【今回レビューする製品】2024年 最新シュレッダーの性能とおすすめ・選び方:オフィス業務用大型・個人用中型・家庭用小型シュレッダー:ミニクロスカット マイクロカット人気機種の切断幅の違いや性能ランキング
【比較する製品型番】アイリスオーヤマ OF16J OF18 OF18J OF23 OF12M AFS150C-H AFS150HC-H AFS320C AFS160M AFS160HM KAFSR110M-H AFSR100M KAFSR70M-H AFSR60M AFSR60C AFSR100C サンワサプライ 400-PSD061 400-PSD060 PSD-C6018 PSD-M200AT PSD-C100AT PSD-C200AT フェローズ 48MC-R2 AutoMax 150C LX201 5180101 LX211 5180301 310MC-R LX200 アコ・ブランズ・ジャパン GBS GCS150AFX-E GCS150AFM-E GCS50AFX-E GSHM3120M-2W GCSSM20M GCSSM30M GSHM3130M-2W GSHM3130M-1W GSHM3130X-1W GSHM3330M-1W M11M GCSM11M M16M GSHM16M GCS300AFM-E GSHW06X 明光商会 MSE-14MC MSE-17C MSR-17MCM MSR-25CM MSR-15MCM HP B2012MC B2515MC B2520CC ナカバヤシ Z3027 NSE-404BK アスカ S78MF S89MDM ほか
今回のお題
最新のシュレッダーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2024年9月現在、最新のシュレッダーの比較です。
機密保持のほか、ゴミの圧縮率にもかかわる切断の細密さの部分ほか、ゴミ箱の量や、一度に切断できる枚数、ホチキス対応などにもこだわって分析しました。
その上で、(割と差がある)各機の「安全対策」の部分も重要視しています。
1・シュレッダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:アイリスオーヤマ〈日本〉
特長:処理速度
1-3・フェローズ〈米国〉
特長:安全対策
2・シュレッダーの比較 (2)
2-1・ アコ・ブランズ〈米国〉
特長:静音性
2-2・明光商会〈日本〉
特長:耐久性
2-3・HP〈米国〉
特長:価格
3・シュレッダーの比較 (3)
3-1・サンワサプライ〈日本〉
特長:処理速度
3-2・その他(ナカバヤシほか)
特長:価格 ほか
3-3・最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにシュレッダーの「選び方の基本」を説明します。
その上で、シェアの多い企業の製品から、メーカーごと順番に比較していくという構成にしました。
ただ、1点だけ、「注意」をお願いします。
4・小型シュレッダーの比較
特長:設置性
デスクサイドやデスク下で利用するような、小さめの個人用・家庭用は、記事を完全に分けています。
テレワークなどで、ご自宅向けで探している場合で、ゴミ箱が20L以下(A4で約200枚)で足りそうならば、そちらが良いかと思います。
その場合、上記リンクから【家庭用の小型シュレッダーの比較記事】をお読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
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裁断の細かさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
ゴミ箱容量 ★★★★★
安全性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、シュレッダーを機種別に紹介していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、「Atlasのおすすめ機種」を選定していきます。
1-1・シュレッダーの選び方の基本!
はじめに、仕事用シュレッダーの「選び方の基本」を紹介しておきます。
1・切断幅の細密さ(DIN規格)
=機密漏洩を防ぐ要素
2・ゴミ箱の大きさ
=利便性にかかわる要素
3・切断できる紙の枚数
=作業効率に影響する要素
4・切断時の安全対策
=事故を防ぐという要素
仕事用にシュレッダーを選ぶ場合、以上の4点がとくに重要と言えます。
簡単に紹介しておきます。
第1に、裁断幅の精密さ(セキュリティレベル)です。
シュレッダーは、その細かさから4つのカット方法に分けて呼ばれる場合が多いです。
紙の溶解処理に匹敵する「再現不能性」を担保したい場合、少なくともミニクロスカットの水準、できれば、マイクロカット以上が、「おすすめ」です。
マイクロカットの場合、厳しいEU基準となるドイツのDIN規格の「セキュリティ LV5(P-5)」をクリアする水準であり、(まず)情報の復元は不可能だからです。
今回の記事では、セキュリティレベルに注意しながら各製品を紹介するつもりです。
なお、レベル6(P-6)のマイクロスパイラルカットに対応する機種は、フェローズのJB-315SRがありました。
しかし、後継機がないまま「生産終了」になったので、現状では、レベル5が最高です。
おそらく、細断速度と刃の耐用性の問題があったからだと思います。実際のところは企業側にニーズがなかったのだと思います。「溶解処理」したほうが簡単ですので。
第2に、ゴミ箱のサイズです。
ここは、ゴミ捨ての量に関係します。
ゴミ箱は大きくなるほど本体も大きくなるので、限度はあるでしょう。
ただ、先述の「マイクロカット」機を選ぶ場合(細かい分)ゴミが圧縮されるため、2-3割は多くゴミが貯められます。
この部分も、Atlasが「マイクロカット」機を「おすすめ」する理由です。
第3に、一度に処理できる枚数です。
この部分について言えば、「マイクロカット」など細かく裁断する機種ほど、処理枚数・処理速度は「遅く」なります。同じ値段の製品ならば(粗い)「クロスカット」が最も高速で処理力があります。
