比較2018'【高性能】中型スチームオーブン15機の性能とおすすめ(1)

2018年11月02日

比較2018'【高性能】中型スチームオーブン15機の性能とおすすめ(1)

【今回レビューする内容】2018年 庫内が広い!スチームオーブンレンジ15機の性能とおすすめ:二段調理対応の大型機・高級オーブンレンジ:シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ Panasonic 3つ星 ビストロ 東芝 石窯ドーム HITACHベーカリーレンジ ヘルシーシェフ:加熱水蒸気式オーブンのランキング

【比較する製品型番】AX-XW400-R AX-AW400-W AX-AS400-R ER-SD7000-W ER-SD5000-K ER-SD100-W MRO-VW1-R MRO-SBK1-W MRO-TS8-R NE-BS1500-W NE-BS905-W NE-BS805-K NE-BS804-K NE-BS904-W NE-BS1400-W ER-SD3000-R AX-XW500 AX-AW500 AX-AS500

今回のお題
機能が充実した最新スチームオーブンレンジはどの機種?

  ども、Atlasです。

 今日は、家庭用のスチームオーブン・ウォーターオーブンの最新モデルを比較します。

 いつものように製品を説明してから、記事の最後に結論として「Atlasのおすすめ機種」をあげていきたいと思います。

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1・中型のスチームオーブン
2・小型のスチームオーブン

 なお、スチームオーブンは、数が多いため、記事を2つに分けました。

 今回は1番の記事です。

 4人家族以上料理好きの方で、5万円以上の「庫内二段」であるような大きめスチームオーブンの比較です。

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 1-4人家族の方で、5万円以下の予算で考えている場合、「コンパクト型スチームオーブン」が適当です。

 「コンパクト型スチームオーブン」でも「パン4枚」焼ける庫内を持つものもあります。また、価格も安めです。

 その場合、【おすすめ小型スチームオーブンの比較記事】をご覧ください。

1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン

3・高級なスチームオーブン
4・オーブントースター
5・コンベクションオーブン
6・オーブン全体のおすすめ 【まとめ】

 なお、今回の記事は、このブログの調理家電比較記事の「3回目記事」として書きました。 

1・スチームオーブンのダイエット効果

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 Atlasは、健康診断での指摘を受けてダイエットをし、1日1,500キロカロリー程度の食事制限とロードバイクによるトレーニングにより体重を20キロ落としました

 一時は、78キロまで体重を減らすことに成功しました。適正体重は71−87キロなので、適正範囲前半に収まりました。また、その後、5年間以上、リバウンドもなく現在に至ります。腰痛もだいぶ緩和しました。

 その際、ダイエット後半で役に立ったのが、今日の記事で書くスチームオーブンです。

 体重の減る量が落ちてから、食事量や食事内容を通常に戻す頃に、油が落とせるスチームオーブンが大活躍しました。

 今回は、購入体験をふまえて、「ヘルシオ」・「石窯ドーム」といった、スチーム調理ができるオーブンレンジ(電子レンジ)について、人気機種を比較します。


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 その前に、どうしてスチームレンジが、ダイエットに結びつくのか?について説明しておきましょう。

 キーワードは、「脱油」と「減塩」です

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 第1に、脱油は、蒸気の力で内部の油を溶かすことで、無駄な脂肪分を溶かし出すという仕組みです。ヒータだけを利用するオーブンレンジにはできない調理法です。

 なお、水蒸気は「気化した水」ですから、庫内は最終的に300度近くになります。食材の表面温度も100度を超えますので、揚げ物や、その温め直しも「カラッ」と仕上がります。

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 第2に、減塩効果は、食材の熱を奪う際、一時的に水に戻った水蒸気が食材の表面の塩分を落とす仕組みです。

 また、食塩は、濃度のひくところに移動する性質があるので、食材内部の塩分もしっかり減塩できます。買ってきた総菜などは、仕込み段階で自分で塩分調整できないので、こちらも健康効果は高いでしょう。

ーーー

 こうした結果、スチーム(過熱水蒸気)で調理すると、油と塩分を効率よく落とせます。

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 また、シャープによれば、オーブン調理に比べて、大事なビタミンなどの栄養素はキープできるため、必要な栄養素はそのまま取れる点も魅力と言えます。

2・中型スチームオーブンの選び方の基準

 さて、昔はシャープの「独占市場」であったスチームレンジですが、健康ブームから、日本の白物家電メーカー各社から発売されています。

 とくに、中型以上の高級機は、各メーカーとも性能が良く、独自性も高いため、良い製品を選ぶには、比較基準をハッキリさせておかないといけません。

 今回の記事では、次の4つの基準から比較していきます。


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 第1に、レシピ集やオートメニューの豊富さを比較基準にします。

 中型のスチームレンジの場合、低価格レンジに較べると高機能であり、機種によってはかなり多彩な料理が可能です。

 そこで、スチームやグリル、オーブン機能でどのような料理が、どの程度の数できるのかを比較してみます。

 ただし、いくらレシピブックがあっても、読む気にならなければ、そのようなメニューの大半を使いこなすことはできません。

 そこで、今回は、スマホと連携するなど、実際にレシピ集が使いやすいか(料理をする気になるか)どうかについても重要視します。


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 第2に、電子レンジのセンサー性能を比較基準にします。

 落ち着いて考えると、スチーム調理だけに、オーブンレンジを遣う人は少ないでしょう。電子レンジとして、素材や料理がきっちり「あたため」られるかも、日常の使い勝手の面では重要です。

