比較2017’ 花粉に強い空気清浄機29機の性能とおすすめ:花粉・PM2.5対応【日立・ダイキン・ブルーエア・東芝・ JetClean・cado 】(Aircleaner-3)

2017年04月09日

比較2017’ 花粉に強い空気清浄機29機の性能とおすすめ:花粉・PM2.5対応【日立・ダイキン・ブルーエア・東芝・ JetClean・cado 】(Aircleaner-3)

今回レビューする製品:2016-2017年:花粉に強い小型・中型空気清浄機29機の性能とおすすめ:花粉・タバコ・PM2.5 PM1.0対応: 日立 EP-MZ30 シャープ FU-F30 FU-F51 FP-FX2-W パナソニック F-PDM30 F-PXM55-K  ダイキン光クリエール MC80S-WBlueair Sense+・Blueair Blue Pure 221 MC80T-W    450E 450EK110PAW 650E 650EK110PAW バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WG 蚊取 空気清浄機 ブラック FU-GK50-B カドーAP-C200

今回のお題
花粉やPM2.5に強い空気清浄機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。今回は空気清浄機の比較です。

 今日は、2017年現在、最新モデルとなる空気清浄機比較をしたいと思います。

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 さて、空気清浄機ですが、大きく区分して、加湿空気清浄機空気清浄機との2つにわけられます。

 加湿空気清浄機は、加湿できるタイプの機種です。湿度が保てるため、インフルエンザ対策になる点や、汚染物質を水分に吸着させて落とせるので、花粉・タバコ臭だけでなくPM2.5対策になるという点で人気です。また、空気清浄フィルターが10年保つなど、耐久性(ランニングコスト)が高い機種が多いです。

 空気清浄機は、加湿機能がないタイプの機種です。その分、小型でコンパクトな機種が多いです。また、総じて風量が強いため、短時間で花粉やタバコ臭が吸塵できるという特長があります。とくに、ブルーエア社バルミューダ社の「エアエンジン」シリーズなどは、最高水準の高性能フィルターを搭載します。その点で花粉対策にはより効果的と言えます。

 この区分をふまえて、この「モノマニア」ブログでは、空気清浄機・加湿空気清浄機を分けて記事を書いていきます。このブログ「モノマニア」には、各メーカーの空気清浄機・加湿空気清浄機について以下の4本の比較記事があります。

1・加湿空気清浄機の紹介(ダイキン パナソニックなど)
2・加湿空気清浄機の紹介(シャープ・日立)
3・空気清浄機の紹介
→この記事!
4・加湿・空気清浄機の選び方(まとめ)

 今回は、3回目の記事です。

 シャープダイキンパナソニック・ブルーエアバルミューダ日立・CADO・ダイソンの、加湿機能の付属しない単機能空気清浄機をレビューします。

 加湿空気清浄機をお探しの方は、1番から順番に記事をご覧頂ければと思います。

空気清浄機の選び方

 今回、主に比較ポイントにしたいのは以下の3点です。


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 第1に、フィルター性能です。

 これが今回、重要視したい点です。フィルターの性能は、メーカーごとに集じん率「99%」から「99.97%」の範囲の数値で示されます。100%に近い方が優秀な空気清浄機です。

 これらはミクロンの差で殆ど差がないようにも思えますが、集める花粉や煙草の煙もミクロなものですから、その性能の差は大きいです。なお、除去率が99.97%のフィルターは、JIS規格の認定を受けた「HEPA規格フィルター」と呼ばれるもので高機能です。

 「プラズマクラスター」や「ナノイー」といったマイナスイオン(除菌イオン)は、昨年度、誇大広告の疑いで消費者庁も問題にしました。実際の所、花粉やウイルスなどには無力です。現実的な部屋サイズでの効果は期待できません。(ただし除臭と静電気除去には一定の効果が見られます)

 繰り返しますが、どの空気清浄機もポイントはフィルターの性能です。とくにPM2.5は、花粉より小さな微粒子です。「99.97%」のHEPA規格フィルターでも、初回補足率は90%を下回ります。HEPAフィルターを搭載する機種などできるだけ高性能なものが良いでしょう。ちなみにPM2.5対策ができる空気清浄機は、(より細かい)PM0.5にも対応です。

