Top 炊飯器 比較2022’【美味しい】5.5合炊飯器52機の性能とおすすめ・選び方(1)

2022年11月20日

比較2022’【美味しい】5.5合炊飯器52機の性能とおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする内容】2022年 5合炊き炊飯器の性能とおすすめ・選び方:人気機能の違いや性能ランキング :圧力式炊飯器 IH式炊飯器

【比較する製品型番】Panasonic SR-FD101-T SR-FD100 SR-FE101 SR-FE109 SR-CFE109 SR-HBA101 SR-HB100 SR-HX100 SR-STS101 R-STS100 SR-SZ100-K SR-SZ100-W SR-NA102 SR-NB102 象印 極め炊き NP-ZX10 NW-CA10 NW-VD10 NW-JE10 NW-VC10 NW-VB10-TA NW-VA10-TA NW-VH10-TA NP-HA10-XA 象印 STAN. NW-SA10 NW-SA10-BA NP-ZW10 NP-ZU10 NP-ZT10-TD NP-ZH10-TD NP-BL10 NP-BK10 NP-BJ10-BA NP-BJ10-WA

今回のお題
上手に炊ける!5合炊き炊飯器のおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2022年11月現在、最新の5.5合炊きの家庭用炊飯器の比較をします。

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 今回は、かなり多くの炊飯器を紹介します。

 しかし、一度に扱うには多すぎるため、予算別に2回の記事わけました。

1・5合炊きの高級炊飯器
 予算:3.5万円〜10万円
2・5合炊きの格安炊飯器
 予算:1万円台〜3.5万円

 今回は、2回目記事です。

 「1万円から3万円台」の予算で、「安くても美味しく炊ける」炊飯器の比較です。

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 「3万円台」を大きく超える高級機は、1回目記事こちら)で扱います。

 予算的にそのようにお考えだった場合、そちらをお読みください。

 どちらからお読みでも、分かるように書いています。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントからAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

ーーー

1・5合炊きの高級炊飯器の比較
 人数:2-4人用
 予算:3.5万円〜10万円
2・5合炊きの格安炊飯器の比較
 人数:2-4人用
 予算:1万円〜3.5万円
3・一升炊きの高級炊飯器の比較
 人数:5人以上
 予算:3.5万円〜10万円
4・一升炊きの格安炊飯器の比較
 人数:5人以上
 予算:1万円〜3.5万円
5・3合炊き小型炊飯器の比較
 人数:1-2人用
 予算:5千円〜5万円
6・糖質カット炊飯器の比較
 人数:1-4人用
 予算:1万円〜3.5万円
7・おすすめ炊飯器の選び方【まとめ】
 =選び方についての補足的な解説

 なお、今回の記事は、このブログの炊飯器比較シリーズ全体では、2回目の記事となります。

0・家庭用炊飯器の選び方の基本!

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 0-1・沸騰温度の持続性
 0-2・加熱方式
 0-3・内釜の素材と厚さ
 0-4・ご飯の炊き分け機能

 具体的な製品紹介にはいる前に、3万円代までの「炊飯器の選び方の基本」について、紹介しておきます。

 「低価格でも美味しく炊ける」炊飯器を選びたい場合、ポイントとなるのは、以上の4つの要素です。

 順番に解説しておきたいと思います。


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 第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。

 家庭用炊飯器で美味しいご飯を炊くには、100度の沸騰温度を長く続けられることが最大のポイントです。

 しかし、ヒーター1本ではパワーが弱く、持続的な沸騰温度の維持ができないといえます。そ

 のため、性能の高い高級機は、複数のIHヒーターや、補助的な電熱ヒーターを、複数装備します。

 例えば、上図は、底面にIHヒーターが1段と、側面とふたに電熱ヒーターが3本の、総計「4重ヒーター」です。

 今回の記事では、「格安でもヒーターの強い機種」を探します。


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 第2に、炊飯器の加熱方式です。

 これは、先ほどみた沸騰温度の持続性にも寄与します。

 しかし、むしろ、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素と、Atlasは考えています。

1・マイコン式  
 =火力が弱く、炊きムラがあり美味しくない
2・IH方式  
 =米そのもの味の個性が出やすい
3・圧力IH方式
  =ふっくら/もちもち系の炊飯が得意
4・可変圧力IH式
 =かたさの炊き分けが得意
5・スチームIH方式  
 =ハリがある硬めの炊飯が得意

 「3万円台以下」の製品でラインナップがあるのは、上表の5方式です。

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 また、それぞれの炊飯の特徴を(ざっくり)示すと、上表のようになります。

 あくまで「傾向」なので、メーカー・機種によって傾向は変わります。こうした部分は、本編で書いていきます。

 ただし、マイコン式炊飯器(=底面に電熱線ヒータがあってそれが鍋を加熱する)と、IH式炊飯器(=鍋自体を電磁波で加熱する方式)の間では、「味の面で超えられない高い壁」があることだけは、確定的な事実です。

