【今回レビューする内容】 2024年 最新Bluetoothキーボード無線ワイヤレスキーボードの性能とおすすめ・選び方・ワイヤレスキーボード モバイルキーボード:PC iPhone iOS Android Mac Windows 11 対応:人気機種の違いや性能ランキング・各機のレビュー
【比較する製品型番】ロジクール LOGICOOL Pop Icon keys K680OW K680GR k380S MX KEYS mini KX700GR KX700PG KX700RO KX700GRd POP KEYS K730PL K730RO K730YL Keys-to-Go 2 iK1043GRA iK1043GRU Apple Magic Keyboard MXCK3J/A MXCK3LL/A MXCL3J/A MXCL3LL/A ThinkPad 4Y40X49522 4Y40X4949 エレコム TK-FBM117SKBK TK-FBM111BK TK-FBM119KBK TK-FBM119KBK/EC KEY PALETTO TK-FS10BMKBK TK-FS10BMKIBK TK-CM10BMKBK TK-CM10BMKIV Slint TK-TM10BPBK TK-TM10BPWH K-FBP102XBK TK-FBP102XBK/EC TK-DCP01BK TK-FLP01BK TK-FLP01PBK TK-TM15BPBK TK-TM15BPWH バッファロー BSKBB315BK BSKBB315WH BSKBB310BK BSKBB310WH BSKBB340BK 富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUD FMV-NKBUL ANKER Ultra-Slim Bluetooth Keyboard A7726121 ほか
今回のお題
打ちやすいBluetoothキーボードのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のワイヤレスBluetoothキーボードの比較です。
基本となるキーの打鍵感や、キー配列ほか、通信安定性などに注目しながら、各社の製品を分析していきます。
1・小型Bluetoothキーボードの比較
:PCやタブレット向け格安・小型機
2・中型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのテンキーレス機
3・大型Bluetoothキーボードの比較
:PC向けのフルサイズ機
4・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
=最終的な「おすすめ機種」の提案
1回目記事(今回)では、PCでもタブレット・スマホでも利用しやすい汎用タイプの小型キーボードをメーカーごと紹介していきます。
1万円以下から買えるモデルが多く、一般向けには「一番売れている」タイプです。
あまり詳しくない方が買うジャンルでもあるため、冒頭ではBluetoothキーボードの「選び方の基本」も紹介しました。
2回目記事以降は、完全にPC専用といえるBluetoothキーボードに特化します。
ゲーミング用に人気なテンキーレス(数字キーなし)は2回目記事(こちら)、仕事用に人気なテンキー付きのフルサイズは、3回目記事(こちら)です。
全て合計で95機ほど紹介しています。
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各製品をレビューします。
そして、最終回の「結論編」(こちら)では、各OSとの相性や打ちやすさなどの観点から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・Bluetooth無線キーボード
2・東プレUSBキーボード
3・FILCOマジェスタッチキーボード
4・Mac用のキーボード
5・iPad専用キーボード
6・高性能ワイヤレス無線マウス
なお、今回の記事は、このブログの「PC用入力デバイスの比較記事」全体の1回目記事として書きました。
1-1・Bluetoothキーボードの選び方の基本
1・キーの品質
2・Bluetoothのバージョン
3・キーの配列
具体的な製品の紹介にはいる前に、Bluetooth無線キーボードの「選び方の基本」を書いておきます。
Bluetoothキーボードは、「キーの部分」と「通信の部分」双方に目を配らないと、「打ちやすく、使いやすい」キーボードを選べません。
簡単にですが、上表の3点について順番に解説しておきます。
第1に、キーの品質です。
打ちやすさに関わる部分として、最も重視して良い部分です。
このブログ「モノマニア」には、もう少し詳しい専門記事として【疲れにくい高品質なキーボードの選び方】を用意しています。
そちらは長い話なので、こちらでは「ざっくり」と要点だけ説明します。
キーボードの各キーのスイッチは、以上の3種類に大別できます。
このうち、格安キーボードに多いのは、メンブレン式スイッチです。
「メンブレン」は、ゴム性のラバーの反発力を利用したキーボードです。
「ベコベコ」した押し味で、(特殊なゲーミング用を除けば)値段が安い以外に取り柄はないからです。
実際、さほど値段が変わらずに(一般的なノートPCのキーボードと同じ仕組みの)パンタグラフ式を選べるので、「メンブレン式は選ばない」点だけ気をつけてください。
パンタグラフ式は、メンブレン式と同じくラバードームを押し込む方式です。
しかし、「パンタグラフ」が打鍵を支持するため、軽快に打鍵できます。
また、耐久性も良い点と言えます。低価格でも優れた打ち味を求めるならば、このようなパンタグラフ式を選びたいところです。
1・キーピッチ(キー間隔)
=19mm以上
2・キーストローク (沈む深さ)
= 1.8mm以上
一方、「パンタグラフ式」であれば、どのキーボードでもOKではありません。
キーピッチ(キーとキーの間隔)とキーストローク(キーを押し込める深さ)もチェックするべきです。