 第2に、風量と清浄時間です。

 空気清浄機に吸引できる風量が少なければ、花粉や煙草の煙が効果的に吸い込めません。メーカーはこれについて、1分間に何立方メートル吸い込めるかの数値を出しています。今回はこの数値にも注目します。また、関連して起動してから部屋の清浄に何分かかるかにも注目します。

 第3に、センサーの性能です。

 空気清浄機を自動運転させる際に、花粉や煙草を感知できなければ意味がありません。とくに花粉などの微粒子を感知する「ホコリセンサー」とタバコや料理の臭いを検知する「ニオイセンサー」有無が重要なポイントになりますので、それについて注目します。

 では、説明をはじめます。

 以下では、機種毎のスペック表掲載しますが、赤字で表した部分は高評価できる点、青字で表した部分は、イマイチ評価できない点になります。

日立の空気清浄機



 20・日立 空気清浄機 クリエア EP-MZ30 【2016年】
  ¥9,774 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)
 20・日立 空気清浄機 クリエア EP-LZ30 【2015年】
  ¥8,275 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 対応面積: 15畳まで
 最大風量:最大3.2m3/分
 サイズ:高さ424×幅400×奥行133

 センサー :-----
 フィルタ寿命2年間

  こちらは、日立のクリエアシリーズの空気清浄機です。(加湿機能をもたない)小型の空気清浄機としては、最も売れている機種です。なお、旧機種が併売中ですが、型番のみの変更で、性能差はありません。

 風量は、最大3.2m3/分とい、小型機種では強めの風量をもちます。そのため、8畳間を18分ほどで清浄できます。最大、15畳まで対応できます

 ただし、センサーとフィルターの性能はイマイチです。

 センサーは、未搭載です。ニオイセンサーやホコリセンサーが無いため、花粉やニオイがあるなしに関わらず、スイッチを切るまで自動で同じ速度でファンが回り続けます。

 フィルターは、2015年モデルについては、PM2.5など微粒子には非対応です(2016年から対応)。ニオイは、料理臭やタバコ臭などニオイの粒子の大きめなものは取れますが、ペット臭や体臭など粒子の細かいものは新モデルでも非対応です。特にタバコについては、ニオイを取るだけで、煙自体の成分は清浄できませんフィルターの寿命も2年と短いです。

 こういった点で、あまりオススメできない機種です。

シャープの空気清浄機

   


 21・シャープ空気清浄機 FU-E30【2015年】
  ¥16,240 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)
 21・シャープ空気清浄機 FU-F30 【2016年】
  ¥10,750 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積: 13畳まで
 最大風量:最大3.0m3/分
 サイズ:幅356×奥行180×高さ510

 センサー :
ニオイセンサー
 フィルタ寿命:2年間

 こちらは、シャープの空気清浄機です。2機種ありますが、発売年だけの違いで性能は同様です。(デンキヤでの値引き交渉対策のため、性能が同じでも型番だけ毎年変わります。)   

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 風量は、日立に比べると最大3.0m3/分といくぶん弱いです。しかし、この機種は気流制御に特長があり、図のように、情報に空気を出し、部屋に循環器流を作り、後方で空気を吸引するという仕組みを用います。そのため、13畳程度の部屋までなら効果的に空気清浄できます。

フィルターは、日立よりも性能の良いフィルターを積んでいます。そのため、カビ菌や、黄砂、タバコの煙などが捕集できます。タバコについては、日立の場合脱臭できるだけですが、こちらのフィルターでは、煙の「つぶ」がフィルターで捕集できます。タバコ対策として効果的な機種です。ただ、フィルター寿命はこちらも2年間です。

 プラズマクラスターイオン(除菌イオン)発生機能も持ちます。これによって部屋の壁などの静電気が除去でき、壁に付いた花粉などが効果的に吸引できるようになります。

 センサーについては、「ニオイセンサー(汚れセンサー)」を搭載します。ニオイセンサーは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・スプレー類などのニオイ」に反応し、空気清浄機を自動運転させる機能になります。

 ただし、ニオイセンサーは粒状物質(ほこり)には反応しません。したがって、花粉を検知しての自動運転はできないので、注意が必要でしょう。


   