そのため、処理と細密さを両立したい場合は、原稿台タイプ(右図)を選ぶのも手です。
この場合、置きっぱなしで勝手に処理していくため、(定格運転時間内に終わる枚数ならば)手放しで処理してくれるでしょう。
第4に、利用時の安全対策です。
基本的に「JIS規格」があるので、大手の製品ならば、最低限の安全性はあります。
ただ、詰まった際に逆転して原稿を戻す機能(オートリバース)は基準外なので、搭載しない機種があります。
このほか、接触センサーや光センサーを使いつつ、入れすぎ防止や、手が近づいた際の自動停止など独自の工夫をする企業もあるため、その部分も、選ぶ際に注意して良い部分でしょう。
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以上、仕事用シュレッダーの「選び方の基本」の紹介でした。
これ以外にも、ホチキス針やゼムクリップの対応、CDメディアやクレカなどの切断対応などの部分で、機種間で差があります。
これ以外の部分を含めて、本文でおいおい説明していくこととします。
というわけで、冒頭に書いたような企業順に以下、具体的な製品をみていきます。
1-2・アイリスオーヤマの製品
はじめに、アイリスオーヤマのシュレッダーからです。
オフィス用の格安機ほか、原稿台がある大量処理型も得意とします。
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なお、以下では、いつものように、高評価できる点については赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2018年発売】
1・アイリスオーヤマ OF16J
¥18,791 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x34mm)
最大投入枚数: 16枚
連続使用時間: 10分
裁断速度(50Hz 60Hz):3.0m/分 3.5m/分
ゴミ箱容量:23L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:オートリバース
静音性:
サイズ:幅39.0x高さ58.0x奥行27.9cm
OF16Jは、アイリスオーヤマの販売するシュレッダーです。
本体サイズは、幅39.0x高さ58.0x奥行27.9cmです。
業務用として横幅と高さはそれなりにある製品です。
しかし、キャスター付で、動かしやすい製品です。
裁断サイズは、A4までです。
折りたたまずにA4用紙が挿入できるため、事務仕事全般に使えるでしょう。
切断方法は、クロスカットです。
裁断幅は、4x34mmと「まずまず」というレベルです。
とはいえ、DIN規格では、機密書類の最低処分基準となる、「セキュリティレベル4」はクリアしています。
ゴミ箱のサイズは、23Lです。
業務用は、30Lが平均値なので「小ぶり」です。A4用紙230枚程度ほどの裁断だけで満杯です。
ホチキス針は、一般的なホッチキスに使われている、10号のホチキス針まで同時裁断対応します。
10ページ程度までの綴じた書類をそのまま裁断できます。
同時切断枚数は、A4までの書類を1度に、16枚まで同時に処理できます。
細断速度は、東日本50Hz帯で3.0m/分、西日本60Hz帯で3.5m/分です。
先述のように、クロスカット機は格安機でも速いので、処理速度の点で不満に感じることはまずないでしょう。
なおアイリスオーヤマの場合、モータートルクがヘルツ帯で変わります。
西日本有利ですが、静音性は逆に不利です。
静音性は、騒音値の言及がありません。
西日本は特にですが、静音性はさほど強調できません。
使用時の安全対策も、充実します。
ダストボックスの開閉を感知するダストボックススイッチのほか、紙詰まりによる事故を防ぐ、オートリバースが付属します。
また、利便性の部分で面白いのは、刃のオートクリーン機能と紙詰まり時の強制細断機能です。
刃の部分へのアクセス回数を減らせるので、この部分も安全に関わると言えます。
訪問修理は、非対応です。
一般的な、センドパック修理となります。
カード・メディア切断は、CD/DVD/クレジットカードの裁断にフル対応します。
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以上、アイリスオーヤマのOF16Jの紹介でした。
オフィス用としてはゴミ箱は小さいです。
逆に、オフィスの個人用としては、十分なサイズであり、便利に使えそうな機種といえます。
とくに、ホチキス針ごと裁断できるパワーは(分別の点はさておき)、便利です。
【2018年発売】
2・アイリスオーヤマ OF18
¥24,982 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【2019年発売】
2・アイリスオーヤマ OF18J
¥24,982 楽天市場 (9/10執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x41mm)
最大投入枚数: 18枚
連続使用時間: 15分
裁断速度(50Hz 60Hz):4.0m/分 4.6m/分
ゴミ箱容量:30L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:オートリバース
静音性:
サイズ:幅380x高さ604x奥行290mm
OF18もアイリスオーヤマの機種です。
新旧両機種ありますが、型番のみの変更で、性能差はないです。
上で紹介したOF16とより大きな30Lのモデルです。
こちらも、オートクリーン・オートリバース・強制裁断などの、同社の安全装備は同等に持ちます。
ただし、処理速度はより高速で、最大投入枚数が18枚と多くなっています。
クロスカットの幅は、4×41mmと割と粗めになるので、一長一短はあります。
それ以外の点は、定格時間以外は変わらないと言えますが、カットサイズが粗いので、2機から選ぶならば先ほどの機種でしょう。
