なると考えてください。
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以上、Z-208LEDの紹介でした。
Z-209PROと同じ形状で、明るさだけのランキングならば、同社で最も良いです。ただ、今回の「目に優しい」という観点では、演色値の部分で微妙な位置づけと言えます。
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【昼光色】
24・山田照明 Z-LIGHT Z-90B
¥26,780 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(2468Lx)
演色値:Ra90
多重影:対策あり
調光:連続調光
調色:7800K(昼光色)
このほか、演色値の高いタイプでは、Z-LIGHT Z-90Bという製品があります。
こちらは、直下照度が2468Lxと同社最高です。
演色値は、Ra90でよい。
色温度は、昼光色で調色できないタイプですが、7800Kです。
このブログの【LEDシーリングライトの比較】で比較したオーデリックのサーカディアン照明の「アズーリ色」に近いです。
ここまでの強力な光は、デスクライトとしては「必要以上に眩しい」ので、一般的には評価外です。
ただ、シニア世代には別で、「加齢による水晶体の黄変」でみえにくい方に配慮したものとのことです。
アームの使い勝手や品質は、問題ないです。
シェードは45cmなので、新聞用でもつかえますが、主には書類向きでしょう。
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結論的にいえば、この製品については、用途的に特殊と言えます。
他社機を含めて従来の「くっきり光」ではあまり効果を感じなかったシニア世代向けと言えます。この色から調色できないので、「上位互換」と考えて一般の方は選ばない方が良いです。
【2019年発売】
25・山田照明 Zライト Z-8N W【ホワイト】
25・山田照明 Zライト Z-8N SL【シルバー】
25・山田照明 Zライト Z-8N B 【ブラック】
¥9,649 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:5000K(昼白色)
Z-8Nシリーズは、山田照明の丸形のZライトでの入門機です。
ここからは、同社の丸形を見ていきますが、1回目記事の「選び方の基本」で書いたように、丸形はデザイン性が良い一方で、照射範囲に注意する必要があります。
机の上をスポット的に照らす目的で販売される同社の製品としては、最も格安な製品です。
LEDの照度は、JIS規格照度では、A形です。
測定器具高がジェントスと異なって高めからなのでルクス値は低いですが、50cm離れた場所でも200ルクスを超えるので、しっかりA形基準はクリアです。
60Wの白熱灯をやや下回るといえる明るさで、明るさも拡がりますが、かといって、広範囲に明るいモデルとも言えません。
演色値は、Ra90です。
通常のデスクライトの平均値はRa80程ですので、本機も、太陽の光に近いといえる水準は、クリアです。
色の正確性が問われる仕事にも良いでしょう。
色温度は、5000Kの昼白色です。
簡単に言えば、一般的な蛍光灯と同じ色です。
天井の室内照明の色と一致するでしょう。一般的に目が疲れにくく、長時間作業向きの色です。
調光は、30%の明るさから100%まで無段階で調整でき、優秀です。
アームの使い勝手や品質は、この製品の場合、外観重視で、間接が1つのみのモデルですから、山田照明の製品としては、可動域は狭めです。
ただ、間接が少ないモデルは、一般的に「格好が良くおしゃれ」なので、実用性を選ぶか、デザインを選ぶかの「二択」と言えます。
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以上、山田照明のZ-8Wの紹介でした。
手元を明るくするスポットライトとしては、十分明るく実用的でしょう。
5000円前後の価格で選ぶ場合には良い選択肢です。とくに、部屋の天井照明が一定の明るさがあるならば、こちらで良い気もします。
【2020年発売】
26・山田照明 Zライト Z-W3000 B
26・山田照明 Zライト Z-W3000 W
¥14,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra90
多重影:
調光: 3段階
調色:5000K(昼白色)
Z-8Nシリーズは、山田照明の丸形のZライトシリーズの上位機です。
2020年から新しくラインナップに加わりました。
LEDの照度は、中位が必要です。
上位機なのですが、完全にスポット用で、照度がJISA形にも満たない水準です。
一般的な意味での読書灯に使える水準ではない、手元灯と考えてください。
演色値は、本機もRa90です。
色温度は、5000Kの昼白色です。
調光は、本機は3段階です。
アームの使い勝手や品質は、本機はWアーム仕様ですので、問題ありません。
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以上、山田照明のZ-8Nシリーズの紹介でした。
