【今回レビューする内容】2023年 最新のApple Macbook Pro Air の性能とおすすめ・選び方
今回のお題
最新のApple MacBookのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年5月現在、最新のAppleのMacBookの比較の2回目記事です。
1・ 最新のMacBookの比較 (1)
1-1:選び方の基本【導入編】
=各シリーズの違いを解説
1-2: MacBook Air 13
価格:13万円〜
1-3:MacBook Pro 13 (新)
価格:17万円〜
2・ 最新のMacBookの比較 (2)
2-1:MacBook Pro 14
価格:28万円〜
2-2:MacBook Pro 16
価格:33万円〜
3・ 最新のMacBookの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
1回目記事で紹介できなかった14インチ・16インチのMacBook Proを追加で紹介します。
ただ、「MacBookの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭で書きました。
そのため、お時間がある方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければ分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
2-1・MacBook Pro 14の比較
はじめに、14インチのMacBook Proの紹介です。
2021年から登場した新しい画面サイズです。
CPU性能や値段的に「映像などの専門職用のモバイル兼用機」です。2023年に「第2世代」になりました。
多少重めですが、薄いので、この性能のノートPCでは、Windows機を含めて最も優秀と言えます。
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以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2023年2月発売】
【スペースグレイ】(執筆時シルバー欠品)
19・MacBook Pro 14 MPHH3J/A
20・MacBook Pro 14 MPHE3J/A
¥277,131 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 Pro 3.5GHz(10コア)
SSD:512GB
GPU:Apple M2 Pro 16コア
メモリ:16GB
【シルバー】【スペースグレイ】
21・MacBook Pro 14 MPHJ3J/A
22・MacBook Pro 14 MPHF3J/A
¥344,403 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 Pro 3.5GHz(12コア)
SSD:1TB
GPU:Apple M2 Pro 19コア
メモリ:16GB
【シルバー】【スペースグレイ】
22・MacBook Pro 14 MPHK3J/A
23・MacBook Pro 14 MPHG3J/A
¥430,557 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 MAX 3.7GHz(12コア)
SSD:1TB
GPU:Apple M2 Max 30コア
メモリ:32GB
モニター:14.2型(Liquid Retina XDR)
接続端子:Thunderbolt4×3 HDMI SD
バッテリー: 最大18時間
タッチバー:なし
重さ: 1.6kg
MacBook Pro 14インチ は、2023年2月発売の、プロフェッショナル向けの中型ノートPCの最新機です。
画面サイズは、14.2インチです。
縦横の長さだと、約22cm×29cmなので、13インチMBP(約20cm×27cm)と使い勝手は、だいたい同じです。
画面密度もほぼ同様(254ppi)でRetinaグレードで綺麗です。
本体の重さは、1.6kgです。
13インチ前後のモバイルノートとしては、決して軽くはないです。
とはいえ、厚みがない本体ですので、バッグに入ると言う意味では「モバイル」です。
・67W USB-C電源アダプタ
約200g 7.5×7.5×3cm
・96W USB-C電源アダプタ
約260g 7.9×7.9×3cm
アダプターは、下位構成の場合、67W USB-C電源アダプターです。
MacBook Pro 13に採用される61Wの後継機です。
10コアCPU搭載の上位構成だと、大きな96Wアダプタなので、モバイル性は少し悪くなります。
バッテリーは、最大18時間というスペックです。
M1プロセッサ系は、電力効率が良く、Appleも重視する部分です。
CPUは、14インチ機は、Apple M2 Pro(10コア 3.5GHz)・Apple M2 Pro(12コア 3.5GHz)・Apple M2 Max(12コア 3.7GHz)から選択可能です。