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【2016年発売】
3・アイリスオーヤマ OF23
¥37,733 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x34mm)
最大投入枚数: 23枚
連続使用時間: 15分
裁断速度:2.6m/分 3.0m/分
ゴミ箱容量:30L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:
サイズ:幅38.0x高さ60.0x奥行29cm
ただ、設計の古さもあり、安全性や利便性の点で、同社の「良い部分」といえる、オートクリーン・オートリバース・強制細断機能がいずれも未装備です。
これらの点で、難があると言えます。
【2017年発売】
4・アイリスオーヤマ OF12M
¥18,990 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x12mm)
最大投入枚数: 12枚
連続使用時間: 10分
裁断速度(50Hz 60Hz):2.3m/分 2.5m/分
ゴミ箱容量:23L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:
サイズ:幅39x高さ58x奥行27.9cm
OF12Mも、アイリスオーヤマのシュレッダーの中級機です。
本体サイズは、幅39.0x 高さ58.0 x 奥行27.9cmです。
一般的なサイズです。
裁断サイズは、こちらもA4までです。
切断方法は、下位機種との大きな違いです。
2×12mmのマイクロカットに対応です。
DIN規格では、高水準の「セキュリティレベル5」をクリアします。
ゴミ箱のサイズは、23Lです。
標準より小さめですが、マイクロカット式は圧縮率が良いため、A4で550枚ほどはゴミが貯められます。
ホチキス針は、10号針までに対応です。
同時切断枚数は、最大12枚です。
速度も2.5m/分と、マイクロカット式としては速めです。
使用時の安全対策は、注意点です。
本機は、オートリバースがない残念な仕様だからです。
訪問修理も、非対応です。
カード・メディア切断は、プラスチックカードだけ対応です。
磁気カードに対応できないなど制限が多いです。
静音性も、情報がありません。
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以上、アイリスオーヤマのOF12Mの紹介でした。
マイクロシュレッド対応の格安機として、一定の存在感がある機種です。
ただ、安全性の部分と、カードの切断機能の面、もしくは、外観の部分では、「格安機なり」の性能ですので、注意が必要でしょう。
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【2024年発売】
5・アイリスオーヤマ OF15M
¥33,800 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x15mm)
最大投入枚数: 15枚
連続使用時間: 20分
裁断速度(50Hz 60Hz):約2.3m/分 約2.7m/分
ゴミ箱容量:30L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:
サイズ:幅38x高さ64x奥行29cm
なお、本機の1サイズ上はOF15Mです。
ゴミ容量が30Lとなる機種ですが、筐体自体はさほど大きくならない点で、設置性は良いと言えます。
切断方法は、2×15mmとすこし落ちますが、それでもマイクロカットです。
定格時間も長めで、裁断速度も若干速いので、スペック重視ならば選択肢にできます。
安全性能も、オートリバースは付属です。詰まった場合も強制裁断もあります。
ただし、静音性のスペックは非開示で、値段も少し高めです。
【ゴミ箱23.5L】
6・ アイリスオーヤマ AFS150C-H
¥37,175 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【ゴミ箱39L】
6・ アイリスオーヤマ AFS150HC-H
¥44,300 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:ミニクロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x10mm)
最大裁断枚数: 150枚
連続使用時間: 15分
裁断速度(50Hz 60Hz):1.6m/分 2.0m/分
ゴミ箱容量:23,5L/39L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:55db/56dB
サイズ:幅435x奥行355x高さ520/ 710mm
AFS150Cも、アイリスオーヤマのシュレッダーです。
ゴミ箱のサイズの違いで、2モデルあります。
いずれも上に原稿台があるため、「ほったらかし」処理できるタイプです。
本体サイズは、AFS150Cは幅435x奥行355x高さ520mmです。
ゴミ箱の大きな方は、 幅43.5×奥行35.5×高さ71cmです。
オートフィーダーがある分、背丈は高いです。それ以外は普通のシュレッダーと同じです。キャスターも付きます。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、同社はクロスカットとの表現でアス。ただ、今回使っている水準ではミニクロスカットで、4x10mmです。
DIN規格は、レベル5にわずかに満たないレベルですので、レベル4の上位です。
ただ、この水準でも「機密書類の裁断」は一般的には問題ないとされます。
ゴミ箱のサイズは、2モデルで違います。
23.5LモデルでA4用紙約300枚ほど、39Lモデルで、560枚ほどで満タンです。
マイクロカットレベルでないので、本体のサイズ感からすると、収納量は多くはないです。
ホチキス針は、10号針まで対応します。
ただし、25枚以上の厚綴じをしてあるような場合は、無理です。
