Top 空気清浄機 比較2021’【花粉に強い】空気清浄機65機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(1)

2021年10月12日

比較2021’【花粉に強い】空気清浄機65機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(1)

【今回レビューする内容】2021年 花粉に強い!空気清浄機の性能とおすすめ:1人暮らし 赤ちゃん向け小型・中型・強力空気清浄機:花粉 タバコ ハウスダスト ペット PM2.5 PM1.0 人気機種の違いと性能ランキング

【比較する製品型番】シャープ FU-L30 FU-J30 FU-PC01 FU-NC01 FU-P50 FU-N50 FU-L50 FU-PK50 FU-LK50 FP-140EX パナソニック F-PXU60 F-PXT55 ダイキン MC55Y MC55X ACM55X MC55XBK ACEF12X UVストリーマ ACB50X

今回のお題
花粉やPM2.5に強い空気清浄機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2021年10月現在、最新の空気清浄機の比較です。

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1・空気清浄機の比較 (1)
  1-1:シャープ(日本)
  1-2:パナソニック(日本)
  1-3:ダイキン(日本)
2・空気清浄機の比較 (2)
  2-1:日立(日本)
  2-2:バルミューダ(日本)
  2-3:無印良品(日本)
  2-4:アイリスオーヤマ(日本)
  2-5:象印(日本)ほか
3・空気清浄機の比較 (3)
  3-1:ダイソン(英)
  3-2:ブルーエア(北欧)
  3-3:エレクトロラックス(北欧)
4・空気清浄機の比較 (4)
  4-1:エアドッグ (シンガポール)
  4-2:シャオミ(中国)
  4-3:カドー(日本)
5・空気清浄機の選び方(まとめ)
 =選び方と最終的なおすすめの提案

 空気清浄機は、コロナ禍もあり、現行機だけでも相当数の製品があります。

 しかし、メーカー別に「整理」しながら、「何が違うのか」「どれが良いのか」しっかりわかるような記事にしています。

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 特に注目するのが、「花粉対策」です。

 しかし、「タバコ臭」「生活臭」などに関わる情報もしっかりフォローしています。

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フィルター性能 ★★★★★
集塵スピード  ★★★★★
センサー運転  ★★★★★
加湿力     ★★★★★
消耗品コスト  ★★★★★
お手入れ    ★★★★★
コンパクトさ  ★★★★★

総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、各製品を比較していきます。

 最後の「結論編」では、上表のような観点から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」も提案していきます。

0・空気清浄機の選び方の基本

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0-1・ホコリ(花粉)の除去力
0-2・ニオイの除去力
0-3・風量の強さ
0-4・センサーの性能
0-5・加湿機能

 具体的な製品の紹介にはいる前に、空気清浄機の「選び方の基本」を書いておきます。

 間違いのない空気清浄機を選びたい場合重要になる、以上の5つのポイントについて、解説します。

0-1・ホコリの除去性能

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 第1に、ほこり用フィルター性能です。

 ほこりフィルターとは、花粉やPM2.5、またそれらが組み合わさった大気汚染物質(アジュバント)を吸着するためのフィルターです。

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 ほこりフィルターの性能は、メーカーごとに集じん率「95%」から「99.97%」の範囲の数値で示されます。

 100%に近い方が優秀な空気清浄機です。

 これらはミクロンの差で殆ど差がないようにも思えます。しかし、集める花粉や煙草の煙もミクロなものですから、その性能の差は大きいです。

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 なお、除去率が99.97%のフィルターは、JIS規格の認定を受けた「HEPA規格フィルター」と呼ばれるもので高機能です。

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 一方、「プラズマクラスター」や「ナノイー」といったマイナスイオン(除菌イオン)は、花粉やウイルスなどには無力です。

 現実的な部屋サイズでの効果は期待できません。(ただし除臭と静電気除去には一定の効果が見られます)

 結論的にいえば、空気清浄機を選ぶ場合、フィルターの性能になによりも注意を払うべきです。

 とくにPM2.5は、花粉より小さな微粒子です。「99.97%」のHEPA規格フィルターでも、初回補足率は90%を下回ります。HEPAフィルターを搭載する機種などできるだけ高性能なものが良いでしょう。

 なお、PM2.5対策ができる空気清浄機は、(より細かい)PM1.0にも対応できます。

0-2・ニオイの除去性能

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 第2に、ニオイ用フィルター性能です。

 この部分は良く誤解されていますが、ニオイを取り除く脱臭フィルターは、ホコリ用の集塵フィルターとは別です。

 また、ブルーエアなどの高性能機の一部では、脱臭フィルターが非搭載の機種もあります。

 日本の住宅事情を考えると、ニオイフィルタも不可欠だと思います。今回は、この部分にも注目して比較しました。

0-3・風量の強さ

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 第3に、本体の風量と気流制御です。

 空気清浄機に吸引できる風量が少なければ、花粉や煙草の煙が効果的に吸い込めません

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 そのため、メーカーはこれについて、1分間に何立方メートル吸い込めるかの数値を出しています。

