【今回レビューする内容】2026年 5合炊き炊飯器の性能とおすすめ・選び方:人気機能の違いや性能ランキング :圧力式炊飯器 IH式炊飯器
今回のお題
上手に炊ける!5合炊き炊飯器のおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2026年7月現在、最新の5.5合炊きの家庭用炊飯器の比較をします。
「美味しく炊ける!」をキーワードに、加熱方式・内釜の質・食感調整・保温機能などの機能差に注意しながら、各機を分析しました。

1・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック
1-3:象印
2・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (2)
2-1:日立
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:三菱電機
3・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (3)
3-1:タイガー
3-2:ティファール
4・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (4)
4-1:東芝
4-2:シャープ
5・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに小型炊飯器の「選び方の基本」を示します。
その後、メーカー別にわけながら各機を比較していくという構成にしています。
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントからAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
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なお、お読みいただくにあたって、1点だけお願いです。
1・5合炊きの高級炊飯器の比較
予算:4万円〜
2・5合炊きの格安炊飯器の比較
予算:1万円〜
3・一升炊きの高級炊飯器の比較
予算:4万円〜
4・一升炊きの格安炊飯器の比較
予算:1万円〜
5・3合炊き小型炊飯器の比較
予算:5千円〜
6・おすすめ炊飯器の選び方【まとめ】
=選び方についての補足的な解説
このブログでは、5合炊きクラスの記事はおよそ「4万円」あたりを境に、記事を分けています。
今回の記事は、(だいたい)1万円台〜4万円ほどの予算で考えている方に向けた、2回目記事です。

例えば、現行機で「5万円台」を超えるような高級機は、今回の記事ではなく、すでに書いている1回目記事(こちら)で扱っています。
予算的にそのようにお考えだった場合、そちらをお読みください。
どちらからお読みでも、分かるように書いています。
よろしくお願いします。
1-1・家庭用炊飯器の選び方の基本!

1-1・沸騰温度の持続性
1-2・加熱方式
1-3・内釜の素材と厚さ
1-4・ご飯の炊き分け機能
具体的な製品紹介にはいる前に、3万円代までの「炊飯器の選び方の基本」について、紹介しておきます。
「低価格でも美味しく炊ける」炊飯器を選びたい場合、ポイントとなるのは、以上の4つの要素です。
順番に解説しておきたいと思います。

第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。
炊飯機で美味しいご飯を炊くためには、炊飯の中盤行程で沸騰温度を長時間維持できること、そして、水の少なくなる終盤行程でも、釜内の高温状態を維持できることが重要です。
そのために重要な装備はいくつかありますが、基本となるのはヒーターのパワーです。
各社とも、パワフルなIHヒーターを全周に回したり(パナソニック)、独特のローテーションヒーターを採用したり(象印)、この部分に工夫を凝らします。
また、ヒーターの熱を逃しにくく筐体の断熱性を高める工夫(三菱)や、沸騰水をこぼさず貯め戻す仕組みなど、ヒーターの力を逃さないための工夫も多いです。
いずれにしても 「火力」が味の優劣を生みますので、今回は、こうしたヒーターの本数や種類に注目して比較します。
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第2に、炊飯器の加熱方式です。
これは、先ほどみた沸騰温度の持続性にも寄与します。
しかし、むしろ、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素と、Atlasは考えています。

覚えておくとよい「加熱方式」と「味の傾向」は、上表の4つです。
方式別に得意とする味の傾向は、(ざっくりですが)上表の通りです。
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マイコン式炊飯器は、格安機に多いです。
底面に電熱線ヒータがあってそれが鍋を加熱する方式ですが、熱量やその均質性において、この方式で、美味しい炊飯は望めないです。
選ばない方が良いので、今回は基本除外して比較しています。
IH式炊飯器は、お米の銘柄の味がダイレクトでる方式です。
硬めの炊飯が得意であるほか、(お米をいじらないので)お米の品質や銘柄の個性がストレートに出るので、銘柄の違いが楽しめます。
安めの入門機を考えている場合、有力な候補です。
ただ、例外はあるものの食感や堅さの炊き分けが苦手で、お米の粘りも出しにくいと言えます。
圧力IH炊飯器は、ご飯の甘みや粘りをよく引き出せます。
しかし、銘柄に関わらず同じような味になりがちで、個性を楽しみにくい、とも言えます。
可変圧力IH式は、複数の圧力段階が表現できるので、食感の炊き分けがしやすいといえます。
炊飯中盤で沸騰時間が持続しやすく、終盤も庫内を高温にしやすいので、高級機だと可変圧力を採用する企業が多いと言えます。
他方式については、各製品を紹介する中で、詳しくふれたいと思います。
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第3に、内釜の素材と厚さです。
高級炊飯器は、内釜の部品代が本体価格の大部分を占めているものもあるほど、各メーカーは重要視しています。
内釜の厚さは、中級機までの場合、とくに重要です。
例外はありますが、厚ければ厚いほど、沸騰温度の維持や温度の均質性において有利であり、味の面でプラス作用があると考えてください。
とくに、底面に火力が集中する機種は、釜底の厚みが重要になります。

内釜の構造や材質も、重要です。
企業によって、本当の萬古焼の土鍋(タイガー)を採用したり、本当の炭から削り出した本炭釜(三菱)を採用し、かまど炊き、土鍋炊きのリアルな再現を目指す製品もあります。
ただし、こうしたものは部品代が高く、(かなりレアケースですが)割れるので、採用は一部企業の上位機に限られます。
他の企業は、金属を複合的に利用したり、中空構造を作ったり、外装コートを工夫し蓄熱性や熱伝導性を高めます。やはり、「かまど炊きや土鍋での炊飯」狙ったもので、目指すところは同じです。
この部分は、とくにメーカー間の力の入れ方に差があるので、今回の記事では、釜の品質にも比重をおいてを置いて調査します。
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第4に、ご飯の炊き分け機能です。
炊飯器の多くは、「かため・ふつう・やわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分けが可能です。
高級機だと「しゃっきり」「もちもち」など食感系の指標も加わり、上図のように、立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。
自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう.。

