【今回レビューする内容】2024年 最新Amazon Kindleデバイスの性能とおすすめ・選び方:第11世代・第12世代のキンドル各モデルの違いや性能ランキング
【比較する製品型番】New Amazon Kindle 第11世代 2024年発売モデル、New Kindle Paperwhite 第12世代 2024年発売モデル、New Kindle Paperwhite シグニチャー エディション 第12世代、Kindle Scribe Notebook Design 16GB 32GB 64GB 第1世代、Kindle Scribe 旧モデル 、Amazon Kindle キッズモデル 第11世代 2022年発売モデル、 Kindle Paperwhite キッズモデル ほか
今回のお題
Kindle本や自炊PDFの読書にはおすすめなKindle端末はどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のAmazon Kindle端末の比較です。
2024年10月に、全シリーズとも新しい機種構成に変更になりましたので、大幅に加筆しました。
今回は、最新世代となる、第12世代Kindle Paperwhiteほか、ノート代わりに使うKindle Scribe、子供用のキッズモデルを含めて全機種を紹介します。
従来上位機だったKindle Oasisが廃止になったので、その状況をふまえつつ、「新しい選び方」を提案していくつもりです。
1・Kindle電子書籍リーダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Kindle〈24年機〉
1-3:Kindle Paperwhite〈24年機〉
1-4:Kindle Scribe〈24年機〉
1-5:Kindle キッズモデル〈22年機〉
2・Kindle電子書籍リーダーの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、Kindleの選び方の基本を説明します。
そのあと、最も安い(無印の)Kindleから順番に、各機を詳しく見ていくという構成です。
文字のみやすさ ★★★★★
記憶容量 ★★★★★
防水性 ★★★★★
夜間対応 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論編では、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・Android系タブレットの比較
2・iPad Air iPad Pro miniの比較
3・Amazon Fire HDの比較
4・Amazon Kindle デバイスの比較
なお、今回の記事は、このブログのタブレット端末比較シリーズの4回目記事として書きました。
Amazonの製品でも、カラー端末(タブレット)だとこのブログの場合、記事が別です。
お手数ですが、上記3番の記事(こちら)をご覧ください。
そちらでも、(ネットができるので気が散るとは言えますが)Kindle本は読めます。
1-1・キンドルの選び方の基本
はじめに、Kindleの選び方の基本の説明からです。
キンドルは、主に、読書向けの端末としてAmazonが出しているデバイスです。
1・目疲れしにくさ
2・本体の軽さ
3・バッテリーの保ち
この方式の良い部分は、多くあります。
以下、3点にまとめてみます。
第1に、目疲れしにくさです。
Kindleはどの機種も、紙の本と同じく反射光(自然光)を利用して読む電子ペーパー式です。
正確にはLEDライトの補助も借りますが、電子デバイスでは、紙の本に最も近い感覚で読書が可能だと言って良いです。
この方式だと、カラータブレット型に比べて、長時間使っても目疲れしにくいため、長時間読書するかたにも向きます。
画面が大きく、ノート代わりに使うKindle Scribeを含めて、この点はKindleの良い部分であり、購入意義と言えます。もちろん、中間色(グレースケール)も出せるので、濃淡のあるマンガもしっかり表示できます。
しかし、グレードによって、LEDバックライトの数や、色調の調整力に優劣があります。
視認性に関わる部分ですので、のちほど本編で詳しく説明していきます。
第2に、本体の軽さです。
製品に寄りますが、片手持ちタイプは、150g〜200gという「スマホ並み」の重さです。
Amazonのカラータブレット型(右図)も片手で持てますが、30%ほど重くなるため、手首にできるだけ負担をかけたくない場合、Kindleは良い選択肢です。
ただ、機種によって重さは変わるので、この部分も本編で詳しく記します。
第3に、バッテリーの保ちです。
この部分は、最大の特長でしょう。
電子ペーパー式は、太陽や照明の自然光を利用してコントラスト(白黒の違い)を出す方式です。
また、一旦表示した文字(絵)は、電力を消費せず画面に(いわば)「印刷される」ので、その維持に電気を使いません。
そのため、機種によるものの最長12〜16週間ほど充電不要です。
一方、充電は、現行品は全て(新しい)USB-C端子で、付属ケーブルもUSB-Cケーブルになっています。
お持ちのデバイス(PCやスマホ充電器)で対応できない場合は、別売アクセサリが必要です。そのあたりの話も、本編では詳しく書くつもりです。