結論的にいえば、「パンタグラフ式」でも上表の基準を最低限越える製品を選ぶのがポイントです。
一方、打鍵感を重視したい場合、PC用では「メカニカル式スイッチ」の製品を選ぶと、相当快適になります。
パンタグラフ式より、質では上位ですが、薄くも、軽くも、小さくもしにくいので、PC専用です。
その代わり、打ち味は「最高」ですので、自宅や職場に完全に置いて使うならば、最良の選択肢になります。ただし、予算は1万円以上はみてください。
先述のように、そういった製品は、2回目記事以降で別に紹介しています。
第2に、Bluetoothのバージョンです。
上表は、各バージョンの特性を図示したものです。数字が大きいほど新しく登場した規格です。
キーボードの場合、情報転送量は極小なので、データレートと実行速度は無視してOKです。
ただ、通信安定性や省電力性は重要です。
基本的に、Bluetooth ver.5以上の機種を選べばこれらの部分で問題ないですが、キーボードについては必ずしも対応しません。
ゲーミング用やビジネス用の高級機になると、特に通信安定性の部分は重要ですし、バッテリーの保ちにも関わるので、、今回はこの部分も詳しく説明します。
なお、USBドングルを使って、無線(2.4GHz帯)でつなげるキーボードも、ロジクールやRAZERが出しています。
回線が太いので、この方式の方がBluetoothより「安定的」です。
ただ、キーボードの場合(マウスほど)展開数がないので、「打ちやすさ」という観点で言えば、種類が選べません。
結論的にいえば、ワイヤレスが良い場合はBluetoothで考える方がキーボードの場合おすすめです。
第3に、キー配列です。
パソコン用として皆さんが使っているのは、たいていの場合、日本語配列キーボードだと思います。
しかし、タブレット・スマホ(IOS Android)は、(PCで言うところの)英語配列を基本としています。そのため、「どのキーボードでも、キートップの刻印通りに打てるわけではない」点に注意が必要です。
非対応の場合、「@マーク」などの出し方も異なりますし、一部のキーが効かない場合があります。
これらの部分で、ストレスを感じてしまう場合が多いです。
Win11 ★★★★☆
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★★★
この部分は、初心者には「ややこしい」ので、今回の記事では、「向き不向きを」上表のように評価しています。
その理由については、各記事で説明していますので、この部分は安心してください。
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以上、Bluetoothキーボードを選ぶ場合に、注意するべきポイントの解説でした。
今回はこのような基準に基づきつつ、各機種を詳しく紹介します。
1・小型Bluetoothキーボードの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ロジクール〈スイス〉
1-3:Apple
1-4:ThinkPad
1-5:富士通
1-6:バッファロー
2・小型Bluetoothキーボードの比較 (2)
2-1:エレコム
2-2:アンカー
3・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
以上のようなメーカーに分けながら、各社の製品をみていきます。
1-2・ロジクールのキーボード
はじめに紹介するのは、ロジクール(Logicool)です。
スイスに本部を置く、世界的なPC周辺機器メーカーです。
キーボードでは、1万円前後までの製品が得意で、キーの品質も良いものが多いです。
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なお、以下の本文では、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきます。
【2023年発売】
1・LOGICOOL PEEBLE KEYS 2 k380s
¥4,800 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
グラファイト: k380sGL
オフホワイト: k380sOW
ローズ: k380sRO
グレージュ: k380sGY
ブルー: k380sBL
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語84キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:18.0mm
キーストローク: 1.5mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(35ヶ月持続)
サイズ:: 279x124x16mm
Win11 ★★★★☆
Mac ★★★☆☆
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★☆☆
PEBBLE KEYS 2 K380Sは、ロジクール(英名Logitech)の小型キーボードの入門機です。
重さは、約415gです。
自宅内の持ちはこび」なら問題なく軽いです。
バッグに入れて持ち運ぶには軽いとも言えませんが、サイズ的には可能でしょう。
キーボードの形式は、一般的なノートPCなどと同じ「パンタグラフ式」です。
冒頭でも書きましたが、格安なキーボードでは、この方式がもっとも信頼性が高いです。
ロジクールのスイッチも(この値段の製品としては)悪くないです。
文字キーの間隔(=キーピッチ)は18mmで、キーが沈む深さ(=キーストローク)は1.5mmです。
キーピッチとキーストロークは、「快適な入力」には最も重要な要素です。
これらが不足していると、誤入力が極めて多くなるからです。とくに、小型化を優先する傾向にあるBluetoothキーボードは、注意が必要です。
キーピッチは、平均的な大きさをキープしています。