 今回はこの数値にも注目します。

 また、どのように気流を作り、ゴミを巻き込むかという点で、「気流制御」技術も重要です。風量と合わせて、今回重要な比較ポイントとします。

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 なお、各社は、この風量の要素を基準として、「適応畳数」を示します。

 皆さんも、デンキヤ店頭で買われる場合、そこをまず見ると思います。

 ただ、この部分は、注意点です。

 というのも、最大適応面積の値は、「天井2.4m」で、「30分間」で取り切れる面積を示しているだけだからです。

寝室・部屋(8畳まで)
5㎣
/分以上
リビング(8畳-15畳)
7㎣/分以上

 花粉症だと「30分も待てない」わけです。

 むしろ、風量の部分だけを見て、上表のように選ぶと、帰宅後10分強での処理が目指せますので、対策力は高いかと思います。

0-4・センサーの性能

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 第4に、センサーの性能です。

 空気清浄機を自動運転させる際に、花粉やタバコ臭を感知できなければ意味がありません

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 とくに花粉などの微粒子を感知する「ホコリセンサー」とタバコや料理の臭いを検知する「ニオイセンサー」有無が重要なポイントになります。

 今回の記事では、その部分にも注目します。

ーーー

 以上、今回は上記4点を重要な比較基準としながら、比較したいと思います。

0-5・加湿機能の有無

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 第5に、加湿機能の有無です。

 加湿器をお持ちの方以外は、気にして良い部分です。

 【暖房家電の選び方の記事】でも書きましたが、エアコンをメイン暖房にしている方は、冬場は部屋が相当乾燥しています。

 付属している機種は、適湿が保てるため、インフルエンザ対策になる点で人気です。

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 また、加湿は、PM2.5対策にもなる点で注目されています。。

 空気中に漂う汚染物質を水分に吸着させて床に落とせるためです。

 例外もありますが、空気清浄機の場合、熱を使わない「気化式加湿」なので、電気代は付属機でも1時間1円くらいです。

 本体は(水タンクがある分)少し大きめにはなりますが、こうした部分に関心がある方は、Atlasは付属する機種を選ぶことを「おすすめ」しています。

0-6・今回の記事構成

 以上、選び方の基本を紹介説明しました。

 これをふまえて、ここからは、具体的な製品比較に入ります。

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1・空気清浄機の比較 (1)
  1-1:シャープ(日本)
  1-2:パナソニック(日本)
  1-3:ダイキン(日本)
2・空気清浄機の比較 (2)
  2-1:日立(日本)
  2-2:バルミューダ(日本)
  2-3:無印良品(日本)
  2-4:アイリスオーヤマ(日本)
  2-5:象印(日本)ほか
3・空気清浄機の比較 (3)
  3-1:ダイソン(英)
  3-2:ブルーエア(北欧)
  3-3:エレクトロラックス(北欧)
4・空気清浄機の比較 (4)
  4-1:エアドッグ (シンガポール)
  4-2:シャオミ(中国)
  4-3:カドー(日本)
5・空気清浄機の選び方(まとめ)
 =選び方と最終的なおすすめの提案

 冒頭で書いたように、コロナ禍もあり、相当数の製品があります。

 皆さんが選ぶのも(Atlasが記事にするのも)面倒な状況なのですが、できるだけ整理して書きました。

 今回は、メーカーごとに区切って、順番に紹介しています。

 順番に読む場合、人気の日本の大手家電製品から紹介し、その後、国内の格安機外国製の高級機と、進んでいく構成になります。

 ただ、(ここまで読んでいただいた場合)どこから読んでも「問題ない」ように書いてあります。「決め打ち」のメーカーがある場合は、以上のリンクをご利用ください。

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5・加湿空気清浄機の比較   
  1-1:パナソニック(日本)
  1-2:ダイキン(日本)
  2-1:シャープ(日本)
  3-1:日立(日本)
  3-2:アイリスオーヤマ(日本)

 ただし、それでも数は多い(100機を軽く越える)です。

 そのため、「加湿機能のある空気清浄機」だけは、、記事を分けています。

 「加湿空気清浄機」のほうが、自分に合っていそうだと感じた方は、以上、5番の記事(こちら)をご覧ください。

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7・加湿・空気清浄機の選び方【結論】

 そのほか、「お時間がない方」で、「おすすめ」機種だけ知りたい方は、「結論編」となる、最終回記事だけご覧ください。

 選りすぐった製品について、選び方のポイントおすすめ機種について「結論」的に解説しています。

 よろしくお願いします。

1-2・シャープの空気清浄機の比較

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 はじめに、シャープの空気清浄機の比較です。

 日本の大手家電企業ですが、かなり「安め」の空気清浄機を多く出してくれています。

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 なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2019年】

  1・シャープ 空気清浄機 FU-L30-W
   ¥11,111 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

 【2018年】

  1・シャープ 空気清浄機 FU-J30-W
   ¥15,600 Amazon.co.jp
(10/12執筆時)

