【今回レビューする内容】2024年 iMac最新モデルの性能とおすすめ・選び方:24インチiMac M4 10コアと8コアの違い:過去のM1 M3 世代との違いや性能ランキング:Nano-textureガラスモデル対応 23.5型iMac
【比較する製品型番】24インチiMac M4 (8コアCPU/8コアGPU)MWUC3J/A MWUF3J/A MWUG3J/A MWUE3J/A 24インチiMac M4 (10コアCPU/10コアGPU)MWUU3J/A MWV13J/A MWV43J/A MWUY3J/A MWUV3J/A MWV33J/A MWV53J/A MWV03J/A MCR24J/A MD2T4J/A MD2U4J/A MD2Q4J/A 24インチiMac M4 Nano-textureガラス MD3H4J/A
今回のお題
性能面での最新iMacのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2024年10月現在、最新のiMacを比較します。
2024年10月発売の、Apple M4搭載の新しいiMacが発売されたので加筆しました。
CPU性能から、パネル品質・ネットワーク・端子類の構成まで、各機のスペックをみていきます。AppleのCTO(オーダーメイド)も含めて、現行機種は全機をみていきます。
1・ 最新のiMacの比較 (1)
1-1:24インチ M4 iMac(2024年)
1-2:24インチ M3 iMac(2023年)
1-3:最終的なおすすめの提案【結論】
上表のように、24インチ iMacから順番に説明していくつもりです。
とくに「MacBookや、Mac mini」とどれにしようか迷っている方へのアドバイスになるように、心がけて書くつもりでです。
なお、27インチ機は、後継機が出ず生産終了です。
ちかごろ、新品在庫も尽きました。
消息筋では、iMac Proという形で出るという噂もありました。
正確なところは、Appleなので(例のごとく)分かりませんが、今回の改変をみると、27インチ登場の可能性はなくなったような感じはします。
実際、Appleは【Mac Studioの比較記事】みた「デカい弁倒箱」への移行を求めているように思います。
液晶のみやすさ ★★★★★
CPUのパワー ★★★★★
起動の速さ ★★★★★
画像・動画の処理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、最新のiMacのスペックを、シリーズごとに比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac Studioの比較
なお、今回の記事は、このブログのMac比較シリーズ全体としては、2回目記事として書きました。
1-1・24インチiMacの比較
はじめに、24インチiMac(iMac Retina 4.5K Display )比較からです。
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なお、 以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年11月発売】
【下位機種】
(Apple売価:198,800円)
1・Apple 24インチiMac M4 MWUC3J/A 【シルバー】
2・Apple 24インチiMac M4 MWUF3J/A 【ブルー】
3・Apple 24インチiMac M4 MWUG3J/A 【ピンク】
4・Apple 24インチiMac M4 MWUE3J/A 【グリーン】
¥190,768 +1,907pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(8コア)
GPU:8コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:
【中位機種】
(Apple売価:234,800円)
5・Apple 24インチiMac M4 MWUU3J/A 【シルバー】
6・Apple 24インチiMac M4 MWV13J/A 【ブルー】
7・Apple 24インチiMac M4 MWV43J/A 【ピンク】
8・Apple 24インチiMac M4 MWUY3J/A 【グリーン】
¥225,313 +2,253pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【Nano-texture ガラスモデル】
(Apple売価:264,800円)
9・Apple 24インチiMac M4 MD3H4J/A 【シルバー】
¥254,101 +2,541pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【上位機種】
(Apple売価:264,800円)
10・Apple 24インチiMac M4 MWUV3J/A 【シルバー】
11・Apple 24インチiMac M4 MWV33J/A【ブルー】
12・Apple 24インチiMac M4 MWV53J/A【ピンク】
13・Apple 24インチiMac M4 MWV03J/A【グリーン】