しかし、キーの形状が丸みを帯びた特殊な形で特殊です。この部分で、ブラインドタッチをする場合、打ちにくいです。
自然な傾斜があり、打ちやすさに配慮はあるのですが、全体としては「値段なり」です。
キー配列は、日本語配列84キーです。
省スペースキーボードですが、日本語91キー配列よりキーが少なく、通常矢印キーの上にあるショートカットキーがないタイプです。
一般人は、ふつうあまり使わないキー(上図)かもしれないので、問題ないです。
一方、配列は、一般的なPC用の省スペースキーボードと比べると、矢印周りがかなり窮屈にみえます。ただ、MacBookなどのノートPCと同じ配列(上図)です。
大手(Apple)を含めて小型・軽量タイプだと、ノートPCと同じであり、これは普通です。
小さいながらFキーはありますし、スマホやタブレットメインなら問題ないです。
スマホなどで利用する場合、絵文字やスクリーンショットなどのショートカットとしても使えます。
F1-F3キーは、Bluetooth無線のペアリング先を変更(3台まで)するためのボタンとの兼用になります(Easy-Switch)
タブレットやMacへの対応は、公式にフォローします。
キートップは、Windows系のキー配置のほか、Mac・Android・iOSキーの刻印もすることで、ユーザーが迷わないような配慮をする方式です。
なお、実際のファンクションキー(F1など)を利用したい場合は、Fnキーを押しながらというのが、当初のデフォルトです。
充電方式は、単4電池2本で、約3年保つ仕様です。
台座は、付属しません。
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以上、ロジクールのPEBBLE KEYS 2 K380Sの紹介でした。
デザイン性は良く、見た目もオシャレな製品です。
ただ、キー自体は小さめですし、打ちやすいとは言えないでしょう。ブラインドタッチを覚えようとするような場合も、あまりおすすめできません。
【2024年11月発売予定】(加筆予定)
2・LOGICOOL Pop Icon keys K680OW
2・LOGICOOL Pop Icon Keys K680GR
¥7,400 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語84キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:19mm
キーストローク:
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(36ヶ月)
サイズ:: 幅325x奥行136x高さ22mm
Win11 ★★★★☆
Mac ★★★☆☆
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★☆
Pop Icon keys K680も、ロジクールの販売するキーボードです。
重さは、530gです。
こちらも、持ち歩きもできそうなサイズと言えます。
キーボードの形式は、「Laptop-like keys」という表現です。
次に見る MX KEYS miniと同じ表現ですが、ストロークを一般より深めにした、改良型のパングラフ式(シザー式)と見て良いかと思います(補足予定)。
先行発売された海外レビューだと、メンブレンという表現をされるサイトもありますが、ラバーシートの上に(おそらく)シザーがある方式になります。
いずれにしても、問題ないです。
文字キーの間隔は、目測で19mmです。
キーが沈む深さは、調査中ですが、次に見る上位機にむしろ近く、1.8mm前後でしょう。調査後追記します(補足予定)。
深めのキーキャップで、凹みもあり、打ちやすさに配慮が見られれます。
キー配列は、こちらも日本語配列88キーの省スペースキーボードです。
84キーの配列に、カスタマイズできるアクションキー(Win/Mac)を4つ加えるという構成です。
スペースバーも大きめで使いやすそうです。
ここは大きめだと安定性が課題にはなるのですが、このクラスだと仕方ないところはあります。
配置は、矢印キーあたりが、ごちゃごちゃしていますが、これは省スペースKBだとやはり、仕方ないです。
タブレットやMacへの対応は、公式にフォローします。
刻印も、デザイン的に邪魔にならない程度にされており、問題ないです。
下位機種と同じで、キーにMac・Android・iOSキーの刻印もすることで、ユーザーが迷わないような配慮をする方式です。
Bluetoothは、Bluetooth LEとの表記です。
キーボードは、Easy-Switchキーの切替で最大3台の機器と同時に利用できることができます。
充電方式は、単4電池2本で、約3年もつ仕様です。
台座は、溝への挿入式のものが付属します。
バックライトは、未付属です。
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以上、ロジクールの Pop Icon keys K680の紹介でした。
5000円強のキーボードの予算で選ぶ場合、信頼性の高いキーボードの1つでしょう。サイズも小型で、方式的にも静かに打てるので、どこでも使えると言えます。キーボードの角度もある程度ありますし、キーも構造的に、下位機より打鍵感を考えた作りです。
最終的な「おすすめ」は最後に改めて書きますが、この価格帯では良い製品に見えます。
ベストではないですが「ベター」な製品と言えます。同社のスイッチは定評もありますし、そこを含めておすすめできます。
【2021年発売】
【通常型番】(保証2年)
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700GR
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700PG
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700RO