一方、最近の高級な炊飯器は「どんなお米でも、希望通りの食感で美味しく炊けてしまう」傾向にあります。言い方を変えると、お米の銘柄本来の個性が分かりにくいともいえます。
その部分で言えば、最近は「お米の銘柄ごとに炊き分ける機能」搭載する機種が増えてきました。
今回は、この部分も比較していきます。
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以上、炊飯器の「選び方の基本」を紹介しました。
今回は、これを基準としつつ、長時間保温機能・蒸気レス機能・お手入れの手軽さなど、利便性に関わる部分を含めて比較します。
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以上、3万円台までの炊飯器の「選び方の基本」を4点紹介しました。
今回は、これを基準としつつ、保温機能ほか、利便性に関わる部分などをみながら、各製品を比較していこうと思います。
以下では、冒頭示したような、以上のようなメーカー順で、各社の製品を紹介します。
1-2・パナソニックの炊飯器の比較

はじめに、パナソニックの炊飯器です。
総合家電メーカーとして、古くから炊飯器を手掛けています。
この分野に強かった旧三洋電機を吸収してからは、パナソニックが培ってきたIH加熱技術と、旧三洋電機が得意とした圧力制御技術を組み合わせた、優秀な製品を多く出すようになりました。
入門機にも、比較的優秀な製品が多いのが特長です。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。

【2024年11月発売】
1・Panasonic SR-H10B-K
¥16,300 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:備長炭釜
内釜厚さ:1.6mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階
SR-H10Bは、パナソニックの販売するIH炊飯器の入門機です。

外観は、シンプルかつモダンです。
奥行も27.9cmと短く、従来機より設置しやすくなりました。

炊飯方式は、IH炊飯です。
やわらかく、ふっくらとした炊き上がりは、圧力IH式ほど得意ではありません。一方、米の弾力をしっかりと感じられる、ややしゃっきりとした炊飯は、わりと得意です。
ヒーターの段数は、2段IHです。
従来機には、2段IHに側面・ふたヒーターを加え、釜を包むように加熱する製品もありました。
本機は、補助ヒーターを含む詳しい加熱構成が示されていません。少なくとも、加熱の中心となるIHは2段で、上位機の多段全面IHと比べると、入門機らしいシンプルな構成です。

炊飯上の工夫では、「旨み熟成浸水」が注目点です。
約45〜55℃の温度帯で前炊きし、、甘味成分、うま味成分を引き出す技術です。ただし、本機では、食感「ふつう」コース時のみ働く機能です。
炊飯器側で吸水を進めるため、事前に長時間水へ浸しておかなくても、米の甘みとうま味を引き出しやすいのが利点です。水温の低い冬場でも、吸水条件を安定させやすいでしょう。

なお、事前浸水を短くする工夫は、東芝の「真空ひたし」や、三菱電機の「超音波吸水」など、各社にもあります。パナソニックは、前炊き工程で加温しながら吸水させる方式で、メーカーは事前浸水不要としています。
蒸らし工程も炊飯プログラムに含まれるため、実際の炊飯時間が「短くて済む」のが注目点です。
ただし、事前に浸水した米は、炊飯ボタンを2回押して吸水時間を短縮するよう指示されます。浸水済みの米に通常の吸水工程を重ねると、やわらかくなりやすいためと考えられます。なお、予約炊飯では自動的に調整されます。
洗米後すぐに炊く場合には便利で、忙しい世帯にはうれしい工夫です。一方、事前浸水しても特別な操作を必要としない東芝や三菱電機の方式に比べると、注意点は多めです。

使われている釜は、備長炭釜です。
一般的なプレス釜です。
厚さも1.6mmで、内釜自体に特別な厚みや構造上の工夫があるわけではありません。
コーティングは、備長炭コートです。
備長炭を含むコーティングによって遠赤放射率を高め、米の芯まで熱を伝えやすくする狙いがあります。入門機として、ふっくらとしたご飯を炊くための工夫です。
ご飯の堅さは、「普通・かため・やわらか」と食感系で3段階です。
このほか、炊きおこわ・おかゆ・すし/カレー、冷凍用ごはんコースも備えます。
一方、(時間をかける)特別な炊飯モードや、明示的に「おこげ」を作る機能はないです。
健康米系も、玄米と汎用的な雑穀米モードのみです。
ご飯の保温は、通常の24時間保温です。
保温性能は低めです。
お手入れは、簡単です。
毎回洗う必要があるのは、内釜とふた加熱板の2点だけです。ふた加熱板は、食洗機にも対応します。
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以上、パナソニックの SR-H10Bの紹介でした。
一般的な2段IHと、厚さ1.6mmの備長炭釜を組み合わせた製品であり、炊飯性能の面では、他社の同級機と比べて目立つ部分は少ないです。
あえていえば、見映えのする外観と奥行の短い設計に加えて、IH式の入門機ながら3段階の食感調整ができる点、「旨み熟成浸水」が独自の利点です。
ただ、炊飯性能そのものが、他社機より抜きん出るほどではありません。同社から選ぶとしても、予算が許すならば、上位機の方がよいでしょう。
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このほか、パナソニックからは5.5合炊きの入門機クラスの製品がいくつか発売されます。
以下、簡単に見ておきます。