 そこで、今回は、搭載されているセンサー(温度センサー・重量センサー)の性能に注目しながら、電子レンジとしての基本性能についても、重要視して比較します。


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 第3に、オーブン・グリル加熱をする際の火力と調理の多彩さを比較基準にします。

 中型機には、低価格な入門機はないため、どの製品も火力は250度以上と高レベルです。

 しかし、この部分はメーカがかなり独自の工夫している部分で、ユニークな機能が多くあります。

 例えば、単なるグリルではなく、遠赤外線を利用して「本格的な石窯」のように調理できる機種や、レンジのマイクロ波で加熱させたグリル皿の上にスチームを吹き付けることで、油を使わない擬似的な炒め料理ができる機種もあります。

 そういったメーカーの特長についても、詳しく説明したいと思います。


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 第4に、オーブントースターの機能を持つかを比較基準にします。

 買い換えにおいて、この点を見落としている人が意外と多いです。

 最近の中位機は、トーストが焼けない機種焼けるが途中で裏返さないと両面が焼けない機種があります。

 トースター機能も欲しいならば、この点も十分に気をつける必要があります。

ーー

 以上、今回の記事で注目する4つの点を紹介しました。

 以下では、これらの基準に基づいて、具体的な製品を紹介していきます。

3・シャープのヘルシオの比較

 はじめに、スチームオーブンレンジの火付け役になったシャープのヘルシオから紹介しましょう。

 シャープは、最初にスチームオーブンを出したメーカーで、現在も新製品にかなりの力を注いでいるメーカーです。後発メーカーも多いですが、ことスチーム加熱の部分については、現在でも他社より優れた部分が多いです。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記します。


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【2018年】

 1・シャープ ヘルシオ AX-XW500-R  【赤】
 1・シャープ ヘルシオ AX-XW500-W 【白】
  ¥115,000 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

【2017年】

 1・シャープ ヘルシオ AX-XW400-R 【赤】
 1・シャープ ヘルシオ AX-XW400-W【白】
  ¥112,700 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L(庫内2段)
トースト:4枚(両面対応)
センサー:赤外線ムーブ・蒸気温度
オーブン最高温度:300度(10分)
外形寸法:幅490×奥行430×高さ420mm

 AX-XW300-Rは、シャープのヘルシオのでは、最も高額な最上位機種です。こちらは、ヘルシオらしい赤モデルのほか、白モデルも選べますね。

 ここまで価格の高い機種を探している人はまれでしょう。しかし、上位機種の機能を知っておくと、下位機種を選ぶ際、自分の必要機能を選択しやすいので、最初に紹介します。

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 なお、新旧両機種あります。新機種は、後述するように、厚めの肉に対応できる「あぶり豊潤焼き」という新調理法の搭載と、「まかせて調理」の進化、「スマートスピーカーの対応」が見所です。

 価格差もないので、基本的に新機種で良いでしょう。

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 庫内容量は、この機種は30リットルです。

 シャープの機種としては最も大きく、世帯用としても十分な量です。ヘルシオでは、この機種のみ、中間台をつかった2段調理に対応します。

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 スチームオーブン機能は、シャープは独自の「ウォーターオーブン方式」を使っています。他社のスチームオーブンの場合、図のように、ヒーターとスチームを併用してスチーム調理をしています。

 しかし、シャープは、完全にスチームのみで調理できます。なぜなら、庫内の機密性を高めて、低酸素状態を作り出し、それだけを熱源に加熱調理できるからです。

 そのために、スチームオーブンに共通したダイエット効果(減塩・減脂効果)だけではなく、ビタミンC・タウリンなどを保全するという他社にない高い健康効果を得ることが可能です。

 これが、他社に較べた場合のヘルシオが持つメリットの1つです。

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 電子レンジ機能は、高性能機の場合、その出力よりも、加熱ムラや加熱不足を防ぐための高性能センサーの精度が重要です。

 シャープの場合、自動調理のための赤外線ムーブセンサーが搭載されます。赤外線センサーは、電子レンジ用としては高機能で、食材の表面温度を正確に測定できます。また、シャープの場合、「ムーブセンサー」なので、精度はたんなる「赤外線センサー」よりも高いです。エリア別の加熱もできます。

 ただし、赤外線センサーは、オーブンを利用した後だと(庫内に赤外線が多すぎて)正確に利用できないという欠点があります。そのため、それを補うため、絶対温度センサー湿度センサーも加えています。

 その他、湿度センサーは、ご飯を加熱する際にわざわざラップをしなくて良いという意味でも活用されます。

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 自動料理の多彩さは、ヘルシオの「売り」です。メニュー数としては431種です。

 本体にはカラータッチパネル液晶音声機能が搭載されます。

 高解像の液晶なので、レシピ集を電子レンジの液晶画面に表示させることが可能です。また、スマホと連携しており、シャープのサイトから追加のレシピをアップロードすることも可能です。レシピは、材料ベースでも検索できます。

 

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 また、「まかせて調理」機能も魅力です。

 これは、焼く・炒める・揚げる・蒸すというの調理方法を選ぶだけで、センサーが自動的に食材の熱(冷凍・常温・冷蔵)を計測し、調理してくれるモードです。料理の自動化につながる近未来的な「夢の調理モード」と言えそうです。

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 レンジの段数は、2段です。

 ヘルシオの場合、先述の多彩なセンサーを利用し、上・下の段、ないし、食材の位置で別の料理が同時に可能です。

 冷凍食品と冷蔵食品の下ごしらえが同時にできるなど、便利です。おかずとご飯の同時加熱なども可能です。ただ、これらは赤外線センサーを利用するものであるので、センサーの性質上、連続使用は制限があります。