¥254,101 +2,541pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:512GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【最上位機種】
(Apple売価:294,800円)
14・Apple 24インチiMac M4 MCR24J/A 【シルバー】
15・Apple 24インチiMac M4 MD2T4J/A 【ブルー】
16・Apple 24インチiMac M4 MD2U4J/A 【ピンク】
17・Apple 24インチiMac M4 MD2Q4J/A【グリーン】
¥282,889 +2829pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:24GB(増設不可)
ストレージ:512GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
24インチiMacは、サイズ面で言えば、新製品の展開がある唯一のiMacです。
本体色は、(CTOを除いて)選べるのは、シルバー・ブルー・ピンク・グリーンの4色です。
ただ、イエロー・オレンジ・パープルも選べます。
なお、最近は、「地球にグリーンな設計」というフレーズで、緑がAppleの推し色のようです。
CPUは、2023年新機種の「目玉」です。
Apple最新のApple M4が採用です。
下位機種は、M4 8コア(4.5GHz×4 + 2.85GHz×4)、それ以外は、M4 10コア(最大4.5GHz×4 2.85GHz ×6)です。
AI世代になって、最近は、パフォーマンス重視の高性能コア(最大4.5GHz)と、消費電力重視の高効率コア(最大2.85GHz)とを併用するCPUがMacならずとも増えました。
本機の場合もそうなります。
一方、上位モデルとなる、M4 ProとM4 Maxは、iMacだと、カスタマイズでも選べない仕様です。
この部分で言えば、現在のiMacは、(Maxが選べる)Mac Book Proと、(Proは選べる)Mac miniよりは、一般向けのスタンダードなラインと言えます。
ベンチマークは、Apple M4(8コア)は21000ほど、Apple M4(10コア)は、25000前ほどです。
ちなみに、2023年の1世代前のiMacに採用されていたApple M3(8コア)は、19000ほどでした。
比べれば、下位機でも10%ほど性能が上がっています。主に、M4で高性能コアの最大クロックががあがった恩恵です。
上表は、現状の「AI時代」のMacについて、仕事用・家庭用として個人が使う場合に、Atlasが「快適」と判断するスコアの水準を表したものです。
個人が使う場合に(マルチCPUのスコアで)20000」のベンチマークスコアを越せば、現状で快適ですが、8コア機でもクリアします。
10コア機だと25000以ですのでAI処理も快適にこなせるでしょう。先述のように「M4 Pro」は採用しないですが、個人用としては、M4でも十分な「モンスター」です。
GPU(グラフィックス)も、下位機種のみApple M4(8コア)、それ以上はApple M4(10コア)です。
スコアは、CPU同様に出そろわないので、同じような推定値です。
少なくとも、下位機は、Apple M3(8コア)に対して、上位機は、Apple M3(10コア)に対して、25%ほど、性能はアップしています。
AI世代に欠かせない部分ですので、M3世代につづいて、M4でもさらに強化されたと言えます。
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結論的にいえば、M4世代は、AppleにおけるAI時代の到来を感じるスペックのCPUと言えます。
実際、処理面において、文句ない水準です。
このほか、どの機種も、AIの機械処理向けの、16コアのNeural Engineを別に詰んだSocです。
メモリーは、下位機でも、16GBです。
M4世代だと、16GBをAppleは標準化させています。
上位機は24GBですが、これでも十分でしょう。
増設は、CPU・GPUと統合されたユニファイドメモリとなるため増設に非対応です。
SOC化され「パイプも強化」(120GB/s)されています。
ストレージは、高速なSSDドライブです。
最上位機で、512GB内蔵です。
SSDドライブは、速度的に数世代あります。
(ソケットは違いますが)M.2 PCIe 3.0世代のスピードが出せます。
実効速度の目安は非公開です。
しかし、旧世代のiMacの分解レポートだと、3.2GB/sあたりのスコアでした。
いまのところ新機種でこの部分の改良の説明はないようなので、今回も同じ第3世代かと思います。ただ、速度的には十分です。
昔のHDD(ハードディスク)の20倍以上の読込・書出速度ですから。
画面サイズは、24インチ(対角23.5)です。
24インチ機の場合、目とモニター間の距離は70cmも確保できれば「目は疲れない」です。
普通の事務机(PCデスク)で問題ないので、設置性は良いです。
なお、この部分の話は、このブログの【PC向きデスクの比較記事】で書きました。
十分に奥行のない机に設置しようとする場合だけ、気をつけてください。
パネルの種類は、高品質で視野角が広いIPSパネルです。
昔は視野角の狭いTN液晶パネルが紛れていましたが、現在はありません。
iMacは出荷前にキャリブレーション(画質調整)をしっかり行ったパネルを使っており、個体差が少ないことでも有名です。