対応面積: 13畳まで
清浄時間:21分/8畳
最大風量:最大3.0㎣/分
サイズ:幅400×奥行182×高さ463mm
センサー :
フィルタ寿命:2年間

  FU-L30は、シャープの空気清浄機の小型の空気清浄機です。

 本機には、1年落ちの FU-J3も販売されていますが、機能差はありません

 各社とも、デンキヤの値引き対策などのために、毎年型番を替えていますが、シャープの場合は、さらに、(生産年にかかわらず)旧型番を「ネット限定型番」のような形で、安く出している可能性があります。

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 結論的にいえば、本機の場合、年度にかかわらず、値段の最も安い機種を選んで問題ありません。

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 本体サイズは、幅400×奥行182×高さ463mmです。

 コンパクト性を重視した設計です。

 実際、こちらは「寝室用」をコンセプトとした製品で、デスクトップにも置けそうな設置性の良さがあります。

 適応面積は、最大13畳までです。

 先述のように、この値は(花粉症対策の場合)あまりあてにならないです。

 (加湿のない)空気清浄機の場合、最大適応面積の値は、「天井2.4m換算」で、30分間で取り切れる面積を示しているだけだからです。

 実際、本機は、8畳程度の小部屋でも、除去に21分以上かかので、(花粉のつきまくっている)帰宅直後にいるようなリビングには不向きです。

 あくまで、子ども部屋や寝室など小さな部屋にふさわしいと言えます。

 本体の風量は、最大3.0㎣/分です。

 決して強くはないものの、小型機の標準風量はクリアしています。

 値段からすれば優秀です。

 気流制御は、本機は、背面から吸気し・上面から排出するタイプです。

 一般的なのですが、この場合、壁際に近すぎると力を発揮しにくいので、注意してください。

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 「ほこり」用フィルターは、あまり良くないです。

 冒頭で書いた、JISのHEPA規格をみたさない能力の低いフィルタだからです。

 そういった場合でも、捕捉率の明記があるのが普通ですが、本機は明記がないです。

 さらに、フィルタは2年間の寿命です。

 交換用フィルタは、3500円ほどとなるため、本体が安くても、長期的には「割高」です

 「ニオイ」用フィルターは、ほこり用フィルタと一体型の製品です。

 単独でないフィルターは、性能面であまり期待できません。

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 センサーも、未搭載です。

 そのため、自動運転機能を持たず、常にファンが回り続ける仕様です。

 この点で、例えば、寝室用として年中使うには向きません。

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 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000です。

 静電気の抑制効果は期待できます。

 しかし、放出されるイオン数は、同社で最も少ない仕様です。

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 静音性は、強運転でも44dBです。

 風量がさほどないタイプは、この部分は気にしなくてOKです。

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 以上、シャープのFU-L30の紹介でした。

 花粉対策用としてみると、風量はそれなりに期待できます。

 しかし、フィルターとセンサーは「値段なり」の作りです。この点であまりおすすめできません。


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 【2021年9月】

  2・ シャープ FU-PC01-W
   ¥21,200 楽天市場 (10/12執筆時)

 【2021年1月】

  2・ シャープ FU-NC01-W
   ¥13,800 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

対応面積: 6畳まで
清浄時間:30分/6畳
最大風量:最大1.5㎣/分
サイズ:幅190×奥行190×高さ330mm
センサー :
フィルタ寿命:1年間

 FU-NC01は、シャープの「小型機」です。

 コロナの影響か、短期間で型番が変わりましたが、スペック上の性能は同じです。

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 本体サイズは、幅190×奥行190×高さ330mmです。

 他社モデルを含めても、相当小型といって良いです。

 適応面積は、最大6畳までです。

 先述のように、このスペックは過信できないです。

 実際、風量からは6畳で30分という清浄時間ですから、洗面所や玄関などの利用を想定した製品です。

 本体の風量は、最大1.5㎣/分です。

 サイズ感からすると仕方ないですが弱いです。6畳の除去に30分必要です。

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 気流制御は、下面給気・上面排出です。

 このタイプは、後ほど紹介するバルミューダなどが先行していましたが、シャープも採用してきました。

 置き場所に左右されにくい方式です。

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  ・ シャープ FZ-N15SF
   ¥3,520 楽天市場 (10/12執筆時)

 フィルターは、一方で、ホコリ・ニオイフィルターが一体式で、寿命も1年です。

 また、HEPA規格ではなく、集塵力も数字として示されません。

 執筆時、価格が不明ですが、10年単位でで2万円以上のランニングコストは少なくともかかりそうです。

 センサーも、未搭載です。

 自動運転機能を持たず、常にファンが回り続ける仕様です。

 マイナスイオン発生機能は、同社の下位クラスのプラズマクラスター7000です。

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 静音性は、強運転で48dB、弱運転で22dBです。

 寝室用を想定していて、ボタンを押すとナイトライトが点灯する構造です。

 タイマー的な工夫があるとより良いですが、ありません。

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 以上、FU-NC01の紹介でした。

 部屋用として能力は評価できない機種ですが、個人的には「あってよいタイプ」の製品だと思います。

 玄関などの狭い場所でも邪魔にならずに設置できるので、そのニーズには良いでしょう。

 付けっぱなしで強運転にしても1日13円程度の電気代なので、「プラズマクラスター」部分を含めて、ちょっとした「玄関の見張り」には良いでしょう。

 なお、小空間用ですが、脱臭の部分が期待できないのでトイレには不向きです。その場合は、このブログの【脱臭機の比較記事】で紹介したような製品が良いでしょう。


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 【2021年】

  3・シャープ 空気清浄機 FU-P50-W
   ¥35,273 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