 率直に言って、マイコン式で美味しいご飯が炊ける炊飯器はありません。

---

 IH式炊飯器は、硬めの炊飯が得意であるほか、(お米をいじらないので)お米の品質や銘柄の個性がストレートに出るので、銘柄の違いが楽しめます。

 しかし、食感や堅さの炊き分けが苦手で、お米の粘りも出しにくいと言えます。

 圧力IH炊飯器は、ご飯の甘みや粘りをよく引き出せます。

 しかし、どのような銘柄のお米も同じような味になりがちで、個性を楽しみにくい、ということになります。

 他方式については、各製品を紹介する中で、詳しくふれたいと思います。


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 第3に、内釜の素材と厚さです。

内釜の厚さ」は、炊飯器を比較する場合、とくに重要な要素です。

 基本的には、厚みがあるほど沸騰高温状況のキープが可能で、美味しいご飯が炊けます。

 特に圧力をかけない炊飯器については、「釜の厚み=味」と言っても良いほど、重要な要素で、注意が必要です。

 しかし、3万円以下の炊飯器は、厚みを削ることで「コスト削減」している機種が多くあり、注意が必要です。

内釜の構造や材質」も、重要です。

 3万円以下の炊飯器は、ただし、内釜の素材自体には、あまり工夫の余地がありません。

 しかし、鍋・炭・プラチナなどのコーティング部分の材質に注目すると、その製品の性能が分かってきます。

 今回の記事では、こうした釜の品質にも比重を置いてを置いて調査します。


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 第4に、ご飯の炊き分け機能です。

 この価格帯の炊飯器でも、「かため」「ふつう」「やわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分け機能があります。

 少し上級になると「しゃっきり」「もちもち」などご飯の食感をも指標に加えたものがあります。

 上図のように、立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。

 自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう。

ーーー

 以上、3万円台までの炊飯器の「選び方の基本」を4点紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、保温機能ほか、利便性に関わる部分などをみながら、各製品を比較していこうと思います。

1・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (1)
 1-1:パナソニック
 1-2:象印
2・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (2)
 2-1:アイリスオーヤマ
 2-2:タイガー
3・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (3)
 3-1:三菱電機
 3-2:日立
 3-3:東芝  
 3-4:シャープ
4・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (4)

 =最終的なおすすめの提案

 今回は、以上のようなメーカー順で、各社の製品を紹介します。

1-1・パナソニックの炊飯器の比較

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 はじめにパナソニックの炊飯器です。

 総合家電メーカーとして、古くから炊飯器を作っています。

 この分野に強かった旧三洋電機を吸収してからは、両者の技術の「ハイブリッド」な優秀な製品を多く出すようになりました。

 格安機でも優秀な製品が多いのが特長です。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2021/9】

 1・Panasonic SR-FD101-T
  ¥16,118 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【2020/9】

 2・Panasonic SR-FD100-T
  ¥19,398 楽天市場 (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 PanasonicSR-FD1シリーズは、パナソニックのIH炊飯器では、最も安いモデルです。

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 新旧両機種あります。

 違いは、ジップロックしたご飯が解凍時に美味しくなる「冷凍用ごはんコース」が新設された部分だけです。値段で選んで良いでしょう。

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 炊飯方式は、IH炊飯です。

 柔らかく、ふっくらとした炊飯は圧力IH炊飯器に負けますが、しっかりと、米の弾力を感じる炊飯は、割と得意です。

 ヒーターの段数は、2段です。

 本機は、ふたヒーターと側面ヒータをダブルで搭載する「4重加熱」のため、総合的な火力は、パナソニックは高いでしょう。1万円前後で買えるIH式としては優秀です。

 その上で、次の2つの技術も注目に値します。

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 第1に、「酵素活性浸水技術」です(旨み熟成浸水)。

 お米の浸水時(炊飯前半)の温度を2段階で浸水することで、米の甘みを引き出す技術です。長時間お米を水に浸す時間がなくても、美味しいお米が炊けます。

 第2に、「うま味キャッチャー」です。

 通常蒸気を通して逃げてしまう「おねば」成分を炊飯器の中に戻す仕組みです。

 それにより、IH炊飯でもお米の甘さを感じられる炊飯を実現します。

 同社の高級機は、「新・酵素活性浸水」・「トルネード旨みキャッチャー」とワンランク上の機能を搭載しますが、、同種の技術を1万円代の炊飯器に使っている点は好感がもてます。