画面の輝度も、500cd/m2(500ニト)です。
最近のHDR対応の高級モニターと競える性能です。
色域も、カバー率の表示がないですが、DCI-P3に対応する広色域パネルです。
リフレッシュレートは、ただ、60Hzです。
ゲーム用などの高リフレッシュレート機ではないですが、ここを問題にするかたは、iMacの場合、少ないでしょう。
解像度も、現行機は、4.5Kの高詳細表示に対応です。
高詳細なディスプレイは、老眼の方は表示が「細かすぎる」懸念があるかもしれません。
しかし、むしろ「老眼の方にこそ向く仕様」です。
なぜなら、Macの場合、ドットの細かさを活かして、フルハイビジョン(左図)比べて4倍の高密度で、文字を高解像度表示できるからです。
加えて、本機は True Tone テクノロジーも採用されています。
これは、ディスプレイにかかわる技術です。
環境光に合わせてホワイトバランスの自動調整を行えます。色調が自然となり、目の疲れの軽減につながる点で「進化」といえます。
画面の写り込みは、ガラスパネルを前面に使う関係で、ノングレア(非光沢)のモニターとは、異なります。
ただ、プラズマ蒸着と呼ばれる方法で表面のガラスがコーティングがなされます。
これによって、「以前の75パーセントという驚異的な反射の削減と、鮮やかで正確な色彩」が可能になっています。
自分の顔や照明の光が反射して、鏡のように写ってしまう点は、かつて、iMacの大問題でした。今は、全く問題を感じません。
さらに、今回は、追加の対策があるNano-texture ガラスモデルが選べるようになりました。
市販されるのは中級機のシルバーのみです。ただ、直販、指定店ならば(中位機以上で)カスタマイズすれば選べます。
この仕組みは【4Kディスプレイの比較記事】で紹介した、Appleのデザイン用の超高級モニターでも、既に採用されています。
ようするに、表面がマット仕上げの低反射パネルです。デザインなどをなさる方で、環境光の映り込み問題がある人が選ぶべきものです。
ただ、通常モデルも先述の工夫があるので、これを必要とする方は少数でしょう。
選ぶ場合、画面が繊細なので、付属する専用のポリッシングクロスでお手入れする必要があります。また、画質にも副作用はある(ごくごくわずかなにじみや、コントラスト低下)ともいえます。
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結論的にいえば、普通のモデルで良いかと思います。
マルチディスプレイは、対応可能です。
本機の場合、ThunderBolt4を介して、下位機で、最大6K解像度までのモニターを1台、中位機以上で、2台まで増設可能です。
24インチでは少し「物足りない」作業をする場合、本機と同じほどの、23.8インチの4Kディスプレイを1枚用意して、高さ合わせして使うのは良いかもしれません。
このブログでは、合計で300機を(多分)超えるPC用モニターの比較記事もあります。さしあたっては、以上のリンク記事を導入編としてご覧頂ければと思います。
ちなみに、(できそうなものですが)、MacBook Proなどを、本機につなげて、ディスプレイとして利用することはできません。
ネットワークは、Wi-Fi 6E(11ax)が搭載です。
iMacの場合、内蔵アンテナ2本なので、規格上の最大速度は、1201Mbps(=約150メガバイト/秒)です。
Wi-Fi6Eの注目点は、2022年末で日本政府が開放した6GHz帯が使える点です。
速度は5GHz相当なのですが、対応ルーターが必要な部分で「ご近所であまり使われていない」帯域です。
そのため、速度が出やすく、通信も安定的です。
ただし、ご自宅のルーターが、Wi-Fi6E(あるいはその旧規格のWi-Fi6)にも対応しない場合は例外です。
Wi-Fi5(11ac)まで対応のルーターの場合、6GHz帯は使えず、また、最大速度も867Mbps(=約108メガバイト/秒)です。
おそらく、2020年以前からルーターを買い替えていない場合、あるいは、それ以後でも格安モデルを買われた方は、この速度が最大です。
1・高速な無線LANルーターの比較
2・超高速なWi-Fi 6ルーターの比較
なお、こうしたルーター部分の仕様は、結構複雑な部分があるため以上のリンク記事で、別に詳しく書いています。
Wi-Fi6Eに対応する製品も、2023年以降では安めのものも出てきました。
MacMiniと同時に更新するのも良いでしょう。以上の記事で、「選び方の基本」を含めて詳しく書きました。
いまだと、Apple純正ルーター(写真)が終売なので、その代替案を含めて書いています。
Bluetoothは、Bluetooth 5.3に対応します。
通信安定化が図られた世代で、問題ないです。
BUFFALO LUA4-U3-CGTE-WH
¥3,150 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
有線LANは、下位機種は、未付属です。
必要な場合は、USB-Cからの変換アダプタを使うか、CTOでオプション購入になります。
中位機以上は、一般的なギガビットLAN(1000BASE-T)ですが付属です。
カメラは、前面に1080p FaceTime HDカメラを搭載です。
HDカメラより解像度の高いフルHD級です。
別売を買わずとも、ビデオチャットや簡単な会議ならば対応できる水準です。
