【今回レビューする内容】2025年 ソニーのブルーレイディスクレコーダーの性能とおすすめ・選び方:画質や機能面の違いなどスペックの比較
【比較する製品型番】ソニー BDZ-ZW1900 BDZ-FBT2200 BDZ-FBT4200 BDZ-FBW2200 BDZ-FBT2100 BDZ-ZW1800 BDZ-ZW2800 BDZ-ZT1800 BDZ-ZT2800 BDZ-FBW1100 BDZ-FBW2100 BDZ-FBT4100 BDZ-FBT6100 BDZ-ZW550 BDZ-ZW1500 BDZ-ZW2500 BDZ-ZT1500 BDZ-ZT2500 BDZ-FBW1000 BDZ-FBW2000 BDZ-FBT1000 BDZ-FBT2000 BDZ-FBT3000 BDZ-FBT4000
今回のお題
ソニー製のブルーレイレコーダーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年4月現在、最新のSONYのブルーレイレコーダーの比較です。
画質補正や録画機能の充実度などに注目しながら、同社の現行機を全機種紹介します。
ソニーのテレビは「ブラビア」というブランド名が付いています。しかし、ブルーレイレコーダーは「無冠」です。
実際「ブラビア」向けに作られたレコーダーというより、どのテレビでも「高画質」という方向性で作っている機種です。
その部分で、テレビに左右されず「選びやすい」レコーダーと言えます。
画質の良さ ★★★★★
おまかせ録画 ★★★★★
スマホ視聴 ★★★★★
同時録画数 ★★★★★
4K対応度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下の記事では「選び方の基本」を示したあと、いつものように、各機種を順番に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のポイントをふまえながら、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーー
1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・おすすめブルーレイレコーダー 【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のレコーダー関連記事の1回目記事として書きました。
1・ソニー製レコーダーの選び方の基本
1-1・画質補正
1-2・録画・再生機能
1-3・外出先での視聴機能
1-4・外付けHDDへの録画機能
具体的な製品の紹介にはいる前に、ソニーのレコーダーの「選び方の基本」について書いておきます。
他社のレコーダーと比較して、同社の「強み」はどこにあるのか、あらかじめ、以上の5点を順番に説明します。
1-1・画質補正の特長
第1に、画質補正です。
レコーダーの場合、この部分は「テレビまかせ」でも良いところはあります。
ただ、テレビ側の性能があまり良くない場合には特に、あって損はない部分です。
超解像技術は ソニー機の注目点です。
5万円前後のスタンダード機を含めて、全機がこの技術を用いた「4Kアップコンバート」ができるからです。
パナソニックを例外とすると、この価格帯で搭載するのはソニーのみです。
なお、他社機も、4Kテレビ用に、地デジ・BS・DVDなど通常放送の画質をアップコンバートする機能は持ちます(4Kアップコンバート)。
しかし、しっかり再計算する超解像技術を伴わないため、テレビ側の補正がないと「ぼやけた」印象になりがちです。
搭載機だと、輪郭や細部が強調されるため、ソニーや他社製の4K対応テレビにつないだ場合、画質が良くなる傾向があります。
なお、フルHD画質のテレビでも、より低解像度の映像に同じ処理をしていますので、効果はあります。
そのほか、色信号についても、ソニーは特別な補間技術(クロマアップサンプリング)を採用するほか、ぼやけた映像の鮮明化の技術(HDリアリティー エンハンサー)の言及もあります。
階調補正も、言及に値します。
テレビだとお馴染みの補正ですが、スタンダードクラスのレコーダーでの搭載は、珍しいと言えます。
映画などの暗部を見やすくするため、再計算を行います(クリアブラック)。
先述のように、古いテレビにも効果的ですし、あまり補正力がない傾向のプロジェクターに出す場合も、有利でしょう。
おまかせ画質モードも、充実します。
あまり細かく設定をいじらなくてもモード設定をすることで、適切にコンテンツに合わせられます。とくに、伝統的に「アニメーションに強い」とソニーは言われています。
いずれにしても、テレビ側であまり優秀な補正が得られないと感じている場合、ソニーを選ぶ意味はあるでしょう。
1-2・録画・再生機能の特長
続いて、ソニー機の録画・再生部分の使い勝手について、説明します。
画質も重要ですが、普通に毎日使っていくにあたっては、この部分も無視できません。
以下、項目に分けながら、良い部分、イマイチな部分を含めて、順番に説明します。