順番に見ていきます。
第1に、Apple M2 Pro(10コア 3.5GHz)です。
前半で見た13インチMBP搭載のM2の上位モデルです。
「8つの高性能コアと4つの高効率コア」から構成されます。
M2との性能差は、約30%ほどで、スコアとしては22000弱とかなり力強いです。
第2に、Apple M2 Pro(12コア 3.5GHz)です。
こちらはコア数の違いから、下位機より20%ほど性能が上です。
第3に、Apple M2 Max(12コア 3.7GHz)です。
同社のハイエンドシリーズの統合型CPUです。
ただし、CPU部分は、「8つの高性能コアと4つの高効率コア」です。
下位機と同じなので、スコアはあまり変わりません。
ただ、後述するように、GPUやメモリ帯域幅などの部分で、はっきりした差があります。
このほか、「第2世代」の16コアNeural Engineも搭載です。
一方、CPUが強力な製品は、熱を持ちやすい難点があります。
しかし、本機の場合、CPU部分が低発熱な上で、構造的に廃熱が重視されるため、速度低下の心配はあまりないです。
グラフィックス(GPU)は、本機も統合型なのでチップに内蔵です。
下位機は、1.4GHzのM2 Pro 16コア、中位機は1.4GHzのM2 Pro19コア、上位機は、1.4GHzのM2 Max 30コアです。
下位機と中位機は10%ほどの差です。
しかし、上位機はM2 Maxですから、中位機に対して35%ほど性能が上回るといえます。
なお、AppleストアののCTO(カスタマイズ)だとM2 Max(38コア)が選べます。
その場合は、(上位機機に対して)さらに20%弱の能力向上になります。
このように、CPUよりもGPU部分で、MacBook 14インチは「差が付く」と言えます。
ちなみに、単独のGPU(Radeon Pro 5500M)を搭載していた、旧MBP16の上位機よりスコアは良いです。スコア4400ほどでしたので。
メモリーは、16GBです。
最上位機は32GBです。
統合型ですので、ユーザーによる増設はできません。
一方、 M2 Proの2機は、メモリー帯域幅が200GB/s、さらに、M2 Maxだと400GB/sです。
MBP13(100GB/s)に比べて、それぞれ2倍・4倍ですし、より強力です。
ストレージは、高速のM.2 SSD(PCIe-4th)です。
世代表記はないですが、7.4GB/sの表記が見られたので「第4世代」でしょう。
速いです。
サイズは、512GBと1TBから選べます。
あとから増設できませんが、ストレージやクラウドを使うならば512GBで良いでしょう。
液晶の性能は、ワンランク上と言えます。Liquid Retina XDRディスプレイです。
液晶の進化形で、直下型のミニLEDを画面の後ろに敷き詰めています。
この方式だと輝度が稼げるため、HDR時代の映像コンテンツに対応できます。
ピーク輝度は表明されませんが、実際「HDR1000相当(1000ニト)」は超えています。
なお、有機ELをなぜ採用しなかったかという部分については、(OLEDIOを含め)輝度部分の限界ほか、テキストの視認性が(現状で)液晶に適わないからでしょう。
実際、液晶方式の範疇では、ミニLEDが最も画面を明るく、黒も引き締まります。
加えて、Mac系のノートでは初めて120Hzの高リフレッシュレートです。
iPhoneで採用される可変リフレッシュレート(ProMotion)技術に対応します。消費電力を抑えつつ、描画時のなめらかさを高めています。
スポーツやゲームなどの動く映像にも強くなりました。
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これらの点で言えば(とても贅沢ながら)CPU部分を含めて、動画視聴やゲーミングにも、本機は向きます。
キーボードは、上位機では久しぶりに、リアルな「Fキー」が復活しました。
プロフェッショナル向けには、この仕様のほうが良いのは、(わざわざ)言い直す必要はないでしょう。
キー方式は、引き続き、下位機種と同じ「改良型シザー式」です。
指紋認証機能(Touch ID)はそのまま残ります。
そのほか、本体の大きさを活かして、矢印キーが、他のキーとは離れた配置で、打ち間違いが少ないと言えます。
トラックパッドは、本機も感応式のタッチトラックパッドが搭載されます。
【DVDドライブ】【アマゾン限定型番】
・BUFFALO DVSM-PLV8U2-BK/N
¥2,980 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
ドライブは、こちらもDVDドライブは内蔵しない仕様です。
【Mac用DVDドライブの比較記事】で紹介したような、他社製品を別途購入する必要があります。
接続端子は、MBP13の構成は不評でしたが、(多少の大型化で)筐体に余裕ができたからか、本機は充実します。
Thunderbolt 4(USB-C)を3ポート装備するほか、(待望の)HDMI端子が付属です。
それにSDカードスロットとヘッドホン端子という構成です。
ネットワークは、Wi-Fi 6E(11ax)とBluetooth 5.3に対応します。