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 使われている釜は、ダイヤモンド銅釜です。

 蓄熱性・熱伝導性双方に優れる銅は、炊飯器に最適な素材です。

 高価なので利用は最低限ですが、効果を発揮しやすい外縁部に採用します。お米の対流がより促されるでしょう。

 釜の厚み1.7mmと、あまり厚くなく「それなり」です。

 同社の場合、IHヒーターでの火力重視なので、内釜はこの厚さでも良いという方向性です。

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 コーティングは、内鍋の内側にダイヤモンド・コーティングがなされています。

 タイガーの土鍋にせよ、パナソニックのダイアモンドにせよ、炭素系の内側コーティングは熱伝導率を高めるので、ふっくらしたご飯を炊くのに有効です。

 ご飯の堅さは、調整のできないタイプです。

 ただ、「早炊きコース」を用いた場合、やや堅めにご飯を炊くことは可能です。

 ご飯の保温は、 いきいき保温という機能を持ちます。

 簡易的な保温機能であり、食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。ご飯の「再加熱」機能も付きますが、いずれにしても、簡易的なレベルに止まります。

 お手入れは、簡単です。

  洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶた・蒸気ふた(うまみキャッチャー)だけです。

---

 以上、パナソニックのSR-FD1シリーズの紹介でした。

 IH炊飯器としてのかなり格安なモデルの1つです。

 しかし、酵素活性浸水技術や、うま味キャッチャーなどの独自技術が取り入れられているなど、性能面でも期待できる機種です。

 釜の厚みはアイリスオーヤマに負けますが、ヒーターの数などの加熱力や、うま味キャッチャーの搭載など、独自性が多い点では、パナソニックが優るでしょう。

ーーーー

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 【2021/7】

 3・Panasonic SR-FE101-K
  ¥12,582 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【2019/12】

 3・Panasonic SR-FE109-K
 3・Panasonic SR-CFE109-K
  ¥19,980 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 なお、本機の「下位機」として、SR-FE1シリーズがあります。

 内釜の厚みが1.5mmになっている点が、上位機との相違点です。IH式はこの部分が結構重要ですので、違いは大きいと言えます。

 ちなみに、新旧の違いは、雑穀米コースが省略され、すし・カレーコースが新設された点だけです。


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【2021/7】

 4・Panasonic SR-HBA101-K 【黒】
  ¥21,700 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

【2020/9】

 5・Panasonic SR-HB100-W 【白】
 5・Panasonic SR-HB100-K 【黒】
  ¥31,700 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3通り

 SR-HB1シリーズは、上で紹介した機種の上位機種にあたります。

 新旧両機種あります。

 液晶のバックライトの色が変更(グレー)になったほかは、従来の「ケーキコース」が「冷凍用ごはんコース」に入れ替わった程度です。

 基本的に、値段で決めて良いです。なお、新機種については、白モデルがなくなっています。

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 炊飯方式は、IH炊飯です。この点では、下位機種と同じです。

 ヒーターの段数は、しかしながら、下位機種の2.5倍にあたる、5段式のIHヒーターを搭載します。

 パナソニックの「強み」であり、この部分は、かなり「強調」してよい機種です。

 圧力は使いませんが、2-3万円台の炊飯器としては、火力に相当優れる機種といえます。強火で一気においしいごはんを炊きあげることが可能でしょう。

 なお、他社の場合、ヒータを「5重加熱」などと表している場合があります。これは、安価で火力の弱いシーズーヒータを併用した数値です。

 高価なIHヒーターだけで、全面加熱を実現しているのは、(住設部門も持つため)自社でIHヒーターが調達できるパナソニックの強みです。

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 使われている釜は、全面打ち出しの1.7mmのダイアモンド銅釜です。

 先述のように、パナソニックは、全面発熱5段IHヒーターとの「合わせ技」での評価が必要ですが、銅は熱伝導率が高い素材のため、ご飯が甘くふっくらたけるでしょう。

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 ご飯の堅さは、もうひとつの注目点です。

 銀シャリコースというプレミア炊飯機能を持ち、「ふつう」「やわらかめ」「かため」から設定可能です。

 ご飯の保温は、食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。

 さほど高機能ではありません。

 お手入れ は、圧力炊飯器ではないのでお手入れは簡単です。

 洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶた蒸気ふた(うまみキャッチャー)です。

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 以上、パナソニックのSR-HB1シリーズの紹介でした。

 下位機種に較べると全面発熱5段IHヒーター熱伝導率の良い銅が使われており、米の味に直結する部分でたいへん優秀な機種だと思います。

 一方、圧力は使いません。

 しかし、圧力炊飯器は「しゃっきり堅めの炊飯が苦手」なので、粘つくお米があまり好きではない方は、この機種が合いそうです。火力で十分な甘みも引き出せるでしょう。


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 【2020/9】

 6・パナソニック SR-HX100-W
  ¥37,000 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:2.3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3通り