Wアームで稼働性はよいですが、スポット用としても照度が低いです。実用面では、かなり特殊である点は、ふまえて買うべき製品です。
【2020年発売】
27・山田照明 Zライト Z-108NW
27・山田照明 Zライト Z-108NB
27・山田照明 Zライト Z-108NGY
¥6,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra83(電球)
多重影:
調光:
調色:5000K(昼白色)
Z-108Nは、山田照明のクラシックなデザインのZライトです。
昔の電球の傘のように見えるデザインで、昔風ですが、時代が一回り回って「オシャレ系」に見えます。
LEDの照度は、直下照度が1414ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも585ルクスですから、読書には十分です。
50cm離した状態でも、最低限と言える250ルクス前後はだせています。
JIS規格照度ではAA型相当ですから、従来的な100Wの白熱灯ほどの明るさです。
【初期添付ライトの後継品】
LDA7N-G-K/60W 2
¥1,280 楽天市場 (5/15執筆時)
シェード(傘)の形から分かるでしょうが、こちらは、一般的なLED電球を指して使う製品です。4万時間の長寿命ですから、ほぼ交換は不要でしょう。
汎用品で、このデスクライト専用に設計された配置ではないとはいえ、実用上問題はありません。なお、白熱灯は口金の形があっても、未サポートです。
保証はないものの(原理的に)60WのE26口金ならば、他社製品でも合うでしょう。 このあたりについて、詳しくは【LED電球の比較記事】で、いろいろ紹介しています。
その場合、演色値や明るさは(むろん)変わります。
色温度は、5000Kの昼白色で、一般的な蛍光灯と同じ色です。調色はできません。
演色値は、Ra83です。問題ないです。
調光は、一方、一般電球を利用する仕様のため、できません。
アームの使い勝手や品質は、このモデルは間接が2つのモデルです。
アームも十分長いので、自由に動かして手元を照らせるでしょう。なお、オンオフのスイッチは、上部にあります。
Z-LIGHT デスクベース Z-B17B ST
¥9,924 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
なお、この製品は、クランプ式で、デスクサイドにネジ止めする製品です。
しかし、上図のような別売ベースを買えば、通常のデスクスタンドとしても利用できます。
デスクスタンドは数種類あるので、最後にまとめて紹介します。
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以上、山田照明のZ-108 LEDの紹介でした。
クラシックなデザインですから、シックに部屋をまとめたい方には良いでしょう。読書などのための手元照明としても、十分明るく、使い勝手も優れます。
【2024年発売】
28・山田照明 Z-LIGHT Z-00NOl
28・山田照明 Z-LIGHT Z-00NCe
¥16,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【2019年発売】
29・山田照明 Zライト Z-00N-B
29・山田照明 Zライト Z-00N-W
¥13,960 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra70(電球)
多重影:
調光:
調色:3000K(電球色)
Z-00Nは、形状と用途の上で、Z-108LEDの上位機と言える製品です。
デザイン的には、シェードがさらに深く、良い意味で「古めかしく」なっています。
実際、昭和時代のZライトのデザインをリバイバルした製品です。
LEDの照度は、やはり、クラシックなシェードのデザインのため、直下照度が1283ルクス、読書として普段使う30cmほどの距離でも547ルクスです。
50cm離した状態でも160ルクスですから、広範囲にあまり明るいとは言えないでしょう。
LDA8L-G/K60E/S/W
¥2,980 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
こちらも、一般的なLED電球を指して使う製品ですが、4万時間の長寿命です。
初期添付は東芝のLDA8L-G-K/60Wです。ただ、生産完了なので、選べません。同じE26口金の広配光タイプのパナソニック機がスペックとしては似ています(保証はしません)。
色温度は、初期添付されるLEDの種類が電球色なので、オレンジ系の3000Kの電球色です。ただ、これは、LED電球を交換すれば、昼白色などに変更できるでしょう。
調光は、対応しません。
なお、一般的な白熱灯の利用は推奨されませんが、同社のU100Nに限っては、公式にサポートされていました。
ただ、すでに生産終了で、在庫もないです。
アームの使い勝手や品質は、このモデルは間接が2つのモデルで、可動範囲は広いです。
Z-LIGHT デスクベース Z-B16B 【黒】
Z-LIGHT デスクベース Z-B16W【白】