Wi-Fi 6Eは、少し説明が必要かと思います。
本機のは、Wi-Fi6E対応です。
上表は、2020年頃から普及してきた(Wi-Fi6Eの前世代の)「Wi-Fi6」の通信速度を示したものです。
「Wi-Fi6」は、その前の規格(Wi-Fi5)と比べると、速度部分他、家族が多い場合など、複数同時通信時の通信安定性が高まるメリット性があります。
速度的には、Macminiはアンテナ2本(2×2)なので、上表にあるように最大1201Mbps(=150メガバイト/秒)です。
Wi-Fi6E は、2022年末に対応ルーターが現れた新規格で「Wi-Fi6」の改良版です。
「Wi-Fi6」と大きく違うのは、あたらしい6GHz帯を通信に使える点です。
最大速度は変わらないのですが、チャンネル数が5GHz帯より多く、また、世の中で普及していない帯域ので、ご近所との混線による速度低下が少ないメリットがあります。
なお、Wi-Fi6にしても、Wi-Fi6Eにしても、近年普及がはじまったばかりなので、多くのご家庭は、Wi-Fi5(11ac)まで対応のルーターでしょう。
未対応の場合、本機の回線は活かせず、最大速度は、上表の「アンテナ2本」の数字です。回線安定性もやや落ちます。
1・高速な無線LANルーターの比較
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
なお、こうしたルーター部分の仕様は、結構複雑な部分があるため以上のリンク記事で、別に詳しく書いています。
現状で、Apple純正のルーター(写真)が終売なので、その代替案を含めて考えてます。

オーディオは、6スピーカーサウンドシステムを採用です。
左右のスピーカとは別に、2組のデュアルフォースキャンセリングウーファーを採用しての「6スピーカー」という表記です。
これらのシステムは、ファン搭載のノートPC特有のシステム振動を軽減させる役目を果たします。したがって、音質は期待できるでしょう。
ただ、基本的には【PCスピーカーの比較記事】で紹介した、外部オーディオを利用する方が、音は格段に良いです。
仮想的なサラウンドには、映像コンテンツについては、「ドルビーアトモス」に、音楽は、「3Dオーディオ(空間オーディオ)」に対応です。
3Dオーディオは、耳慣れないかもしれません。「ドルビーアトモス」など「、映画館の天井方向からの降り注ぎ音」の再現のための映画用の音声フォーマットとして確立しました。
例えば、聴き放題のAmazon Music HDで音源提供がはじまったほか、Apple Musicも「空間オーディオ」として、フォローしていきます。
Amazonでは音源提供がはじまっています。通常のAmazon Muscに追加料金が必要ですが、【こちら】から契約は可能です。
カメラは、1080p FaceTime HDカメラです。
MBP13は、720pなので少しだけ良いです。
(ぎりぎり)オンライン会議などに使える水準にはなりましたが、その方面では高機能・高解像度ではないです。
その他、T2チップを採用し、Siriに対応できるなどは、MacBook Pro 13と同じです。
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以上、MacBook Pro 14の紹介でした。
先述のように、映像関係などの「プロフェッショナル向け」で、モバイルもしたい方に向きます。
また、CPU・GPU周りと、モニター部分も相当良いので、「ゲーミングノートPC」としてのプレゼンスも相当あると言えます。
そのほか、(本当はMBP13の性能で間に合うが)Fキーを使いたい方の救済機ともなるでしょう。
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【上級者向け情報】
CPU:M2 Pro 12コア/19コア
¥42,000
CPU:M2 Max 12コア/30コア
¥76,000
CPU:M2 Max 12コア/38コア
¥104,000
メモリ:32GB
¥56,000
メモリ:64GB
¥112,000
メモリ:96GB
¥168,000
SSD:1TB
¥28,000
SSD:2TB
¥84,000
SSD:2TB
¥168,000
SSD:2TB
¥336,000
なお、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO CTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。
上で見た下位機を基本としてアップグレードする場合の価格差は以上になります。
Appleの場合、市価を反映した価格というより、基準額に「かけ算」したような価格設定なので、容量が大きめになるほど割高感がでてくると言えます。
ただ、このグレードを買う方は、かなりのスペックを必要としている方でしょうし、「必要に応じて」としておきます。
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【2021年10月発売】
【シルバー】【スペースグレイ】