 【2020年】

  3・シャープ 空気清浄機 FU-N50-W
   ¥21,200 楽天市場 (10/12執筆時)

 【2019年】

  3・シャープ 空気清浄機 FU-L50-W
   ¥17,821 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

対応面積: 23畳まで
清浄時間:12分/8畳
最大風量:最大5.1㎣/分
サイズ:幅383×奥行209×高さ540mm
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命:10年間

 FU-J50は、シャープの空気清浄機の中級機です。

 こちらも新旧機種があります。

 しかし、型番のみの変更ですので、値段で決めて良いでしょう。

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 本体サイズは、幅383×奥行209×高さ540mmです。

 やや高さはあります。

 しかし、設置に最も邪魔な「幅」がスリム化したのは良い部分です。デザイン性を重視して、「一目惚れの衝動買い」を狙ってもいそうです。

 適応面積は、最大23畳までです。

 下位機種より、適応範囲が上昇しています。

 実際、8畳あたりの清浄時間が12分とそれなりに高速な機種です。

 高性能とは言いませんが、リビング用と言えます。

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 風量は、最大5.1㎣/分です。

 12畳程度のリビングでも、寄託直の花粉の除去スピードは期待できます。

 気流制御は、本機は、工夫があります。

 ルーパーと吸気口の形状を最適化して、空力的にコアンダ効果を得やすくしており、室内で空気を効果的に循環させることができます。

 シャープは、スピード循環気流と呼びます。

 より高度な制御をする上位機もありますが、このグレードの製品としては優秀です。

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 「ほこり」用フィルターは、高性能です。

 なぜなら、捕捉率が、99.97%を誇るHEPA規格に準拠した上で、10年交換不要の長寿命だからです。

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 HEPAフィルターは目が細かいため、実際には、経年変化で捕捉率が低下していきます。

 しかし、シャープは、静電HEPAフィルター技術を採用し、繊維にしっかり吸着させることで、減衰率を下げる工夫があり、弱点は少し緩和されています。

 「ニオイ」用フィルターは、活性炭フィルターです。

 独立した単独フィルターを採用していますが、こちらも10年交換不要です。

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 センサーは、注意が必要です。

 タバコなどのニオイを検知する「ニオイセンサー」は付属します。

 しかし、花粉やハウスダストを検知する「ほこりセンサー」が未搭載でだからです。

 花粉に連動した自動運転ができないため、花粉の時期は、「常に稼働し続けるしかない」製品です。

 マイナスイオン発生機能は、この機種も、高濃度プラズマクラスター7000が採用されます。

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 静音性は、強運転で52dBです。

 風力の強さからすると、納得の水準です。

 ちなみに、静音運転なら21dB・標準で40dBです。

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 以上、シャープのFU-J50の紹介でした。

 サイズに比べて強力と言える風量と、ニオイセンサーを持つため、タバコや生活臭対策には良いでしょう。

 フィルターも、HEPA規格のホコリフィルタと脱臭フィルタが別搭載であり、性能は良いです。

 ただし、ほこりセンサーがない点は残念です。花粉対策や、ペットなどが巻き上げたホコリに連動した運転はできません。この点ではイマイチです。


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 【2020年】

  4・シャープ 蚊取 空気清浄機 FU-PK50-B
   ¥24,449 Amazon.co.jp
(10/12執筆時)

 【2019年】

  4・シャープ 蚊取 空気清浄機 FU-LK50-B
   ¥27,925 楽天市場
(10/12執筆時)

対応面積: 23畳まで
清浄時間:12分/8畳
最大風量:最大5.1㎣/分
サイズ:幅391×奥行281×高さ540
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命:10年間

 FU-PK50は、通称「蚊取空清」と呼ばれる空気清浄機です。

 新旧両機種ありますが、この機種についても、型番のみの違いです。

 本機は、名前の通り「蚊を取る機能」を持った特殊な空気清浄機です。

 もともと、東南アジア諸国限定で売られていたモデルですが、2016年から日本市場にも投入されました。

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 本体サイズは、幅391×奥行281×高さ540mmです。

 他社にも見られる「中型サイズ」の空気清浄機です。リビング用としては常識的なサイズでしょう。

 適応面積は、最大20畳です。

 風量的には、8畳前後のリビングまなら合うでしょう。

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 蚊取空気清浄機用蚊取シート FZ-GK50KS 
  ¥1,073 Amazon.co.jp
(10/12執筆時)