接続端子は、下位機は、Thunderbolt 4が2ポート、上位機が、Thunderbolt 4が4ポートです。
いずれの端子もUSB-Cと同じ端子形状で、端子は互換します。
【2個セット】
Anker USB-C & USB 3.0 変換アダプタ
¥999 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
いずれも、USB-A端子はないので、変換アダプターなどが必要です。
速度は、USB4.0世代ですので、5000メガバイト/秒まで対応できます。
本機の場合、大抵の外部ストレージ(SSD)でも、前側のUSB-C端子で、速度的なボトルネックなしで対応できます。
興味のある方は、【高速なポータブルSSDの比較記事】をご覧ください。
ヘッドフォン端子は(薄い)側面にあります。LAN端子は、電源コードの先の電源アダプターに内蔵されるユニークな構造です。
入力デバイスは、Magic KeyboardとMagic Mouseが標準で付属します。
いずれも、ワイヤレスです。今回から、いずれもUSB-C充電になりました。
キーボードは、指紋センサー(Touch ID)を搭載した仕様です。
どれも、本体色と同じカラーリングにしています。
マウスは、タッチパネルセンサー搭載で、スクロールやジェスチャーが可能です。
ただ、Appleの純正キーボード・マウスは使いやすくないです。
このブログの入力デバイスの比較記事でも(さんざん)書きましたが、別に買い直すことをオススメしています。
詳しくは以上の記事をご覧ください。
内蔵ドライブは、非搭載です。
最近はあまり必要とする方はいないかもしれません。
・Macで使える外付DVDドライブ
・Macで使えるブルーレイドライブ
・Mac用のブルーレイ視聴ソフト
必要な方は、以上の記事で書いています。
よろしければ、のちほどご覧ください。ブルーレイの視聴ソフトの記事もあります。
Microsoft Office Home 2024
¥31,023 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
オフィスソフトは、Macの場合、Apple純正のワープロ・表計算・プレゼンソフトが無料で付属します。
Microsoft Officに互換しますが、「完全互換」ではなく、書式のズレなどは起こります。また、エクセルマクロなどにも非対応です。
そのため、別に買われる方も多いのが現状です。
こちらについても、以上のリンク記事で、別に書いてありますので、必要があれば、ご覧ください。
スピーカーは、割と充実し、6スピーカーです。
下部の左右に、3つずつ付属です。
ハイトスピーカーはないですが、ドルビーアトモス、あるいは、Appleの空間オーディオをフォローするので、(流行の)3Dサラウンドも楽しめます。
一方、ステレオ感は割とありますが、やはり、本格的な外部スピーカーに比べると、ユニットサイズの限界はあります。
その場合、別売の外部スピーカーも利用できます。
基本的に、安定性の高いBluetooth 5.3も備えるので、Bluetoothワイヤレスで良いかと思います。
あるいは、USB接続(あるいは変換端子を使ったHDMI端子)でつなげるのがよいでしょう。
・PC用スピーカーの比較
・ミニコンポの比較
・Bluetoothスピーカーの比較
・イヤホン・ヘッドホンの比較
なお、この部分に興味のある方は、以上のリンク記事をご覧ください。
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以上、iMacの24インチモデルの紹介でした。
M4世代になって、スペック面では、相当パワフルになりました。
近年はAI技術の進展でマシンパワーが必要なシーンは増えています。しかし、中位機以上ならば、家庭用、仕事用としては、相当ハードに使っても、スペック面で文句ない「AI世代のスペック」といえます。
下位機でも、普通に使うには、快適水準を上回る上で、高コスパです。誰でも使いやすい「ファミリーフレンドリー」な一体型ですし、一般のご家庭で「みんなで使う」感じのデスクトップを1台用意する感じならば、下位機はおすすめです。
iOSとの親和性も十分で、iPhoneユーザーなどなら、さらに便利でしょう。
一方、一部の方について、唯一の問題点となるのは、24インチという画面サイズかもしれません。その場合、他のタイプと比べたほうが良いです。
おすすめは、MacMiniです。
値段も手頃である上で、上位のCPUも選べますので。設置も現バージョンではさらに小型化しているため、便利です。
詳しくは以上の記事をご覧ください。
ーーー
一方、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO CTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。
(上から2番目の)上位モデルをベースに、価格を確認しておきます。
メモリー:24GB
+ ¥30,000
メモリー:32GB
+ ¥60,000
SSD:1TB
+ ¥30,000
SSD:2TB
+ ¥90,000
Nano-textureガラス
+ ¥30,000
メモリーは、先述のように16GBあれば問題ありません。
SSDは、必要に応じてでしょう。
BTOしない場合でも512GBまでは選べることをふまえると、特殊なニーズがある場合以外は不要でしょう。