 22・シャープ 空気清浄機 FU-E51 【2015年】
   ¥24,256 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)
 22・シャープ 空気清浄機 FU-F51  【2016年】
   ¥15,469 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積: 24畳まで
 最大風量:最大5.1m3/分
 サイズ:幅356×奥行180×高さ520
 センサー :
ニオイ・ホコリセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 こちらは、シャープの上位機種です。こちらも2015年と2016年の2モデルありますが、性能は同じです。

 風量は、最大5.1m3/分とかなり強めです。スペック上、24畳までと書いてありますが、8畳程度のワンルームでもしっかりと花粉症対策をしたいならば、これくらいの風量は欲しいところです。8畳間が、下位機種にくらべて約半分の12分で清浄できるからです。

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 もちろん、下位機種と同じくスピード吸塵機能が付きます。

 フィルターは、下位機種に比べるとかなり高性能です。

 「ほこり」については、捕捉率が高い静電HEPAフィルターを採用します。

 HEPAというのは、除去率が99.97%のフィルターの製品が名乗れるJIS(日本標準)規格のことです。中国大陸からのPM2.5は、花粉より小さな微粒子ですが、HEPA規格フィルターはこういった微粒子の多くを捕捉できる性能を表す基準の1つです。

 現状でこれよりも高性能なフィルターは存在しません。そのため、ハウスダストや花粉など多くの「ほこり」が集塵できます。シャープは10年間交換不要のフィルターなので、ランニングコストを考えてもこのモデルはオススメですね。

 「ニオイ」についても、活性炭を用いた「洗える脱臭フィルター」を採用します。こちらも、ペット臭や体臭など粒子の細かいものの対応を謳った高性能品です。

 センサーは、ニオイセンサーとほこりセンサーを両方共に搭載するため、花粉・タバコ・料理臭・ペットのニオイなどにマルチに反応してくれます。自動運転機能は重要で、常にファンが回りっぱなしでは、省エネの点でも、静音性の点でも問題です。その点で、実用性を考えると、この機種の評価は高いです。

 少し高いですが、投資をする価値はあるでしょう。


 

  23・シャープ 空気清浄機 FP-FX2-W 【2016年】
   ¥24,515 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積: 6畳まで
 最大風量:最大1.5m3/分
 サイズ:幅430×奥行9.8×高さ44.4cm
 センサー :
ニオイ・ホコリセンサー・明るさセンサー
 フィルタ寿命:2年間

 FP-FX2は、2015年の秋に発売された新しい形状のモデルです。縦横が約40センチで、奥行きが約10cmというコンパクトな空気清浄機です。

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 風量は、しかしながら、最大1.5m3/分と弱く、対応面積も6畳までです。トンボの羽を応用した新型の薄型ファンを採用しており気流制御は期待できますが、花粉症対策としてはパワー不足ですね。

 センサーは、ニオイセンサーほこりセンサーのほか、夜間などに節電可能な明るさセンサーが付属します。また、ほこりセンサーは、高感度ホコリセンサーを採用しているため、PM2.5のような粒状物質にも対応します。

 フィルターは、ニオイフィルターと一体型の静電HEPAフィルターを採用します。ただ、小型化されているため、性能は劣り2年間の寿命しかありません

 小型で、デザイン性が高く、デスクサイドに置きたくなるとても良いデザインの機種だと思います。Atlasも思わず置きたくなりました。ただ、性能面では今ひとつのため、できるだけ効果的な花粉症対策をされたいかたには向かないでしょう。

  

  24・シャープ 蚊取 空気清浄機 ブラック FU-GK50-B 【2016年】
   ¥28,500 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積: 23畳まで
 最大風量:最大5.1m3/分
 サイズ:幅391×奥行281×高さ540
 センサー :
ほこりセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 FU-GK50-B は、通称「蚊取空清」と呼ばれるモデルです。名前の通り「蚊を取る機能」を持った特殊な空気清浄機です。もともと、東南アジア諸国限定で売られていたモデルですが、2016年から日本市場にも投入されました。

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 蚊取空気清浄機用蚊取シート FZ-GK50KS
   ¥1,200 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 シートは薬剤を使用するタイプではなく、その点で安全です。本体に、蚊がよってくる習性のある「紫外線ライト」「黒色のボディ」「隠れられる小窓」があり、そこに引き寄せられた蚊をこのシートで絡め取る仕組みです。同社の測定によると、6畳相当の実験室で約1日で88%から93%の蚊が捕捉できたようです。殺虫剤のような即効性は期待できませんが、空気を汚さない点で大きなメリットがあるでしょう。