24・MacBook Pro 14 MKGR3JA
25・MacBook Pro 14 MKGP3JA
¥235,589 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M1 Pro 3.2GHz(8コア)
SSD:512GB
GPU:Apple M1 Pro 14コア
【シルバー】【スペースグレイ】
26・MacBook Pro 14 MKGT3JA
27・MacBook Pro 14 MKGQ3JA
¥344,801 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M1 Pro 3.2GHz(10コア)
SSD:1TB
GPU:Apple M1 Pro 16コア
メモリ:8GB
モニター:14.2型(Liquid Retina XDR)
接続端子:Thunderbolt4×3 HDMI SD
バッテリー: 最大17時間
タッチバー:なし
重さ: 1.6kg
一方、本機については、1世代前の機種がまだ残っています。
大きな違いは、CPU・GPUの部分で、こちらは、旧世代のM1 Proです。
CPUは、下位機のM1 Pro (8コア)も、上位機のM1 Pro(10コア)、現行世代のスタンダードCPUといえるM2より、スコアは優秀です。
20000を超えますので、現状でも高速といえます。
GPUは、上位構成はM1 Pro (14コア)、下位構成はM1 Pro (16コア)です。
これらをMBP13インチに使われていたApple M2(10コア)と比べると、この世代でも30%(上位機は35%)ほどの差は付きます。
とはいえ、MBP14の新機種に使われるM2 Pro(16コア)は、さらに30%前後良いですので、ここが新機種との「差」でしょう。
あとの部分は、筐体を含めて目立つ違いはないです。
Wi-Fiはこの世代だと1世代前のWi-Fi6である部分と、メディアエンジンの、ハードウェアエンコード(デコード)の部分で、HEVC(H.265)とProRes・ProRes RAWが対応しないほどだと言えます。
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結論的にいえば、MacBook Pro 14の少し安めの下位機種と考えれば妥当です。
買われる場合、それぞれのグレードで、2万円ほど安い場合は選択肢にして良いかと思います。
2-2・MacBook Pro 16の比較
続いて、16インチのMacBook Proの紹介です。
画面サイズとしては、現状で最も大きいMacBookとなります。
大画面ですが、本体は薄いので、持ち運べないこともありません。
毎日は「厳しい」ですが、プレゼン時など「たまに」ならば、それを組み入れて考えてもよいでしょう。
【2023年2月発売】
【シルバー】【スペースグレイ】
28・MacBook Pro 16 MNWC3J/A
29・MacBook Pro 16 MNW83J/A
¥330,360 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 Pro 3.5GHz(12コア)
SSD:512GB
GPU:Apple M2 Pro 19コア
30・MacBook Pro 16 MNWD3J/A
31・MacBook Pro 16 MNW93J/A
¥356,970 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 Pro 3.5HGz(12コア)
SSD:1TB
GPU:Apple M2 Pro 19コア
32・MacBook Pro 16 MNWE3J/A
33・MacBook Pro 16 MNWA3J/A
¥478,646 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M2 MAX 3.7GHz(12コア)
SSD:1TB
GP:Apple M1 MAX 38コア
メモリ:8GB
モニター:16.2型(Liquid Retina XDR)
接続端子:Thunderbolt4×3 HDMI SD
バッテリー: 最大22時間
タッチバー:あり
重さ: 2.15kg
MacBook Pro 16インチ は、2023年2月発売のMacBook Proの大画面機です。
画面サイズは、MacBook Pro 14(MBP14)と比べて明らかに大きいです。
縦横の長さだと、約25cm×33cmなので、14インチMBP(約22cm×29cm)と比べると、作業領域において差はあります。
画面密度は、14インチと同じ254ppiですので、表示品質をキープしたまま大型化しています。
本体の重さは、2.15kgです(上位機は2.16kg)。
厚みが1.68cmなので、バッグに入れやすいのですが、持ち歩きたいかといえばNOな重さです。
・96W USB-C電源アダプタ
約260g 7.9×7.9×3cm
また、充電に96Wの巨大アダプターを必要とする機種です。
日常的に持ちはこぶのは、(さすがに)辛い重さでしょう。とはいえ、Atlasは、出張で数日間作業を伴う場合は、このサイズを持ち運んでいますが。