Nano-textureガラスは、先述のように、副作用もあるため、やはり不要に思います。
Appleの場合、カスタマイズは(累進的な)固定料金なので、基本的に割高です。
1-2・24インチiMac(2023年旧機)
つづいて、iMacの昨年モデルについて、解説します。
1年前の発売であるうえで、割と在庫がありましたので、(採集)「セール」はあるかと思うので、違いを確認する感じで「ざっくり」書きます。
【2023年11月発売】
【下位構成】(執筆時一部配色在庫なし)
18・Apple 2023 iMac M3 MQR93J/A 【銀】
18・Apple 2023 iMac M3 MQRC3J/A【青】
18・Apple 2023 iMac M3 MQRD3J/A【赤】
18・Apple 2023 iMac M3 MQRA3J/A 【緑】
¥190,768 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M3 3.7GHz(8コア)
GPU:8コア
メモリ:8GB(増設可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【中位構成】
19・Apple 2023 iMac M3 MQRR3J/A 【青】
19・Apple 2023 iMac M3 MQRT3J/A 【赤】
19・Apple 2023 iMac M3 MQRP3J/A 【緑】
19・Apple 2023 iMac M3 MQRJ3J/A【銀】
¥225,313 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M3 3.7GHz(8コア)
GPU:10コア
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【上位構成】
20・Apple 2023 iMac M3 MQRR3J/A 【青】
20・Apple 2023 iMac M3 MQRU3J/A 【赤】
20・Apple 2023 iMac M3 MQRP3J/A 【緑】
20・Apple 2023 iMac M3 MQRK3J/A 【銀】
¥239,707 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M3 3.7GHz(8コア)
GPU:10コア
メモリ:8GB(増設不可)
ストレージ:512GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
なお、1世代前の旧機が残ります。
主な違いは、CPU・GPUです。
CPUは、 旧機は全機とも、Apple M3(8コア)です。
スコアは、18877ですので、現状でも「快適」水準とはいえます。
ただ、新機種の下位機とは10%ほど、中位機以上とは、25%ほどの差はあります。
GPUの差も、M3世代とM4世代は、同様に差があります。
マシン性能は、あえて言えば、新機種の下位機と、(総合的に)旧機はだいたい同じ性能とはいえます。メモリ帯域幅がやや狭い(100GB/s)部分もありますが、そのように言えます。
そのほかは、USB端子がThunderBolt 3になる程度で、言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、性能面では、現行機(の下位機)と大きく変わりませんので、「現役」です。実際、2023年末に出たばかりの機種であり、ネットワーク他、他の部分を含めて陳腐化していません。
ただ、価格として言えば、新機種より安いわけではないので、その部分で選びにくいでしょう。例えば、セールなどで、下位機種で17万円前後、それ以上で、20万以下まで落ちた場合、「こちらでもOK」と言えます。
今回の結論
最新iMacのおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は最新のiMacの比較の1回目記事でした。
最後に、いつものように、目的別のオススメを書いた上で、ドライブなど、必要な周辺機器について紹介しておきたいと思います。
第1に、初めてMacを買うライトユーザーにもっともおすすめといえるモデルは、
【2024年11月発売】
【下位機種】
(Apple売価:198,800円)
1・Apple 24インチiMac M4 MWUC3J/A 【シルバー】
2・Apple 24インチiMac M4 MWUF3J/A 【ブルー】
3・Apple 24インチiMac M4 MWUG3J/A 【ピンク】
4・Apple 24インチiMac M4 MWUE3J/A 【グリーン】
¥190,768 +1,907pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(8コア)
GPU:8コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:
液晶のみやすさ ★★★★★
CPUのパワー ★★★★☆
起動の速さ ★★★★☆
画像・動画の処理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
24インチのiMacの下位構成でしょう。
CPUは、上位機に対して約15%、GPUは、約20%ほどの差はあります。