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 なお、2018年モデルからは、先述の「まかせて調理」を上段に、下段では、総菜の「あたため」も同時にできるようになりました。2017年型までは、この2つの同時進行はできなかったので、、利便性においては、よい進化です。

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 オーブンは、最大300度です。10分間限定ですが、その後も250度をキープできるので優秀です。

 密閉性の高い庫内で、過熱水蒸気だけで250度出せるため、高温の維持が得意です。

 なお、この機種は、ヒーターのほかに循環ファンが付属します。これにより、先ほど書いた同時調理、例えば上段では蒸し料理下段で焼き料理などの同時調理を可能にしています。

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 グリルは、各社独自性のある部分ですが、シャープは「あぶり調理」という技術を搭載します。

 これは、過熱水蒸気を食材の表面に集中してあてることで、「食材の表面をあぶる」ことができる機能です。「焼き」調理に対応する機種は他社にも多いのですが、表面の焦げ目の制御に注目したのは、この機種が「初めて」です。鰹のたたきなどは魅力ですね。

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 また、2018年モデルからは「あぶり焼き」を改良した「あぶり豊潤焼き」を搭載します。これは、かたまり肉などの厚い材料について表面を炙ってから、低温でじっく熱を浸透していく新技法です。

 簡単に言えば、ローストビーフや鶏ハムなどお肉対応を広めたという「プチ改良」ですね。【多機能調理機の比較記事】で書きましたが、低温での調理器具は「近年のトレンド」で、それをうまく取り入れています。

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 トーストは、自動メニューで対応可能です。

 裏返さずに両面焼けます。2枚で7分、4枚で8分とシャープとしてはかなり速いです。

 シャープは、スチームで焼くため、中はしっとりな美味しい仕上がりです。ただ、焦げ目について、裏面の焦げ目は表面よりも薄い焦げ目にはなります。

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 ネットワーク機能は、このほか、シャープの音声ガイド「ココロボ」の搭載が魅力でしょう。

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1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazonのエコーの比較

 とくに、2018年モデルからは、AmazonとGoogleのスマートスピーカー対応し、キッチン以外でも、調理の相談ができるようになりました。なお、スピーカー自体について興味のある方は、このブログの上記の記事をご覧ください。

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 以上、シャープの最上位機種の紹介でした。非常に高価ですが、2段で別の料理ができるのは魅力です。

 レシピ集には、例えば、パンと目玉焼きやソーセージなどを、1つのプレートに乗せるだけで調理できる「朝食用自動メニュー」などもありますし、忙しい世帯には最適な機種ですね。


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 【2017年】

 2・シャープ ヘルシオ AX-AW400-W
   ¥63,767 Amazon.co.jp
(8/8執筆時)

 【2018年】

 2・シャープ ヘルシオ AX-AW500-W
   ¥87,536 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:26L
トースト:4枚(両面対応)
センサー:赤外線ムーブ・蒸気温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法: 幅490×奥行435×高さ385mm

 AX-AW400-W は、シャープの中位機となります。

  庫内容量は、26リットルと多少小さめの中型機です。

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 レンジの段数は1段です。

 多段調理に未対応な比較的シンプルなヘルシオです。その分背の高さが385mmと、上位機の420mmから狭まっているため、設置性は良いと思います。廃熱に必要な上部の空間を含めて、46.5cmで収まります。

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 スチームオーブン機能は、上位機種に準じる「ウォーターオーブン形式」です。

 この機種も、赤外線ムーブセンサーを採用するため、エリアごと別の調理が可能です。

 ただ、上下2段ないので、「焼き」・「蒸し」などタイプの違う料理の道理の同時調理は不可能です。

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 電子レンジ機能は、上位機種と遜色ありません。

 上位機と同じで赤外線ムーブセンサー・温度・湿度センサーを採用するため、冷凍品と、常温製品などレンジ内のエリアごと別の調理が可能です。

 オーブン機能は、最高温度は250度です。

 また、上位機種と異なり、10分間の300度運転はできません。ただ、最高温度の時間制限はない点は、他社機より優れた部分でしょう。

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 グリル機能は、この機種も、過熱水蒸気を利用する「ウォーターグリル」を含めて利用できます。

 焼き目を付ける料理もできますが、過熱水蒸気を利用した、強力な「あぶり焼き」は非対応ですね。

 自動料理は、227種類と上位機種の半分ほどです。

 その理由は、2段調理に非対応で、熱風ファンが搭載されないためでしょう。とはいえ、過熱水蒸気を使っての健康効果については、上位機種とほぼ同じ性能です。こちらもカラー液晶が搭載です。

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 また、食材の熱状況を感知し、焼く・炒める・揚げる・蒸すを選ぶだけで調理してくれる「まかせて調理」機能はこの機種も付属します。

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 トーストは、自動メニューで対応可能です。

 この機種も裏返さずに両面焼けます。ただ、上位機に比べてグリル(上火)がやや弱いため、2枚で12分、4枚で14分と時間はかかりますが、スチームでしっとり焼くため、味は良いと評判です。

 ネットワーク機能は、ココロボやスマートスピーカー連携機能を含めて「対応」です。

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 以上、ヘルシオのAX-AW400-W の紹介でした。

 上位機種より価格が安く、エリア加熱ができる赤外線ムーブセンサーを採用する良い機種です。新機軸の「まかせて調理」に対応するため、設置スペースの関係で最上位機を諦めざるを得ない人にも嬉しいでしょう。


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【2017年】

 3・ シャープ ヘルシオ AX-AS400-R 【赤】
 3・ シャープ ヘルシオ AX-AS400-W
【白】
   ¥50,889 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