¥16,700 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
【Amazon限定】(保証1年)
3・ ロジクール MX KEYS mini KX700GRd
¥16,700 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語83キー
接続:Bluetooth 5.0 (Logi Bolt)
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.8mm
Fキー:中サイズ
電池: 充電式(5ヶ月)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★★
MX KEYS mini KX700も、ロジクール小型のBluetoothキーボードの上位機です。
Amazon限定モデルは、保証が1年短くなる以外は同じです。
執筆時、表示クーポンを利用すると、通常機より安くなっていました。
そのほか、法人用にMX KEYS MINI FOR BUSINESSという製品(USBレシーバー付き)もあるのですが、市販されているのはこれらのみです。
「MX」 は同社の高級ラインに付く冠詞ですが、小型キーボードでは初めて付きました。
重さは、506.4gです。
普段持ち運ぶには、少し重いでしょう。
キーボードの形式は、こちらも、「パンタグラフ式」です。
文字キーの間隔は、19mmで、キーが沈む深さは、1.8mmです。
本機はキーが真四角での、キーピッチ19mmです。
実際の打ちやすさの面では値段相応によく、しっかりした打ち味です。
MXはキートップに溝がありますが、これは正確な打鍵に影響する良い工夫です。
キー配列は、日本語83キーの省スペースキーボードです。
ここまでみた84キーに比べ、Fnキーが少ないタイプです。
ただ、クセのある配置はないですし、Fキー列も上段にあります。
先述のように、小型だと、ノートPC搭載のキー配列とほぼ同じですので、最上段・最下段・矢印の配置は、ある程度まで妥協する必要があります。
むしろ、絵文字用のショートカットなどがメイン表記ですし、やはり、スマホ・タブレット用に売られています。
矢印キーは、小型とはなりますが、ある程度独立配置です。経験的に、ブラインドタッチ時に押し間違いには少ないです。
タブレットやMacへの対応は、公式にフォローします。
各OS用の刻印もあるので、違和感なく使えるでしょう。
とはいえ(英語用と比べて)文字刻印が多すぎるので、その面でわかりにくい部分、デザイン面でやや煩雑に見える部分はあります。
使う方は、ブラインドタッチはできるでしょうし、かな刻印は時代的にもう不要ではないかと、改めて思いました。
Bluetoothは、上図のように、Fnキーにて最大3台まで登録できます。
充電方式は、バッテリー式で、最大最大5ヶ月です。
Bluetooth 4.2 LEですが、本機は夜用のバックライト搭載で、その部分で電気を食うため、評価値が下がります。
バックライトを常時使うと最大10日間です。
もちろん、普通の使い方ならば、あまり気にしなくて良いです。
LOGI BOLT USB RECEIVER LBUSB1
¥1,200 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
なお、Bluetoothが安定しない場合やセキュアな接続を望む場合は、別売のUSBドングルを利用できます。
同社のLOGI BOLT対応のキーボードならば、同じ受信機で共有できます。
バックライトは、ただ割と工夫があり、近接センサーでユーザーを認識した際だけ点灯する仕組みで、なるべく、バッテリー量を節約できるような工夫が見られます。
文字自体が光るので、視認性も良いです。
台座は、付属しません。
なお、ロジクールは、標準でAppleなどよりキーボードに傾斜があるため、個人的には打ちやすいです。
一方、ここが本機の最大のポイントかと思いますが、本機はMXシリーズなので、Logicool Flowに対応します。
この仕組みは、このブログでは【ワイヤレスマウスの比較記事】でも紹介しました。
MXシリーズのマウスを利用する場合、マウスカーソルで2台のPC(Mac含む)をシームレスに行き来(操作)できる同社のソフトです。
ファイル・画像・ドキュメントは、MacとWindows間でもやり取りできます。
本機はこれに連動して、現在マウスで操作している方のデバイスに、Bluetooth入力が自動で切り替わる仕様です。
愛用者には便利でしょう。お持ちでない方も、同時に揃えるのが良いかと思います。
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以上、ロジクールのMX KEYS miniの紹介でした。
打ちやすさについては、値段相応に上質です。Fキーがフルサイズでない部分に問題がないならば、この値段なら、本機が良いかと思います。
加えて、利用法的に、複数のPCを同時に使う方で、Logicool Flowが便利に感じるようならば、なお向くと言えます。
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【2021年発売】
4・ロジクール POP KEYS K730
¥11,495 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:メカニカル式
配列:日本語83キー
接続:Bluetooth LE / USBドングル
キーピッチ:(19mm)
キーストローク:2.7mm
Fキー:フルサイズ
電池: 充電式(3年)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★☆
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★★
なお、ロジクールは、もう一機、POP KEYS Mechanical Wireless Keyboardという、1万円前後のキーボードの展開があります。