第1に、番組表です。
番組表を含めたUI(ユーザーインターフェース)は、2018年までは、PS(プレイステーション)と同じUIで、操作性がよく評判でした。
しかし、2016年モデル以降、上手のような独自の番組表に移行し、操作性も変わったので、変更当初「だいぶ不評」だったことを記憶しています。
ただ、その後、改善しています。
スタンダード機でも、リモコンの応答性は十分です。
番組表の視認性はもちろん、文字サイズ、表示チャンネル数の変更ほか、カスタマイズ性も高く、録画と予約の連動性も十分です。
2016年あたりの時期でソニー製を買った方が「買換」する場合、とくに進化を感じられると思います。
一方、2019年発売以降の上位機は、UIが、黒ベースになりました。
これは、輝度の高いHDR対応4Kテレビでの視認性向上のためです。
スクロール速度を含めて、このUIのわかりやすさも優秀です。ソニーによると、従来の2倍速です。
第2に、録画予約です。
一方、番組表・番組情報の「情報量」は、ソニーの場合、他社を凌ぎます。
同社の場合、普通のEPG(電子番組表)ほか、KADOKAWA(角川書店)から提供を受けたデータベースが無料で利用できるからです(先録機能)。
正確には、特番を含むドラマとアニメに限るのですが、1ヶ月先の番組情報を取得できるので、かなり早くから録画計画が立てられます。
この機能は、新作ドラマ・アニメガイド(先録)と呼ばれます。
他社の場合、EPG(電子番組表)は、8日間の番組しか表示されませんので、これは有利です。
もちろん、野球などで、放送時間や放送日が変わっても「番組名予約(+再放送除外)」で勝手に録画するので、シーズン後にまとめて見たいなど場合も「手間いらず」です。
いわゆる「全録機」を除けば、取り逃がしが最も少ないのは、ソニー機でしょう。
操作性も、選んだ番組に関連する人物が出ている番組、同じジャンルの番組など、整理されて表示されます。
Gガイド(テレビ王国)から、アニメ・ドラマの口コミランキングも取得表示するので、目当ての番組をみたあとの「ながら見」用のコンテンツ探しにも便利と言えます。
第3に、おまかせ録画です。
伝統的に同社が強みがある部分です。
おまかせ録画は、「サッカー・NHK交響楽団」など自分の好きなキーワードを登録することで、AIが自動で「おまかせ」で録画してくれる機能です。
ジャンル別にも指定できます。例えば「深夜アニメ」「ドラマの新番組」などの指定をすることも可能です。
最近は、各社とも標準装備の機能ですが、ソニーはかなり精度が良いです。利用を重ねると、AIが録画傾向を学習し、どんどん「賢く」なります。
同社の場合、検索精度を高めるためまる録辞書を搭載してます。
いわゆる人名辞書で、芸能人(アイドル・お笑い・バンド)などのグループ名を入れると、メンバー名も「サブワード」として自動で紐付けされます。
他社は、EPGの情報だけ利用するため、この部分の精度で違いがでます。
第4に、全録(チャンネル録画)です。
この部分は、ソニーは、簡易的なものを含めて非対応です。
パナソニック・シャープなどは入門機で搭載しますが、ソニーは「おまかせ録画」を進化させる方向性です。
第5に、再生機能です。
こちらは、東芝が「早見」として、最近特に力を入れる部分です。
ソニーは1.3倍の音声付きの「早回し」ができるだけなので、あまり充実しないといえます。
一方、若干観点は変わりますが、ソニーの最新機は「連続再生」に対応できます。
同タイトルの同じアニメ・ドラマならば、選択し直さずとも再生できます。VODでは当たり前ですが、レコーダーだと、東芝の全録機のフォルダ内連続再生ほどで、各社通してみても珍しいです。
第6に、音響機能です。
ブルーレイレコーダーの場合、アンプ機能はないので、他社の場合軽視されがちです。
しかし、ソニーは、自社技術のDSEE HXを採用し、ハイレゾ音質へのアップコンバート機能があるので、言及に値します。
4K画質のUHDブルーレイは、CDより音質の良い「ハイレゾ」で録音されています。ただ、地デジ・4K放送を含めて、多くのコンテンツは、CD以下の音質です。
しかし、ソニーは、テレビ番組などの音声を再計算(リマスター)し、ハイレゾ相当(96kHz/24bit)の解像度で再生させる機能を持ちます。音楽再生でも有効です。
音楽データも、LANコピーならば、ディスクに取り込める仕様です。
なお、同じ機能は、パナソニックも持ちます。
実際的な変換精度は、評判の良いDSEE HXも負けませんが、使い勝手の部分だと、ソニーは2番目かなという印象です。
1-3・外出先での視聴機能
第5に、外出先などからの予約・視聴機能です。
最近は、他社機も含めて標準化されていますが、外出先から、インターネット回線経由で、番組予約や番組視聴が可能です。
TV SideView by ソニー
¥0 Apple App Store
TV SideView by ソニー
¥0 Google Play
ネット経由の視聴の場合、ソニーの場合、TV side viewというアプリを使います。