Z-LIGHT デスクベース Z-B16SL【シルバー】
¥7,010 楽天市場 (1/30執筆時)
また、別売ベースを買えば、こちらも通常のデスクスタンドとしても利用できます。
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以上、山田照明のZ-00Nの紹介でした。
正直なところ、機能面で言えば、価格面でより安いZ-108LEDに及ばない製品です。
古風な、シェード部分の部材費が価格に反映しているのだと思います。デザイン重視の方以外は、選択肢にしなくて良いでしょう。
【2021年発売】
【USB充電機能あり】
30・山田照明 Zライト Z-G4000USBB
30・山田照明 Zライト Z-G4000USBW
¥10,877 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【2017年発売】
【USB充電機能なし】
31・山田照明 Zライト Z-G4000
¥7,180 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:4000K(電球色)
Z-G4000USBも、「オシャレ系」のデスクライトです。
ただ、クラシックな方向性ではなく、モダン・ポストモダンな方向性を志向しています。
なお、USB端子が付属しないのは旧機種で、直下照度などのスペックが異なります。
ただ、家電としての存在感が強いわけではなく、控えめに机を演出するタイプのおとなしい製品です。
なお、USB端子は、10W(5V 2A)なので、高速充電はできませんが、スマホの充電は可能です。
LEDの照度は、良質なデザインに較べて、光量は少ないです。
50cm離した状態でも110ルクスです。30cmほどに近づけて読書として使う距離で370ルクスですから、読書の場合は相当近くで使う製品です。
色温度は、オレンジ系の4000Kの電球色です。調色はできず固定です。
調光は、30-100%の間で明るさの調整可能です。
演色値(太陽の光を100として時の彩度)は、Ra90です。
最近山田照明は、高演色タイプの製品を多く出していますが、その流れを汲んでいます。
もちろん、演色値が高い方が目に良いですが、照度が弱めですから、あまり強調はできません。
アームの使い勝手や品質は、デザイン性重視のため、あまり広範囲には動きません。
ただし、手元灯としての用途では、この程度で支障がない場合が大半です。
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以上、山田照明のZ-G4000の紹介でした。
照度が弱めですので、こちらは、読書やPCの補助照明として実力を持った機種とは言えません。
どちらかといえば、オシャレな、「机の上の飾り」として、デザイン性を欲する人向けのものです。
(執筆時黄色(Z-J9000W)欠品)
32・山田照明 Zライト Z-J9000BL
¥18,030 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra83
多重影:
調光:
調色:2700K(電球色)
Z-J9000Wも、同社のミニモシリーズに属するデスクスタンドです。
図のように、クランプでデスクサイドに付ける形式です。
シェードはガラスに思えますが、実際は、シリコンゴムを使っており、割れません。
LEDの照度は、シェードが透過しているデザインなので、色によって異なります。
直下照度は、白色が612ルクス、青色が503ルクスです。
とはいえ、JIS規格照度A型程度の明るさは確保しており、暗めとはいえ、写真のような手元照明として利用するならば、快適とは言えないにせよ、読書として利用できます。
色温度は、オレンジ系の2700Kの電球色です。調光はできない仕様で、演色値は、Ra83です。
調光は、この製品は対応しません。ON/OFFのみの選択です。
アームの使い勝手や品質は、ここまで見てきた機種に較べても、広範囲には動きません。実用性は重視されません。
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以上、山田照明のZ-J9000Wの紹介でした。
こちらは、実用性よりも、インテリアの一部として購入する場合に向いています。その部分を評価する場合、かなり良い選択肢です。
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【2024年発売】ZR-1後継品
33・山田照明 Zライト ZR-1NW
33・山田照明 Zライト ZR-1NB
¥25,198 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra90
多重影:
調光:4段階
調色:4000K(昼白色)
なお、ZR-1Nも、デザイン性重視の製品です。
以前のZR-1の後継品です。
姉妹機のZR-2NB・ZR-1NWも発売でが、こちらは、寝室用で、埋め込み式の受注生産モデルです。
ZR-1Nは、オフィス用で、上部がタッチセンサーになっている、面白い製品です。
照度的は、JISのA形基準に至らない製品です。
