比較2018’ 高画質デジカメ25機の性能とおすすめ【高級レンズ搭載】 (1):画質最強の高級コンデジ

2018年04月29日

比較2018’ 高画質デジカメ25機の性能とおすすめ【高級レンズ搭載】 (1):画質最強の高級コンデジ

【今回レビューする内容】2018年 レンズが明るい!最強デジタルカメラの性能とおすすめ・選び方:名機といえるコンデジ・撮像素子・F値・ぼけ味最強の高級コンデジ名機はどれ?性能の違いと人気ランキング

【評価する製品型番】リコー RICOH GRU 富士フイルム X100F-B CANON PowerShot PSG9X PSG7X MarkII PSG5X G1 X Mark III SONY Cyber-shot DSC-RX100 M5 M4 M3 M2 DSC-RX1 DSC-RX1R パナソニック LUMIX DMC-TX2 DMC-TX1 DMC-LX9 DMC-FZ300 DMC-FZH1 PowerShot G3 X DSC-RX10M3 DSC-RX10M4 Sigma dp0Quattro dp1Quattro

今回のお題
レンズが明るい!高性能デジタルカメラのおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日はデジカメ(コンデジ)の比較です。 

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 5万円以上の価格帯の「明るいレンズと大きな撮像素子積んだ」各メーカーの高級コンデジを20機比較します。

 「最強デジカメ」として雑誌で特集されるジャンルの製品です。

 以下では、いつものように各機種を個別に比較したあと、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーーー

1・1万円前後の入門デジカメの比較
2・3万円前後の人気デジカメの比較

3・5万円以上の高級デジカメの比較
4・超高倍率ズームのデジカメの比較
5・水や砂に強い高耐久デジカメの比較
6・自分撮影ができるデジカメの比較

7・ミラーレス一眼の比較

8・一眼レフカメラの比較
9・デジカメ全製品からのおすすめ【結論】

 なお、今回の記事は「モノマニア」のデジカメ特集の3回目の記事として書いています。 

1・高画質デジカメの選び方の基本

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 最初に、このブログが用いる「高画質」という表現について、簡単に定義しておきます。

 「最強デジカメ」などの雑誌特集では、カメラスペックの諸要素を複合的に判断しています。

 しかし、このブログでは、「次の2点」に搾って、「高画質」と判断する主な材料としています。

1・撮像素子のサイズが大きなカメラ

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 第1に、撮像素子のサイズの大きさですを。

 撮像素子とは、レンズの光を電気信号に変える部品です。

 大きいほど、光が多く集められるため、色彩豊かな写真が撮影できます。カメラで最も重要なパーツです。この部分が悪いと、いくら画素数が高くても高画質を得られません

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 一眼レフカメラやミラーレス一眼は、上図にあるように、マイクロフォーサーズAPS-Cという大きなサイズの撮像素子を搭載しています。小さなデジカメと「画素数が同じでも、より綺麗に撮影できるという理屈です。

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 「高画質デジカメ」の場合、1型以上が平均値ですが、最大では、一眼レフと同じAPS-Cを採用する高級デジカメもあります。なお、1型でも、「普通のデジカメ」に多く採用される1/2.3型よりもだいぶ大きいです。

 今回の記事では、「少なくとも1型以上」を「高画質デジカメ」の最低限の基準として、比較するカメラを選びました。

2・レンズのF値が明るいカメラ

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 第2に、F値の優秀さを評価基準とします。

 F値は、カメラのリング部分や、仕様表に必ず掲載される重要スペックで、F値の数値が小さいほど、レンズが明るくて高性能になります。例えば、F3.5と、F1.8のカメラを比べると、F1.8のカメラの方が明るく高性能なカメラといえます。

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  明るいレンズは、夜間撮影や、室内撮影にとりわけ強く画質が良いです。とくに、背景にボケ味を出すのが得意なので、高画質カメラを狙う方は重要視して良い部分です。

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 ただし、レンズは、ズーム倍率に比例して暗くなるのが基本です。

 そのため30倍ズームなどを搭載するカメラは、基本的にF値が悪いです。そのため、「高画質デジカメ」は、「ズーム倍率」が控えめな機種に多いと言えます。

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 一方、世の中には、高倍率ズームとレンズの明るさとが両立したデジカメというジャンルの製品もあります。

 そういった機種は、大きなレンズを搭載する必要があるため、カメラのサイズと重さが大きくなります。

 まとめれば、「レンズの明るいデジカメ」を選びたいと考えている場合、レンズの明るさ」と「ズーム」と「本体の重さ」をチェックして、それらのバランスの良い機種を考えて選ぶ必要があると言うことです。

 今回の記事では、F値(広角側)が「少なくともF2.9以下」カメラを「高画質デジカメ」として比較しました。

ーー

1・低倍率のデジカメ(3-15倍ズーム)
2・高倍率のデジカメ(20-30倍ズーム)
3・単焦点のデジカメ(1倍ズーム)

 なお、以下の記事では、カメラのズーム力の違いで3つのカテゴリにわけて、「高画質デジカメ」を紹介します。

 では、比較をはじめましょう。

2・キヤノンの低倍率ズームコンデジ

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 最初に、光学ズームが3-10倍程度までの標準ズーム搭載機種を紹介します。

 ズームは弱めですが、その分撮像素子とレンズは良いものを搭載し、かつ、軽量なモデルが多いのが特長です。 

 はじめに、キヤノンのデジカメから紹介していきます。


 