同時切断枚数は、150枚まで同時に処理ができます。
上図の様な、用紙を載せる台がつくためです。
裁断するまでの労力が節約できる点がこのタイプのメリットです。
速度は、同時に6枚まで処理しつつ、2.0m/分となります。
使用時の安全対策は、オートリバース機能を搭載します。
紙詰まりによる危険なメンテが防止できます。
訪問修理は、非対応です。
カード・メディア切断は、フル対応です。
静音性も、55/56デシベルです。
大型のシュレッダーの場合、最近静音値をしっかり開示する製品が少ないです。
本機は公開ですが、大型機の標準よりは静かといえます。
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以上、アイリスオーヤマのAFS150Cの紹介でした。
大量に書類を処理したい場合は、このような機種は選択肢になるでしょう。
ただし、モーター運転をするため、連続使用の場合、モーターを冷ます必要があるので使えない時間があります。定格運転時間(15分)を超えて、無制限に処理できるわけではないです。
このタイプを選ぶ場合は、定格運転時間のポイントです。
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【320枚まで】
7・ アイリスオーヤマ AFS320C
¥65,800 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:ミニクロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x10mm)
最大投入枚数: 360枚
連続使用時間: 25分
裁断速度(50Hz 60Hz):1.6m/分 2.0m/分
ゴミ箱容量:53L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:
サイズ:幅470x奥行380x高さ720mm
なお、ゴミ箱のサイズがより大きなAFS320Cという製品もあります。
本体も相当大きいですが、ゴミ箱も53Lと大きめです。
ただ、ゴミ量が縮みにくいクロスカットなので、A4用紙で960枚までと、さほどスケールメリットがあるわけではないです。
本体価格や、刃の部分が使い切りである点からも、イマイチオススメしにくい機種です。
【最大160枚】【2×10mm幅】
【ゴミ箱23.5L】
8・ アイリスオーヤマ AFS160M
¥40,358 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【ゴミ箱39L】
8・ アイリスオーヤマ AFS160HM
¥46,153 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 160枚
連続使用時間: 20分
裁断速度(50Hz 60Hz):1.6m/分 1.9m/分
ゴミ箱容量:23,5L/39L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10号針
安全性能:
静音性:
サイズ:幅430x奥行352x高さ520/710mm
AFS160M とAFS160HMは、アイリスオーヤマのオートフィードシュレッダーの上位機です。
上面に原稿を置くタイプの同社のクロスカット機と同型の上位機です。
ゴミ箱のサイズの違いで、2モデルあります。
コクヨ シュレッダー メンテナンスシート 13枚
¥1,014 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
なお、39Lモデルは、流通経路の違いで2種あります。
「特定量販店用型番」とあるモデルは、シュレッダー用のお手入れシートが「3枚」オマケで付く以外は、性能はおなじです。
本体サイズは、2機種で異なります。
23.5Lモデルは、幅435x奥行352x高さ520mm、39Lモデルは 幅43.5×奥行35.2×高さ71cmです。
39Lモデルは背丈も高いので、場合によっては、作業効率が良いかもしれません。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、本機はマイクロカットに対応し、切断幅は2x10mmです。
DIN規格は、したがって、高水準の「セキュリティレベル5」をクリアします。
ゴミ箱のサイズは、23.5Lモデルは、A4用紙約590枚ほど、39Lモデルは、960枚ほどで満タンです。
マイクロカットは圧縮率が高いため、優秀な数値になります。
ホチキス針は、10号針まで対応します。
25枚以上の厚綴じをしてあるような場合は、無理です。
同時切断枚数は、用紙を台がつくため、160枚まで同時に処理ができます。
速度的は同時に6枚まで処理しつつ、1.6m/分となります(西日本1.9m/分)。
あまり速くはないですが、置きっぱなしにできるので問題ありません。最大量でも定格運転時間内に処理は済むでしょう。
使用時の安全対策は、オートリバース機能を搭載です。
紙詰まりによる危険なメンテが防止できます。
訪問修理は、非対応です。
カード・メディア切断は、CD/DVD/クレジットカードの裁断に対応します。
静音性は、本機については非公開です。
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以上、アイリスオーヤマのAFS160M などの紹介でした。
大量処理に向くオートフィードシュレッダー式であり、かつ、「セキュリティレベル5」をクリアしている点で優れる機種です。
一方、同社のクロスカット機より、値段が相当高い点と、静音性が不明瞭なのが、ネックではあります。
ただ、作業効率は良いですし、職場に(騒音を含めて)邪魔にならない専用スペースがああるならば、本機を選ぶのも良いでしょう。
【2022年発売】
【110枚】
9・アイリスオーヤマ KAFSR110M-H
¥21,880 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【100枚】
10・アイリスオーヤマ AFSR100M
