Top スキャナー 比較2022'【自炊/仕事】スキャナ36機の性能とおすすめ・選び方:ドキュメントスキャナーほか (3)

2022年09月15日

比較2022'【自炊/仕事】スキャナ36機の性能とおすすめ・選び方:ドキュメントスキャナーほか (3)

1回目からの続きです→こちら

3-1・キヤノンのスキャナ〈業務用〉

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 つづいて、キヤノンの業務用ドキュメントスキャナーの紹介です。

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 以下の本文では、いつものように、高評価できる点については赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。


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 Windows 7〜11対応 

 【2020年】

 【上位機種】

 34・Canon imageFORMULA DR-S150
  ¥78,120 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【下位機種】

 35・Canon imageFORMULA DR-S130
  ¥39,800 楽天市場 (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:60枚まで
重送検知:超音波式
原稿保護:
自動色判別:カラー・黒・グレー
接続:USB・Wi-Fi  
収納サイズ:幅291x高さ232x奥行247mm

 DR-S150は、キヤノンの業務用のスタンダード機です。

 家庭用としても使えますが、どちらかと言えば業務用です。

 そういった機種によくありますが、Mac用のドライバーがない点に注意してください。

 DR-S130は筐体は同じで、スキャン速度が異なる下位機種となります。

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 上位機は、結構値段が高いです。

 スキャン速度は、上表の通りです。

 値段差の割には、同社の下位機種とあまり変わりません。ただ、カラー300dpiについては、すこし実用性が増しています。

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 下位機は、上位機より搬送速度が劣ります。

 スキャン速度は、やはり300dpiの白黒・グレーの速度が上位機より遅いです。

 本機も600dpiだと上位機と同じですが、おそらく、(機械的な)搬送性能というより、CPU処理の限界によるのでしょう。

 なお、いずれの機種も、「ビジネス向け」として販売されているので、Macに非対応という残念な仕様です。

 原稿分離の性能重送検知機能は、搭載です。

 ただ、他社に比べると、センサーを駆使した原稿保護機能など、業務用グレードとしての独自性はあまりないです。

 給紙可能枚数は、60枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。

 原稿自動判別機能は、カラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を持ちます。

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 ネットワーク機能は、有線LANWi-Fiを装備しており、職場などで共有が可能です。

 液晶パネルも付きます。

 ビジネス用に考えられているため、通常の「CaptureOnTouch Pro」というソフトのほか、サーバー用の「CaptureOnTouch Admin」が準備されます。


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 ただ、本機については、完全に業務用です。

 既に見てきたように、ブラザー・エプソン・富士通の液晶付きモデルは、各社が用意するクラウドサーバーを通して、DropBoxやGoogle Cloudなどクラウドへの転送や、メール転送などをPCレスで行う仕組みがありました。

 本機については、あくまで、PCがあることが前提です。

 システム管理者がいる企業用で「自社サーバーを用意して、システムを構築してください」、というモデルとなります。

 同じ液晶付きですが、「半個人用」といえるも設計にしている他社機との違いといえます。

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 モバイル用としては、同社の家庭用とは異なる「CaptureOnTouch Job Tool」という別のアプリが用意されます。

 ただ、モバイルでは、フル機能の設定はできず、とくに画像補正は、斜行補正以外の設定値をいじれない仕様です。

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 以上、キヤノンのDR-S130の紹介でした。

 個人用と考える場合、基本的にネットワーク機能が欲しい方に向く機種です。

 ただ、似たようなモデルは他社にもありますし、それに比べて明確に優れた部分があるかと言われると、少し困る機種です。


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 Windows 7〜11対応 

 【2017年】

 36・Canon imageFORMULA DR-M260
  ¥95,228 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:80枚まで
重送検知:超音波式/リトライ機能
原稿保護:
自動色判別:カラー・黒・グレー
接続:USB
収納サイズ:幅285x高さ231x奥行254mm

 DR-M260は、キヤノンの業務用のスタンダード機です。

 本機も、Mac用のドライバーがない点に注意してください。

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 スキャン速度は、上表の通りです。

 10万円以下と考えれば、特に高解像度時の数字は、かなり「優秀な数字」です。

 10万円を超える業務用を除けば、速度はかなり評価できます。

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 重送検知機能は、もちろん搭載です。

 加えて、こちらは、重送が発生した場合、原稿を自動で逆走させ、再度搬送を試みる「リトライ機能」が搭載されています。

 他社にはみられない新機軸で、利便性の面で向上しています。

 また、付箋を貼ったような原稿で重送検知がなされた場合、スクリーンないし、物理ボタンを押すことでスキャンを継続できるDFR(Double Feed Release)も搭載です。