従来はアプリ内課金で600円が必要でしたが、2021年6月から無料になりました。
このアプリで、TV番組表も見れますし、放送の番組も番組表を選択するだけで、予約や放映が開始されます。
もちろん、録画した番組もこのアプリからアクセスすることで視聴可能です。上りの回線が700kあれば使えるため、弱い3G回線でも視聴できます。
なお、ソニーの場合、スマホアプリでの早見(加速再生)は非対応です。
パナソニックや東芝との違いです。
なお、ソニーは、So-netの「テレビ王国」を介して、PCブラウザからの番組予約にも対応します。
スマホに対応する機種は他社にも多いですが、ブラウザベースで予約操作できる機種は意外と少ないため、この部分でもソニーは魅力的です。
一方、PCでの視聴は、自宅内ならば、自社の【PC TV Plus】を利用すれば可能と言えます。
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スマホへの書き出しも、対応です。
Wi-Fiを利用して、録画データを転送(ダビング/ムーブ)できます。スマホの「ギガ(転送量)の節約」になりますし、ニーズはあるかと思います。
また、この方法ならば、早見(音声付き加速再生)ができます。
画質は、QVGA(640×480)と画質を落としたスマホ用の「ワイヤレスおでかけ転送」と、タブレットなどに向くフルHD画質の「フルHDワイヤレスおでかけ転送」が選べます。
録画番組の転送は、録画時に用のファイルを作るように指定しておけば自動でできているので、作業時間はさほどかかりません。
Bluetooth搭載で「転送作業まで自動化」できるパナソニックを除けば、優れた水準と言えます。
1-4・外付けHDDへの録画
【2020年発売】
【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥11,869〜 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
第6に、外付けHDDへの録画です。
ソニーのレコーダーは、2017年からSeeQVault規格に対応しています。
対応する外付けHDDの購入は必要です。しかし、買い換えた新しいレコーダーで、HDDに保存したデータが視聴可能です。
将来を見こすと、ここは便利な部分でしょう。
ソニーの場合、登録台数も多いので、かなりのヘビーユーザーでも賄えそうです。
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以上、ソニーのブルーレイの「選び方の基本」として、主な機能について概観してきました。
ソニーは、最新入門機の価格がすこし高めな部分はありますが、その分、下位グレードでも大きな機能省略はなく、優秀と言えます。
特に優れるのは、おまかせ録画とアニメ・ドラマの先録でしょう。
全録(全自動録画)までは不要という方の場合はとくに、良い選択肢に思えます。
画質補正も、パナソニック同様に強いと言えます。
もちろん、全面的に同社が優れるというわけではないです。
例えば、速見(時短)は、東芝だいぶ優秀です。長時間録画モードでの画質は、シャープが良いですし、諸機能をひっくるめた総合力の部分では、パナソニックも強いです。
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結論的にいえば、メーカー横断的に言うならば「何をとるか」という話になります。
テレビ(BRAVIA)ほかをSONY製品で統一している場合を除けば、いろいろ見て決めるべきでしょう。
2・ソニーの4Kレコーダーの比較
では、具体的なソニーのブルーレイレコーダーの比較にはいります。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年4月発売】
【1TB】
1・ SONY BDZ-ZW1900
¥67.500 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【1TB】
2・ SONY BDZ-ZW1800
¥63.800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2TB】
3・ SONY BDZ-ZW2800
¥72,270 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:2
4Kチューナー:
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:ブルーレイ
画像処理:★★★★☆
BDZ-ZWシリーズ は、ソニーのブルーレイレコーダーのスタンダード機です。
ソニー製だけでいえば、最も安い価格帯の製品になります。
1TBのみ2024年に新機種に更新されました。
違いは、録画リストの使い勝手です。