¥29,300 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【70枚】
11・アイリスオーヤマ KAFSR70M-H
¥19,800 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【60枚】
12・ アイリスオーヤマ AFSR60M
¥20,299 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x10mm)
最大投入枚数: 70-100枚
連続使用時間: 15分
裁断速度:2.1m/分
ゴミ箱容量:22L
特殊切断:クレカ/ホッチキス(11号針)
安全性能:
静音性:
サイズ:幅357x奥行239x高さ560mm
KAFSR110Mなども、アイリスオーヤマのシュレッダーです。
写真のように、縦に紙をセットするシートフィード式のオートシュレッダーです。
このシリーズは100枚・70枚タイプもあります。
ただ、設置サイズがほぼ110枚型と同じなので、設置上の利点はないです。
定格時間も同じですし、用紙をストックする部分の仕様以外、どれも本体は同じようにも見えます。70枚モデル以下の場合、手差し利用時に1枚少ない6枚ずつになるだけです。
とはいえ、ゴミ箱容量、細断幅などの主要スペックはほとんど変わりませんので、100枚も処理しないという場合は、主に値段面で小さめを選んでもOKです。
サイズは、4種類で異なります。
しかし、どちらも「スリム」です。
シートフィード方式だと、奥行が狭くできるので、設置上の利点がでてきます。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、マイクロカット対応で、切断幅は2x10mmです。
十分です。
DIN規格は、高水準の「セキュリティレベル5」をクリアします。
ゴミ箱のサイズは、どれも22Lです。
マイクロカット対応機ではありますが、仕事用としては少し小さめです。
ホチキス針は、11号針まで対応します。
一般的な10号針より1サイズ深い針です。
同時切断枚数は、110枚まで同時に処理ができます。
定格裁断枚数は4枚で、裁断速度は、2.1m/分となります。
定格時間は10分ですが、それまでには最大枚数でも処理は終わります。
使用時の安全対策は、ただ、オートリバースが付属しません。
訪問修理は、非対応です。
カード・メディア切断は、プラスチックカードのみ対応です。
静音性は、情報がありません。
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以上、アイリスオーヤマのKAFSR110Mなどの紹介でした。
上置きタイプと違って、途中で異常停止すると、書類が向きだしになるのがこのタイプの欠点です。
しかし、その部分で機密性に問題が生じないようならば、設置面では有利でしょう。
このタイプは他社にライバル機も多いです。オートリバースがない部分は少し残念ですが、細断も細かめですし、値段によっては選べる機種です。
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【2022年発売】
【最大60枚】【ミニクロスカット】
13・ アイリスオーヤマ AFSR60C
¥18,087 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
裁断サイズ:A4まで(4x10mm)
最大投入枚数: 60枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.2m/分
ゴミ箱容量:22L
サイズ:幅357x奥行239x高さ560mm
【最大100枚】【ミニクロスカット】
13・ アイリスオーヤマ AFSR100C
¥22,272 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
裁断サイズ:A4まで(4x10mm)
最大投入枚数: 100枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.1m/分
ゴミ箱容量:22L
サイズ:幅357x奥行239x高さ560mm
切断方法:上記参照
特殊切断:ホッチキス(11号針)
安全性能:
静音性:
そのほか、同じ給紙方式を採用する機種は、ほかにも2タイプあります。
ただ、いずれも切断幅がミニクロスカットの水準になるのが注意点です。
1-3・フェローズの製品
続いて、米国のフェローズの製品です。
日本での販売歴も長い企業です。安全性には特にこだわりをもった開発をしています。
なお、2023年末からコクヨが総代理店になりました。
【2020年発売】
14・フェローズ LX200
¥27,951 楽天市場 (9/10執筆時)
切断方法:ミニクロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x12mm)
最大裁断枚数: 12枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.1m/分
ゴミ箱容量:22L
特殊切断:クレカ
ホチキス:10・11号針・小クリップ
安全性能:オートリバース・セーフセンス
静音性:65-70dB
サイズ:幅36.0x高さ53.0x奥行25.5cm
LX200 は、米国のフェローズのシュレッダーです。
本体サイズは、幅36.0x 高さ53.0 x 奥行25.5cmです。
本機は、背の高さと奥行が狭いので、設置性は良いです。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、4×12mmで、ミニクロスカットに対応です。
DIN規格は、ミニクロスカットは、クロスカットと同じとなりレベル4ですが、それより、少し細かいので、そこそこ「セキュア」です。
ゴミ箱のサイズは、22Lです。
省スペース性優先なので小さめです。
ミニクロスカット機で圧縮率は良いので、それでも、A4・520枚とわりと入ります。
ホチキス針は、10号のホチキス針は対応します。