 一方、このシートは2ヶ月で寿命なので、1シーズンに二回ほど交換が必要です。ただ、シートはよく考えられており、セットは簡単です。使用時に触ること無く捨てられるのも良い部分です。

 この機種は、空気清浄機としては大きめですが、その分、風量は、最大5.1m3/分と十分です。付着臭の除去に力を発揮するプラズマクラスター7000も採用されます。

 センサーは、しかしながら、通常のほこりセンサーの搭載に止まります。高感度ほこりセンサーや、ニオイセンサーを搭載していない点は、高級機としては残念な部分ですね。

 フィルターは、10年保証のHEPAフィルターと脱臭フィルターがダブルで搭載されており、花粉やPM2.5を含めて、十分な捕捉力があります。

 以上、シャープのFU-GK50-B の紹介でした。独特な発想で作られたシャープらしい機種です。夏場に買い換える空気清浄機としては売れ筋になるでしょう。なお、消耗品としての蚊取りシートは空気清浄機に内蔵されるため、清潔に使うためには、定期的に入れ替えを忘れないようにしてください。

パナソニックの空気清浄機


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 25・ パナソニック 空気清浄機 F-PDL30【各色】【2015】
   ¥10,180 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)
 25・ パナソニック 空気清浄機 F-PDM30 【各色】【2016】
   ¥13,726 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積: 12畳まで
 最大風量:最大2.7m3/分
 サイズ:幅311×奥行210×高さ540
 センサー :
ニオイセンサー
 フィルタ寿命:2年間

 こちらは、パナソニックのコンパクトタイプの空気清浄機です。子ども部屋向きに採用されたデザインで、8畳間程度までに向いている機種ですね。。2機種ありますが、発売年だけの違いで性能は同様です。

 風量は、最大2.7m3/分と弱いため、ドアで仕切ってある部屋で使うのが基本の空気清浄機です。

 風質の点では、シャープの後方吸引に対して、パナソニックは前方吸引なので、部屋の隅に空気清浄機を置いても効果的だと思います。とくに吸引は床上30センチの場所にファンが付いていますが、これは、大きなハウスダストが舞っているのがこの高さだからだそうです。

 センサーは、ニオイセンサーのみで、花粉に反応するホコリセンサーは不採用です。

 フィルターは、脱臭については、上位機種と同じスーパーナノテク脱臭フィルターが採用ですが、ほこりの吸引については、HEPAフィルターが未採用です。また2年の寿命と短い点も注意が必要です。ただ、子ども部屋で使う前提なら、タバコなどもないでしょうし、実際は2年以上持つかもしれません。



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  26・パナソニック 空気清浄機 F-PXL55-K【2015年】
   ¥25,400 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)
  26・パナソニック 空気清浄機 F-PXM55-K 【2016年】
   ¥24,753 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 対応面積: 25畳まで
 最大風量:最大5.5m3/分
 サイズ:幅300×奥行195×高さ580
 センサー :
ニオイ・ほこりセンサー・照度センサー
 フィルタ寿命:10年間

 こちらは、パナソニックの空気清浄機の上位機種です。サイズ的にはスリムで高さがあるタイプです。2機種ありますが、発売年だけの違いで、性能は同じです。

 風量は最大5.5m3/分と、下位機種の2倍以上の風量です。25畳間で対応でき、8畳程度ならば11分で清浄できます。個人的には、風量が5.0m3/分以上というのが、花粉症対策に使う場合の1つの目安になると思っています。

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 気流は下位機種同様、前から吸いこむタイプなので、壁際に設置でき、また、ハウスダウトの吸引力にも期待が持てます。

 フィルターは、2種類です。

 「ほこり」については、シャープの上位機種と同じくHEPAフィルターを採用しており、性能面で問題ありません。

 「ニオイ」についても、「スーパーナノテク脱臭フィルター」を採用します。脱臭フィルターは、活性炭を使っているもので、シャープの上位機種と同等です。

 ただしパナソニックのフィルターは大気汚染に関わる有害ガス(NOxなど)の除去には対応しません。これは、大型道路の近くなどでなければ問題にならないでしょうが、シャープやダイキンが対応することをふまえるとやや残念ですね。