【2026年6月発売】
2・Panasonic SR-N210E-W
¥21,780 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2025年6月発売】
2・Panasonic SR-N210D-W
¥18,800 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜厚さ:1.6mm
内釜素材:備長炭釜
内釜保証:1年保証
保温機能:(いきいき保温)
堅さ調整:3段階
第1に、SR-N210シリーズです。
従来的な縦長形状を採用した、同社のIH炊飯器の入門機です。
先ほどのSR-H10Bの下位機というより、コンパクトな設置性よりも、釜全体を加熱する構成を重視した別系統の製品といえます。
旧機が残りますが、おこわコースの見直し程度の違いです。「ザル上げ不要」で、(もち米を使う)おこわができるようになりました。あとは、変わりません。
炊飯方式は、IH式です。
ヒーターの段数は、底・底側面の2段IHに、胴・ふたヒーターを組み合わせた「4重」構成です。
「大火力包み加熱」という名前で、釜を全面から包み込むように加熱し、米の芯まで熱を伝える仕組みです。
内釜は、本機も、厚さ1.6mmの備長炭釜です。
炊き分けは、本機も、3段階です。
あとは大きな違いは見られません。「旨み熟成浸水」にも対応します。
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結論的にいえば、先ほどのSR-H10Bより奥行はありますが、釜全体を包むように加熱する火力構成は、本機の方が充実しています。
とはいえ、炊飯部分に目立った工夫がないのと、弱めの保温性能に止まる部分がネックです。お米の味によりこだわりたい場合は、他社機や同社の上位機とも見比べた方がよいでしょう。
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【2024年11月発売】
3・Panasonic SR-A110D-W
¥10,480 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:マイコン式
圧力炊飯:
内釜素材:黒角厚釜
内釜厚さ:2.1mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:
第2に、SR-A110Dです。
安いですが、マイコン式です。
先述のように、マイコン式はご飯用としてはおすすめしかねます。
あまりおすすめしません。

【2024年8月発売】
【自動調理機能あり】
4・パナソニック SR-CR10B-K
4・パナソニック SR-CR10B-W
¥34,980 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
(Amazon限定)仕様は同じ
5・パナソニック SR-CR10Z1-K
¥35,800 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【自動調理機能なし】
6・パナソニック SR-R10B-W
6・パナソニック SR-R10B-G
¥31,000 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.1気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階
SR-R10BとSR-CR10Bは、パナソニックの炊飯器の中級機です。

このシリーズは2系統あります。
「Amazon限定」の製品を含む上位機のみ「自動調理」に対応です。
何種類かの副菜メニューが調理できます。上の写真で「★」を付けているものは、タイマー設定での予約調理もできます。
時間と温度を設定しての手動調理も対応です。
野菜の無水調理ほか、お肉の低温調理ができます。この部分で言えば【多機能調理機の比較記事】でみた、各社の製品に近いです。手動を合わせて、全部で65レシピの提案があります。
あとは、どの機種も同じですので、以下、同時にみていきます。

形状は、写真のような「おひつ型」です。
最近、炊飯器で増えてきた形です。

炊飯方式は、圧力IH式です。
炊飯中に一定の圧力をかける方式で、同社の上位機が採用する可変圧力式ではないです。
かけられる圧力は、1.1気圧(102度)です。
同社の上位機や、日立・象印などよりも圧力は弱めです。
とはいえ、米の芯までの糊化を促すという、圧力炊飯の基本的な効果は期待できます。
ヒーターの段数は、2段IHです。
この部分は、同社の入門機と変わらず、さほど強力ではありません。
同社の上位機は、多段IHを利用して釜全体を加熱します。それに比べると、本機は加熱範囲や対流の強さが限られまます。

使われている釜は、2.2mmのダイヤモンドかまど釜です。
アルミとステンレスを組み合わせたプレス釜ですが、羽釜を模した形状を採用し、発熱性と蓄熱性を高めています。
底面にはディンプル加工も施されます。ここから細かな泡を発生させ、米の対流を促す狙いです。
いずれにしても、入門機より工夫のある内釜です。
コーティングは、外装はシンプルな60μmの黒色塗装です。
「遠赤」は、加熱時の遠赤外線の放射を高め、釜内への熱伝達を促す狙いを示します。その上で、コートに含まれるダイヤモンド粒子から細かな泡を発生させ、熱対流を活発にする仕組みです。
ご飯の堅さは、 ふつう・やわらか・かための3段階から選べます。
そのほか、おかゆ・炊込み・炊きおこわなどのコースがあります。おこげご飯は非対応です。
健康米は、玄米と雑穀米に対応します。
さほど重視しません。
ご飯の保温は、24時間保温とあれ舞うが、あまり高度ではありません。
温度制御などの説明もないので、短時間でも味は落ちやすいでしょう。

お手入れは、一方、圧力式ですが、楽です。
毎回洗う必要があるのは、内釜とワンタッチふた加熱板の2点だけです。
ふた加熱板を食洗機で洗える点は、ワンポイントでしょう。
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以上、PanasonicのSR-R10AとSR-CR10Aの紹介でした。
炊飯部分についていえば、圧力IH式ながら、さほど高度ではありません。
圧力は控えめで、IHも2段にとどまります。そのため、ご飯の味だけを重視するならば、同社の「おどり炊き」など、上位機との大きな性能差はあります。
ただ、シンプルな外観、設置面積の小ささ、手入れのしやすさには魅力があります。
逆説的ですが、価格に比して「ご飯の味」はそこそこでも、炊飯器で煮込み・無水調理・低温調理まで行える点に魅力を感じるならば、上位機は選択肢になるでしょう。