 【2017年】

 1・CANON PowerShot PSG9X MARKII
  ¥45,467 Amazon.co.jp
(4/29執筆時)

 撮像素子:1.0型高感度CMOS
 広角側の明るさ:F2.0
 望遠側の明るさ:F4.9
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 3倍
 焦点距離 :28mm〜84mm
 手ぶれ補正機能:光学式3.5段
 ファインダー:なし
 AF:31点AF
 連写:約6枚/秒
 液晶モニタ:3. 0型タッチパネル(約104万)
 重さ:182グラム(電池込み206g)

 PSG9X MARKIIは、キヤノン最新機種の軽量高級機です。キヤノンのはPowerShotに属する製品です。

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 本体の重さは、電池込みで206グラムです。レンズが明るい」コンデジの中では軽量コンパクトです。

 軽量化を重視する機種なので、ファインダーやサブダイヤルなどは省略されますが、気軽に持ち運べる点は替えがたい魅力です。

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 ズーム倍率は、光学3倍ズームです。

 焦点距離は28mmからですので、広い範囲を撮るのはやや苦手です。逆に、3倍ズームの望遠側は84mmなので割と大きく撮れます。

 いずれにしても、ズームよりも、画質と本体の軽量化にに力をい得れた機種ですので、ここは我慢するべき部分です。

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 撮像素子は、1.0型です。

 一眼レフなどに採用されるAPS-C型よりは小さいですが、高級デジカメとしての平均値はクリアし、「普通のデジカメ」が使う1/2.3型より2倍以上大きな素子です。

 また、「高感度タイプ」の撮像素子なので、夜間や室内など条件の悪い場所の撮影も得意です。この点で、この機種は、多くの光を取り込むことができるため、芸術的なボケ味を出した写真がより撮影しやすい機種といえます。

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 レンズの明るさは、広角側でF2.0と明るいレンズです。

 望遠側だとF4.9 となりますが、本体のコンパクト性を考えるとたいへん優秀でしょう。

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 手ぶれ補正は、シャッター速度3.5段分です。

 キヤノンの場合、ジャイロセンサー以外に、撮像素子からも手ぶれ情報を得るため、安定した補整が得られます。どのカメラもそうですが、ズーム時は手ぶれしやすいので、この点は安心でしょう。

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 オートフォーカスは、コントラストAFで、測距点は31点です。合焦速度は0.14秒です。

 飛び抜けて優秀ではないですが、このグレードの機種としては健闘しています。

 連写速度は、6コマ/秒です。より優秀な機種はありますが、高解像度機としては、問題ないスペックでしょう。

 この2つの要素は動く被写体の撮影の際にとくに、初心者の方には重要です。軽量機としては水準が高いため、安心して使えるでしょう。

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 液晶モニターは、液晶画面は3.0型約104万ドットです。

 ファインダーは、付属しません

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 動画撮影機能も、フルHD画質(60フレーム秒)の映像が撮影できます。

 また、動画専用の「5軸手ぶれ補正」が付きます。ビデオ撮影は、写真撮影と異なり、常に画像を撮り続けるため専用の手ぶれ補正が必要です。5方向の手ぶれに対応するこの機種はその点で性能が高いです。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fi機能のほか、Bluetoothが搭載です。Bluetoothの場合、一度設定すれば、アクセスポイントの設定が不要なので、旅先でのスマホへの転送が圧倒的に便利です。

 さらに、Bluetooth Smart対応ですので、スマホに常時接続できる上、スマホ側のバッテリー消費も少ないです。

 以上、PowerShot G9Xの紹介でした。

 ズーム倍率は標準的ですが、とても軽量です。大きな撮影素子を搭載し、F値も明るいレンズを採用します。利便性の面でもBluetooth Smart対応ですし、価格にに見合った性能を期待して良い機種です。


 

 【2016】 

 2・CANON PowerShot PSG7X MarkII
  ¥58,150
Amazon.co.jp  (4/29執筆時)

 撮像素子:1.0型高感度CMOS
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 4.2倍
 焦点距離 :24mm〜100mm
 手ぶれ補正機能:光学式4段
 ファインダー:なし
 AF:31点AF
 連写:約6.5枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル(104万)
 重さ:294グラム(電池込319グラム)

 Power Shot G7X MarkIIは、PowerShot G9Xの1つ上位のモデルです。

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 本体の重さは、電池込みで319グラムです。

 下位機種より重いのは、可動式のチルト式液晶を採用するからです。アングルを変えたり「自分撮影」などができ便利ですが、本体は少し重くなります。

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 ズーム倍率は、光学4.2倍ズームです。

 焦点距離を考えると、広角側も望遠側も数値が伸びており、さほど高倍率機では無いとはいえ、使い勝手は下位機種よりよさそうです。とくに、広く撮れるので、より、風景などの撮影向きでしょう。旅行に良さそうです。

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 撮像素子は、1.0型です。この部分では下位機種と同じです。 

 レンズの明るさは、広角側でF1.8、望遠側でもF2.8と相当明るいです。

 レンズ設計と、とくに反射を防ぐコーティングの工夫で、光の透過率を高め、この性能を出せています。パワーショットシリーズ「らしい」性能です。

 手ぶれ補正も、4段分の補整と、下位機種よりさらに上昇しています。

 オートフォーカスは、下位機種と同様で、31点で合わせることができます(31点AF)。

 連写速度も、6コマ/秒で、同等です。

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 液晶モニターは、先述のように、チルト式液晶です。さらに、タッチパネルも採用されている点で、上級です。ピント合わせがより直感的にできます。