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以上、Amazon Kindleの良い部分のまとめでした。
むろん、タブレットPCと比べる場合、読書以外に使えないというイマイチな部分もあります。
しかし、このタイプをお探しの場合「読書(あるいは勉強)に集中したい」というニーズもあるでしょうし、むしろその部分も含めて、良い部分と言えるかもしれません。
「キッズモデル」があるのも、目の優しさの部分ほか、この部分の理由(ペアレンタルコントロール)ができる点が大きいでしょう。
1・防水性(お風呂対応)
2・暗い場所での読書
3・画面の色調調整
一方、ノート用の最上位機を除けば、Kindleの現行品は3シリーズです。
後ほど詳しく書くように、画面サイズ・重さ・記憶容量ほか、多くの部分が変わります。
ただ、現行の製品構成の場合、画面のコントラストと画面密度はどれも同じです。
その点で言えば、お風呂でも、夜間の暗い場所でも使わない場合は、最も安い、Kindleでも不便なく使える水準になったと言えます。
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結論的にいえば、上位機を選ぶ理由は、主に、お風呂・夜間に使いたい方には多くあるが、それ以外は、Kindleでも良いと思います。重さも、そちらが最も軽いです。
前モデルまでは、液晶のコントラスト比が下位(10:1)でしたが、今回、上位機(Kindle Paperwhite)と変わらなくなったので、なおさらそのように言えます。
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というわけで、ここまでは、Kindle全般の「選び方の基本」について書きました。
1・Kindle電子書籍リーダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Kindle〈24年機〉
1-3:Kindle Paperwhite〈24年機〉
1-4:Kindle Scribe〈24年機〉
1-5:Kindle キッズモデル〈22年機〉
2・Kindle電子書籍リーダーの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、ノートタイプや、キッズモデルも含めて、冒頭に書いたような順番で、各機の性能をみていきます。
1-2・Kindle(11世代)の比較
ここからは、現在のKindle端末について、スペック面の違いがどこにあるかを、紹介していきます。
はじめに、最も安い(無印)のKindleからです。
最も安いですが、近年のアップグレードで、上位機に匹敵する性能になりました。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分は青字で説明します。
【2024年発売】(第11世代)
1・New Amazon Kindle 【ブラック】
2・New Amazon Kindle 【デニム】
¥16,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:6インチ
画面密度:300ppi
バックライト;LED4灯
記憶容量: 16GB
通信機能:Wi-Fi 4
重量;158g
Amazon Kindleは、Kindleのなかでは、最も値段が安い製品です。
2024年に、2022年モデルから約2年ぶりに更新でした。世代は同じで、「第11世代(2022年発売)」から「第11世代(2024年発売)」との表記に変わっただけです。
今回の改変では、コントラストの改善が見どころです。
従来機では、無印のKindleだけ、背面が「ホワイト」と言えない水準の品質でした。今回は、光源の強化(25%)もあり、より見やすくなっと言えます。
あとは変わりません。あえて言えば、Wi-Fiが、WPA3のセキュリティ規格に対応したほどです。
ただ、前モデルからはそれ以前より筐体が8cmと薄くなりましたし、2世代前くらいの愛用者の買換には、とくに良さそうです。
重さは、158gです。
前モデルと同じです。
本体色は、ブラックとデニムから選択可能です。
デニムは今回から新色です。さほど汚れや傷も目立たないでしょうし、色は好みでOKです。
ディスプレイは、6インチです(=反射抑制スクリーン)。
上位機より多少小さめですが、支障がない範囲です。
画面密度は、その上で、300dpiです。
前回の2022年の改変で大きく変わった部分です。
第10世代(2019年機)までは167ppiでしたので、粗い表示しかできず、字系が複雑な日本語表示はとくに問題でした。
しかし、現在は、後ほど見ていく上位機とこの部分で追いつきました。
コントラストも、2024年機から向上しました。
電子ペーパー(Carta電子ペーパー)の場合、紙の本と同じで(バックライトなしで)自然光だけでも、本を読めます。そのため「目疲れしない」とも言えます。
ただ、コントラスト比は製品で違いがあり、今回、比が15:1の上位パネルに変わったと言えます。
先述のように、ここは「大きな進化」です。
バックライトは、搭載です。
電子ペーパー端末は、先述のように(液晶と違い)バックライトなしでも文字が見えます。
しかし、深夜などの光源の少ないところでは補助光がないと見えません。
また、日中でも、バックライトは、画面の色合いをかえたい場合や、少し暗いところでコントラストをはっきり見たい場合、重要な役割を果たします。