UIに「おうちタイム」を設定して、よく見る時間帯の番組だけリスト表示できるようにした部分(左図)、また、録画番組の視聴状況を、バー表示で示されるようになった部分(右図)が、改良点です。
一方、タイトルが1まとめに整理されている場合、1話から連続再生する機能も搭載です。VODでは当たり前の機能ですが、レコーダーでも「便利」でしょう。
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結論的にいえば、連続再生は、個人的に便利と思います。
2TBモデルは現状で新機種の発売がないのですが、外付HDDでの運用を考えたくない方は、あとでみる上位機だと対応モデルがありますので、そちらを選ぶと良いでしょう。
あとの部分の基本性能は変わりませんので、同時に見ていきます。
サイズは、W430m×D209×H43.9mmです。
一昔前の製品よりだいぶ小型になりました。
チューナー数は、2つです。
したがって、同時に録画できる番組数は、地上波+BS+CSのうちから2つです。
視聴にチューナーを利用していない状況ならば、2番組同時録画が可能です。
一方、本機は、4K放送用のチューナーは未装備です。
4Kテレビでも使えますし、信号の送受信(受け渡し)はできますが、放送はみれません。
見たい場合は、あとで見る上位機が必要です。
ハードディスクの容量は、2サイズ展開しています。
1TBの場合、最高画質で約129時間、標準といえるSR画質で250時間です。
2TBは、それらの約2倍の録画時間です。
なお、最高16倍モード(EER)まで対応できます(約1400時間)。
ソニーの場合、圧縮時の画質向上機能(インテリジェントエンコーダー)はあるものの、さすがに、スマホで見るなどでないならば、あまり意味のない数字だと思います。
【2020年発売】【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥13,490〜 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
外付けHDDは、冒頭書いたように、増設可能です。
USB3.0端子を装備するので、そこにつなげる形です(最大8TB)。
より安いHDDもあります。
しかし、せっかくなので、先述のSeeQVault規格に対応するものを選ぶと良いかと思います。
無線LAN(Wi-Fi)は、搭載です。
自宅外から試聴や予約をしたい場合などに、有線LANケーブルを接続しなくても使えるため、設置性が良いと言えます。
冒頭の「選び方の基本」で書いたように、これを利用して、自宅内や外出先の別の部屋からの遠隔視聴も可能です。
ネット動画サービスは、一方、非対応です。
ただ、(どうせ録画できないので)レコーダー側であえて対応しなくても、個人的には良いと思います。
実際、このブログの【セットトップボックスの比較記事】で紹介したような別の機器をTVに付けたほうが、(そちらのCPUで処理するので)サクサク動き、快適でしょう。
画質性能は、ソニーの場合、入門機でもしっかりとしたエンジン(CPU)を積みます。
冒頭で詳しく書いた、超解像技術を用いた4Kアップコンバートトを行えます。
パナソニックの入門機と比べると、録画番組ほか、放送中のコンテンツにもかかるので、そのあたりでも、ソニーは、優れます。
暗部補正(クリアブラック)ほか、色域補正(クロマアップサンプリング)、画素単位の映像の円滑化(HDリアリティエンハンサー)など、高級テレビではお馴染みの処理もなします。
こうした部分で、あまりテレビ側の性能が良くない場合、あるいは、長時間モード録画を多用する場合などにおいて、ソニー機は有利です。
自動録画・スマホ視聴など、その他の部分は、冒頭の「選び方の基本」で書いた機能は、入門機となる本機でも、網羅します。
できずに惜しいのは、繰り返しますが、BS・CSの新4K放送の視聴だけです。
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以上、ソニーのBDZ-ZWシリーズの紹介でした。
スタンダード機ながら、冒頭紹介したソニー機の「魅力」といえる部分は網羅しています。
新4K放送に対応する必要がなく、2番組までの同時録画でまにあいそうな使い方ならば、このグレードを選んでOKです。
ディスク容量は、あとから増設できる点を含め、1TBあれば基本足りるでしょう。ただ、1クール分のドラマなど、相当録りだめする方は、2TBあると余裕です。
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【2020年4月発売】
【1TB】
4・ SONY BDZ-ZT1800
¥79,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2TB】
5・ SONY BDZ-ZT2800
¥89,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:3
4Kチューナー:
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:ブルーレイ