 ファインダーは、こちらも付属しません

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 動画撮影機能は、フルハイビジョン画質(60フレーム秒)までです。下位機種同様に、動画専用の「5軸手ぶれ補正」も付属です。

 ネットワーク機能は、一方、Wi-Fiのみとなり、Bluetoothは不採用です。これは、下位機種のほうが発売が新しかったためです。

 以上、 Power Shot G7X MarkIIの紹介でした。

 PowerShot G9Xに比べて性能の良いレンズを搭載し、手ぶれ補正機能なども強力になった機種です。ただ、高性能レンズや可動式モニターを採用した結果、重さは319グラムと100グラム以上重くなっています。この点で言えば、チルト式液晶が不要ならば、下位機種で良いと思います。


  

 【2015】
 3・CANON PowerShot G5X PSG5X
  ¥75,600 Amazon.co.jp
  (4/29執筆時)

 撮像素子1.0型高感度CMOS
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2020万画素
 光学ズーム: 4.2倍
 焦点距離 :24mm〜100mm
 手ぶれ補正機能:光学式3段
 ファインダー:電子ビューファインダ(約236万)
 AF:31点AF
 連写:約6.5枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル液晶(約104万)
 重さ:355グラム(電池込377g)

 PowerShot G5 Xは、PowerShot G7X Mark2上位モデルです。ただし、発売時期はこちらが古いため、純粋に「上位機」と言えない部分もあります。

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 本体の重さは、電池込みで377グラムです。

 下位機種よりさらに重いですが、こちらについては、ファインダーとバリアングル液晶が付属するため、仕方ない部分です。ただ、これは「ポケットイン」ができないと言うだけで、500g以下のデジカメは、バッグに入れたり、ネックストラップで持ち運ぶならば、全く重くないサイズです。

 ズーム倍率は、光学4.2倍ズーム撮像素子は、1.0型レンズの明るさは、広角側F1.8です。つまり、画質に関わるこれらの3要素は、下位機種と同じ構成です。

 手ぶれ補正は、しかし、下位機種より悪い、3段分の補整です。発売が早かったこともあり、エンジンが旧式のためです。

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 オートフォーカスは、コントラスト式で、測距点が31点です。こちらは下位機種と同じです。

 連写速度は、しかしながら5.8コマ/秒までと、この点でも発売時期が影響を与えています。

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 液晶モニターは、バリアングルな可動式液晶モニターです。

 ただし、180度逆に向けることはできない仕様です。また、タッチパネルでもありません。

 ファインダーは、搭載されます。

 約236万ドットの電子式ファインダーで、EVFとしては抜群の鮮明さです。光学式ではないので、実像ではないいわば「ビデオ」ですが、実用性は高いです。

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 動画撮影機能は、フルハイビジョン画質(60フレーム秒)、ネットワーク機能は、こちらの機もWi-Fi機能のみと下位機種と同じ水準です。

 以上、PowerShot G5Xの紹介でした。ファインダーとバリアングル液晶モニターという下位機種にない2つの機能は魅力的です。ただ、明るいレンズを積んだことなどにより、377グラムと重さが増しているので、この2つの機能が不要ならば下位機種が良いでしょう。

 また、発売が2015年ということもあり、ネットワーク機能や画像エンジンも旧式なので、全体として言えば「新型への更新が待たれる」機種です。


 

 【2014】
 4・CANON Power Shot G1 X Mark II
  ¥63,504 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)

 撮像素子:1.5型高感度CMOS
 広角側の明るさ:F2.0
 望遠側の明るさ:F3.9
 画素数:1280万画素
 光学ズーム: 5倍
 焦点距離 :24mm〜120mm
 手ぶれ補正機能:光学式3.5段
 ファインダー:なし
 AF:コントラストAF
 連写:約5.2枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル液晶(約104万)
 重さ:553グラム

 PowerShot G1 Mark 2は、キヤノンのコンデジの高級機です。次に紹介する後継機、Mark3の新登場で価格は値下がり傾向ですね。

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 本体の重さは、電池込みで553グラムです。

 チルト式液晶や、便利な各種ボタンなどを採用するからですが、それ以外に大きな撮像素子を採用しているからでもあります。 

 実際、使い勝手の部分はかなり良いです。例えば、カメラにコントロールリングは2つ付いており、マニュアルフォーカス調整の他、ISO感度露出補正などの機能をダイヤルに割り当てられます。これは使い勝手の面でメリット性が高いです。

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 光学ズームは、5倍です。

 下位機種に比べると、望遠側の焦点距離が120mmと、実用的なズームレベルです。

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 撮像素子は、1.5型です。

 ズームタイプの高級デジカメに多い1型より相当大きく、一眼レフのAPS-Cサイズに迫るものです。

 先ほど書いたように、撮影素子のサイズは、画素数よりも画質に最も決定的な影響を与えます。撮像素子も裏面照射型なので、暗い場所に強いレンズです。

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 レンズの明るさは、広角側(1倍ズーム側)で、F値2.0という明るいレンズが採用されています。

 ただ、望遠側(4倍ズーム側)はF値3.9なので、この点では下位機種が性能面では上回っています。

 手ぶれ補正は、3.5段分です。

 最新機は4段でしたが、倍率を考えても、十分でしょう。 

 