ただ、CPUスコアで言えば、下位機でも21000ほどは見込めます。
先述のように、M3世代より、高性能コアのクロック数がかなり伸びたので、下位機でも、現状で「快適」と言って良い水準です。
AIを多用するような多少重い処理でも、そつなくこなせます。
【USBハブ】
バッファロー BUFFALO USB ハブ
¥1,480 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【1000BASE-T】
エレコム 有線LANアダプター
¥2,550 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
端子構成は、LANがない点はともかく、USB(ThunderBolt4)2系統になるのは、やや不便には思いますが、そこは、USBハブを買うなどして、対応すれば問題ないでしょう。
メモリー量も、16GBありますし、ストレージも、256GBあれば問題ないです。
足りないようならば、せっかくのThunderBolt 4の速度なので、SSDストレージを増設すればそれで良いでしょう。【ポータブルSSDの比較記事】でいろいろみています。
第2に、仕事用・家庭用としても長く使いたい中級者におすすめのiMacは、
【2024年11月発売】
【中位機種】
(Apple売価:234,800円)
5・Apple 24インチiMac M4 MWUU3J/A 【シルバー】
6・Apple 24インチiMac M4 MWV13J/A 【ブルー】
7・Apple 24インチiMac M4 MWV43J/A 【ピンク】
8・Apple 24インチiMac M4 MWUY3J/A 【グリーン】
¥225,313 +2,253pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:256GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【上位機種】
(Apple売価:264,800円)
10・Apple 24インチiMac M4 MWUV3J/A 【シルバー】
11・Apple 24インチiMac M4 MWV33J/A【ブルー】
12・Apple 24インチiMac M4 MWV53J/A【ピンク】
13・Apple 24インチiMac M4 MWV03J/A【グリーン】
¥254,101 +2,541pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:16GB(増設不可)
ストレージ:512GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
【最上位機種】
(Apple売価:294,800円)
14・Apple 24インチiMac M4 MCR24J/A 【シルバー】
15・Apple 24インチiMac M4 MD2T4J/A 【ブルー】
16・Apple 24インチiMac M4 MD2U4J/A 【ピンク】
17・Apple 24インチiMac M4 MD2Q4J/A【グリーン】
¥282,889 +2829pt Amazon.co.jp (10/31執筆時)
CPU:Apple M4 4.5GHz(10コア)
GPU:10コア
メモリ:24GB(増設不可)
ストレージ:512GB SSD
液晶パネル:24インチ(4.5K)
ネットワーク:Wi-Fi6E(11ax)・Bluetooth 5.3
有線LAN:1000Base-T×1
液晶のみやすさ ★★★★★
CPUのパワー ★★★★★
起動の速さ ★★★★☆
画像・動画の処理 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
24インチiMacの中位構成以上が良いかと思います。
CPUは、スコアが25000を越えます。
先述のように、M4世代だと、AI対応を図るためにGPU共にこの部分のスペックがかなり伸びました。
これほどあれば、仕事用、家庭用の「ハイグレード」と言って良い水準です。CPUを酷使する、本格的な「プロの仕事」を除けば、大抵のシーンで、対応できそうです。
あえて言えば、24インチという画面サイズが問題ですが、4Kで作業に使える画面領域は、十分広いです。
表示が細かすぎる場合も文字サイズの調整はできるので、例えば、老眼のシニアの方でも、複数のアプリを同時に視認するような場合がなければ、問題ないです。
補足・周辺機器についての補足
最後に、Macの周辺機器についても、いくつか、補足しておきます。
第1に、入力デバイスです。
iMacを買った場合、Appleの純正の無線キーボードと、ワイヤレスマウスが付属します。
そのため、追加で購入する必要は「基本的」にはありません。
しかし、純正のキーボードとマウスはデザイン性が重視されているため、長時間使う場合手や指が疲れやすいです。
1・Mac向きのキーボードの紹介
2・Mac向きのマウスの紹介
その点で、より快適なキーボードやマウスに興味があれば、以上の記事をご覧ください。
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【DVDドライブ】
・ロジテック LDR-PVB8U3MGY
¥4,136 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【ブルーレイ】