画像処理:★★★★☆
なお、BDZ-ZTシリーズは、上でみた製品のチューナー数を3つに増やした機種です。
おまかせ録画などで、複数の裏番組を録りたい方向けの製品と言えます。
機能面は、差異がないので、「2番組同時録画」で、今まで困った経験がある方のみ、こちらを選べば良いという機種です。
【2023年6月発売】
【2TB】
6・ SONY BDZ-FBW2200
¥87,400 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【1TB】
7・ SONY BDZ-FBW1100
¥84,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2TB】
8・ SONY BDZ-FBW2100
¥81,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:2
4Kチューナー:2 (共用)
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:UHDブルーレイ
画像処理:★★★★★
BDZ-FBWシリーズは、2021年に登場したソニーの上位機です。
新旧両機種あります。
下位機の場合と同じで、録画リストの使い勝手の改良です。
2023年からの新機能なので、それ以降の機種は順次対応になるようです。
先ほど書いたように、1話から連続再生する機能は新機軸ですが、便利です。
あとの部分の基本性能は変わりませんので、同時に見ていきます。
チュナー数(同時に録画できる番組数)は、2つです。
一方、本機は、BS・CSの新4K放送用のチューナーも装備します。
ソニーの場合、新4K放送と従来放送の「共用チューナー」です。
他社は、単独チューナーの場合もあります。共用の場合、「従来放送と新4K放送とを合わせて」最大2チャンネルの同時録画まで、となります。
長時間録画は、新4K放送でも11倍まで対応です(従来放送は16倍)。
ソニーの場合、4Kの長時間モード(LSR=3倍速)での録画での画質劣化を防ぐため「4Kインテリジェントエンコーダー」を搭載します。
パナソニックも同様の対策はありますが、両社ともエンジンの力で補正力は強いと言えます。
ハードディスクの容量は、2TBです。
DRの場合、4Kコンテンツは(地デジの2倍の容量が必要なので)2TBで約260時間です。
長時間録画を利用すれば最大11倍(16倍)まで伸ばせますが、むろん、画質は劣化します。4K放送は「映像美」を楽しむ要素があるので、DRを基準に考えた方が良いかと思います。
旧機種は1TBもありますが、4K放送中心に考えると(外付けHDDを運用しないならば)少し足りない感じはあります。
ブルーレイドライブは、次世代規格であるUltra HD ブルーレイディスクの再生に対応します。
下位機種は、旧来のブルーレイドライブ(フルHD)までですので、この部分も違いです。
この場合、対応する市販のブルーレイソフトを購入する場合、ブルーレイでも4K映像を見れることになります。
【SeeQVault非対応】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
この機種も、SeeQVault規格に対応するUSBハードディスクが利用可能です。
ただ、新4K放送については、ダビング制限のためSeeQVault機では使えないので、未対応機でも良いかもしれません。
無線LANは、どの機種も内蔵されます。
画質性能は、下位機種より性能が上がります。
テレビの画質(ハイビジョン)を超解像処理で4K相当にする4Kアップコンバート機能の性能と対応幅が拡張され、最大60フレーム/秒出力に対応します。
他社製のTVとの組み合わせでも有効です。
このほか、HDR(輝度補正)非対応の少し昔の4Kテレビに対して、ダイナミックレンジを最適化してTVに出す機能もあります。古めのテレビには「良い機能」です。
番組表は、上位機は、ブラックベースです。
視認性がよいほか、スクロール速度が、従来より2倍速となっています。
自動録画・スマホ視聴などの部分の機能は、下位機種同様です。
冒頭の「選び方の基本」で書いた機能は網羅します。
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以上、ソニーのBDZ-FBWシリーズの紹介でした。
基本的には、新4K放送・UHDブルーレイが欲しい方に向く機種です。ただ、5年先を考えれば、不要でもこのグレードを購入する意義はあるようには思います。
他社機と比べても、画質補正の部分と、おまかせ自動録画の部分は、ともに良いため、本機についても、その部分を重視する場合「選べ」ます。
BRAVIAとの組み合わせならばとくにそのように言えます。
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【2023年6月発売】
【2TB】