 蚊を獲る仕組みは、シート式です。ただ、薬剤を使用するタイプではなく、その点で安全です。

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 本体に、蚊がよってくる習性のある「紫外線ライト」「黒色のボディ」「蚊が隠れられる小窓」があり、そこに引き寄せられた蚊をこのシートで絡め取る仕組みです。

 同社の測定によると、6畳相当の実験室で約1日で88%から93%の蚊が捕捉できたようです。

 殺虫剤のような即効性は期待できませんが、空気を汚さない点でメリットがあるでしょう。

 シートは2ヶ月で寿命なので、1シーズンに2回ほど交換が必要です。

 ただ、シートはよく考えられており、セットは簡単です。使用後に触ること無く捨てられるのも良い部分です。

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 本体の風量は、最大5.1㎣/分です。

 中型の空気清浄機として、合格といえる数値で、「真面目に」作られています。

 「ほこり」用フィルターは、10年交換不要のHEPAフィルターを採用します。

 「ニオイ」用フィルターも、単独の脱臭フィルターが搭載で、同じく10年交換不要です。

 センサーは、しかし、「ニオイセンサー」の搭載に止まります。

 ほこりセンサーがないので、花粉対策をする場合、常時稼働です。

 マイナスイオン発生機能は、付着臭の除去に力を発揮するプラズマクラスター7000が採用されます。

 静音性は、強運転で52dBです。

 問題ありません。

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 以上、シャープのFU-PK50 の紹介でした。

 独特な発想で作られたシャープらしい機種です。夏場に買い換える空気清浄機としては売れ筋になるでしょう。

 なお、消耗品としての蚊取りシートは空気清浄機に内蔵されるため、清潔に使うためには、定期的な入れ替えを忘れないようにしてください。


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 【2015年】

  5・シャープ 空気清浄機 FP-140EX-W
   ¥115,873 楽天市場 (10/12執筆時)

対応面積: 65畳まで
清浄時間:5分/6畳
最大風量:最大14㎣/分
サイズ:幅549×奥行327×高さ818mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命2年

 FP-140EX-Wは、シャープの空気清浄機の最上位機です。

 加湿機能を持たない製品としては、最も高性能な機種です。

 大型ですが、後ほど紹介する、ブルーエアの680iに匹敵する製品で、国内大手家電メーカーが販売している市販モデルでは、最も強力な製品です。

 本体サイズは、幅549×奥行327×高さ818mmです。

 適応畳数に応じて、相当程度大きいと言えます

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 適応面積は、最大65畳までです。

 8畳間で使う人もいないでしょうが、その場合、5分で除去できます。

 本体の風量は、14㎣/分です。

 家庭用として認められる基準では、最大に近いです。

 ただ、後ほど見るブルーエアーの大型機にわずかに及びません

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 気流制御は、他機種に較べても「ユニーク」です。

 大型機ゆえでしょうが、ファンとモーターを2つ装備して、左右から風を放出する形式です。

 ただし、後方吸気なので、壁際の設置は効果を大きく減じるでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、静電HEPAフィルターです。

 大型なので、2年寿命です。

 ブルーエアなどは6ヶ月で交換なので、フィルターコストを考えても、業務向けでは安上がりと言えます

 「ニオイ」用フィルターは、高性能脱臭フィルターですが、寿命は同じです。

 センサーは、ニオイ・ホコリセンサーをダブルで搭載します。

 また、ほこりセンサーは、高感度センサーなので、PM2.5も検知できる制度です。

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 静音性も、最大運転時で55dBです。

 この部分は、風量差を勘案すると、わりと優秀なスペックです。

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 メンテナンス性についても、エアコンのような、可動式のプレフィルター自動掃除機能があるため、仕様面でも優れます。

 マイナスイオン発生機能(プラズマクラスター25000)が付属します。

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 以上、FP-140EX-Wの紹介でした。

 相当広い病院の待合室や、飲食店に一台おくならば、この機種は候補です。

 ただし、本体は相当大きいので、家庭用のリビングには大きすぎる機種でしょう。

1-2・パナソニックの空気清浄機の比較

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 続いて、パナソニックの空気清浄機の比較です。

 パナソニックの場合、高級機は、加湿機能が付く機種だけです。

 そういったタイプは、【加湿空気清浄機の比較記事】での紹介となります。


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 【2021年9月発売】

  6・パナソニック 空気清浄機 F-PXU60-W
  ¥34,944 楽天市場 (10/12執筆時)

対応面積: 27畳まで
清浄時間:11分/8畳
最大風量:最大6.0㎣/分
サイズ:幅340×奥行208×高さ550mm
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

  F-PXU60は、パナソニックの空気清浄機です。

 同社は、12畳用の空気清浄機の小型機を生産終了としたので、同社で最も安い機種がこちらになります。

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 本体サイズは、幅300×奥行195×高さ580mmです。