 SR-HX0シリーズは、パナソニックの中位機です。

 炊飯方式は、この機種もIH炊飯です。

 もちろん、米の甘みを引き出す酵素活性浸水技術旨みキャッチャーも採用されています。

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 ヒーターの段数は、本機も「全面発熱5段IHヒーター」です。

 さらに、本機の場合、下位機種と異なり大火力おどり炊き(高速交互対流)機能が付属します。

 これは、鍋の中のコイルを高速で切り替えて、ご飯の対流を促進することで、ご飯の炊き加減を均質にする新技術です。

 過去には、最高級の炊飯器にだけ搭載されていた技術ですが、この価格帯にも搭載されてきました。

 パナソニックの「味の決め手」となる核心的技術なので、搭載は本当に魅力です。

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 使われている釜は、ダイアモンド銅釜です。

 銅コートの厚みは同じですが、外側に中空素材を利用し蓄熱性を揚げています。

 全体の内側の厚みも2.3mmとより厚くなっています。

 この点も、冒頭で書いたように、味の上で重要です。

 ご飯の堅さは、 「ふつう」「やわらかめ」「かため」から設定可能です。

 ご飯の保温は、この機種も、簡易的な保温機能のみ搭載です。

 お手入れは、下位機種同様に、ご飯のお釜内ぶたうまみキャッチャーを洗うだけです。

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 以上、PanasonicSR-HX0シリーズの紹介でした。

 下位機種に較べると、以前は10万円以上の超高級機だけに搭載されていた大火力おどり炊き(高速交互対流)機能の搭載が大きな魅力です。

 釜の厚みも十分なので、かためのご飯が好きで、お米の味にこだわりたい方なら、この機種は特にオススメです。


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 【2021/7】

 7・パナソニック SR-STS101-W
  ¥32,400 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【2020/9】

 7・パナソニック SR-STS100-W
  ¥45,670 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:スチームIH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド竈釜 
内釜厚さ:2.3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:3通り

 SR-STS1シリーズは、パナソニックの中位機です。

 本機も、新旧機種があります。

 違いは、後述するスチーム保温機能の改良(照射頻度)と、冷凍用ごはんコースの新設です。

 マイナーチェンジですので、値段で決めて良いでしょう。

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 炊飯方式は、スチームIH炊飯です。

 パナソニックが(圧力を伴わない)スチーム炊飯器を正規ラインで出すのは数年ぶりです。

 スチーム炊飯器は、本体横に水を入れる容器があります。

 炊飯時にはそこに水を差します。その水が熱で220度のスチーム(蒸気)となります。追い炊きの時、内釜にそのスチームを吹き付けることで高温状態をキープする仕組みです。

 これによって、ごはんのはり、つや、甘みを引き出すことができます。

 また、メーカーによると、「スチームがごはんの表面をコーティングし、冷めても硬くなりにくく、ふっくら感をキープ」する効果もあります。

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 また、炊飯の過程で、フタの部分に逃げ出した水蒸気をキャッチして還元するため、お米の「おねば」に含まれる旨みも同時に釜に戻し、還元できます。

 メーカーも「濃いおねばがだせる」ことを強調しています。

 スチーム式は、圧力だけに頼らず高温状態を出せるため、「かたい系」「しゃっきり系」の美味しいご飯がやや不得意な(可変)圧力炊飯器の弱点を補う効果があるでしょう。

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 ヒーターの段数は、本機も「全面発熱8段IHヒーター」です。

 フタもIHという点ですから、IHによる全面加熱の「完全体」と言えます。

 熱対流を促す大火力おどり炊きにも対応です。

 使われている釜は、「ダイヤモンドかまど釜」です。

 下位機種と異なり銅は使いません。

 しかし、アルミ・ステンレスなどの基材が高性能化するほか、高硬度中空セラミックスの採用で、蓄熱性をアップさせるなど、下位機種より「グレードが1つ上」と言えます。厚みも2.4mmと十分です。

 コーティングは、内側にについてダイヤモンドプレミアムコートとなります。

 本製品は、底面も、大きな泡を発生させるためディンプル加工(凹凸)がされますが、ダイヤモンド加工は、より細かい泡を発生させるための仕組みとされます。

 ご飯の堅さは、 「ふつう」「やわらかめ」「かため」から設定可能です。

 ご飯の保温は、スチーム保温に対応です。

 6時間後・12時間後に、自動的にスチームを投入するという、スチーム炊飯を利用したものです。

 一定の効果は見込めます。

 お手入れは、スチーム発生器の部分(水容器)が増えますが、さして手間でもないでしょう。

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 以上、PanasonicSR-STS1シリーズの紹介でした。