9・ SONY BDZ-FBT2200
¥95,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【4TB】
10・ SONY BDZ-FBT4200
¥114,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【2TB】
11・ SONY BDZ-FBT2100
¥86,190 楽天市場 (4/9執筆時)
【4TB】
12・ SONY BDZ-FBT4100
¥101,990 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【6TB】
13・SONY BDZ-FBT6100
¥142,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:3
4Kチューナー:3 (共用)
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:UHDブルーレイ
画像処理:★★★★★
なお、従来放送と新4K放送の共用チューナーを3つに増やし、3番組同時録画に対応する BDZ-FBTシリーズが出ています。
新旧の違いは、1つ上の機種でみたものと同じです。
繰り返せば、「おうちタイム」を含む録画リストの使い勝手の改良と、連続再生の新対応です。
性能面では、一方、先ほどの機種と、チューナー数以外は変わりません。
ただ、HDD容量の部分で、こちらのみ4TB(旧機は6TBも)が選べます。
先述のように、新4K放送をヘビーに録画する場合「容量を食う」ので、3チューナー不要でもその部分で、こちらを「選びたい」方はいるかと思います。
一応、外付けHDDも10台まで使えますが、運用的に面倒と感じる方もいるでしょう。
ーーー
【2019年発売】(中古含む)
14・ SONY BDZ-FBW1000 【1TB】
¥35,980 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
15・ SONY BDZ-FBW2000 【2TB】
¥47,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:2
4Kチューナー:2 (共用)
16・ SONY BDZ-FBT1000 【1TB】
¥59,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
17・SONY BDZ-FBT2000 【2TB】
¥63,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
18・SONY BDZ-FBT3000 【3TB】
¥59,980 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
19・SONY BDZ-FBT4000 【4TB】
¥55,868 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:3
4Kチューナー:3 (共用)
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:UHDブルーレイ
画像処理:★★★★★
一方、既に中古市場ですが、買換の方などの参考までに、世代前の2019年モデルとの違いを書いておきます。
比較する場合、先述の「4Kインテリジェントエンコーダー」が非搭載です。
そのため、3倍以上の高倍率で4K映像を録画する場合、ブロックノイズが発生しやすいです。
1・特番ドラマの先行予約
2・音声付きの早見(1.3倍)
3・まる録辞書
加えて、角川の「新作ドラマ・アニメガイド」について、2021年機以降から搭載になる、冒頭で説明した3つの機能は省略です。
「連続再生」ほか、先述の2023年機からの機能も省略です。
今回の結論
SONYのブルーレイのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、SONYのブルーレイレコーダーの最新機種を比較してきました。
最後に、性能から見た、Atlasのおすすめ機種について書いておきます。
第1に、新4K放送対応が不要と断言できる方におすすめできるモデルは、
【2024年4月発売】
【1TB】
1・ SONY BDZ-ZW1900
¥67.500 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【1TB】
2・ SONY BDZ-ZW1800
¥63.800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2TB】
3・ SONY BDZ-ZW2800
¥72,270 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:2
4Kチューナー:
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:ブルーレイ
画質の良さ ★★★★☆
おまかせ録画 ★★★★★
スマホ視聴 ★★★★★
同時録画数 ★★★★☆
4K対応度 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★☆
ソニーのスタンダード機となる、BDZ-FWシリーズが良いでしょう。
ソニーの場合、次に見る4K対応機とそこまで価格差がないので、そちらが「絶対不要」という場合のみ、こちらを推します。
なお、新機種は、続きの番組などの「連続再生」に対応するのが主な新機軸です。
便利でしょうし、その点を重視して選ぶのも良いでしょう。
自動録画は、繰り返し書いてきたように、他社に比べても優れます。
本機は格安機ですが、1ヶ月先の先録(新作ドラマ・アニメガイド)を含めて、この部分に省略がないことがまず評価できます。
画質補正も、超解像技術を含めて、他社も含めて、入門機では上位の品質です。
本機の場合、ソニーのテレビ(ブラビア)に使える補正は、他社機でも使えるので、他社のテレビでも問題ないです。
一方、上位機と比べると、補正力に多少の差はありますが、UHDブルーレイや、新4K放送を見られる機種ではないので、あまり問題には思いません。
十分でしょう。
【2020年発売】
【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥13,490〜 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
ハードディスクの容量は、悩みどころです。
ただ、4Kコンテンツを録れない製品であることをふまえると、1TBあれば、そうそう足りなくなる方は少ないと思います。
問題が生じたら、外付けHDDを増設しても良いでしょう。
将来的なデータの移行も、上のようなSeeQVault規格の外付けHDDを選べば対応できるため、安心です。
第2に、UHDブルーレイや新4K放送に対応する機種としておすすめなのは、
【2023年6月発売】
【2TB】
6・ SONY BDZ-FBW2200
¥87,400 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【1TB】
7・ SONY BDZ-FBW1100
¥84,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2TB】
8・ SONY BDZ-FBW2100
¥81,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:2
4Kチューナー:2 (共用)
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:UHDブルーレイ
画質の良さ ★★★★★
おまかせ録画 ★★★★★
スマホ視聴 ★★★★★
同時録画数 ★★★★☆
4K対応度 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
BDZ-FBWシリーズでしょう。
新旧ありますが、こちらも「連続再生」の要不要で考えてください。
ただ、2TB機については、すでに新機種のほうが安めです。
自動録画・画質補正は、その優秀さは、繰り返し述べてきた通りです。
画質補正はパナソニックも強いですが、自動録画(おまかせ録画)は、最も水準が高いと言って良いです。
機能面でも、4K液晶、とくに4K有機ELとは合うだろう、黒のUIです。
その上で、画面のスクロール速度が「2倍」というのも魅力です。
スクロール反応の良さは、2016年以前のソニー機の魅力でした。(形を変えつつも)その復活は、古参のユーザーにも嬉しいでしょう。
チューナー数は、先述のように、ソニーは従来放送との共用で2基です。
多くの場合、そこは問題にならないと思います。
むしろ問題となりそうなのは、HDD容量です。
4K放送を多く録る予定の方は、2TBの等倍(最高画質)約260時間です。
長時間録画でのノイズ対策はありますが、映像美を楽しむ方が多いでしょうし、基準はこちらかと思います。
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【2023年6月発売】
【2TB】
9・ SONY BDZ-FBT2200
¥95,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【4TB】
10・ SONY BDZ-FBT4200
¥114,000 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【2021年5月発売】
【2TB】
11・ SONY BDZ-FBT2100
¥86,190 楽天市場 (4/9執筆時)
【4TB】
12・ SONY BDZ-FBT4100
¥101,990 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