【2026年発売】
7・パナソニック おどり炊き SR-N510E-K
7・パナソニック おどり炊き SR-N510E-W
¥43,000 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2025年発売】
8・パナソニック おどり炊き SR-N510D-K
8・パナソニック おどり炊き SR-N510D-W
¥27,000 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるおい保温(24時間)
堅さ調整:4種類
SR-N510Eも、パナソニックの炊飯器です。
「おどり炊き」の愛称を持つ、同社の人気シリーズです。
入門機と中級機のちょうど「まんなか」あたりに位置する製品です。

旧機種が残ります。
2025年モデルは、形状が旧式で、外像上部に「取り外しふた」がありました。
美観部分ほか、洗浄が必要なパーツが3点から2点に減りました。

一方、この「ふたパーツ」は、内部構造的に言うと、パナソニックが従来から「うまみ循環タンク」と呼ぶ構造でした。ケースには(簡易的な栓の役割をする)ボール弁が備えており、貯めた「おねば(デンプン質や甘み)を蒸らし行程でお米に戻す仕組みがあります。

2026年モデルは、本体側の凹みに「おねば」をためて還元する仕組みに更新され、機能名も「うまみ循環タンク(ふた内蔵)」と変わりました。
同社の旧方式と違って別置の「タンク」ではなく、ボール弁もないですが、狙う効果は同じ上で、とくに、メンテが楽になりました。
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結論的にいえば、基本的には旧機を含めて、基本的に、値段で決めてOKです。
2026年機は確かに見どころのある改良がありましたが、先述のように、味重視ならば、旧機の仕様も悪くないように思います。

炊飯方式は、可変圧力IH式です。
最大圧力は、従来機と同じ1.2気圧(約105℃)とみられます。
一定の圧力をかけ続けるのではなく、各炊飯工程で、加圧・減圧の強さや速度を制御できるのが特長です。食感調整の幅を持たせやすく、粘りと硬さを調整しやすい上位方式といえます。

同社がとくに強調するのが「急減圧バルブ」です。
炊き上げ前半には、加圧状態から圧力を一気に下げることで爆発的な沸騰を起こし、米を強く「おどらせ」ます。これにより、米粒の間に泡の通り道ができ、一粒一粒にムラなく熱を伝えます。
「おどり炊き」の名前の由来はここにあります。
一方、炊き上げ後半にはゆっくり減圧し、米粒同士の摩擦を抑えて、食感を損ねにくくします。
こうした圧力制御により、ご飯の甘みや粘りを引き出します。「中はふっくら・もちもちで、外にはハリがある」仕上がりは、この部分の工夫にもよります(新制御おどり炊き)。
また、一定圧力で炊くタイプがやや苦手とする「かため」のご飯も、上手に炊けます。
圧力制御のほか、ふたに内蔵された「うまみ循環タンク(ふた)」も言及に値します。
蒸気とともに上がった「おねば」を回収して釜へ戻し、ご飯の甘み成分を逃がしにくくする仕組みです。旧機のように独立した「蒸気ふた」として取り外す構造ではありませんが、狙う効果は同じです。その上で、洗う部品が減り、メンテナンス性が向上しました。

ヒーターは、大火力包み加熱(全面IH)という名称です。
現行モデルでは段数表記はありませんが、メーカー資料の構成と旧機の仕様から、5段全面IHとみられます。
IHヒーターだけで、釜底から側面まで5段に加熱できるのは、自社でヒーター部品を製造するパナソニックならではの強みです。
他社は一般的にシーズヒーターを併用するため、同じ「段」ではなく「重」と表記します。この価格帯では、総合的な火力性能で優位といえるでしょう。
消費電力は、1200Wです。
5.5合炊きの圧力IH式としてはやや低めで、1400W級の製品より、電源回路への負荷には余裕があります。

使われている釜は、厚さ2.2cmの「ダイヤモンドかまど釜」です。
名前は下位機種と同じですが、機能性は大きく変わります。

ステンレスとアルミに、中空セラミックスを組み合わせた多層構造です。ステンレスで発熱性、アルミで熱伝導性、中空セラミックスで蓄熱性と断熱性を高める設計です。
この価格帯だと高価な銅や、陶器などの特殊な素材を使うのは難しいですし、本機のような中空構造をもつプレス釜は、費用対効果の部分でも良質に思えます。
形状は、羽釜を模した構造で、釜全体を効率よく加熱する狙いがあります。底面には、沸騰時の泡立ちと対流を促すディンプル加工も加えられています。
釜のコーティングは、本機も、遠赤ダイヤモンドハードコートです。
内釜は3年保証が付きます。

ご飯の堅さは、かため・ふつう・やわらかめ・もちもちから選べます。
同社の最高級機のように、硬さと粘り、あるいは「しゃっきり」と「もちもち」の指標を細かく分けて調整する仕様ではありません。
ただ、値段からすれば十分でしょう。ただし、おこげには非対応です。
一方、再加熱後もハリとやわらかさを保ちやすいように炊く「冷凍用ごはんコース」も備えます。
このほか、すしカレー用、おかゆ(食感2種)、炊きこみの各モードがあります。
2026年機では、ざる上げなしで炊ける「おこわコース」も搭載されました。
米の吸水は、旨み熟成浸水に対応します。
炊飯前の前炊き工程で、水温を45〜55℃に保ちながら米を浸水させる仕組みです。この温度帯でデンプンやタンパク質の分解を促し、甘味成分と旨味成分を引き出します。
水の冷たい冬場には有効な機能性でしょう。

金芽ロウカット玄米 2kg
¥2,500 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
健康米は、玄米・金芽ロウカット玄米の専用モードに加えて、麦ごはん・雑穀米にも対応します。
わりと充実します。
ご飯の保温は、あまり高度ではありません。
温度を制御しながら、ご飯の乾燥や変色を抑える「うるおい保温(24時間)」です。
同社の上位機とは差があります。