30cmは基準内ですが、光源の広がりが足りず、50cm離れると基準外だからです。
いずれにしても、本機も、実用性より、インテリア性を強調するべき製品ですので、このブログ的にはですが、「選外」でしょう。
ただ、格好良いので、個人的に、寝室用に欲しいですが。
【2021年発売】
34・山田照明 Zライト Z-37RL W
34・山田照明 Zライト Z-37RL BK
¥19,445 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra90
多重影:
調光: 30%-100%
調色:4000K(昼白色)
Z-37RLは、かなり特殊なデスクスタンドです。
というのも、こちらは、中心部に2.25倍の拡大レンズが搭載されており、図面などを拡大して見ることが可能だからです。
レンズは、1.75倍(焦点距離300mm)なので、結構大きく見えるでしょう。
なお、ルーペは発熱しますが、火災を防ぐために、レンズキャップが付属します。
LEDの照度は、中心部の照度が1050ルクスで、30センチ離れた場所でも460ルクスです。
手元を照らすというスポットライトとしての役割において照度は十分です。
50cm離れると照度が格段に落ちる構造ですが、手元灯という用途にはこれで問題なさそうです。
色温度は、昼白色のみで5000Kとなります。
演色値は、Ra90です。
わりと演色性が良いため、この照度にしては、明るさも感じやすいでしょう。
アームの使い勝手や品質は、実用性を重視する製品と言うことで、間接が2つあり、サイズも長く十分あります。
この点に不満を感じることは少ないでしょう。スプリングは内蔵式です。
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以上、山田照明の Z-37RLの紹介でした。
ニッチな製品で一般向きではありませんが、お年寄りなどで、拡大鏡を多用される方には向くでしょう。
35・山田照明 Zライト Z-G3000
¥34,754 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準以下
演色値:Ra80
多重影:
調光: 5%-100%
調色:2700K(電球色)
Z-37Nは、山田照明のインテリア性重視のミロシリーズに属する製品です。
こちらは、全光で利用するというより、デスク上を間接照明でエレガントに彩るために利用するデスクスタンドです。
インテリアと考えるべき製品です。図のように、上部と下部が同時に照らせるという点にこの製品の魅力があります。
LEDの照度は、他機種に較べると相当弱いですが、用途が特殊なので、この部分は見なくて良いでしょう。明るさは5%〜100%の間で調整可能です。。
色温度は、オレンジ系の2700Kの電球色です。調光はできない仕様で、演色値は、Ra80です。
アームの使い勝手や品質についても、この製品の場合は、さほど考えなくて良いでしょう。
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以上、山田照明のZ-37Nの紹介でした。
部屋の照明の演出に利用するには、高級ながら面白い機種です。読書灯としては、使えない点だけ注意しましょう。
【2024年発売】Z-T70 B
36・山田照明 Z-LIGHT ReN Z-T70B
36・山田照明 Z-LIGHT ReN Z-T70W
¥32,502 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS A水準
演色値:Ra94
多重影:
調光: 無段階
調色:2700K(電球色)
Z-LIGHT ReN Z-T70は、山田照明のZ-ReNシリーズに属する製品です。
エグゼクティブ向けの高級ライトとして売り出されるデザイン性重視のモデルです。
照度は、JIS A水準です。
この部分だけでいえば同社の「最上位」ではないです。
ただ、本機は40cmの器具高で30cmあたりは、JIS AA形を超えるので、明るさは廣がならないものの、直下は明るくできるとは言えます。
読書や書類仕事を想定しての製品でもなさそうですし、問題ないでしょう。
写真は別売スタンドで利用している状態ですが、こうした使途を主に想定しているかもしれません。
演色値は、Ra94と自然光に近い良質なものです。
色温度は、調色非対応で、電球色固定です。
調光は、無段階で可能です。
アームは、3軸です。
それなりに動きそうですが、アーム自体は長いので、寸法は見てください。
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以上、山田照明の ReN Z-T70 の紹介でした。
基本的には、実用性重視というより、インテリア的な意味で「デザインされたあかり」が欲しい方向けです。
ただ、近接距離で利用する場合、机での読書灯としても利用できる明るいライトです。
あかるい光自体は広範囲に拡がりにくい配光と言えるので、不必要に広く照らしたくない場合には、机用でも意外とニーズがあるかもしれません。
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このほか、Zライトは、少し特殊なデスクライトがいくつが出ています。