 圧力を加えないスチーム炊飯器は、うまみ(甘み)を閉じ込めつつ、表面は「しゃっきりかため」の食感の炊飯が大得意です。

 「ふっくら粘る」系が好きな方はあえて本機を選ぶ必要はないでしょうが、この系統の味が好きな方は、パナソニックでは本機が最も合いやすいでしょう。

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 【2019】【Amazon限定】

 8・パナソニック SR-SZ100-K
 8・パナソニック SR-SZ100-W
  ¥26,800 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:スチームIH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:
内釜保証:
保温機能:
堅さ調整:

 なお、このスチーム炊飯器については、Amazon限定で以上の格安モデルがあります。

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 本機の場合、蒸気が出る上部の部分にスチームケースがあります。

 この方式は、10年ほど前の同社のスチーム炊飯器に採用されていた技術です。

 水のセットと毎回の手入れが面倒で、かつ、水のセットを忘れがちなので、先ほどのような容器式が考案されていったという歴史を辿りました。

 大火力おどり炊きこそないものの、スチーム炊飯対応の5段IHで、かつ上位のダイヤモンド竈釜と火力と釜の部分もよいので、「しゃっきりかため」の炊飯が好きな人には向きます。

 しかし、メンテ性と利便性の面では、相当以前の水準の機種ですし、オススメしにくいです。


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 【2022/8】

 【自動調理機能あり】

 9・パナソニック SR-NA102-K
  ¥34,509 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【自動調理機能なし】

 10・パナソニック SR-NB102-W
 10・パナソニック SR-NB102-G
  ¥28,527 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.1気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜 
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3通り

 SR-NA102・SR-NB102も、パナソニックの中級炊飯器です。2022年から登場の新シリーズになります。

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 形状は、写真のような「おひつ型」です。最近流行してきた形です。

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 なお、2系統ありますが、SR-NA102自動調理」対応です。何種類かの副菜メニューが調理できます。

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 時間と温度を設定しての手動調理も対応です。野菜の無水調理ほか、お肉の低温調理ができます。この部分で言えば【多機能調理機の比較記事】でみた、各社の製品に近いです。

 手動を合わせて、全部で65レシピの提案があります。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 近年、パナソニックは中位機に圧力を使う製品がなかったので、(上位機を除くと)久しぶりと言えます。

 かけられる圧力は、ただ、1.1気圧(102度)に止まるので、同社の上位機や、次に見る日立などよりも弱いと言えます。

 とはいえ、お米の心までアルファ化するという、効果は期待できます。一方、先述の自動調理における、料理の「時短効果」は、この作動圧力だと期待できないです。

 ヒーターの段数は、IHで2段です。

 この部分だけで言えば、上で見たスチーム式に及びません。多段IHはパナソニックの「味の秘密」と言えるので、同社的な言い回しで言えば「お米はあまり踊らない」といえそうです。

 火力の期待値は弱めです。

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 使われている釜は、本機も「ダイヤモンドかまど釜」です。

 厚みは2.4mmです。ただ、パナソニックの肝となる、複合的な内部素材については説明がなく、必ずしも上位の内釜ではなさそうです。

 コーティングも、同様です。

 ご飯の堅さは、 「ふつう(銀シャリ)」「やわらかめ」「かため」から設定可能です。

 ご飯の保温は、特段機能はないです。

 「いきいき保温」という、少し低めの温度で保温する機能がある程度です。

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 お手入れは、一方、圧力式ですが、です。

 とくに面倒な加熱板について、食洗機であらえるのはワンポイントでしょう。このために、「ほどほどの圧力」なのかもしれません。圧力を使ったお手入れ機能(ニオイ除去)もあります。

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 以上、PanasonicSR-NA102・SR-NB102の紹介でした。

 炊飯部分について言えば、圧力IH式ながら、さほど高度ではないといえます。この部分では、先述のスチームIH式のが良いです。ただ、シンプルな外観、手入れのしやすさ、炊飯以外の用途を含めて、面白い部分は多いです。

 逆説的ですが、価格に比して「ご飯の味」はそこそこでも、色々調理できる点に魅力を感じるならば、上位機は選択肢にはなるでしょう。

1-2・象印の炊飯器の比較

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 続いて、象印の炊飯器を紹介します。

 同社の場合、比較的値ごろ感のある機種で「圧力式」があるのが特徴です。


 

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 【2022/9】

 11・象印 極め炊き NW-VD10-BA
 11・象印 極め炊き NW-VD10-WA
  ¥21,757 楽天市場 (11/19執筆時)

 【2021/9】

 11・象印 極め炊き NW-VC10-TA
  ¥21,757 楽天市場 (11/19執筆時)

 【2020/8】

 12・象印 極め炊き NW-VB10-TA
  ¥15,800 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【2019/8】

 13・象印 極め炊き NW-VA10-TA
  ¥27,800 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