 スキャナとして重要な部分を改良できている点で、本機も魅力があります。

 ただ、富士通上位機より、ホチキスその他からの原稿保護機能は弱く、エプソンのようにガラス汚れ検知はできないので、各社とも一長一短があるとは言えます。

 給紙可能枚数は、80枚(80g/m2紙)です。

 本機はDR-C240より多く差せます。実際、自炊用としては「贅沢」でしょう。

 原稿自動判別機能は、カラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を持ちます。

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 搭載されるセンサーは、CISです。

 ただ、実験したところ、新搭載のDRプロセッサーの効用か、カラー読み取りの画質の向上が見られました。

 裏写り・地色除去の性能向上も謳われますが、こちらは下位機種でも問題ないレベルかと思います。

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 画像処理技術は、こちらも、傾き補正のほか、古い原稿や黄ばんだ原稿の補整に有利な「テキストエンハンスドモード」などが採用されます。

 ドライバーは、この機種もTwainとiSISに対応になります。

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 ネットワーク機能は、この機種の弱い部分で、Wi-Fi機能が省略されています。

 オプション対応もないため、接続はUSBケーブルとなります。

 ただし、本体に液晶モニタが付属し、最大99件までジョブ登録できます。また、USB3.1規格での高速転送も対応しますので、個人で利用する場合は、問題はないでしょう。

 なお、この機種は、長尺原稿が取り扱えます

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 以上、キヤノンのDR-M260の紹介でした。

 高価格帯の製品として読み取り速度が期待できる点が、大きな魅力です。

 それに加えて、利便性の面で、「リトライ機能」の搭載や、給紙可能枚数の多さは、自炊中級者以上にも魅力的といえるでしょう。

 AtlasもMac用のドライバさえ用意してくれれば、「メイン機」にしてもよいと思える機種です。

今回の結論
自炊に向いた性能の良いA4ドキュメントスキャナーはこれ!

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 というわけで、今回は、全3回にわたって、ドキュメントスキャナーを比較してきました。

 最後に、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を改めて提案していきます。


 第1に、高速かつ安定的に取り込みができる自炊用スキャナとして最もおすすめできる機種は、

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 Windows XP〜11 Mac 10.6〜12.0

 【2020年11月発】

 【Wi-Fiあり】

 15・EPSON スキャナー DS-571W
  ¥43,723 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【Wi-Fiなし】

 16・EPSON スキャナー DS-531
  ¥38,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:50枚まで
重送検知:超音波式
原稿保護:ホチキス/ガラス汚れ検知
自動色判別:カラー/黒・カラー/グレー
接続:USB・Wi-Fi  
収納サイズ:幅296x高さ176x奥行169mm

速度(仕事時) ★★★★☆
速度(自炊時) ★★★★☆
画質調整    ★★★★★★
重送のしにくさ ★★★★★★
色の自動判別  ★★★☆☆
クラウド対応  ★★★★☆
総合評価    ★★★★★

 現状では、EPSONDS-531か、そのWi-Fi対応上位機となるDS-571でしょう。

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 速度、300dpiについては、ビジネス用・自炊用として、十分な速度があります。

 600dpiは、入門機だとどの機種もさほどは高速にはならないですが、水準以上はあります。

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 とくに、エプソンのドライバは、600dpiほか、400dpiが使えます。

 白黒2値の原稿をOCR(文字のテキスト化ソフト)を利用して検索可能にする場合、400dpiでも問題ないので、実際的に便利かと思います。

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 スキャンの安定面でも、幅広ローラーの採用で、信頼性が高まっています。

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 その上で、重送検知ほか、「原稿保護(ホチキス検知)機能」と「ガラス汚れ検知」という、他社にみられない独自技術があります。

 いずれも、スキャン作業において「イライラしがちな部分」にメスを入れたと言える、とても良い機能です。

 今回「おすすめ」にしたのは、この部分の仕様によるところが大きいです。

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 画像補正性能は、エプソンは、従来から定評があり、この部分でも信頼感があります。