 センサーは、基本となるニオイセンサー・ホコリセンサーを装備したうえで、照度センサーが付属します。部屋が暗い場合、表示パネルが消え、また、風量を抑えた運転に自動的に切り替わります。これにより、消費電力は60%節電できます。

 マイナスイオンについても、シャープのプラズマクラスターに相当するナノイー発生機能がこちらも付属します。

 以上、パナソニックの F-PXL55の紹介でした。シャープのFU-E51とほぼ同じ性能で、選ぶのが難しいですねただ、風量の点は若干こちらの方が有利なので、性能面で選ぶなら、わずかにこちらが有利でしょう。ただ、僅差のため、価格でシャープを選んでも、後悔はしないと思います。

ダイキンの空気清浄機

 

 27・ダイキン 空気清浄機 光クリエール MC80T-W   【2016年】
  ¥36,099 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)


 対応面積: 29畳まで
 最大風量:最大8.0m3/分
 サイズ:幅395×奥行230×高さ576
 センサー :
ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 こちらは、ダイキン空気清浄機です。シャープの最上位機と同様に、リビング用とし29畳まで使える強力な空気清浄機です。サイズ的には、シャープよりもややこちらの方が小型でしょう。   

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 風量は、最大8.0m3/分と、業界最高クラスです。気流制御については、前方吸引を基本として左右からも風を取り込む方式をとり、効果的に空気循環がなされます。   

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 フィルターは、ここまで紹介してきたどの機種よりも優秀です。

 ダイキンは、洗えるプレフィルター静電集塵フィルターで「ほこり」を吸収し、光触媒チタンアパタイトフィルター光触媒脱臭触媒で「におい」を吸着させるという4段方式を採用します。

 さらに、フィルターにかける前に、光速ストリーマユニットにゴミを通します。これは、本体に取り込んだ空気に直接放電してアレル物質を分解させるメカです。取り込んで分解するのはダイキンの専売特許で、その効果は、プラズマクラスターなど大気に放出するタイプよりも効果的と言われます。花粉やアレル物質を効果的に分解してくれます。

 ダイキンは、排ガスに含まれるNOXなどの有害物質についても、フィルターで除去が可能です。パナソニックは非対応のため、この点でも優位性があります。

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 さらに、ダイキンは、電気集塵機能を採用します。これは、花粉などのアレル物質をフィルター手前で帯電させることで、フィルター繊維ににこれらを吸着しやすくさせる効果があります。

 これにはもう一つメリット性があって、帯電させた上で吸塵するため、アレル物質が繊維に密着し、フィルターの目が詰まりにくくなるという特性です。

 シャープとパナソニックに採用されるHEPAフィルターはとても優秀なフィルターですが、長期間使っていると目詰まりがおこり、吸引力が低下します。その点、ダイキンは電気集塵方式により集塵力の持続性を高めているわけです。上位機種はダイキンも含めて10年保つフィルターを採用しているため、電気集塵機構は有用でしょう。

 また、プラズマクラスターナノイーと同様の機能を発揮するアクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能も搭載されます。そのため、付着臭の除去や、静電気の除去効果が期待できるでしょう。

 センサーは、照度センサーは付属しませんが、ニオイ・ほこりセンサーという基本となるセンサーが付属します。第1回目の記事でも見たように、ダイキンやパナソニックは、加湿機能のある空気清浄機には高感度ホコリセンサー(Wホコリセンサー)が付くため、PM2.5などの検知能力が高くさらに優秀です。しかし、花粉の検知だけならば通常のほこりセンサーでも十分にこなせるでしょう。

 以上、ダイキンの空気清浄機の紹介でした。花粉症・タバコ対策という点で、最も効果的な機種を1つあげれば、断然この機種でしょう。価格が高い点がネックですが、電気集塵機能の効果で他機種よりもフィルターの劣化が遅いため、初期投資をしさえすれば、長く使えるモデルと言えます。

ブルーエアーの空気清浄機


 28・Blueair Blue Pure 221 Particle BLA221DL120PACW
  ¥34,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 対応面積:洋室 30畳
 最大風量:最大10.3m3/分
 サイズ:幅330×奥行330×高さ516