ただし、本機はLED4灯のみで、上位モデルの1/4です。
13段階で照度を調整できますが、バックライトを付ける場合画面の明るさムラが顕著で、少し読書の邪魔になります。
この部分で言えば、夜に電気を消して見たり、飛行機で利用したりする方は、「1つ上位」のモデルを選んでください。
通信機能は、Wi-Fi 4を装備しています。
最新ではないですが、2.4GHzと5GHz帯をフォローする規格ですし、Kindleならば問題ないです。
それを通じて、ご自宅のルーターと接続する仕様です。端末から、直接、Kindle本をダウンロードします。
(簡易的ながら)Kindleはインターネットブラウザも搭載しますので、Webサイトも見れます。
記憶容量は、16GBです。
今回の改変の大きなポイントで、(画像なので容量のかさむ)「マンガ対応」と言って良い水準でになりました。
マンガでも200冊以上は余裕で持ち運べるでしょう。
広告表示は、現状では、「広告表示なし」のみの展開です。
Kindle広告は、スクリーンセーバー起動時(画面ロック時)に本の広告が、ホーム画面表示時に「月替わりセール品」や「 おすすめスポンサー」のキャンペーン情報が入るだけで、読書の邪魔にならない仕様でした。
しかし、仕様上、個人情報(好きな本の志向)をプライバシー保護の関係で広告表示できない部分もあったのと、日本の市場規模の関係でなくなったのかと思います。
防水性は、本機はありません。
バッテリーは、1回の充電で、最大6週間です(Wi-Fiオフ時)。
充電時間は、USB-C経由で、9W給電ができる充電器やPCならば、2.5時間でフル充電です。
充電端子は(丸い)USB-Cです。
Amazon純正ケーブル USB-C to USB-A
¥1,180 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
Amazon PowerFast USB-A 急速充電器 (9W)
¥1,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
付属ケーブルは、USB-C to USB-Cケーブルです。
昔のUSB-A形状ではないです。
純正の充電器が欲しい場合、あるいは、お持ちのPC側にUSB-C端子がない場合は、以上のケーブルと充電器が別に必要です。
Anker Nano Charger USB-C 充電器
¥1,390 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
ただ、この部分は、製品付属ケーブルに、サードパーティ製のUSB-C対応充電器を組み合わせてもよいですし、安上がりでしょう。
また、9W給電で要求水準が低いので、お持ちのスマホ用充電器が、USB-C仕様ならば、そちらでもむろんOKです。
なお、上位モデルを含めてですが、各機ともAmazonの読み放題サービスとなるKindle Unlimited 3ヶ月分(980円×3ヶ月)の有無が選べます。
付属させても、させなくても値段は変わりません。既契約者も対象(現契約期間後の上乗せ)なので、お買得感があります。
ちなみに、全機一律で特典を付けないのは、(無料権の料金部分があるので)ギフト設定やギフト券払いができないためのようです。
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以上、第11世代(24年モデル)のKindleの紹介でした。
過去2回の改変で、解像度・コントラスト・記憶容量の改善に手を付けてとても良い機種になりました。
一方、次に見る中位機(Kindle Paperwhite)と比べると、防水性・色調調整・夜間対応力の部分で「差」あります。
ただ、基本「明るい昼間のみ」に利用するならば、本機でもよいでしょうし、手持ち時の軽さを重視したい場合は、上位機より3割軽いのも魅力でしょう。
1-3・Kindle Paparwhite (12世代)の比較
続いて、Kindleの中級機になる、Kindle Paparwhiteです。
その上位製品となる、シグニチャーエディションを含めて説明します。
【2024年発売】
3・New Kindle Paperwhite
¥23,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:7インチ
画面密度:300ppi
バックライト;LED17灯
記憶容量: 16GB
通信機能:Wi-Fi 4
重さ:211g
New Kindle Paperwhite (第12世代)は、Kindleシリーズの中級機になります。
現在発売中のモデルは、2024年に登場した「第12世代」です。
旧世代(21年発売の11世代)と比べて、ページめくりが25%高速化しました。
詳しい記述はないですが、OSの改良というより、制御するCPUが強化されたのだと思います。
そのほか、画面がやや大きく(6.8インチ→7インチ)になりました。その上で、本体の厚みも、薄く(8.1mm→7.8mm)なったので、より持ちやすくなったといえます。
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結論的にいえば、実用面で大きな進化を遂げたと言えます。