 【2020/9】【特定販売店用型番】

 14・象印 極め炊き NW-VH10-TA
  ¥13,500 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜  
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3通り

 NW-VD10は、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの入門機です。

 本機は、旧モデルを含め、複数の型番があります。

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 2020年・2021年機は、基本仕様面で最新機種と変わりません。色が変わっただけです。

 2019年機は、「麦ごはんモード」がない代わりに「玄米熟成モード」になる点が違いです。

 特定販売店用型番とある機種は、説明書の記載は2020年機と同じ仕様です。

 ただ、釜の厚みと釜のコーティングについての情報非開示ですので、値段差からして、替えている可能性はあります。

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 結論的にいえば、NW-VH10を除けば、どれを選んでも良いと思います。

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 炊飯方式は、IH炊飯です。

 象印というと圧力IH炊飯器のイメージがありますが、下位機種は普通のIH炊飯器です。

 ヒーターの段数は、非公開です。

 ただ、IHヒーターは、多くて2段で、そのほかは普通のシーズヒーターでしょう。

 豪熱沸騰IHという名前が付きますが、あまり強調する部分ではありません。

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 使われている釜は、「黒まる圧釜」です。

 特にブランド名のあるコーティングなどはなされませんが、丸底形状は米の対流を促しやすい構造です。

 ただ、釜の厚さは1.7mmです。IH炊飯器としてはさほど厚くはないといえます。このあたりは、割り引いて評価しないといけないでしょうね。

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 ご飯の堅さは、「かため・ふつう・やわらかめ」から選択可能です。

 ただ、圧力を伴わないIH炊飯なので、お米にハリのあるタイプの炊飯が得意でしょう。

 その上で、甘みを引き出す「熟成炊き」というプレミア炊飯モードば搭載されます。

 一方、玄米と麦ごはんについてのモードもあります。

 ご飯の保温は、「うるつや保温」を搭載します。

 パナソニックのエコナビ保温と同等です。温度センサーによりご飯の保温温度を調整する仕組みです。

 お手入れは、簡単です。

 洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶただけです。

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 以上、象印のNW-VDシリーズの紹介でした。

 温度センサーを使った保温機能が付属している点が、他機種に較べての魅力でしょう。

 この機能は、他社のこの価格帯のモデルにはない機能なので、長時間保温をする人にはおすすめな機種です。一方、その他の部分は、やや「平凡」な機種です。


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 【2020/8】(在庫限り)

 15・象印 極め炊き NP-HA10-XA
  ¥20,100 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:プラチナ厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3通り

 NW-Hシリーズは、NW-VAシリーズの上位機にあたる炊飯器です。

 ただ、本機は2021年機がでないまま終息になります。

 炊飯方式は、こちらもIH炊飯であり、その他の機能もほぼ下位機種と同じです。

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 大きな相違点は、内釜です。

 1.7mmと同様の厚みです。しかし、同社の「プレミア釜」である、プラチナ厚釜が採用です。

 象印によれば、プラチナコーティングすることで、中の水を弱アルカリ性にすることで、炊きあげ時の米の甘み成分(還元糖量)を15%ほどアップさせることができます。

 ご飯の堅さは、ふつう・やわらかめ・かためと選択可能となっています。

 ただ、その他の点では同じです。また、この値段を出せば、象印の可変圧力IHも狙えるので、あまり購買意欲は湧きません。


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 【2019/1】

 16・象印 STAN. NW-SA10-BA
  ¥29,000 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:

 NW-SA10-BA は、象印の「デサイン重視」のスタンドットシリーズの製品です。

 同社の炊飯器では「売れ筋」の人気製品です。

 201903141522.jpg

 家電業界は、バルミューダプラマイゼロのような、「デザイン家電」メーカーがスタイリッシュな製品を量産しています。

 それへの象印の「対応策」としてのシリーズといえます。

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 【紙フィルタ式コーヒーメーカーの比較記事】などで紹介したように、象印の他の調理家電にもSTAN.シリーズを設けて、キッチンで揃えて貰う「コンセプト」で「売って」います。

 デザインは、株式会社TENTに外注し、外部デザイナーを使っています。

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 外観は、黒モノ家電ぽい「格好良さ」があります。

 しかし、中身のユニットは、平凡です。例えば、内釜は、IHでは最下位クラスの1.7cmの黒丸厚釜です。

 おそらく、2段あるIHヒーターで全面加熱はしています。

 また、3段階の硬さの炊き分けはできますが、値段に比して、工夫はそれに止まります。

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 ほぼ唯一の「独自性」は、レシピ集に離乳食メニューが多く、「ベビーごはんモード」がある点です。

 このような着想は良いと思いますが、他機でも実現可能でしょう。

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 以上、Stan.シリーズのNW-SA10の紹介でした。