【2018年】

 3・ シャープ ヘルシオ AX-AS500-R  【赤】
 3・ シャープ ヘルシオ AX-AS500-W
【白】
   ¥69,999 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:26L
トースト:4枚(両面対応)
センサー:赤外線・蒸気温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法: 幅490×奥行435×高さ385mm

 AX-AS500は、シャープの中型機では最も安い機種です。

 こちらは、写真のようにカラー液晶は未付属です。ただ、簡単な音声ガイド(ココロボ)は付属します。なお、ヘルシオというと赤のイメージですが、こちらはホワイトモデルも選択可能です。

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 庫内容量は、26リットルと多少小さめの中型機です。外形寸法は、幅490×奥行435×高さ385mmですので、上位機種とサイズは同じです。

 レンジの段数は、この機種も1段であり、多段調理に未対応な機種です。

 スチームオーブン機能は、こちらもシャープの「ウォーターオーブン方式」です。

 過熱水蒸気を使っての健康効果については、上位機種とほぼ同じ性能です。

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 電子レンジ機能も、通常の赤外線センサーとなります。

 温度・湿度センサーは上位機と同じものが搭載ですが、全体として言えば、価格ほど充実していないですね。

 オーブン機能は、一方、最高温度は250度です。

 他社機と比較する場合、時間制限なしに利用できるため、価格的に言えば優秀でしょう。

 グリル機能も、過熱水蒸気を利用する「ウォーターグリル」を含めて利用できます。

 オーブン・グリルの部分は下位機種と基本的に同じです。


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 自動料理は、液晶画面がカラーでないなどの理由から、144種類と上位機種に比べると物足りないスペックです。

 また、シャープの魅力である「おまかせ調理」については、対応はしますが、冷凍食品の有無は手動選択となるり、「完全に加熱をおまかせとはいかない」点も、上位機との違いです。

 さらに、こちらは、赤外線ムーブセンサーが非採用なので、エリアごと別の料理を加熱することはできません。「焼き」・「蒸し」などタイプの違う料理の道理の同時調理も不可能です。

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 トーストは、自動メニューで対応可能です。

 下位機種と同じで、両面を焼けますが、2枚で12分、4枚で14分と時間はかかります。スチームで焼くため、味は良いですが、朝忙しい時は、やや使い勝手が悪いです。

 ネットワーク機能は、この機種はWi-Fiが省略されており、非採用ですね。

 以上、ヘルシオのAX-AS400の紹介でした。

 エリア加熱ができる赤外線ムーブセンサーが省略されている点がネックです。加えて、液晶もカラーではないので、自動メニューも高級機としては少なめです。

 こうした点で言えば、値段のやすさはともかくとして、やや物足りない機種でしょう。

4・東芝の石窯ドームの比較

 つづいて、東芝のスチームオーブンレンジ、石窯ドームを紹介していきます。

 こちらも、価格が高い機種から順番に紹介します。


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【2018年】

 5・東芝 石窯ドーム ER-SD7000-K 【黒】
 5・東芝 石窯ドーム ER-SD7000-W【白】
  ¥101,967 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L(庫内2段)
トースト:2枚まで(裏返し)
センサー:高精度トリプル赤外線
オーブン最高温度:350度(10分)
外形寸法: 幅498×奥行399×高さ396mm

 ER-RD7000は、東芝の最上位機です。2018年5月発売の機種になります。

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 庫内容量は、30リットルサイズで、シャープの最上位機に比するサイズです。

 外形寸法は、幅498×奥行399×高さ396mmです。

 シャープに比べるとやや幅はあるのですが、置行と高さは割とコンパクトです。壁面にはぴったり設置できる設計なので、大型機にしては設置性は良さそうです。

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 レンジの段数は、循環ファン付きで上下2段調理に対応するので、庫内を広く使えます。

 また、角皿2枚のほか、5cmの深皿が1枚付属するため、カレーやパスタの麺茹でなど、汁気のある食材の一度での加熱も楽です。

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 スチームオーブン機能は、シャープとは方式が異なります。

 シャープは基本的には過熱水蒸気のみで調理温度を出せます。しかし、東芝を含めた他社は、発生する蒸気量と密閉度の違いから、過熱水蒸気とヒーターを併用する方式が取られています。

 ただ、この方式でも、減塩料理や油の少ない健康料理はこの方式でも可能です。もちろん、比べれば、減塩・脱油効果は、「ウォーターオーブン式」のシャープが徹底しています。

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 例えば、唐揚げやエビフライなどのノンフライ料理です。シャープの場合、過熱水蒸気で塩分を落としつつ調理します。しかし、東芝は、水タンクを利用せずに、熱風でカラッと仕上げます。

 油を使わない分、揚げるよりヘルシーですが。ただ、水の膜で塩分を抜くようなシャープに比べると、とくに減塩効果は負けるでしょう。とはいえ、「美味しさを犠牲にせず、そこそこ健康」というように、両者の両立を目指している点で、東芝は評価できます。

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 また、(やや方向性は異なりますが)スチーム調理における温度設定について、35度から100度まで5度刻みで低温での温度設定が可能です。

 野菜のビタミンなどを熱で消失させずに調理できるため、この部分もヘルシーですね。そのほか、低温で牛肉などのたたきも上手にできます。

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 オーブン機能は、東芝は非常に能力が高いと言えます。

 最高温度は、350度が5分間出せます。その後は230度運転になりますが、後ほど紹介する石窯構造の遠赤効果で、庫内温度の安定性・均一性は評価が高いです。過熱水蒸気を併用する場合も300度です。