【2024年発売】
【昼光色】5000K
37・山田照明 Z-LIGHT ZR-30B-N
37・山田照明 Z-LIGHT ZR-30W-N
¥9,762 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
【電球色】2700K
38・山田照明 Z-LIGHT ZR-30B-LL
38・山田照明 Z-LIGHT ZR-30W-LL
¥9,099 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:(ダイクロハロゲン50W相当)
演色値:Ra94
多重影:
調光::なし
調色:上記参照
Z-LIGHT ZR-30は、デスク用のスポットライトです。
写真のように、奥行の浅い机(45cm程度)で、作業領域をピンポイントに照らす目的です。
直下照度は、それなりにあり、30cm距離ならば、JIS A型くらいの明るさはあります。
ただ、50cm照度がかなり落ちるので、やはり用途的には特殊です。
2-2・スワンのデスクライト
つづいて、日本のスワン電器のデスクライトです。
日本の中堅照明器具メーカーです。こちらは、ヒーリングライト研究(自然光デスクライト)にOEMも出しているので、同時に紹介します。
【2019年発売】LEX-980BK
39・スワン電器 LEDIC EXARM 980 PRO
¥16,280 楽天市場 (5/15執筆時)
40・高演色LEDデスクライト LEX-980
¥16,280 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準(720Lx)
演色値:Ra97
多重影:対策あり
調光:3段階
調色:5000K(昼白色)
LEDIC EXARM 980 PROは、日本の中堅照明メーカーであるスワン電器が製造するLEDデスクライトです。
同じ製品を、コスモテクノグループのドリームチーム(ヒーリングライト研究所/バランスボディ研究所)も「 高演色LEDデスクライト DD0126 DD0127」として売っています。
コスモテクノは、「演色値」に注目した蛍光管の「ジェントライト」を販売しており、演色値にこだわりのあるメーカーです。
LEDの照度は、スワン電気のEXARM LEX-980 Proについて開示があります。
配光分布を参考にした場合、30cm離れた部分が720ルクスですので、JIS AA水準はクリアしています。
ただ、シェードが短いので、照射範囲は狭めです。同じ、高演色モデルの山田照明のZ-80PROIIBより狭いです。
演色値は、この機種の場合も、Ra97となります。
スワン電気は高演色白色LED、ヒーリングライト研究所は、高演色ウルトラバイオレットLEDとの表記です。
どちらも、多色のLEDを混ぜて白を出す点では同じなので、同じものでしょう。
色温度は、5000K(昼白色)で固定で、調色は対応しません。
「文字をくっきり」させるというよりも、疲れにくさを優先した設計で、好感が持てます。
アームの使い勝手や品質は、照明専業のスワン電気の製作なので、問題ないでしょう。
そのほか、電源が、本体のシェードをタッチするだけでON/OFFとなる仕組みなどが見所です。
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以上、LEDIC EXARM 980 PROの紹介でした。
山田照明のZ-80 Proより多少安く、Ra97を実現できている経済性の高い製品です。
アームを含めた使い勝手も、スワン電気の製造なので問題ないので、これを選んでも良いでしょう。
比較した場合、照射範囲がやや狭いですが、新聞程度のサイズを照らすならば問題ないです。
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41・スワン電気 LEDICEXARM LEX-970
¥10,890 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra83
多重影:対策あり
調光: 3段階
調色:6500K(昼光色)
なお、スワン電器は、下位機種としてLEX-970という製品の販売もあります。
どちらかというと、こちらのが「売れている」といえます。
本体色は、白(LEX-970WH)と黒( LEX-970BK)の他に、青(LEX-970BL)・赤(LEX-970RE)・黄(LEX-970YE)から選べます。
この部分が人気の理由でしょう。
ただ、本機については、照度が非開示で、Ra値も83と低いです。
色温度は、一方、調光はできませんが、パナソニックなどと同じく6500Kの昼光色です。
文字がくっきり見える明るさですが、その部分で照度を稼いでいる部分はあるでしょう。
デザイン性はわりと良いかと思いますが、「照明自体のスペック」で言えば、やや割高でしょう。
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42・自然光デスクライト テレワーク D0130-1
¥14,480 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:JIS AA水準