 この適応畳数の製品として、平均的です。

 パナソニックは、前面吸気のため、部屋の隅に設置することも問題ないため、壁際でも「どこでも置きやすい」です。

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 適応面積は、最大27畳までとなります。

 本体の風量は、風量は最大6.0㎣/分です。

 この場合、8畳程度ならば11分で清浄できます。

 なお、吸引部は床上30センチの場所に吸引口が付いています。

 これは、大きなハウスダストが舞っているのがこの高さだからです。

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 気流制御は、同社は最もこだわる部分であり、「高度」です。

 この機種の場合、エアコンのように、ルーパー(羽根)がモーターで自動で動く構造で、用途に合わせて、風向きを自動で調整しています。

 例えば、花粉やハウスダストが多い場合、床を掃くような気流に、たばこなどの煙の場合は、上方から巻き込むような気流を作ります。

 いずれも、センサーと連蔵して、上下のルーパーの角度を自動調整し、効果的に気流を制御します。

 これ以外にも、PM2.5を感知した場合の専用気流など、気流制御はパナソニックの「独壇場」です。

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 「ほこり」用フィルターは、静電HEPAフィルターです。

 HEPAとは、JIS規格(日本工業規格)で、0.3 μmのほこりの捕捉率が99.97%以上の紙フィルタに与えられる特別な「称号」です。

 そのため、花粉からPM2.5まで十分に対応可能で、しっかり、10年寿命です。

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 「ニオイ」用フィルターは、「スーパーナノテク脱臭フィルター」を採用します。

 単独の活性炭フィルターを採用しているため、ニオイにはある程度効果がありそうです。

 こちらも、10年交換不要ですし、性能面で問題ないでしょう。

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 センサーは、ほこりセンサーのみ搭載です。

 ほこりセンサーは、花粉・ハウスダスト・タバコの煙は検知しますが、高感度タイプではないので、PM2.5の検知には未対応です。

 また、ニオイセンサーも省略です。

 そのため、線香のニオイ・ガス臭・料理やペットのニオイは検知できません

 なお、タバコは、「粒状物質(けむり)」でもあるので、煙成分については「ほこり」センサーで検知できます。ただし、検知力は低水準です。

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 マイナスイオン発生機能は、シャープのプラズマクラスターに相当するナノイー発生機能が付属します。

 パナソニックの場合は、水イオンを利用する「ペルチェ素子方式」を用います

 ただ、静電気の抑制効果など、効果の部分で大きな差は無いでしょう。

 一方、花粉の抑制効果も謳われますが、実空間の実験結果ではないため、本質的には、フィルター性能を重視するべきです。

 静音性は、強運転で52dBです。

 それなりに風力の強い機種ですし、まずまず優秀です。

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 以上、パナソニックのF-PXT55 の紹介でした。

 同程度の面積をカバーするシャープ23畳用がライバルでしょう。

 エアコンのような気流制御技術を採用する上、ダブルセンサー搭載し、センサーに連動した気流制御を行う点で、本機は優れます。

 フィルターも10年寿命のHEPA規格ですし文句はないです。

 一方、ニオイセンサーがない点で、ペット・タバコなどの対策には向かない部分があるので、その点だけ注意しましょう。

ーー

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 【2020年11月発売】

  7・パナソニック 空気清浄機 F-PXT55-K
  7・パナソニック 空気清浄機 F-PXT55-W
  ¥35,380 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

対応面積: 25畳まで
清浄時間:11分/8畳
最大風量:最大5.5㎣/分
サイズ:幅300×奥行195×高さ580mm
センサー :ニオイ/ほこり/照度
フィルタ寿命:10年間

 なお、本機の旧機種として F-PXT55が残ります。

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 新機種とだいたい同じ風量であり、少し小型でした。

 その上で、新機種にないニオイセンサーと、照度センサーが付属していました。

 照度センサーは、部屋が暗い場合、表示パネルが消え、また、風量を抑えた運転に自動的に切り替える機能のために付いていました。

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 「ほこり」用フィルターは、ただ、HBフィルター(ハイブリッド集じんフィルター)でした。

 パナソニックの場合は、10年交換不要ですが、1回での捕捉率は95%であり、HEPA規格に届かない水準です。

 この点で新機種のが良いです。

 フィルタに1回2回と通すことで、「8畳の清浄時間・11分」という同程度の性能はキープできる計算ではありますが、風量自体も新機種は上がっているので、現状では選びにくいでしょう。 

1-4・ダイキンの空気清浄機

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 続いて、ダイキンの空気清浄機の紹介です。

 ダイキンは、日本の空調メーカーで、エアコンのシェア率も高いです。空気清浄機も国内三大メーカー」の一角で、独自色の強く、実用的な機種を出しています。

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 なお、ダイキンの場合も、高級機は、加湿機能が付く機種だけです。

 そういったタイプは、【加湿空気清浄機の比較記事】での紹介となります。


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 【2021年モデル】

 【通常型番】

 8・ダイキン 空気清浄機 MC55Y-W
  ¥47,380 楽天市場 (10/12執筆時)