 一方、東芝は、上部に特殊なドーム形状のヒーターを採用した上で、扉部分を除いた前後左右から、遠赤外線を放射する仕組みです。

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 これを熱風ファンで循環させることで、石窯のように、庫内の遠赤外線が料理全体を包み込むような工夫がなされています。

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 遠赤外線は、浸透するタイプの熱ですから、料理の芯までむら無く加熱できるのが自慢です。もちろん、ピザ釜と同じ構造ですから表面はパリッとして中まで暖かいピザや、カラッとした揚げ物などがかなり得意です。

 高温の維持できるため、お肉も、皮はパリッと、中はジューシーに仕上がります。

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 電子レンジ機能も、高度です。

 高精度トリプル赤外線センサーを搭載します。こちらは、回転しつつ、8つの目で120のポイントを監視する、スイング式8つ目赤外線センサー(1024ポイント赤外線センサー)と、中央部を集中的に監視するセンター赤外線センサー、そして、補助的な温度センサーを搭載します。

 とくにセンター赤外線センサーは、コップの中の低位の水など、端からのセンシングで図りにくい部分の温度も正確に測れ、温めのムラを最小限に抑えます。とくに小容量の解凍は得意な機種です。

 なお、高性能な赤外線センサーを搭載するため、基本的に温度センサーは不要と思われます。しかし、正確な温度設定で、解凍時間の短縮が期待できるようです。

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 グリル機能は、東芝の場合、シャープやパナソニックほどは重視しないようです。

 上部のドームヒーターで焼き目は付けられますが、シャープの「あぶり焼き」や、後ほど紹介するパナソニックのように「両面グリル」を再現する構造などは見られません。

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 自動料理は、カラー液晶を採用する機種ですので多彩と言えます。実数としては470項目の調理が用意されます。

 ただ、シャープと異なり、スマホとの連携など後からの追加ができない仕様です。AIを利用した音声ガイドもないため、この部分ではシャープに劣るでしょう。

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 トーストは、東芝はふっくら仕上がる「スチームトースト」モードを搭載するなど、力を入れています。東芝の場合、2枚までで、途中で裏返すという一手間が必要です。その代わり、6.5分と割と高速にトーストできます。

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 以上、東芝の上位機種ER-RD7000の紹介でした。

 とにかく強力なオーブン機能が魅力という機種です。この点では他社に勝てる機種はないため、オーブンを多用する場合は、この機種や東芝の下位機種がオススメです。

 肉料理やピザ焼きを重視する方は、現状では「東芝を決め打ち」でも良さそうです。


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【2018年】

 6・東芝 石窯ドーム ER-SD5000-K   
 6・東芝 石窯ドーム ER-SD5000-R  
  ¥99,304 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L(庫内2段)
トースト:2枚まで(裏返し)
センサー:高精度トリプル赤外線
オーブン最高温度:350度(10分)
外形寸法: 幅498×奥行399×高さ396mm

 ER-RD5000-R は、東芝の2番目に高級な中型スチームオーブンです。

 2色展開ですが、上位機種との相違点は、2点のみです。

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 第1に、電子レンジのセンサーの部分です。

 こちらは、センター赤外線センサーが省略された1024ポイント赤外線センサーと温度センサーのみの搭載です。

 ただ、これでも、赤外線センサーとしての性能は、シャープの赤外線ムーブセンサーと同クラスでしょう。

 

 第2に、カラー液晶の不採用です。

 ただ、シャープの場合はスマホとリンクできる利点がありましたが、東芝の場合はそれがないので、あえて、カラー液晶は重要視しなくても良いかなと思います。

 相違点は、以上です。最大350度出せるパワーなどは上位機と同じですので、お買得度の高い製品です。


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 【2018年】

 7・東芝 石窯ドーム ER-SD3000-R
 7・東芝 石窯ドーム ER-SD3000-W
  ¥54,700 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L(庫内2段)
トースト:2枚まで(裏返し)
センサー:8つ目赤外線/温度
オーブン最高温度:300度(5分)
外形寸法: 幅498×奥行399×高さ396mm

 ER-RD3000は、東芝の中型機では2番目に安い機種です。

 こちらも30Lと同じサイズですが、上位機との違いは次の点です。

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 第1に、電子レンジのセンサーです。

 こちらは、温度センサーは上位機と同じですが、赤外線センサーについては、場所の検知能力に劣る8つ目赤外線センサーが採用です。その点で、上位機のような高度な温度ムラ制御は期待できません。

 第2に、深皿の未搭載です。

 2段調理には対応しますが、普通の角皿しか付属しません。

 第3に、オーブンの庫内温度です。

 こちらは、最高300度が5分間と、下位機種より50度ほど最高温度が低いです。この部分は、東芝の石窯ドームの最大のポイントだけに残念ですね。

 その他、自動メニュー数も50ほど少ない113個となっています。

 以上、ER-SD3000-Rの紹介でした。

 価格は安いですが、東芝の最大の「売り」のスチームオーブンの火力が弱まっているのが最大のネックです。石窯構造は魅力ながら、選ぶならば、上位機種が良いでしょうね。


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【2017年】

 8・東芝 石窯ドーム ER-SD100-W
  ¥41,800 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L
トースト:2枚まで(裏返し)
センサー:スイング赤外線センサー 温度
オーブン最高温度:250度(5分)
外形寸法: 幅500×奥行416×高さ388mm

 ER-RD100は、東芝の中型機では最も安い機種です。

 上で紹介したER-RD3000と比較した場合の相違点は次の点です。

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 第1に、電子レンジのセンサーです。こちらは、スイング式ですが、多眼センサーを採用しない、単なるスイング赤外線センサーが採用です。