従来最上位だった「Kindle Oasis」が廃止された関係で、中級グレードの製品をかなり強化したとも言えそうです。
ディスプレイは、7インチの電子ペーパーです。
下位機種(Kindke)は6インチですから、15%ほど画面が大きいと言えます。
形状的にも、このグレードからはフラットベゼルです。
額縁(ベゼル)と液晶パネル部分に段差がないので、ページ送り・戻しなどの操作性ほか、見かけがスッキリするため、読書に集中できます。
重さは、211gです。
下位機種より重くなります。ただ、7.8mmと薄いので、下位機より持ちやすいと思います。
いずれにしても、片手で持てる製品です。
画面密度は、300ppiです。
ここは、2022年以降、下位のKindleと差はなくなっています。
とはいえ、この解像度ならばストレスなく読めますし、問題ないです。
バックライトは、下位機との違いです。
本機の場合17灯です。
下位のKindleは4灯なので、バックライトの数は4倍以上です。
一方、旧機と比べる場合、2021年発売機(11世代)とは同じ数です。しかし、2世代前は5灯だったので、久しぶりの買換の方は、進化を感じるでしょう。
暗い場所で読む場合、LEDが多いと画面ムラがなく読みやすいです。
画面全体が明るいほか、明るさが細かく調整できます。一方、本機は、仕組み上完全に消灯できない仕様ですが、問題ないでしょう。
加えて、本機は、LEDの半分ほどが、イエロー系のLEDです。
そのため、明るさのか、アンバー系に色調も変えられます。
実際の本の色合いに近い感じで、好きに調整できるのは良い進化です。
時間帯で色合いを替えるタイマー設定も付属です。
通信機能は、本機も、Wi-Fi 4を装備します。
記憶容量は、16GBです。
多めと言え、文庫本はもちろん、容量がかさむマンガ用としても十分です。
Amazon純正ケーブル USB-C to USB-A
¥1,180 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
Amazon PowerFast USB-A 急速充電器 (9W)
¥1,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
¥1,390 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
バッテリーは、最大12週間です。
本機も、付属するのは、USB-C to USB-Cケーブルです。
USB-Cに対応するスマホ用充電器やPCがない場合、下位機同様に、別売品を準備してください。
まあ、USB-Cケーブルは付属なので、AnkerのUSB-C充電器で良いでしょう。
充電時間は、USB-C経由で、9W給電ができる充電器やPCならば、2.5時間でフル充電です。
防水性能は、IPX8等級です。
防塵性はないですが、水ならば「完全防水」です。
深さ2mの真水に60分沈めても問題ない等級ですので。
とはいえ、塩水やお風呂の温水の数値ではないので、むやみに沈めないでください。
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以上、Kindle Paperwhiteの紹介でした。
2022年に下位機種のKindleが大きくパワーアップしたので、差は縮まりました。
ただ、夜間対応力・防水性の部分ほか、フラットベゼル・色調調整と「読書の質の向上」にかかわる部分で、値段相応の差はまだある印象です。
予算に余裕があるならば、こちらを選ぶ意味はあります。
【2024年発売】
4・New Kindle Paperwhite シグニチャー エディション【黒】
5・New Kindle Paperwhite シグニチャー エディション 【緑】
¥28,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:7インチ
画面密度:300ppi
バックライト;LED17灯
記憶容量: 32GB
通信機能:Wi-Fi4
重さ:214g
New Kindle Paperwhite シグニチャー エディション (32GB)は、Kindleでの上位機です。
基本的には、1つ上でみた第12世代のKindle Paperwhiteと同じ本体です。
ただ、以下の3点で、仕様が変わります。
第1に、記憶容量です。
本機は、容量が32GBです。
マンガだと(だいたい)700冊前後入るので、大容量「マンガモデル」と言えます。
第2に、明るさの自動調整機能です。
下位機種と同じで、イエロー系LED装備の17灯です。
しかし、明るさセンサーを備えるので、画面の明るさを自動調整してくれます。
なお、下位機種は、時間で色調を自動変更ができるだけでしたので、この部分で上位です。
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以上、Kindle Paperwhite シグニチャー エディションの紹介でした。
基本的には32GB欲しい人が狙う機種かとは思います。
ただ、個人的には上で紹介した3つのポイントはどれも魅力に思えます。追加投資して、導入しても損はないかと思います。
1-4・Kindle Scribe (第1世代)の比較
続いて、大きな端末で、ノート代わりの利用となる Kindle Scribe Notebook Designです。