 【2020年モデル】

 【通常型番】

 8・ダイキン 空気清浄機 MC55X-W
  ¥35,800 Amazon.co.jp (10/12執筆時)

 【工務店用型番】(性能は同じ)

 8・ダイキン 空気清浄機 ACM55X-W
  ¥32,959 楽天市場 (10/12執筆時)

 【特定量販店型番】(性能は同じ)

 8・ダイキン空気清浄機 MC55XBK-W
  ¥41,800 楽天市場 (10/12執筆時)

対応面積: 25畳まで
清浄時間:11分/8畳
最大風量:最大5.5㎣/分
サイズ:幅270×奥行270×高さ500mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

 MC55Yは、ダイキンの発売する、空気清浄機です。

 新旧ありますが、新機種はパネル部分が抗菌加工されたのが唯一の違いです。

 mた、本機は、通常型番と工務店無向けの型番がありますが、基本性能は同じです。

 結論的にいえば、新旧全機種を含めて、値段で決めて良いでしょう。

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 本体サイズは、幅270×奥行270×高さ500mmです。

 小さいので、設置については問題ないでしょう。

 適応面積は、最大25畳までです。

 本体の風量は、最大5.5㎣/分です。

 8畳あたり11分と本機も、十分なリビング用です。

 強力に花粉対策したい場合も、8畳強のリビングならば十分な水準です。

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 気流制御は、ファンやフィルターの配置がユニークです。

 とはいえ、下方の左右から吸引して上部に放出するという、論に適った構造であり、問題はなさそうです。

 一方、気流をルーパーで制御するパナソニックと比較する場合、機能面では負けるでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、TAFUフィルターという、HEPA水準でありつつ、長期間目詰まりしにくいフィルターを採用します。

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 他社のフィルタより優秀です。

経年変化による減衰には、ある程度まで対策があると評価できます。

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 「ニオイ」用フィルターは、脱臭触媒を用いる方式です。

 ダイキンの場合、脱臭フィルターの性能の持続性も配慮されています。

 というのも、ダイキンは、プラズマ放電(光速ストリーマユニット)を用いて、フィルターの付着したニオイ粒子を酸化分解させているからです。そのため、フィルターは「交換不要」とされます。

 この方式だと、ニオイフィルターは脱臭フィルタの目詰まりが生じにくく、脱臭機能が長持ちします。

 なお、プラズマ放電は、付着した花粉などのアレル物質も不活性化させる付随効果もあるとされ、ダイキンは力を入れて宣伝します。

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 センサーは、本機は、ニオイ・ほこりセンサーをダブルで搭載します。

 ほこりセンサーは、PM2.5が検知できる高感度ホコリセンサーではないです。しかし、花粉の検知ならば、ほこりセンサーでも十分にこなせるでしょう。

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 マイナスイオン発生機能は、アクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能を搭載です。

 単純な能力(放出数)としては、プラズマクラスター25000と同等水準です。付着臭の除去や、静電気の除去効果面では期待できるでしょう。

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 静音性は、ターボ運転で53dBです。

 そのほか、標準39dB・しずか19dBです。

 風力の強さからすれば、納得の水準に収まっています。

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 以上、ダイキンのMC55Yの紹介でした。

 TAFUフィルターの採用と、再生可能な脱臭フィルターの採用、そして、ニオイ、ホコリセンサーを完備する部分で、Atlasが必要と思える機能を網羅します。

 国産家電大手の製品だけで言えば、加湿機能が付属しないタイプでは、最も優秀な機種の1つでしょう。

ーーー

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 【2020年モデル】

 9・ダイキン ACEF12X-W
  ¥144,900 楽天市場 (10/12執筆時)

対応面積: 53畳まで
清浄時間:30分/53畳
最大風量:最大12㎣/分
サイズ:幅420×奥行355×高さ1005
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:1年間

 なお、超強力な機種としては、ダイキンから「業務用ストリーマ空気清浄機」として、以上の機種の販売もあります。

 適応畳数は、最大53畳までで、風量12㎣/分でカバーする製品です。

 ただ、本機については、脱臭フィルタは6ヶ月、静電HEPAフィルタは1年の寿命です。

 また、ツインモーターとなるので、電気代も約2倍です。

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 このように、価格・パワーでは、ブルーエアに負ける製品です。

 しかし、先ほども書きましたが、ダイキンの「ストリーマ放電技術」は、ニオイの分解や、花粉などのアレルギー物質の抑制効果があります。

 そのため、この部分をどう評価するかという製品になります。

---

 ただ、本機は、モーターを2機搭載し、消費電力は同社の中型の2倍です。そのため、このクラスを導入するならば、同社の中型を2機導入した方が賢いかな、と個人的には思います。


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 【2021年4月発売】

 10・ダイキン UVストリーマ ACB50X-S
  ¥67,554 楽天市場 (10/12執筆時)

対応面積: 22畳まで
清浄時間:15分/8畳(推定)
最大風量:最大5.0㎣/分
サイズ:幅270×奥行270×高さ500mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