クリップについてもOKの表示です。
同時切断枚数は、一度に投入できるのは、12枚で、速度は2.1m/分です。
マイクロカット非対応なので、数字は「そこそこ」良いです。
速度も、インバータで制御されるようで、トルクは東西(50Hz 60Hz)で同じです。
定格運転時間は、ただし10分です。
連続使用には向かないです。
ただ、オーバーヒート時のリカバリタイムは、約15分です。空冷ファンをうまく活かし、モーターを冷やすからです。
使用時の安全対策は、一方、フェローズは最高級です。
本機は、安全基準上、絶対に必要な安全機能のほか、オートリバースが搭載されます。
その上で、フェローズは、セーフセンス機能が付属です。
投入口に手が触れると、センサーが検知し、一時停止し、3秒後に完全停止させる安全機能が付属します。
さらに、紙の投入しすぎを防ぐ紙厚メーター、オーバーヒートを警告するランタイム・インジケーター、ゴミ量を警告するビンフルセンサーを含めて、全て、LEDランプの色の違いで注意を発してくれます。
長年色々な機種を見てきましたが、近年は特に、フェローズが安全面では最も力を入れています。
訪問修理は、一方、非対応で、センドパックとなります。
カード・メディア切断は、カードのみ対応です。
静音性は、逆に課題です。65-70dBと、あまり静かではないです。
小型機は、設計上、静音化は難しいです。
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以上、フェローズの LX200 の紹介でした。
他社機と比較すると、安全面が最も充実する点が本機の特色です。小型なので家庭用にも向きますし、ミニクロスカット機で、裁断幅も細かめです。
静音性については、期待値が低めです。
とはいえ、必ずしも「レベル5」級の細かさが不要で、一度に100枚以上などの処理を考えていないならば、良い機種の1つでしょう。
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【2020年発売】(ミニクロスカット機)
15・フェローズ LX220 5508901
¥50,000 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:ミニクロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x12mm)
最大裁断枚数: 20枚
連続使用時間: 30分
裁断速度:2.1m/分
ゴミ箱容量:30L
特殊切断:クレカ
ホチキス:10・11号針・小クリップ
安全性能:オートリバース・セーフセンス
静音性:65-70dB
サイズ:幅30.0x 高さ59.0 x 奥行42.0cm
なお、本機については、LX220という製品もあります。
本体サイズは、幅30.0x 高さ59.0 x 奥行42.0cmでやや大きめです。
ただ、ゴミ箱が手前にある形状なので、職場などの隙間スペースがへの設置性が良いです。
ゴミ箱のサイズは、30Lです。
ミニクロスカット機なので、880枚のA4用紙が収納できます。
定格運転時間は、下位機種の問題点でしたが、本機は30分に伸びています。
同時投入枚数も20枚です。
使用時の安全対策は、本機も「最高級」ですので、職場で共有を考えているならば、(少し高いですが)期待値は高いです。
【2020年発売】
16・フェローズ LX201 5180101
¥33,967 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
最大裁断枚数: 12枚
連続使用時間: 10分
ゴミ箱容量:22L
サイズ:幅36.0x 高さ53.0 x 奥行25.5cm
【2020年発売】
16・フェローズ LX211 5180301
¥71,408 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
最大裁断枚数: 15枚
連続使用時間: 20分
ゴミ箱容量:23L
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x12mm)
裁断速度:2.1m/分
ホチキス:10号11号針・クリップ
安全性能:オートリバース・セーフセンス
静音性:
サイズ:幅36.5×高さ53.4×奥行30.0cm
LX201とLX211も、米国のフェローズのシュレッダーです。
本体サイズは、2機種で異なります。
LX211は、少し奥行が出ますので、とくにその部分だけ注意してください。
ただ、いずれも設置性は良いです。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、マイクロカットです。
裁断幅は、2×12mmですので、これまで見た最小サイズの「ミニクロスカット(4×12mm)」よりさらに細かく、「A4用紙を2,500片」という水準です。
DIN規格は、むろん、セキュリティレベル5をクリアします。
ゴミ箱のサイズは、それぞれ22L・23Lです。
収量は、LX201はA4用紙にして530枚、LX211は620枚との容量表記です。
容量差1Lでだいぶ差が付きますが、圧縮量は同じなので空間的な問題でしょう。
ホチキス針は、11号までのホチキス針に対応します。
クリップも、28mm以下のゼムクリップはOKの表示です。
同時切断枚数は、2機種で異なります。
LX201は最大で12枚、速度は2.1m/分です。
ただし、定格容量は10枚なので、それを目安に利用するべき機種です。
LX211は、15枚なので、少し余裕があります。
なお、いずれの機種もクロスカット機よりも細かく切るので、基本マイクロカットの速度は遅くなります。
定格運転時間は、それぞれ10分・20分です。
この部分がネックになる場合は、後ほど見る上位機が候補です。
ただ、空冷をするので、オーバーヒート時のリカバリタイムは、約15分です。
使用時の安全対策は、本機も最高級です。
オートリバースほか、セーフセンス機能が付属です。
投入口に手が触れると、センサーが検知し一時停止、3秒後に完全停止させ全機能です。