ここまで見てきたような、読書用ではないですが、価格で言えば、Kindle電子ペーパーでは、最上位機とも言えます。
その上位製品となる、シグニチャーエディションを含めて説明します。
【2024年12月発売予定】(予約可)
【上位機】(プレミアムペン)
6・Kindle Scribe Notebook Design 16GB 【黒】
¥56,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
7・Kindle Scribe Notebook Design 32GB 【黒】
¥59,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
8・Kindle Scribe Notebook Design 64GB 【黒】
9・Kindle Scribe Notebook Design 64GB 【緑】
¥64,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【2022年10月発売】(現行機:在庫限り)
【上位機】(プレミアムペン)
10・Kindle Scribe 16GB【黒】
¥38,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
11・Kindle Scribe 32GB【黒】
¥40,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
12・Kindle Scribe 64GB【黒】
¥------- Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【下位機】(スタンダードペン)
13・Kindle Scribe 16GB【黒】
¥35,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:10.2インチ
画面密度:300ppi
バックライト;LED23灯
記憶容量: 16GB-64GB
通信機能:Wi-Fi
重さ:433g
New Kindle Scribe Notebook Designは、「超大画面」なKindleです。
名前は変わりましたが、2022年に登場したKindle Scribeの後継機です。
ただ、明示的な性能差は「ほぼない」ので、新旧いずれも「第1世代」との表記です。
あえて言えば、新型の64GBのみ、緑系のフレームも選べる点と、Wi-Fiのセキュリティ規格でWPA3に対応したほどです。
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結論的にいえば、現状の値段差ならば、(在庫があれば)旧機でOKです。
ただし、旧機のみ、タッチペンが下位仕様になる機種があるのが注意点です。詳しい違いはあとで説明します。
ディスプレイは、10.2インチです。
重さは、433gです。
iPad Airほどの画面サイズと重さです。
本機は、日本では「ビジネス市場」がターゲットでしょう。ただ、米国では(アメリカサイズの電話帳並みに)馬鹿でかい教科書用に開発された製品に思えます。
実際、タッチペンが付属し、「Kindle本」についてのメモほか、PDFを読み込ませて「ノート」のように利用することを推奨しています。
バッテリー持続時間は、最大12週間です。
手書きを毎日30分利用しても、無充電で3週間利用できるので、カラーのタブレットと棲み分けはできるのだと言えます。
Carta電子ペーパー特有の「紙に近い質感」を好む方も多いでしょう。
タッチペンは、標準付属です。
上位機(プレミアムペン)のみ、「消しゴム機能・ショートカット割り当て」ができます。
交換用のペン先も5つ付属です。
なお、(ペンタブのような)多段階の筆圧検知はしないので、本格的な「お絵かき」はできません。しかし、簡単な図画や挿絵は書けます(16階調のグレースケール)。
画面密度は、こちらも300ppiです。
画面が大きい分、詳細にはしていないですが、必要十分でしょう。
バックライトは、LEDのバックライトが35個です。
この部分は、画面の大きさに対する配慮があります。
通信機能は、Wi-Fiのみです。
記憶容量は、16GB・32GB・64GBと選べます。
Amazon純正ケーブル USB-C to USB-A
¥1,180 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
Amazon PowerFast USB-A 急速充電器 (9W)
¥1,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
Anker Nano Charger USB-C 充電器
¥1,390 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
充電は、USB-C端子経由です。
こちらも、USB-C to USB-Cケーブルのみ付属です。
下位機でも説明しましたが、必要に応じて、充電器なり、ケーブルなりを揃えてください。
USB-C経由で、9W給電ができる充電器やPCならば、2.5時間でフル充電です。
バッテリーは、こちらも、最大、最大12週間電池が持ちます。
防水性は、本機は、等級などの記載がないです。
ここは注意点でしょう。