 第2に、オーブンの最高温度です。この機種は、250度が5分と、中型機としてはかなり非力です。

 中型機は、「高級機」が多いですが、この点でこちらは明らかに「入門機」です。

 その他、自動メニューの数などが相違点ですが、上位シリーズと明らかな「格差」がる機種なので、積極的にはおすすめしがたい機種ですね。本体もやや大きめです。

5・日立のヘルシーシェフの比較

 続いては日立のヘルシーシェフシリーズの紹介です。

 日立は、電子レンジとしての基本性能がとても良いメーカーになります。


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  【2018年】

 9・日立 ヘルシーシェフ MRO-VW1-R
 9・日立 ヘルシーシェフ MRO-VW1-W   
  ¥47,461 Amazon.co.jp
  (8/8執筆時)

庫内容量:30L
トースト:4枚(裏返し)
センサー:トリプル重量/8眼赤外線/ 温度
オーブン最高温度:300度(5分)
外形寸法:幅447×奥行449×高さ375mm

 MRO-VW1 は、日立の最高級機です。

 日立は、最高級機でも比較的安価なメーカーです。とくに電子レンジの機能が高いメーカーですが、古くから核心的な特許技術を結構持っているからなのだと思います。

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 庫内容量は、30Lです。フラットな庫内で、手入れがしやすい仕様です。

 外形寸法は、幅447×奥行449×高さ375mmです。東芝に比べると多少奥行が必要ですが、全面に傾斜があるので、圧迫感は少ないです。

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 レンジの段数は、2段です。

 角皿は、他社の大型機種よりワイドサイズです。上下の2段調理にも対応しています。 

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 スチームオーブン機能は、東芝と同じくヒーターと過熱水蒸気を併用するタイプを採用します。

 日立の場合も、減油・減塩効果は表明していますが、率的にはやはりシャープより控えめです。

 とくに、唐揚げ・とんかつ・エビフライについては、パナソニックと同じで、「水を使わずに熱で焼く」方式です。油で揚げない点で「ヘルシーなノンフライ調理」ではありますが、過熱水蒸気で油脂や塩分を効果的に落とすシャープには及ばない実力でしょう。

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 オーブン機能は、東芝の最上位機と比較すれば、多少弱めです。

 最高温度は300度ですが、持続時間は5分だからです。その後は230度ですので、上位機としてはパワフルではないでしょう。ただ、実用的なレベルはキープしています。

 一方、日立の自慢は、「立ち上がり時間」です。ダブル光速ヒーターの採用で、200度までの立ち上がり時間は、オーブンの火力が自慢の東芝より「10秒」速い、4分50秒です。

 構造としては、ファンを使って上下にヒーターを循環させ、熱風を回す方式で、東芝と同じです。もちろん、高度な遠赤効果を期待できる東芝の石窯ドームに比べると、徹底度は低いです。

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 グリル機能は、上火にそこそこ火力があるため、高級機とし標準的な能力は期待できます。

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 電子レンジとしての機能は、主要4社で最高です。

 この機種の場合、センターの8眼赤外線センサーが、120箇所の温度を細かく測定します。この部分までは他社でも見られます。

 しかし、この機種は、高級機では唯一重量センサーが付属します。正確には、重量を3点で監視するトリプル重量センサーであり、重量に合わせて適切な加熱をします。赤外線センサーは、あくまで表面温度を測る機能なので、スタート直後の加熱はイマイチ不安定です。

 こちらは、重量に応じて火力を最初から調節できるため、さらに正確です。ハンバーグなど重さ・密度が高い料理や、揚げ物の入った市販のお弁当の温めなどは、重量センサーがあったほうが正確です。

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 自動メニューは、一方で、カラー液晶を採用しないなどの理由から207種類と控えめです。設定方法や、材料などを表示もできず、この部分は簡素です。

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 ただ、Wスキャン調理という機能は ひとつの見所で、重量センサー・赤外線センサーなどを巧みに利用し、スチームオーブンでは難しいと言われる、肉厚のローストビーフが自動で調理できます。

 さきほどシャープの「「あぶり豊潤焼き」でもローストビーフを紹介しましたが、昨年から「自家製ローストビーフ」がブームです。

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 トーストは、グリルの火が強いため、2枚を8分で焼きあげます。ただ、強いのは上火なので、途中で裏返す必要があります。日立もスチームトーストで焼けるため、味は良いでしょう。

 なお、自動トーストメニューもありますが、2枚までで、スチームトースト非対応です。利便性向上はやや課題です。

---

 以上、日立のMRO-VW1 の紹介でした。

 日常的に最も利用するだろう、電子レンジ機能が充実しているのが「売り」です。週末は凝った料理もするが、平日は冷凍食品の利用頻度が多いご家庭などは、電子レンジ機能が重視された日立のスチームオーブンはオススメですね。

ーーー

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 10・日立 ベーカリーレンジ MRO-SBK1-W
  ¥92,465 Amazon.co.jp
  (8/8執筆時)

庫内容量:30L
トースト:4枚(裏返し)
センサー:トリプル重量/8眼赤外線/ 温度
オーブン最高温度:300度(5分)
外形寸法:幅500×奥行459×高さ418mm

 なお、この機種には、ベーカリーレンジという「兄弟機」があります。

 基本的なスペックは、庫内容量が33Lと広めの点と、ローストビーフの自動調理に非対応な点を除けば、MRO-TW1 とほぼ変わりません。

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 しかし、こちらは、レンジというよりも「スチームレンジ+ホームベーカリー」と言った方が正確です。