お手入れは、毎回洗う必要があるのは、内釜とふた加熱板の2点です。
ふた加熱板は凹凸が少なめで洗いやすく、食洗機にも対応します。
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以上、パナソニックのSR-N510Eの紹介でした。
入門機として考えると少し高めですが、その分、炊飯機能は充実しています。甘みがあり、ふっくら大粒で、表面にハリのあるご飯を炊ける点で優秀です。
可変圧力式で食感の炊き分けも上手です。型落が十分安い場合はとくに候補に入れてよいでしょう。
一方、弱めと言えるのは保温部分です。炊きたて以外のご飯の味にもこだわりたい場合は、保存時間に応じて、保存容器などを利用して冷蔵室・冷凍室へ移す必要があるでしょう。
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【2026年発売】
9・パナソニック おどり炊き SR-N310E-K
9・パナソニック おどり炊き SR-N310E-W
¥32,670 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2025年発売】
10・パナソニック おどり炊き SR-N310D-K
10・パナソニック おどり炊き SR-N310D-W
¥22,800 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:備長炭釜
内釜厚さ:1.6mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:4種類
なお、SR-N310Eは、本機の下位機となる可変圧力IH(おどり炊き)の下位機です。
新旧ありますが、性能差はほぼありません。
あえて言えば、おこわコースの見直しがあり、新機種はお米のざる上げ不要とされています。

内釜は、先ほどみた上位機と比較する場合、大きく変わる部分です。
こちらは1.6mmと薄くなります。「備長炭釜」という名前なので、上位機と違って、プレス技術を使わない「ごく普通」の内釜です。ディンプル加工もなです。
火力も、IHは底面2段のみで、あとは、普通のヒーターです。
「大火力包み加熱」という名前こそ同じですが、仕様は大きく変わると言えます。
そのほか、おねばを還元する「うまみ循環タンク(ふた)」も備わりません。
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結論的にいえば、「おどり炊き」の効果はありますが、それを固める周辺技術において先ほどの機種とはだいぶ差を感じます。先ほどの機種か、その旧機が良いでしょう。
1-3・象印の炊飯器の比較

続いて、象印の炊飯器を紹介します。
同社の場合、比較的値ごろ感のある機種で「圧力式」があるのが特徴です。

【2026年9月発売】
11・象印 極め炊き NV-KA10-BA
11・象印 極め炊き NV-KA10-WA
¥23,018 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階
NW-VM10は、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの入門機です。

2026年に本体形状が一新され、写真のようなスクエア基調のシンプルな外観になりました。

炊飯方式は、IH炊飯です。
象印というと圧力IH式のイメージがありますが、本機は一般的なIH炊飯器です。
ヒーターの段数は、底面のIHヒーターが1段です。
これに、胴ヒーターとふたヒーターを組み合わせ、釜全体へ熱を伝える構成です。
底面以外は、普通のシーズヒーターでしょう。豪熱沸騰IHという名前が付きますが、火力はあまり強調できません。

一方、フタ部分の工夫として大火力ユニットが備わります。ふた内側の小さな穴で泡をつぶし、蒸気とおねばに分離することで、ふきこぼれを抑える仕組みです。
炊飯中盤の沸騰後に、ふきこぼれを抑えながら高火力で炊く時間を確保するための工夫です。

使われている釜は、1.7mmの黒まる厚釜です。
底面を丸くすることで、釜内の対流を促す形状です。
ただ、厚さはさほどなく、上位機のような鉄器コートや高蓄熱素材などの工夫もありません。
この部分は、割り引いて評価する必要があります。

ご飯の堅さは、かため・ふつう・やわらかめから選択可能です。
圧力を使わないIH式なので、もちもちとした食感よりも、米粒のハリを感じやすい炊飯が得意でしょう。
一方、熟成炊きメニューがあります。
炊飯前の吸水時間を長く取り、米の芯まで水を浸透させることで、アルファ化を促し、甘みを引き出すコースです。
健康米は、玄米・雑穀米・麦ごはんの各モードがあります。
高級機と比べると、この部分にさほどのこだわりはありません。
また、おこげご飯は、非対応です。
ご飯の保温は、「うるつや保温」を搭載します。
底センサーで保温温度を制御し、水分の蒸発を抑えながら、最大30時間まで保温する機能です。
本機ほどの価格帯の製品として言えば、一定の工夫はあるほうです。
お手入れは、簡単です。
洗う必要があるのは、ご飯のお釜と内ぶただけです。
内ぶたは食洗機にも対応します。
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以上、象印のW-VM10の紹介でした。
安めのIH炊飯器は各社から多く発売されていますが、「うるつや保温」によって最大30時間まで保温できる点は、他社機と比べた場合の見どころです。
一方、炊飯に関わる部分では、「大火力ユニット」という工夫はあるものの、内釜の品質や、IHヒーターの構成は、価格なりの仕様といえます。
象印は、どちらかと言えば、あとで見る圧力式に注力する企業なので、それと比べると、やや「平凡」に思えてしまう部分はあります。
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【2025年発売】
12・象印 極め炊き NW-VK10-BA
12・象印 極め炊き NW-VK10-WA
¥17,900 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2024年発売】
13・象印 極め炊き NW-VJ10-BA
13・象印 極め炊き NW-VJ10-WA
¥17,750 楽天市場 (7/30執筆時)
(ホームセンター向け型番)
13・象印 極め炊き NW-VR10-BA
¥17,499 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2023年発売】
14・象印 極め炊き NW-VE10-BA
14・象印 極め炊き NW-VE10-WA
¥17,990 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
(エディオン向け型番)
14・象印 e angle select NW-VP10E3-BA
14・象印 e angle select NW-VP10E3-WA
¥18,800 楽天市場 (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階
なお、 NW-VK10は、先ほどの機種の旧機です。
それ以前の世代も残ります。
炊飯機能や内釜、サイズなどに、注目するほどの世代差はありません。あえて言えば、2023年機(NW-VE10)のみ「オレンジくっきり液晶」でした。バックライトではありませんが、表示の見やすさはやや優れます。
ただし、エディオン系型番は、装備が少し良いです。
オリジナル機能として、「センターターボ」に対応するためです。
このグレードは通常、底面のIHコイルが1段ですが、エディオン向けモデルは、中央側のIHコイルを加えた2段構成です。
外周側と中央側から加熱して二つの対流を起こし、炊きムラを抑える仕組みで、「本格ツイン対流」という機能名が付けられています。これは、象印の一部上位機に見られる工夫です。
外観は、いずれも、旧型で、丸みを帯びた形状です。