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以上、 Kindle Scribe Notebook Designの紹介でした。
日本では、電子的な「手書きノート」が欲しい方に向けた製品でしょう。
AmazonがKindle用に電子ペーパーを大量発注している関係で、他社に比べても調達価格が安いようで、納得感のある値段です。需要はあるかと思います。
一方、洋書を読む際に、メモ(マーク)しながら読むには良さそうですが、一般的な読書には、あえてこのサイズを選ぶ必要はないでしょう。
今回の記事では、比較の主旨(=読書用)的に「おすすめ」には挙げませんが、「手書きノートの比較」の記事だったら、イチオシと言えます。
1-5・Kindle キッズモデル(第11世代)の比較
続いて、子供向けに販売されるキッズモデルです。
【2022年11月発売】
14・Amazon Kindle キッズモデル
¥14,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:6インチ
画面密度:300ppi
バックライト;LED4灯
記憶容量: 16GB
通信機能:Wi-Fiのみ
重量;158g(カバー込256g)
【2022年11月発売】
【8GB】
15・Amazon Kindle Paperwhite キッズモデル
¥18,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
【16GB】
16・Amazon Kindle Paperwhite キッズモデル
¥19,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
画面サイズ:6.8インチ
画面密度:300ppi
バックライト:LED17灯
記憶容量: 8GB/16GB
通信機能:Wi-Fi
重量;205g(カバー込321g)
Amazon Kindleキッズは、「子供用」のKindleです。
本体色は、ブラックのみです。
ただし、子ども向きの絵柄のKindleカバーが特別に付属しますので、それらから選ぶことになります。
基本性能は、2機種で異なります。
基本的に、既に見た大人用のKindleと同じです。
ただ、キッズモデルは、どの機種も現状で(旧機)2022年モデルベースです。
そのため、Kindleキッズモデルは、コントラスト比が、25%現行より悪く、Kindle Paperwhiteキッズモデルは、ページめくりが若干遅いほか、画面が6.8型とわずかに小さめです。
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結論的にいえば、現行機でいえば、Kindleキッズモデルは、コントラストの部分で見にくいので、子供用としてもおすすめできません
選ぶならば、Kindle Paperwhiteキッズモデルのほうでしょう。
こちらならば、コントラストの部分は上位仕様ですし、他の部分を含めて問題ないです。
一方、大人向けに対して独自要素と、言えるのはコンテンツ部分です。
Kindle日本語本のなかから1000冊ほどの子ども向け本が無料で読み放題という特典が付属します。
Amazon Kids+というサービスですが、1年間分の利用権が付属です。
詳しいコンテンツは【こちら】で確認できます。
遊びすぎを防いだり、利用コンテンツを確認できる「見守り設定」もできます。
この権利は1年限定なのですが、その後も、ご家庭がプライム会員の場合は580円、それ以外でも980円の月額で利用を続けることもできます。
そのほか、本機は、2年の限定保証が最初から付属しています。この部分も通常機よりお得です。
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以上、Kindleキッズの紹介でした。
子ども向け市場の開拓のため、かなり戦略的な価格でAmazonが販売しているとみられ、相当お買得です。
ただ、カラー端末のほうにも、同じコンセプトの製品があります。そちらは、もうすこし広範囲な「知育」を視野に入れていますので、個人的にはそちらの方が「おすすめ」ではあります。
詳しくは、このブログの【Amazon Fireタブレットの比較記事】で紹介しました。
今回の結論
読書にはおすすめなKindle端末は結論的にこれ!
というわけで、今回は、AmazonのKindle電子ペーパー端末の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ、続きます。
2・Kindle電子書籍リーダーの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
文字のみやすさ ★★★★★
記憶容量 ★★★★★
防水性 ★★★★★
夜間対応 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事は、結論編です。
いつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
そのほか、スキャナで「自炊」したPDFをKindleに入れたい方などのための追加情報なども「おまけ」で書くつもりです。
引き続きよろしくお願いします
2回目記事は→こちら
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