 写真のように、パン生地を練り、発酵させ、焼くところまでホームベーカリーだけで可能です。ロールパンの他にも、食パン・米粉パンからうどんや生パスタまで作れる万能調理器具といったところですね。

 パン焼きの場合温度ムラは無いに越したことはありません。その点、熱風を循環させるタイプのダブルヒーターが採用されている日立のレンジの構造は、元からホームベーカリーに向いていたのかもしれません。


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【2017年】

 11・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-TS8-R
  ¥32,185 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

【2018年】

 11・HITACHI ヘルシーシェフ MRO-VS8-R
  ¥41,826 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:33L
トースト:2枚(裏返し)
センサー:トリプル重量/赤外線/ 温度
オーブン最高温度:250度(5分)
外形寸法:幅487x高さ365x奥行430 mm

 MRO-SS8は、日立のヘルシーシェフの格安機です。

 こちらについても2017年旧モデルが併売中です。ただ、この機種については基本性能は変わっていないので、安い方を選んで問題ありません。

 庫内容量は、31Lで、上位機種よりも多少ながら大きい仕様です。

 レンジの段数は、ただし1段であり、その点で言えば、実用面でさほど容量の多い機種とも言えないでしょう。

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 スチームオーブン機能は、上位機と同じくヒーターと過熱水蒸気を併用するタイプの方式を採用します。

 オーブン機能は、しかしながら、ダブル光速ヒーターが不採用で、最高250度が5分間です。

 その後は210度ですので、値段相応にパワーは弱めですね。この温度があれば、ピザを含めた最低限の料理は可能でしょうが、仕上がりは上位機種と差がありそうです。

 また、送風ファンがない仕様です。ただ、過熱水蒸気を使ったヘルシーな料理は、上位機種同様には作れます。

 グリル機能は、付属しますが、とくに特長はありません。

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 電子レンジ機能は、こちらもトリプル重量センサーが採用されます。

 一方、赤外線センサーは不採用で、温度センサーのみの搭載です。とはいえ、解凍やお弁当のあたためなど、重量センサーのほうが重要なので、価格に比して機能は高めと言えます。

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 自動メニューは、ヘルシーメニュー32個をを含めて85の自動メニューの調理が可能です。

 過熱水蒸気を利用するメニューには、ローストビーフや、鶏のハーブ焼きなど割と面白いメニューもあります。

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 トーストは、この機種の「欠点」です。2枚まで焼けますが、皿の余熱時間を含めて最短で14分、こんがり焼き目を入れようとすると20分ほどかかります。途中で裏返す必要があるため、トースター兼用と考えて多用するのは、おすすめしません。別に買った方が良いでしょう。

--

 以上、MRO-TS8の紹介でした。上位機種と較べると機能面で弱い部分も目立ちます。

 ただ、3万円前後で買える機種としては、電子レンジ性能が高く、庫内も広めです。庫内が比較的大きめの機種が良いが、予算が限られている場合など、結構良い選択肢と言えそうです。

 とくに、「トースト機能は要らない!」という方にオススメできます。

6・パナソニックのビストロシリーズ

 続いて、パナソニックのビストロシリーズの紹介です。

 パナソニックは、オーブンとグリルの火力が自慢のメーカーです。その点で東芝と似ています。

 ただ、東芝は「遠赤で中からじっくり」タイプ、東芝は「直火グリルで外側もこんがり」という点で目指す方向がやや違います。


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 【2018年】

 12・Panasonic 3つ星 ビストロ NE-BS1500
  ¥ 118,588
Amazon.co.jp (8/8執筆時)

 【2017年】

 13・Panasonic 3つ星 ビストロ NE-BS1400
  ¥94,800 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L
トースト:4枚(両面対応)
センサー:高詳細64眼赤外線
オーブン最高温度:300度(5分)
外形寸法: 幅494x高さ370x奥行435 mm

 こちらは、パナソニックのビストロシリーズの最上位機種のNE-BS1500です。

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 新旧両機種あります。今年については、本体サイズが変更(小型化)された点と、グリル皿の改良です。一方、性能面では「マイナーチェンジ」です。

 目立った変更点はないため、新機種の発表で値段が下落した2017年モデルをオススメします。

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 庫内容量は、30リットルと大きめの機種です。

 外形寸法は、幅494x高さ370x奥行435 mm他社より大きいのですが、2018年モデルは、後部だけでなく、左右も壁際配置が可能な断熱設計なので、意外と省スペースです。

 レンジの段数は、他社の上位機と同じように2段調理に対応する機種です。

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 スチームオーブン機能は、「(ヒーターを併用して)過熱水蒸気で焼く」という表現ではないからです。

 日立・東芝・シャープと違い、手動で温度設定をして「過熱水蒸気オーブン」「過熱水蒸気グリル」としては使えません

 過熱水蒸気を利用する調理は、「ヘルシー調理」として、魚の塩分を落として焼く自動メニューが利用できるのみです。

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 同社は、スチームは、魚などの100度以下の蒸し料理や、オーブンなどでケーキの膨らみをよくしたい時、スチームトーストなどに主に使うための搭載です。

 とはいえ、「蒸し料理」はヘルシーですし、充実は嬉しい部分です。野菜の栄養をを残せる、低温スチームも東芝同様に対応します。

 また、鶏の唐揚げ・フライなどの調理も、熱風のノンフライ調理で対応しますし、「健康にストイック」なシャープを例外とすれば、他社には負けていません。

 他社とはやや違う「個性」ですが、過熱水蒸気に拘らないのは、Atlasとしては逆に面白いと思います。

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 オーブン機能は、火力は、最高300度を5分間で、日立の上位機と同程度です。突出してはよくありません。