 古い原稿の補正は、かなり強いです。

 ハード面の「低速モード」も、古くて歪んだ原稿だったり、極端に薄い原稿だったりのスキャンに強いため、とくに、昔の本などの自炊ユーザーには、本機は向きます。

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 2機種ありますが、DS-571のみにWi-Fiが搭載されています。スマホなどと連携したい場合に便利でしょう。

ーー

1・A4ドキュメントスキャナの比較 (1)
 1-3:エプソン

 なお、本機は、今回の記事では、1回目記事で、詳しく紹介しました。


 第2に、古いコピー原稿などのOCR化を考えている方に「オススメ」なスキャナは、 

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 Windows 7〜10 Mac 10.11〜12.0

 【上位機種】【2015年発売】

 13・Canon imageFORMULA DR-C240
  ¥49,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【下位機種】【2019年発売】

 14・Canon imageFORMULA DR-C230
  ¥27,980 Amazon.co.jp
(9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:60枚まで
重送検知:超音波式
原稿保護:
自動色判別:カラー・黒・グレー  
接続:USB
収納サイズ:幅291x高さ231x奥行253mm

速度(仕事時) ★★★★☆
速度(自炊時) ★★★★☆
画質調整    ★★★★★★★
重送のしにくさ ★★★★★
色の自動判別  ★★★★★
クラウド対応  ★☆☆☆☆
総合評価    ★★★★★

 白黒の画像補正の充実したキヤノンのDR-C240が良いと思います。

 黄ばみのある古い本古いマンガなどの取り込みについては、上で「おすすめ」したエプソン機の画像補正でも、同レベルで対応できます。

 その上で、搬送性能の部分を含めた総合性能では、エプソンの方が優秀ですので、ビジネスや自炊ユーザーは、基本的に、エプソン機のほうで良いと思います。

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 しかし、裏移りや汚れが酷い原稿、例えば、 「図書館の本や雑誌をコピーした原稿」「裏移りしやすい新聞の切り抜き」などが大量にある方で、そのままOCR処理してテキストにするならば、キャノンは「選択肢」になります。

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 画像補正機能として搭載する「テキストエンハンスメント」とその強化版となる「テキストエンハンスメントII」の能力が高いからです。

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 OCR処理は、ソフト側の問題もあり白黒二値で取り込ばないと精度がでないのですが、その場合に、「強力な汚れ補正力」を発揮する本機は、こうした処理に向きます。

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 こうした点で、コピーした昔の資料が大量にある方には、本機は選択肢になるでしょう。

 速度も、この場合に欲しいと言える「白黒 600dpi」は平均値以上ですし問題ないです。

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 下位機種のDR-C230も、高解像度利用時の速度は変わらないので、この用途ならば、こちらでも良いでしょう。

ーー

1・A4ドキュメントスキャナの比較 (1)
 1-2:キヤノン

 なお、本機も、今回の記事では、1回目記事で、詳しく紹介しました。


 第3に、職場用として、ネットワークでの共有・使用を考えている方におすすめなのは、

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 【PFU ScanSnap ix1600シリーズ】

 Windows 7〜11 Mac 10.12〜12.0

 【2022年2月発売】

 【1年保証】

 1・富士通 ScanSnap FI-IX1600A
 1・富士通 ScanSnap FI-IX1600ABK
  ¥48,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2021年1月発売】

 【1年保証】

 2・富士通 ScanSnap FI-IX1600
 2・富士通 ScanSnap FI-IX1600BK
  ¥63,900 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2年保証】

 3・富士通 ScanSnap FI-IX1600-P
  ¥50,100 楽天市場 (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:50枚まで
重送検知:超音波式
原稿保護:
自動色判別:カラー・黒・グレー
接続:USB・Wi-Fi  
収納サイズ:幅292x高さ152x奥行161mm

速度(仕事時) ★★★★★★
速度(自炊時) ★★★★☆
画質調整    ★★★★☆
重送のしにくさ ★★★★★
色の自動判別  ★★★★★
クラウド対応  ★★★★★★
総合評価    ★★★★★★

 ScanSnap iX1600でしょう。

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 先述のように、2022年に新しい型番になりました。これは、昨今の原料高・物価高の影響での価格改定で、中身は同じです。値段で決めて良いかと思います。