・BUFFALO BRXL-PUV6U3-BK/N
¥8,340 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
第2に、ドライブです。
iMacはドライブが付属しないので、購入する必要があります。
しかし、市販の全てのドライブが「Mac対応」を表明しているわけではない点は注意が必要です。
3・Macで使える外付DVDドライブ
4・Macで使えるブルーレイドライブ
5・Mac用のブルーレイ視聴ソフト
この点に関連して、対応ソフトや「おすすめ機種」などより詳しく知りたい方は、次のブログ記事を参考になさってください。
かなり多くの機種を比較しています。
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1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2402Mbps(最大)
予算:7500円〜
用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3千円〜
用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
第3に、ネットワーク機器です。
M1プロセッサ搭載のiMacは、Wi-Fi6Eに対応します。
先述のように、2022年頃から普及した新規格ですので、多くの方は、ルーター側が対応していないかなと思います。
導入する場合速度面も速くなりますが、むしろ、接続時の安定性が高まると言えます。
スマホ・テレビ・PCなどご家庭で同時に利用している方は、通信環境の改善効果が期待できます。
このブログでは、かなり詳しく、対応機機を説明しています。 詳しくは、1回目の【おすすめ無線LANルーターの比較記事】の記事をご覧ください。
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・Microsoft Office Home 2024
¥31,023 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
第4に、ソフトウェアです。
Mac用のオフィスソフトも必要だと思います。
【2024年発売】
・Parallels Desktop 20 for Mac
¥14,000 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
また、WindowsからMacに移行する人で、どうしてもMacでWindowsのソフトを動かしたい場合、上のような「仮想化ソフト」があれば、WindowsがMac上で利用可能です。
1・Mac用のOffice2024の比較
2・Mac用仮想化ソフトの比較
3・Mac用セキュリティソフトの比較
そのほか、セキュリティ対策ソフトなどの記事もありますので、よろしければご覧ください。
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第5に、PC用の音響機器です。
iMacは、一体型PCとしては、性能の良いスピーカーを搭載しています。
ただ、やはり、デザイン的な制約があるため、口径の小さなスピーカーの搭載に止まります。
1・PC用スピーカーの比較
2・ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・イヤホン・ヘッドホンの比較
そのため、例えば、デスクトップで音楽を聴きながら作業をする場合、1万円ほどのスピーカーを買われると満足度が高いです。
これについては、上記1番の記事で特集しました。
現在は、無線でミニコンポやスピーカーに飛ばせる機種もあり、配線の自由度も高まっています。興味のある方は、是非上のリンク記事をご覧ください。
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第6に、プリンターです。
プリンターメーカーは、MacOSに対応したプリンタードライバーを出しているため、基本的にWindows用がそのまま使えます。
ただ、最新のMacOS用のドライバーが用意されていない場合があります。
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1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット
4・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】
このブログでは100機以上のプリンターを比較する記事があります。
さしあたっては、これらの記事をベースに、Macユーザーに最適化した【Mac用プリンターの比較記事】が参考になるかと思います。
そのほか、Mac対応の自炊用のスキャナーや、Mac用TVチューナーなどの記事もあります。
ページ下部に、色々リンクもあるので、よかったらご覧ください。
ただ、全部同時に買うとお金がかかるので、少しずつ揃えていえば良いと思います。
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最後になりましたが、記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。