LEDライトの変化を利用した安全喚起は、先ほど紹介した同社のクロスカット機同様に搭載です。
訪問修理は、一方、非対応で、センドパックとなります。
カード・メディア切断は、カードのみ対応です。
静音性は、詳しい情報は非開示です。
ただし、同社の製品は、基本的に騒音はするほうです。
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以上、フェローズのLX201 などの紹介でした。
値段はそこそこですが、業務などで、マイクロカット対応が「マスト」の場合に選択肢です。書類の人名の可読性も処理する必要がある場合は、紙の溶解処理以外は、このグレードが最低限でしょう。
一方、他社機と比較する場合、やはり安全面の充実が目立ちます。この部分を、バージョンアップの度に充実させるのは、最近では同社が一番ですし、大きなポイントです。
2機ありますが、定格運転時間の部分が問題ないならば、下位機でも良いかと思います。
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【2020年発売】
17・フェローズ LX221 5180501
¥47,291 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x14mm)
最大裁断枚数: 20枚
連続使用時間: 20分
裁断速度:2.1m/分
ゴミ箱容量:30L
ホチキス:10号11号針・クリップ
安全性能:オートリバース・セーフセンス
静音性:
サイズ:幅30.0 x 高さ59.0×奥行42.0 cm
なお、この形状の最上位機はLX221 です。
本体サイズは、幅30.0 x 高さ59.0×奥行42.0 cmです。
デスク下にはどうやっても置けないでしょう。隙間スペースへの設置性は縦型ですから良いです。
ゴミ箱のサイズは、30Lですので、A4で約900枚分という容量です。
その上で、裁断切断枚数も20枚まで伸びています。
その他は、このシリーズの下位機種と同じです。したがって、安全対策が充実する部分が良い点です。
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結論的にいえば、オフィス用としても、専用の設置場所があった方がよいサイズの機種です。
その部分で問題なければ、安全性ほか、処理速度も上位クラスとなるため、選んで良い機種だと思います。
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【2022年発売】48MC-R後継機
18・フェローズ マイクロカット 48MC-R2
¥24,160 楽天市場 (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x12mm)
最大投入枚数: 8枚
連続使用時間: 30分
裁断速度:1.8m/分
ゴミ箱容量:21L
特殊切断:DVD/クレカ
ホチキス:10・11号針・小クリップ
安全性能:オートリバース
静音性;
サイズ:幅37×高さ50.0×奥行27.5cm
このほか、マイクロカットができる機種としては、48MC-R2があります。
安いですが最大投入枚数がやや少ないほか、安全面でセーフセンス機能が省略されている部分は、同社の製品としては残念です。
ただ、本機は空冷ファンがある関係で定格運転時間は30分と長いです。用途の違いと理解するべきでしょうね。
【2022年発売】
19・ フェローズ AutoMax 90M 4621801
¥32,233 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
【販路限定の下位機】(80枚)
19・ フェローズ AutoMax 80M 11009698
¥21,780 楽天市場 (9/10執筆時)
裁断サイズ:A4まで(4x12mm)
最大裁断枚数: 90枚
連続使用時間: 10分
裁断速度:2.2m/分
ゴミ箱容量:17L
特殊切断:クレカ
サイズ:幅340x奥行270x高さ510mm
20・ フェローズ AutoMax 100M-R2
¥48,288 Amazon.co.jp (9/10執筆時)
裁断サイズ:A4まで(4x10mm)
最大裁断枚数: 100枚
連続使用時間: 15分
裁断速度:2.4m/分
ゴミ箱容量:23L
サイズ:幅390x奥行370x高さ640mm
切断方法:ミニクロスカット
特殊切断:クレカ
ホチキス:10・11号針 クリップ
安全性能:
静音性:70db
AutoMax 90Mは、フェローズの自動処理対応のシュレッダーです。
販路限定で、やや大型の100M-R2もでました。
少し奥行が出る分、収納量ほかのスペックが良いです。
このほか、80Mもあります。
こちらは90Mと同じ筐体ですが、裁断枚数を80枚に減じた「セール用」の廉価版と言えます。
結論的にいえば、個人用としてバランスが取れているのは90Mだと思います。そちらのスペックの紹介をしていきます。
似た方式のものはアイリスオーヤマでもみましたが、90枚までの原稿をホルダにいれておいて、オートで処理していく方式です。
本体サイズは、幅340x奥行270x高さ510/mmです。
そこそこ背が高いですが、個人用として使える(ギリギリの)サイズではあります。
裁断サイズは、A4までです。
切断方法は、ミニクロスカットで、4x12mmです。
一般的には問題のない水準です。
ゴミ箱のサイズは、17Lです。
大量処理を前提にするモデルでは、やや小さめに思えますが、個人用なら問題ないかと思います。だいたい、400枚ほどで満タンでしょう。
ホチキス針は、11号針まで対応します。
クリップも28mmまでいけます。
同時切断枚数は、先述のように90枚です。
速度は、自動処理の場合、90枚を7分です。
定格時間は10分なので問題ないです。
手差しの場合は、同時に7枚まで処理しつつ、速度は2.2m/分となります。
使用時の安全対策は、オートリバース機能を搭載します。
満量を検知するピンフルセンサーもあります。
訪問修理は、非対応です。
カード・メディア切断は、カードついては、対応です。