本体色は、パープル(K730PL)・ローズ(K730RO)・イエロー(K730YL)・グレージュ(K730GY)の展開です。
デザイン的に、ターゲット層が明確な製品です。
このブログの読者層はおそらく外観上、想定外の方が多そうですが、作りは至って真面目で、キーボードとして十分評価できます。
スイッチは、冒頭書説明した区分だと、押しやすいメカニカル式です。
メカニカル式は、スイッチの種類で、性質がより細かく変わります。
本機はロジクールの茶軸を使うので、しっかり入力できるタイプです。
キーストローク(押し下げ)は、2.7mmです。
ロープロファイルですが、パンタグラフよりだいぶ長いので、問題ありません。
静音性は、メカ式なので、「カチカチ音」はそこそこあります。
ノートPCクラスの静音性を確保したい場合は、やはりパングラフ式にしてください。
ただし、打ちやすさ(打ち味)は、メカ式だと、大幅に良くなります。
キーサイズは、丸形で変則的です。
しかし、昔のタイプライターを摸した形であり、割と打ちやすいです。絵文字キーもあります。
キー配列は、日本語85キーです。
変則的な数なのは、右列に顔文字用などキーが5つあるからです。
結構、矢印部分が詰め込まれた感じで、ブラインドタッチに慣れている方は、使いにくそうです。
Fキーは大きく使いやすいですが、そこは注意点です。
ペアリングは本機も3台までできます。各OSの対応もMX KEYS miniと同水準です。
あとは、先述のLogicool Flowに対応しない点と、割と重い(779g)部分と、バックライトがない点に注意すれば、問題あります。
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結論的にいえば、デザイン性の部分が気に入った場合で、さほどブラインドタッチ(を覚えること)にこだわらないならば、「打ちやすさ」はこのクラスだと高レベルですので、選んで良い製品です。
【2024年発売】
【通常型番】
(保証2年)
5・ロジクール Keys-to-Go 2 iK1043GRU
¥11,632 楽天市場 (11/13執筆時)
(保証1年)(Amazon限定)
5・ロジクール Keys-to-Go 2 for EC iK1043GRUd
¥12,000 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
【iPad向け】(保証2年)
5・ロジクール iK1043GRA
¥11,632 楽天市場 (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語81キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:18mm
キーストローク:1mm
Fキー:小サイズ
電池: コイン電池(3年)
Win11 ★★★★☆
Mac ★★★★☆
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★★☆
打ちやすさ ★★★☆☆
KEYS-TO-GO 2は、ロジクール超小型のモバイルキーボードです。
写真の通りカバー付きキーボードで、モバイル利用を前提とする同社の定番です。
複数の製品がありますが、保証期間との違いです。
あとは、iPad用だけのキー刻印にしたモデルが展開です。
重さは、222gです。
この手のモバイル用としては最軽量です。
キーボードの形式は、こちらも、「パンタグラフ式」です。
文字キーの間隔は、メインキーは18mmで、キーが沈む深さは、1mmです。
やはり、ストロークの浅さは気になる部分です。
ただ、持ち運びやすさという目的を考えると妥協するべき部分ではあります。
キー配列は、日本語81キーの省スペースキーボードです。
キー配置としては、英語81キーボードを(ある意味無理に)日本語仕様にした感じがあり、左上の半角/全角がなく、¥キーがその部分にくるなど、かなり難易度高めの配置です。
メインの文字キー以外のキーも、18mmのキーピッチがないので、ブラインドタッチはしにくいです。
タブレットやMacへの対応は、公式にフォローします。
各OS用の刻印もあります。
充電方式は、ボタン電池ですが、1日2時間の利用で寿命は3年とされます。
交換可能です。CR2032のボタン電池なので、コンビニでも売っています。
Bluetooth以外の接続方法はフォローされませんが、上段のFキー(FN)操作で、3台まで切り替えて使えます。
バックライトは、ありません。
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以上、ロジクールのKEYS-TO-GO 2の紹介でした。
ケース付きの超小型で、モバイル性は抜群です。ただ、キーストロークほか、配列がかなり特殊です。日本語キーボードとして、若干無理やり感があるのが難点です。
とくに、ブラインドタッチができる方にはそう感じるでしょう。
1-3・アップルのキーボード
続いて、Appleのキーボードです。
基本的には、Mac用ですが、それ以外のOSで利用する場合についても含めて、考えていきます。
【2024年発売】
【指紋認証あり】(USB-C充電)
6・Apple Magic Keyboard MXCK3J/A 【JPN】
6・Apple Magic Keyboard MXCK3LL/A【US】
¥20,919 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
【指紋認証なし】(USB-C充電)
6・Apple Magic Keyboard MXCL3J/A【JPN】
6・Apple Magic Keyboard MXCL3LL/A【US】
¥14,202 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
(旧型)
【指紋認証なし】(Lightning充電)
6・Apple Magic Keyboard MK2A3J/A 【JPN】