炊飯方式は、IH炊飯です。
ヒーター構成も新機種と変わりません。
ただ、旧機は、大火力ユニットが装備でされません。
こちあは大型蒸気口で吹きこぼれを抑える構造なので、火力を維持するための工夫は新機種の方が充実しています。
お手入れも、新機種より手間がかかります。
毎回洗う必要があるのは、内釜・内ぶた・蒸気口セットの3点です。蒸気口セットは3部品に分けて洗う構造で、内ぶたの食洗機洗いにも対応しません。
あとは、電源が、コードリール式から、着脱式になった点を除けば大きな違いはありません。
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結論的にいえば、形状にこだわりがない場合は、旧機でもよいように思います。
ただ、現状では新機種とそこまで大きな価格差がありません。蒸気口セットを洗わずに済む点と、内ぶたを食洗機で洗える点、さらに「大火力ユニット」を備える点をふまえると、新機種を選んでもよいでしょう。
ただし、エディオン限定モデルだけは炊飯装備が少し良いため、同じほどの値段ならば、そちらを優先した方がよさそうです。

【2025年10月発売】
15・象印 STAN. NW-SB10-BA
15・象印 STAN. NW-SB10-WA
¥33,697 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階
NW-SB10 は、、象印の「デザイン重視」のSTAN(スタン・ドット).シリーズに属する製品です。

このシリーズは、同社の白物家電では人気シリーズです。
家電業界では、バルミューダのような「デザイン家電」メーカーが、スタイリッシュな製品を多数展開しています。それに対する象印の「対応策」としてのシリーズともいえます。
デザインには、外部のデザイン会社である株式会社TENTを起用しています。

外観は、黒モノ家電のような「格好良さ」があります。
しかし、中身の炊飯ユニットは平凡です。
例えば、内釜は、IH式では下位クラスとなる、厚さ1.7mmの黒まる厚釜です。
加熱は、底面のIHに、胴・ふた側のヒーターを組み合わせる全面加熱です。
ただ、大火力ユニットなど、炊飯性能を高める特別な仕組みはありません。
炊き分けは、3段階の堅さの炊き分けには対応します。
ただ、値段に比して、炊飯部分の工夫はそれにとどまります。

調理機能は、米粉パンの発酵・焼きにも対応です。
そのほか、子育て世帯に向けた機能には独自性があります。
レシピ集に離乳食メニューを多く掲載し、専用の「ベビーごはん」メニューを備えます。
このような着想は良いと思います。ただ、技術的には、水位と加熱制御を離乳食向けに設定したもので、特別な加熱機構を使うわけではありません。
お手入れは、毎回洗う部品は内釜と内ぶたの2点で、内ぶたは食洗機でも洗えます。
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以上、Stan.シリーズのNW-SB10の紹介でした。
象印のこのシリーズは、見た目のデザインを優先した設計です。
また、そのデザインは、機能を突き詰めた結果として生まれた産業デザイン上の「機能美」ではなく、どちらかといえば、外観的・表面的な「美しさ」です。
この点には賛否があるでしょうが、キッチン映えする点は「さすが」です。
しかし、、外部デザイナーを起用した製品であり、価格には、そのデザイン上の価値も含まれます。その分、炊飯性能だけで見れば割高です。「ご飯のおいしさ」に関わる独自技術にも乏しいため、性能面の評価はあまり高くできません。
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【2025年9月発売】
17・象印 極め炊き NW-QB10-BZ
¥24,500 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2024年8月発売】
17・象印 極め炊き NW-QA10-BA
¥23,800 楽天市場 (7/30執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階
一方、2024年からNW-Qシリーズという新機種が出ました。
2025年に新機種が出ましたが、炊飯に関わる基本仕様は変わりません。
こちらもSTAN.シリーズと同じ、圧力を使わないIH式ですが、炊飯性能は若干優れます。

こちらは、先述の大火力ユニットを備え「豪熱大火力」に対応するためです。
炊飯中に生じる泡をふた側で処理し、吹きこぼれを抑えることで、高い火力を維持しやすくする仕組みです。
また、同社のプレミアム炊飯メニューとなる「熟成炊き」にも対応します。
ベビーごはんには非対応ですが、すしめし・おかゆ・玄米・雑穀米・麦ごはんなどの炊飯に対応します。
おこげは非対応です。
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結論的にいえば、現状の価格では、少し予算を追加すれば、次に見る象印の圧力IH式も選べます。
今のところ、こちらも積極的な選択肢にはならないでしょう。