【6TB】
13・SONY BDZ-FBT6100
¥142,800 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
チューナー数:3
4Kチューナー:3 (共用)
長時間録画:最大16倍
ネットワーク:有線LAN・Wi-Fi
ドライブ:UHDブルーレイ
画質の良さ ★★★★★
おまかせ録画 ★★★★★
スマホ視聴 ★★★★★
同時録画数 ★★★★★
4K対応度 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
その場合は、3チューナー不要でも、4TB以上が選択できる、BDZ-FBTシリーズを選んでも良いかと思います。
もちろん、HDDを増設する方向でも良いでしょう。
【SeeQVault非対応】【2TB-8TB】
バッファロー 2TB HD-AD2U3
¥11,980 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
新4K放送は、ダビング制限のためSeeQVault機では使えないので、未対応機の安いもので良いかと思います。
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なお、新4K放送を受信するためには、アンテナ設備などの更新が必要な場合があります。
興味のある方は、このブログの上の記事で少し詳しく書いていますので、ご覧ください。
補足:レコーダー関連記事の紹介
というわけで、今日は、ソニーのブルーレイレコーダーの比較でした。
1・SONYのブルーレイレコーダー
2・Panasonicのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・おすすめブルーレイレコーダー 【結論】
なお、他メーカーのレコーダーと比較したい方は、以上の記事もご覧ください。
とくに、全メーカーの新機種から、最もおすすめできる機種(予算別)について知りたい方は、5回目のまとめ記事(こちら)有用かと思います。
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そのほか、ブルーレイディスクをお忘れなく。
SONY 25GB 30枚パック
¥4,152 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
最初に購入するのは、SONY製品をおすすめ します。
というのも、万が一、購入したブルーレイドライブが故障していた場合、外国産の格安ディスクでは、ディスク不良か、本体の不良か原因を洗い出せないから です。
パナソニックが純正品販売を止めたので、レコーダーメーカーではソニーだけが純正を出し続けていることになります。
台湾製ですが品質は良いです。ネットだとだいぶ安く買えます。
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ELECOM 120枚収納 CCD-F120NBK
¥1,264 Amazon.co.jp (4/9執筆時)
また、どんどん溜まっていく、ブルーレイディスクの整理には、こうしたケースを利用するのが有効です。
ケースが透明なので視認性も高く、スペースを取りません。こちらも量販店よりもだいぶ安くなっています。
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1・外付けHDDの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:一般モデル
2・外付けHDDの比較 (2)
2-1:テレビ録画用
3・外付けHDDの比較 (3)
3-1:ビジネス用
3-2;ゲーム専用
4・外付けHDDの比較 (4)
=最終的なおすすめの提案【結論】
そのほか、増設HDDも同時に買われる予定の方は、以上の記事をご覧ください。
先述のSeeQVault採用の外付けHDDは2回目記事で見ています。1回目記事で紹介している格安の汎用モデルでも普通の録画ならOKです。
このほか、電源不要な小型タイプも、別に【ポータブルHDDの比較記事】があります。ただし、安定性を考えると電源を取るタイプのHDDのほうが良いでしょう。
1・10v-15v型液晶TVの比較
2・19v型液晶TVの比較
3・24v型小型液晶TVの比較
4・32v型中型液晶TVの比較
5・40v型のFHD液晶TVの比較
6・4K液晶テレビの比較
7・有機ELテレビの比較
8・8Kテレビの比較
9・テレビの選び方まとめ 【結論】
そのほか、テレビも同時に探している方は、以上のリンク記事で、いろいろ書いています。
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最後になりましたが、 この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。