演色値:Ra95
多重影:
調光:無段階
調色:2700-4200K(電球色-昼白色)
一方、コスモテクノは、「自然光デスクライト テレワーク」という製品を出します。
こちらについては、日本のスワン電器ではなく、海外OEM製品です。
中国のTaoTronicsとデザインが似ているので、中国深圳あたりに原型機があるかもしれません。
色温度は、調整可能です。
これは「Zoom映え機能」とキャッチーな名前が付いています。
ただ、ワークモード(昼光色 6500K)・リーディングモード(昼白色 4700K)・リラックスモード(昼白色4300K)・ナイトモード(電球色 2799K)と、調色できるという話です。
特段新しくはないですが、1ボタンで調整できるのは、わりと良い仕様でしょう。
LEDの照度は 細かい照度分布は示されませんが、JIS AA水準をクリアします。
おそらく、昼光色に調色して、光量を最大にした際のデータだと思います。
演色値もRa95ですので、読書灯としてそこそこ優秀です。
本機もUSB-A端子があり、スマホを充電できます。12W給電なので、実用的だと思います。
サイズ的にも十分な高さもあります。
ただ、同社の上位機(スワン電器製)に比べると、外観に高級感がないのがネックです。また、一部の海外製について、多重影対策がない機種があるのですが、それについての言及がないのは少し心配です。
ただ、真面目な作りなライトだと思いますし、値段面で選択肢にはできそうです。
【2019年発売】
43・スワン電器 EXARM OLED LEX-3100BK
43・スワン電器 EXARM OLED LEX-3100WH
¥35,344 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra92
多重影:対策あり
調光:無段階
調色:4000K(昼白色)
EXARM OLED は、スワン電器が製造するデスクライトです。
本機については、LEDではなく、OLED(有機EL)パネルを利用した、OLEDデスクライトです。
テレビでもお馴染みの素材ですが、RGBカラーそれぞれの発光体の色を混ぜて、白色を出す仕組みです。
LEDは、ランプ単位の点発光ですが、OLEDは面発光なので、照度ムラが少ない・影が少ない部分で、ある意味「目に優しい」と言えます。
演色値は、Ra92となります。
色温度は、4000K(昼白色)で固定で、調色は対応しません。
なお、利用するパネルは、カネカの高演色タイプの有機ELパネルです。
LEDの照度は、一方、未開示です。
器具光束として200ルーメンという数字はでます。
照射角を180度として考えれば、JISのAA形基準はもちろん、A形基準(50cm/150ルクス)以下で、おそらく130ルクス前後です。
おだやかな明るさですが、さほど明るくはない部分に、注意してください。
アームの使い勝手や品質は、3軸ありますし、問題ありません。
耐用時間は、カネカのパネル情報だと50000時間です(スワンだと4万表記)。
有機ELは寿命が短いイメージでしたがこの部分は、優秀です。
その上で、低消費電力で、発熱対策も少ない部分も有機ELの特長です。
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以上、EXARM OLEDの紹介でした。
個人的に購入を少し検討した製品です。
仕組み的に、ものや本を広げた際に影が入りにくいので、読書ほか、(ちょっとした)写真撮影の際の補助には割と良いかと考えています。
一方、普通の読書灯とするとかなり暗い部分と、面発光でパネル部分が広いので、パネル表面がすこしデリケートで、子供用などには向かない部分は、注意点です。
デンキヤで実物展示はみましたが、少し暗い場所でどうなのかは、もう少し検討してみるつもりです。
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【2019年発売】
44・スワン電器 EXARM OLED LEX-3102BK
44・スワン電器 EXARM OLED LEX-3102WH
¥35,344 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:
演色値:Ra92
多重影:対策あり
調光:無段階
調色:3000K(電球色)
なお、本機は、電球色のモデルもあります。
同じく調色はできません。演色値や外観は先ほどみた機種と同じです。
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【2023年発売】AS-752 BK
45・スワン電器 AS SERIES AS-752WH
¥7,488 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:850lm(器具光束)
演色値:Ra82
多重影:
調光:
調色:5000K(昼白色)
一方、こちらは、LEDですが、拡散カバーで「面発光」にしたものです。
このタイプは、LEDのまぶしさがやや軽減されます。