 センサー :なし
 フィルタ寿命
6ヶ月

 Blue Pure 221 Particle は、ブルーエアの空気清浄機です。小型に見えますが、実際は35cm×35cmですので、体積面では長方形の機種とそう変わりません。

 ブルーエアは、5年ほど前からデンキヤさんでも見かけるようになったスウェーデンのメーカーです。環境先進国北欧のメーカーということで、それを強調して高級路線で売り出しています。

 風量は、しかしながら、最大10.3m3/分 で、さすがの「高性能」です。

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 また、他社同様のマイナスイオン技術も搭載され、帯電したホコリの静電気を除去して吸いこむ仕組みです。

 24・ブルー ピュア 221 パーティクル フィルター
  ¥7,854 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 フィルターは、0.1μmまで吸いこめる高性能フィルターです。ただ、すぐ目詰まりするため、6ヶ月に1回フィルターを交換する必要があります。10年間で考えれば、15万円以上の消耗品コストですので、この点は熟慮が必要でしょう。

 また、こちらは「ニオイ用の脱臭フィルターを装備していない」ため、ペット臭や生ゴミ臭などには無力です。ただし、タバコの煙については「ほこり」なので、濃し取ることができます。

 センサーは、この機種はセンサーが未搭載です。速度を3段階で選び、付けっぱなしにして使う仕様です。こういった仕様も、定格のフィルター寿命の短さに影響しているのかもしれません。

 以上、Blue Pure 221 Particle の紹介でした。フィルター性能は申し分ありません。しかし、その寿命とセンサー未搭載である点はやはりネックですね。


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 29・Blueair Sense+ センスプラス PK120PAC  【各色】
  ¥56,800 楽天市場
(4/9執筆時)

 対応面積:洋室 12畳
 最大風量:最大4.25m3/分
 サイズ:幅470×奥行170×高さ492

 センサー :なし
 フィルタ寿命
6ヶ月

 Blueair Sense+は、従来の 270E SlimsenseK 110PACの後継機となる同社の中型製品です。こちらは、他社にも見られる長方形のデザインですが、多色展開している「デザイン重視」の空気清浄機です。

 風量は、最大4.25m3/分 です。先ほどの機種よりも狭く、最大で洋室12畳まで対応します。この機種については、日本メーカーのが速い状況です。

 センサーは、この機種も未搭載です。3段階の風量を選択して付けっぱなしにするタイプです。消費電力は36Wですから、それなりにあります。

 フィルターは、3ステップHEPASilentフィルターを採用します。

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ブルーエアの場合、三層のフィルターを圧着した高性能HEPAフィルターを採用します。また、ダイキンの光ストリーマのようにイオナイザーで帯電させてから、3層のHEPAフィルターで吸引するため、吸引力の点では、現在水準で高い能力を持ちます。

 24・ブルーエア 空気清浄機交換用フィルターFSENSEPAC
  ¥6,470 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 ただし、高価であり6ヶ月に1回フィルターを交換する必要があります。ニオイ用の脱臭フィルターを装備していない」点も下位機種と同じです。



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 30・Blueair ブルーエア空気清浄機450E 450EK110PAW
  ¥54,800 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積:洋室 21畳
 最大風量:最大7.9m3/分
 サイズ:幅500×奥行275×高さ590

 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命
6ヶ月

 450Eは、洋室21畳まで対応できるブルーエアのリビング用の空気清浄機です。

 風量は、最大7.9m3/分 とダイキンの空気清浄機に次いで強力です。

 センサーは、こちらについては、他社同様に一般的なニオイ・ホコリセンサーを搭載します。

 24・【F400PA】ブルーエアー450E交換用ダストフィルター
  ¥7,280 Amazon.co.jp  (4/9執筆時)

 フィルターは、下位機種と同じ三層のフィルターを圧着した高性能HEPAフィルターを採用します。フィルターは、6ヶ月の寿命にもかかわらず1回の交換で8400円もするため、こちらもランニングコストは悪いです。

 北欧らしいデザインで、ブランドイメージや高級感はあります。ただ、やはり、ランニングコストがネックですね。花粉などの除去性能はとても良いのですが、他機種が2台以上購入できてしまう価格のため、費用対効果はやや悪いと思います。



  

 31・Blueair ブルーエア空気清浄機650E 650EK110PAW
  ¥111,150 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積:洋室 39畳
 最大風量:最大13.8m3/分
 サイズ:幅500×奥行340×高さ660