 一方、本機については、他社機のライバルが多くあります。

 例えば、クラウド部分で強い点で、エプソンのDS-790WN、あるいは、ブラザーのAADS-4700Wです。

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 ドキュメントスキャナのしての基本部分の性能で言えば 他社機です。

 ただ、クラウド部分にだいぶ前から注目し、提携できる独自サービスが多い点で、小規模オフィスなどで、ネットワーク共有して使う場合は、ScanSnap iX1600が最も良いと思います。

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 スキャン速度は、ここまでならば、文句ないでしょう。

 上表は、スペック上の「相当」の部分を除いた表記ですが、これで言っても悪くない数字です。

 業務用で最も多用するだろう300dpiの速度は最高速です。

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 ただ、先述のように、2021年新機種になった段階で、25%の速度アップしたものの、交換ローラーは旧機種と同じで、搬送機構も(みかけは)ほぼ同じでした。

 速度アップに対して重送(紙詰まり)をどのようにして防ぐのかについての追加の説明がないので、自炊にはエプソン機を推します。

 実際、速度は重送(ないし紙詰まり)とバーターなので、検知機能を含めて「糊の問題」と「紙の厚さの問題」が大きいと言える「自炊」ならば、エプソン機が良いかと思います。

 とはいえ、標準の紙の厚みのコピー用紙(普通紙)を主とする仕事用には全く問題なく、この速度は相当活きるでしょう。

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 その上で、仕事に便利なクラウドサービス対応が相当充実しています。

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 EvernoteやDropboxなどに対応するのはもちろん、会計・個人情報管理・名刺サービスなど充実したサービスと連携している点も魅力ですから。

 Wi-Fiを搭載する下位機種は多くありますが、業務用という観点から「できること」が最も多そうなのはこの機種だと思います。

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 添付されるソフトも、実売で1万円を超える水準のPDFソフトが付属するなど、魅力度は高いです。

 注意点は、ドライバーがTwainとiSISに非対応である点です。

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1・A4ドキュメントスキャナの比較 (1)
 1-1:富士通

 なお、本機も、今回の記事では、1回目記事で、詳しく紹介しました。


 第4に、多めの原稿の同時処理に強いと言える小型ドキュメントスキャナとしては、

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  Windows 7〜10 Mac 10.14〜12.0

 【2022年発売】

 18・BROTHER ADS-4700W
  ¥47,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:80枚まで
重送検知:超音波
原稿保護:
自動色判別:カラー・黒・グレー  
接続:USB 有線LAN Wi-Fi
収納サイズ:幅299x高さ190x奥行215mm

速度(仕事時) ★★★★★★
速度(自炊時) ★★★★☆
画質調整    ★★★★☆
重送のしにくさ ★★★★★
色の自動判別  ★★★★★
クラウド対応  ★★★★★★
総合評価    ★★★★★

 ブラザーのADS-4700Wでしょう。

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 先述のように、入門機としては原稿搭載枚数が80枚とライバル機より多めです。

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 速度も(補正前の)ScanSnapと並びますし、多めの原稿の処理に向く機種です。

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 一方、ローラーの工夫重送検知機能も見どころですが、ホチキス検知やガラス汚れなどがあるエプソン機に比べると、大量原稿の処理の際の、不意の「事故」の対策は弱い部分はあります。

 そのため、状態の良い原稿が主という方に、とくに「おすすめ」としておきます。

 一方、「自炊用」にも、原稿搭載量の多さは魅力です。

 ただ、高解像度(600dpi)の取り込み速度が遅めである部分と、どちらかと言うと、(本の糊の問題で)ガラス汚れを検知してくれた方が生産性は上がるので、この部分でもエプソンかなと思います。

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 ただ、繰り返しますが、「仕事用」としては、搭載原稿枚数の多さほか、、大きめのタッチパネルを採用する上で、クラウド連携部分もScanSnap並に強いので、便利に使えると思います。


 第5に、カウンター業務に向いた、仕事用スキャナーとしておすすめできるのは、

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 【2019年】

 Windows 7〜11 Mac 10.12〜12.0

 20・富士通 A4両面カラースキャナ fi-800R
  ¥54,689 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:20枚まで
重送検知:超音波/アクティプレス
原稿保護:自動スキュー補正
自動色判別:カラー・黒・グレー
接続:USB
収納サイズ:幅296x高さ83x奥行105mm