 象印のこのシリーズは、見た目のデザインを優先した設計です。

 また、そのデザインは、機能を突き詰めて至った産業デザインの「機能美」ではなく、どちらかと言えば、外観的・表面的な「美しさ」です。

 この点で賛否はあるでしょうが、キッチン映えする点は「さすが」です。

 しかし、外部委託のデザイン料の分だけ割高です。また、「ご飯の美味しさ」にかかわるオリジナルの技術に乏しいので、性能面の評価ではあまり高くできません。


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【2022/7】

 17・象印 極め炊き NP-ZX10-BA
  ¥25,618 楽天市場 (11/19執筆時)

【2021/7】

 17・象印 極め炊き NP-ZW10-TD
  ¥20,799 楽天市場 (11/19執筆時)

【2020/7】

 18・象印 極め炊き NP-ZU10-TD
  ¥18,870 楽天市場 (11/19執筆時)

【2019/7】

 19・象印 極め炊き NP-ZT10-TD
  ¥24,800 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

【2020/8】【特定販売店用型番】

 20・象印 極め炊き NP-ZH10-TD
  ¥21,450 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.15気圧
内釜素材:黒厚まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:2通り

  NP-ZWシリーズは、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの上級機です。

 本機は、相当数の旧モデルの新品在庫があります。

 2020年機までは、型番と外観色の変更以外、新機種と性能差はないです。

 2019年機も、「麦ごはんモード」がない代わりに、「玄米熟成」があるだけです。

 特定販売店用型番は、基本的に新機種と同じです。ただ、カタログ未記載機なので、鍋のコーティングの部分で、何らかの部分が劣る可能性はあります。

 結論的にいえば、NP-ZH10は除いて、あとはセールに注意しつつ、値段で決めれば良いでしょう。

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 炊飯方式は、圧力炊飯器です。

 下位機種はIH式炊飯式でしたが、この機種から「象印が得意」とする圧力炊飯となっています。

 かけられる圧力は、最大1.15気圧で、最高温度は104度です。

 これは「強圧が自慢」の象印としては「弱い」数値です。ボールは1つで、圧力の可変機構も付属しません

 なお、象印の炊飯器はかける圧力はかえられます。ただ、1気圧(大気圧)と1.15気圧を繰り返すだけなので、タイガーほど細かくはありません。

 その代わりに、気圧を1.3気圧と業界最高にすることに「こだわり」があります。その点でいっても、最高気圧の低いこの炊飯器は「イマイチ」ですね。

 ヒーターの段数は、非公表です。

 おそらく多くて2段で、あとは、シーズヒーターで補うという方式です。

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 使われている釜は、象印では、最もランクの低い「黒まる圧釜」です。

 釜の厚さは1.7mmで、こちらも先ほどと同じです。

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 ご飯の堅さは、 一般的に、圧力炊飯器は、圧力炊飯器以外と較べた場合、お米の粘り・甘みが強調された、「ふっくら」系のご飯が得意です。

 また、この機種は、「しゃっきり」モードが搭載されており、ご飯の粘りを抑えた炊飯も可能です。ただ、上位機種のような細かい炊き加減の微調整は不可能です。  

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 その上で、硬さの指標として「やわらか」という、新指標が加わっています。

 一方、玄米については、コースがありますが、麦系はついては、タイガーと異なり、このクラスでもありません。

 ご飯の保温は、こちらも「うるつや保温」が搭載されます。

 底部の温度センサーで最適な温度でご飯を保存する機能です。このグレードでは、性能は良いと言えます。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。

 圧力炊飯器のため、蒸気口は毎回手入れが必要です。また、内ぶたは安全弁などの突起部がありますが、他社同様に、最近の圧力IH炊飯器には掃除がしやすいです。

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 以上、 NP-ZWシリーズの紹介でした。

 格安な圧力IH炊飯器ですが、圧力の高さや、内釜のコーティングなど、価格相応の部分も目立ちます。できれば、より上位の機種のほうが良いでしょう。


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 【2021/10】

 21・ 象印 極め炊き NW-JE10-BA
  ¥39,790 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄仕込業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り

 NP-JEシリーズは、象印の圧力IH炊飯器の中位機です。

 こちらについては後継機が出ていますが、仕様が変わったのであとで説明します。

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 炊飯方式は、圧力炊飯器です。

 かけられる圧力は、最高1.3気圧業界最高水準です。

 圧力IH炊飯器が得意な、もっちり、甘い系のお米の炊飯はかなり得意でしょう。

 なお、象印の場合は、圧力を一定の水準(7通り)で調整します。

 しかし、タイガーの「可変式」のように、高圧・低圧を切り替えて米を対流させる仕組みではなく、あくまで「甘さ」を引き出すための調整です。それが、象印特有の「個性」を生み出しています。