6・Apple Magic Keyboard MK2A3LL/A【US】
¥13,242 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語78キー・英語78キー
接続:Bluetooth 4.0 LE
キーピッチ:19mm
キーストローク:2mm-
Fキー:フルサイズ
電池: 充電式(1ヶ月)
サイズ:279x11.49x10.9mm
Win11 ★☆☆☆☆
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★(英語)
Android ★☆☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★
Apple Magic Keyboardは、アップルの純正小型キーボードです。
2024年に充電端子が変更(Lightning→USB-C)になった関係で、型番が変わりました。
なお、指紋認証付き(タッチID)がありますが、これは、最近のApple純正のM系プロセッサ搭載Macのみ対応です。
重さは2、39gと軽量です。
ただ、特に持ちはこびに便利な形状とも言えません。
キーボードの形式は、バネを使った一般的なパンタグラフ式です。
ロジクールと同じ方式ですが、Appleが独自の改変をしているので「改良型シザー構造」とも呼ばれます。
文字キーの間隔は、19mmで、キーが沈む深さは、2mmです。
標準的なキーボードのサイズをキープしており、もちろん、アイソレーション方式のキーです。
キー配列は、英語配列78キーと日本語78キーの2種類があります。
いずれも、Mac用のスタンダードなキー配列です。
言語的に必要なキーの違いで、リターン(エンター)のサイズが英語だと小さい一方、日本語配列だと、下段のスペースバーが小さくなります。
とはいえ、(用途が違うので)これらを比べても仕方ないでしょう。
一方、矢印キーは、MacBookと違って、左右キーだけ大きめです。
ただ、これによって使いにくくなるわけではないです。
上段のFキーはいずれも大きいフルサイズです。その他の、配列もMacBookと基本同じなので問題ないです。
なお、Windows系PCでも使用できます。
しかし、日本語配列のキーボードは、キー印字通りに押せないキーがあるので、Windowsキーボードとして使うメリットはないです。
タブレットやMacへの対応は、Apple社製品には「強い」です。
ただし、iOS系のタブレットについては、英語配列モデルでないと、一部のキーが刻印通り正確に打てません。その場合は、英語配列モデルを選んだ方が良いでしょう。
充電方式は、ユニークな部分で、こちらは電池式ではなく、USB充電式です。
本体側がLightningで、PC側がUSB-Cです。Macユーザーに最適化されています。
Bluetoothのバージョンは、節電性が良いBluetooth 4.0 (Bluetooth LE)世代です。
ただ、充電池の保ちは1ヶ月と短いです。
バックライトは、本機も付属です。
台座はありません。
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以上、Apple Magic Keyboardの紹介でした。
MacbookなどノートPCでの入力に慣れている方は、最も違和感なく利用できる製品です。
Macユーザーには最適でしょう。
キーボードにそれなりの角度はありますし(長時間のタイピングでないならば)そこそこ良質で、打ちやすいです。
ただ、キーボードの傾斜があまい部分を含めて、長時間のタイピングに使うならば【PC向け省スペースキーボードの比較】でみるような、もう少しストロークがあるメカ式の方が確実に「打ちやすい」です。
また、この機種は、ペアリングが同時に1台までしかできないために、MacとiOS系端末の兼用キーボードとして使うにもイマイチです。
そのため、iOS系のスマートフォンとMac用のキーボードの兼用を考えている人も、別のキーボードの方が良いでしょう。
1-4・ThinkPadのキーボード
続いて、ThinkPadのキーボードです。
旧IBMを引き継いだ、中国のレノボが生産しています。
【2020年発売】
【日本語配列】 4Y40X49522
7・ThinkPad トラックポイント キーボード II
\11,910 楽天市場 (11/13執筆時)
【英語配列】 4Y40X49493
7・ThinkPad トラックポイント キーボード II
\11,710 楽天市場 (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語89キー・英語84キー
接続:Bluetooth 5.0/ USB無線
キーピッチ:19.05mm
キーストローク:2mm-
Fキー:小サイズ
電池: 充電式(1ヶ月)
サイズ:306x16x13.5mm
Win11 ★★★★★★
Mac ★☆☆☆☆
iOS・iPad ★☆☆☆☆
Android ★★☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★★
ThinkPad ワイヤレストラックポイントキーボードは、レノボが販売するキーボードです。
IBM時代からの「トラックポイントユーザー」向けに出されている製品です。
重さは、460gです。
軽量ではなく、あまり持ち歩きには適しません。
キーボードの形式は、「シザー式パンタグラフ」です。
Appleのキーボードと比べても堅牢で、中心部を押さずとも、わりと正確に入力できる特性です。
ThinkPadをそのまま「Bluetoothキーボード」にした製品ですから当然でしょう。
文字キーの間隔(キーピッチ)は約19.05mmで、キーが沈む深さ(キーストローク)は、約2mmです。全く問題ありません。
キー配列は、英語84配列と日本語89配列の2種類があります。
各配列は、ThinkPad(Xシリーズほか)をほぼ踏襲しているので、とくにWindowsで利用するならば、問題ないです。