速度(仕事時) ★★★★☆
速度(自炊時) ★★★★☆
画質調整    ★★★★★★★
重送のしにくさ ★★★★★★
色の自動判別  ★★★★★
クラウド対応  ★☆☆☆☆
総合評価    ★★★★★★

 富士通の業務用となるfi-800Rでしょう。

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 本体サイズは、専用設計でかなり小型という部分がまず評価できます。

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 その上で、資料が傾いていた場合、(物理的に)1枚ずつ勝手に傾きを直す自動レスキュー補正と、原稿の厚みを判定して原稿に圧力をかけてしっかり分離させるアクティブプレス構造が付属します。

 苦痛でストレス菜「やり直しの可能性」が減ると言う部分で、本機はとても優秀です。

 これらは、(なかなか進化しない)スキャナのハード面の技術としては「最新」ですし、実際便利だと思います。

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  搬送速度は、300dpiについては、そこそこ優秀なので家庭用でもいけそうです。

 給紙可能枚数が、ただ20枚なので大量処理には向かない製品です。あくまで、カウンター業務におすすめしたい製品です。

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2・A4ドキュメントスキャナの比較 (2)
 2-2:富士通〈業務用〉

 なお、本機は、今回の記事では、2回目記事で、詳しく紹介しました。


 第6に、自炊上級者の買い換えなど、クオリティにこだわりたい方にオススメと言える機種は、

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 【2019年】

 Windows XP〜11 Mac 10.6〜12

 【上位機種】

 32・EPSON スキャナー DS-970
  ¥108,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【下位機種】

 33・EPSON スキャナー DS-870
  ¥110,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:100枚まで
重送検知:超音波
原稿保護:ホチキス/ガラス汚れ検知
自動色判別:カラー・モノクロのみ
接続:USB
収納サイズ:幅296x高さ217x奥行212mm

速度(仕事時) ★★★★★★
速度(自炊時) ★★★★★★
画質調整    ★★★★★★
重送のしにくさ ★★★★★★
色の自動判別  ★★★☆☆
クラウド対応  ★★★★★
総合評価    ★★★★★★★

 現状では、エプソンのDS-970が、最も良いと思います。

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 スキャン速度は、(価格を度外視すれば)上位機のDS-970が現状の中位機では「最速」です。

 ここまで速ければ、仕事用にせよ、自炊用にせよ、文句はないでしょう。総合的にみて「最速なA4ドキュメントスキャナ」は、現状ではこの機種です。

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 ただ、さすがに「高い」部分はあるため、10万円以内でおさまるDS-870の方が、一般向けです。

 実用度も高いでしょう。

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 走行ユニットはもともと、エプソンは優秀で、重送は起こりにくいです。

 その上で、他社機にはない独自機能、つまり、ホチキス止めの原稿を検知する「原稿保護機能」と「ガラス汚れ検知」は、確実に役に立つ便利機能ですから、総合力は高いです。

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  EPSON DSBXNW1
  ¥14,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 弱点は、ネットワークユニットがオプションである点と、カラー・モノクロのみの自動判別機能である点です。

 これらの点を除けば、本機は、完全無欠の高性能機だと思います。

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2・A4ドキュメントスキャナの比較 (2)
 2-3:エプソン〈業務用〉

 なお、本機は、今回の記事では、2回目記事で、詳しく紹介しました。


 第7に、本格的な業務用として、仕事用にオススメできるのは、

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 【2022年2月発売】

 Windows 7〜11 Mac 10.14〜12.0

 【上位機種】

 21・富士通 A4両面カラースキャナ fi-8190
  ¥169,400 楽天市場 (9/15執筆時)

 【中位機種】

 22・富士通 A4両面カラースキャナ fi-8170
  ¥119,946 楽天市場 (9/15執筆時)

センサー:CIS
原稿枚数:100枚まで
重送検知:超音波
原稿保護:音+画像監視
自動色判別:カラー・モノクロのみ
接続:USB 有線LAN
収納サイズ:幅300x高さ163x奥行170mm

速度(仕事時) ★★★★★★
速度(自炊時) ★★★★★★
画質調整    ★★★★★★
重送のしにくさ ★★★★★★
色の自動判別  
★★★★★
クラウド対応  ★★★★★
総合評価    ★★★★★★★

 富士通の「中位機種」となる、fi-8170でしょう。

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 上位機の方が高速ですが、本当に「取り込み専用」の業務があるような場合を除けば、そこまでのスペックは不要でしょう。