CPUは、3機種で異なっています。
CPUは、中位機までは、Apple M2 Pro(12コア 3.5GHz)、上位機はApple M2 Max(12コア 3.7GHz)です。
14インチのMBP14の中位機と同じCPUです。
簡単に説明を繰り返せば、下位機・上位機とは、単純なCPUベンチマークで言えば、差はないです。
メモリ帯域幅は、ただ、M2 Proと比べてM2 Maxは2倍(200GB/s)です。
先述のように、AppleのCPUは、GPUやメモリ、あるいはニューラルエンジンなどを含めたSocなので、単純に「差がない」とも言い切れない部分はあります。
グラフィックス(GPU)は、統合型でCPUに内蔵です。
中位機までは、1.4GHzのM2 Pro 19コア、上位機は、1.4GHzのM2 Max 38コアです。
両者は、約50%の性能差ですので、だいぶ大きな差です。
14インチのMBPも M1 Max採用機がありました。
しかし、コア数が違います。14インチだと、CTO(カスタマイズ)しないと載せられないCPUになります。
なお、M2 Max(30コア)は、16インチだとCTOしかなく、Apple直販のみの販売になります。
ちなみに、インテル時代の、旧MPB16を最上級にカスタマイズした場合に積めた、2020年登場のRadeon 5600M(8GB)はスコアとして6610でした。
それをふまえると、現行機は、下位機を含めて「爆速」です。
ストレージは、MBP14と同じで、現状において最高速の第4世代のPCIeです。
サイズは、512GBと1TBから選べます。
液晶の性能も、MBP14と同じ、Liquid Retina XDRディスプレイです。
直下型のミニLEDを活かして、1000ニトという明るさを出せます。
ビジネス用にも、明るい方が、日中対応度が高いのですが、ここまでは確実に「不要」なので、映像系の仕事の方向けに備えたものです。
ただ、直下型となり、画面ムラは少なくなるでしょうし、(相当贅沢ですが)、デスクトップPCの代わりに買って、据置で書類仕事に使うのも良いでしょう。
MBP14で書いたように、本機も、120Hzの高リフレッシュレートです。
動きの速い映像の再生に強いほか、描画などもなめらかになります。本機も、可変リフレッシュレート(ProMotion)技術に対応します。
キーボードは、本機もリアルな「Fキー」を備えます。
キーピッチやストロークは、MBP14と同じで、その空いたスペースに、大きめのステレオスピーカーと、感圧トラックパッドを装備です。
指紋認証機能(Touch ID)は、残ります。
そのほか、本体の大きさを活かして、矢印キーが、他のキーとは離れた配置で、打ち間違いが少ないと言えます。
トラックパッドは、本機も感応式のタッチトラックパッドが搭載されます。
ドライブは、こちらもDVDドライブは内蔵しない仕様です。
接続端子は、その数も構成もMBP13と同じです。
Thunderbolt 4(USB-C)を3ポート、HDMIとという構成です。
それに、SDカードスロットとヘッドホン端子という構成です。
ネットワークも、同じで、Wi-Fi 6E(11ax)・Bluetooth 5.3に対応します。
2022年に登場した新規格のWi-Fi6Eについては、14インチMBPの説明の部分で詳しく書きました。
繰り返せば、6GHz帯の新設で、速度面のほか、通信安定性が格段に改善します。
1・高速な無線LANルーターの比較
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
ただ、ルーター側の対応(買い換え)も必要です。
このブログでは、以上の記事でフォローしています。
オーディオは、本機も、6スピーカーサウンドシステムを採用です。
スペック表的には14インチ機と同じですが、先述のように、MBP14より、本体にサイズ的な余裕があるので、ドライバーの口径は大きめかもしれません。
カメラは、1080p FaceTime HDカメラです。
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以上、MacBook Pro 16の紹介でした。
大画面のMacBook Proは新機種がでると、いつも「iMacとどちらにするか悩む」スペックの機種です。
ただ、現状では、上位CPUを先んじて採用してきた本機が、映像関係などの「プロフェッショナル向けのハイエンド」でしょう。
Appleの方針はわかりません。
しかし、ハイスペックが必要な上級ユーザーはディスプレイもこだわるだろうから、「MacBook Proと好きなモニター」という組み合わせでの利用するようにAppleが促しているように、最近は思えます。
実際、MacBook Pro 16は、8K@60Hz、4K@240Hz.に対応できる水準です。また、「6K解像度までモニターを2台(最上位機は3台)」つなげられます。
なお、このようなモニターに関する話は、このブログでは【Mac向けモニターの比較記事】を別に書いています。