 熱風ファンを搭載するなど、仕組みは他社と同じです。

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 グリル機能は、逆に相当力を入れています。

 上火は、大火力極め焼きヒーターという高火力平面ヒーターを搭載します。その上で、チタンコートグリル皿に電子レンジのマイクロ波を上下から照射することで、実質的に「高火力の両面焼」を実現しています。

 従来的に平面ヒーターは、(日立などの)光ヒーターより火力が弱いのですが、ヒーター自体の改良と、天板の改良で、相当の強火を出せる工夫があります。

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 これにより、食品の表面を炭火のようにより「こんがり」焼くことを可能にしています。2段調理にも対応です。

 シャープの上位機も「あぶり焼き」機能がありました。しかし、あちらは「焼き目を付ける」レベルで、こちらは、お肉などを「グリルでこんがり焼く」用途で、「似て非なるもの」と言えそうです。

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 とくに、パナソニックは、「焼く」ことを重要していいます。紹介されているレシピも「こんがり」美味しそうなものが多いです。各社ともシステムが違うので甲乙は付けられません。

 しかし、凝った料理を作るのではなく、単純に「肉を焼く」「魚を焼く」のならば、パナソニックの方が美味しくやけそうです。

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 一方、パナソニックは「低温80度オーブン」機能も売りにしています。低温で作る肉や魚のコンフィなどが、これを使った自動調理メニューとして加わっています。ただ、出せる温度の幅は、東芝などの方が広いですね。

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 電子レンジとしての性能は、高詳細64眼スピードセンサーが搭載される点が魅力です。

 温める食品の位置と温度が細かく分かるために、加熱ムラが生じにくくなる効果と、温めの時短効果(=電気代の節約効果)があります。とまた、独自の「高詳細」センサーは、温度判定時間が短く、パスタやカレーなどの「ふきこぼれ」を効果的に防ぎます。

 一方、日立と異なり、重量センサーは未搭載です。電子レンジとしての性能は、日立に準じる性能でしょう。

 ただし、パナソニックの場合、マイクロ波を中央かららせん状に放射するサイクロンウェーブ加熱方式を取っているため、特に解凍時のムラが少ない点も「売り」ですね。

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 なお、この機種もシャープのヘルシオの上位機種のように、冷凍食品と常温のおかずを同時に温めることも可能です。

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 自動メニューは、この機種もシャープのヘルシオのようにカラー液晶が採用されるため400種類と多彩です。

 Android系のスマホとNFC(FeliCa)を通してリンクさせ、メニューを拡充させることも可能です。ただ、IOS系では使えません

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 一方、シャープの「まかせて調理」と同じように、上段下段で、グリルとレンジを同時調理することも可能です。調理の幅はシャープが先を行っているとはいえ、と便利でしょう。

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 トーストは、パナソニックは昔から充実していて、自動両面焼きで4枚まで焼くことが可能です。2枚で4分強、4枚で6分強と早いです。

 スチームトーストも対応します。

---

 以上、パナソニックのNE-BS1400の紹介でした。

 他社と較べた場合、グリル「焼き」料理に強いのが魅力でしょう。オーブンの火力は普通で、スチームオーブンの部分ややや特殊ですが、、電子レンジの部分は、日立に準じるほどの性能が期待できる総合力が高い機種ですね。

 デザイン的にもカラー液晶がアクセントになっており、高レベルです。


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【2018年】

 14・Panasonic 3つ星ビストロ NE-BS905-W 【白】
 14・Panasonic 3つ星ビストロ NE-BS905-K
【黒】
  
¥98,579 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

【2017年】

 15・Panasonic 3つ星ビストロ NE-BS904-W【白】
 15・Panasonic 3つ星ビストロ NE-BS904-K
【黒】
  
¥73,900 Amazon.co.jp (8/8執筆時)

庫内容量:30L
トースト:4枚(両面対応)
センサー:高詳細64眼赤外線
オーブン最高温度:300度(5分)
外形寸法: 幅494x高さ370x奥行435 mm

 NE-BS905は、パナソニックのビストロシリーズの中位機です。

 先ほど見た最上位機のNE-BS1400と同じく、庫内容量は30Lで、2段調理が可能な機種です。

 相違点は、次の2点です。

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 第1に、カラー液晶が採用されていない点です。カラー液晶は部品代としては効果なので、この価格差が生まれるのでしょう。レシピ表示などに非対応です。

 第2に、自動メニュー数です。上位機400種から、160種に減少しています。

 201808081413.jpg   

 カラー液晶の不採用に付随するものですが、ただ、味の面ではさほど差はないでしょう。この点で言えば、カラー液晶が不要ならば、かなりお買得です。優れたグリル機能も、上位機と変わりません。

 なお、こちらも、2018年6月に新しい機種が登場しています。変更点は、チタンコートグリル皿の改良と加熱時のマイクロ波制御(3Dアンテナ)の若干の改良です。マイナーチェンジですし、新機種の登場で大幅に安い2017年モデルで良いでしょう。

後編の予告!
中型のスチームオーブンレンジのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、中型のスチームレンジの紹介をしてきました。

 201808071526.jpg

 今回は、価格帯は3万円台から12万円台とばらつきがありましたので、どの機種を選ぶのか難しいと思います。 

 そこで、後編では、パナソニックの機種をもう少し紹介したあと、今回紹介した機種全体から、結論として、目的別・予算別のおすすめ機種を5つほど上げていきたいと思います。

 →後編の記事はこちら

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posted by Atlas at 19:07 | 調理家電

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