Fキー部分は省スペース設計ですが、ThinkPadもそうなので、問題ないでしょう。
タブレットやMacへの対応は、英語キーボードの場合は「それなりに対応」します。
英語配列キーボードは、iOSやAndroid系タブレットでも基本的に文字通り入力できます。
ただ、ペアリング1台しかできないので、あまりこの用途には向かないでしょう。一方、SurfaceなどのWindows系タブレットについては、トラックポイントを含めて便利に利用できます。
充電方式は、こちらもUSB充電式です。電池の保ちは、こちらも1ヶ月と短いです。
台座はありません。
バックライトも、記載がないです。
Bluetoothのバージョンは、しっかりBluetooth5.0を採用します。
省電力性・通信安定性ともに良いので(PC側が対応ならば)、複数のBluetooth機器を使ってもわりと安定するでしょう。
また、USB無線レシーバーも付属するので、万一回線が安定しない場合も安心です。
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以上、ThinkPad ワイヤレストラックポイントキーボードの紹介でした。
「ニッチ」な製品ですが、すでに4年以上市場にあり続ける人気製品です。
キー入力の快適性は高いため、Windowsユーザーで、デスクトップPCでもThinkPadの操作性を再現したい場合、面白い選択肢だと思います。
ただし、ドライバーは割と「クセがある」ので、初心者は手を出さない方が良いでしょう。
1-5・富士通のキーボード
続いて、富士通のキーボードです。
富士通は、子会社のPFU(リコーに売却)でHHKBなどのキーボードをだしていましたが、こちらは、パソコンを出すFCCL系統でだされる製品です。
【2022年発売】
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUD
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUL
8・富士通 FMV Mobile Keyboard FMV-NKBUR
¥16,319 楽天市場 (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語86キー
接続:Bluetooth LE
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.5mm
Fキー:小サイズ
電池: 充電式(1ヶ月)
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★☆
iOS・iPad ★★★☆☆
Android ☆☆☆☆☆
打ちやすさ ★★★★★
FMV Mobile Keyboardは、富士通が販売する高級な小型Bluetoothキーボードです。
自社PCの40周年記念にでた製品の1つで、クラウドファンディング経由の商品化となります。
500g以下の軽量で、しっかりした打ち味の高級キーボードは市場にあまりないので、期待の新製品と言えます。
重さは、350gです。
個人的に、持ち運んでも苦でない「ギリギリ」の重さに思います。
ただ、主なニーズは、小型キーボードの導入で、机上を片付けたい方向けでしょう。
キーボードの形式は、「パンタグラフ式」です。
PCメーカーらしく専用設計で、反発感にこだわる設計です。
押した際は重めの荷重で「押した感」を持たせるように調整しています。
加えて、底打ちになる前に、キーを反応するようにすることで、キーの反応性の部分での快適感を高める工夫もあります。
また、キーごとに荷重を変える工夫や、キー自体に凹みを付ける工夫(球面シリンドリカルキー)もみられます。
薄型で小型キーボードは、(構造的に)パンタグラフ式にせざるを得ない限界がありますが、その条件下で工夫があるのは良い部分です。
キーが沈む深さ(ストローク)は、一方、1.5mmです。
沈み込みは、平均より浅めです。
その部分を補うために、先ほど書いたパンタグラフ部分の工夫を施したと言えます。
1.8mm程度のストロークがある製品を比べて「押し味はどうか」という部分はありますが、見映えと携帯性は圧倒的に上回ると言えるでしょう。
キーサイズは、ピッチが19mmなので、しっかり押せます。
キー配列は、Windowsキーがある日本語86配列の省スペースキーボードです。
マイクロソフトのキーボード(83キー)と比べると、最上段右側に、プリントスクリーン・インサートなどのショートカットキーが多い構成です。
そのかわり、Fキーは小さめですが、その他はだいたい標準配置ですので問題は感じません。
タッチパッドは、本機は付属します。
サイズ的に少し小型ですし、あえてなくても良かったかなと思います。
タブレットとMacは、macOS 12(Monterey)・iPadOS15は、対応表明があります。
入力モードを3種類(Win・Mac・iOS)用意して、キーマップを切り替える形式で、刻印通りに打てるようにしています。
ペアリングは3台までの機種ですが、ボタン横のランプで、キーマップの状況も分かるようにしています。
どのOSでもタッチパッドを利用してのジェスチャーも対応です。ただ、パッドのサイズ感も含めて、複数の指を使う場合の操作性はイマイチでしょう。
充電方式は、バッテリー式です。
ただ、 とはいえ、バックライトを装備する点と、マウスパッドの信号も処理するためでしょうが、Bluetooth5(LE)ながらバッテリーは1ヶ月の保ちです。
充電は、USB-Cなので多くの場合、問題ないでしょう。
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以上、富士通のFMV Mobile Keyboardの紹介でした。
構造的・配置的にノートPCそのままの使い勝手が欲しいという場合に、候補になるかと思います。
筐体の形状(厚み)やタッチパッドがある部分を含めて、そのように言えます。裏面に滑りやすさについての対策がありますし、練って出した製品に思えます。