【2026年7月発売】
18・象印 極め炊き NW-YD10-BA
18・象印 極め炊き NW-YD10-WA
¥39,800 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2025年発売】
18・象印 極め炊き NW-YC10-BZ
18・象印 極め炊き NW-YC10-WA
¥32,778 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2024年発売】
19・象印 極め炊き NW-YB10-BZ
19・象印 極め炊き NW-YB10-WA
¥37,100 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
(ホームセンター向け型番)性能は同じ
19・象印 極め炊き NW-YR10-BZ
¥28,920 楽天市場 (7/30執筆時)
(Amazon向け型番)性能は同じ
20・象印 極め炊き NW-YB10AM-BZ
¥33,800 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2023年発売】
21・象印 極め炊き NW-YA10-BA
21・象印 極め炊き NW-YA10-WA
¥27,149 楽天市場 (7/30執筆時)
炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.15気圧
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:2通り
NW-YD10は、象印の炊飯器「極め炊き」シリーズの中級機です。
同時に、同社の圧力IH式では、入門クラスにあたる製品です。
旧機が残ります。
2025年機は、内ぶたを食洗機で洗えない点が、新機との主な違いです。
2024年機は、25年機に対して性能差はないです。
正確には25年から付属しゃもじの素材がバイオマスプラスチックに変わりましたが、その程度です。
2023年機は、「オレンジくっきり液晶」を採用していました。
この世代もバックライトはないですが、視認性はやや良かったと言えます。
あとは、変わらないので以下では、新機種をベースに同時にみていきます。

外観は、Stan.シリーズに近い、スクエア型のフォルムです。
フラットトップで、お手入れのしやすさを重視した形状でもあります。

炊飯方式は、圧力IH式です。
下位機種はIH式炊飯式でしたが、この機種から「象印が得意」とする圧力炊飯になります。
かけられる圧力は、しかし、最大1.15気圧です(104℃)。
同社の上位機は最大1.3気圧なので、この部分は入門用です。
圧力ボールなどの圧力の可変機構はなく、圧力調整装置と安全弁で圧力を制御します。

また、先述の「大火力ユニット」も備えます。
炊飯中に発生する泡をふた部分で処理し、吹きこぼれを抑えることで、高い火力を維持しやすくする構造です。
ヒーターの段数は、非公表です。
底面のIHヒーターは多くても2段程度で、胴・ふた側をシーズヒーターで補う構成でしょう。
使われている釜は、象印では最もランクの低い「黒まる圧釜」です。
釜の厚さは1.7mmで、こちらも先ほどと同じです。
上位機のような、内釜の素材やコーティングに関する工夫もありません。

炊き分けは、白米コースに限っていえば、2通りです。
しゃっきり・ふつうから選べます。
圧力炊飯器は、基本的に、粘りとやわらかさを出しやすい方式です。本機も、ふつうで「もちもち・粘る」系に仕上がるため、「やわらか」の選択肢がなくても、問題はないでしょう。
恐らく、本機は同社の上位機より最大圧力が低めなので、製品間の差異化を図る意味もあり、通常の白米は2通りにしていると思われます。
ただ、すしめしモードは、しゃっきりよりもさらにかために仕上がります。これを含めると、公式上の「炊き分け圧力」は3通りです。
もっとも、すしめしを含めても、粒感を残したかための炊飯は不得意です。そうした食感が好きな方には、より相性のよい機種がほかにあるでしょう。
あとは、おかゆや、炊きこみご飯メニューが目立つ程度です。
おこげご飯は非対応です。
このほか、時間をかけ蒸気を加減して炊飯するコース(蒸気セーブ)はありますが、味は落ちるでしょう。通常より時間をかけて吸水させ、ご飯の甘みを引きだす「熟成炊き」は本機も対応です。
IH式と同じ機能名ですが、粘りと甘みは、それ以上に強く出やすいでしょう。
雑穀系は、玄米、麦飯・雑穀米の各メニューがあります。
ただし、この部分にさほど力を入れた構成ではなく、雑穀米などの食感調整もできません。
ご飯の保温は、こちらも最大30時間の「うるつや保温」が搭載されます。
底部の温度センサーで保温温度を調整し、水分の蒸発を抑える機能です。
このグレードでは、性能は良いと言えます。

お手入れは、毎回洗う必要があるのは、内釜と内ぶたセットの2点です。
ふたは完全にフラットではないですが、圧力ボールはないので、凹凸は少なめです。
26年機以降は、内ぶたを食洗機でも洗えます。
安全性は、通常の使用方法を守る限り、過度に心配する必要はありません。
お肉などを柔らかくする「圧力鍋」は(だいたい)1.7気圧以上です。
それと比べると炊飯器は「ごく低圧」です。もっとも、圧力機器には違いないため、圧力調整装置や安全弁に米粒などを詰まらせないよう、内ぶたの手入れは必要です。味の部分でもそう言えます。
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以上、象印のNW-YD10の紹介でした。
格安な圧力IH炊飯器ですが、圧力の高さや内釜の仕様など、価格相応の部分も目立ちます。
できれば、より上位の機種の方がよいでしょう。

【2025年9月発売】
22・ 象印 極め炊き NW-BB10-BZ
22・ 象印 極め炊き NW-BB10-WA
¥37,600 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2024年7月発売】
22・ 象印 極め炊き NW-BA10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-BA10-WA
¥35,739 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2023年発売】
22・ 象印 極め炊き NW-CB10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-CB10-WA
¥45,000 Amazon.co.jp (7/30執筆時)
【2022年発売】
22・ 象印 極め炊き NW-CA10-BA
22・ 象印 極め炊き NW-CA10-WA
¥35,144 楽天市場 (7/30執筆時)
炊飯方法:圧力IH(圧力炊き分け対応)
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り
NW-BB10は、象印の圧力IH炊飯器の中位機です。
旧機種が残ります。
25年モデルは、「白米急速」より短時間で炊ける「白米特急」が加わりました。
0.5合〜4合に対応し、1合なら約16分で炊飯できます。
24年モデルは、「白米特急」がない以外、炊飯に関する主な機能はほぼ同じです。
23年モデルは、冷凍後の再加熱に適したご飯に炊く「冷凍ごはん」メニューがない点が違います。
22年モデルは、それに加えて、雑穀米の3通りの食感炊き分けに対応しません。
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結論的にいえば、年度による大きな性能差はありません。値段の安い方で決めてOKでしょう。
あとは変わりませんので、以下は、新機種をベースに説明を続けます。