 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命
6ヶ月

 こちらは、ブルーエアの日本販売モデルでは最高級の空気清浄機です。

 風量は、最大13.8m3/分 と世界最高クラスで、洋室39畳まで対応できるハイパワーです。センサーは、こちらも他社同様に一般的なニオイ・ホコリセンサーを搭載します。

 Blueair ブルーエア空気清浄機650E交換用ダストフィルター(3個入り)
  ¥15,900 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
 Blueair ブルーエア空気清浄機650E交換用ニオイフィルター(3個入り)
  ¥17,400 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 フィルターは、最初について来るものがダストフィルターですが、上位版として、ほこりのほか脱臭機能も付与されたニオイフィルターがあります。上位版を購入すれば、他社製品のフィルターとほぼ同等ということになります。

 なお、この機種に限っては、フィルターは3個セットですが、1回の交換でフィルターを3個交換する仕組みなので、6ヶ月で必要なコストは、上記額面通りです。

 また、ハイパワーな機種だけに、消費電力80Wと多く、他機種の約2倍ほどかかるほか、静音性が悪く、最大で61デシベル、静音時も28デシベルと、稼働音は大きいです。

 ただ、空気清浄機を同一室内に2台置けない状況のリビングなどの場合、風量の強いこの機種は重宝するかもしれません。

バルミューダの空気清浄機

 

 32・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WG
 32・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WC
   ¥49,798 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 対応面積:洋室 36畳
 最大風量:最大6.0m3/分
 サイズ:幅250×奥行250×高さ700

 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命
1年

 こちらは、バルミューダデザインから新発売されたAirEngineの紹介です。形は同じですが、旧名「Jet Clean」からネーミングを変えました。こちらも家電業界や専門誌を賑やかせている人気機種です。2色のラインナップです。

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 風量は、この空気清浄機の最大のメリット性です。25センチ×25センチ×70センチと本体が非常にコンパクト(縦長ではあるが)にもかかわらず、集塵の際の最大風量が最大6.0m3/分 と優秀です。

 さらに、フィルターの上部でも空気を取り込むため、上に向かって吹き出す風は最大10.0m3/分 とさらに強風です。これにより、風の対流を部屋全体に及ばせ、ホコリを舞い上がらせて吸引していくというのが基本的なこの空気清浄機のコンセプトです。設置しやすい小型機種ですが、風量が強いため、パワーもあるといういいとこ取りの機種ですね。

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 バルミューダ バルミューダ 360°酵素フィルター
   ¥9,980 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 フィルターは、高いです。1年ごとに交換を要するフィルターは1万円のため、10年間でのランニングコストはブルーエアに準じるものになります。本体価格もやや高めのため、予算的に購入できる人は選ばれるでしょう。こちらは、ニオイフィルターとホコリフィルターが一体形成ですね。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載で、基本はしっかり押さえられている機種ですし、予算さえ許せば、この機種を選ぶのは「あり」だと思います。

 以上、バルミューダのAirEngineの紹介でした。フィルター寿命が短い高級・高性能機としては、風量・フィルタ性能などの性能が期待できる機種です。とくに、デザイン性は「とびきり」ですので、インテリア性も重視して選ぶならば、良い機種でしょう。ブルーエアほどスペースをとらないのも魅力です。

ダイソンの空気清浄機

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 33・Dyson Pure hot +Cool Link 【銀】
  ¥57,360 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
 33・Dyson Pure hot + Cool Link 【青】
  ¥57,360 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 対応面積:洋室 23畳
 最大風量:
 サイズ:幅222×奥行222×高さ632

 センサー :ニオイセンサー
 フィルタ寿命
1年

 Dyson Pure hot and Cool Linkは、2016年冬に出た最新モデルです。他の機種と異なり、こちらについては空気清浄機能以外に、暖房機能送風機能も付属します。色々な機能を1つの製品で兼ねるタイプの製品ですね。

 ダイソン DP用交換フィルター【銀】
 ダイソン DP用交換フィルター【青】
  \6,253 Amazon.co.jp (4/9執筆時) 

 フィルターは、こちらも捕捉率の点で、現状最高性能といえるHEPAフィルター採用です。ニオイフィルターは、活性炭フィルタを内蔵されているので、この点も空気清浄機として問題ありません。ただし、交換フィルターは1年ごとに交換するタイプですので、ランニングコストはこちらも悪いです。