 中位機の費用対効果は「かなり良い」です。

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 エプソン・キヤノンの業務用がある意味「ライバル」ですが、業務用で考えると、書類が傷みにくい原稿保護機能が強い富士通が良いです。

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 また、作業時の時短効果について言えば、斜行が起こりにくく、また、起こった場合、(画像処理だけでなく)物理的にも是正できる左右独立制御など、10万円台の他社機にみられない良い機能が多いです。

 この部分を含めて、時短効果は最も高そうです。

 取り込み速度が高速な機種ですが、その部分も、自動トルク制御で、紙分離への配慮がしっかり表明されています。

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 感覚的に使いやすい液晶パネルも装備します。

 Wi-Fiに対応せず、有線LANだけですが、これも業務用ならばあまり関係ないでしょう。

 本の自炊ユーザーの上級機としては(本の「糊問題」がむしろ深刻なので)「ガラス汚れ検知」があるエプソンのほうが便利に思えます。

 しかし、業務用で、糊閉じしてあるような冊子のスキャンをしないならば、本機で間違いないかと思います。

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 サイズについても、幅300x高さ163x奥行170mmです。

 どちらかといえば、法人向けの製品ですが、設置に必要な面積はScanSnapに比べてもそう変わらないです。

 とくに速度が必要な場合、職場で、個人用として1台持っても良いかと思います。

ーーー

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1・A4ドキュメントスキャナの比較
  目的:書類の取込・自炊
  画質:普通
  速度:高速
2・A4フラットベッドスキャナの比較
  用途:書類の取込
  画質:普通
  速度:1枚ずつ
3・ブックスキャナの比較
  用途:非破壊自炊
  画質:高い
  速度:1枚ずつ
4・書画カメラ型スキャナの比較
  用途:非破壊自炊
  画質:悪い
  速度:速い
5・フィルムスキャナの比較
  用途:写真用
  画質:最高
  速度:1枚ずつ
6・ハンディスキャナの比較
  用途:モバイル用
  画質:悪い
  速度:遅い
7・A3スキャナーの比較
  用途:図面の取込など
  画質:普通
  
速度:普通

 なお、予算を20万円以上に見積もれるならば、(特に速さで)これ以上のグレードの機種がないわけではないです。

 ただ、A3対応になるため、上記の7番の記事で、別に見ています。

 A4の取込についてもより高速なものがあります。

補足:スキャナのお手入れ用品について

 というわけで、今回はスキャナの選び方について書きました。最後におまけです。

 コミックや本の取り込みをする場合、本の糊がスキャナの読み取り面に「本の糊(のり)」などが付いてしまい、光線や線がPDFに入ってしまうことが多いです。

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 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1
  ¥1,718 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 キムワイプ 1箱(200枚入) S-200
  ¥155 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 そこで、日々のメンテナンスのために、この2つのアイテムをスキャナと同時に揃えることをおすすめします。

 F1クリーナーは、富士通のScanSnap用のガラス面やローラーなどの専用の液体クリーナーです。これは、他のスキャナでも使えますので、1本持っておくことをオススメします。

 こちらはスプレー式ですので、キムワイプを湿らせて読み取り面やローラーを拭き掃除します。かなり大きいので、1度買えば当分持ちます。

 なお、キムワイプは、本来実験器具の清掃に使うものですが、ローラーやスキャナの掃除にも適しています

 ゴミが読み取り面に入るので、水道水で湿らせたティッシュペーパーなどでは掃除しないほうがよいです。

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 なお、このブログ「家電批評モノマニア」には自炊関連用品として次のような比較記事もあります。

  201810151541.jpg

1・フラットベッドスキャナの比較
2・ドキュメントスキャナの比較
3・ブックスキャナの比較
4・ディスクカッターの比較
5・裁断機の比較
6・自炊に必要な製品【まとめ】

 これらの記事も、よろしければご覧ください。例えば、6番の記事では、「自炊初心者向け」に必要な機材について、詳しく説明しています。

 201806251953.jpg

フラッドベッドスキャナの比較記事

 そのほか、コミックの表紙だけなどならば、その部分だけ、上で紹介しているフラッドベッドスキャナで行った方が効率が良いでしょう。

 以上の記事で紹介しています。

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posted by Atlas at 19:09 | スキャナー

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