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【上級者向け情報】
CPU:M2 Max 12コア/30コア
¥28,000
CPU:M2 Max 12コア/38コア
¥66,000
メモリ:32GB
¥56,000
メモリ:64GB
¥112,000
メモリ:96GB
¥168,000
SSD:1TB
¥28,000
SSD:2TB
¥84,000
SSD:2TB
¥168,000
SSD:2TB
¥336,000
なお、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO CTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。
16インチのMBPの下位機を基本としてアップグレードする場合の追加料金は、以上になります。
先述のように、M2 Max 12コア/30コアを選びたい場合、16インチのMBPだと、CTOをするしか選択肢がないです。
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【2021年10月26日発売】
【シルバー】【スペースグレイ】
34・MacBook Pro 16 MK1E3JA
35・MacBook Pro 16 MK183JA
¥283,111 Amazon.co.jp (5/1執筆時)
CPU:Apple M1 Pro 3.2GHz(10コア)
SSD:512GB
GPU:Apple M1 Pro 16コア
【シルバー】【スペースグレイ】
36・MacBook Pro 16 MK1F3JA
37・MacBook Pro 16 MK193JA
¥275,670 楽天市場 (5/1執筆時)
CPU:Apple M1 Pro 3.2HGz(10コア)
SSD:1TB
GPU:Apple M1 Pro 16コア
【シルバー】【スペースグレイ】
38・MacBook Pro 16 MK1H3JA
39・MacBook Pro 16 MK1A3JA
¥383,610 楽天市場 (5/1執筆時)
CPU:Apple M1 MAX 3.2GHz(10コア)
SSD:1TB
GP:Apple M1 MAX 32コア
メモリ:8GB
モニター:16.2型(Liquid Retina XDR)
接続端子:Thunderbolt4×3 HDMI SD
バッテリー: 最大21時間
タッチバー:あり
重さ: 2.1kg
一方、本機も、旧機種が残ります。
相違点は、14インチのMBPの場合と同じで、違いはCPUとGPUの速度です。
CPUは、どのグレードも、16インチの2023年新機種に対して、20%前後の性能差です。
GPUは、ただ、すこし事情が異なります。
上位機が採用していたM1 Max(32コア)のスペックが(今でも)結構良いからです。
M2 Max(30コア)を選ぶより、こちらのほうがスペックは良いです。
先述のように、Appleは、新機種においてM2 Max(30コア)は「CTO(カスタマイズ)だけ」にして、デンキヤなどでの販売はしません。
新機種より旧機のほうが「性能が良くなってしまう」のを避けるためでしょう。
実際、新しい最上位機が採用するM2 Max(38コア)と比べて、旧最上位機のM2 Max(30コア)は、15%ほど性能は低くなるように調整されました。
このほか、Wi-Fiはこの世代だと1世代前のWi-Fi6となる部分と、バッテリー駆動時間が多少短い部分が新機種との違いです。
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結論的にいえば、最上位機はとくに、安ければ選択肢にできるでしょう。
ただ、ここまでハイスペックのマシンは、あまり市場に残らないため、お得に旧機種を購入できるシーンは少ないかもしれません。
あとは、MBPと同じで、Wi-Fiの世代の違いと、メディアエンジンの部分が違いとして目立つ程度です。
次回に続く!
最新MacBookのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、現行のMacBook Pro MacBook Airの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。
3・ 最新のMacBookの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
処理能力 ★★☆☆☆
画質 ★★★★★
軽さ ★★★★★★
価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
つづく3回目記事【こちら 】は、結論編です。
ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にもっともオススメできる機種はどれか?を考えていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!
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