 IHヒーターの段数は、この機種も、非公表です。恐らくIH2段で、総計4重加熱だと思います。

 201509301719.jpg  

 使われている釜は、 同社の中級グレードの鉄器コートプラチナ厚釜になります。

 先ほども紹介しましたが、米の甘み成分をアップさせる効果が期待できます。

 釜の厚みは2.2mmです。圧力式としてはそこそこの厚みがあります。

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 ご飯の堅さは、49通りの選択肢が可能です。

 「しゃっきり」「もちもち」が7段階、「かため」「やわらかめ」が7段階でそれぞれ設定できる仕組みです。

 また、前回食べたお米についての感想(柔らかすぎたなど)を入力することで、それを学習した炊飯器が、次回の炊飯に反映します。「わが家炊き」メニューと名付けられた機能です。

 いずれにしても、米の堅さにこだわりがある人には特にオススメできます。

 そのほか、玄米についても、下位機種同様にコースがあります。

 炊きあげたご飯の保温 は、「極め保温」が搭載です。

 仕組み的には同じですが、恐らく密閉性などの違いで、+10時間となる40時間までの保温に対応します。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。

 こちらは下位機種とかわりません。圧力IH炊飯器にしては掃除がしやすいとはいえます。

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 以上、極め炊き NP-JEシリーズの紹介でした。

 ポイントは炊きあがりの堅さ調整が容易であることでしょう。

 圧力炊飯器で、いろいろな炊き加減を試したい人はこの機種がオススメです。また、保温機能がさらに充実している点も魅力です。

ーーーー

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 【2022/10】

 22・ 象印 極め炊き NW-CA10-BA
 22・ 象印 極め炊き NW-CA10-WA
  ¥32,399 楽天市場 (11/19執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート黒厚まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り

 なお、NW-CAシリーズは、本機の「後継機」になります。

 ただ、内釜が1.7mmと薄く、プラチナコートもない「鉄器コート黒厚まる厚釜」なので、実質的に「下位機相当」になると考えてください。

 あとは本体と液晶パネルの色以外は同じで。いずれにしても、値段差が開かない限り、選択肢にはしにくいでしょう。

ーーー

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 【2021/7】(黒のみ)

 23・ 象印 極め炊き NP-BL10-BA
  ¥25,971 楽天市場 (11/19執筆時)

 【2020/7】

 23・ 象印 極め炊き NP-BK10-BA
 23・ 象印 極め炊き NP-BK10-WA
  ¥22,800 楽天市場 (11/19執筆時)

 【2019/7】

 23・ 象印 極め炊き NP-BJ10-BA
 23・ 象印 極め炊き NP-BJ10-WA
  ¥26,762 Amazon.co.jp (11/19執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.15気圧
内釜素材:鉄器コートプラチナ圧釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り

 加えて、形状が異なりますが、そのまた下位機種と言えるのが、NP-BLシリーズです。 

 2021年の販売だったので、内釜はプラチナコートです。しかし、より重要な部分と言える「圧力」が1.15気圧相当です。

 また、写真の蒸気ふたの部分が取外し洗いになる点で洗い物の点数が1点増えるほか、釜の厚みも、1.7mmです。

 それ以外は同じです。

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 一方、旧機種のうち、2020年機は最新機と同じ仕様ですが、2019年機だけは「うるおい二重内ぶた」が採用です。

 このふたは、保温に利するほか、ふきこぼれを防げるため炊飯時に沸騰の持続性にも効果があります。

 結果、「大火力沸とう」という機能名を「大火力炊飯」に変更していますが、これは改悪を意味するでしょう。

-- 

 結論的にいえば、本機の場合、旧機ならば2万円台でも買えます。

 予算上限をこのあたりに置くとすれば、2つほど上で見た、象印の1.15気圧クラスの機種を選ぶよりは、釜の性能、保温、炊き分けの部分で優れますので選択肢になりそうです。 

 ただし、他社に比べた場合の象印の圧力式の「味の秘密」は、1.3気圧の部分にあるともいえるので、予算があれば、(象印を指名買いするとしても)この気圧が出せるような上位機が良いかと思います。

次回につづく
美味しいご飯が炊ける炊飯器は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、比較的安くて高性能な炊飯器を紹介してきました。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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1・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (1)
 1-1:パナソニック
 1-2:象印
2・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (2)
 2-1:アイリスオーヤマ
 2-2:タイガー
3・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (3)
 3-1:三菱電機
 3-2:日立
 3-3:東芝  
 3-4:シャープ
4・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (4)

 =最終的なおすすめの提案

 続く2回目記事こちら】では、今回紹介できなかったメーカーの5.5合炊きをもう少し紹介します。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、最終回となる4回目記事こちら】では、紹介する全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 11:25 | 炊飯器

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