 ACB50X-Sは、ダイキンの発売する空気清浄機の最上位機です。

 ダイキンは、近年(加湿機能のない)空気清浄機にはあまり力を入れていなかったのですが(花粉シーズンが終わる寸前に)新機種を投入してきました。

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 本体サイズは、幅270×奥行270×高さ500mmです。

 下位機種と同じサイズです。

 適応面積は、最大22畳までです。

 8畳あたりの清浄時間が非公開なのですが、風量と元にした機種のスペックからすると、15分以内でしょう。

 このあたりの畳数での利用ならば十分強力です。

 本体の風量が、最大5.0㎣/分と、通常機より「やや落ちる」ため、わずかですが、下位機種より空気清浄のパワーが低いです。

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 一方、下位機種と比較する場合、本機は、フィルターの手前にUVC LEDユニットが付きます。

 そして、HEPAフィルターに対して、90分ごと30分間「深紫外線照射」を行います。

 ユニットは、旭化成グループのCrystal ISからの提供で、民間用の空気清浄機では「」です。

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 この仕組みは、第三者機関の試験を経ています。

 ただし、試験空間(約6畳)での効果なので、カタログには(親切に)注意書きがあります。

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 また、本機は、HEPAフィルターに抗菌剤を塗布しているので、これとストリーマ放電と、UVCの「合わせ技」としての試験評価です。

 ただ、(温泉などにみられるコームの)UV殺菌灯(253.7nm)より強力な、265nmの波長の紫外線です。

 近年登場され注目されている方式です。

 本機の場合、ある程度密閉性のある空間で、しかも、「フィルターに対する照射」なので、搭載する意義はあるでしょう。

 なお、紫外線は、外に漏れ出さないような多重の工夫も見られます。

 気流制御などは、下位機種を流用した設計なので、下位機種にプラスアルファはないです。

 センサーも、同様で、ニオイ・ほこりセンサーです。

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 ダイキン BAFP101A4
  ¥5,500 楽天市場 (4/29執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、先述のように、「抗菌HEPAフィルター」です。

 この部分は、上位機を選ぶ場合の「注意点」で、抗菌剤を塗布している関係で、1年で交換です。

 毎年の消耗品コストを考えると、かなりの高級機ですので、これは業務用が「主戦場」の製品だと思います。

 「ニオイ」用フィルターは、他機同様に、ストリーマ放電を伴う再生型です。

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 マイナスイオン発生機能は、一方、本機は「省略」です。

 静音性は、強運転で51dBです。

 風速の最大値が低い分、すこしだけ静かです。

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 IOT対応は【Amazon Echoの比較記事】で紹介したAmazonのスマートスピーカーに対応します。

 そのうえで、スマホで、空気の汚染状況をみたり、運転操作切替を行うことが可能です。

 ダイキン製のエアコンと同じアプリですので、統一して利用できる点もメリットです。

----

 以上、ダイキンのUVストリーマ空気清浄機ACB50X-Sの紹介でした。

 フィルターが1年交換なので、消耗品コストは高めです。その上で、風量は通常より(わずかですが)弱いので、一般的な「花粉対策」「ニオイ対策」という意味では、割高です。

 いくぶん「実験的」にも思えますが、「新しい生活様式」に合わせた時宜を得た新機種とは言えるでしょう。

 UVC殺菌ほか抗菌剤とストリーマ放電の「三重の合わせ技」で、試験空間(6畳)に近い畳数の場所での利用ならば、効果に対する期待は持てそうです。

次回につづく!
単機能の空気清浄機でおすすめは結論的にどの機種?

 というわけで、今回は、空気清浄機の比較の1回目でした。

 しかし、記事は、まだまだ、続きます。

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1・空気清浄機の比較 (1)
  1-1:シャープ(日本)
  1-2:パナソニック(日本)
  1-3:ダイキン(日本)
2・空気清浄機の比較 (2)
  2-1:日立(日本)
  2-2:バルミューダ(日本)
  2-3:無印良品(日本)
  2-4:アイリスオーヤマ(日本)
  2-5:象印(日本)ほか
3・空気清浄機の比較 (3)
  3-1:ダイソン(英)
  3-2:ブルーエア(北欧)
  3-3:エレクトロラックス(北欧)
4・空気清浄機の比較 (4)
  4-1:エアドッグ (シンガポール)
  4-2:シャオミ(中国)
  4-3:カドー(日本)
5・空気清浄機の選び方(まとめ)
 =選び方と最終的なおすすめの提案

 つづく、2回目記事こちら】では、今回紹介できなかった日本企業の製品を追加で紹介します。

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 その上で、最終回記事こちら)では、全記事の結論として、これまでの記事内容をふまえて、サイズ別のAtlasのおすすめ空気清浄機・加湿空気清浄機を選定し、提案していきたいと思います。

 長い記事ですが、ひきつづき、よろしくお願いします。

--

 2回目回記事は→こちら

posted by Atlas at 20:36 | 空気清浄機

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