 風量は、その一方で、この機種は「ファンレスの送風機」なのでかなり強力です。ただし、花粉を取り切るまで8畳で30分というスペックは、単機能の空清機と比べて決して優秀ではありません。ただ、ダイソンの場合は風量が強いため、空気を効果的に循環できるので、適応畳数の面では、最大23畳とそこそこ優秀です。

 センサーは、ニオイセンサーのみ搭載で、ほこりセンサーが付属しないタイプですね。この部分は弱いです。

 一方、運転の静音性は、最小運転音が、クラス最高性能といえる16.3デシベルです。ダイソンのこのタイプは、以前は騒音が問題でしたが、こちらは機能改善されています。

 そのほか、スマホアプリ(iPhone/Android)で操作できるほか、空気の汚染状況についてもスマホでモニタリング可能だからです。いわゆるIOT家電ですね。

 以上、Dyson Pure Cool LinK テーブルファンの紹介でした。オールシーズン出しっ放しで何かしらに使える面白い家電です。空気清浄機単体として見た場合は、構造的に風量の割に取り切るまでの時間はかかりますが、最終的に逃さず取れるので、性能面では問題ないでしょう。

 なお、この機種については、様々な機能を持つ類似の機種が複数あります。そのため、このブログでは【ダイソンの空調家電の比較】において、空気清浄機以外の面を含めた機種の比較をしています。興味のある方は、そちらもよろしくお願いします。

カドーの空気清浄機

 

 34・cado 空気清浄機 AP-C200
 
¥51,600 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 対応面積:洋室 22畳
 最大風量:最大4.3m3/分
 サイズ:幅242×奥行242×高さ652

 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命
1年

 AP-C200 は、日本の空調メーカーのカドーが販売している空気清浄機です。同社の空調家電のなかでも人気のモデルで、大手のデンキヤでも陳列されている製品です。グローバル展開を意識する点では、日本の「ブルーエア」と言えるでしょう。

 風量は、一方、バルミューダとほぼ同じ大きさながら、大風量が最大4.31m3/分 と他社と比べても弱いです。ただ、この製品は、バルミューダのAirEngineに比べると、全周に吸入口があるため、風量の割には補足する量は多いでしょう。もちろん、部屋の真ん中に設置することが前提の話です。

  
 FL-C200 [AP-C200用 交換フィルター]
  
¥7,614 Amazon.co.jp (4/9執筆時)

 フィルターは、こちらもHEPA規格のフィルターを採用します。消耗品は1年で交換です。一方、こちらは、新型光触媒技術で、フィルターの吸着力を再生する機能があります。ただ、こちらで回復するのは、脱臭の部分です。ホコリフィルタ部分には効かないので、消耗品は1年で交換が原則です。こちらも、ニオイフィルターとホコリフィルターは一体形成ですので。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。このあたりの基本は押さえらている機種です。

 以上、カドーAP-C200の紹介でした。デザイン的にはバルミューダに近い形状で、こちらもインテリア性が高いです。一方、風量は普通で、ファンの部分の技術的工夫はバルミューダに及ばない印象です。ただし、フィルターの寿命を回復するという新型光触媒にどの程度期待を持てるかで評価は変わる機種ですが、花粉などの対応より、ペットなどの脱臭面に期待するならば、高級機でも期待が持てそうです。

次回記事の予告!
単機能の空気清浄機でおすすめは結論的にどの機種?

 というわけで、今回の前編記事では、2017年最新モデルの空気清浄機について紹介してきました。

 

 27・ダイキン 空気清浄機 光クリエール MC80T-W   【2016年】
  ¥36,099 Amazon.co.jp
(4/9執筆時)

 今のところ、空気清浄機では、ダイキンが「ベストバイ」といった感じですね。ただ、まだ「最終的な結論」ではありません。

 つづく、第4回目の記事【こちら】では、全記事の結論として、これまでの記事内容をふまえて、6畳モデルや8畳モデルを含めた、Atlasのおすすめ空気清浄機・加湿空気清浄機を選定し、提案していきたいと思います。

 次回記事は→こちら

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posted by Atlas at 12:02 | Comment(0) | 空気清浄機

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