静音性も、65デシベルです。
ただし、細断時は70dBとなりますので、静音性が自慢というわけではないです。ただ、標準的ではあります。
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以上、フェローズのAutoMax 90Mの紹介でした。
アイリスオーヤマの縦型のオート機となるAFS100Mあたりがライバルでしょう。サイズもスペックも、そう大きな差はないので。ただ、本機はオートリバースに対応ですので、安全性は少し上に思えます。
一方、情報保護の部分で言えば、自動処理の途中で止まった場合、このタイプは、原稿が目に付く状況で放置になるので、その部分まで気にする場合は、他機が良いでしょう。
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【2022年発売】
【250枚】
21・ フェローズ AutoMax 250M-2-R
¥62,070 楽天市場 (9/10執筆時)
【600枚】
22・ フェローズ AutoMax 600M-R
¥187,000 楽天市場 (9/10執筆時)
切断方法:マイクロカット
裁断サイズ:A4まで(2x14mm)
最大投入枚数: 8枚
最大裁断枚数: 250枚
裁断速度:3.0m/分
ゴミ箱容量:33L
特殊切断:クレカ
ホチキス:10・11号針
安全性能:紙詰まり防止機能
静音性:65db
サイズ:幅39.5×高さ60.0×奥行39.5cm
※ 250M-2-Rのスペック
一方、同社のAutoMaxにも、細かいマイクロカットができる 250M-2-R があります。
定格時間は20分で、時間内に250枚まで処理できます。
ふたはありますので、先ほどの心配もないでしょう。
加えて、裁断速度は、3.0m/分とかなり高速です。
オート式のマイクロカット機では例外的といえます。
写真のような丸いプレートが複数の書類を挟み、複数枚同時に処理できるからです。
この仕組みは、書類が詰まりにくい利点もあるため、処理時間が短くすみますので、動作不良を恐れて「見張っている時間が少なくて済む」と言えます。
この技術は、AccuFeed System(アキュフィード)という名前で、同社の特許です。
ただ、ゴミ箱の容量(33L)で、マイクロカットの割には、A4で250枚までの容量と、ざっくり処理するからか、ゴミ箱容量が少なめに書いています。
そのほか、11号針は対応できるが、クリップが非対応となる部分が注意点です。
なお、同社の大容量機となる 600M-Rならば、A4で1200枚のゴミ箱の容量で、定格時間も45分で、クリップ切断もできます。
本体の値段と、幅44.5 x 奥行58 x 高さ89cmというサイズはネックになってきますが、実際、このシリーズで「最も高性能で便利」といえるのは、こちらでしょう。
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【2022年発売】
【200枚】
23・ フェローズ AutoMax 200C-2-R
¥69,110 楽天市場 (9/10執筆時)
【150枚】
23・ フェローズ AutoMax 150C 4687901
¥35,539 楽天市場 (9/10執筆時)
切断方法:クロスカット
裁断サイズ:A4まで(4x38mm)
最大裁断枚数: 200枚
連続使用時間: 25分
裁断速度:3.0m/分
ゴミ箱容量:33L
特殊切断:クレカ
ホチキス:10・11号針 クリップ
安全性能:紙詰まり防止機能
静音性:65dB
サイズ:幅345x奥行515x高さ560mm
※ 200C-2-Rのスペック
このほか、同じAccuFeed Systemをとるものの、クロスカットとなる製品が200C-2-R です。
本機の場合、4×38mmなので、クロスカットでも結構粗いタイプです。
セキュリティLV4はギリギリクリアしますが、ゴミの圧縮率の関係で、A4で200枚で満量です。
最大切断枚数も200枚なので、滞留処理の場合、都度捨てるイメージです。定格時間は25分なのですが、大量処理に向くかと言われると仕様的に微妙です。
AutoMax 150Cも、同じサイズのクロスカットで、速度も同じですが、こちらは、ゴミ箱が、A4で150枚分ですので、個人用といえるかと思います。
このほか、550枚機のAutoMax 550C-Rと350枚機の AutoMax 350Cもありますが、いずれも、サイズに比した、ゴミ箱の容量(圧縮率)の部分で、少し弱い部分を感じました。
次回につづく
シュレッダーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、業務用シュレッダーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・シュレッダーの比較 (2)
2-1・ アコ・ブランズ〈米国〉
特長:静音性
2-2・明光商会〈日本〉
特長:耐久性
2-3・HP〈米国〉
特長:価格
3・シュレッダーの比較 (3)
3-1・サンワサプライ〈日本〉
特長:処理速度
3-2・その他(ナカバヤシほか)
特長:価格 ほか
3-3・最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、アコブランズジャパン(GBC)・明光商会など、今回紹介できなかったメーカーのシュレッダーを引き続き見ていきます。
裁断の細かさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
ゴミ箱容量 ★★★★★
安全性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事(こちら)では、「結論」として、上表のようなポイントから、目的別・予算別に、「Atlasのおすすめ機種」を選定していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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ではでは。