炊飯方式は、圧力IHです。
本機は、「7通りの炊き分け圧力」として、メニューに応じて圧力の強さと加圧時間を調整します。
ただし、象印はこれを「可変圧力式」とは呼んでいません。
後ほど見る他社方式のように、急減圧による対流を炊飯に利用するものではないため、今回は「圧力IH(圧力炊き分け対応)」と区分しました。
IHヒーターの段数は、非公表です。
ただ、旧機の仕様を参考にすれば、IHヒーターは2段で、ふたヒーターを含め、総計「4重」の全面加熱でしょう。問題ないです。

使われている釜は、 鉄器コート黒まる厚釜です。
1.7mmの釜で素材を含めて1つ上でみた下位機と同じです。
ただし、釜の外面にIH加熱と相性のよい鉄をコーティングすることで、発熱効率を高め、炊きムラを抑える工夫があります。

ご飯の堅さは、49通りの選択肢が可能です。
「かたさ」指標と、「粘り」指標をそれぞれ7段階で調整する仕組みです。
また、前回炊いたご飯について、「かたすぎた」「粘りが弱かった」などの感想を入力すると、その結果を次回の炊飯に反映する「わが家炊き」にも対応です。
いずれにしても、米の堅さや粘りにこだわりがある人には、特にオススメできます。
健康米、玄米の通常炊飯と熟成炊き、麦ごはんの2コース、雑穀米の3コースに対応します。
「茶色系」のご飯に関するメニューは、このクラスになると充実します。
普通のご飯についても、先述の「熟成炊き」のほか、すしめし・おこわ・おかゆ・炊き込みご飯・蒸気セーブなどに対応します。
ただし、蒸気セーブは、味を優先したモードではなく、食感もややかための仕上がりです。
一方、おこげご飯は、炊きこみを含めて非対応です。
ご飯の保温 は、極め保温を搭載します。
底(温度)センサーで温度を見張り、水分の蒸発を抑えながら、最大40時間まで保温する機能です。
制御的には、人工知能AIとふた開閉センサー(うるおいセンサー)がご飯の残量を推測して、底部の火加減を調整する仕組みです(保温見張り番)。
この価格帯の製品としては、割と充実しています。
お手入れは、毎回洗う必要があるのは、内釜と内ぶたの2点です。
蒸気口セットがないため、圧力IH炊飯器としては掃除しやすい機種といえます。
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以上、象印の NW-BB10の紹介でした。
内釜の質は、ライバル機と比べると「そこそこ」です。
ただし、最大1.3気圧の圧力機構と、ふたヒーターを含む全面加熱の作用で、特に粘りや甘みのあるご飯が好きな場合は、堅実な性能が期待できます。
そのうえで、49通りの炊き分けと、最大40時間の極め保温に対応するため、この価格帯の製品としては総合性能が高いほうです。
保温については、東芝にも独自性があるため、比較は必要です。しかし、炊き分けの細かさでは、象印が優れます。
圧力炊飯器らしい「甘く、粘りのある」ご飯が好きで、お米にあわせて食感も細かく調整したいという方に、オススメできる機種です。
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【2024年発売】
23・ 象印 極め炊き NP-QS10-BA
¥38,552 楽天市場 (7/30執筆時)
炊飯方法:圧力IH(圧力炊き分け対応)
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コートプラチナ圧釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り
一方、形状は異なりますが、実質的な下位候補となるのがNH-QS10です。
仕様上は、2021年発売のNP-BL10をベースにした再販モデルとみてよい製品です。
内釜は、1.7mmの鉄器コートプラチナ圧釜です。
内釜の内面にはプラチナコートが施されており、その効果で、甘み成分の一つである還元糖を引き出します。釜内に溶け出した還元糖を含むおねばが、米一粒一粒の表面をコーティングする仕組みです。
一時期は、同社の最上位機にも使われていた加工ですが、現在は使われていません。変更の理由が効果面にあるのか、コスト面にあるのかは不明です。
お手入れは、上面の蒸気口セットが取り外し洗いになるため、毎回洗う部品は、内釜・内ぶたセット・蒸気口セットの3点です。
それ以外は、主な機能は先ほどの製品とだいたい同じです。
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結論的にいえば、旧形状の製品としては、現状ではそこまで安くありません。
内釜のプラチナ加工の効果を評価するとしても、洗う部品は1点増えますし、形状も古くさく見えます。現状の価格差なら、先ほどの機種のほうがよいでしょう。
次回につづく
美味しいご飯が炊ける炊飯器は結論的にこの機種!
というわけで、今回は、比較的安めの5.5合炊き炊飯器の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (2)
2-1:日立
2-2:アイリスオーヤマ
2-3:三菱電機
3・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (3)
3-1:タイガー
3-2:ティファール
4・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (4)
4-1:東芝
4-2:シャープ
5・5.5合炊き格安炊飯器の比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった日立などのメーカーの5.5合炊きをもう少し紹介します。
もちもち炊飯 ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み ★★★★★
保温性能 ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる5回目記事(こちら)では、紹介する全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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