この点で、先ほどみたThinkPadの強力なライバルになるでしょう。
ストロークの浅さは、個人的に懸念材料となりますが、同じストロークで、同じ構造の同社のノートPC(FMV UH)を参考にすると、15mmであることは感じさせないとは言えます。
1-6・バッファローのキーボード
続いて、日本のバッファローのBluetoothキーボードです。
大手周辺機器メーカーですが、キーボードは(エレコムほどは)展開していない印象です。
【2019年発売】
【通常型番】
9・バッファロー BSKBB310BK [黒]
9・バッファロー BSKBB310WH [白]
¥2,414 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
【Amazon限定型番】
9・バッファロー BSKBB315BK [黒]
9・バッファロー BSKBB315WH [白]
¥2,380 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語78キー
接続:Bluetooth 3.0
キーピッチ:19.0mm
キーストローク: 1.5mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(6ヶ月)
サイズ:幅285×奥行120×高さ23mm
Win11 ★★★★☆
Mac ★☆☆☆☆
iOS iPad ★☆☆☆☆
Android ★☆☆☆☆
打ちやすさ ★★★☆☆
BSKBB310シリーズは、日本のバッファローが販売する省スペース型キーボードです。
特定店向けの型番の製品がありますが、性能は同じです。
重さは、約300g強です。
持ち運びやすさへの配慮はないですが、持ち運べないこともない重さです。
ただ、台座が収納式ではないので、やはり自宅用でしょう。
キーボードの形式は、ノートパソコンと同じ「パンタグラフ式」です。
5000円以下のキーボードは、この形式を採用している場合、安心感がそこそこ高いです。
文字キーの間隔は19mmで、キーが沈む深さは1.5mmです。
キー間隔が業界標準ほどにはとられており、問題ありません。
ただ、キーストロークは少し浅めなので、打ちやすいとも言えません。
キー配列は、日本語78配列の省スペースキーボードです。
注意点は下段です。Winキーはあるタイプですが、右側の複合キーがごっそりないほか、矢印横に、記号キーが(なぜか)移動しています。
おそらく、英語78キーの原型を無理やり日本語配列にしたような感じです。
タブレットやMacへの対応は、注意が必要です。
こちらのキーボードはWindows専用設計で、いくつかのキーが刻印表示と同じ作動しないからです。(例えば「+」「@」など)
充電方式は、単4電池2本で、約6ヶ月もつ仕様です。
台座は、PC専用設計のため付属しません。
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以上、バッファローのBSKBB310シリーズの紹介でした。
パンタグラフ式として安いですが、先述のように、英語キーボードを無理やり日本語配列にしたような感じです。
キーストロークも浅いですし、あまりおすすめしません。
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【2024年発売】
【通常型番】
10・バッファロー BSKBB340BK [黒]
¥2,780 Amazon.co.jp (11/13執筆時)
キー方式:パンタグラフ式
配列:日本語82キー
接続:Bluetooth 5.0 LE
キーピッチ:19.0mm
キーストローク: 2mm
Fキー:サイズ小
電池: 単4電池×2(6ヶ月)
サイズ:幅299×奥行125×26mm
Win11 ★★★★☆
Mac ★☆☆☆☆
iOS iPad ★☆☆☆☆
Android ★☆☆☆☆
打ちやすさ ★★★☆☆
なお、同じくPC向けのキーボードですが、やや大きめとなるBSKBB340BKが、2024年に登場しています。
キー配列は、日本語82キーです。
最下段で省略されたかなキーなどが復活しています。
こちらは、それなりに「普通の日本語のTKLキーボード」の配置に近いです。
ネットワークも、Bluetooth 5.0世代に更新されています。
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結論的にいえば、キー配置は標準的ですし、同社の製品だけで言えば、こちらの方が良さそうです。スペースバーはその分狭いですが、これは各社とも、日本語キーボードならそうですし、問題ないです。
3000円以下の製品で、PC用に考える場合選択肢にできます。ただ、5000円以上のクラスとは、打ち味や機能面で、明確な差はあります。
次回に続く!
打ちやすいBluetoothキーボードのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、小型Bluetoothキーボードの1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・小型Bluetoothキーボードの比較 (2)
2-1:エレコム
2-2:アンカー
3・Bluetoothキーボードの比較 【結論】
3-1:最終的なおすすめの提案
続く2回目記事(こちら)では、エレコムなどの小型Bluetoothキーボードを見ていきます。
Win11 ★★★★★
Mac ★★★★★
iOS・iPad ★★★★★
Android ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の「結論編」(こちら)では、全てのキーボードから、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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