照度は、販売店側のデータだと1700lx(白熱灯60W相当)とあったので明るいとは思います。器具光束(850lm)というデータからしても、OLEDよりはだいぶ明るいでしょう。
演色値は、一方、R82ですので、一般的なシーリングライトと同じほどに止まります。
なお、NEC(ホタルクス)ですでに説明しましたが、本機もブルーライトカット(380〜495nm)で47%ですので、NEC(70%)よりは軽減幅は若干落ちます。
そのかわり、演色値が少しだけ上ともいえます。
一方、、本機は、説明を見る限り調光はできないようです。そのほか、手元に、コンセントがある珍しい仕様で、400Wまでの機器ならば使えます。
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結論的にいえば、ブルーライトの部分の意見はNECで書いたので繰り返しませんが、デスクライトだと、さほど意味がないかなと思います。
わりと眩しくなくて、明るそうではあるので、(しっかりスペックを示した上で)その部分を高めたような機種だったらよいのにと思いました。
【2023年発売】
【昼白色】
46・スワン電器 EXARM OLED Petit LEX-3140
¥29,799 楽天市場 (5/15執筆時)
【電球色】
47・スワン電器 EXARM OLED Petit LEX-3141
¥29,799 楽天市場 (5/15執筆時)
昼白色
黒:LEX-3140BK
青:LEX-3140BL
桃:LEX-3140PI
白:LEX-3140WH
電球色
黒:LEX-3141BK
青:LEX-3141BL
桃:LEX-3141PI
白:LEX-3140H
照度:150lm(器具光束)
演色値:Ra92
多重影:対策あり
調光:無段階
調色:4000K(昼白色)
EXARM OLED Petitは、スワン電器が製造するデスクライトです。
LEDではなく、OLED(有機EL)パネルを利用したOLEDデスクライトです。
テレビでもお馴染みの素材ですが、RGBカラーそれぞれの発光体の色を混ぜて、白系の色色を出す仕組みです。
LEDは、ランプ単位の点発光ですが、OLEDは面発光なので、照度ムラが少ない・影が少ない部分で、ある意味「目に優しい」と言えます。
本体色は、4色から選択できます。
LEDの照度は、一方、未開示です。
宣伝写真では、デスクライトとして利用できるような感じはあります。
ただ、器具光束として出される150lm(ルーメン)という値を含めても、十分に明るいと言えるかは、微妙です。
演色値は、Ra92です。
OLEDは演色性はよいです。
色温度は、固定です。
4000K(昼白色)と、3000K(電球色)からの選択です。
耐用時間は、15000時間との表記です。
有機ELは、LEDに比べると、通常寿命が短めです。
ただ、本機は、そこまでは短くないスペックです。
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以上、スワン電気のEXARM OLED Petitの紹介でした。
デスクライト分野では、有機EL(OLED)は、液晶に比べてイマイチ主流になれない感じがあります。価格面ほか、照度が高めにくい性質ゆえです。
ただ、演色性が良い上で、面発光で影が入りにくいなどメリットはあるので、写真撮影など、なにかしら用途に合えば「意外と使える」方はいるでしょう。
とはいえ、価格は高いですし、費用対効果はイマイチです。
【2024年発売】
(ワイヤレス充電あり:台座式)
48・スワン電器 DS SERIES AS-520BK
¥10,483 楽天市場 (5/15執筆時)
(ワイヤレス充電なし:クランプ式)
49・スワン電器 AS SERIES AS-755BK
¥9,212 楽天市場 (5/15執筆時)
照度:450lm(器具光束)
演色値:Ra95
多重影:
調光:3段階
調色:3000-6500K(電球色-昼光色)
AS-520BKは、スワン電器の少しユニークなLEDデスクライトです。
AS-755BKは、台座がクランプ式になる製品です。
こちらだけ、後述するUSBのワイヤレス給電機能が省略になります。
面白い形状ですが、PCモニターやノートPCの後ろに回して利用するタイプです。
この手のものだと、ベンキューなどが、モニターに直付けする照明はありますが、スタンド型はわりと珍しいかと思います。
LEDの照度は、直下照度など配光は非開示です。
ただ、写真を見た感じでは、それなりにワイド配光です。完全に直上に配置できるという点をふまえると、手元の書類をちょっと照らしたい感じならば、用としては十分な光量とは言えそうです。
演色値は、Ra95です。
高演色です。
色温度は、3000-6500K(電球色-昼光色)です。
ただし、調光を含めて3段階なので、細かく調整できるわけではないです。
アームは、クランプ式と、スタンド式が選べます。
スタンド式は、台座にUSB-A給電機能と、スマホのワイヤレス給電機能があります。
ただ、USBの出力は5Wと「激遅い」です。ワイヤレス給電については、Qi規格対応の明示がなく、さらに、給電力も非開示です。
また、形状的に、ノートPCで利用するにしても、本体の真後ろの下に充電ポートがあることになるので、正直、使い勝手はかなり悪い(なくてもよい)と思います。