 ファインダーは、外部ファインダー(EVF-DC1)で別売となります。これらの点では、下位機種より利便性の面で劣ります。

 液晶モニターは、上下に移動できるチルト式液晶です。バリアングル液晶ほど可動範囲はないですが、180度回せる仕様です。

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 オートフォーカスは、コントラスト式の31点AFです。

 ただし、入門機のPSG9X MARKIIなど2017年発売の新型に比べると、合焦速度は0.22秒とやや劣ります。

 連写速度も、2.2コマ/秒までとやや遅めです。

 なお、このれら部分は、光学部品ではなく、画像エンジンに左右されます。現行モデルながら、2014年に発売されたこの機種は、こうした部分が「物足りなく」なってきています。

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 動画性能は、フルハイビジョン画質対応ながら、30フレーム/秒と非実用的です。

 動画専用の5軸手ぶれ補正を搭載しますが、この部分にも、発売時期の問題が出ています。

 ネットワーク機能は、やはりWi-Fiのみです。と無線でつなげることが可能です。スマホアプリを利用して接続し、撮影した画像をスマホに外出先から転送する機能などを持ちます。 

 以上、PSG1X MARKIIの紹介でした。キヤノンの下位機種に比べて、発売が最も速かった機種です。そのため最高級機ですが、価格は相当下がっています。ただ、画像エンジン周りや、ファインダー周りの設計はやはり「旧式」なのは否めないですね。


 

 【2017年11月】

 5・CANON Power Shot G1 X Mark III
  ¥105,800 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)

 撮像素子:APS-Cサイズ
 広角側の明るさ:F2.8
 望遠側の明るさ:F5.6
 画素数:2420万画素
 光学ズーム: 3倍
 焦点距離 :24mm〜172mm
 手ぶれ補正機能:光学式4段
 ファインダ:電子ビューファインダ(236万)
 AF:像面位相差AF
 連写:約9枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル(104万)
 重さ:399グラム(バッテリーなし375g)

 PowerShot G1 Mark 3は、キヤノンのコンデジでは最も高級な機種です。約3年ぶりの新機種です。

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 本体の重さは、399gとだいぶ軽量化されました。より持ち運びやすくなっています。

 この重さで、内蔵ファインダーとバリアングル液晶搭載なので、相当優れた機種です。

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 光学ズームは、こちらは3倍です。

 下位機種と比べてやや低いですが、画質を最優先した設計であるため仕方ないでしょう。

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 撮像素子は、1.5型よりさらに大きなAPS-Cサイズの大型の撮像素子です。

 ズーム付きのコンデジでは、おそらく日本初搭載ではないでしょうか。最も重要な部分で妥協がない点はかなり好感が持てます。キヤノンは、ローパスレスではないですが、この部分は、メーカーの「こだわり」となります。

 レンズの明るさは、広角側(1倍ズーム側)で、F値2.8です。

 十分な明るさですが、旧機種よりはスペックダウンです。撮像素子のサイズと本体の重さを優先したためでしょう。

 手ぶれ補正は、4段分です。

 CMOSセンサーからも補整データをえる最新テクノロジーで、現行水準の高級デジカメとしては「最優秀」の部類です。 201702051651.jpg

 オートフォーカスは、この機種の最大の見所です。

 なぜなら、一般的なデジカメで見られるコントラスト式ではなく、一眼レフ同様の位相差AFを採用するからです。

 それも、キヤノン独自のデュアルピクセルCMOSAFです。この場合、位相差AFだけで高速に合焦できるため、合焦するまで「行ったり来たり」がほぼなくなっています。結果、画面の80%の領域で位相差AFが働くからです。0.09秒という合焦速度は「見事」でしょう。

 連写速度も、9/コマ秒と速いです。

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 液晶モニターは、バリアングル液晶で自由に回転できます。。

 ファインダーは、電子式ファインダーが内蔵されます。約236万ドットと下位機種と同品質のもので、品質は高いです。

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 動画性能は、フルハイビジョン画質(60フレーム秒)と実用的です。

 4K動画は対応しませんが、動画専用の5軸手ぶれ補正を搭載し、画質は期待できます。。

 ネットワーク機能は、Wi-Fi機能Bluetooth smart対応です。スマホの電池を犠牲にせずBluetoothでの常時接続も可能です。Bluetoothと1度ペアリングすれば、接続できる利便性もあります。

 以上、PSG1X MARKIIIの紹介でした。

 パワーショットシリーズからは、久しぶりの「最高級機」の最新機種です。「軽量化」「APS-Cサイズの撮像素子」「Bluetooth smart」「4段階の手ぶれ補正」「デュアルピクセルCMOSAF」の採用と、非常に素晴らしい「進化」を遂げたと思います。

 低倍率ズームの高画質機では、現在のところ「総合的に画質が最も期待できる」製品と言えます。それでいて軽量ですし、価格に十分に見合った性能と言えます。

3・SONYの低倍率ズームコンデジ

 つづいて、ソニーの低倍率タイプの高級コンデジを紹介します。


 

 6・SONY Cyber-shot RX100
  ¥38,800 Amazon.co.jp
  (4/29執筆時)

 撮像素子:1型CMOS
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F4.9
 画素数:2090万画素
 光学ズーム: 3.6倍
 焦点距離 :28mm〜100mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:なし
 AF:コントラスト(25点)
 連写:約10コマ/秒
 液晶モニター:3.0型 約122.9万ドット
 重さ:約213g(電池込み240g)

 つづいて、ソニーの人気高級コンデジCyber-shot RX100です。

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 本体の重さは、200グラム台の小型軽量です。

 発売は5年前ですが、標準ズーム搭載機でこの重さを実現できたのは、設計思想が良いからでしょう。現在的にはキヤノンのG9 X Mark IIというより軽量の機種が生まれました。

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 ズーム倍率は、3.6倍ズームです。

 カタログスペックだと7.2倍とありますが、こちらは、超解像度技術を併用した電子ズーム利用時です。画質の劣化を伴わない水準だと、焦点距離100mmの3.6倍ズームが最大です。

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 撮像素子は、1.0型です。

 高級デジカメで軽量なモデルは大抵このサイズです。ただ、逆光や室内撮影の対応力の点で言えば、最近のモデルとしては例外的に裏面照射型対応の撮像素子を採用していない点は、マイナスポイントです。

 レンズの明るさは、広角側のF値がF1.8と相当明るいレンズを使っています。

 また、ソニーの場合、レンズが7枚羽根円形絞り形状で、通常機より「ボケ味」がだせる工夫もあります。なお、レンズは、ドイツの世界的に有名な光学機器メーカーであるカールツァイス社の高性能レンズを使用しています。

 手ぶれ補正は、ソニーはどの機種も補整段数を公開していません。

 ただ、ジャイロセンサーを搭載した光学式手ぶれ補正は、実用面で問題はありません。

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 画質に関わるその他の部分では、ソニー社が開発したHDR技術の採用が注目に値します。

 HDR技術とは、1回の撮影で同じ写真を高速で連写し、それらを合成することで、見たままに近い階調を実現するものです。夜間撮影や室内撮影、逆光時の写真クオリティが高いと言えます。iPhone6にも技術供与されていますが、ソニーのデジカメは5枚合成できる点で高性能です。

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 オートフォーカスは、コントラスト式で、測位点は25点で、合焦速度は最速0.13秒です。

 連写速度は、10コマ/秒と速くなっています。

 この2つのスペックは、キヤノンの最新機に較べても高速です。被写体が動く、子どもや運動会などにもってこいです。

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 液晶モニターは、とくに回転などの機能が付かない普通のモデルです。ただ、ソニーの130万ドットのエクストラファイン液晶搭載で、表示品質は良いです。

 ファインダーは、こちらも付属しません

 動画性能については、フルハイビジョン画質(60フレーム秒)対応です。ただし、手ぶれ補正は、動画専用ではなく、静止画用と同様の方式のため、動画撮影はキヤノンのPowerShotの方が上位です。

 ネットワーク機能は、こちらについては、Wi-Fiを含めて未付属です。この部分は「古くさい」ですね。

 以上、ソニーのサイバーショット RX100の紹介でした。

 Wi-Fiなどが未搭載である点のほか、裏面照射型の撮像素子を採用していない点など、設計上古い部分もある機種です。小型機種としては、現在も重さも軽量で総合性能が高いといえる機種です。

 2012年発売開始機種ですが、高級カメラは「陳腐化」の間隔が遅いので、まだ素晴らしいと言える点がたくさんあるカメラです。あまり暗い場所や逆光下で撮影しないならば、この機種はおすすめできます。


 

 【2013】
 7・SONY Cyber-shot RX100M2
  ¥46,850 Amazon.co.jp
  (4/29執筆時)

 撮像素子1型CMOS(裏面照射型)
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F4.9
 画素数:2090万画素
 光学ズーム: 3.6倍
 焦点距離 :28mm〜100mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:(別売で取り付け可能)
 AF:コントラスト(25点)
 連写:約10コマ/秒
 液晶モニター:3.0型 / 約122.9万ドット
 重さ:約281g

 こちらは、ソニー社のSONY Cyber-shot RX100M2です。上で紹介したサイバーショットRX100上位機種にあたります。

 下位機種と比較した場合、撮像素子が、1型CMOSであること、カールツァイス社のF値1.8型のレンズを採用していること、3.6倍ズームを搭載することなど、画質に関わる基本性能は同じです。

 ただ、パワーアップしている点が4点あります。

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 第1に、撮像素子に裏面照射型センサーが使われている点です。

 裏面照射型センサーは、夜間の高感度撮影や室内撮影の際の感度が上昇し、ノイズが生じにくくなります。もちろんHDR技術など下位機種に搭載される機能も搭載するため、総合性能は高いです。

 第2に、ネットワーク機能の対応です。

 こちらの機種には、WiFi(無線LAN)に対応しており、スマホ(iPhone/Android)に撮影した写真をその場で転送することができます。ただし、引き続きBluetoothは非搭載です。

 
 ソニー FDA-EV1MK
  ¥34,800 Amazon.co.jp
(4/29執筆時)

 第3に、マルチインターフェースシューに対応した点です。

 電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」のほか、光量の大きな外部フラッシュや集音マイクなどが 搭載できるようになっています。

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 第4に、チルト撮影に対応した点です。

 液晶モニターが動かせるので「運動会など人ごみの上からの撮影や、ペット目線に合わせた低い姿勢での撮影時など、さまざまなポジションやアングルで快適に」撮影できます。ただ、180度は裏返せないので、自分撮影には未対応です。

 この4点が大きな性能差になります。

   以上、Cyber-shot RX100M2の紹介でした。

 同じくチルト式液晶を装備し、重さも同等水準のキヤノンのPower Shot G7X MarkIIに比べると、発売時期の関係で、ズーム側のレンズの明るさやフォーカス性能は劣ります。とはいえ、高度なHDR機能や、高速連写への対応など、優れる部分もあるのもまた事実なので、一概にどちらが優れるとは言えないでしょう。最終的なおすすめ機種については、記事の最後に改めて書きたいと思います。  


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【2014】

 8・SONY Cyber-shot DSC-RX100M3
  ¥64,350 Amazon.co.jp
  (4/29執筆時)


 撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2090万画素
 光学ズーム: 2.9倍
 焦点距離 :24mm〜70mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:0.39型 電子式ビュー 約144万
 AF:コントラスト(25点)
 連写:約10コマ/秒
 液晶モニター:3.0型Extra Fine液晶(123万)
 重さ:約290g

 RX100M3は、SONYのサイバーショットRXシリーズのミドルモデルです。

 本体の重さは、290グラムです。

 下位機種より多少重い水準なのは、ポップアップ式のファインダーが内蔵される構造だからです。

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 ズーム倍率は、2.9倍と多少弱くなっています。

 しかし、広角側が24mmになったので、画角は下位のRXシリーズよりも広いです。そのため、風景写真からポートレートまでうまく撮れる万能レンズに進化したと言えます。

 コーティングも新しくZEISS T*コーティングを採用し、ゴースト・フレアを軽減しています。

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 撮像素子は、1型と下位シリーズと同じ規格です。

 レンズの明るさも、広角側のF値はF1.8、望遠側でもF2.8と下位機種と同じです。ただ、レンズは新設計のカールツァイスのレンズを採用しました。そのため、F値は望遠側でもF2.8 と高いです。

 手ぶれ補正は、補整段数は非公開ですが、光学式を搭載します。低倍率ズーム機ですし、実用面で問題はありません。

 オートフォーカスは、下位機種と同じく高速ですが、連写速度とともに、スペック的には下位機種と同じですね。

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 ファインダーは、収納式の小型ファインダーが付属します。この点が、下位機種との最大の違いです。

 液晶には、高画質の有機ELを利用した「OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」です。ミラーレス一眼でも採用される高精細なものです。有機ELを開発していた企業らしく解像度は約144万ドットと、高解像です。

 液晶モニターは、この機種の場合はチルト回転式モニターが搭載されます。

 こちらは、90度回るために自分撮影もできます

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 動画性能については、フルハイビジョン画質で、120フレーム/秒で高詳細に撮影可能です。

 独自のXAVC S圧縮に対応するため可能になりました。手ぶれ補正についても、光学式+電子式のインテリジェントアクティブモードで、キヤノンG7シリーズに採用される5軸手ぶれ補正に準じる性能と言えます。

 ネットワーク機能は、こちらもWi-Fi機能のみ搭載されます。

 以上、サイバーショット100M3の紹介でした。

 新型レンズの採用で、画質がアップしている点が魅力の機種です。また、チルト式モニター電子ビューファインダーが搭載された機種にもかかわらず、300グラムを切る重さを実現している点も魅力です。こうした点で、予算があれば、オススメしたい機種の1つです。


 

 【2015】

 9・SONY Cyber-shot DSC-RX100M4
  ¥84,240 Amazon.co.jp
  (4/29執筆時)

 撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 2.9倍
 焦点距離 :24mm〜70mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:0.39型 電子式ビュー 約235万
 AF:コントラスト(25点)
 連写:約16コマ/秒
 液晶モニター:3.0型Extra Fine液晶(123万)
 重さ:約298g

 DSC-RX100M4 は、サイバーショットRXシリーズの上位機です。同シリーズでは二番目に高級な機種です。

 なお、最近のソニーは、下位機種を継続販売しつつ、毎年上位機を1台ずつ発売していくやり方をとっています。こちらは2015年発売開始になります。

 本体の重さは、290グラムです。下位機種とほぼ同様の水準をキープしています。

 ズーム倍率は、こちらも2.9倍ですね。

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 撮像素子は、下位機種に比べて、撮像素子が新型になったのが大きな特長です。

 サイズ自体は、1型CMOS(裏面照射型)と従来機と同じです。しかし、撮像素子にメモリーを搭載することで、画像処理エンジンまでの信号伝達速度を高める工夫がされました。

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 これにより速度に関する性能が全般的に向上しました。例えばシャッター速度は最高16コマ/秒と1.5倍ほど高速化し、シャッター速度も最高1/32000秒と高速撮影が可能になりました。

 レンズの明るさは、広角側のF値はF1.8、望遠側でもF2.8と下位機種と同じです。

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 動画撮影機能についても、この新しい工夫の効果で、高級コンデジとしては早々に4K動画撮影に対応しました。

 そのため、4K画質で30フレーム/秒の記録が可能です。さらに、最大960fpsのスーパースローモーション撮影にも対応しました。これは、プロ用の動画機器並みのスペックで、今回のこの機種の最大の「売り」です。

 このほかの点の基本性能は、レンズの明るさを含め、下位機種のサイバーショット100M3と同等性能です。

 以上、DSC-RX100M4 の紹介でした。

 撮像素子にメモリーを搭載するという、これまで他社にも見られなかった高性能化が目指されていて、技術的に興味深い機種です。ただ、ネックは価格でしょう。先ほど書いたように、RXシリーズは、毎年新機種が出て廃盤にしていくタイプの売り方をしていないため、価格の下落ペースは遅いです。


  

 【2016】
 10・SONY Cyber-shot DSC-RX100M5
  ¥102,800 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)

 撮像素子:1型CMOS(裏面照射型)
 広角側の明るさ:F1.8
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 2.9倍
 焦点距離 :24mm〜70mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:0.39型 電子式ビュー 約235
 AF:315点位相差AF・25点コントラストAF
 連写:約24コマ/秒
 液晶モニター:3.0型Extra Fine液晶(123万)
 重さ:約299g

 DSC-RX100M5 は、2016年10月に新発売されたサイバーショットRXシリーズの最高級機です。

 本体の重さは、298グラムです。筐体の形状は踏襲するため、重さも下位機種と大きく変わりません。

 ズーム倍率は、やはり下位モデル同様に、2.9倍です。


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 撮像素子は、DSC-RX100M4 と較べて、こちらはさらに新型のCMOSセンサーであるExmor RSを採用します。こちらは、画像エンジンとの間に高速メモリを介在させることで、画像処理技術と速度を高速化させたものです。

 レンズの明るさは、広角側のF値はF1.8、望遠側でもF2.8と下位機種同様に明るめです。

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 オートフォーカスは、この新型センサーの効果の恩恵を最も受けています。

 結果、デジカメに多いコントラスト式(25点)と、一眼レフに見られる像面位相差式(315点)を併用する新仕様になり、合焦速度が高級コンデジでは最高と言える性能になりました。

 オートフォーカス速度0.05秒で、相当優秀です。

 連写速度も、24コマ/秒と高速化しました。

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 動画撮影機能についても、4K動画撮影時にも面位相差AFを利用できる点、スローモーション撮影が960fpsまで対応するようになった点などがパワーアップが見られます。

 その他の部分は、自分撮影に対応するチルト式液晶の搭載や、撮像素子のサイズ、ファインダーなど、下位機種と同じです。ネットワーク機能も、Wi-Fi機能のみ搭載されます。

 以上、DSC-RX100M5 の紹介でした。

 このシリーズは、毎年何らかの部分を強化していますが、このモデルの場合、オートフォーカスと高速連写の部分が主なパワーアップポイントです。本体価格から言って、ハイアマチュア向けの機種ですが、オートフォーカスの向上は、初心者が綺麗に撮影したい場合にも有効な機能です。予算があれば、選んでも良いでしょう。

4・パナソニックの低倍率ズームコンデジ

 続いて、パナソニックの低倍率ズームの高級コンデジを比較します。



【2018】

 11・パナソニック LUMIX DMC-TX2-K
  ¥90,896 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)


 撮像素子:1型高感度MOS
 広角側の明るさ:F3.3
 望遠側の明るさ:F6.4
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 15倍
 焦点距離 :24mm〜360mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:電子ビュー(233万
 AF:空間認識AF(49点)
 連写:約10枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル(約104万)
 重さ:298グラム(電池込340g)

  LUMIX DMC-TX2は、パナソニックが2018年に発売した高級デジカメです。

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 本体の重さは、340グラムです。

 過度に軽量とは言えませんが、この機のズーム倍率の高さや、ファインダーを搭載する点などを考えると、十分な軽量水準です。バッグに入れても苦ではないコンパクトカメラと言えます。

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 ズーム倍率は、一方で15倍です。ここまで見た製品では、キヤノンの5倍が最高でしたから、この製品については、「それなりに満足できるズーム力」があります。

 一方、20倍を超える機種は、後でまとめて見ますが、少なくとも本体重量が600gは超えます。それをふまえると、こちらは、軽量性とズームを追求した、新しいコンセプトのカメラと言えます。

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 撮像素子は、高級コンデジの基準と言える、大きめの1型を採用します。パナソニックの場合、高感度MOSという書き方ですが、これは裏面照射型と同じなので、暗い場所に強いレンズと言えます。

 レンズの明るさは、広角側(1倍ズーム側)で、F3.3で、望遠側(15倍ズーム)でF6.4です。15倍だけにズーム側のスペックは落ちますが、広角側は、F3.3の水準で「踏ん張って」います。

 とはいえ、高倍率ズーム機で、撮像素子と重さを妥協しない方針で設計しているため、明るさは多少犠牲にはなっています。

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 ただ、こちらの機種は、最近のミラーレスなどに多いローパスフィルターレスではありませんが、画像エンジンを使った回折補正を行い、風景画の輪郭を向上させる技術を搭載します。

 この機能を初めとした優秀な補整機能は、同社のヴィーナスエンジンに由来しますが、「レンズの明るさ」の若干の不足を補うに十分な性能です。

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 手ぶれ補正は、光学式補整です。

 段数は非公開ながら、3-4段ほどの補整力でしょう。ズーム機はこの部分が重要ですが、特別な仕組みを利用するキヤノンの上位機を除けば、補整力はこちらも上位です。 

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 オートフォーカスは、空間認識AF式で、測距点は49点です。

 空間認識AFは、デジカメで使われるコントラストAFを独自に進化させ、一眼レフの位相差AFに迫る合焦速度を狙うという、パナソニックの独自技術です。ハイブリッド式よりもエンジンへの負担が少ないため効率が良く、同社の充実した4K動画撮影技術に余力を回せているようです。

 いずれにしても、合焦速度0.1秒は、ハイブリッド式のソニーには及ばない(0.05秒)ものの、十分な高速で

 連写速度も、10コマ/秒です。

 抜けて高速なソニーを除けば、標準的なスペックです。

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 ファインダーは、電子ビュータイプのものが標準搭載されます。解像度は約233万ドットで、他機に負けていません。

 液晶モニターは、回転式ではないですが、タッチパネル採用で、ピント合わせなども可能です。

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 動画性能については、4K動画は30フレームで撮れます。

 パナソニックの場合、他社に比して機能が充実している、といえます。

 同社はビデオカメラのノウハウを持っているためです。ピント合わせや、タッチ操作によるズーム、5軸手ぶれ補正を搭載と、動画の自動傾き補正など、「動画の撮りやすさ」には、高級コンデジでは最も力を入れています。

 ただし、4K映像撮影時は手ぶれ補正が有効になりません。処理速度の関係で、現状では画像エンジンの性能的に無理のようです。

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 ネットワーク機能のは、Wi-Fi機能Bluetoothとに両対応します。もちろん、消費電力が少ないBluetooth Smartです。一方、パナソニックの場合は、画像転送は、BluetoothからWi-Fiに自動で切り替わり高速に送受信させることも「も」できる仕組みです。

 ファイルサイズが大きくなりがちな高級コンデジの場合、この方式は合理的かもしれません。

 以上、パナソニックDMC-TX2の紹介でした。他社機に比べると15倍ズームの搭載が目立ちます。その上で、軽量性と1型の撮像素子、ライカ製の高性能レンズを搭載し、画質も期待できると言えます。

 もちろん、他社の低倍率ズーム機の方が、レンズのF値や撮像素子のサイズ自体が大きなモデルもありますが、「ある程度のズーム必須」という条件で探すならば、これ以上に便利な機種はありません

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【2016】

 11'・パナソニック LUMIX DMC-TX1
  ¥60,048 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)


 撮像素子:1型高感度MOS
 広角側の明るさ:F2.8
 望遠側の明るさ:F5.9
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 10倍
 焦点距離 :25mm〜250mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:電子ビュー(116万
 AF:空間認識AF(45点)
 連写:約10枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル(約104万)
 重さ:268グラム(電池込310g)

 なお、こちらには旧モデルのDMC-TX1の在庫がわずかに残っています。

 性能的には、10倍ズームになる点ファインダーの解像度が悪い点Wi-Fiのみ搭載の点などで劣ります。

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 その代わり、広角側F2.8とやや明るいレンズになっています。10倍ズーム程度で足りそうで、あまりファインダーを利用しないならば、価格の安いこちらは、良い選択肢でしょう。


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【2016】
 12・パナソニック LUMIX DMC-LX9
  ¥71,577 Amazon.co.jp  (4/29執筆時)


 撮像素子:1型高感度MOS
 広角側の明るさ:F1.4
 望遠側の明るさ:F2.8
 画素数:2010万画素
 光学ズーム: 3倍
 焦点距離 :24mm〜72mm
 手ぶれ補正機能:光学式
 ファインダー:
 AF:空間認識AF(49点)
 連写:約10枚/秒
 液晶モニター:3. 0型タッチパネル(約104万)
 重さ:280グラム(電池込310g)

  LUMIX DMC-LX1は、パナソニックのもう1つのハイエンドカメラです。

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 本体の重さは、310グラムです。

 こちらについては、チルト式液晶を搭載するので、 この重さは標準的と言えます。

 ズーム倍率は、一方で3倍です。先ほどの機種と異なり、この部分で「冒険」はない機種ですね。

 撮像素子は、DMC-TX1と同じ、一般的な1型を採用します。

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 レンズの明るさは、この機種は広角側(1倍ズーム側)でF値1.4とデジカメではこれまで聞いたことのないほどの明るいレンズを採用しました。ズーム側(3倍)もF値2.8ですから、相当ボケ味が出しやすいカメラでしょう。

 もちろん、、条件の悪い撮影環境にも強い機種です。こちらも、画像エンジンを使った回折補正を行い、風景画の輪郭を向上させる技術を搭載します。

 手ぶれ補正は、光学式補整です。段数は非公開ながら、3-4段ほどの補整力でしょう

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 オートフォーカスは、この機種も、空間認識(位相差)を採用す仕様で、測距点は49点です。合焦速度は0.12秒ですね。

 連続撮影速度は、こちらも10コマ/秒で、技術を応用した4K連写機能も採用です。

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 ファインダーは、この機種の場合未搭載です。

 液晶モニターは、タッチパネル式液晶で、かつ、180度チルト回転に対応するため、日常的な撮影については快適にこなせるでしょう。

 ネットワーク機能は、こちらについては、Wi-Fiのみ対応です。

 動画性能については、DMC-TX2と同レベルです。4K動画撮影機能(30フレーム秒)対応で、フルHDまでならば、5軸手ぶれ補正も有効です。

 以上、パナソニックDMC-LX9の紹介でした。DMC-TX2同様に4K動画撮影が快適に行える機種です。その上で、、レンズが今までになくとても明るいので、この点だけでも選ぶメリット性を感じます。とくに、ボケ味を出したい場合はこちらでしょう。

第2回につづく!
高画質デジタルカメラのおすすめは結論的にどの機種?

 というわけで、今日は、高画質なデジカメに関するレビューでした。

 記事はまだ続きます。

 201804291604.jpg

 続く、【第2回】の記事では、20倍を超える高倍率ズーム機高級単焦点カメラを紹介します。

 その上で、ここまで見てきたデジタルカメラのレビューをふまえて、目的別・予算別にオススメ最強デジカメ」を提案していきたいと思います。 

 →記事の続き(第2回)はこちら

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posted by Atlas at 20:10 | カメラ

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