クランプ式は、USB-Aポートのみあります。
一方、PCディスプレイの台座を壁によせる場合、PCモニターのスタンドによっては、5cm強はモニターを前に出さざるを得ないので、壁によせて使う必要がある場合、注意です。
さらに、リモコンなどが付属しない上で、ON・OFFのスイッチが下部なので、やはり使い勝手に配慮がないです。
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以上、スワン電器のAS-520BKなどの紹介でした。
照明専門メーカーですが、照明自体の使い勝手に相当に課題を感じた製品です。電源配置や、USB充電部分の給電力も、配置も良くないので、おすすめできる要素があまりありません。
企画意図が分からない、かなり「謎」な製品でした。PC用ならば、少し高くてもベンキューの製品や、次に見るフィリップス、あるいは、最後に見るオーム電機の製品が良さそうです。
せめて、赤外線リモコン仕様にしてくれれば、サードパーティのスマート家電リモコンを利用して、音声でON/OFFなどができたでしょう。
2-3・フィリップスのデスクライト
続いて、オランダの大手電機メーカーとなるフィリップスのデスクライトです。
正確には、照明ブランドとなるPhilips Hueのデスクライトとなります。
同社は面白い照明器具が多く【Philips Hueの照明器具の比較】という単独記事もこのブログにはあります。
【2021年発売】
50・Philips Hue デスクライト DSK501
¥29,800 Amazon.co.jp (5/15執筆時)
照度:600lm(器具光束)
演色値:Ra90
多重影:あり
調光: 無段階
調色:2700-6500K(電球色-昼光色)
DSK501 は、フィリップスの照明ブランドとなるPhilips Hueのデスクライトです。
本機の面白さは、その配光パターンです。
ノートPC利用時(左図)はバックライトで画面方向を明るく、デスクトップ利用時は独自の偏光照射で、画面反射(映り込み)を防ぐ工夫があります。
また、これはフィリップスの照明全般に言えますが「EyeComfort テクノロジー」として、チラツキ(フリッカー・ストロボ・グレア)をおさえる仕組みがとられます。
このほか、ブルーライトカットも対応ですが、この部分についての意見は、NEC機で書いたので繰り返しません。不要かなとは思います。
一方、照明器具としてのスペックは、海外製なので、直下照度の情報がないです。
器具光束として600lmという値は出します。
ただ、照度(lux)が分からないと手元でどの程度明るいか分からないのでなんとも言えません。600lmもあまり高い値ではないので、光自体の強さはあまり重視した機種ではないでしょう。
とはいえ、モニター自体の明るさ補うPC用で、書類仕事用ではないので、用途に合えば問題ないかもしれません。
また、180×70cmは均一に照らすという表記もあるので、実際は、JIS A水準あたりの明るさはあるのかもしれません。
演色値は、Ra90なので十分な色域です。
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以上、Philips Hue のDSK501 を簡単にみました。
PC特化型として、しっかり「目の優しさ」の部分で機能性がある部分が評価できます。照度(明るさ)は、先述のように、はっきりしたことは言えませんが、少なくとも、PC用の補助照明としては実用的に思います。
ただ、明るさが心配ならば、少し高いですが、しっかり照度を公開するベンキューが良いでしょう。
次回につづく!
目に優しいLEDデスクライトのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、LEDデスクライトの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
3・LEDデスクライトの比較 (3)
3-1:ヤマギワ・バイオライト〈日本〉
3-2:ダイソン〈英国〉
3-3:バルミューダ〈日本〉
3-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
3-5:ツインバード工業〈日本〉
3-6:ジェントス〈日本〉
3-7:エコリカ〈日本〉
4・LEDデスクライトの比較 (4)
4-1:他の企業
4-2:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目記事(こちら)では、コアなファンが多い、ヤマギワのバイオライトや、ダイソンの照明をみていきます。
明るさ ★★★★★
演色値の高さ ★★★★★
調光の柔軟さ ★★★★★
調色対応 ★★★★★
アームの品質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目の結論編(こちら)でここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきたいと思います。
ひきつづき、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら